JP2006250895A - 表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置 - Google Patents

表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】表示パネル20の分割画像31〜34を正確に合成して、表示不良検査された表示パネル20の信頼性を高める。
【解決手段】表示パネル20の製造方法は、表示パネル20を、複数の分割画像31〜34に分割して、点灯するマーク22a,22b,22c,22dと共に撮像する撮像ステップと、複数の分割画像31〜34を、各分割画像31〜34に撮像されているマーク22a,22b,22c,22dを基準として合成することにより、全体画像を形成する合成ステップと、その全体画像に基づいて表示パネル20の表示不良の有無を判断する判断ステップとを含む検査工程を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置に関する。
近年、より高品位な画像を表示できる表示パネルが強く要望されている。しかしながら、現在の表示パネルの製造技術では、表示不良(表示欠損を含む)の発生を完全に防止することは極めて困難である。そこで、表示不良を含む表示パネルを選別するために、表示パネルの製造工程において、検査工程が行われている。
輝点不良(異常点灯)、黒点不良や線欠陥(不点灯)、表示ムラ等の表示不良の有無を検査する検査工程は、検査員の目視により行われるのが一般的である。検査員による目視検査は、良品として扱うことができる最低品位のサンプルである限界サンプルを用いて行われる。詳細には、表示パネルと限界サンプルとを検査員が見比べることにより、合否(表示不良の有無)の判定が行われる。しかし、目視検査では、各検査員の間で合否判定結果がばらつくことが避けられず、また、同一検査員によっても、日時や検査環境によって合否判定結果がばらついてしまうという問題がある。さらに、マンパワーを必要とするため、表示パネルの製造コストの上昇を招来するという問題がある。
このような問題に鑑み、表示パネルの表示不良の自動検査方法が種々提案されている(例えば、特許文献1及び2等参照)。以下、一般的な自動検査方法について図面を参照しながら説明する。
図16は従来の自動検査装置100の構成を示す概念図である。
自動検査装置100は、検査対象となる透過型の液晶表示パネル101を設置するための検査用テーブル102と、検査用テーブル102の背面に設けられたバックライト103と、液晶表示パネル101を撮影するためのCCDカメラ104と、CCDカメラ104に接続された画像処理装置105とを備えている。画像処理装置105は、A/Dコンバータ106と、画像メモリ107と、演算回路108とを備えている。
自動検査装置100により自動検査を行う場合には、まず、検査用テーブル102に検査対象となる液晶表示パネル101を設置する。続いて、液晶表示パネル101の上方に設けられたCCDカメラ104を用いて液晶表示パネル101を撮影することにより画像データを得る。得られた画像データは、画像処理装置105に取り込まれる。画像処理装置105では、得られた画像データが、A/Dコンバータ106によりデジタル化され、輝度相対データとして画像メモリ107に記憶される。一方、画像メモリ107には閾値(基準データ)が予め記憶されており、演算回路108において、記憶された輝度相対データと閾値とが比較され、表示不良の有無が判断される。こうして、自動検査が行われる。
ところで、CCDカメラにより表示パネルを絵素毎に確実に検査するためには、CCDカメラに所定値以上の分解能が必要となる。具体的には、サンプリング定理より、一回に撮像される絵素数の少なくとも2倍の分解能が必要となる。
ここで、サンプリング定理とは、「入力信号として最大周波数fMAXまでの交流信号をA/D変換した後、これをD/A変換して戻したときに、原信号を忠実に再生できるためには、少なくとも2fMAX以上のサンプリング周波数fsでサンプリングする必要がある」という定理をいい、標本化定理とも称される。
ところが、現状商品化されているCCDカメラの分解能は、最も性能が良いものであっても、横4000ドット×縦2672ドットである。これに対し、例えばSVGAパネルは、横2400絵素×縦600絵素であるから、横方向においてはパネルの1絵素当たりCCDカメラの1.67ドット(4000/2400)でしか撮像することができない。つまり、現状のCCDカメラでは、サンプリング定理により要求される2ドット以上の分解能が得られないという問題がある。
