JPH0956904A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH0956904A
JPH0956904A JP24067995A JP24067995A JPH0956904A JP H0956904 A JPH0956904 A JP H0956904A JP 24067995 A JP24067995 A JP 24067995A JP 24067995 A JP24067995 A JP 24067995A JP H0956904 A JPH0956904 A JP H0956904A
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lever
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Shohachi Ugawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤を固定するための固定レバーを軸支す
るレバー軸を正確な状態で設けることができると共に、
レバー軸の装着を簡単に行うことができる弾球遊技機を
提供する。 【解決手段】 レバー軸271の後端に該レバー軸27
1から外側に突出するように板状の係合端片274を固
着する一方、枠基体3には、係合端片274を含むレバ
ー軸271を貫通支持する固定レバー取付用穴74を形
成すると共に、その取付用穴74の後端面にレバー軸2
71を挿通して回転したときに係合端片274と挟持係
合する係合突起74a,74bを形成することにより、
枠基体3に、固定レバー取付用穴74を形成するだけで
よく、一方、予め固定レバー270が装着されたレバー
軸271を取付用穴74に貫通させて一方向に回転せし
めて係合端片274を係合突起74a,74bに挟持係
合させるだけの簡単な作業で正確に取り付けることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その裏面に遊技盤
を収納する遊技盤収納部が形成されると共に該遊技盤収
納部の周縁の適宜箇所に前記遊技盤の裏面を押圧する固
定レバーを回転自在に軸支するレバー軸が設けられる枠
基体を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機においては、前面枠の
裏面に遊技盤を収納する遊技盤収納部が形成される合成
樹脂製の遊技盤収納枠部材が取り付けられており、その
遊技盤収納枠部材には、遊技盤収納部の周縁の適宜箇所
に遊技盤の裏面を押圧する固定レバーを回転自在に軸支
するレバー軸が設けられている。そして、そのレバー軸
は、遊技盤収納枠部材の成型時にインサート成型されて
植立されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、成型時の不
具合により、レバー軸が正確な状態で植立されないとい
う欠点があると共に、遊技盤収納枠部材の成型に手間が
かかるという欠点があった。本発明は、上記した事情に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技盤
を固定するための固定レバーを軸支するレバー軸を正確
な状態で設けることができると共に、レバー軸の装着を
簡単に行うことができる弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、レバー軸の後端に該レバー
軸から外側に突出するように板状の係合端片を固着する
一方、枠基体には、前記係合端片を含むレバー軸を貫通
支持する固定レバー取付用穴を形成すると共に、その取
付用穴の後端面に前記レバー軸を挿通して回転したとき
に前記係合端片と挟持係合する係合突起を形成したこと
を特徴とするものである。このように構成することによ
り、レバー軸が設けられる枠基体には、固定レバー取付
用穴を形成するだけでよいため、成型時に手間がかかる
ことがなく、一方、レバー軸を枠基体に装着するには、
予め固定レバーが装着されたレバー軸を固定レバー取付
用穴に貫通させて一方向に回転せしめて係合端片を係合
突起に挟持係合させるだけの簡単な作業で正確に取り付
けることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)弾球遊技機全体の概略構成 以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明
する。まず、弾球遊技機1全体の概略構成について図1
乃至図4を参照して説明する。図1は、弾球遊技機1の
正面図であり、図2は、枠基体3及び透明板保持枠4を
開放した状態の弾球遊技機の斜視図であり、図3は、枠
基体3の前面側に取り付けられる各種の構成要素を分離
して示す斜視図であり、図4は、枠基体3の裏面側の構
成を示す背面図である。本実施形態における弾球遊技機
1としては、弾発された打玉が遊技盤5に形成された入
賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉に基づいて所定個数
の景品玉を払い出す形式のパチンコ遊技機を図示したも
のであるが、弾発された打玉が遊技盤に設けられる複数
の入球口に入球して、その入球口の組合せによって得点
が与えられ、その得点に応じた景品玉が払い出される形
式の弾球遊技機(俗にアレンジ遊技機と称される)であ
ってもよい。
【0006】しかして、弾球遊技機1は、縦長な方形状
に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自
在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべ
てが集約して設けられる枠基体3と、該枠基体3の前面
上部に開閉自在に設けられ且つ遊技盤5の前方を覆う透
明板(一般的にガラス板が多いが、透明な合成樹脂でも
良い)としてのセットガラス板6を保持する透明板保持
枠4と、枠基体3の前面下部に開閉自在に設けられる上
皿7と、該上皿7の下方の枠基体3の前面に取り付けら
れる灰皿162を含む下皿8、及び操作ハンドルセット
9と、外枠2と枠基体3との施錠及び枠基体3と透明板
保持枠4との施錠を司る施錠装置10と、前記操作ハン
ドルセット9に対応して設けられ且つ遊技盤5に向かっ
て打玉を弾発する発射装置11と、弾球遊技機1の裏面
に設けられ且つ遊技盤5で発生した入賞玉を処理して所
定数の賞球を払い出すための各種の機構が形成される機
構板12と、から構成されている。また、図示の場合に
は、弾球遊技機1に隣接するようにカードユニット13
が設けられている。
【0007】上記した弾球遊技機1の各構成のうち、本
発明の要旨に直接関係しない機構板12の構成について
簡単に説明すると共に、その機構板12に設けられる各
種の回路基板の関係についても簡単に説明する。図4に
おいて、機構板12には、多量の賞球を貯留する賞球タ
ンク20がその上部に設けられ、該賞球タンク20に貯
留された賞球を整列して賞球払出装置22に誘導する賞
球誘導レール21が傾斜状に設けられている。この賞球
誘導レール21の上流端には、賞球タンク20に貯留さ
れる賞球の残量が少なくなったことを検出する玉切れ情
報検出スイッチ23が設けられ、この玉切れ情報検出ス
イッチ23がONしたときには、遊技場の管理コンピュ
ータにその旨を伝達報知すると共に、透明板保持枠4に
設けられる後述するLED基板332に設けられるLE
Dを点灯せしめて遊技者にその旨を報知するようにして
いる。賞球払出装置22から払い出された賞球は、賞球
通路を介して前記上皿7や下皿8に払い出されるように
なっている。
【0008】一方、機構板12には、外部と弾球遊技機
1との間で信号をやり取りしたり或は外部からの電源線
が接続されるターミナルボックス基板24、遊技動作を
制御するメイン基板25、賞球払出装置22の動作を制
御する賞球玉貸制御基板27、カードユニット13と弾
球遊技機1に設けられる各種の電気部品との配線を中継
するカードユニット中継基板28、主として透明板保持
枠4に設けられる装飾部材としてのランプやLED及び
スピーカの動作を制御する電飾基板29とが装着されて
いる。ただし、メイン基板25と遊技盤5に設けられる
遊技装置のうちの一部の遊技装置とを接続する配線は、
中継基板26を介して接続されており、電飾基板29
は、機構板12ではなく、枠基体3の下部裏面に取り付
けられている。また、電飾基板29の隣接する位置の枠
基体3には、発射装置モータ31によって間欠駆動され
る打球杆等が集約して設けられる発射装置11が取り付
けられており、その発射装置モータ31の裏面にタッチ
制御回路基板32が取り付けられている。
【0009】ところで、上記した各基板の関係は、図5
乃至図7に示されるようになっている。図5は、ターミ
ナルボックス基板24と電飾基板29の各配線状態の概
略を示す概略回路図であり、図6は、メイン基板25の
賞球関係の配線を示した概略回路図であり、図7は、賞
球玉貸制御基板27とタッチ制御回路基板32の各配線
状態の概略を示す概略回路図である。
【0010】図において、ターミナルボックス基板24
には、外部から電源線が接続され、該電源線によって入
力された電源がヒューズを介してメイン基板25や電飾
基板29や賞球玉貸制御基板27にも分配されている。
ただし、メイン基板25の電源線には、主基板用電源ス
イッチが介装されており、該スイッチをON・OFFす
ることにより、電源の供給を停止したり導出したりして
いる。また、ターミナルボックス基板24には、玉切れ
情報端子、発射装置制御端子、玉貸情報端子、及び賞球
情報端子が設けられると共に、前記玉切れ情報検出スイ
ッチ23が接続されており、該検出スイッチ23の検出
信号を球切れ情報端子から外部(管理コンピュータ)に
導出するようになっている。また、外部(管理コンピュ
ータ)からの発射装置制御端子に入力された信号(発射
停止信号)を賞球玉貸制御基板27を介してタッチ制御
回路基板32に送り、発射装置モータ31の駆動を停止
して打玉の弾発動作を停止する。更に、賞球玉貸制御基
板27から導出される玉貸情報信号及び賞球情報信号を
球貸情報端子及び賞球情報端子から外部(管理コンピュ
ータ)に伝送する。
【0011】電飾基板29は、上記ターミナルボックス
基板24から電源が入力されると共に、メイン基板25
から音声情報制御信号及び表示器駆動制御信号が入力さ
れ、更に、賞球玉貸制御基板27から球切れ信号及び賞
球払出信号が入力されている。メイン基板25からの音
声情報制御信号の種類に基づいて電飾基板29内に設け
られる動作プログラムに従って一対のスピーカ316を
出力制御する。また、メイン基板25からの表示器駆動
制御信号の種類に基づいて電飾基板29内に設けられる
動作プログラムに従ってLED基板324に設けられる
LEDやランプ基板326〜328に設けられるランプ
を駆動制御する。更に、賞球玉貸制御基板27からの球
切れ信号に基づいてLED基板332に設けられるLE
Dを点灯制御し、賞球払出信号に基づいてLED基板3
34に設けられるLEDを点灯制御する。なお、電飾基
板29には、枠基体3に設けられる検出器131(ドア
スイッチと言われる)も接続されており、不正に透明板
保持枠4が開放されたときに、所定の動作プログラムに
従ってスピーカ316やLED、ランプ等を駆動制御す
る。
【0012】メイン基板25は、遊技盤5に設けられる
遊技装置のうちの入力装置からの入力信号を受けて遊技
装置のうちの出力装置に駆動信号を送って動作を制御す
るものである(この点については図示省略)と同時に、
メイン基板25から賞球玉貸制御基板27に入賞の種類
に応じて排出される賞球数情報を伝送し、電飾基板29
に遊技状態に応じた音声情報信号を出力する。更に、メ
イン基板25から中継基板26を介して電飾基板29に
遊技状態に応じた表示器駆動制御信号を伝送し、外部
(管理コンピュータ等)に大当り情報、図柄が変動して
確定した回数情報、及び確率変動情報(遊技盤に設けら
れる可変表示装置が大当りとなる確率が変動する遊技内
容を有するものに限られる)が導出される。
【0013】賞球玉貸制御基板27には、前記ターミナ
ルボックス基板24から電源が入力されると共に、前記
発射装置制御端子からの発射制御リレー信号、及びメイ
ン基板25からの賞球数情報が入力され、一方、タッチ
制御回路基板32の電源部に入力される電源供給信号
(ただし、発射制御リレー信号が入力されたときには停
止される)が出力されると共に、ターミナルボックス基
板24の玉貸情報端子及び賞球情報端子に球貸情報及び
賞球情報を出力し、更に、電飾基板29に球切れ信号及
び賞球払出信号を出力している。
【0014】タッチ制御回路基板32には、前記操作ハ
ンドルセット9に設けられる発射装置スイッチ34及び
