JP2006241906A - 自動ドアの開放異常検出装置及び自動ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動ドアのセキュリティ性能を確保しつつ、通行の状況に柔軟に対応できるようにする。
【解決手段】 扉体が開放されているときに屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の検知状態が変化しなくなると計時を開始する計時手段65と、この検知状態が変化すると計時手段65の計時をリセットするリセット手段66と、計時手段65によって計測された経過時間が所定時間に達したときに、開放異常を知らせる処置を行う開放異常判断手段67とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動ドアの開放異常検出装置及び自動ドアに関するものである。
従来、自動ドアとして、下記特許文献1に開示されているように、扉体の屋内側と屋外側に検知センサを設けるとともに扉体の開閉軌道上の通行人を検知する補助センサを設けるようにしたものが知られている。この文献に開示されている自動ドアでは、開放異常を知らせるための警報ブザーが備えられている。そして、扉体を開放するのと同時に警報タイマのカウントを開始し、予め設定された一定時間が経過したときに扉体が閉じていない場合に警報ブザーを鳴らすようにしている。これにより、入室しようとする者が、検知センサの検知エリア内等に立ち止まっている場合に入室を促すことができ、また障害物による開放異常の検知が可能となっている。
特開平5−171860号公報
しかしながら、従来の自動ドアでは、扉体が開放し始めてから一定時間カウントして、その時間を経過したときに警報ブザーを鳴らす構成であるので、様々な状況にフレキシブルに対応できないという問題がある。すなわち、前記一定時間の長さによっては、入室者が連続して通行する場合、高齢者や車椅子利用者等が通行する場合等のように、扉体が開放し始めてから一定時間が経過しても入室者の通行が終わらない場合にも開放異常として警報ブザーが鳴ることがある。それを防止すべく前記一定時間を長めに設定すると、立ち止まっている者に早く入室するように促すのが遅れたり、障害物によって開放状態が続く場合に開放異常を検知するのが遅くなったりする。したがって、前記一定時間をどのような長さに設定したとしても、通行の状況に柔軟に対応できるようにするのは困難である。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自動ドアのセキュリティ性能を確保しつつ、通行の状況に柔軟に対応できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、起動センサの検知状態に応じて扉体の開閉動作を行う一方、補助センサの検知状態に応じて前記扉体の閉じ動作を制限する自動ドアに適用され、この自動ドアの開放異常を検出する検出装置を前提として、前記扉体が開放されているときに前記起動センサ及び前記補助センサの検知状態が変化しなくなると計時を開始する計時手段と、前記検知状態が変化すると前記計時手段の計時をリセットさせるリセット手段と、前記計時手段によって計測された時間が所定時間に達したときに、開放異常と判断する開放異常判断手段と、を備えている。
本発明では、起動センサ及び補助センサの検知状態が変化しない状態となってから所定時間(開放異常判定時間)が経過すると前記開放異常判断手段が開放異常と判断し、前記検知状態が変化すると、前記リセット手段が前記計時手段の計時をリセットする構成にしているので、検知状態が変化する限り、開放異常と判断されない。このため、高齢者や車椅子利用者等の通行速度が遅い者が通行する場合等に、誤って開放異常と判断されるのを防止することができる。しかも、前記開放異常判定時間を長く設定する必要がなくなるので、検知状態に変化がなくなってから開放異常と判断されるまでの時間を短縮することが可能となる。これにより、セキュリティ性能を確保することができる。
前記起動センサは、それぞれ検知領域を有する複数のセンサ部を備え、前記リセット手段は、何れかの前記センサ部の検知状態が変化すると前記計時手段の計時をリセットするように構成されているのが好ましい。
この構成では、起動センサが複数の検知領域を有し、しかも各検知領域毎に検知状態の変化の有無を判断するので、起動センサ全体の検知エリアの大きさに左右されることなく、通行の状況に柔軟に対応できる。例えば通行速度が遅く、起動センサの検知領域内でゆっくり歩行している通行者がいても開放異常と誤って判断するのを回避することができる。
