JP2006251913A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】商品自体がそれ固有の機種情報を自動的に取得しておき、必要なときにユーザに呈示できるようにする。
【解決手段】 通信初期化処理は、所定の目的の通信を行うためにデジタルカメラとクライアントコンピュータとが接続されたとき、自動的に開始される。デジタルカメラは、自身の機種コードをクライアントコンピュータに送信する(ステップS1)。クライアントコンピュータにより、機種コードに基づいてデジタルコンピュータの機種が特定され、特定された機種についての機種情報、即ち、この例では「最新の情報」ファイルがデジタルコンピュータに送信されてきた場合(ステップS12乃至S16)、デジタルカメラは、その機種情報を受信して(ステップS4)、内蔵メモリであるFLASHメモリに書き込む(ステップS5)。このように、本発明は、デジタルカメラに適用可能である。
【選択図】図12
【解決手段】 通信初期化処理は、所定の目的の通信を行うためにデジタルカメラとクライアントコンピュータとが接続されたとき、自動的に開始される。デジタルカメラは、自身の機種コードをクライアントコンピュータに送信する(ステップS1)。クライアントコンピュータにより、機種コードに基づいてデジタルコンピュータの機種が特定され、特定された機種についての機種情報、即ち、この例では「最新の情報」ファイルがデジタルコンピュータに送信されてきた場合(ステップS12乃至S16)、デジタルカメラは、その機種情報を受信して(ステップS4)、内蔵メモリであるFLASHメモリに書き込む(ステップS5)。このように、本発明は、デジタルカメラに適用可能である。
【選択図】図12
Description
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、商品固有のサポート情報等をユーザが容易に入手できるようにし、ひいては、商品自体がそれ固有のサポート情報等を自動的に取得しておき、必要なときにユーザに呈示することができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
発売後の商品の不具合情報や、購入利用者(以下、ユーザとも称する)がその商品の操作方法などで戸惑った内容などが集計された情報を、いわゆるユーザサポート情報として情報公開する手法(以下、情報公開手法と称する)が良く知られている。
情報公開手法として、新聞広告や小売店などで不具合情報を告知する第1の手法がよく知られている。
また、最近では、インターネット等ネットワークの発達(例えば、特許文献1乃至3参照)により、情報公開手法として、次のような第2の手法も登場してきている。即ち、不具合情報だけではなく、FAQ(Frequancy Answer & Question:よくある質問の意味)情報や、商品に関する付属品の情報を、WWW(World Wide Web)サーバ及びインターネット接続を利用してユーザに情報提供する手法が、第2の手法である。具体的には例えば、FAQ情報をまとめたWebサイトに、ユーザがクライアントコンピュータを使ってアクセスすると、商品の不具合状況に関する質問や、使い方に関する質問、付属品に関する質問などを表示する画面と、それらに対応する回答画面とが対話的に提供されるといった手法が、第2の手法の一例である。
このように、第2の手法が登場してきたことで、ユーザが自分自身の力で商品についての不具合もしくは疑問点を解決することが、第1の手法に比べるとある程度容易にできるようになってきた。
特開2004-19910号公報
特開2001-19910号公報
特開2003-296116号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2等の従来の技術をそのまま適用して、情報公開手法の第2の手法を実現しようとすると、次のような問題点が発生する。即ち、ユーザが、自らコンピュータを操作することで、インターネットに接続して、製造元等が提供するWebサーバへアクセスし、ユーザサポート情報を開示するWebサイトのトップ画像を表示させた後、一般的に階層的に構成される各Webページを上から下の階層に順次閲覧していくことで、自分が目指す商品に関する情報を探し出していく、即ち、煩雑で時間のかかる操作が必要になるという問題点が発生する。
ユーザサポート情報の量が多ければ多いほど、それらのユーザサポート情報を提供するWebサイトの階層構造は深くて複雑な構成になっており、この問題点はより深刻な問題点となる。即ち、この場合、ユーザが所望の情報を取得するために、かなりの努力が必要であった。なぜならば、目的の商品以外のユーザサポート情報は、ユーザにとって重要性はほとんどなく、むしろ目的の商品についてのユーザサポート情報を取得するには妨げにしかならないからである。
このように、商品固有のサポート情報等をユーザが容易に入手できる手法、ひいては、商品自体がそれ固有のサポート情報等を自動的に取得しておき、必要なときにユーザに呈示する手法の実現が望まれているという課題があった。なお、自動的とは、ユーザの操作を介在することなく、装置自身の判断(例えば所定のプログラムに従った判断)で処理を実行することを言う。
なお、特許文献3の技術をそのまま適用しても、この課題を解決することは困難である。なぜならば、特許文献3の技術は、システムファイルの自動更新が目的とされており、このため、サーバとクライアントコンピュータとの通信が必要であり、かつ、その通信のためにユーザがクライアントコンピュータを操作する必要(例えばログイン操作や、システムファイルの更新時の必要最低限な情報の入力操作等を行う必要)があるからである。即ち、クライアントコンピュータ以外の商品場合、例えばデジタルカメラのようにサーバと直接通信を行わないような商品の場合、特許文献3の技術をそのまま適用しても、情報公開手法の第2の手法自体実現することが困難であるからである。たとえクライアントコンピュータが商品であったとしても、ユーザ操作は必須とされているからである。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、商品固有のサポート情報等をユーザが容易に入手できるようにし、ひいては、商品自体がそれ固有のサポート情報等を自動的に取得しておき、必要なときにユーザに呈示することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、所定の機種に関する機種情報を機種毎に記憶している他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、所定の目的の通信を行うために、他の情報処理装置と接続する接続部と、情報処理装置自身が、接続部の接続先である他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行うことを制御する通信制御部とを備え、通信制御部は、接続部により情報処理装置自身と他の情報処理装置とが接続されたとき、自分自身の判断で、所定の目的の通信の前処理として通信初期化処理を開始し、通信初期化処理の少なくとも一部として、第1の記憶部に記憶されている機種コードを、情報処理装置が他の情報処理装置に対して送信することを制御し、他の情報処理装置により、機種コードに基づいて情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が情報処理装置に送信されてきた場合、情報処理装置が、その機種情報を受信して、第2の記憶部に記憶することを制御することを特徴とする。
通信初期化処理の実行後にユーザから呈示の要求がなされたとき、情報処理装置が、第2の記憶部に記憶された機種情報をユーザに呈示することを制御する呈示制御部をさらに設けるようにすることができる。
他の情報処理装置は、機種毎の機種情報のそれぞれについて、言語毎の機種情報をさらに記憶しており、第1の記憶部に記憶されている機種コードは、情報処理装置に設定されている言語の情報を含み、通信制御部は、他の情報処理装置により、機種コードに基づいて情報処理装置の機種が特定され、かつ、情報処理装置に設定された言語が特定され、特定された機種についての言語毎の機種情報のうちの、特定された言語についての機種情報が情報処理装置に送信されてきた場合、情報処理装置が、その機種情報を受信して、第2の記憶部に記憶することを制御するようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、次の情報処理装置の情報処理方法である。即ち、所定の機種に関する機種情報を機種毎に記憶している他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、所定の目的の通信を行うために、他の情報処理装置と接続する接続部とを少なくとも備える情報処理装置の情報処理方法が、本発明の情報処理方法である。この本発明の情報処理方法は、接続部により接続された情報処理装置と他の情報処理装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理を実行する通信初期処理ステップを含み、通信初期処理ステップは、接続部により情報処理装置と他の情報処理装置とが接続されたとき、情報処理装置の判断で開始され、第1の記憶部に記憶されている機種コードを、情報処理装置が他の情報処理装置に対して送信することを制御する送信制御ステップと、他の情報処理装置により、機種コードに基づいて情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が情報処理装置に送信されてきた場合、情報処理装置が、その機種情報を受信して、第2の記憶部に記憶することを制御する受信記憶制御ステップとを少なくとも含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、上述した本発明の情報処理方法に対応するプログラムであることを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びに、プログラムにおいては、所定の機種に関する機種情報を機種毎に記憶している他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、所定の目的の通信を行うために、他の情報処理装置と接続する接続部とを少なくとも備える情報処理装置により、次のような処理が実行される。即ち、接続部により接続された情報処理装置と他の情報処理装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理が実行されるが、この通信初期化処理は、接続部により情報処理装置と他の情報処理装置とが接続されたとき、情報処理装置の判断で開始される。そして、この通信初期化処理の少なくとも一部として、第1の記憶部に記憶されている機種コードが情報処理装置から他の情報処理装置に対して送信され、他の情報処理装置により、機種コードに基づいて情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が情報処理装置に送信されてきた場合、情報処理装置により、その機種情報が受信されて、第2の記憶部に記憶される。
ここで言う通信は、情報処理装置と他の情報処理装置との間で情報が最終的に伝達される通信であれば足り、その形態は特に限定されない。即ち、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。また、情報処理装置と他の情報処理装置とが直接通信を行う形態であってもよいし、アクセスポイントやネットワーク等を介在する形態であってもよい。
ここで言う接続は、情報処理装置と他の情報処理装置との状態を、ここで言う通信を行うことが不可能な状態から可能な状態に遷移させるることを言い、状態の遷移手法は特に限定されない。
ここで言う機種は、情報処理装置を所定の規則に従って種別するための種類であるが、所定の規則自体は特に限定されない。
第1の記憶部と第2の記憶部とは、異なるハードウエアとしてそれぞれ構成してもよいが、その必要は特になく、同一のハードウエア内にそれぞれ構成してもよい。
以上のごとく、本発明によれば、商品(情報処理装置)固有のサポート情報等機種情報をユーザが商品を通じて入手できる。特に、その機種情報をユーザが容易に入手できるようにし、ひいては、商品自体がその機種情報を自動的に取得しておくことができる。その結果、必要なときにユーザに呈示することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図1のデジタルカメラ3)は、
所定の機種に関する機種情報(例えば、図2のような機種情報であって、図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」の項目に記載の名称を有するファイル)を機種毎に記憶している他の情報処理装置(例えば、図1のクライアントコンピュータ2)との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、
前記情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コード(例えば、図2のような機種情報であって、図6の管理表の「送信する機種コード」の項目に記載の機種コード)を記憶する第1の記憶部(例えば、図1のFLASHメモリ44の第1の領域)と、
前記情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部(例えば、図1のFLASHメモリ44の第2の領域)と、
前記所定の目的の通信を行うために、前記他の情報処理装置と接続する接続部(例えば、図1のI/O制御部37)と、
前記情報処理装置自身が、前記接続部の接続先である前記他の情報処理装置との間で、前記所定の目的の通信を行うことを制御する通信制御部(例えば、図1のCPU39)と
を備え、
前記通信制御部は、
前記接続部により前記情報処理装置自身と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、自分自身の判断で、前記所定の目的の通信の前処理として通信初期化処理を開始し、
前記通信初期化処理の少なくとも一部として、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御し、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ことを特徴とする。
所定の機種に関する機種情報(例えば、図2のような機種情報であって、図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」の項目に記載の名称を有するファイル)を機種毎に記憶している他の情報処理装置(例えば、図1のクライアントコンピュータ2)との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、
前記情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コード(例えば、図2のような機種情報であって、図6の管理表の「送信する機種コード」の項目に記載の機種コード)を記憶する第1の記憶部(例えば、図1のFLASHメモリ44の第1の領域)と、
前記情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部(例えば、図1のFLASHメモリ44の第2の領域)と、
前記所定の目的の通信を行うために、前記他の情報処理装置と接続する接続部(例えば、図1のI/O制御部37)と、
前記情報処理装置自身が、前記接続部の接続先である前記他の情報処理装置との間で、前記所定の目的の通信を行うことを制御する通信制御部(例えば、図1のCPU39)と
を備え、
前記通信制御部は、
前記接続部により前記情報処理装置自身と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、自分自身の判断で、前記所定の目的の通信の前処理として通信初期化処理を開始し、
前記通信初期化処理の少なくとも一部として、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御し、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ことを特徴とする。
この情報処理装置は、
前記通信初期化処理の実行後にユーザから呈示の要求がなされたとき、前記情報処理装置が、前記第2の記憶部に記憶された前記機種情報を前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御部(例えば、図1の映像信号生成処理部45)
をさらに設けるようにすることができる。
前記通信初期化処理の実行後にユーザから呈示の要求がなされたとき、前記情報処理装置が、前記第2の記憶部に記憶された前記機種情報を前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御部(例えば、図1の映像信号生成処理部45)
をさらに設けるようにすることができる。
前記他の情報処理装置は、機種毎の前記機種情報のそれぞれについて、言語毎の機種情報(例えば、図6の管理表の例では、JP(日本語)、EN(英語)、GE(ドイツ語)、CH(中国語)のそれぞれ毎の、所定の機種についての「最新の情報」)さらに記憶しており、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードは、前記情報処理装置に設定されている言語の情報(例えば、図6の管理表の一番上に記載の「P072JP」という機種コードのうちの、日本語であることを示す「JP」という文字列)を含み、
