JP2006246691A - リニア振動アクチュエータモジュール - Google Patents

リニア振動アクチュエータモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2006246691A
JP2006246691A JP2005099634A JP2005099634A JP2006246691A JP 2006246691 A JP2006246691 A JP 2006246691A JP 2005099634 A JP2005099634 A JP 2005099634A JP 2005099634 A JP2005099634 A JP 2005099634A JP 2006246691 A JP2006246691 A JP 2006246691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
poles
bobbin
linear vibration
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2005099634A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yokota
和博 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON EKOROJII KK
Original Assignee
NIPPON EKOROJII KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON EKOROJII KK filed Critical NIPPON EKOROJII KK
Priority to JP2005099634A priority Critical patent/JP2006246691A/ja
Publication of JP2006246691A publication Critical patent/JP2006246691A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

【課題】特に盲ろう者などから、手に持って各指による操作ができ、持ち運び性がよいコミュニケーション通信端末装置が望まれていた。
【解決手段】リニア振動アクチュエータを少なくとも2個、枠体30に所定間隔をあけて配置してこれらアクチュエータの各固定子10の両端を固定支持し、かつこれらアクチュエータの各固定子10の磁束収束用磁性体14を、これらアクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設して、リニア振動アクチュエータモジュールを構成した。各アクチュエータの固定子10は、筒状ボビン11の軸方向に単一コイルを少なくとも2分割してボビン11の外周面に所定間隔をあけて巻回した励磁コイル12を使用している。このモジュールにより、手にもって各指による操作ができ、かつ持ち運び性がよいコミュニケーション通信端末装置を提供することが可能となった。
【選択図】図5

Description

本発明は、励磁コイルを設けた固定子と永久磁石を棒状可動子に固定した可動体との電磁誘導作用を利用して、励磁コイルに電位を印加することにより可動体を振動させるリニア振動アクチュエータを複数個、枠体に組み込んだリニア振動アクチュエータモジュールに関する。
従来、盲ろう者を含めた目の不自由な方と周囲の人とのコミュニケーションを図るツールとして、指に装着し、常に携帯することによってメニュー選択や文字入力などの入力を、いつでもどこでもすぐに入力できる常装着型入力システム(例えば、特許文献1および2)および盲ろう者と周囲の人との間のポータブル対話装置(例えば、特許文献3)が知られている。ポータブル対話装置は、点字入力キーボードと点字ディスプレイとを交互に使用するものである。
特許第2698320号公報 特開2000−321971号公報 特開2001−75473号公報
しかし、従来の常装着型入力システムおよびポータブル対話装置は、たとえばゲーム機の手に持って操作を行えるような通信端末装置ではなく、いちいち常装着型入力システムのようにいちいち装着するわずらわしさがあるとともに、ポータブル対話装置のキーボードのように操作性および持ち運び性において、どこでも容易にコミュニケーションを行えるというようなリアルタイムな会話はできない。したがって、手に持って各指による操作ができ、持ち運び性がよいコミュニケーション通信端末装置が望まれていた。かつ、操作が終了すれば、手に持たなくてもよい通信端末装置も望まれていた。
本発明は、このような従来のコミュニケーションツールでの問題を解消し、手に持って各指による操作ができ、持ち運び性がよいコミュニケーション通信端末装置に使用できるリニア振動アクチュエータモジュールを提供することを目的とするものである。
書類名課題を解決するための手段
