JP2006245736A - カラー画像処理装置およびネットワークスキャナ装置 - Google Patents

カラー画像処理装置およびネットワークスキャナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮の低下を招く、新聞の写真部や自然画像を検出して非文字にすることにより圧縮率の向上を図るカラー画像処理装置を提供する。
【解決手段】このカラー画像処理装置は、読み取った画像データに対して、白画素からなる所定の大きさの領域を検出する白領域検出手段と、前記画像データを二値化した画像データの濃い部分の孤立ドットをカウントする孤立ドットカウント手段と、前記白領域検出手段で検出した白領域から白領域の間で、前記孤立ドットカウント手段でカウントした値が所定の値より大きいときに、網点と判定する網点判定手段とを備えるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、カラー画像処理装置およびネットワークスキャナ装置に関し、より詳細には、文字の解像度を落とさずに適切な画像処理ができるカラー画像処理装置およびネットワークスキャナ装置に関する。
Jpgファイルのような非可逆圧縮を行うような圧縮は、圧縮率が非常に高く小さなファイルを作ることが可能である。しかし、この方法は、絵柄に対して有効であるが、文字画像のように2値的な画像に対しては、文字のエッジがぼけてしまい文字の判読性がよくない。
そのため特許文献1や特許文献2に記載された技術のように、1つのファイルに2枚の圧縮の高い画像データと可逆圧縮の解像度の高い2値データを持ち、2枚の画像データを解像度の高い2値データ(文字領域)で選択的に画像を切り換えることにより、文字のエッジを2値の解像で出力することにより文字の解像度は高いまま、圧縮の高い画像ファイルを作成することを可能としている。
しかし、文字データを抽出する際に、文字領域と非文字領域を分けるときに粗いドット(例えば、新聞の写真部)を文字とした場合、不連続な点が発生すると可逆圧縮の圧縮率が悪くなることが知られている。
また、通常の人物などの自然画においても、濃さで二値化すると不連続な点が多数発生して圧縮率が悪くなることが知られている。
また、特許文献3に記載の技術は、色分解した複数色のカラー画像データ(R,G,B)を、ブラック(bk)およびそれとは異なる色(c,m,y)のそれぞれの出力画像データ(bk,c,m,y)に変換する画像処理装置において、カラー画像データの注目画素が文字エッジ領域であるか否かを検出し、この文字エッジ領域のブラックに隣接する非文字領域に文字エッジ領域のブラックを拡張している。
これにより、黒文字エッジが鮮明になりその外にc,mあるいはyの色ずれが現われず、黒文字の再現画質が高くなる。
特開2002−368986号公報 特許第3193086号公報 特開2001−268383号公報
しかしながら、上述の従来技術においては、網点面積率100%や濃いところをグレー判定しないので、新聞の写真部や自然画像の部分を正確に検出できず、圧縮の低下を招いていた。
本発明は、上述の実情を考慮してなされたものであって、圧縮の低下を招く、新聞の写真部や自然画像を検出して非文字にすることにより圧縮率の向上を図るカラー画像処理装置およびネットワークスキャナ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載のカラー画像処理装置の発明は、読み取った画像データに対して、白画素からなる所定の大きさの領域を検出する白領域検出手段と、前記画像データを二値化した画像データの濃い部分の孤立ドットをカウントする孤立ドットカウント手段と、前記白領域検出手段で検出した白領域から白領域の間で、前記孤立ドットカウント手段でカウントした値が所定の値より大きいときに、網点と判定する網点判定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカラー画像処理装置において、前記孤立ドットカウント手段は、インク色成分毎に独立してカウントするようにしたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のカラー画像処理装置において、前記画像データに対して文字判定する文字判定手段を備え、前記文字判定手段で文字と判定されても