JP2006237940A - パケット通信装置、パケット通信システム、パケット通信方法、及びパケット通信プログラム - Google Patents

パケット通信装置、パケット通信システム、パケット通信方法、及びパケット通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 通信データごとの圧縮の可否を判断した上で通信データに圧縮を施すこと。
【解決手段】 通信データとしてのIPパケットに基づいてX.25パケットを生成する信号処理部132を含む基地局装置において、データ圧縮部130は、IPパケットの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得し、IPパケットのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示されるものについて、圧縮を行い、信号処理部132は、前記圧縮されたIPパケットについては圧縮されたものに基づいてX.25パケットを生成することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明はパケット通信装置、パケット通信システム、パケット通信方法、及びパケット通信プログラムに関する。
近年のパケット通信システムには、パケットデータを送信するための通信区間の通信品質を確認してから、パケットデータの基となる通信データの圧縮率を決定するようにしているものがある。例えば特許文献1に記載のパケット通信システムでは、アプリケーションレイヤからベースバンドレイヤに対し通信品質を問い合わせ、問い合わせ結果である通信品質に応答して上記圧縮の圧縮率を変更している。より具体的には通信品質が悪い場合に通信データの圧縮率を高くすることによりパケットデータのサイズを小さくし、送受信しやすいようにしている。
特開2003−309541号公報
ここで、通信データの圧縮率が高くなればなるほど、圧縮・解凍処理には時間を要するようになるのが一般的である。このため、上記従来のパケット通信システムでは、圧縮率が高くなるほど通信データの送受信に発生する遅延が大きくなる。遅延が大きくなると、VOIP(Voice Over IP)の通話データやストリーミングデータなど即時到達の必要性が高い通信データは顕著な影響を受け、極端な場合には通信が途切れてしまうこともある。一方、即時到達の必要性が低いメールデータなどの通信データでは、遅延が大きくなっても通信は可能である。
しかしながら、従来は、通信データごとの圧縮の可否を判断した上で通信データに圧縮を施すことはできなかった。このため、通信データごとの即時到達性に関わらず圧縮率が決定され、上記遅延が大きくなって通信が途切れてしまう場合があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、通信データごとの圧縮の可否を判断した上で通信データに圧縮を施すことを可能にするパケット通信装置、及びパケット通信システム、パケット通信方法、及びパケット通信プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するための本発明に係るパケット通信装置は、通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するパケットデータ生成手段と、前記生成されたパケットデータを送信するパケットデータ送信手段と、を含むパケット通信装置において、前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得する圧縮可否データ取得手段と、前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行う通信データ圧縮手段と、をさらに含み、前記パケットデータ生成手段は、前記通信データ圧縮手段により圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成する、ことを特徴とする。
このようにすることにより、通信データごとの圧縮の可否を判断した上で通信データに圧縮を施すことが可能になる。例えば、パケット通信を行う移動体通信システムでは、パケット通信装置たる基地局装置において、ネットワークから受信したIPパケットの圧縮の可否を判断した上でIPパケットに圧縮を施す。そして、圧縮されたIPパケットについては圧縮後のIPパケット、圧縮されなかったIPパケットについては受信したIPパケット、にそれぞれ基づいてX.25パケットを生成し、該X.25パケットを移動局装置に送信することができる。
また、上記パケット通信装置において、前記圧縮可否データは、前記通信データの即時送達の必要性に応じて決定されるデータである、こととしてもよい。
本発明によれば、即時到達の必要性の高い通信データと、即時到達の必要性の低い通信データと、で圧縮の可否を異ならせることができるので、圧縮・解凍処理による遅延量を異ならせることができる。
