JP2006230017A - 分周回路およびデジタルpll回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力信号に生じるジッタ量を抑えることができる分周回路を提供する。
【解決手段】直列に接続されたD−FF7,9,11を、入力信号S0を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号S21によって選択された分周比で入力信号S0を分周して第1の分周信号S7を生成する回路モジュール3と、直列に接続されたD−FF47,49,51,53を、第1の分周信号S7を基準クロック信号として駆動し、当該直列に接続されたD−FFの段数に応じた分周比である8分周で、第1の分周信号S7を分周して出力信号S57を生成する回路モジュール45と、回路モジュール45のD−FFの出力および4/5選択信号S24に基づいて、分周比決定信号S21を生成するOR回路55とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】直列に接続されたD−FF7,9,11を、入力信号S0を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号S21によって選択された分周比で入力信号S0を分周して第1の分周信号S7を生成する回路モジュール3と、直列に接続されたD−FF47,49,51,53を、第1の分周信号S7を基準クロック信号として駆動し、当該直列に接続されたD−FFの段数に応じた分周比である8分周で、第1の分周信号S7を分周して出力信号S57を生成する回路モジュール45と、回路モジュール45のD−FFの出力および4/5選択信号S24に基づいて、分周比決定信号S21を生成するOR回路55とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、分周回路およびデジタルPLL(Phase Locked Loop) 回路に関する。
図11は、一般的なプログラマブルなデジタルPLL回路6のブロック図である。
図11に示すように、デジタルPLL回路6は、例えば、位相比較器2、デジタルカウンタ8、周波数逓倍器4および分周器5により構成されている。
位相比較器2は、周波数fref の基準クロック信号と分周器5からの発信出力f5との位相を比較し、比較結果に応じたアップ/ダウン信号をデジタルカウンタ8に出力する。例えば、基準クロック信号に対して発信出力f5の周波数が低い場合にはアップ信号をデジタルカウンタ8に出力し、その逆の場合にはダウン信号をデジタルカウンタ8に出力する。
デジタルカウンタ8は、位相比較器2からのアップ/ダウン信号に基づき、カウント値を最下位ビットから最上位ビットに向かってアップおよびダウンし、nビットのカウント値S3を周波数逓倍器4に出力する。
図11に示すように、デジタルPLL回路6は、例えば、位相比較器2、デジタルカウンタ8、周波数逓倍器4および分周器5により構成されている。
位相比較器2は、周波数fref の基準クロック信号と分周器5からの発信出力f5との位相を比較し、比較結果に応じたアップ/ダウン信号をデジタルカウンタ8に出力する。例えば、基準クロック信号に対して発信出力f5の周波数が低い場合にはアップ信号をデジタルカウンタ8に出力し、その逆の場合にはダウン信号をデジタルカウンタ8に出力する。
デジタルカウンタ8は、位相比較器2からのアップ/ダウン信号に基づき、カウント値を最下位ビットから最上位ビットに向かってアップおよびダウンし、nビットのカウント値S3を周波数逓倍器4に出力する。
周波数逓倍器4は、電圧制御発振器(VCO)と同様な機能を有し、入力されたカウント値S3により発振周波数を決定し、最終的に周波数f0 の目標クロックS4を出力する。
分周器5は、周波数逓倍器4からの出力信号S4を分周した発振出力f5を位相比較器2に出力する。
図11に示すデジタルPLL回路6においては、図12に示すように、ロック状態に達するまで、デジタルカウンタ8をnビットカウンタとした場合には、最大2n /fref の動作時間を要する。
分周器5は、周波数逓倍器4からの出力信号S4を分周した発振出力f5を位相比較器2に出力する。
図11に示すデジタルPLL回路6においては、図12に示すように、ロック状態に達するまで、デジタルカウンタ8をnビットカウンタとした場合には、最大2n /fref の動作時間を要する。
デジタルPLL回路6では、デジタルカウンタ8は、32分周および33分周を選択して行う32/33分周器を組み込んでおり、この32/33分周器を用いてカウントダウンおよびカウントアップを行う。
図13は、図11に示すデジタルカウンタ8に組み込まれた従来の分周器1の回路図である。
図2および図3において、(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)は、それぞれ図13に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートである。
ここで、図2は図13に示す4/5選択信号S24がハイレベルの場合(回路モジュール3において4分周が選択された場合)のタイミングチャートであり、図3は図13に示す4/5選択信号S24がローレベルの場合(回路モジュール3において5分周が選択された場合)のタイミングチャートである。
図2および図3において、(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)は、それぞれ図13に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートである。
ここで、図2は図13に示す4/5選択信号S24がハイレベルの場合(回路モジュール3において4分周が選択された場合)のタイミングチャートであり、図3は図13に示す4/5選択信号S24がローレベルの場合(回路モジュール3において5分周が選択された場合)のタイミングチャートである。
分周器1は、4/5選択信号S24に応じて、32分周および33分周のうち何れか一方の分周比で入力信号S0を分周する。
図13に示すように、分周器1は、回路モジュール3および5から構成される。
回路モジュール3は、D型フリップフロップ(D−FF)7,9,11、AND回路13およびOR回路14から構成される。
D−FF7,9,11は、入力信号S0を基準クロックとして駆動される。
回路モジュール3は、回路モジュール5から入力した図2(J)および図3(J)に示す分周比決定信号S21に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周で分周し、この分周した信号S7を、D−FF7のQ ̄端子から回路モジュール5に出力する。具体的には、分周比決定信号S21がハイレベルのときに入力信号S0を5分周した図3(B)に示す信号S7を生成し、分周比決定信号S21がローレベルのときに入力信号S0を4分周した図2(B)に示す信号S7を生成する。
図13に示すように、分周器1は、回路モジュール3および5から構成される。
回路モジュール3は、D型フリップフロップ(D−FF)7,9,11、AND回路13およびOR回路14から構成される。
D−FF7,9,11は、入力信号S0を基準クロックとして駆動される。
回路モジュール3は、回路モジュール5から入力した図2(J)および図3(J)に示す分周比決定信号S21に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周で分周し、この分周した信号S7を、D−FF7のQ ̄端子から回路モジュール5に出力する。具体的には、分周比決定信号S21がハイレベルのときに入力信号S0を5分周した図3(B)に示す信号S7を生成し、分周比決定信号S21がローレベルのときに入力信号S0を4分周した図2(B)に示す信号S7を生成する。
また、回路モジュール5は、D−FF15,17,19、4入力のNOR回路21およびバッファ23から構成される。
回路モジュール5では、D−FF15のCLK端子が、回路モジュール3のD−FF7のQ ̄端子と接続され、D−FF15のQ端子とD−FF17のCLK端子とが接続され、D−FF17のQ端子とD−FF19のCLK端子とが接続されている。また、D−FF15,17,19において、D端子とQ ̄端子とが接続されている。
ここで、D−FF15,17,19が直列に接続されており、1つのD−FFで2分周が実現されるので、信号S7を8(=23 )分周した図2(N)および図3(N)に示す信号S19がD−FF19のQ端子から出力される。
この信号S19は、バッファ23を介して、出力信号S1として出力される。 また、D−FF15のQ端子からは信号S7を2(=21 )分周した図2(L)および図3(L)に示す信号S15が出力され、D−FF17のQ端子からは信号S7を4(=22 )分周した図2(M)および図3(M)に示す信号S17が出力される。
回路モジュール5では、D−FF15のCLK端子が、回路モジュール3のD−FF7のQ ̄端子と接続され、D−FF15のQ端子とD−FF17のCLK端子とが接続され、D−FF17のQ端子とD−FF19のCLK端子とが接続されている。また、D−FF15,17,19において、D端子とQ ̄端子とが接続されている。
