JP2006240374A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 シートベルトおよびハイト装置を有する車両用シートの提供、作動の確実性の向上、構成の簡素化、コストダウン。
【解決手段】 車体側プレート6と座席シート1との間にハイト装置10を設け、前記座席シート1に、一対の対称状のロック係合溝66を有するラックギヤプレート60の一端を取付け、前記車体側プレート6に、移動プレート46を上下自在に取付けたガイドプレート42の一端を取付け、前記移動プレート46には、シートベルト30の荷重により、前記各ロック係合溝66の所定位置に係合するロック溝53を形成したロックプレート46を一対設け、該各ロックプレート46は前記ロック係合溝66より外側に位置する取付軸50を中心に回動してロックするように構成した車両用シート。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートベルトが衝撃により緊張したとき、車両用シートに設けたリンク機構からなるハイト装置による車両用シートの上下動を固定する装置を設けたものである。
従来、緊急時に着座者を車両用シートに拘束するためのシートベルトを設けたものは周知である(特許文献1)。
また、従来、車両用シートを高さ調節自在にハイト装置を介して取付け、このハイト装置をシートベルトに所定以上の荷重が掛かったとき、ハイト装置の上下をロックするハイトロック機構を設けた構成も公知である。(特許文献2)。
特開2002−59770号公報 特開2001−163091号公報
前記公知例のうち特開2002−59770号公報(公知例1)に記載されたものは、単にシートベルトをシートに組み込んだ車両用シートであり、車両用シートの高さ調節はできないという課題がある。
この点、特開2001−163091号公報(公知例2)では、ハイト装置により上下し、シートベルトに荷重が掛かったときハイト装置をロックするハイトロック構成が、記載されている。
しかし、公知例2では、シートの上下に応じて円弧移動する係合フックを円弧状に配置した係合凹部に係合させる構成のため、シートの高さ位置によって、係合フックが係合凹部に係合する角度が相違するという課題がある。
即ち、係合フックを係合溝に係合させない移動路はハイト装置のリンクの回動方向と一致した円弧形状であり、そのため、シートベルトに掛かる荷重方向と係合フックが回動する方向が、シートの高さ位置によって、変化するのである。
また、係合フックの移動路および係合溝の配置をハイト装置のリンクの回動方向と一致させるために、取付位置が限定されるという課題がある。
また、円弧形状の係合溝を形成した部材の取付スペースおよび作動スペースが広く必要となり、ハイト装置(ハイトロック装置)が大型化する。
また、係合フックを係合溝に係合させる構成のため、一段の係合溝が大きく、係合するまでに時間を要し、その間車両シートの上下はロックされないという課題がある。
また、係合フックが係合溝に係合する方向が一方向のみであるため、作動不良を起こす可能性がある。
本願は、スペースを要せず、作動確実なハイトロック装置の提供をするものである。
本発明は、車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて高さ調節自在に構成し、前記座席シート1に、一対の対称状のロック係合溝66を有するラックギヤプレート60の一端を取付け、前記車体側プレート6に、移動軸43を有する移動プレート46を上下自在に取付けたガイドプレート42の一端を取付け、前記移動プレート46には、緊急時着座者を座席シート1に拘束するシートベルト30の荷重により、前記各ロック係合溝66の所定位置に係合するロック溝53を形成したロックプレート46を一対設け、該各ロックプレート46は前記ロック係合溝66より外側に位置する取付軸50を中心に回動してロックするように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて高さ調節自在に構成し、該車両用シートには緊急時着座者を座席シート1に拘束するシートベルト30を設け、該シートベルト30の端部を係止したアンカープレート41を取付軸43に取付け、該取付軸43は前記車体側プレート6に固定状態に取付けたガイドプレート42の挿通孔44に上下自在に取付け、前記取付軸43には前記座席シート1に取付けたラックギヤプレート60の直線状に形成した誘導溝62を上下自在に取付け、前記取付軸43には移動プレート46を取付け、該移動プレート46の前記ラックギヤプレート60の誘導溝62より外側に突出する両側部には、前記誘導溝62より外側のラックギヤプレート60の外面に夫々形成した直