JP4130463B2 - 通信端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、特に盲ろう者などの何らかの障害を持つ人とその他の人とのコミュニケーションを可能にした通信端末装置に関する。
従来、盲ろう者を含めた目や耳の不自由な人と周囲の人とのコミュニケーションを図るツールとして、指に装着し、常に携帯することによってメニュー選択や文字入力などの入力を、いつでもどこでもすぐに入力できる常装着型入力システム(例えば、特許文献1および2)および盲ろう者と周囲の人との間のポータブル対話装置(例えば、特許文献3)が知られている。ポータブル対話装置は、点字入力キーボードと点字ディスプレイとを交互に使用するものである。
従来の常装着型入力システムの一例を、図18に基づき説明する。
18に示すように、使用者の左手201の各指201a,201b,201c,201d,201eに指輪型センサモジュール202,203,204,205,206を嵌め、かつ左手201の手首に腕時計型バンド207を着け、さらに携帯型情報処理機208を、使用者が持つ必要があった。指輪型センサモジュール202ないし206の内部にはそれぞれ、図示を省略した衝撃センサ、信号増幅器、光信号発振部が実装されている。また、腕時計型バンド207の内部には、図示を省略した光受信部、解析部および微弱電波送信器が組み込まれている。
各々の指に装着されたセンサモジュール202〜206内の衝撃センサは、各々の指が、床や壁・大腿部などの支持面を指先で叩いた(以下、打ち指という)ときに発生する衝撃を検出するようになっている。検出された衝撃信号は、信号増幅器で周波数弁別および初期増幅が行われた後、光信号発信部によって光パルスとして発信される。光パルスは、腕時計型バンド207内の光受信部で受光され、受光信号はバンド内106の解析部に入力され、出力文字コードを決定する。出力文字コードは、微弱電波送信器を通じて、内部に無線受信部を持つ携帯型情報処理機208に送られ、この処理機にて処理され入力情報が決定されるようになっている。
また従来のポータブル対話装置の一例を、図19ないし図21に基づき説明する。この対話装置は、図19に示すように、盲ろう者が点字入力を行いそして点字触知をするための第1の操作ユニット300と、図20に示すように介助者が可視文字列の入力および判読を行うための第2の操作ユニット310と、図21に示すように、これら第1および第2の操作ユニットを電気的および/または電子的に結合する連係装置320と、を備えた可搬式装置である。連係装置320は、制御・記憶部321を備え、基本的には通常のワードプロフェッサーまたはパーソナルコンピュータの主要部と同様な構成を有する。すなわち連係装置320は、第1の操作ユニット300と組み込まれるか、または第2の操作ユニット310に組み込まれる。
この装置は、第1の操作ユニット300からの点字入力キーボード301のキー操作に応じてピンディスプレイ302に点字を形成し音声を出力するとともに、第2の操作ユニット310のディスプレイ311上に対応する可視文字入力キーボード312の操作に応じてディスプレイ311上に可視文字列を表示するとともに、前記第1の操作ユニット300のピンディスプレイ302上に対応する点字列を形成し、両者間の対話を可能にする。
特許第2698320号公報 特開2000−321971号公報 特開2001−75473号公報
上述の常装着型入力システム(例えば、特許文献1および2)およびポータブル対話装置(例えば、特許文献3)において、常装着型入力システムの場合、システムを構成する装置を常に身体に装着しなければコミュニケーションが図れず、この装着が盲ろう者に限らず健常者においても身体的違和感を伴わせるというおそれがある。またポータブル対話装置の場合、連係装置が第1の操作ユニットまたは第2の操作ユニットに組み込まれるので、ポータブルといってもかなりの重量となり、使用者にはかなりの肉体的負担となるおそれがある。
また、従来の常装着型入力システムおよびポータブル対話装置では、ポータブル対話装置のキーボードのように操作性および持ち運び性において、どこでも容易にコミュニケーションを行えるというようなリアルタイムな会話はできない。したがって、手に持って各指による操作ができ、持ち運び性がよいコミュニケーション通信端末装置が望まれていた。かつ、操作が終了すれば、手に持たなくてもよい通信端末装置も望まれていた。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、特に盲ろう者などの何らかの障害を持つ人とその他の人が、持ち運びが容易であって、しかも容易かつ正確にコミュニケーションを図れる通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、筐体と、該筐体を握持する使用者のそれぞれの指があたる位置にて前記筐体に対して進退動可能に前記筐体に配設された複数のキーと、前記使用者の指の動きに応動した前記キーの移動に従って電位を発生させるキー電位発生器と、発生した電位を送信コード信号に変換するコード回路と、受信したコード信号を前記キーを移動させる電位に変換するアンコード回路と、前記アンコード回路からの変換電位によって前記キーを移動させるキー駆動発生器と、コード化された信号を送受信する送受信器とを備えた通信端末装置であって、リニア振動アクチュエータモジュールを含み、当該リニア振動アクチュエータモジュールは、前記キー電位発生器と前記キー駆動発生器とからなるリニア振動アクチュエータを、少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の各磁性体であって、前記リニア振動アクチュエータの中央の位置上に配設した磁束収束のための磁性体が、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設されるリニア振動アクチュエータモジュールを、具備することを特徴とする通信端末装置である。
