JP2006230916A - 遊技機用の遊技盤係止保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機の組み立て工程を簡明化するとともに、遊技機回収後のリサイクル性を向上させ、併せてメンテナンス工数を削減可能な遊技盤係止保持機構を提供する。
【解決手段】 クランプ軸51にレバー部材52、スプリング53、平座金54、及びナット55,56を組付けてレバー組立体50Aが形成される。クランプ軸51の軸端部には軸対称位置において軸部51aから半径方向に突出する軸側係合部51bが設けられる一方、遊技盤を収容する枠部材20には軸側係合部と相似の孔形状でクランプ軸51の回動角度位置に応じて軸側係合部51bを前後に挿抜させ、及び挿入された軸側係合部51bと係合してクランプ軸を係止可能な枠側係合部27a,27b,28bが設けられており、軸側係合部を枠側係合部に挿通してクランプ軸51を回動することで、レバー組立体50Aがレバー装着部50Bに一体的に装着され遊技盤係止保持機構50が形成される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技盤を着脱可能に収容する遊技盤収容部を備えた遊技機に設けられ、遊技盤収容部に収容された遊技盤を収容姿勢に保持させる遊技機用の遊技盤係止保持機構に関する。
上記のような遊技盤係止保持機構を備えた弾球遊技機として、例えばパチンコ機や雀球遊技機、アレンジボール機などが広く知られている。この種の遊技機の代表例とされるパチンコ機では、ベニヤとも称される化粧板の前面に、多数本の遊技釘とともに風車、固定入賞具、図柄表示装置、種々の可動入賞装置や可動装飾装置などの遊技部品が取り付けられた遊技盤が用いられ、この遊技盤が開閉搭載枠たる前枠に取り付けられ、その後方に裏機構盤と称される球処理機構盤及び制御装置が取り付けられて一体のパチンコ機が形成される。パチンコ機では、機体のベースとなる前枠や裏機構盤が一定期間一定の仕様で設定される一方、製造工場における生産機種の変更や、遊技施設におけるいわゆる盤面換え等を容易に行い得るように、前枠に遊技盤を着脱可能に収容する遊技盤収容部(一般的に収容枠と称される)が形成され、この収容枠に機種ごとに異なるゲージ設定で形成された遊技盤を収容して遊技盤係止保持機構により係止保持させることで、生産機種の変更や盤面換えを容易に行えるように構成されている。
収容枠は、一般的には開閉搭載枠たる前枠の後面側または前面側に前枠と一体的に形成されており、例えば遊技盤を前枠の後面側から着脱する形態の遊技機(いわゆる遊技盤後方脱着形態の遊技機)の収容枠では、化粧板の前面を支持する前方支持部及び化粧板の周囲を囲むように前方支持部から後方に突出して形成された枠部とを主体として構成される。また、遊技盤を前枠の前面側から着脱する形態の遊技機(いわゆる遊技盤前方脱着形態の遊技機)の収容枠では、化粧板の後面を支持する後方支持部及び化粧板の周囲を囲むように後方支持部から前方に突出して形成された枠部とを主体として構成される。収容枠の外周部には、枠内部に収容された化粧板と係脱可能に係合して遊技盤を収容状態に係止保持する遊技盤係止保持機構が枠部を囲む複数箇所に設けられる。
遊技盤係止保持機構は、例えば遊技盤後方脱着形態の遊技機においては、収容枠の枠壁の外側に前方支持部から後方に突出する回動支軸を立設し、回動支軸の後部に軸まわりに回動自在にレバー部材を支持させるとともにバネ部材によりレバー部材を前方に付勢し、レバー部材を回動操作して化粧板の後面に乗り上げるように係合させることで、遊技盤を前方支持部とレバー部材との間に弾性的に挟み込ませて、収容枠に着脱可能に係止保持する構成が広く用いられている。(例えば、特許文献1を参照)。
特開平9−164254号公報(第8,10〜11頁、図7)
しかしながら、従来から用いられている遊技盤係止保持機構には、以下のような問題があった。例えば、従来の遊技盤係止保持機構の構成例として、回動支軸に六角ボルトを利用した遊技盤係止保持機構がある。これは、特許文献1に遊技盤後方脱着形態のパチンコ機に対する適用例が記載されているように、レバー部材を支持する回動支軸に六角ボルトを用い、前枠にはレバー部材の回動操作によって回動支軸が供回りしないようにボルト頭部を支持する六角穴部を有するボルト挿通孔を形成して、このボルト挿通孔に前枠の前面側から六角ボルトを挿入し、前枠の後面側に突出した軸部にレバー部材、コイルバネ等を順次装着し、ボルト先端のネジ部にナットを螺合して締め込むことで、遊技盤係止保持機構が組み立てられるように構成されていた。
このような構成では、遊技盤係止保持機構の組み立て作業が、遊技機の基体となる前枠に、六角ボルト、レバー部材、コイルバネ、ナット等の小物部品を順次装着して組み付けてゆく作業となるため、遊技機本体の組み立て工程(メインフロー)が複雑化し、生産性向上を阻害する要因のひとつになっていた。また遊技盤係止保持機構の組み付け作業が前枠の前面側からの作業と後面側からの作業との両面作業となり、組み立てラインも両面作業を前提としたライン構成が必要となるなど、作業面及び設備面の両方について改善すべき課題になっていた。
一方、従来の遊技盤係止保持機構における他の構成例として、回動支軸にスタッドボルトを用いた遊技盤係止保持機構がある。これは、回動支軸の一端側の外周部に雄ネジ部を形成し他端側の外周部にアヤメローレット等の加工を施して植設部を形成する一方、前枠側には植設部の外径よりも小さめの穴径で円筒状に形成した植え込み穴を形成し、この植え込み穴に植設部を圧入固定して回動支軸を立設し、植え込み穴から突出した軸部にレバー部材、コイルバネ等を順次装着し、回動支軸先端のネジ部にナットを螺合して締め込むことで、遊技盤係止保持機構が組み付けられるように構成されていた。
