JP2006234906A - 転写装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の搬送性が不安定な転写装置レイアウトや分離性が不安定なコシの弱い記録媒体の使用などの条件においても、安定した転写搬送性を有する転写装置及びこの転写装置を利用した画像形成装置を提供する。
【解決手段】 中間転写体10上のトナー像をさらに記録媒体Pに転写する2次転写部18を有する画像形成装置における転写装置において、前記2次転写部18は、前記中間転写体10のトナー像を有する面に対向し、前記中間転写体10との間に記録媒体Pを挟持して搬送する接触転写体41、前記中間転写体10と前記接触転写体41との間に挟持・搬送される前記記録媒体Pに対し電圧を印加し得る前記中間転写体10の内側の第1の電極11、前記記録媒体Pの搬送方向に沿って前記接触転写体41の下流側で、前記記録媒体Pのトナー像を有する面の裏側に対抗して電圧を印加し得る第2の電極44を有し、前記第1の電極11及び第2の電極44にトナー像と同極性の電圧を印加する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの電子写真式画像形成装置の中核となる転写装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真式画像形成装置においては中間転写体を利用して画像形成を行う構成が知られている。斯かる画像形成にあっては、薄い紙から厚い紙など様々な記録媒体が利用される(例えば、特許文献1参照)。
中間転写体上に形成した画像を記録媒体に転写する転写工程は、例えば、画像形成体として帯電したトナー粉体を利用した電子写真装置においては、中間転写体のトナー画像を有する面に対向し、前記中間転写体との間に記録媒体を挟持して搬送し得る接触転写体を有している。
中間転写体の内側には、この中間転写体と接触転写体との間に挟持・搬送される記録媒体に対し電圧を印加し得る電極を有し、この電極からトナー画像と同極性の電圧を印加するものが知られている。この場合、転写工程を終了した記録媒体は、その後、中間転写体から分離して、定着工程に進み、ここで圧力・温度などが加えられてトナー画像の定着が行われる。
このような画像形成装置において、記録媒体としてコシの弱い薄手の記録媒体を使用したさい、記録媒体を中間転写体から分離するときに記録媒体の搬送が不安定になるという課題がある。
かかる場合に、搬送される記録媒体と周辺部材との距離が近くなって、周辺部材の帯電などの影響により記録媒体上のトナー画像が乱されたり、トナー画像面を画像形成装置内の部材で擦ってしまい画像が乱れたり、場合によっては、分離しきれずにジャムしてしまうことがあった。
このような課題に対する従来技術としては、分離後の搬送路内に静電吸着部材と除電部材を順次配設した技術(特許文献1)などが知られている。これは、分離後の搬送路内に静電吸着部材として接地された電極などを設け、その静電吸着力により記録媒体を引き付けることにより搬送性を安定化するものである。
特開平9−127806号公報
しかしながら、このような画像形成装置においては、画像が形成される記録媒体の搬送経路が多様に亘って一様でないが、一般的には紙がほぼ水平方向に搬送される形態が多い。とくに小型の画像形成装置については、装置容積を小さくする工夫がなされた結果、記録媒体の搬送路が垂直方向になっているものも数多く見かけられる。
水平に搬送される画像形成装置は、記録媒体の重量が常に搬送路下方向に働くため、記録媒体の分離性・搬送性は比較的安定し易いが、垂直に搬送・転写・定着される画像形成装置は、記録媒体の重量による安定効果を利用できず、水平方向に搬送される画像形成装置に比べて不利である。
また、従来技術においては、静電吸着部材は接地されただけの構造であるため、記録媒体の挙動を制御するには静電吸着力が不足気味になることがあった。例えば、低湿環境で抵抗が上昇し電荷を帯び易く変化した紙などを記録媒体として使用した場合に、静電吸着部材の吸着力よりも中間転写体への吸着力が勝る場合がある。
このため、記録媒体が2次転写バイアスローラに沿って中間転写体側に巻き込まれてしまいジャムとなることがあった。またこの傾向は、搬送路が垂直方向を向いている装置においてとくに発生し易いことがわかっている。