また本発明は、上述の通信端末装置において、前記リニア振動アクチュエータは、筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルと、これら分割された前記励磁コイル列の中央に配設された磁束収束のための前記磁性体を具備した固定子と、前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子と、前記棒状可動子に装着した第2磁性体と、前記棒状稼動子の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石と、を具備した可動体とからなり、該可動体内で、前記第2磁性体をはさんだ両側の前記永久磁石は互いに反発する磁極同士が隣り合う配置になっていることを特徴とする。
また本発明は、上述の通信端末装置において、少なくとも一対のクリックスイッチと、移動又はスクロールスイッチとを具備したことを特徴とする。
また本発明は、上述の通信端末装置において、前記筐体を使用者が片手で握持できる形状と成したことを特徴とする。
また本発明は、上述の通信端末装置において、使用者が片手で握持できる形状と成した前記筐体2個を一対として両手で握持し、これらを有線または無線にて接続して一体化したことを特徴とする。
また本発明は、上述の通信端末装置において、前記リニア振動アクチュエータモジュールにて、前記固定子の前記磁束収束のための磁性体が前記ボビン外周に沿わせた略半円状となしたことを特徴とする。
また本発明は、筐体と、該筐体を握持する使用者のそれぞれの指があたる位置にて前記筐体に対して進退動可能に前記筐体に配設された複数のキーと、前記使用者の指の動きに応動した前記キーの移動に従って電位を発生させるキー電位発生器と、発生した電位を送信コード信号に変換するコード回路と、受信したコード信号を前記キーを移動させる電位に変換するアンコード回路と、前記アンコード回路からの変換電位によって前記キーを移動させるキー駆動発生器と、コード化された信号を送受信する送受信器とを具備し、前記キー電位発生器と前記キー駆動発生器とからなるリニア振動アクチュエータを、少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータの中央の位置上であってこれらリニア振動アクチュエータを並べた方向に直線的に延ばした磁束収束用磁性体を前記枠体に設けてなるリニア振動アクチュエータモジュールを、具備することを特徴とする通信端末装置である。
また本発明は、上述の通信端末装置において、前記リニア振動アクチュエータは、筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルと、前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子と、前記棒状可動子に装着した磁性体と、前記棒状稼動子の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石と、を具備した可動体とからなり、該可動体内で、前記磁性体をはさんだ両側の前記永久磁石は互いに反発する磁極同士が隣り合う配置になっていることを特徴とする。
上述の通信端末装置による作用は、次の通りである。すなわち、持ち運び容易な端末装置の送信器にて、キーの移動に応じたコード化信号を発信し、一方、有線または無線の形で同端末装置の受信器にてコード化された信号を受信して端末装置のキーを移動させるようにしたので、これらコードを言語たとえば点字に対応させれば、容易かつ正確に、この端末装置を持つ盲ろう者を含めた何らかの障害を持つ人と、他のこの端末装置を持つ周囲の人とのコミュニケーションを図ることができる。また、この通信端末装置をコミュニケーションに障害を持つ人が持ち、他方、同じまたは同様な通信端末装置をその周りの人が持ち、双方にて信号のやり取りを行ってコミュニケーションを図ることの他、これら通信端末装置をパソコンに接続して信号のやり取りを行って、パソコンのディスプレイに文字出力や音声出力をするようにしてもよい。
かかる通信端末装置にて、モジュールの各々のリニア振動アクチュエータにおいて、固定子側の少なくとも2分割のリニア励磁コイルと、可動体側の磁性体とその両側の永久磁石との作用により、固定子側の磁性体と可動体側の磁性体が位置的に一致し、結局は可動体が固定子の中央に定着する。すなわち可動体は、非動作時に中立状態または平衡状態に位置する。その結果、可動体の左右のストロークを確保することができる。この状態において、励磁コイルに通電すると、それぞれの磁極との間に吸引力や反発力が発生し、その結果、可動体が移動する。ここで、励磁コイル通電方向を変えることで、可動体が逆の方向に移動する。つまり、励磁コイルの通電方向の切り換えが、可動体の移動方位を変えることになる。この単一のリニア励磁コイルの通電とは逆に、人的または機械的に可動体の棒状可動子の一方または他方の端に力を与えることでも、電磁誘導の法則により励磁コイルに起電力が発生して電流の変化が現れる。この電流の変化をセンサとして活用する。