このような構成では、作業面が片面で回動支軸を機械的に打ち込むことが可能である反面、一度圧入固定された回動支軸を取り外すことが困難である。このため、遊技機を回収して資源をリサイクルする際には、樹脂材料製の前枠と金属材料製の回動支軸とを分別して各素材ごとの再生ルートに乗せる必要があるが、強固に圧入固定された回動支軸を分離するために特殊工具または機械を用いた分離工程が必要になり、リサイクル工数及びコストを上昇させる原因になっていた。また、遊技施設での稼働期間中に、収容枠の周囲に複数植設された回動支軸のうちの何れか1箇所が破損したような場合でも前枠全体を交換しなければならず、わずか1箇所の係止保持機構の不具合にも拘わらず交換工数が多大になるという問題があった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、遊技機の組み立て工程を簡明化して生産性の向上に寄与するとともに、遊技機回収後のリサイクル性を向上させ、さらに遊技盤係止保持機構の不具合に対するメンテナンス工数をも削減可能な遊技機用の遊技盤係止保持機構を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、第1の本発明は、前面に遊技領域が形成された遊技盤を枠部材(例えば、実施形態における前枠2)の後方から着脱可能に収容して遊技盤の前面側を支持する遊技盤収容部を備えた遊技機(前述した遊技盤後方脱着形態の遊技機)に設けられ、遊技盤収容部に収容された遊技盤の後面側と係脱可能に係合して遊技盤を収容姿勢に保持させる遊技機用の遊技盤係止保持機構であり、前後に延びる回動支軸(例えば、実施形態におけるクランプ軸51)と、回動支軸に支持されて当該回動支軸の軸まわりに回動可能なレバー部材と、回動支軸の後部に固定された係止部材(例えば、実施形態におけるロックナット55,袋ナット56)と、レバー部材と係止部材との間に配設されてレバー部材を前方に付勢するための弾性部材(例えば、実施形態におけるコイルスプリング53)とを備えて構成される。そしてこの遊技盤係止保持機構では、回動支軸の前端部に軸対称位置において回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、枠部材には軸側係合部と相似の孔形状に形成されて回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて軸側係合部を前後に挿抜させ、及び回動角度位置に応じて挿入された軸側係合部と係合して回動支軸を係止可能な枠側係合部が設けられており、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に一体的に装着され、レバー部材を回動して遊技盤収容部に収容された遊技盤の後面側に係合させたときに遊技盤が収容姿勢に保持されるように遊技盤係止保持機構を構成する。
第2の本発明は、前面に遊技領域が形成された遊技盤を枠部材の前方から着脱可能に収容して遊技盤の後面側を支持する遊技盤収容部を備えた遊技機(前述した遊技盤前方脱着形態の遊技機)に設けられ、遊技盤収容部に収容された遊技盤の前面側と係脱可能に係合して遊技盤を収容姿勢に保持させる遊技機用の遊技盤係止保持機構であり、前後に延びる回動支軸(例えば、実施形態におけるクランプ軸51)と、回動支軸に支持されて当該回動支軸の軸まわりに回動可能なレバー部材と、回動支軸の前部に固定された係止部材(例えば、実施形態におけるロックナット55,袋ナット56)と、レバー部材と係止部材との間に配設されてレバー部材を後方に付勢するための弾性部材(例えば、実施形態におけるコイルスプリング53)とを備えて構成される。そしてこの遊技盤係止保持機構では、回動支軸の後端部に軸対称位置において回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、枠部材には軸側係合部と相似の孔形状に形成されて回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて軸側係合部を前後に挿抜させ、及び回動角度位置に応じて挿入された軸側係合部と係合して回動支軸を係止可能な枠側係合部が設けられており、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に一体的に装着され、レバー部材を回動して遊技盤収容部に収容された遊技盤の前面側に係合させたときに遊技盤が収容姿勢に保持されるように遊技盤係止保持機構を構成する。
上記第1の発明に係る遊技盤係止保持機構では、回動支軸の前端部に軸対称位置において回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、枠部材には軸側係合部と相似の孔形状に形成された枠側係合部が設けられている。この枠側係合部は回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて軸側係合部を前後に挿抜させる一方、回動角度位置に応じて既に挿入された軸側係合部と係合して回動支軸を係止可能に構成されており、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に一体的に装着される。そして、レバー部材を回動して遊技盤収容部に収容された遊技盤の後面側に係合させたときに遊技盤が収容姿勢に保持されるように構成される。
このように、本構成の遊技盤係止保持機構では、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体が形成され、このレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し係合させることで、レバー組立体が枠部材に一体的に装着される。このため、回動支軸、レバー部材、弾性部材、係止部材等の複数の小物部品からなるレバー組立体を、遊技機本体の組み立てと切り離した別工程(サブフロー)で部分組み立てすることができ、遊技機本体の組み立て工程(メインフロー)を簡明化して生産性向上に寄与することができる。
また、回動支軸の前端部に形成された軸側係合部を枠部材の枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に組付けられるため、遊技盤係止保持機構を枠部材の後面側から組付けることができ、枠部材の片面からの作業のみで組付けを完了することができる。そしてこの組付け方向(枠部材の後面側)は、遊技盤を着脱する方向とも一致させている。従って遊技機の組み立てラインも片面作業を基本として組むことができ、作業面及び設備面の両方について改善することができる。
