JP2006232803A - ジアミン誘導体、その製造方法およびそれらを有効成分とする殺菌剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】式(1)で表されるジアミン誘導体とその製造法および該化合物を有効成分として含有する殺菌剤。
[式中、R1は炭素数1〜6のアルキル基等の置換基を表し、R2及びR5はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基等の置換基を表し、R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基等の置換基を表すか、あるいは互いに結合している炭素原子を含む炭素数3〜6のシクロアルキル基を表し、R6、R7、R8及びR9はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1〜6のアルキル基等の置換基を表し、R10は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基等の置換基を表し、Aは酸素原子または硫黄原子を表し、Qはアリール基またはヘテロ環を表す。]
【選択図】なし
Description
[1]. 式(1)(化1)
式(1)で表されるジアミン誘導体およびその製造方法において、下記に限定されるものではないが代表的な置換基の例として以下のものが挙げられる。炭素数1〜6のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、炭素数3〜6のシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、炭素数2〜6のアルケニル基としては、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、炭素数3〜6のシクロアルケニル基としては、シクロプロペニル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、炭素数2〜6のアルキニル基としては、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基等等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、ヘテロ環としては、少なくとも窒素原子、酸素原子、硫黄原子のいずれかを一種類以上含む炭素数1〜15の複素環を表し、例としてはフラン、チオフェン、オキサゾール、ピロール、1H−ピラゾール、3H−ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、[1,2,3]オキサジアゾール、[1,2,4]オキサジアゾール、[1,3,4]オキサジアゾール、フラザン、[1,2,3]チアジアゾール、[1,2,4]チアジアゾール、[1,2,5]チアジアゾール、[1,3,4]チアジアゾール、1H−[1,2,3]トリアゾール、2H−[1,2,3]トリアゾール、1H−[1,2,4]トリアゾール、2H−[1,2,4]トリアゾール、1H−テトラゾール、5H−テトラゾール、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール、2,5−ジヒドロ−1H−ピロール、3,4−ジヒドロ−2H−ピロール、ピロリジン、2,3−ジヒドロフラン、2,5−ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、2,3−ジヒドロチオフェン、2,5−ジヒドロチオフェン、テトラヒドロチオフェン、ピラゾリジン、ピリジン、ピラン、チオピラン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、[1,2,3]トリアジン、[1,2,4]トリアジン、[1,3,5]トリアジン、2H−[1,2,3]オキサジアジン、2H−[1,2,4]オキサジアジン、2H−[1,2,5]オキサジアジン、2H−[1,2,6]オキサジアジン、4H−[1,2,3]オキサジアジン、4H−[1,2,4]オキサジアジン、4H−[1,2,5]オキサジアジン、4H−[1,2,6]オキサジアジン、4H−[1,3,4]オキサジアジン、4H−[1,3,5]オキサジアジン、2H−[1,2,3]チアジアジン、2H−[1,2,4]チアジアジン、2H−[1,2,5]チアジアジン、2H−[1,2,6]チアジアジン、4H−[1,2,3]チアジアジン、4H−[1,2,4]チアジアジン、4H−[1,2,5]チアジアジン、4H−[1,2,6]チアジアジン、4H−[1,3,4]チアジアジン、4H−[1,3,5]チアジアジン、2,3−ジヒドロピリジン、3,4−ジヒドロピリジン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、ピペリジン、3,4−ジヒドロ−2H−ピラン、3,6−ジヒドロ−2H−ピラン、テトラヒドロピラン、3,4−ジヒドロ−2H−チオピラン、3,6−ジヒドロ−2H−チオピラン、テトラヒドロチオピラン、モルホリン、ピペラジン、クロマン、クロメン、イソベンゾフラン、インドリジン、インドール、3H−インドール、ジヒドロインドール、イソインドール、1H−インダゾール、2H−インダゾール、プリン、キノリン、イソキノリン、4H−キノリジン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、アクリジン、フェナジン、フェナントロリン、フェノチアジン、フェノキサジン、インドリン、イソインドリン、ベンゾフラン、ジヒドロベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンゾ[c]チオフェン、ベンゾ[c]イソチアゾール、ベンゾ[c]イソオキサゾール、ジヒドロベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾール、ベンゾイソキサゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、1H−ベンゾトリアゾール、2H−ベンゾトリアゾール、ベンゾ[1,4]ジオキサン、2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキサン、ベンゾ[1,3]ジオキソール、β−カルボリン、ベンゾ[1,2,5]オキサジアゾール、ベンゾ[1,2,5]チアジアゾール、プテリジン、イミダゾ[1,2−a]ピリジン、イミダゾ[1,2−a]ピリミジン、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよく、アシル基としては、アセチル基等のアルキルカルボニル基またはベンゾイル基等のアリールカルボニル基等が挙げられ、これらは置換基により置換されていてもよい。炭素数1〜6のアルキル基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基またはブチル基等のアルキル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基等のシクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基またはトリフルオロエチル基等のハロゲン置換アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基またはブトキシ基等のアルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基またはトリフルオロエトキシ基等のハロゲン置換アルコキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基またはブチルチオ基等のアルキルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基またはトリフルオロエチルチオ基等のハロゲン置換アルキルチオ基、メタンスルフィニル基、エタンスルフィニル基、プロパンスルフィニル基またはブタンスルフィニル基等のアルキルスルフィニル基、トリフルオロメタンスルフィニル基、ジフルオロメタンスルフィニル基またはトリフルオロエタンスルフィニル基等のハロゲン置換アルキルスルフィニル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基またはブタンスルホニル基等のアルキルスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ジフルオロメタンスルホニル基またはトリフルオロエタンスルホニル基等のハロゲン置換アルキルスルホニル基、メタンスルホンアミド基、エタンスルホンアミド基、プロパンスルホンアミド基またはブタンスルホンアミド基等のアルキルスルホンアミド基、トリフルオロメタンスルホンアミド基、ジフルオロメタンスルホンアミド基またはトリフルオロエタンスルホンアミド基等のハロゲン置換アルキルスルホンアミド基、メチルアミノ基、フェニルアミノメチル基、またはアミノメチル基などのアミノメチル基を、アセチルアミノ基、またはベンゾイルアミノ基等のアミド基を、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子のハロゲン原子、アセチル基またはベンゾイル基等のアシル基を例示することができ、炭素数1〜6のアルキル基がアリール基またはヘテロ環により置換されている場合を含まない。炭素数3〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜6のシクロアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、アリール基、ヘテロ環、アルキル基の炭素数が1〜6のアリールアルキル基、またはアルキル基の炭素数が1〜6のヘテロ環アルキル基の置換基としては、メチル基、エチル基、プロピル基またはブチル基等のアルキル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基またはシクロヘキシル基等のシクロアルキル基、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基またはトリフルオロエチル基等のハロゲン置換アルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基またはブトキシ基等のアルコキシ基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基またはトリフルオロエトキシ基等のハロゲン置換アルコキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基またはブチルチオ基等のアルキルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基またはトリフルオロエチルチオ基等のハロゲン置換アルキルチオ基、メタンスルフィニル基、エタンスルフィニル基、プロパンスルフィニル基またはブタンスルフィニル基等のアルキルスルフィニル基、トリフルオロメタンスルフィニル基、ジフルオロメタンスルフィニル基またはトリフルオロエタンスルフィニル基等のハロゲン置換アルキルスルフィニル基、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、プロパンスルホニル基またはブタンスルホニル基等のアルキルスルホニル基、トリフルオロメタンスルホニル基、ジフルオロメタンスルホニル基またはトリフルオロエタンスルホニル基等のハロゲン置換アルキルスルホニル基、メタンスルホンアミド基、エタンスルホンアミド基、プロパンスルホンアミド基またはブタンスルホンアミド基等のアルキルスルホンアミド基、トリフルオロメタンスルホンアミド基、ジフルオロメタンスルホンアミド基またはトリフルオロエタンスルホンアミド基等のハロゲン置換アルキルスルホンアミド基、フェニル基またはナフチル基等のアリール基、フラン、チオフェン、オキサゾール、ピロール、1H−ピラゾール、3H−ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、テトラヒドロフラン、ピラゾリジン、ピリジン、ピラン、ピリミジン、ピラジン等のヘテロ環を、メチルアミノ基、フェニルアミノメチル基、またはアミノメチル基などのアミノメチル基を、アセチルアミノ基、またはベンゾイルアミノ基等のアミド基を、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子のハロゲン原子、アセチル基またはベンゾイル基等のアシル基をそれぞれ例示することができる。
反応式(8)の式(8)で表されるアミン誘導体およびその塩は、反応式(9)(化18)に記載の方法によって製造することができる。
本発明化合物である式(1)で表されるジアミン誘導体を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤とは、植物病原菌による攻撃から農作物を防御するために用いられる薬剤であり、藻菌類(Oomycetes)、子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)、担子菌類(Basidiomycetes)、ネコブカビ(Plasmodiophoromycetes)に属する菌及びその他の病原菌に起因する野菜、果樹、稲、穀類、花卉、芝草分野を含む多種多様な植物病害に対し使用することができる。次に具体的な病害名(菌名)を非限定例としてあげる。例えばイネのいもち病(Pyricularia oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、ピシウム属菌による苗立枯病(Pythium graminicola 等)、ムギ類のうどんこ病(Erysiphe graminis f.sp.hordei; f.sp.tritici)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、網斑病(Pyrenophora teres)、赤かび病(Gibberella zeae)、さび病(Puccinia striiformis; P. graminis; P. recondita; P. hordei)、雪腐病(Typhula sp.; Micronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago tritici; U. nuda)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、ピシウム属菌による褐色雪腐病(Pythium iwayamai 等)ブドウのべと病(Plasmopara viticola)、うどんこ病(Uncinula necator)、黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、リンゴのうどんこ病(Podosphaera leucotricha)、黒星病(Venturia inaequalis)、斑点落葉病(Alternaria mali)、赤星病(Gymnosporangium yamadae)、モニリア病(Sclerotinia mali)、腐らん病(Valsa mali)、ナシの黒斑病(Alternaria kikuchiana)、黒星病(Venturia nashicola)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、西洋ナシの疫病(Phytophthora cactorum)、モモの灰星病(Sclerotinia cinerea)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、疫病(Phytophthora sp.)、カキの炭そ病(Gloeosporium kaki)、落葉病(Cercospora kaki; Mycosphaerella nawae)、ウリ類のべと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora melonis、Phytophthora nicotianae、Phytophthora drechsleri)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、炭そ病(Colletotrichum lagenarium)、つる枯病(Mycosphaerella melonis)、トマトの疫病(Phytophthora infestans)、苗立枯病(Pythium vezans、Rhizoctonia solani)、輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvam)、根腐病(Pythium myriotylum、Pythium dissotocum)、ナスのうどんこ病(Erysiphe cichoracoarum)、疫病(Phytophthora infestans)、褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、アブラナ科野菜の黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cerocosporella barassicae)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora brassicae)、ネギの白色疫病(Phytophthora porri)、さび病(Puccinia allii)、ダイズの茎疫病(Phytophthora megasperma)、べと病(Peronospora manshurica)、紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseololum)、インゲンの炭そ病(Colletotrichum lindemuthianum)、ラッカセイの黒渋病(Mycosphaerella personatum)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、エンドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)、べと病(Peronospora pisi)、ジャガイモの疫病(Phytophthora infestans)、夏疫病(Alternaria solani)、チャの網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、タバコの赤星病(Alternaria longipes)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭そ病(Colletotrichum tabacum)、テンサイの褐斑病(Cercospora beticola)、べと病(Peronospora schachtii)、バラの黒星病(Diplocarpon rosae)、べと病(Peronospora sparsa)、疫病(Phytophthora megasperma)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、キクの褐斑病(Septoria chrysanthemi-indici)、白さび病(Puccinia horiana)、疫病(Phytophthora cactorum)、イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca humuli)、疫病(Phytophthora nicotianae)、果実腐敗病(Pythium ultimum)、キュウリ、トマト、イチゴ、ブドウ等の灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、シバのブラウンパッチ病(Rhizoctonia solani)、ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、カーブラリア葉枯病(Curvularia geniculata)、さび病 (Puccinia zoysiae)、ヘルミントスポリウム葉枯病(Cochiliobolus sp.)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、いもち病(Pyricularia oryzae)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、炭そ病(Colletotrichum graminicola)、雪腐褐色小粒菌核病(Typhula incarnata)、雪腐黒色小粒菌核病(Typhula ishikariensis)、雪腐大粒菌核病(Sclerotinia borealis)、フェアリーリング(Marasmius oreades, 等.)、ピシウム病(Pythium aphanidermatum 等)等が挙げられる。
2−(S)−[(1−メチルエチルオキシカルボニル)アミノ]酢酸(0.24g,1.49mmol)のTHF溶液(3ml)に1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(0.25g,1.54mmol)を室温で加え、1時間攪拌した。反応液にN−(2−(S)−アミノ−3−フェニルプロピル) ベンゾフラン−2−カルボン酸アミド 塩酸塩(0.40g,1.21mmol)、イミダゾール(0.25g,3.67mmol)を室温で加え、12時間室温で攪拌した。反応液を、5%クエン酸水溶液、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。無機塩を濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製を行い、目的物0.49gを白色固体として得た(収率85%)。
3−メチル−2−(S)−[(2−メチルプロピルオキシカルボニル)アミノ]酪酸(1.19g,5.87mmol)、N−[2−(S)−アミノ−3−(シクロプロピル)プロピル] 4−メチル安息香酸アミド 塩酸塩(1.31g,4.89mmol)、N−ヒドロキシコハク酸イミド(0.64g,6.36mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.30g,6.36mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)に、室温でトリエチルアミン(0.59g,5.87mmol)を加え、室温で5時間攪拌した。生成したジシクロヘキシルウレアの結晶を濾過により除去し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製を行い、目的物1.37gを白色固体として得た(収率65%)。