ここで、D−FF15,17,19が直列に接続されており、1つのD−FFで2分周が実現されるので、信号S7を8(=23 )分周した図2(N)および図3(N)に示す信号S19がD−FF19のQ端子から出力される。
この信号S19は、バッファ23を介して、出力信号S1として出力される。 また、D−FF15のQ端子からは信号S7を2(=21 )分周した図2(L)および図3(L)に示す信号S15が出力され、D−FF17のQ端子からは信号S7を4(=22 )分周した図2(M)および図3(M)に示す信号S17が出力される。
NOR回路21は、D−FF15,17,19のQ端子からの信号S15,S17,S19と、4/5選択信号S24との4つの信号を入力し、それらのNOR演算結果を分周比決定信号S21として回路モジュール3のAND回路13に出力する。 ここで、分周比決定信号S21は、図2(J)および図3(J)に示すように、信号S15,S17,S19および4/5選択信号S24の全てがローレベルのときにハイレベルとなり、それ以外のときにローレベルとなる。
分周器1では、32分周を行う場合には、4/5選択信号S24をハイレベルに保持し、入力信号S0を4分周した信号S7を、回路モジュール5において8分周することで、入力信号S0を32分周した出力信号S1を生成する。
一方、分周器1では、33分周を行う場合には、回路モジュール3を、信号S7の8周期のうち7周期だけ4分周器として機能させ、8周期のうち1周期だけ5分周器として機能させる。これにより、(4×7/8+5×1/8)×8であるため、分周器1において、入力信号S0を33分周した出力信号S1が生成される。
一方、分周器1では、33分周を行う場合には、回路モジュール3を、信号S7の8周期のうち7周期だけ4分周器として機能させ、8周期のうち1周期だけ5分周器として機能させる。これにより、(4×7/8+5×1/8)×8であるため、分周器1において、入力信号S0を33分周した出力信号S1が生成される。
ところで、携帯電話などの通信分野で用いられるPLL回路は、ローカル周波数が1GHz以上の高周波帯域を持つことから、分周器は、主に、MOSロジックではなく、バイポーラで構成される。
また、このような通信分野で用いられるPLL回路の電源電圧は3Vが主流であり、1つのD−FFの基本型は、図14に示す回路構成になっている。
すなわち、D−FFは、差動増幅回路200,201 ,ECL回路202,203およびラッチ回路204,205によって構成される。
差動増幅回路200は、npn型のトランジスタQ1 ,Q2 のエミッタを結合し、その結合点に定電流源I0 が設けられている。差動増幅回路201は、npn型のトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタを結合し、その結合点に定電流源I1
が設けられている。
ECL回路202は、相互にエミッタを結合したnpn型のトランジスタQ5
,Q6 によって構成される。ECL回路203は、相互にエミッタを結合したnpn型のトランジスタQ9 ,Q10によって構成される。
ラッチ回路204は、相互にコレクタとベースおよびエミッタ相互間を結合したnpn型のトランジスタQ7 、Q8 によって構成される。ラッチ回路205は、相互にコレクタとベースおよびエミッタ相互間を結合したnpn型のトランジスタQ11、Q12によって構成される。
この回路構成では、D−FFの出力振幅は、約0.3V以下しか得られず、スルーレートを良くするには、負荷抵抗を小さくする必要がある。
しかしながら、近年の携帯電話では、通話可能時間の長時間化が要望されており、前述したように負荷抵抗を小さくすると、消費電流が増大し、消費電力が増大してしまう。
また、スルーレートが悪いと、バイポーラECLロジックの出力のジッターが増大し、PLL回路のVCO出力信号のノイズが悪化し、最終的には、デジタル通信信号のビットエラーレートが悪くなる。
また、このような通信分野で用いられるPLL回路の電源電圧は3Vが主流であり、1つのD−FFの基本型は、図14に示す回路構成になっている。
すなわち、D−FFは、差動増幅回路200,201 ,ECL回路202,203およびラッチ回路204,205によって構成される。
差動増幅回路200は、npn型のトランジスタQ1 ,Q2 のエミッタを結合し、その結合点に定電流源I0 が設けられている。差動増幅回路201は、npn型のトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタを結合し、その結合点に定電流源I1
が設けられている。
ECL回路202は、相互にエミッタを結合したnpn型のトランジスタQ5
,Q6 によって構成される。ECL回路203は、相互にエミッタを結合したnpn型のトランジスタQ9 ,Q10によって構成される。
ラッチ回路204は、相互にコレクタとベースおよびエミッタ相互間を結合したnpn型のトランジスタQ7 、Q8 によって構成される。ラッチ回路205は、相互にコレクタとベースおよびエミッタ相互間を結合したnpn型のトランジスタQ11、Q12によって構成される。
この回路構成では、D−FFの出力振幅は、約0.3V以下しか得られず、スルーレートを良くするには、負荷抵抗を小さくする必要がある。
しかしながら、近年の携帯電話では、通話可能時間の長時間化が要望されており、前述したように負荷抵抗を小さくすると、消費電流が増大し、消費電力が増大してしまう。
また、スルーレートが悪いと、バイポーラECLロジックの出力のジッターが増大し、PLL回路のVCO出力信号のノイズが悪化し、最終的には、デジタル通信信号のビットエラーレートが悪くなる。
例えば、図14のD−FFでは、D端子からの入力信号によって生成されるE入力信号およびF入力信号の波形が図15(A)で示される場合には、出力信号G,Hには、図15(B)に示すジッタ量ΔXが生じる。
ところで、図13に示す分周器1では、回路モジュール5において、D−FF15,17,19が非同期方式で直列に接続されている。
従って、D−FF15において生じたジッタがD−FF17,19に伝達され、最終段のD−FF19から出力される出力信号G,Hには、図15(C)に示すように、ジッタ量ΔXの3倍のジッタ量ΔYが生じてしまう。
そのため、図13に示す分周器1では、最終的に得られる出力信号S1のジッタ量が大きくなり、分周器1をPLL回路に用いると、PLL回路のVCO出力信号のフェイズノイズが悪化し、最終的には、デジタル通信信号のビットエラーレートが悪くなる。
ところで、図13に示す分周器1では、回路モジュール5において、D−FF15,17,19が非同期方式で直列に接続されている。
従って、D−FF15において生じたジッタがD−FF17,19に伝達され、最終段のD−FF19から出力される出力信号G,Hには、図15(C)に示すように、ジッタ量ΔXの3倍のジッタ量ΔYが生じてしまう。
そのため、図13に示す分周器1では、最終的に得られる出力信号S1のジッタ量が大きくなり、分周器1をPLL回路に用いると、PLL回路のVCO出力信号のフェイズノイズが悪化し、最終的には、デジタル通信信号のビットエラーレートが悪くなる。
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、出力信号に生じるジッタ量を抑えることができる分周回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、フェイズノイズを低減できるPLL回路を提供することを目的とする。
また、本発明は、フェイズノイズを低減できるPLL回路を提供することを目的とする。
本発明の分周回路は、直列に接続された複数の第1の記憶回路を、入力信号を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号によって選択された分周比で入力信号を分周して第1の分周信号を生成する第1の分周回路と、直列に接続された複数の第2の記憶回路の基準クロック端子に基準クロック信号として前記第1の分周信号を入力して当該複数の第2の記憶回路を駆動し、当該直列に接続された複数の第2の記憶回路の段数に応じた分周比で、前記第1の分周信号を分周して出力信号を生成する第2の分周回路と、前記第2の分周回路の第2の記憶回路の出力と分周比選択信号とに基づいて、前記分周比決定信号を生成する分周比決定手段とを有する。前記第1の分周回路は、1段目の前記第1の記憶回路の反転出力を2段目の前記第1の記憶回路に入力し、前記2段目の第1の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路に順次に出力し、前記分周比決定信号に基づいて、第1の分周比で分周を行うときに最終段の前記第1の記憶回路の出力と当該最終段以外の前記第1の記憶回路の出力との論理和に相当する信号を1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックし、第2の分周比で分周を行うときに、最終段以外の前記第1の記憶回路の出力を前記1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックするように駆動され、前記1段目の第1の記憶回路の反転出力を前記第1の分周信号とする。前記第2の分周回路は、前記第1の分周信号に基づいて駆動される前記複数の第2の記憶回路を、1段目の前記第2の記憶回路の反転出力を2段目の前記第2の記憶回路が入力し、3段目以降は、前段の前記第2の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路が入力し、最終段の前記第2の記憶回路の出力を1段目の前記第2の記憶回路が入力するように接続しており、最終段の前記第2の記憶回路の出力を前記第2の分周信号とする。更に、前記第2の分周回路は、前記最終段の記憶回路より出力される前記第2の分周信号を入力し、前記入力信号を基準クロック信号として駆動し、前記第2の分周信号を前記入力信号に同期した信号に波形整形して出力する記憶回路を含む。