前記通信制御部は、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、かつ、前記情報処理装置に設定された言語が特定され、特定された機種についての言語毎の前記機種情報のうちの、特定された言語についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ようにすることができる。
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードは、前記情報処理装置に設定されている言語の情報(例えば、図6の管理表の一番上に記載の「P072JP」という機種コードのうちの、日本語であることを示す「JP」という文字列)を含み、
前記通信制御部は、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、かつ、前記情報処理装置に設定された言語が特定され、特定された機種についての言語毎の前記機種情報のうちの、特定された言語についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ようにすることができる。
本発明によれば、上述した本発明の情報処理装置の情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、
前記接続部により接続された前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理を実行する通信初期処理ステップ(例えば、図12のデジタルカメラの通信初期化処理)を含み
前記通信初期処理ステップは、
前記接続部により前記情報処理装置と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、前記情報処理装置の判断で開始され、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS1)と、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する受信記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS4とS5)と
を少なくとも含むことを特徴とする。
前記接続部により接続された前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理を実行する通信初期処理ステップ(例えば、図12のデジタルカメラの通信初期化処理)を含み
前記通信初期処理ステップは、
前記接続部により前記情報処理装置と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、前記情報処理装置の判断で開始され、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS1)と、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する受信記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS4とS5)と
を少なくとも含むことを特徴とする。
さらに、本発明によれば、上述した本発明の情報処理方法に対応するプログラムや、そのプログラムを記録した記録媒体も提供される。このプログラムは、後述するように、例えば図1のCPU39といったコンピュータにより実行される。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用される情報処理システムの一構成例を示している。
図1の例では、情報処理システムは、情報管理サーバ1、クライアントコンピュータ2、および、デジタルカメラ3から構成されている。情報管理サーバ1とクライアントコンピュータ2とは、インターネット等の所定のネットワーク4を介して相互に通信を行うことができる。クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とは相互に通信を行うことができる。
情報管理サーバ1は、デジタルカメラ3を含む各機種のデジタルカメラを生産(製造)する者(以下、生産者と称する)や、それをユーザに譲渡等(販売含む)する者(以下、譲渡者と称する)や、生産者若しくは譲渡者から管理の委託を受けた者(以下、委託者と称する)等により管理されている。これに対して、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とは、ユーザにより管理されている。なお、ここで言う、生産者、譲渡者、委託者、ユーザのそれぞれは、いわゆる自然人であってもよいし、法人であってもよいし、或いは、法人には含まれない財団等の団体であってもよい。
従って、図1の例では1台の情報管理サーバ1のみが図示されているが、実際には、複数の生産者等のそれぞれにより管理される複数の情報管理サーバがネットワーク4に接続される場合が多い。同様に、図1の例では、1台のクライアントコンピュータ2と1台のデジタルカメラ3とのみが図示されているが、実際には、少なくともユーザの数と同数のクライアントコンピュータとデジタルカメラとが存在することになる。少なくともと記述したのは、ユーザの中には、1人で複数のクライアントコンピュータや複数のデジタルカメラを管理(使用)するものも存在するからである。
ただし、以下の説明においては、説明の簡略上、1人の生産者と1人のユーザとのみが存在し、その1人の生産者により情報管理サーバ1が管理され、1人のユーザによりクライアントコンピュータ2およびデジタルカメラ3が管理されているとする。
本実施の形態では、生産者は、自身が生産する各機種のデジタルカメラ(デジタルカメラ3含む)に関する情報として、上述したFAQ情報や不具合情報などのユーザサポート情報の他さらに、「最新の情報」ファイルを機種毎かつ言語毎に管理している。
「最新の情報」とは、所定の1つの機種のデジタルカメラに関する情報(ユーザサポート情報含む)のうちの、生産者により管理が開始された時が最新の時である情報を言う。最新の時とは、生産者により設定される任意の時である。例えば本実施の形態では、本日から1週間前の日が、最新の時とされている。具体的には例えば本実施の形態では、生産者は、毎週所定の曜日に「最新の情報」を更新し、更新後の「最新の情報」を次の所定の曜日まで管理する。
このような「最新の情報」の一例が図2に示されている。図2の例では、「最新の情報」は、「大切な情報」と「最近寄せられた情報」とに大別され、「大切な情報」と「最近寄せられた情報」とのそれぞれが、文字等のシンボルで構成されている。
詳細には、図2の例では、「大切な情報」は、「■大切な情報」というシンボル列、「この機種の不具合情報:」というシンボル列、および、「現在この製品に関する情報はありません」というシンボル列が、図2中上から順に配置されて構成される情報である。即ち、図2の例では、最新の時において不具合情報は特に存在しなかったことを受けて、「現在この製品に関する情報はありません」というシンボル列が、「大切な情報」に含まれているのである。このように、「大切な情報」は、最新のユーザサポート情報のうちの不具合情報を少なくとも含む情報とされている。
また、図2の例では、「最近寄せられた情報」は、「■最近寄せられた情報」というシンボル列、「海外で使うとき:」というシンボル列、および、「この機種は海外220Vまで対応しています」というシンボル列が、図2中上から順に配置されて構成される情報である。即ち、図2の例では、最新の時において、何人かのユーザ(図3のデジタルカメラ3の管理者であるユーザを含むとは限らない)から「この機種のデジタルカメラを海外で使いたいのだが、海外の異なる電圧でもそのまま使うことができるのですか?」といった質問(Question)を受け、生産者が、その質問に対して「この機種は220Vまで対応していますので、滞在先が220Vまでの電圧であれば、この機種をそのまま使うことができます」といった応答(Anser)を何回かやり取りしたことが前提とされている。この前提のもと、即ち、このような質問と応答のやり取りを受けて、「海外で使うとき:」というシンボル列、および、「この機種は海外220Vまで対応しています」というシンボル列が、図2の例の「最近寄せられた情報」に含まれているのである。このように、「最近寄せられた情報」は、最新のユーザサポート情報のうちのFAQ情報を少なくとも含む情報とされている。なお、「最新の情報」という観点からすると、質問と応答のやり取りが1回のみでも、その質問と応答とをFAQ情報として、「最近寄せられた情報」に含めても構わない。
換言すると、本実施の形態では、生産者は、自身が生産するデジタルカメラ(デジタルカメラ3含む)に関する情報を、最新の時以降の情報と、その最新の時よりも過去の情報とに大別して、それぞれ機種毎かつ言語毎に管理している。これらの情報のうちの、最新の時以降の情報が、特に「最新の情報」と称され、その最新の時よりも過去の情報が、単にユーザサポート情報と称されている。即ち、現時点における「最新の情報」は、将来になると、例えば本実施の形態では次の所定の曜日になると、ユーザサポート情報として管理されていくことになる。ただし、この場合、現時点における「最新の情報」の全てが、ユーザサポート情報として管理されてもよいし、そのうちの一部だけが、ユーザサポート情報として管理されてもよい。
生産者は、このような「最新の情報」とユーザサポート情報とを管理するために、図1の情報管理サーバ1を使用している。このため、情報管理サーバ1には、機種毎かつ言語毎のユーザサポート情報をファイルとして記憶するFAQ/問合せ情報データベース11、および、機種毎かつ言語毎の「最新の情報」をファイルとして記憶する最新情報ファイルデータベース12が設けられている。なお、以下、「最新の情報」のファイルを、単に、「最新の情報」ファイルと称する。情報管理サーバ1にはまた、その動作の全体を制御する制御部13が設けられている。例えば、制御部13は、クライアントコンピュータ2とネットワーク4を介して各種情報を送受信するための制御を行う。具体的には例えば、制御部13は、最新情報ファイルデータベース12に記憶されている機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルのうちの少なくとも1つを、ネットワーク4を介してクライアントコンピュータ2に送信するように制御する。
ここで、最新情報ファイルデータベース12に記憶される「最新の情報」ファイルの形式(フォーマット)について説明する。
本実施の形態では、「最新の情報」は、上述したように、複数のシンボルで構成される。従って、「最新の情報」ファイルの形式として、例えば、テキストファイルを採用することが可能である。
ただし、後述するように、本実施の形態では、デジタルカメラ3のLCDパネル46に「最新の情報」を表示させる必要がある。しかしながら、「最新の情報」ファイルの形式としてテキストファイルを採用した場合には、デジタルカメラ3の実現形態によっては、その「最新の情報」ファイルに対応する「最新の情報」をLCDパネル46に表示できない、という問題が発生してしまうことになる。
以下、図3と図4を参照して、この問題についてさらに詳しく説明する。
図3は、デジタルカメラ3が取り扱うことが可能なデータの形式の分類を示している。即ち、図3に示されるように、データの形式は、テキストファイルと、バイナリファイルとに大別できる。バイナリファイルはさらに、画像形式ファイルと、システムファイルとに大別できる。
システムファイルとは、デジタルカメラ3が実行するプログラムのファイルのことである。その他、文字等のシンボルの他画像も取り扱えるHTML(Hyper Text MarkUp Language)ファイル等も存在する。このHTMLファイルは、次のようにして構成されている。即ち、HTMLファイルにより呈示される情報のうちの、文章等のシンボル列については、そのシンボル列がそのまま含まれ(より正確には、後述するコードとして含まれ)、画像については、その画像に対応する画像形式ファイルを指定するシンボル列(例えば、画像形式ファイルの存在場所等)が含まれることで、HTMLファイルが構成される。従って、HTMLファイルに含まれる文章(シンボル列)は、テキストファイルに含まれるシンボル列と同様に取り扱われる。また、画像の表示は、HTMLファイルだけでは不可能であり、結局、そのHTMLファイルに含まれるシンボル列で指定されている画像形式ファイルが別途必要になる。
従って、本実施の形態では、「最新の情報」は画像を含まずに文字等のシンボルだけで構成されているので、「最新の情報」ファイルの形式は、基本的に、テキストファイルと、画像形式ファイルとのうちの何れか一方になる。
例えば、「最新の情報」ファイルの形式がテキストファイルとされた場合、「最新の情報」を構成する各シンボルのそれぞれは、実際にはシンボルそのものではなく、対応するコードで記述されることになる。従って、デジタルカメラ3が、「最新の情報」ファイル(テキストファイル)に含まれる「最新の情報」(コードで記述されたシンボル群)を後述するLCDパネル46に表示させるためには、図4に示されるステップSa乃至Sdの処理が必要になる。即ち、図4は、テキストファイルにコードとして記述されているシンボルを表示するまでに必要な一連の処理を説明する図である。
説明の簡略上、図4の例では、デジタルカメラ3の機種についての「最新の情報」は、「あああ」というシンボル列(文字列)とされている。この場合、JIS(Japan Industrial Standard)で規定されている日本語コード62のうちの、「あ」という文字(シンボル)に対応するコードは、「0X2422」とされている。即ち、情報管理サーバ1の最新情報ファイルデータベース12には、図4に示される「0X2422 0X2422 0X2422」というテキストファイル61が、デジタルカメラ3の機種についての「最新の情報」ファイルとして記憶されていることになる。
この場合、ステップSaにおいて、デジタルカメラ3は、このテキストファイル61を、ネットワーク4およびクライアントコンピュータ2を介して受信する。なお、デジタルカメラ3が自身の機種についての「最新の情報」ファイルを如何にして受信するのかということについて、即ち、デジタルカメラ3の「最新の情報」ファイルの受信手法の具体例については後述する。
次に、ステップSbにおいて、デジタルカメラ3は、テキストファイル61を解読する。
具体的には例えば、デジタルカメラ3内のメモリ(後述する図1のFLASHメモリ44等)の少なくとも一部の領域には、図4に示されるように、日本語コード62のそれぞれのコードを自身の番地(以下、アドレス値と称する)とする複数のテーブルからなる表示用テーブル配列63が設けられているとする。また、この表示用テーブル配列を構成する各テーブルのそれぞれには、自身のアドレス値とされているコードに対応付けられたシンボルを表示するための画像データ(以下、字体データと称する)が、例えばn+1個(nは、0以上の整数値)のフォント毎にビットマップデータとして格納されているとする。例えば、アドレス値0X2422のテーブル64は、「あ」の字体データが格納されたテーブルである。即ち、図4に示されるように、テーブル64には、「あ」の字体データとして、n+1個のフォント毎のビットマップデータがそれぞれ格納されている。
この場合、デジタルカメラ3は、テキストファイル61に含まれるコードのうちの、1番目のコード「0X2422」についての字体データは、アドレス値「0X2422」であるテーブル64に格納されていると解読する。以下、同様に、デジタルカメラ3は、2番目のコード「0X2422」、および、3番目のコード「0X2422」についての字体データは何れも、アドレス値「0X2422」であるテーブル64に格納されていると解読する。
次に、ステップScにおいて、デジタルカメラ3は、アドレス値「0X2422」であるテーブル64に格納されている字体データを1つだけ抽出する。例えば、デジタルカメラ3は、第1乃至第Nのフォントのうちの第1のフォントでシンボルを表示する場合には、アドレス値「0X2422」であるテーブル64に格納されているn+1個の字体データ(ビットマップ)の中から、ビットマップデータ65を抽出することになる。
より具体的には例えば、図5に示されるような数値データであるビットマップデータ65が、ステップScの処理で抽出されることになる。
そして、ステップSdにおいて、デジタルカメラ3は、抽出された「あ」の字体データ(ビットマップデータ)65に対応する画像66−1乃至66−3、即ち、第1のフォントで表現された「あ」の画像66−1乃至66−3それぞれを、LCDパネル46の所定の位置に表示させる。
ところで、上述した説明では、「あ」についての字体データ(ビットマップデータ)65がデジタルカメラ3に予め記憶されているという前提が成立していた。即ち、「あ」を示す「0X2422」をアドレス値とするテーブル64がデジタルカメラ3に予め記憶されているという前提が成立していた。このため、「0X2422」というコードを含むテキストファイル61が供給された場合、デジタルカメラ3は、そのテーブル64に含まれる1つの字体データ(図4の例では字体データ65)を利用することで、「0X2422」に対応付けられた「あ」という文字(シンボル)をLCDパネル46に表示することができた。
ところが、「あ」についての字体データを格納しているテーブル64がデジタルカメラ3に予め記憶されているという前提は常に成り立つとは限らない。即ち、表示用テーブル配列63に、このテーブル64が必ず含まれているとは限らない。
即ち、デジタルカメラ3は、一般的に、その譲渡先(販売先等)によって、言語の設定を異ならせて構成していることが多い。例えば、デジタルカメラ3は、譲渡先が日本国内である場合には、日本語を表示するように設定されている一方、譲渡先が中華人民共和国向けである場合には、中国語を表示するように設定されていることが多い。