線状のロック係合溝66に係合するロック溝53を形成したロックプレート49を前記ロック係合溝66より外側に夫々位置する一対の取付軸50により回動自在に取付けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ガイドプレート42に上下自在に取付けた取付軸43にはシートベルト30の端部を係止したアンカープレート41を取付け、前記ロックプレート49は基部を移動プレート46に回動自在に取付け、一対のロックプレート49の内側にロック溝53を設け、ロック溝53の外側のロックプレート49には前記ガイドプレート42に設けた案内体56に係合する案内部52を形成し、前記案内体56と前記案内部52は前記取付軸43が挿通孔44内を上動すると前記ロック溝53をロック係合溝66に係合するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記挿通孔44は、前記ロックプレート49のロック溝53を前記ロック係合溝66に継脱させるのために前記取付軸43が移動しうる長さに形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記取付軸43と前記ガイドプレート42との間には、前記ロックプレート49のロック溝53がロック係合溝66から離脱するように付勢するバネ68を設けた車両用シートとしたものである。
請求項1の発明では、座席シート1が何れの高さ位置にあっても、ロックプレート49の回動方向(回動方向角度)とラックギヤプレート60との相対的位置関係は変化せず、また、ロックプレート49の回動中心をラックギヤプレート60のロック係合溝66より外側になるので、確実にロックする。
請求項2の発明では、ラックギヤプレート60の誘導溝62に設けた取付軸43に、シートベルト30の端部を係止したアンカープレート41を取付けたので、シートベルト30の衝撃荷重を確実に伝達して、ロックさせることができる。
請求項3の発明では、ハイト装置10のリンク機構の動きとは無関係に設置でき、取付の制約を減少させ、設計の自由度を高められる。
請求項4の発明では、直線状に移動するラックギヤプレート60にロックプレート49を係合させうる構成を簡単に実現でき、取付スペースおよび作動スペースを頗る小型にできる。
請求項5の発明では、バネ68により通常はアンロックに確実に保持でき、座席シート1の高さ調節に支障を起こさず、座席シート1の高さ調節の操作性を低下させない。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シートの座席シート、5は座席シート1の座席フレームであり、座席フレーム5と車体側に取付ける車体側プレート6との間には、座席シート1の高さを調節するハイト装置10を設ける。
ハイト装置10の構成は任意であり、一例を示すと、座席フレーム5の後側左右側両面に後側回動アーム11の一端を回動自在に上側取付軸12により軸着し、後側回動アーム11の他端を車体側プレート6に下側取付軸13により回動自在に夫々軸着する。
座席フレーム5の前側左右側両面に前側回動アーム14の上部を回動自在に前側取付軸15により軸着し、前側回動アーム14の下部を車体側プレート6に取付軸16により回動自在に夫々軸着する。
前記後側回動アーム11または前側回動アーム14の何れか一方を回動させるようにして、操作機構18を構成する。19はロッド、20はセクターギヤ、21はハイト作動用回動部材、22は作動用回動部材21の歯部23に噛合う歯車、24は操作ダイヤルである。
したがって、ハイト装置10は、座席フレーム5および車体側プレート6と、後側回動アーム11および前側回動アーム14とによりリンクを構成し、後側作動用回動部材21が後側回動アーム11を回動させ、後側回動アーム11は座席フレーム5の後部を上下させ、これに連動して前側回動アーム14も回動して、座席シート1を車体側プレート6に対して上下させる。
なお、ハイト装置10の構成は、後側回動アーム11と前側回動アーム14とを平行リンクのように連動させずに、後側回動アーム11と前側回動アーム14とを個別に回動させて座席シート1の前後夫々を独立させて上下させるように構成してもよい。
しかして、車両用シート1にはシートベルト30を装備(図示省略)する。シートベルト30の構成は任意であり、図示は省略するがリトラクターに出入り自在に取付けられ、シートベルト30が引出されたときには弛まないように巻き取るとともに、緊急時にはシートベルト30が引出されるのをロックするように構成されている。
しかして、所定以上の荷重がシートベルト30に掛かると、座席フレーム5のの上動をロックするハイトロック装置40を設ける。