本発明は上記目的を達成するために筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルおよびこれら分割した励磁コイル列の中央の位置上に配設した磁束収束のための磁性体を具備した固定子と、上記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子、上記可動子に装着した磁性体、および該磁性体の軸方向両側にて上記可動子に装着した永久磁石を具備した可動体とからなり、該可動体の上記磁性体およびその両側の上記永久磁石の磁極を軸方向にS極−N極−S極またはN極−S極−N極と成したリニア駆動アクチュエータを少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の各磁性体を、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設したリニア振動アクチュエータモジュールである。これらリニア振動アクチュエータは、同じ機能とする。
これらリニア振動アクチュエータの各固定子の両端を枠体に固定支持するには、この枠体に所定間隔をあけて設けたカラ−に嵌挿して固定支持することは好ましい。
固定子の磁性体は、ボビンの形状に沿った環状の形状が好ましいが、特に好ましいのは半円状である。この磁性体はまた、直線状の形状を持つものでもよい。
また、3分割以上の奇数分割の場合は、中立状態に位置する励磁コイル上に磁性体を設ける。2分割以上の偶数分割の場合は、中立状態に位置する所の励磁コイル間上に磁性体を設ける。コイルの分割形態は、好ましくは3分割以上である。
第2の解決手段は、上記少なくとも2分割の励磁コイルの巻回方向をそれぞれ相互に180度異ならせたものである。
第3の解決手段は、上記固定子の上記磁性体を上記ボビンの外周に沿わせた略半円状となしたものである。
さらに、第4の課題解決手段は、筒状ボビン、および該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルを具備した固定子と、上記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子、上記可動子に装着した磁性体、および該磁性体の軸方向両側にて上記可動子に装着した永久磁石を具備した可動体とからなり、該可動体の上記磁性体およびその両側の上記永久磁石の磁極を軸方向にS極−N極−S極またはN極−S極−N極と成したリニア振動アクチュエータを少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて平行に配設してこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータのそれぞれ分割した励磁コイルの中央の位置上であってこれらリニア振動アクチュエータを並べた方向に直線的に延ばして磁束収束用磁性体を上記枠体に設けたリニア振動アクチュエータモジュールである。これらリニア振動アクチュエータは、同じ機能とする。
これらリニア駆動アクチュエータの各固定子の両端を枠体に固定支持するには、この枠体に所定間隔をあけて設けたカラ−に嵌挿して固定支持することは好ましい。
また、3分割以上の奇数分割の場合は、中立状態に位置する励磁コイル上に磁性体を設ける。2分割以上の偶数分割の場合は、中立状態に位置する所の励磁コイル間上に磁性体を設ける。コイルの分割形態は、好ましくは3分割以上である。
第5の課題解決手段は、上記リニア振動アクチュエータの上記少なくとも2分割の励磁コイルの巻回方向をそれぞれ相互に180度異ならせたものである。
上記第1の課題解決手段による作用は、次の通りである。モジュールの各々のリニア振動アクチュエータにおいて、固定子側の少なくとも2分割のリニア励磁コイルと、可動体側の磁性体とその両側の永久磁石との作用により、固定子側の磁性体と可動体側の磁性体が位置的に一致し、結局は可動体が固定子の中央に定着する。すなわち可動体は、非動作時に中立状態または平衡状態に位置する。その結果、可動体の左右のストロークを確保することができる。この状態において、励磁コイルに通電すると、それぞれの磁極との間に吸引力や反発力が発生し、その結果、可動体が移動する。ここで、励磁コイル通電方向を変えることで、可動体が逆の方向に移動する。つまり、励磁コイルの通電方向の切り換えが、可動体の移動方位を変えることになる。この単一のリニア励磁コイルの通電とは逆に、人的または機械的に可動体の棒状可動子の一方または他方の端に力を与えることでも、電磁誘導の法則により励磁コイルに起電力が発生して電流の変化が現れる。この電流の変化をセンサとして活用する。
したがって、このモジュールを、多数の振動アクチュエータを用いる機器例えば視聴覚障害者の情報伝達手段としての触覚ディスプレイに使用することができるだけでなく、触覚センサにも兼用できるという効果も発揮する。
さらに、少なくとも2分割以上の単一励磁コイルをそれぞれ適当な間隔を置いてリニアに巻回配置すれば、相互インダクタの増加を抑え、可動子のダイナミックすなわち移動ストロークを大きくすることが可能となる。その結果、可動体の棒状可動子に人的または機械的に力を加えることでも、逆に励磁コイルの起電位を効率よく変化せることができる。
