JP2006250675A - マッハツェンダー型干渉計 - Google Patents

マッハツェンダー型干渉計 Download PDF

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Abstract

【課題】 被検レンズを替える際の段取りを容易に行えるようにし、段取り替えによる測定精度への影響が少なくなるようにする。
【解決手段】 マッハツェンダー型干渉計は、光源2からの光束をビームスプリッタ5で第一の光路L1と第二の光路L2とに分割し、第一の光路L1上に配置された基準レンズRを透過した光束と、第二の光路L2上に配置された被検レンズSを透過した光束とをビームスプリッタ9で合成し、基準レンズRと被検レンズSとの波面の差に応じた干渉縞をスクリーン16上に投影させる。この際に、ビームスプリッタ5の手前側に配置されたフローティングレンズ3を光軸方向に移動させることで基準レンズR及び被検レンズSのそれぞれに入射される光束の入射角度を調整する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透過波面によってレンズの性能評価を行うマッハツェンダー型干渉計に関する。
マッハツェンダー型干渉計は、2つの分岐した光路のそれぞれに、被検レンズと、基準レンズとを配置し、それぞれの光束を再び合成した際に形成される干渉縞を解析することで被検レンズの形状等を測定するものである(例えば、特許文献1参照)。
ここで、典型的なマッハツェンダー型干渉計の概略構成を図5に示す。
このマッハツェンダー型干渉計100は、光源101と、ビームエキスパンダ102と、光束を2つの光路に分岐するビームスプリッタ103と、ミラー104,105と、2つの光路のそれぞれに配置された入射レンズ113,114と、一方の光路に配置された基準レンズ111と、他方の光路に配置された被検レンズ112と、これらレンズ111,112の後方にそれぞれ配置された集光レンズ106,107と、2つの光束を合成するビームスプリッタ108と、干渉縞を観察する結像手段109と、干渉縞から位相データを算出し、この位相データから被検レンズ112の収差量を解析する演算手段110とから構成されている。
測定に際しては、基準レンズ111と被検レンズ112とをセットし、それぞれに適切な光束が入射されるように入射レンズ113,114を光軸方向に移動させて調整する。光源101から出射された光束は、ビームエキスパンダ102によって予め定められた径に拡げられ、ビームスプリッタ103によって2つの光束に分割させられる。一方の光束は、ミラー104で反射されて入射レンズ113、基準レンズ111、集光レンズ106を順番に透過してビームスプリッタ108に入射する。他方の光束は、ミラー105で反射されて入射レンズ114、被検レンズ112、集光レンズ107を順番に透過してビームスプリッタ108に入射する。そして、これら2つの光束は、ビームスプリッタ108にて合成されて、結像手段109に干渉縞を形成する。この干渉縞を演算手段110によって解析することで基準レンズ111に対する被検レンズ112の透過波面の収差量が測定され、この収差量に基づいて被検レンズ112の性能が評価される。
特開平6−109582号公報
ところで、近年では、カメラ等の光学機器には、多数の高精度レンズが用いられており、これらのレンズには非球面レンズが多く用いられるようになり、複雑な形状のレンズが増えている。このため、基準レンズ及び被検レンズに入射する光束をレンズ形状に合わせて収束光、拡散光、平行光など、様々に変える必要がある。そのために基準レンズ及び被検レンズの前に配置される入射レンズを被検レンズの形状に合わせて光軸方向に移動させて光線を最適な状態にしている。
しかしながら、基準レンズを透過した光束の波面と、被検レンズを透過した光束の波面との差がなくなるように入射レンズの位置を微調整し、マッハツェンダー型干渉計の内部収差を最小にする必要があるので、入射レンズの調整に手間がかかり、被検レンズが替わる度に段取りに時間がかかっていた。