41は前記シートベルト30の端部を係止するアンカープレートであり(図2)、アンカープレート41の基部は上下に長いガイドプレート42に取付軸43により取付ける。取付軸43はガイドプレート42の上下中間位置に設けた挿通孔44に挿通する。ガイドプレート42は下部を固定用取付軸45により車体側プレート6に取付ける。
ガイドプレート42の取付軸43には移動プレート46を取付ける。移動プレート46はガイドプレート42の直線部48より幅広に形成し、ガイドプレート42の直線部48よりはみ出した移動プレート46には前後一対のロックプレート49の基部を取付軸50により回動自在に取付ける。ロックプレート49はカニのハサミのように、先端に二股状の二股部51を形成する。ロックプレート49は二股部51の中央に案内部52を形成し、二股部51の一方の前面または後面にロック溝53を形成する。一対のロックプレート49は、その基部の挿通孔54に取付軸50を挿通し、各ロックプレート49のロック溝53が夫々同一面上にて対面するように取付ける。
ガイドプレート42の直線部48の上部は前後に膨出させて突出部55を形成し、突出部55に案内体56を設ける。案内体56には前後のロックプレート49の案内部52を係合させる。ガイドプレート42の突出部55と移動プレート46はロックプレート49を挟持し、ロックプレート49の回動案内する作用を期待する。
案内体56と案内部52は、取付軸43が挿通孔44内の下方に位置するとき、前後のロックプレート49の間隔を広くするアンロック状態とし、取付軸43が挿通孔44内の上方に上動すると、移動プレート46を上動させ、移動プレート46が上動するとき左右のロックプレート49の間隔を狭くするロック状態に変位させるように構成する。
即ち、案内部52は、凹部また溝形状により上方至るに従い互いに中央に位置するように傾斜させる。
しかして、前記ガイドプレート42の間には、ラックギヤプレート60を設ける。ラックギヤプレート60は前後一対の脚部61により逆U字形状に形成し、脚部61の間に縦長の直線状で下部を開放した誘導溝62を形成する。誘導溝62は前記取付軸43の外周に嵌合させ、ラックギヤプレート60は誘導溝62が取付軸43の外周に摺接して上下するようにする。
また、ガイドプレート42には別途ガイド軸63を設け、ガイド軸63に誘導溝62を嵌合させる。
ラックギヤプレート60の上部には取付孔64を設け、取付孔64を座席フレーム5に取付軸65により取付ける。
ラックギヤプレート60の前面及び後面にはロック係合溝66を形成する。ラックギヤプレート60は前記前後のロックプレート49のロック溝53の間に位置させる。ラックギヤプレート60は通常状態ではロックプレート49に対して自由に上下し、アンカープレート41に荷重が掛かって、取付軸43が上動すると、前後のロックプレート49の間隔が狭くなって、ロックプレート49のロック溝53がロック係合溝66に係合してラックギヤプレート60の上動を停止(規制)させる。
前記取付軸43にはバネ68の上端を取付け、バネ68の下端は前記固定用取付軸45に係止する。バネ68は取付軸43を常時下方に位置するように付勢する。69はバネ取付用部材であり、前記取付軸43に取付ける。
また、挿通孔44は、前記ロックプレート49のロック溝53が前記ロック係合溝66に継脱するために、前記取付軸43が移動しうる長さの長孔に形成し、ロックプレート49の基部は挿通孔44内を上下する取付軸43により上下する。
しかして、前記車体側プレート6は前記車両用シート1を車体に前後位置調節自在にするスライドレール70のアッパーレール71により構成し、スライドレール70のアッパーレール71にガイドプレート42の下部を固定用取付軸45により取付ける。72はスライドレール70のロアーレールである。
(実施例の作用)
車両用シート1に着座し、シートベルト30のタングプレート34を持って引き出し、バックル35に係合させる。
次に、操作ダイヤル24を回すと、後側作動用回動部材21がロッド19を押し引きして後側回動アーム11を回動させ、後側回動アーム11は座席フレーム5の後部を上下させ、これに連動して前側回動アーム14も回動して座席フレーム5の前部を上下させ、座席シート1(車両用シート1)全体を車体側プレート6に対して上下させる。
この場合、ハイトロック装置40は、取付軸43がバネ68により牽引されているから、ロックプレート49の案内部52は案内体56に対して外側に位置している。
したがって、ロックプレート49のロック溝53はラックギヤプレート60のロック係合溝66より外側に位置してアンロック状態になっており、そのため、ラックギヤプレート60はロックプレート49に対して自由に上下し、座席フレーム5と車体側プレート6の上下間隔は変更可能となって、座席シート1の高さ調節を自由に行える。
