JP2006242322A - 脚装置 - Google Patents

脚装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006242322A
JP2006242322A JP2005060757A JP2005060757A JP2006242322A JP 2006242322 A JP2006242322 A JP 2006242322A JP 2005060757 A JP2005060757 A JP 2005060757A JP 2005060757 A JP2005060757 A JP 2005060757A JP 2006242322 A JP2006242322 A JP 2006242322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grounding
base body
screw
rotary operation
leg device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005060757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4727259B2 (ja
Inventor
Yasuhiko Inoue
泰彦 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2005060757A priority Critical patent/JP4727259B2/ja
Publication of JP2006242322A publication Critical patent/JP2006242322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4727259B2 publication Critical patent/JP4727259B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】支持対象物の高さ調整のときに支持対象物の設置位置などに前後左右のズレを生じさせないようにする。
【解決手段】ベース体1には、上下方向に延びる軸部11と、第一ねじ部12とが設けられている。接地体3は、ベース体1の軸部11を筒内部に入れ込ませるようにしてこの軸部11に沿って上下方向にのみ移動可能に組み合わされた筒状をなし、かつ、外周部に第二ねじ部31を備えている。回転操作体2は、軸部11を略回転中心とする回転操作可能に構成されていると共に、第一ねじ部12に噛み合う第一噛み合い部23cと、第二ねじ部31に噛み合う第二噛み合い部23fとを有している。回転操作体2の正転操作によりベース体1は上方に、かつ、接地体3は下方に移動されると共に、回転操作体2の逆転操作によりベース体1は下方に、かつ、接地体3は上方に移動されるようになっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、各種の支持対象物に取り付けられてこの支持対象物の脚となると共に、かかる支持対象物を高さ調整可能に支持する機能を備えた脚装置の改良に関する。
下端に接地部を備えたボルト状の脚と、この脚のネジに噛み合うロックピースを内蔵した取り付け用ケースとを組み合わせてなる機器用調整脚がある。(特許文献1参照)
しかるに、かかる調整脚にあっては、機器の高さの微調整にあたっては脚を回転させる必要があるため、この微調整のときに機器の設置位置に前後左右のズレを少なからず生じさせてしまうものであった。また、この調整脚にあっては、脚はケースを通り抜けるスタイルのものであるため、調整脚の全高は脚の全長に支配されており、この結果、ケース下面からの脚の突き出し量を小さくさせた場合の、ケース上面から突き出される脚の寸法分の収納スペースなどを機器側に必要とさせるものであった。
特開2003−311092号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の脚装置において、支持対象物の高さ調整のときに支持対象物の設置位置などに前後左右のズレを生じさせることがなく、しかも、支持対象物側に脚装置のためだけに用いる空間などを特に設ける必要を生じさせることがないようにする点にある。
前記問題点を解決するために、この発明にあっては、脚装置を以下の(1)〜(5)の構成を備えたものとした。
(1)ベース体と、回転操作体と、接地体とを備えており、
(2)ベース体には、支持対象物への取り付け部と、上下方向に延びる軸部と、第一ねじ部とが設けられており、
(3)接地体は、筒下端を接地部とすると共に、ベース体の軸部を筒内部に入れ込ませるようにしてこの軸部に沿って上下方向にのみ移動可能に組み合わされた筒状をなし、かつ、外周部に第二ねじ部を備えており、