また、本発明は、扉体の開閉動作を行うための信号を出力可能に構成された起動センサと、前記扉体の閉じ動作を制限するための信号を出力可能に構成された補助センサと、前記自動ドアの開放異常検出装置とを備えていることを特徴とする自動ドアとしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、起動センサ及び補助センサの検知状態が変化しない状態となってから所定時間(開放異常判定時間)が経過すると開放異常と判断するので、セキュリティ性能を確保しつつ、通行の状況に柔軟に対応することが出来る。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る開放異常検出装置11(図2参照)が適用された自動ドア10の概略構成を示している。図1に示すように、本自動ドア10は、マンションなど24時間出入が必要で、セキュリティを重要する建物において、人が通るための出入口12を開閉するものであり、この出入口12を開閉するための引戸式の扉体14を備えている。
出入口12は、建物の壁部に矩形状に形成された開口に三方枠を嵌め込むことによって構成されている。そして、この出入口12の上側には細長形状の無目18が出入口12の上縁部に沿って延びるように配設されている。この無目18には、図示省略するが、扉体14を開閉駆動させるための開閉駆動機構が収納されている。この開閉駆動機構は、例えばベルト駆動方式のものであり、モータ19(図2参照)の駆動によってエンドレス状のベルトを周回させて、扉体14を固定扉16(図3参照)に沿って水平方向に開き位置と閉じ位置との間を往復移動させるようになっている。
本自動ドア10は、図2に示すように、認証装置26と、屋内側起動センサ28と、屋外側起動センサ30と、閉じ位置検出センサ32と、補助センサ34と、コントローラ40とを備えている。
前記認証装置26は、建物内に所定の関係者のみが入れるように扉体14の開閉制御をするためのものであり、例えば暗証番号を入力するための図略の入力装置を備えている。認証装置26は、入力装置に所定の暗証番号を含む所定の入力がなされると認証成功の信号を出力するように構成されている。
前記屋内側起動センサ28は、図1に示すように、無目18の屋内側面に取り付けられており、出入口12の屋内側の所定領域(屋内側検知エリア)51内の人又は物体を検知するエリアセンサによって構成されている。屋内側起動センサ28は、例えば赤外線を投光する図略の投光器と、この投光器からの反射光を受光する図略の受光器とを備えた反射式の赤外線センサによって構成されている。投光器は多数の投光素子からなり、受光器は多数の受光素子からなる。そして、各投光素子と各受光素子とがそれぞれペアーとなっていて、これらがそれぞれ検知領域51a(図3参照)を有している。すなわち、この1ペアーの投受光素子がセンサ部を構成している。屋内側起動センサ28は、何れかの検知領域51aで人又は物体を検知すると信号を出力するように構成されている。
前記屋外側起動センサ30は、無目18の屋外側面に取り付けられており、この屋外側起動センサ30は、出入口12の屋外側の所定領域(屋外側検知エリア)55で検知対象としての人又は物体を検知するエリアセンサによって構成されている。屋外側起動センサ30は、例えば赤外線を投光する図略の投光器と、この投光器からの反射光を受光する図略の受光器とを備えた反射式の赤外線センサによって構成されている。投光器は多数の投光素子からなり、受光器は多数の受光素子からなる。そして、各投光素子と各受光素子とがそれぞれペアーとなっていて、これらがそれぞれ検知領域55a(図3参照)を有している。すなわち、この1ペアーの投受光素子がセンサ部を構成している。屋外側起動センサ30は、何れかの検知領域55aで人又は物体を検知すると信号を出力するように構成されている。
屋内側起動センサ28及び屋外側起動センサ30は、赤外線を用いたセンサの代わりに、電波を検知エリア内に出射し、人などからの反射波を検知する電波センサを用いてもよい。この場合、反射波に応じた値が出力される。更にカメラで検知エリア内の画像を取り込み、人等の存在の有無を検知する画像センサを用いてもよい。この場合、取り込まれた画像に応じた値が出力される。