したがって、このモジュールを、多数の振動アクチュエータを用いる機器例えば視聴覚障害者の情報伝達手段としての触覚ディスプレイに使用することができるだけでなく、触覚センサにも兼用できるという効果も発揮する。
0023
さらに、少なくとも2分割以上の単一励磁コイルをそれぞれ適当な間隔を置いてリニアに巻回配置すれば、相互インダクタすなわち電気抵抗の増加を抑え、可動子のダイナミックすなわち移動ストロークを大きくすることが可能となる。その結果、可動体の棒状可動子に人的または機械的に力を加えることでも、逆に励磁コイルの起電位を効率よく変化せることができる。
また上述の通信端末装置による作用は、少なくとも一対のクリックスイッチにより文字入力を決定または解除することができ、また文字を読み込むための移動又はスクロール機能スイッチにより文字の入力と出力を可能とすることができる。
また上述の通信端末装置による作用は、片手入力でも可能とすることにより、片手しか使えない人またはもう片方の手で何かを作業しながら入力することを可能とする。
また上述の通信端末装置による作用は、6点からなる点字入力をより可能とし、両手で一度に6点の点字を入力可能とするように2つの通信端末装置を有線又は無線で一体化する。
また上述の他の通信端末装置による作用は、リニア振動アクチュエータにおいて、各リニア振動アクチュエータの固定子での磁性体をそれぞれ設けるのではなく、1つの磁性体で賄うようにした点が異なり、隣り合うリニア振動アクチュエータの互いに引き合うための磁束線をガイドする1本の磁性体の軌道を設けたことを特徴とする。この磁性体の軌道は、隣り合う複数のリニア振動アクチュエータの磁極を1本の磁性体で吸い寄せて、隣接するリニア振動アクチュエータの磁界の反発干渉を打ち消し、中立状態を安定して保つ役割を果たす。
上述したような本発明に係る通信端末装置は、特に盲ろう者などのコミュニケーションに何らかの障害を持つ人とその周りの人が、持ち運びが容易であって、しかも容易かつ正確にコミュニケーションを図れる通信端末装置を提供できる。
以下、本発明に係る通信端末装置の第1の実施の形態を、図1ないし図14に基づいて説明する。
この実施の形態に係る通信端末装置は、左右の一対の通信端末機1,101からなる。図1に示した右手用通信端末機1左手用通信端末機101とは、右、左の差はあるが、基本的構成は同様であるので、以後では、右手用通信端末機1を説明するのと同時にその構成要素の符号にかっこ書きで左手用通信端末機の同じ構成要素の符合を併記し,左手用通信端末機101の各構成要素の説明を省略する。
通信端末機1(101)は、筐体2(102)と、この筐体2(102)を握持する使用者のそれぞれの指があたる位置にて筐体に対して出没動可能に配設された4個のキー3(103),4(104),5(105),6(106)とを具備している。この筐体2(102)の形は、使用者が握りやすく、かつ使用者が筐体を握った状態にて人指指、中指、薬指、小指があたるよう、4個のキーをそれぞれ配設している。
これらキーのそれぞれには、図3および図4に示すように、使用者のそれぞれの指の動きに応動したキーの移動に従って電位を発生させるキー電位発生器10(110)が設けてある。このキー電位発生器10(110)はまた、後述するアンコード回路からの変換電位によってこのキーを移動させるキー駆動発生器を兼ねている。
それぞれのキー電位発生器10(110)は、図2ないし図4は、このリニア振動アクチュエータの基本的な構成を示す図である。このリニア振動アクチュエータAは、円筒型のボビンBと、ボビンBの外周面に3分割に巻回した励磁コイルCと、これらコイルを覆う非磁性体であるカバーSと、カバーSの外面に取り付けた半円状の磁性体Dと、励磁コイルの電極端子Oと、可動体Eの可動軸Fの軸受P,Qとからなる。可動体Eは、磁性体Gの中心方向に同じ磁極をつき合せるように取り付けられた左右2つづつの永久磁石HとIからなる。励磁コイルCは単一コイルからなり、その巻き方がボビンBの軸方向の中央位置から適当な間隙で3等分に振り分けられて、ボビンBに巻線されている。励磁コイルC−a,C−b,C−cは、それらのコイルの巻線方向をそれぞれ180°に逆方向巻きの励磁コイルであって3分割のリニア励磁コイルを形成している。ここで、3分割されたリニアの励磁コイルCについてさらに詳しく述べると、可動体Eの可動軸Fのストロークを長く取り、一定した駆動力と起電力を得るためには励磁コイルCをリニアに多く設けることが必要になった。それを実現する目的で、励磁コイルCは単層巻で3分割した励磁コイルC−a,C−b,C−cによって広い範囲に渡り直線的ダイナミックス即ち可動体を安定した力で直線移動でき、さらに3分割した励磁コイルCは相互インダクタ即ち電気抵抗の増加を抑えるようにして、広い範囲の移動に対応して効率的な起電力を発生するようにした。
