JP2016051319A - 力覚提示デバイス、力覚提示システム、および力覚提示方法 - Google Patents

力覚提示デバイス、力覚提示システム、および力覚提示方法 Download PDF

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幹雄 竹中
小野 彰
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渡辺 康博
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Abstract

【課題】薄型化または小型化された持つ形状記憶デバイスを持つアクチュエータを利用した力覚提示デバイス、力覚提示システム、および力覚提示方法を提供すること。【解決手段】力覚提示デバイスは、アクチュエータ部と、通信部と、制御部とを具備する。前記アクチュエータ部は、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有する。前記通信部は、外部機器から送信された駆動情報を受信するように構成される。前記制御部は、前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成される。【選択図】図3

Description

本技術は、触覚や圧覚等の力覚をユーザに提示する力覚提示デバイス、力覚提示システム、および力覚提示方法に関する。
例えば特許文献1には、仮想現実(ヴァーチャルリアリティ)の提示装置として使用される力触覚ディスプレイに関し、手に装着して使用する力触覚ディスプレイハンドが開示されている。特に、その図8に示された指サック型の力触覚ディスプレイハンドの駆動機構では、指の複数の関節にまたがって形状記憶合金ワイヤが配置されている。形状記憶合金ワイヤが通電加熱されることにより、この駆動機構が駆動される。具体的には、形状記憶合金としては、温度が上昇しマルテンサイト変態温度を越えると縮む様、形状記憶処理し、通電を切って放熱冷却することにより元の長さに戻るものが用いられる(例えば、特許文献1の段落[0048]参照。)。
特開2004-029999号公報
上記のように形状記憶デバイスを利用した力覚提示は、様々な分野での応用が期待できる。その実用化のためには、デバイスの薄型化または小型化が望まれる。
本技術の目的は、薄型化または小型化された持つ形状記憶デバイスを持つアクチュエータを利用した力覚提示デバイス、力覚提示システム、および力覚提示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術に係る力覚提示デバイスは、アクチュエータ部と、通信部と、制御部とを具備する。
前記アクチュエータ部は、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有する。
前記通信部は、外部機器から送信された駆動情報を受信するように構成される。
前記制御部は、前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成される。
これにより、制御部は、外部機器から送信された駆動情報に基づき、特殊な構造を有するこのアクチュエータ部の駆動を制御することで、アクチュエータ部を介してユーザに力覚を提示することができる。アクチュエータ部は、少ない部品点数でワイヤの収縮させることができ、これにより、薄型化または小型化された形状記憶デバイスを持つアクチュエータ部を実現できる。
前記力覚提示デバイスは、操作情報が入力される入力部をさらに具備してもよい。また、前記制御部は、前記操作情報に基づき制御情報を生成するように構成され、前記通信部は、前記生成された制御情報を前記外部機器に送信するように構成されてもよい。
これにより、制御部は、ユーザの操作情報に基づく制御情報で外部機器を制御することができる。
前記通信部は、前記駆動情報として、前記ワイヤへの通電パターンの情報を受信するように構成されてもよい。
前記外部機器は、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部を備えてもよい。また、前記制御部は、前記制御情報として、前記外部機器のアクチュエータ部を前記外部機器に駆動させるための駆動情報を生成するように構成されてもよい。
これにより、互いにアクチュエータ部を有するデバイス間で力覚を利用した通信を行うことができる。