屋内側検知エリア51は、出入口12の上方に配置された投光器から下方に向かって出射された赤外線が通過する領域であり、図3に示すように、各投受光素子のペアーに対応した検知領域51aが集合したものである。各検知領域51aは、屋内側検知エリア51内に入った人が複数の検知領域51aにまたがるような大きさに構成されている。このため、屋内側検知エリア51をゆっくり通過する人等がある場合には、1つの検知領域51a内に収まった状態で人等が移動するということがないために、人等が屋内側検知エリア51内を通過しているときであっても屋内側起動センサ28による検知状態が変化しないという事態が生じ難いようになっている。
屋外側検知エリア55は、出入口12の上方に配置された投光器から下方に向かって出射された赤外線が通過する領域であり、各投受光素子のペアーに対応した検知領域55aが集合したものである。この検知領域55aも屋内側の検知領域51aと同様に、人が複数の検知領域55aにまたがるような大きさに構成されている。
前記閉じ位置検出センサ32は、扉体14の閉じ位置を検出するためのセンサであり、例えば近接スイッチが用いられ、扉体14が閉じ位置にあるときに信号を出力するように構成されている。なお、出入口12に対する扉体14の位置を検出するためのエンコーダ(図示省略)によって閉じ位置を検出するようにしてもよい。
前記補助センサ34は、扉体14の軌道上を通行する人又は物体を検知して人等が扉体14に挟まれないようにするためのものであり、扉体14の軌道上の所定領域を検知エリア(補助検知エリア)57としている。補助センサ34は、図示省略した投光器と受光器を備えた光電管によって構成されている。これら投光器及び受光器は、前記三方枠を構成する方立59,60に互いに対向するように埋め込まれており、投光器からの出射光が受光器に入射されるようになっている。そして、補助センサ34は、投光器から出射された光が遮断されて受光器で前記出射光が検知できないときに信号を出力するように構成されている。
なお補助センサとして、これ以外にも通路上方より、扉体14の軌道上の所定領域を、例えば起動センサのように投光器と受光器とで監視するものやカメラで監視するものなどを用いることが出来る。
前記コントローラ40は、周知のマイコン回路及び外部機器との入出力インターフェイスを備えたものであって、マイコンプログラムに従って制御動作を行うものである。図2に示すように、コントローラ40には、屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30、閉じ位置検出センサ32、補助センサ34及び認証装置26からの各信号が入力される。コントローラ40には、モータ制御手段41と、屋外側起動センサ制御手段42と、補助センサ制御手段43とが機能的に含まれている。
前記モータ制御手段41は、モータ19を駆動制御するものであり、屋内側検知エリア51で人又は物体が検知されて屋内側起動センサ28から信号が入力されると、ドア開き信号をモータドライバ62へ出力する一方、信号が入力されなくなって所定時間が経過すると、モータドライバ62へドア閉じ信号を出力するように構成されている。モータドライバ62は、ドア開き信号が入力されるとドア14が開き方向に移動するようにモータ19を駆動し、またドア閉じ信号が入力されるとドア14が閉じ方向に移動するようにモータ9を駆動する。
前記屋外側起動センサ制御手段42は、屋外側起動センサ30による検知を、通常、無効にしている。ここでいう通常とは、扉体14が閉じられており、出入口12を通過しようとする正当な者がいない状態をいい、具体的には、屋内側起動センサ28によって人又は物体が検知されない検知状態にあり、かつ認証装置26に所定の暗証番号が入力されない状態を意味している。また、無効とは、屋外側起動センサ30による屋外側検知エリア55内での検知を行わないか、屋外側起動センサ30による屋外側検知エリア55内での検知を行うが検知信号を出力しないか、そのエリア55内で人等を検知して信号を出力してもコントローラ40においてこの検知信号に基づいて扉体開閉制御を行わないことを意味している。ここでは、屋外側起動センサ30が常時検知を行うが、コントローラ40において検知信号に基づいて扉体開閉制御を行わない構成とした場合について説明する。
屋外側起動センサ制御手段42は、屋内側起動センサ28からの信号が入力されたとき、あるいは認証装置26から認証成功の信号が入力されたときに、屋外側起動センサ30による検知を有効にするように構成されている。モータ制御手段41は、屋外側起動センサ30による検知が有効とされているときに、屋外側起動センサ30からの信号が入力されると、ドア開き信号をモータドライバ62へ出力する一方、信号が入力されなくなって所定時間が経過すると、モータドライバ62へドア閉じ信号を出力するように構成されている。