3−メチル−2−(S)−[(2−エトキシカルボニル)アミノ]酪酸(0.46g,2.42mmol)のジクロロメタン溶液(10ml)に、−15℃でN−メチルモルホリン(0.27ml,2.42mmol)を加えた。2−メチルプロピルオキシカルボニルクロリド(0.33ml,2.58mmol)を滴下し、−15℃で5分間撹拌した。反応液にN−[2−(S)−アミノ−2−フェニルエチル] ベンゾフラン−2−カルボキサミド (0.47g,1.61mmol)のジクロロメタン溶液(5ml)を−15℃で加え、20分間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣を酢酸エチル(20ml)に溶解し、水、5%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無機塩を濾過後、減圧濃縮して得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的物0.90gを白色固体として得た(収率82%)。
N−[2−フェニル−1−(S)−[(4−メチルベンゾイル)アミノメチル]エチル] [2−(S)−アミノ−3−メチル]酪酸アミド(0.85g,2.32mmol)、トリエチルアミン(0.26g,2.55mmol)のジクロロメタン溶液(50ml)に、1−メチルエチルオキシカルボニルクロリド(0.31g,2.55mmol)を氷冷下で加え、室温で2時間攪拌した。反応液を、5%クエン酸水溶液、飽和食塩水、2N水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。無機塩を濾過後、減圧濃縮し得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的物0.94gを白色結晶として得た(収率89%)。
5−ブロモフラン−2−カルボン酸(0.28g,1.49mmol)のTHF溶液(3ml)に1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(0.25g,1.54mmol)を室温で加え、1時間攪拌した。反応液にN-−[2−フェニル−1−(S)−(アミノメチル)エチル] [3−メチル−2−(S)−(1−メチルエチルオキシカルボニル)アミノ]酪酸アミド(0.41g,1.21mmol)を室温で加え、12時間室温で攪拌した。反応液を、5%クエン酸水溶液、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。無機塩を濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製を行い、目的物0.52gを白色固体として得た(収率85%)。
N−[1−(S)−(アミノメチル)−2−フェニルエチル]カルバミン酸 1,1−ジメチルエチルエステル
N−[1−(S)−(ヒドロキシメチル)−2−フェニルエチル]カルバミン酸 1,1−ジメチルエチルエステル(30.91g,122.98mmol)のテトラヒドロフラン溶液(250ml)にフタルイミド(18.10g,123.02mmol)、トリフェニルホスフィン(35.50g,135.35mmol)を加え、氷冷下で攪拌後、アゾジカルボン酸 ジエチルエステル(23.60g,135.51mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)を滴下し氷冷下で1時間、さらに室温で4時間攪拌した。溶媒を減圧濃縮後、乾燥した。得られたN−[2−(S)−[(1,1−ジメチルエチルオキシカルボニル)アミノ]−3−フェニルプロピル]フタルイミドの白色固体にエタノール(500ml)、ヒドラジン1水和物(13.1g,261.69mmol)を加え、100℃で2時間還流した。析出したフタロイルヒドラジドの白色結晶を濾去し、反応溶液を一晩放置した後、さらに析出したフタロイルヒドラジドを濾去した。溶媒を減圧濃縮した後、乾燥した。残渣にジクロロメタン(500ml)を加え2N水酸化ナトリウム水溶液(500ml)で洗浄し、有機層を5%クエン酸水溶液(500ml)で抽出後、水層をジクロロメタン(500ml)で洗浄した。水酸化ナトリウム(10.40g)を用いて水層をpH12に調整後、ジクロロメタン(500ml)で抽出、2N水酸化ナトリウム水溶液(500ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無機塩を濾過後、減圧濃縮し目的物27.09gを白色固体として得た(収率88%)。
N−[3−フェニル−2−(S)−[(1,1−ジメチルエチルオキシカルボニル)アミノ]プロピル] ベンゾフラン−2−カルボン酸アミド
ベンゾフラン−2−カルボン酸(15.0g,92.5mmol)のジクロロメタン溶液(300ml)に1,1’−カルボニルビス−1H−イミダゾール(15.8g,97.6mmol)を室温で加え、2時間攪拌した。上記反応液にN−[1−(S)−(アミノメチル)−2−フェニルエチル]カルバミン酸 1,1−ジメチルエチルエステル(23.16g,92.5mmol)を加え、5時間撹拌後に一晩放置した。反応液を5%クエン酸水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄した後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。無機塩を濾別後、減圧濃縮し得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルを用いて再結晶し、目的物31.02gを白色固体として得た(収率85%)。
N−[3−フェニル−2−(S)−アミノプロピル] ベンゾフラン−2−カルボン酸アミド 塩酸塩
N−[3−フェニル−2−(S)−[(1,1−ジメチルエチルオキシカルボニル)アミノ]プロピル] ベンゾフラン−2−カルボン酸アミド(30.57g,77.5mmol)を酢酸エチル(50ml)に溶解し、4N塩化水素/酢酸エチル溶液(200ml)を加えて室温で6時間攪拌した。析出した塩を酢酸エチルで洗浄濾取した後、乾燥させて目的物24.61gを白色固体として得た(収率96%)。