、前記網点判定手段で網点と判定されたときには、非文字と判定するようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載のネットワークスキャナ装置の発明は、画像を読み取ってRGB画像データに変換する画像入力手段と、該RGB画像データを請求項1、2または3に記載のカラー画像処理装置で処理した画像処理結果を、ネットワークを介して外部機器へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、周辺画素を参照することにより、網点面積率100%や濃いところをグレー判定することができるので、新聞の写真部や自然画像を正確に検出できるので、圧縮率の向上を図ることができる。
また、白画素パターンマッチングで白領域を検出し、白領域と白領域の間の孤立ドットが所定数以上あれば網点と検出し、網点領域を非文字とすることにより、圧縮率の向上が可能になる。
また、インクの色成分であるc、m、yの色成分毎に孤立ドット検出を行うので、カラー原稿に対しても良好に網点画素を検出することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタル式のカラー画像処理装置の概略構成を示したブロック図である。
(A)複写機として動作する場合:
スキャナは原稿から画像データを読み取り、当該画像データ(アナログ信号)をデジタルデータ(600dpi)に変換して出力する。
スキャナ補正部は、後で述べるように、スキャナで読み取った画像データ(デジタルデータ)について、画像領域を文字・線画や写真などに分類したり、原稿画像の地肌画像を除去したり、原稿画像のRGBデータをYMCBkに変換処理等の画像処理を施す。
圧縮処理部は、スキャナ補正後のYMCBk各8bit画像データを圧縮処理して、汎用バスにデータを送出する。圧縮後の画像データは、汎用バスを通って、コントローラに送られる。コントローラは、図示しない半導体メモリを持ち、送られたデータを蓄積するようになっている。
なお、ここでは画像データに対し圧縮を施すとしたが、汎用バスの帯域が十分に広く、蓄積するHDDの容量が大きければ、非圧縮の状態でデータを扱っても良い。
次に、コントローラは、HDDの画像データを、汎用バスを介して伸張処理部に送出する。
伸張処理部は、圧縮処理されていた画像データを元のYMCK各8bitデータに伸張し、プリンタ補正部に送出する。プリンタ補正部では、γ補正処理、中間調処理などが行われ、プロッタの明暗特性の補正処理や階調数変換処理を行う。ここでの階調数変換処理では、誤差拡散やディザ処理を用いて各色8bitから2bitへと画像データの変換を行う。プロッタは、レーザービーム書き込みプロセスを用いた転写紙印字ユニットで、2bitの画像データを感光体に潜像として描画し、トナーによる作像/転写処理後、転写紙にコピー画像を形成する。
(B)PCに画像データを配信するネットワークスキャナとして動作する場合:
スキャナで読み取られ、スキャナ補正部で補正され、圧縮処理部で圧縮処理された画像データは、汎用バスを通って、コントローラに送られる。コントローラでは、階調処理、フォーマット処理などが行われる。階調処理では配信スキャナ動作時のモードに従った階調変換処理を行う。フォーマット処理では、JPEGやTIFF形式への汎用画像フォーマット変換などを行う。その後、画像データは、NIC(ネットワーク・インタフェース・コントローラ)を介して外部PC端末に配信される。
(C)PCからプリントアウトするネットワークプリンタとして動作する場合:
上記ネットワークスキャナと同様にして送られた画像データをNICより受信し、コントローラは、受信したデータから、画像およびプリント指示するコマンドを解析し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ展開して、展開したデータを圧縮してデータを蓄積する。蓄積されたデータは随時大容量の記憶装置であるハードディスクドライブ(HDD)に書き込まれる。
次に、コントローラは、HDDの画像データを、汎用バスを介して伸張処理部に送出する。伸張処理部は、圧縮処理されていた画像データを元の8bitデータに伸張し、プリンタ補正部に送出する。