さらに、回動支軸を軸まわりに回動させて、軸側係合部と枠側係合部とが係合した角度位置から、軸側係合部を前後に挿抜させる角度位置に合わせることで、組付けられたレバー組立体を容易に取り外すことができるため、特殊工具または機械を用いることなく簡単に分解することが可能になり、リサイクル工数及びコストを低減させることができる。また、遊技施設での稼働期間中に回動支軸が破損等して使用不能になった場合には、当該損傷を受けたレバー組立体のみを簡単に交換することができ、わずかな作業工数で交換作業を終了することができる。
このような効果は、その構成からも明らかなように、遊技盤前方脱着形態の遊技機に適用した上記第2の発明に係る遊技盤係止保持機構についても同様である。すなわち、第2の発明に係る遊技盤係止保持機構では、回動支軸の後端部に軸対称位置において回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、枠部材には軸側係合部と相似の孔形状に形成された枠側係合部が設けられている。枠側係合部は回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて軸側係合部を前後に挿抜させる一方、回動角度位置に応じて既に挿入された軸側係合部と係合して回動支軸を係止可能に構成されており、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に一体的に装着される。そして、レバー部材を回動して遊技盤収容部に収容された遊技盤の前面側に係合させたときに遊技盤が収容姿勢に保持されるように構成される。
このように、第2の発明に係る遊技盤係止保持機構においても、回動支軸にレバー部材と弾性部材と係止部材とを組付けたレバー組立体が形成され、このレバー組立体の軸側係合部を枠側係合部に位置合わせして挿通し係合させることで、レバー組立体が枠部材に一体的に装着される構成のため、回動支軸、レバー部材、弾性部材、係止部材等の複数の小物部品からなるレバー組立体を、遊技機本体の組み立てと切り離した別工程で部分組み立てすることができ、遊技機本体の組み立て工程を簡明化して生産性向上に寄与することができる。
また、回動支軸の後端部に形成された軸側係合部を枠部材の枠側係合部に位置合わせして挿通し、回動支軸を回動して軸側係合部と枠側係合部とを係合させることでレバー組立体が枠部材に組付けられるため、遊技盤係止保持機構を枠部材の前面側から組付けて片面からの作業のみで組付けを完了することができ、かつこの組付け方向(枠部材の前面側)を遊技盤の着脱方向と一致させている。従って遊技機の組み立てラインも片面作業を基本として組むことができ、作業面及び設備面の両方について改善することができる。
さらに、回動支軸を軸まわりに回動させて、軸側係合部を前後に挿抜させる角度位置に合わせることで、組付けたレバー組立体を容易に取り外すことができるため、特殊工具または機械を用いることなく簡単に分解することが可能になり、リサイクル工数及びコストを低減させることができる。また、遊技施設での稼働期間中に回動支軸が破損した場合に当該損傷を受けたレバー組立体のみを簡単に交換することができ、わずかな作業工数で交換作業を終了することができる。
従って、第1または第2の本発明によれば、遊技機の組み立て工程を簡明化して生産性の向上に寄与するとともに、遊技機回収後のリサイクル性を向上させ、さらに遊技盤係止保持機構の不具合に対するメンテナンス工数をも削減可能な遊技機用の遊技盤係止保持機構を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照しながら説明する。本発明に係る遊技盤係止保持機構を備えた遊技機の一例として、図1〜図3の各図に遊技盤後方脱着形態のパチンコ機を例示しており、まずこれらの図面を参照してパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを斜め前方から見た斜視図、図2は前面のガラス扉及び上球皿を横開き開放した状態の斜視図、図3はパチンコ機PMを斜め後方から見た斜視図である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側では、前側面域に合わせた方形状のガラス扉5及び上球皿6が横開き開閉及び着脱可能に組付けられるとともに、上球皿6の下側に下球皿7、発射ハンドル8が組付けられ、前枠2の下部後面側に遊技球発射装置9の駆動機構部が装備されている。前枠2の上部には後に詳述する収容枠20が前枠2と一体に形成されており、この収容枠20に所定のゲージ設定で構成された遊技盤30が前枠後方から着脱可能に収容され、周囲に設けられた遊技盤係止保持機構50を利用して係止保持されて、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤正面の遊技領域PAを臨ませている。収容枠20の下側には遊技補助盤と称される補助機構部10が設けられ、その前面側に遊技球発射装置9の発射機構部や下部スピーカなどが設けられている。
遊技盤30は、例えば板厚19mm程度の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板31を基板とし、化粧板側31の前面に取り付けられた内レール部材37及び前枠2に形成された内外のレール部21a,21bにより、遊技盤30の収容状態において略円形の遊技領域PAが形成される。遊技領域PAには、何れも詳細図示省略するが、多数本の遊技釘32(図9及び図10を参照)が化粧板31の前面に突設されるとともに、遊技球が落入可能な固定入賞装置、電動チューリップ型やアタッカー型の可動入賞装置、遊技の展開状況に応じた図柄を表示する図柄表示装置を備えた中央飾りなどが取り付けられ、遊技領域PAの下端部には化粧板31を前後に貫通するアウト口38が開口形成されている。