可動体Eは、非磁性体の可動子F、磁性体G、および2つの永久磁石H,Iから構成される。可動子Fは、軸受P,Qに回転自在に支持されている。磁性体Gと、永久磁石H,Iとの位置関係は、磁性体Gがリニア振動アクチュエータAの磁性体Dと同一位置になるように、また永久磁石H,Iが磁性体Gの両側に密着するように配置されている。さらに、2つの永久磁石H,Iは、磁性体Gを挟んでS極−N極、N極−S極(またはN極−S極、S極−N極)と互いに反発するように向き合せて配置され、それぞれが可動子Fに堅牢に固定される。ここで、磁性体Gを挟んで磁極を反発するようにつき合せた可動体Eついてさら詳しく述べると、駆動力や起電力を大きく取るためには強力な磁極が必要になった。それを実現する目的で、磁性体Gにネオジュームやなどの強力な永久磁石で反発する磁極をつき合わせることにより磁束線を高密度に集中させた強力な磁極を可動体Eの磁性体Gに設けた。可動体E自体は、リニア振動アクチュエータAのボビンB内に挿入された状態のとき、中央部の磁性体Gには単極の磁力線が放射され、両端にその磁束線が収束する。可動体Eは、励磁コイルCに電位を印加しない限り、移動しない。可動体Eは、リニア振動アクチュエータAの磁性体Dに引寄せられて、可動体Eの磁性体Gと磁性体Dと同位置になるようにして中立状態が保持される。なお、可動体Eの可動子Fは、図2ないし図4に示すように、両側の長さが左右の長さが非対称であっても、また同じであっても、使用目的にあわせて決定されるものである。可動体Eは、外部からの環境条件として人的圧力、機械的圧力または電気的極性の変化などが与えられることにより、図2に示すように、磁性体Dを中立点として左右方向に自由に駆動される。可動体Eが中立状態になるのは、可動体Eにての永久磁石H、Iに挟まれた磁性体Gから高密度の強い磁極が形成され、可動体Eの永久磁石H,Iの各外端部に反対の弱い磁極が形成されるので、磁性体Gから永久磁石H,Iの各外端部に磁力線が収束する。さらに可動体の磁性体Gから放射される磁束線は、電位の印加が無い状態では、リニア振動アクチュエータの磁性体Dを経由して永久磁石H、Iの端部に再び戻るような磁路が形成されるため、磁性体Gが磁性体Dに吸引されて、可動体Eの中立状態が保たれる。磁性体Gに強い磁極が形成されるのは、両永久磁石からそれぞれの磁力線が入り込むからである。
図2ないし図4において、可動体Eの可動軸Fの一先端から人的力を加えて一時的に他方の先端に向けて強制移動させる。その結果、フレーミングの電磁誘導の法則によって励磁コイルCに移動を妨げる方向の磁束が生じ、入出力端子Oに電流が出力される。この機能が上記第1の実施形態におけるキー電位発生器に相当するものである。この電流が生じる仕組みを磁力線に従って説明する。ここに励磁コイルCは、電流をある方向に流したとき可動子Fの軸方向にコイルC−aの外端がN極(またはS極)、コイルC−aとC−bとの間の分割点がS極(またはN極)、コイルC−bとC−cとの間の分割点がN極(またはS極)、コイルC−cの外端がS極(またはN極)となるよう、可動体Eの磁極配列と同じようなリニア配置としている。この状態において可動体Eが上述のある方向に分割コイル間の2つの分割点間を移動すると、可動体Eの中心の強い磁極がコイル間の分割点に近づくにつれ、その分割点にはその運動と反発する磁界の変化が生じて電流が流れる。他方のコイル間の分割点には可動体Eの中心の強い磁極が遠ざかろうとするので、上述とは反対に引き戻そうとする磁界の変化が生じて反対の電流が流れる。その結果、リニアコイルゆえにこれら電流が一方向に流れて効率的に起電力を生じさせる。続いて、人的力を解除することで、可動体が戻ろうとする。その結果、フレーミングの電磁誘導の法則によって励磁コイルCに移動を妨げる方向の磁束が生じ、入出力端子Oに上述の電流とは逆方向の電流が出力される。その原理は、上述とは逆の作用となることに基づく。その直後、可動体Eは元の中立状態に戻る。この状態は、起電力と時間の関係で図示した図5に示してある。
次に、電極端子Oに電位を印加したとき、リニア振動アクチュエータAは励磁コイルCに電流が流れて磁界の変化が生じる。それによって、平衡状態が失われて、勿論、2つの前記磁極の変化が生じる。その結果、励磁コイルCに磁石の方向から見てフレーミングの電磁誘導の法則に従い運動が生じる。その結果、可動体Eは、図2中、矢印L方向に力が働き同一方向に移動する。この機能が上記第1の実施形態におけるキー駆動発生器に相当するものである。この励磁コイルへの印加電位により可動体Eが移動する仕組みを磁力線に従って説明する。ここに励磁コイルCは、印加電位に基づく電流により、可動軸Fの軸方向にコイルC−aの外端がN極(またはS極)、コイルC−aとC−bとの間の分割点がS極(またはN極)、コイルC−bとC−cとの間の分割点がN極(またはS極)、コイルC−cの外端がS極(またはN極)となるよう、可動体Eの磁極配列と同じようなリニア配置となる。この状態において隣接コイル間の分割点の磁極が可動体Eと反発し、もう片方の隣接コイル間の分割点の磁極が可動体Eを吸引しようとする。その結果、可動体Eが移動する。引き続いて、電極端子Oに印加する電圧の極性を反転して電流の流れる向きを逆にすると、リニア振動アクチュエータAの励磁コイルCに逆電流が流れて磁界の変化が生じる。それによって、平衡状態が失われ、上述と同じ原理に基づいて磁極の変化をもたらす。その結果、励磁コイルCに磁石の方向から見てフレーミングの電磁誘導の法則に従い運動生じる。その結果、可動体Eは、図2中、矢印R方向に力が働き同一方向に移動する。人的圧力または機械的圧力によるこの現象を人的圧力または機械的圧力を電気変換して捉えることができるので、リニア振動アクチュエータAの励磁コイルCは特に、スイッチの種類で言えば、トグルスイッチのON−OFF−ONタイプの機能を有した電磁スイッチの動作といえる。さらにはこの電気変換の波形をそのまま、印加して振動させれば、触覚センサ兼用触覚ディスプレイともなる。