前記アクチュエータ部は、弾性板をさらに有してもよい。前記弾性板は、前記スライダに固定された第1端部と、前記ホルダにおける、前記スライダのスライド方向で前記第1端部から離間した位置に固定された第2端部とを有し、前記ワイヤへの通電時に前記スライダのスライドに伴う前記第1端部と前記第2端部との距離の変化によって、前記スライド面に対して垂直方向に弾性変形してもよい。
弾性板が設けられることにより、一定の弾性変形による変位を安定して得ることができる。また、この力覚提示デバイスは、スライダによるスライド方向および弾性板による弾性変形方向の両方に、力覚を提示することができる。
前記弾性板は、非通電時、前記スライド面から離間する方向に初期歪みによって弾性変形が与えられた状態にあってもよい。
これにより、ワイヤへの通電時に弾性板を確実にスライダ面から離間する所定の方向に確実に弾性変形させることができる。また、弾性板が初期歪によって弾性変形が与えられているので、ワイヤと弾性板との接触面積を小さくすることができ、ワイヤから弾性板への熱伝導を抑えることができる。
前記力覚提示デバイスは、前記スライダと、前記ホルダにおいて、前記スライダのスライド方向で前記スライダから離間した位置とに接続されたバンドをさらに具備してもよい。
本技術に係る力覚提示システムは、上記力覚提示デバイスと、上記外部機器とを具備する。
本技術に係る力覚提示デバイスによる力覚提示方法は、外部機器から送信された駆動情報を受信することを含む。
また、前記受信された駆動情報に基づき、上記アクチュエータ部の駆動が制御される。
以上、本技術によれば、薄型化または小型化された持つ形状記憶デバイスを持つアクチュエータを利用した力覚提示デバイス、システム、および方法を実現することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
図1は、本技術の一実施形態に係る力覚提示デバイスを示す模式図である。 図2A,Bは、ユーザが腕に力覚提示デバイスを装着した状態を示す。 図3は、力覚提示デバイスの機能的な構成を示すブロック図である。 図4は本技術の一実施形態に係るアクチュエータ部の構成を分解して示す斜視図である。 図5は、図4に示すアクチュエータ部の構成をベースプレートとトッププレートを除いて示す平面図である。 図6は、図5に示すアクチュエータ部の断面図である。 図7は、ワイヤが収縮した状態のアクチュエータ部を示す。 図8は、図7に示すアクチュエータ部の断面図である。 図9は、バンドが取り付けられた形態に係るアクチュエータ部を示す。 図10は、力覚提示デバイスによる力覚の提示例を示す図である。 図11は、変形例に係る力覚提示デバイスによる力覚の提示例を示す。 図12は、さらに別の変形例に係る力覚提示デバイスによる力覚の提示例を示す。 図13は、さらに別の変形例に係る力覚提示デバイスによる力覚の提示例を示す。 図14は、この力覚提示システムにおける2つの力覚提示デバイスの動作を示すフローチャートである。 図15A、Bは、本技術の他の実施形態に係るアクチュエータ部の一部を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本技術の実施形態を説明する。
[力覚提示デバイスの全体構成]
図1は、本技術の一実施形態に係る力覚提示デバイスを示す模式図である。例えば力覚提示デバイス100は、本体20とバンド8とを備える。例えば、力覚提示デバイス100は、リストバンド型や指輪型等、ウェアラブルなデバイスである。本体20は、1つでもよいし、図1に示すように2つあってもよい。図1において、破線Tは例えばユーザの腕(手首)を示す。
図2Aは、指輪型や、本体20を手の甲側に装着したリストバンド型の力覚提示デバイス100の例を示している。図2Bは、図2Aのリストバンド型の力覚提示デバイス100を反対側(手のひら側)から示している。
図3は、力覚提示デバイス100の機能的な構成を示すブロック図である。力覚提示デバイス100は、制御部21、入力部23、入力検出部24、アクチュエータ部10、駆動回路25、および通信部27を備える。本実施形態では本体20が2つあるが、制御部21、入力部23、および入力検出部24は、2つの本体20のうちいずれか1つに設けられればよい。
なお、本体20の各要素のうちアクチュエータ部10以外は、図1に示すようにアクチュエータ部10に隣接して(例えば積層して)設けられていればよい。
制御部21は、この力覚提示デバイス100の動作を統括的に制御する機能を有する。制御部21は、主に、通信部27で後述する外部機器から受信された駆動情報に基づき、アクチュエータ部10の駆動を制御する機能を有する。また、制御部21は、入力部23を介してユーザにより入力された操作情報に基づき、制御情報を生成するように構成され、この制御情報を通信部27を介して外部機器に送信する機能を有する。