本発明のデジタルPLL回路は、周波数逓倍手段からの出力信号を分周した発振出力を生成する分周器と、基準信号と前記分周器からの発振出力との位相を比較する位相比較手段と、前記位相比較手段の比較結果に基づいて、分周回路を用いてカウントを行うデジタルカウンタと、前記デジタルカウンタのカウント結果に基づいて、発振周波数を決定して出力信号を生成し、最終的に、目標周波数の出力信号を生成する周波数逓倍手段とを有する。前記デジタルカウンタの分周回路は、直列に接続された複数の第1の記憶回路を、入力信号を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号によって選択された分周比で入力信号を分周して第1の分周信号を生成する第1の分周回路と、直列に接続された複数の第2の記憶回路の基準クロック端子に基準クロック信号として前記第1の分周信号を入力して当該複数の第2の記憶回路を駆動し、当該直列に接続された複数の第2の記憶回路の段数に応じた分周比で、前記第1の分周信号を分周して出力信号を生成する第2の分周回路と、前記第2の分周回路の第2の記憶回路の出力と分周比選択信号とに基づいて、前記分周比決定信号を生成する分周比決定手段とを有する。前記第1の分周回路は、1段目の前記第1の記憶回路の反転出力を2段目の前記第1の記憶回路に入力し、前記2段目の第1の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路に順次に出力し、前記分周比決定信号に基づいて、第1の分周比で分周を行うときに最終段の前記第1の記憶回路の出力と当該最終段以外の前記第1の記憶回路の出力との論理和に相当する信号を1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックし、第2の分周比で分周を行うときに、最終段以外の前記第1の記憶回路の出力を前記1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックするように駆動され、前記1段目の第1の記憶回路の反転出力を前記第1の分周信号とする。前記第2の分周回路は、前記第1の分周信号に基づいて駆動される前記複数の第2の記憶回路を、1段目の前記第2の記憶回路の反転出力を2段目の前記第2の記憶回路が入力し、3段目以降は、前段の前記第2の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路が入力し、最終段の前記第2の記憶回路の出力を1段目の前記第2の記憶回路が入力するように接続しており、最終段の前記第2の記憶回路の出力を前記第2の分周信号とする。更に、前記第2の分周回路は、前記最終段の記憶回路より出力される前記第2の分周信号を入力し、前記入力信号を基準クロック信号として駆動し、前記第2の分周信号を前記入力信号に同期した信号に波形整形して出力する記憶回路を含む。
本発明の分周回路によれば、複数の分周比のうち1の分周比を選択的して、入力信号を分周できる。
また、本発明の分周回路では、第2の分周回路の複数の記憶回路は、第1の分周信号を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段の記憶回路で生じたジッタが後段の記憶回路に伝達されることはなく、最終段の記憶回路の出力信号のジッタ量を大幅に削減できる。
本発明のデジタルPLL回路によれば、デジタルカウンタに上述した分周回路を組み込むことで、フェイズノイズの影響を抑制でき、例えばデジタル通信信号のビットエラーレートを改善できる。
また、本発明の分周回路では、第2の分周回路の複数の記憶回路は、第1の分周信号を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段の記憶回路で生じたジッタが後段の記憶回路に伝達されることはなく、最終段の記憶回路の出力信号のジッタ量を大幅に削減できる。
本発明のデジタルPLL回路によれば、デジタルカウンタに上述した分周回路を組み込むことで、フェイズノイズの影響を抑制でき、例えばデジタル通信信号のビットエラーレートを改善できる。
以下、本発明の実施形態に係わるデジタルPLL回路および分周器について説明する。
第1実施形態
図1は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器41の回路図である。
分周器41は、図11に示すデジタルPLL回路のデジタルカウンタ8に組み込まれる。
図2および図3において、(F),(G),(H),(I)は、それぞれ図1に示す信号S49、信号S51、信号S53、信号S47のタイミングチャートである。
ここで、図2は図1に示す4/5選択信号S24がハイレベルの場合(回路モジュール3において4分周が選択された場合)のタイミングチャートであり、図3は図1に示す4/5選択信号S24がローレベルの場合(回路モジュール3において5分周が選択された場合)のタイミングチャートである。
第1実施形態
図1は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器41の回路図である。
分周器41は、図11に示すデジタルPLL回路のデジタルカウンタ8に組み込まれる。
図2および図3において、(F),(G),(H),(I)は、それぞれ図1に示す信号S49、信号S51、信号S53、信号S47のタイミングチャートである。
ここで、図2は図1に示す4/5選択信号S24がハイレベルの場合(回路モジュール3において4分周が選択された場合)のタイミングチャートであり、図3は図1に示す4/5選択信号S24がローレベルの場合(回路モジュール3において5分周が選択された場合)のタイミングチャートである。
図1に示すように、分周器41は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール45によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図13に示す従来の分周器1の回路モジュール3と同じである。
従って、図1に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートは、前述した分周器1と同様に、図2および図3の(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)のようになる。
ここで、回路モジュール3は、前述した図13に示す従来の分周器1の回路モジュール3と同じである。
従って、図1に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートは、前述した分周器1と同様に、図2および図3の(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)のようになる。
以下、図1に示す回路モジュール45について詳細に説明する。
回路モジュール45は、D−FF47,49,51,53、分周比決定手段としての5入力のNOR回路55およびバッファ57から構成される。
D−FF47のQ ̄端子はD−FF49のD端子に接続され、D−FF49のQ端子はD−FF51のD端子に接続され、D−FF51のQ端子はD−FF53のD端子に接続され、D−FF53のQ端子はD−FF47のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF47の出力が、D−FF49,51,53に順に伝達され、D−FF53の出力がD−FF47の入力にフィードバックされる構成になっている。
回路モジュール45は、D−FF47,49,51,53、分周比決定手段としての5入力のNOR回路55およびバッファ57から構成される。
D−FF47のQ ̄端子はD−FF49のD端子に接続され、D−FF49のQ端子はD−FF51のD端子に接続され、D−FF51のQ端子はD−FF53のD端子に接続され、D−FF53のQ端子はD−FF47のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF47の出力が、D−FF49,51,53に順に伝達され、D−FF53の出力がD−FF47の入力にフィードバックされる構成になっている。
