JP2006252319A - 半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法 - Google Patents

半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 面積優先セルを歩留まり優先セルで置換することによる処理時間の増加、及び配線性の低下を抑制する半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法を提供する。
【解決手段】 第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出する抽出部11と、第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セルを歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成するレイアウト部12と、第2のレイアウト情報とスルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出する算出部13とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法に係り、特にスタンダードセルを使用する半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法に関する。
半導体集積回路の微細化に伴い、半導体集積回路の歩留り低下の問題が大きくなっている。歩留り向上の方法としては、半導体集積回路に使用されるスタンダードセル(以下において、単に「セル」という。)において、異なるメタル層に配置された配線間を接続するビアを接続箇所毎に2つずつ配置する方法がある。その結果、メタル層間の接続不良に起因するセルの不良率を下げることができる。接続箇所毎に2つのビアが配置され、歩留りを高くすることを優先して設計されたセルを、以下において「歩留り優先セル」という。
しかし、歩留り優先セルは、上記の歩留り向上方法を適用しないセルに比べて、セルサイズが大きくなる場合が多い。更に、接続箇所毎に2つのビアを配置するため、接続個所のメタル層使用率が上がり、セル内の配線可能な領域が減少する。つまり、配線性が低下する。ここで、「配線性」とは半導体集積回路における配線の自由度である。又、セルサイズの増大によって、チップサイズが増大する可能性がある。
チップサイズの増大を回避する方法として、以下の方法が実施されている。先ず、面積を小さくすることを優先して設計されたセル(以下において、「面積優先セル」という。)を用いて、セルの自動配置を行う。その後、面積優先セルを、面積優先セルと機能及び特性が同等の歩留り優先セルで置換する。歩留り優先セルのサイズが面積優先セルのサイズより大きい場合には、セルが配置されていない領域を利用して、面積優先セルから歩留り優先セルへの置換が行われる。
しかし、上記の方法では、歩留り優先セルの使用による配線性の低下が考慮されていない。そのため、セルの置換後に半導体集積回路の配線ができなくなる場合がある。セルの置換後の配線性を考慮する方法として、概略配線処理後に詳細配線の配線経路を見積もり、見積もり結果に基づいて配線混雑度を予測する方法がある(例えば、特許文献1参照。)しかし、概略配線処理は、回路中の全ネットについて、互いの配線経路の情報、及び配線経路の候補となる個所に存在するセルの情報等の膨大な量の情報に基づき、ヒューリスティックなアルゴリズムにより行われる。そのため、概略配線処理に多大な時間が必要になる。
特開2004−55873号公報
本発明は、面積優先セルを歩留まり優先セルで置換することによる処理時間の増加、及び配線性の低下を抑制する半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法を提供する。
本発明の第1の特徴は、(イ)第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出する抽出部と、(ロ)第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セルを歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成するレイアウト部と、(ハ)第2のレイアウト情報とスルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出する算出部とを備える半導体集積回路の設計装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、(イ)抽出部が、第1のレイアウト情報を第1レイアウト情報記憶領域から読み出し、その第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出し、そのスルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域に格納するステップと、(ロ)レイアウト部が、第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セルを歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成し、その第2のレイアウト情報を第2レイアウト情報記憶領域に格納するステップと、(ハ)算出部が、第2のレイアウト情報を第2レイアウト情報記憶領域から、スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域からそれぞれ読み出し、第2のレイアウト情報とスルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出するステップとを含む半導体集積回路の自動設計方法であることを要旨とする。