なお、日本語を表示するように設定されているとは、JISで規定されている日本語コード62に対応する字体データを予め記憶していることを意味する。同様に、中国語を表示するように設定されているとは、GB(Guo Biao)規格で規定されているコードに対応する字体データを予め記憶していることを意味する。
換言すると、デジタルカメラ3が日本語以外の言語(中国語等)を表示するように設定されていて、かつ、日本語を表示するように設定されていない場合、「あ」についての字体データを含むテーブル64が存在しないことになる。なお、「あ」についての字体データを含むテーブル64が存在しないこととは、「0X2422」をアドレス値とするテーブル自体が存在しないことのみならず、「0X2422」をアドレス値とするテーブル自体は存在したとしても、そのテーブルに格納されている字体データが「あ」とは異なるシンボルについての字体データであること、即ち、「0X2422」が「あ」とは異なるシンボルと対応付けられていることも含む。このような場合、デジタルカメラ3は、テキストファイル61を受信したとしても、シンボルを全く表示できないか、或いは、「あ」とは異なるシンボルを表示してしまう(即ち、いわゆる文字化けを起こしてしまう)ことになる。
また、デジタルカメラ3がたとえ日本語を表示するように設定されている場合であっても、JISで規定されているコード数(シンボル数)は6879個と非常に多いため、JISで規定されている全てのコード(全てのシンボル)についての字体データがデジタルカメラ3に記憶されているとは限らない。
即ち、クライアントコンピュータ2等のコンピュータはもちろん、携帯型電話機などの携帯通信端末では、電子メイルやWebサイトの閲覧機能を搭載する必要があるため、JISで規定されている全てのコードについての字体データを予め記憶している。
これに対して、従来、デジタルカメラは、クライアントコンピュータ2等とは異なり、決まったメッセージを構成するシンボルを表示することはあるが、それ以外のシンボルを表示する可能性は非常に低い。それにも関わらず、デジタルカメラに、JISで規定されている全てのシンボルについての字体データを予め記憶させようとすると、即ち、日本語コードで規定されている6879個のコードのそれぞれをアドレス値とする6879個のテーブルからなる表示用テーブル配置を構成しようとすると、内部メモリ(図1のFLASHメモリ44等)の容量をかなり消費してしまうという問題が発生してしまう。この問題の解決案としては、大容量の内部メモリを採用するという第1の案と、決まったメッセージを構成するシンボルについてのみ字体データを記憶するという第2の案とが存在する。大容量の内部メモリは高価であることから、多くの生産者は、コスト削減のため、第2の案を採用することが多い。
このような第2の案が採用されて本実施の形態のデジタルカメラ3が実現された場合、即ち、決まったメッセージを構成するシンボルについてのみ字体データを記憶しているデジタルカメラ3が実現された場合、そのようなデジタルカメラ3は、決まったメッセージを構成するシンボルの中に「あ」が含まれていないときには、「あ」についての字体データを記憶していない、即ち、「0X2422」というコードに対応付けられた字体データを含むテーブル64を記憶していないことになる。このような場合、デジタルカメラ3は、テキストファイル61を受信したとしても、「あああ」というシンボル列をLCDパネル46に全く表示できないことになる。
即ち、「最新の情報」ファイルの形式としてテキストファイルを採用すると、デジタルカメラ3の実現形態によっては、「最新の情報」ファイルに含まれる各コードに対応する各字体データ(それらを含むテーブル)のうちの少なくとも1つが記憶されていないときがあり、このようなときに、その「最新の情報」ファイルに対応する「最新の情報」をLCDパネル46に正確に表示できない、という上述した問題が発生してしまうことになる。
なお、デジタルカメラ3が日本語以外の言語、例えば中国語等を表示するように設定されている場合にも、GBで規定されているシンボルの数は約7400と非常に多いため、製造者等はやはり第2案を採用することが多く、全く同様の問題が発生することになる。
そこで、この問題を解消すべく、本実施の形態では、「最新の情報」ファイルの形式として、画像形式ファイルが少なくとも採用されている。なお、少なくともと記述したのは、後述する他の例のように、画像形式ファイルとテキストファイルとの両者が採用される場合もあり得るからである。
即ち、デジタルカメラ3の機種についての「最新の情報」が上述した「あああ」というシンボル列である場合、本実施の形態では、テキストファイル61の代わりに、「あああ」というシンボル列をひとつのイメージ(画像)として取り扱う画像形式ファイルが、「最新の情報」ファイルとして最新情報ファイルデータベース12に記憶されるのである。
具体的には例えば、本実施の形態では、図1の情報管理サーバ1の制御部13は、図6に示されるような表を管理しており、この表のうちの「対応する「最新の情報」表示用ファイル」という項目に記述された名称のファイルが、「最新の情報」ファイルとして最新情報ファイルデータベース12に記憶されている。
即ち、図6は、「最新の情報」ファイルの管理表の一例を示している。図6の例の管理表では、図6中左から順に、「機種名」、「選択されている言語」、「送信する機種コード」、および、「対応する「最新の情報」表示用ファイル」という項目が設けられている。
「機種名」の項目には、この管理表を管理している生産者、即ち、図1の情報管理サーバ1を管理している生産者により現在生産されている或いはこれまでに生産されたたデジタルカメラの機種名が記述されている。即ち、「DSC-P72」、「DSC-P100」、「DSC-M1」、および「DSC-F828」が、この生産者により現在生産されている或いはこれまでに生産されたたデジタルカメラの機種名の一例である。
「選択されている言語」の項目には、その左方の「機種名」の項目に記述されている機種名のデジタルカメラに設定されている言語(以下、設定言語と称する)が記述されている。例えば、「DSC-P72」という機種(図6中1番上の機種)のデジタルカメラの設定言語には、JP(日本語)、EN(英語)、GE(ドイツ語)、および、CH(中国語)が存在することがわかる。
「送信する機種コード」の項目には、その左方の「機種名」の項目に記述されている機種名のデジタルカメラであって、その左方の「選択されている言語」の項目に記述されている言語が設定されたデジタルカメラを一意に特定するための識別子(機種コード)が記述されている。例えば、「DSC-P72」という機種(図6中1番上の機種)のデジタルカメラのうちの、JP(日本語)が設定されたデジタルカメラの機種コードは「P072JP」であり、EN(英語)が設定されたデジタルカメラの機種コードは「P072EN」であり、GE(ドイツ語)が設定されたデジタルカメラの機種コードは「P072GE」であり、かつ、CH(中国語)が設定されたデジタルカメラの機種コードは「P072CH」であることがわかる。
なお、後述するように、デジタルカメラ3を含む全てのデジタルカメラ(ただし、情報管理サーバ1を管理する生産者により生産されたデジタルカメラ)の内部メモリ(図1のFLASHメモリ44等)には、自身の機種を特定する機種コードが記憶されている。
「対応する「最新の情報」表示用ファイル」の項目には、その左方の「送信する機種コード」の項目に記述されている機種コードで特定されるデジタルカメラについての「最新の情報」ファイルの名称が記述されている。即ち、「対応する「最新の情報」表示用ファイル」の項目に記述されている名称の「最新の情報」ファイルは、その左方の「選択されている言語」の項目に記述されている言語で表現された「最新の情報」がひとつのイメージ(画像)として取り扱われた画像形式ファイルである。具体的には例えば、図6中一番上に記載されている「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」ファイルは、機種コードが「P072JP」であるデジタルカメラ、即ち、「DSC-P72」という機種のデジタルカメラのうちのJP(日本語)が設定されたデジタルカメラについての「最新の情報」ファイルであって、JP(日本語)で表現された「最新の情報」がひとつのイメージ(画像)として取り扱われた画像形式ファイルである。
なお、本実施の形態では、「最新の情報」ファイルの形式として、図6に示されるように、拡張子がjpgである画像形式ファイル、即ち、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式の画像形式ファイルが採用されている。ただし、当然ながら、「最新の情報」ファイルの形式として、その他の画像形式ファイルを採用することも可能である。
図1に戻り、以上説明したように、本実施の形態では、図6の管理表で管理される機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルが画像形式ファイルとして、情報管理サーバ1の最新情報ファイルデータベース12に記憶されている。
そして、情報管理サーバ1の制御部13は、デジタルカメラの機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルのうちの少なくとも一部を、ネットワーク4を介してクライアントコンピュータ2に送信する制御を行う。
即ち、デジタルカメラの機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルのうちの少なくとも一部が、情報管理サーバ1からクライアントコンピュータ2にネットワーク4を介して提供される。具体的には例えば、本実施の形態では、上述した図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」にその名称が記述されている「最新の情報」ファイルの全てが、この管理表とともに、情報管理サーバ1からクライアントコンピュータ2に提供される。
このようなクライアントコンピュータ2は、図1の例では、CPU(Central Processing Unit)21乃至ドライブ29を含むように構成されている。
CPU21は、ROM(Read Only Memory)22に記録されているプログラム、または記憶部25からRAM(Random Access Memory)23にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM23にはまた、CPU21が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU21、ROM22、およびRAM23は、制御バス24を介して相互に接続されている。この制御バス24にはまた、ハードディスクなどより構成される記憶部25、モデムやターミナルアダプタなどより構成される通信部26、マウスやキーボードよりなる入力部とディスプレイなどよりなる出力部とから構成される入出力部27、および、I/O制御部28が接続されている。通信部26は、インターネットを含むネットワーク4を介して情報管理サーバ1との通信処理を行う。I/O制御部28は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に従って、即ち、USB規格に従ったケーブル等を介して、デジタルカメラ3との通信処理を行う。
制御バス24にはまた、必要に応じてドライブ29が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体30が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部25にインストールされる。
かかる構成のクライアントコンピュータ2の処理のうちの、情報管理サーバ1との間で行う処理の一例は、例えば次の通りとなる。
即ち、ユーザが管理するクライアントコンピュータ2のCPU21は、通信部26を制御してネットワーク4にアクセスした場合、記憶部25にインストールされているアプリケーションソフトウエアのうちの、クライアントコンピュータ2との通信処理を行うアプリケーションソフトウエア(以下、通信ソフトと称する)を起動させ、実行させる。すると、その通信ソフトは、ユーザの意図にかかわらず、自動的に情報管理サーバ1にアクセスし、情報管理サーバ1の制御部13に対して、「最新の情報」ファイルの取得を要求する。
すると、情報管理サーバ1の制御部13は、その要求に応じて、最新情報ファイルデータベース12に記憶されている全ての機種毎かつ全ての言語毎の「最新の情報」ファイル、即ち、本実施の形態では上述した図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」にその名称が記述されている「最新の情報」ファイルの全てを、この管理表とともに、ネットワーク4を介してクライアントコンピュータ2に送信する制御を行う。
クライアントコンピュータ2の通信ソフトは、情報管理サーバ1から送信されてきた全ての「最新の情報」ファイルを記憶部25に記憶する。即ち、例えば本実施の形態では、図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」にその名称が記述されている「最新の情報」ファイルの全てと、その管理表とが記憶部25に記憶される。
なお、上述した例では、クライアントコンピュータ2は、ユーザの意図にかかわらず自動的に「最新の情報」ファイルを取得するとしたが、ユーザが取得を指示した時のみ、情報管理サーバ1にアクセスして「最新の情報」ファイルを取得するようにしてもよい。
また、上述した例では、クライアントコンピュータ2は、全機種かつ全言語の「最新の情報」ファイルを取得するとしたが、後述するように、デジタルカメラ3からその機種コードを取得することができるので、図6の管理表の「送信する機種コード」に記述されている機種コードのうちの、取得したデジタルカメラ3の機種コードについての「最新の情報」ファイルのみを取得するようにしてもよい。具体的には例えば、図6の管理表において、デジタルカメラ3の機種コードが一番上の行の「P072JP」である場合には、クライアントコンピュータ2は、「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」ファイルのみを取得するようにしてもよい。
なお、クライアントコンピュータ2の処理のうちの、情報管理サーバ1との間で行う処理の一例については上述した通りであるが、デジタルカメラ3との間で行う処理の一例については図12等を参照して後述する。
以上、図1を参照して、情報管理サーバ1とクライアントコンピュータ2との構成例について説明した。
以下、引き続き図1を参照して、デジタルカメラ3の内部の構成例について説明する。
図1の例では、デジタルカメラ1は、撮像レンズ31乃至フラッシュ48から構成されている。
撮像レンズ31は、撮像素子32の面に被写体の像を結像させる。CCD(Charge-Coupled Device)等よりなる撮像センサ32は、その面に結像された被写体の像(光)を、光電変換することでアナログの画像信号として、アナログ信号処理部33に供給する。
アナログ信号処理部33は、撮像素子32から供給されたアナログの画像信号に対して、例えばガンマ補正処理や白バランス処理などの各種アナログ信号処理を施し、その結果得られるアナログ信号処理後のアナログの画像信号をA/D変換部34に供給する。A/D変換部(アナログ−デジタル変換部)34は、アナログ信号処理部33から供給されたアナログの画像信号に対してA/D変換処理を施し、その結果得られるデジタルの画像信号をデジタル信号処理部35に供給する。
デジタル信号処理部35は、A/D変換部34から供給されたデジタルの画像信号を、制御バス36を介して画像RAM43に一旦記憶させる。
また、デジタル信号処理部35は、必要に応じて、デジタルの画像信号に対して、所定の画像圧縮符号化方式(例えば本実施の形態では上述したJPEG方式)に従った画像圧縮符号化処理を施す。この画像圧縮符号化処理の対象となるデジタルの画像信号は、画像RAM43等から制御バス36を介して供給される。また、この画像圧縮符号化処理の結果得られるデジタルの画像信号(以下、このような画像信号、即ち、画像圧縮符号化処理が施された後の画像信号を、圧縮符号化画像信号と称する)は、例えば、制御バス36とI/O制御部37とを介してメモリカード38に記憶される。
さらに、デジタル信号処理部35は、必要に応じて、圧縮符号化画像信号に対して、所定の画像圧縮符号化方式(例えば本実施の形態ではJPEG方式)に対応する画像伸長復号処理を施す。この画像伸長復号処理の対象となる圧縮符号化画像信号は、画像RAM43やメモリカード38等から制御バス36等を介して供給される。また、この画像伸長復号処理の結果復元された元のデジタルの画像信号は、例えば、制御バス36を介して映像信号生成処理部45に供給される。
このように、デジタル信号処理部35は制御バス36に接続されている。この制御バス36にはまた、I/O制御部37、CPU39、プログラムRAM42、画像RAM43、FLASHメモリ44、映像信号生成処理部45、および、フラッシュ発光制御部47が接続されている。
I/O制御部37は、例えばUSB規格に従って、即ち、USB規格に従ったケーブル等を介して、クライアントコンピュータ2との通信処理を行う。I/O制御部37はまた、メモリカード38との通信処理(データの読み書き処理)を行う。
CPU39は、操作入力部40からの信号(ユーザの操作内容)や自分自身の判断に基づいて、FLASHメモリ44からプログラムRAM42にロードされた各種プログラムに従った各種処理を実行する。これにより、デジタルカメラ3全体の動作が制御されることになる。プログラムRAM42にはまた、CPU39が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。CPU39はまた、LED(Light Emitting Diode)表示部41を構成する1以上のLEDの発光またはその停止を直接制御する。
