JP2006248634A - 配達ミス防止システムおよびその防止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の配達先に対応する配達作業者による配達物件の誤配達・未配達を防止することのできる配達ミス防止システムを提供する。
【解決手段】本発明の配達ミス防止システムは、情報処理部2、液晶パネル表示部3、操作部4および電源部5を備え、配達作業者の携帯用として構成される配達ミス・チェック装置1と、配達ミス・チェック装置1に対し配達先確認データ情報を読込むユーザ側管理用コンピュータ・システム6と、電源部5の充電用としてユーザ側に設けられた充電器7とを備えて構成される。配達作業時においては、配達ミス・チェック装置1に対する操作指示を介して、自動的に配達先に対する配達チェックを行い、即時に誤配達・未配達の有無を確認することが可能となり、配達作業者による配達物件の誤配達・未配達が防止される。
【選択図】 図1

Description

本発明は配達ミス防止システムおよびその防止方法に関し、特に複数の配達先に対応して、新聞等の配達物件を配達する際の誤配達・未配達を含む配達ミスを未然に防止する配達ミス防止システムおよびその防止方法に関する。
従来、例えば配達物件の一例として、新聞を複数の数多くの配達先に対して配達する場合には、一人の配達作業者により、毎日朝刊150部〜350部、夕刊100部〜300部という大量の新聞を、所定時間内に速やかに配達することが求められている。この新聞配達の場合には、配達先即ち新聞購読者に対して、ミスなく該当する種別の新聞を確実に届けることが至上命題であるが、上記のような厳しい配達作業条件下においては、対応する人間としての作業限界によるものか、往々にして誤配達または未配達という配達ミスが発生しているのが実情である。このような配達ミスは、新聞配達業を運営する新聞販売店にとっては、新聞購読者に対する信頼度を失する重大過失であり、該新聞購読者を契約先として保持するためには、事後における新聞購読者に対する対応処置として諸々の負の作業を伴うという問題がある。この問題に対する対応策としては、従来、長年解決策に対する工夫が重ねられてきてはいるが、依然として配達ミスの発生を防止することが出来ないでいるのが実態である。
このような配達物件を所定の配達先に配達するという作業形態は、単に新聞販売業のみに限らず、誤配達または未配達という配達ミスを防止するという観点からは、宅配、郵便、訪問販売、日常のオーダ品配達などを含めて、全てが問題解決の対象となる。また、物の流れからは逆であるが、未集金に対する回収作業等の場合も作業形態が類似しており、回収ミスの防止という点においては対象となる。何れの場合においても、ミスを防止して正確に集配の諸作業を達成することを至上命題とする点においては全く同様である。
新聞配達ミスの軽減を目的とする従来の方法として、特許文献1に「新聞配達の誤配発見方法と当該方法を運用する物品配達方法」が開示されている。この方法では、予め配達先の新聞受にバーコードラベルでなる識別ラベルを貼付しておき、新聞の配達時にバーコードリーダーで識別ラベルのコード情報を読取り、当日の配達先データを集計し、誤配達の有無を確認する。
特開2003−246460
数多くの新聞購読者に対して、迅速且つ誤りなく所定の新聞を速やかに配達して届けるという厳しい作業条件においては、配達作業者の注意力に依存する現行の一般的な新聞配達では、配達作業者の人間としての注意限界に起因して、往々にして誤配達または未配達という配達ミスが生じ易く、配達ミスを防止することは至難の業であった。このために、かかる配達ミスの発生により、新聞購読者の側においては斬新なニュース情報の入手が不可能になるとともに、新聞販売店側においては、前述のように、新聞購読者の信頼を欠く結果となり、事後における新聞購読者に対する対応処理に負の作業を負わねばならぬという欠点がある。このことは、他の各種物流事業形態においても同様であり、配達ミスにより、物流の送り側と受け側の双方において、物流事業運営上の欠損を生じるという欠点がある。
他方、特許文献1の方法では、配達先の了解を得て、新聞受にバーコードラベルでなる識別ラベルを予め貼付しておくという手間がかかる。また、各配達先を識別する識別ラベルをほとんど全戸の新聞受けに貼付しておく方法を採用すると、識別ラベルのコード情報により各戸の識別が瞬時に極めて容易に行えるので、識別ラベルのコード情報が無許可のプライバシ情報の収集等に利用される虞がある。そこで、特許文献1の方法は、プライバシ保護や安全性保持という社会の要請に反するので、社会に受け入れて、実用化されのは、困難であると思われる。
