JP2006238105A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006238105A JP2006238105A JP2005050385A JP2005050385A JP2006238105A JP 2006238105 A JP2006238105 A JP 2006238105A JP 2005050385 A JP2005050385 A JP 2005050385A JP 2005050385 A JP2005050385 A JP 2005050385A JP 2006238105 A JP2006238105 A JP 2006238105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image processing
- data
- read
- image
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Image Input (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
【課題】 SOC内部のメモリ容量削減とメインメモリとSOC間のバス帯域低減を実現する。
【解決手段】 SOC内部にラスタ単位で画像処理する第1画像処理部と矩形単位で画像処理する第2画像処理部とが構成され、画像処理過程のデータをSOC外部に構成したメインメモリと出し入れすることで画像処理を実現する装置において、第1画像処理部にシェーディング補正処理部を構成し、且つ、シェーディング補正処理部固有のメモリは構成しないようにする。補正に使用する補正係数はメインメモリに暗出力側、白側の補正値を各色毎に圧縮した状態で保持し、補正処理開始時に圧縮された状態でSOC内部の補正処理部に転送する。補正処理部では復号化を実施することで補正値を再現し、補正に使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 SOC内部にラスタ単位で画像処理する第1画像処理部と矩形単位で画像処理する第2画像処理部とが構成され、画像処理過程のデータをSOC外部に構成したメインメモリと出し入れすることで画像処理を実現する装置において、第1画像処理部にシェーディング補正処理部を構成し、且つ、シェーディング補正処理部固有のメモリは構成しないようにする。補正に使用する補正係数はメインメモリに暗出力側、白側の補正値を各色毎に圧縮した状態で保持し、補正処理開始時に圧縮された状態でSOC内部の補正処理部に転送する。補正処理部では復号化を実施することで補正値を再現し、補正に使用する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像読取デバイス、例えばCCD(Charged Coupled Device)により読み取った画像データに対して、白側及び黒側の補正を行うシェーディング補正処理回路の構成に関するものである。
一般的に、シェーディング補正処理は入力デバイスにより読み取られた画像データの主走査方向のランプ光量分布ムラや、センサーチップの暗出力オフセットを補正するものである。暗出力オフセットの補正は、光源をオフした状態で主走査方向の画素データを取得したものを使用する。暗出力のオフセット値は例えば図5(b)のような状態となり、主走査方向画素毎に完全な黒レベルとはならず、若干のレベルを持った値となる。この暗出力の補正方法は、画像読取時に取得する画素データ値をVin、画素に対応した暗出力オフセット値をDshdとすると、以下(1)式にて表される(暗出力補正後データ:Vdshd)。
Vdshd = Vin − Dshd …(1)
白側の補正は、まず、光源をオンした状態で、装置に設置されている白基準板を読み取ることで主走査方向の白画素データの読取値を取得する。主走査方向の白画素データの読取値は、光量やデバイス特性により、図5(a)のような傾向にあり、主走査方向端部ほど白画素データのレベルが低くなる。この白画素レベルの補正を行うのが白側シェーディング補正であり、図5(a)中において、入力画素レベルが矢印方向に補正されるようなシェーディング補正値を算出する。具体的には、ターゲットとする白レベル値をshd_const、白側シェーディング補正値をshd、暗出力補正後の画像データをVdshdとすると、白側補正後の画素データVshdは以下(2)式にて表される。