なお、操作入力部40やLED表示部41の詳細については、図7乃至図9を参照して後述する。
画像RAM43は、上述したように、デジタル信号処理部35等から制御バス36を介して供給されてくるデジタルの画像信号を一旦記憶する。画像RAM43に一旦記憶されたデジタルの画像信号は、デジタル信号処理部35等他のブロックにより必要に応じて読み出される。
FLASHメモリ44は、上述したようにCPU39が実行する各種プログラムを記憶している。なお、FLASHメモリ44に記憶されている各種プログラムの具体例については後述する。
また、FLASHメモリ44は、これらのプログラムのうちの所定の1つで利用される各種情報、例えば後述する図11等を参照してヘルプ機能について説明するが、このヘルプ機能で利用されるヘルプメニュー(図11の画像D02等)も記憶している。
また、FLASHメモリ44は、所定の言語の字体データも記憶している。例えば本実施の形態では、日本語の字体データ、即ち、上述したJISで規定されているシンボルのうちの少なくとも一部についての字体データが、FLASHメモリ44に記憶されている。より正確には、FLASHメモリ44の所定の領域が、上述した表示用テーブル配列として構成されている。
また、FLASHメモリ44は、このデジタルカメラ3の機種コードも記憶している。例えば本実施の形態では、上述した図6の管理表の「送信する機種コード」の項目の一番上に記述されている「P072JP」が、このデジタルカメラ3の機種コードとしてFLASHメモリ44に記憶されている。
さらにまた、FLASHメモリ44は、上述した「最新の情報」ファイルも適宜記憶する。なお、「最新の情報」ファイルが、何時どのようにしてFLASHメモリ44に記憶されるのかについては、図12等を参照して後述する。
映像信号生成処理部45は、画像RAM43やデジタル信号処理部35から供給されてくるデジタルの画像信号から、LCDパネル46に対応するフォーマットの信号(以下、映像信号と称する)を生成し、その映像信号をLCDパネル46に供給する。すると、LCD(Liquid Crystal Display)パネル46は、その映像信号に対応する映像を表示する。
フラッシュ発光制御部47は、その名称の通り、フラッシュ48の発光を制御する。即ち、フラッシュ48は、フラッシュ発光制御部47の制御に基づいて発光するXe管等により構成される。
かかる内部構成を有するデジタルカメラ3の外観の構成例が、図7乃至図10に示されている。そこで、以下、図7乃至図10を参照して、デジタルカメラ3の外観の構成例について説明する。
なお、デジタルカメラ3の外表面である6つの面のうちの、撮像レンズ31が配置される面を正面と称し、その正面と対向する面を裏面と称し、正面と垂直な面のうちの後述するシャッタ40a等が配置される面(図7乃至図10中上側の面)を上面と称し、その上面と対向する面を下面と称し、残りの2面を側面と称する。また、2つの側面のうちの、正面側から見て(図7の状態から見て)、左側の側面、即ち、図9と図10に示される側面を左側面と称し、その左側面と対向する面を右側面と称する。
即ち、図7は、デジタルカメラ3の外観の構成例を示す正面図である。図8は、デジタルカメラ3の外観の構成例を示す裏面図である。図9と図10は、デジタルカメラ3の外観の構成例を示す左側面図である。
この例では、図7に示されるように、デジタルカメラ3の正面3aにおいては、同図中右側の部分に撮像レンズ31が設けられ、その斜め左上方向には、右から順に、光学ビューファインダ71、およびフラッシュ48が設けられている。
また、この例では、図7に示されるように、デジタルカメラ3の上面においては、同図中左から順に、シャッタボタン(レリーズボタン)40a、および、電源切替ボタン(Power On/Off切り替えボタン)40bが設けられている。
また、この例では、図8に示されるように、デジタルカメラ3の裏面3bにおいては、同図中右側の部分に、メニューカーソル指示ボタン類および選択指示ボタン40eが設けられ、その左方には、上から順に、LCDパネル表示切替ボタン40c、および、機能ボタン類40dが設けられている。これらのLCDパネル表示切替ボタン40cおよび機能ボタン類40dの左方には、LCDパネル46が設けられ、そのLCDパネル46の上方には、同図中左から順に、光学ビューファインダ71、および、LED表示部24を構成する3つのLED41a乃至41cが設けられている。本実施の形態では、LED41aは、オートフォーカス合焦確認用発光ダイオードとして構成され、LED41bは、タリー用発光ダイオードとして構成され、LED41cは、ストロボ充電確認用発光ダイオードとして構成されている。なお、タリーとは、撮影中であることを言う。
以上の各部の符号の付け方からわかるように、図7と図8の例では、シャッタボタン40a、電源切替ボタン40b、LCDパネル表示切替ボタン40c、機能ボタン類40d、および、ニューカーソル指示ボタン類および選択指示ボタン40eといった各種ボタンにより、図1の操作入力部40が構成されている。なお、操作入力部40を構成する各種ボタンに割り付けられた機能については、以下、その説明が必要になった時に適宜個別に説明していく。
また、この例では、図9に示されるように、デジタルカメラ3の左側面3cにおいては、下柄の部分に、USB端子口(外部接続端子口)74が設けられ、その上方に、同図中左から順に、バッテリ挿入口72、および、画像記録用メモリカード挿入口73が設けられている。
即ち、本実施の形態では、USBのケーブルのうちの、一方の端がこのUSB端子口74に接続され、かつ、他方の端が、図1のクライアントコンピュータ2側に接続されることで、クライアントコンピュータ2のI/O制御部28とデジタルカメラ3のI/O制御部37とが電気的に接続され、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3との間での通信が可能になる。
また、本実施の形態では、デジタルカメラ3は図示せぬバッテリを電源として駆動されるので、このため、そのバッテリを挿入するためのバッテリ挿入口72が設けられているのである。
また、本実施の形態では、図1のメモリカード38が、この画像記録用メモリカード挿入口73に挿入されることで、I/O制御部37が、メモリカード38に対してデータ(圧縮符号化画像データ等)の読み書きの制御を行うことが可能になる。
なお、実際には、図10に示されるように、デジタルカメラ3の左側面3cは、開閉可能な保護カバー75により覆われることになる。従って、通常、バッテリ挿入口72、メモリカード挿入口73、およびUSB端子口74は外部からは見えない。即ち、ユーザは、バッテリの入れ替えを行ったり、デジタルカメラ1をクライアントコンピュータ2などと接続させるときに、この保護カバー75を開けることになる。
以上、デジタルカメラ3の内部の構成例とその外観の構成例とについて説明した。
次に、かかる構成を有するデジタルカメラ3の動作(処理)の幾つかの例について説明する。
即ち、本実施の形態では、上述したように、図1のデジタルカメラ3のCPU39が、FLASHメモリ44から所定のプログラムをプログラムRAM42にロードし、そのプログラムに従って各種処理を実行することで、デジタルカメラ3全体の動作を制御する。
本実施の形態では、このようなCPU39により実行され得るプログラム、即ち、FLASHメモリ44に記憶されているプログラムとして、次の第1のプログラム乃至第5のプログラムが少なくとも用意されている。
第1のプログラムとは、デジタルカメラ3の撮影制御を行うプログラムである。
第2のプログラムとは、画像を再生するためのプログラムである。
第3のプログラムとは、画像を編集(画像削除、回転、印刷など)するためのプログラムである。
第4のプログラムとは、外部接続端子であるUSB端子口74を介して接続された外部装置(本実施の形態ではクライアントコンピュータ2)との間で、各種情報を送受信するためのプログラムである。
第5のプログラムとは、デジタルカメラ3の表示部であるLCDパネル46の表示内容を制御するためのプログラムである。
以下、第1のプログラム、第2のプログラム、第5のプログラムのそれぞれに従った処理の一例について、その順番に順次説明していく。また、第4のプログラムに従った処理の一例については、第5のプログラムに従った処理の一例の説明中に適宜説明する。なお、第3のプログラムに従った処理の説明については省略する。
はじめに、第1のプログラムに従った処理、即ち、デジタルカメラ3の撮影処理について説明する。
この撮影処理には、図7等のシャッタボタン40aが押下される前の処理、即ち、ユーザが被写体を観察しているときに実行される処理と、シャッタボタン40aが押下された後の処理、即ち、ユーザが被写体の撮影操作を行ったときの処理とに大別できる。以下、前者の処理を被写体観察時処理と称し、後者の処理を撮影時処理と称する。
被写体観察時処理としては、例えば次のような処理が実行される。
即ち、上述したように、図1の撮像レンズ31に写った被写体像は、撮像素子32により光電変換され、アナログの画像信号として出力される。そのアナログの画像信号は、アナログ信号処理部33によりガンマ補正処理や白バランス処理などが施され、さらに、A/D変換部34によりデジタルの画像信号に変換され、デジタル信号処理部35に供給される。デジタル信号処理部35に供給されたデジタルの画像信号は、制御バス36を介して画像RAM43に一時的に蓄えられる。そして、画像RAM43に一時的に蓄えられたデジタルの画像信号は、制御バス36を介して映像信号生成処理部45に供給され、その映像信号生成処理部45により映像信号に変化され、LCDパネル46に供給される。すると、LCDパネル46には、その映像信号に対応する映像、即ち、被写体を含む映像(動画像)が表示される。
この被写体観察時処理は、例えば、毎フレーム秒(例えば1/60秒)ごとに行われる。これにより、LCDパネル46には、被写体を含む各フレーム画像(静止画像)のそれぞれが、毎フレーム秒ごとに順次表示されていく。これにより、ユーザは、LCDパネル46を見ながら被写体の構図を決定することができる。
そして、ユーザが、被写体の構図を決定した後、シャッタボタン40aを押下することで、次のような撮影時処理が実行される。
即ち、撮像レンズ31に写った被写体像が、撮像素子32で光電変換され、その後、アナログ信号処理部33、A/D変換部34、および、デジタル信号処理部35の順番で順次伝播されていくことで、デジタルの画像信号に変換され、このデジタルの画像信号が、制御バス36を介して画像RAM43に一旦格納される。ここまでの処理の流れは、被写体観察時処理と基本的に同様である。ただし、撮影時処理においては、画像RAM43に格納されたデジタルの画像信号は、被写体観察時処理と同様の処理により静止画像としてLCDパネル46に表示されることに加えてさらに、次のような処理が実行される。即ち、画像RAM43に格納されたデジタルの画像信号はまた、制御バス36を介してデジタル信号処理部35に供給され、そのデジタル信号処理部35により圧縮符号化画像データに変換され、制御バス36とI/O制御部37とを介してメモリカード38に記憶される。
次に、第2のプログラムに従った処理、即ち、デジタルカメラ3の画像の再生処理について説明する。
即ち、図1のCPU39は、アクセスの対象となるメモリカード38内のディレクトリ情報を参照して、再生すべきファイル(本実施の形態ではJPEGファイル)を指定する。CPU39は、その指定に基づいて、メモリカード38内のファイルに相当するメモリ領域(=圧縮符号化画像データ)を、I/O制御部37と制御バス36とを介して、デジタル信号処理部35に供給する。すると、その圧縮符号化画像データは、デジタル信号処理部35により元のデジタルの画像信号に復元され、制御バス36を介して画像RAM43に一旦格納される。そして、画像RAM43に一時的に蓄えられたデジタルの画像信号は、制御バス36を介して映像信号生成処理部45に供給され、その映像信号生成処理部45により映像信号に変化され、LCDパネル46に供給される。すると、LCDパネル46には、その映像信号に対応する映像、即ち、メモリカード38内の再生すべきファイルに対応する映像(静止画像または動画像)が表示される。
次に、第5のプログラムに従った処理、即ち、デジタルカメラ3の表示部であるLCDパネル46の表示内容を制御する処理の一例について説明する。
即ち、本実施の形態では、デジタルカメラ3には、その操作方法の説明を行うための画像(以下、ヘルプメニューと称する)をLCDパネル46に表示する機能(以下、ヘルプ機能と称する)が搭載されている。このヘルプ機能を実現するプログラムが第5のプログラムである。即ち、第5のプログラムが実現可能な幾つかの機能のうちのひとつが、ヘルプ機能であると言える。そこで、以下、第5のプログラムに従った処理の一例として、ヘルプ機能に対応する処理(以下、ヘルプメニュー表示処理と称する)について説明する。
ヘルプメニューのトップ画像は、図8の機能ボタン類40dや、メニューカーソル指示ボタン及び選択指示ボタン40eをユーザが操作することで、LCDパネル46に表示される。なお、以下、このようなヘルプメニューのトップ画像を表示させるためにユーザが行う一連の操作を、ヘルプメニュー表示操作と称する。そして、ユーザは、機能ボタン類40dや、メニューカーソル指示ボタン及び選択指示ボタン40eを操作して、このヘルプメニューのトップ画像に表示された複数の選択項目(ソフトウエアボタン)のうちの、所望の情報についての選択項目を選択していく(ソフトウエアボタンを押下操作する)ことで、所望の情報についてのヘルプメニューをLCDパネル46に表示させることができる。各種ヘルプメニューにも、様々な選択項目が設けられており、ユーザは、機能ボタン類40dや、メニューカーソル指示ボタン及び選択指示ボタン40eを操作して、所望の選択項目を選択していくことを繰り返すことで、最終的に、所望の情報を得ることができる。即ち、ユーザの所望の情報を含むヘルプメニューの画像がLCDパネル46に表示される。
このように、本実施の形態では、このようなヘルプメニュー表示処理は、図8の機能ボタン類40dや、メニューカーソル指示ボタン及び選択指示ボタン40eに基づくユーザ操作に従って実行されることになる。ただし、ヘルプメニュー表示処理を実行させるためのユーザの操作は、本実施の形態に特に限定されない。例えば、LCDパネル46をいわゆるタッチパネルとして構成することで、そのタッチパネルによる操作に基づいて、ヘルプメニュー表示処理を実行することも容易に可能になる。
具体的には例えば、本実施の形態では、ヘルプメニュー表示処理により、図11に示されるような各種ヘルプメニューがLCDパネル46に表示される。即ち、図11は、ヘルプメニュー表示処理の概略、換言すると、その際のユーザ操作の概略を説明する図であって、そのヘルプメニュー表示処理により表示される各種ヘルプメニューの一例を示す図である。
上述したように、デジタルカメラ3の図1のCPU39が撮影処理や画像の再生処理を実行している間は、LCDパネル46には、被写体の画像や再生された画像が表示されている。なお、以下、撮影処理や画像の再生処理等、ヘルプメニュー表示処理以外の処理が実行されているときにLCDパネル46に表示される画像を、ヘルプメニュー表示処理の説明をしているときに限って、初期画像と称する。例えば、図11の例では、初期画像として画像D01がLCDパネル46に表示されている。
このような初期画像D01がLCDパネル46に表示されている状態で、ヘルプメニュー表示操作が行われると、LCDパネル46には、ヘルプメニューのトップ画像として例えば図19の画像D02が表示される。
このヘルプメニューのトップ画像D02には、複数の選択項目(ソフトウエアボタン)81乃至85が含まれており、ユーザがそのうちの所定の1つを選択する操作(ソフトウエアボタンの押下操作)を行うと、ユーザにより選択された選択項目に対応する画像が、LCDパネル46に表示される。
具体的には例えば、「撮影について」と記述された選択項目82(以下、「○○」選択項目を、「○○」選択項目と称する)が選択された場合には、撮影機能に関するヘルプメニューとして図11の画像D03がLCDパネル46に表示される。このヘルプメニューD03には、「セルフタイマーを使う」場合のヘルプ情報(画像)を表示させるための選択項目91、「ストロボを使う」場合のヘルプ情報を表示させるための選択項目92、および、「近くの物体を撮る」場合のヘルプ情報を表示させるための選択項目93といった、撮影機能に関するヘルプ情報を表示させるための選択項目が含まれている。また、LCDパネル46のサイズがさほど大きくなく、これらの選択項目の全てをLCDパネル46に表示させることができないので、各種ヘルプ情報を選択させるための選択項目の表示をスクロールさせていくための選択項目(以下、このような選択項目をスクロール項目と称する)94が設けられている。また、ヘルプ機能を終了させて、LCDパネル46の表示内容を初期画像D01に戻すための選択項目(以下、このような選択項目を終了項目と称する)95が設けられている。また、LCDパネル46の表示内容をひとつ前のヘルプメニュー、即ち、ヘルプメニューのトップ画像D02に戻すための選択項目(以下、このような選択項目をリターン項目と称する)96も設けられている。
また、例えば、ヘルプメニューのトップ画像D02のうちの、「再生について」選択項目83が選択された場合には、再生機能に関するヘルプメニューとして図11の画像D04がLCDパネル46に表示される。このヘルプメニューD04には、「画像を再生する」場合のヘルプ情報を表示させるための選択項目101、「画像を削除する」場合のヘルプ情報を表示させるための選択項目102、および、「画像を回転する」場合のヘルプ情報を表示させるための選択項目103といった、再生機能に関するヘルプ情報を表示させるための選択項目が含まれている。その他、スクロール項目104、終了項目105、および、リターン項目106も含まれている。
