JP2006241702A - 床下作業空間 - Google Patents

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Abstract

【課題】
簡易な操作だけで、作業者が床下部分に入り、筆記等の作業を行うことが可能な床下作業装置を提供するものである。
【解決手段】
建物の床面1に開口部2を設け、その開口部2の直下の床下部分が座部5とされ、座部5の前方に連接した床下部分が脚を入れる空間である脚入れ部7とされ、脚入れ部7の上部に卓部4を設け、作業者Bが座部5に座り、卓部4を作業台の天板として使用して食事や筆記などの作業ができる床下作業装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の床下を利用した床下作業空間に関する。
従来の床下空間を使用した作業スペースとしては、いわゆる堀座卓が一般的である。最近は和室だけではなく、リビング等の洋室にも堀コタツが使用されている。通常掘座卓は床上に設けられた座卓と、座卓の真下の床下部分に設けた炉箱から構成されている。使用者は床面に腰掛けて足を炉箱に入れて、座卓を作業台として、食事をしたり、筆記をしたり、本を読んだりしている。
また、座卓を炉箱内に収納する発明が特許文献1に記載されている。特許文献1記載の発明では、炉箱の四隅に配されたガイド支柱が、座卓の支持脚の内部に設けられている。そして、ガイド支柱に内挿されたピストン杵を昇降させることにより、座卓を床上と炉箱の間で昇降させる発明である。
特開平7−180841号公報
堀座卓は、通常床上の座卓部分を設置したままの状態で生活することが多い。床面として使用したい場合は、座卓部分を分解して炉箱内に収納したり、特許文献1記載の発明のように座卓を床下部分に降下させて使用している。
座卓部分を分解して炉箱内に収納する場合の多くが、天板は床下に収納できない仕様になっていることが多く、天板の収納スペースが新たに必要になることが多い。
また、特許文献1記載の発明を使用する場合は、座卓を昇降するピストン杵などの装置が必要であるため、適宜メンテナンスを行う必要がある。また、座卓を昇降させる際に多少の待ち時間を必要とする。
そこで、本発明での目的は、昇降装置などの特別な装置を設けることなく座卓(卓部)を設置及び片付けることでき、更に、その操作が時間をかけることなく簡易な操作だけで可能な床下作業装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1記載の床下作業装置は、建物の床下部分に作業者が入り、筆記等の作業を行うことが可能になされた床下作業装置であって、建物の床面に開口部が設けられ、前記開口部には開閉自在に覆う蓋が設けられており、前記開口部の直下の床下部分に座部が設けられ、その座部に連接した床下部分が脚を入れる空間である脚入れ部となされ、脚入れ部の上部には卓部が略床面高さに設けられ、座部に作業者が座り、卓部を作業台の天板として使用可能になされていることを特徴とする。
建物の床面に設ける開口部としては、作業者が床下部分に入り、座部に座り、卓部を作業台の天板として使用可能な大きさになされる。したがって、少なくとも卓部から離れる方向に450mmから1000mm程度、卓部と平行な方向に450mmから1000mm程度を確保した大きさにすることが、床下部分に入り易く、作業姿勢が楽になり好ましい。
上記開口部には、開口部全体を覆う大きさで開閉自在な蓋が設けられる。蓋の開閉手段としては、例えば、折り畳むことで開閉する手段、スライドすることで開閉する手段、蓋の一辺の端縁部を軸として回転して開閉する手段などが使用できる。また、蓋を単独で構成しても、複数枚で構成してもよい。また開閉方向については特に限定されない。なお、蓋を閉じた場合には、蓋の上面が床面を兼ねる構成になるため、蓋を閉じた際には床面との段差がない構成とすることが好ましい。