また、本発明に係るパケット通信システムは、上記パケット通信装置を含むパケット通信システムにおいて、前記通信データは、アプリケーションプログラムによって生成されており、前記アプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて、前記圧縮可否データを記憶する圧縮可否データ記憶手段、を含み、前記圧縮可否データ取得手段は、前記通信データを生成したアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて記憶される圧縮可否データを、前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データとして取得する、ことを特徴とする。
このようにすることにより、例えばVOIPアプリケーションプログラムにより生成された通信データについては圧縮せず、メールアプリケーションプログラムにより生成された通信データについては圧縮する、というように、アプリケーションプログラムごとに通信データの圧縮可否を決定することができる。このため、アプリケーションプログラムごとに圧縮・解凍処理による遅延量を異ならせることができる。
なお、本発明の別の一側面に係るパケット通信装置は、アプリケーションプログラムによって通信データを生成する通信データ生成手段と、前記アプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて、前記圧縮可否データを記憶する圧縮可否データ記憶手段と、前記通信データを生成したアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応した前記圧縮可否データを、前記圧縮可否データ記憶手段から取得する圧縮可否データ取得手段と、前記取得した圧縮可否データを、他の装置に送信する送信手段と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るパケット通信方法は、通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するステップと、前記生成されたパケットデータを送信するステップと、を含むパケット通信方法であって、前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得するステップと、前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行うステップと、をさらに含み、前記パケットデータを生成するステップにおいて、前記圧縮を行うステップにおいて圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成する、ことを特徴とする。
また、本発明に係るパケット通信プログラムは、コンピュータに、通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するステップと、前記生成されたパケットデータを送信するステップと、を実行させるためのパケット通信プログラムであって、前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得するステップと、前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行うステップと、をさらに実行させ、前記パケットデータを生成するステップにおいて、前記圧縮を行うステップにおいて圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成させる、ことを特徴とする。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る移動体通信システム10の構成図である。同図に示すように、本実施の形態に係る移動体通信システム10は基地局装置20、移動局装置30、通信ネットワーク40を含んで構成されている。
基地局装置20は、図2に示すように、制御部21と、記憶部22と、無線通信部23と、ネットワークインターフェイス部24と、を含んで構成されている。制御部21は、基地局装置20の各部を制御し、通話、データ通信、又はパケット通信に関わる処理を実行している。
記憶部22は、制御部21のワークメモリとして動作する。また、この記憶部22は、制御部21によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持している。さらに、記憶部22は、無線通信部23において用意される通信チャネルが使われている割合を示す無線リソース占有率情報も記憶する。また、記憶部22は、後述するように、アプリケーションセッションIDごとにアプリケーション圧縮可否データを記憶する。
無線通信部23は、空中線を備え、移動局装置30からの音声信号や通信用パケット(X.25パケット)等をそれぞれ受信して復調し、制御部21に出力したり、制御部21から入力される指示に従って、制御部21から入力される音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、といった処理を行う。無線通信部23は、移動局装置30との通信を行うための複数の通信チャネルを備えている。パケット通信においては、複数の通信チャネルのうち少なくとも1つの通信チャネルが、複数の移動局装置30によって共用される。