このようなヘルプメニューのトップ画像D02の選択項目82や83に対して、例えば「最新の情報」選択項目81が選択された場合には、このデジタルカメラ3についての「最新の情報」を含む画像(以下、最新情報画像と称する)D05がLCDパネル46に表示される。即ち、上述した図1の情報管理サーバ1に機種毎かつ言語毎に記憶されている「最新の情報」ファイルのうちの、このデジタルカメラ3の機種コードについての「最新の情報」ファイルに対応する「最新の情報」がLCDパネル46に表示されるのである。この「最新の情報」を表示させるための表示領域として、表示領域111が最新情報画像D05に設けられている。その他、終了項目112およびリターン項目113も含まれている。
具体的には例えば、本実施の形態では、図6の管理表の「送信する機種コード」の項目の一番上に記述された「P072JP」が、このデジタルカメラ3の機種コードとされている。この場合、図6の管理表によれば、「p072jp.jpg」という名称のファイルが、このデジタルカメラ3の機種コードである「P072JP」についての「最新の情報」ファイルである。従って、「p072jp.jpg」という名称のファイルに含まれる圧縮符号化画像データが、図1のデジタル信号処理部35により伸長復号され、その結果として、図11の表示領域111に表示されている画像(その画像データ)が得られ、その画像が表示領域111に挿入(合成)されたヘルプメニューD05(その画像データ)がCPU39により生成されて、LCDパネル46に表示される。
ここで注目すべき点は、本実施の形態では、上述したように、「最新の情報」ファイルは画像形式ファイルであるという点である。即ち、本実施の形態の図3のデジタルカメラ3では、JISで規定されたシンボル(コード)についての字体データが図1のFLASHメモリ44に格納されている。ただし、上述したように、コスト削減の観点から、JISで規定されたシンボル全てについての字体データがFLASHメモリ44に格納されているとは限らず、そのうちの一部のシンボルについての字体データのみがFLASHメモリ44に格納されている。従って、例えば「あ」についての字体データがFLASHメモリ44に格納されていない場合には、「最新の情報」ファイルがテキストファイルとして与えられてしまうと、デジタルカメラ3は、「現在ありません」のうちの「あ」をLCDパネル46に表示することができなくなるという問題点、即ち、ユーザが「最新の情報」を視認できなくなるという問題点が発生する。そこで、本実施の形態では、「最新の情報」ファイルは、画像形式ファイル、より具体的にはJPEGファイルとして、デジタルカメラ3に供給されるのである。
ところで、デジタルカメラ3が、このような最新情報画像D05をLCDパネル46に表示させるためには、その表示領域111に表示させるべき「最新の情報」に対応する「最新の情報」ファイルがFLASHメモリ44等に予め格納されている必要がある。即ち、本実施の形態では、この「最新の情報」ファイルは、上述したように、情報管理サーバ1からクライアントコンピュータ2に提供されて、クライアントコンピュータ2の記憶部25に記憶されている。そこで、デジタルカメラ3は、所定のタイミングで、この「最新の情報」ファイルを、クライアントコンピュータ2から取得しておく必要がある。
「最新の情報」ファイルの取得手法や取得のタイミングは、特に限定されない。ただし、単に「最新の情報」を取得する処理だけのために、ユーザの手を煩わせたり(何等かのユーザ操作を伴ったり)、その処理が実行中であることをユーザにわからせたり、また、その処理のためにその他の処理やユーザ操作を中断させることは得策ではない。従って、「最新の情報」ファイルの取得手法や取得のタイミングとしては、ユーザの手を煩わせたり(何等かのユーザ操作を伴ったり)、その処理が実行中であることをユーザにわからせたり、また、その処理のためにその他の処理やユーザ操作を中断させることが無いような、取得手法や取得のタイミングであると好適である。
そこで、本実施の形態では、ユーザが、画像の転送等を目的として、即ち、「最新の情報」を取得することとは異なることを目的として、デジタルカメラ3とクライアントコンピュータ2とを接続したとき、自動的に(ユーザの操作を介在することなく)、その目的の通信を行うための前処理(以下、通信初期化処理と称する)を実行し、その通信初期化処理内の処理として、「最新の情報」ファイルをクライアントコンピュータ2から取得する。
即ち、通信初期化処理とは、本来の目的の通信の前処理であるため、この間に、「最新の情報」を取得する処理が実行されても、その処理が実行中であることをユーザにわからせたり、また、その処理のためにその他の処理(本来の目的の通信処理等)やユーザ操作を中断させることはない。また、デジタルカメラ3とクライアントコンピュータ2とが接続されたときに、通信初期化処理は自動的に(ユーザの操作を介在することなく)開始されるので、その通信初期化処理の一部として行われる「最新の情報」を取得する処理もまた、ユーザの手を煩わせることはない(何等ユーザ操作を伴うことはない)。
このような「最新の情報」を取得する処理を含む通信初期化処理の一例が、図12のフローチャートに示されている。即ち、図12は、本発明が適用される通信初期化処理の一例を説明するフローチャートである。この図12の例の通信初期化処理とは、結局、上述した第4のプログラムに従った処理の一部であると言える。そこで、以下、図12を参照して、第4のプログラムに従った処理の一例としての通信初期化処理について説明する。
図12において、左側のフローチャートは、図1のデジタルカメラ3側の通信初期化処理の一例を示しており、また、右側のフローチャートは、クライアントコンピュータ2側の通信初期化処理の一例を示している。また、左側と右側とのフローチャートのうちの一方の第1のステップから他方の第2のステップに引かれた矢印は、所定の情報(データ)の流れを示している。即ち、1つの矢印は、第1のステップの処理で、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とのうちの何れか一方から送信された情報が、他方に伝送され、第2のステップの処理で、他方に受信されることを示している。
上述したように、クライアントコンピュータ2のI/O制御部28とデジタルカメラ3のI/O制御部37とがUSBのケーブル等を介して電気的に接続されると、通信初期化処理は自動的に開始される。即ち、その接続直後、処理はステップS1に進む。
ステップS1において、デジタルカメラ3のCPU39は、FLASHメモリ44から自分自身の機種コードを読み出し、その機種コードをI/O制御部37からクライアントコンピュータ2に送信する。なお、接続時に何らかの機種コードを送信することはUSBの規格自体でも規定されているので、その規定をそのまま使用することができる。
すると、ステップS11において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、この機種コードをI/O制御部28を介して受信する。
上述したように、このとき送受信される機種コードは、上述した図6の管理表に示されるように、デジタルカメラ3の機種名を特定できる情報を含んでいるだけでなく、デジタルカメラ3の設定言語を特定できる情報を含んでいる。具体的には例えば、本実施の形態では、図6の管理表の「送信する機種コード」の項目の一番上に記述されている「P072JP」が、デジタルカメラ3の機種コードとされている。この場合、この「P072JP」のうちの「P072」という情報が、デジタルカメラ3の機種名である「DSC-P72」を特定できる情報である。また、この「P072JP」のうちの「JP」という情報が、デジタルカメラ3の設定言語は日本語(JP)であることを特定できる情報である。
ステップS12において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、記憶部25内のファイルを検索する。そして、ステップS13において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、その検索結果に基づいて、ステップS11の処理で受信した機種コードで特定できる機種と言語に対応する「最新の情報」ファイルがあるか否かを判定する。
ステップS13において、「最新の情報」ファイルが存在しないと判定された場合、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。この場合、後述するように、デジタルカメラ3側においても、ステップS2の処理でNOであると判定されて、デジタルカメラ3の通信初期化処理は終了となる。このように、デジタルカメラ3の機種コードに対応する「最新の情報」ファイルがクライアントコンピュータ2の記憶部2に記憶されていない場合には、「最新の情報」ファイルは、デジタルカメラ3に転送されない。
これに対して、本実施の形態では、デジタルカメラ3の機種コードは「P072JP」とされている。また、図6の管理表の「対応する「最新の情報」表示用ファイル」の項目に記述されている全ての名称の「最新の情報」ファイルが、クライアントコンピュータ2の記憶部25に記憶されている。即ち、「P072JP」に対応する「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」ファイルが記憶されている。従って、ステップS13において、「最新の情報」ファイルが存在すると判定されて、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、「最新の情報」ファイルを転送したいことの要求(以下、ファイル転送要求と称する)を、I/O制御部28からデジタルカメラ3に送信する。
この間、デジタルカメラ3のCPU39は、ステップS2において、ファイル転送要求が有ったか否かを判定する。
上述したように、クライアントコンピュータ2側で、ステップS13の処理でNOであると判定されて、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理が終了した場合には、ステップS2において、ファイル転送要求は無かったと判定されて、デジタルカメラ3の通信初期化処理も終了となる。
これに対して、いまの場合のように、クライアントコンピュータ2側で、ステップS13の処理でYESであると判定されて、ステップS14の処理でファイル転送要求が送信された場合には、デジタルカメラ3のCPU39は、そのファイル転送要求をI/O制御部37を介して受信し、ステップS2において、ファイル転送要求が有ったと判定して、処理をステップS3に進める。
ステップS3において、デジタルカメラ3のCPU39は、ファイル転送要求に対する応答として「ファイル受信処理を行う」という応答を、I/O制御部37からクライアントコンピュータ2に対して送信する。
この間、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS15において、ファイル送信可能であるか否かを判定する。
図12の例では図示されていないが、デジタルカメラ3に例えば何かしらのトラブルが発生しており、転送要求に対する応答として「ファイル受信処理を行わない」という応答が送信された後、デジタルカメラ3の通信初期化処理が終了してしまった場合、或いは、応答自体が送信されないまま、デジタルカメラ3の通信初期化処理が終了してしまった場合、ステップS15において、ファイル送信可能ではない、即ち、ファイル送信不可能であると判定されて、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。
これに対して、いまの場合、ステップS3の処理で、「ファイル受信処理を行う」という応答がデジタルカメラ3から送信されてくるので、クライアントコンピュータ2のCPU21は、その応答をI/O制御部28を介して受信し、ステップS15において、ファイル送信可能であると判定して、処理をステップS16に進める。
ステップS16において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS11の処理で受信したデジタルカメラ3の機種コードに対応する「最新の情報」ファイル、即ち、本実施の形態では図6の管理表に記載の「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」ファイルを記憶部25から読み出して、その「最新の情報」ファイルをI/O制御部28からデジタルカメラ3に対して送信する。これにより、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。
すると、デジタルカメラ3のCPU39は、ステップS4において、この「最新の情報」ファイルをI/O制御部37を介して受信し、ステップS5において、それをFLASHメモリ44に記憶させる。これにより、デジタルカメラ3の通信初期化処理は終了となる。
このようにして、ユーザが、撮影した画像の転送等を目的として、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とをUSBのケーブル等を介して電気的に接続させる毎に、このような通信初期化処理が自動的に実行され、「最新の情報」ファイルがデジタルカメラ3のFLASHメモリ44に自動的に格納される。その結果、ユーザは、ヘルプ機能を活用することで、図11のような最新情報画像D05をLCDパネル46に表示させることができ、その表示領域111を見ることで、「最新の情報」を取得(視認)することができるようになる。
ただし、このような通信初期化処理が自動的に実行されても、上述したように、クライアントコンピュータ2に「最新の情報」ファイル自体が記憶されていなければ、当然ながら、デジタルカメラ3のFLASHメモリ44にも「最新の情報」ファイルが格納されない。この場合、即ち、デジタルカメラ3のFLASHメモリ44に「最新の情報」ファイルが格納されていない場合、上述した図11のヘルプメニューのトップ画像D02がLCDパネル46に表示されている状態で、「最新の情報」選択項目81がたとえ選択されたとしても、デジタルカメラ3は、図11の画像D05のような最新情報画像をLCDパネル46に表示させることはできない。或いは、デジタルカメラ3が、図11の表示領域111に何も含まれない(ただ単に白等の単一色の画像が含まれる)画像D05自体をLCDパネル46に表示できたとしても、このような「最新の情報」を含まない画像D05では、ユーザにとっては意味がない。
そこで、本実施の形態では、図13に示されるように、初期画像D01がLCDパネル46に表示されている状態でヘルプメニュー表示操作がなされると、デジタルカメラ3は、FLASHメモリ44に「最新の情報」ファイルが格納されている場合には、最新情報画像を表示させるために選択項目81、即ち、「最新の情報」選択項目81を含むヘルプメニューのトップ画像D02aをLCDパネル46に表示させる一方、FLASHメモリ44に「最新の情報」ファイルが格納されていない場合には、「最新の情報」選択項目81を含まないヘルプメニューのトップ画像D02bを表示させるようにしている。なお、ヘルプメニューのトップ画像D02bは、このように「最新の情報」選択項目81を含まないので、その代わりに、「パソコンと接続」選択項目86が最初に表示されるように構成される。
以下、図14のフローチャートを参照して、このようなヘルプメニューのトップ画像D02a,D02bを使い分けるヘルプメニュー表示処理を含む第5のプログラムに従った処理の一例について説明する。第5のプログラムに従った処理とは、上述したように、デジタルカメラ3の表示部であるLCDパネル46の表示内容を制御する処理である。そこで、以下、第5のプログラムに従った処理を、表示内容制御処理と称する。即ち、図14は、デジタルカメラ3の表示内容制御処理の一例を示すフローチャートである。ただし、図14の例のフローチャートは、ヘルプ機能に特化した処理、即ち、ヘルプメニューを表示させることに特に着目した処理を説明するフローチャートである。換言すると、図14の例では、各種設定を行うための設定画像(図示せず)をLCDパネル46に表示させる設定機能等、ヘルプ機能以外の機能を実現する処理は省略されている。
ステップS31において、図1のデジタルカメラ3のCPU39は、POWER ON(電源状態がオン状態)であるか否かを判定する。
ステップS31において、POWER ONではないと判定された場合、即ち、POWER OFF(電源状態がオフ状態)であると判定された場合、処理はステップS31に戻され、POWER ONであるか否かが再度判定される。即ち、POWER OFFである限り、ステップS31とS32との処理が繰り返し実行されて、表示内容制御処理は待機され、その結果、LCDパネル46には何も表示されない。
その後、上述した図7等の電源切替ボタン40bが押下されてPOWER ONになると、ステップS31において、POWER ONであると判定されて、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、CPU39は、ヘルプメニュー表示処理を行うための準備(前処理)として、上述した図13のヘルプメニューのトップ画像D02a,D02bのうちの何れを利用するのかを決定する処理、より正確にはその決定に必要な情報(後述する情報有フラグ)を設定する処理を実行する。以下、このようなステップS32の処理を、準備処理と称する。準備処理の詳細例については、図15のフローチャートを参照して後述する。