(4)回転操作体は、前記軸部を略回転中心とする回転操作可能に構成されていると共に、第一ねじ部に噛み合う第一噛み合い部と、第二ねじ部に噛み合う第二噛み合い部とを有しており、
(5)回転操作体の正転操作によりベース体は上方に、かつ、接地体は下方に移動されると共に、
回転操作体の逆転操作によりベース体は下方に、かつ、接地体は上方に移動されるようになっている。
かかる構成により、回転操作体を正転操作させることにより、支持対象物に取り付けられたベース体を上方に、かつ、テーブル面や机上面やフロア面などに接地部を接しさせた接地体を下方に移動させて、脚装置によって支持された支持対象物の箇所を上昇させることができ、また、回転操作体を逆転操作させることにより、支持対象物に取り付けられたベース体を下方に、かつ、テーブル面や机上面やフロア面などに接地部を接しさせた接地体を上方に移動させて、脚装置によって支持された支持対象物の箇所を下降させることができる。回転操作体の回転操作によって回転されるのはこの回転操作体のみであり、接地体は回転しないことから、支持対象物の高さ調整にあたり、支持対象物の設置位置などに前後左右のズレを生じさせることがない。また、接地体はベースの軸部を内側に入り込ませるようにして支持されており、接地体が下方に移動され切った場合の脚装置の全高(接地部からベース体の上面)に対して、上方に移動され切った場合の脚装置の全高を小さくさせることができ、接地体を入り込ませるための無用の空間などを支持対象物側あるいはその内部に必要としない特長を有する。
前記第一ねじ部に対し第二ねじ部が逆向きのねじとなるようにしておくことにより、回転操作体の正転操作によりベース体は上方に、かつ、接地体は下方に移動されると共に、回転操作体の逆転操作によりベース体は下方に、かつ、接地体は上方に移動されるようにできる。
前記ベース体が、筒内側に第一ねじ部を備えた筒状をなす主体部を備えるようにしておくこともある。
回転操作体を回転操作すると、第一ねじ部にこの回転操作体の第一噛み合い部を噛み合わせているベース体は上方又は下方に移動されるが、第一ねじ部はベース体、ひいては、脚装置の外側に露出されないことから、このようにした場合、脚装置の外観性を高めることができる。
前記回転操作体を、外周部に操作用把持部が形成された外筒部分と、内筒部分とを備えたものとし、
内筒部分の内側に接地体を通し、かつ、この内側に第二噛み合い部を形成させておくと共に、
内筒部分と外筒部分との間にベース体を入り込ませ、かつ、この内筒部分の外側に第一噛み合い部を形成させておくこともある。
このようにした場合、操作用把持部を利用して回転操作体を外部から容易に回転操作させることができると共に、この回転操作により、回転操作体内にベース体および接地体が入り込み、または、この回転操作により、回転操作体内からベース体および接地体が繰り出されるように、脚装置を動作させることができる。
前記接地体の接地部を、ゴム又は軟質のプラスチック材料によって構成させておくこともある。
このようにした場合、脚装置の接地部とテーブル面や机上面やフロア面などとの摩擦係数を高めて支持対象物を脚装置を介して安定的に支持させることができると共に、これらの面に脚措置の接地部が傷などを付けてしまわないようにすることができる。
この発明にかかる脚装置によれば、回転操作体を回転操作しても接地体は回転されることがなく、支持対象物の高さ調整のときに支持対象物の設置位置などに前後左右のズレを生じさせることがない。また、接地体はベース体の軸部を内部に入れ込ませてこの軸部に支持されており、上方に移動されればされるほど脚装置の全高は小さくなるので、支持対象物側に脚装置用の格別の空間などを特に必要としない特長を有する。
以下、図1ないし図12に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1は、支持対象物Pの一部と脚装置Lを分離させた状態として、また、図2および図3は、脚装置Lの使用状態をそれぞれ表しており、図2は脚装置Lの全高が最も大きくなった様子を、また、図3は脚装置Lの全高が最も小さくなった様子を示している。図4は、脚装置Lを上方から視て示している。
また、図5および図6は、ベース体1の主要部分を、図7は、回転操作体2を構成するダイヤル体22とロックナット体23とを一緒に表しており、また、図8はロックナット体23を、図9は、ダイヤル体22を、それぞれ上方から視て示している。また、図10は、ベース体1を構成する軸部11と、接地体3とを一緒に表しており、また、図11は、接地体3を下方から視て、また、図12は、軸部11を上方から視て、それぞれ示している。
この実施の形態にかかる脚装置Lは、各種の支持対象物Pに取り付けられてこの支持対象物Pの脚となると共に、かかる支持対象物Pを高さ調整(レベル調整)可能に支持する機能(アジャスター機能)を備えたものである。