前枠2の裏面側に裏機構盤が設けられている。裏機構盤は、化粧板31の下端面より上方の高さ範囲に設けられた逆L字状の上部裏機構盤41と、化粧板31の下端面よりも下側の高さ範囲に設けられた横長の下部裏機構盤42とからなり、それぞれ前枠2の背面右側に設けられたヒンジ機構を利用して各々独立して横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、常には、図3に示すようにそれぞれ化粧板31及び遊技補助盤10の背後を覆うように閉止保持される。
上部裏機構盤41には球貯留タンク41aや球払出装置41bなどの主として賞球の払出機構及び球抜き機構が設けられ、下部裏機構盤42の前面側には遊技盤30から排出されたセーフ球やアウト球等の遊技済み球を遊技施設の回収装置に導く遊技済み球排出通路42b(図4を参照)、後面側に遊技球の払い出し作動を制御する球払出制御装置44や各制御装置や電子部品に電力を供給する電源ユニット45などの各種制御装置が取り付けられ、これらがコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、上球皿6及びガラス扉5が閉止施錠された状態で遊技に供され、上球皿6の球受け皿に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を操作することで遊技が開始される。発射ハンドル8において発射操作が行われると、上球皿6に貯留された遊技球が1球ずつ遊技球発射装置9に送り出され、遊技球発射装置のハンマーにより遊技領域PAに打ち出されてパチンコゲームが展開される。
このように概要構成されるパチンコ機PMにあって、前枠2の上部に遊技盤を収容する収容枠20が設けられ、この収容枠20の周縁に遊技盤30を係脱可能に係止保持する遊技盤係止保持機構50が設けられている。以下図4〜図8の各図を併せて参照しながら収容枠20及び遊技盤係止保持機構50の構成について詳細に説明する。
ここで、図4は前枠2を外枠1の前方に開放し上下の裏機構盤41,42を前枠2の後方に開放した状態の斜視図、図5は遊技盤30を取り外した状態で収容枠20を主として示す前枠後方からの斜視図、図6〜図8は遊技盤保持機構50におけるレバー組立体50Aを前枠2のレバー装着部50Bに装着して係止固定するまでの過程を時系列に示す断面図であって、図6がレバー組立体50Aをレバー装着部50Bに装着する前の状態〜図7がレバー組立体のクランプ軸51をレバー装着部の支軸ボス27に収容して押圧した状態〜図8がクランプ軸51を回動して係止保持させた状態(遊技盤係止保持機構50が形成された状態)を示している。なお以降では収容枠20を後方から見た図面を主として参照しながら説明するため、背面視における左右方向をもって左・右と称して説明する。
収容枠20は、化粧板31の前面を支持する前方支持面22が形成された前方支持部21、化粧板31の周囲を囲むように前方支持部21から後方に突出して設けられた枠部23、及び前方支持部21から後方に突出して設けられ化粧板31を前後に貫通して形成された支軸受容孔35と係合して遊技盤を位置決めする位置決め支軸25などを有し、前枠2に一体に形成されている。
前方支持部21の中央には、前後連通して略円形に開口する窓口開口21wが形成されている。窓口開口21wは、前方支持部21から一定高さで後方に突出する円筒状に形成されており、この円筒内面に、遊技球発射装置9から発射された遊技球を受けて遊技領域PAに導く外レール部21a、及び外レール部の終端に設けられた返しゴム(不図示)から下方に延びる内レール部21bが形成されている。窓口開口21wの後端部は平坦に成型されて略円環状の前方支持面22が形成され、収容枠20に収容保持された化粧板31の前面を当接支持して遊技盤30を前後方向に位置決めする基準面になっている。
窓口開口21wの外側に位置して、前方支持部21から後方に突出して外殻方形の枠部23が形成されている。枠部23は、上方枠壁23U、下方枠壁23D、左方枠壁23L、右方枠壁23Rからなり、上下の枠壁23U,23D及び左右の枠壁23L,23Rの各内面間隔が、化粧板31の上下左右の外形寸法よりも幾分大きめに設定されている。各枠壁の前後方向の高さは、前方支持面22から枠壁後端までの高さが化粧板31の板厚よりも幾分小さめに形成されており、遊技盤30を収容枠20に収容させたときに化粧板31が枠部23内に収容され、上下左右の枠壁が化粧板31の周囲を覆って配設されるようになっている。上下の枠壁23U,23Dの下面には所定間隔をおいて補強用のリブ23bが形成されている。
収容枠20の上部左右には、前方支持部21の前面側に上部スピーカーをねじ止めするスピーカーマウント部が形成されるとともに、前方支持部21の後面側には、ねじ止めされた上部スピーカーの後部全周を囲むスピーカー収容部24が枠部23と一体に形成されており、スピーカーの背面側に放出された逆位相の音が遊技盤の前面側に漏れないように、すなわち遊技機前方に放出された正位相の音が歪むことなくクリアな音程で再生されるようになっている。
収容枠20の内側には、化粧板31に前後を貫通して形成された支軸受容孔35,35と位置整合する左上方及び右下方の2箇所に、前方支持部21から後方に突出して位置決め支軸25,25が設けられている。位置決め支軸25は、前方支持部21から後方に膨出された比較的大径の台座部25aと、この台座部よりも小径で台座部25aからさらに後方に突出する嵌合軸部25bとからなる前後2段の段付き円筒状をなし、前枠2に一体に形成されている。
台座部25aの後端(嵌合軸部25bの基端)には、窓口開口21wの後端に形成された前方支持面22と同一面上に位置して円環状の前方支持面26が形成されており、窓口開口21wを囲む前方支持面22とともに化粧板31の前面を当接支持し、遊技盤30の前後方向の位置決め基準になっている。上下2箇所の位置決め支軸は、化粧板31の上下・左右方向位置、及び盤面に直交する軸まわりの回転方向位置を規定する基準であり、例えば右下方の位置決め支軸が遊技盤30の上下・左右方向の位置決め基準、左上方の位置決め支軸が遊技盤30の回転方向の位置決め基準とされる。