ステップS32の準備処理が終了すると、処理はステップS33に進む。ステップS33において、CPU39は、初期画像、例えば図11や図13に示される初期画像D01を、LCDパネル46に表示させる制御を行う。
ステップS34において、CPU39は、ヘルプメニュー表示操作がなされたか否かを判定する。
ステップS34において、ヘルプメニュー表示操作がなされていないと判定された場合、ステップS35のヘルプメニュー表示処理は実行されずに、処理はステップS36に進む。
ステップS36において、CPU39は、POWER OFFであるか否かを判定する。
ステップS36において、POWER OFFであると判定された場合、表示内容制御処理は終了となる。即ち、再度POWER ONとなったときに、表示内容制御処理は再度開始されることになる。
これに対して、POWER ONである限り、ステップS36において、POWER OFFではないと判定されて、処理はステップS33に戻され、初期画像がLCD パネル46に再度表示された後、それ以降の処理が繰り返される。即ち、図14の例では、POWER ONであって、かつ、ヘルプメニュー表示操作がなされない限り、ステップS33乃至S36のループ処理が繰り返し実行されて、初期画像がLCD パネル46に表示され続けることになる。
なお、実際には、上述したように、設定機能等のヘルプ機能以外の機能も存在し、それらの機能の実現がユーザにより指示された場合(その指示に対応する操作がなされた場合)、指示された機能に対応する各種画像がLCDパネル46に表示される。
このようにして、ステップS33乃至S36のループ処理が繰り返し実行されている状態、即ち、初期画像が表示されている状態で、ヘルプメニュー表示操作がなされると、ステップS34においてYESであると判定されて、ステップS35において、ヘルプメニュー表示処理が実行されることになる。なお、ヘルプメニュー表示処理の詳細については、図16と図17のフローチャートを参照して後述する。
以下、図15のフローチャートを参照して、ステップS32の「準備処理」の詳細例について説明し、その後、図16と図17のフローチャートを参照して、ステップS35の「ヘルプメニュー表示処理」について説明する。
図15のステップS51において、図1のデジタルカメラ3のCPU39は、内蔵メモリ(本実施の形態では例えばFLASHメモリ44)に「最新の情報」ファイルが格納されていることを示すフラグ(以下、情報有フラグと称する)をクリアする。
ステップS52において、CPU39は、内蔵メモリであるFLASHメモリ44内を検索する。そして、ステップS53において、CPU39は、その検索結果に基づいて、FLASHメモリ44内に「最新の情報」ファイルが有る(格納されている)か否かを判定する。
ステップS52の検索処理の結果が、「最新の情報」ファイルがFLASHメモリ44内に存在しないという結果の場合は、ステップS53においてNOであると判定されて、準備処理は終了となる。即ち、図14のステップS32の処理が終了し、ステップS33の処理で初期画像がLCDパネル46に表示された後、それ以降の処理が実行される。
これに対して、ステップS52の検索処理の結果が、「最新の情報」ファイルがFLASHメモリ44内に存在するという結果の場合は、ステップS53においてYESであると判定されて、処理はステップS54に進む。ステップS54において、CPU39は、情報有フラグを立てる。これにより、準備処理は終了となる。即ち、図14のステップS32の処理が終了し、ステップS33の処理で初期画像がLCDパネル46に表示された後、それ以降の処理が実行される。
このようにして、本実施の形態の準備処理では、FLASHメモリ44に「最新の情報」ファイルが格納されているか否かに応じて、情報有フラグが立てられるか或いはクリアされる。
従って、CPU39は、図14のステップS35のヘルプメニュー表示処理で、この情報有フラグが立っている場合には、図13のヘルプメニューのトップ画像D02aを表示させることができる一方、この情報有フラグがクリアされている場合には、図13のヘルプメニューのトップ画像D02bを表示させることができる。
以下、図16と図17のフローチャートを参照して、このようなヘルプメニューのトップ画像D02aとD02bとを選択的に表示させるヘルプメニュー表示処理の詳細例について説明する。
なお、以下、図13のヘルプメニューのトップ画像D02aを、「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aと称する。これに対して、図13のヘルプメニューのトップ画像D02bを、「最新の情報」項目非表示ヘルプメニューD02bと称する。また、「撮影について」選択項目82、「再生について」選択項目83、および、「パソコンと接続」選択項目86等をまとめて、他のヘルプ項目と称する。これに伴い、図11の画像D03や画像D04等をまとめて、他のヘルプ項目の画像と称する。
はじめに、図16のステップS71において、CPU39は、情報有フラグが立っているか否かを判定する。
ステップS71において、情報有フラグが立っていない、即ち、情報有フラグがクリアされていると判定された場合、処理は図17のステップS83に進む。ただし、ステップS83以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS71において、情報有フラグが立っていると判定された場合、処理はステップS72に進む。ステップS72において、CPU39は、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aをLCDパネル46に表示させるように制御する。
ステップS73において、CPU39は、終了項目85が選択されたか否かを判定する。
ステップS73において、終了項目85が選択されたと判定された場合、ヘルプメニュー表示処理は終了となる。即ち、図14のステップS35の処理は終了し、POWER ONである限り、ステップS36の処理でNOであると判定されて、処理はステップS33に戻されて、図13の初期画像D01がLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS73において、終了項目85が選択されていないと判定された場合、処理はステップS74に進む。
ステップS74において、CPU39は、「最新の情報」項目81が選択されたか否かを判定する。
ステップS74において、「最新の情報」項目81が選択されたと判定された場合、処理はステップS75に進む。ステップS75において、CPU39は、「最新の情報」ファイルをFLASHメモリ44から読み出し、図11の最新情報画像D05(画像データ)を生成する。そして、ステップS76において、CPU39は、最新情報画像D05をLCDパネル46に表示させるように制御する。
ステップS77において、CPU39は、最新情報画像D05のリターン項目113が選択されたか否かを判定する。
ステップS77において、最新情報画像D05のリターン項目113が選択されたと判定された場合、処理はステップS72に戻され、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aがLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS77において、最新情報画像D05のリターン項目113が選択されていないと判定された場合、処理はステップS78に進む。ステップS78において、CPU39は、最新情報画像D05の終了項目112が選択されたか否かを判定する。
ステップS78において、最新情報画像D05の終了項目112が選択されたと判定された場合、ヘルプメニュー表示処理は終了となる。即ち、図14のステップS35の処理は終了し、POWER ONである限り、ステップS36の処理でNOであると判定されて、処理はステップS33に戻されて、図13の初期画像D01がLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS78において、最新情報画像D05の終了項目112が選択されていないと判定された場合、処理はステップS76に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、最新情報画像D05が引き続きLCDパネル46に表示される。
以上、ステップS74において、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aの「最新の情報」項目81が選択されたと判定された場合のそれ以降の一連の処理について説明した。
次に、ステップS74において、「最新の情報」項目81が選択されていないと判定された場合のそれ以降の一連の処理について説明する。この場合、処理はステップS79に進む。ステップS79において、CPU39は、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aの他のヘルプ項目が選択されたか否か、即ち、「撮影について」選択項目82や「再生について」選択項目83等のうちのひとつが選択されたか否かを判定する。
ステップS79において、他のヘルプ項目が選択されてないと判定された場合、処理はステップS72に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aが引き続きLCDパネル46に表示される。
これに対して、ステップS79において、他のヘルプ項目が選択されたと判定された場合、処理はステップS80に進む。ステップS80において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像をLCDパネル46に表示させるように制御する。
ステップS81において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されたか否かを判定する。
ステップS81において、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されたと判定された場合、処理はステップS72に戻され、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aがLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS81において、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されていないと判定された場合、処理はステップS82に進む。ステップS82において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されたか否かを判定する。
ステップS82において、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されたと判定された場合、ヘルプメニュー表示処理は終了となる。即ち、図14のステップS35の処理は終了し、POWER ONである限り、ステップS36の処理でNOであると判定されて、処理はステップS33に戻されて、図13の初期画像D01がLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS82において、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されていないと判定された場合、処理はステップS80に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、他のヘルプ項目の画像が引き続きLCDパネル46に表示される。
以上、ステップS71において、情報有フラグが立っていると判定された場合のそれ以降の一連の処理、即ち、ステップS72の処理で、図13の「最新の情報」項目表示ありヘルプメニューD02aがLCDパネル46に表示された場合のそれ以降の一連の処理について説明した。
次に、ステップS71において、情報有フラグが立っていない、即ち、情報有フラグがクリアされていると判定された場合のそれ以降の一連の処理について説明する。この場合、上述したように、図17のステップS83乃至S88の処理が実行されることになる。
ステップS83において、CPU39は、図13の「最新の情報」項目非表示ヘルプメニューD02bをLCDパネル46に表示させるように制御する。
ステップS84において、CPU39は、終了項目85が選択されたか否かを判定する。
ステップS84において、終了項目85が選択されたと判定された場合、ヘルプメニュー表示処理は終了となる。即ち、図14のステップS35の処理は終了し、POWER ONである限り、ステップS36の処理でNOであると判定されて、処理はステップS33に戻されて、図13の初期画像D01がLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS84において、終了項目85が選択されていないと判定された場合、処理はステップS85に進む。
ステップS85において、CPU39は、図13の「最新の情報」項目非表示ヘルプメニューD02bの他のヘルプ項目が選択されたか否か、即ち、「撮影について」選択項目82、「再生について」選択項目83、「パソコンと接続」選択項目86等のうちのひとつが選択されたか否かを判定する。
ステップS85において、他のヘルプ項目が選択されてないと判定された場合、処理はステップS83に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、「最新の情報」項目非表示ヘルプメニューD02bが引き続きLCDパネル46に表示される。
これに対して、ステップS85において、他のヘルプ項目が選択されたと判定された場合、処理はステップS86に進む。ステップS86において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像をLCDパネル46に表示させるように制御する。
ステップS87において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されたか否かを判定する。
ステップS87において、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されたと判定された場合、処理はステップS83に戻され、図13の「最新の情報」項目非表示ヘルプメニューD02bがLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS87において、他のヘルプ項目の画像におけるリターン項目が選択されていないと判定された場合、処理はステップS88に進む。ステップS88において、CPU39は、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されたか否かを判定する。
ステップS88において、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されたと判定された場合、ヘルプメニュー表示処理は終了となる。即ち、図14のステップS35の処理は終了し、POWER ONである限り、ステップS36の処理でNOであると判定されて、処理はステップS33に戻されて、図13の初期画像D01がLCDパネル46に再度表示され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS88において、他のヘルプ項目の画像における終了項目が選択されていないと判定された場合、処理はステップS86に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、他のヘルプ項目の画像が引き続きLCDパネル46に表示される。
以上、図14のステップS35の処理の詳細例として、図16と図17の例のヘルプメニュー表示処理について説明した。
このようにして、デジタルカメラ3のCPU39が、ヘルプメニュー表示処理を実行することで、デジタルカメラ3の機種についての「最新の情報」をLCDパネル46に表示させることができる。
なお、LCDパネル46に表示される情報として、上述した例では、デジタルカメラ3の機種についての「最新の情報」を挙げたが、基本的に、デジタルカメラ3の機種固有の情報であれば何れの情報でも構わない。
この場合、デジタルカメラ3の機種固有の情報を含むファイルは、図1の情報管理サーバ1により管理され、適宜、クライアントコンピュータ2の記憶部25にダウンロードされる。そして、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とが、I/O制御部28およびI/O制御部37を介して接続されると、例えば上述した図12の通信初期化処理と基本的に同様の処理が実行され、デジタルカメラ3の機種固有の情報を含むファイルが、クライアントコンピュータ2からデジタルカメラ3に転送されて、FLASHメモリ44等に格納されることになる。
このようなデジタルカメラ3は、次のような第1の効果乃至第3の効果を奏することが可能になる。
即ち、従来の情報公開手法では、上述したように、ユーザ自らクライアントコンピュータを操作して商品固有のサポート情報等を検索する、といった煩雑で時間のかかる操作を行う必要があった。これに対して、ユーザは、デジタルカメラ3とクライアントコンピュータ2とを接続するだけで、デジタルカメラ3内に自身の機種固有の情報が自動的にダウンロードされるので、その後必要なときにデジタルカメラ3を利用した簡単な操作(例えば「最新の情報」項目の選択操作)を行うだけで、その機種固有の情報を得ることができる。結果として、ユーザの操作負担が従来と比較して格段に軽減されるという効果が、第1の効果である。