具体的には、かかる脚装置Lは、例えば、いわゆる液晶プロジェクター、映写機、スライド映写機などの投影機の脚として、あるいはまた、三脚などの脚の下端部に取り付けられてこの脚の一部をなすものとして、用いることができる。この脚装置Lがかかる投影機に用いられる場合には、この投影機の投影レンズが設けられた前部側の下部に設けられてこの投影機の傾斜角を調整するように用いられ、これにより、この投影レンズから投影される映像がスクリーンなどに映し出される高さ位置を調整するように用いられる。
かかる脚装置Lは、ベース体1と、回転操作体2と、接地体3とを備えている。
(ベース体1)
ベース体1には、支持対象物Pへの取り付け部10と、上下方向に延びる軸部11と、第一ねじ部12とが設けられている。
図示の例では、かかるベース体1は、筒下端を開放させた円筒状をなす主体部13を有している。この主体部13の筒上端は、この筒上端を塞ぐ大きさの幅広部と、この幅広部に連続して主体部13の側方に張り出す幅狭部とを備えた上板部14の下面に一体に接合されている。この上板部14の幅狭部の末端にはネジ16の通し穴14aが形成されており、また、幅広部におけるこの末端に対向する位置には上方に向けて立ち上がった後、屈曲して側方に突き出すように形成された舌片14bが形成されている。また、上板部14の幅広部の中央には上方に向けて突き出すと共に、内部を主体部13に連通させた、この主体部13よりも小径の円筒状部15が形成されている。そして、図示の例にあっては、かかる円筒状部15の入れ込まれる貫通孔Pbと、この貫通孔Pbを挟んだ一方側に設けられたネジ穴Pcと、この貫通孔Pbを挟んだ他方側に設けられた方形穴Pdとを備えた支持対象物Pの底板Paの一部に対し、方形穴Pdに舌片14bを入れ込みながら貫通孔Pbに円筒状部15を下方から入れ込むと共に、通し穴14aを通じてネジ穴Pcにネジ16を下方からネジ付けることにより、かかる支持対象物Pの底板Paにベース体1、ひいては脚装置Lの上部を取り付けるようにしてある。すなわち、図示の例にあっては、かかるベース体1の上板部14が支持対象物Pへの取り付け部10として機能するようになっている。
また、図示の例では、前記軸部11は、円柱の棒状をなすように構成されている。かかる軸部11は、軸上端にねじ穴11aを有すると共に、このねじ穴11aの入り口の両側に放射方向に延びるリブ11bを有している。そして、図示の例では、前記円筒状部15の天部15aの略中央部に形成された中央をネジの入れ込まれる広径部とした長穴15bに、かかるリブ11bを入れ込ませると共に、この長穴15bの広径部を通じて前記ねじ穴11aに上方からネジ11cをネジ付けることにより、この円筒状部15の天部15aの下面に軸部11の軸上端を固定させるようにしている。このように固定された軸部11は、円筒状部15および主体部13の筒軸線上にその軸線を位置させるように配されている。また、かかる軸部11の周面部には、軸部11の軸上端において溝上端を上方に開放させると共に、軸部11の軸下端との間にやや間隔を残した位置に溝下端11eを位置させるように、この軸部11の軸線に沿って形成された回り止め溝11dが、この軸部11の周方向において隣り合う回り止め溝11dとの間に略等しい間隔開けて四カ所に設けられている。そして、図示の例では、円筒状をなす接地体3の筒上端の内側に形成された後述する突片32をこの回り止め溝11dに入れ込ませた状態で、この接地体3の内側に軸部11が入れ込まれ、これにより、接地体3は、かかる軸部11に沿って上下方向にのみ移動可能となるようにベース体1に組み合わされている。
また、図示の例では、ベース体1の主体部13の筒内側に第一ねじ部12が形成されている。すなわち、図示の例では、第一ねじ部12はベース体1の主体部13の内周面に、この主体部13の筒軸線を巡るように形成された雌ねじとして形成されている。
後述するように、回転操作体2を回転操作すると、第一ねじ部12にこの回転操作体2の第一噛み合い部23cを噛み合わせているベース体1は上方又は下方に移動されるが、第一ねじ部12はベース体1、ひいては、脚装置Lの外側に露出されないことから、このようにした場合、脚装置Lの外観性を高めることができる。
(接地体3)
接地体3は、筒下端を接地部30とすると共に、ベース体1の軸部11を筒内部に入れ込ませるようにしてこの軸部11に沿って上下方向にのみ移動可能に組み合わされた筒状をなし、かつ、外周部に第二ねじ部31を備えている。
図示の例では、かかる接地体3は、円筒状をなすように構成されている。その筒上端の内側には、隣り合う突片32との間に略等しい間隔を開けて四カ所の突片32が形成されている。図示の例にあっては、この接地体3の内径とベース体1の軸部11の外径とが略等しくなっており、接地体3の筒下端より軸部11の軸上端を先にしてこの接地体3内に、前記のようにベース体1の円筒状部15に固定する前に、軸部11の回り止め溝11dに対応する突片32を入れ込ませるようにして、入れ込ませた後、この軸部11を前記のように固定させることにより、ベース体1に対し上下方向にのみ移動可能な状態で(つまり、軸部11を中心に接地体3が回転しないようにした状態で)接地体3を組み合わせている。図示の例では、接地体3は、その筒上端をベース体1の円筒状部15の天部15aの下面に突き当てさせる位置と、軸部11の回り止め溝11dの溝下端11eに突片32を突き当てさせる位置との間で、その上下動を許容されるようになっている。