プリンタ補正部では、YMCBkそれぞれ独立にγ補正処理、中間調処理などが行われ、プロッタの明暗特性の補正処理や階調数変換処理を行う。ここでの階調数変換処理では、誤差拡散やディザ処理を用いて8bitから2bitへと画像データの変換を行う。
プロッタは、レーザービーム書き込みプロセスを用いた転写紙印字ユニットで、2bitの画像データを感光体に潜像として描画し、トナーによる作像/転写処理後、転写紙にコピー画像を形成する。
(D)デジタル画像処理装置として動作する場合:
一般に、原稿をスキャナにより読み取り、画像データをデジタルデータに変換するとともに、原稿の画像領域(像域)を、異なる特徴を有する領域に分類(像域分離)する。注目画素がそのいずれの領域に属するものか、判定された結果に従い、画像データに対して種々の画像処理を施す。これにより、出力画像の画像品質が大きく向上させられる。
次に、図2を用いて、スキャナ補正部について詳細に説明する。
スキャナ補正部は、スキャナから入力した画像データimg(反射率リニア)に基づき、像域分離を行う。本実施形態における像域分離は、特開2003−259115号公報に記載された、黒文字エッジ領域、色エッジ文字領域、その他(写真領域)の3つの領域に分離するものとする。
像域分離することにより、画像データに像域分離信号(黒エッジ文字領域、色エッジ文字領域、写真領域)が画素毎に付与される。
スキャナγ部では、画像データを反射率リニアから濃度リニアのデータに変換する。
フィルタ処理部では、像域分離信号によりフィルタ処理を切り換える。文字領域(黒エッジ文字と色エッジ文字)では、判読性を重視して鮮鋭化処理を行う。写真領域では、絵の中の文字を判読しやすくするために、画像データ内の急峻な濃度変化をエッジ量として、エッジ量に応じて平滑化処理や鮮鋭化処理を行う。
色補正処理部は、黒エッジ文字領域以外では、R、G、Bデータを一次濃度マスキング法等でC、M、Yデータに変換する。画像データの色再現を向上させるために、C、M、Yデータの共通部分をUCR(加色除去)処理してBkデータを生成し、C、M、Y、Bkデータを出力する。ここで、黒エッジ文字領域は、スキャナのRGB読み取り位置ずれで原稿の黒文字が色付いたり、プロッタのYMCKのプリンタする時の重ね位置ずれがあると判読性がよくないので、黒文字領域のみ輝度に相当する信号でBk単色データ(C、M、Yをプリントアウトしないデータ)にて出力する。
文字γ部では、文字部のコントラストを良くするために、色文字と黒文字に対してγを立たせている。
次に、図3を用いて、プリンタ補正部について詳細に説明する。
γ補正処理部は、圧縮処理部および伸張処理部を経た画像データに対して、プロッタの周波数特性に応じて、γ補正の処理をする。
エッジ量検出部は、画像データ内の急峻な濃度変化をエッジ量として検出する。
中間調処理部は、プロッタの階調特性やエッジ量に応じて、ディザ処理・誤差拡散処理などの量子化を行い、階調補正を行う。量子化処理をする際に黒文字信号(後述する黒文字抽出の処理)を行って、黒文字のコントラスト強調することも可能であり、文字の判読性が向上する。
次に、図4を用いて、コントローラ部について詳細に説明する。
画像データを外部機器に出力する場合には、画像データimgを記憶したページメモリから画像データを取り出して圧縮伸張処理部にて、圧縮処理されていた画像データを元の各色8bitデータに伸張し、出力フォーマット変換部に出力する。出力フォーット変換部では、C、M、Y、BkデータをRGBデータに色変換を行うと同時に、JPEGやTIFF形式への汎用画像フォーマット変換などを行う。データi/f部では、出力フォーマット変換部で色変換されたデータをNICに出力する。
また、外部機器から受け取った画像データをプロッタに出力する場合には、外部から指示するコマンドを図示せぬCPUが解析し、ページメモリに書き込む。データi/f部は、画像データを入力フォーマット変換部でビットマップデータに展開して、圧縮伸張処理部で圧縮を行い、ページメモリに書き込む。
入力フォーマットデータで展開する画像は、jpgやtiffの自然画像である。
次に、図5を用いて、出力フォーマット変換部について詳細に説明する。
色変換部では、YMCBkデータをRGBデータにデータ変換を行う。RGBに変換したデータを解像度変換部にて300dpi、200dpiなどの画素密度変換を行う。本実施形態では300dpiで変換した場合の画素密度で説明する。