また、記録媒体には数多くの種類があり、とくにコシの弱い紙や電気抵抗が高く帯電し易い紙などを使用した場合においても、記録媒体の搬送性は不安定になってしまう。以上のような搬送性の厳しい条件が重なった場合などには、従来技術を適用したとしても、記録媒体の搬送性が不安定となり、先述の不具合を発生してしまうことが解った。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、記録媒体の搬送性が不安定な転写装置レイアウトや分離性が不安定なコシの弱い記録媒体の使用などの条件においても、安定した転写搬送性を有する転写装置及びこの転写装置を利用した画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、中間転写体上のトナー像をさらに記録媒体に転写する2次転写部を有する画像形成装置における転写装置において、前記2次転写部は、前記中間転写体のトナー像を有する面に対向し、前記中間転写体との間に記録媒体を挟持して搬送する接触転写体、前記中間転写体と前記接触転写体との間に挟持・搬送される前記記録媒体に対し電圧を印加し得る前記中間転写体の内側の第1の電極、前記記録媒体の搬送方向に沿って前記接触転写体の下流側で、前記記録媒体のトナー像を有する面の裏側に対抗して電圧を印加し得る第2の電極を有し、前記第1の電極及び第2の電極からトナー像と同極性の電圧を印加する転写装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1の電極及び第2の電極に印加する電圧は、1つの電源より供給される請求項1記載の転写装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記第2の電極は、前記記録媒体や他の部材と接触することがないように、109Ω以上のまたは絶縁性の保護部材を有している請求項1または2記載の転写装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記保護部材は、前記記録媒体が搬送されるさいに、搬送路に導くガイド部材を兼ねる請求項3記載の転写装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一項記載の転写装置を備える画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、記録媒体の安定した搬送が可能となり、トナー画像の乱れやジャムといった問題が発生しないという優れた効果を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明を適用するタンデム型中間転写方式の電子写真装置の概略図である。この電子写真装置Aはタンデム画像形成ユニット1、書き込み光学ユニット2、全体を支える給紙ユニット3、搬送・反転ユニット4、最終的に画像を転写材に定着する定着ユニット5などで構成されている。
図2は図1の作像部分を拡大して示す概略図である。タンデム画像形成ユニット1は、中央に、無端ベルト状の中間転写体10を設けている。中間転写体10は単層あるいは多層構造からなるゴムまたは樹脂などで構成される。
中間転写体10は第1電極としての2次転写バイアスローラ11及び支持ローラ12、13、14、15で張架され、図示例では反時計回りに回転可能となっている。これらの中で、支持ローラ14の左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置16を設けている。
中間転写体10と中間転写体クリーニング装置16は一体のユニットになっており、ユニットの寿命となった場合には、画像形成装置本体からユニット部分のみ交換できる構成になっている。
また、2次転写バイアスローラ11は、2次転写電界形成手段17により、トナーと同極性または正負両極性の電界を形成することが可能となっている。中間転写体10を挟んで向かい側には、2次転写ユニット18が設置されている。
また、支持ローラ12と支持ローラ13の中間転写体10の内側には、1次転写時に電界を形成する1次転写バイアスローラ19、20、21、22が中間転写体10に接触可能な状態で配置されている。
そして、中間転写体10を挟んで1次転写バイアスローラ19、20、21、22の向かい側には、その搬送方向に沿って、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの感光体(感光体ドラム)23、24、25、26を横に並べて配置してタンデム画像形成ユニットを構成する。