本発明によれば、面積優先セルを歩留まり優先セルで置換することによる処理時間の増加、及び配線性の低下を抑制する半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。又、以下に示す第1乃至第3の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置は、図1に示すように、第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出する抽出部11と、第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セルを歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成するレイアウト部12と、第2のレイアウト情報とスルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出する算出部13とを備える。「スルー配線」とは、面積優先セル、及び歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過して、セル間同士等を接続する配線をいう。算出部13が算出する比率を、以下において「非スルー配線率」という。
図1に示すように、抽出部11、レイアウト部12及び算出部13は処理装置10に含まれる。レイアウト部12は、選択部121、置換部122、調査部123及び移動部124を備える。選択部121は、半導体集積回路に使用される複数のセルから1つのセルを選択する。置換部122は、面積優先セルを、その面積優先セルと機能及び特性が同等な歩留り優先セルで置換する。調査部123は、面積優先セルを歩留り優先セルで置換した後、歩留り優先セルと歩留り優先セルに隣接するセルが重なっているか否かを調査する。移動部124は、セル同士が重なっている場合に、重なりを解消するようにセルを移動する。
又、図1に示す設計装置は、記憶装置20、面積優先セルライブラリ部30、歩留り優先セルライブラリ部40、入力装置50及び出力装置60を備える。記憶装置20は、第1レイアウト情報記憶領域21、スルー配線トラック情報記憶領域22、非スルー配線率記憶領域23、セル記憶領域24、仮レイアウト情報記憶領域25、及び第2レイアウト情報記憶領域26を備える。
第1レイアウト情報記憶領域21は、半導体集積回路の第1のレイアウト情報を格納する。スルー配線トラック情報記憶領域22は、抽出部11が抽出するスルー配線トラックの情報を格納する。非スルー配線率記憶領域23は、算出部13が算出する非スルー配線率を格納する。セル記憶領域24は、半導体集積回路に使用された複数のセルのうちの1つセルの情報を格納する。仮レイアウト情報記憶領域25は、置換部122による置換が実行された後の仮レイアウト情報、及び移動部124による移動が実行された後の仮レイアウト情報を格納する。第2レイアウト情報記憶領域26は、レイアウト部12による置換が確定した第2のレイアウト情報を格納する。
面積優先セルライブラリ部30は、複数の面積優先セルの情報を格納する。面積優先セルの情報は、それぞれの面積優先セルのサイズ、各セル内に配置された端子領域の位置やサイズ等である。「端子領域」とは、セルと配線が電気的に接続される領域である。歩留り優先セルライブラリ部40は、複数の歩留り優先セルの情報を格納する。歩留り優先優先セルの情報は、それぞれの歩留り優先セルのサイズ、各セル内に配置された端子領域の位置やサイズ等である。
入力装置50はキーボード、マウス、ライトペン又はフレキシブルディスク装置等で構成される。入力装置より設計者は、入出力データを指定できる。更に、入力装置より出力データの形態等を設定することも可能で、また、設計の実行や中止等の指示の入力も可能である。
又、出力装置60としては、設計結果を表示するディスプレイやプリンタ、或いはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存する記録装置等が使用可能である。ここで、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、例えばコンピュータの外部メモリ装置、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等の電子データを記録することができるような媒体等を意味する。具体的には、フレキシブルディスク、CD−ROM、MOディスク、カセットテープ、オープンリールテープ等が「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」に含まれる。
先ず、スルー配線トラックの抽出方法を図2を用いて説明する。図2に示したセル100は、半導体集積回路に使用されるセルの例である。スルー配線トラックは、セルを直線的に通過するスルー配線を配置可能な配線トラックである。つまり、スルー配線トラックはセル内に配置された端子領域や電源線領域と重ならない。
ここで、電源線領域301、302は、半導体集積回路の電源線が配置される領域である。端子領域101〜103は、セル100の端子領域である。配線トラック201a〜201hは、セル100を横方向に通過する配線トラックである。一方、配線トラック200a〜200eは、セル100を縦方向に通過する配線トラックである。
