JP2006234047A - バタフライバルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シール部材の摩耗を防止することで、シール部材の摩耗に起因するシール性の低下を抑制する。
【解決手段】 流体の通路11内に回動自在に設けられ通路11を閉じるためのバルブ本体12を備えたバタフライバルブにおいて、バルブ本体12により通路11を閉じたとき、バルブ本体12両側の通路11の圧力差により変形されてバルブ本体12と通路11との隙間17をシールするためのシール部材14をバルブ本体12に設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、流体の通路内に回動自在に設けられ、その通路を閉じるためのバルブ本体を備えたバタフライバルブに関する。
一例として、本発明者が開発中のエンジンの2ステージターボチャージャに使用しているバタフライバルブを図7〜図9を用いて説明する。
図7に示すように、2ステージターボチャージャは、大きさの異なる二つのターボチャージャ71、72を備えている。ここでは二つのターボチャージャ71、72のうち、小さい方のターボチャージャ71を高圧段ターボと称し、大きい方のターボチャージャ72を低圧段ターボと称する。
高圧段ターボ71及び低圧段ターボ72は、タービン73、74と、コンプレッサ75、76とをそれぞれ備えている。高圧段ターボ71のタービン73(以下高圧段タービンという)と低圧段ターボ72のタービン74(以下低圧段タービンという)とは、排気マニフォールド77に接続された排気通路78の途中に並列に設けられている。高圧段タービン73よりも排気ガス上流側の排気通路78には第一バルブAが設けられており、低圧段タービン74よりも排気ガス上流側の排気通路78には第二バルブBが設けられている。
高圧段ターボ71のコンプレッサ75(以下高圧段コンプレッサという)と低圧段ターボ72のコンプレッサ76(以下低圧段コンプレッサという)とは、吸気マニフォールド79に接続された吸気通路80の途中に基本的に直列に設けられている。ここで、高圧段コンプレッサ75は低圧段コンプレッサ76よりも吸気下流側の吸気通路80に設けられている。また、吸気通路80は高圧段コンプレッサ75と低圧段コンプレッサ76との間で分岐されており、その分岐された吸気通路は高圧段コンプレッサ75よりも吸気下流側にて集合されている。
図8及び図9に示すように、吸気通路80の集合部81には係るバタフライバルブCが設けられている。バタフライバルブCは、吸気通路80内に回動自在に設けられ吸気通路80を閉じるためのバルブ本体82と、バルブ本体82を回動させるためのバルブ回動軸83とを備えている。このバタフライバルブCは、バルブ回動軸83がバルブ本体82の一端に設けられた片持ち式のものである。バルブ回動軸83によりバルブ本体82を回動させて、そのバルブ本体82により集合部81よりも吸気上流側の吸気通路80のうちいずれか一方を閉じることで吸気経路の切換えを行うようになっている。
まず第一バルブAを開、第二バルブBを閉、図8中に実線で示すようにバタフライバルブCにより高圧段コンプレッサ75側の吸気通路80を開(つまり低圧段コンプレッサ76側の吸気通路80を閉)とすると、高圧段タービン73及び低圧段タービン74のうち高圧段タービン73のみが駆動される。これにより、低圧段コンプレッサ76内を通路として通過した吸気が高圧段コンプレッサ75内で加圧されてエンジンに供給される。
一方第一バルブAを閉、第二バルブBを開、図8中に破線で示すようにバタフライバルブCにより低圧段コンプレッサ76側の吸気通路80を開(つまり高圧段コンプレッサ75側の吸気通路80を閉)とすると、高圧段タービン73及び低圧段タービン74のうち低圧段タービン74のみが駆動される。これにより、吸気が低圧段コンプレッサ76内で加圧されて高圧段コンプレッサ75内を通過することなくエンジンに供給される。
特開平5−10457号公報 実開平5−34363号公報
ところで、図8及び図9に示すバタフライバルブCでは、バルブ本体82或いはバルブ回動軸83と吸気通路80との隙間の完全なシールは難しく、その隙間を通って高圧側から低圧側へ吸気の漏れが発生するおそれがある。そうなると、結果としてエンジンの過給圧が低下し過給性能が低下してしまう。
そこで、図10及び図11に示すように、バルブ本体82の外縁部に溝84を設け、その溝84内にバルブ本体82と吸気通路80との隙間85をシールするためのシール部材86を設けることが考えられる。例えば、シール部材86としてはOリングを用いることができる。このようにすることにより、バタフライバルブCのシール性を向上させて、バルブ本体82と吸気通路80との隙間を通って高圧側から低圧側へ吸気が漏れることを防止することが可能となる。