また、デジタルカメラ3の製造者等は、デジタルカメラ3の機種固有の情報をファイルとして情報管理サーバ1に記憶させておくだけで、ユーザ側のクライアントコンピュータ2がその機種固有の情報を自動的にダウンロードし、また、外部接続端子で接続されたデジタルカメラ3にその機種固有情報を転送することができる。結果として、デジタルカメラ3の機種固有の情報がユーザの目に触れる機会は、従来のデジタルカメラの機種固有情報に比べて格段に増えるという効果が、第2の効果である。
さらに、このようなデジタルカメラ3の機種固有の情報は、デジタルカメラ3に一度ダウンロードされた後は、クライアントコンピュータ2との接続が切れてもそのままデジタルカメラ3内に保持されるので、インターネットを使ったWebアクセスのように、切断時には閲覧できない、ということが解消される効果、即ち、ユーザは、一度ダウンロードされた機種固有の情報をいつでも見ることができるという効果が、第3の効果である。
また、デジタルカメラ3の機種固有の情報を含むこのファイルの形式は、「最新の情報」ファイルと同様に、特に限定されないが、上述したように、FLASHメモリ44に格納される字体データが制限される可能性が多いことから、JPEG方式のような画像形式ファイルであると好適である。なぜならば、上述した第1の効果乃至第3の効果に加えてさらに、次の第4の効果と第5の効果とを奏することが可能になる。
即ち、デジタルカメラ3の製造者等は、デジタルカメラ3の機種固有の情報を画像形式ファイルとして情報管理サーバ1に記憶させておくだけで、従来と同様に必要な字体データだけを搭載したデジタルカメラ3を製造することができるという効果、即ち、全ての字体データをデジタルカメラ3に搭載させる必要はないという効果が、第4の効果である。
また、デジタルカメラ3の機種固有の情報は、上述した例ではシンボル列から構成されるとしたが、画像形式ファイルとして構成される場合には、そのシンボル列は画像として取り扱われることになる。従って、デジタルカメラ3の機種固有の情報は、上述した例に限定されず、シンボル列(文章)のみならず、イラストや写真等も含めることが容易にできる(HTMLファイル等で構成する必要はない)という効果が、第5の効果である。
ところで、以上説明した一連の処理は、「最新の情報」ファイルが画像形式ファイルであることが前提とされた。しかしながら、上述した例において、「最新の情報」ファイルとして画像形式ファイルが採用された理由は、図4を参照して上述したように、デジタルカメラ3が、「最新の情報」を構成する1以上のシンボルのうちの少なくとも1つのシンボルについての字体データを記憶していない場合であっても、その「最新の情報」をLCDパネル46に正確に表示させるためである。従って、「最新の情報」を構成する1以上のシンボルの全てについての字体データがデジタルカメラ3に記憶されている場合には、「最新の情報」ファイルがテキストファイルであっても、デジタルカメラ3は、その「最新の情報」をLCDパネル46に正確に表示させることができる。
そこで、例えば図1の情報管理サーバは、所定の機種の所定の言語の「最新の情報」ファイルとして、画像形式ファイルとテキストファイルとの両者を予め用意して管理しておくこともできる。この場合、クライアントコンピュータ2は、適宜、所定の機種の所定の言語の「最新の情報」ファイルとして、画像形式ファイルとテキストファイルとの両者をダウンロードして記憶部25に記憶させることができる。そして、クライアントコンピュータ2は、デジタルカメラ3の字体データの記憶状況等に応じて、デジタルカメラ3の機種および設定言語の「最新の情報」ファイルとして、画像形式ファイルとテキストファイルとのうちの何れか一方を送信することができる。
具体的には例えば、図1の情報管理サーバ1の制御部13は、図6の例の管理表の代わりに、図18に示されるような管理表を管理しておき、この図18の管理表のうちの「「最新の情報」表示用ファイル」という項目に記述された名称の画像形式ファイルとともに、「「最新の情報」テキストファイル」という項目に記述された名称のテキストファイルを、最新情報ファイルデータベース12に記憶させておくこともできる。
即ち、図18は、「最新の情報」ファイルの管理表の、図6の例とは異なる例を示している。図18の管理表に設けられている項目のうちの、「「最新の情報」テキストファイル」という項目以外の項目は、図6の例の対応する項目と全く同一であるため、それらの項目の説明については省略する。
図18の「「最新の情報」テキストファイル」の項目には、その左方の「送信する機種コード」の項目に記述されている機種コードで特定されるデジタルカメラについての「最新の情報」ファイルのうちのテキストファイルの名称が記述されている。具体的には例えば、図18中一番上に記載されている「p072jp.txt」という名称の「最新の情報」ファイルは、機種コードが「P072JP」であるデジタルカメラ、即ち、「DSC-P72」という機種のデジタルカメラのうちのJP(日本語)が設定されたデジタルカメラについての「最新の情報」ファイルであって、JP(日本語)で表現された「最新の情報」を構成する各シンボルがJISの対応するコードで記述されているテキストファイルである。
このように、この例では、デジタルカメラの機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルが画像形式ファイルおよびテキストファイルのそれぞれとして、情報管理サーバ1の最新情報ファイルデータベース12に記憶されている。
そして、情報管理サーバ1の制御部13は、デジタルカメラの機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルのうちの少なくとも一部(ただし、同一の「最新の情報」については、対応するテキストファイルと画像形式ファイルとの両者)を、ネットワーク4を介してクライアントコンピュータ2に送信する制御を行う。
即ち、デジタルカメラの機種毎かつ言語毎の「最新の情報」ファイルのうちの少なくとも一部であって、同一の「最新の情報」については、対応するテキストファイルと画像形式ファイルとの両者が、情報管理サーバ1からクライアントコンピュータ2にネットワーク4を介して提供される。具体的には例えば、ここでは、上述した図18の管理表の「「最新の情報」表示用ファイル」にその名称が記述されている画像形式ファイル(以下、「最新の情報」画像ファイルと称する)の全てと、図18の管理表の「「最新の情報」テキストファイル」にその名称が記述されているテキストファイル(以下、「最新の情報」テキストファイルと称する)の全てが、この図18の管理表とともに、情報管理サーバ1からクライアントコンピュータ2に提供され、記憶部25に記憶されるとする。
この場合、デジタルカメラ3とクライアントコンピュータ2とのそれぞれは、通信初期化処理として、上述した図12のフローチャートの代わりに、例えば図19と図20のそれぞれのフローチャートに従った処理を実行する。
即ち、図19は、デジタルカメラ3の通信初期化処理の、図12の例とは異なる例を説明するフローチャートである。図20は、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理の、図12の例とは異なる例を説明するフローチャートである。また、デジタルカメラ3とクライアントコンピュータ2の通信初期化処理の関係を示すアローチャートが、図21と図22とに示されている。
そこで、以下、図19乃至図22を参照して、通信初期化処理の、図12の例とは異なる例について説明する。
図19乃至図22の例でも、図1のクライアントコンピュータ2のI/O制御部28と、デジタルカメラ3のI/O制御部37とが、USBのケーブル等を介して電気的に接続されると、通信初期化処理は自動的に開始される。即ち、その接続直後、処理はステップS101に進む。
図19のステップS101において、デジタルカメラ3のCPU39は、FLASHメモリ44から自分自身の機種コードを読み出し、その機種コードをI/O制御部37からクライアントコンピュータ2に送信する。
すると、図20のステップS121において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、この機種コードをI/O制御部28を介して受信する。具体的には例えば、ここでも、図18の管理表の「送信する機種コード」の項目の一番上に記述されている「P072JP」が、デジタルカメラ3の機種コードであるとして、CPU21に受信されたとする。
ステップS122において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、記憶部25内のファイルを検索する。そして、ステップS122において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、その検索結果に基づいて、ステップS121の処理で受信した機種コードで特定できる機種と言語に対応する「最新の情報」ファイルがあるか否かを判定する。
ステップS123において、「最新の情報」ファイルが存在しないと判定された場合、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。この場合、後述するように、デジタルカメラ3側においても、ステップS102の処理でNOであると判定されて、デジタルカメラ3の通信初期化処理は終了となる。このように、デジタルカメラ3の機種コードに対応する「最新の情報」ファイルがクライアントコンピュータ2の記憶部2に記憶されていない場合には、「最新の情報」ファイルは、デジタルカメラ3に転送されない。
これに対して、ここでは、デジタルカメラ3の機種コードは「P072JP」とされている。また、図18の管理表の「「最新の情報」表示用ファイル」の項目に記述されている全ての名称の「最新の情報」表示ファイル、および、「「最新の情報」テキストファイル」の項目に記述されている全ての名称の「最新の情報」テキストファイルが、クライアントコンピュータ2の記憶部25に記憶されている。即ち、「P072JP」に対応する「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」表示ファイルと、「P072JP」に対応する「p072jp.txt」という名称の「最新の情報」テキストファイルとの両者が記憶部25に記憶されている。従って、ステップS123において、「最新の情報」ファイルが存在すると判定されて、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ファイル転送要求を、I/O制御部28からデジタルカメラ3に送信する。
この間、デジタルカメラ3のCPU39は、ステップS102において、ファイル転送要求が有ったか否かを判定する。
上述したように、クライアントコンピュータ2側で、ステップS123の処理でNOであると判定されて、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理が終了した場合には、ステップS102において、ファイル転送要求は無かったと判定されて、デジタルカメラ3の通信初期化処理も終了となる。
これに対して、いまの場合、クライアントコンピュータ2側で、ステップS123の処理でYESであると判定されて、ステップS124の処理でファイル転送要求が送信された場合には、デジタルカメラ3のCPU39は、そのファイル転送要求をI/O制御部37を介して受信し、ステップS102において、ファイル転送要求が有ったと判定して、処理をステップS103に進める。
この間、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS125において、ステップS121の処理で受信された機種コードに対応した「最新の情報」テキストファイル、即ちいまの場合には「p072jp.txt」という名称の「最新の情報」テキストファイルを記憶部25から読み込み、このテキストファイルで使われているシンボル(文字等)のコード(以下、文字コードとも称する)の一覧表を作成する。以下、このような一覧表を、文字コード一覧表と称し、これに伴い、このようなステップS125の処理を、文字コード一覧表作成処理と称する。文字コード一覧表作成処理の詳細については、図23のフローチャートを参照して後述する。
ステップS126において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、この文字コード一覧表(データ)を、I/O制御部28からデジタルカメラ3に送信する。
すると、ステップS103において、デジタルカメラ3のCPU39は、その文字コード一覧表をI/O制御部37を介して受信し、処理をステップS104に進める。
ステップS104において、デジタルカメラ3のCPU39は、文字コード一覧表を参照して、FALSHメモリ44に格納されている字体データだけで「最新の情報」を表示できるか否かかを判定する。そして、デジタルカメラ3のCPU39は、FALSHメモリ44に格納されている字体データだけで「最新の情報」を正確に表示できない(少なくとも一部を表示できない)と判定した場合、即ち、クライアントコンピュータ2が送ろうとしている「最新の情報」テキストファイルの中にデジタルカメラ3では表現できないシンボルが少なくとも1つ含まれていると判定した場合には、表示が不可能であることを示すフラグ(以下、表示フラグと称する)を立たせる(表示不可フラグ=1とする)。これに対して、デジタルカメラ3のCPU39は、FALSHメモリ44に格納されている字体データだけで「最新の情報」を表示できないと判定した場合、即ち、クライアントコンピュータ2が送ろうとしている「最新の情報」テキストファイルの中にデジタルカメラ3では表現できないシンボルが1つも含まれていないと判定した場合には、表示フラグをクリアする(表示不可フラグ=0とする)。これに対して、以下、このようなステップS104の処理を、文字コード一覧表比較処理と称する。文字コード一覧表比較処理の詳細については、図24のフローチャートを参照して後述する。
ステップS105において、デジタルカメラ3のCPU39は、表示不可フラグ=1であるか否かを判定する。
ステップS105において、表示不可フラグ=1であると判定された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、デジタルカメラ3のCPU39は、ファイル転送要求に対する応答として「画像ファイル受信処理を行う」という応答を、I/O制御部37からクライアントコンピュータ2に対して送信する。
この間、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS127において、ファイル送信可能であるか否かを判定する。
図19乃至図22の例では図示されていないが、デジタルカメラ3に例えば何かしらのトラブルが発生しており、転送要求に対する応答として「ファイル受信処理を行わない」という応答が送信された後、デジタルカメラ3の通信初期化処理が終了してしまった場合、或いは、応答自体が送信されないまま、デジタルカメラ3の通信初期化処理が終了してしまった場合、ステップS127において、ファイル送信可能ではない、即ち、ファイル送信不可能であると判定されて、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。
これに対して、いまの場合、ステップS106の処理で、「画像ファイル受信処理を行う」という応答がデジタルカメラ3から送信されてくるので、クライアントコンピュータ2は、その応答をI/O制御部28を介して受信し、ステップS127において、ファイル送信可能であると判定して、処理をステップS128に進める。
ステップS128において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、送信ファイルはテキストファイルか否かを判定する。
いまの場合、「画像ファイル受信処理を行う」というデジタルカメラ3からの応答が受信されたので、ステップS128において、送信ファイルはテキストファイルではないと判定されて、処理はステップS129に進む。
ステップS129において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS121の処理で受信したデジタルカメラ3の機種コードに対応する「最新の情報」表示ファイル、即ち、ここでは図18の管理表に記載の「p072jp.jpg」という名称の「最新の情報」表示ファイルを記憶部25から読み出して、その「最新の情報」表示ファイルをI/O制御部28からデジタルカメラ3に対して送信する。これにより、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。
すると、デジタルカメラ3のCPU39は、図19のステップS107において、この「最新の情報」表示ファイルをI/O制御部37を介して受信し、ステップS108において、それをFLASHメモリ44に記憶させる。これにより、デジタルカメラ3の通信初期化処理は終了となる。
以上、ステップS105において、表示不可フラグ=1であると判定された場合のそれ以降の処理について説明した。なお、この場合の一連の処理の流れは、図21のアローチャートに示されている。
以下、ステップS105において、表示不可フラグ=1ではない、即ち、表示不可フラグ=0であると判定された場合のそれ以降の処理について説明する。なお、この場合の一連の処理の流れは、図22のアローチャートに示されている。
この場合、処理はステップS109に進む。ステップS109において、デジタルカメラ3のCPU39は、ファイル転送要求に対する応答として「テキストファイル受信処理を行う」という応答を、I/O制御部37からクライアントコンピュータ2に対して送信する。
すると、クライアントコンピュータ2は、その応答をI/O制御部28を介して受信し、ステップS127において、ファイル送信可能であると判定し、さらに、ステップS128において、送信ファイルはテキストファイルであると判定して、処理をステップS130に進める。