図2に示すように、配線トラック201b、201e及び201gは、セル100内の端子領域101〜103及び電源線領域301、302と重ならない。そのため、配線トラック201b、201e及び201gに配置された配線は、セル100を直線的に通過可能である。抽出部11は、配線トラック201b、201e及び201gを、セル100の「スルー配線トラック」として抽出する。
次に、非スルー配線率の算出方法を図3に示したレイアウト例を用いて説明する。図3に示したレイアウトでは、図2に示したセル100に隣接してセル90、110が配置されている。図3に示したように、セル90は端子領域91、92を有する。セル110は端子領域111、112を有する。配線トラック201a〜201h及び配線トラック190a〜190cがセル90を通過する。一方、配線トラック201a〜201h及び配線トラック210a〜210cがセル110を通過する。
上述したように、セル100のスルー配線トラックは、配線トラック201b、201e及び201gである。配線トラック201eはセル90の端子領域92及びセル110の端子領域112に重なる。したがって、配線トラック201eは信号配線が配置される可能性が低い。そのため、配線トラック201eは、スルー配線が配置されないスルー配線トラックとみなされる。スルー配線が配置されないスルー配線トラックを、以下において「無効スルー配線トラック」という。一方、配線トラック201gは、セル90及びセル110において端子領域と重ならない。又、配線トラック201bは、セル110の端子領域111と重なるが、セル90内では端子領域と重ならない。そのため、配線トラック201b及び配線トラック201gは、スルー配線を配置可能なスルー配線トラックとみなされる。スルー配線を配置可能なスルー配線トラックを、以下において「有効スルー配線トラック」という。
図3に示したように、8本の横方向の配線トラック及び5本の縦方向の配線トラックが、セル100を通過している。したがって、横方向の配線トラックと縦方向の配線トラックの交差点(以下において、「配線ポイント」という。)に着目すると、セル100内に40の配線ポイントが存在する。しかし、有効スルー配線トラック上の配線ポイント以外は、スルー配線が配置される可能性が低い無効な配線ポイントとみなされる。算出部13は、全セル内の無効な配線ポイント数の合計を、全セル内の配線ポイント数で除算することにより、半導体集積回路の非スルー配線率を算出する。面積優先セルを歩留り優先セルで置換することにより端子領域の比率が増加する場合は、半導体集積回路の非スルー配線率は増大する。非スルー配線率が高いほど配線の自由度が小さく、配線性が低い。
尚、以上に説明した非スルー配線率の算出方法は一例である。例えば、セル100の端子領域のみを考慮し、配線トラック201eも有効スルー配線トラックとして非スルー配線率を算出してもよい。つまり、隣接するセルの端子領域を考慮せず、それぞれのセルの端子領域の情報だけで抽出されたスルー配線トラックのすべてを有効スルー配線トラックとすることにより、設計時間を削減できる。
次に、レイアウト部12が面積優先セルを歩留り優先セルで置換する方法を、図4に示したフローチャートを用いて説明する。
(イ)図4に示したステップS110において、図1に示した選択部121が第1レイアウト情報記憶領域21に格納された第1のレイアウト情報を読み出す。そして、選択部121は第1のレイアウト情報に含まれる複数の面積優先セルから1つの面積優先セルを選択する。選択された面積優先セルの情報は、セル記憶領域24に格納される。
(ロ)ステップS120において、置換部122が、セル記憶領域24に格納された面積優先セルの情報を読み出す。そして、置換部122は、読み出した面積優先セルと機能及び特性が同等である歩留り優先セルを、歩留り優先セルライブラリ部40から読み出す。そして、置換部122は、読み出した面積優先セルを歩留り優先セルで置換して、仮レイアウト情報を作成する。作成された仮レイアウト情報は、仮レイアウト情報記憶領域25に格納される。
(ハ)ステップS130において、調査部123が、仮レイアウト情報記憶領域25から仮レイアウト情報を読み出す。そして、調査部123は仮レイアウト情報に基づき、ステップS120において置換された歩留り優先セルと、その歩留り優先セルに隣接するセルに重なりが生じたか否かを調査する。セルの重なりが生じていない場合は、ステップS170に進み、置換を確定する。そして、仮レイアウト情報が、第1のレイアウト情報として第1レイアウト情報記憶領域21に格納される。その後、ステップS180に進む。一方、セルの重なりが生じた場合は、ステップS140に進む。
(ニ)ステップS140において、移動部124が、セルの重なりを解消するため、ステップS120において置換された歩留り優先セル及びその歩留り優先セルに隣接するセルを移動する。具体的には、歩留り優先セル及びその歩留り優先セルに隣接するセル周辺のセルが配置されていない領域に、重なりが生じているセルを移動する。セルを移動させた後の仮レイアウト情報は、仮レイアウト情報記憶領域25に格納される。