ネットワークインターフェイス部24は、通信ネットワーク40と接続されており、通信ネットワーク40からの音声信号や通信用パケット(IPパケット)等を受信して制御部21に出力したり、制御部21の指示に従って音声信号や通信用パケット(IPパケット)等を通信ネットワーク40に対して送信したりする。
移動局装置30がパケット通信を行う場合、ネットワークインターフェイス部24において通信ネットワーク40から受信される通信データは、OSI参照モデルのネットワーク層におけるIPパケットである。ネットワークインターフェイス部24からこのIPパケットを入力された制御部21は、IPパケットに基づいてX.25パケットを生成して、無線通信部23に出力する。X.25パケットを生成する処理は、具体的には、IPパケットを同じネットワーク層のX.25プロトコルによりカプセル化する処理である。すなわち、通信ネットワーク40においてはIPパケットにより通信データの送受信がなされるが、無線区間においてはそのIPパケットをX.25パケットによりカプセル化した状態で通信データの送受信がなされる。
移動局装置30は、図3に示すように、制御部31と、記憶部32と、無線通信部33と、を含んで構成されている。制御部31は、移動局装置30の各部を制御し、通話、データ通信、又はパケット通信に関わる処理を実行している。また、アプリケーションプログラムを実行し、必要に応じアプリケーションプログラムによる通信データであるIPパケットの作成を行う。さらに、無線通信部33が受信したX.25パケットに含まれるIPパケットを抽出してアプリケーションプログラムに渡し、アプリケーションプログラムによる処理を施す処理も行う。
記憶部32は、制御部31のワークメモリとして動作する。また、この記憶部32は、制御部31によって行われる各種処理に関わるプログラムやパラメータを保持している。さらに記憶部32は、制御部31で使用するアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラム情報と、該アプリケーションプログラムの作成する通信データ(IPパケット)の圧縮可否を示すアプリケーション圧縮可否データと、を対応付けて記憶する。
無線通信部33は、空中線を備え、制御部31から入力される指示に従って、音声信号や通信用パケット等を変調して空中線を介して出力したり、空中線に到来する音声信号や通信用パケット(X.25パケット)等を受信して復調し、制御部31に出力したり、といった処理を行う。無線通信部33は、無線通信部23において備えられる通信チャネルのうち少なくとも1つを使用して基地局装置20との通信を行う。
移動局装置30は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを使用して通信を行う。通信は、アプリケーションプログラムごとに行われる。具体的には、アプリケーションプログラムは通信相手となるアプリケーションプログラムとの間にセッションを確立し、該セッション上で通信を行う。このとき、セッションを識別するためにアプリケーションセッションIDが付与される。アプリケーションセッションIDは通信ネットワーク40に接続される他のシステムを含む移動体通信システム10上で一意に決定される文字列であり、後述するように、基地局装置20がこのアプリケーションセッションIDを参照することにより、各移動局装置30が各アプリケーションを用いて行う通信を識別することとしている。
アプリケーションプログラムの具体的な例としては、例えばメール、VOIP、ストリーミングが挙げられる。なお、アプリケーションプログラムは基地局装置20ではなく通信ネットワーク40上のコンピュータ(不図示)との間でIPパケットの送受信を行っている。
アプリケーションプログラムによる通信では、アプリケーションプログラムごとに即時到達の必要性が異なる。即時到達の必要性とは、通信データの到達にどれだけの遅延が発生しても通信が成り立つかということを示す遅延許容量のことである。より具体的にいえば、送信側のアプリケーションプログラムが通信対象となるIPパケットを作成してから、通信相手のアプリケーションプログラムに到達するまでの間にどれだけの遅延が許されるかということを示す指標である。例えばVOIPやストリーミングなどのリアルタイムで通信データを送受信する必要のあるアプリケーションプログラムは即時到達の必要性が高い。一方、メールなどのリアルタイムで通信データを送受信する必要のないアプリケーションプログラムは即時到達の必要性が低い。
記憶部32において記憶されるアプリケーション圧縮可否データは、この即時到達の必要性の程度に応じて予め決定され、記憶部32に記憶される。より具体的には、即時到達の必要性が低いアプリケーションプログラムにおいては該アプリケーションプログラムにより作成された通信データの圧縮は可として決定され、逆に即時到達の必要性が高いアプリケーションプログラムにおいては該アプリケーションプログラムにより作成された通信データの圧縮は否として決定されている。