第2の課題解決手段による作用は、少なくとも2分割以上の励磁コイルの配置に加えてこれらコイルの巻線方向をそれぞれ180°異ならせたので、より広い範囲に磁界を生じさせるのに加えて、直線エリアすなわちダイナミックを広くするという効果を発揮する。
第3の課題解決手段による作用は、隣接するアクチュエータの可動体のつき合わせた磁極が互いに引き合う極とすることにより、可動体を中立状態に安定させるという効果を発揮する。
また、第4の課題解決手段による作用は、上記第1の課題解決手段の作用と同様である。ただし、各リニア振動アクチュエータの固定子での磁性体をそれぞれ設けるのではなく、1つの磁性体で賄うようにした点が異なり、隣り合うリニア振動アクチュエータの互いに引き合うための磁束線をガイドする1本の磁性体の軌道を設けたことを特徴とする。この磁性体の軌道は、隣り合う複数のリニア振動アクチュエータの磁極を1本の磁性体で吸い寄せて、隣接するリニア振動アクチュエータの磁界の干渉を打ち消し、中立状態を安定して保つ役割を果たす。
第5の課題解決手段による作用は、上記第2の課題解決手段の作用と同様である。
発明の効果
上述したように、本発明のリニア振動アクチュエータモジュールにおける各々のリニア振動アクチュエータは、可動体の棒状可動子の端の一方または他方の端に人的または機械的に力を与えることによって、励磁コイルに起電力が発生して電流の変化が現れる。この電流の変化をセンサとして多方面の分野に活用できる。しかもこれらリニア振動アクチュエータの各可動子が中立状態にあるので、この触覚のデバイス機能を利用してリニア振動アクチュエータモジュールを盲ろう者同士、聴覚障害者同士、視覚障害者同士、視覚障害者と聴覚障害者、障害者と健常者との指点字による通信端末に利用することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は、本発明の一実施の形態に関わるリニア振動アクチュエータに使用する小型リニア振動アクチュエータの基本的な構成を示す図である。これら図において、10は固定子である。この固定子10は、円筒型のボビン11と、ボビン11の外周面に巻回した励磁コイル12と、これらコイルを覆う非磁性体であるカバー13と、カバー13の外面に取り付けた半円状の磁性体14と、励磁コイルを通電するための入出力共用端子15と、軸受16,17とからなる。磁性体14は、ヨークに相当するものである。入出力共用端子15は、正電極と負電極を交換して励磁コイル12に入出力する。
励磁コイル12は単一コイルからなり、その巻き方がボビン11の軸方向の中央位置から適当な間隙で3等分に振り分けられて、ボビン11にしっかり固定されている。単層コイルから3分割されてなる励磁コイル12a,12b,12cは、それらのコイルの巻線方向をそれぞれ180°異ならせたリニアソレノイドを形成している。
ここで、励磁コイル12についてさらに述べておくと、可動体20の可動子21のストロークを大きくとるために磁界的ダイナミックを広く、かつそれと同時に、より広範囲な直線性が必要になった。それを実現する目的で、励磁コイル12は単層巻であっても3分割によって広い範囲に磁界を生じさせること、さらに3分割した励磁コイル12a,12b,12cがそれらの適切な間隔と相互インダクタの増加を抑えるようにして、より直線性を確保する。
可動体20は、非磁性体のシャフト状可動子21、磁性体22、および2つの永久磁石23,24から構成される。可動子21は、軸受16,17に回転自在に支持されている。磁性体22と、永久磁石23,24との位置関係は、磁性体22が固定子10の磁性体14と同一位置になるように、また永久磁石23,24が磁性体22の両側に密着するように配置されている。さらに、2つの永久磁石23,24は、磁性体22を挟んでS極−N極、N極−S極(またはN極−S極、S極−N極)と互いに反発するように向き合せて配置され、それぞれが可動子21に堅牢に固定される。
可動体20自体は、固定子10のボビン11内に挿入された状態のとき、中央部の磁性体20には単極の磁力線が放射され、両端にその磁束線が収束する。この状態において可動体は中立状態(平衡状態ともいう)となる。可動体20は、コイル12に電位を印加しない限り、移動しない。この中立状態では、可動体20は、固定子10の磁性体14に引寄せられて、可動体20の磁性体22と固定子10の磁性体14と同位置になるよう移動して保持される。なお、可動体20の可動子21は、図1ないし図3に示すように、両側の長さが左右の長さが非対称であっても、また同じであっても、使用目的にあわせて決定されるものである。
可動体20は、外部からの環境条件として人的圧力、機械的圧力または電気的極性の変化などが与えられることにより、図1に示すように、磁性体14を中立点として左右方向に自由に駆動される。
可動体20が中立状態になるのは、可動体20にての永久磁石23、24に挟まれた磁性体22から高密度の強い磁極が形成され、可動体20の永久磁石23,24の各外端部に反対の弱い磁極が形成されるので、磁性体22から永久磁石23,24の各外端部に磁力線が収束する。さらに可動体の磁性体22から放射される磁束線は、電位の印加が無い状態では、固定子の磁性体14を経由して永久磁石23、24の端部に再び戻るような磁路が形成されるため、磁性体22が磁性体14に吸引されて、可動体20の中立状態が保たれる。磁性体22に強い磁極が形成されるのは、両永久磁石からそれぞれの磁力線が入り込むからである。