位置決め支軸25の突出高さは、前方支持面22,26から嵌合軸部25bの後端までの高さ(以下、「嵌合軸高さ」という)が、化粧板31に打ち込まれた遊技釘32の化粧板前面から前端までの高さ(以下、「釘高さ」という)、前方支持面22,26から枠壁後端までの高さ(以下、「枠高さ」という)、及び化粧板31の板厚よりも大きくなるように設定している。
収容枠20の外側には、収容枠20に収容した遊技盤30を収容状態に係止保持する遊技盤係止保持機構50が上下左右の4箇所に設けられている。遊技盤係止保持機構50は、大別的には、クランプ軸51及びレバー部材52等からなるレバー組立体50Aと、前枠2の前方支持部21に形成されてレバー組立体50Aを着脱可能に係止保持するレバー装着部50Bとから構成される。
レバー組立体50Aは、前後に延びる棒状のクランプ軸51と、クランプ軸51に軸まわりに回動可能に支持されたレバー部材52、クランプ軸51の後部に固定されたロックナット55及び袋ナット56、レバー部材52とロックナット55との間に位置してクランプ軸の外周部に装着されたコイルスプリング53及び平座金54などから構成される。
クランプ軸51は、前後に延びる軸部51aと、その前端側に形成された軸側係合部と、軸部の後端側に形成された雄ネジ部51cなどからなり、軸側係合部は軸対称位置においてクランプ軸51の外周面から半径方向に突出して形成されている。図6〜図10の各図には、図6に図中のVIa矢視方向に見たクランプ軸51の正面図を付記するように、軸側係合部として、180度の軸対称位置において軸部51aから軸直交の外周方向に突出する係合ピン51b,51bを設けた構成例を示す。軸部51aの前端部には、後述する支軸ボス27の貫通孔にクランプ軸51を挿入する際に軸部前端をガイドして自動調心し、レバー組立体50Aの装着を容易化するテーパ状の導入面が形成されている。
クランプ軸51は、例えば、直径5〜8mm程度のみがき鋼棒を長さ50〜60mm程度の所定長さに切断し、軸部51aの前端側に軸部を貫通するピン孔、後端側にナット55,56を螺合させる雄ネジ部51cを形成するとともに、ピン孔に直径2〜3mm程度の鋼線を利用した係合ピン51bを打ち込んで圧入固定またはカシメ固着し、クロメート処理等の所要の表面処理を施して構成される。
レバー部材52は、横断面視L字状のレバー部52aと、このレバー部52aの基端側に形成された円筒状のバネ収容部52bを主体として構成され、例えばポリアミド(PA)やポリアセタール(POM)等の樹脂材料を用いて射出成型等により一体成型し、あるいは板厚2mm程度の鋼板をプレス成形したレバー部に円筒状のバネ収容部をカシメ固着して一体に形成される。化粧板31の後面と係合するレバー部52aの前面側先端部には、端面角部が斜めに面取りされて導入部52cが形成されており、レバー部材52を回動して化粧板31に係合させるときに、導入部52cが化粧板31の縁部に乗り上げるように係合し、レバー部52aの下面が化粧板31の裏面と滑らかに係合するようになっている。
コイルスプリング53は、バネ鋼線やステンレスバネ鋼線を巻き上げて端面を処理したつるまきバネであり、レバー組立体50Aをレバー装着部50Bに組み付けた初期状態で一定の初期撓みに基づく初期荷重を有し、レバー部材52を回動して化粧板31の裏面に係合させた係止保持状態で20〜60N程度の所定の押圧力(設定荷重)を生じるように、線径、コイル外径、総巻き数、自由長などが設定される。なおコイルスプリング53と同様に初期荷重及び設定荷重を生じさせる他の弾性部材として、複数枚の皿バネやウェーブワッシャ、竹の子バネ等を用いて構成しても良い。
レバー組立体50Aは、クランプ軸51の後端側からレバー部材52、コイルスプリング53、平座金54を順次装着し、後端の雄ネジ部51cにロックナット55と袋ナット56とを螺合させたうえ、袋ナット56が緩まないようにロックナット55を噛み込ませてロックすることにより部分組み立てされ、これらが一体的に組付けられたレバー組立体50Aが形成される。
一方、レバー装着部50Bは、中心に前後を貫通する貫通孔を有して後方に延びる円筒状の支軸ボス27と、このボス部の前方に貫通孔よりも大きな内径寸法で前面側に開口形成された軸端収容部28とからなる段付き円筒状をなし、前方支持部21から後方に突出して前枠2と一体に形成されている。レバー装着部50Bにはクランプ軸51の回動角度位置に応じて軸側係合部を前後に挿抜させ、及び回動角度位置に応じて挿入された軸側係合部と係合してクランプ軸を係止可能な枠側係合部が形成されている。
支軸ボス27を前後に貫通する貫通孔は、図6中のVIa矢視方向に見たクランプ軸51の正面図と、図6中のVIb矢視方向に見た支軸ボス27の断面図とを比較しても明らかなように、正面視における孔形状がクランプ軸51の正面視の軸端形状と相似形でわずかに大きめに形成されている。すなわち、円孔部27aの内径がクランプ軸51の軸部外径よりも幾分大きめに形成されるとともに、180度の軸対称位置(上下2箇所)には係合ピン51bのピン直径よりも幾分大きめの溝幅、及び係合ピン51bの突出高さよりも幾分大きめの溝深さを有するピン挿通溝27bが前後を連通して形成されている。
軸端収容部28は、図6中のVIc矢視断面図を図中に付記したように、クランプ軸51における係合ピン51bの突出外径よりも幾分大きめの内径寸法でザグリ穴状の収容穴28aが前方に開口して形成されており、この収容穴28aとボス部を貫通する円孔部27aとの径差によって形成される円環状の底面には、係合ピン51b,51bを受容するU字溝状のピン係合溝28b,28bが、上下のピン挿通溝27b,27bと90度の位相差をもって軸対称に形成されている。
このため、軸側係合部の係合ピン51b,51bを枠側係合部のピン挿通溝27b,27bの角度位置に合わせることでクランプ軸51を前後方向に挿抜自在になり、係合ピン51b,51bを軸端収容部28まで挿入した状態でクランプ軸を90度回動させると、係合ピン51b,51bが軸側係合部のピン係合溝28b,28bと係合してクランプ軸51を係止可能になっている。