接地体3は、第二ねじ部31によって、ボルト状の外観を呈している。すなわち、図示の例にあっては、第二ねじ部31は雄ねじとして構成されている。
また、図示の例では、かかる接地体3の接地部30が、ゴム又は軟質のプラスチック材料によって構成されている。
具体的には、図示の例にあっては、接地体3の開放された筒下端を、この接地体3とベース体1の軸部11とを前記のように組み合わせた後に、円盤状をなすゴム又は軟質のプラスチック材料よりなる板体33によって塞ぐように、この筒下端にかかる板体33を接着などにより止着させており、この板体33の下面が支持対象物Pの下方に位置されるテーブル面や机上面やフロア面などに接するようになっている。
これにより、この実施の形態にあっては、脚装置Lの接地部30とテーブル面や机上面やフロア面などとの摩擦係数を高めて支持対象物Pを脚装置Lを介して安定的に支持させることができると共に、これらの面に脚措置の接地部30が傷などを付けてしまわないようにすることができる。回転操作体2の回転操作によって接地体3は回転しないので、接地部30をゴム又は軟質のプラスチック材料によって構成させておいても、脚装置の機能に何らの支障も生じさせない。
(回転操作体2)
回転操作体2は、前記軸部11を略回転中心とする回転操作可能に構成されていると共に、第一ねじ部12に噛み合う第一噛み合い部23cと、第二ねじ部31に噛み合う第二噛み合い部23fとを有しており、
回転操作体2の正転操作によりベース体1は上方に、かつ、接地体3は下方に移動されると共に、
回転操作体2の逆転操作によりベース体1は下方に、かつ、接地体3は上方に移動されるようになっている。
図示の例にあっては、かかる回転操作体2は、外周部に操作用把持部20aが形成された外筒部分20と、内筒部分21とを備えている。
内筒部分21の内側に接地体3が通り、かつ、この内側に第二噛み合い部23fが形成されていると共に、
内筒部分21と外筒部分20との間にベース体1が入り込み、かつ、この内筒部分21の外側に第一噛み合い部23cが形成されている。
これにより、この実施の形態にあっては、操作用把持部20aを利用して回転操作体2を外部から容易に回転操作させることができると共に、この回転操作により、回転操作体2内にベース体1および接地体3が入り込み、または、この回転操作により、回転操作体2内からベース体1および接地体3が繰り出されるように、脚装置Lを動作させることができる。
かかる入り込みによって、脚装置Lの全高は小さくなり、支持対象物Pにおける脚装置Lによって支えられていた箇所は下降される。また、かかる繰り出しによって、脚装置Lの全高は大きくなり、支持対象物Pにおける脚装置Lによって支えられていた箇所は上昇される。
図示の例では、回転操作体2は、操作用把持部20aを備えた外筒部分20と、内筒部分21の一部とを有したダイヤル体22と、
このダイヤル体22に組み合わされてこのダイヤル体22の一部と一緒に内筒部分21を完成させるロックナット体23とを備えている。
かかるダイヤル体22の外筒部分20は円筒状をなすと共に、ベース体1の主体部13の外径と略等しい内径を有している。一方、内筒部分21も略円筒状をなすと共に、ベース体1の主体部13の内径と略等しい外径を有している。図示の例では、かかる外筒部分20と内筒部分21との間に上方からベース体1の主体部13がその筒下端側より入り込んだ状態で、ベース体1と回転操作体2とが組み合わされている。また、内筒部分21の内径は接地体3の外径と略等しくなっている。
図示の例では、かかるダイヤル体22の外筒部分20の外側にさらに、短寸の筒体24がその筒上端と外筒部分20の外周面との間に亘る連接フランジ24aを介して備え付けられている。この筒体24の外周面にはこの筒体24の周方向において隣り合う縦溝24bとの間に略等しい間隔を開けるようにして複数の縦溝24b、24b…が形成されており、これによりこの筒体24をつまみ、あるいは、つかみ易いようにしてある。すなわち、図示の例では、かかる筒体24が前記操作用把持部20aとして機能するようになっている。
また、ダイヤル体22の内筒部分21の一部となる箇所22aは、筒両端を共に開放させた円筒状をなすように構成されている。この箇所22aは、外筒部分20の筒下端とこの箇所22aの筒下端との間に亘る周回連接板22bによってこの外筒部分20の略中央部に支持されている。すなわち、図示の例では、外筒部分20と内筒部分21との間に、上方において開放された円状の周回溝が作られている。また、かかる箇所22aは太径基部22cとこれよりも細径の上部22dとからなり、上方に向いた段差面22eを有すると共に、この上部22dの外面部であってその直径方向両側位置には、この上部22dの上端から段差面22eまで続く凹所22fが形成されている。また、この上部22dの上端側であって、一対のこの凹所22f、22fの間となる位置にはそれぞれ、掛合爪22gが形成されている。また、一対の凹所22f、22fの一方の下方には、太径基部22cの側部の一部を割り欠くように形成されると共に、段差面22e位置において上方に抜け、かつ、周回連接板22b位置において下方に抜けた欠設部22hが形成されている。