そこで、表示パネルを複数の領域に分割して撮像することが一般に行われている。また、撮影された複数の分割画像を正確に合成して全体画像を再現するために、検査対象物に予め大きさが既知の複数のマークを付すようにし、分割画像を上記マークと同時に取り込むことが知られている(例えば、特許文献3等参照)。
上記特許文献3では、図17に示すように、検査対象物である配管111の溶接痕112の周りに、マーク113を所定の間隔で設けている。そして、2つのマーク113を含む撮像範囲をカメラ114により複数撮影する。その後、撮影された複数の分割画像は、各マーク113を目印にして合成することにより、全体画像が正確に形成される。
特開平4−44493号公報 特開平7−72037号公報 特開2002−236100号公報
ところが、表示パネルの絵素を精密に検査するためには、暗室の内部で表示パネルを表示させて撮像する必要がある。したがって、上記特許文献3のように、単にマークを表示パネルに付したとしても、周囲が暗いために、撮影された分割画像においてマークを明確に識別することは極めて難しい。
すなわち、表示パネルの絵素が検査対象である場合には、撮影された分割画像を合成して正確な全体画像を形成することが難しいという問題がある。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表示パネルの分割画像を正確に合成して、全体画像の情報を精度良く得られるようにし、表示不良検査された表示パネルの信頼性を高めることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、表示パネルの分割画像に点灯するマークの像を含めるようにした。
具体的に、本発明に係る表示パネルの製造方法は、表示パネルを、複数の分割画像に分割して、点灯するマークと共に撮像する撮像ステップと、上記複数の分割画像を、該各分割画像に撮像されている上記マークを基準として合成することにより、全体画像を形成する合成ステップと、上記全体画像に基づいて上記表示パネルの表示不良の有無を判断する判断ステップとを含む検査工程を具備する。
上記撮像ステップの前に、上記表示パネルを上記マークが設けられた検査用テーブルに装着する装着ステップを行うことが好ましい。
上記マークは、発光ダイオードにより構成されていてもよい。
上記マークは、レーザ発光部により構成されていてもよい。
上記マークは、上記表示パネルの非表示領域に形成された透過部により構成され、上記透過部を透過する光により点灯するようにしてもよい。
上記複数の分割画像には、上記表示パネルの端辺の一部がそれぞれ撮像されていることが好ましい。
上記複数の分割画像には、上記表示パネルの端辺が撮像されていない中央部画像が含まれ、上記撮像ステップでは、上記マークとして点灯させた上記表示パネルの所定の絵素を含むように、上記中央部画像を撮像するようにしてもよい。
上記表示パネルは、透過表示を行う液晶表示パネルであることが好ましい。
また、本発明に係る表示パネルの検査装置は、表示パネルが装着される検査用テーブルと、上記検査用テーブルに設けられて点灯するマークと、上記検査用テーブルに装着された上記表示パネルを、複数の分割画像に分割して、上記マークと共に撮像する撮像手段と、上記複数の分割画像を、該各分割画像に撮像されている上記マークを基準として合成することにより、全体画像を形成する画像合成手段と、上記全体画像に基づいて上記表示パネルの表示不良の有無を判断する演算手段とを備えている。
−作用−
次に、本発明の作用について説明する。
表示パネルを製造する場合には、検査工程が行われる。検査工程では、撮像ステップと、合成ステップと、判断ステップとを行う。撮像ステップでは、検査対象である表示パネルを、複数の分割画像に分割して撮像する。このとき、点灯するマークと共に各分割画像を撮像する。表示パネルを詳細に検査するためには、周囲を暗くする必要があるが、本発明ではマークを点灯可能に構成しているために、マークを明確に撮像することが可能となる。続いて、合成ステップでは、分割画像中に含まれているマークを基準として上記各分割画像を合成し、全体画像を形成する。その後、判断ステップにおいて、上記合成ステップで形成された全体画像に基づいて、上記表示パネルの表示不良の有無を判断する。以上の各ステップにより表示パネルの検査が行われる。
上記検査工程では、撮像ステップの前に装着ステップを行うようにしてもよい。装着ステップでは、表示パネルを検査用テーブルに装着する。検査用テーブルには、上記マークが予め設けられている。このことにより、撮像ステップにおいて、表示パネルの一部を、検査用テーブルのマークと共に撮像することが可能となる。
上記マークには、発光ダイオードを適用することにより輝度の高い明確なマークの像を得ることができる。また、レーザ発光部をマークに適用することにより、集光度の高い光により詳細なマークの像を得ることが可能となる。また、マークを、表示パネルの非表示領域に形成された透過部により構成するようにしても、透過部を透過する光によってマークの像が得られる。
また、各分割画像に表示パネルの端辺の一部が撮像されるようにすると、表示パネルの周りに設けたマークが、各分割画像のそれぞれに撮像することが可能となる。一方、複数の分割画像に、表示パネルの端辺が撮像されていない中央部画像が含まれている場合には、その中央部画像として撮像される領域の所定の絵素を、マークとして点灯させることにより、そのマークの像を基準に、上記中央部画像を他の分割画像と共に合成することが可能となる。
また、上記表示パネルの検査装置により、検査を行う場合には、検査用テーブルに表示パネルを装着すると共に、検査用テーブルのマークを点灯させる。そして、撮像手段により、上記表示パネルを分割画像に分割して撮像する。このとき、各分割画像には、点灯したマークの像が含まれている。続いて、画像合成手段により、上記各分割画像をマークを基準として合成し、全体画像を形成する。その後、演算手段により、上記全体画像に基づいて表示パネルの表示不良の有無を判断する。
本発明によれば、点灯するマークを表示パネルと共に撮像して分割画像を形成するようにしたので、表示パネルの周囲を暗くしても、確実にマークを識別することができる。したがって、表示パネルの分割画像を適切に撮像できると共に、各分割画像を正確に合成して全体画像を形成することができる。その結果、全体画像の情報を精度良く得ることができるため、表示不良検査された表示パネルの信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図11は、本発明に係る表示パネルの製造方法、及び表示パネルの検査装置の実施形態1を示している。
図2は、例えば液晶表示パネル等の表示パネルに対し、表示不良の有無を検査するための検査装置(輝度測定装置)10の構成を示す模式図である。
検査装置10は、検査対象となる液晶表示パネル20が装着される検査用テーブル12と、検査用テーブル12の下方(背面側)に設けられた光源であるバックライト11と、検査用テーブル12の上方に設けられた撮像手段であるカメラ14と、カメラ14と検査用テーブル12との間に設けられたレンズ群13と、カメラ14に接続された画像処理装置15とを備えている。
上記液晶表示パネル20は、透過表示を行うSVGA型の液晶表示パネルであり、例えば、RGBの各色を構成する絵素の配置が、横2400×縦600になっている。
上記バックライト11は液晶表示パネル20に適宜光を供給する。バックライト11から供給されて液晶表示パネル20を透過した光は、レンズ群13により集光されてカメラ14へ入射する。
上記検査用テーブル12は、平面図である図3に示すように、その中央に上記液晶表示パネル20が装着される装着部21を有すると共に、上記装着部21の周りには、複数のマーク22が設けられている。上記マーク22は、例えば発光ダイオードにより構成され、点灯するようになっている。装着部21は、液晶表示パネル20の形状と同じ四角形に形成され、その四辺の略中央外側の位置に上記マーク22がそれぞれ配置されている。尚、装着部21は、バックライト11の光を透過するように構成されている。
上記カメラ14には、CCD(charge-coupled device:電荷結合素子)が設けられている。カメラ14のCCDの分解能は、例えば、横4000ドット×縦2672ドットである。そして、カメラ14は、上記検査用テーブル12に装着された液晶表示パネル20を、複数の分割画像に分割して、上記マーク22と共に撮像するように構成されている。つまり、分割画像には、液晶表示パネル20の一部と共にマーク22が撮像されるようになっている。
上記画像処理装置15は、図2に示すように、A/Dコンバータ16と、メモリ17と、演算手段である演算回路18と、画像合成手段である画像合成回路19とを備えている。