(ホ)ステップS150において、調査部123が、仮レイアウト情報記憶領域25から仮レイアウト情報を読み出す。そして、調査部123は仮レイアウト情報に基づき、ステップS120において置換された歩留り優先セルと、その歩留り優先セルに隣接するセルに生じた重なりが解消したか否かを調査する。セルの重なりが生じていない場合は、ステップS170に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動が確定される。そして、仮レイアウト情報が、第1のレイアウト情報として第1レイアウト情報記憶領域21に格納される。その後、ステップS180に進む。一方、重なりが生じている場合は、ステップS160に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動は取り消される。その後、ステップS180に進む。
(へ)ステップS180において、選択部121が、すべての面積優先セルが選択されたか否かを判定する。選択されていない面積優先セルがあれば、ステップS110に戻る。すべての面積優先セルが選択されていれば、第1レイアウト情報に格納された第1レイアウト情報を、第2のレイアウト情報として第2レイアウト情報記憶領域26に格納し、処理を終了する。
以下に、図1に示した半導体集積回路の設計装置により、半導体集積回路を設計する方法を、図5に示したフローチャートを用いて説明する。
(イ)図5に示したステップS210において、図1に示した入力装置50を介して、半導体集積回路の第1のレイアウト情報が入力され、第1レイアウト情報記憶領域21に格納される。ここで、第1のレイアウト情報は、面積優先セルのみを使用して作成されたネットリストに基づき、セルの自動配置を行って作成されたレイアウト情報である。
(ロ)ステップS220において、算出部13が、第1レイアウト情報記憶領域21から第1のレイアウト情報を読み出す。そして、算出部13は、面積優先セルライブラリ部30に格納された面積優先セルの情報、及び歩留り優先セルライブラリ部40に格納された歩留り優先セルの情報を参照して、第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び面積優先セルと機能及び特性が同等の歩留り優先セルについて、スルー配線トラックをそれぞれ抽出する。スルー配線トラックを抽出する方法は、図2を用いて説明した方法が採用可能である。抽出されたスルー配線トラックの情報は、スルー配線トラック情報記憶領域22に格納される。
(ハ)ステップS230において、算出部13が、第1のレイアウト情報を第1レイアウト情報記憶領域21から、スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域22からそれぞれ読み出す。そして、算出部13は、第1のレイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、図3を用いて説明した方法により、第1の非スルー配線率R1を算出する。第1の非スルー配線率R1は、面積優先セルのみが配置された半導体集積回路の非スルー配線率である。算出された第1の非スルー配線率R1は、非スルー配線率記憶領域23に格納される。
(ニ)ステップS240において、レイアウト部12が、第1レイアウト情報記憶領域21から第1のレイアウト情報を読み出す。そして、レイアウト部12は、図4を用いて説明した方法により、面積優先セルを歩留り優先セルで置換する。そして、ステップS250において、セル置換後の第2のレイアウト情報が、第2レイアウト情報記憶領域26に格納される。第2のレイアウト情報は、出力装置60を介して図1に示した設計装置から電子ファイル等の形式が可能である。第2のレイアウト情報は、半導体集積回路の製造に使用されるフォトリソグラフィ用マスクやレチクルの作成等に利用可能である。
(ホ)ステップS260において、算出部13が、第2のレイアウト情報を第2レイアウト情報記憶領域26から、スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域22からそれぞれ読み出す。そして、算出部13は、第2のレイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、図3を用いて説明した方法により、第2の非スルー配線率R2を算出する。第2の非スルー配線率R2は、面積優先セルを歩留り優先セルで置換した後の半導体集積回路の非スルー配線率である。算出された第2の非スルー配線率R2は、非スルー配線率記憶領域23に格納される。非スルー配線率記憶領域23に格納された第1の非スルー配線率R1及び第2の非スルー配線率R2は、出力装置60を介して、設計装置の外部に出力することができる。
以上に説明したように、図1に示した半導体集積回路の設計装置によれば、面積優先セルのみが配置された半導体集積回路の第1の非スルー配線率R1と、面積優先セルを歩留り優先セルで置換した後の半導体集積回路の第2の非スルー配線率R2を取得することができる。そのため、第1の非スルー配線率R1と第2の非スルー配線率R2を比較することにより、面積優先セルを歩留り優先セルで置換したことによるに非スルー配線率の変化を知ることができる。そして、非スルー配線率の変化に応じて、半導体集積回路の設計者は対策を検討することができる。
例えば、非スルー配線率が増大して、半導体集積回路の配線が困難なほどに配線性が低下した場合に、配線の混雑が予想される領域等において、歩留り優先セルを面積優先セルで置換する対策等が採用できる。歩留り優先セルを面積優先セルで置換することにより、配線が通過可能な配線トラックが増加する。そのため、配線の混雑が緩和され、配線の自由度が向上する。したがって、本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によれば、配線性の低下を抑制し、且つ半導体集積回路の歩留まりを向上できる。