なお支軸ボス27の突出高さは、前方支持面22,26から支軸ボス27の後端に形成された円環状のレバー支持面までの高さ(以下「ボス高さ」という)が化粧板31の板厚よりも幾分低めに設定され、枠部23の枠高さとの関係では、レバー部材52を旋回させたときにレバー部52aが枠壁に当接しないように、枠高さがボス高さよりも低く設定されている。なお、遊技盤係止保持機構50近傍部の枠高さを一部低めに構成し、あるいは遊技盤係止保持機構50近傍部の枠壁を一部切り欠いて構成しても良い。
そして、このように構成されるレバー装着部50Bにレバー組立体50Aを収容枠20の後方から装着することで、遊技盤係止保持機構50が前枠2に形成される。組付けは、まず軸部51aの前端に形成された導入面を円孔部27aの後端開口に係合させて自動調心させ、係合ピン51b,51bを上下のピン挿通溝27b,27bの角度位置に合わせてクランプ軸51を支軸ボス27の貫通孔に挿入する。
クランプ軸51を挿入してゆくと、係合ピン51bがピン挿通溝27bの前端に到達する以前にコイルスプリング54が自由長よりも短い圧縮状態になり、撓みに応じたバネ力を発生する。このバネ力に抗して軸部51aを押圧挿入し係合ピン51bがピン挿通溝27bを脱して軸端収容部28に達すると、クランプ軸51が軸まわりに回動可能な状態になる(図7を参照)。この状態で袋ナット56を摘んでクランプ軸51を軸まわりに略90度回動して押圧力を弱めると、コイルスプリング54に蓄えられたバネ力によってクランプ軸51が後方に引き込まれ、係合ピン51b,51bが軸端収容部のピン係合溝28b,28bに嵌入してクランプ軸51が係止される(図8を参照)。これによりレバー組立体50Aがレバー装着部50Bに装着され、遊技盤係止保持機構50が形成される。
こうして遊技盤係止保持機構50が形成されると、レバー部材52は、コイルスプリング53の初期撓みに基づくバネ力(初期荷重)により常時前方に付勢され、バネ収容部52bの前面が支軸ボス27の後端に形成された円環状のレバー支持面に当接した状態でクランプ軸51の軸まわりに回動可能に支持される。遊技盤係止保持機構50は、枠部23を囲むように上下左右の4箇所に設けられており、各遊技盤係止保持機構50は、レバー部材52をクランプ軸51の軸まわりに回動させたときに、レバー部52aが枠部23の外方に待避し又は化粧板31に形成された切り欠き部31kと整合して遊技盤30を着脱自在な解放位置(図8、図9及び図11(a))と、背面視において枠部23の内方に突出して化粧板31の後面と係合し遊技盤30を収容枠20に係止保持する係止位置(図10及び図11(b))とに揺動変位可能に配設される。
さて、以上のように構成される収容枠20に遊技盤30を装着する過程について、遊技盤の装着状況を示す図9、図10、及び解放位置と係止位置における化粧板31とレバー部材52との関係を背面図で示す図11を主として参照しながら説明する。ここで、図9は遊技盤30を収容枠20に収容させる直前の状態の断面図、図10は収容枠20に収容した遊技盤30を遊技盤係止保持機構50により係止保持させた状態の断面図(図4におけるX〜矢視方向の断面図)、図11(a)(b)は化粧板31とレバー部材52との関係を示す背面図であり、(a)図がレバー部材を解放位置に配設した状態、(b)図がレバー部材を解放位置から係止位置に変位させた状態を示している。
作業はまず前枠2を外枠1の前方に開放し、上下の裏セット盤41,42を前枠後方に開放した状態(図4を参照)で、上下4箇所の遊技盤係止保持機構50のレバー部材52を図11(a)に示す解放位置に設定し、図5に示すように遊技盤30を収容枠20の後方から挿入する。
そして、上下2箇所の支軸受容孔35を位置決め支軸25に位置合わせしながら化粧板31を枠部23に接近させ、支軸受容孔35の前端開口部を位置決め支軸25の後端部に係合させる。嵌合突起25の後端部(嵌合軸部25bの後端角部)にはテーパー状の面取りが施されており、テーパー面の誘導作用により化粧板31が案内されて支軸受容孔35が嵌合突起25と滑らかに嵌合する(図9)。
前述したように、位置決め支軸25の嵌合軸高さは、枠部23の枠高さよりも大きく構成されている。このため、遊技盤30を収容枠20に収容させる初期状態では、化粧板31が枠部23の枠内に進入する以前に、上下2箇所の支軸受容孔35が各位置決め支軸25の後端部と係合し、化粧板31の上下・左右及び回転方向の位置が適正な基準位置に位置決めされる。また上下の位置決め支軸25が支軸受容孔35に嵌入せずに化粧板31の前面に当接した場合には、化粧板31が枠部23の内側に進入できずに浮き上がった状態になる。従って、上記何れの場合にも化粧板31の周縁角部が枠部23の後端にぶつかるようなことがない。
また、位置決め支軸25の嵌合軸高さは、遊技釘32の釘高さよりも大きく構成されている。このため、化粧板31の前面に突設された遊技釘32が窓口開口21wの開口内に進入する際には、既に上下の位置決め支軸25と各支軸受容孔35とが嵌合されて化粧板31の上下・左右及び回転方向位置が位置決めされており、遊技領域PA内に配設されるべき遊技釘は既に窓口開口21wの開口面域内の適正な位置に配設されている。
従って、上記のように上下の位置決め支軸25が支軸受容孔35の前縁部と嵌合し、化粧板31の上下・左右及び回転方向の位置が位置決めされた状態で、遊技盤30を前方に押圧すると、化粧板31は上下の位置決め支軸25と支軸受容孔35との嵌合によりガイドされ、化粧板31の前面側が枠部23の後端にぶつかることなく、また遊技釘32が前方支持面22や内外のレール部21a,21bに衝突することなく枠部23の内側に進入する。そして化粧板31の前面が窓口開口の後端に形成された前方支持面22、及び位置決め支軸25の台座部に形成された前方支持面26に当接し、化粧板31が枠部23内に収容される。