開口部の直下の床下部分が座部となされる。座部の構成としては、床下部分に座ることが可能な状態であればよい。よって、例えば、床下底面に直接座る構成になされていてもよいし又は、クッション材を設けて正座やあぐらで座る構成になされていてもよいし、腰掛け台を設けて座る構成になされていてもよい。また、腰掛け台を設けた際には、腰掛け台を床下底面に降りる際の踏み台として使用できるものとするとすると、開口部の内部への出入りがしやすくなり好ましい。また、大きさとしては、人が座ることができる大きさがあればよく、少なくとも400mm×300mm程度以上の大きさが好ましい。
座部に連接した床下部分は脚を入れる空間である脚入れ部となされる。脚を入れる状態としては、脚を伸ばして入れても、脚を畳んだ状態で入れてもよい。大きさとしては、座部から前方に脚を入れる大きさが確保されていればよく、脚を伸ばして入れることも考慮すると座部から離れる方向に250mmから1000mm程度が確保されることが好ましい。
脚入れ部の上部には、卓部が設けられる。この卓部は、略床面高さに設けられる。卓部の構成としては、床面そのものを卓部としてもよいし、開口部を覆う蓋を使用して卓部を構成してもよい。また、床面や蓋とは別に卓部となる部材を脚入れ部の上面に設ける構成にしてもよい。この際、座部と卓部との間の高さが、座部に座り、卓部を作業台として使用し易い高さとなされ、座部上面からおよそ200mmから450mm程度の高さとなされることが好ましい。また、作業台の天板となるため、出来る限り平坦な仕上げであることが好ましい。
なお、座部及び脚入れ部の周囲の床下部分とは間仕切壁などを設けて区画すると、床下部分の冷気や小動物の進入を防ぐことができ好ましい。また、基礎に断熱材を設ける基礎断熱工法などにより床下部分全体を断熱すると、床上部分との温度差が少なくなり快適に使用することができるため好ましい。
以上の請求項1記載の発明により、作業者が開口部より床下部分に入り、座部に座り脚入れ部に脚を入れた状態で、卓部を作業台の天板として使用して、食事や筆記などの作業を行うことができる。
また、蓋を開けるという簡易な操作だけで、座部と卓部が使用できる状態になり、座部に座り卓部を作業台の天板として作業できる空間を構成できる。また、卓部が略床面高さに設けられているので、特許文献1記載の発明のように、座卓を昇降するためのピストン杵などの装置を必要としない。よって、適宜メンテナンスを行う必要もなく、座卓を昇降させる際の待ち時間も必要としない。
また、蓋を閉じると通常の床面の状態になるため生活の邪魔になることもない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の床下作業装置であって、上記座部が腰掛け台を用いて構成され、脚入れ部が腰掛け台の前方の床下部分に構成されていることを特徴とする請求項1記載の床下作業装置。
座部が腰掛け台を用いて構成される。座部は腰掛け台の上端の座面部分となる。座部を構成する腰掛け台としては、木製やプラスチック製が軽量となるため好ましい。また、底部に車輪を設けると、作業に合わせて床下空間内を移動することが可能となるため好ましい。また、腰掛け台の座面部分(座部)にはクッション材等を設けることが、長時間の作業でも疲れにくくなるため好ましい。また、腰掛けに座面部分(座部)の高さの調整が可能な手段を設けることが、作業者の体系に合わせて調整して作業が可能であるため好ましい。
腰掛け台前方の床下部分には脚を入れる脚入れ部が構成される。脚を伸ばして入れても、脚を畳んだ状態で入れてもよく、大きさとしては、腰掛け台で構成された座部に座った際に脚が入れやすい大きさが確保されていればよい。脚を伸ばして入れることも考慮すると座部から離れる方向に250mmから1000mm程度を確保することが好ましい。
請求項2記載の発明によると、腰掛け台で構成された座部に座って作業を行うことができ、脚や腰が疲れにくい。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の床下作業装置であり、上記卓部が開口部周縁の床面又は蓋を用いて構成されていることを特徴とする。
卓部が開口部周縁の床面で構成される場合は、脚入れ部の上部の床面が卓部となる。蓋の開き方向は。卓部となる床面とは異なる方向に開閉可能となされることが、座部に座り卓部を作業台として使用する際に邪魔にならないため好ましい