前記補助センサ制御手段43は、屋外側起動センサ制御手段42と同様に、補助センサ34による検知を通常、無効としており、屋内側検知エリア51で人又は物体が検知されたとき、あるいは認証装置26から認証成功の信号が入力されたときに、補助センサ34による検知を有効にするように構成されている。
補助センサ制御手段43は、モータ制御手段41がドア開き信号を出力し、かつその後に補助センサ34からの検知信号が入力されている間、モータ制御手段41によるドア閉じ信号の出力を制限するように構成されている。つまり、屋内側検知エリア51又は屋外側検知エリア55で検知された人が出入口12を通過する間、扉体14が閉じ動作を行うのを制限するようになっている。
前記開放異常検出装置11は、計時手段65と、リセット手段66と、開放異常判断手段67とを備えている。
前記計時手段65は、コントローラ40に機能的に含まれるものであり、扉体14が開放されているときに屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の検知状態が変化しなくなると計時を開始する。そしてリセット手段66は、検知状態が変化すると計時手段65の計時をリセットする。言い換えると、屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34からの信号の入力が変化しない限り計時を行い、何れかの信号の入力が変化するとその度ごとに計時時間のリセットを行う。
前記屋内側起動センサ28の検知状態の変化は、屋内側検知エリア51の少なくとも1つの検知領域51aで検知状態に変化があった場合を意味しており、前記屋外側起動センサ30の検知状態の変化も同様に、少なくとも1つの検知領域55aでの検知状態の変化を意味している。
前記開放異常判断手段67は、警報制御手段68と、ブザー69と、通報装置70と、フラッシュ71とを備えている。前記警報制御手段68は、コントローラ40に機能的に含まれるものであり、計時手段65によって計測された経過時間が所定時間(開放異常判定時間)に達したときに、開放異常と判断し、開放異常を知らせるための警報信号を出力する。警報制御手段68から出力された警報信号は、ブザー69、通報装置70及びフラッシュ71に入力される。
前記ブザー69は、警報信号が入力されると警報音を発するように構成されている。前記通報装置70は、警報信号が入力されると管理人室への通報を行う制御を実行するように構成されている。前記フラッシュ71は、警報信号が入力されると点滅するように構成されている。
なお開放異常判定時間は、検知領域51aや検知領域55aを想定される最も遅い通行者が通過するのに必要な時間にある程度の余裕を持たせて設定することが出来る。
次に、本実施形態に係る自動ドア10の制御動作について、図4を参照しながら説明する。
図4のステップST1において、扉体14が開放されたか否かの判定を行う。すなわち、例えば、認証装置26に所定の暗証番号を含む所定の入力がされて認証成功の信号が出力された場合、あるいは屋内側検知エリア51で人等が検知されて屋内側起動センサ28から信号が出力された場合に扉体14を開放する制御を行うので、ステップST1では、この扉体14の開放が行われたか否かが判定される。
扉体14の開放判定は、閉じ位置検出センサ32による検出結果に基づいて行われる。すなわち、閉じ位置検出センサ32からの信号の出力が停止されると、扉体14が開放されたと判定される。
扉体14が開放されるとステップST2に進み、屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の検知状態に変化が生じないか否かが判定される。具体的には、少なくとも1つのセンサによって人等が検知されてその人等が移動する等して検知状態に変化がある間は、ステップST1に戻る。このため、人等が検知されている間は扉体14は開き位置に維持されており、人等がたとえゆっくり検知エリアを通過するような場合であってもその人等が検知されている限りは、扉体14は開放されたままとなる。
そして、屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の何れにおいても検知状態に変化がなくなると、ステップST3に進む。検知状態に変化がなくなった場合としては、人等が全ての検知エリアを通過してしまった場合や、検知エリア内に物が放置された場合等が該当する。