本発明の目的は、上記の欠点を排除し、配達先に対応する配達ミス・チェック用の配達先確認データ情報を、予めユーザ側管理コンピュータ・システムより、配達作業者の携帯する小型軽量の配達ミス・チェック装置に導入して保持しておき、該配達ミス・チェック装置に対応する配達作業者の確認操作を介して、情報表示画面に明示される配達先確認文字情報に従い、各配達先に対する配達ならびに配達済みの確認チェックを順次行うことにより、誤配達・未配達を含む配達ミスの発生を未然に防止することができ、しかもプライバシ保護や安全性保持という社会の要請にも沿う配達ミス防止システムおよびその防止方法を提供することにある。
前述の課題を解決するために本発明は次の手段を提供する。
(1)複数の配達先に対応して、配達作業者による該配達先に対する配達物件の誤配達・未配達を防止するための配達先確認データ情報を保持するユーザ側管理用コンピュータ・システムと、
前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムより読込まれる前記配達先確認データ情報を予め導入しておき、配達作業時の操作指示を介して該配達先確認データ情報を処理して自動的に配達チェックを行い、情報表示画面に表示される配達先確認文字情報を介して即時に誤配達・未配達の有無を確認することのできる携帯可能な配達ミス・チェック装置と
を備えて構成されることを特徴とする配達ミス防止システム。
(2)前記配達ミス・チェック装置内部の電源部に対する充電用の充電器を設けた請求項1に記載の配達ミス防止システム。
(3)前記配達ミス・チェック装置は、配達開始前に、前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムから読込まれる誤配達・未配達を防止するための配達先確認データ情報を保持し、配達作業時に、配達作業者の操作指示を介して該配達先確認データ情報を処理し、自動的に配達チェックを行って即時に誤配達・未配達の有無を確認表示するための配達先確認処理情報を出力する情報処理部と、
前記配達先確認処理情報の入力を受けて、配達物件の誤配達・未配達を防止するための配達先確認情報として、各配達先に対する配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、配達済の意味を表す「済」その他の文字若しくは記号および配達順番号を含む視認可能な配達先確認文字情報を情報表示画面上に明示する液晶パネル表示部と、
前記配達ミス・チェック装置に対する電源オンオフ操作、前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムより前記情報処理部に対する配達先確認データ情報の読込みオンオフ操作、配達先を設定する設定操作、各配達先に対する戸別の配達終了直後に、該配達済みを視認により確認する済文字入力操作、配達の中途過程または配達終了後に、配達済みの各配達先に対する誤配達・未配達の有無を確認するための確認操作等を包含する操作機能を有する操作部と、
を備えて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の配達ミス防止システム。
(4)前記配達物件が、複数の新聞購読者を配達先とする新聞であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の配達ミス防止システム。
(5)複数の配達先に対応して、配達作業者による配達先に対する配達物件の誤配達・未配達を未然に防止する配達ミス防止方法において、
ユーザ側管理用コンピュータ・システムに対して携帯用の配達ミス・チェック装置を接続し、予めユーザ側管理用コンピュータ・システムより配達ミス・チェック装置に対して配達先確認データ情報を読込む第1のステップと、配達物件の配達作業開始時に、配達ミス・チェック装置の電源をオンとし、該配達ミス・チェック装置を作動状態として液晶パネル表示部の情報表示画面に「配達開始」を明示する第2のステップと、最初に配達すべき配達先に対応する前記配達先確認文字情報(配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、配達済の意味を表す「済」その他の文字若しくは記号および配達順番号等を含む)を情報表示画面に明示する第3のステップと、該配達先確認文字情報に対応する配達先を確認した後に該配達先に対する配達作業を行い、配達終了直後に済スイッチを押して情報表示画面上に配達済み確認のための「済」その他の文字若しくは記号を追加表示する第4のステップと、次に配達すべき配達先に対応する配達先確認文字情報を情報表示画面に明示する第5のステップと、