上記A/Dコンバータ16は、カメラ14に接続され、カメラ14のCCDに入射した光の量に応じて蓄積された電荷の量をデジタル化して輝度相対データに変換するように構成されている。上記メモリ17は、A/Dコンバータ16に接続され、上記輝度相対データを記憶するようになっている。
また、上記画像合成回路19は、上記メモリ17に接続され、そのメモリ17に記憶されている複数の分割画像を、各分割画像に撮像されているマーク22を基準として合成することにより、全体画像を形成するように構成されている。
上記演算回路18は、上記画像合成回路19及び、メモリ17に接続され、上記画像合成回路19により合成された上記全体画像に基づいて、液晶表示パネル20の表示不良の有無を判断するように構成されている。表示不良の判断結果は、例えば上記メモリ17に記憶される。
次に、液晶表示パネル20の製造方法について説明する。
液晶表示パネル20は、複数のTFT(薄型トランジスタ)が形成されたTFTアレイ基板(図示省略)と、カラーフィルタや共通電極が形成された対向基板(図示省略)とがスペーサを介して貼り合わされ、上記各基板の間の隙間に液晶を注入して封入することにより形成される。その後、後述の検査工程を行うことにより、製造工程が完了する。つまり、検査工程は、液晶表示パネル20の製造方法に含まれている。
上記検査工程は、装着ステップと、撮像ステップと、合成ステップと、判断ステップとを含んでいる。
上記装着ステップでは、図2に示すように、液晶表示パネル20を上記マーク22が設けられた検査用テーブル12に装着する。マーク22は、図3に示すように、4つのマーク22a,22b,22c,22dにより構成されている。各マーク22a,22b,22c,22dは、装着部21の外側に時計回りにこの順で配置されている。
その後、上記撮像ステップでは、液晶表示パネル20を、複数の四角形の分割画像に分割して、点灯するマーク22と共に撮像する。このとき、複数の分割画像には、液晶表示パネル20の端辺の一部がそれぞれ撮像されるようにする。本実施形態では、液晶表示パネル20を例えば4つの分割画像31〜34に分割する。
ここで、図7は、各分割画像31〜34を撮像するCCDのドット25を模式的に示している。尚、図7では、説明のために、ドット25が全部で100個(10×10)であるとして模式的に示している。このように、カメラ14のCCDは、マトリクス状に配置された複数のドット25を有している。
図8は、液晶表示パネル20の絵素30r,30g,30bに、上記CCDのドット25を重ね合わせた状態を示している。尚、絵素30rは、赤色(R)の絵素であり、絵素30gは、緑色(G)の絵素であり、絵素30bは、青色(B)の絵素である。図8に示されるように、本実施形態では、絵素30r,30g,30bの1つに対し、10(2×5)個のCCDのドット25が対応している。したがって、サンプリング定理により最低限要求される2個以上のドットの条件は、十分に満たしている。
まず、平面図である図4に示すように、第1の分割画像31を撮像する。図9は、第1の分割画像31を拡大して示している。図9に示されるように、第1の分割画像31には、液晶表示パネル20の上辺の一部及び左辺の一部を含む領域と、2つのマーク22a,22dとを撮像する。
続いて、カメラ14を平行移動させて、平面図である図5に示すように、第2の分割画像32を撮像する。図10は、第2の分割画像32を拡大して示している。図10に示されるように、第2の分割画像32には、液晶表示パネル20の上辺の一部及び右辺の一部を含む領域と、2つのマーク22a,22bとを撮像する。
次に、カメラ14を平行移動させて、平面図である図6に示すように第3の分割画像33を撮像した後に、図1に示すように第4の分割画像34を撮像する。第3の分割画像33には、液晶表示パネル20の下辺の一部及び右辺の一部を含む領域と、2つのマーク22b,22cとを撮像する。また、第4の分割画像34には、液晶表示パネル20の下辺の一部及び左辺の一部を含む領域と、2つのマーク22c,22dとを撮像する。
このように、マーク22を重複して撮像することにより、液晶表示パネル20は、その一部が各分割画像31〜34により重複して撮像される。また、撮像された各分割画像31〜34は、A/Dコンバータ16により輝度相対データに変換されてメモリ17に記憶される。尚、撮像する順序は、これに限らない。
続いて、上記合成ステップでは、画像合成回路19によって、上記複数の分割画像31〜34を、その各分割画像31〜34にそれぞれ撮像されているマーク22を基準として合成することにより、全体画像を形成する。