次に本発明に係わる殺菌剤の製剤例及び殺菌活性試験例を示す。以下の説明において「部」とあるのは「重量部」または「重量%」を意味する。
化合物番号3の化合物2部およびクレー98部を均一に混合粉砕し、有効成分2%を含有する粉剤を得た。
化合物番号4の化合物10部、カオリン70部、ホワイトカーボン18部およびアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム2部を均一に混合粉砕して均一組成の微粉末状の、有効成分10%を含有した水和剤を得た。
化合物番号8の化合物20部、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム3部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル5部および白土72部を均一に混合粉砕して、均一組成の微粉末状の、有効成分20%を含有した水和剤を得た。
化合物番号9の化合物50部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、ホワイトカーボン5部および珪藻土44部を混合粉砕して、有効成分50%を含有する水和剤を得た。
化合物番号10の化合物5部、プロピレングリコール7部、リグニンスルホン酸ナトリウム4部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩2部、および水82部をサンドグラインダーで湿式粉砕し有効成分5%を含有するフロワブル剤を得た。
化合物番号13の化合物10部、プロピレングリコール7部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩2部、および水79部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、有効成分10%を含有するフロワブル剤を得た。
化合物番号19の化合物25部、プロピレングリコール5部、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル5部、ポリオキシエチレンジアリルエーテルスルフェート5部、シリコン系消泡剤0.2部、および水59.8部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、有効成分25%のフロワブル剤を得た。
化合物番号20の化合物3部、フサライド2部、ケイソウ土20部、白土30部およびタルク45部を均一に粉砕混合して粉剤100部を得た。
化合物番号21の化合物10部、フェリムゾン20部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部およびケイソウ土67部を均一に粉砕混合して水和剤100部を得た。
化合物番号24の化合物10部、マンゼブ50部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土25部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号25の化合物10部、クロロタロニル50部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土25部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号26の化合物10部、フォルペット40部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土35部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号42の化合物10部、シモキサニル10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号43の化合物10部、メタラキシル10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号44の化合物10部、ジメトモルフ10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号46の化合物10部、イミダクロプリド10部、シクロヘキサン10部、キシレン50部およびソルポール(東邦化学制界面活性剤)20部を均一に溶解混合し乳剤100部を得た。
化合物番号82の化合物2部およびクレー98部を均一に混合粉砕し、有効成分2%を含有する粉剤を得た。
化合物番号83の化合物10部、カオリン70部、ホワイトカーボン18部およびアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム2部を均一に混合粉砕して均一組成の微粉末状の、有効成分10%を含有した水和剤を得た。
化合物番号3の化合物20部、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム3部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル5部および白土72部を均一に混合粉砕して、均一組成の微粉末状の、有効成分20%を含有した水和剤を得た。
化合物番号4の化合物50部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、ホワイトカーボン5部および珪藻土44部を混合粉砕して、有効成分50%を含有する水和剤を得た。
化合物番号8の化合物5部、プロピレングリコール7部、リグニンスルホン酸ナトリウム4部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩2部、および水82部をサンドグラインダーで湿式粉砕し有効成分5%を含有するフロワブル剤を得た。
化合物番号9の化合物10部、プロピレングリコール7部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩2部、および水79部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、有効成分10%を含有するフロワブル剤を得た。
化合物番号10の化合物25部、プロピレングリコール5部、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル5部、ポリオキシエチレンジアリルエーテルスルフェート5部、シリコン系消泡剤0.2部、および水59.8部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、有効成分25%のフロワブル剤を得た。
化合物番号13の化合物3部、フサライド2部、ケイソウ土20部、白土30部およびタルク45部を均一に粉砕混合して粉剤100部を得た。
化合物番号19の化合物10部、フェリムゾン20部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部およびケイソウ土67部を均一に粉砕混合して水和剤100部を得た。
化合物番号20の化合物10部、マンゼブ50部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土25部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号21の化合物10部、クロロタロニル50部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土25部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号24の化合物10部、フォルペット40部、リグニンスルホン酸ナトリウム5部、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部、ホワイトカーボン5部およびケイソウ土35部を均一に粉砕混合し、水和剤100部を得た。
化合物番号25の化合物10部、シモキサニル10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号26の化合物10部、メタラキシル10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号37の化合物10部、ジメトモルフ10部、カルボキシメチルセルロース3部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩1部および水74部をサンドグラインダーで湿式粉砕し、フロアブル剤100部を得た。
化合物番号38の化合物10部、イミダクロプリド10部、シクロヘキサン10部、キシレン50部およびソルポール(東邦化学制界面活性剤)20部を均一に溶解混合し乳剤100部を得た。
比較化合物(化23)
アセトンに溶解した化合物を250ppmとなるように水で希釈し、複葉が4葉展開したトマト苗(品種:世界一、直径7.5cmビニールポットに1本立)に1ポットあたり10mL散布した。風乾後、18℃の湿室(12時間明暗光サイクル)に移し、トマト疫病菌(Phytophthora infestans)の遊走子懸濁液を噴霧接種した。接種4日後に小葉4枚の発病面積率を調査し、下記の基準により評価した。
調査時における無処理区の発病面積率は60%以上であった。
A:発病面積率5%未満
B:発病面積率5%〜50%未満
C:発病面積率50%以上
アセトンに溶解した化合物を250ppmとなるように水で希釈し、本葉1枚目が展開したキュウリ苗(品種:相模半白、直径7.5cmビニールポットに2本立)に1ポットあたり10mL散布した。風乾後、温室内に設置した湿室に移し、キュウリべと病菌(Pseudoperonospora cubensis)の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種した。接種7日後に本葉の発病面積率を調査し、下記の基準により評価した。調査時における無処理区の発病面積率は60〜80%であった。
A:発病面積率5%未満
B:発病面積率5%〜50%未満
C:発病面積率50%以上
1/2000aポットで生育させたブドウ苗(品種:カベルネソービニヨン)の展開葉を切り取り、直径32mmのリーフディスクを作製した。アセトンに溶解させた化合物を250ppmとなるように水で希釈し、リーフディスクを3時間浸漬させた。薬液から取り出し風乾後、ブドウべと病菌(Plasmopara viticola)の 遊走子嚢懸濁液を噴霧接種した。18℃、12時間明暗光サイクルで培養し、接種10日後にリーフディスクの発病面積率を調査し、下記の基準により評価した。調査時における無処理区の発病面積率は60〜70%であった。
A:発病面積率5%未満
B:発病面積率5%〜50%未満
C:発病面積率50%以上
アセトンに溶解した化合物を250ppmとなるように水で希釈し、4葉目が展開したイネ(品種:月見もち、直径6cmビニールポットに50本植え)に1ポットあたり10mL散布した。風乾後、25℃の湿室(12時間明暗光サイクル)に移し、イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)分生胞子懸濁液を噴霧接種した。接種7〜10日後にポット全体の病斑数を調査し、下記の基準により評価した。調査時における無処理区のポットあたり病斑数は60個以上であった。
A:病斑数5個未満
B:病斑数6〜50個未満
C:病斑数50個以上
ポテトデキストロース寒天培地(以下PDA)を40℃に冷ました後、アセトンに溶解させた化合物を100ppmとなるように添加し、直径9cmシャーレに15mL注ぎ冷やし固めた。あらかじめPDA上に生育させたピシウム属菌(Pythium aphanidermatum)の菌糸先端を直径6mmのコルクボーラーで打ち抜き、菌叢面を下にして薬剤含有PDAに移植した。25℃暗所で24時間培養した後、菌糸伸長径を測定し、下記の基準により評価した。
A:薬剤無添加区に対する阻害率 95%以上
B:薬剤無添加区に対する阻害率 50〜95%未満
C:薬剤無添加区に対する阻害率 50%未満
Claims (13)
- 式(1)(化1)
- R3とR4のうち少なくともひとつが炭素数1〜6のアルキル基、炭素数3〜6のシクロアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜6のシクロアルケニル基、炭素数2〜6のアルキニル基、アリール基またはヘテロ環、アルキル基の炭素数が1〜6のアリールアルキル基、またはアルキル基の炭素数が1〜6のヘテロ環アルキル基を表すか、あるいはR3とR4が互いに結合して炭素数3〜6の炭化水素環を形成してもよい請求項1記載のジアミン誘導体。
- R10が水素原子である請求項2記載のジアミン誘導体。
- R2およびR5が水素原子である請求項3記載のジアミン誘導体。
- 上記請求項1〜4の何れか一項に記載のジアミン誘導体を有効成分として含有することを特徴とする殺菌剤。
- 上記請求項1〜4の何れか一項に記載のジアミン誘導体を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載のジアミン誘導体と他の殺菌剤及び/または殺虫剤の1種以上を含有する病害虫防除用組成物。
- 他の殺菌剤及び/または殺虫剤が、トリアジメホン、ヘキサコナゾール、プロピコナゾール、イプコナゾール、プロクロラズ、トリフルミゾール、テブコナゾール、エポキシコナゾール、ジフェノコナゾール、フルシラゾール、トリアジメノール、シプロコナゾール、メトコナゾール、フルキンコナゾール、ビテルタノール、テトラコナゾール、トリティコナゾール、フルトリアフォル、ペンコナゾール、ジニコナゾール、フェンブコナゾール、ブロムコナゾール、イミベンコナゾール、シメコナゾール、ミクロコナゾール、ミクロブタニル、ヒメキサゾール、イマザリル、フラメトピル、チフルザミド、エトリジアゾール、オキシスポコナゾール、オキシスポコナゾールフマル酸塩、ペフラゾエート、プロチオコナゾール、ピリフェノックス、フェナリモル、ヌアリモル、ブピリメート、メパニピリム、シプロジニル、ピリメタニル、メタラキシル、オキサジキシル、ベナラキシル、チオファネートメチル、チオファネートメチル、ベノミル、カルベンダジム、フベリダゾール、チアベンダゾール、マンゼブ、プロピネブ、ジネブ、メチラム、マンネブ、ジラム、チウラム、テトラクロロイソフタロニトリル、エタボキサム、オキシカルボキシン、カルボキシン、フルトラニル、シルチオファム、メプロニル、ジメトモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、スピロキサミン、トリデモルフ、ドデモルフ、フルモルフ、アゾキシストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、フルオキサストロビン、トリフロキシストロビン、ジモキシストロビン、ピラクロストロビン、ピコキシストロビン、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン、クロゾリネート、フルスルファミド、ダゾメット、メチルイソチオシアネート、クロルピクリン、メタスルホカルブ、ヒドロキシイソキサゾール、ヒドロキシイソキサゾールカリウム、エクロメゾール、D−D、カーバム等の土壌殺菌剤、塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅、ノニルフェノールスルホン酸銅、オキシン銅、DBEDC、無水硫酸銅、硫酸銅五水塩、水酸化第二銅等の銅殺菌剤、無機硫黄、水和硫黄剤、石灰硫黄合剤、硫酸亜鉛、フェンチン、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、次亜塩素酸塩、金属銀、エジフェンホス、トルクロホスメチル、ホセチル、イプロベンホス、ジノキャップ、ピラゾホス、カルプロパミド、フサライド、トリシクラゾール、ピロキロン、ジクロシメット、フェノキサニル、カスガマイシン、バリダマイシン、ポリオキシン類、ブラストサイジンS、テクロフタラム、オキシテトラサイクリン、ミルディオマイシン、ストレプトマイシン、ナタネ油、ベンチアバリカルブイソプロピル、イプロバリカルブ、プロパモカルブ、ジエトフェンカルブ、フルオルイミド、フルジオキサニル、フェンピクロニル、プロベナゾール、アシベンゾラルSメチル、チアジニル、シフルフェナミド、フェンヘキサミド、キノキシフェン、ジフルメトリム、メトラフェノン、ピコベンザミド、プロキナジド、ファモキサドン、シアゾファミド、フェナミドン、ゾキサミド、ボスカリド、クロロタロニル、シモキサニル、キャプタン、ジチアノン、フルアジナム、フォルペット、ジクロフルアニド、トリホリン、オキソリニック酸、イソプロチオラン、フェリムゾン、ジクロメジン、ペンシクロン、キノメチオネート、イミノクタジン酢酸塩、イミノクタジンアルベシル酸塩、アンバム、ポリカーバメート、チアジアジン、クロロネブ、有機ニッケル、グアザチン、ドジン、キントゼン、トリルフルアニド、アニラジン、ニトロタルイソプロピル、フェニトロパン、ジクロラン、DPC、ジメチリモル、ベンチアゾール、フルメトバー、マンディプロパミド、(RS)−N−[2−(1,3−ジメチルブチル)チオフェン−3−イル]− 1−メチル−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(一般名申請中:ペンチオピラド)、式(10)(化10)
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