また、2つの光路の調整具合によっては、それぞれの光束の波面に差が発生して、かえって測定精度を低下させる可能性があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、被検レンズを替える際の段取りを容易に行えるようにし、段取り替えによる測定精度への影響が少なくなるようにすることである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、光源と、前記光源からの光束を2つの光路に分割する光束分割手段と、前記2つの光路のうちの一方の光路中に配置された比較対象用の基準レンズを透過した光束が入射すると共に、他方の光路中に配置された被検レンズを通過した光束が入射し、これら2つの光束を合成する光束合成手段と、前記光束合成手段により光束が合成された際に形成される干渉縞から位相データを算出して前記基準レンズに対する前記被検レンズの収差量を求める演算手段とを有するマッハツェンダー型干渉計において、前記光源と前記光束分割手段との間に、光軸方向に移動可能なレンズと、この移動可能な前記レンズを移動自在に支持する移動機構と、前記移動可能なレンズの位置を前記被検レンズの設計データから算出し、前記移動機構の駆動制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とするマッハツェンダー型干渉計とした。
このマッハツェンダー型干渉計では、光源から出射された光は移動可能なレンズによって適当な径に広げられた状態で光束分割手段に導かれ、2つの光束に分割させられる。基準レンズなどを透過した一方の光束と、被検レンズなどを透過した他方の光束とは、光束合成手段よって合成される。この際に干渉縞が形成され、この干渉縞を演算手段によって解析することで被検レンズの収差量等が測定される。ここで、被検レンズが実際に使用される条件に近い状態で光束が入射するように、被検レンズの設計データに基づいて移動可能なレンズの位置を移動機構によって制御し、レンズを光軸方向に移動させて光源からの光束が基準レンズ及び被検レンズに入射する際の出射角を調整する。これによって基準レンズ及び被検レンズに最適な入射角が得られる。光束分割手段の前で出射角の調整が行われるので、2つに分割された光束は常に同じ状態となる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のマッハツェンダー型干渉計において、前記光源からの光束を2つの光路に分割する光束分割手段と前記基準レンズ及び前記被検レンズとの間に、前記基準レンズ及び前記被検レンズへの各光束の入射角を変える入射レンズを切り替え可能に配置したことを特徴とする。
このマッハツェンダー型干渉計は、光束分割手段の手前に配置された移動可能なレンズを光軸方向に移動させると共に、入射レンズを切り替えて、基準レンズ及び被検レンズに入射する光束の入射角度をさらに調整する。なお、入射レンズは、基準レンズ側と、被検レンズ側とで常に等価なものになるように切り替え制御が行われる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のマッハツェンダー型干渉計において、前記制御手段が前記被検レンズの設計データから前記入射レンズの切り替え制御を行うように構成されていることを特徴とする。
このマッハツェンダー型干渉計では、被検レンズの設計データに基づいて被検レンズが実際に使用される条件に近い状態で光束が入射するように、入射レンズが選択され、選択された入射レンズがそれぞれの光路上に配置される。
本発明によれば、光軸方向に移動可能なレンズを光束分割手段の手前側に配置したので、光束分割手段で分割された2つの光束は、常に同じ入射角で基準レンズと被検レンズとに入射するようになるので、被検レンズを変えて入射角を調整した場合でも、被検レンズ側と基準レンズ側とで干渉計の光学系に起因する収差が生じることはない。したがって、精度良く測定を行うことができる。また、被検レンズを取り替える際の調整が容易になる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、マッハツェンダー型干渉計(以下、干渉計とする)1は、レーザ発振器などからなる光源2と、フローティングレンズ3と、コリメーターレンズ4と、光束を第一の光路L1と第二の光路L2の2つの光路に分岐させる光束分割手段であるビームスプリッタ5とが順番に配置されている。さらに、第一の光路L1には、ビームスプリッタ5側から順番に、光束を曲げるミラー6と、基準側入射レンズ7と、基準側集光レンズ8と、ビームスプリッタ9とが配置されており、基準側入射レンズ7と基準側集光レンズ8との間に参照用の基準レンズRが挿入される。また、第二の光路L2には、ビームスプリッタ5側から順番に、光束を曲げるミラー10と、被検側入射レンズ11と、被検側集光レンズ12と、ビームスプリッタ9とが配置されており、被検側入射レンズ11と被検側集光レンズ12との間に被検レンズSが挿入される。また、被検側集光レンズ12のホルダ13は、フリンジスキャン用のピエゾ素子14に接続されており、光軸方向に微動可能になっている。
