JP2006233692A - 床パネル養生シート自動貼り付け装置及び床パネルの養生方法 - Google Patents

床パネル養生シート自動貼り付け装置及び床パネルの養生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】床パネル養生シート自動貼り付け装置、及びこれを用いた床パネルの養生方法の提供。
【解決手段】シート貼り機7は、最上段の床パネル4の一端においてその上面よりも少し高い位置に移動する。次いで、前記ブラシ13Aが降下しつつ、養生シート6の縁部を床パネル4の端面に押圧して、確実に粘着させる。略同時に前記第1のエアリンダ22がシート押さえローラー12を、養生シート6の上から床パネル4を前記所定の圧力にて押圧するように降下させる。そして第2のエアリンダ23がブラシ13Aを上昇させた後、前記駆動手段26に駆動されたシート貼り機7は、前記圧力を維持しつつ、床パネル4の他端に向けて走行し、養生シート6はロール支持部11から引き出され、かつその上を転動するシート押さえローラー12により床パネル4表面に押圧され、その結果養生シート6を確実に貼着できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、防水性能を有する養生シートを生産工場において床パネルに自動で貼り付ける床パネル養生シート自動貼り付け装置、及び屋根構築迄の期間に床パネルを降雨から保護するための床パネルの養生方法に関する。
建築の工程において、床部を構築した後、これを作業足場として利用するなどして屋根面を工事することが一般的である。しかし、その間に降雨があると、防水処理されていない床パネルは水濡れにより木質材料、グラスウールの性能低下、鉄部の錆発生など品質面で不具合を招く恐れがある。
そこで、取り付け後の床パネルの上全面に塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのシートを隙間なく敷設し、粘着テープ止めなどして防水養生を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−185107号公報
しかしながら、施工現場において床面全体に養生シートを敷設し固定する作業は、非常に手間を要し、また平面プランに応じて各部屋毎に区切られた床面を個々に養生するには相当の時間が掛かる。また、このような養生作業は、床パネル取り付け工程の最後の仕事となって、日没時など暗闇の中で急いで行われがちである。そのため、作業にバラツキを生じてシートの浮き、シート間の隙間などが発生し易い。更には、テープ止めなど固定が不充分な場合、サッシが装着されない開口部から吹き込む風によって、養生シートの端部が剥がれたり、完全に外れてしまうことも考えられる。
本発明は、装備したシート貼り機が、架台レール上を床パネルの一端から他端に向けて移動しつつ、シート押さえロールが養生シートの粘着面を床パネルの上面に押圧することにより、養生シートを床パネルに貼り付けることを基本とし、養生シートの全面が密着できて、降雨時の水濡れによる悪影響を排除できるとともに、床パネルの破損、傷付きを防止しうる床パネル養生シート自動貼り付け装置、及びこれを用いた床パネルの養生方法の提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、床パネル積載位置においてパレット及びこのパレット上に積み上げられる床パネルを載置して支持する床パネル支持手段と、前記床パネル積載位置における最上段の床パネル表面に養生シートを貼り付けるシート貼り機と、このシート貼り機を床パネルの長手方向に走行可能、かつ昇降可能に支持する架台と、この架台を前記床パネル積載位置及びこれに隣接する待機位置の間を移動させる架台レールとを具え、前記シート貼り機は、全体のフレームを構成する基枠部と、この基枠部に取り付けられ、かつ養生シートのロールを回転可能に支持するロール支持部と、前記基枠部に対して昇降可能に形成され養生シートを床パネルの表面に押圧するシート押さえロールとを含んで構成され、前記シート貼り機が、床パネルの一端から他端に向けて移動しつつ、シート押さえロールが養生シートの粘着面を床パネルの上面に押圧することにより、養生シートを床パネルに貼り付けることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記シート貼り機は、養生シートの端部からの剥がれを防止するために床パネルの前記一端、他端の側面に養生シートを押圧する押さえ部と、前記基枠部に対して昇降可能に形成されて帯状の養生シートを所定長さにカットする切断具とを具え、また請求項3に係る発明においては、前記切断具は、養生シートを溶断する電気ヒータ線を用いて構成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記架台は、上下にのびる支柱部と、この支柱部に取り付けられた水平な梁状部とからなり、前記梁状部は、シート貼り機を走行可能に支持する走行レールが設けられるとともに、前記支柱部に昇降可能に支持されることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、建築物の構造体に取り付けられ、床構造を形成する矩形状の床パネルについて、屋根が構築される以前の期間における降雨時の水濡れによる影響を排除する床パネルの養生方法であって、 