図5に示した一連の半導体集積回路の設計操作は、図5と等価なアルゴリズムのプログラムにより、図1に示した設計装置を制御して実行できる。このプログラムは、図1に示した設計装置を構成する記憶装置20に記憶させればよい。又、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存し、この記録媒体を図1に示した記憶装置20に読み込ませることにより、本発明の一連の設計操作を実行することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係わる半導体集積回路の設計装置は、図6に示すように、判定部14を更に備える点が図1と異なる。判定部14は、第2の非スルー配線率R2が、半導体集積回路の配線が可能であるように設定される基準値を満足するか否か判定する。基準値は任意に設定することができる。例えば、過去の半導体集積回路の設計情報に基づき、配線性の低下により半導体集積回路の配線ができなくなる非スルー配線率を基準値として設定する。そして、非スルー配線率が基準値より低い場合には、判定部14は、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足すると判定する。設定された基準値は、基準値記憶領域27に格納される。その他の構成については、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
図7に示したフローチャートを用いて、図6に示した設計装置により、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定しながらセルを置換する方法の例を説明する。
(イ)図7に示したステップS110〜S130において、図4を用いて説明したのと同様にして、セル同士の重なりが発生しているか否かが調査される。即ち、第1のレイアウト情報に含まれる複数の面積優先セルから1つの面積優先セルが選択される。そして、面積優先セルを歩留り優先セルで置換し、置換された歩留り優先セルと近隣のセルに重なりが生じたか否かが調査される。セルの重なりが生じていない場合は、ステップS151に進む。一方セルの重なりが生じた場合は、ステップS140に進む。
(ロ)ステップS140〜S150において、図4を用いて説明したのと同様にして、セルの重なりを解消するため、セルが移動される。そして、セルの重なりが生じていない場合は、ステップS151に進む。一方、セルの重なりが生じている場合は、ステップS160に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動は取り消される。その後、ステップS180に進む。
(ハ)ステップS151において、図6に示した算出部13が、仮レイアウト情報を仮レイアウト情報記憶領域25から、スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域22からそれぞれ読み出す。そして、算出部13は、仮レイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、図3を用いて説明した方法により、第2の非スルー配線率R2を算出する。算出された第2の非スルー配線率R2は、非スルー配線率記憶領域23に格納される。
(ニ)ステップS152において、判定部14が、基準値記憶領域27に格納された基準値、及び非スルー配線率記憶領域23に格納された第2の非スルー配線率R2をそれぞれ読み出す。そして、判定部14は、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定する。第2の非スルー配線率R2が基準値を満足する場合は、ステップS170に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動が確定される。そして、セルの移動が反映された仮レイアウト情報が、第1のレイアウト情報として第1レイアウト情報記憶領域21に格納される。一方、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足しない場合は、ステップS160に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動は取り消される。
(ホ)ステップS180において、選択部121が、すべての面積優先セルが選択されたか否かを判定する。選択されていない面積優先セルがあれば、ステップS110に戻る。すべての面積優先セルが選択されていれば、第1レイアウト情報に格納された第1レイアウト情報を、第2のレイアウト情報として第2レイアウト情報記憶領域26に格納し、処理を終了する。
図6に示した半導体集積回路の設計装置により、半導体集積回路を設計する方法を、図8に示したフローチャートを用いて説明する。
(イ)図8に示したステップS205において、図6に示した入力装置50を介して、第2の非スルー配線率R2の基準値が入力され、基準値記憶領域27に格納される。
(ロ)ステップS210〜S230において、図5を用いて説明したのと同様にして、第1の非スルー配線率R1が算出される。即ち、半導体集積回路の第1のレイアウト情報が入力され、面積優先セル、及び面積優先セルと機能及び特性が同等の歩留り優先セルについて、スルー配線トラックがそれぞれ抽出される。そして、第1のレイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、第1の非スルー配線率R1が算出される。