さらに、光束合成手段であるビームスプリッタ9の後段には、ビームスプリッタ9で合成された光束によって形成される干渉縞を投影するスクリーン16と、スクリーン16に投影された干渉縞を観察するためのズームレンズ17と、結像手段であるCCD(Charge Coupled Device)カメラ18とが配置されている。CCDカメラ18の出力は、演算手段21に接続されている。演算手段21は、干渉縞に基づいて算出される位相データから被検レンズSの収差量を解析するもので、干渉縞を映すモニタ19と、前記したピエゾ素子14とが接続されている。
ここで、フローティングレンズ3は、移動機構である電動ステージ22によって光軸方向に移動自在に支持されている。この電動ステージ22は、制御装置23(制御手段)に接続されており、制御装置23には入力手段24が接続されている。制御装置23は、公知の光線追跡プログラムなどが実行可能で、入力手段24から入力される被検レンズSの設計データに基づいてフローティングレンズ3の位置の最適値を演算し、電動ステージ22の位置制御を行うように構成されている。入力手段24としては、記録媒体から設計データを読み取る読取装置や、作業者が設計データを打ち込むキーボードや、ネットワークを通じて設計データを取得するための通信制御装置などがあげられる。
また、設計データとしては、被検レンズSのそれぞれのレンズ面の曲率半径、被検レンズSの厚さ、レンズ材料の屈折率があげられるが、被検レンズSを透過した光束の軌跡を演算可能なデータであれば前記したデータに限定されない。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
まず、第一の光路L1と第二の光路L2が等価になるように調整された状態で、基準レンズR及び被検レンズSを不図示のホルダなどに装着して光路L1,L2中にそれぞれ挿入する。さらに、このときに、作業者は入力手段24から制御装置23に設計データを入力する。制御装置23は、設計データに基づいて光束の軌跡を演算し、基準レンズR及び被検レンズSのそれぞれに入射される光束の入射角が測定に最適な所定の値になるように、フローティングレンズ3の位置を演算する。そして、そのような位置にフローティングレンズ3が設置されるように電動ステージ22に駆動指令を出力する。
例えば、被検レンズSから出射する光束を平行光に近づけるとスクリーン16上に最適な干渉縞が得られる場合に、図2に示すように、基準レンズR及び被検レンズSが両凸レンズである場合には、基準レンズR及び被検レンズSの手前側で焦点を結ぶようにフローティングレンズ3の位置が調整される。また、図3に示すように、基準レンズR及び被検レンズSが両凹レンズである場合には、基準レンズR及び被検レンズSへの入射光として収束光が形成されるようにフローティングレンズ3の位置が調整される。
以上のようにして、フローティングレンズ3の位置を調整したら、光源2から所定波長のレーザ光を出射させる。光源2からの光束は、位置調整後のフローティングレンズ3、コリメーターレンズ4によって予め定められた径に拡げられる。光束は、ビームスプリッタによって第一の光路L1と第二の光路L2とに等しく分割され、第一の光路L1では、ミラー6で反射された後に、基準側入射レンズ7を透過して基準レンズRに導かれる。基準レンズRを透過した光束は、基準側集光レンズ8を透過してからビームスプリッタ9に入射する。一方、第二の光路L2では、ミラー10で反射された後に、被検側入射レンズ11を透過して被検レンズSに導かれる。被検レンズSを透過した光束は、被検側集光レンズ12を透過してからビームスプリッタ9に入射する。
ビームスプリッタ9では、2つの光路L1,L2からの光束が合成され、合成された光束は、スクリーン16に投影される。ここで、2つの光路L1,L2は等価になるように予め調整されているので、基準レンズRと被検レンズSとの間に形状等の差が生じていた場合には、両レンズ11,12の透過波面の差によってスクリーン16上に干渉縞が形成される。この干渉縞をCCDカメラ18によって撮影し、ズームレンズ17で適当な大きさに調整しつつモニタ19に映し出す。さらに、被検側集光レンズ12をピエゾ素子14によって光軸と平行に微動させ、第一、第二の光路L1,L2の光路差を積極的に変化させて干渉縞を走査させるフリンジスキャンを行い、これを演算手段21で画像処理することによって干渉縞から位相データを演算する。そして、演算手段21によって位相データを解析することによって基準レンズRに対する被検レンズSの収差量等が測定される。