また、図12及び図13に示すように、バルブ本体82の両側面にバルブ本体82と吸気通路80との隙間87をシールするためのシール部材88を設けることが考えられる。例えばシール部材88はバルブ本体82の側面に接着剤等により取り付けられる。このようにしても、バタフライバルブCのシール性を向上させて、バルブ本体82と吸気通路80との隙間を通って高圧側から低圧側へ吸気が漏れることを防止することが可能となる。
しかしながら、図10及び図11に示すものでは、Oリング86の上下部がバルブ本体82の溝84と吸気通路80の内面との間で常に圧縮された状態で吸気通路80内を摺動されることとなり、Oリング86が摩耗して破断するおそれがある。また、バルブ本体82におけるバルブ回動軸83への取付部側と先端部とでは回動距離が異なるため、Oリング86が捩れて破断するおそれがある。
また、図12及び図13に示すものでは、シール部材88がバルブ本体82により吸気通路80の内面にたたきつけられることとなり、シール部材88が摩耗して破断するおそれがある。また、加圧された吸気の温度は最大170℃以上ときわめて高温となることがあり、その高温の吸気によりシール部材88の接着力が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、シール部材の摩耗を防止することで、シール部材の摩耗に起因するシール性の低下を抑制することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、流体の通路内に回動自在に設けられ上記通路を閉じるためのバルブ本体を備えたバタフライバルブにおいて、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、そのバルブ本体両側の上記通路の圧力差により変形されて上記バルブ本体と上記通路との隙間をシールするためのシール部材を上記バルブ本体に設けたことを特徴とするバタフライバルブである。
請求項2の発明は、上記シール部材が略板状に形成され、上記バルブ本体が、上記シール部材を狭持するための一対の略板状の保持部材を有する請求項1記載のバタフライバルブである。
請求項3の発明は、上記保持部材の外縁部が、上記シール部材と反対方向に向けて屈曲された請求項2記載のバタフライバルブである。
請求項4の発明は、上記シール部材の外縁部近傍に、上記圧力差による変形が生じ易いくびれ部を設けた請求項1〜3いずれかに記載のバタフライバルブである。
請求項5の発明は、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記圧力差がない場合には、上記シール部材と上記通路の内面との間に所定寸法の隙間が形成される請求項1〜4いずれかに記載のバタフライバルブである。
請求項6の発明は、流体の通路内に回動自在に設けられ上記通路を閉じるためのバルブ本体と、該バルブ本体を回動させるためのバルブ回動軸とを備えたバタフライバルブにおいて、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記バルブ回動軸両側の上記通路の圧力差により変形されて上記バルブ回動軸と上記通路との隙間をシールするためのシール部材を上記バルブ回動軸に設けたことを特徴とするバタフライバルブである。
請求項7の発明は、上記シール部材が略板状に形成され、上記バルブ回動軸に、上記シール部材を狭持するための溝を設けた請求項6記載のバタフライバルブである。
請求項8の発明は、上記溝の開口部が、上記シール部材と反対方向に向けて丸みをつけられた請求項7記載のバタフライバルブである。
請求項9の発明は、上記シール部材の外縁部近傍に、上記圧力差による変形が生じ易いくびれ部を設けた請求項6〜8いずれかに記載のバタフライバルブである。
請求項10の発明は、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記圧力差がない場合には、上記シール部材と上記通路の内面との間に所定寸法の隙間が形成される請求項6〜9いずれかに記載のバタフライバルブである。
本発明によれば、シール部材の摩耗を防止することで、シール部材の摩耗に起因するシール性の低下を抑制することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るバタフライバルブの側面図である。図2は、図1のII−II線矢視断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のバタフライバルブ(蝶形弁)10は、流体の通路をなすエンジンの吸気通路11内に回動自在に設けられ、その吸気通路11を閉じるためのバルブ本体12と、バルブ本体12を回動させるためのバルブ回動軸13とを備えている。本実施形態のバタフライバルブ10は、バルブ回動軸13がバルブ本体12の一端(図1中の右側)に設けられた片持ち式のものである。また本実施形態のバタフライバルブ10は、図7に示す本発明者が開発中のエンジンの2ステージターボチャージャに使用されるものであり、バルブ回動軸13によりバルブ本体12を回動させて、そのバルブ本体12により集合部(81)よりも吸気上流側の吸気通路11のうちいずれか一方を閉じることで吸気経路の切換えを行うものである。