タッチ板33が接続され、また、発射装置11の発射装
置モータ31が接続されている。しかして、通常の遊技
状態において、遊技者が操作ハンドルセット9を操作し
て発射装置スイッチ34をONせしめると共にタッチ板
33に接触することにより、タッチ回路が作動して発射
装置モータ31が回転駆動せしめられて打玉を弾発する
ことができる。一方、外部(管理コンピュータ)から発
射装置制御端子に信号が入力されたときには、賞球玉貸
制御基板27からの電源供給信号が停止されるので、発
射装置モータ31の駆動が停止されて打玉の弾発動作が
停止されるようコントロール部で制御する。なお、タッ
チ板からの信号がオフになるとリセット信号をコントロ
ール部に送るリセット部があり、暴走など回路異常にな
ってもリセットされる。
【0015】なお、賞球玉貸制御基板27及び上皿7に
設けられる後述する自動玉貸選択スイッチ257、玉貸
スイッチ258、返却スイッチ259、残高表示器26
0とカードユニット13内の制御基板とは、カードユニ
ット中継基板28を介して接続されるが、これらの関係
については、後に詳述する。
【0016】以上、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板12の構成及び機構板12に装着される各種の基板
の関係について説明してきたが、その機構板12は、枠
基体3に対して開閉自在に軸支されると共に、閉成時に
機構板12を係止しておくための構成である係止部材3
5が機構板12の適宜箇所に設けられ、その係止部材3
5と係合するための止着部材36が枠基体3に取り付け
られている。以下、機構板12以外の弾球遊技機1を構
成する前記構成について、各構成毎に分けて説明する。 (2)外枠 外枠2は、木製の板材を枠組み構成することにより形成
され、その一側上下に固着される軸支用金具14a,1
4bに枠基体3が開閉自在に軸支される。なお、下部の
軸支用金具14bは、次に説明する当て板18の上部に
固着される。また、外枠2の下部前面には、閉じたとき
に枠基体3の下辺部を載置する当て板18が固定されて
いる。この当て板18は、図3に示すように、その中央
部に前方突出面18aが形成されており、左右の各凹面
18b,18cには、それぞれカバー部材19がビス止
め固定されるようになっている。この固定は、カバー部
材19の裏面に突設される取付ボス19aを当て板18
の凹面18b,18cに穿設される取付穴19bに貫入
して裏面からビス19cを螺着することにより行われる
ので、カバー部材19の脱着を極めて容易に行うことが
でき、異なる色彩のカバー部材19を装着することによ
り、容易に印象の異なるものとすることができる。更
に、外枠2の開放側の内側上下には、前記施錠装置10
(その構成については後に詳述する)と係脱して枠基体
3を閉じたり開放したりするための係止金具17a,1
7bが固着されている。この係止金具17a,17bと
施錠装置10との関係については、後に詳述する。な
お、当て板18を含む外枠2を木製の板材ではなく、合
成樹脂によって一体成形又は別体に成形して組み立てて
構成しても良い。 (3)枠基体 枠基体3は、後に詳述するように合成樹脂によって一体
成形されるものであるが、長方形状の開口部40を有す
るように額縁状に成形され、該開口部40の開口周縁に
沿った形状で裏面側に一体的に成形される遊技盤収納部
41に遊技盤5が着脱自在に装着固定し得るようになっ
ている。また、枠基体3の下方部は、板状に形成され、
その板状部に灰皿162を含む下皿8、操作ハンドルセ
ット9が取り付けられている。これらの取付態様につい
ては、後に説明する。更に、枠基体3の前面上部に開閉
自在に設けられる透明板保持枠4も主要部品は、合成樹
脂によって成形され、同様に枠基体3の前面下部に開閉
自在に設けられる上皿7もほとんど合成樹脂によって成
形されている。
【0017】そこで、枠基体3の詳細な構成について図
8乃至図12を参照して説明する。図8は、枠基体3の
正面から見た斜視図であり、図9は、枠基体3の正面図
であり、図10は、枠基体3の裏面から見た斜視図であ
り、図11は、枠基体3の背面図であり、図12は、枠
基体3に一部の部品を装着した状態の背面図である。図
において、枠基体3は、合成樹脂によって一体成形され
るものであり、その上部にほぼ長方形状の開口部40が
形成され、その下部が板状となっている。つまり、枠基
体3は、従来の合板によって形成された前面枠とほぼ同
等のものであるが、従来の前面枠と相違する点は、枠基
体3の裏面であって遊技盤5を収納固定する遊技盤収納
部41が枠基体3と一体的に形成されている点である。
即ち、従来の前面枠と遊技盤収納部との関係において
は、木製の前面枠の裏面に合成樹脂製の遊技盤収納部を
固着しているのに対し、本実施形態における枠基体3
は、前面枠に相当する部分も合成樹脂で形成されている
ので、遊技盤収納部41を含む全体を合成樹脂によって
一体成形したものであり、これによって工場における組
み付け作業の簡略化を達成することができるものであ
る。
【0018】ところで、上記遊技盤収納部41の下方部
分も板状の支持板部42として形成されており、その支
持板部42の一側上部に上皿連通口43が形成され、該
上皿連通口43の下部前方に溢れ玉誘導樋177(図3
参照)が取着される。上皿連通口43の前端面の上部及
び側部に沿って立壁44が立設され、該立壁44の上端
から前方に向かって基部防犯水平リブ47及び防犯水平
リブ45が延設される。この立壁44及び防犯水平リブ
45,基部防犯水平リブ47によって形成される空間に
は、上皿7の後述する上皿取付板190を閉じた状態で
上皿取付板190の賞球排出口194(図19参照)の
裏面に止着される玉誘導部材195(図19参照)の後
端部が侵入し得るようになっており、玉誘導部材195
の後端と上皿連通口43との間からピアノ線等の不正具
を挿入させないようにしている。また、上皿連通口43
の後端縁の上部には、突出片部46が延設されている
が、この突出片部46は、機構板12の図示しない景品
玉払出通路の前端縁に侵入して、上皿連通口43の後端
縁と機構板12の景品玉払出通路の前端縁との間からピ
アノ線等の不正具を挿入させないようにしている。
【0019】一方、上皿連通口43の反対側の支持板部
42の上部にも防犯用立壁48が立設され、該防犯用立
壁48の上部にも防犯水平リブ49が前方に向かって延
設されている。この防犯水平リブ49も透明板保持枠4
と上皿取付板190の開放側上部及び側部からの不正具
の侵入を阻止するためのものである。また、防犯用立壁
48の裏面には、遊技盤5を載置したときに遊技盤5に
形成される位置決め穴(図示しない)と係合する位置決
め突起50が突設されている。
【0020】上記した支持板部42の上端は、遊技盤5
を載置し得るように遊技盤5とほぼ同じ幅を有する遊技
盤載置リブ113として形成されるが、そのほぼ中央に
は、図10に示すように、凹部51が形成されている。
凹部51には、遊技盤5に形成されるアウト口から導か
れるアウト玉を機構板12のアウト玉誘導通路(図示し
ない)にスムーズに導くためのアウト玉誘導リブ52が
形成されると共に、遊技盤5の裏面下部を遊技盤収納部
41に収納した際に押圧固定するための合成樹脂製の固
定レバー部材(後述する固定レバー270とは異なる)
を取り付ける固定レバー取付用ボス53と、取り付けら
れた固定レバー部材の回転を規制する固定レバーストッ
パー片54とがそれぞれ突設形成されている。
【0021】一方、支持板部42の前面には、溢れ玉誘
導樋177及び発射点レール179(図3参照)を取り
付けるための取付穴55やそれらを位置決めするための
位置決めボス突起56が多数形成されている。このうち
取付穴55に対応する支持板部42の裏面側には、ボス
57が突設され、該ボス57に取付穴55が所定の厚み
をもって形成されている。また、上皿取付板190の開
放側に対応する位置の枠基板3には、干渉回避凹部82
が形成され、該干渉回避凹部82には、上皿取付板19
0の開放端裏面に固着される上皿用錠装置210(図1
9,図34参照)の係合爪213と係脱する係止用金具
216(図34参照)を止着するための取付穴83及び
位置決め突起84も突設形成されている。
【0022】更に、支持板部42には、その開放側に開
口部61が開設され、該開口部61の下方に打球杆貫通
切欠穴86が形成され、前記溢れ玉誘導樋177の下流
側前方に対応する位置に下皿連通口59が開設され、軸
支側に配線通し穴60が開設されている。開口部61
は、機構板12に設けられる賞球タンク20の貯留玉量
が不足したときに動作する玉欠乏検知レバー(図示しな
い)と打玉を1個ずつ発射位置に供給する打球供給装置
の玉送りレバー(図示しない)とを連結するための連結
杆を貫通させるものである。また、下皿連通口59は、
前記溢れ玉誘導樋177に流入された玉(上皿連通口4
3からこぼれ落ちた玉、上皿7から玉抜きされた玉、及
び発射点レール179の上流端に形成されるファール口
から導かれた玉)を裏面側に導くためのものであり、そ
の下皿連通口59の裏面には、合流樋37(図4参照)
が取り付けられ、この合流樋37によって下皿連通口5
9からの玉を前記下皿8に導くものである。また、配線
通し穴60は、前記上皿7に電気的部品(例えば、スイ
ッチや表示器や圧電ブザー等)が設けられている場合
に、これらの電気的部品からの配線を枠基体3の裏面側
に導くものである。更に、打球杆貫通切欠穴86は、発
射装置11の打球杆30が貫通して発射点レール179
の発射位置に臨むようにさせるものである。
【0023】上記のように構成される支持板部42の裏
面は、合成樹脂製の支持板部カバー部材218(図34
参照)によって被覆されるものであるが、この支持板部
カバー部材218を止着するために、支持板部42の裏
面には、カバー取付ボス58が適宜の位置に突設されて
いる。
【0024】一方、図8及び図9に示すように、枠基体
3の開口部40の左右上に対応する枠部の外周縁には、
下辺を除いて外周リブ64が突設されている。また、左
右の外周リブ64の内側には、内周リブ65が突設され
ており、その左右の外周リブ64と内周リブ65とで側
方から挿入されるピアノ線等の不正具の侵入を防止して
いる。特に、開放側の外周リブ64と内周リブ65との
間には、防犯用凹部62が刻設され、透明板保持枠4を
閉成したときに、透明板保持枠4の開放側裏面に突設さ
れる補強金具300の端縁辺である防犯用フランジ片部
300aが侵入するようになっており(図33参照)、
より不正具が侵入し難い構造となっている。同様に、軸
支側の外周リブ64と内周リブ65との間にも、透明板
保持枠4を閉成したときに、透明板保持枠4の開放側裏
面に突設される補強金属板293の端縁辺である防犯用
フランジ片部293dが侵入するようになっている(図
30参照)。
【0025】更に、枠基体3の開口部40の左右上に対
応する部分には、開放側上下にフック連通穴63a,6
3b、軸支側の中程上中下に位置決め取付部としてのヒ
ンジ取付凹部66,67,68、軸支側中程に配線通し
穴77、軸支側上部寄りに玉抜きピン挿入穴75と玉抜
きレバー取付穴76、上部と軸支側中程と上部左右隅角
部とに干渉回避凹部70,71,72、軸支側の中央一
か所と開放側の上下二か所に固定レバー取付用穴74、
軸支側のやや下方のフック用開口78、開放側の中程よ
りやや下方に錠貫通穴85がそれぞれ形成されている。
【0026】フック連通穴63a,63bは、透明板保
持枠4の開放側に設けられる補強金具300(図22参
照)と一体的に設けられる錠フック301a,301b
を後方に貫通させて施錠装置10のスライド可能な係合
穴(図示しない)と係合させるものである。また、配線
通し穴77は、透明板保持枠4に設けられる後述する電
装部品から延びる配線を枠基体3の裏面側に通すもので
ある。玉抜きピン挿入穴75は、営業終了時等に前方か
らピンを挿入して枠基体3の裏面側に取り付けられる玉
抜きレバー(図示しない)を作用させて機構板12の賞
球タンク20等に貯留されていた賞球を弾球遊技機1の
外部に排出するためのものであり、玉抜きレバー取付穴
76は、上記した図示しない玉抜きレバーを枠基体3の
裏面側に取り付けるための穴である。なお、玉抜きピン
挿入穴75に対するピン挿入穴が透明板保持枠4にも形
成されている。
【0027】複数の干渉回避凹部70,71,72のう
ち、上部に形成される干渉回避凹部70は、透明板保持
枠4を閉じたときに透明板保持枠4の上部に設けられる
LED基板324のLED及びランプ基板326のラン
プが収納される取付凹部283との当接状態を回避する
ためのものであり、また、側方に形成される干渉回避凹
部71は、透明板保持枠4を閉じたときに透明板保持枠
4の軸支側側方に設けられる配線収納リブ311(図2
4参照)の後面を覆う基板カバー336(図22参照)
との当接状態を回避するためのものである。更に、隅角
部に形成される干渉回避凹部72は、透明板保持枠4を
閉じたときに透明板保持枠4の裏面に直接取り付けられ
るスピーカ316(図22参照)を収納するものであ
り、スピーカ収納部を構成している。
【0028】固定レバー取付用穴74には、遊技盤収納
部41に収納された遊技盤5の裏面を押圧固定するため
の固定レバー270(図30参照)を取り付けるための
ものであり、この詳細については、後に説明する。ま
た、フック用開口78は、裏面に一体的に成形される配
線止め用のフック79を形成するために形成される(金
型の設計上必要とされる)ものであり、そのフック79
は、前記配線通し穴77を通って枠基体3の裏面に導か
れた配線を掛け止めるものである。更に、錠貫通穴85
には、施錠装置10のシリンダー錠371(図3参照)
が挿入されるものである。
【0029】また、枠基体3の中程左右に検出器取付穴
73が貫通形成されている。この検出器取付穴73は、
その前面から検出器を取り付けるものであり、これにつ
いては、後に詳述する。また、ヒンジ取付凹部66,6
7,68は、それぞれ金属製のヒンジ部材180,18
1,183(図3参照)を止着する領域である。即ち、
上ヒンジ取付凹部66には、取付穴66aが穿設され、
該取付穴66aに係合穴180aを有する上ヒンジ部材
180が軸受金具16aと一体的に共締めされ、中ヒン
ジ取付凹部67には、取付穴67aと位置決め突起67
bとが形成され、上下に突出するヒンジピン182を有
する中ヒンジ部材181が取付穴67aと位置決め突起
67bとによって位置決め止着され、下ヒンジ取付凹部
68には、取付穴68aと位置決め突起68bとが形成
され、係合穴を有する下ヒンジ部材183が取付穴67
aと位置決め突起67bとによって位置決め止着され
る。そして、上ヒンジ部材180と中ヒンジ部材181
には、透明板保持枠4が開閉自在に軸支され、中ヒンジ
部材181と下ヒンジ部材183には、上皿7の上皿取
付板190が開閉自在に軸支される。この軸支構造につ
いては、後に詳述する。なお、軸受金具16aは、上ヒ
ンジ取付凹部66の内側に形成される取付穴69によっ
ても裏面から止着されている。
【0030】枠基体3の枠部分の正面構造において、上
記した構成以外に、遊技盤収納部41の前面ほぼ中央の
左右に透明板支持リブ80が一体的に突設されている。
この透明板支持リブ80は、図33に示すように、透明
板保持枠4を閉じたときに円形状のセットガラス板6の
左右裏面と当接するものであると共に、遊技盤5に植立
されている釘138やレール139よりも高い位置で裏
面からそれを支えるので、遊技者がセットガラス板6に
力を加えたときに、セットガラス板6の破損等を防止す
るものである。また、開放側の前記錠貫通穴85の内側
上部と軸支側の中ヒンジ取付凹部67及び下ヒンジ取付
凹部68との間の内側には、下部内側防犯用リブ81が
突設され、透明板保持枠4と上皿取付板190との境界
部分及び上皿取付板190の側方からの不正具の侵入を
防止している。
【0031】枠基体3の透明板保持枠4及び上皿取付板
190に対応する部分の構成は、以上の通りであるが、
枠基体3の前面枠部分の下方部分は、板状の平板部を構
成しており、図9に示すように、その前面上部に上皿取
付板190の下方部が侵入当接する干渉回避凹部87が
刻設されている。この干渉回避凹部87は、中央部で円
弧状に刻設されているが、左右で浅い凹状となってお
り、その凹状の上面左右に上皿取付板190の閉成動作
をスムーズならしめるため、低い開閉誘導リブ88が突
設されている。また、軸支側の端部上部に上皿取付板1
90の下端の軸支ピン(図示しない)を受け入れる切欠
凹部89が形成されている。更に、平板部の左右両端か
らやや内側には、縦斜め状に取付凹部90,91が刻設
されている。軸支側の取付凹部90は、側方カバー部材
134の内面の一部と係合して側方カバー部材134の
位置決めを行うものであり、開放側の取付凹部91は、
操作ハンドルセット9の取付基板170の内面の一部と
係合して取付基板170の位置決めを行うものである。
なお、側方カバー部材134の外側折曲端部が嵌め込ま
れる取付凹部97が平板部の軸支側側面に刻設されてい
る。
【0032】また、平板部には、そのほぼ中央に下皿連
通口92が、その開放側よりの側部にハンドル作動開口
93がそれぞれ開設形成されている。下皿連通口92の
前面周囲には、下皿連通口飾り用凹部94が形成され、
該凹部94に開口132aを有する開口飾り部材132
(図3参照)の取付ボス133を取付穴95に嵌め込ん
で裏面からビスで止着することにより、開口飾り部材1
32を取り付けるようになっている。しかして、下皿連
通口92に対応して下皿8が取り付けられるが、その取
付を容易ならしめるために下皿連通口92の周囲に下皿
取付係合穴99と下皿取付位置決め穴98とが形成され
ている。同様に、側方カバー部材134を取り付けるた
めの位置決め取付穴100、右側方カバー部材207を
取り付けるための位置決め取付穴102、操作ハンドル
セット9の取付基板170を取り付けるためのハンドル
取付穴103及び位置決め穴104、操作ハンドルセッ
ト9内から延びる配線を通すための配線貫通穴105も
それぞれ所定の位置に形成されている。なお、ハンドル
作動開口93の周囲の適宜位置には、ハンドル取付穴1
03及び位置決め穴104以外にその裏面に取り付けら
れる発射装置11の取付基板の位置決めを行う発射装置
用位置決め穴106も穿設されている。これらの取付に
ついては、後に詳述する。
【0033】一方、枠基体3の裏面構造においては、図
10及び図11に示すように、前述した遊技盤収納部4
1が合成樹脂によって一体的に成形されている。しかし
て、遊技盤収納部41は、遊技盤5を支持し且つ固定す
るものであるため、遊技盤5を支持する構造及び遊技盤
5を正確に固定するための部品を有する。また、遊技盤
収納部41は、遊技盤5の裏面に設けられて所定個数の
賞球を払い出すための各種の機構が設けられる機構板1
2を正確に取り付けるための部品も有する。具体的に
は、遊技盤5を収納支持する構造として遊技盤5の左右
を規制する遊技盤収納リブ111,112と、複数(2
個)の位置決め突起50,108と、位置決めリブ10
9,114とがある。2つの位置決め突起50,108
のうち、一方の位置決め突起50は、前記したように防
犯用立壁48の裏面側に突設されるが、他方は、枠基体
3の上部中央に突設される。また、位置決めリブ10
9,114は、位置決め突起108の左右両側方に突設
され、該位置決めリブ109,114に対応する部分の
遊技盤5が切り欠けられており、その切欠部が位置決め
リブ109,114と係合するようになっている。
【0034】上記のような遊技盤収納構造においては、
遊技盤5の下部は、前記支持板部42の上面である遊技
盤載置リブ113に載置されると共に位置決め突起50
によって位置決めされ、左右を遊技盤収納リブ111,
112によって規制され、更に、上部を位置決め突起1
08(遊技盤5の位置決め穴5aが挿入される;図32
参照)と位置決めリブ109,114とによって位置決
めすることにより遊技盤5を正確な位置に収納するよう
になっている。なお、一方の位置決めリブ109の隣接
する位置には、規制突起110が突設されているが、こ
の規制突起110は、外枠2と枠基体3の内側との間隔
を狭くして、枠基体3の上動範囲を小さくするものであ
る。なお、開放側の遊技盤収納リブ111の中程に直交
する防犯リブ115が突設されるが、この防犯リブ11
5は、前記施錠装置10の操作杆375の上部を覆うも
のであり、上方からの不正具の侵入を防止するものであ
る。
【0035】また、遊技盤5を固定するための部品とし
て複数(4個)の固定レバーがあるが、このうち、前記
固定レバー取付用ボス53に軸支される固定レバーと前
記固定レバー取付用穴74とに装着される固定レバー2
70は、全く異なる構造のものであり、特に固定レバー
270については、枠基体3への取付が従来とは異なる
構造によって行われている。この点については、後に詳
述する。
【0036】また、機構板12を取り付けるための部品
として、開閉支持金具(図示しない)と、複数(3個)
の止着部材36(図4参照)とがある。開閉支持金具
は、軸支側の遊技盤収納部41の裏面上下に取り付けら
れるものであり、このため、前記遊技盤収納リブ112
の上方及び支持板部42の下方に開閉支持金具取付穴1
19,121と位置決め突起118,120がそれぞれ
形成されている。また、複数の止着部材36のうち、1
つの止着部材36は、前記支持板部42の裏面を被覆す
る支持板部カバー218の表面に取り付けられるもので
ある。また、他の2つの止着部材36は、開放側の上部
と軸支側の上辺とに設けられ、このため、枠基体3に
は、対応する位置の前記遊技盤収納リブ111と位置決
めリブ114に止着部材用取付穴117が形成されてい
る。更に、枠基体3の軸支側の上下端裏面には、軸受金
具16a,16bを止着するための取付穴66a,69
と軸受金具取付穴124とが形成されている。
【0037】枠基体3の枠部分の裏面構造において、上
記した以外の構成は、開放側に施錠装置10を止着する
ための錠装置取付穴116が形成され、軸支側の中央よ
りやや下方に外枠係止部材130を係止するための取付
穴122と位置決め突起123とが突設されている。外
枠係止部材130は、図12に示すように、棒状の金属
板で構成されており、枠基体3を外枠2に対して閉じた
ときに、外枠係止部材130の外側片が外枠2の内周面
とほぼ当接状態となり、外枠2に対する枠基体3のガタ
付きを少なくするものである。
【0038】また、枠基体3の平板部の裏面構造におい
ては、その上部に区画リブ129が突設され、該区画リ
ブ129と最下辺に突設されるリブとの間に前記下皿連
通口92やハンドル作動開口93が形成され、それぞれ
の開口92,93の開口縁に沿って後方にリブが突設さ
れると共に該リブも縦横に突設されるリブと連結して全
体の強度を高めている。また、前記下皿連通口92の側
方と軸支側の内側とに前記電飾基板29を止着するため
の取付穴125と位置決め突起126とが突設され、ま
た、下皿連通口92の周囲に前記合流樋37を止着する
ための取付穴125が穿設されている。ただし、この合
流樋37を下皿連通口92の裏面に当接したときには、
下皿連通口92の開口縁の左右に形成される位置決め穴
96に合流樋37に形成される突起(図示しない)を挿
入して行う。また、前記ハンドル操作開口93の周囲に
は、発射装置11の取付基板を止着するための発射装置
用取付穴107が穿設されている。
【0039】なお、下皿連通口92の軸支側方向の位置
には、静電気防止部材(図示しない)を取り付けるため
の取付穴101が形成されている。静電気防止部材は、
金属製の帯状板で構成されており、その一端を前記合流
樋37と一緒に共締めされており、その他端を前記軸受
金具16bと一緒に共締めされている。これによって合
流樋37(導電性の合成樹脂によって形成されている)
を通るパチンコ玉に帯電した静電気を静電気防止部材を
介して弾球遊技機1全体又は弾球遊技機1の外部(アー
ス線が接続されているとき)に放電するようになってい
る。また、下皿連通口92の下方は、刻印領域128と
なっており、この刻印領域128に刻印される合成樹脂
の種類によってリサイクル時における分類を容易とし、
また、製造年月日によって耐久年数や型式を知ることが
できる。
【0040】以上で枠基体3の詳細な構成について説明
したが、この枠基体3に取り付けられる各種の部品につ
いて、以下、説明する。 (4)検出器取付穴への検出器の取付構造 図13は、検出器取付穴73への検出器131の取付構
造を示す斜視図である。図において、検出器取付穴73
は、前後が貫通したボックス状の収納筒73aとなって
おり、その側壁に形成される係合凸部73bが挿入され
る検出器131の側壁に形成される係合凹部131aと
係合して簡単に装着することができるようになってい
る。ただし、収納筒73aの後面側には、検出器131
の押し込み過ぎを防止する止め片73cが突設されてい
るが、この止め片73cは、一部にしか形成されていな
いので、検出器131からの配線を後方に引き出すこと
ができる。なお、図示の実施形態における検出器131
は、前述したようにドアースイッチと言われるもので、
透明板保持枠4を開放した不正を防止するために設けら
れるものである。 (5)枠基体3の平板部への取付構造 図14は、枠基体3の平板部と側方カバー部材134,
下皿8及び操作ハンドルセット9との関係を示す斜視図
であり、図15は、枠基体3の平板部と側方カバー部材
134の取り付け状態を示す斜視図と断面図である。図