該配達先確認文字情報に対応する配達先を確認した後に該配達先に対する配達作業を行い、配達終了直後に済スイッチを押して情報表示画面上に配達済み確認のための「済」その他の文字若しくは記号を追加表示する第6のステップとを有し、続く第7および第8のステップ以降のステップにおいては、各配達先に対する配達順番号の表示に即応して、上記の第5のステップおよび第6ステップに準ずる配達先確認・配達物件の配達・配達済確認のための「済」その他の文字若しくは記号の表示を含む連携配達作業手順を、最終配達先に対する配達作業が終了するまでの間に繰り返して行う一連のステップと、全ての配達先に対する配達終了後に、全配達先に対する誤配達または未配達の有無を確認する最終ステップとを有することにより、配達物件の誤配達または未配達を含む配達ミスの発生を未然に防止することを特徴とする配達ミス防止方法。
(6)前記第6ステップ以降であって前記最終ステップ以前のステップの間の配達作業の途中過程においても、それまでに配達済の配達先に対する誤配達または未配達の有無を確認するステップを併せ有することを特徴とする請求項5に記載の配達ミス防止方法。
(7)前記配達物件が複数の新聞購読者を配達先とする新聞であることを特徴とする請求項5又は6に記載の配達ミス防止方法。
上記本発明によれば、携帯用の配達ミス・チェック装置に対し、予め前記ユーザ側管理コンピュータ・システムより配達先確認データ情報を導入しておくことにより、該配達ミス・チェック装置を携行する配達作業者の操作指示を介して、各配達先に対する配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、配達済み確認のための「済」その他の文字若しくは記号および配達順番号等を含む視認可能な配達先確認文字情報を的確に確認することが可能となり、該配達先確認文字情報による配達作業を逐次実施することによって、配達作業者による配達物件の誤配達または未配達を含む配達ミスは未然に防止される。また、このような本発明の配達ミス防止システムおよびその防止方法は、プライバシを侵害したり、悪用されたりする虞がないので、プライバシ保護や安全性保持という社会の要請にも沿うことができる。
次に、本発明の配達ミス防止システムおよび配達ミス防止方法について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、該配達ミス防止システムの実施形態の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態は、情報処理部2、液晶パネル表示部3、操作部4および電源部5を含む携帯用の配達ミス・チェック装置1と、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6と、電源部5に対応してユーザ側に設けられた充電器7とを備えて構成される。また図2、図3、図4および図5は、該配達ミス防止方法の実施形態におけるフローチャートを示す図である。以下においては、図1、図2、図3、図4および図5を参照して、配達ミス防止システムと配達ミス防止方法の双方の実施形態につき包括して説明するものとする。
図1において、配達作業者による配達の開始前においては、予めユーザ側管理用コンピュータ・システム6より、配達ミス・チェック装置1に対して、複数の配達先に対応して、配達作業者による配達物件の誤配達・未配達を防止するためのデータ情報を含む配達先確認データ情報が導入される。この配達先確認データ情報は、配達ミス・チェック装置1の内部に設けられている情報処理部2に読込まれて保持される(図2:ステップS1)。
配達作業の開始に当たっては、操作部4による電源操作を介して電源部5は稼動状態となり、電源部5からの電源供給により配達ミス・チェック装置1は作動状態に設定される。この状態において情報処理部2の処理作用を介して液晶パネル表示部3の情報表示画面には「配達開始」の文字が明示される(図2:ステップS2)。次いで操作部4による設定操作により、最初の配達先に対応する配達先確認文字情報が、同じく情報処理部2の処理作用を介して液晶パネル表示部3の情報表示画面に明示される(図2:ステップS3)。なお該配達先確認文字情報には、少なくとも各配達先に対する配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、「済」の文字(各配達先に対する配達済チェック後に表示)および配達順番号等を含む視認可能な文字情報が包含されおり、これらの文字情報は、全て情報処理部2に依存する形で液晶パネル表示部3に供給されて情報表示画面に明示される。図2のステップS3において、液晶パネル表示部3の情報表示画面に明示される配達先確認文字情報により、配達作業者により最初の配達先が確認されて該配達先に対する配達作業が行われる。その配達作業直後には、操作部4による済スイッチ操作を介して、液晶パネル表示部3の情報表示画面には「済」の文字が追加表示され、配達の終了が配達作業者により視認される(図2:ステップS4)。