制御部21は、例えば図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリ等のハードウェアを備える。ROMや不揮発性メモリには、本実施形態に係る動作に必要なプログラムが格納される。制御部21は、CPUに加えて、または、CPUの代わりに、PLD(Programmable Logic Device)、DSP(Digital Signal Processor)等を有していてもよい。
入力部23は、ユーザが力を加えたり、軽く叩いたり、タッチしたりできる領域を有していれば、どのようなもの構造、形状でもよい。例えば入力部23は、単なる本体20の外筐の一部(例えば外筐表面)、タッチパネル、物理ボタン、またはこれらの組み合わせの構造等として構成される。ユーザが入力部23を介して入力した情報は、操作情報として制御部21に入力されるようになっている。
入力検出部24は、例えば、加速度センサ、圧力センサ、およびタッチパネル用センサのうち少なくとも1つにより構成される。これらのセンサに角速度センサが加わえられてもよい。例えば入力部23が、本体20自体または本体20の一部に力を加えたり、軽く叩いたりする方式を採用する場合、入力検出部24は、加速度センサおよび/または圧力センサで構成される。例えば入力部23がタッチパネルである場合、入力検出部24はタッチパネル用センサである。タッチパネル用センサとして、静電方式、感圧方式等、公知の方式が採用され得る。
通信部27は、例えば図示しない広域通信モジュールおよび狭域通信モジュールを備える。広域通信モジュールは、インターネット等の公衆網に接続して通信を行う機能を有する。狭域通信モジュールは、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、RFID(Radio Frequency IDentification)等を用いて他のデバイスと通信する機能を有する。通信部27は、広域通信モジュールおよび狭域通信モジュールのうちいずれか一方を用いて、上述した「外部機器」と通信するように構成される。外部機器については後述する。
駆動回路25は、制御部21の制御にしたがい、アクチュエータ部10を駆動する回路である。
この力覚提示デバイス100では、本体20に設けられたアクチュエータ部10が駆動され、バンド8が収縮することにより、ユーザに力覚を与えることが可能に構成されている。力覚とは、例えば圧覚、締め付け感等である。以下、アクチュエータ部10の構成について説明する。
[一実施形態に係るアクチュエータ部の構成]
図4は、アクチュエータ部10の構成を分解して示す斜視図である。図5は図4のアクチュエータ部10の構成をベースプレート2とトッププレート7を除いて示す平面図である。図6は、図5のアクチュエータ部10の断面図である。
これらの図に示されるように、このアクチュエータ部10は、ベースプレート2、ホルダ3、スライダ4、ワイヤ(例えば形状記憶合金ワイヤ)5、弾性板6、およびトッププレート7を備える。
ベースプレート2は、例えば、矩形の薄い板状の部材である。ベースプレート2の上にはホルダ3が固定される。アクチュエータ部10は、本体20の外筐内の所定の位置にベースプレート2およびホルダ3が固定される。
ホルダ3は、例えば矩形の薄い板状の部材で構成される。ホルダ3には開口部31が形成されている。開口部31のX軸方向の一方の端部はスライダ4がX軸方向にスライド自在に保持されるスライダ保持空間31Aとして利用される。より詳細には、スライダ4は、ホルダ3と同等の厚さを有し、ホルダ3のスライダ保持空間31Aと、ベースプレート2の上面と、トッププレート7の下面によって形成される3次元空間内に3次元的に保持される。
ホルダ3のスライダ保持空間31Aの内壁面は、スライダ4のX軸方向の各々の端面41、42と当接してスライド範囲を制限する複数のストッパー面31B、31Cと、スライダ4のY軸方向の各々の端面43、44と当接してスライドをガイドする複数のスライドガイド面31D、31Eとして機能する。
形状記憶合金ワイヤ5は、形状記憶合金からなる線材である。この実施形態では、V字状に中間部51で曲げられた一本の形状記憶合金ワイヤ5が用いられている。形状記憶合金ワイヤ5の中間部51は、スライダ4に設けられた係止部45に係止されている。形状記憶合金ワイヤ5の両端部52、52は、ホルダ3の上面に設けられた一対の電極部32、32と接続されている。すなわち、形状記憶合金ワイヤ5はスライダ4のスライド面に対して平行な面内を引き回されたかたちで配置される。一対の電極部32、32には、駆動回路25が電気的に接続される。