図2に示すように、バルブ本体12は後述するシール部材14を狭持するための一対の略板状の保持部材15から構成されている。各保持部材15は、吸気通路11の断面形状と略同一形状に形成されており、本実施形態では略四角形状に形成されている。各保持部材15は、バルブ回動軸13の軸方向に対して直角な方向に延出させて設けられている。各保持部材15は互いに平行に設けられている。各保持部材15の外縁部には、シール部材14と反対方向に向けて所定曲率で屈曲された屈曲部16が設けられている。
一対の保持部材15間には、略板状のシール部材14が狭持されている。シール部材14は、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、そのバルブ本体12の両側の吸気通路11の圧力差により変形されてバルブ本体12と吸気通路11との隙間17をシールするためのものである。シール部材14は、保持部材15と同様に吸気通路11の断面形状と略同一形状に形成されており、本実施形態では略四角形状に形成されている。シール部材14は、弾性を有する合成樹脂材料(例えば、ゴム、テフロン(登録商標)或いはフッ素樹脂等)であって比較的軟らかいものからなる。なお流体の通路内に高温流体が流通される場合は、上記合成樹脂材料は弾性に加えて耐熱性を有しているものであることが好ましい。またシール部材14は保持部材15に対して接着剤等により取り付けられていても良く、ボルト・ナット或いはリベット等により取り付けられていても良い。
シール部材14の外縁部がバルブ本体12と吸気通路11との隙間17をシールするシール部18をなし、そのシール部18は保持部材15の外縁部よりも外側(つまり吸気通路11の内面側)に突出させて設けられている。本実施形態ではシール部18は曲面状に形成されている。シール部18近傍のシール部材14には、圧力差による変形が生じ易いくびれ部19が設けられている。つまりシール部材14の厚さがくびれ部19にて他の部分よりも薄くなっている。なおシール部材14を軟らかさが異なる複数の材料により形成して、くびれ部19に相当する部分を他の部分よりも変形し易くしても良い。
シール部材14のシール部18は、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、そのバルブ本体12両側の吸気通路11の圧力差がない状態(つまり吸気通路11内に流体が存在しないと仮定した場合)では、シール部18と吸気通路11の内面との間に所定寸法の隙間20が形成されるよう設定されている。例えば上記所定寸法は、0〜0.1mm程度であることが好ましい。ここで、上記所定寸法が0mmであるとは、シール部材14のシール部18が吸気通路11の内面に当接しているだけでシール部材14が圧縮されていない状態を示す。
次に本実施形態の作用を説明する。
まず、バルブ本体12を図示しないアクチュエータ(例えば電気アクチュエータ或いは真空圧アクチュエータ等)により回動させて吸気通路11を閉じる。すると、図3に示すように、バルブ本体12の両側の吸気通路11の圧力差によりシール部材14がくびれ部19にて伸びて変形し、変形したシール部材14がバルブ本体12と吸気通路11との隙間17に吸引されてその隙間17をシールする。
つまり本実施形態では、バルブ本体12により吸気通路11を閉じて、そのバルブ本体12の両側の吸気通路11の圧力差によりシール部材14を変形させて、そのシール部材14によりバルブ本体12と吸気通路11の内面との隙間17をシールするようにしている。そのためシール部材14が、バルブ本体12により吸気通路11を閉じる際に、吸気通路11内を摺動されたり、吸気通路11内面にたたきつけられるようなことはない。従って、シール部材14の摩耗を防止することができ、シール部材14の摩耗に起因するシール性の低下を抑制することができる。
また本実施形態によれば、シール部材14を略板状に形成し、バルブ本体12をシール部材14を狭持するための一対の略板状の保持部材15から構成したため、シール部材14と保持部材15との接合面を大きくして、シール部材14が保持部材15から脱落することを防止することができる。またシール部材14を保持部材15に対して接着剤等により取り付けた場合、その取付面は保持部材15により覆われて保護されるため、流体の通路内に高温流体が流通される場合でもシール部材14の接着力の低下を防止することができる。