それぞれの感光体23〜26の周りには、それぞれ、感光体帯電手段27〜30、感光体クリーニング手段31〜34、現像手段35〜38が配置されている。感光体23〜26への書き込み露光は、感光体帯電手段27〜30と現像手段35〜38の間の位置で、図示してない露光装置によりレーザ照射されて行われる。
2次転写ユニット18の下には、記録媒体Pを2次転写ユニット18に送り込むレジストローラ40を設置している。2次転写ユニット18の上流には、記録媒体P上のトナー画像を定着する定着装置39を設けている。
さて、今、このカラー電子写真装置を用いてコピーをとるときは、まずパソコンや図示してないスキャナなどから画像信号が入力される。信号入力後所定のタイミングで、図示してない駆動モータで感光体23〜26及び中間転写体10を回転させる。
感光体23〜26の回転と同時に、感光体クリーニング手段31〜34による予備クリーニング動作が行われ、その後、感光体帯電手段27〜30による帯電動作、図示してない露光手段による露光動作、現像手段35〜38による現像動作が行われる。
このようにして感光体23〜26上に形成したトナー画像は、それぞれ所定のタイミングで1次転写バイアスローラ19〜22にトナーと逆極性の電界を形成することによって、中間転写体10上に1次転写され、単色または多色の可視画像が形成される。
一方、画像信号の入力後、所定のタイミングで、図示してない給紙ユニットから記録媒体Pが繰り出され、この記録媒体Pはレジストローラ40に突き当てて止める。そして、中間転写体10上の可視画像にタイミングを合わせてレジストローラ40を回転し、中間転写体10と2次転写ユニット18との間に記録媒体Pを送り込む。
そして同時に、2次転写電界形成手段17により2次転写バイアスローラ11にトナーと同極性の電界が形成され、中間転写体10上の可視画像が記録媒体P上に2次転写される。その後、転写材(記録媒体)Pは定着装置39を通過し、熱と圧力とを加えられることによって転写材上に可視画像が定着される。
一方、画像転写後の中間転写体10は、中間転写体クリーニング装置16によって、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留トナーを除去し、再度の画像形成に備える。
図3は本実施の形態における2次転写周辺部の一例を示す概略図である。まず、本実施の形態における2次転写は、張架ローラ12と2次転写バイアスローラ11に張架された中間転写ベルト10の領域で行われる。
中間転写ベルト10を挟んで2次転写バイアスローラ11に対向するように2次転写対向ローラ41が設置される。記録媒体Pの搬送路に沿って2次転写対向ローラ41の下流には、記録媒体Pの裏面の余分な電荷を除去するための除電部材42が設置されている。
除電部材42には、高圧電源43により電圧印加することも可能となっている。また除電部材42のさらに下流には、静電吸着部材44を設置し、さらにその下流には定着入口ガイド45があり、定着ユニット39へと続いている。記録媒体Pの搬送は以下のようにして行われる。
まず、記録媒体Pは図示してない用紙カセットから送り出され、レジストローラ40にていったん停止させられる。中間転写体10上に形成されたトナー画像が2次転写部にてちょうど記録媒体Pの画像範囲内に収まるようなタイミングにおいて、記録媒体Pはレジストローラから送り出される。
送り出された記録媒体Pは中間転写体10と2次転写対向ローラ41に挟持され、トナーと同極性の電界を2次転写バイアスローラ11に印加することにより、中間転写体10上のトナー画像が記録媒体Pに転写される。
その後、記録媒体Pは除電部材42により裏面の余分な電荷を除去されながら中間転写体10から分離され、搬送ガイドを兼ねた第2電極としての静電吸着部材44及び定着入口ガイド45を経て定着ユニット39に導かれ、そこで圧力や熱などを加えられ定着される。静電吸着部材44は、記録媒体を吸着する静電力を発揮して中間転写体10側から下流側搬送経路へ記録媒体を剥離し易くする。
しかし、前述したように、使用する記録媒体Pによっては、静電吸着部材44の吸着力よりも中間転写体10への吸着力が勝る場合があり、記録媒体Pが2次転写バイアスローラ11に沿って中間転写体10側に巻き込まれてしまいジャムとなることがあった。またこの傾向は、搬送路が垂直方向を向いている装置においてとくに発生し易いことが解った。