なお、アプリケーション圧縮可否データの内容として圧縮の可否を示す圧縮可否情報だけでなく、アプリケーションごとに圧縮の程度を変化させるために、圧縮の程度を示す圧縮程度情報を含むようにしてもよい。具体的には、アプリケーション圧縮可否データを、メール、ストリーミング、VOIPについてそれぞれ圧縮程度情報により示される圧縮の程度を「高」「中」「低」として2ビットのデータで表すようなデータであることとしてもよい。
本実施の形態における移動体通信システム10の通信データ圧縮機能について、図4を参照しながら詳細に説明する。
図4は、移動体通信システム10の機能ブロックを示す機能ブロック図である。同図に示すように、基地局装置20は、機能的には、信号処理部120、アプリケーション情報取得部122、通信データ情報記憶部126、無線リソース管理部124、無線リソース情報記憶部128、データ圧縮部130、信号処理部132を含んで構成される。また、移動局装置30は、機能的には、アプリケーション部100、アプリケーション情報記憶部104、信号処理部102、アプリケーション情報付加部106、信号処理部108、データ解凍部110、アプリケーション部112を含んで構成される。より詳細には、アプリケーション情報取得部122、通信データ情報記憶部126、無線リソース管理部124、無線リソース情報記憶部128、及びデータ圧縮部130は制御部21により実現され、信号処理部120及び信号処理部132は制御部21及び無線通信部23により実現され、無線リソース管理部124は制御部21とネットワークインターフェイス部24により実現される。また、アプリケーション部100、アプリケーション情報記憶部104、アプリケーション情報付加部106、データ解凍部110、アプリケーション部112は制御部31により実現され、信号処理部102及び信号処理部108は制御部31及び無線通信部33により実現される。
アプリケーション部100は、アプリケーションプログラムを実行する。実行されたアプリケーションプログラムは通信を開始する際、通信相手のコンピュータとの間でアプリケーションセッションIDの取得処理を行う。アプリケーションセッションIDを取得したら、アプリケーションプログラムは該アプリケーションセッションIDを含むIPパケットを作成し、信号処理部102に対して出力する。
なお、あるアプリケーションプログラムが通信を開始する際、アプリケーション情報記憶部104は該アプリケーションプログラムに対応付けて記憶部32に記憶されるアプリケーション圧縮可否データを読み出し、読み出したアプリケーション圧縮可否データをアプリケーション情報付加部106に出力する。
そして、信号処理部102においてIPパケットに基づいてX.25パケットを生成し、基地局装置20に対して送信する。このとき、アプリケーション情報付加部106はX.25パケットの一部(例えばヘッダ部)に該X.25パケットに含まれるIPパケットを作成したアプリケーションプログラムについて読み出されたアプリケーション圧縮可否データを付加する。
基地局装置20は信号処理部120においてX.25パケットを受信し、無線リソース管理部124を介して通信ネットワーク40に対して出力する。
アプリケーション情報取得部122は信号処理部120において受信されたX.25パケットの一部を読み取ることにより、該X.25パケットに付加されたアプリケーション圧縮可否データを取得する。また、該X.25パケットに含まれるIPパケットに含まれるアプリケーションセッションIDを取得する。そして、取得したアプリケーション圧縮可否データ及びアプリケーションセッションIDを通信データ情報記憶部126に対して出力する。
通信データ情報記憶部126は記憶部22に対し、アプリケーション情報取得部122から出力されたアプリケーションセッションID及びアプリケーション圧縮可否データを対応付けて記憶させる。
無線リソース管理部124は、通信ネットワーク40と移動局装置30との間で行われる通信を監視することにより、通信チャネルが占有されている割合を算出する。具体的には、パケット通信の場合には通信チャネルが時間的に使用されている割合を算出する。そして、算出した割合を無線リソース占有率情報として無線リソース情報記憶部128に対して出力し、無線リソース情報記憶部128は入力された無線リソース占有率情報を記憶部22に書き込む。なお、無線リソース管理部124及び無線リソース情報記憶部128によるこの無線リソース占有率情報書込処理は定期的に行われる。
また、無線リソース管理部124は、通信ネットワーク40から移動局装置30に対して送信される通信対象としてのIPパケットを取得する。そして、取得したIPパケットの送信先である移動局装置30を取得し、該移動局装置30に対応するデータ圧縮部130に対して出力する。
データ圧縮部130は移動局装置30ごとに設けられる。データ圧縮部130は、入力されたIPパケットに含まれるアプリケーションセッションIDを取得するとともに、通信データ情報記憶部126に対して、該アプリケーションセッションIDに対応して記憶部22に記憶されるアプリケーション圧縮可否データを読み出すよう、指示を行う。通信データ情報記憶部126は、指示に従いアプリケーション圧縮可否データを読み出し、データ圧縮部130に対して出力する。