ステップS130において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、ステップS121の処理で受信したデジタルカメラ3の機種コードに対応する「最新の情報」テキストファイル、即ち、ここでは図18の管理表に記載の「p072jp.txt」という名称の「最新の情報」テキストファイルを記憶部25から読み出して、その「最新の情報」テキストファイルをI/O制御部28からデジタルカメラ3に対して送信する。これにより、クライアントコンピュータ2の通信初期化処理は終了となる。
すると、デジタルカメラ3のCPU39は、ステップS110において、この「最新の情報」テキストファイルをI/O制御部37を介して受信し、ステップS111において、それをFLASHメモリ44に記憶させる。これにより、デジタルカメラ3の通信初期化処理は終了となる。
このようにして、ユーザが、撮影した画像の転送等を目的として、クライアントコンピュータ2とデジタルカメラ3とをUSBのケーブル等を介して電気的に接続させる毎に、このような通信初期化処理が自動的に実行され、「最新の情報」画像ファイルまたは「最新の情報」テキストファイルがデジタルカメラ3のFLASHメモリ44に格納される。その結果、ユーザは、ヘルプ機能を活用することで、図11のような最新情報画像D05をLCDパネル46に表示させることができ、その表示領域111を見ることで、「最新の情報」を取得(視認)することができるようになる。
即ち、この場合も、デジタルカメラ3は、上述した図14乃至図17のフローチャートに従った表示内容制御処理を全く同様に実行することができる。ただし、「最新の情報」テキストファイルがデジタルカメラ3のFLASHメモリ44に格納されている場合には、図16のステップS76の処理として、上述した図4のステップSb乃至Sdに対応する処理が実行されることになる。
ここで、図23のフローチャートを参照して、図20のステップS125の文字コード一覧表作成処理の詳細例について説明し、その説明に続いて、図24のフローチャートを参照して、図19のステップS104の文字コード一覧表比較処理の詳細例について説明する。
図23のステップS140において、クライアントコンピュータ2のCPU21は、文字コード一覧表の配列の値を全てクリアする。
ステップS141において、CPU21は、図19のステップS101の処理で受信したデジタルカメラ3の機種コード(機種と言語の組み合わせ)に基づいて、これに該当する「最新の情報」テキストファイルを開く。即ち、いまの場合、図18の管理表に記載の「p072jp.txt」という名称の「最新の情報」テキストファイルが開かれる。
そして、ステップS142において、CPU21は、そのテキストファイルの先頭から順に文字(シンボル)を1つずつ読み込んでいく。即ち、現在の先頭の文字が読み込まれると、処理はステップS143に進む。
ステップS143において、CPU21は、文字コード一覧表に、直前のステップS142の処理で読み込んだ文字の文字コードが存在するか否かを判定する。
ステップS143において、文字コード一覧表に文字コードが存在すると判定された場合、処理はステップS145に進む。即ち、読み込まれた文字の文字コードが現在の文字コード一覧表と照らし合わされて、すでにその文字コードが一覧表に登録されていれば、何の処理も実行されずに、処理はステップS145に進む。
これに対して、ステップS143において、文字コード一覧表に文字コードが存在しないと判定された場合、処理はステップS144に進む。ステップS144において、CPU21は、文字コード一覧表に、直前のステップS142の処理で読み込んだ文字の文字コードを追加(登録)する。その後、処理はステップS145に進む。
ステップS145において、CPU21は、直前のステップS142の処理で読み込んだ文字の判定が終わったということで、読み込む文字を次の文字に移す。
ステップS146において、CPU21は、ファイルエンドか否かを判定する。
ステップS146において、ファイルエンドではないと判定された場合、処理はステップS142に戻され、それ以降の処理が繰り返される。即ち、このようなステップS142乃至S146のループ処理が、ステップS141の処理で開かれた「最新の情報」テキストファイルの終わりまで、1文字(シンボル)ずつ順次実行される。
そして、「最新の情報」テキストファイルの最後の文字についてのステップS145の処理が終了すると、次のステップS146において、ファイルエンドであると判定されて、処理はステップS147に進む。
ステップS147において、CPU21は、文字コード一覧表を格納していた配列(例えば、記憶部25の一領域)に配列終了を示す値を格納する、といった配列終了処理を実行する。これにより、図20のステップS125の文字コード一覧表作成処理は終了し、処理はステップS126に進む。
次に、図24のフローチャートを参照して、図19の文字コード一覧表作成処理の詳細例について説明する。
ステップS161において、デジタルカメラ3のCPU39は、上述した表示不可フラグをクリアする(表示不可フラグ=0にする)。
ステップS162において、CPU39は、図19のステップS103の処理で受信した文字コード一覧表のデータ(配列)に格納されている文字コードの値を、先頭から順に読み込んでいく。即ち、現在の先頭の文字コードの値が読み込まれると、処理はステップS163に進む。
ステップS163において、CPU39は、直前のステップS162で読み込んだ文字コードの値が、文字コード一覧表の終わりであるか否かを判定する。
直前のステップS162で読み込んだ文字コードの値が最後をあらわす値に等しい場合は、ステップS163において、文字コード一覧表の終わりであると判定されて、文字コード一覧表比較処理は終了となる。即ち、図19のステップS104の処理が終了し、処理はステップS105に進む。
これに対して、ステップS163において、文字コード一覧表の終わりではないと判定された場合、処理はステップS164に進む。ステップS164において、CPU39は、表示用テーブル配列を参照する。
ステップS165において、表示用テーブル配列に、ステップS162で読み混んだ文字コードの値についての字体データ格納テーブルが存在するか否かを判定する。
ステップS165において、字体データ格納テーブルが存在しないと判定された場合、即ち、ステップS162で読み混んだ文字コードの値についての字体データがデジタルカメラ3に記憶されていない場合、ステップS167において、CPU39は、表示不可フラグを立てる(表示不可フラグ=1にする)。これにより、文字コード一覧表比較処理は終了となる。即ち、図19のステップS104の処理が終了し、処理はステップS105に進む。
これに対して、ステップS165において、字体データ格納テーブルが存在すると判定された場合、即ち、ステップS162で読み混んだ文字コードの値についての字体データがデジタルカメラ3に記憶されている場合、ステップS166において、CPU21は、ステップS162の処理で読み込んだ文字コードの値乃判定が終わったということで、読み込む文字コードの値を次の文字に移す。
その後、処理はステップS162に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
このような文字コード一覧比較処理が実行されることで、表示不可フラグが、該当する「最新の情報」をデジタルカメラ3で表示できるか否かを表す情報となる。
以上、図24のフローチャートを参照して、図19の文字コード一覧表作成処理の詳細例について説明した。
即ち、以上、所定の機種の所定の言語の「最新の情報」ファイルとして、画像形式ファイルとテキストファイルとの両者が情報管理サーバ1で管理される場合の例について説明した。この例の場合にも、上述した第1の効果乃至第5の効果を全く同様に奏することが可能になる。
ところで、上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、例えば図1のクライアントコンピュータ2においては、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布されるパッケージメディア、即ち、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体30(パッケージメディア)により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM22や、記憶部25に含まれるハードディスクなどで構成される。
同様に、このようなプログラムを含む記録媒体は、例えば図1のデジタルカメラ3においては、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布されるメモリカード38(パッケージメディア)により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているFLASHメモリ44などで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
さらにまた、本発明が適用される情報処理装置であって、その機種固有の情報の表示制御を行う情報処理装置の形態は、上述した例ではデジタルカメラとされたが、情報の表示制御を行う機能が搭載された形態を取れば足りる。即ち、本発明が適用される情報処理装置の実施の形態は、デジタルカメラに特に限定されず任意でよい。
具体的には例えば、図1の情報管理サーバ1とネットワーク4等を介して直接通信を行うことが可能な情報処理装置(以下、ネットワーク接続装置と称し、また、デジタルカメラ3のような情報処理装置をネットワーク非接続装置と称する)、例えば、クライアントコンピュータ2のようなコンピュータの他、携帯電話機等に対しても、本発明を適用することは可能である。この場合、この情報処理装置は、その機種固有の情報が含まれるファイルを情報管理サーバ1から直接取得することができる。
ただし、ネットワーク接続装置であっても、ネットワーク非接続装置であっても、上述した第1の効果乃至第5の効果を奏することはできるが、その効果の度合いは後者の方が高い。換言すると、機種固有の情報を商品自体が呈示する手法自体は、上述した本発明の手法以外にも幾つかの手法が従来から存在し、ネットワーク接続情報処理装置にとっては、これらの従来の手法を適用することで、本発明の手法の適用は必須ではない。ところが、ネットワーク非接続情報処理装置にとっては、ネットワークとの接続機能が無かったり、内蔵している字体データに限りがあるといった制限があったりするため、これらの従来の手法をそのまま適用しても、機種固有の情報を自分自身で正確に呈示することはできない。従って、ネットワーク非接続情報処理装置にとっては、従来、機種固有の情報を自分自身で呈示する手法は、従来実質上存在せず、本発明によりはじめて実現されたと言える。即ち、従来の手法では、適用先に制限があった(ネットワーク非接続情報処理装置に実質上適用できなかった)。これに対して、本発明の手法は、適用先に特に制限は特になく、ネットワークとの接続機能が無かったり、内蔵している字体データに限りがあるといった制限があるネットワーク非接続装置でも容易に適用できる。
1 情報管理サーバ, 2 クライアントコンピュータ2 デジタルカメラ, 4 ネットワーク, 11 FAQ/問合わせ情報データベース, 12 最新情報ファイルデータベース, 13 制御部, 21 CPU, 22 ROM, 23 RAM, 24 制御バス, 25 記憶部, 26 通信部, 27 入出力部, 28 I/O制御部, 29 ドライブ, 30 リムーバブル記録媒体, 31 撮像レンズ, 32 撮像素子, 33 アナログ信号処理部, 34 A/D変換部, 35 デジタル信号処理部, 36 制御バス, 37 I/O制御部, 38 メモリカード, 39 CPU, 40 操作入力部, 41 LED表示部, 42 プログラムRAM, 43 画像RAM, 44 FLASHメモリ, 45 映像信号生成処理部, 46 LCDパネル 61 テキストファイル, 62 コード表, 63−1乃至63−N 字体データ群, 64,64−1乃至64−3 字体データ 81乃至85,91乃至96,101乃至106 選択項目, 111 「最新の情報」の表示領域, 112,113 選択項目, D01 初期画像, D02,D02a,D02b ヘルプメニューのトップ画像, D03,D04 ヘルプメニューの各選択項目の画像, D05 最新情報画像
Claims (5)
- 所定の機種に関する機種情報を機種毎に記憶している他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置において、
前記情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、
前記情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、
前記所定の目的の通信を行うために、前記他の情報処理装置と接続する接続部と、
前記情報処理装置自身が、前記接続部の接続先である前記他の情報処理装置との間で、前記所定の目的の通信を行うことを制御する通信制御部と
を備え、
前記通信制御部は、
前記接続部により前記情報処理装置自身と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、自分自身の判断で、前記所定の目的の通信の前処理として通信初期化処理を開始し、
前記通信初期化処理の少なくとも一部として、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御し、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記通信初期化処理の実行後にユーザから呈示の要求がなされたとき、前記情報処理装置が、前記第2の記憶部に記憶された前記機種情報を前記ユーザに呈示することを制御する呈示制御部
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記他の情報処理装置は、機種毎の前記機種情報のそれぞれについて、言語毎の機種情報さらに記憶しており、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードは、前記情報処理装置に設定されている言語の情報を含み、
前記通信制御部は、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、かつ、前記情報処理装置に設定された言語が特定され、特定された機種についての言語毎の前記機種情報のうちの、特定された言語についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 所定の機種に関する機種情報を機種毎に記憶している他の情報処理装置との間で、所定の目的の通信を行う情報処理装置であって、
前記情報処理装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、
前記情報処理装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、
前記所定の目的の通信を行うために、前記他の情報処理装置と接続する接続部と
を少なくとも備える前記情報処理装置の情報処理方法において、
前記接続部により接続された前記情報処理装置と前記他の情報処理装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理を実行する通信初期処理ステップを含み
前記通信初期処理ステップは、
前記接続部により前記情報処理装置と前記他の情報処理装置とが接続されたとき、前記情報処理装置の判断で開始され、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記情報処理装置が前記他の情報処理装置に対して送信することを制御する送信制御ステップと、
前記他の情報処理装置により、前記機種コードに基づいて前記情報処理装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記情報処理装置に送信されてきた場合、前記情報処理装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する受信記憶制御ステップと
を少なくとも含むことを特徴とする情報処理方法。 - 所定の機種に関する機種情報を各機種毎に記憶している他の装置との間で、所定の目的の通信を行う装置であって、
前記装置自身の機種を一意に特定するための機種コードを記憶する第1の記憶部と、
前記装置自身の機種についての機種情報を記憶し得る第2の記憶部と、
前記所定の目的の通信を行うために、前記他の装置と接続する接続部と
を少なくとも備える前記装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記接続部により接続された前記装置と前記他の装置との間で所定の目的の通信が行われる前に、その前処理として通信初期化処理を実行する通信初期処理ステップと、
を含み
前記通信初期処理ステップは、
前記接続部により前記装置と前記他の装置とが接続されたとき、前記装置の判断で開始され、
前記第1の記憶部に記憶されている前記機種コードを、前記装置が前記他の装置に対して送信することを制御する送信制御ステップと、
前記他の装置により、前記機種コードに基づいて前記装置の機種が特定され、特定された機種についての機種情報が前記装置に送信されてきた場合、前記装置が、その機種情報を受信して、前記第2の記憶部に記憶することを制御する受信記憶制御ステップと
を少なくとも含む
ことを特徴とするプログラム。
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