JP2006240365A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、超扁平重荷重用空気入りタイヤにおいても、パターンノイズを低減させることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 タイヤ周方向に延びる周方向溝と、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とが交差することによって形成されるブロックを有し、タイヤ周方向に連なる複数のブロックをブロック列とし、ブロック列がタイヤ幅方向に少なくとも7列形成されている空気入りタイヤにおいて、幅方向溝におけるタイヤ周方向中心をタイヤ幅方向に延びる線を中心線とした場合において、同時に接地する幅方向溝の中心線が同じ角度である同角溝の数が、1つのピッチ内においてブロック列の数の半分未満となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、タイヤ周方向に延びる周方向溝と、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とが交差することによって形成されるブロックを有する空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤのトレッド部に形成されている溝に、路面と接する毎に空気が流入又は放出することにより、パターンノイズが発生することが知られている。
このパターンノイズを防ぐために、タイヤ周方向に延びるブロック列の形状が、タイヤ幅方向に交互に異なることにより、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝の位置や延びる方向を、タイヤ幅方向に交互に異ならせることが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように、幅方向溝の位置や延びる方向を、タイヤ幅方向に交互に異ならせることにより、一度に接地するタイヤ幅方向溝を半減させることができるため、パターンノイズを半減することができる。
特開昭63−279902号公報
しかしながら、例えば、扁平率が55%以下であるような超扁平重荷重用空気入りタイヤ等においては、タイヤ幅方向長さが通常よりも長いため、パターンノイズを半減させただけでは不十分であり、更なるパターンノイズの低減が望まれていた。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑み、超扁平重荷重用空気入りタイヤにおいても、パターンノイズを低減させることができる空気入りタイヤを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の特徴は、タイヤ周方向に延びる周方向溝と、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とが交差することによって形成されるブロックを有し、タイヤ周方向に連なる複数のブロックをブロック列とし、ブロック列がタイヤ幅方向に少なくとも7列形成されている空気入りタイヤにおいて、幅方向溝におけるタイヤ周方向中心をタイヤ幅方向に延びる線を中心線とした場合において、同時に接地する幅方向溝の中心線が同じ角度である同角溝の数は、1つのピッチ内においてブロック列の数の半分未満となることを特徴とする空気入りタイヤであることを要旨とする。
本発明の特徴に係る空気入りタイヤによると、幅方向溝におけるタイヤ周方向中心をタイヤ幅方向に延びる線を中心線とした場合において、同時に接地する幅方向溝の中心線が同じ角度である同角溝の数が、1つのピッチ内においてブロック列の数の半分未満となるため、一度に接地する幅方向溝の数を従来よりも低減させることができることにより、例えば、扁平率が55%以下であるような超扁平重荷重用空気入りタイヤ等においても、パターンノイズを低減させることができる。
また、一対の同角溝は、一方よりも50%以上の長さを有することが好ましい。同時に接地する一対の幅方向溝において、一方のタイヤ幅方向長さと比較し、50%以下の長さを有するものは、溝のタイヤ幅方向長さが短いことによってパターンノイズの発生に大きな影響を及ぼさないため、同角溝として計数しない。
本発明によれば、超扁平重荷重用空気入りタイヤにおいても、パターンノイズを低減させることができる空気入りタイヤを提供することができる。
以下において、本実施形態に係る空気入りタイヤ1について、説明する。
図1は、本実施形態に係るトレッド部6を備えた空気入りタイヤ1である。
同図に示すように、空気入りタイヤ1は、一対のビード部2と、一対のサイド部3と、カーカス層4と、ベルト層5と、トレッド部6とから構成されており、リム8に固定されている。
ビード部2は、一対備えられており、リング状で、空気入りタイヤ1をリム8に固定するための補強材である。
サイド部3は、後述するトレッド部6を介してタイヤ幅方向の両端に形成された壁面である。
カーカス層4は、サイド部3を構成しており、荷重や衝撃に耐え、タイヤ構造を保持するための層である。また、カーカス層4の両端部は、ビード部2に折り返されている。
ベルト層5は、カーカス層4と後述するトレッド部6との間にタイヤ周方向に配置され、空気入りタイヤ1を補強するためのものである。
トレッド部6は、路面と接触する厚いゴム層であり、カーカス層4やベルト層5を保護するためのものである。
図2は、本実施形態に係るトレッド部6を示す図である。
なお、同図は、図1におけるトレッド部6をA方向から見た図である。
同図に示すように、トレッド部6は、タイヤ周方向Sに延びる周方向溝10と、タイヤ幅方向Wに延びる幅方向溝11とが交差することによって形成されるブロック12を有している。
また、タイヤ周方向Sに連なる複数のブロック12をブロック列とし、ブロック列は、タイヤ幅方向Wに9列形成されている。
また、幅方向溝11におけるタイヤ周方向S中心をタイヤ幅方向Wに延びる線を中心線αとした場合において、同時に接地する幅方向溝11の中心線αが同じ角度である同角溝が、1つのピッチB内において、ブロック列の数の半分未満となる。
例えば、ブロック列を9列有する同図において、ブロック列C及びブロック列DのピッチB内に形成されている幅方向溝11の中心線αのみが、同時に接地し、また中心線αの角度が同じである同角溝であるため、ブロック列9の半分未満となる。