また、データ圧縮部130は無線リソース情報記憶部128に対して最新の無線リソース占有率情報を読み出すよう指示する。無線リソース情報記憶部128は指示に従って記憶部22に記憶される無線リソース占有率情報を読み出し、データ圧縮部130に対して出力する。
データ圧縮部130は入力されるアプリケーション圧縮可否データと、無線リソース占有率情報と、に基づいて通信データを圧縮する。具体的には、まず無線リソース占有率情報に基づき、通信チャネルが占有されている割合が所定閾値以上であるか否かを判定する。所定閾値以下である場合には、データ圧縮部130は圧縮処理を行わず、IPパケットをそのまま信号処理部132に対して出力する。一方、通信チャネルが占有されている割合が所定閾値以上である場合には、アプリケーション圧縮可否データに基づき、IPパケットの圧縮の可否又は圧縮の程度を取得する。圧縮可である場合には、所定の圧縮アルゴリズムを選択し、IPパケットに対して選択した圧縮アルゴリズムによる圧縮処理を行う。なおデータ圧縮部130は、IPパケットの圧縮の程度を取得している場合には、該圧縮の程度に応じた圧縮アルゴリズムを選択する。そして圧縮して得られる圧縮済のIPパケットを信号処理部132に対して出力する。このとき、所定の圧縮アルゴリズムで圧縮したことを示すデータ圧縮情報も出力する。
信号処理部132は、データ圧縮部130から入力されるIPパケットに基づいてX.25パケットを生成するとともに、その一部(例えばヘッダ部)にデータ圧縮情報を付加し、移動局装置30に対して送信する。
信号処理部108は、信号処理部132によって送信されたX.25パケットを受信し、該X.25パケットに含まれるIPパケットを取得する。また、含まれていれば、該X.25パケットに含まれるデータ圧縮情報を取得する。そして、IPパケット及びデータ圧縮情報をデータ解凍部110に対して出力する。
データ解凍部110は、データ圧縮情報が入力されたか否かを判断し、データ圧縮情報が入力されていないと判断した場合、入力されたIPパケットをそのままアプリケーション部112に対して出力する。一方、データ圧縮情報が入力されたと判断した場合、該データ圧縮情報に基づいて圧縮アルゴリズムを選択する。そして、入力されたIPパケットに対して、選択した圧縮アルゴリズムによる解凍処理を行う。なお、移動局装置30と基地局装置20とで同じ圧縮アルゴリズムが選択されるよう、データ圧縮情報と圧縮アルゴリズムを示す情報とを対応付けて記憶部32に記憶しておくことが望ましい。そして解凍済のIPパケットをアプリケーション部112に対して出力する。
アプリケーション部112は入力されたIPパケットに基づいて、アプリケーションプログラムによる処理を行う。
以上のようにすることにより、アプリケーションセッションIDごとに圧縮の可否を判断することができる。このため、通信データごとの圧縮の可否を判断した上で通信データに圧縮を施すことが可能になる。また、アプリケーションによる即時到達の必要性の違いに基づいてアプリケーション圧縮可否データを決定することができるので、即時到達の必要性の高い通信データと、即時到達の必要性の低い通信データと、で圧縮の可否を異ならせることができる。このため、アプリケーションによる即時到達の必要性の違いに応じて、アプリケーションごとに圧縮・解凍処理による遅延量を異ならせることができる。また、本実施の形態に係る通信データ圧縮を実施するか否かを、無線区間の通信チャネルの混み具合に応じて決定することができるので、例えば混んでいるときには通信データの圧縮を実施して無線資源の有効利用を図り、混んでいないときには通信データの圧縮を実施しないことにより圧縮・解凍による遅延をなくすこととすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、アプリケーション圧縮可否データは許容される遅延量の大きさを示すタイムアウト値であるとしてもよい。基地局装置20は、このタイムアウト値に基づいて圧縮の可否を判断することとしてもよい。より具体的には、タイムアウト値と圧縮の可否を示す情報とを対応付けて記憶部22に記憶しておき、移動局装置30から送信されたタイムアウト値と対応付けて記憶される圧縮の可否を示す情報に基づいて、通信データの圧縮の可否を判断することとしてもよい。
また、基地局装置20は、移動局装置30からアプリケーション圧縮可否データを受信することに代えて、記憶部22に、アプリケーションプログラム情報と、アプリケーション圧縮可否データと、を対応付けて記憶することとしてもよい。この場合、データ圧縮部130は、入力されたIPパケットに基づいて、該IPパケットを生成したアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラム情報を取得し、取得したアプリケーションプログラム情報と対応付けて記憶されるアプリケーション圧縮可否データにより、該IPパケットの圧縮の可否を判断することとしてもよい。
本発明の実施の形態に係る移動体通信システムのシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る移動局装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る基地局装置及び移動局装置の機能ブロック図である。
