JP2006232575A - 高周波用誘電体磁器組成物、誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置 - Google Patents

高周波用誘電体磁器組成物、誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置 Download PDF

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勉 立川
Naokatsu Fujinami
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Abstract

【課題】比誘電率(εr)、およびQ値が高く、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が小さくて、しかも、レーザ加工を行った後、低い温度での熱処理によりQ値を効率よく回復させることが可能な高周波用誘電体磁器組成物、それを用いた誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置を提供する。
【解決手段】一般式:xBaO−yTiO2−z{(1−s−t−u)SmO3/2−sNdO3/2−tPrO11/6−uCeO2})で表したとき、x,y,z,s,tおよびuがそれぞれ、0.10≦x≦0.20,0.55≦y≦0.68,0.15≦z≦0.35,0.20≦s≦0.65,0≦t≦0.25,0≦u≦0.03,x+y+z=100の関係を満足する主成分100重量部に対して、Feを、Fe23換算で1.0重量部を超え、2.5重量部を超えない範囲で含有させる。
【選択図】なし

Description

本願発明は、マイクロ波やミリ波などの高周波領域において利用される高周波用誘電体磁器組成物、ならびにそれを用いて構成される誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置に関する。
マイクロ波やミリ波などの高周波領域において、誘電体共振器や回路基板などを構成する材料として、誘電体磁器が広く利用されている。
このような高周波用誘電体磁器を、誘電体共振器や誘電体フィルタなどに用いる場合、以下のような誘電特性を備えていることが要求される。
(1)比誘電率(εr)が高いこと(すなわち、誘電体中では電磁波の波長が1/(εr)1/2に短縮されることから、小型化への対応性を向上させる見地より、比誘電率(εr)が高いことが要求される)。
(2)誘電損失が小さいこと(すなわちQ値が高いこと)。
(3)共振周波数の温度安定性が良好であること(すなわち共振周波数の温度係数(τf)が0ppm/℃付近であること)。
なお、共振周波数の温度係数(τf)は、25℃における共振周波数(f25)と、55℃における共振周波数(f55)の値とを用いて、共振周波数温度曲線を直線近似したときの傾き(1次微係数)を表わすものであり、その値はτf=(f55−f25)/(f25・(55℃−25℃))の式によって求められる。
そこで、上述のような要求に応えることが可能な、比誘電率εr及び無負荷Qが大きく、かつ温度係数τfの絶対値が小さい高周波用誘電体磁器組成物として、BaO−Sm23−Nd23−CeO2−TiO2系のマイクロ波用誘電体セラミックスが提案されている(特許文献1)。
また、その他にも、BaO−Sm23−Nd23−Pr611−CeO2−TiO2系の主成分に対して、副成分であるFeの酸化物を、Fe23として1.0重量%以下添加した誘電体磁器組成物が提案されている(特許文献2)。
そして、上述のような、特許文献1のマイクロ波用誘電体セラミックスや、特許文献2の誘電体磁器組成物を用いた場合、高い誘電率や、マイクロ波帯における高いQ値を得ることが可能になるとともに、良好な共振周波数の温度係数を実現することが可能になる。
ところで、近年、誘電体共振器や、誘電体フィルタなどにおいては、所望の特性を得るために、誘電体上に形成された電極などをレーザ加工法により高精度に加工する工程が必要になっている。
しかしながら、特許文献1のマイクロ波用誘電体セラミックスや、特許文献2の誘電体磁器組成物の表面に形成された電極をレーザ加工した場合、マイクロ波用誘電体セラミックスや誘電体磁器組成物にもレーザ加工の影響が及ぶことになり、Q値などの特性の低下を招くという問題点がある。
そこで、Q値などの特性を回復させるため、レーザ加工後に、ダメージを受けたセラミックス(誘電体磁器)を再酸化して、Q値などの特性を回復させる方法が考えられている。
しかしながら、特許文献1のマイクロ波用誘電体セラミックスや、特許文献2の誘電体磁器組成物の場合、熱処理によってもQ値を十分に回復させることは容易ではなく、所望の特性を備えた製品を得ることが困難であるという問題点がある。
一方、Q値を回復させるために、高い温度で熱処理した場合には、セラミックス(誘電体磁器)を再酸化させて、Q値を回復させることはできたとしても、例えばCuめっき膜によって形成された電極(誘電体共振器における内導体および外導体など)が酸化されてしまい、製品の特性が損なわれてしまうという問題点がある。
特開平2−239150号公報 特開2004−123466号公報
本願発明は、上記課題を解決するものであり、比誘電率(εr)、およびQ値が高く、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が小さくて、しかも、レーザ加工を行った後、低い温度での熱処理によりQ値を効率よく回復させることが可能な高周波用誘電体磁器組成物、それを用いた誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の高周波用誘電体磁器組成物は、
一般式:xBaO−yTiO2−z{(1−s−t−u)SmO3/2−sNdO3/2−tPrO11/6−uCeO2})で表したとき、x,y,z,s,tおよびuがそれぞれ、
0.10≦x≦0.20,
0.55≦y≦0.68,
0.15≦z≦0.35,
0.20≦s≦0.65,
0≦t≦0.25,
0≦u≦0.03,
x+y+z=100
の関係を満足する主成分100重量部に対して、
Feを、Fe23換算で1.0重量部を超え、2.5重量部を超えない範囲で含有させたこと
を特徴としている。
また、本願発明(請求項2)の誘電体共振器は、誘電体磁器が入出力端子に電磁界結合して作動するものである誘電体共振器であって、前記誘電体磁器が、請求項1記載の高周波用誘電体磁器組成物からなるものであることを特徴としている。
また、本願発明(請求項3)の誘電体フィルタは、請求項2に記載の誘電体共振器と、前記誘電体共振器の入出力端子に接続される外部結合手段とを備えていることを特徴としている。
また、本願発明(請求項4)の誘電体デュプレクサは、少なくとも2つの誘電体フィルタと、前記誘電体フィルタのそれぞれに接続される入出力接続手段と、前記誘電体フィルタに共通に接続されるアンテナ接続手段とを備える誘電体デュプレクサであって、前記誘電体フィルタの少なくとも1つが請求項3記載の誘電体フィルタであることを特徴としている。
また、本願発明(請求項5)の通信機装置は、請求項4記載の誘電体デュプレクサと、前記誘電体デュプレクサの少なくとも1つの入出力接続手段に接続される送信用回路と、前記送信用回路に接続される前記入出力手段とは異なる少なくとも1つの入出力接続手段に接続される受信用回路と、前記誘電体デュプレクサのアンテナ接続手段に接続されるアンテナとを備えていることを特徴としている。
本願発明(請求項1)の高周波用誘電体磁器組成物は、一般式:xBaO−yTiO2−z{(1−s−t−u)SmO3/2−sNdO3/2−tPrO11/6−uCeO2})で表したとき、x,y,z,s,tおよびuがそれぞれ、0.10≦x≦0.20,0.55≦y≦0.68,0.15≦z≦0.35,0.20≦s≦0.65,0≦t≦0.25,0≦u≦0.03,x+y+z=100の関係を満足する主成分100重量部に対して、Feを、Fe23換算で1.0重量部を超え、2.5重量部を超えない範囲で含有させるようにしているので、比誘電率(εr)、およびQ値が高く、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が小さくて、しかも、レーザ加工を行った後の熱処理温度が低くても、Q値を十分に回復させることが可能な高周波用誘電体磁器組成物を得ることが可能になる。
また、低い熱処理温度でQ値を回復させることが可能になるため、例えば、本願発明の高周波用誘電体磁器組成物を用いて、内導体および外導体を備えた誘電体共振器を構成した場合に、レーザ加工後の熱処理工程で、内導体および外導体が酸化されてしまうことを防止して、所望の特性を備えた製品を得ることが可能になる。
すなわち、本願発明の高周波用誘電体磁器組成物においては、上述の主成分100重量部に対して、Feを、Fe23換算で1.0重量部を超え、2.5重量部を超えない範囲で含有させるようにしているので、レーザ加工を行った後、熱処理温度が低くても、効率よく再酸化を行うことが可能になり、Q値を十分に回復させることができるようになる。
なお、本願発明において、xの範囲を0.10≦x≦0.20としたのは、xが0.10〜0.20の範囲を外れると、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなり、好ましくないことによる。
また、yの範囲を0.55≦y≦0.68としたのは、yが0.55を下回ると焼結が困難になり、yが0.68を超えると比誘電率(εr)が小さくなり、好ましくないことによる。
また、zの範囲を0.15≦z≦0.35としたのは、zが0.15〜0.35の範囲を外れると、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなり、好ましくないことによる。
また、sの範囲を0.20≦s≦0.65としたのは、sが0.20〜0.65の範囲を外れると、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなり、好ましくないことによる。
また、tの範囲を0≦t≦0.25としたのは、tが0.25を超えると、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなり、好ましくないことによる。
また、uの範囲を0≦u≦0.03としたのは、uが0.03を超えると、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなり、好ましくないことによる。
また、本願発明(請求項2)の誘電体共振器は、誘電体磁器が入出力端子に電磁界結合して作動する誘電体共振器において、誘電体磁器として、上記の請求項1記載の高周波用誘電体磁器組成物からなる誘電体磁器(すなわち、高い比誘電率(εr)と、高いQ値を有し、かつ、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が小さく、しかも、レーザ加工を行った後、熱処理温度が低くても、Q値を十分に回復させることが可能な誘電体磁器)を用いるようにしているので、小型で、誘電損失が小さく、共振周波数の温度安定性に優れているとともに、レーザ加工後にも低い温度での熱処理によりQ値を回復させることが可能であることから、特性を精度よく調整することが可能で、所望の特性を備えた誘電体共振器を提供することが可能になる。
また、本願発明(請求項3)の誘電体フィルタは、請求項2に記載の誘電体共振器と、該誘電体共振器の入出力端子に接続される外部結合手段とを備えているので、小型で、良好な特性を備えた誘電体フィルタを提供することが可能になる。
また、本願発明(請求項4)の誘電体デュプレクサは、少なくとも2つの誘電体フィルタと、誘電体フィルタのそれぞれに接続される入出力接続手段と、誘電体フィルタに共通に接続されるアンテナ接続手段とを備える誘電体デュプレクサであって、誘電体フィルタの少なくとも1つとして、請求項3記載の誘電体フィルタを用いているので、小型で、良好な特性を備えた誘電体デュプレクサを提供することが可能になる。
また、本願発明(請求項5)の通信機装置は、請求項4記載の誘電体デュプレクサと、誘電体デュプレクサの少なくとも1つの入出力接続手段に接続される送信用回路と、送信用回路に接続される入出力手段とは異なる少なくとも1つの入出力接続手段に接続される受信用回路と、誘電体デュプレクサのアンテナ接続手段に接続されるアンテナとを備えているので、小型で、良好な特性を備えた通信機装置を提供することが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[高周波用誘電体磁器組成物の作製]
(1)出発原料として、高純度の炭酸バリウム(BaCO3)、希土類酸化物(Sm23,Nd23,Pr611,CeO2)、酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe23)の各粉末を準備した。
(2)次に、一般式:xBaO−yTiO2−z{(1−s−t−u)SmO3/2−sNdO3/2−tPrO11/6−uCeO2})で表したときに、x,y,z,s,tおよびuが表1,2,3および4に示すような値となるように、前記の各出発原料粉末を調合した。
なお、酸化鉄(Fe23)については、上記の一般式で表される主成分100重量部に対して、表1〜4に示すように、0.0重量部〜3.0重量部の範囲となるような割合で配合した。
(3)それから、この調合粉末を、ボールミルを用いて16時間湿式混合し、均一に分散させた後、脱水および乾燥処理を施して調整粉末を得た。
(4)この調整粉末を、1000〜1200℃の温度で3時間仮焼し、得られた仮焼粉末に適量のバインダを加えて、再びボールミルを用いて16時間湿式粉砕することにより、焼成用粉末を得た。
(5)そして、この焼成用粉末を、1500kgf/cm2〜2500kgf/cm2(1.47×102MPa〜2.45×102MPa)の圧力で円柱状(円板状)にプレス成形した後、大気中において1300〜1400℃で4時間の焼成を行い、図1に示すように、直径(D)7.50mm、厚さ(T)3.75mmの円柱状(円板状)の試料1を得た。
[特性の測定]
(a)レーザ加工前の特性の測定
それから、得られた各焼結体(各試料)について、測定周波数fが6〜7GHzにおける比誘電率(εr)とQ値を、両端短絡型誘電体共振器法にて測定し、Q×f値に換算した。また、TE01δモードによるキャビティ法にて共振周波数を測定し、25〜55℃の温度範囲における共振周波数の温度係数(τf)を測定した。なお、上記測定で得たQ×f値を初期特性(レーザ加工前)Qとした。
(b)レーザ加工後の特性の測定
それから、上述のようにして作製した円柱状(円板状)の試料1の外周面2をレーザ加工し、その後のQ×f値を上述の方法と同様の方法で測定し、レーザ加工後Qとした。
(c)レーザ加工後に熱処理を行った後の特性の測定
上述のようにしてレーザー加工を施した後の試料を、酸素濃度10ppmの還元雰囲気中で熱処理(300℃で30min、または350℃で30min)を施した後、Q×f値を上述の方法と同様の方法で測定し、それぞれ、300℃熱処理後Q、350℃熱処理後Qとした。
[特性の評価]
上述のようにして測定した、初期特性(比誘電率(εr)、レーザ加工前のQ、および共振周波数の温度係数(τf))、レーザ加工後の特性(レーザ加工後のQ、およびQ低下率)、熱処理後の特性(熱処理後のQ、およびQの回復率)を、表1、2、3、および4に示す。ここでレーザ加工後のQ低下率とは、レーザ加工前のQを基準としてレーザ加工後のQが何%減少したかを示す指標であり、(レーザ加工後のQ−レーザ加工前のQ)/レーザ加工前のQ×100により与えられる。また、レーザ加工後のQ回復率とは、熱処理によりレーザ加工前のQの何%にまで回復したかを示す指標であり、熱処理後のQ/レーザ加工前のQ×100により与えられる。
なお、初期特性に不良の項目がある試料(試料番号1,2,8,20,25,27,29,30,31,34,36)についてはレーザ加工後および熱処理後の特性を調べなかった。
Figure 2006232575
Figure 2006232575
Figure 2006232575
Figure 2006232575
表1、2、3、および4において、試料番号に*を付したものは、この発明の範囲外の試料である。
表1、2、3、および4から、全体として、各試料にレーザ加工を施した場合、Q値が低下する(略半減する)が、熱処理を施すことによりQ値が回復する傾向があることがわかる。
また、Fe23を添加していない試料番号11の試料と、Fe23を添加している試料番号12〜19の試料の300℃熱処理の前後の特性の比較から、Fe23を添加した試料ではQ値の回復率が高いことがわかる。
しかしながら、Fe23添加量が1.0重量部以下の試料番号12,13,14の試料では、350℃熱処理した場合にもQ回復率が98%未満となっており、Feの添加量は、Fe23として、主成分100重量部に対して、1.0重量部を超える量とすることが望ましいことがわかる。
また、Fe23添加量が1.0重量部以下である、試料番号4,5,6,試料番号21,22の試料の場合にも、350℃熱処理した場合のQ回復率が98%未満となっており、この結果からも、Feの添加量は、Fe23として、主成分100重量部に対して、1.0重量部を超える量とすることが望ましいことがわかる。
一方、Fe23の添加量が3.0重量部の試料番号20の試料のように、Fe23添加量が2.5重量部を越えると、初期特性のQ値が5000以下に低下してしまう。したがって、Feの添加量は、Fe23として、主成分100重量部に対して、2.5重量部を超えない量とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号1の試料のように、x<0.10の場合や、試料番号36の試料のように、x>0.20の場合には、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなる。この結果から、本願発明の高周波用誘電体磁器組成物においては、xの範囲を0.10≦x≦0.20とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号2,30の試料のように、y<0.55の場合には焼結が困難であり、また、試料番号31および34の試料のように、y>0.68の場合には、比誘電率εrが55よりも小さくなる。この結果から、本願発明の高周波用誘電体磁器組成物においては、yの範囲を0.55≦y≦0.68とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号34の試料のように、z<0.15の場合や、試料番号2の試料のように、z>0.35の場合には、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなる。この結果から、zの範囲を0.15≦z≦0.35とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号8の試料のように、s<0.20の場合や、試料番号25の試料のように、s>0.65の場合には、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が20(ppm/℃)よりも大きくなる。この結果から、sの範囲を0.20≦s≦0.65とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号27の試料のように、t>0.25の場合には、共振周波数の温度係数(τf)が+20(ppm/℃)よりも大きくなる。このことから、tの範囲を0≦t≦0.25とすることが望ましいことがわかる。
また、試料番号29の試料のように、u>0.03の場合には、共振周波数の温度係数(τf)が+20(ppm/℃)よりも大きくなる。このことから、uの範囲を0≦u≦0.03とすることが望ましいことがわかる。
図2は本願発明の高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物)を用いて作製した誘電体共振器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面断面図である。
この誘電体共振器10は、誘電体磁器が入出力端子に電磁界結合して作動するタイプの誘電体共振器であって、図2(a),(b)に示すように、貫通孔12を有する直方体形状の誘電体ブロック(誘電体磁器)11と、誘電体ブロック11の外周面に形成された外導体13と、誘電体ブロック11の貫通孔12の内周面に形成された内導体14とを備えている。なお、誘電体ブロック11の一方端面15には外導体13が形成されているが、一方端面15と対向する他方端面16には、外導体は形成されておらず、誘電体セラミックが露出した構造を有している。
また、この実施例2の誘電体共振器10では、内導体14および外導体13の構成材料として卑金属のCuが用いられている。
そして、この誘電体共振器10においては、貫通孔12の内周面に形成された内導体14、あるいは誘電体ブロック11の外周面に形成された外導体13をレーザ加工する(内導体14および/または外導体13の一部領域を除去する)ことにより特性の調整(例えば共振周波数の調整)が行われるように構成されている。
この誘電体共振器10では、本願発明の要件を備えた高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物など)を用いているため、内導体14や外導体13をレーザ加工した後、レーザ加工の影響を受けた誘電体ブロック11を、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で熱処理することにより、十分にQ値を回復させることができる。したがって、レーザ加工を行った後、特性を回復させて、所望の特性を備えた誘電体共振器を得ることができる。
なお、上述のように、この実施例2の誘電体共振器10においては、内導体14と外導体13の構成材料として卑金属のCuが用いられているが、レーザ加工後の、Q値を回復させるための熱処理が、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で行われるため、内導体14と外導体13が酸化されてしまうことを防止して、所望の特性を備えた誘電体共振器を得ることができる。
図3は本願発明の高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物など)を用いて作製した誘電体フィルタを示す斜視図である。
この誘電体フィルタ20は、図3に示すように、複数の貫通孔22を有する直方体形状の誘電体ブロック(誘電体磁器)21と、誘電体ブロック21の外周面に形成された外導体23と、誘電体ブロック21の貫通孔22の内周面に形成された内導体24と、上面28から前側端面29aにかけて形成された外部結合手段27a,上面28から後側端面29bにかけて形成された外部結合手段27bを備えている。なお、誘電体ブロック21の一方端面(右側端面)25には外導体23が形成されているが、一方端面(右側端面)25と対向する他方端面(左側端面)26には、外導体は形成されておらず、誘電体セラミックが露出した構造を有している。
また、この実施例3の誘電体フィルタ20においても、内導体24と外導体23の構成材料として卑金属のCuが用いられている。
そして、この誘電体フィルタ20においては、貫通孔22の内周面に形成された内導体24、あるいは誘電体ブロック21の外周面に形成された外導体23をレーザ加工することにより特性の調整(例えばフィルタ波形の調整)が行われるように構成されている。
この誘電体フィルタ20においては、本願発明の要件を備えた高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物)を用いているので、内導体24や外導体23をレーザ加工した後、レーザ加工の影響を受けた誘電体ブロック21を、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で熱処理することにより、十分にQ値を回復させることができる。したがって、レーザ加工を行った後、特性を回復させて、所望の特性を備えた誘電体フィルタを確実に作製することができる。
なお、上述のように、この実施例3の誘電体フィルタ20においても、内導体24と外導体23の構成材料として卑金属のCuが用いられているが、レーザ加工後の、Q値を回復させるための熱処理が、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で行われるため、内導体24と外導体23が酸化されてしまうことを防止して、所望の特性を備えた誘電体フィルタを得ることができる。
図4は本願発明の高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物)を用いて作製した誘電体デュプレクサを示す斜視図である。
この誘電体デュプレクサ30は、図4に示すように、複数(4つ)の貫通孔32を有する直方体形状の誘電体ブロック31と、誘電体ブロック31の外周面に形成された外導体33と、誘電体ブロック31の貫通孔32の内周面に形成された内導体34と、上面39から左側端面39bに回り込むように形成された入力接続手段36,出力接続手段37,アンテナ接続手段38を備えている。なお、誘電体ブロック31の一方端面(右側端面)39aには外導体33が形成されているが、一方端面(右側端面)39aと対向する他方端面(左側端面)39bには、外導体は形成されておらず、誘電体セラミックが露出した構造を有している。
また、この実施例4の誘電体デュプレクサ30においても、内導体34と外導体33の構成材料として卑金属のCuが用いられている。
この誘電体デュプレクサ30においては、貫通孔32の内周面に形成された内導体34、あるいは誘電体ブロック31の外周面に形成された外導体33をレーザ加工することにより特性の調整が行われるように構成されている。
この誘電体デュプレクサ30においては、本願発明の要件を備えた高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物)が用いられているので、内導体34や外導体33をレーザ加工した後、レーザ加工の影響を受けた誘電体ブロック31を、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で熱処理することにより、十分にQ値を回復させることができる。したがって、レーザ加工を行った後、特性を回復させて、所望の特性を備えた誘電体デュプレクサを確実に作製することができる。
なお、上述のように、この実施例4の誘電体デュプレクサ30においても、内導体34と外導体33の構成材料として卑金属のCuが用いられているが、レーザ加工後の、Q値を回復させるための熱処理が、例えば、酸素濃度10ppm程度の還元雰囲気中で、300〜350℃というような低温で行われるため、内導体34と外導体33が酸化されてしまうことを防止して、所望の特性を備えた誘電体デュプレクサを得ることができる。
図5は、図2に示した上記実施例2の誘電体共振器10を用いて構成された通信機装置の一例を示すブロック図である。
図5に示す通信機装置40は、誘電体デュプレクサ42、送信用回路44、受信用回路46およびアンテナ48を備えている。
送信用回路44は、誘電体デュプレクサ42の入力接続手段50に接続され、受信用回路46は、誘電体デュプレクサ42の出力接続手段52に接続されている。
また、アンテナ48は、誘電体デュプレクサ42のアンテナ接続手段54に接続されている。
通信機装置40を構成する誘電体デュプレクサ42は、2つの誘電体フィルタ56、58を備えている。誘電体フィルタ56、58は、本願発明の誘電体共振器10に外部結合手段60を接続することにより構成されるものである。図5に示す実施例では、誘電体共振器10に設けた入出力端子にそれぞれ外部結合手段60を接続することにより、誘電体フィルタ56および58のそれぞれが構成されている。
そして、一方の誘電体フィルタ56は、入力接続手段50と他方の誘電体フィルタ58との間に配設され、他方の誘電体フィルタ58は、一方の誘電体フィルタ56と出力接続手段52との間に配設されている。
この通信機装置40においては、本願発明の要件を備えた高周波用誘電体磁器組成物(例えば、表1の試料番号9の高周波用誘電体磁器組成物)を使用した誘電体共振器10が用いられているので、該誘電体共振器10の内導体や外導体をレーザ加工した後、レーザ加工の影響を受けた誘電体ブロックを、低温で熱処理を行うことによりQ値を回復させることができる。したがって、本願発明の高周波用誘電体磁器組成物を使用した誘電体共振器を用いることにより、所望の特性を備えた通信機装置を確実に得ることが可能になる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されるものではなく、高周波用誘電体磁器組成物への微量添加物の添加の有無や具体的な焼成条件、レーザ加工後の熱処理条件、誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置の具体的な構成などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述のように、本願発明によれば、比誘電率(εr)、およびQ値が高く、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が小さくて、しかも、レーザ加工後に低温で熱処理することにより特性を回復させることが可能な、高周波用誘電体磁器組成物を提供することが可能になるとともに、この高周波用誘電体磁器組成物を用いることにより、小型で、優れた特性を有する誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置を有利に構成することが可能になる。
したがって、本願発明は、誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信機装置などの分野に広く利用することができる。
本願発明の一実施例にかかる高周波用誘電体磁器組成物の特性を調べるために作製した円柱状(円板状)の試料を示す図である。 本願発明の高周波用誘電体磁器組成物を用いて形成された実施例2の誘電体共振器を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は正面断面図である。 本願発明の一実施例(実施例3)にかかる誘電体フィルタを示す斜視図である。 本願発明の一実施例(実施例4)にかかる誘電体デュプレクサを示す斜視図である。 本願発明の一実施例(実施例5)にかかる通信機装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 試料
2 外周面
10 誘電体共振器
11 誘電体ブロック(誘電体磁器)
12 貫通孔
13 外導体
14 内導体
15 一方端面
16 他方端面
20 誘電体フィルタ
21 誘電体ブロック(誘電体磁器)
22 貫通孔
23 外導体
24 内導体
25 誘電体ブロックの一方端面(右側端面)
26 誘電体ブロックの他方端面(左側端面)
27a、27b 外部結合手段
28 誘電体ブロックの上面
29a 誘電体ブロックの前側端面
29b 誘電体ブロックの後側端面
30 誘電体デュプレクサ
31 誘電体ブロック
32 貫通孔
33 外導体
34 内導体
36 入力接続手段
37 出力接続手段
38 アンテナ接続手段
39 誘電体デュプレクサの上面
39a 誘電体デュプレクサ一方端面(右側端面)
39b 誘電体デュプレクサ他方端面(左側端面)
40 通信機装置
42 誘電体デュプレクサ
44 送信用回路
46 受信用回路
48 アンテナ
50 入力接続手段
52 出力接続手段
54 アンテナ接続手段
56、58 誘電体フィルタ
60 外部結合手段

Claims (5)

  1. 一般式:xBaO−yTiO2−z{(1−s−t−u)SmO3/2−sNdO3/2−tPrO11/6−uCeO2})で表したとき、x,y,z,s,tおよびuがそれぞれ、
    0.10≦x≦0.20,
    0.55≦y≦0.68,
    0.15≦z≦0.35,
    0.20≦s≦0.65,
    0≦t≦0.25,
    0≦u≦0.03,
    x+y+z=100
    の関係を満足する主成分100重量部に対して、
    Feを、Fe23換算で1.0重量部を超え、2.5重量部を超えない範囲で含有させたこと
    を特徴とする高周波用誘電体磁器組成物。
  2. 誘電体磁器が入出力端子に電磁界結合して作動するものである誘電体共振器であって、前記誘電体磁器が、請求項1記載の高周波用誘電体磁器組成物からなるものであることを特徴とする誘電体共振器。
  3. 請求項2に記載の誘電体共振器と、前記誘電体共振器の入出力端子に接続される外部結合手段とを備えていることを特徴とする誘電体フィルタ。
  4. 少なくとも2つの誘電体フィルタと、前記誘電体フィルタのそれぞれに接続される入出力接続手段と、前記誘電体フィルタに共通に接続されるアンテナ接続手段とを備える誘電体デュプレクサであって、前記誘電体フィルタの少なくとも1つが請求項3記載の誘電体フィルタであることを特徴とする誘電体デュプレクサ。
  5. 請求項4記載の誘電体デュプレクサと、前記誘電体デュプレクサの少なくとも1つの入出力接続手段に接続される送信用回路と、前記送信用回路に接続される前記入出力手段とは異なる少なくとも1つの入出力接続手段に接続される受信用回路と、前記誘電体デュプレクサのアンテナ接続手段に接続されるアンテナとを備えていることを特徴とする通信機装置。
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