しかして、緊急時にシートベルト30が緊張して着座者を車両用シート1に保持(拘束)すると、この着座者を保持する荷重は、バックル35を介してアンカープレート41に掛かり、アンカープレート41は取付軸43をバネ68の弾力に抗して挿通孔44内を上動させる。
取付軸43が上動すると、移動プレート46が上動し、移動プレート46に取付けた一対のロックプレート49が上動し、ロックプレート49が上動するとき、各二股部51の案内部52がガイドプレート42の案内体56により案内されて互いに接近するように移動する。
そのため、取付軸43にシートベルト30の荷重が掛かると、挿通孔44内を瞬時に上動して、緊急時のシートベルト30の緊張を感知する。そして、移動軸43の上動により一対のロックプレート49のロック溝53の間隔が狭くなり、ロック溝53はラックギヤプレート60のロック係合溝66に係合し、ハイトロック装置40をロックする。
ハイトロック装置40がロックすると、ハイト装置10をロックして、座席シート1(車両用シート1)全体の上動を直ちに停止固定する。
しかして、ハイトロック装置40は、U型のラックギヤプレート60の外面のロック係合溝66にロックプレート49のロック溝53を係合させてロックする構成であり、ガイドプレート42とラックギヤプレート60とは、シートの高さ調節したとき、2点間の距離が変更するだけであるから、ハイト装置10により座席シート1が斜め前後に上下しても、ガイドプレート42とラックギヤプレート60との上下動方向は常時直線移動となる。
したがって、ラックギヤプレート60の上下移動方向とシートベルト30の牽引方向は、座席シート1の高さが変化しても変化しない。
そして、ロックプレート49のロック溝53は、ロックプレート49の上動運動を案内部52と案内体56による挿通孔54(取付軸43)中心の回動運動に変更してロック係合溝66に係合するから、座席シート1(車両用シート1)が何れの高さ位置にあっても、ロックプレート49の回動方向とラックギヤプレート60との位置関係は変化せず、座席シート1の高さ調節しても、確実にロックする。
この場合、取付軸43は挿通孔44に係合し、挿通孔44は、ロックプレート49のロック溝53をロック係合溝66に継脱させるのために取付軸43が移動しうる長さに形成すればよいから、バネ68によるアンカープレート41を固定するだけでなく、そもそもの移動範囲を限定でき、作動を確実にする。
また、ラックギヤプレート60の一端は座席フレーム5に取付け、ラックギヤプレート60はガイドプレート42の取付軸43に対して摺動すればよく、また、他方の取付軸43にロックプレート49を取付ければよいから、ガイドプレート42とラックギヤプレート60との上下動方向は常時直線移動となって、取付スペースは頗る小型にでき、作動スペースもロック溝53がロック係合溝66に継脱に要する溝の幅以上であればよく、頗る小型になる。
また、ラックギヤプレート60の誘導溝62は、直線状に形成しているから、ハイト装置10のリンク機構の動きとは無関係に設置でき、取付の制約を減少させ、設計の自由度を高められる。
しかして、ラックギヤプレート60は、U型形状の一対の脚部61の間に誘導溝62を形成し、脚部61の外面にロック係合溝66を形成しているから、前後両側のロック係合溝66の二か所にロックプレート49が係合するので、ロックが確実である。
また、前記ロックプレート49は移動プレート46の両端部に回動自在に取付けているから、各ロックプレート49のロック溝53の回動方向がラックギヤプレート60のロック係合溝66の交差方向に近くなって、ロック溝53とロック係合溝66との係合が確実になる。
しかして、一対のロックプレート49の内側にロック溝53を設け、ロック溝53の外側のロックプレート49には前記ガイドプレート42に設けた案内体56に係合する案内部52を形成し、案内体56と案内部52は前記取付軸43が挿通孔44内を上動すると前記ロック溝53をロック係合溝66に係合するように構成しているから、ラックギヤプレート60の誘導溝62とロックプレート49とを合理的に配置し、小型にする。
即ち、座席シート1の上下に対してラックギヤプレート60は直線状に上下するから、斜めに円弧状に移動させる場合に比し、取付スペースのみならず、作動スペースも小型にできる。
また、座席シート1がどの高さであっても、シートベルト30による牽引方向と、取付軸43およびラックギヤプレート60の移動方向との位置関係は、常時変化しないので、ロック作動は確実となる。
しかして、ハイトロック装置40は、一対のロックプレート46を、夫々ラックギヤプレート60のロック係合溝66より外側に位置する取付軸50を中心に回動してロックするように構成しているから、一層、ロックプレート49の回動方向が平行移動に近くなって、ロック溝53とロック係合溝66との係合が確実になる。