次いで、操作部4による設定操作により、次の配達先に対応する配達先確認文字情報が、液晶パネル表示部3の情報表示画面に明示される(図3:ステップS5)。ステップS5において、液晶パネル表示部3の情報表示画面に明示された配達先確認文字情報により、配達作業者により次の配達先が確認されて該配達先に対する配達作業が行われる。その 配達直後には、操作部4による済スイッチ操作を介して、液晶パネル表示部3の情報表示画面には「済」の文字が追加表示され、配達の終了が配達作業者により視認される((図3:ステップS6)。以降のステップにおいては、図3のフローチャートに示されるように、ステップS6に続くステップS7の配達作業内容は、ステップS5における配達作業内容と同様であり、またステップS7に続くステップS8の配達作業内容は、ステップS6における配達作業内容と全く同様である。従ってステップS6に続くステップS7およびステップS8の以降における一連のステップにおいては、各配達先に対する配達順番号の表示に対応して、上記の第5ステップおよび第6ステップに準ずる配達先確認・配達物件の配達・配達済確認を含む連携配達作業が、最終配達先に対する配達作業が終了するまでの間に、操作部4による操作指示を介して繰り返して行われる。
図4は、最終配達先に対する配達作業のステップSed-3およびステップSed-2と、配達終止作業に対応する最終のステップSedとを示すフローチャートである。図4より明らかなように、ステップSed-3およびSed-2における配達作業内容は、前述の第5のステップS5および第6ステップS6に準じた配達作業内容となっている。全ての配達先に対する配達終了後においては、操作部4による確認スイッチ操作を介して配達チェックが行われて、全配達先に対する誤配達または未配達の有無が確認されるとともに、操作部4による電源オフの操作を介して、配達ミス・チェック装置1の電源部5がオフの状態に設定され配達作業は終了する(図4:ステップSed)。
なお、配達作業の途中過程においても、図5に示されるように、必要に応じて、操作部4による確認スイッチ操作を介して配達チェックが行われ、それまでに配達済の配達先に対する誤配達または未配達の有無の確認が行われる(図5:ステップSm)。ステップSmの次には、前記ステップS5およびステップS6に準じた配達作業のステップSm+1 およびステップSm+2 と、それ以降の配達作業ステップが、最終ステップの終了まで繰り返して行われる。
次に、新聞購読者を配達先とする朝刊または夕刊などの新聞配達の場合に対して適用される配達ミス防止システムの一実施例について説明する。図6は、当該配達ミス防止システムの構成を示すブロック図である。図6に示されるように、本実施例は、CPU8、I/O9およびフラッシュメモリ10を含む情報処理部2と、液晶コントローラドライバ11および液晶パネル12を含む液晶パネル表示部3と、電源スイッチ13、読込みスイッチ14、設定スイッチ15、済スイッチ16および確認スイッチ17を含む操作部4と、電源部5とを備えて構成される携帯用の配達ミス・チェック装置1と、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6と、電源部5に対する充電器7とを備えて構成されており、配達ミス・チェック装置1に対する配達先確認データ情報の読込み時には、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6との間にRS232Cケーブルが敷設され、配達ミス・チェック装置1のRS232Cコネクタ26を介して該配達先確認データ情報が導入される。
配達ミス・チェック装置1は、配達作業者が、手首に装着して実利用できるハンドヘルタイプであり、低消費電力化された防水構造の小型軽量化装置として構成される。外形寸法はW72mm×H50mm×D16mmに設定され、重さは100g以下に設定されて、液晶パネル表示部3には、低消費電力型120×52ドット・グラフィック表示液晶モジュールが採用され、電源部5としては、高エネルギー密度で小型軽量のリチウムイオン電池(以下、電池21として示す)が用いられている。また本実施例においては、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6より配達ミス・チェック装置1に読込まれる前記配達先確認データ情報には、配達先として最大1000人分相当の情報量が含まれており、配達ミス・チェック装置1の情報表示画面に明示される文字情報は最大40文字である。情報表示画面における表示文字容量は(10文字×4行)であり、表示文字としては新聞の識別、購読者の氏名、購読者の住所、特記事項、済(戸別配達およびチェック後に表示)および配達順番号が液晶パネル12の情報表示画面に表示される。
