JP2006250388A - 誘導飛しょう体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定翼を含む機体後方のロケットモーター周りに、付加的な構造を設けることなく、良好なロール制御を可能にすることを目的とする。
【解決手段】 誘導制御装置が搭載された前部胴体と、ロケットモータが搭載されるとともに上記前部胴体に対しロール軸周りに回動自在に支持された後部胴体と、上記前部胴体に対しロール軸と交差する回転軸周りに回動自在に支持された操舵翼と、上記後部胴体に固定された安定翼を備えて、上記誘導制御装置は、上記前部胴体のロール回転に応じて、同回転方向と同方向に上記後部胴体を回転させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、前翼操舵の誘導飛しょう体に関するものである。
誘導飛しょう体は、機体のローリングに対して目標を精度良く探知補足するために、シーカのロール回転に関する安定化とロールレート制御が行われる。
この種の誘導飛しょう体の一例として、リングを介して複数の安定翼をリンク結合させ、誘導制御装置に設置した駆動装置を用いて、複数の安定翼に同一のロール舵角を取らせるという従来技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平2−166400号公報(第3頁、第1図)
従来の前翼操舵誘導飛しょう体は、本来ロール制御性が悪く、そのためにロール制御性を向上させる装置を胴体後方に持たせていた。しかしながら、安定翼を含む胴体後方のロケットモーターの周囲にリングを設けた場合は、その構造が複雑となってしまうという問題があった。
この発明は、係る課題を解決するために成されたものであり、安定翼を含む機体後方のロケットモーター周りに付加的な構造を設けることなく、良好なロール制御を可能にすることを目的とする。
この発明による誘導飛しょう体は、自己を目標に誘導する誘導制御装置が搭載された前部胴体と、ロケットモータが搭載されるとともに、上記前部胴体に対しロール軸周りに回動自在に支持された後部胴体と、上記前部胴体に対しロール軸と交差する回転軸周りに回動自在に支持された操舵翼と、上記後部胴体に固定された安定翼と、を備え、上記誘導制御装置は、上記前部胴体のロール回転に応じて、同回転方向と同方向に、上記後部胴体を回転させるものである。
この発明によれば、安定翼を含む機体後方のロケットモーター周りに付加的な構造を設けることなく、いかなる姿勢においても前部胴体の誘導制御装置に対して、良好なロール制御を行うことができる。
実施の形態1.
以下、図を用いてこの発明に係る実施の形態1について説明する。
図1は実施の形態1による誘導飛しょう体の構成を示している。図に記載する誘導飛しょう体(以下、単に「飛しょう体」という。)には、各種の機器が搭載されているが、ここではこの発明の要旨とする部分のみを説明する。
飛しょう体は、前部胴体1と後部胴体2から構成される。後部胴体2は後部胴体回転駆動用サーボ3によって、前部胴体1に対し機体中心軸(ロール軸)周りに回転自在に支持されている。後部胴体回転駆動用サーボ3は、機体中心軸上に配置された支持棒で前部胴体1と後部胴体2を支持するとともに、前部胴体1に内蔵されたアクチュエータによって、後部胴体2を回転駆動する。また、後部胴体回転駆動用サーボ3は、前部胴体1に対する後部胴体2の回転角度θsおよび回転角速度ωsを検出する。
前部胴体1は、目標を探知・追尾するためのシーカ4、飛しょう体の誘導制御装置5を収納する。また、前部胴体1は4枚の操舵翼8、各操舵翼を駆動するサーボ9を備えている。後部胴体2は、ロケットモーター6と複数の安定翼7が配置される。
シーカ4はレーダ装置や撮像装置が搭載され、目標を探知するとともに、探知した目標の追尾動作する処理を適宜行い、航法計算回路11に機体中心軸に対する探知した目標方向の情報(目標視線角情報)を与える。
ロケットモーター6は後部胴体2の大部分を占有する。ロケットモーター6は燃料と、燃料を燃焼させる燃焼室と、燃焼室で燃焼したガスを機体後方に噴射するノズルを備えている。ロケットモーター6の動作によって、機体は推力を得て前方に飛しょうする。
操舵翼8は機体重心よりも前方に位置する。操舵翼8は、前部胴体1の機体中心軸を中心とした半径方向に平行な方向、すなわち機体中心軸と直交する方向を軸方向とする回転軸を有する。操舵翼8はその回転軸周りに回動可能に軸支され、操作翼駆動サーボ9によって回転駆動される。各操舵翼8毎に操作翼駆動サーボ9が設けられて、各操舵翼8は互いに独立に回転動作される。