白側の補正は、まず、光源をオンした状態で、装置に設置されている白基準板を読み取ることで主走査方向の白画素データの読取値を取得する。主走査方向の白画素データの読取値は、光量やデバイス特性により、図5(a)のような傾向にあり、主走査方向端部ほど白画素データのレベルが低くなる。この白画素レベルの補正を行うのが白側シェーディング補正であり、図5(a)中において、入力画素レベルが矢印方向に補正されるようなシェーディング補正値を算出する。具体的には、ターゲットとする白レベル値をshd_const、白側シェーディング補正値をshd、暗出力補正後の画像データをVdshdとすると、白側補正後の画素データVshdは以下(2)式にて表される。
Vshd = (shd_const/shd) × Vdshd …(2)
したがって、上記シェーディング補正を実現するハードウェアを構成する場合、対応する原稿画像データサイズの主走査方向画素数分の暗出力補正係数及び白側シェーディング補正係数を保持するラインメモリが必要となる。例えば対応する原稿サイズがA4、解像度600dpiである場合、主走査方向5200画素分の補正係数を保持するだけのメモリ容量が必要となる。また、シェーディング補正を行う際の補正係数の精度は、入力画素データのビット精度にもよるが、近年の画像読取装置の精度から考えると、暗出力側、白補正側ともに16bitの精度を持たせるのが一般的である。即ち、各画素で32bitの補正値を有することになり、画像読取装置が対応する原稿画像サイズ及び解像度に依存して莫大なメモリ容量が必要となる。
したがって、上記シェーディング補正を実現するハードウェアを構成する場合、対応する原稿画像データサイズの主走査方向画素数分の暗出力補正係数及び白側シェーディング補正係数を保持するラインメモリが必要となる。例えば対応する原稿サイズがA4、解像度600dpiである場合、主走査方向5200画素分の補正係数を保持するだけのメモリ容量が必要となる。また、シェーディング補正を行う際の補正係数の精度は、入力画素データのビット精度にもよるが、近年の画像読取装置の精度から考えると、暗出力側、白補正側ともに16bitの精度を持たせるのが一般的である。即ち、各画素で32bitの補正値を有することになり、画像読取装置が対応する原稿画像サイズ及び解像度に依存して莫大なメモリ容量が必要となる。
このメモリ容量を削減するための提案件として、例えば特開2000−022955のように、専用紙と出力紙のデータを予め取得しておき、更に色空間変換を用いて、実際に補正する際には特性値を用いて演算することでシェーディング補正に必要となるメモリ容量を削減する方法がある。また、シェーディング補正処理の実行単位をラインバッファが必要となるラスタ単位ではなく、矩形単位とすることでシェーディング補正処理に必要となるメモリ容量を削減する方法がある。
この方式を用いた従来装置の制御部構成を図7に示す。同図において、100は従来装置全体を制御するCPU、200はCPU100のバス、300は装置のメインメモリであり、SDR或いはDDRといった記憶デバイスにより構成される。400はメインメモリ300を制御するメモリコントローラ、500は画像データバスである。600及び700はDMACであり、メモリコントローラ400との協調動作によって、画像データのメインメモリとの出し入れを制御する。800はDMAC600及びDMAC700の動作を制御する調停回路であり、DMAC600による転送するデータ量とDMAC700が転送するデータ量で追い越しが発生しないように調停制御する。900は読取デバイス(CCD)、1000はアナログフロントエンド(以下、AFE)であり、CCD900が出力するアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。1100は読取デバイス制御部であり、CCD900及びAFE1000に対して制御信号1200、制御信号1300を出力することで動作を制御する。1400はAFE1000が、制御信号1300に同期して出力するデジタル信号である。1500は読取画像処理部であり、入力画像データに対して、シェーディング補正処理等の画像処理を実施する。1600及び1800は記録系画像処理時の画像転送制御を行うDMAC、1700は輝度濃度変換、N値化処理等を実施する記録画像処理部、1900は記録画像処理部1700が処理した画像データをLBP(Laser Beam Printer)等の記録エンジンに出力する記録i/f部、2000は記録エンジンである。2100は、従来装置に接続されたPC、2200はPCi/f部、2300はメインメモリ300に記憶した画像データをPCi/f部2200を介してPC2100に転送するDMACである。
なお、前記各処理ブロックはメインメモリ300、CCD900、AFE1000、エンジン2000及びPC2100を除いて、LSI(SOC:System on Chip)として構成され、CPU或いは内部処理ブロックは、メモリコントローラ300を介することでのみデータに対してアクセスすることが出来る。