この実施の形態によれば、フローティングレンズ3を光軸方向に移動させることによってコリメーターレンズ4からの光束の出射角を調整することが可能になる。これによって、基準側入射レンズ7及び被検側入射レンズ11のそれぞれの出射角を変化させることが可能になり、基準レンズR及び被検レンズSに入射する光束として最適な光束を得ることができる。このとき、光束は、ビームスプリッタ5よりも手前側で調整されるため、被検レンズSを交換した際に入射角の調整を行っても、基準レンズR側の光束と被検レンズS側の光束は常に等価になり、干渉計の光学系の配置に起因する収差が発生せずに精度の良い測定が可能になる。また、被検レンズSの取り替えの段取りが容易になる。
また、制御装置23が被検レンズSの設計データに基づいてフローティングレンズ3の位置を調整するようにしたので、異なる種類の被検レンズSを測定する場合でも、各被検レンズSに対して最適な干渉計1を簡単に構築することが可能になる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
この実施の形態は、基準側入射レンズと被検側入射レンズがそれぞれ複数、交換可能に搭載されていることを特徴とする。
図4に示すように、干渉計30の第一の光路L1上には、基準側入射レンズ7aが回転板31に固定された状態で配置されている。この回転板31には、開口数の異なる基準側入射レンズ7aと基準側入射レンズ7bとが固定されている。回転板31の中心には、回転軸32が固定されており、この回転軸32は回転駆動手段であるモータ33の出力軸に連結されている。モータ33は、制御装置23に接続されており、いずれか一方の基準側入射レンズ7a,7bが第一の光路L1の光軸中心上に配置されるように回転制御される。
同様に、第二の光路L2には、被検側入射レンズ11aが回転板35に固定された状態で配置されている。回転板35は、開口数の異なる2つの被検側入射レンズ11a,11bが固定されており、その中心には回転軸36が固定されている。回転軸36は、モータ37に連結されており、モータ37は制御装置23によって回転制御される。なお、被検側入射レンズ11aは、基準側入射レンズ7aと等価なレンズである。被検側入射レンズ11bは、基準側入射レンズ7bと等価なレンズである。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
基準レンズR及び被検レンズSを配置したら、入力手段24から設計データを制御装置23に入力する。制御装置23は、公知の光線追跡プログラムによって光束の軌跡を演算し、基準レンズR及び被検レンズSのそれぞれに入射される各光束の入射角が測定に最適な所定の値になるようなフローティングレンズ3の位置と、基準側入射レンズ7a,7b及び被検側入射レンズ11a,11bの組み合わせを決定する。現在配置されている基準側入射レンズ7a及び被検側入射レンズ11aを使用する場合には、モータ33,37を回転させずに、電動ステージ22のみを駆動させ、フローティングレンズ3を光軸方向に移動させて基準レンズR及び被検レンズSへの入射角を調整する。一方、基準側入射レンズ7b及び被検側入射レンズ11bを使用する場合には、電動ステージ22と共にモータ33,37を回転させる。モータ33,37に連結された回転軸32,36を介して回転板31,35が回転し、基準側入射レンズ7b及び被検側入射レンズ11bがそれぞれの光路L1,L2の光軸中心上に配置される。制御装置23は、被検側入射レンズ11aを第二の光路L2に配置する際には、常に基準側入射レンズ7aが第一の光路L1に配置されるように制御を行う。同様に、被検側入射レンズ11bを第二の光路L2に配置する際には、常に基準側入射レンズ7bが第一の光路L1に配置されるように制御を行う。
そして、フローティングレンズ3及び各入射レンズ7a,7b,11a,11bの調整を行ったら、第1の実施の形態と同様にして測定を行う。
この実施の形態では、複数の入射レンズ7a,7b,11a,11bを交換可能に有するので、基準レンズR及び被検レンズSへの入射角度を大きく変化させることができる。したがって、曲率半径が極小なレンズや、レンズ径の大小等、より多くの種類の被検レンズSの測定を行うことが可能になる。この際に、入射レンズ7a,7b,11a,11bは、回転移動によってのみ切り替えられるので、従来のように光軸に沿って移動させる場合に比べて、各光路L1,L2上で等価になるように配置し易い。したがって、入射レンズ7a,7b,11a,11bを切り替える場合でも従来よりも精度の良い測定を行うことができ、段取りの時間を短縮できる。その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
なお、本発明は、前記の実施の形態に限定されずに広く応用することが可能である。
