JP2006244004A - 電子機器及び設定情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ネットワークのトラフィックを高くすることなく、効率的に電子機器内部の設定情報を管理することができる電子機器を提供する。
【解決手段】 管理装置から送信されるSNMPを利用した設定値応答要求に対して、内部のパラメータ設定値を応答として管理装置へ送信する電子機器であって、複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段と、設定値応答要求を管理装置から受信する受信手段と、設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、受信手段において設定値応答要求を受信した場合に、管理装置に対して設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを送信する送信手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 管理装置から送信されるSNMPを利用した設定値応答要求に対して、内部のパラメータ設定値を応答として管理装置へ送信する電子機器であって、複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段と、設定値応答要求を管理装置から受信する受信手段と、設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、受信手段において設定値応答要求を受信した場合に、管理装置に対して設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを送信する送信手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、SNMP(Simple Network Management Protcol)を利用して、管理対象の電子機器内の情報を取得する設定情報取得方法に関する。
従来から、画像形成装置等の電子機器を管理する管理装置からネットワーク経由でSNMP(Simple Network Management Protcol)を利用して、画像形成装置内に設定されているパラメータ(例えばコピー枚数など)の変更要求に対して、画像形成装置が内部のパラメータを変更して変更要求を行った管理装置へ送信する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
SNMPは、TCP/IPネットワークにおいて、ネットワークに接続される電子機器を管理・制御するためのプロトコルである。管理・制御の対象となる電子機器は、MIB(Management Information Base)と呼ばれる自己の状態を外部に知らせるために公開する情報を持ち、管理装置は電子機器の持つMIBに基づいて設定・管理を行う。SNMPを利用して、MIBの取得を行うときは、管理装置は電子機器に対してGetRequestやGetNextRequestを発行する。GetRequestは管理装置が指定したMIBの値を取得するためのコマンドであり、GetNextRequestは、管理装置が指定したMIBの次の値を取得するためのコマンドである。管理装置が、電子機器が持つすべての設定情報を取得するには、GetNextRequestを用いて、電子機器の持つMIB情報を最初から最後までたどりながら取得する方法が用いられるのが一般的である。
特開2001−005625号公報
SNMPは、TCP/IPネットワークにおいて、ネットワークに接続される電子機器を管理・制御するためのプロトコルである。管理・制御の対象となる電子機器は、MIB(Management Information Base)と呼ばれる自己の状態を外部に知らせるために公開する情報を持ち、管理装置は電子機器の持つMIBに基づいて設定・管理を行う。SNMPを利用して、MIBの取得を行うときは、管理装置は電子機器に対してGetRequestやGetNextRequestを発行する。GetRequestは管理装置が指定したMIBの値を取得するためのコマンドであり、GetNextRequestは、管理装置が指定したMIBの次の値を取得するためのコマンドである。管理装置が、電子機器が持つすべての設定情報を取得するには、GetNextRequestを用いて、電子機器の持つMIB情報を最初から最後までたどりながら取得する方法が用いられるのが一般的である。
しかしながら、GetNextRequestに対して、電子機器は要求されたMIBに対する現在の設定値を返すため、管理装置が電子機器の現在の設定値をリアルタイムで管理画面に表示する場合は、周期的に電子機器のもつすべてのMIB情報を取得し直さなければならず、ネットワークのトラフィック負荷が高くなるという問題がある。ネットワークのトラフィック負荷は、ネットワークに接続される管理対象の電子機器の台数に比例して増加するため、この問題が顕著となる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ネットワークのトラフィックを高くすることなく、効率的に電子機器内部の設定情報を管理することができる電子機器及び設定情報取得方法を提供することを目的とする。