次に従来装置での画像データパスについて説明する。CCD900により読み取られた画像データはアナログ信号としてAFE1000に出力される。AFE1000は読取デバイス制御部1100からの制御信号1300に従って、CCD900のアナログ画像信号をデジタル信号に変換し、読取デバイス制御部1100に出力する。読取デバイス制御部1100は、AFE1000から入力されるデジタル画像データをコンポーネント毎、即ち、赤(以下、R)、緑(以下、G)、青(以下、B)のラスタデータとしてDMAC600に出力する。DMAC600はCPU100の設定に従い、メモリコントローラ400を介して画像データを転送する。
転送画像データはメインメモリ300にR,G,Bのラスタデータとして記憶される。一般的にCCD900の出力は、デバイス構成により、R,G,Bのラスタデータにライン間遅延が存在する。つまり、同時タイミングで読み取られる各コンポーネント画素データは同じ画素位置のものではない。したがって、R,G,Bのライン間を補正する分の画像データがメインメモリ300に記憶されてはじめて入力位置の合った画素データを後段処理に対して出力出来る。メインメモリ300に前記CCD900によるライン間補正可能な画像データが記憶されると、CPU100は後段画像処理ブロックである読取画像処理部1500に対してデータを転送するべくDMAC700を起動する。ライン間補正を行うハードウェアは構成されていないため、DMAC700への転送開始アドレス制御にて、各コンポーネント間のライン間補正を実現する。例えばメインメモリ300のアドレス10000番地にRの1ライン目のデータ、アドレス50000番地にGの1ライン目のデータ、90000番地にBの1ライン目のデータが記憶されていた場合は、DMAC700には各々の先頭アドレス、即ち、10000番地、50000番地、90000番地をスタートアドレスとして転送するように設定する。DMAC700はCPU100の設定及び起動に従い、メモリコントローラ400との協調によりメインメモリ300から所定のライン間補正後画像データを読取画像処理部1500に対して出力するが、シェーディング補正に使用するメモリ容量を削減するために、ラスタ順次での画像転送は行わず、矩形領域単位での画像転送を実施する。図4は矩形領域転送制御を示す図である。図4(a)の領域(0,0)に関しては、その有効画素領域(abcd)に対して周辺領域AB1CD1が設定されており、画像データの読み出しはAをスタートアドレスとして、対応するデータが主走査方向B1アドレスまで読み出される。主走査方向のデータの読み出しが終了すると、次に読み出すデータのアドレスを、副走査方向に1ライン分をシフトした図中のA2アドレスに移し、主走査方向にB3アドレスの画素までデータが読み出される。以下同様にデータが読み出され、領域(0,0)周囲に示した点線矩形領域の最終ラインに相当するCアドレスからD1アドレスまでの主走査方向のデータの読み出しが行われて、領域(0,0)のデータの読み出しが完了する。領域(0,1)に関しては、その有効画素領域(efgh)に対して、周辺領域B2FGHが設定されており(図4(b))、画像データの読み出しはB2をスタートアドレスとして、対応するデータが主走査方向Fアドレスまで読み出される。主走査方向のデータの読み出しが終了すると、次に読み出すデータのアドレスを、副走査方向に1ライン分シフトした図中のB4アドレスに移し、主走査方向にB5アドレスの画素までデータが読み出される。そして、領域(0,1)に対応する周辺領域の最終ラインに相当するGアドレスからHアドレスまでの主走査方向の画像データの読み出しが行われて第2領域のデータの読み出しが完了する。以上の処理により、有効領域の周辺を含む矩形領域のデータが読み出される。以下、同様の処理が各矩形領域に対して行われる。領域(0,0)の有効領域abcd、或いは領域(0,1)の有効領域efghに対して周辺領域を設定している理由は、処理する画像処理によって、画像処理対象画素に対して参照する周囲画素が必要となるからである。図4(c)に周辺領域と有効領域を説明する図を示す。図4(c)において、Na、Nb、Nc、Ndは網かけで記した部分の有効領域に対して左右上下に必要となる周辺画素数を示している。また、Nm、Nsは矩形領域として転送する周辺領域を含んだ画像領域の主走査方向画素数、副走査方向画素数である。例えば、7×7の空間フィルタ処理を実施する場合、処理対象画素には左右、上下ともに3画素の参照画素が必要となるため、Na、Nb、Nc、Ndの値は3となる。つまり、矩形領域で処理する画像処理内容に応じてNa、Nb、Nc、Ndの値が決まる。