図7に示されるのは、本実施例における配達ミス・チェック装置1の外観図であり、装置前面の輪郭は前述のとおりW72mm×H50mmであり、奥行きはD16mmである。図7(a)には配達ミス・チェック装置1の装置前面上に配置される液晶パネル12、設定スイッチ15、済スイッチ16および確認スイッチ17が示されており、図7(b)には側面に配置される電源スイッチ13、データ読込みスイッチ14およびRS232Cコネクタ26が示される。図7の液晶パネル12には、1例として、新聞の識別、新聞購読者、住所、特記事項、済および配達順番号に対応して、それぞれ「毎朝」、「藤森太郎」、「横浜市緑区いぶき野26−9」、「開発部」、「済」および「999」等の文字が表示されている。
図8は、液晶パネル12、設定スイッチ15、済スイッチ16および確認スイッチ17が配置される配達ミス・チェック装置1の前面パネルの背面から、透視図として見た液晶パネル表示部3に含まれる液晶モジュール基板18およびバックライト19と、本体基板20と、電源部5を形成する電池21との配置関係を示す図であり、図9は、図8におけるA−B矢視により見た、配達ミス・チェック装置1の内部における構成要素の配置関係を概念的に示した断面図である。図8においては、前面パネルの背面から実像として見える液晶モジュール基板18と各スイッチは実線にて示され、バックライト19と、本体基板20と、電源部5を形成する電池21は、配置関係により点線または1部実線という状態で示されている。なお図9において、回路スペース24および25として示されるのは、配達ミス・チェック装置1における内部配線の敷設領域である。
次に、図10のフローチャートを参照して、本実施例の動作モードについて、情報読込みモードと配達モードの一部に対して主体を置いて説明するものとする。また情報表示画面の表示例としては、図7に示される新聞の識別、新聞購読者、住所、特記事項、済および配達順番号として、それぞれ「毎朝」、「藤森太郎」、「横浜市緑区いぶき野26−9」、「開発部」、「済」および「999」等の文字が示される場合を引用して説明する。
図10は動作モードのフローチャートより、初期段階のステップSn-1、ステップSn-2、ステップSn-3およびステップSn-4を抽出して示したフローチャートである。図10において、ステップSn-1において、配達先確認データ情報の情報読込みモードにおいては、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6と配達ミス・チェック装置1とを、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6のRS232Cケーブルを用いて接続し、先ずユーザ側管理用コンピュータ・システム6を立ち上げ、次いで電源スイッチ13により配達ミス・チェック装置の電源をオンとした後に、データ読込みスイッチ14により配達先確認データ情報の読込みが開始される。データ読込みの終了時には、ユーザ側管理用コンピュータ・システム6においてデータ送信終了が表示されて情報読込みモードは終了する。以後においては電源スイッチ13およびデータ読込みスイッチ14を介して電源/読込みはオフの状態に設定され、RS232Cケーブルは取り外される。
次にステップSn-2においては、データ読み込みスイッチ14がオフとなっていることを確認した後に、電源スイッチ13により配達ミス・チェック装置1の電源がオンされて、情報表示画面に「配達開始」が表示される。ステップSn-3においては、設定スイッチ15を押すことにより、最初の配達先の配達先確認文字情報として、「毎朝」、「藤栄太郎」、「横浜区緑区いぶき野26−9」、「開発部」および「999」が情報表示画面に明示される。この場合に、設定スイッチ15を5〜10秒以内の間に押すことがあっても表示が変化しないように、誤操作防止用の対応が図られている。次いでステップSn-3においては、ステップSn-3において情報表示画面に明示された配達先を確認した後に、当該配達先に対する新聞の配達作業が行われ、配達済後に済スイッチを押すことにより、情報表示画面には「済」の文字が追加表示される。