本発明は、管理装置から送信されるSNMPを利用した設定値応答要求に対して、内部のパラメータ設定値を応答として前記管理装置へ送信する電子機器であって、複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段と、前記設定値応答要求を前記管理装置から受信する受信手段と、前記設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、前記受信手段において前記設定値応答要求を受信した場合に、前記管理装置に対して前記設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明は、複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段とを備えた電子機器に対して、管理装置から送信したSNMPを利用した設定値応答要求に対して、電子機器内部のパラメータ設定値を前記管理装置へ応答することにより前記管理装置が設定情報取得する方法であって、前記電子機器が、前記設定値応答要求を前記管理装置から受信する受信過程と、前記設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、前記設定値応答要求を受信した場合に、前記管理装置に対して前記設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを電子機器が送信する送信過程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、受信手段において設定値応答要求を受信した場合に、管理装置に対して設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを送信するようにしたため、ネットワークのトラフィックを高くすることなく効率的に設定情報の取得を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による電子機器を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、ネットワークNに接続される電子機器を管理する管理装置であり、コンピュータサーバ等によって構成される。符号2、3は、ネットワークNに接続され、管理装置1によって管理される被管理装置の電子機器であり、ここでは、被管理装置の電子機器がプリンタであるものとして説明する。符号21は、ネットワークNを介して、管理装置1との間で情報通信を行う通信部である。符号22は、通信部21を介して、管理装置1から設定値応答要求を受信する受信部である。符号23は、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶部である。符号24は、管理装置1からの設定値応答要求に対する応答を送信する送信部である。符号25は、プリンタ2内の複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶部である。符号26は、印刷用紙に印刷を行う画像形成部である。画像形成部26において使用するパラメータは、設定値記憶部25に記憶する。
なお、図1に図示していないが、ネットワークNには、文書データ等を作成し、プリンタ2、3を使用して文書の印刷を実行するホストコンピュータ(パソコン)が接続される。
なお、図1に図示していないが、ネットワークNには、文書データ等を作成し、プリンタ2、3を使用して文書の印刷を実行するホストコンピュータ(パソコン)が接続される。
ここで、図4を参照して、設定値記憶部25のテーブル構造を説明する。設定値記憶部25は、プリンタ2内のパラメータを識別するための識別番号(MIB)毎に、工場出荷時に設定されているデフォルト設定値と、現時点で設定されている現在値と、デフォルト値と現在値とが異なる場合に「1」がセットされる変更フラグとが記憶される。デフォルト設定値は、工場出荷時に設定された値であり、書き換えは行われない記憶領域である。現在値と変更フラグは、画像形成部26の状態に応じて、画像形成部26が書き換えを行う記憶領域であり、画像形成部26が現在の状態に基づいて現在値を書き込み、書き込んだ現在値がデフォルト設定値と異なる場合に、変更フラグをセットし(「1」にする)、デフォルト値に戻った時に変更フラグをリセットする(「0」にする)。図4に示す例では、説明を簡単にするためにパラメータを識別するための識別番号(MIB)に値の意味を示した。以下の説明において、個別のパラメータを特定する場合、値の意味の欄に記載されている用語を用いる。
次に、図3を参照して、管理装置1の機器管理動作を簡単に説明する。管理装置1が電子機器設定情報取得を開始(ステップS11)すると、管理装置1は、管理対象の電子機器デフォルト設定値を取得済みであるか否かを判定する(ステップS12)。この判定の結果、デフォルト設定値を取得していなければ、管理装置1は、管理対象の電子機器(ここではプリンタ2)に対して、電子機器デフォルト設定取得モードをセットする要求を送信する(ステップS13)。そして、管理装置1は、電子機器デフォルト設定値を取得し、管理装置1内部の記憶装置に取得したデフォルト設定値を格納する。(ステップS14)。これにより、管理装置1内に管理対象の電子機器のデフォルト設定値が記憶されたことになる。
次に、管理装置1は、デフォルト設定値が取得済みであれば、管理対象のプリンタ2に対して、変更パラメータ取得モードをセットする要求を送信する(ステップS15)。そして、管理装置1は、予め決められたタイミングでGetNextRequestを発行して、プリンタ2から変更されたパラメータのみを取得し(ステップS16)、この取得した変更パラメータを管理画面に反映する(ステップS17)。このとき、管理装置1は、事前にデフォルト設定値を取得してあるため、変更パラメータのみを取得すれば全てのパラメータについて現在設定されている値を管理画面に表示することが可能となる。