一方、ロックナット体23は、
円形のリング部23aと、
このリング部23aのリング上端であってその直径方向両側位置にそれぞれ上方に向けて突き出すように形成された上部突出部23bと、
このリング部23aのリング下端であって、一対の上部突出部23b、23bの一方の直下位置において下方に向けて突き出すように形成された下部突出部23eとを備えている。
そして、図示の例にあっては、上部突出部23bおよび下部突出部23eはいずれも、その内外側面を、リング部23aの円弧に沿った弧状をなすように湾曲させていると共に、上部突出部23bの外側面に第一噛み合い部23cが、下部突出部23eの内側面に第二噛み合い部23fがそれぞれ形成されている。図示の例では、第一噛み合い部23cは、前記第一ねじ部12に噛み合う雄ねじの一部を上部突出部23bの外側面に形成させるようにして構成されており、また、第二噛み合い部23fは、前記第二ねじ部31に噛み合う雌ねじの一部を下部突出部23eの内側面に形成させるようにして構成されている。
かかるロックナット体23のリング部23aの内径はダイヤル体22における前記箇所22aの上部の外径と略等しく、また、このリング部23aの上下寸法はダイヤル体22のこの箇所22aにおける掛合爪22gと段差面22eとの間の寸法と略等しくなっている。また、前記上部突出部23bの内側にはそれぞれ、ダイヤル体22の前記箇所22aの上部に形成させた凹所22fにはまり込む形を持った凸所23dが形成されている。また、前記下部突出部23eは前記欠設部22hに納まる形を持つように構成されている。
そして、図示の例では、ダイヤル体22の凹所22fにロックナット体23の凸所23dが上方から納まるように、ダイヤル体22の前記段差面22eにロックナット体23のリング部23aのリング下端が突き当てられる位置までこのリング部23aの内側にダイヤル体22の前記箇所22aの上部22dを入れ込ませることにより、両者が一体的に組み合わされるようになっている。この組み合わせに伴って主としてリング部23a側の弾性変形により掛合爪22gの下端下にリング部23aが入り込み掛合爪22gと段差面22eとの間にリング部23aは安定的に保持されるようになっている。また、この組み合わせにより、前記下部突出部23eは前記欠設部22hを埋めるように入り込み、内筒部分21が完成されると共に、下部突出部23eの第二噛み合い部23fは内筒部分21内に位置されるようになっている。この組み合わせにより構成された回転操作体2の内筒部分21内に下方より、前記固定をなす前の軸部11と組み合わせた接地体3を、その第二ねじ部31を第二噛み合い部23fにねじ付けながら入れ込んだ後、今度は、回転操作体2の外筒部分20の内側に上方からベース体1の主体部13を、その第一ねじ部12を第一噛み合い部23cにねじ付けながら入れ込み、この後前記固定をなすことにより脚装置Lのアッセンブリーがなされる。
(機能)
この実施の形態にかかる脚装置Lにあっては、回転操作体2を正転操作させることにより、支持対象物Pに取り付けられたベース体1を上方に、かつ、テーブル面や机上面やフロア面などに接地部30を接しさせた接地体3を下方に移動させて、脚装置Lによって支持された支持対象物Pの箇所22aを上昇させることができ、また、回転操作体2を逆転操作させることにより、支持対象物Pに取り付けられたベース体1を下方に、かつ、テーブル面や机上面やフロア面などに接地部30を接しさせた接地体3を上方に移動させて、脚装置Lによって支持された支持対象物Pの箇所22aを下降させることができる。回転操作体2の回転操作によって回転されるのはこの回転操作体2のみであり、接地体3は回転しないことから、支持対象物Pの高さ調整にあたり、支持対象物Pの設置位置などに前後左右のズレを生じさせることがない。また、接地体3はベースの軸部11を内側に入り込ませるようにして支持されており、接地体3が下方に移動され切った場合の脚装置Lの全高(接地部30からベース体1の上面)に対して、上方に移動され切った場合の脚装置Lの全高を小さくさせることができ、接地体3を入り込ませるための無用の空間などを支持対象物P側あるいはその内部に必要としない特長を有する。
図示の例では、前記第一ねじ部12に対し第二ねじ部31が逆向きのねじとなるようにしてある。これにより、回転操作体2の正転操作によりベース体1は上方に、かつ、接地体3は下方に移動されると共に、回転操作体2の逆転操作によりベース体1は下方に、かつ、接地体3は上方に移動されるようになっている。