解像度変換した画像は、各フォーマット生成部(TIFフォーマット生成部、Jpgフォーマット生成部、圧縮フォーマット生成部)にて各フォーマットに変換する。データi/f部では、NICに出力すべきフォーマットを出力する。
圧縮フォーマット生成部について説明する。
二値化部で、画像濃度の明暗を基本に文字領域と非文字領域の二値データを出力する。
二値画像生成部では、可逆変換であるMMR圧縮を行う。
解像度変換部1、2では、画像データを解像度変換して解像を低くする(150dpi)。ここで、文字画像と背景画像では、文字画像は背景画像ほど解像度が必要がないので、75dpi程度でも構わない。
さらに、背景画像生成部では、圧縮率の向上のために、二値化部で文字領域となった領域の画像データを、白に相当する一定の値の画像データとして、書き換え非可逆圧縮のjpg圧縮を行う。
さらに、文字画像生成部は、圧縮率の向上のために、背景領域となった領域の画像データを一定の値の画像データにして、書き換え非可逆圧縮のjpg圧縮を行う。
画像ファイル合成部では、二値画像生成部の出力(MMR)、背景画像生成部の出力(jpg)、文字画像生成部の出力(jpg)の3つの画像を1つのファイルにする(図6参照)。このときのファイル形式は、汎用フォーマット(例えば、PDFファイルなど)を用いても構わない。
次に、図7を用いて、複数の特徴量を抽出することにより二値化を行う二値化部の処理について詳細に説明する。以下の1から12の処理は、逐次処理で、1つの処理が終わると隣の画素の処理を行い、1ラインが終わると次のラインの先頭から処理を行い画像の終わりまで処理を続けることになる。
1.黒文字抽出処理:
YMCBk画像から黒文字エッジ信号を抽出する。スキャナ補正部の色補正処理部で黒文字エッジ領域ではBk単色で出力するので、可逆圧縮を使用すれば、Y=M=C=0(Y,M,Cの色成分が存在しない)でかつ、Bkのデータが一定の値以上(一定値より濃い)であれば、黒文字エッジである。
しかしながら、非可逆圧縮を行った場合、黒文字エッジがY=M=C=0になるとは限らないので、YMCの値がすべて一定値以下(一定値より薄い)であれば、黒文字エッジをあるとみなす。このようにすることで、コピー時の黒文字エッジ処理と同じ結果を得ることができる。
2.解像度変換:
画像に施した解像度と同じ解像度で解像度変換(300dpi)を施し、画像データと画素密度を同一にする。この出力を黒文字とする。
3.3×3フィルタ:
文字の特徴を抽出するために、RGBそれぞれについて、画像を強調する3×3フィルタを施す。
4.2値化:
ここでは、RGB差の小さいデータ(bk)は、thabkより値が大きい時には黒文字として、RGB差の小さくないデータは、YMCBGRの6色相に色を分け、色相ごとに閾値(thay、tham、thac、thab、thag、thar)を分けて、2値化処理を行い、色の濃いものをアクティブ画素(文字)として2値化処理を行う。
ここで、色相ごとに閾値を分けるのは、YMCBkの入力画像(原稿)の最大濃度が異なるので、色相ごとに変えている。さらに、bkの閾値も同様の理由で閾値を分けている。また、色相の分け方は、単純にRGBの大小関係で行ってもよいし、RGBの色の割合で決めてもよい。これは入力画像の特性により決まるものである。
5.文字検出1:
2値化部の出力がアクティブ画素に対してパターンマッチングを行う。例えば、図8に示すようなパターンで縦横斜めの連続であると黒パターンありとする。
6.文字検出2:
文字検出1の結果は、パターマッチングしたことにより画像データより若干小さくなるので、黒パターンありに対して3×3のOR処理を行い、データを太らせ、この結果を文字領域とする。
7.N値化:
N値化は、後述の網点検出とグレー検出の特徴をN値の値にして共通に使用する。
RGB差の小さいデータ(bk)は、thabkより値が大きい時は黒文字とし、RGB差の大きいデータは、YMCBGRの6色相に色を分けて、色相ごとに閾値(thay、tham、thac、thab、thag、thar)を分けて2値化処理を行い、色の濃いものをアクティブ画素(文字)として2値化処理を行う。ただし、出力結果は、色相別に保持し、以下の様に定義する(かっこ内の数値はbit表示)。
Dtah=0(000):該当なし、
Dtah=1(001):黄色、
Dtah=2(010):マゼンタ、