従来装置においては、前記説明した矩形領域を画像処理領域とすることで、シェーディング補正係数を保持するメモリ容量を削減している。図8に矩形領域単位で画像処理を行う読取画像処理部1500の構成図を示す。同図において、1501はシェーディング補正処理部、1502はシェーディング補正を実施する画像データ、1503はシェーディング補正係数である。1504は読み取ったカラー画像データに対して補正処理を行う入力マスキング処理、1505はシェーディング補正処理部1501及び入力マスキング処理部1504の処理後の16bitデータをローカルメモリ1506に保持したテーブル内容に応じて8bitに変換するLUTである。1507は入力画素データが文字データであるか否かを判別する文字判別部、1508は文字判別結果信号、1509は入力画素に対して、文字判別結果信号1508の判別信号が示す値に対応させてエッジ強調処理等を施すフィルタリング処理部、1510は入力画像データ解像度に対して変換を施す変倍処理部、1511は変倍処理部1510の出力画像信号を所定サイズにトリミング処理、或いは指定領域でのマスキング処理を施すトリミングマスキング処理部である。1513は矩形領域分の画像データを処理の進行状況に応じて保持し、更に矩形領域の主走査方向画素数分(Nm分)のシェーディング補正係数を保持するローカルメモリ1513、1512はローカルメモリ1513を制御するローカルメモリコントローラである。なお、ローカルメモリコントローラ1512は、ローカルメモリ1513へのアクセス制御を行って、各画像処理部に対して画像データ転送制御も行う。
従来装置におけるシェーディング補正処理は、ローカルメモリ1513のメモリ容量が矩形領域分であるため、処理に際して必要となるシェーディング補正係数を、矩形領域の画像処理開始時点で、その都度メインメモリ300から対応画素位置のシェーディング補正係数を記憶されている状態のまま読取画像処理部1500に転送することで実現する。
特開2000−22955号公報
しかしながら、前記従来装置においては、矩形領域範囲ではあるものの、シェーディング補正を行うための補正係数を保持する分のメモリ容量をLSI内部に構成しなければならない。LSIのコストを抑える上で重要となるのは、内部の半導体ダイサイズを出来る限り小さくすることであるが、メモリ容量の増大は前記ダイサイズを大きくする方向にのみ作用するため、コストを抑えたコントローラLSIを構成する上での問題となる。また、シェーディング補正処理やLUT処理のように、処理に際して周辺画素の参照が必要ないものに対しても矩形領域処理を対応させているため、有効領域を得るための周辺領域部分に関し、重複する形でシェーディング補正係数の転送を行う必要があり、転送効率、装置としての性能の観点からも問題となる。
本発明は、上記問題点の解決を目的としたものであり、解決するための手段として、入力画像データをライン単位で読取画像処理する第1の読取画像処理手段と、該第1読取画像処理手段による処理画像データを矩形単位で読取画像処理する第2の読取画像処理手段を有し、画像処理過程の画像データを該第1読取画像処理手段及び該第2読取画像処理手段に個別に接続された記憶手段に保持せず、装置の主記憶手段に出し入れしながら装置全体の画像処理を実施する画像処理装置において、該第1読取画像処理手段がライン単位で必要とする画像処理パラメータを圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された画像処理パラメータを該主記憶手段に保持し、画像読取動作時に該主記憶手段に記憶した圧縮された画像処理パラメータをライン単位処理時に読み出す読取手段と、該読取手段によって読み取ったデータを該第1読取画像処理手段に転送する転送手段と、該転送手段による転送データに対して復号化処理を行う復号化処理手段と、個別の記憶手段を持たず、該復号化処理手段により復号化されたライン単位の画像処理パラメータのみを用いてライン単位の画像処理を行う画像処理手段とを設けたものである。
(作用)
シェーディング補正処理を実施する画像処理回路にシェーディング補正係数を保持するメモリを構成しないことでハードウェア規模削減を実現するようにしたものである。また、メインメモリから内部の画像処理回路に対してシェーディング補正係数を転送する際、補正係数の特性を利用した圧縮をかけることで、メインメモリからの転送効率向上及びLSI内部のバス帯域を圧縮するようにしたものである。更に、メインメモリから補正係数を転送することにより、LSI内部のメモリ容量に依存せずに対応原稿サイズを拡張出来るようにしたものである。
シェーディング補正処理を実施する画像処理回路にシェーディング補正係数を保持するメモリを構成しないことでハードウェア規模削減を実現するようにしたものである。また、メインメモリから内部の画像処理回路に対してシェーディング補正係数を転送する際、補正係数の特性を利用した圧縮をかけることで、メインメモリからの転送効率向上及びLSI内部のバス帯域を圧縮するようにしたものである。更に、メインメモリから補正係数を転送することにより、LSI内部のメモリ容量に依存せずに対応原稿サイズを拡張出来るようにしたものである。