において、前述したように、枠基体3の平板部には、側
方カバー部材134を取り付けるための位置決め取付穴
100が穿設されるが、この位置決め取付穴100は、
図15(B)に示すように、側方カバー部材134の裏
面に突設される取付ボス136を嵌入するようになって
おり、位置決め取付穴100に取付ボス136を嵌入し
た後に、裏面からビス137で止着することにより側方
カバー部材134を枠基体3の平板部に止着している。
このように、位置決め取付穴100は、位置決め機能と
取付機能とを合わせもち、外観を損なわず、組み付けも
容易である。このような機能は、開口飾り部材132に
対応する取付穴95や、右側方カバー部材207に対応
する位置決め取付穴102や、前記当て板18に形成さ
れる取付穴19bも有している。また、側方カバー部材
134を枠基体3に組み付けることで、枠基体3にある
切欠凹部89と側方カバー部材134により、円柱状の
凹部が形成されることとなり、この凹部に上皿7下部の
ヒンジピンを差し込んで支持することができる。しかし
て、上記のような凹部は、金型成形で成形するのは困難
であるところ、上記のように構成することによって容易
に凹部を形成することができる。なお、側方カバー部材
134は、装着した際にその上下が下皿8の上下部に位
置するので、下皿8側に下皿8と係合する係合部135
が凹設されている。
【0041】また、前述したように、下皿連通口92の
周囲を囲むように開口飾り部材132が取り付けられた
後、下皿8が取り付けられ、また、操作ハンドルセット
9及び発射装置11が取り付けられる。下皿8と操作ハ
ンドルセット9の取付構造については、後に詳述する。 (6)下皿 枠基体3の平板部に取り付けられる下皿8の詳細な構成
について図16乃至図18を参照して説明する。図16
は、下皿8の分解斜視図であり、図17は、図1のG−
G線で切断した灰皿部分の断面図であり、図18は、灰
皿162の灰を取り出す動作を示す断面図である。下皿
8は、複数の部材を組み立てた状態でセット化されて枠
基体3の下部中央に止着固定されているものである。以
下、下皿8の構成について説明する。
【0042】下皿8は、図16に示すように、下皿基体
140と、該下皿基体140に取付けられて前記下皿連
通口92から流下する玉を貯留する玉受部材149と、
該玉受部材149から貯留玉を抜き取る玉抜き装置15
4と、灰皿162と、を備えている。下皿基体140に
は、その裏面側に取付ネジ102が後方に向けて複数本
設けられており、その取付ネジ144を枠基体3側の取
付係合穴99に貫通して裏面からナット144aで締め
ることで下皿8が枠基体3に取付け固定されるようにな
っている。なお、下皿基体140の下端面には、後方に
向けて位置決め凸部145が突設されており、この位置
決め凸部145を枠基体3側の取付位置決め穴98に差
し込むことで、下皿連通口92と玉受部材149との接
続状態を確実に確保すると共に下皿8の取付作業の容易
化を招来している。
【0043】また、下皿基体140の前面壁には、レバ
ー操作穴147が穿設されると共にその裏面側の上下2
箇所にレバーガイド148が設けられて、玉抜き装置1
54を構成する玉抜き操作レバー155がスライド可能
に取付けられるようになっている。一方、玉受部材14
9には、該玉受部材149を下皿基体140にビス止め
するための取付穴152が穿設されると共に、下面に玉
抜き穴153が開設されており、この玉抜き穴153に
は、玉抜き装置154が臨設されている。玉抜き装置1
54は、前記玉抜き穴153を開閉する開閉蓋157
と、該開閉蓋157を摺動自在に収納し且つ前記玉抜き
穴153に対応する玉抜き穴161が形成されたカバー
部材160と、から構成され、開閉蓋157は、カバー
部材160内に収納支持されるスプリング159によっ
て常に玉抜き穴161との間に挿入された状態に付勢さ
れている。開閉蓋157は、その前面側に突設される係
合凸部158が前記玉抜き操作レバー155の下部中央
に突設される係合凸部156に係合され、スプリング1
59の付勢力に抗して玉抜き操作レバー155が一方向
に移動されることで、一連の玉抜き穴153,161を
連通して、玉受部材149に貯留される打玉を下方(通
常、玉箱が設置される)に落下せしめるようになってい
る。なお、玉抜き装置154は、玉受部材149の下面
から突設される取付ボス161にビスで止着されること
により取付けられている。このように、図示の実施例に
おいては、玉抜き操作レバー155を下皿8の前面壁の
中央に内蔵して設けたので、従来のように操作レバーを
下皿の底面に沿って設けたものに比較して外部からのイ
タズラによって故障せしめられることが少なくなるとい
う利点がある。
【0044】また、上記下皿8の下皿基体140には、
前記玉受部材149の隣接位置に灰皿取付部141が切
欠形成されており、該灰皿取付部141には、熱硬化性
樹脂からなる灰皿162がカバー部材164を介して取
付けられるようになっている。カバー部材164は、灰
皿162側のビス止めボス163を介してビス169に
よって灰皿162と一体的に取付け固定されており、そ
の前面形状は、下皿基体140の前面形状と連続的な意
匠をなしている。また、カバー部材164の左右両端に
は、後方に向かって取付突片166が形成されており、
該取付突片166には、縦長形状の係合穴167が穿設
されている。そして、この係合穴167が下皿基体14
0及び玉受部材149に突設された係合凸部142,1
50に係合されることで、図17に示す状態で灰皿16
2が下皿基体140に取付けられる。なお、このような
係合穴167と係合凸部142,150との係合は、灰
皿162を下皿基体140から引き上げた状態でのみ灰
皿162の完全回動を可能にするものである。
【0045】即ち、図17に示すように、灰皿162が
下皿基体140にセットされた状態で灰皿162を回転
させた場合では、カバー部材164の下面後端部165
と下皿基体140の下面前端部143との間隔L1分し
か回転しないのに対して、図18(A)に示すように、
灰皿162を下皿基体140から引き上げた状態では、
カバー部材164の下面後端部165は下皿基体140
の下面前端部143に当接することがないので、図18
(B)に示すように、灰皿162を完全に回転させるこ
とができる。このように、本実施例では、灰皿162を
下皿基体140から引き上げた状態でのみ灰皿162の
完全回動を可能にすることで、誤って灰皿162を回転
せしめることがなく、吸い殻等のゴミGが遊技者の不注
意により灰皿162から落ちることを回避している。 (7)操作ハンドルセット また、前記ハンドル作動開口93に対応して操作ハンド
ルセット9が装着される。操作ハンドルセット9は、前
記上皿7の側壁から装飾的に連続する取付基板170に
所謂ハンドルが突設されて構成されるものであり、その
突設されるハンドルは、図14に示すように、取付基板
170に直接的に固定される内固定部171と、該内固
定部171の前面側に固定される外固定部172と、内
固定部171と外固定部172との間で回動自在に設け
られる可動部173と、から構成されている。また、取
付基板170の裏面には、複数の取付ネジ174や位置
決め突起175が後方に向かって突設されており、位置
決め突起175を位置決め穴104に差し込むと同時
に、取付ネジ174をハンドル作動開口93の周囲に穿
設されるハンドル取付穴103に差し込んで裏面から発
射装置11の取付基板(図示しない)と共締めするよう
にナットで締着することにより、取付基板170が枠基
体3に固定される。また、ハンドル作動開口93の側方
には、配線通し穴105が形成されているが、これは、
操作ハンドルセット9内に設けられるスイッチ(発射装
置スイッチやタッチ板)の配線176を枠基体3の裏面
側に導くものである。
【0046】上記のように構成される操作ハンドルセッ
ト9においては、可動部173を回動せしめることによ
り、その回動操作が発射装置11側に伝達されて発射装
置11の打球杆30の発射勢を変化させることができ
る。このため、可動部173を所望の位置まで回動させ
た状態を手で保持することにより、打玉を一定の速度で
弾発することが可能となる。なお、図示の実施例におけ
る操作ハンドルセット9は、取付基板170(又は枠基
体3)に対して垂直方向に突設されているわけではな
く、やや外側に傾斜した状態で突設されている。これ
は、遊技者がハンドルを操作する際に手首を不自然に折
り曲げた状態ではなく自然な状態にしたままでハンドル
を握ることができるように配慮した設計であり、長時間
の遊技を行っても疲れないようにしたものである。 (8)上皿 次に、枠基体3の下部で開閉自在に取り付けられる上皿
7の構成について図19乃至図21を参照して説明す
る。図19は、上皿7の分解斜視図であり、図20は、
上皿7の主要構成部材である皿部材220の分解斜視図
であり、図21は、図1のF−F線で切断した上皿7の
断面図である。図において、上皿7は、合成樹脂製の上
皿取付板190の表面に合成樹脂製の皿部材220と各
カバー部材202,205とを固着することにより構成
されている。上皿取付板190には、軸支側上端の支点
穴191に加えて、各種構成部材220,202,20
5の取付穴192と、皿部材220の配線235,26
1を弾球遊技機1側に接続するための配線挿通穴193
と、軸支側に形成されて皿部材220の貯留部222に
賞球又は購入した遊技玉を排出させる賞球排出口194
と、玉抜きされた賞球を前記溢れ玉誘導樋177の抜き
玉連通口178に導く玉抜き穴199と、図示しない打
球供給装置が取り付けられる打球供給装置取付穴197
と、が穿設されると共に、開放側の上端に玉抜き操作レ
バー196が設けられ、該玉抜き操作レバー196と玉
抜き弁225と連結するために玉抜き弁225から突設
される連結片が挿入される連結穴200と、皿部材22
0の整列路223を流下するパチンコ玉によって上皿取
付板190が摩耗するのを防止するために取り付けられ
る摩耗防止金具223aを装着する摩耗防止金具挿通溝
201とが設けられ、更に、皿部材220を止着するた
めの取付ボス198が突設されている。
【0047】前記玉抜き操作レバー196は、左右方向
に移動可能に設けられ、図示しないスプリングの付勢力
に抗して一方向に移動させることにより、前記貯留部2
22から連続する整列路223の下流端に設けられる玉
抜き弁225(図20参照)を開放して貯留部222に
貯留されていた玉を上皿取付板190の裏面に形成され
る玉抜き路226(図20参照)を流下させて前記抜き
玉連通口178に導き、最終的に下皿8に誘導するもの
である。なお、賞球排出口194の裏面には、玉誘導部
材195が止着されており、上皿取付板190を閉じた
ときに玉誘導部材195の後端が前記上皿連通口43と
連通するようになっている。
【0048】一方、皿部材220は、図20に示すよう
に、貯留部222が形成される皿主体221と、該皿主
体221の前方を覆う前方カバー部材244と、該前方
カバー部材244の下部から後方に向かって前記皿主体
221との間に空間を構成する底カバー部材241と、
前記皿主体221の下流側上面と前方カバー部材244
とに挟持される操作透視板249と、からなる複数の部
材を組み立てた状態で上皿取付板190の表面に一体と
して取着固定されているものである。
【0049】より詳細には、前記皿主体221は、その
上流側が多数の賞球を貯留し得る貯留部222となって
おり、その下流側は、貯留部222に連続して賞球を一
列に整列しながら図示しない打球供給装置に送る整列路
223となっている。整列路223の下流端直前には、
玉抜き口224が形成され、通常の状態では、該玉抜き
口224が玉抜き弁225によって閉塞されており、前
記玉抜き操作レバー196を操作したときに玉抜き弁2
25が前記整列路223の下方に隠れるようにスライド
して玉抜き口224が開放される。すると、貯留部22
2に貯留されていた賞球は、玉抜き口224から整列路
223の下方に形成される玉抜き路226を通って前記
玉抜き穴199から抜き玉連通口178に誘導され、最
終的に下皿8に誘導される。
【0050】また、皿主体221には、貯留部222の
裏面にフラット玉検出器227を着脱自在に取り付ける
取付部228が形成されると共に、前記玉抜き路226
の下方に圧電ブザー230が装着されるブザー取付基板
229を止着するための取付突起231と取付穴232
とが形成されている。まず、前記フラット玉検出器22
7は、貯留部222に貯留される賞球の残留量を検出す
るためのものであり、後述する自動玉貸選択スイッチ2
57が操作されている状態でフラット玉検出器227が
賞球を検出しなくなったときに、カードユニット13に
投入されているカードに残額情報が記録されていること