生産工場で製造される際、床パネル毎にその上面を覆い防水性を有する養生シートを貼り付けて在庫或いは建築現場に出荷搬送し、
養生シートを貼着したままの状態で建築物の構造体に取り付けることにより、前記降雨時の水濡れを防止し、
屋根構築後養生シートを剥がし取ることを特徴とする床パネルの養生方法。
請求項1に係る発明は、防水性を有する養生シートが貼り付けられて上面を覆う床パネルを製造できるため、そのまま建築物の構造体に取り付けるだけで、屋根が構築される前の期間における降雨時の水濡れによる悪影響を排除できる。更に養生シートにより上面を被覆された床パネルは、物流過程、上棟工事における破損、傷付きが防止される。また養生シート粘着面がシート押さえローラーにより床パネルの上面に押圧されるため、全面が密着でき、浮き剥がれを生じない。しかもシート貼り機は、床パネル積載位置と待機位置との間を移動しうる架台に支持されるため、積載位置において上の床パネルを積み上げる際、これらの動作との干渉が回避され安全、迅速な生産が可能となる。
請求項2に係る発明では、養生シートが押さえ部で床パネル側面に押圧されて、確実に粘着するため、端部からの剥がれを防止できるとともに、切断具が昇降して、帯状の養生シートを正確な長さに自動切断できる。
また請求項3に係る発明においては、電気ヒータ線で養生シートを溶断するため、養生シートを強く引っ張ることなく、瞬時に切断できて、高い加工品質が得られ、請求項4に係る発明では、床パネル積載位置において、養生シートを貼着しつつ、順次積み上げられる床パネルの最上段の高さに追従してシート貼り機を上昇させることができるため、シート貼り工程の生産タクトを短縮できる。
請求項5に係る発明では、養生シートの現場取り付け作業が不要となり、施工性を向上でき、かつ僅かな降雨の中で行なわれる上棟作業の際にも、床パネルは濡れることがない。さらに、養生シートが梱包の役割を兼ねるため、在庫作業、トラックによる輸送作業、建築現場での施工などにおいて破損、傷つきを防止できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、床パネル養生シート自動貼り付け装置1は、積み上げられる床パネル4を載置して支持する床パネル支持手段5と、架台レール9と、この架台レール9上を走行する架台8と、この架台8上を走行し、かつ床パネル4の上表面に養生シート6を貼り付けるシート貼り機7とを具える。
前記床パネル4は、建築物の構造体に取り付けられて、床構造を形成するものである。そしてパネル工場では、前工程において、四周を囲む外周枠が枠組みされた後、この外周枠及びその内側に配される根太材の上面に床下地板を貼設することにより生産される。そしてこの床パネル4は、図1、3に示すように、生産ラインの床パネル積載位置2において、図示されない積載装置(ロボット積載機などを含む)によりパレット3の上に複数枚が積み上げられる。
前記床パネル支持手段5は、前記床パネル積載位置2に設備されて、パレット3上に積み上げられた複数の床パネル4を支持するものであり、本形態では、図1において搬送物を左右方向(以下本明細書で、この方向を「ライン方向」という)に移送しうるコンベア装置5Aにより構成される。更に、このコンベア装置5Aは、パレット3上に積み上げられた床パネル4の積載体を90度回転しうるターンテーブル機能を備える。
前記架台レール9は、前記床パネル積載位置2及びこれとライン方向に隣接して並ぶ待機位置18間をライン方向にのびる。本形態では、図2、4に示すように、工場の床面F上を前記コンベア装置5Aを挟んで配置された平行な一対の第1のスライドレール9A、9Aにより形成される。
前記架台8は、図4、6に示すように、上下にのびる支柱部15と、この支柱部15の上部から片持ち状にライン方向に水平にのびる梁状部16とからなる。また本形態の支柱部15は、左右一対の柱部15A、15Aと、この柱部15A、15Aの上端部間に架け渡された水平な継ぎ部15Bとから構成されて門形状をなし、前記床パネル積載位置2においては、コンベア装置5A及びその上の床パネル4の積載体を跨ぎうる大きさに構成される。