Dtah=3(011):赤、
Dtah=4(100):シアン、
Dtah=5(101):緑、
Dtah=6(110):青、
Dtah=7(111):黒。
さらに、白のレベルも同様に2値化を行う。RGB差の小さいデータ(bk)は、thbbkより値が小さい時は白画素とし、RGB差の大きいデータはYMCBGRの6色相に色を分け、色相ごとに閾値(thby、thbm、thbc、thbb、thbg、thbr)を分けて、2値化処理を行い、色の薄いものをアクティブ画素(白画素)として2値化処理を行う。
8.網点検出1:
網点検出1、2では、スキャナ補正部で細かな網点は平滑化処理によって網点形状は無くなっているが、新聞の写真のような粗い網点は充分な平滑化を行うことができずに、網点のドット形状が残っており、この粗い網点を検出することを目的とする。
ここでは、網点のパターンマッチングを行う。ここでは、Dtah≠0の時に黒画素とし、N値化の白画素を白画素とする。
以下、図9のフローチャートを用いて、網点検出1の処理手順を説明する。図9において、MSは1画素前の処理結果である孤立点のドットカウント値で、iは現在処理対象となっている主走査方向の画素位置、SS[i]は1ライン前の処理結果を表すものとする。
MSとSS[i]を比較することにより、1ライン前の処理結果と1画素前の処理結果の大きい方の値をもってくる(ステップS1,S2)。
白画素が白パターン(図10参照)と一致していれば(ステップS3のYES)、MSを0(ステップS4)、非網点画素とし(ステップS8)、さらに、SS[i]=MS(=0)として、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS10)。
ここで、複数画素の白画素の塊を白領域として検出する。
一方、白パターンと一致していなく(ステップS3のNO)、網点パターンと一致すれば(ステップS5のYES)、MSに1を加算する(ステップS6)。ここで、網点パターンとは図11に示すパターンであり、●が黒画素を、○が非黒画素を表している。また、網点検出精度向上のために、非黒画素を判断するのに、白画素を含む個数の条件を増やして精度を上げてもよい。
次に、MS>5ならば(ステップS7のYES)、網点画素とし(ステップS9)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS10)。
他方、MS>5でなければ(ステップS7のNO)、非網点画素とし(ステップS8)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS10)。
以上により、網点画素を判定することができる。
9.網点検出2:
以下、図12のフローチャートを用いて、網点検出2の処理手順を説明する。ここで、網点検出1は順方向で処理していたが、網点検出2では逆方向で処理する。図12において、MSは、現在処理している画素が網点であるかないかの状態を表すものとする。
白画素が白パターン(図10参照)と一致していれば(ステップS11のYES)、MS=0(ステップS12)、非網点画素とする(ステップS13)。
一方、白パターンと一致しなければ(ステップS11のNO)、上記網点検出1で網点画素となった画素であれば(ステップS14のYES)、MS=1とする(ステップS15)。
MS=1ならば(ステップS16のYES)、網点画素として出力する(ステップS18)。
他方、MS=1でなければ(ステップS16のNO)、網点検出1の結果(網点/非網点)をそのまま出力する(ステップS17)。
このようにして出力された結果で網点となっておれば、網点領域とする。
上記のように網点検出1および網点検出2を行うことにより、白パターンから白パターンの間に一定以上の網点パターンがあれば網点として検出する。これは、文字は一般的に白地上にあり、白地上の文字は、網点パターンが文字のエッジ近傍にしかないので誤検出することはほとんどない。
Y成分を持つ色データ(黄、緑、赤、黒)を黒画素として同様の処理(網点検出1、2)を行う。さらに、M成分を持つ色データ(赤、マゼンタ、青、黒)、C成分を持つ色データ(シアン、青、緑、黒)もY成分を同様に行う。Y、M、C成分に展開したのは、印刷のインクの成分がYMCなので、インクのドット再現を正確に検出するためである。
10.グレー検出1:
グレー検出1、2では、文字領域は濃く、文字周辺の領域は薄いことを利用して、文字領域の濃さより薄く、文字周辺の領域より濃いところを中濃度としてグレー判定を行う。
図13のフローチャートを用いて、グレー検出1の処理手順を説明する。図13において、MSは1画素前の処理結果で、iは現在処理対象となっている主走査方向の画素位置、SS[i]は1ライン前の処理結果を表すものとする。
MSとSS[i]を比較することにより、1ライン前の処理結果と1画素前の処理結果の多い方の値とをもってくる(ステップS21、S22)。ここで、MSは、グレー検出(後述)した後の白画素の数とする。
中濃度がグレーパターン(図14参照)と一致していれば(ステップS23のYES)、MS=5(ステップS24)、グレー画素とし(ステップS30)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS31)。ここで、中濃度とは、N値化したときに、Dtah=0 かつ 非白画素のときの画素の濃度である。
一方、グレーパターンと一致していなく(ステップS23のNO)、白画素であれば(ステップS25のYES)、ステップS26へ進む。ここで、白画素とは、N値化したときの白画素のことである。
MS>0であれば(ステップS26のYES)、MSから1を減算して(ステップS27)、ステップS29へ進む。
また、MS>0でなければ(ステップS26のNO)、非グレー画素とし(ステップS28)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS31)。
他方、白画素でなく(ステップS25のNO)、MS>0であれば(ステップS29のYES)、グレー画素とし(ステップS30)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS31)。
また、MS>0でなければ(ステップS29のNO)、非グレー画素とし(ステップS28)、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS31)。
11.グレー検出2:
以下、図15のフローチャートを用いて、グレー検出2の処理手順を説明する。ここで、グレー検出1では順方向で処理していたが、グレー検出2では逆方向で処理する。また、図15において、MSは1画素前の処理結果で、iは現在処理対象となっている主走査方向の画素位置、SS[i]は1ライン前の処理結果を表すものとする。
グレー検出1の結果がグレー画素であれば(ステップS41のYES)、MS=5(ステップS42)、グレー画素、SS[i]=MSとし、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS48)。
一方、グレー検出1の結果がグレー画素でなく(ステップS41のNO)、白画素であれば(ステップS43のYES)、MS>0であれば(ステップS44のYES)、MSから1つ減算して(ステップS45)、ステップS47へ進む。ここで、白画素とは、N値化したときの白画素のことである。
また、MS>0でなければ(ステップS44のNO)、グレー検出1の結果をそのまま出力して、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS46)。
MS>0であれば(ステップS47のYES)、グレー画素、SS[i]=MSとし、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS48)。
また、MS>0でなければ(ステップS47のNO)、グレー検出1の結果をそのまま出力して、SS[i]=MSとして、SS[i]を次のラインで使用する(ステップS46)。
このように、文字部は一般に濃いデータと薄い(白)データで構成され、文字部にはない写真の特徴である中濃度の塊をグレーとして検出している。この周辺画素を白画素の数が一定値を超えるまでグレー画素としている。これにより、グレー画素となった結果をグレー領域とする。
12.判定:
上述の結果から次のように判断して、YMCBkの画像データの二値化データを得る。
(1)解像度変換の出力結果が黒文字であれば、二値化データの結果を文字とする。
(2)文字検出2の出力が文字領域であり、網点検出2の出力が網点領域でなく、グレー検出2の出力がグレー領域でなければ、二値化データの結果を文字とする。