(ハ)ステップS241において、図7を用いて説明したように、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定しながら、面積優先セルが歩留り優先セルで置換される。そして、ステップS250において、セル置換後の第2のレイアウト情報が、第2レイアウト情報記憶領域26に格納される。
以上の説明では、第2の非スルー配線率R2に対する基準値を設定する例を説明したが、第1の非スルー配線率R1と第2の非スルー配線率R2との差に対する基準値を設定してもよい。つまり、第1の非スルー配線率R1から第2の非スルー配線率R2への増加率が所定の増加率以上の場合に、セルの置換によって配線性が低下して、半導体集積回路の配線が困難になったと判定する。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置では、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するように、面積優先セルが歩留り優先セルで置換される。そのため、第2レイアウト情報記憶領域26に格納された第2レイアウト情報は、半導体集積回路の配線が可能なレイアウト情報である。したがって、図6に示した半導体集積回路の設計装置により自動設計された第2のレイアウト情報を、第2の非スルー配線率R2に応じて対策を検討する必要がない。その結果、半導体集積回路の設計に要する時間の増大を抑制することができる。他は、第1の実施の形態と実質的に同様であり、重複した記載を省略する。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置は、図9に示すように、ビア追加部15を更に備える点が図6と異なる。その他の構成については、図6に示す第2の実施の形態と同様である。通常、歩留り優先セルのそれぞれの端子領域に複数のビアが配置される。しかし、すべての接続領域に複数のビアを配置すると歩留り優先セルのサイズが非常に大きくなる、或いは配線性が著しく低下する可能性がある等の理由により、端子領域に1つのビアが配置される場合がある。ビア追加部15は、歩留り優先セルに1つのビアが配置されている端子領域がある場合、その端子領域にビアを追加する。ビア追加部15は、処理対象のセルが複数の端子領域を有する場合は、端子領域を順次選択し、選択した端子領域についてビアを追加する。
図10に示したフローチャートを用いて、図9に示した設計装置が、歩留り優先セルの端子領域にビアを追加する方法の例を説明する。以下の説明では、ビア追加部15が、図11に示すセル150にビアを追加する場合を例示的に説明する。図11に示した電源線領域301、302は、半導体集積回路の電源線が配置される領域である。配線トラック201a〜201h及び配線トラック250a〜250eは、セル150を通過する配線トラックである。セル150のスルー配線トラックは、図11に示したように、配線トラック201b、201e及び201gである。セル150は端子領域151、152及び153を有する。端子領域151は、第1領域1511、第2領域1512、及びビア1513から構成される。第1領域1511は第1メタル層に配置される。一方、第2領域1512は第2メタル層に配置される。第2メタル層は、第1メタル層の上層である。第1領域1511と第2領域1512は、ビア1513によって接続される。又、端子領域152は、第1メタル層に配置された第1領域1521、第2メタル層に配置された第2領域1522、及び第1領域1521と第2領域1522を接続するビア1523a、1523bから構成される。端子領域153は、第1メタル層に配置された第1領域1531、第2メタル層に配置された第2領域1532、及び第1領域1531と第2領域1532を接続するビア1533から構成される。尚、図11では、第2メタル層を透過して、第2メタル層下に配置された第1メタル層及びビアを表示している。
(イ)図10に示したステップS310において、図9に示したビア追加部15が、処理対象のセルが有する端子領域に配置されたビアの個数を抽出する。端子領域に複数のビアが配置されている場合は、処理を終了する。例えば、図11に示したセル150を処理する場合は、端子領域151〜153に配置されたビアの個数をそれぞれ抽出する。端子領域152はビア1523a、1523bが配置されているため、端子領域152の場合は処理を終了する。一方、1つのビアが配置された端子領域151又は端子領域153の場合は、ステップS320に進む。
(ロ)ステップS320において、ビア追加部15は、処理対象の端子領域の第1領域の面積が複数のビアを配置可能な面積であり、且つ第2領域の面積がビア1つ分の面積であるか否かを判断する。例えば、図11に示した端子領域151の第1領域1511の面積は、2つのビアを配置できる大きさである。そして、端子領域151の第2領域1512の面積は、1つのビアのみ配置できる大きさである。この場合は、ステップS330に進む。一方、端子領域153の第1領域1531の面積は、2つのビアを配置できる大きさではない。この場合は処理を終了する。
(ハ)ステップS330において、ビア追加部15は、処理対象の端子領域の第2領域の面積を拡大して、第1領域と第2領域を接続する新たなビアを追加する。例えば、図11に示した端子領域151の第2領域1512を拡大して新たな第2領域1512bを設定した例を図12に示す。第2領域1512bにビア1513bが追加されている。
図12に示したように、セル150のスルー配線トラックは配線トラック201b、201e及び201gである。つまり、ビアを追加したことによるスルー配線トラックの減少は生じない。