また、卓部が開口部を覆う蓋で構成される場合は、蓋を開けた際に、蓋が脚入れ部の上部に移動する構成とするとよい。例えば、開口部の端縁部に蝶番を設けて、脚入れ部の上部の床面に反転する構成とし反転した蓋の裏側を卓部とする手段が使用できる。
また、請求項3記載の発明の構成によれば、卓部を構成するめに新たな構成を必要とせず、蓋を開けるだけで床下作業装置の設置ができる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の床下作業装置であって、上記卓部が、開口部の内側方向に移動可能になされていることを特徴とする。
卓部が、開口部の内側方向に移動可能になされるには、例えば、床面下部より開口部の内側にスライドさせることにより卓部を形成し、スライドさせる長さにより座部と卓部との水平方向の長さを調整できる構成などが使用できる。なお、卓部を開口部の内側方向に移動可能になされることで、初めて卓部が構成されるものであってもよいし、事前に構成された卓部の長さを調整するものであってもよい。また、本発明の床下作業装置を使用中に卓部が移動することのないように自由な位置で静止させることの可能なストッパーを設けることが好ましい。
請求項4記載の発明によれば、卓部が開口部の内側方向に移動して構成されることにより、作業者が床下部分に入って座部に座った後に卓部を引き出す構成にすることもできるため、開口部に作業者が入り易い。また、座部と卓部の間の距離を、作業者に合わせることが可能な構成にすることもできる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の床下作業装置であって、上記開口部に隣接した床下部分に収納容器が設けられていることを特徴とする。
床下部分に設けられた収納容器の構成としては、例えば、開口部内に床下部分より引き出すことが可能な収納容器を設けた構成や、床下収納庫のように床面に取り出し口を設けて取り出し口の直下の床下部分に収納容器を設けて、取り出し口より収納物の出し入れが可能な構成などが使用できる。
請求項5記載の発明によると、開口部に隣接した床下部分に収納容器を設けることで、作業に必要な道具などを身近に収納しておくことが出来る。また、床下部分に設けるので、生活する際に邪魔になることもない。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の床下作業装置であって、上記収納容器が複数個設けられ、床下に設定された移動経路に沿って移動可能になされていることを特徴とする。
収納容器が床下に設定した移動経路に沿って移動可能になされる構成としては、例えば、床下底面に設けられたレールを環状のエンドレスにし、そのレール上を複数個の収納容器が連続して設置されることにより、収納容器がレールを回転すれば全ての収納容器の収納物が開口部より出し入れできる構成のものが使用できる。また、床下部分に設けられた収納容器に車輪が取り付けられ、床下底面上を車輪が転がることにより収納容器が移動する構成が使用できる。収納物の取り出しは、収納容器を開口部内に移動させて行ってもよいし、開口部周縁部の床面に新たに取り出し口を設けて行ってもよい。
請求項1記載の床下作業装置では、蓋を開けるだけの容易な操作で、作業者が開口部より床下部分に入り、座部に座り脚入れ部に脚を入れた状態で、卓部を作業台の天板として使用して、食事や筆記などの作業を行うことができる。
請求項2記載の床下作業装置では、腰掛け台に座った状態で床下作業装置を使用できるため、脚や腰が疲れにくい。
請求項3記載の床下作業装置では、卓部を床面又は蓋で構成するので、卓部を構成するめに新たな構成部材を必要としない。
請求項4記載の床下作業装置では、開口部より作業者が進入した後に、卓部を構成したり、座部と卓部の間の距離を作業者に合わせて移動可能な構成にすることもできる。
請求項5記載の床下作業装置では、開口部に隣接した床下部分に収納容器を設けることで、作業に必要な道具などを身近に収納しておくことが出来る。
請求項6記載の床下作業装置では、収納容器を複数個使用することもでき作業に必要な道具の収納量が増加する。
以下、本発明の床下作業装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施例を図1及び図2を用いて説明する。