脚装置Lの斜視図 同使用状態を示した要部破断側面図 同使用状態を示した要部破断側面図 脚装置Lの平面図 ベース体1を構成する主体部13および上板部14の平面図 同要部破断側面図 回転操作体2を構成するダイヤル体22とロックナット体23の分離断面図 ロックナット体23の平面図 ダイヤル体22の平面図 接地体3と軸部11の分離側面図 図10におけるA−A線矢視図 図10におけるB−B線矢視図
符号の説明
L 脚装置
1 ベース体
10 取り付け部
11 軸部
12 第一ねじ部
2 回転操作体
23c 第一噛み合い部
23f 第二噛み合い部
3 接地体
30 接地部
31 第二ねじ部

Claims (5)

  1. ベース体と、回転操作体と、接地体とを備えており、
    ベース体には、支持対象物への取り付け部と、上下方向に延びる軸部と、第一ねじ部とが設けられており、
    接地体は、筒下端を接地部とすると共に、ベース体の軸部を筒内部に入れ込ませるようにしてこの軸部に沿って上下方向にのみ移動可能に組み合わされた筒状をなし、かつ、外周部に第二ねじ部を備えており、
    回転操作体は、前記軸部を略回転中心とする回転操作可能に構成されていると共に、第一ねじ部に噛み合う第一噛み合い部と、第二ねじ部に噛み合う第二噛み合い部とを有しており、
    回転操作体の正転操作によりベース体は上方に、かつ、接地体は下方に移動されると共に、
    回転操作体の逆転操作によりベース体は下方に、かつ、接地体は上方に移動されるようになっていることを特徴とする脚装置。
  2. 第一ねじ部に対し第二ねじ部が逆向きのねじとなるようにしてあることを特徴とする請求項1記載の脚装置。
  3. ベース体が、筒内側に第一ねじ部を備えた筒状をなす主体部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の脚装置。
  4. 回転操作体が、外周部に操作用把持部が形成された外筒部分と、内筒部分とを備えており、
    内筒部分の内側に接地体が通り、かつ、この内側に第二噛み合い部が形成されていると共に、
    内筒部分と外筒部分との間にベース体が入り込み、かつ、この内筒部分の外側に第一噛み合い部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の脚装置。
  5. 接地体の接地部が、ゴム又は軟質のプラスチック材料によって構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の脚装置。
JP2005060757A 2005-03-04 2005-03-04 脚装置 Expired - Fee Related JP4727259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005060757A JP4727259B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 脚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005060757A JP4727259B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 脚装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006242322A true JP2006242322A (ja) 2006-09-14
JP4727259B2 JP4727259B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=37048943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005060757A Expired - Fee Related JP4727259B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 脚装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4727259B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071989A (ja) * 2010-08-24 2012-04-12 Manitowoc Crane Group France Sas 調節式の足元支持具
KR200467669Y1 (ko) 2011-09-19 2013-06-27 양영희 수평조절장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045674A (ja) * 1990-04-21 1992-01-09 Olympus Optical Co Ltd ローラ式現像ヘッド