以上、説明したように、本発明では、シェーディング補正実施に必要となる補正係数を保持するためのメモリをLSI内部に構成しないため、LSIのダイサイズを抑え、コストダウンを実現することが可能となる。また、シェーディング補正係数をLSI外部のメインメモリからLSI内部のシェーディング補正処理部に転送する際、前記補正係数に対して圧縮をかけた状態で転送させ、シェーディング補正処理部では復号して補正処理に使用するため、メインメモリとLSI間及びLSI内部のデータ転送効率を上げ、バス帯域圧縮を実現出来るという効果がある。更に、矩形領域処理に適さないシェーディング補正処理をCCD、AFEといった入力デバイス制御を行う処理部に構成したことにより、装置に接続されたPCに画像データを取り込むスキャナモードで動作させる場合、重複領域の画像データを含んだ矩形領域画像データの転送及び画像処理を行わせることなく動作させることが出来るため、装置全体としての処理動作性能の向上を達成出来るという効果がある。また、LSI内部のメモリ容量に依存しない状態で対応する原稿画像サイズの拡張を持たせることが出来るという効果がある。
図1に本発明の構成図を示す。同図において、従来装置と同じ機能を有する処理部に関しては、同一符号を付加し、ここでの詳細な説明は省略する。10は従来装置の読取デバイス制御部の機能に、画像処理機能を付加した第1の読取画像処理部、20は従来装置の読取画像処理部と同様、矩形領域単位の入力画像データに対して画像処理を実施する第2の読取画像処理部である。別図を用いて、更に詳細に読取画像処理部10及び読取画像処理部20の処理構成を説明する。図2は読取画像処理部10の内部構成を示す図である。同図において、101は読取デバイス制御部であり、CCD900、或いはAFE1000の制御を行い、デジタル画像データを取り込む。102は読取デバイス制御部101の出力画像データに対して、白側、暗出力側の補正を行うシェーディング補正処理部、103はシェーディング補正処理部102が出力する16bitデータに対して、接続されたローカルメモリ104の設定値を用いることで、入力データの補正を行うとともに、8bitデータに変換するLUT処理部である。本発明装置においては、シェーディング補正処理に必要となる補正係数はLSI内部に保持することはせず、LSI外部のメインメモリ300に記憶させる。即ち、LSI内部にシェーディング補正係数を保持するメモリを構成しない。画像処理動作開始時、CPU100はDMAC700に対し、メインメモリに記憶したシェーディング補正係数の転送設定を実施する。DMAC600はCPU100の設定に従い、メモリコントローラ400と協調して、メインメモリ300に記憶しているシェーディング補正係数を読取画像処理部10に対して転送する。なお、この際、DMAC700が転送するシェーディング補正係数は、画素当り32bit(暗出力側16bit、白側16bit)そのままのデータではなく、圧縮された状態であるものとする。図5(a)及び図5(b)に示す通り、主走査方向の暗出力及び白データレベルは前画素値との相関が強い。したがって、求められる補正係数にも当然相関がある。よって、例えば、前データと現データとの差分を取って圧縮するDPCM方式などを適用すればシェーディング補正データに圧縮がかかり、転送するデータ量の削減が可能となる。なお、圧縮処理は各コンポーネントの暗出力側、白補正側で別々に行う。転送データ量の削減は、特にメインメモリ300とLSI内部との間でデータの転送を何度も繰り返すことで所望の画像処理を実現する構成においては、バス帯域圧縮に大きな効果がある。なお、前記説明においては、圧縮方法としてDMCPを例に挙げたが、本発明に適用する圧縮方式は前記方式に制限されるものではない。
次に前記転送される圧縮されたシェーディング補正係数を受けて、シェーディング補正処理を実施するシェーディング補正処理部102の内部構成に関して説明する。図6はシェーディング補正処理部102の構成を示す図である。同図において、10201、10202、10203は各々、読取デバイス制御部101が出力するR,G,Bの画像データ、10204〜10209は、R,G,B各々に対応する圧縮された暗出力補正データと白側補正データ、10210は各コンポーネントに対応した暗出力補正データ及び白側補正データに対して復号化処理を実施する補正係数復号処理部であり、圧縮方法に対応した復号化処理動作が行われる。
10211〜10215は各コンポーネントに対応した復号化後の暗出力補正データ及び白側補正データである。10216〜10218はR,G,B各コンポーネントに対応したシェーディング補正回路であり、入力される画素データと暗出力補正係数及び白側補正係数を用いて、(1)式、(2)式に基づきシェーディング補正処理を実施する。10220〜10222はR,G,Bのシェーディング補正後データであり、後段処理、即ちLUT処理部103に出力される。