ステップST3では、計時手段65による計時時間のリセットを行い、ステップST4に移って計時を開始する。そして、ステップST5において、カウントダウンによる計時を行うことにより、開放異常判定時間の計時が行われる。そして、ステップST6において、計時を開始してから開放異常判定時間が経過したか否かの判定を行い、開放異常判定時間が経過するまではステップST7に進む。そして、このステップST7において扉体14が開放されたままであり、かつ屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の何れにおいても検知状態に変化がないか否かの判定を行い、その判定がYESである限り、ステップST5に戻って計時を継続する。
そして、開放異常判定時間内に扉体14が閉じられるか、何れかのセンサの検知状態に変化があったときには、ステップST7の判定がNOとなるので、その場合には、ステップST1に戻る。一方、ステップST7の判定がNOとなることなく、所定時間が経過すると、ステップST6からステップST8に進み、開放異常と判定して警報処理を行う。この警報処理としては、通報装置70による管理人室への通報、ブザー音の発信及びフラッシュ71の点滅が該当する。
以上説明したように、本実施形態によれば、屋内側起動センサ28、屋外側起動センサ30及び補助センサ34の検知状態が変化しない状態となってから所定時間(開放異常判定時間)が経過すると開放異常判断手段67が開放異常と判断するので、検知状態が変化する限り、開放異常と判断されない。このため、高齢者や車椅子利用者等の通行速度が遅い者が通行する場合等に、誤って開放異常と判断されるのを防止することができる。しかも、開放異常判定時間を長く設定する必要がなくなるので、検知状態に変化がなくなってから開放異常と判断されるまでの時間を短縮することが可能となり、セキュリティ性能を確保することができる。したがって、セキュリティ性能を確保しつつ、通行の状況に柔軟に対応することができる。
また、本実施形態では、検知エリア51,55を複数の検知領域51a,55aによって構成したので、起動センサ28,30全体の検知エリア51,55の大きさに左右されることなく、通行の状況に柔軟に対応できる。例えば通行速度が遅く、起動センサの検知領域内でゆっくり歩行している通行者がいても開放異常と誤って判断することが無い。
なお、本実施形態では、屋内側起動センサ28と屋外側起動センサ30の双方が起動センサとして構成されているものについて説明したが、これに限られるものではなく、屋内側起動センサ28のみが起動センサとして構成され、屋外側では認証装置26による認証成功によって扉体14の開閉制御を行う構成としてもよい。
また、本実施形態では、警報手段67が、管理人室へ通報するとともに、ブザー69を鳴らし、フラッシュ71を点滅させる構成としたが、これらのうちの何れかを行う構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る自動ドアの構成を概略して示す図である。 図1の自動ドアの制御系統を示すブロック図である。 図1の自動ドアの検知エリアを示す概念図である。 図1の自動ドアの制御動作を示すフロー図である。
符号の説明
14 扉体
28 屋内側起動センサ
30 屋外側起動センサ
34 補助センサ
51a 検知領域
55a 検知領域
65 計時手段
66 リセット手段
67 開放異常判断手段

Claims (3)

  1. 起動センサの検知状態に応じて扉体の開閉動作を行う一方、補助センサの検知状態に応じて前記扉体の閉じ動作を制限する自動ドアに適用され、この自動ドアの開放異常を検出する検出装置であって、
    前記扉体が開放されているときに前記起動センサ及び前記補助センサの検知状態が変化しなくなると計時を開始する計時手段と、
    前記検知状態が変化すると前記計時手段の計時をリセットするリセット手段と、
    前記計時手段によって計測された時間が所定時間に達したときに、開放異常と判断する開放異常判断手段と、を備えていることを特徴とする自動ドアの開放異常検出装置。
  2. 前記起動センサは、それぞれ検知領域を有する複数のセンサ部を備え、
    前記リセット手段は、何れかの前記センサ部の検知状態が変化すると前記計時手段の計時をリセットすることを特徴とする請求項1に記載の自動ドアの開放異常検出装置。
  3. 扉体の開閉動作を行うための信号を出力可能に構成された起動センサと、
    前記扉体の閉じ動作を制限するための信号を出力可能に構成された補助センサと、
    請求項1又は2に記載の自動ドアの開放異常検出装置と、を備えていることを特徴とする自動ドア。
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