安定翼7は機体重心よりも後方に位置する。安定翼7は後部胴体2の機体中心軸を中心とした半径方向に平行な方向、すなわち機体中心軸と直交する方向を軸方向として、後部胴体2に配置される。
図1では、操舵翼8と安定翼7を上下2枚しか図示していないが、一般的には共に90度間隔で4枚配置される。なお、後部胴体回転駆動サーボ3の構造は一例であって、前後胴体の外周同士がリング状に連結され、ピニオンギアによって回転を駆動する形態等、他の回転駆動方式でもよい。
図2は、前部胴体1の内部構成を示す機能ブロック図である。
誘導制御装置5は、ジャイロ10、航法計算回路11、後部胴体回転角指令計算回路12、舵角指令計算回路13を備えて構成される。ジャイロ10は前部胴体1の姿勢変化量を検出する。例えば、姿勢変化量として、慣性空間に対する姿勢角度(ロール角θr、ピッチ角θp、ヨー角θy)や、角速度(ロール角速度ωr、ピッチ角速度ωp、ヨー角速度ωy)を検出する。
航法計算回路11は、ジャイロ10が感知した姿勢変化量と、シーカ4から供給される機体中心軸に対する探知した目標方向の情報に基づいて、機体のピッチ、ヨー、ロールの制御量として、例えば目標ピッチ角度、目標ヨー角度、および目標ロール角度などの目標姿勢角度や、目標ピッチ角速度、目標ヨー角速度、および目標ロール角速度などの目標姿勢角速度を計算する。
航法計算回路11は、計算した制御量に基づいて舵角指令計算回路13および後部胴体回転角指令計算回路12に、機体のピッチ、ヨー、ロールの各姿勢を制御するための制御指令を与える。
舵角指令計算回路13は、与えられたピッチ、ヨーの制御指令に基づいて、操舵翼駆動サーボ9に対し操舵翼8を所望角度だけ操舵する操舵角指令を与える。操舵翼駆動サーボ9は、与えられた操舵角指令に基づいて、操舵翼8を操舵する。これによって機体はピーチ、ヨー方向に姿勢変化し、目標方向に向かって誘導される。
また、後部胴体回転角指令計算回路12は、与えられた機体のロールの制御指令に基づいて、後部胴体回転駆動サーボ3に対し後部胴体2を回転させる制御指令を与える。
誘導飛しょう体のロール制御動作についてさらに詳述する。
操舵翼8が安定翼7より前方に取り付けられた前翼操舵型の誘導飛しょう体では、ある姿勢においては、前翼の操舵によって生じるローリングモーメントが、前翼後流の吹き降ろしにより発生した後方の安定翼7による反対方向のローリングモーメントによって打ち消される場合がある。これによって、飛しょう体の姿勢によって発生するロールモーメントが大きく変化するので、操舵翼8だけですべての姿勢において良好なロール制御を行うことは難しい。また、通常の誘導飛しょう体では機体後部にロケットモーターを有しているので、安定翼に何らかのロール制御機構を付加した場合には、機体後方の安定翼部にロール制御機構を組み込むことも難しい。ロケットモーターは機体中心線上に位置しており、この制御機構はこの部分を避けた胴体外周部分等に置く必要があるからである。
したがって、この実施の形態では、後部胴体回転駆動サーボ3を用いて前部胴体1に対し後部胴体2を回転させることによって、ロール制御を行う。
ここで、図2を用いて後部胴体回転駆動サーボ3のロール制御動作を説明する。
何らかのロール制御が必要な場合、後部胴体回転角指令計算回路12は、後部胴体回転駆動サーボ3に入力する制御指令(目標ロール角および目標ロールレート)を演算する。例えば、図1の前部胴体1に生じた方向Aのロール回転を止めたい場合、ジャイロ10が感知した姿勢変化量とシーカ4が探知した目標方向の情報を受けた航法計算回路11によって、機体のピッチ、ヨー、ロールの制御量が計算される。後部胴体回転角計算回路12は、これらの内ロール制御量を受けて、後部胴体2を方向Aと同方向Bに回転させるように、後部胴体回転駆動サーボ3を作動させる。これにより、前部胴体1には方向Aと反対方向の回転トルクが生じて回転が打ち消される。後部胴体回転駆動サーボ3は後部胴体2の回転角度θsおよび回転角速度ωsを検出し、検出された回転角度および回転角速度に応じて、目標ロール角および目標ロールレートが得られるように、後部胴体2の回転角や、後部胴体回転駆動サーボ3の駆動トルクを制御する。
この実施の形態によれば、前部胴体1に生じるローリングモーメントは、後部胴体2のロール回転により生じ、その大きさは後部胴体2の角加速度のみに比例するため、いかなる姿勢においても前部胴体1に配置されたシーカ4のロール制御性は良好に保たれる。また、後部胴体2には前部胴体1との連結部を除き可動部分を持たないため、構造が簡単で組み立ても容易な飛しょう体となる。
実施の形態2.