LUT103の出力データは、DMAC600に対して出力される。DMAC600は、CPU100の設定値に従い、メモリコントローラ400と協調してLUT103の処理後の画像データをメインメモリ300に転送する。
読取動作がスキャナ動作モードである場合、メインメモリ300に記憶されたLUT103処理後の画像データは、メモリコントローラ400、バス200及びDMAC2300を介してPCi/f2200に転送される。PCi/f2200はDMAC2300から転送される画像データをPC2100に対して出力する。即ち、スキャナ動作モードである場合は、読取画像処理20に対して画像データを入力させることなく処理を行う。
読取動作がコピー動作モードである場合、メインメモリ300に記憶されたLUT103処理後の画像データは、メモリコントローラ400、DMAC700を介して読取画像処理部20に転送される。読取画像処理部20での処理単位は、従来装置と同様矩形領域単位の処理である。図3に読取画像処理部20の構成図を示す。同図において、201は入力データに対して補正処理を行う入力マスキング処理、202は入力データを画素毎に文字判別する文字判別処理部、203は文字判別処理部202が出力する文字判別信号、204は入力データに対して、文字判別信号203の値に応じたフィルタリング処理を実施するフィルタ処理部、205は入力画像データに対して解像度変換を実施する変倍処理部、206は変倍処理部205の出力データに対して、所定サイズでトリミング処理する、或いは指定領域でマスキング処理を実施するトリミングマスキング処理部、207は読取画像処理部20内部の各画像処理部への画像データを制御し、且つ内部に構成されたローカルメモリ208の制御を行うローカルメモリコントローラである。ローカルメモリ208の容量は処理単位である矩形領域分であることは従来装置と同一である。即ち、画像処理を実施する際は、隣接する有効矩形領域を得られるように、周辺領域を重複させて処理を開始させる。読取画像処理部20により処理された画像データは、DMAC700、メモリコントローラ400により一旦、メインメモリ300に転送される。読取画像処理部20による処理が実施された画像データが所定サイズ分メインメモリ300に記憶されると、メモリコントローラ400及びDMAC1600によって記録画像処理部1700に転送される。記録画像処理部1700は入力される読取画像処理後の画像データに対して所定の画像処理、例えば、輝度濃度変換処理、N値化処理等を施して出力する。記録画像処理後のデータは、再度DMAC1600及びメモリコントローラ400によってメインメモリ300に転送される。出力エンジンがLBPである場合は、メインメモリ300に1ページ分のデータが記憶された時点で、LBPエンジンに転送される。即ち、メモリコントローラ400、DMAC1800及び記録i/f部1900によってエンジン2000に転送される。
Claims (3)
- 入力画像データをライン単位で読取画像処理する第1の読取画像処理手段と、該第1読取画像処理手段による処理画像データを矩形単位で読取画像処理する第2の読取画像処理手段を有し、画像処理過程の画像データを該第1読取画像処理手段及び該第2読取画像処理手段に個別に接続された記憶手段に保持せず、装置の主記憶手段に出し入れしながら装置全体の画像処理を実施する画像処理装置において、該第1読取画像処理手段がライン単位で必要とする画像処理パラメータを圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段により圧縮された画像処理パラメータを該主記憶手段に保持し、画像読取動作時に該主記憶手段に記憶した圧縮された画像処理パラメータをライン単位処理時に読み出す読取手段と、該読取手段によって読み取ったデータを該第1読取画像処理手段に転送する転送手段と、該転送手段による転送データに対して復号化処理を行う復号化処理手段と、個別の記憶手段を持たず、該復号化処理手段により復号化されたライン単位の画像処理パラメータのみを用いてライン単位の画像処理を行う画像処理手段とからなることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1において、画像処理手段は読取画像の暗出力及び白補正を行うシェーディング補正処理であり、圧縮された画像処理パラメータは読取成分毎の暗出力及び白補正係数であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1において、外部接続機器に対して読取画像データを転送する場合は、該第1読取画像処理手段による画像処理のみを行い、該第2画像処理手段による画像処理は実施しないことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005050385A