また、D−FF47,49,51,53のCLK端子は、回路モジュール3のD−FF7のQ ̄端子に接続され、信号S7に同期して駆動される。
ここで、図2(F)〜(I)に示すように、例えば、D−FF53のQ端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×4(D−FF47,49,51,53の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF53のQ端子にフィードバックされる。従って、信号S47,S47 ̄,S49,S51,S53は、信号S7を8分周した信号になる。
ここで、図2(F)〜(I)に示すように、例えば、D−FF53のQ端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×4(D−FF47,49,51,53の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF53のQ端子にフィードバックされる。従って、信号S47,S47 ̄,S49,S51,S53は、信号S7を8分周した信号になる。
NOR回路55には、D−FF47,49,51,53のQ端子からの信号S47,S49,S51,S53と、4/5選択信号S24とが入力され、これらのNOR演算結果が、分周比決定信号S21として回路モジュール3に出力される。
ここで、分周比決定信号S21の波形は、図28(J)および図3(J)で示され、前述した分周器1のNOR回路21から出力される分周比決定信号S21と同じである。
ここで、分周比決定信号S21の波形は、図28(J)および図3(J)で示され、前述した分周器1のNOR回路21から出力される分周比決定信号S21と同じである。
4/5選択信号S24は、図4に示すように、スワローカウンタ59から出力される。
スワローカウンタ59は、図5(A)に示す4/5選択信号S24を回路モジュール45に出力し、それに応じて、回路モジュール45から、図5(B)に示すように、4/5選択信号S24がローレベルの間に入力信号S0を33分周し、4/5選択信号S24がハイレベルの間に入力信号S0を32分周した出力信号S57を入力する。
図5(B)に示すように、出力信号S57は、入力信号S0を33分周した信号を3周期分含み、入力信号S0を32分周した信号を38周期分含む。
スワローカウンタ59は、出力信号S57に含まれるパルスをカウントすることで、カウント値1315(33×3+32×38)をカウントする。
スワローカウンタ59は、図5(A)に示す4/5選択信号S24を回路モジュール45に出力し、それに応じて、回路モジュール45から、図5(B)に示すように、4/5選択信号S24がローレベルの間に入力信号S0を33分周し、4/5選択信号S24がハイレベルの間に入力信号S0を32分周した出力信号S57を入力する。
図5(B)に示すように、出力信号S57は、入力信号S0を33分周した信号を3周期分含み、入力信号S0を32分周した信号を38周期分含む。
スワローカウンタ59は、出力信号S57に含まれるパルスをカウントすることで、カウント値1315(33×3+32×38)をカウントする。
次に、図1に示す分周器41の動作について説明する。
先ず、分周器41が32分周器として機能する場合の動作を図2を参照しながら説明する。
この場合には、図2に示すように、4/5選択信号S24はハイレベルを保持していおり、図2(J)に示すように、分周比決定信号S21はローレベルを保持する。従って、信号S13もローレベルを保持し、D−FF9のQ端子から出力された図2(C)に示す信号9は、そのまま図2(E)に示す信号S14としてD−FF7のD端子に出力される。
そのため、例えば、D−FF7のD端子のレベル変化の影響は、入力信号S0の1周期×2(D−FF7,9の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF7のD端子にフィードバックされる。従って、図2(B),(C),(E)に示すように、信号S7,S9,S14は、図2(A)に示す入力信号S0を4分周した信号になる。
先ず、分周器41が32分周器として機能する場合の動作を図2を参照しながら説明する。
この場合には、図2に示すように、4/5選択信号S24はハイレベルを保持していおり、図2(J)に示すように、分周比決定信号S21はローレベルを保持する。従って、信号S13もローレベルを保持し、D−FF9のQ端子から出力された図2(C)に示す信号9は、そのまま図2(E)に示す信号S14としてD−FF7のD端子に出力される。
そのため、例えば、D−FF7のD端子のレベル変化の影響は、入力信号S0の1周期×2(D−FF7,9の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF7のD端子にフィードバックされる。従って、図2(B),(C),(E)に示すように、信号S7,S9,S14は、図2(A)に示す入力信号S0を4分周した信号になる。
そして、信号S7は、D−FF47のCLK端子に入力される。ここで、前述したように、図2(I),(F),(G),(H)に示すように、信号S47,S47 ̄,S49,S51,S53は、信号S7を8分周した信号、すなわち、入力信号S0を32(=4×8)分周した信号になる。
そして、信号S53が、バッファ57を介して、出力信号S57として出力される。
ここで、出力信号S57も、入力信号S0を32分周した信号になっている。
そして、信号S53が、バッファ57を介して、出力信号S57として出力される。
ここで、出力信号S57も、入力信号S0を32分周した信号になっている。
次に、分周器41が33分周器として機能する場合の動作を図3を参照しながら説明する。
この場合には、図3に示すように、4/5選択信号S24はローレベルを保持しており、図3(J)に示すように、分周比決定信号S21は、信号S47,S49,S51およびS53に応じてローレベルあるいはハイレベルとなる。従って、AND回路13は、分周比決定信号S21がハイレベルのときに、信号S11を信号S13としてOR回路14に出力される。
そして、OR回路14において、信号S13と信号S9とのOR演算が行われ、その演算結果が信号S14としてD−FF7のD端子に出力される。
ここで、信号S11は、信号S9をD−FF11において1クロックサイクル遅延させた信号であるため、分周比決定信号S21がハイレベルの期間に対応して、3クロックサイクルだけハイレベルとなるパルスA1が信号S14に現れる。
また、それに応じて、信号S7にも、3クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA2が現れる。
この場合には、図3に示すように、4/5選択信号S24はローレベルを保持しており、図3(J)に示すように、分周比決定信号S21は、信号S47,S49,S51およびS53に応じてローレベルあるいはハイレベルとなる。従って、AND回路13は、分周比決定信号S21がハイレベルのときに、信号S11を信号S13としてOR回路14に出力される。
そして、OR回路14において、信号S13と信号S9とのOR演算が行われ、その演算結果が信号S14としてD−FF7のD端子に出力される。
ここで、信号S11は、信号S9をD−FF11において1クロックサイクル遅延させた信号であるため、分周比決定信号S21がハイレベルの期間に対応して、3クロックサイクルだけハイレベルとなるパルスA1が信号S14に現れる。
また、それに応じて、信号S7にも、3クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA2が現れる。
そして、信号S7がD−FF47,49,51,53のCLK端子に入力され、信号S7をクロック信号として、D−FF47,49,51,53が駆動される。
ここで、例えば、D−FF47では、信号S47のレベルの切り換わりが、逆向きのレベル切り換えとして、信号S7の4周期後に生じることから、図3(I)に示すように、信号S47がタイミングt1でハイレベルからローレベルに切り換わると、次に、信号S47は、信号S7の4周期後であるタイミングt2でローレベルからハイレベルに切り換わる。このとき、信号S7には、3クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA1があるため、信号S47には、17クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA3が現れる。
ここで、例えば、D−FF47では、信号S47のレベルの切り換わりが、逆向きのレベル切り換えとして、信号S7の4周期後に生じることから、図3(I)に示すように、信号S47がタイミングt1でハイレベルからローレベルに切り換わると、次に、信号S47は、信号S7の4周期後であるタイミングt2でローレベルからハイレベルに切り換わる。このとき、信号S7には、3クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA1があるため、信号S47には、17クロックサイクルだけローレベルとなるパルスA3が現れる。