以下、図を用いてこの発明に係る実施の形態2について説明する。
図3は実施の形態2による誘導飛しょう体の構成を示している。図中の符号1から7は実施の形態1と同一である。4枚の操舵翼8は対面の2枚同士が軸14で繋がれ、一つのサーボ9で2枚の操舵翼を、2つの軸14で駆動できる。各軸14は中央部にクランクが設けられる(図示せず)ので、軸14の中央は互いに交差しない。
また、図4は飛しょう体の前部胴体1の内部構成を示している。操舵翼駆動サーボ9が2個となる以外は実施の形態1と同様の構成である。
この図を用いて動作を説明する。航法計算回路11によって計算された機体のピッチ、ヨー、ロールの制御量の内、ロール制御量は実施の形態1と同様に後部胴体回転角計算回路12にのみ送られ、ロール制御は後部胴体回転駆動用サーボ3のみで行う。舵角指令計算回路13はピッチ、ヨーの制御量のみを受けて、操舵翼駆動サーボ9を動作させる。この時、ロール回転を抑えて操舵翼が常に上下左右が一定の位置にあるようロール制御すれば左右の操舵翼を駆動する操舵翼駆動サーボ9はピッチのみを、上下の操舵翼を駆動する操舵翼駆動サーボ9はヨーの制御のみを行わせることも可能である。
この実施の形態によれば、操舵翼を駆動するサーボを2個にすることができ、さらにピッチ、ヨー、ロール制御は各々独立したサーボを駆動するだけでよいため、誘導制御装置も簡略化される。
ところで、上記実施の形態はいずれもあくまでも一例であって、飛しょう体は運用形態によって種々の装置を搭載することができるとともに、ハードウェア構成もシステム構築時の最新の技術を駆使してシステム構成されることは言うまでもない。例えば、安定翼は後翼胴体に3枚以上ならば何枚あっても良く、その他に前部胴体にも配置されていてもよい。
この発明の実施の形態1による誘導飛しょう体の構成図である。 この発明の実施の形態1による誘導飛しょう体前部胴体内部の構成図である。 この発明の実施の形態2による誘導飛しょう体の構成図である。 この発明の実施の形態2による誘導飛しょう体前部胴体内部の構成図である。
符号の説明
1 前部胴体、2 後部胴体、3 後部胴体回転駆動サーボ、4 シーカ、5 誘導制御装置、6 ロケットモーター、7 安定翼、8 操舵翼、9 操舵翼駆動サーボ、10 ジャイロ、11 航法計算回路、12 後部胴体回転角計算回路、13 舵角指令計算回路、14 操舵翼結合軸。

Claims (2)

  1. 自己を目標に誘導する誘導制御装置が搭載された前部胴体と、
    ロケットモータが搭載されるとともに、上記前部胴体に対しロール軸周りに回動自在に支持された後部胴体と、
    上記前部胴体に対しロール軸と交差する回転軸周りに回動自在に支持された操舵翼と、
    上記後部胴体に固定された安定翼と、
    を備え、
    上記誘導制御装置は、上記前部胴体のロール回転に応じて、同回転方向と同方向に、上記後部胴体を回転させることを特徴とする誘導飛しょう体。
  2. 上記操舵翼を4枚備え、当該操舵翼の対面の2枚同士は、それぞれ1つのサーボ機構によって、同時に同一の回転角だけ駆動されることを特徴とする誘導飛しょう体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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