次に、図2を参照して、図1に示すプリンタ2の動作を説明する。まず、受信部22が管理装置1から設定値取得モードをセットする要求を受信すると、受信部22は、要求された設定値取得モードを識別できる情報を設定モード記憶部23へ記憶する。設定モード記憶部23には、(1)設定値取得モードが設定されていない、(2)デフォルト設定値取得モードが設定されている、(3)変更パラメータ取得モードが設定されている、の3種類のモードのいずれかが設定されていることを示す識別情報が記憶される。
次に、受信部22が管理装置1から設定情報取得要求(GetNextRequest)を受信する(ステップS1)と、受信部22は、設定情報取得要求を受信したことを送信部24へ通知する。これを受けて、送信部24は、設定モード記憶部23を参照して、管理装置1から設定値取得モードが行われいるか否かを判定する(ステップS2)。この判定の結果、設定値取得モードが設定されていない場合、送信部24は、設定値記憶部25から現在の設定値を読み出して、管理装置1へ送信する(ステップS3)。
一方、設定値取得モードが設定されている場合、送信部24は、設定モード記憶部23を参照して、設定されている設定値取得モードが、デフォルト設定値取得モードであるか、変更パラメータ取得モードであるかを判定する(ステップS4)。この判定の結果、デフォルト設定値取得モードが設定されていれば、送信部25は、設定値記憶部25からデフォルトの設定値を読み出して、管理装置1へ送信する(ステップS5)。変更パラメータ取得モードが設定されていれば、送信部25は、設定値記憶部25に記憶されている変更フラグが「1」であるパラメータの現在値を読み出して、管理装置1へ送信する(ステップS6)。
例えば、変更パラメータ取得モードが設定されているときに、初めての設定情報取得要求(GetNextRequest)を受信すると、送信部24は、コピー枚数の現在値(この例では「99」)を返す。そして、次の設定情報取得要求(GetNextRequest)を受信した場合に、送信部24は、解像度の現在値(この例では「300」)を返し、さらに次の設定情報取得要求(GetNextRequest)を受信した場合には、デフォルト排紙の現在値(この例では「2」)を返す。このように、変更フラグがセットされているパラメータのみを返すようにしたため、設定値取得モードが設定されていない場合の現在値の送信回数が図4に示す例では、7回であるのに対して、変更パラメータ取得モードが設定されている場合は、3回の送信で済み、ネットワークNのトラフィック負荷を低減することが可能となる。
前述した説明においては、管理される電子機器として、プリンタを例にして説明したが、管理対象の電子機器は、TCP/IPネットワークに接続され、SNMPを利用して管理・制御することが可能な機器であれば何でもよい。例えば、複合機能を有した画像形成装置、ネットワーク家電、パソコンやサーバなどの情報機器、パソコンの周辺機器、USBデバイスやデジタルカメラなどに適用可能である。
なお、図1における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより設定情報取得処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1・・・管理装置、2、3・・・プリンタ、21・・・通信部、22・・・受信部、23・・・設定モード記憶部、24・・・送信部、25・・・設定値記憶部、26・・・画像形成部
Claims (2)
- 管理装置から送信されるSNMPを利用した設定値応答要求に対して、内部のパラメータ設定値を応答として前記管理装置へ送信する電子機器であって、
複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、
設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段と、
前記設定値応答要求を前記管理装置から受信する受信手段と、
前記設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、前記受信手段において前記設定値応答要求を受信した場合に、前記管理装置に対して前記設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 複数のパラメータそれぞれについて、デフォルト値と現在値とを記憶する設定値記憶手段と、設定されている設定値取得モードを記憶する設定モード記憶手段とを備えた電子機器に対して、管理装置から送信したSNMPを利用した設定値応答要求に対して、電子機器内部のパラメータ設定値を前記管理装置へ応答することにより前記管理装置が設定情報取得する方法であって、
前記電子機器が、前記設定値応答要求を前記管理装置から受信する受信過程と、
前記設定モード記憶手段に記憶されている設定値取得モードが変更パラメータ取得モードであるときに、前記設定値応答要求を受信した場合に、前記管理装置に対して前記設定値記憶手段に記憶されている現在値のうち、デフォルト値と異なるパラメータの現在値のみを電子機器が送信する送信過程と
を有することを特徴とする設定情報取得方法。
Priority Applications (1)
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JP2005057079A JP2006244004A (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 電子機器及び設定情報取得方法 |
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JP2010211580A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Omron Corp | 電子機器、設定機器および通信方法 |
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