例えば、第1の分割画像31及び第2の分割画像32は、図11に示すように、マーク22aが重なって一致するように合成される。このとき、第1の分割画像31の右端の絵素30rは、第2の分割画像32の左端の絵素30rと一致する。続いて、図示は省略するが、第3の分割画像33が、互いに合成された上記第1の分割画像31及び第2の分割画像32に対し、マーク22bが重なって一致するように合成される。さらに、第4の分割画像34が、互いに合成された上記第1の分割画像31、第2の分割画像32及び第3の分割画像33に対し、マーク22c同士が一致すると共にマーク22d同士が一致するように合成される。以上のようにして、画像合成回路19により、第1〜第4の分割画像31〜34が互いに合成されて全体画像が形成され、その全体画像の輝度相対データがメモリ17に記憶される。
次に、上記判断ステップでは、上記全体画像の輝度相対データに基づいて液晶表示パネル20の表示不良の有無を判断する。すなわち、メモリ17には閾値(基準データ)が予め記憶されており、演算回路18において、上記全体画像の輝度相対データと閾値とが比較され、表示不良の有無が判断される。こうして、表示不良の検査が行われる。
−実施形態1の効果−
液晶表示パネル20の表示不良を詳細に検査するためには、周囲を暗くする必要があるが、本実施形態ではマーク22を点灯可能に構成しているために、マーク22を液晶表示パネル20と共に、明確に撮像することができる。したがって、明確に撮像された上記マーク22に基づいて、各分割画像31〜34を正確に合成できるため、正確な全体画像を得ることができる。その結果、上記全体画像の情報を精度良く得ることができるため、表示不良を確実に検出して、製造された表示パネルの信頼性を高めることが可能となる。
また、仮に、図12に示すように、液晶表示パネル20の左端の絵素30rの列が不良により表示されていない場合や、図13に示すように、液晶表示パネル20の右端の絵素30bの列が不良により表示されていない場合には、従来のように、液晶表示パネル20の像の形状を基準として各分割画像31〜34を合成しようとすると、本来の全体画像とは異なる画像にずれて合成される虞れがある。
これに対し、本実施形態では、明確に撮像されるマーク22を基準としているため、上述のような表示不良があったとしても、各分割画像31〜34を正確に合成することができる。
《発明の実施形態2》
図14は、本発明の実施形態2を示している。尚、以降の各実施形態では、図1〜図13と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、上記実施形態1に対し、分割画像の大きさが同じである一方、液晶表示パネル20が大きくなっている。そのため、上記実施形態1では4つの分割画像31〜34を撮像したのに対し、本実施形態では例えば9つの分割画像31〜39を撮像する。
上記分割画像31〜39には、液晶表示パネル20の端辺が撮像されている第1〜第8の分割画像31〜38と、液晶表示パネル20の端辺が撮像されていない中央部画像39とが含まれている。上記第1〜第8の分割画像31〜38には、マーク22及びマーク40がそれぞれ撮像されている。
マーク22は、図14に示すように、液晶表示パネル20の上辺側に設けられたマーク22a,22bと、液晶表示パネル20の右辺側に設けられたマーク22c,22dと、液晶表示パネル20の下辺側に設けられたマーク22e,22fと、液晶表示パネル20の左辺側に設けられたマーク22g,22hとにより構成されている。
一方、マーク40は、図14に示すように、液晶表示パネル20における複数の絵素により構成され、分割画像31〜39を撮影する際に点灯させるようになっている。マーク40は、例えば、中央部画像39の四隅にそれぞれ配置されたマーク40a,40b,40c,40dにより構成されている。
そして、液晶表示パネル20を製造する場合には、上記実施形態1と同様に検査工程を行う。本実施形態の検査工程では、撮像ステップにおいて、上記マーク40として点灯させた液晶表示パネル20の所定の絵素を含むように、中央部画像39を撮像する。
すなわち、まず、液晶表示パネル20の左側上部分を、点灯しているマーク22a,22h,40aと共に、第1の分割画像31として撮像する。次に、液晶表示パネル20の上側中央部分を、点灯しているマーク22a,22b,40a,40bと共に、第2の分割画像32として撮像する。その後、液晶表示パネル20の右側上部分を、点灯しているマーク22b,22c,40bと共に、第3の分割画像33として撮像する。