そのため、本発明では、静電吸着部材44に対しトナーと同極性の電圧を印加することで、より大きな静電吸着力を作り出し、この問題を克服することを考えた。本実施の形態の画像形成装置において、2次転写を行った場合、記録媒体Pのトナー画像が転写される面は、トナーと同じ極性になり、トナー画像のない面は、トナーと逆の極性に帯電される。
したがって、静電吸着部材44にトナーと同極性の電界を形成することで、記録媒体のトナー画像のない面の静電吸着力を増して静電吸着部材44側に吸引され易くすることができ、記録媒体Pが垂直搬送路上でふらつくことなく、理想の搬送路を伝わらせることが可能となる。この構成により、先述の記録媒体の搬送性に厳しい条件が重なった場合においても、安定した搬送性を得ることができるようになった。
また、静電吸着部材44に電界を掛ける目的だけで高圧電源を追加することは、電源を新規に設けるためのスペース、コストなどの点で困難が伴う。しかし、本実施の形態では、2次転写のために備えている高圧電源(2次転写電界形成手段)17の出力を静電吸着部材44に分配することでこれを解決した。この構成により、新たに高圧電源を追加する必要がなくなり、省スペース化、低コスト化を実現することが可能となった。
また、上記構成にて静電吸着部材44に電圧を印加する場合、静電吸着部材44から記録媒体Pや他の部材に電流が漏洩してしまうと、記録媒体P上のトナー画像が乱されたり、2次転写バイアスローラ11の電圧が低下し、転写不足を生じたりすることがある。そのため、静電吸着部材44は、記録媒体Pを含む他の部材に接触することがないように、保護部材が設けられていることがより望ましい。
図4は静電吸着部材の実施の形態を示す概略斜視図である。図4において、保護部材46は静電吸着部材44が他の部材と接触しないようにすることが第1の目的である。このため、搬送路や他の部材への電流漏洩が起こらないように、部材間距離や材質を決定する必要がある。
図4の実施の形態では、樹脂製の保護部材46に数mmの厚みを持たせることで搬送路と静電吸着部材44との距離を確保する形態にした。また、保護部材46自体を介しての電流漏洩が問題とならないためには、保護部材46は最低でも109Ω以上の高抵抗部材または絶縁性の部材であることが必要である。
さらに、保護部材46は、搬送ガイド部材としての機能を持たせることが可能であり、記録媒体Pの搬送を妨げないような形状とすることも重要である。そのためには、図4に示したように、記録媒体Pの搬送方向に対して平行な方向にリブを設ける形態が望ましい。
次に、上述した実施の形態のより具体的な条件について説明する。上記感光体ドラム23〜26としては、有機感光体(OPC)を用い、帯電ローラ27〜30によって−200〜−2000Vに一様に帯電したものに原稿の画像に対応したレーザ光を照射して光書き込みを行い、静電潜像を形成する。
トナーは負帯電性のものを用いてネガ−ポジ現像を行い、感光体ドラム23〜26上にトナー像を形成する。中間転写体10として、厚さ0.10mm、幅246mm、内周長796mmの熱硬化性樹脂からなる中間転写ベルトを用い、この中間転写ベルト10の移動速度を155mm/秒に設定した。
このような材質で形成した中間転写ベルト全体の体積抵抗率を測定したところ、107〜1012Ωcmであった。上記各体積抵抗率は、JIS K 6911に記載されている測定方法を用い、電圧100Vを10秒間印加して測定したものである。
また、中間転写ベルト10の表面抵抗率を、三菱油化製の抵抗測定器「ハイレスターIP」で測定したところ、109〜1014Ω/cmであった。この表面抵抗率は、上記抵抗測定器を用いる他、JIS K 6911に記載されている表面抵抗測定法で測定することもできる。
支持ローラ12〜14としては、直径12mm〜26mmの金属ローラもしくはゴムローラを用い、そのローラ幅は、中間転写ベルト10の蛇行を防止するために、236mmとした。また、支持ローラ15に関しては、直径12mm、幅230mmとし、他の支持ローラに比べて幅を小さくした。
また、支持ローラ15に対しては、クリーニング部材として図示してないゴムブレードを設けた。2次転写対向ローラ41としては、直径26mm、幅230mmのウレタン発泡樹脂からなるローラを用いた。
また、静電吸着部材44としては、厚さ0.6mmの金属板を加工したものを用い、2次転写電源17の出力を分配し、その他の部材には電流が流れ出さないように、その周辺部分及び長手方向部分の数箇所に、樹脂製の保護部材46(図4参照)を設けた。