図1ないし図3において、移動体20の可動子21の一先端から人的力を加えて一時的に他方の先端に向けて強制移動させる。その結果、フレーミングの電磁誘導の法則によって励磁コイル12に移動を妨げる方向の磁束が生じ、入出力端子15に電流が出力される。
この電流が生じる仕組みを磁力線に従って説明する。ここに励磁コイル12は、電流をある方向に流したとき可動子21の軸方向にコイル12aの外端がN極(またはS極)、コイル12aと12bとの間の分割点がS極(またはN極)、コイル12bと12cとの間の分割点がN極(またはS極)、コイル12cの外端がS極(またはN極)となるよう、可動体20の磁極配列と同じようなリニア配置としている。この状態において可動体20が上述のある方向に分割コイル間の2つの分割点間を移動すると、可動体20の中心の強い磁極がコイル間の分割点に近づくにつれ、その分割点にはその運動と反発する磁界の変化が生じて電流が流れる。他方のコイル間の分割点には可動体20の中心の強い磁極が遠ざかろうとするので、上述とは反対に引き戻そうとする磁界の変化が生じて反対の電流が流れる。その結果、リニアコイルゆえにこれら電流が一方向に流れて効率的に起電力を生じさせる。
続いて、人的力を解除することで、可動体が戻ろうとする。その結果、フレーミングの電磁誘導の法則によって励磁コイル12に移動を妨げる方向の磁束が生じ、入出力端子15に上述の電流とは逆方向の電流が出力される。その原理は、上述とは逆の作用となることに基づく。その直後、可動体20は元の中立状態に戻る。この状態は、起電力と時間の関係で図示した図4に示してある。
次に、入出力端子15に電位を印加したとき、固定子10は励磁コイル12に電流が流れて磁界の変化が生じる。それによって、平衡状態が失われて、勿論、2つの前記磁極の変化が生じる。その結果、励磁コイル12に磁石の方向から見てフレーミングの電磁誘導の法則に従い運動が生じる。その結果、可動体20は、図1中、矢印L方向に力が働き同一方向に移動する。
この励磁コイルへの印加電位により可動体が移動する仕組みを磁力線に従って説明する。ここに励磁コイル12は、印加電位に基づく電流により、可動子21の軸方向にコイル12aの外端がN極(またはS極)、コイル12aと12bとの間の分割点がS極(またはN極)、コイル12bと12cとの間の分割点がN極(またはS極)、コイル12cの外端がS極(またはN極)となるよう、可動体20の磁極配列と同じようなリニア配置となる。この状態において隣接コイル間の分割点の磁極が可動体20と反発し、もう片方の隣接コイル間の分割点の磁極が可動体20を吸引しようとする。その結果、可動体20が移動する。
引き続いて、入出力端子15に印加する電圧の極性を反転して電流の流れる向きを逆にすると、固定子10の励磁コイル12に逆電流が流れて磁界の変化が生じる。それによって、平衡状態が失われ、上述と同じ原理に基づいて磁極の変化をもたらす。その結果、励磁コイル12に磁石の方向から見てフレーミングの電磁誘導の法則に従い運動生じる。その結果、可動体20は、図1中、矢印R方向に力が働き同一方向に移動する。
人的圧力または機械的圧力によるこの現象を人的圧力または機械的圧力を電気変換して捉えることができるので、固定子10の励磁コイル12は特に、スイッチの種類で言えば、トグルスイッチのON−OFF−ONタイプの機能を有した電磁スイッチの動作といえる。さらにはこの電気変換の波形をそのまま、印加して振動させれば、触覚センサー兼用触覚ディスプレイともなる。
図5ないし図8は、本発明のリニア振動アクチュエータモジュールの一実施の形態を示す図である。これら図において、30は平面四角形状の枠体で、図1ないし3に示した小型リニア振動アクチュエータのN個(ここにNは2以上の正の整数を示す。)を一体にして、これらアクチュエータの各可動子21の軸受を兼ねた取付け台としての機能を持ち、非磁性体で作られている。これらリニア駆動アクチュエータの各固定子10の各磁性体14は、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設してある。40,41は各軸受16,17の間に設けた機械的なぶれ止めのカラーである。
このリニア振動アクチュエータモジュールにおいて、可動体20の中心部である磁性体22を挟んだ同一磁極の極性すなわちS−S極またはN−N極は、隣り合う可動体20の磁極すなわち上記S−S極の場合はN−N極、上記N−N極の場合はS−S極と、引き合うように異なる磁極とし、交互に異なる磁極を並べたリニア振動アクチュエータモジュールとすることにより各可動体20を中立状態に安定させるという効果を有する。
このモジュール自体は、盲聾者や障害者同士、または健常者との点字による通信端末内に組み込んで利用することができる。それも、有線や無線または赤外線等の媒体を利用した携帯通信端末機器での通信を可能とする。
図9ないし図13は、本発明のリニア振動アクチュエータモジュールの他の実施の形態を示す図である。これら図において、固定子10の磁性体を除き、図5ないし図8と同様な構成であり、これら図と同一部材にはこれら図にて用いた符号を使用し、その説明を以下では省略する。