床下作業装置Aは、建物の床下部分に作業者Bが入り、筆記等の作業を行うことが可能な床下作業装置であって、建物の床面1に開口部2が設けられ、前記開口部2には開閉自在に覆う蓋3が設けられており、前記開口部2の直下の床下部分が座部5となされ、その座部5に連接した床下部分が脚を入れる空間である脚入れ部7となされ、脚入れ部7の上部には卓部4が略床面高さに設けられ、座部4に作業者Bが座り、卓部4を作業台の天板として使用可能になされている。
建物の床面1に開口部2が設けられている。開口部2は作業者Bが床下部分に入り、座部5に座り、卓部4を作業台の天板として使用可能な大きさになされ、750mm×750mmの矩形の大きさとなされている。
開口部2には、開口部2全体を覆う大きさで開閉自在な蓋3が設けられている。蓋3の開閉手段は、蓋の一辺の端縁部を軸として回転し、脚入れ部7の上部の床面1に置かれるように開閉するものとなされている。また、蓋3は単独で開口部2を覆うものとなされている。なお、蓋3を閉じた場合には、蓋3の上面が床面1を兼ねる構成になされており、蓋3を閉じた際には床面1との段差がない構成になされている。
開口部2の直下の床下部分は座部5となされている。座部5は腰掛け台6の座面部分に構成されている。座部5は作業者が座ることができる大きさになされ、約600mm×400mmの大きさとなされている。腰掛け台6は、軽量の木材で造られ、底部に車輪13が設けられている。よって、腰掛け台6は床下底面12上を移動することが可能となされている。なお、床面12はコンクリート仕上げになされており、腰掛け台の移動を損なわない程度に平坦になされている。また、腰掛け台6の上部にはクッション材18設けられ、座部5となされている。よって、長時間の作業でも疲れにくい。また、腰掛け台6には、上部の座部5の高さを調整可能な調整装置15が設けられ、作業者の体系に合わせて高さを調整できる。
座部5に連接した床下部分は脚を入れる空間である脚入れ部7となされている。脚入れ部7は座部5に座った際、前方に脚を入れることが可能な大きさになされている。
脚入れ部7の上部には、卓部4が設けられる。この卓部4は、略床面高さに設けられている。また、卓部4は開口部2の内側方向に移動可能になされている。
卓部4の構成としては、蓋3の裏面に構成され、スライドさせることで開口部2の内側方向に移動可能となされている。開口部2の内側に移動することにより、脚入れ部7の上部に卓部4が構成される。なお、卓部4はスライドさせる長さにより座部5と卓部4との水平方向の長さを調整できる。また、卓部4はスライドする自由な位置で静止させるストッパー11を設けられている。なお、座部5上面から卓部4下面までの高さは腰掛け台6に設けられた調整装置15により約200mmから450mm程度の間で調整可能となされている。
また、卓部4は作業台の天板として使用されるため、平坦な仕上げとなされている。
座部5及び脚入れ部7の周囲は間仕切壁9が設けられて区画されている。間仕切壁9はコンクリートブロック16と化粧合板17で構成されている。コンクリートブロック16は床下底面12から、床面1の下面まで立ち上げらておりモルタルで固定されている。コンクリートブロック16の開口部2の内側部分は化粧合板17が貼り付けられ、化粧されている。また、基礎立ち上がり部には断熱材が設けられ、いわゆる基礎断熱工法となっており、床下部分全体が断熱され、床上部分との温度差が少なくなり快適に使用することができるようになされている。
図2のように開口部2に隣接した床下部分には、床下部分に設定した移動経路に沿って移動可能になされた収納容器8が設けられている。開口部2に隣接した床面1に出し入れ口82と、出し入れ口82を覆う蓋83が設けられている。収納容器8の底には車輪が設けられており、この車輪が回転することより床下底面12上を移動可能となされている。収納容器8は上部が開放された箱状になされており、上部より収納物の出し入れを行うことが可能となされている。なお、収納容器8は床下部分に2個設けられ、交互に出し入れ口82に移動するようになされている。