一対の電極部32、32は、X軸方向の一方の端部にスライダ保持空間31Aが設けられたホルダ3の他方の端部表面に設けられている。さらに詳細には、一対の電極部32、32は、そのホルダ3の他方の端部表面において、ホルダ3のY軸方向における中心位置からずれた位置にそれぞれ設けられている。
形状記憶合金ワイヤ5には一対の電極部32、32を通して図示しない通電回路から電流が流される。形状記憶合金ワイヤ5に電流が流されることで発生したジュール熱によって形状記憶合金ワイヤ5が所定の温度(特異温度)に達すると、形状記憶合金ワイヤ5が線長方向において収縮する。形状記憶合金ワイヤ5の中間部51は、スライダ4に設けられた係止部45に係止されているので、図7および図8に示すように、形状記憶合金ワイヤ5が線長方向に収縮すると、スライダ4は、その形状記憶合金ワイヤ5の両端部52、52の接続点側に引き寄せられ、スライダ保持空間31A内でX1方向にスライドする。
また、形状記憶合金ワイヤ5への通電が停止され、形状記憶合金ワイヤ5の温度が所定の温度(特異温度)よりも下がると、形状記憶合金ワイヤ5は収縮前の元の長さに戻る。これにより、スライダ4は、ホルダ3のスライダ保持空間31A内でX1方向の逆方向にスライドされ、図4および図5に示す位置に戻る。
弾性板6は、薄い板状の弾性部材で構成される。弾性板6の一端部61はスライダ4に固定され、他端部62はX軸方向の一方の端部にスライダ保持空間31Aを有するホルダ3の他方の端部に固定されている。
スライダ4のX軸方向へのスライドに伴って弾性板6の両固定点の間の距離が変化する。形状記憶合金ワイヤ5への通電時は、スライダ4がスライダ保持空間31A内でX1方向にスライドし、弾性板6の両固定点間の距離が縮まる。このとき弾性板6は両固定点の側からの圧力を受けることによって、図8に示すようにZ1方向に弾性変形し、所定の反り状態となる。
このアクチュエータ部10では、スライダ4が形状記憶合金ワイヤ5の非通電時の位置(図4および図5の位置)にある状態において、弾性板6にトッププレート7に向かう方向(Z1方向)への軽微な反りが初期歪みとして与えられている。これにより、形状記憶合金ワイヤ5への通電時に弾性板6を確実にトッププレート7に向かう方向(Z1方向)に弾性変形させた所定の反り状態を得ることができる。
形状記憶合金ワイヤ5への通電が停止された後、スライダ4がスライダ保持空間31A内でX1方向の逆方向にスライドされると、弾性板6の両固定点間の距離が伸びることによって弾性板6は初期歪みによる軽微な反り状態に戻る。
トッププレート7は、例えば、矩形の薄い板状の部材で構成される。トッププレート7の弾性板6に略対向する位置には開口部71が設けられている。この開口部71は、形状記憶合金ワイヤ5への通電時に所定の反り状態となった弾性板6の少なくとも一部をトッププレート7の上面よりも高い位置まで突出させるための部位である。
このように、このアクチュエータ部10では、通電により形状記憶合金ワイヤ5が線長方向に収縮する動きによってスライダ4をスライドさせ、このスライダ4に一端が固定された弾性板6の両固定点間の距離を縮めることによって弾性板6を弾性変形させ、スライダ4のスライド面に対して直交する方向(Z軸方向)への変位を発生させることができる。
このように弾性板が設けられることにより、一定の弾性変形による変位を安定して得ることができる。また、少ない部品点数で、形状記憶合金ワイヤを収縮させることができ、その収縮の動きから弾性板6を弾性変形による変位を発生させることができる。
また、このアクチュエータ部10は、薄い板状の部材で構成される、ベースプレート2、ホルダ3、スライダ4、弾性板6およびトッププレート7などを板厚の方向に組み合わせて構成され、形状記憶合金ワイヤ5はそれらの板状部品の面方向に引き回して配置したので、薄型化および小型化を図ることができる。
形状記憶合金ワイヤ5が収縮を生じるには形状記憶合金ワイヤ5に電流を流してジュール熱により所定の温度(特異温度)まで上げる必要がある。そこで問題となるのは熱の漏洩である。形状記憶合金ワイヤ5から熱が漏洩すると、それだけアクチュエータ部10のエネルギー効率が低下するからである。
形状記憶合金ワイヤ5から熱が漏洩する主な経路としては、形状記憶合金ワイヤ5に別の部品が接触して起こる熱伝導と、形状記憶合金ワイヤ5やこれに熱接触している部品から大気への熱拡散がある。