JP2006238105A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005050385A JP2006238105A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006238105A true JP2006238105A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37045266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005050385A Withdrawn JP2006238105A (ja) | 2005-02-25 | 2005-02-25 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006238105A (ja) |
-
2005
- 2005-02-25 JP JP2005050385A patent/JP2006238105A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7495669B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP3732702B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US20080013133A1 (en) | Contact-type color scanning unit, image scanning device, image scanning method, and computer program product | |
JP2008035502A (ja) | 多機能プリンタ装置、及び画像処理方法 | |
US7817297B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP2003008846A (ja) | 原稿読み取り装置および画像形成装置 | |
JP4528843B2 (ja) | ラインバッファ回路、画像処理装置、および画像形成装置 | |
US8174732B2 (en) | Apparatus, method, and computer program product for processing image | |
JPH03217976A (ja) | 画像処理システム | |
JPH04261265A (ja) | 画像処理装置 | |
JP4543109B2 (ja) | 画像処理装置および画像形成装置 | |
JP2004220584A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2006238105A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2008068547A (ja) | 画像形成装置 | |
US9019404B2 (en) | Image processing apparatus and method for preventing image degradation | |
JP2004220585A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2005031759A (ja) | 空間フィルタを適用する画像処理装置及び画像処理方法 | |
JPH09179973A (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
JP2660170B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP2006238104A (ja) | 画像処理装置 | |
JP4328609B2 (ja) | 画像処理装置、方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JPH04252386A (ja) | 画像処理装置 | |
JPH08251408A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2726053B2 (ja) | 画像読取り装置 | |
JP2005244773A (ja) | 画像処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080513 |