また、固定子10の磁性体を除き、それぞれのリニア振動アクチュエータは図1ないし図3にて述べたアクチュエータの機能と全く同じである。
50は、前記固定体10の磁性体14と同じ働きをする磁性体であるが、n個の前記固定体10に対してn個の磁性体は必要なく、一個の磁性体で賄うようにしたものである。さらに磁性体50は、図11に示すように、凹状の形状を持ち、n個のリニア振動アクチュエータにおいて可動体20の磁性体22の位置に合わせて中央に位置するように枠体50に埋め込まれている。そして、磁性体50の直線部分50aと固定子10の周面最下位部分との空隙は略ゼロとする。
このリニア振動アクチュエータモジュールにおいて、可動体20の中心部である磁性体22を挟んだ同一磁極の極性すなわちS−S極またはN−N極は、隣り合う可動体20の磁極すなわち上記S−S極の場合はN−N極、上記N−N極の場合はS−S極と、引き合うように異なる磁極とし、交互に異なる磁極を並べたリニア振動アクチュエータモジュールとすることにより各可動体20を中立状態に安定させるという効果を有する。また、中立位置に置いた磁性体を直線軌道とすることにより、上述の一実施の形態に比べて中立状態がより軌道上で安定するという効果を有する。
図4は、図1ないし図3に示した小型リニア振動アクチュエータの1実施例の起電位の変化様子を示す図である。
この実施例において、固定子10のボビン11の寸法は、長さが24mm、径が10mmであり、非磁性体から形成している。コイル12は、被服銅線製で0.21mm径を用い、3つの分割コイルをそれぞれ2mmあけて240回巻きしたものを用いた。可動体20は、可動子21として非磁性の2mm径のものを使用し、磁性体22として、鉄製の6mm径で長さ2mmのものを使用した。永久磁石は、ネオジューム製の6mm径で長さ6mmのものを使用した。
図4は、人的に可動体の可動子を押して、離したときの起電力の大凡の振幅変化を示している。X軸は時間を表わし、Y軸は起電力の大きさを表わしている。図4にて、t1は可動子21を押し初めてから押し終わるまでの可動子を移動させるのに要した時間、t2は押し終わってから指を離す前までの可動子が停止している時間、t3は可動子から指を離してから可動子が元の位置に復帰するまでに要した時間を示す。図中、250msは、250ミリ秒を意味する。
まず、図1ないし3において、可動体20の可動子21の一方の先端から人的力を加えて一時的に他方の先端に向けて強制移動させる。その結果、励磁コイル12にフレーミングの電磁誘導の法則に従いプラスの起電位が生じる。その結果、入出力端子15に電流が出力される。これが図4において、加圧エネルギ曲線Pとして示されている。
続いて、人的力を解除することで、励磁コイル12に磁石にフレーミングの電磁誘導の法則に従いマイナスの起電位が生じる。その結果、入出力端子15に逆電流が出力される。その直後、可動体20は元の中立状態に戻る。これが図4において、復旧エネルギ曲線Rとして示されている。
視聴覚障害者の情報伝達手段としての触覚ディスプレーが広く使われているが、近未来は携帯端末による情報伝達が多く望まれることになり、その情報伝達の手段に赤外線通信または遠隔地における通信手段として無線通信が使われることになる。本発明に係るリニア振動アクチュエータモジュールは、このような携帯端末の触覚入出力装置部分に使用されうる。またその他情報伝達機器などのほか、センサなどの他の用途にも適用できる。
本発明に係わるリニア振動アクチュエータモジュールの実施の形態に使用するリニア振動アクチュエータを示す正面図 同アクチュエータの平面図 同アクチュエータの図2におけるA−A線に沿った拡大断面図 同アクチュエータの発生する起電力を示す縦軸に起電力とし横軸を時間としたグラフ(実施例) 本発明に係るリニア振動アクチュエータモジュールの一実施形態を示す平面図 同モジュールの側面図 同モジュールの正面図 同モジュールの図5におけるリニア振動アクチュエータおよび磁束収束用磁性体の磁極の状態を示す模式図 本発明に係るリニア振動アクチュエータモジュールの他の実施形態を示す平面図 他の実施形態である同モジュールの側面図 他の実施形態である同モジュールの正面図 同モジュールの図8におけるB−B線に沿った断面図 同モジュールの図9におけるリニア振動アクチュエータおよび磁束収束用磁性体の磁極の状態を示す模式図
符号の説明
10 固定子
11 ボビン
12 励磁コイル
14 磁性体
20 可動体
21 可動子
22 磁性体
23 永久磁石
24 永久磁石
30 枠体
40,41 カラ−
50 磁性体

Claims (5)

  1. 筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルおよびこれら分割した励磁コイル列の中央の位置上に配設した磁束収束のための磁性体を具備した固定子と、前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子、前記可動子に装着した磁性体、および該磁性体の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石を具備した可動体とからなり、該可動体の前記磁性体およびその両側の前記永久磁石の磁極を軸方向にS極−N極−S極またはN極−S極−N極と成したリニア駆動アクチュエータを少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の各磁性体を、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設したことを特徴とするリニア振動アクチュエータモジュール。