ここで熱伝導について注目する。熱伝導をできるだけ低減させるには、形状記憶合金ワイヤ5に別部材が接触する面積を可及的に小さくすべきである。本実施形態では、形状記憶合金ワイヤ5と弾性板6はいずれもスライダ4と連結されているため、スライダ4の近傍で形状記憶合金ワイヤ5と弾性板6が互いに接近した位置関係になる。しかしながら、形状記憶合金ワイヤ5の架設された高さ位置よりも高い位置に弾性板6を架設し、弾性板6には初期歪みによって形状記憶合金ワイヤ5から逃げる方向(Z1方向)に軽微な反りが与えられている。これにより、形状記憶合金ワイヤ5と弾性板6とが大きな面で接触することがない。よって、形状記憶合金ワイヤ5からの熱伝導による熱漏洩を低減することができる。
[アクチュエータ部とバンドとの接続]
バンド8は、アクチュエータ部10のうちスライダ4に接続される。具体的には、図9に示すような、アクチュエータ部10Aの構造により、バンド8およびスライダ4Aが接続可能となる。具体的には、例えばホルダ3AのX軸方向の一端が、スライダ保持空間31Aから連続して開口した開口端3bとされる。これにより、バンド8の一端がその開口端3bを介してスライダ4に接続および固定可能となる。バンド8の他端は、ホルダ3Aにおけるその一端とは反対側の他端35に接続されていてるか、もしくは本体20の外筐の他端に接続されればよい。
しかしながら、バンドをスライダに接続するための構造として、図9に示したアクチュエータ部10Aの構造が必須ではない。例えば、図4等に示したアクチュエータ部10を用いることも可能である。例えば図5、6に示すように、スライダ4の、Z軸に垂直な面である上面または下面に、バンド8を接続する接続部を設けることにより、スライダ4の駆動出力が可能となる。この場合、アクチュエータ部10のZ軸方向の厚さは、アクチュエータ部10Aの厚さに比べて厚くなる。
なお、バンド8の厚さの設計によっては、開口端3bに対応する位置に、ベースプレート2およびトッププレート7にも開口端が形成されていてもよい。
[力覚提示デバイスによる力覚の提示例]
例えば制御部21は形状記憶合金ワイヤ5への任意の通電パターンの制御信号を生成し、駆動回路25は、その制御信号にしたがって、電極部32、32への通電を行う。通電パターンとは、(収縮の)時間、(収縮の)回数、電流の大きさ、電流の時間変化率、またはこれらの組み合わせである。
図10は、力覚提示デバイス100による力覚の提示例を示す図である。2つの本体20に設けられたそれぞれアクチュエータ部10A(図9参照)が駆動されることにより、バンド8および弾性板6の動きにより、ユーザの手首にSおよびR方向の力覚を与えることができる。
あるいは、図11に示す力覚提示デバイス200のように、アクチュエータ部10(図4等参照)を利用して弾性板6の変形のみで、ユーザにR方向に力覚を提示するようにしてもよい。この場合、バンド8とアクチュエータ部10とが接続されず、かつ、弾性板6の変位が手首に向かって変位(変位方向R)するように構成されたアクチュエータ部10が本体20内に配置された、力覚提示デバイス200が用いられる。
あるいは、バンド8を利用した力覚提示と弾性板6を使用した力覚提示を独立して行う力覚提示デバイス300(図12参照)も実現可能である。例えばこの場合、少なくとも2つのアクチュエータ部10、10A(一方はS方向の力覚提示用、他方はR方向の力覚提示用)を用いる必要がある。例えば、図12に示すように、バンド8に沿って180°間隔で2つの本体20Aが設けられ、これらの本体20A内にS方向の力覚提示用のアクチュエータ部10と、R方向の力覚提示用のアクチュエータ部10Aの両方が設けられる。
このように、SおよびR方向でそれぞれ独立した動きが可能となり、これらの組み合わせの動きにより、多彩な力覚の提示が可能となる。
なお、図12における力覚提示デバイス300において、アクチュエータ部10Aが有する弾性板6が腕Tの外側に向くように、アクチュエータ部10Aが配置されればよい。
図12に示す例において、バンド8を用いないR方向の力覚提示を、本技術に係るアクチュエータ部10ではなく、別の公知のアクチュエータを利用して行うこともできる。公知のアクチュエータとしては、圧電モータ、リニアモータ、振動(偏心)モータ等が挙げられる。
図13に示すように、バンド8に沿って90°間隔で4つのアクチュエータ部10Aを内蔵する本体20をそれぞれ備えた力覚提示デバイス400も実現可能である。このように、アクチュエータ数を適切に設定することにより、各アクチュエータ部10Aの総和のストローク量(収縮量)を適切に調整することができる。