文字領域を網点領域とグレー領域と論理演算を行うのは、文字判定結果が本来、解像度の必要ない写真領域を文字領域としていたため写真領域にて補正をしている。
特に、写真領域は孤立点を非常に多く含んでおり、この補正を行うことにより、文字画像の圧縮率を向上し、画像も文字と非文字の混在が少なくなり画質向上も望める。
これに対して、黒文字は、コピー時に黒文字エッジとしている信号で、判定精度が高いので、そのまま文字として使用しても問題はない。
次に、図16を用いて、入力フォーマット変換部について詳細に説明する。
入力画像データがtifフォーマットであれば、TIFフォーマット展開部にてビットマップデータに展開する。また、Jpgフォーマットであれば、Jpgフォーマット展開部にてビットマップデータに展開する。さらに、圧縮フォーマットであれば、圧縮フォーマット展開部にて展開する。
出力選択部は、これらの3つのフォーマットの内ひとつを選択して出力と同時にRGBデータをYMCBkにデータを変換して出力する。
さらに、圧縮フォーマット展開部について説明する。
画像ファイル展開部は、図5の圧縮フォーマット生成部にて生成したファイルの中の3つファイルを、後段の二値画像展開部、背景画像展開部、文字画像展開部にそれぞれ対応した画像データを出力する。
二値画像展開部では、MMRを伸張してビットマップに展開し、背景画像展開部では背景画像のJpgをビットマップに、文字画像展開部では文字画像のJpgをビットマップに、それぞれ展開し、二値画像展開部の出力が文字領域であれば、文字画像展開部の出力である画像データを出力し、二値画像展開部の出力が非文字領域であれば、背景画像展開部の出力である画像データを出力する。
そして、3つに展開したビットマップデータは、画像ファイル合成部にて1枚のビットマップデータに合成することにより、1枚の画像を生成する(図6参照)。ここで、文字と非文字の解像度は2値画像の解像度と同じである。
実施形態に係るデジタル式のカラー画像処理装置の概略構成を示したブロック図である。 スキャナ補正部の構成を示すブロック図である。 プリンタ補正部の構成を示すブロック図である。 コントローラ部の構成を示すブロック図である。 出力フォーマット変換部の構成を示すブロック図である。 入力画像、ファイル画像と出力画像のイメージ図である。 二値化部の構成を示すブロック図である。 黒パターンの例である。 網点検出1の処理手順を説明するフローチャートである。 白パターンの例である。 網点パターンの例である。 網点検出2の処理手順を説明するフローチャートである。 グレー検出1の処理手順を説明するフローチャートである。 グレーパターンの例である。 グレー検出2の処理手順を説明するフローチャートである。 入力フォーマット変換部の構成を示すブロック図である。

Claims (4)

  1. 読み取った画像データに対して、白画素からなる所定の大きさの領域を検出する白領域検出手段と、前記画像データを二値化した画像データの濃い部分の孤立ドットをカウントする孤立ドットカウント手段と、前記白領域検出手段で検出した白領域から白領域の間で、前記孤立ドットカウント手段でカウントした値が所定の値より大きいときに、網点と判定する網点判定手段と、を備えることを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 請求項1に記載のカラー画像処理装置において、前記孤立ドットカウント手段は、インク色成分毎に独立してカウントするようにしたことを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載のカラー画像処理装置において、前記画像データに対して文字判定する文字判定手段を備え、前記文字判定手段で文字と判定されても、前記網点判定手段で網点と判定されたときには、非文字と判定するようにしたことを特徴とするカラー画像処理装置。
  4. 画像を読み取ってRGB画像データに変換する画像入力手段と、該RGB画像データを請求項1、2または3に記載のカラー画像処理装置で処理した画像処理結果を、ネットワークを介して外部機器へ送信する送信手段と、を備えることを特徴とするネットワークスキャナ装置。
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