本形態の架台8は、前記柱部15Aの下端部に第2のスライドブロック27が設けられる。そしてこの第2のスライドブロック27が、前記第1のスライドレール9Aと係合することにより、架台8は、前記床パネル積載位置2と待機位置18の間を移動可能に支持される。更に本形態の架台8は、第1の無端チェーン28を介し、図示されない操作パネルから制御されるモータM1に駆動され、これにより床パネル積載位置2、待機位置18間を往復動しうる。
また本形態の梁状部16は、図4に示すように、その基部が、支柱部15に対し上下移動可能に係合している。しかも梁状部16は、第2の無端チェーン21を介して第2のモータM2に駆動され、これにより水平状態を維持しつつ昇降できる。さらに本形態の梁状部16は、図4、6に示すように、その基部と先端部に、ライン方向に直行する一対の走行レール17、17が形成される。そして本形態の走行レール17は、第3のスライドレール17Aにより形成されている。
前記シート貼り機7は、図7に示すように、基枠部10と、養生シート6のロール6Rを支えるロール支持部11と、養生シート6を床パネル4の上表面に押圧するシート押さえローラー12とを具える。更に本形態のシート貼り機7には、床パネル4の側面に養生シート6を押圧する押さえ部13と、養生シート6をカットする切断具14が設けられる。
前記基枠部10は、平面略矩形状をなし、全体のフレームを構成し、図4に示すように、ライン方向の前後端部に第3のスライドユニット24が取り付けられる。この第3のスライドユニット24が前記架台8の第3のスライドレール17Aと係合することにより、基枠部10は、床パネル積載位置2において積み上げられた最上段の床パネル4の上方で、その一端から他端に向け、ライン方向と直行方向に走行自在に支持される。また基枠部10は、図2に示すように、第3の無端チェーン25を介し、ステッピングモータ、サーボモータなど走行制御可能な駆動手段26によって駆動され、速度、位置を精密にコントロールしつつ前記スライドレール17A上を走行するように構成されている。
前記ロール支持部11は、図7に示すように、前記基枠部10の上部に取り付けられ、養生シート6を巻回したロール6Rを回転可能に支持する。これによりロール6Rは養生シート6を送り出し可能に装着される。本形態では、養生シート6を円筒状の紙管に巻回したロール6Rを用いる。そして、本形態のロール支持部11は、前記紙管の両端に各々嵌合することによりロール6Rを回転可能に支持する円錐台状の一対のシート支持コーン11Aを用いて形成される。
前記養生シート6は、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリプロピレン樹脂など各種の樹脂シート、本形態ではポリオレフィン系アクリル共重合体樹脂を用いて形成する。また養生シート6は、その裏面に粘着剤を塗布し、巾990mm、長さ200m程度に成形され、これを直径約200mmの紙管に巻回したロール6Rとして取り扱われる。
前記シート押さえローラー12は、本形態では図7に示すように、表面がゴム層により被覆され、床パネル4の標準モジュール寸法900mmと略同寸の長さに形成される。そしてライン方向に向けて配置され、ロッドを下にして前記基枠部10に取り付けられた第1のエアリンダ22のロッド先端に略L字状の軸受金具35を介して取り付けられることにより、昇降可能に形成される。しかしてシート押さえローラー12は、図8(B)に示すように、前記基枠部10の前記走行に伴ない、前記ロール支持部11から床パネル4表面に供給される養生シート6の上から一定圧力で押圧しつつ、床パネル4の一端から他端に向けて転動する。そのため、粘着剤を下に床パネル4に押えられる養生シート6は、床パネル4に全面が密着でき、浮き、剥がれを生じることがない。
養生シート6上を転動するシート押さえローラー12の押さえ圧は、例えば、0.1〜1.0MPa程度、好ましくは0.2〜0.7MPa、本形態では0.4MPaとしている。0.1MPa未満では、養生シート6にシワが多く発生し、逆に1.0MPaを超えると、養生シート6のシワは減少するが、養生終了後、剥がし難くくなる傾向がある。
前記押さえ部13は、図7に示すように、ロッドを下にして前記基枠部10に取り付けられた第2のエアリンダ23のロッド先端から逆向きの水平二方向に各々のびる一対のブラシ13Aにより形成される。このブラシ13Aは、図8(B)(C)に示すように、貼り始めと貼り終わりにおいて、第2のエアリンダ23のロッドの昇降動作により、養生シート6の両端部を床パネル4の前記一端、他端の側面に押し付ける。これにより養生シート6端部の密着性が確保でき、端部からの剥がれを防止できる点で好ましい。