保護部材46は、ABS樹脂を用いて作成し、その電気抵抗は絶縁とした。また、搬送路から静電吸着部材44までの距離は2mmになるように保護部材46の厚みを持たせた。
また、2次転写のための高圧電源17に印加する電界は、トナーとして負帯電性のトナーを用いた場合は、電流0〜−100μA・電圧0〜−4kV程度の領域を使用した。また、トナーとして正帯電性のトナーを用いた場合は、電流0〜+100μA・電圧0〜+4kV程度の領域を使用した。
2次転写電界の強度は、使用する記録媒体や周囲の環境条件などにより可変制御した。また、2次転写電界の制御は、定電圧制御・定電流制御のどちらにおいても、同等の効果を得ることができた。
なお、上記例では、静電吸着部材44として板金状の例を示したが、本発明は、ブラシ状、マイラ状など他の形態、他の材質にも適用できる。保護ガイドについても同様に、他の材料を用いることも可能である。
本発明を要約すれば、単数または複数から構成される感光体23〜26上に形成される正もしくは負の極性を有するトナー像を、中間転写体10に転写する1次転写部と、上記中間転写体上のトナー像をさらに記録媒体Pに転写する2次転写部を有する画像形成装置の転写装置において、前記2次転写部は、前記中間転写体10のトナー像を有する面に対向し、前記中間転写体10との間に前記記録媒体Pを挟持して搬送し得る接触転写体(2次転写対向ローラ)41を有している。
前記2次転写部は、また、中間転写体10と接触転写体41との間に挟持・搬送される記録媒体Pに対し電圧を印加し得る中間転写体10の内側の第1の電極(2次転写バイアスローラ)11及び、前記録媒体Pの搬送方向に沿って前記接触転写体41の下流側で、前記記録媒体Pのトナー像を有する面の裏側に対抗して電圧を印加し得る第2の電極(静電吸着部材)44を有している。前記第1の電極11及び第2の電極44からトナー像と同極性の電圧を印加する。
以上のように、本発明によれば、記録媒体の安定した搬送が可能となり、トナー画像の乱れやジャムといった問題が発生しないという優れた効果を奏する。また、電源として新規なものを用意しなくても上記と同等な効果を得られるという優れた効果がある。
本発明を適用するタンデム型中間転写方式の電子写真装置の概略図。 図1の作像部分を拡大して示す概略図。 本実施の形態における2次転写周辺部の一例を示す概略図。 静電吸着部材の実施の形態を示す概略斜視図。
符号の説明
1 タンデム画像形成装置
10 中間転写体
11 第1の電極(2次転写バイアスローラ)
17 1つの電源(2次転写電界形成手段)
18 2次転写ユニット(2次転写部)
41 接触転写体(2次転写対向ローラ)
42 除電部材
43 除電電界形成手段
44 第2の電極(静電吸着部材)
46 保護部材

Claims (5)

  1. 1次転写部にて中間転写体上に転写されたトナー像を記録媒体に転写する2次転写部を有する画像形成装置における転写装置において、前記2次転写部は、前記中間転写体のトナー像を有する面に対向し、前記中間転写体との間に記録媒体を挟持して搬送する接触転写体、前記中間転写体と前記接触転写体との間に挟持・搬送される前記記録媒体に対し電圧を印加し得る前記中間転写体の内側の第1の電極、前記記録媒体の搬送方向に沿って前記接触転写体の下流側で、前記記録媒体のトナー像を有する面の裏側に電圧を印加し得る第2の電極を有し、前記第1の電極及び第2の電極からトナー像と同極性の電圧を印加することを特徴とする転写装置。
  2. 前記第1の電極及び第2の電極に印加する電圧は、1つの電源より供給されることを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. 前記第2の電極は、前記記録媒体や他の部材と接触することがないように、10Ω以上のまたは絶縁性の保護部材を有していることを特徴とする請求項1または2記載の転写装置。
  4. 前記保護部材は、前記記録媒体が搬送されるさいに、搬送路に導くガイド部材を兼ねることを特徴とする請求項3記載の転写装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項記載の転写装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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