  2. 前記少なくとも2分割の励磁コイルの巻回方向をそれぞれ相互に180度異ならせたことを特徴とする請求項1記載のリニア振動アクチュエータモジュール。
  3. 前記固定子の前記磁性体を前記ボビンの外周に沿わせた略半円状となしたことを特徴とする請求項1または2記載のリニア振動アクチュエータモジュール。
  4. 筒状ボビン、および該ボビンの軸方向に単層コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルを具備した固定子と、前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子、前記可動子に装着した磁性体、および該磁性体の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石を具備した可動体とからなり、該可動体の前記磁性体およびその両側の前記永久磁石の磁極を軸方向にS極−N極−S極またはN極−S極−N極と成したリニア振動アクチュエータを少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて平行に配設してこれらリニア駆動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータのそれぞれ分割した励磁コイルの中央の位置上であってこれらリニア振動アクチュエータを並べた方向に直線的に延ばして磁束収束用磁性体を前記枠体に設けたことを特徴とするリニア振動アクチュエータモジュール。
  5. 前記リニア駆動アクチュエータのそれぞれの前記少なくとも2分割の励磁コイルの巻回方向をそれぞれ相互に180度異ならせたことを特徴とする請求項4記載のリニア振動アクチュエータモジュール。
JP2005099634A 2005-03-03 2005-03-03 リニア振動アクチュエータモジュール Ceased JP2006246691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099634A JP2006246691A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 リニア振動アクチュエータモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099634A JP2006246691A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 リニア振動アクチュエータモジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006246691A true JP2006246691A (ja) 2006-09-14

Family

ID=37052491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005099634A Ceased JP2006246691A (ja) 2005-03-03 2005-03-03 リニア振動アクチュエータモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006246691A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008029738A1 (fr) * 2006-09-01 2008-03-13 Japan Ecology Corporation Dispositif terminal de communication
WO2009069259A1 (ja) * 2007-11-27 2009-06-04 Nec Corporation 触力覚通信端末装置
CN108601280A (zh) * 2018-06-15 2018-09-28 盐城莱廷绍工业技术有限公司 一种抗干扰性强的驱动电源
JP2021027633A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 ヤマウチ株式会社 発電装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5668260A (en) * 1979-11-06 1981-06-08 Shigeru Sumida Electromagnetic cylinder combined with electromagnet and permanent magnet
JPH08116658A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Tdk Corp 磁石可動型リニアアクチュエータ及びポンプ