また本実施形態によれば、保持部材15の外縁部を、シール部材14と反対方向に向けて屈曲させて形成したため、シール部材14が圧力差により変形されてバルブ本体12と吸気通路11との隙間17をシールする際に、シール部材14が保持部材15により傷つくことを防止することができる。
また本実施形態によれば、シール部材14の外縁部近傍に、圧力差による変形が生じ易いくびれ部19を設けたため、シール部材14を容易に変形させることができ、バルブ本体12と吸気通路11との隙間17を確実にシールすることができる。またシール部材14が変形した際に、流体がくびれ部19に作用して(図3参照)、シール部18をバルブ本体12と吸気通路11との隙間17に押しつけるため、高いシール性を得ることが可能となる。
一方、バタフライバルブ10をはさんで高圧側、低圧側が切り替わる時には、バルブ本体12を回動させて吸気通路11を開く(図8参照)。この時はシール部材14にかかる圧力差が一時的に減少する或いは0となるので、シール部材14の変形が復元し、吸気通路11との隙間20が発生して、バルブ本体12を容易に回動させることができる。
バルブ本体12を回動させてシール部材14のシール部18が吸気通路11の内面から離れると同時に、バルブ本体12の両側の吸気通路11の圧力が等しくなる、つまり圧力差がなくなる。すると、図2に示すように、シール部材14の変形は元に戻り、シール部材14と吸気通路11の内面との間に隙間20が形成される。
つまり本実施形態によれば、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、そのバルブ本体12の両側の吸気通路11に圧力差がない状態では、シール部材14と吸気通路11の内面との間に所定寸法の隙間20が形成されるようにしたため、バルブ本体12回動時(開閉時)にシール部材14が吸気通路11内を摺動されることなく、シール部材14の摩耗を防止することができると共に、バルブ本体12が大きな距離の回動を必要としてもシール部材14が捩れることはない。またバルブ本体12回動時のフリクション(摩擦)がなくなるので、操作力が軽くなりバルブ本体12回動に要するエネルギーが小さくて済む。
次に他の実施形態に係るバタフライバルブを図4及び図5により説明する。図1と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
図4は、他の実施形態に係るバタフライバルブの側面図である。図5は、図4のV−V線矢視断面図である。
図4及び図5に示すように、バルブ回動軸13の外周部には、後述するシール部材21を狭持するための溝22が軸方向に沿って設けられている。バルブ回動軸13の溝22の開口部には、シール部材21と反対方向に向けて所定曲率で丸みをつけて形成されたR部23が設けられている。
図5に示すように、バルブ回動軸13の溝22内には、略板状のシール部材21が狭持されている。シール部材21は、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、バルブ回動軸13の両側の吸気通路11の圧力差により変形されてバルブ回動軸13と吸気通路11との隙間24をシールするためのものである。シール部材21は、弾性を有する合成樹脂材料(例えば、ゴム、テフロン(登録商標)或いはフッ素樹脂等)であって比較的軟らかいものからなる。なお流体の通路内に高温流体が流通される場合は、上記合成樹脂材料は弾性に加えて耐熱性を有しているものであることが好ましい。なおシール部材21はバルブ回動軸13の溝22に対して接着剤等により取り付けられていても良く、ボルト・ナット或いはリベット等により取り付けられていても良い。またバルブ回動軸13を直径方向に分割して形成し、分割形成したバルブ回動軸によりシール部材21を狭持するようにしても良い。
シール部材21の外縁部がバルブ回動軸13と吸気通路11との隙間24をシールするシール部25をなし、そのシール部25はバルブ回動軸13の溝22の開口部よりも外側(つまり吸気通路11の内面側)に突出させて設けられている。この実施形態ではシール部25は曲面状に形成されている。シール部25近傍のシール部材21には、圧力差による変形が生じ易いくびれ部26が設けられている。つまりシール部材21の厚さがくびれ部26にて他の部分よりも薄くなっている。なおシール部材21を軟らかさが異なる複数の材料により形成して、くびれ部26に相当する部分を他の部分よりも変形し易くしても良い。
シール部材21のシール部25は、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、バルブ回動軸13両側の吸気通路11の圧力差がない状態(つまり吸気通路11内に流体が存在しないと仮定した場合)では、シール部25と吸気通路11内面との間に所定寸法の隙間27が形成されるよう設定されている。例えば上記所定寸法は、0〜0.1mm程度であることが好ましい。ここで、上記所定寸法が0mmであるとは、シール部材21のシール部25が吸気通路11の内面に当接しているだけでシール部材21が圧縮されていない状態を示す。