次に、液晶表示パネル20の右側中央部分を、点灯しているマーク22c,22d,40b,40cと共に、第4の分割画像34として撮像する。続いて、液晶表示パネル20の右側下部分を、点灯しているマーク22d,22e,40cと共に、第5の分割画像35として撮像する。
さらに、液晶表示パネル20の下側中央部分を、点灯しているマーク22e,22f,40c,40dと共に、第6の分割画像36として撮像する。その後、液晶表示パネル20の左側下部分を、点灯しているマーク22f,22g,40dと共に、第7の分割画像37として撮像する。次に、液晶表示パネル20の左側中央部分を、点灯しているマーク22g,22h,40d,40aと共に、第8の分割画像38として撮像する。続いて、液晶表示パネル20の中央部分を、点灯しているマーク40a,40b,40c,40dと共に、中央部画像39として撮像する。尚、撮像する順序は、以上の順序に限らない。
こうして、撮像された各分割画像31〜39は、A/Dコンバータ16により輝度相対データに変換されてメモリ17に記憶され、上記実施形態1と同様に、合成された全体画像の輝度相対データに基づいて表示不良が検査される。
尚、上記マーク40は、マーク40a,40b,40c,40dのうち例えば2つのみを点灯させて、各分割画像31〜39を撮像するようにしてもよい。
−実施形態2の効果−
したがって、この実施形態2によると、複数の分割画像31〜39に、液晶表示パネル20の端辺が撮像されていない中央部画像39が含まれている場合であっても、その中央部画像39として撮像される液晶表示パネル20の所定の絵素を、マーク40として点灯させるようにしたので、そのマーク40の像を基準に、上記中央部画像39を他の分割画像31〜38と共に、正確に合成することができる。
すなわち、例えば液晶表示パネル20が大きい場合等には、カメラ14の分解能に限界があるために、分割画像の数を増大させなければならない。この場合、縦3×横3以上の分割数にすると、本実施形態のように、液晶表示パネル20の端辺が撮像されない中央部画像39が、分割画像31〜39に含まれることとなる。マーク22は、液晶表示パネル20の端辺の外側に設けられるので、同様のマーク22を中央部画像39に撮像することはできない。
これに対し、本実施形態では、液晶表示パネル20の絵素自体を所定の位置で点灯させることによりマーク40として機能させるようにしたので、このマーク40を中央部画像39に明確に撮像することが可能となる。
《発明の実施形態3》
図15は、本発明の実施形態3を示している。上記実施形態1では、マーク22を検査用テーブル12に設けるようにしたのに対し、本実施形態では、マーク23を液晶表示パネル20自体に設けるようにしたものである。
液晶表示パネル20は、複数の絵素が形成されている表示領域20aと、その表示領域20aの周りに設けられている非表示領域(額縁領域とも称される)20bとを有している。そして、上記マーク23は、液晶表示パネル20の非表示領域20bに形成された透過部23により構成されている。マーク23は、上記透過部23を透過するバックライト11光により点灯するようになっている。尚、マーク23は、例えば、液晶表示パネル20に装着されるベゼル等により覆われて遮光されることが好ましい。
第1の分割画像31にはマーク23a,23dが撮像され、第2の分割画像32にはマーク23a,23bが撮像されている。また、第3の分割画像33にはマーク23b,23cが撮像され、第4の分割画像34にはマーク23c,23dが撮像されている。
したがって、本実施形態によると、液晶表示パネル20を表示させるために用いられるバックライト11を利用して、マーク23を点灯させることができる。つまり、マーク23を点灯させるために光源を別個独立に設ける必要がない。
《その他の実施形態》
上記実施形態1及び2では、輝度の高い明確なマークの像を得るために、マーク22を発光ダイオードにより構成したが、本発明はこれに限らず他の光源により構成してもよい。例えば、マーク22は、レーザ発光部により構成することも可能である。このことにより、集光度の高い光により詳細なマークの像を得ることができるため、さらに高精度な画像合成が可能となる。
以上説明したように、本発明は、表示パネルの製造方法及び表示パネルの検査装置について有用であり、特に、表示パネルの分割画像を正確に合成して、表示不良検査された表示パネルの信頼性を高める場合に適している。