収容状態では位置決め支軸25の後端部が支軸受容孔35から化粧板31の裏面側に突出して配設されるため、作業者は上下の位置決め支軸25の後端部が化粧板31の裏面側に突出したか否かを目視確認することで遊技盤の収容状態を容易に把握できる。また支軸受容孔35の全長で遊技盤30が支持されているため、化粧板31を常時前方に押さえつけていなくても遊技盤が滑り落ちてくるようなことがない。そこで、遊技盤30の収容が確認されたら、化粧板31の背面を軽く支えながらレバー部材のレバー部52aに指を掛け、図11(b)に示すように各レバー部材52を順次回動操作する。
レバー部材52は、コイルスプリング53により前方に押圧されてバネ収容部52bが支軸ボス27のレバー支持面に当接した状態で付勢支持されており、レバー部材52が回動操作されレバー部52aの先端側がクランプ軸51の軸まわりに回動されると、レバー部52aの前面側端部が化粧板31の後端角部に当接する。レバー部52aの前面側端部にはテーパー状の導入部52cが形成されており、導入部52cが化粧板31の後端角部に当接した状態でレバー部材52がさらに回動されると、テーパー状の導入部52cが化粧板31の縁部に乗り上げるように移動し、コイルスプリング53のバネ力により化粧板31を前方に押圧しながらレバー部52aの前面が化粧板31の後面と係合する。このため化粧板31は前方に付勢されて前方支持面22,26に当接支持され、前方支持面22,26とレバー部52aとの間に挟持された状態で係止保持される(図10)。
上記レバー部材52による係止過程では、コイルスプリング53のバネ力によりレバー部52aの前面が化粧板31の後面に押し付けられた係合状態で回動されるため、レバー部前面と化粧板後面との間の摩擦係数及び押圧力に応じた摩擦力が発生する。このため、化粧板31は、レバー部材52の付勢方向である前方に押圧されることに加えて、レバー部前面と化粧板後面との間に生じる摩擦力によって化粧板31の板面に沿った鉛直面内で各レバー部52aの変位方向にも押圧される。
本構成では、上下4箇所の遊技盤係止保持機構50を、レバー部材52をそれぞれ回動させて化粧板31の後面に係合させたときに、各レバー部材52がクランプ軸51と直交する面内(化粧板31の板面に沿った面内)で化粧板31を同一方向に押圧するような配設位置に設けている。すなわち、各レバー部材52を図11(b)に示ように解放位置から係止位置に向けて回動させたときに、各レバー部材52と化粧板31との間に発生する摩擦力がいずれも化粧板31を左方向に押圧するような配設位置に設けている。このため、4箇所の遊技盤係止保持機構50を順次解放位置から係止位置に回動操作したときに、化粧板31はレバー部材52の操作順序等によらず図中に白抜き矢印で示す左方向に押圧され、位置決め支軸25と支軸受容孔35の軸ピンと軸孔の嵌合による位置決め支持作用と相まって遊技盤30が一定の嵌合公差内で常に左方向の一定位置に配設される。
なお、化粧板31の押圧方向は、位置決め支軸25の延びる方向と直交する面内の右方向や下方であっても良く、遊技盤係止保持機構50を収容枠の周囲4箇所に配設した例を示したが、遊技盤係止保持機構50の配設数は化粧板31を浮き上がりなく係止可能であれば、3箇所または5箇所以上に設ける構成であっても良い。
以上説明したように、本構成の遊技盤係止保持機構50では、クランプ軸51にレバー部材52、コイルスプリング53、平座金54、ロックナット55及び袋ナット56を組付けてレバー組立体50Aが形成され、このレバー組立体50Aの軸側係合部をレバー装着部50Bの枠側係合部に挿通して係合させることで、レバー組立体50Aが一体的に装着されて遊技盤係止保持機構50が形成される。このため、複数の小物部品の組付け作業を遊技機本体の組み立てと切り離した別工程で行うことができ、遊技機本体の組み立て工程を簡明化することができる。またレバー組立体50Aの装着を全て前枠2の後面側で行えるため、遊技盤係止保持機構50の組み立てを片面作業とすることができ、かつ遊技盤20の着脱方向とも一致させていることから組み立てラインも片面作業を基本として組むことができる。
さらに、クランプ軸51を前方に押圧しながら軸まわりに回動させて軸側係合部を挿抜可能な角度位置に合わせることで、組付けられたレバー組立体50Aを容易に取り外すことができるため、特殊工具等を用いることなく簡単に分解することができ、遊技機のリサイクル工数及びコストを低減させることができる。また、遊技施設でクランプ軸51が破損等して使用不能になった場合には、当該損傷を受けたレバー組立体のみを簡単に交換することができ、わずかな作業工数で交換作業を終了することができる。
従って、以上説明したような遊技盤係止保持機構によれば、遊技機の組み立て工程を簡明化して生産性の向上に寄与するとともに、遊技機回収後のリサイクル性を向上させ、さらに遊技盤係止保持機構の不具合に対するメンテナンス工数をも削減させることができる。
なお、以上では軸側係合部として、クランプ軸51の前端部に180度の軸対称位置2箇所において軸部51aから軸直交の外周方向に突出する係合ピン51b,51bを設け、枠側収容部は正面視における孔形状が軸側係合部の正面視の形状と相似形でわずかに大きめに形成した貫通孔(27a,27b)及び係合ピンを受容する2箇所のピン係合溝28bで形成した実施形態を例示した。しかし、本願発明はこのような構成例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
例えば、図12(a)(b)は、軸側係合部と枠側係合部の他の構成例をそれぞれ正面図で示したものであり、図12(a)に示すようにクランプ軸61の前端部に120度の軸対称位置3箇所において軸部61aから軸直交の外周方向に突出する係合ピン61bを設け、枠側収容部は正面視における孔形状が上記軸側係合部の正面視の形状と相似形でわずかに大きめに形成した貫通孔(27a,27b)及び係合ピンを受容する3箇所のピン係合溝28bで形成した構成例を示す。また図12(b)はクランプ軸71の前端部に180度の軸対称位置2箇所において軸部71aから軸直交の外周方向に突出する扇状の係合片71bを設け、枠側収容部はこれと相似形でわずかに大きめに形成した貫通孔(27a′,27b′)及び係合片を受容する2箇所の係合片受容溝28b′で形成した実施形態を示す。
また以上では、収容枠20が前枠2の後面側に形成され、遊技盤20を前枠2の後方から着脱する遊技盤後方脱着形態のパチンコ機に本発明を適用した場合について説明したが、これまでの説明からも明らかなように、前枠2の表裏を反転させて収容枠や遊技盤係止保持機構等を前枠2の前面側に形成することで、遊技盤20を前枠2の前方から着脱する遊技盤前方脱着形態のパチンコ機についても同様に適用して同様の効果を得ることができ、遊技盤を着脱交換可能に保持する遊技機であれば、パチンコ機以外の遊技機(例えば雀球遊技機やアレンジボール機、ピンボール機等)についても同様に適用することが可能である。これらの内容については当業者であれば容易に理解し構成できるため、冗長な記載を避け説明を省略する。
本発明に係る枠構造を適用した弾球遊技機の一例として示す、パチンコ機を斜め前方から見た斜視図である。 前面のガラス扉及び球皿ユニットを横開き開放した状態の上記パチンコ機の斜視図である。 上記パチンコ機を斜め後方から見た斜視図である。 前枠を外枠の前方に開放し上下の裏機構盤を前枠の後方に開放した状態の斜視図である。 遊技盤を取り外した状態で収容枠を主として示す前枠後方からの斜視図である。 レバー組立体をレバー装着部に装着して係止固定するまでの過程を時系列に示す断面図(1)であり、レバー組立体をレバー装着部に装着する前の状態を示す図面である。 レバー組立体をレバー装着部に装着して係止固定するまでの過程を時系列に示す断面図(2)であり、レバー組立体のクランプ軸をレバー装着部の支軸ボスに収容して押圧した状態を示す図面である。 レバー組立体をレバー装着部に装着して係止固定するまでの過程を時系列に示す断面図(3)であり、図7の状態からクランプ軸を回動して係止保持させた状態(遊技盤係止保持機構が形成された状態)を示す図面である。 遊技盤を収容枠に収容させる直前の状態の断面図である。 収容枠に収容した遊技盤を遊技盤係止保持機構により係止保持させた状態の断面図(図4におけるX〜矢視方向の断面図)である。 化粧板と遊技盤係止保持機構のレバー部材との関係を示す背面図であり、(a)は遊技盤係止保持機構を解放位置に配設した状態、(b)は解放位置から係止位置に変位させた状態を示す。 遊技盤係止保持機構における軸側係合部と枠側係合部の他の構成例を示す正面図である。
符号の説明
PA 遊技領域
PM パチンコ機
2 前枠
20 収容枠(遊技盤収容部)
27 支軸ボス(27a 円孔部、27b ピン挿通溝)
28 軸端収容部(28a 収容穴、28b ピン係合溝)
30 遊技盤
31 化粧板
50 遊技盤係止保持機構
50A レバー組立体
50B レバー装着部
51 クランプ軸(51a 軸部、51b 係合ピン)
52 レバー部材
53 コイルスプリング
54 平座金
55 ロックナット
56 袋ナット

Claims (2)

  1. 前面に遊技領域が形成された遊技盤を枠部材の後方から着脱可能に収容して前記遊技盤の前面側を支持する遊技盤収容部を備えた遊技機に設けられ、前記遊技盤収容部に収容された前記遊技盤の後面側と係脱可能に係合して前記遊技盤を収容姿勢に保持させる遊技機用の遊技盤係止保持機構であって、
    前後に延びる回動支軸と、前記回動支軸に支持されて当該回動支軸の軸まわりに回動可能なレバー部材と、前記回動支軸の後部に固定された係止部材と、前記レバー部材と前記係止部材との間に配設されて前記レバー部材を前方に付勢するための弾性部材とを備え、
    前記回動支軸の前端部には軸対称位置において前記回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、
    前記枠部材には前記軸側係合部と相似の孔形状に形成されて前記回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて前記軸側係合部を前後に挿抜させ、及び前記回動角度位置に応じて挿入された前記軸側係合部と係合して前記回動支軸を係止可能な枠側係合部が設けられ、
    前記回動支軸に前記レバー部材と前記弾性部材と前記係止部材とを組付けたレバー組立体の前記軸側係合部を前記枠側係合部に位置合わせして挿通し、前記回動支軸を回動して前記軸側係合部と前記枠側係合部とを係合させることで前記レバー組立体が前記枠部材に一体的に装着され、前記レバー部材を回動して前記遊技盤収容部に収容された前記遊技盤の後面側に係合させたときに前記遊技盤が前記収容姿勢に保持されるように構成したことを特徴とする遊技機用の遊技盤係止保持機構。
  2. 前面に遊技領域が形成された遊技盤を枠部材の前方から着脱可能に収容して前記遊技盤の後面側を支持する遊技盤収容部を備えた遊技機に設けられ、前記遊技盤収容部に収容された前記遊技盤の前面側と係脱可能に係合して前記遊技盤を収容姿勢に保持させる遊技機用の遊技盤係止保持機構であって、
    前後に延びる回動支軸と、前記回動支軸に支持されて当該回動支軸の軸まわりに回動可能なレバー部材と、前記回動支軸の前部に固定された係止部材と、前記レバー部材と前記係止部材との間に配設されて前記レバー部材を後方に付勢するための弾性部材とを備え、
    前記回動支軸の後端部には軸対称位置において前記回動支軸の外周面から半径方向に突出する軸側係合部が設けられ、
    前記枠部材には前記軸側係合部と相似の孔形状に形成されて前記回動支軸の軸まわりの回動角度位置に応じて前記軸側係合部を前後に挿抜させ、及び前記回動角度位置に応じて挿入された前記軸側係合部と係合して前記回動支軸を係止可能な枠側係合部が設けられ、
    前記回動支軸に前記レバー部材と前記弾性部材と前記係止部材とを組付けたレバー組立体の前記軸側係合部を前記枠側係合部に位置合わせして挿通し、前記回動支軸を回動して前記軸側係合部と前記枠側係合部とを係合させることで前記レバー組立体が前記枠部材に一体的に装着され、前記レバー部材を回動して前記遊技盤収容部に収容された前記遊技盤の前面側に係合させたときに前記遊技盤が前記収容姿勢に保持されるように構成したことを特徴とする遊技機用の遊技盤係止保持機構。








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