上記に説明した方法によりビアを追加することによって、第1メタル層と第2メタル層間の接続不良に起因するセル150の不良率を下げることができる。尚、上記の説明では、第1領域の面積が2つ以上のビアを配置可能な大きさであり、且つ第2領域の面積が1つのビアのみ配置できる大きさである場合を説明したが、第2領域の面積が2つ以上のビアを配置可能な大きさであり、且つ第1領域の面積が1つのビアのみ配置できる大きさである場合も同様にビアを追加できる。又、第1領域の面積及び第2領域の面積が2つ以上のビアを配置可能な大きさであり、且つ1つのビアのみ配置されている場合も、ビアを追加できる。
図13に示したフローチャートを用いて、図9に示した設計装置により、歩留り優先セルの端子領域にビアを追加しながらセルを置換する方法の例を説明する。
(イ)図13に示したステップS110〜S152において、図7を用いて説明したのと同様にして、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定する。即ち、第1のレイアウト情報に含まれる複数の面積優先セルから1つの面積優先セルが選択される。そして、面積優先セルを歩留り優先セルで置換した仮レイアウト情報に基づいて算出される第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定する。第2の非スルー配線率R2が基準値を満足する場合は、ステップS170に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動が確定される。そして、ステップS171に進む。一方、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足しない場合は、ステップS160に進み、ステップS120におけるセルの置換及びステップS140におけるセルの移動は取り消される。その後、ステップS180に進む。
(ロ)ステップS171において、図9に示したビア追加部15が、仮レイアウト情報記憶領域25に格納された仮レイアウト情報を読み出す。そして、ビア追加部15は、図10を用いて説明した方法により、ステップS120において置換された歩留り優先セルの端子領域にビアを追加する。そしてビアの追加が反映された仮レイアウト情報を作成する。作成された仮レイアウト情報は、仮レイアウト情報記憶領域25に格納される。
(ハ)ステップS172において、算出部13が、仮レイアウト情報を仮レイアウト情報記憶領域25から、スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域22からそれぞれ読み出す。そして、算出部13は、仮レイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、図3を用いて説明した方法により、第2の非スルー配線率R2を算出する。算出された第2の非スルー配線率R2は、非スルー配線率記憶領域23に格納される。
(ニ)ステップS173において、判定部14が、基準値を基準値記憶領域27から、第2の非スルー配線率R2を非スルー配線率記憶領域23からそれぞれ読み出す。そして、判定部14は、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定する。第2の非スルー配線率R2が基準値を満足する場合は、ステップS175に進み、ステップS171におけるビアの追加が確定される。そして、仮レイアウト情報が、第1のレイアウト情報として第1レイアウト情報記憶領域21に格納される。その後、ステップS180に進む。一方、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足しない場合は、ステップS174に進み、ステップS171におけるビアの追加は取り消される。その後、ステップS180に進む。
(ト)ステップS180において、選択部121が、すべての面積優先セルが選択されたか否かを判定する。選択されていない面積優先セルがあれば、ステップS110に戻る。すべての面積優先セルが選択されていれば、処理を終了する。
以下に、図9に示した半導体集積回路の設計装置により、半導体集積回路を設計する方法を、図14に示したフローチャートを用いて説明する。
(イ)図8に示したステップS205において、図9に示した入力装置50を介して、第2の非スルー配線率R2の基準値が入力され、基準値記憶領域27に格納される。
(ロ)ステップS210〜S230において、図8を用いて説明したのと同様にして、第1の非スルー配線率R1が算出される。即ち、半導体集積回路の第1のレイアウト情報が入力され、面積優先セル、及び面積優先セルと機能及び特性が同等の歩留り優先セルについて、スルー配線トラックがそれぞれ抽出される。そして、第1のレイアウト情報及びスルー配線トラックの情報に基づき、第1の非スルー配線率R1が算出される。
(ハ)ステップS242において、面積優先セルが歩留り優先セルで置換される。このとき、図13を用いて説明したように、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するか否か判定しながら、ビアの追加が行われる。そして、ステップS250において、セル置換後の第2のレイアウト情報は、第2レイアウト情報記憶領域26に格納される。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置では、第2の非スルー配線率R2が基準値を満足するように、歩留り優先セルのビアが追加される。そのため、第2レイアウト情報記憶領域26に格納された第2レイアウト情報は、半導体集積回路の配線が可能なレイアウト情報である。又、第1領域の面積が複数のビアを配置可能な大きさの場合にビアが追加される。