その後、信号47は、16クロックサイクルだけハイレベルを保持した後に、タイミングt3でハイレベルからローレベルに切り換わる。
すなわち、信号47の周期は33クロックサイクルであり、信号47は、入力信号S0を33分周したものになる。
また、同様に、信号S49,S51,S53も、入力信号S0を33分周したものになる。
そして、信号S53が、バッファ57を介して、出力信号S57として出力される。
ここで、出力信号S57も、入力信号S0を33分周した信号になっている。
すなわち、信号47の周期は33クロックサイクルであり、信号47は、入力信号S0を33分周したものになる。
また、同様に、信号S49,S51,S53も、入力信号S0を33分周したものになる。
そして、信号S53が、バッファ57を介して、出力信号S57として出力される。
ここで、出力信号S57も、入力信号S0を33分周した信号になっている。
また、NOR回路55では、信号S47,S49,S51,S53および4/5選択信号S24のNOR演算が行われ、その演算結果である分周比決定信号S21が生成される。このとき、4/5選択信号S24はローレベルであるため、信号S47,S49,S51,S53の全てがローレベルのときに、分周比決定信号S21はハイレベルとなる。すなわち、図3(J)に示す、タイミングt1,t3,..から、5クロックサイクルの間だけ分周比決定信号S21はハイレベルとなる。
以上説明したように、分周器41によれば、32分周および33分周を選択的に行うことができる。
また、分周器41では、回路モジュール45において、D−FF47,49,51,53が、信号S7を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段のD−FFにおいて生じたジッタが後段のD−FFに伝達されることはなく、出力信号S57のジッタ量を大幅に削減できる。
そのため、分周器41をデジタルカウンタとして組み込んだ本実施形態のデジタルPLL回路によれば、フェイズノイズの影響を抑制でき、例えばデジタル通信信号のビットエラーレートを改善できる。
また、分周器41では、回路モジュール45において、D−FF47,49,51,53が、信号S7を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段のD−FFにおいて生じたジッタが後段のD−FFに伝達されることはなく、出力信号S57のジッタ量を大幅に削減できる。
そのため、分周器41をデジタルカウンタとして組み込んだ本実施形態のデジタルPLL回路によれば、フェイズノイズの影響を抑制でき、例えばデジタル通信信号のビットエラーレートを改善できる。
第2実施形態
図6は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器61の回路図である。
図6に示すように、分周器61は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール65によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図13に示す従来の分周器1の回路モジュール3と同じである。
従って、図1に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートは、分周器1と同様に、図2および図3の(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)のようになる。
図6は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器61の回路図である。
図6に示すように、分周器61は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール65によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図13に示す従来の分周器1の回路モジュール3と同じである。
従って、図1に示す入力信号S0、信号S7、信号S9、信号S11、信号S14、分周比決定信号S21、信号S15、信号S17、信号S19のタイミングチャートは、分周器1と同様に、図2および図3の(A),(B),(C),(D),(E),(J),(L),(M),(N)のようになる。
以下、図1に示す回路モジュール65について詳細に説明する。
図6に示すように、回路モジュール65は、図1に示す回路モジュール45のD−FF53の後段にD−FF62を設けた構成をしている。
すなわち、D−FF53のQ端子がD−FF62のD端子に接続され、D−FF62のQ端子がバッファ63に接続されている。
また、D−FF62のCLK端子には、入力信号S0が入力されている。
図6に示すように、回路モジュール65は、図1に示す回路モジュール45のD−FF53の後段にD−FF62を設けた構成をしている。
すなわち、D−FF53のQ端子がD−FF62のD端子に接続され、D−FF62のQ端子がバッファ63に接続されている。
また、D−FF62のCLK端子には、入力信号S0が入力されている。
回路モジュール65では、図6に示す信号S47,信号S49,信号S51,信号S53のタイミングチャートは、図1に示す分周器41と同様に、図2および図3の(I),(F),(G),(H)のようになる。
信号S53は、D−FF62において、入力信号S0を基準として波形整形され、図2(K)および図3(K)に示すように、入力信号S0の1クロックサイクル分だけ遅延した信号S62となる。信号S62は、バッファ63を介して、出力信号S63として出力される。
以上説明したように、分周器61によれば、32分周あるいは33分周された信号S53を、入力信号S0で波形生成し、入力信号S0と同期した出力信号S63を得ることができる。
但し、分周器61では、D−FF62を追加したことから、図1に示す分周器41に比べて消費電力は大きくなる。
信号S53は、D−FF62において、入力信号S0を基準として波形整形され、図2(K)および図3(K)に示すように、入力信号S0の1クロックサイクル分だけ遅延した信号S62となる。信号S62は、バッファ63を介して、出力信号S63として出力される。
以上説明したように、分周器61によれば、32分周あるいは33分周された信号S53を、入力信号S0で波形生成し、入力信号S0と同期した出力信号S63を得ることができる。
但し、分周器61では、D−FF62を追加したことから、図1に示す分周器41に比べて消費電力は大きくなる。
第3実施形態
図7は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器71の回路図である。
図7に示すように、分周器71は、第1の分周回路としての回路モジュール73および第2の分周回路としての回路モジュール45によって構成される。
ここで、回路モジュール45は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール45と同じである。
以下、回路モジュール73について説明する。
回路モジュール73は、D型フリップフロップ(D−FF)74,76、AND回路75およびOR回路72から構成される。
図7は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器71の回路図である。
図7に示すように、分周器71は、第1の分周回路としての回路モジュール73および第2の分周回路としての回路モジュール45によって構成される。
ここで、回路モジュール45は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール45と同じである。
以下、回路モジュール73について説明する。
回路モジュール73は、D型フリップフロップ(D−FF)74,76、AND回路75およびOR回路72から構成される。
D−FF74,76は、入力信号S0を基準クロックとして駆動される。
D−FF74のQ端子はD−FF76のD端子に接続されている。D−FF74のQ ̄端子は、OR回路72の一方の入力端子と、回路モジュール45のD−FF47,49,51,53のCLK端子と接続されている。
回路モジュール73は、回路モジュール45から入力した図2(J)および図3(J)に示す分周比決定信号S21に基づいて、入力信号S0を2分周あるいは3分周で分周し、この分周した信号S74 ̄を、D−FF74のQ ̄端子から回路モジュール45に出力する。具体的には、分周比決定信号S21がハイレベルのときに、回路モジュール73において入力信号S0を3分周した信号S74 ̄を生成し、回路モジュール45において入力信号S0を17分周した出力信号S57を生成する。
また、分周比決定信号S21がローレベルのときに、回路モジュール73において入力信号S0を2分周した信号S74 ̄を生成し、回路モジュール45において入力信号S0を16分周した出力信号S57を生成する。
D−FF74のQ端子はD−FF76のD端子に接続されている。D−FF74のQ ̄端子は、OR回路72の一方の入力端子と、回路モジュール45のD−FF47,49,51,53のCLK端子と接続されている。
回路モジュール73は、回路モジュール45から入力した図2(J)および図3(J)に示す分周比決定信号S21に基づいて、入力信号S0を2分周あるいは3分周で分周し、この分周した信号S74 ̄を、D−FF74のQ ̄端子から回路モジュール45に出力する。具体的には、分周比決定信号S21がハイレベルのときに、回路モジュール73において入力信号S0を3分周した信号S74 ̄を生成し、回路モジュール45において入力信号S0を17分周した出力信号S57を生成する。
また、分周比決定信号S21がローレベルのときに、回路モジュール73において入力信号S0を2分周した信号S74 ̄を生成し、回路モジュール45において入力信号S0を16分周した出力信号S57を生成する。
第4実施形態
図8は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器81の回路図である。
分周器81は、24分周および25分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図8に示すように、分周器81は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール75によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール3と同じである。
すなわち、回路モジュール3は、分周比決定信号S82に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周した信号S7を生成する。
以下、回路モジュール75について説明する。
回路モジュール75は、D−FF83,84,85、4入力のNOR回路86およびバッファ87から構成される。
D−FF83のQ ̄端子はD−FF84のD端子に接続され、D−FF84のQ端子はD−FF85のD端子に接続され、D−FF85のQ端子はD−FF83のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF83のQ ̄端子の出力が、D−FF84,85の順に伝達され、D−FF85の出力がD−FF83にフィードバックされる構成になっている。
図8は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器81の回路図である。
分周器81は、24分周および25分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図8に示すように、分周器81は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール75によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール3と同じである。
すなわち、回路モジュール3は、分周比決定信号S82に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周した信号S7を生成する。
以下、回路モジュール75について説明する。
回路モジュール75は、D−FF83,84,85、4入力のNOR回路86およびバッファ87から構成される。
D−FF83のQ ̄端子はD−FF84のD端子に接続され、D−FF84のQ端子はD−FF85のD端子に接続され、D−FF85のQ端子はD−FF83のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF83のQ ̄端子の出力が、D−FF84,85の順に伝達され、D−FF85の出力がD−FF83にフィードバックされる構成になっている。
また、D−FF83,84,85のCLK端子は、回路モジュール3のD−FF7のQ ̄端子に接続され、信号S7に同期して駆動される。
ここで、例えば、D−FF83のQ端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×3(D−FF84,85,83の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF83のQ端子にフィードバックされる。従って、信号S83 ̄,S84,S85は、信号S7を6分周した信号になる。
ここで、例えば、D−FF83のQ端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×3(D−FF84,85,83の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF83のQ端子にフィードバックされる。従って、信号S83 ̄,S84,S85は、信号S7を6分周した信号になる。
NOR回路86には、D−FF83,84,85のQ端子からの信号S83,S84,S85と、4/5選択信号S24とが入力され、これらのNOR演算結果が、分周比決定信号S82として回路モジュール3に出力される。
分周器81では、回路モジュール3は、回路モジュール75から入力した分周比決定信号S82に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周で分周し、この分周した信号S7を、D−FF7のQ ̄端子から回路モジュール75に出力する。具体的には、分周比決定信号S82がハイレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を5分周した信号S7を生成し、回路モジュール75において入力信号S0を25分周した出力信号S87を生成する。
また、分周比決定信号S82がローレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を4分周した信号S7を生成し、回路モジュール75において入力信号S0を24分周した出力信号S87を生成する。
また、分周比決定信号S82がローレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を4分周した信号S7を生成し、回路モジュール75において入力信号S0を24分周した出力信号S87を生成する。
以上説明したように、分周器81によれば、入力信号S0を、24分周および25分周の何れか一方を選択して分周することができる。
また、分周器81では、回路モジュール75において、D−FF83,84,85が、信号S7を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段のD−FFにおいて生じたジッタが後段のD−FFに伝達されることはなく、出力信号S57のジッタ量を大幅に削減できる。
また、分周器81では、回路モジュール75において、D−FF83,84,85が、信号S7を基準クロックとして同期して駆動される。そのため、前段のD−FFにおいて生じたジッタが後段のD−FFに伝達されることはなく、出力信号S57のジッタ量を大幅に削減できる。
第5実施形態
図9は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器91の回路図である。
分周器91は、40分周および41分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図9に示すように、分周器91は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール95によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール3と同じである。
すなわち、回路モジュール3は、分周比決定信号S106に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周した信号S7を生成する。
図9は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器91の回路図である。
分周器91は、40分周および41分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図9に示すように、分周器91は、第1の分周回路としての回路モジュール3および第2の分周回路としての回路モジュール95によって構成される。
ここで、回路モジュール3は、前述した図1に示す分周器41の回路モジュール3と同じである。
すなわち、回路モジュール3は、分周比決定信号S106に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周した信号S7を生成する。
以下、回路モジュール95について説明する。
回路モジュール95は、D−FF101,102,103,104,105、6入力のNOR回路106およびバッファ107から構成される。
D−FF101のQ ̄端子はD−FF102のD端子に接続され、D−FF102のQ端子はD−FF103のD端子に接続され、D−FF103のQ端子はD−FF104のD端子に接続され、D−FF104のQ端子はD−FF105のD端子に接続され、D−FF105のQ端子はD−FF101のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF101のQ ̄端子の出力が、D−FF102,103,104,105の順に伝達され、D−FF105の出力がD−FF101の入力にフィードバックされる構成になっている。
回路モジュール95は、D−FF101,102,103,104,105、6入力のNOR回路106およびバッファ107から構成される。
D−FF101のQ ̄端子はD−FF102のD端子に接続され、D−FF102のQ端子はD−FF103のD端子に接続され、D−FF103のQ端子はD−FF104のD端子に接続され、D−FF104のQ端子はD−FF105のD端子に接続され、D−FF105のQ端子はD−FF101のD端子に接続されている。
すなわち、D−FF101のQ ̄端子の出力が、D−FF102,103,104,105の順に伝達され、D−FF105の出力がD−FF101の入力にフィードバックされる構成になっている。
また、D−FF101,102,103,104,105のCLK端子は、回路モジュール3のD−FF7のQ ̄端子に接続され、信号S7に同期して駆動される。
ここで、例えば、D−FF101のQ ̄端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×5(D−FF101〜105の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF101のQ ̄端子にフィードバックされる。従って、信号S101,S101 ̄,S102,S103,S104,S105は、信号S7を10分周した信号になる。
ここで、例えば、D−FF101のQ ̄端子のレベル変化の影響は、信号S7の1周期×5(D−FF101〜105の段数)の時間経過後に、逆向きのレベル変化としてD−FF101のQ ̄端子にフィードバックされる。従って、信号S101,S101 ̄,S102,S103,S104,S105は、信号S7を10分周した信号になる。
NOR回路106には、D−FF101,102,103,104,105のQ端子からの信号S101,S102,S103,S104,S105と、4/5選択信号S24とが入力され、これらのNOR演算結果が、分周比決定信号S106として回路モジュール3に出力される。
分周器91では、回路モジュール3は、回路モジュール95から入力した分周比決定信号S106に基づいて、入力信号S0を4分周あるいは5分周で分周し、この分周した信号S7を、D−FF7のQ ̄端子から回路モジュール95に出力する。具体的には、分周比決定信号S106がハイレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を5分周した信号S7を生成し、この信号S7を基準クロックとして、回路モジュール95において入力信号S0を41分周した出力信号S107を生成する。
また、分周比決定信号S106がローレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を4分周した信号S7を生成し、この信号S7を基準クロックとして、回路モジュール95において入力信号S0を40分周した出力信号S107を生成する。
また、分周比決定信号S106がローレベルのときに、回路モジュール3において入力信号S0を4分周した信号S7を生成し、この信号S7を基準クロックとして、回路モジュール95において入力信号S0を40分周した出力信号S107を生成する。
以上説明したように、分周器81によれば、入力信号S0を、40分周および41分周の何れか一方を選択して分周することができると共に、D−FF101〜105を同期式で駆動できる。
第6実施形態
図10は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器111の回路図である。
分周器111は、40分周および42分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図10に示すように、分周器111は、第1の分周回路としての回路モジュール113および第2の分周回路としての回路モジュール45によって構成される。
ここで、回路モジュール45は、前述した図1に示す従来の分周器41の回路モジュール45と同じである。
すなわち、回路モジュール45は、信号S117を8分周した出力信号S57を生成する。
図10は、本実施形態のデジタルPLL回路の分周器111の回路図である。
分周器111は、40分周および42分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周する。
図10に示すように、分周器111は、第1の分周回路としての回路モジュール113および第2の分周回路としての回路モジュール45によって構成される。
ここで、回路モジュール45は、前述した図1に示す従来の分周器41の回路モジュール45と同じである。
すなわち、回路モジュール45は、信号S117を8分周した出力信号S57を生成する。
以下、回路モジュール113について説明する。
図10に示すように、回路モジュール113は、D−FF117,119,121、AND回路123,124、OR回路114、バッファ125およびインバータ126を有する。
回路モジュール113では、D−FF117のQ ̄端子がD−FF119のD端子に接続され、D−FF119のQ端子がD−FF121のD端子に接続されている。
D−FF117,119,121のCLK端子には、入力信号S0が入力される。
図10に示すように、回路モジュール113は、D−FF117,119,121、AND回路123,124、OR回路114、バッファ125およびインバータ126を有する。
回路モジュール113では、D−FF117のQ ̄端子がD−FF119のD端子に接続され、D−FF119のQ端子がD−FF121のD端子に接続されている。
D−FF117,119,121のCLK端子には、入力信号S0が入力される。
バッファ125の入力端子はOR回路55の出力端子に接続され、バッファ125の出力端子はAND回路123の一方の入力端子に接続されている。
AND回路123の他方の入力端子は、D−FF121のQ端子に接続されている。
インバータ126の入力端子はOR回路55の出力端子に接続され、インバータ126の出力端子はAND回路124の一方の入力端子に接続されている。
AND回路124の他方の入力端子は、D−FF119のQ端子に接続されている。
AND回路123,124の出力端子は、それぞれOR回路114の入力端子に接続されており、OR回路114の出力端子はD−FF117のD端子に接続されている。
AND回路123の他方の入力端子は、D−FF121のQ端子に接続されている。
インバータ126の入力端子はOR回路55の出力端子に接続され、インバータ126の出力端子はAND回路124の一方の入力端子に接続されている。
AND回路124の他方の入力端子は、D−FF119のQ端子に接続されている。
AND回路123,124の出力端子は、それぞれOR回路114の入力端子に接続されており、OR回路114の出力端子はD−FF117のD端子に接続されている。
回路モジュール113は、分周比決定信号S55がローレベルのときに、D−FF119のQ端子からの信号S119が、AND回路124およびOR回路114を介して、D−FF117のD端子にフィードバックされる。これにより、信号S117は、入力信号S0を4分周した信号になる。
回路モジュール113は、分周比決定信号S55がハイレベルのときに、D−FF121のQ端子からの信号S121が、AND回路123およびOR回路114を介して、D−FF117のD端子にフィードバックされる。これにより、信号S117は、入力信号S0を6分周した信号になる。
そのため、4/6選択信号S134がローレベルのとき、回路モジュール45において、信号S117を8分周すると、出力信号S57は、入力信号S0を32分周したものになる。また、4/6選択信号S134がハイレベルのとき、回路モジュール45において、信号S117を8分周すると、出力信号S57は、入力信号S0を34分周したものになる。
回路モジュール113は、分周比決定信号S55がハイレベルのときに、D−FF121のQ端子からの信号S121が、AND回路123およびOR回路114を介して、D−FF117のD端子にフィードバックされる。これにより、信号S117は、入力信号S0を6分周した信号になる。
そのため、4/6選択信号S134がローレベルのとき、回路モジュール45において、信号S117を8分周すると、出力信号S57は、入力信号S0を32分周したものになる。また、4/6選択信号S134がハイレベルのとき、回路モジュール45において、信号S117を8分周すると、出力信号S57は、入力信号S0を34分周したものになる。
以上説明したように、分周器111によれば、32分周および34分周の何れか一方を選択して、入力信号S0を分周することができると共に、D−FF47,49,51,53を同期式で駆動できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
本発明の分周回路において、第1の分周回路および第2の分周回路において、直列に接続されるD−FFの数は、分周比に応じて任意に設定できる。
また、上述した実施形態では、第1の分周回路において、2種類の分周比を選択できる場合を例示したが、3種類以上の分周比を選択できる構成にしてもよい。この場合には、例えば、分周比決定信号として2ビット以上の信号を用い、3種類以上の信号を1段目のD−FFのD端子にフィードバックする構成にする。
本発明の分周回路において、第1の分周回路および第2の分周回路において、直列に接続されるD−FFの数は、分周比に応じて任意に設定できる。
また、上述した実施形態では、第1の分周回路において、2種類の分周比を選択できる場合を例示したが、3種類以上の分周比を選択できる構成にしてもよい。この場合には、例えば、分周比決定信号として2ビット以上の信号を用い、3種類以上の信号を1段目のD−FFのD端子にフィードバックする構成にする。
また、上述した実施形態では、記憶回路としてD−FFを例示したが、例えば、その他のRSフリップフロップやJKフリップフロップなどを用いて構成してもよい。
さらに、上述した実施形態では、分周比決定手段をNOR回路を用いて構成した場合を例示したが、同様の機能を実現できれば、その他の回路を用いて構成してもよい。
さらに、上述した実施形態では、分周比決定手段をNOR回路を用いて構成した場合を例示したが、同様の機能を実現できれば、その他の回路を用いて構成してもよい。
41…分周器、3,45,65,73,75,95,113…回路モジュール、7,9,11,47,49,51,53…D−FF、13…AND回路、14…OR回路、55…NOR回路、57…バッファ、59…スワローカウンタ
Claims (6)
- 直列に接続された複数の第1の記憶回路を、入力信号を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号によって選択された分周比で入力信号を分周して第1の分周信号を生成する第1の分周回路と、
直列に接続された複数の第2の記憶回路の基準クロック端子に基準クロック信号として前記第1の分周信号を入力して当該複数の第2の記憶回路を駆動し、当該直列に接続された複数の第2の記憶回路の段数に応じた分周比で、前記第1の分周信号を分周して出力信号を生成する第2の分周回路と、
前記第2の分周回路の第2の記憶回路の出力と分周比選択信号とに基づいて、前記分周比決定信号を生成する分周比決定手段とを有し、
前記第1の分周回路は、
1段目の前記第1の記憶回路の反転出力を2段目の前記第1の記憶回路に入力し、前記2段目の第1の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路に順次に出力し、
前記分周比決定信号に基づいて、第1の分周比で分周を行うときに最終段の前記第1の記憶回路の出力と当該最終段以外の前記第1の記憶回路の出力との論理和に相当する信号を1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックし、
第2の分周比で分周を行うときに、最終段以外の前記第1の記憶回路の出力を前記1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックするように駆動され、前記1段目の第1の記憶回路の反転出力を前記第1の分周信号とし、
前記第2の分周回路は、
前記第1の分周信号に基づいて駆動される前記複数の第2の記憶回路を、1段目の前記第2の記憶回路の反転出力を2段目の前記第2の記憶回路が入力し、3段目以降は、前段の前記第2の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路が入力し、最終段の前記第2の記憶回路の出力を1段目の前記第2の記憶回路が入力するように接続しており、最終段の前記第2の記憶回路の出力を前記第2の分周信号とし、更に、
前記最終段の記憶回路より出力される前記第2の分周信号を入力し、前記入力信号を基準クロック信号として駆動し、前記第2の分周信号を前記入力信号に同期した信号に波形整形して出力する記憶回路を含む、
分周回路。 - 前記分周比決定手段は、前記第2の分周回路の全ての前記第2の記憶回路の出力および分周比選択信号の全てが、第1の論理レベルになったときに、第1の分周比で分周を行うこと示す分周比決定信号を生成する
請求項1に記載の分周回路。 - 前記分周比選択信号を生成し、前記第2の分周回路が生成した前記第2の分周信号に基づいて、カウントを行うスワローカウンタをさらに有する
請求項1に記載の分周回路。 - 周波数逓倍手段からの出力信号を分周した発振出力を生成する分周器と、
基準信号と前記分周器からの発振出力との位相を比較する位相比較手段と、
前記位相比較手段の比較結果に基づいて、分周回路を用いてカウントを行うデジタルカウンタと、
前記デジタルカウンタのカウント結果に基づいて、発振周波数を決定して出力信号を生成し、最終的に、目標周波数の出力信号を生成する周波数逓倍手段と
を有するデジタルPLL回路において、
前記デジタルカウンタの分周回路は、
直列に接続された複数の第1の記憶回路を、入力信号を基準クロック信号として駆動し、分周比決定信号によって選択された分周比で入力信号を分周して第1の分周信号を生成する第1の分周回路と、
直列に接続された複数の第2の記憶回路の基準クロック端子に基準クロック信号として前記第1の分周信号を入力して当該複数の第2の記憶回路を駆動し、当該直列に接続された複数の第2の記憶回路の段数に応じた分周比で、前記第1の分周信号を分周して出力信号を生成する第2の分周回路と、
前記第2の分周回路の第2の記憶回路の出力と分周比選択信号とに基づいて、前記分周比決定信号を生成する分周比決定手段とを有し、
前記第1の分周回路は、
1段目の前記第1の記憶回路の反転出力を2段目の前記第1の記憶回路に入力し、前記2段目の第1の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路に順次に出力し、
前記分周比決定信号に基づいて、第1の分周比で分周を行うときに最終段の前記第1の記憶回路の出力と当該最終段以外の前記第1の記憶回路の出力との論理和に相当する信号を1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックし、
第2の分周比で分周を行うときに、最終段以外の前記第1の記憶回路の出力を前記1段目の前記第1の記憶回路の入力にフィードバックするように駆動され、前記1段目の第1の記憶回路の反転出力を前記第1の分周信号とし、
前記第2の分周回路は、
前記第1の分周信号に基づいて駆動される前記複数の第2の記憶回路を、1段目の前記第2の記憶回路の反転出力を2段目の前記第2の記憶回路が入力し、3段目以降は、前段の前記第2の記憶回路の出力を後段の前記第2の記憶回路が入力し、最終段の前記第2の記憶回路の出力を1段目の前記第2の記憶回路が入力するように接続しており、最終段の前記第2の記憶回路の出力を前記第2の分周信号とし、更に、
前記最終段の記憶回路より出力される前記第2の分周信号を入力し、前記入力信号を基準クロック信号として駆動し、前記第2の分周信号を前記入力信号に同期した信号に波形整形して出力する記憶回路を含む、
デジタルPLL回路。 - 前記分周比決定手段は、前記第2の分周回路の全ての前記第2の記憶回路の出力および前記分周比選択信号の全てが、第1の論理レベルになったときに、第1の分周比で分周を行うこと示す分周比決定信号を生成する
請求項4に記載のデジタルPLL回路。 - 前記分周比選択信号を生成し、前記第2の分周回路が生成した第2の分周信号に基づいて、カウントを行うスワローカウンタをさらに有する
請求項4に記載のデジタルPLL回路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006123488A JP2006230017A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 分周回路およびデジタルpll回路 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006123488A JP2006230017A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 分周回路およびデジタルpll回路 |
Related Parent Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP2006123488A Pending JP2006230017A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | 分周回路およびデジタルpll回路 |
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