図6ないし図9は、本発明のリニア振動アクチュエータモジュールの一実施の形態を示す図である。これら図において、Jは平面四角形状の枠体で、図2ないし図4に示した小型リニア振動アクチュエータのN個(ここにNは2以上の正の整数を示す。)を一体にして、これらアクチュエータの各可動子Fの軸受を兼ねた取付け台としての機能を持ち、非磁性体で作られている。これら各リニア駆動アクチュエータAの各磁性体Dは、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設してある。K,Tは各軸受P,Qの間に設けた機械的なぶれ止めのカラーである。
このリニア振動アクチュエータモジュールにおいて、可動体Eの中心部である磁性体Gを挟んだ同一磁極の極性すなわちS−S極またはN−N極は、隣り合う可動体Eの磁極すなわち上記S−S極の場合はN−N極、上記N−N極の場合はS−S極と、引き合うように異なる磁極とし、交互に異なる磁極を並べたリニア振動アクチュエータモジュールとすることにより各可動体Eを中立状態に安定させるという効果を有する。
このモジュール自体は、盲ろう者や障害者同士、または健常者との点字による通信端末内に組み込んで利用することができる。それも、有線や無線または赤外線等の媒体を利用した携帯通信端末機器での通信を可能とする。
キー電位発生器10(110)にて発生した電流は、図1および10に示すように回路基板22(122)に配設した入力アンプ回路23(123),24(124),25(125),26(126)にて増幅され、A/D変換回路27(127),28(128),29(129),30(130)にてアナログ信号からデジタル信号へと変換されて、マイクロコンピュータであるCPU40(140)へと入る。
CPU40(140)は、変換されたデジタル信号を送信コードに変換するコード回路41(141を具備するとともに、送受信器50(150から受信したコード信号を、キー3(103),4(104),5(105),6(106)を駆動する電位に変換するアンコード回路42(142)を具備している。
コード回路41(141は、信号を種々のコードに変換できるコード表テーブルを備えている。例えば図11に一例を示すと、デジタル信号を日本語のひながなおよび各種記号に変換するコード表テーブルを備えている。左右8個のキー3,4,5,6,103,104,105,106の組み合わせで256種類の信号を作ることが可能で、従来のキーボードの信号を全て賄う。文字は、キー3,4,5,103,104,105の組み合わせの指点字で、16進法表示により64種類を表現できる。またキー6,106とキー3,4,5,103,104,105の指点字の組み合わせにより256種類の文字を含めた命令や記号が表現できる。
文字部は16進法表示され、図11中、縦軸は左手キー103,104,105,106での組み合わせ、横軸は右手キー3,4,5,6での組み合わせを示している。左手キー103は縦軸の16進法での1を示し、キー104は16進法で2、3を示し、キー105は16進法での4〜7を示す。同様に右手キー3は、16進法での1を示し、キー4は16進法での2,3を、キー5は16進法での4〜7を示す。一番下の左手キー106はキーボードにてのShift(シフト)キーの機能を果たし、右手キー6はキーボードにてのAlt(変換)キーの機能を果たす。したがって、図11中、Shiftキーが記載してある左下の空白部分は、英語ほか外国語の小文字を表示する配列となり、Altキーが記載してある右上の空白部分は、キーボードでのMenu(メニュー)キーを表示する配列となる。Ctrl(コントロール)キーが記載してある図11の右下の空白部分はキーボードでのFunction(ファンクション)キーを表示する配列となる。
また例えば図12に示した例に従えば、デジタル信号を英語のアルファベットの大文字および各種記号に変換するコード表テーブルを備えている。左右8個のキー3,4,5,6,103,104,105,106の組み合わせで286種類の信号を作ること、また文字はキー3,4,5,103,104,105の組み合わせの指点字で、16進法表示により64種類を表現できること、またキー6,106とキー3,4,5,103,104,105の指点字の組み合わせにより256種類の文字を含めた命令や記号が表現できることは、図11の場合と同様である。
12中、Shift(シフト)キーが記載してある左下の空白部分は、英語のアルファベットの小文字を表示する配列となり、Alt(変換)キーが記載してある右上の空白部分は、キーボードにてのMenu(メニュ)キーを表示する配列となる。Ctrl(コントロール)キーが記載してある図12の右下の空白部分は、キーボードにてのFunction(ファンクション)キーを表示する配列となる。
アンコード回路42(142)もまた、コード回路41(141)と同様なテーブルを具備しているが、丁度コード回路41(141)とは逆となり、日本語のひらがなまたは英語のアルファベットなどの信号をデジタル信号に変換することとなる。