前記切断具14は、図7に示すように、前記第2のエアリンダ23のロッド先端から垂下して形成され、帯状に連続する養生シート6を適度な長さに切断する。本形態では、養生シート6を溶断する電気ヒータ線14Eを用いたものが例示される。電気ヒータ線14Eを使用すると、刃物のように養生シート6を引っ張ることなく、シャープに切断できる点で好ましい。更に電気ヒータ線14Eとしてニクロム線を使用すると、断線し難いため設備信頼性を高め、メンテナンスが容易となる。またこの電気ヒータ線14Eは、第2のエアリンダ23の昇降動作と連携して制御され、特に第2のエアリンダ23の降下前に通電して加熱すると、プレヒートされてシャープに切断できる点で好ましい。
叙上のように構成された床パネル養生シート自動貼り付け装置1は、次のように動作する。即ち、図1、3に示すように、架台8が待機位置18に移動した状態で、床パネル積載位置2におけるパレット3上に、床パネル4が一段積載される。そして図4に示すように架台8は、前記第2のモータM2によりシート貼り機7を最上段の床パネル4の高さに合わせて上昇させた後、図2、5に示すように、床パネル積載位置2へ移動する。この時シート貼り機7は、図8(A)に示すように最上段の床パネル4の一端においてその上面よりも少し高い位置に移動する。次いでシート貼り機7は、図8(B)に示すように、少し床パネル4に向け水平に前進するとともに、前記ブラシ13Aが降下しつつ、養生シート6の縁部を床パネル4の端面に押圧して、確実に粘着させる。略同時に前記第1のエアリンダ22がシート押さえローラー12を、養生シート6の上から床パネル4を前記所定の圧力にて押圧するように降下させる。そして第2のエアリンダ23がブラシ13Aを上昇させた後、前記駆動手段26に駆動されたシート貼り機7は、前記圧力を維持しつつ、床パネル4の他端に向けて走行し、これにより前記の如く、養生シート6はロール支持部11から引き出され、かつその上を転動するシート押さえローラー12により床パネル4表面に押圧され、その結果養生シート6を確実に貼着できる。そしてシート貼り機7は、図8(C)に示すように、床パネル4の他端部で停止するとともに、再度ブラシ13Aを降下させて、床パネル4の端面に養生シート6を押圧して、確実に粘着させる。そしてブラシ13Aとともに降下する電気ヒータ線14Eが養生シート6を所定長さに溶断して、貼り付け動作の一動作が完了する。
本形態では、前記の如く、養生シート6及びシート押さえローラー12は床パネル4の標準モジュール寸法900mmと略同寸に形成した場合を例示している。そして前記床パネル4は、標準モジュール寸法の2倍巾の場合を例示している。従って本形態では、シート貼り機7が平面視コ字状に往復動作して、床パネル4の上面全体に養生シート6が貼着される。標準モジュール寸法の床パネル4に対しては片道の走行で貼着できることは勿論、シート貼り機7の走行パターンを巾寸法に応じて適宜操作することにより、各種大きさの床パネル4に汎用できるものである。
最上段の床パネル4の貼着を完了した後、架台8は、図1、4に示すように、再度待機位置18へ戻り、床パネル積載位置2の上方を開放する。このように、架台8に支持されたシート貼り機7は、床パネル積載位置2と待機位置18との間を移動できるため、次の床パネルを積み上げる積載装置との干渉が回避でき、安全、迅速な生産が可能となる。
そしてシート貼り機7を積み上げ高さ分上昇させた後、架台8が再び床パネル積載位置2へ移動し、前記動作を繰り返す。このように、最上段の高さに上昇したシート貼り機7により養生シート6を貼着しつつ、床パネル4を順次積み上げる生産サイクルを繰り返すため、養生シート貼り工程の生産タクトを短縮できる。またこのように構成された床パネル養生シート自動貼り付け装置1を用いると、ライン上で養生シート6を床パネル4上面に自動的に貼り付けできるため、建築現場に於ては構造体に取り付けるだけで、屋根が構築される以前の期間における降雨時の水濡れによる影響を排除できる。更に養生シートにより上面を被覆された床パネルは、物流過程、上棟工事における破損、傷付きが防止される。
なお、前記養生シート6が貼着された床パネル4が、所定枚数パレット3上に積載された積載体は、前記コンベア装置5Aのターンテーブル機能により90度回転した後、図3に示すように、架台8の梁状部16の下を通過してライン方向に移送されて、搬出位置30へ移動する。
また、ロール6Rの養生シート6を使い切った際には、図1、6に示すように、待機位置18の側部に配置された交換台車31を用いて新たなロール6Rをシート貼り機7のロール支持部11に装填する。前記交換台車31は、図9、10に示すように、柱状のフレーム32、32の上部間に前記ライン方向を向く断面V字状の支持台33を設けてなり、レール34に支持されてライン方向に移動可能に支持されている。そして、図9に示すように、前記支持台33に補填用のロール6Rを載置した状態で待機する。交換時には図10に示すように、交換台車31が架台8の側部に移動するとともに、下降したシート貼り機7のシート支持コーン11Aがロール6Rの両端部に嵌合して装填する。