4つに分割して撮像される実施形態1の液晶表示パネルを示す平面図である。 検査装置の概略構成を示す模式図である。 マークが設けられた検査用テーブルを示す平面図である。 第1の分割画像が撮影される領域を示す平面図である。 第2の分割画像が撮影される領域を示す平面図である。 第3の分割画像が撮影される領域を示す平面図である。 カメラのCCDのドットを模式的に示す平面図である。 液晶表示パネルの絵素を拡大して示す平面図である。 第1の分割画像を拡大して示す図である。 第2の分割画像を拡大して示す図である。 第1及び第2の分割画像が合成された画像を示す図である。 左側端部の列が表示されていない第1及び第2の分割画像の合成画像を示す図である。 右側端部の列が表示されていない第1及び第2の分割画像の合成画像を示す図である。 9つに分割して撮像される実施形態2の液晶表示パネルを示す平面図である。 実施形態3の液晶表示パネルを示す平面図である。 従来の検査装置の概略構成を示す模式図である。 従来の分割画像の撮影方法を示す斜視図である。
符号の説明
10 検査装置
12 検査用テーブル
14 カメラ(撮像手段)
18 演算回路(演算手段)
19 画像合成回路(画像合成手段)
20 液晶表示パネル(表示パネル)
20b 非表示領域
22(22a,22b,22c,22d) マーク
23(23a,23b,23c,23d) マーク(透過部)
31〜34 第1〜第4の分割画像
31〜38 第1〜第8の分割画像
39 中央部画像(分割画像)
40(40a,40b,40c,40d) マーク

Claims (9)

  1. 表示パネルを、複数の分割画像に分割して、点灯するマークと共に撮像する撮像ステップと、
    上記複数の分割画像を、該各分割画像に撮像されている上記マークを基準として合成することにより、全体画像を形成する合成ステップと、
    上記全体画像に基づいて上記表示パネルの表示不良の有無を判断する判断ステップとを含む検査工程を具備する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  2. 請求項1において、
    上記撮像ステップの前に、上記表示パネルを上記マークが設けられた検査用テーブルに装着する装着ステップを行う
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  3. 請求項1において、
    上記マークは、発光ダイオードにより構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  4. 請求項1において、
    上記マークは、レーザ発光部により構成されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  5. 請求項1において、
    上記マークは、上記表示パネルの非表示領域に形成された透過部により構成され、上記透過部を透過する光により点灯する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  6. 請求項1において、
    上記複数の分割画像には、上記表示パネルの端辺の一部がそれぞれ撮像されている
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  7. 請求項1において、
    上記複数の分割画像には、上記表示パネルの端辺が撮像されていない中央部画像が含まれ、
    上記撮像ステップでは、上記マークとして点灯させた上記表示パネルの所定の絵素を含むように、上記中央部画像を撮像する
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  8. 請求項1において、
    上記表示パネルは、透過表示を行う液晶表示パネルである
    ことを特徴とする表示パネルの製造方法。
  9. 表示パネルが装着される検査用テーブルと、
    上記検査用テーブルに設けられて点灯するマークと、
    上記検査用テーブルに装着された上記表示パネルを、複数の分割画像に分割して、上記マークと共に撮像する撮像手段と、
    上記複数の分割画像を、該各分割画像に撮像されている上記マークを基準として合成することにより、全体画像を形成する画像合成手段と、
    上記全体画像に基づいて上記表示パネルの表示不良の有無を判断する演算手段とを備えている
    ことを特徴とする表示パネルの検査装置。
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