そのため、歩留り優先セルの面積を増大させずに、ビアを追加することが可能である。その結果、半導体集積回路の面積を増大させることなく、半導体集積回路の歩留りを向上することができる。他は、第2の実施の形態と実質的に同様であり、重複した記載を省略する。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1乃至第3の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1乃至第3の実施の形態の説明における非スルー配線率の算出方法は一例であり、例えば非スルー配線率の算出する場合に、全セル配置領域ではなく、複数に分割された領域毎に算出してもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計方法を説明するためのセルの例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計方法を説明するためのセルの他の例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるセルの置換方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体集積回路の設計方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるセルの置換方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体集積回路の設計方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるビアの追加方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるビアの追加方法を説明するためのセルの例を示す模式図である(その1)。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるビアの追加方法を説明するためのセルの例を示す模式図である(その2)。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計装置によるセルの置換方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体集積回路の設計方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
11…抽出部
12…レイアウト部
13…算出部
14…判定部
15…ビア追加部
21…第1レイアウト情報記憶領域
22…スルー配線トラック情報記憶領域
23…非スルー配線率記憶領域
26…第2レイアウト情報記憶領域
28…基準値記憶領域

Claims (5)

  1. 第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び前記面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出する抽出部と、
    前記第1のレイアウト情報に含まれる前記面積優先セルを前記歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成するレイアウト部と、
    前記第2のレイアウト情報と前記スルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出する算出部
    とを備えることを特徴とする半導体集積回路の設計装置。
  2. 前記比率が前記半導体集積回路における配線が可能であるように設定される基準値を満足するか否か判定する判定部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路の設計装置。
  3. 前記歩留り優先セルにビアを追加するビア追加部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路の設計装置。
  4. 抽出部が、第1のレイアウト情報を第1レイアウト情報記憶領域から読み出し、該第1のレイアウト情報に含まれる面積優先セル、及び前記面積優先セルの歩留りを高くする歩留り優先セルをそれぞれ直線的に通過するスルー配線トラックを抽出し、該スルー配線トラックの情報をスルー配線トラック情報記憶領域に格納するステップと、
    レイアウト部が、前記第1のレイアウト情報に含まれる前記面積優先セルを前記歩留り優先セルで置換して第2のレイアウト情報を作成し、該第2のレイアウト情報を第2レイアウト情報記憶領域に格納するステップと、
    算出部が、前記第2のレイアウト情報を前記第2レイアウト情報記憶領域から、前記スルー配線トラックの情報を前記スルー配線トラック情報記憶領域からそれぞれ読み出し、前記第2のレイアウト情報と前記スルー配線トラックの情報に基づき、半導体集積回路の配線トラック同士のすべての交差点数に対し、スルー配線を配置できない交差点数の比率を算出するステップ
    とを含むことを特徴とする半導体集積回路の自動設計方法。
  5. 算出された前記比率が前記半導体集積回路における配線が可能であるように設定される基準値を満足するか否かを、判定部が判定するステップを更に含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路の自動設計方法。
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