このようにすることにより、図6に示すように、バルブ本体12により吸気通路11を閉じたとき、バルブ回動軸13の両側の吸気通路11の圧力差によりシール部材21を変形させて、そのシール部材21によりバルブ回動軸13と吸気通路11の内面との隙間24をシールすることができる。従って、バルブ回動軸13と吸気通路11との隙間24を通って、高圧側から低圧側へ吸気が漏れることを防止することができる。一方、バタフライバルブ10をはさんで高圧側、低圧側が切り替わる時には、シール部材21の変形が復元し、吸気通路11との隙間27が発生して、バルブ回動軸13を容易に回動させることができる。
本発明は以上説明した実施形態には限定はされない。
例えば、バルブ本体12及びシール部材14の形状は吸気通路11の断面形状と略同一形状に形成されていれば良く、例えば円形状等に形成されていても良い。
また、バルブ回動軸13が、バルブ本体12の中央部に設けられていても良い。
さらに、バルブ本体12は吸気経路の切換えを行うものに限定されず、バルブ本体12が流体の通路の途中に設けられその通路を開閉するものであっても良い。
本発明の一実施形態に係るバタフライバルブの側面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 作動状態を示す断面図である。 他の実施形態に係るバタフライバルブの側面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 作動状態を示す断面図である。 開発中のエンジンの2ステージターボチャージャの概略図である。 図7のVIII部拡大図である。 図8のIX−IX線矢視断面図である 従来のバタフライバルブの側面図であり、バルブ本体にシール部材を設けた状態を示す。 図10のXI−XI線矢視断面図である。 従来のバタフライバルブの側面図であり、バルブ本体にシール部材を設けた状態を示す。 図12のXIII−XIII線矢視断面図である。
符号の説明
10 バタフライバルブ
11 吸気通路(通路)
12 バルブ本体
13 バルブ回動軸
14、21 シール部材
15 保持部材
19、26 くびれ部
22 溝

Claims (10)

  1. 流体の通路内に回動自在に設けられ上記通路を閉じるためのバルブ本体を備えたバタフライバルブにおいて、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、そのバルブ本体両側の上記通路の圧力差により変形されて上記バルブ本体と上記通路との隙間をシールするためのシール部材を上記バルブ本体に設けたことを特徴とするバタフライバルブ。
  2. 上記シール部材が略板状に形成され、上記バルブ本体が、上記シール部材を狭持するための一対の略板状の保持部材を有する請求項1記載のバタフライバルブ。
  3. 上記保持部材の外縁部が、上記シール部材と反対方向に向けて屈曲された請求項2記載のバタフライバルブ。
  4. 上記シール部材の外縁部近傍に、上記圧力差による変形が生じ易いくびれ部を設けた請求項1〜3いずれかに記載のバタフライバルブ。
  5. 上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記圧力差がない場合には、上記シール部材と上記通路の内面との間に所定寸法の隙間が形成される請求項1〜4いずれかに記載のバタフライバルブ。
  6. 流体の通路内に回動自在に設けられ上記通路を閉じるためのバルブ本体と、該バルブ本体を回動させるためのバルブ回動軸とを備えたバタフライバルブにおいて、上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記バルブ回動軸両側の上記通路の圧力差により変形されて上記バルブ回動軸と上記通路との隙間をシールするためのシール部材を上記バルブ回動軸に設けたことを特徴とするバタフライバルブ。
  7. 上記シール部材が略板状に形成され、上記バルブ回動軸に、上記シール部材を狭持するための溝を設けた請求項6記載のバタフライバルブ。
  8. 上記溝の開口部が、上記シール部材と反対方向に向けて丸みをつけられた請求項7記載のバタフライバルブ。
  9. 上記シール部材の外縁部近傍に、上記圧力差による変形が生じ易いくびれ部を設けた請求項6〜8いずれかに記載のバタフライバルブ。
  10. 上記バルブ本体により上記通路を閉じたとき、上記圧力差がない場合には、上記シール部材と上記通路の内面との間に所定寸法の隙間が形成される請求項6〜9いずれかに記載のバタフライバルブ。
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