JP2006249965A - ロータリー型圧縮機 - Google Patents

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Maki Shimoyama
真樹 下山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】ロータリー型圧縮機の潤滑部やベーン背圧に供給する潤滑油中にガス成分が混入しにくくし、振動・騒音発生を抑制すると共に信頼性・耐久性を向上すること。
【解決手段】分離室11下部の排出孔14と潤滑供給路31とを直接連通させ、潤滑供給路31途上に連通路を設け貯油室12と連通する構造にすることにより、貯油室内の潤滑油量が減った時に、車両が前後・左右・上下・回転しても潤滑油中にガス成分が混入しにくい構造となり、圧縮機の振動・騒音の発生を抑制し、圧縮機の耐久・信頼性をより向上させる構造となる。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用空調装置などに用いられる圧縮機に関するものである。
従来この種の圧縮機は、圧縮された気流体と共に圧縮機潤滑油の一部を空調装置のシステムサイクル中へ吐出しており、気流体と共に吐出される潤滑油量が多いほど空調装置のシステム効率が低下する傾向がある。このため、空調装置のシステムサイクル中への潤滑油の吐出を抑制するために圧縮機構の吐出側に圧縮された気流体から潤滑油を分離する機構を設けている。貯油室に貯えられている潤滑油は、圧縮機の潤滑部に供給する。また、ベーン背圧付加装置よりベーンの背圧部へ潤滑油を給油路より供給し、ベーンの背圧部の背圧を一定に保つ、すなわちベーンをシリンダに押しつける力を安定させ、性能・信頼性を保つようにしている。図3は、従来の記載の圧縮機を示すものである。図3に示すように、圧縮された気流体が導かれる高圧室10と、潤滑油を分離する分離室11と、高圧室と分離室を連通する導入孔13と、分離された潤滑油を貯える貯油室12と、分離室11と貯油室12を連通し分離室で分離された潤滑油を貯油室12へ導く排出孔14から構成され、貯油室に貯えられた潤滑油は給油孔18よりベーン背圧付与装置17を介して給油路19よりベーン背圧部20に供給される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−90286号公報
しかしながら、従来の構成では、圧縮機が高速運転時になると、貯油室の潤滑油はシステムサイクル中に吐出し貯油室の貯油量は少なくなり、また分離室で分離され貯油室に貯えられる潤滑油量も少なくなるため貯油室の潤滑油量は非常に少ない状態になる。車両は上下・前後・左右・回転するため、車両に取り付けられた圧縮機の貯油室の潤滑油面は安定せず、そのためベーン背圧部に若干ガス成分が混入することがあり、ベーン背圧部に供給される潤滑油の圧力が不安定になり、ベーンをシリンダに押さえつける背圧が小さくなり、ベーンの先端がシリンダから離れるジャンプ現象が生じることがある。その現象により、振動・騒音が発生する。また、ガス成分が潤滑油中にあることにより、圧縮機の潤滑作用が若干悪くなる。そのため信頼・耐久性の低下が影響する等の課題を有していた。
そこで、従来の課題を解決するために、本発明のロータリー圧縮機は、分離室の排出孔と潤滑油供給路が連通し、潤滑油供給路と貯油室が連通するものである。
これによって、潤滑油中にガス成分を含まない安定した潤滑油をベーン背圧部に供給する構造になり、圧縮機の振動・騒音の発生を抑制し、圧縮機の耐久・信頼性をより向上させることができる。
第2の発明は、潤滑油供給路は貯油室の鉛直下部に配するものである。
これによって、さらに潤滑油中にガス成分が混入しなくなる。
本発明のロータリー圧縮機は、潤滑油中にガス成分を含まない安定した潤滑油をベーン背圧部及び潤滑部各位に供給する構造になり、圧縮機の振動・騒音の発生を抑制すると共に圧縮機の耐久・信頼性をより向上させることができる。
第1の発明は、潤滑油を含む気流体を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構により圧縮された前記気流体が導かれる高圧室と、導入孔を通じて高圧室と連通し気流体に含まれる潤滑油の一部が旋回流により遠心分離される分離室を備えるロータリー型圧縮機において、分離室の排出孔と潤滑油供給路を連通させ、潤滑油供給路の途中に貯油室と連通する連通路を設けることにより、潤滑油中にガス成分を含まない安定した潤滑油をベーン背圧部に供給する構造になり、圧縮機の振動・騒音の発生を抑制し、圧縮機の耐久・信頼性をより向上させることができる。