送受信器50(150)は、双方向通信可能な受信回路51(151)と、赤外LED,FMモジュレータなどを備えた発信回路52(152)とを具備している。この送受信器50にアンテナ60(160)が電気的に接続している。
なお、図示例では、アンテナとして赤外線ポートの例を示しているが、アンテナを介さずに、その信号はリード線を経由して、直接、USBポートからパソコンまたは他方の端末機に接続してもよいし、また図1または図2の端末機を1対として使用する場合は、図示を省略したリード線68、168を介して信号を双方向に送受信してもよい。
CPU40(140)に、受信したデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路31(131),32(132),33(133),34(134)が接続し、さらにこれらD/A変換回路にそれぞれリニア出力アンプ回路35(135),36(136),37(137),38(138)が接続し、これらリニア出力アンプ回路はキー電位発生器を兼ねたキー駆動回路10(110)のそれぞれに接続している。
CPU40(140)にはまた、マウスまたはポインティング入力装置にての右クリックスイッチボタンを操作する右クリックスイッチ操作回路61(161)、マウスまたはポインティング入力装置での左クリックスイッチボタンを操作する左クリックスイッチ操作回路62(162)、およびマウスまたはポインティング入力装置にてのスクロールスイッチダイアル・クリックスイッチボタンを操作するスクロール操作回路62(162)がそれぞれ接続している。図1にクリックスイッチボタン64(164)移動又はスクロールスイッチボタン66(166)示されている。
クリックスイッチボタン64および164、クリックされることにより、スイッチをONにして対応する電気信号を出力する。
スクロールスイッチボタン66および166は、図中、時計方向および逆時計方向に回転させることにより動作し、回転方向に対応した電気信号を出力する。
次に、上述の実施の態様につき、その動作を説明する。
ある操作者がその手によってキー3,4,5,6,103,104,105,106のいずれかを押して離すと、それぞれのキーに対応したキー電位発生器10,110の可動軸上の磁石H,Iが励磁コイルC−a,C−b,C−cの中を振動して、励磁コイルに電位が発生する。
この電位の変化は、アナログ信号として、入力アンプ回路23,24,25,26,123,124,125,126によって増幅され、A/D変換回路27,28,29,30,127,128,129,130によりあらかじめ設定された電圧の入力レンジの範囲内において必要な解像度でデジタル信号として採取され、CPU40,140に送られる。CPU40,140内のコード回路41,141は、キーの押された個所から図11または図12に示したコード表テーブルに従い、指点字に従った文字のコード信号を送受信器50,150から発信する。その信号は図示を省略したリード線経由してUSBポートから図示を省略したパソコンまたは、他の操作者が持っている他方の通信端末機に有線接続されるか、図示を省略したアンテナを通して無線接続される。パソコンは信号を受信して適切な文字、点字などを表示する。
一方、パソコンおよび上記他の操作者から発信された文字や点字信号は、USBポートを介してまたは直接送受信器50,150を通してCPU40,140へ送られる。CPU40,140のアンコード回路42,142は、文字や点字信号に従いキーの振動の信号を発信し、D/A変換回路31,32,33,34,131,132,133,134にてアナログ信号に変換し、リニア出力アンプ回路35,36,37,38,135,136,137,138によって信号を増幅し、それぞれのキーに接続したキー駆動発生器10により対応するキーを適切に振動させて、筐体2,102に対し出没動させる。この場合の振動は、入力とは可逆の作用により入力の時と同じ発生電位を逆の方向で与えることにより入力時の指が押した同じ振動を得る。
なお、通信端末機1,101を片手操作する場合は、キー3ないし6および103ないし106を2回の入力または2回の出力振動により認識させることによって上述のようなコミュニケーションを達成することができる。
13ないし図17は、本発明のリニア振動アクチュエータモジュールの他の実施の形態を示す図である。これら図において、リニア振動アクチュエータAの磁性体を除き、図ないし図と同様な構成であり、これら図と同一部材にはこれら図にて用いた符号を使用し、その説明を以下では省略する。
また、リニア駆動アクチュエータAの磁性体を除き、それぞれのリニア振動アクチュエータは図ないし図にて述べたアクチュエータの機能と全く同じである。
Mは、前記リニア振動アクチュエータAの磁性体Dと同じ働きをする磁性体であるが、n個のリニア振動アクチュエータAに対してn個の磁性体は必要なく、一個の磁性体で賄うようにしたものである。さらに磁性体Mは、図15に示すように、凹状の形状を持ち、n個のリニア振動アクチュエータにおいて可動体Eの磁性体Gの位置に合わせて中央に位置するように枠体Jに埋め込まれている。そして、磁性体Mの直線部分M−aとリニア振動アクチュエータAの周面最下位部分との空隙は略ゼロとする。