を条件として、その残額の範囲内で所定数の遊技玉を自
動的に貯留部222に貸し出すために設けられているも
のである。また、ブザー取付基板229に形成される挿
入穴233に前記取付突起231を挿入し、同じくブザ
ー取付基板229に形成される取付穴234を前記取付
穴232に対応させた状態でビス236を螺着すること
により、簡単に圧電ブザー230を皿主体221に取り
付けることができるが、その取り付けた状態では、圧電
ブザー230は、皿主体221と底カバー部材241と
によって形成される空間内に位置することとなり、底カ
バー部材241に形成される後述する音声透過穴242
を介して圧電ブザー230から発せられる音を遊技者に
明確に知らせることができる。なお、この圧電ブザー2
30の音は、遊技玉の貸出異常が生じたとき(例えば、
ピッ、ピッ、ピッという連続音)、あるいは遊技玉の貸
出時(例えば、100円相当の遊技玉が払い出される毎
にピーという音)に、その旨を報知する報知音が発生さ
れるものである。また、ブザー取付基板229の裏面か
らは、配線235が引き出されており、前記フラット玉
検出器227からも配線227aが引き出されている。
【0051】更に、皿主体221には、前記玉抜き口2
24よりも下流側に供給口237が形成され、該供給口
237が前記打球供給装置取付穴197に臨んで図示し
ない打球供給装置に連通するものである。また、皿主体
221の左右両端には、前方カバー部材244に組み付
けるための組付穴238が形成されている。
【0052】上記した皿主体221の下方を覆う底カバ
ー部材241は、楕円形の皿状に形成され、そのほぼ中
央に前述した音声透過穴242が形成されている。ま
た、底カバー部材241の前方は起立しており、その起
立部分に後方に向かって複数の取付ボス243が突設さ
れている。この取付ボス243は、前方カバー部材24
4の下部に突設される組付ボス246に前方から嵌入さ
れてビスで止着することにより、底カバー部材241と
前方カバー部材244とを組付け固定するものである。
【0053】上記した皿主体221及び底カバー部材2
41によって形成される空間の前方部分を覆う前方カバ
ー部材244は、その上面端縁が前記皿主体221の上
端縁の係合溝221aに係合するように形成され、その
下面端縁が底カバー部材241の前方形状に沿うように
形成されている。しかして、前方カバー部材244の下
端には、前述した底カバー部材241の取付ボス243
と嵌合組付けられる複数の組付ボス246が突設され、
その左右端部には、前記皿主体221の組付穴238に
対応してビスで止着される組付ボス247が突設され、
更に、皿部材220全体を上皿取付板190の取付穴1
92に止着するための取着ボス248が突設されてい
る。また、前方カバー部材244の下流側には、操作透
視板249を係止装着するための係止片245が形成さ
れている。
【0054】皿主体221の下流側上面と前方カバー部
材244とに挟持される操作透視板249は、後述する
カードユニット13に関連する操作手段が設けられるも
のである。具体的には、操作透視板249は、発光源
(具体的には残高表示器260)を視認し得る程度の半
透明状の合成樹脂によって形成され、その上面に自動玉
貸選択ボタン250と玉貸ボタン251と返却ボタン2
52とが設けられ、その裏面に突設される取付ボス25
3にスイッチ基板256がビス262によって止着され
ている。スイッチ基板256には、自動玉貸選択ボタン
250に対応する位置に自動玉貸選択スイッチ257が
実装され、玉貸ボタン251に対応する位置に玉貸スイ
ッチ258が実装され、返却ボタン252に対応する位
置に返却スイッチ259が実装され、また、自動玉貸選
択スイッチ257と玉貸スイッチ258との間に複数の
7セグメントLEDからなる残高表示器260が実装さ
れ、その裏面に上記各電気部品の配線261が接続され
ている。そして、上記したスイッチ基板256が取り付
けられた状態で操作透視板249の上端一側に形成され
る係合溝255を皿主体221の下流側に形成される係
合突起(図示しない)に挿入した後、操作透視板249
の上端他側に形成される係合片254を前記係合片24
5に係合することにより、操作透視板249を皿主体2
21と前方カバー部材244との間に挟持固定すること
ができる。
【0055】上記した操作透視板249に設けられる電
気部品の動作について説明すると、遊技者が自動玉貸選
択ボタン250を操作して自動玉貸選択スイッチ257
をONしたとき(このとき該ボタン250が点灯するよ
うに構成することが望ましい)、前述したように前記フ
ラット玉検出器227が賞球を検出しなくなったとき
に、カードユニット13に投入されているカードに残額
情報が記録されていることを条件として、その残額の範
囲内で所定数毎の遊技玉を自動的に貯留部222に貸し
出すように制御されるため、貯留部222に残留してい
る玉数を気にすることなく遊技に集中することができ
る。また、遊技者が玉貸ボタン251を操作して玉貸ス
イッチ258をONしたとき、カードユニット13に投
入されているカードに残額情報が記録されていることを
条件として、その残額の範囲内で所定数の遊技玉(例え
ば、300円分に対応する玉数;ただし、この貸出額を
任意に変更設定できるようにしても良い)を貯留部22
2に貸し出すように制御される。更に、遊技者が返却ボ
タン252を操作して返却スイッチ259をONしたと
き、カードユニット13に投入されているカードが返却
されるように制御される。また、残高表示器260に
は、カードユニット13にカードを投入している状態に
おいてカードに記録されている残高が表示されるように
なっている。
【0056】上記のように操作透視板249において遊
技玉の貸出操作を行うことができるが、カードユニット
13からの貸出指令があったにも拘らず遊技玉の貸出動
作が行われなかったときや遊技玉の貸出動作が行われた
ときには、前記圧電ブザー230からそれぞれの状態に
応じた報知音が発生される。そして、本実施例において
は、その報知音が上皿7の皿部材220内に収納される
圧電ブザー230から発生され、それ以外の遊技の進行
に関係する効果音は、圧電ブザー230から離れた位置
となっている後述する透明板保持枠4の上部両端に設け
られるスピーカ316から発生されるので、圧電ブザー
230から報知される報知音とスピーカ316から効果
音とを明確に聞き分けることができ、報知音が効果音に
よってかき消されることがなく、遊技玉の貸出に対する
正確な状態を把握することができる。なお、圧電ブザー
230から発せられる音(報知音)は、遊技者に注意を
喚起するためのものであるため、楽音ではない音が発せ
られるが、これをスピーカで構成して楽音又は音声で報
知するようにしても良い。
【0057】図19に戻って、上皿取付板190の左右
に取り付けられるカバー部材202,205は、各々、
裏面に突設された取付ボス204,206が上皿取付板
190の取付穴192に位置決め係合されて裏面からビ
スで止着されることで、皿部材220の左右両側に取付
け固定されるようになっている。なお、カバー部材20
5の開放側端部には、前記錠貫通穴85と連通する錠穴
208が穿設されたカバー部材207がその裏面に突設
された取付ボス209によって前記枠基体3の位置決め
取付穴102に直接取り付け固定されている。
【0058】また、皿部材220の左右両側に取付けら
れる各カバー部材202,205,207は、上皿取付
板190の前面に配されて遊技客の不正行為を防止する
と共に、弾球遊技機1を正面から見たときに透明板保持
枠4と上皿取付板190とを明瞭に区別させない意匠に
て形成されることで、装飾的に弾球遊技機1の全体が統
一化された印象を与えるようになっている。
【0059】また、上皿取付板190の開放側裏面に
は、枠基体3に対して上皿取付板190を施錠する上皿
用錠装置210が設けられている。この上皿用錠装置2
10は、上皿取付板190に止着される錠基体215
(図34参照)と、該錠基体215に対して上下動可能
に取付けられた可動部材211と、該可動部材211を
常時上方に付勢するスプリング214(図34参照)
と、を備えており、可動部材211には、その上端に施
錠解除用の押圧操作部212(図19参照)が形成され
る一方、下端には枠基体3側に設けられた係止用金具2
16(図34参照)と係合する係合爪213(図34参
照)が形成されている。なお、上皿用錠装置210の前
面側は、前述のように上皿取付板190とカバー部材2
05との二重基板の構造をなしており、タバコやライタ
ー等の発熱具による穴空けを防止して、上皿用錠装置2
10に対する不正操作を防止し得るようになっている。
【0060】次に、上皿7の上皿取付板190の着脱構
造について説明すると、上皿取付板190は、その軸支
側上端に支点穴191が設けられる一方、軸支側下端に
は、カバー部材202に支点穴203が設けられてい
る。しかして、図3に示すように、上端の支点穴191
を前記中ヒンジ部材181のヒンジピン182の下部突
設側に差し込み、その状態で下部の支点穴203と前記
下ヒンジ部材183の係合穴184とに図示しないスプ
リングで付勢されるヒンジピンを差し込むことで、上皿
7の上皿取付板190が枠基体3に開閉自在に軸支され
る。逆に、上皿取付板190を取り外す場合には、支点
穴203と下ヒンジ部材183の係合穴184とに差し
込まれたヒンジピンを抜き取り、その後、全体を下方に
引き下げてヒンジピン182から支点穴191を引き抜
くことにより簡単に行うことができる。 (9)透明板保持枠 透明板保持枠4は、前記遊技盤5の遊技領域を透視し得
るセットガラス板6を装着し得るものであると共に、本
実施形態においては、特に装飾効果及び強度を高め得る
ように構成されたものである。しかして、本実施形態に
おける透明板保持枠4は、主枠構成部材280と、該主
枠構成部材280の前面側に装着されて遊技状態等に応
じて照明装飾する各種の照明装飾部材と、主枠構成部材
280の前面側に装着される各補強枠部材338,34
5と、を備えている。なお、主枠構成部材280には、
前記セットガラス板6、遊技時の効果音等を発生する左
右一対のスピーカ316、及び該スピーカ316の前面
を被覆する金網状のスピーカカバー323も取付け固定
されるものである。そこで、以下、透明板保持枠4を構
成する構成部材毎に図22乃至図29を参照して順次説
明する。図22は、透明板保持枠4の正面から見た分解
斜視図であり、図23は、透明板保持枠4の正面図であ
り、図24は、透明板保持枠4の背面図であり、図25
は、一部の部品を取り外した状態の透明板保持枠4の背
面図であり、図26は、図25のH−H線で切断した断
面図であり、図27は、スピーカ316の取付状態を示
す斜視図であり、図28は、スピーカ316の異なる取
付状態を示す側面図であり、図29は、透明板保持枠4
と隣接して設けられる玉貸機との関係を示す説明図であ
る。 (9−1)主枠構成部材 まず、主枠構成部材280について説明する。主枠構成
部材280は、図22及び図21に示すように、ほぼ正
方形状の合成樹脂板からなり、その中央部には遊技盤5
の遊技領域の外周形状に沿った円形状の開口282が形
成されている。なお、主枠構成部材280の左側上端に
は、前記上ヒンジ部材180との干渉を回避するための
切欠部281が形成されている。主枠構成部材280の
前面側の上辺部には、照明装飾部材としてのLED基板
324、LEDカバー325、ランプ基板326、及び
ランプカバー329の組付け位置を一義的に決める取付
凹部283が刻設されている。これにより、LED基板
324、LEDカバー325、ランプ基板326、及び
ランプカバー329の組付けの容易化を図ることができ
る。なお、取付凹部283内には、LED基板324の
電気配線を主枠構成部材280の裏面側に引き出すため
の引出口284が左右2箇所に開設されている。
【0061】また、取付凹部283の左右側方には、そ
れぞれスピーカ316設置用のスピーカ効果穴285が
開設されると共にスピーカカバー323取付け用の取付
凹部286が刻設されている。また、左側(軸支側)の
スピーカ効果穴285と取付凹部283との間には、照
明装飾部材としての各LED基板332,334を取付
けるための取付穴287a,287bが開設されてい
る。また、主枠構成部材280の左右の各側辺部には、
照明装飾部材としての各ランプ基板327,328を取
付けるための取付穴288a,288b,289a,2
89bが前記開口282に沿った円弧状にて開設されて
いる。更に、主枠構成部材280の下辺部の左右2箇所
には、半円形状の窓290a,290bが開設されてお
り、該窓290a,290bには、遊技盤5に貼付され
る証明用の各シールが視認できるように、透明材料から
なる窓カバー部材291a,291bが主枠構成部材2
80の裏面からビス止め固定されている。
【0062】一方、主枠構成部材280の裏面側の構造
においては、図24及び図25に示すように、前記取付
凹部283の裏面側に配線収納金具292がビス止め固
定されると共に、軸支側裏面の上部及び下部に補強金属
板293,294が、また開放側裏面の上部に補強金属
板295がそれぞれビス止め固定されるようになってい
る。なお、配線収納金具292は、電気配線の収納機能
(実際には、被覆機能)に加えて透明板保持枠4の補強
機能をも併せ持つものである。補強金属板293,29
5には、それぞれスピーカ316取付け用の取付穴29
3a,295aが穿設されており、補強金属板294に
は、配線挿通用の挿通穴294aが穿設されている。ま
た、補強金属板293には、前記上ヒンジ部材180と
係合するヒンジピン296がピン収納筒298に収納さ
れてスプリング297(図22参照)により上下動可能
に設けられる一方、補強金属板294の下端に位置する
主枠構成部材280の裏面には、前記下ヒンジ部材18
3と係合するヒンジ金具299がビス止め固定されてい
る。
【0063】また、主枠構成部材280の裏面における
開放側辺部及び下辺部には、各々、細長形状の補強金具
300,302がビス止め固定されており、補強金具3
00の長手方向における上下2箇所には、前記枠基体3
に形成された上下一対のフック連通穴63a,63bに
挿通される錠フック301a,301bが設けられてい
る。なお、主枠構成部材280の裏面には、前記検出器
取付穴73の各検出器131に対応するスイッチ押圧部
313が突設されており、該スイッチ押圧部313に対
応する補強金属板294,295の各部位には、後方に
突出した各スイッチ押圧部313を貫通せしめるスイッ
チ挿通穴294b,295bが穿設されている。また、
主枠構成部材280の取付凹部283の下部裏面側に
は、前記LED基板324及びランプ基板326の熱抜
き開口312が4箇所に開設されている。
【0064】ところで、前記補強金属板293,294
及び補強金具300,302には、それぞれ防犯用フラ
ンジ片部293d,294c,300a,302a(図
30と図33に補強金属板293と補強金具300のフ
ランジ片部を図示し、他のフランジ片部は図25参照)
が後方に向かって突設形成されている。この防犯用フラ
ンジ片部293d,294c,300a,302aは、
透明板保持枠4を枠基体3に対して閉じた状態で、枠基
体3の前面に当接した状態となり透明板保持枠4と枠基
体3との隙間からピアノ線等の不正具が挿入するのを防
止するようになっている。なお、配線収納金具292、
補強金属板293〜295、及び補強金具300,30
2は、各々、接続状態にて主枠構成部材280に取付け
られているため、いずれか任意の位置でアース線と接続
しておけば、透明板保持枠4のいずれの場所で漏電又は
静電気が生じていてもそれらを電気障害を防止すること
も可能である。 (9−2)ガラスの取付構造 また、主枠構成部材280の裏面には、図2に示すよう
に、斜め対角線状に複数(4つ)の金属製のガラス取付
支持部材303が成形時に一体的に設けられている。ガ
ラス取付支持部材303は、その先端部に係合溝303
a(図26参照)が周設されている。このように設けら
れるガラス取付支持部材303に対して、開口282よ
りも若干大きな直径で形成されるガラス収納部材304
に2枚のガラス板305を前後面より貼り合わせて構成
したセットガラス板6が装着されるものであるが、その
脱着は、極めて簡単に行うことができるようになってい
る。即ち、ガラス収納部材304には、その前面側に前
記ガラス取付支持部材303を貫通する貫通穴307を
有する取付片部306が一体的に形成され、該取付片部
306の基部に止め金具308がビス止めされている。
【0065】しかして、セットガラス板6を装着するに
は、ガラス取付支持部材303に取付片部306の貫通
穴307を貫通させ、その状態で止め金具308を回動
して係合溝303aに係止させることによりセットガラ
ス板6を主枠構成部材280、即ち透明板保持枠4に装
着することができる。一方、セットガラス板6を取り外
す場合には、止め金具308を回動させて係合溝303
aとの係合を解除した後に、ガラス収納部材304全体
をガラス取付支持部材303から引き抜くことによりセ
ットガラス板6を主枠構成部材280、即ち透明板保持
枠4から取り外すことができる。なお、セットガラス板
6の脱着は、組付け完成した透明板保持枠4を枠基体3
に対して開放した状態で行えることは言うまでもない。
また、透明板としてガラスではなく透明な合成樹脂板等
を使用したものでも良い。 (9−3)スピーカの取付構造 前述したように、主枠構成部材280には、スピーカ3
16を取り付けるためのスピーカ効果穴285が形成さ
れているが、このスピーカ効果穴285に対するスピー
カ316の取付構造について詳細に説明する。スピーカ
効果穴285の前方からは、前記取付凹部286の外周
に沿って形成される細溝状の差込穴323aに金網状の
スピーカカバー323が差し込まれるだけであり、スピ
ーカ316自体は、主枠構成部材280の裏面に直接取
り付けられる。即ち、図24及び図27に示すように、
スピーカ316は、長方形状のスピーカ取付板317に
固着されているが、そのスピーカ取付板317の一辺の
隅角部が主枠構成部材280の裏面であって斜め45度
方向に楕円形状に形成されるスピーカ効果穴285の長
手方向上部左右に形成される係合溝突起314に差し込
まれると共に、スピーカ取付板317の他辺の隅角部に
形成される取付穴318がスピーカ効果穴285の長手
方向下部左右に形成される取付ボス315に当接されて
ビス319によって止着される。取付ボス315は、係
合溝突起314よりも高く形成されているので、係合溝
突起314と取付ボス315とによってスピーカ取付板
317を取り付けた状態では、スピーカ316が弾球遊
技機1の中央やや下部方向、即ち、座って遊技している
遊技者の頭部に向いているので、スピーカ316から発
せられるステレオ効果音を効率的に遊技者に伝達するこ
とができる。
【0066】また、スピーカ316からは短い配線32
0が延びているが、その配線320がコネクタ321を
介して延長配線322に接続されている。この延長配線
322は、当然のことながら前記電飾基板29に接続さ
れる必要があるが、透明板保持枠4が常時開閉されるも
のであるので、延長配線322を透明板保持枠4の軸支
側に導く必要がある。このため、主枠構成部材280に
は、図24に示すように、その上部及び軸支側の開口2
82の縁部に沿って配線収納リブ311が突設形成され
ている。上部の配線収納リブ311には、配線を収納し
た状態で前記配線収納金具292で被覆止着され、軸支
側の配線収納リブ311には、後述するランプ基板32
7を収納した後に前記延長配線322を収納した状態で
基板カバー336で被覆止着する。このため、各配線収
納リブ311は、後方へ突出するが、その突出部分が枠
基体3に形成される前記干渉回避凹部70,71によっ
て吸収される。なお、上部の配線収納リブ311には、
一方のスピーカ316からの延長配線322だけでなく
後述するランプ基板328からの配線も延長されて収納
され、また、軸支側の配線収納リブ311には、上記の
配線に加えて、他方のスピーカ316からの延長配線3
22とLED基板324とランプ基板326,327か
らの配線も収納され、その末端部で配線収納リブ311
から外側に引き出されて補強金属板294の挿通穴29
4aから引き出され、その後、枠基体3の配線通し穴7
7から弾球遊技機1の裏面に導かれて電飾基板29に接
続される。したがって、当然のことながら、軸支側に設
けられるスピーカ316及びランプ基板326の延長配
線は、開放側に設けられるスピーカ316及びランプ基
板328の延長配線よりも短くなり、特に外形形状の同
じスピーカ316を取り付ける際に、延長配線322の
長さが目安となって誤配線することなくステレオ効果音
を発生する左右のスピーカ316の取付作業が極めて容
易に行えるという利点がある。
【0067】ところで、前述したように、主枠構成部材
280の上部左右には、補強金属板293,295が取
り付けられるが、この補強金属板293,295は、図
24及び図26に示すように、主枠構成部材280の裏
面の外周に沿って適宜間隔をおいて取付穴310aを有
する取付ボス310が突設され、複数の箇所で取付ボス
310に代えて突子309aを有する位置決めボス30
9が突設されている。したがって、補強金属板293,
295を取り付けるには、補強金属板293,295に
穿設された取付穴の一部を位置決めボス309の突子3
09aに嵌め込み、他の取付穴を取付ボス310の取付
穴310aに一致させてビス351を螺着することによ
り、補強金属板293,295を主枠構成部材280の
裏面に取り付けることができる。そして、その取り付け
た状態では、図26に示すように、主枠構成部材280
の裏面と補強金属板295との間に補強自由空間350
が形成される。この補強自由空間350は、透明板保持
枠4の強度を向上させることができると共に、主枠構成
部材280の前面に各種の装飾部材が取り付けられる場
合であっても、その装飾部材の後方部が主枠構成部材2
80の裏面より突出してもそれらを被覆することがで
き、また、図示の実施形態のように、配線が外に飛び出
さないように被覆して透明板保持枠4の裏面を整理する
機能もある。なお、補強自由空間350は、補強金属板
294に対応する部分にも形成されている。
【0068】また、補強金属板293,295を取り付
けた状態では、図25に示すように、補強金属板29
3,295に形成した取付穴293a,295aの開口
部にスピーカ316のほぼ全体、正確には、スピーカ取
付板317の取付用のビス319が視認できるようにな
っているので、透明板保持枠4を枠基体3に対して開放
したままの状態でビス319を弛めることによって簡単
にスピーカ316を取り外すことができ、故障した場合
等の交換作業を簡単に行うことができる。ただし、スピ
ーカ316を主枠構成部材280の裏面に直接取り付け
た場合には、スピーカ316の後方が透明板保持枠4の
厚みから後方に突出した状態となるので、その突出した
スピーカ316を透明板保持枠4の閉成時に収納するた
めに、前述したように、枠基体3にスピーカ収納部とし
ての干渉回避凹部72が左右に形成されている。これに
よって透明板保持枠4の開閉に対してスピーカ316が
邪魔となることはない。
【0069】更に、補強金属板293,295の取付穴
293a,295aに関連して短い配線320の先端に
取り付けられているコネクタ321を掛け止める配線押
え片293b,295cが形成されており、その配線押
え片293b,295c以後の延長配線322の始端部
のほとんどを補強金属板293,295内部の補強自由
空間350内に納めるようにしていることに加えて、軸
支側の補強金属板293には、開放側からの配線であっ
て前記配線収納金具292によって収納誘導された配線
を係止する配線押え片293cも一体的に形成されてい
るので、透明板保持枠4の裏面から配線のほとんどを被
覆していることとなり、繁雑に開閉される透明板保持枠
4の開閉動作に対して配線が邪魔となることはない。
【0070】なお、上記した実施形態におけるスピーカ
316の着脱構造をさらに簡略化した実施形態として図
28に示されるものが考えられる。即ち、延長配線32
2の先端にコネクタ352を固着し、そのコネクタ35
2を主枠構成部材280に固定し、一方、スピーカ31
6のスピーカ取付板317にも配線320の先端に固着
されるコネクタ353を固着しておく。このような構造
においては、スピーカ取付板317の一辺を主枠構成部
材280に形成される係合溝354及び規制係合溝35
5に係合させると同時にコネクタ353をコネクタ35
2に差し込み、完全に差し込んだ状態でスピーカ取付穴
317に形成された取付穴318と主枠構成部材280
に形成されたビス止め穴356とが一致し、その一致し
た穴318,356にビス319を止着することによ
り、簡単に着脱することができる。このような構造によ
れば、予め配線320と延長配線322とを接続してお
く必要がなく、スピーカ316の脱着作業をさらに簡単
にすることができる。 (9−4)照明装飾部材 主枠構成部材280に取付けられる各種の照明装飾部材
は、円弧状の基板本体を有するLED基板324と、該
LED基板324の前面を被覆するLEDカバー325
と、円弧状の基板本体を有する各ランプ基板326,3
27,328と、該ランプ基板326,327,328
の前面を個々に被覆する各ランプカバー329,330
a,330b,331a,331bと、LED基板33
2と、該LED基板332に植設された複数のLEDを
個々に被覆するレンズ部333aを有するレンズカバー
体333と、LED基板334と、該LED基板334
に植設された複数のLEDを個々に被覆するレンズ部3
35aを有するレンズカバー体335と、から構成され
ている。LED基板324及びランプ基板326は、そ
れぞれ前記取付凹部283に上下2段にて主枠構成部材
280の前方からビス止め固定され、LED及びランプ
の各カバー325,329は、それぞれ両端部に形成さ
れた係合爪325a,329aが取付凹部283側の係
止穴(図示しない)に係止されるようになっている。
【0071】また、ランプ基板327,328は、それ
ぞれ主枠構成部材280の裏面側から前記取付穴288
a,288b,289a,289bにビス止め固定され
る一方、各ランプカバー330a,330b,331
a,331bは、それぞれ後述の補強枠部材338,3
45にビス止め固定されるようになっている。LED基
板332,334は、個々に各レンズカバー体333,
335に取付け固定され、レンズカバー体333,33
5は、それぞれ補強枠部材338にビス止め固定される
ようになっている。なお、LED基板324及び各ラン
プ基板326,327,328の基板表面(LEDある
いはランプの配設面)には、それぞれ白色塗料が塗ら
れ、発光を前方(遊技者側)に反射し得るようになって
いる。また、各ランプ基板327,328の裏面側に
は、それぞれ基板カバー336,337が一体的にビス
止め固定され、各基板327,328を裏面側から保護
するようになっている。なお、LED基板334に設け
られるLEDは、例えば、入賞玉が発生したことに基づ
いて払出される景品玉の払出し時に表示駆動され、ま
た、LED基板332に設けられるLEDは、前記賞球
タンク20に貯留される景品玉量が不足したときに表示
駆動される等のように、各種照明装飾部材は、それぞれ
遊技内容に応じて前記電飾基板29の制御に基づいて照
明装飾されるものである。 (9−5)補強枠部材(カバー部材) 次に、上記した主枠構成部材280に取付けられるカバ
ー部材としての補強枠部材338,345について説明
する。補強枠部材338,345は、相互にほぼ左右対
称形状の合成樹脂板からなり、外周面にはメッキ処理が
施されている。補強枠部材338は、図22に示すよう
に、右側端部が前記主枠構成部材280の開口282に
沿った円弧状に形成され、その近傍には前記ランプカバ
ー330a,330bを取付けるための各取付穴340
a,340bが円弧状にて穿設されている。また、補強
枠部材338の上側には、前記スピーカカバー323を
取付けるための取付穴341と、レンズカバー体33
3,335の各レンズ部333a,335aを貫通する
ための複数の貫通穴342と、が穿設されている。な
お、補強枠部材338の左側上端には、主枠構成部材2
80と同様に、前記上ヒンジ部材180との干渉回避用
の切欠部343が形成されている。
【0072】一方、補強枠部材345は、左側端部が前
記主枠構成部材280の開口282に沿った円弧状に形
成され、その近傍には前記ランプカバー331a,33
1bを取付けるための各取付穴347a,347bが円
弧状にて穿設されている。また、補強枠部材345の上
側には、前記スピーカカバー323を取付けるための取
付穴348が穿設されている。そして、上記のような補
強枠部材338,345は、それぞれ裏面側に突設され
たビス止めボス339,346を介して主枠構成部材2
80に取付け固定されるようになっている。 (9−6)透明板保持枠の開閉構造 以上、説明した主枠構成部材280に補強枠部材33
8,345等を組合せて構成される透明板保持枠4は、
図1及び図2に示すように、枠基体3の横幅寸法とほぼ
同じ寸法を有し、このため、遊技者の正面からの視野に
おいては、枠基体3の上方部で枠基体3を視認すること
はできず透明板保持枠4が視認されることとなる。そし
て、透明板保持枠4は、枠基体3に対して開閉自在に設
けられることは、前述した通りであり、透明板保持枠4
は、上端部をヒンジピン296と上ヒンジ部材180の
係合穴180aとの軸受状態で、下端部をヒンジ金具2
99の係合穴299aと中ヒンジ部材181のヒンジピ
ン182との軸受状態でそれぞれ開閉自在に設けられる
ものであるが、下端部のヒンジ金具299の係合穴29
9aの外側には、図示しない係合突部が突設され、一
方、中ヒンジ部材181の垂直辺部の外側にも図示しな
い係合部が立設形成されている。しかして、透明板保持
枠4を開放したときには、ヒンジ金具299の係合突部
が中ヒンジ部材181の係合部に当接してそれ以上開放
できないようになっており、これにより透明板保持枠4
を勢いよく開放してもセットガラス板6が破損したり、
あるいは透明板保持枠4の表面に設けられる各種構成部
材が破損したりすることはない。 (9−7)透明板保持枠の施錠構造 透明板保持枠4は、上記したように枠基体3に対して開
閉自在に設けられるが、通常の使用時においては、これ
を閉じておかなければならないので、当然のことながら
開放側を施錠する必要がある。このため、図2及び図3
に示すように、枠基体3の開放側裏面に施錠装置10が
取付けられている。なお、施錠装置10は、透明板保持
枠4の施錠ばかりでなく、枠基体3の外枠2に対する施
錠をも行うことができる、いわゆるW錠となっている。
そこで、この施錠装置10について図3及び図33を参
照して説明する。図33は、図1のC−C線で切断した
断面図である。図において、施錠装置10は、断面L字
型に形成される取付基板370に集約して形成され、取
付基板370の一方辺が枠基体3への取付面をなしてい
る。該取付面の下方寄りには、シリンダー錠371が取
付けられている。
【0073】取付基板370の他方辺には、取付基板3
70に対して上下動可能なように枠基体用上下杆379
が取付けられており、該枠基体用上下杆379の上端部
及び下端部には、それぞれ錠フック372a,372b
が設けられている。錠フック372a,372bの先端
は、錠フック372a,372bに向けて傾斜する誘導
傾斜部373となっているが、これは、枠基体3を押し
て閉じるときに外枠2の内側上下に固定される係止金具
17a,17bに当接案内されながら最終的に錠フック
372a,372bと係止金具17a,17bとを係合
させるためのものである。なお、下方の誘導傾斜部37
3には、側方に突出する操作部374が突設されてお
り、手の操作で枠基体用上下杆379を上昇せしめると
きに使用するものである。また、枠基体用上下杆379
は、取付基板370との間に張架されたスプリング(図
示しない)により常時下方に付勢されている。
【0074】一方、取付基板370の一方辺(取付面)
にも、前記枠基体用上下杆379と同様の透明扉板用上
下杆378が上下動可能に取付けられている。該透明扉
板用上下杆378は、スプリング(図示しない)により
常時上方に付勢されており、その中央部には、手動操作
用の操作杆375が突設されている。また、取付面に
は、その上端部と中央よりやや下方に長方形状の連通口
376a,376bが開設されており、該連通口376
a,376bに対応する透明扉板用上下杆378の部位
には、図示しない係合開口が開設されている。なお、連
通口376a,376b及びこれに対応する係合開口に
は、透明板保持枠4の開放側に設けられる錠フック30
1a,301bが貫通するものである。
【0075】上記のように構成される施錠装置10の作
用について簡単に説明する。まず、外枠2に対する枠基
体3の解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店員
がシリンダー錠371に図示しない所定の鍵を差し込ん
で時計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗して
枠基体用上下杆379が上昇され、これに伴って錠フッ
ク372a,372bも上昇される。このため、錠フッ
ク372a,372bと外枠2の係止金具17a,17
bとが係合位置関係となっていないので、その状態でシ
リンダー錠371に差し込んだままの鍵を引っ張ること
により枠基体3全体を回動させて開放することができ
る。一方、開放した枠基体3を閉じるときには、そのま
ま枠基体3を押し込むことにより錠フック372a,3
72bの誘導傾斜部373と係止金具17a,17bと
の当接により枠基体用上下杆379がスプリングの付勢
力に抗して上昇し、遂には、錠フック372a,372
bが係止金具17a,17bと係合する位置でスプリン
グの付勢力により枠基体用上下杆379が下降して錠フ
ック372a,372bと係止金具17a,17bとが
完全に施錠された状態となる。
【0076】次に、枠基体3に対する透明板保持枠4の
解錠及び施錠について説明すると、遊技場の店員がシリ
ンダー錠371に図示しない所定の鍵を差し込んで反時
計回転方向に回すと、スプリングの付勢力に抗して透明
扉板用上下杆378が下降する。このため、透明扉板用
上下杆378の係合開口と錠フック301a,301b
との係合が解除されて透明板保持枠4が開放される。一
方、開放した透明板保持枠4を閉じるときには、そのま
ま透明板保持枠4を押し込むことにより錠フック301
a,301bが枠基体3に形成されたフック連通穴63
a,63bを貫通して施錠装置10の連通口376a,
376bに侵入し、上昇している透明扉板用上下杆37
8の係合開口の一部に侵入する。その状態でさらに押し
込むことにより錠フック301a,301bの先端下辺
の傾斜部と係合開口との当接により透明扉板用上下杆3
78がスプリングの付勢力に抗して上昇し、遂には、係
合開口が錠フック301a,301bと係合する位置で
スプリングの付勢力により透明扉板用上下杆378が上
昇して錠フック301a,301bと係合開口とが完全
に施錠された状態となる。なお、透明板保持枠4を解錠
する場合には、枠基体3を開放した状態で操作杆375
を押し下げることによっても行うことができる。 (9−8)透明板保持枠の特徴 以上、透明板保持枠4を構成する部材の詳細な説明をし
てきたが、これらの構成部材を組付けて完成される透明
板保持枠4は、前述したように枠基体3の横幅寸法と同
じ横幅寸法を有し且つ透明板保持枠4の開口282を遊
技盤5の遊技領域の外周形状に沿った形状として構成し
たので、図1に示すように、弾球遊技機1の正面上部
は、透明板保持枠4と該透明板保持枠4のセットガラス
板6を介して視認し得る遊技盤5の遊技領域だけであ
り、従来の画一した正面形状と大幅に異なる印象を遊技
者に与えることができる。
【0077】また、透明板保持枠4の開口282の形状
を遊技領域の形状と同一として開口282に沿って照明
装飾部材としてのランプカバー329,330a,33
0b,331a,331bを透明板保持枠4に設けるこ
とにより、従来多くの遊技盤で誘導レールの外周に沿っ
て設けられるレール飾りランプを遊技盤に設ける必要が
なくなり、遊技盤の交換毎にそれらも同時に交換しなけ
ればならないという不経済をなくすことができる。
【0078】なお、本実施形態の場合、透明板保持枠4
における正面構造において主枠構成部材280の左右前
面にカバー部材である補強枠部材338,345が装着
されているので、透明板保持枠4は、基本的に二重基板
の構造を持つことになる。このため、透明板保持枠4の
強度が向上でき、タバコやライター等の発熱具による不
正の穴空け行為を防止することができる。また、本実施
形態では、枠基体3に開閉自在に設けた上皿7の左右両
側には各カバー部材202,205,207が、枠基体
3に固設した下皿8の側方にはカバー部材134が、ま
た外枠2の左右両側にはカバー部材19が、それぞれ装
着されているので、透明板保持枠4と同様に弾球遊技機
1の前面側に配置される構成部材の強度が向上でき、ひ
いては弾球遊技機1全体における穴空けの不正行為を防
止することができる。また、穴空けの不正行為を防止す
るカバー部材の装着部位は、本実施形態記載の部位に限
定するものではなく、弾球遊技機の構成に応じて適宜変
更することも可能である。なお、以上のように穴空けの
不正行為を防止する各カバー部材は、それぞれ弾球遊技
機1の左右の前面側に装着されることで、最終的には枠
基体3、上皿7、あるいは透明板保持枠4の開閉機構
(ヒンジや施錠装置等)に対する不正を防止するように
なっている。また、カバー部材は、各々、合成樹脂によ
って所望の形状に形成されると共に、外周面にはメッキ
処理が施されているため、弾球遊技機1の前面は、上端
部から下端部にかけて統一的且つ近未来的な意匠をな
し、弾球遊技機1全体の視覚的な興趣の向上を可能にし
ている。
【0079】また、一般的に弾球遊技機1に臨設した玉
貸機が設置されるが、その場合には、図29に示すよう
に、玉貸機260の貸玉排出口363が弾球遊技機1の
前面よりも大幅(約30mm)に突出している。このた
め、透明板保持枠4を開閉する際に、軸支側の透明板保
持枠4の前面の装飾部材を突出させると、点検時等にそ
の突出した装飾部材と貸玉排出口363が十分な開度と
なっていないにも拘らず当接してそれ以上開放できない
事態も考えられるので、本実施形態においては、貸玉排
出口363に対応する位置の透明板保持枠4の装飾部材
のうち最も突出する装飾部材(この場合には、ランプカ
バー330b)の突出位置までの端辺からの寸法が貸玉
排出口363の突出寸法よりも大きくなるように設計さ
れている。このように設計されることにより、確実に9
0度以上の開度をもって透明板保持枠4を開放すること
ができる。なお、図中、符号361は稼働中ランプであ
り、符号362は硬貨投入口である。 (10)固定レバー 次に、枠基体3の固定レバー取付用穴74に取り付けら
れる固定レバー270の構造及びその取付構造について
図30及び図31を参照して説明する。図30は、図1
のA−A線で切断した固定レバー取付用穴74部分の断
面図であり、図31は、固定レバー270の取付順序を
示す断面図である。図において、固定レバー270は、
遊技盤収納部41に収納されている遊技盤5の裏面を押
圧する押圧部270aと手によって回動操作せしめるた
めの操作レバー部270bとがほぼ直交する方向で軸筒
部270cに突設され、その軸筒部270cにワッシャ
ー276を介して円柱状のレバー軸271が挿通されて
固定レバー270がレバー軸271に対して回動自在に
軸支される。レバー軸271には、上記固定レバー27
0が挿通されると共に、該固定レバー270を下方に向
けて付勢する弾性部材としてのスプリング272が介装
され、スプリング272が介装された先端部にナット2
73が螺着されてスプリング272及び固定レバー27
0が抜けないようになっている。また、レバー軸271
の後端には、レバー軸271から外側に突出するように
板状の係合端片274が固着されている。なお、弾性部
材としてスプリング272に限らず、ゴムや合成樹脂、
あるいは各種形状のバネであっても良い。
【0080】一方、固定レバー取付用穴74の穴形状
は、図30(B)に示すように、前記係合端片274を
含むレバー軸271を貫通支持する形状で穿設されると
共に、その後端面にレバー軸271を挿通して回転した
ときに係合端片274のレバー軸271から外側に突出
する部分を挟持係合する高低差のある係合突起74a,
74bが形成されている。つまり、係合突起74a,7
4bによってはさまれる部分が係合凹部74cとなって
いる。
【0081】上記のように構成される固定レバー取付用
穴74と固定レバー270とにおいて、固定レバー27
0を固定レバー取付用穴74に取り付けるには、図31
に示すように、まず、(A)に示すように、ロボットの
アタッチメントである装着工具275でナット273部
分を挟持して、レバー軸271及び係合端片274を固
定レバー取付用穴74の挿通形状に合わせて挿通する。
なお、この装着工具275は、手動による工具でも良
い。次いで、(B)に示すように、スプリング272を
縮ませる程の力でレバー軸271を押圧すると、係合端
片274が固定レバー取付用穴74の後端面に突出した
状態となり、しかも、低い方の係合突起74bよりも突
出する一方、高い方の係合突起74aより突出しない状
態となっている。この状態では、一方の回転方向にしか
レバー軸271を回転させることができない。しかし
て、(C)に示すように、その押圧した状態のままレバ
ー軸271の回転が許容される方向に装着工具275を
回転できない位置まで回転し(図示の場合には、90
度)、その後、(D)に示すように、装着工具275の
ナット273部分の挟持状態を解放することにより、ス
プリング272の付勢力で固定レバー270が取付用穴
74に装着された状態となる。
【0082】固定レバー270が固定レバー取付用穴7
4に取り付けられた状態においては、操作レバー部27
0bを操作することにより、押圧部270aが遊技盤5
の裏面を押圧する状態と押圧しない状態とに変更するこ
とができる。また、ナット273の回動によりスプリン
グ272による固定レバー270の遊技盤5への押圧力
を調節することができる。
【0083】本実施形態においては、上記のように構成
することにより、レバー軸271が設けられる枠基体3
には、固定レバー取付用穴74を形成するだけでよいた
め、従来のようなインサート成型に比較して成型時に手
間がかかることがない。また、従来は、製造ライン等で
の組み立て時にワッシャー,固定レバー,スプリングを
通した後にナットを締めるので作業時間がかかっていた
が、本実施形態では、予め固定レバー270やスプリン
グ272等を組み付けたレバー軸271を固定レバー取
付用穴74に貫通させて一方向に回転せしめて係合端片
274を係合突起74a,74bに挟持係合させるだけ
の簡単な作業で正確に取り付けることができる。 (11)カードユニット 最後に、上記した弾球遊技機1に隣接されるカードユニ
ット13の構成について図1を参照して説明する。前述
したように、前記上皿7には、その上面にカードユニッ
ト13を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作部
が設けられている。しかして、カードユニット13は、
使用可能状態であるか否かを表示する稼働表示器380
と、カード内に記録された残額情報に端数(100円未
満の数)が存在する場合にその端数を前記残高表示器2
60に表示させるための端数表示スイッチ381と、当
該カードユニット13がいずれの側の弾球遊技機1に対
応しているか否かを表示する連結台方向表示器382
と、カードがカードユニット13内に投入中であること
を表示するカード挿入中表示器383と、記録媒体とし
ての磁気カードを挿入するカード挿入・排出口384と
が設けられている。そして、このように構成されるカー
ドユニット13は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、上皿7に設けられる前記自動玉貸選択ス
イッチ257,玉貸スイッチ258、返却スイッチ25
9、及び残高表示器260や、前記賞球玉貸制御基板2
7とを接続する必要があるため弾球遊技機1の裏面に設
けられる機構板12には、カードユニット中継基板28
(図4参照)が設けられており、該カードユニット中継
基板28にカードユニット13のコネクタから延設され
る配線が接続されている。なお、カードユニット13を
弾球遊技機1に内蔵しても良い。
【0084】以上、実施形態に係る弾球遊技機1の構
成、作用について図面を参照して説明してきたが、上記
説明中で特に引用しなかった図32乃至図34は、図3
2は、図1のB−B線で切断した断面図であり、図33
は、図1のC−C線で切断した断面図であり、図34
は、図1のD−D線で切断した断面図である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、レバー軸の後端に該レバー軸か
ら外側に突出するように板状の係合端片を固着する一
方、枠基体には、前記係合端片を含むレバー軸を貫通支
持する固定レバー取付用穴を形成すると共に、その取付
用穴の後端面に前記レバー軸を挿通して回転したときに
前記係合端片と挟持係合する係合突起を形成したので、
レバー軸が設けられる枠基体には、固定レバー取付用穴
を形成するだけでよいため、成型時に手間がかかること
がなく、一方、レバー軸を枠基体に装着するには、予め
固定レバーが装着されたレバー軸を固定レバー取付用穴
に貫通させて一方向に回転せしめて係合端片を係合突起
に挟持係合させるだけの簡単な作業で正確に取り付ける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】枠基体及び透明板保持枠を開放した状態の弾球
遊技機の斜視図である。
【図3】枠基体の前面側に取り付けられる各種の構成要
素を分離して示す斜視図である。
【図4】枠基体の裏面側の構成を示す背面図である。
【図5】ターミナルボックス基板と電飾基板の各配線状
態の概略を示す概略回路図である。
【図6】メイン基板の賞球関係の配線を示した概略回路
図である。
【図7】賞球玉貸制御基板とタッチ制御回路基板の各配
線状態の概略を示す概略回路図である。
【図8】枠基体の正面から見た斜視図である。
【図9】枠基体の正面図である。
【図10】枠基体の裏面から見た斜視図である。
【図11】枠基体の背面図である。
【図12】枠基体に一部の部品を装着した状態の背面図
である。
【図13】検出器取付穴への検出器の取付構造を示す斜
視図である。
【図14】枠基体の平板部と側方カバー部材,下皿及び
操作ハンドルセットとの関係を示す斜視図である。
【図15】枠基体の平板部と側方カバー部材の取り付け
状態を示す斜視図と断面図(図1のE−E線で切断した
断面図)である。
【図16】下皿の分解斜視図である。
【図17】図1のG−G線で切断した灰皿部分の断面図
である。
【図18】灰皿の灰を取り出す動作を示す断面図であ
る。
【図19】上皿の分解斜視図である。
【図20】上皿の主要構成部材である皿部材の分解斜視
図である。
【図21】図1のF−F線で切断した上皿の断面図であ
る。
【図22】透明板保持枠の正面から見た分解斜視図であ
る。
【図23】透明板保持枠の正面図である。
【図24】透明板保持枠の背面図である。
【図25】一部の部品を取り外した状態の透明板保持枠
の背面図である。
【図26】図25のH−H線で切断した断面図である。
【図27】スピーカの取付状態を示す斜視図である。
【図28】スピーカの異なる取付状態を示す側面図であ
る。
【図29】透明板保持枠と隣接して設けられる玉貸機と
の関係を示す説明図である。
【図30】図1のA−A線で切断した固定レバー取付用
穴部分の断面図である。
【図31】固定レバーの取付順序を示す断面図である。
【図32】図1のB−B線で切断した断面図である。
【図33】図1のC−C線で切断した断面図である。
【図34】図1のD−D線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 2 外枠 3 枠基体 4 透明板保持枠 5 遊技盤 6 セットガラス板 7 上皿 8 下皿 9 操作ハンドルセット 10 施錠装置 11 発射装置 12 機構板 13 カードユニット 41 遊技盤収納部 72 干渉回避凹部(スピーカ収納部) 74 固定レバー取付用穴 74a,74b 係合突起 74c 係合凹部 270 固定レバー 270a 押圧部 270b 操作レバー部 270c 軸筒部 271 レバー軸 272 スプリング 273 ナット 274 係合端片 275 装着工具 292 配線収納金具(配線処理部) 293〜295 補強金属板 305 ガラス板(透明板) 309 位置決めボス 309a 突子 310 取付ボス 310a 取付穴 311 配線収納リブ(配線処理部) 314 係合溝突起 315 取付ボス 316 スピーカ 317 スピーカ取付板 318 取付穴 319 ビス 320 配線 321 コネクタ 322 延長配線 323 スピーカカバー(スピーカ装飾部材) 324 LED基板 325 LEDカバー(照明装飾部材) 326〜328 ランプ基板 329 ランプカバー(照明装飾部材) 330a,330b,331a,331b ランプカバ
ー(照明装飾部材) 336,337 基板カバー(配線処理部) 350 補強自由空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その裏面に遊技盤を収納する遊技盤収納
    部が形成されると共に該遊技盤収納部の周縁の適宜箇所
    に前記遊技盤の裏面を押圧する固定レバーを回転自在に
    軸支するレバー軸が設けられる枠基体を備えた弾球遊技
    機において、 前記レバー軸の後端に該レバー軸から外側に突出するよ
    うに板状の係合端片を固着する一方、 前記枠基体には、前記係合端片を含むレバー軸を貫通支
    持する固定レバー取付用穴を形成すると共に、その取付
    用穴の後端面に前記レバー軸を挿通して回転したときに
    前記係合端片と挟持係合する係合突起を形成したことを
    特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記レバー軸には、前記固定レバーを遊
    技盤方向に向けて付勢する弾性部材を介装したことを特
    徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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