[力覚提示システム(力覚提示デバイスによる通信)]
以下では、二人のユーザが力覚提示デバイス100(100A、100B)をそれぞれ装着して互いに通信する力覚提示システムを考える。本システムでは、上記した「外部機器」は、一方の力覚提示デバイス100Aから見た、他方の力覚提示デバイス100Bに相当する。図14は、この力覚提示システムにおける各力覚提示デバイス100A、100Bの動作を示すフローチャートである。本システムでは、力覚提示デバイスとして、力覚提示デバイス100に限られず、上記した他の実施形態に係る力覚提示デバイス200、300、または400が用いられてもよい。
以下の説明では、力覚提示デバイス100A、100Bを、単に、デバイス100A、100Bという。また、ユーザAがデバイス100Aを使用し、ユーザBがデバイス100Bを使用するものとする。
デバイス100Bは、デバイス100Aからの駆動情報(制御情報)を受信していない場合(ステップ201のNO)、ユーザBがこのデバイス100Bを操作したか否かを判定する(ステップ203)。ユーザBの操作として、上述したように、例えば本体20を「トントン」と軽く叩いたり、デバイス100Bの少なくとも本体20(例えば本体20およびバンド8全体)を握って閾値以上の圧力を加えたり、タッチセンサをタッチしたりする等の操作がある。このようにユーザBの操作(操作情報)がデバイス100Bに入力され、入力検出部24がそれを検出した場合(ステップ203のYES)、制御部21は、その操作情報を制御情報(駆動情報)に変換し、この制御情報を通信部27を介してデバイス100Aに送信する。
デバイス100Aの制御部21は、デバイス100Bからの制御情報(駆動情報)を通信部27を介して受信した場合(ステップ101のYES)、その駆動情報に基づき、駆動回路25にデバイス100Aのアクチュエータ部10(または10A等)を駆動させる(ステップ102)。
例えば、上記ユーザBの操作が、本体20を「トントン」と軽く叩く操作である場合、デバイス100Aは、「トントン」に対応する力としてR方向の力をアクチュエータ部10に2回「トントン」と発生させ、ユーザBの操作を再現する。あるいは、デバイス100Aは、バンド8によるS方向の締め付け力をアクチュエータ部10に2回「トントン」と発生させて、ユーザBの操作を再現する。R、S両方向の力が同時に発生してもよい。
あるいは、ユーザBの操作が、デバイス100Bの本体20に締め付け力を加える操作である場合、デバイス100Aは、SおよびR方向のうち少なくとも一方をアクチュエータ部10に発生させて、その締め付け力を再現する。
デバイス100Aは、ユーザBの操作を再現する場合だけに限られず、別の力覚の提示により、ユーザBの操作をユーザAに伝達するようにしてもよい。例えばユーザBの操作がどのような操作であるかに関わらず、デバイス100Aはアクチュエータ部10に一定の動きをさせるようにしてもよい。
ステップ103、104は、上記したデバイス100Bによるステップ203、204と同様の処理である。すなわち、デバイス100Aからデバイス100Bに駆動情報(制御情報)を送信し、デバイス100Bがその駆動情報に基づき、デバイス100Bのアクチュエータ部10を駆動する。
ユーザによる操作例は、上記したものに限られず、締め付け力発生の周期、時間、回数、本体20を叩く周期、時間、回数、あるいは、これらの組み合わせ等、様々な操作を実現可能である。また、本体20が複数設けられる場合に、複数のバンド8および/または複数の弾性板6に発生させる力の位相を個別に調整する(それぞれの力発生のタイミングをずらすなど)ことにより、力覚の方向感もユーザに提示することができる。
あるいは、ユーザは、この力覚提示システムを用いて、モールス信号により通信することも可能である。すなわち、力覚を利用したモールス信号である。
以上のようにして、力覚提示システムは、力覚の提示によって、デバイス100Aからデバイス100Bへの情報伝達およびデバイス100Bからデバイス100Aへの情報伝達を実現することができる。
近年では、個人的な電子メールやSNS(Social Networking Service)で、大量のメッセージに対して返信をすることが面倒と感じる人や、返信に強要を感じる人は少なからず存在し、「SNS疲れ」が社会問題になりつつある。本技術によれば、文字、言葉によらない、力覚といった簡単な方法で通信可能であるため、このような「SNS疲れ」の問題を解決することができる。
[別の実施形態に係るアクチュエータ部]