例えば、第二の光路L2の被検側集光レンズ12をフリンジスキャンする代わりに、第一の光路L1の基準側集光レンズ8をピエゾ素子14によってフリンジスキャンするように構成しても良い。また、ミラー6又はミラー10をピエゾ素子14で移動可能に支持し、ミラー6又はミラー10の角度を変えずに光軸方向に微動することによってフリンジスキャンをするように構成しても良い。一方、ミラー6及びミラー10、並びに基準側集光レンズ8及び被検側集光レンズ12をそれぞれ固定し、フリンジスキャンを行わずに干渉縞から被検レンズSの評価をするように構成しても良い。
また、入力手段24に位相データを入力する代わりに、フローティングレンズ3の位置を直接入力しても良い。同様に、使用する基準側入射レンズ7a,7b及び被検側入射レンズ11a,11bの種類を直接に入力しても良い。同種類の被検レンズSを複数検査する場合などに迅速な測定が可能になる。さらに、被検レンズSの設計データや、被検レンズSに対応するフローティングレンズ3の位置、被検レンズSに対応して選択される各入射レンズ7a,7b,11a,11bの種類を、制御装置23のメモリに予め登録しておいても良い。この場合には、被検レンズSの型番など、被検レンズSを特定するデータを入力手段24から入力する。これによって、制御装置23がメモリに登録されている情報を抽出し、前記の実施の形態と同様の処理を実施する。また、制御装置23の表示部を設け、この表示部に被検レンズSを特定するデータを表示し、作業者に選択させるように構成しても良い。
また、基準側入射レンズ7a,7bと、これに等価な被検側入射レンズ11a,11bは、手動で回転させるように構成されても良い。この場合には、回転板31,35は、各入射レンズ7a,7b,11a,11bが光軸中心上に固定されるように、2位置で固定可能に軸支される。この場合には、制御装置23に表示部を設け、測定に使用する各入射レンズ7a,7b,11a,11bを表示させ、この表示に基づいて作業者が回転板31,35を回転させるようにすることが望ましい。
さらに、基準側入射レンズ7a,7bと、これに等価な被検側入射レンズ11a,11bをそれぞれ3個以上用意しておき、回転板31,35を回転させて適切なレンズに切り替えられるようにしても良い。
本発明の実施の形態に係るマッハツェンダー型干渉計の概略構成を示す図である。 被検レンズ及び基準レンズに入射する光束の入射角の一例を示す図である。 被検レンズ及び基準レンズに入射する光束の入射角の一例を示す図である。 マッハツェンダー型干渉計の概略構成を示す図である。 従来のマッハツェンダー型干渉計の概略構成を示す図である。
符号の説明
1,30 干渉計(マッハツェンダー型干渉計)
2 光源
3 フローティングレンズ(レンズ)
5 ビームスプリッタ(光束分割手段)
7,7a,7b 基準側入射レンズ(入射レンズ)
9 ビームスプリッタ(光束合成手段)
11,11a,11b 被検側入射レンズ(入射レンズ)
21 演算手段
22 電動モータ(移動機構)
23 制御装置(制御手段)
L1 第一の光路
L2 第二の光路
R 基準レンズ
S 被検レンズ

Claims (3)

  1. 光源と、前記光源からの光束を2つの光路に分割する光束分割手段と、前記2つの光路のうちの一方の光路中に配置された比較対象用の基準レンズを透過した光束が入射すると共に、他方の光路中に配置された被検レンズを通過した光束が入射し、これら2つの光束を合成する光束合成手段と、前記光束合成手段により光束が合成された際に形成される干渉縞から位相データを算出して前記基準レンズに対する前記被検レンズの収差量を求める演算手段とを有するマッハツェンダー型干渉計において、
    前記光源と前記光束分割手段との間に、光軸方向に移動可能なレンズと、この移動可能な前記レンズを移動自在に支持する移動機構と、前記移動可能なレンズの位置を前記被検レンズの設計データから算出し、前記移動機構の駆動制御を行う制御手段とを具備したことを特徴とするマッハツェンダー型干渉計。
  2. 前記光源からの光束を2つの光路に分割する光束分割手段と前記基準レンズ及び前記被検レンズとの間に、前記基準レンズ及び前記被検レンズへの各光束の入射角を変える入射レンズを切り替え可能に配置したことを特徴とする請求項1に記載のマッハツェンダー型干渉計。
  3. 前記制御手段が前記被検レンズの設計データから前記入射レンズの切り替え制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のマッハツェンダー型干渉計。

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