符号の説明
10 移動体通信システム、20 基地局装置、21,31 制御部、22,32 記憶部、23,33 無線通信部、24 ネットワークインターフェイス部、30 移動局装置、40 通信ネットワーク、100 アプリケーション部、102,108,120,132 信号処理部、104 アプリケーション情報記憶部、106 アプリケーション情報付加部、110 データ解凍部、112 アプリケーション部、122 アプリケーション情報取得部、124 無線リソース管理部、126 通信データ情報記憶部、128 無線リソース情報記憶部、130 データ圧縮部。

Claims (6)

  1. 通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するパケットデータ生成手段と、
    前記生成されたパケットデータを送信するパケットデータ送信手段と、
    を含むパケット通信装置において、
    前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得する圧縮可否データ取得手段と、
    前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行う通信データ圧縮手段と、
    をさらに含み、
    前記パケットデータ生成手段は、前記通信データ圧縮手段により圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成する、
    ことを特徴とするパケット通信装置。
  2. 請求項1に記載のパケット通信装置において、
    前記圧縮可否データは、前記通信データの即時送達の必要性に応じて決定されるデータである、
    ことを特徴とするパケット通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載のパケット通信装置を含むパケット通信システムにおいて、
    前記通信データは、アプリケーションプログラムによって生成されており、
    前記アプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて、前記圧縮可否データを記憶する圧縮可否データ記憶手段、を含み、
    前記圧縮可否データ取得手段は、前記通信データを生成したアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて記憶される圧縮可否データを、前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データとして取得する、
    ことを特徴とするパケット通信システム。
  4. アプリケーションプログラムによって通信データを生成する通信データ生成手段と、
    前記アプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応付けて、前記圧縮可否データを記憶する圧縮可否データ記憶手段と、
    前記通信データを生成したアプリケーションプログラムを示すアプリケーションプログラムデータに対応した前記圧縮可否データを、前記圧縮可否データ記憶手段から取得する圧縮可否データ取得手段と、
    前記取得した圧縮可否データを、他の装置に送信する送信手段と、
    を含むことを特徴とするパケット通信装置。
  5. 通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するステップと、
    前記生成されたパケットデータを送信するステップと、
    を含むパケット通信方法において、
    前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得するステップと、
    前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行うステップと、
    をさらに含み、
    前記パケットデータを生成するステップにおいて、
    前記圧縮を行うステップにおいて圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成する、
    ことを特徴とするパケット通信方法。
  6. コンピュータに、
    通信対象である通信データに基づいてパケットデータを生成するステップと、
    前記生成されたパケットデータを送信するステップと、
    を実行させるためのパケット通信プログラムにおいて、
    前記通信データの圧縮可否を示す圧縮可否データを取得するステップと、
    前記通信データのうち、前記取得される圧縮可否データにより圧縮可であることが示される通信データについて、圧縮を行うステップと、
    をさらに実行させ、
    前記パケットデータを生成するステップにおいて、
    前記圧縮を行うステップにおいて圧縮された通信データについては圧縮された該通信データに基づいてパケットデータを生成させる、
    ことを特徴とするパケット通信プログラム。
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