また、ロックプレート49のロック溝53とラックギヤプレート60のロック係合溝66との噛み合いによるロックとなるから、座席シート1の高さ位置に関わらず、瞬時にロックする。
即ち、複数段の係合凹部に係合フックを係合させる構成だと、係合凹部に係合フックを係合するまで座席シート1は上動してしまうが、本願では、座席シート1が上動する前にシートベルト30の掛かった荷重を検知して、瞬時にロックする。
座席フレームの側面図。 ハイトロック装置の分解斜視図。 ハイトロック装置のアンロック状態の側面図。 同背面図。 同ハイトロック状態の側面図。
符号の説明
1…座席シート、5…座席フレーム、6……車体側プレート、10…ハイト装置、11…後側回動アーム、12…後側取付軸、13…取付軸、14…前側回動アーム、15…前側取付軸、16…取付軸、18…操作機構、19…ロッド、20…セクターギヤ、21…作動用回動部材、22…歯車、30…シートベルト、40…ハイトロック装置、41…アンカープレート、42…ガイドプレート、43…段付軸、44…挿通孔、45…固定用取付軸、48…直線部、49…ロックプレート、50…取付軸、51…二股部、52…案内部、53…ロック溝、54…挿通孔、55…突出部、56…案内体、60…ラックギヤプレート、61…脚部、62…誘導溝、64…取付孔、66…ロック係合溝、68…バネ、69…バネ取付用部材、70…スライドレール、71…アッパーレール、72…ロアーレール。

Claims (5)

  1. 車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて高さ調節自在に構成し、前記座席シート1に、一対の対称状のロック係合溝66を有するラックギヤプレート60の一端を取付け、前記車体側プレート6に、移動軸43を有する移動プレート46を上下自在に取付けたガイドプレート42の一端を取付け、前記移動プレート46には、緊急時着座者を座席シート1に拘束するシートベルト30の荷重により、前記各ロック係合溝66の所定位置に係合するロック溝53を形成したロックプレート46を一対設け、該各ロックプレート46は前記ロック係合溝66より外側に位置する取付軸50を中心に回動してロックするように構成した車両用シート。
  2. 車体側に取付けた車体側プレート6と車両用シートの座席シート1との間にリンク機構からなるハイト装置10を設けて高さ調節自在に構成し、該車両用シートには緊急時着座者を座席シート1に拘束するシートベルト30を設け、該シートベルト30の端部を係止したアンカープレート41を取付軸43に取付け、該取付軸43は前記車体側プレート6に固定状態に取付けたガイドプレート42の挿通孔44に上下自在に取付け、前記取付軸43には前記座席シート1に取付けたラックギヤプレート60の直線状に形成した誘導溝62を上下自在に取付け、前記取付軸43には移動プレート46を取付け、該移動プレート46の前記ラックギヤプレート60の誘導溝62より外側に突出する両側部には、前記誘導溝62より外側のラックギヤプレート60の外面に夫々形成した直線状のロック係合溝66に係合するロック溝53を形成したロックプレート49を前記ロック係合溝66より外側に夫々位置する一対の取付軸50により回動自在に取付けた車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2において、前記ガイドプレート42に上下自在に取付けた取付軸43にはシートベルト30の端部を係止したアンカープレート41を取付け、前記ロックプレート49は基部を移動プレート46に回動自在に取付け、一対のロックプレート49の内側にロック溝53を設け、ロック溝53の外側のロックプレート49には前記ガイドプレート42に設けた案内体56に係合する案内部52を形成し、前記案内体56と前記案内部52は前記取付軸43が挿通孔44内を上動すると前記ロック溝53をロック係合溝66に係合するように構成した車両用シート。
  4. 請求項3において、前記挿通孔44は、前記ロックプレート49のロック溝53を前記ロック係合溝66に継脱させるのために前記取付軸43が移動しうる長さに形成した車両用シート。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記取付軸43と前記ガイドプレート42との間には、前記ロックプレート49のロック溝53がロック係合溝66から離脱するように付勢するバネ68を設けた車両用シート。
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