第2の発明は、潤滑油供給路は貯油室の鉛直下部に配することにより、さらに潤滑油中にガス成分が混入しなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における圧縮機の断面図であり、図2は図1のA−A断面図である。
図1及び図2において、円筒内壁を有するシリンダ1内部には略円柱状のロータ2がその外周の一部がシリンダ1の内壁と微少隙間を形成するように回転自在に収容され、ロータ2に設けられた複数のべ一ンスロット内にはそれぞれ摺動自在にベーン3が挿入されている。ロータ2は回転自在に軸支される駆動軸4によって回転駆動される。シリンダ1の両端はそれぞれ前部側板5及び後部側板6により閉塞され、シリンダ1内部に作動室が形成される。後部側板6には高圧ケース15が取り付けられており、高圧ケース15には高圧室10、分離室11、貯油室12、圧縮ガス排出孔16が形成されている。
エンジン等の駆動源より動力伝達を受けて駆動軸4及びロータ2が回転すると、シリンダ1内部で圧縮された気流体は吐出孔7より吐出弁8を押し上げて高圧通路9に流入し、高圧室10、導入孔13、分離室11を通じて、分離室上部の圧縮ガス吐出口16から圧縮機外部の空調装置のシステムサイクル中に排出される。
高圧室10と分離室11は導入孔13で連通し、分離室11と貯油室12は再導入孔32及び導入路33で連通している。分離室11内部では旋回流による遠心分離によって圧縮された気流体に含まれる潤滑油の一部が分離され、分離室11下部の排出孔14から潤滑油供給路31に流入し、ストレーナ21によって潤滑油中に含まれる微量の不純物を濾過・分離した後、ベーン背圧付与装置17に導かれる。ベーン背圧付与装置17で圧力制御された潤滑油は給油路19を通じてベーン背部20に供給され、ベーン3をシリンダ1内壁に押しつけている。
以上のように、本実施の形態においては分離室11は下部の排出孔14により、潤滑油供給路31と連通し、潤滑油供給路31と貯油室12は導入路33で連通させることにより、潤滑部やベーン背圧に供給する潤滑油中にガス成分が混入しにくくなり、潤滑油中のガス成分が起因になるベーン背圧部20の背圧圧力が不安定になる、ベーンがジャンプ現象を起こしシリンダと衝突し圧縮機の振動・騒音が発生する、また圧縮機の耐久性・信頼性を低下しているという課題を解決することができる。また、潤滑供給路を貯油室の鉛直下部に設けることでさらに潤滑油中にガス成分が混入しなくなる。
以上のように、本発明のロータリー圧縮機は、振動・騒音を抑制して耐久性も向上させることができるため、その他の形式の圧縮機構を有したものにも適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の断面図 図1のA−A断面図 従来の実施形態を示す圧縮機の断面図
符号の説明
1 シリンダ
2 ロータ
3 ベーン
4 駆動軸
5 前部側板
6 後部側板
7 吐出孔
8 吐出弁
9 高圧通路
10 高圧室
11 分離室
12 貯油室
13 導入孔
14 排出孔
15 高圧ケース
16 圧縮ガス吐出口
17 ベーン背圧付与装置
18 潤滑油供給口
19 給油路
20 ベーン背圧部
21 ストレーナ
31 潤滑油供給路
32 再導入孔
33 導入路

Claims (2)

  1. 潤滑油を含む気流体を圧縮する圧縮機構と、前記圧縮機構により圧縮された前記気流体が導かれる高圧室と、導入孔を通じて前記高圧室と連通し前記気流体に含まれる潤滑油の一部が分離される分離室と、前記分離室で分離された潤滑油を貯える貯油室と、前記貯油室に貯えられた潤滑油または前記分離室で分離された潤滑油をベーン背圧部に供給する潤滑油供給路を備えたロータリー型圧縮機において、前記分離室と前記潤滑油供給路が連通し、前記潤滑油供給路上で前記貯油室と連通することを特徴とするロータリー型圧縮機。
  2. 前記潤滑油供給路は貯油室の鉛直下部に配することを特徴とする請求項1に記載のロータリー型圧縮機。
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