次に、本実施例の使い方を説明する。床下作業空間Aを設置する際には、蓋3を開き反転させて床面1に置く。蓋3を反転させることにより出現した開口部2内に、腰掛け台6を踏み台にして床下底面12におり、座部5(腰掛け台6上部のクッション材18部分)に座り、前方の脚入れ部7に脚を入れる。この際、腰掛け台6の高さ調整装置15により作業者Bに合った高さに座部5を調整し、腰掛け台底部の車輪13により床下底部12上の好みの位置に移動する。反転した蓋3の裏面の卓部4を手前(開口部2の内側)にスライドさせて、好みの位置でストッパー11により固定を行う。以上より、図1の作業者Bのように、座部5に座り、卓部4を作業台の天板として使用して、筆記などの作業を行うことが可能となる。
また、収納容器8を使用するときは、蓋83を開けて、出し入れ口82を出現させる。目的の収納容器8を出し入れ口に移動させて、収納物の出し入れを行う。この際、開口部2に隣接しているため、開口部2内で作業しながら収納容器8より収納物を出し入れすることができる。
床下作業空間Aを片付ける際には、ストッパー11を解除し、卓部4を蓋3の裏面に収納する。開口部2から退出し、反転した蓋3を開口部2に戻し床面1と面一になるようにする。
以上のように、蓋3を開閉する容易な操作だけで、床下作業装置の設置及び片付けを行うことができる。
本実施例を図3乃至図5を用いて説明する。
床下作業装置Cは、建物の床下部分に作業者Dが入り、筆記等の作業を行うことが可能な床下作業装置であって、建物の床面21に開口部22が設けられ、前記開口部22には開閉自在に覆う蓋23が設けられており、前記開口部22の直下の床下部分が座部25となされ、その座部25に連接した床下部分が脚を入れる空間である脚入れ部27となされ、脚入れ部27の上部には卓部24が略床面高さに設けられ、座部24に作業者Cが座り、卓部24を作業台の天板として使用可能になされている。
建物の床面21には開口部22が設けられている。開口部22は作業者Cが床下部分に入り、座部25に座り、卓部24を作業台の天板として使用可能な大きさになされ、500mm×750mmの矩形の大きさとなされている。
開口部22には、開口部22全体を覆う大きさで開閉自在な蓋23が設けられる。蓋23の開閉手段は、蓋の一辺の端縁部を軸として回転して、脚入れ部7の上部の床面1に置かれるように開閉するものとなされている。また、蓋3単独で開口部2を覆うものとなされている。なお、蓋3を閉じた場合には、蓋3の上面が床面21を兼ねる構成になっており、蓋23を閉じた際には床面21との段差がない構成となされている。
開口部22の直下の床下部分は座部25となっている。座部25は床下底面32の上面に構成されている。なお、床下底面はコンクリート仕上げになっており、座ることができる程度に平坦な仕上げとなっている。座部25は作業者が座ることができる大きさになされ、約700mm×500mmの大きさとなっている。また、床下底面32にはクッション材38が設けられ、座部25となされている。よって、長時間の作業でも疲れにくい。
座部25に連接した床下部分は脚を入れる空間である脚入れ部27となされている。脚入れ部27は座部25に座った際、前方に脚を入れることが可能な大きさになされている。なお、座部25には正座やあぐらで座ってもよい。
脚入れ部27の上部には、卓部24が設けられる。この卓部24は、略床面高さに設けられている。卓部24は、蓋23の裏面を用いて構成されている。
また、卓部24は作業台の天板として使用されるため、平坦な仕上げとなされている。
座部25及び脚入れ部27の周囲は間仕切壁29が設けられて区画されている。間仕切壁29はコンクリートブロック36と化粧合板37で構成されている。コンクリートブロック36は床下底面32から、床面21の下面まで立ち上げらておりモルタルで固定されている。コンクリートブロック36の開口部22の内側部分は化粧合板37が貼り付けられ、化粧されている。また、基礎には断熱材が設けられ、いわゆる基礎断熱工法となっており、床下部分全体が断熱され、床上部分との温度差が少なくなり快適に使用することができるようになっている。
開口部22に隣接した床下部分には、床下部分に設定した移動経路に沿って移動可能になされた収納容器28が設けられている。