JPH08289525A (ja) * 1995-04-18 1996-11-01 Daifuku Co Ltd 直線移動型の電磁アクチュエータ
JPH0990867A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Olympus Optical Co Ltd 触覚呈示装置
JP2003174759A (ja) * 2001-05-08 2003-06-20 Staf Corp 磁気駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5668260A (en) * 1979-11-06 1981-06-08 Shigeru Sumida Electromagnetic cylinder combined with electromagnet and permanent magnet
JPH08116658A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Tdk Corp 磁石可動型リニアアクチュエータ及びポンプ
JPH08289525A (ja) * 1995-04-18 1996-11-01 Daifuku Co Ltd 直線移動型の電磁アクチュエータ
JPH0990867A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Olympus Optical Co Ltd 触覚呈示装置
JP2003174759A (ja) * 2001-05-08 2003-06-20 Staf Corp 磁気駆動装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008029738A1 (fr) * 2006-09-01 2008-03-13 Japan Ecology Corporation Dispositif terminal de communication
WO2009069259A1 (ja) * 2007-11-27 2009-06-04 Nec Corporation 触力覚通信端末装置
CN108601280A (zh) * 2018-06-15 2018-09-28 盐城莱廷绍工业技术有限公司 一种抗干扰性强的驱动电源
CN108601280B (zh) * 2018-06-15 2024-04-16 盐城莱廷绍工业技术有限公司 一种抗干扰性强的驱动电源
JP2021027633A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 ヤマウチ株式会社 発電装置
JP7244078B2 (ja) 2019-08-01 2023-03-22 ヤマウチ株式会社 発電装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5604097B2 (ja) リニアモータアクチュエータ
JP3863429B2 (ja) リニア振動アクチュエータ
JP7188851B2 (ja) 振動アクチュエータ、及びこれを備える携帯型電子機器
EP1158547A3 (en) Electromagnetic actuator and composite electro-magnetic actuator apparatus
JP2002101631A (ja) 磁石可動型電磁アクチュエータ
TW201507327A (zh) 線性致動器
JP2009100523A (ja) 永久磁石素子並びに振動発電機および加速度センサ
JP2019201486A (ja) リニア振動モータ及び電子機器
EP0887813A3 (en) Double coil actuator
JP2006246691A (ja) リニア振動アクチュエータモジュール
JP2596857Y2 (ja) 可動磁石式アクチュエータ
JP2022509688A (ja) 力を調整可能な装置
JP2004088884A (ja) リニア振動電機
JP2001078417A (ja) リニアアクチュエータ
JP2002064967A (ja) 電磁リニアアクチュエータ
JP5792847B2 (ja) リニアモータアクチュエータ
KR100407893B1 (ko) 솔레노이드와 영구자석을 이용한 직선구동장치
KR101322941B1 (ko) 소형 리니어 액추에이터
JP4602888B2 (ja) 振動発生装置
JP2011200752A (ja) 振動モータ
JPH11155273A (ja) 振動装置
JP4130463B2 (ja) 通信端末装置
JP3523331B2 (ja) 起振装置
US20090134722A1 (en) Magnet engine
JPH10164809A (ja) 振動発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070228

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20110426