図15Aは、別の実施形態に係るアクチュエータ部を概略的に示す平面図である。このアクチュエータ部110は、ホルダ103と、ホルダ103に設けられた第1電極132aと、ホルダ103の開口部131A内に配置されたスライダ104に設けられた第2電極132bとを備える。また、ホルダ103には複数のテンションローラ101が適切な位置に配置されている。第1電極132a、複数のテンションローラ101、および第2電極132b間に、形状記憶合金ワイヤ5が張られている。ベースプレートやトッププレート等の図示は省略されている。
このようなアクチュエータ部110によれば、小型化および薄型化を実現しながらも、形状記憶合金ワイヤ5の長さを長く設定することができ、ストローク量を大きくすることができる。
図15Bに示すように、図15Aに示したアクチュエータ部110を2枚積層して、2つのスライダ104の動きを、図中の左右両方向へ出力することができる。これにより、ストローク量を2倍にすることもできる。
[その他の実施形態]
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記実施形態では、ウェアラブルの力覚提示デバイスとして、リストバンド型または指輪型であったが、頭部、首、足、腰、腕等に装着されるデバイスであってもよい。
本技術に係る力覚提示デバイス等は、必ずしもウェアラブルでなくてもよく、例えばスマートフォン、その他、携帯可能なデバイスに力覚提示デバイスの構造および機能が組み込まれてもよい。この場合、力覚提示デバイスはバンドを持たない場合もある。
上記の力覚提示システム(図14参照)では、外部機器として、力覚提示デバイス100が用いられた。しかし、外部機器は、力覚提示デバイスではなく、スマートフォンやその他携帯可能なデバイス等、力覚提示デバイスと無線通信可能なデバイスであってもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
例えば、図15Bに示したようなストローク量を2倍とするための2枚のアクチュエータ部110を積層する技術を、アクチュエータ部10、10Aに適用してもよい。
その他、図10〜13、15に示した力覚提示デバイスの各特徴部分のうち少なくとも2つを組み合わせてもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)
ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部と、
外部機器から送信された駆動情報を受信するように構成された通信部と、
前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成された制御部と
を具備する力覚提示デバイス。
(2)
前記(1)に記載の力覚提示デバイスであって、
操作情報が入力される入力部をさらに具備し、
前記制御部は、前記操作情報に基づき制御情報を生成するように構成され、
前記通信部は、前記生成された制御情報を前記外部機器に送信するように構成される
力覚提示デバイス。
(3)
前記(1)または(2)に記載の力覚提示デバイスであって、
前記通信部は、前記駆動情報として、前記ワイヤへの通電パターンの情報を受信するように構成される
力覚提示デバイス。
(4)
前記(2)に記載の力覚提示デバイスであって、
前記外部機器は、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部を備え、
前記制御部は、前記制御情報として、前記外部機器のアクチュエータ部を前記外部機器に駆動させるための駆動情報を生成するように構成される
力覚提示デバイス。
(5)
前記(1)に記載の力覚提示デバイスであって、
前記アクチュエータ部は、弾性板をさらに有し、
前記弾性板は、前記スライダに固定された第1端部と、前記ホルダにおける、前記スライダのスライド方向で前記第1端部から離間した位置に固定された第2端部とを有し、前記ワイヤへの通電時に前記スライダのスライドに伴う前記第1端部と前記第2端部との距離の変化によって、前記スライド面に対して垂直方向に弾性変形する
力覚提示デバイス。
(6)
前記(5)に記載の力覚提示デバイスであって、
前記弾性板は、非通電時、前記スライド面から離間する方向に初期歪みによって弾性変形が与えられた状態にある
力覚提示デバイス。
(7)
前記(1)から(6)のうちいずれか1項に記載の力覚提示デバイスであって、
前記スライダと、前記ホルダにおいて、前記スライダのスライド方向で前記スライダから離間した位置とに接続されたバンド
をさらに具備する力覚提示デバイス。
(8)
ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部と、
駆動情報を受信するように構成された通信部と、
前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成された制御部と
を有する力覚提示デバイスと、
前記駆動情報を生成し、これを前記力覚提示デバイスに送信するように構成された外部機器と
を具備する力覚提示システム。
(9)
力覚提示デバイスによる力覚提示方法であって、
外部機器から送信された駆動情報を受信し、
前記受信された駆動情報に基づき、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部の駆動を制御する
力覚提示方法。
3、3A…ホルダ
4、4A…スライダ
5…形状記憶合金ワイヤ
6…弾性板
8…バンド
10、10A、110…アクチュエータ部
21…制御部
23…入力部
25…駆動回路
27…通信部
100、100A、100B、200、300、400…力覚提示デバイス

Claims (9)

  1. ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部と、
    外部機器から送信された駆動情報を受信するように構成された通信部と、
    前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成された制御部と
    を具備する力覚提示デバイス。
  2. 請求項1に記載の力覚提示デバイスであって、
    操作情報が入力される入力部をさらに具備し、
    前記制御部は、前記操作情報に基づき制御情報を生成するように構成され、
    前記通信部は、前記生成された制御情報を前記外部機器に送信するように構成される
    力覚提示デバイス。
  3. 請求項1に記載の力覚提示デバイスであって、
    前記通信部は、前記駆動情報として、前記ワイヤへの通電パターンの情報を受信するように構成される
    力覚提示デバイス。
  4. 請求項2に記載の力覚提示デバイスであって、
    前記外部機器は、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部を備え、
    前記制御部は、前記制御情報として、前記外部機器のアクチュエータ部を前記外部機器に駆動させるための駆動情報を生成するように構成される
    力覚提示デバイス。
  5. 請求項1に記載の力覚提示デバイスであって、
    前記アクチュエータ部は、弾性板をさらに有し、
    前記弾性板は、前記スライダに固定された第1端部と、前記ホルダにおける、前記スライダのスライド方向で前記第1端部から離間した位置に固定された第2端部とを有し、前記ワイヤへの通電時に前記スライダのスライドに伴う前記第1端部と前記第2端部との距離の変化によって、前記スライド面に対して垂直方向に弾性変形する
    力覚提示デバイス。
  6. 請求項5に記載の力覚提示デバイスであって、
    前記弾性板は、非通電時、前記スライド面から離間する方向に初期歪みによって弾性変形が与えられた状態にある
    力覚提示デバイス。
  7. 請求項1に記載の力覚提示デバイスであって、
    前記スライダと、前記ホルダにおいて、前記スライダのスライド方向で前記スライダから離間した位置とに接続されたバンド
    をさらに具備する力覚提示デバイス。
  8. ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部と、
    駆動情報を受信するように構成された通信部と、
    前記受信された駆動情報に基づき、前記アクチュエータ部の駆動を制御するように構成された制御部と
    を有する力覚提示デバイスと、
    前記駆動情報を生成し、これを前記力覚提示デバイスに送信するように構成された外部機器と
    を具備する力覚提示システム。
  9. 力覚提示デバイスによる力覚提示方法であって、
    外部機器から送信された駆動情報を受信し、
    前記受信された駆動情報に基づき、ホルダと、前記ホルダにスライド自在に保持されたスライダと、前記スライダに係止され、通電時に少なくとも線長方向に収縮して前記スライダをスライドさせるワイヤと、前記ワイヤの両端が各々接続された一対の電極部とを有するアクチュエータ部の駆動を制御する
    力覚提示方法。
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