以降においては、ステップSn-3およびステップSn-4に準ずる配達先確認・配達物件の配達・配達済確認を含む連携配達作業が、操作部4による操作指示を介して、最終配達先に対する配達作業が終了するまでの間に繰り返して行われ、最終配達先に対する配達作業終了後において、確認スイッチ17をオンとすることにより、全ての配達先に対する配達ミスの有無が確認された後に、電源スイッチ13の操作を介して配達ミス・チェック装置1の電源がオフに設定され配達作業は終了する。なお必要に応じ、配達作業の中途過程において、それまでに配達済みの配達先に対する配達ミスの有無の確認をする際には、同様に確認スイッチ17をオンとすることにより行うことができる。その場合に、配達ミスの有無確認後に配達作業に復帰する際には、確認スイッチ17を5秒以上押し続けることにより、次の配達先に対応する配達先確認文字情報が情報表示画面に明示される。これは誤操作防止用として配慮されている対応処置である。
なお、配達ミス・チェック装置1の使用状態により、電源部5のリチウムイオン電池の残量が少なくなった場合には、アラームによる警告が発生されるため、その際には、配達ミス・チェック装置1よりリチウムイオン電池を取り出して、ユーザ側の専用の充電器7により、リチウムイオン電池に対する2時間以上にわたる充電が行われる。充電終了後においては、リチウムイオン電池は配達ミス・チェック装置1にセットされる。
以上においては、一実施例として新聞配達の場合についての配達ミス防止システムについて説明したが、本発明は、新聞配達の場合に限定されるものではなく、配達物件が各種の販売業に関わる商品である場合、広域にわたる配達業に関わる物品である場合、広域に対応する広告宣伝に関わるチラシである場合、各種の未集金事態に対処する督促状である場合などに対しても、有効に適用できることは云うまでもない。
以上に具体的に詳しく説明した本発明の実施の形態によれば、配達作業者携帯用の配達ミス・チェック装置に対し、予めユーザ側管理コンピュータ・システムより配達先確認データ情報を導入しておき、該配達ミス・チェック装置に対する配達作業者による操作指示を介して、各配達先に対する配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、「済」の文字(各配達先に対する配達済チェック後に表示)および配達順番号等を含む視認可能な配達先確認文字情報を的確に確認することが可能となり、配達作業者による配達物件の誤配達または未配達を含む配達ミスを未然に防止することができる。このような本実施の形態は、プライバシを侵害したり、悪用されたりする虞がないので、プライバシ保護や安全性保持という社会の要請にも沿うことができる
本発明の配達ミス防止システムの実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明の配達ミス防止方法の実施形態のフローチャート(1)を示す図である。 本発明の配達ミス防止方法の実施形態のフローチャート(2)を示す図である。 本発明の配達ミス防止方法の実施形態のフローチャート(3)を示す図である。 本発明の配達ミス防止方法の実施形態のフローチャート(4)を示す図である。 配達ミス防止システムの一実施例の構成を示すブロック図である。 前記実施例の外観概念図である。 前記実施例の内部構成を示す透視概念図である。 前記実施例の断面概念図である。 前記実施例に対応する配達ミス防止方法のフローチャートを示す図である。
符号の説明
1 配置ミス・チェック装置
2 情報処理部
3 液晶パネル表示部
4 操作部
5 電源部
6 ユーザ側管理用コンピュータ・システム
7 充電器
8 CPU
9 I/O
10 フラッシュメモリ
11 液晶コントロールドライバ
12 液晶パネル
13 電源スイッチ
14 読込みスイッチ
15 設定スイッチ
16 済スイッチ
17 確認スイッチ
18 液晶モジュール基板
19 バックライト
20 本体基板
21 電池
22 基板間コネクタ
23 ケース
24,25 回路スペース
26 RS232Cコネクタ

Claims (7)

  1. 複数の配達先に対応して、配達作業者による該配達先に対する配達物件の誤配達・未配達を防止するための配達先確認データ情報を保持するユーザ側管理用コンピュータ・システムと、
    前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムより読込まれる前記配達先確認データ情報を予め導入しておき、配達作業時の操作指示を介して該配達先確認データ情報を処理して自動的に配達チェックを行い、情報表示画面に表示される配達先確認文字情報を介して即時に誤配達・未配達の有無を確認することのできる携帯可能な配達ミス・チェック装置と