このリニア振動アクチュエータモジュールにおいて、可動体Eの中心部である磁性体Gを挟んだ同一磁極の極性すなわちS−S極またはN−N極は、隣り合う可動体Eの磁極すなわち上記S−S極の場合はN−N極、上記N−N極の場合はS−S極と、引き合うように異なる磁極とし、交互に異なる磁極を並べたリニア振動アクチュエータモジュールとすることにより各可動体Eを中立状態に安定させるという効果を有する。また、中立位置に置いた磁性体を直線軌道とすることにより、上述の一実施の形態に比べて中立状態がより軌道上で安定するという効果を有する。
は、図ないし図に示した小型リニア振動アクチュエータの1実施例の起電位の変化様子を示す図である。
この実施例において、リニア振動アクチュエータAのボビンBの寸法は、長さが24mm、径が10mmであり、非磁性体から形成している。コイルCは、被服銅線製で0.21mm径を用い、3つの分割コイルをそれぞれ2mmあけて240回巻きしたものを用いた。可動体Eは、可動子Fとして非磁性の2mm径のものを使用し、磁性体Gとして、鉄製の6mm径で長さ2mmのものを使用した。永久磁石は、ネオジューム製の6mm径で長さ6mmのものを使用した。
は、人的に可動体の可動子を押して、離したときの起電力の大凡の振幅変化を示している。X軸は時間を表わし、Y軸は起電力の大きさを表わしている。図にて、t1は可動子Fを押し初めてから押し終わるまでの可動子を移動させるのに要した時間、t2は押し終わってから指を離す前までの可動子が停止している時間、t3は可動子から指を離してから可動子が元の位置に復帰するまでに要した時間を示す。図中、250msは、250ミリ秒を意味する。
まず、図ないし図において、可動体Eの可動軸Fの一方の先端から人的力を加えて一時的に他方の先端に向けて強制移動させる。その結果、励磁コイルCにフレーミングの電磁誘導の法則に従いプラスの起電位が生じる。その結果、電極端子Oに電流が出力される。これが図において、加圧エネルギー曲線Pとして示されている。
続いて、人的力を解除することで、励磁コイルCに磁石にフレーミングの電磁誘導の法則に従いマイナスの起電位が生じる。その結果、電極端子Oに逆電流が出力される。その直後、可動体Eは元の中立状態に戻る。これが図において、復旧エネルギ曲線Rとして示されている。
視覚障害者の情報伝達手段として指先でなぞる点字ディスプレ−が、現在も広く使われているが、将来は認識が容易な指ごとの指点字ディスプレーによる情報伝達が多く望まれることになる。指ごとの触覚が双方向でリアルタイムに通信できるようになり、その情報伝達の手段に赤外線通信または遠隔地における通信手段として無線通信が使われることになる。本発明に係る通信端末機は、このような携帯端末の触覚入出力装置部分に使用されうる。またその他情報伝達機器などのほか、センサなどの他の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態を示す通信端末機の一部を切り欠いたの正面図 本発明に係わるリニア振動アクチュエータモジュールの実施の形態に使用するリニア振動アクチュエータを示す正面図 同アクチュエータの平面図 同アクチュエータの図3におけるX−X線に沿った拡大断面図 同アクチュエータの発生する起電力を示す縦軸に起電力とし横軸を時間としたグラフ(実施例) 本発明に係るリニア振動アクチュエータモジュールの一実施形態を示す平面図 同モジュールの側面図 同モジュールの正面図 同モジュールの図6におけるリニア振動アクチュエータおよび磁束収束用磁性体の磁極の状態を示す模式図 図1の通信端末機での回路基板の構成を示すブロック図 信号を種々のコードに変換できるコード表の一例を示すテーブル 信号を種々のコードに変換できるコード表の他の例を示すテーブル 本発明に係るリニア振動アクチュエータモジュールの他の実施形態を示す平面図 他の実施形態である同モジュールの側面図 他の実施形態である同モジュールの正面図 同モジュールの図13におけるY−Y線に沿った断面図 同モジュールの図13におけるリニア振動アクチュエータおよび磁束収束用磁性体の磁極の状態を示す模式図 従来の常装着型入力システムを示す左手に装着した状態を示す斜視図 従来のポータブル対話装置の点字入力用キーボードの構成を示す平面図 従来のポータブル対話装置のディスプレイを示す平面図 従来のポータブル対話装置の基本システム構成を示すブロック図
符号の説明
1 右手用通信端末装置
101 左手用通信端末装置
2,102 筐体
3〜6,103〜106 キー
10,110 キー駆動発生器を兼ねたキー電位発生器(リニア振動アクチュエータ)
40,140 CPU
41,141 コード回路
42,142 アンコード回路
50,150 送受信器
64,164 クリックスイッチボタン
66,166 スクロールスイッチボタン
A リニア振動アクチュエータ
B ボビン
C 励磁コイル
D 磁性体
E 可動体
F 可動軸
G 磁性体
H,I 永久磁石
J 枠体
K,T カラー
M 磁性体
O 電極端子
P,Q 軸受
S カバー

Claims (11)

  1. 筐体と、該筐体を握持する使用者のそれぞれの指があたる位置にて前記筐体に対して進退動可能に前記筐体に配設された複数のキーと、前記使用者の指の動きに応動した前記キーの移動に従って電位を発生させるキー電位発生器と、発生した電位を送信コード信号に変換するコード回路と、受信したコード信号を前記キーを移動させる電位に変換するアンコード回路と、前記アンコード回路からの変換電位によって前記キーを移動させるキー駆動発生器と、コード化された信号を送受信する送受信器とを備えた通信端末装置であって、