開口部22に隣接した床面21に出し入れ口92と、出し入れ口92を覆う蓋93が設けられている。床下底面32には、出し入れ口92の直下を通るレール41が環状のエンドレスに敷かれている。レール41の上方にはガイドレール42が取り付けられている。収納容器28の下面の内側と外側にはそれぞれ車輪44、45が設けられている。収納容器28の内側上方には車輪46が設けられている。内側の車輪44がレール41の上に載せられ、車輪46がガイドレール42に載せられ、このレール41とガイドレール42とに導かれて複数個の収納容器28が移動するようになされている。なお、外側の車輪45は収納容器28が移動するにつれて回転し、移動を補助している。収納容器28は複数個が、エンドレスに連結され、収納容器28をレール41に沿って移動させていくと次々に別の収納容器28が現れる。
次に、本実施例の使い方を説明する。床下作業空間Cを設置する際には、蓋23を開き床面21に置く。蓋23を開くことにより出現した開口部22内の座部5に座り、前方の脚入れ部7に脚を入れる。図3の作業者Dのように、座部25に座り、卓部24を作業台の天板として使用として、筆記などの作業を行う。
また、収納容器28を使用するときは、蓋93を開けて、出し入れ口92を出現させる。目的の収納容器28を出し入れ口の下部に移動させて、収納物の出し入れを行う。この際、開口部22に隣接しているため、開口部22内で作業しながら収納容器28より収納物を出し入れすることができる。
床下作業空間Cを片付ける際には、開口部22から退出し、蓋23を開口部2に戻し床面21と面一になるようにする。
以上のように、蓋23を開閉する容易な操作だけで、床下作業空間Cの設置及び片付けを行うことができる。
容易な操作で、座部に座り卓部を作業台の天板として使用できる床下作業装置として有効である。
実施例1の床下作業装置の断面図 実施例1の床下作業装置の平面図 実施例2の床下作業装置の作業部分での断面図 実施例2の床下作業装置の平面図 実施例2の床下作業装置の収納容器部分での断面図
符号の説明
A、C 床下作業空間
B、D 作業者
1、21 床面
2、22 開口部
3、23 蓋
4、24 卓部
5、25 座部
6 腰掛け台
7、27 脚入れ部
8、28 収納容器
9、19 間仕切壁
11 ストッパー
12、32 基礎底面
13 車輪
15、35 高さ調整装置
16、36 コンクリートブロック
17、37 化粧合板
18、38 クッション材
82 取り出し口
83 蓋

Claims (6)

  1. 建物の床下部分に作業者が入り、筆記等の作業を行うことが可能になされた床下作業装置であって、建物の床面に開口部が設けられ、前記開口部には開閉自在に覆う蓋が設けられており、前記開口部の直下の床下部分に座部が設けられ、その座部に連接した床下部分が脚を入れる空間である脚入れ部となされ、脚入れ部の上部には卓部が略床面高さに設けられ、座部に作業者が座り、卓部を作業台の天板として使用可能になされていることを特徴とする床下作業装置。
  2. 上記座部が腰掛け台を用いて構成され、脚入れ部が腰掛け台の前方の床下部分に構成されていることを特徴とする請求項1記載の床下作業装置。
  3. 上記卓部が開口部周縁の床面又は蓋を用いて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の床下作業装置。
  4. 上記卓部が、開口部の内側方向に移動可能になされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれかに記載の床下作業装置。
  5. 上記開口部に隣接した床下部分に収納容器が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載のいずれかに記載の床下作業装置。
  6. 上記収納容器が複数個設けられ、床下に設定された移動経路に沿って移動可能になされていることを特徴とする請求項5記載のいずれかに記載の床下作業装置。
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