    を備えて構成されることを特徴とする配達ミス防止システム。
  2. 前記配達ミス・チェック装置内部の電源部に対する充電用の充電器を設けた請求項1に記載の配達ミス防止システム。
  3. 前記配達ミス・チェック装置は、配達開始前に、前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムから読込まれる誤配達・未配達を防止するための配達先確認データ情報を保持し、配達作業時に、配達作業者の操作指示を介して該配達先確認データ情報を処理し、自動的に配達チェックを行って即時に誤配達・未配達の有無を確認表示するための配達先確認処理情報を出力する情報処理部と、
    前記配達先確認処理情報の入力を受けて、配達物件の誤配達・未配達を防止するための配達先確認情報として、各配達先に対する配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、配達済の意味を表す「済」その他の文字若しくは記号および配達順番号を含む視認可能な配達先確認文字情報を情報表示画面上に明示する液晶パネル表示部と、
    前記配達ミス・チェック装置に対する電源オンオフ操作、前記ユーザ側管理用コンピュータ・システムより前記情報処理部に対する配達先確認データ情報の読込みオンオフ操作、配達先を設定する設定操作、各配達先に対する戸別の配達終了直後に、該配達済みを視認により確認する済文字入力操作、配達の中途過程または配達終了後に、配達済みの各配達先に対する誤配達・未配達の有無を確認するための確認操作等を包含する操作機能を有する操作部と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の配達ミス防止システム。
  4. 前記配達物件が、複数の新聞購読者を配達先とする新聞であることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の配達ミス防止システム。
  5. 複数の配達先に対応して、配達作業者による配達先に対する配達物件の誤配達・未配達を未然に防止する配達ミス防止方法において、
    ユーザ側管理用コンピュータ・システムに対して携帯用の配達ミス・チェック装置を接続し、予めユーザ側管理用コンピュータ・システムより配達ミス・チェック装置に対して配達先確認データ情報を読込む第1のステップと、配達物件の配達作業開始時に、配達ミス・チェック装置の電源をオンとし、該配達ミス・チェック装置を作動状態として液晶パネル表示部の情報表示画面に「配達開始」を明示する第2のステップと、最初に配達すべき配達先に対応する前記配達先確認文字情報(配達物件の識別、配達先の氏名または名称、配達先の住所または所在地、配達に関わる特記事項、配達済の意味を表す「済」その他の文字若しくは記号および配達順番号等を含む)を情報表示画面に明示する第3のステップと、該配達先確認文字情報に対応する配達先を確認した後に該配達先に対する配達作業を行い、配達終了直後に済スイッチを押して情報表示画面上に配達済み確認のための「済」その他の文字若しくは記号を追加表示する第4のステップと、次に配達すべき配達先に対応する配達先確認文字情報を情報表示画面に明示する第5のステップと、該配達先確認文字情報に対応する配達先を確認した後に該配達先に対する配達作業を行い、配達終了直後に済スイッチを押して情報表示画面上に配達済み確認のための「済」その他の文字若しくは記号を追加表示する第6のステップとを有し、続く第7および第8のステップ以降のステップにおいては、各配達先に対する配達順番号の表示に即応して、上記の第5のステップおよび第6ステップに準ずる配達先確認・配達物件の配達・配達済確認のための「済」その他の文字若しくは記号の表示を含む連携配達作業手順を、最終配達先に対する配達作業が終了するまでの間に繰り返して行う一連のステップと、全ての配達先に対する配達終了後に、全配達先に対する誤配達または未配達の有無を確認する最終ステップとを有することにより、配達物件の誤配達または未配達を含む配達ミスの発生を未然に防止することを特徴とする配達ミス防止方法。
  6. 前記第6ステップ以降であって前記最終ステップ以前のステップの間の配達作業の途中過程においても、それまでに配達済の配達先に対する誤配達または未配達の有無を確認するステップを併せ有することを特徴とする請求項5に記載の配達ミス防止方法。
  7. 前記配達物件が複数の新聞購読者を配達先とする新聞であることを特徴とする請求項5又は6に記載の配達ミス防止方法。
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