また、一対の同角溝は、一方よりも50%以上の長さを有する。即ち、同時に接地する一対の幅方向溝11において、一方のタイヤ幅方向長さと比較し、50%以下の長さを有するものは、溝のタイヤ幅方向長さが短いことによってパターンノイズの発生に大きな影響を及ぼさないため、同角溝として計数しない。
なお、ブロック列が、タイヤ幅方向Wに9列形成されているとして説明しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも7列形成されていればよい。
(本実施形態に係る空気入りタイヤの作用・効果)
空気入りタイヤの外周がPmmで、1つのピッチの長さがLmmである空気入りタイヤにおいて、時速Skm/hで走行した場合に発生するパターンノイズは、下記式
パターンノイズ[Hz]=(S×1000×1000/3600)×(P/L)/P=S×10/3600L
で表される。しかしながら、Lを変えてしまうと他の性能に影響を及ぼすため、1ピッチ毎に発生する騒音エネルギーを低減させる方法が考えられる。この騒音エネルギーは、各ブロック列のブロックが同時に接地することによって悪化するため、接地のタイミングを分散させる必要がある。
そこで、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によると、幅方向溝11におけるタイヤ周方向S中心をタイヤ幅方向Wに延びる線を中心線αとした場合において、同時に接地する幅方向溝11の中心線αが同じ角度である同角溝の数が、1つのピッチ内においてブロック列の数の半分未満となるため、一度に接地する幅方向溝11の数を従来よりも低減させることができることにより、例えば、扁平率が55%以下であるような超扁平重荷重用空気入りタイヤ等においても、パターンノイズを低減させることができる。
また、一対の同角溝は、一方よりも50%以上の長さを有することが好ましい。同時に接地する一対の幅方向溝11において、一方のタイヤ幅方向長さと比較し、50%以下の長さを有するものは、溝のタイヤ幅方向長さが短いことによってパターンノイズの発生に大きな影響を及ぼさないため、同角溝として計数しない。
以下において、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの実施例について、以下詳細に説明する。
それぞれ異なるトレッドパターンを有する実施例1及び比較例1のタイヤを製造し、ダイムラークライスラー社の2−Dトラクターヘッド及び3軸トレーラーの構成からなるACTOROS MPIIのドライブ軸に該タイヤを装着し、近接音を測定した。
近接音は、該タイヤの前方及び後方、かつ荷重直下から15cmの位置にマイクを設置し、速度70km/h(70〜80km/hでの加速時の平均値)で走行した時のものである。
<実施例1>
図2に示す本発明のトレッドパターンを有する扁平率が55%の超扁平重荷重用空気入りタイヤである。また、タイヤ幅方向中央のブロック列であるセンターブロックのタイヤ幅方向長さは、74mmであり、このブロック列のタイヤ幅方向中央には、タイヤ周方向に延びる細溝が形成されている。また、幅方向溝の深さは、15mm(ショルダー部においては底上げ有り)であり、幅は、7.6〜10mm(ブロック内のピッチが不規則に並べられたバリアブルピッチ)である。センターブロック内における周方向溝の深さは、12.0mmであり、幅は、7.6〜8.6mm(バリアブルピッチ)である。センターブロック以外における周方向溝の深さは、18mmであり、幅は、6.5mmである。ブロック内に形成されている細溝の深さは、1〜2mmであり、幅は、1mmである。
<比較例1>
図3に示すトレッドパターンを有する扁平率が55%である超扁平重荷重用空気入りタイヤである。同図に示すように、比較例1は、同時に接地する幅方向溝の中心線が同じ角度である同角溝の数を、1つのピッチ内において全9つのブロック列のうち5列、即ち半分以上有している。
また、実施例1及び比較例1の空気入りタイヤのサイズは、495/45R22.5であった。
また、空気入りタイヤの内圧は、正規内圧(900kPa)であり、荷重は、正規荷重(5800kg)であった。
Figure 2006240365
表1の結果より、実施例1は、比較例1と比べ、前方のマイク・後方のマイク共に近接音が低減されていることが分かった。
また、上記にて測定された近接音の音圧を周波数分析した結果を、表2に示した。
Figure 2006240365
表2の結果より、実施例1は、比較例1と比べ、音圧が低減されていることが分かった。
表1及び表2の結果より、同時に接地する幅方向溝の中心線が同じ角度である同角溝の数が、1つのピッチ内においてブロック列の数の半分未満となることにより、一度に接地する幅方向溝の数を従来よりも低減させることができることにより、例えば、扁平率が55%以下であるような超扁平重荷重用空気入りタイヤ等においても、パターンノイズを低減させることができることが分かった。
本発明の実施形態に係る空気入りタイヤを示す断面図である。 本発明の実施形態に係るトレッド部を示す図である。 本発明の実施例における比較例1のトレッド部を示す図である。
符号の説明
1…空気入りタイヤ
2…ビード部
3…サイド部
4…カーカス層
5…ベルト層
6…トレッド部
8…リム
10…周方向溝
11…幅方向溝
12…ブロック

Claims (2)

  1. タイヤ周方向に延びる周方向溝と、タイヤ幅方向に延びる幅方向溝とが交差することによって形成されるブロックを有し、タイヤ周方向に連なる複数の前記ブロックをブロック列とし、前記ブロック列がタイヤ幅方向に少なくとも7列形成されている空気入りタイヤにおいて、
    前記幅方向溝におけるタイヤ周方向中心をタイヤ幅方向に延びる線を中心線とした場合において、
    同時に接地する前記幅方向溝の前記中心線が同じ角度である同角溝の数は、1つのピッチ内において前記ブロック列の数の半分未満となることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 一対の前記同角溝は、一方よりも50%以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。

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