本発明の床パネルの養生方法は、前記床パネル4が屋根が構築される前の期間において、降雨による錆、腐れなどの悪影響を防止するため用いるものである。本方法では、パネル工場のライン上で、例えば前記床パネル養生シート自動貼り付け装置1を用いて、床パネル4毎に各種樹脂を用いた養生シート6を貼着する。そして防水処理を施した床パネル4を建築現場に出荷して、養生シートを貼着したままで構造体に取り付け、屋根敷設後に前記養生シート6を取り外して床パネル4を養生するものである。そのため、建築現場において養生シートを取り付ける作業が不要となり、施工性を高め、また僅かな降雨の中で行なわれる上棟作業に於ても、床パネルを濡らすことがない。しかも、養生シートが梱包の役割を兼ねて床パネル4が保護されるため、在庫作業、トラックによる輸送作業、建築現場での施工などにおいて破損、傷つきを防止できる。
尚、叙上の説明は本発明の実施の形態を例示したものである。従って本発明の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本発明の一実施の形態を例示する平面図である。 その異なる動作状態を例示する平面図である。 その正面図である。 その拡大図である。 その異なる動作状態を例示する拡大図である。 その側面図である。 シート貼り機を例示する正面図である。 (A)〜(C)はシート貼り機の動作を順次説明する略図である。 交換台車を例示する正面図である。 その側面図である。
符号の説明
1 床パネル養生シート自動貼り付け装置
2 床パネル積載位置
3 パレット
4 床パネル
5 床パネル支持手段
6 養生シート
6R ロール
7 シート貼り機
8 架台
9 架台レール
10 基枠部
11 ロール支持部
12 シート押さえローラー
13 押さえ部
14 切断具
14E 電気ヒータ線
15 支柱部
16 梁状部
17 支持レール
18 待機位置

Claims (5)

  1. 床パネル積載位置においてパレット及びこのパレット上に積み上げられる床パネルを載置して支持する床パネル支持手段と、前記床パネル積載位置における最上段の床パネル表面に養生シートを貼り付けるシート貼り機と、このシート貼り機を床パネルの長手方向に走行可能、かつ昇降可能に支持する架台と、この架台を前記床パネル積載位置及びこれに隣接する待機位置の間を移動させる架台レールとを具え、
    前記シート貼り機は、全体のフレームを構成する基枠部と、この基枠部に取り付けられ、かつ養生シートのロールを回転可能に支持するロール支持部と、前記基枠部に対して昇降可能に形成され養生シートを床パネルの表面に押圧するシート押さえロールとを含んで構成され、
    前記シート貼り機が、床パネルの一端から他端に向けて移動しつつ、シート押さえロールが養生シートの粘着面を床パネルの上面に押圧することにより、養生シートを床パネルに貼り付けることを特徴とする床パネル養生シート自動貼り付け装置。
  2. 前記シート貼り機は、養生シートの端部からの剥がれを防止するために床パネルの前記一端、他端の側面に養生シートを押圧する押さえ部と、前記基枠部に対して昇降可能に形成されて帯状の養生シートを所定長さにカットする切断具とを具えることを特徴とする請求項1記載の床パネル養生シート自動貼り付け装置。
  3. 前記切断具は、養生シートを溶断する電気ヒータ線を用いて構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の床パネル養生シート自動貼り付け装置。
  4. 前記架台は、上下にのびる支柱部と、この支柱部に取り付けられた水平な梁状部とからなり、
    前記梁状部は、シート貼り機を走行可能に支持する走行レールが設けられるとともに、前記支柱部に昇降可能に支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床パネル養生シート自動貼り付け装置。
  5. 建築物の構造体に取り付けられ、床構造を形成する矩形状の床パネルについて、屋根が構築される以前の期間における降雨時の水濡れによる影響を排除する床パネルの養生方法であって、
    生産工場で製造される際、床パネル毎にその上面を覆い防水性を有する養生シートを貼り付けて在庫或いは建築現場に出荷搬送し、
    養生シートを貼着したままの状態で建築物の構造体に取り付けることにより、前記降雨時の水濡れを防止し、
    屋根構築後養生シートを剥がし取ることを特徴とする床パネルの養生方法。
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