JP2006247810A - 加工条件設定方法及び加工装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 工具12aの情報から主軸16aの回転数を決定し(S106)、主軸の共振回転数を求め(S114)、主軸の回転数と主軸の共振回転数とが近似する場合に(S116:Yes)、主軸の回転数を変更する(S118)。このため、高速機を用い、主軸の共振によるベアリング焼き付き等の障害を発生させることなく、高い回転数により短時間で加工を行うことが可能になる。
【選択図】 図3
Description
先ず、コンピュータに、工具種類、及び、当該工具に取り付けられたホルダの種類、突き出し量、被切削材、加工方法を入力する(S202)。ここでは、オペレータにより、30本の工具と、それぞれの工具に取り付けられるホルダと、これぞれの工具の突き出し量とが入力されたものとする。これに応じて、コンピュータは、処理の対象となる工具を選択する(S204)。そして、処理対象の工具について、入力された条件から、加工条件データベースを検索して、加工条件(主軸回転数、切り込み量、ピックフィルード量、送り速度)を決定する(S206)。ここで、加工条件データベースは、基礎的な加工試験に基づき構築されており、この加工条件データベースを、工具種類(切れ刃数、刃先形状、材質)、ホルダ種類、被切削材等で検索することで前記加工条件を求める。そして、全工具に対してS206の処理を完了したかを判断し(S208)、処理を完了していない場合には(S208:No)、S204に戻り、次の処理対象となる工具を選択し、上記S206の加工条件決定の処理を行う。そして、30本、全ての工具に対して上記処理を完了すると(S208:Yes)、処理を終了する。
現在、加工機が高速化し、この高速化した加工機の性能を使い切ることは、従来の低速機での知識・経験のみでは困難になって来ている。
更に、上述した加工条件を自動設定しても、人間が設定するよりも荒い設定しかできず、やはり、加工時間が必要以上に長くなったり、加工精度が低下したりしていた。
被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力し(S102)、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力し(S102)、
該入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの剛性を解析し(S108)、
該解析された剛性に基づき前記暫定加工条件を修正する(S112)ことを技術的特徴とする。
被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力し(S102)、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力し(S102)、
該入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの振動モードを解析し(S120)、該解析された振動モードに基づき前記暫定加工条件を修正する(S124)ことを技術的特徴とする。
前記制御装置は、
前記被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力する加工条件入力手段(S102)と、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力する工具系情報入力手段(S102)と、
該工具系情報入力手段から入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの剛性を解析する解析手段(S108)と、
該解析手段にて解析された剛性に基づき前記暫定加工条件を修正する修正手段(S112)を備え、
該修正手段にて修正された加工条件に基づいて前記駆動装置を制御することを技術的特徴とする。
図1は、本発明の第1実施形態に係る加工条件設定方法及び加工条件設定方法を用いる加工装置の構成を示している。
コンピュータ20は2種類の加工装置MC1、MC2の加工条件を自動的に設定しNCデータを作成する。コンピュータ20には、加工条件を設定するためのデータベースを保持するハードディスク21が接続されている。NCデータは、CNC制御装置CNC1、CNC2に保持され、加工装置MC1、MC2を制御する。加工装置MC1、MC2には、工具を取り付けたホルダを複数個保持する工具交換装置P1、P2が設けられている。
先ず、コンピュータ20に、図6を参照して上述した従来技術の加工条件の設定方法で設定された加工条件のデータ(工具毎の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数等)を「暫定加工条件のデータ」として入力すると共に、該「暫定加工条件のデータ」を作成する基となった、工具種類、及び、当該工具に取り付けられたホルダの種類、突き出し量、被切削材、使用される機械(即ち、図1中に示す加工装置MC1、加工装置MC2のいずれか)、加工方法を入力する(S102)。ここでは、オペレータにより、30本の工具と、それぞれの工具に取り付けられるホルダと、これぞれの工具の突き出し量とが入力され、加工装置MC1が選択され、これに応じて、加工条件データが既に作成されているものとする。
図4を参照して本発明の第2実施形態に係る加工条件設定方法及び加工条件設定方法を用いる加工装置の構成を示している。
図1を参照して上述した第1実施形態では、コンピュータ20が複数の加工装置のNCデータを作成した。これに対して、第2実施形態では、1台の加工装置MC1に専用のNCデータ作成用のコンピュータ20が設けられている。即ち、第2実施形態では、CNC制御装置が第1実施形態と同様に加工条件を決定する。この第2実施形態では、主軸径等の加工装置MC1固有の情報がコンピュータ20に設定されているため、工具種類、及び、当該工具に取り付けられたホルダの種類、突き出し量、被切削材を入力することで、第1実施形態と同様に加工条件を設定してNCデータを作成できる。
14a、14b ホルダ
16a、16b 主軸
20 コンピュータ
21 ハードディスク(データベース)
MC1、MC2 加工装置
Claims (8)
- 主軸にホルダを介して工具を取り付けて被加工部材の加工を行う加工装置の加工条件を設定する加工条件設定方法において、
被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力し、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力し、
該入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの剛性を解析し、
該解析された剛性に基づき前記暫定加工条件を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 請求項1に記載の加工条件設定方法において、
前記解析された剛性に基づき前記暫定加工条件中の少なくとも工具送り速度を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 請求項1に記載の加工条件設定方法において、
前記入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの振動モードを解析し、該解析された振動モードに基づき前記暫定加工条件を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 請求項3に記載の加工条件設定方法において、
前記解析された振動モードに基づき前記暫定加工条件中の少なくとも主軸回転数を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 請求項4に記載の加工条件設定方法において、
前記振動モードの解析は前記ホルダおよび前記工具からなるツーリングの固有振動数を求めること及び前記固有振動数から前記ツーリングの共振回転数を求めることを含み、
該共振回転数と前記主軸回転数とが近似する場合に前記主軸回転数を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 請求項4に記載の加工条件設定方法において、
前記振動モードの解析は前記主軸、前記ホルダ、前記工具からなる工具系の固有振動数を求めること及び前記固有振動数から前記工具系の共振回転数を求めることを含み、
該共振回転数と前記主軸回転数とが近似する場合に前記主軸回転数を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 主軸にホルダを介して工具を取り付けて被加工部材の加工を行う加工装置の加工条件を設定する加工条件設定方法において、
被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力し、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力し、
該入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの振動モードを解析し、該解析された振動モードに基づき前記暫定加工条件を修正することを特徴とする加工条件設定方法。 - 主軸にホルダを介して取り付けられた工具と被加工部材とを相対移動させる駆動装置と、該駆動装置を制御する制御装置を備えた加工装置において、
前記制御装置は、
前記被加工部材を加工するための前記工具の送り速度、ピックフィード量、切り込み量、主軸回転数の少なくとも一つからなる暫定加工条件を入力する加工条件入力手段と、
工具、ホルダの情報を入力し、主軸の情報を保持又は入力する工具系情報入力手段と、 該工具系情報入力手段から入力された情報に基づき前記主軸、前記ホルダ、前記工具のうち少なくとも一つの剛性を解析する解析手段と、
該解析手段にて解析された剛性に基づき前記暫定加工条件を修正する修正手段を備え、 該修正手段にて修正された加工条件に基づいて前記駆動装置を制御することを特徴とする加工装置。
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JP2019188484A (ja) * | 2018-04-19 | 2019-10-31 | 株式会社ディスコ | 加工装置 |
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