JPH11206490A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Nifco Inc 高さ調節脚
JP2003311092A (ja) * 2002-04-25 2003-11-05 Nix Inc 機器用調整脚
WO2004085908A2 (de) * 2003-03-26 2004-10-07 Leica Microsystems Wetzlar Gmbh Vorrichtung zur höhenverstellung und träger für optische systeme mit vorrichtungen zur höhenverstellung

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085582Y2 (ja) * 1990-04-27 1996-02-14 シャープ株式会社 器具の脚装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045674A (ja) * 1990-04-21 1992-01-09 Olympus Optical Co Ltd ローラ式現像ヘッド
JPH11206490A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Nifco Inc 高さ調節脚
JP2003311092A (ja) * 2002-04-25 2003-11-05 Nix Inc 機器用調整脚
WO2004085908A2 (de) * 2003-03-26 2004-10-07 Leica Microsystems Wetzlar Gmbh Vorrichtung zur höhenverstellung und träger für optische systeme mit vorrichtungen zur höhenverstellung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071989A (ja) * 2010-08-24 2012-04-12 Manitowoc Crane Group France Sas 調節式の足元支持具
US9132998B2 (en) 2010-08-24 2015-09-15 Manitowoc Crane Group France Sas Adjustable bearing foot
KR200467669Y1 (ko) 2011-09-19 2013-06-27 양영희 수평조절장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4727259B2 (ja) 2011-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101680784B (zh) 可调节传感器
JP2007162794A (ja) 表示板の取り付け構造
JP2005291458A (ja) 脚装置
US9031400B2 (en) Camera with hot shoe unit
US7403376B2 (en) Automatic stabilizing device for a display
JP5499624B2 (ja) プロジェクター
JP4727259B2 (ja) 脚装置
JP2006254255A (ja) 監視カメラ装置
JP2011112116A (ja) アジャスタ及びプロジェクタ
US20050213056A1 (en) Apparatus for positioning lens and image display apparatus having the same
JP2008275932A (ja) 高さ調整機構及び投射型映像表示装置
JP4575941B2 (ja) 表示デバイスのスタンド機構
JP4369790B2 (ja) 脚装置
JP2011002504A (ja) 投写型映像表示装置
JP2007173469A (ja) 脚調整機構および電子機器
KR200390350Y1 (ko) 회동되는 돔형 카메라
JP2007163916A (ja) プロジェクタ装置
CN106199897A (zh) 镜头固定模组以及投影装置
JP2006003737A (ja) ディスプレイ支持装置
JP2017068179A (ja) レンズシフト機構
JP3894451B2 (ja) 監視カメラ装置
JP5009401B2 (ja) カメラブラケット
JP2011180518A (ja) ダイヤル装置及び電子機器
JP2006064938A (ja) プロジェクタ
JP6985835B2 (ja) スタンド、およびテレビジョン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees