JP2006231590A - オブジェ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】表現手段及び強度を向上させると共に低コストで製造し得るオブジェ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 複数のシート部材11を用いるオブジェであって、シート部材11を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材11を山側の折目部分12で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分12同士を接続し、接続されたジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ状態で型抜きするよう構成される。
【選択図】図3
【解決手段】 複数のシート部材11を用いるオブジェであって、シート部材11を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材11を山側の折目部分12で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分12同士を接続し、接続されたジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ状態で型抜きするよう構成される。
【選択図】図3
Description
本発明は、オブジェ及びその製造方法に関するものである。
一般に、天井等に吊り下げる装飾部材のオブジェは、両側へ展開して吊り下げるものや、ワイヤーを用いて吊り下げるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、両側へ展開して吊り下げるオブジェは、薄紙の素材から構成されるものであり、そのオブジェの製造方法は、図11〜図13に示す如く、初めに、一枚目の薄紙1の縁部2及び中途位置3に糊等の接着材を塗布して二枚目の薄紙1を重ね、次に、二枚目の薄紙1の他の縁部4及び他の中途位置5に糊等の接着剤を塗布して三枚目の薄紙1を重ね、続いて、三枚目の薄紙1の縁部2及び中途位置3に糊等の接着剤を塗布して四枚目の薄紙1を重ね、更に糊等の接着剤を介して5枚目、6枚目と薄紙1を重ねることにより、所定枚数の薄紙1を糊付けして重ねた紙束6を形成する。次に、オブジェの断面形状に形成された型枠7により紙束6を型抜き(ポンス抜き)し、型抜きした紙束6に色彩を施している。
このような薄紙1により製造されたオブジェは、左右(図13では上下方向)に展開することにより、吊り下げ可能な状態になり、装飾部材として使用可能になる。なお、図13では、それぞれの薄紙1の配置がどのようになっているのか明瞭にするため、本来糊付けの部分を隙間にしている。
実用新案登録第3021733号公報
しかしながら、このようなオブジェは、図13に示す如く、使用時に各シート部材を波状に湾曲させて展開させる必要があるため、材質が薄紙1に限定され、オブジェの表現手段が著しく制限されると共に、強度が弱いという問題があった。又、オブジェを製作する際には、シート部材ごとに糊付けして重ねる作業が必要があるため、手間と時間がかかり、製造コストが高いという問題があった。
本発明は、上述の実情に鑑み、表現手段及び強度を向上させると共に低コストで製造し得るオブジェ及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、複数のシート部材を用いるオブジェであって、シート部材を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材を山側の折目部分で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分同士を接続するよう構成されたことを特徴とするオブジェ、にかかるものである。
又、本発明は、接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きするように構成されることが好ましい。
本発明は、シート部材を薄紙、厚紙、樹脂から選択された素材により構成することが好ましい。
本発明は、シート部材に色彩又はデザインを施することが好ましい。
本発明は、ジャバラ折りのジャバラ折り部分を広げるよう展開して吊り下げ得る装飾部材にすることが好ましい。
本発明は、シート部材を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材を山側の折目部分で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分同士を接続することを特徴とするオブジェの製造方法、にかかるものである。
又、本発明は、接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きすることが好ましい。
このように、本発明のオブジェ及びその製造方法によれば、オブジェを折り畳んだ状態から展開する際には、ジャバラ折り部分を広げるので、個々のシート部材を波状に湾曲させる必要がなく、折り畳み可能ならば素材を自由に使用でき、オブジェの表現手段を向上させることができる。又、複数のシート部材を山側の折目部分同士を接続することにより、接続部分が、オブジェの展開方向に沿うようオブジェの略中央に位置するので、シート部材を一枚づつ重ねた構成に比べて全体の強度を向上させることができる。
接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きするように構成されること、オブジェの表現手段を一層向上させることができる。
シート部材を薄紙、厚紙、樹脂から選択された素材により構成すると、オブジェの表現手段を一層向上させることができると共に強度を向上させることができる。
シート部材に色彩又はデザインを施すと、オブジェの表現手段を大幅に向上させることができる。
ジャバラ折りのジャバラ折り部分を広げるよう展開して吊り下げ得る装飾部材にすると、オブジェの表現手段を向上させることができる。
本発明のオブジェの製造方法によれば、シート部材を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材を山側の折目部分同士を接続するので、シート部材ごとに糊付けして重ねる作業を不要にし、手間を簡略化すると共に製造時間を短縮し、製造コストを低減することができる。
接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きすると、オブジェの外形及び内側の穴を一度に形成し得るので、一層手間を簡略化すると共に製造時間を短縮し、製造コストを好適に低減することができる。又、オブジェに形成した外形及び内側の穴により、オブジェの表現手段を一層向上させることができる。
以上説明したように、本発明のオブジェ及びその製造方法によれば、表現手段及び強度を向上させると共に低コストで製造することができるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
図1〜図6は、本発明のオブジェ及びその製造方法を実施する形態の第一例である。
本形態の第一例のオブジェは、色彩又はデザインを施した薄紙、厚紙、樹脂等の素材のシート部材11から構成されるものであり、ジャバラ折りに形成された複数のシート部材11(図では2つ)を組み合わせ、型抜きして構成されたものである。
以下、本発明を実施する形態の第一例のオブジェの製造方法を説明する。
オブジェを製造する際には、初めに、所定の素材のシート部材11に色彩又はデザインを施し、折り機(図示せず)により図1に示す如くシート部材11を交互に折り返してジャバラ折りにする。次に、図2に示す如く、ジャバラ折りの2つのシート部材11を山側の折目部分12で向い合わせるよう配置し、図3、図4の如く、2つのシート部材11の向い合う山側の折目部分12同士をテープ13等の接続手段により接続し、ジャバラ折りの2つのシート部材11を折り畳んだ状態にして紙束14を構成する。続いて、図5に示す如く、ジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ紙束14の状態で、側部の折り返し部分の一部を残すよう、型枠15により型抜き(ビク抜き)し、オブジェを最終的に製造する。なお、図5、図6において型枠15により型抜きされた形状は提灯の形状を示している。
ここで、シート部材11に色彩又はデザインを施す際には、オブジェの美観を高めるために、オブジェの最終状態を予想して折り返し部分で色を変えるようにしたり、展開部分に所定の色彩や、絵、模様、文字等のデザインを施すようにすることが好ましい。又、シート部材11をジャバラ折りにする折り機は、製造コストを下げるために汎用の折り機を使用しても良い。更に、シート部材11の向い合う山側の折目部分12同士を接続する接続手段は、テープ13が好ましいが、折目部分12に糊しろを設けて糊等の接着剤を用いても良いし、折目部分12に凹凸の差込形状を形成して接続しても良い。更に又、接続するシート部材11は、2つの構成に限定されるものでなく、接続した2つのシート部材11の側方へ更に他のシートを接続するよう、複数のシート部材11を山側の折目部分12同士で接続しても良い。又、ジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ状態で型抜きする際には、接続部分が左右対称の軸中心になるよう構成することが好ましい。更に、オブジェの展開方向に延長する際には、オブジェの端部を他のオブジェの端部に接続しても良い。
製造されたオブジェを使用する際には、図6の如く、左右方向(図6では斜め上下方向)に展開することにより、吊り下げ可能な状態にし、装飾部材として使用する。又、オブジェを展開した際には、型枠15の型抜きにより、接続部分が複数のシート部材11の左右対称の軸中心になっていることから、同じような形状を展開する。
このように、本形態の第一例によれば、オブジェを折り畳んだ状態から展開する際には、ジャバラ折り部分を広げるので、個々のシート部材11を波状に湾曲させる必要がなく、折り畳み可能ならば素材を自由に使用でき、オブジェの表現手段を向上させることができる。又、複数のシート部材11を山側の折目部分12同士を接続することにより、接続部分が、オブジェの展開方向に沿うようオブジェの略中央に位置するので、シート部材11を一枚づつ重ねた構成に比べて全体の強度を向上させることができる。更に、複数のシート部材11を山側の折目部分12の先端同士で接続した場合には、オブジェの展開方向と接続方向が異なるため、全体の強度を一層向上させることができる。更に又、接着手段にテープ13を用いた場合には、製造を容易にすると共に強度を向上させることができる。
接続されたジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ状態で型抜きするように構成されること、オブジェの表現手段を一層向上させることができる。
シート部材11を薄紙、厚紙、樹脂から選択された素材により構成すると、オブジェの表現手段を一層向上させることができると共に強度を向上させることができる。
シート部材11に色彩又はデザインを施すると、オブジェの表現手段を大幅に向上させることができる。
ジャバラ折りのジャバラ折り部分を広げるよう展開して吊り下げ得る装飾部材にすると、オブジェの表現手段を向上させることができる。
本形態の製造方法によれば、シート部材11を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材11を山側の折目部分12同士を接続するので、シート部材11ごとに糊付けして重ねる作業を不要にし、手間を簡略化すると共に製造時間を短縮し、製造コストを低減することができる。又、シート部材11をジャバラ折りにする前に色彩又はデザインを施すと、一層製造コストを低減することができる。
接続されたジャバラ折りの複数のシート部材11を折り畳んだ状態で型抜きすると、オブジェの外形及び内側の穴を一度に形成し得るので、一層手間を簡略化すると共に製造時間を短縮し、製造コストを好適に低減することができる。又、オブジェに形成した外形及び内側の穴により、オブジェの表現手段を一層向上させることができる。
図7、図8は、本発明のオブジェの形態の第二例を示すものであり、型抜きをビール瓶の形状に変形したものである。
本形態の第二例は、第一例と略同様な製造方法であって、色彩又はデザインを施した薄紙、厚紙、樹脂等の素材のシート部をジャバラ折りにし、ジャバラ折りの2つのシート部材21を山側の折目部分22で向い合わせるよう配置し、山側の折目部分22でテープ等の接続手段(図示せず)で接続し、ジャバラ折りの2つのシート部材21を折り畳んだ紙束の状態で型枠(図示せず)によりビール瓶の形状に型抜きし、オブジェを製造するものである。
このため、ビール瓶の形状に型抜きされたオブジェを展開した際には、図8に示す如く、ビール瓶が一列に並んだ状態を示し、表現手段を大幅に向上させることができる。
図9、図10は、本発明のオブジェの形態の第三例を示すものであり、型抜きを鬼面の形状に変形したものである。
本形態の第三例は、第一例と略同様な製造方法であって、色彩又はデザインを施した薄紙、厚紙、樹脂等の素材のシート部をジャバラ折りにし、ジャバラ折りの2つのシート部材31を山側の折目部分32で向い合わせるよう配置し、山側の折目部分32でテープ等の接続手段(図示せず)で接続し、ジャバラ折りの2つのシート部材31を折り畳んだ紙束の状態で型枠(図示せず)により鬼面の形状に型抜きし、オブジェを製造するものである。
このため、鬼面の形状に型抜きされたオブジェを展開した際には、図10に示す如く、鬼面が展開した状態を表し、表現手段を大幅に向上させることができる。又、型抜きの際に穴を形成することにより、鬼面の眉毛33、目34、鼻35、口36等を形成し、表現手段を一層向上させることができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、オブジェは、吊り下げるものに限定されるものでなく、載置しても良いし、他の用途に使用しても良いこと、型抜きの形状は上記の実施例に限定されるものではなく、他の形状でも良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
11 シート部材
12 折目部分
21 シート部材
22 折目部分
31 シート部材
32 折目部分
12 折目部分
21 シート部材
22 折目部分
31 シート部材
32 折目部分
Claims (7)
- 複数のシート部材を用いるオブジェであって、シート部材を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材を山側の折目部分で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分同士を接続するよう構成されたことを特徴とするオブジェ。
- 接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きするよう構成されたことを特徴とする請求項1記載のオブジェ。
- シート部材を薄紙、厚紙、樹脂から選択された素材により構成したことを特徴とする請求項1記載のオブジェ。
- シート部材に色彩又はデザインを施したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオブジェ。
- ジャバラ折りのジャバラ折り部分を広げるよう展開して吊り下げ得る装飾部材にした請求項1〜4のいずれかに記載のオブジェ。
- シート部材を交互に折り返してジャバラ折りにし、ジャバラ折りの複数のシート部材を山側の折目部分で向い合わせるよう配置し、向い合う山側の折目部分同士を接続することを特徴とするオブジェの製造方法。
- 接続されたジャバラ折りの複数のシート部材を折り畳んだ状態で型抜きすることを特徴とする請求項6記載のオブジェの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2005046676A JP2006231590A (ja) | 2005-02-23 | 2005-02-23 | オブジェ及びその製造方法 |
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2005
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