    リニア振動アクチュエータモジュールを含み、当該リニア振動アクチュエータモジュールは、
    前記キー電位発生器と前記キー駆動発生器とからなるリニア振動アクチュエータを、少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の各磁性体であって、前記リニア振動アクチュエータの中央の位置上に配設した磁束収束のための磁性体が、これらリニア振動アクチュエータを並べた方向に延びる直線上に配設されるリニア振動アクチュエータモジュールを、具備する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記リニア振動アクチュエータは、
    筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルと、
    これら分割された前記励磁コイル列の中央に配設された磁束収束のための前記磁性体を具備した固定子と、
    前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子と、
    前記棒状可動子に装着した第2磁性体と、
    前記棒状稼動子の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石と、を具備した可動体とからなり、
    該可動体内で、前記第2磁性体をはさんだ両側の前記永久磁石は互いに反発する磁極同士が隣り合う配置になっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 少なくとも一対のクリックスイッチと、移動又はスクロールスイッチとを具備したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信端末装置。
  4. 前記筐体を使用者が片手で握持できる形状と成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の通信端末装置。
  5. 使用者が片手で握持できる形状と成した前記筐体2個を一対として両手で握持し、これらを有線または無線にて接続して一体化したことを特徴とする請求項記載の通信端末装置。
  6. 前記リニア振動アクチュエータモジュールにおいて、前記固定子の前記磁束収束のための磁性体が前記ボビン外周に沿わせた略半円状となしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の通信端末装置。
  7. 筐体と、該筐体を握持する使用者のそれぞれの指があたる位置にて前記筐体に対して進退動可能に前記筐体に配設された複数のキーと、前記使用者の指の動きに応動した前記キーの移動に従って電位を発生させるキー電位発生器と、発生した電位を送信コード信号に変換するコード回路と、受信したコード信号を前記キーを移動させる電位に変換するアンコード回路と、前記アンコード回路からの変換電位によって前記キーを移動させるキー駆動発生器と、コード化された信号を送受信する送受信器とを具備し、
    前記キー電位発生器と前記キー駆動発生器とからなるリニア振動アクチュエータを、少なくとも2個、枠体に所定間隔をあけて配置してこれらリニア振動アクチュエータの各固定子の両端を固定支持し、かつこれらリニア振動アクチュエータ中央の位置上であってこれらリニア振動アクチュエータを並べた方向に直線的に延ばし磁束収束用磁性体前記枠体に設けてなるリニア振動アクチュエータモジュールを、具備する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  8. 前記リニア振動アクチュエータは、
    筒状ボビン、該ボビンの軸方向に単一コイルを少なくとも2分割して該ボビンの外周面に所定間隔をあけて巻回してなる励磁コイルと、
    前記ボビン内にて軸方向に往復動自在に配置した棒状可動子と、
    前記棒状可動子に装着した磁性体と、
    前記棒状稼動子の軸方向両側にて前記可動子に装着した永久磁石と、を具備した可動体とからなり、
    該可動体内で、前記磁性体をはさんだ両側の前記永久磁石は互いに反発する磁極同士が隣り合う配置になっている
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信端末装置。
  9. 少なくとも一対のクリックスイッチと、移動又はスクロールスイッチとを具備したことを特徴とする請求項7または8記載の通信端末装置。
  10. 前記筐体を使用者が片手で握持できる形状と成したことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1記載の通信端末装置。
  11. 使用者が片手で握持できる形状と成した前記筐体2個を一対として両手で握持し、これらを有線または無線にて接続して一体化したことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項記載の通信端末装置。
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