JP2006229577A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファクシミリ装置の記憶手段に保存されている大量の受信画像データについて、重要なデータを誤削除することなく、不要な画像データを自動的に選別して削除する。
【解決手段】判別手段31は、画像データと共に受信した送信元情報が予め設定した特定の送信元と一致する場合にその受信した画像データを削除可能と判別し、削除手段32は、判別手段31が削除可能と判別した画像データを記憶手段25から削除する。さらに削除手段32は、送信側で設定された削除条件をFコードで受け取り、受信した画像データをそのFコードが示す削除条件に従って記憶手段25から削除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データを保存する記憶手段を有するファクシミリ装置に係わり、特に記憶手段に記憶されている不要な画像データを削除する技術に関する。
ファクシミリ装置には、用紙切れなどの間に受信した画像データを保存しておくメモリ受信機能や、予め保存しておいた画像データを別の場所にあるファクシミリ装置から取り出す掲示板機能を備えているものがある。
これらの機能は、画像データを記憶手段に保存する機能を利用して実現されており、その記憶手段には、一般に、大量の画像データを保存できる磁気ディスク装置が使用される。磁気ディスク装置は、大容量ではあるが、その記憶容量の上限を超えてまでデータを蓄積できず、空き容量がなくなれば、新たな画像データを記憶するためにいずれかの画像データを削除しなければならない。しかし、保存されている画像データが大量であるほど、それらの内容を1つずつ確認して不要なものだけを選別して削除する作業は大きな負担になる。
データの削除に関して、たとえば、特許文献1には、コンピュータシステムの記憶手段に保存するファイルを作成する際にその有効期限情報を付与しておき、有効期限を過ぎたものからファイルを削除する技術が開示されている。
また、コンピュータシステムの記憶手段に保存されているファイルの数が予め設定した数以下となるようにファイルを古いものから順に削除したり、設定された値より大きなサイズのファイルを削除したりする技術がある(たとえば、特許文献2参照。)。
特開平6−59956号公報 特開2000−215089号公報
コンピュータシステムの場合、通常、そのシステムに保存するファイルの種類やファイルの重要度などはそのファイルの作成あるいは保存に係わるユーザ自身が把握している。このため、ファイルの作成時に有効期限を付与する作業や、サイズや古さを基準に自動削除してもかまわないファイルか否かをユーザが事前に判断しておく作業が可能であり、これらを基準にした自動削除を実行しても運用上の問題が生じない。
しかしながら、ファクシミリ装置が受信する画像データは送信元の相手方が作成したものであり、受信側ではその画像データの有効期限や重要度などを自動認識することができない。このため、一律にサイズや古さを基準にして画像データを自動削除すると、残しておくべき重要なデータを間違って削除してしまう可能性がある。特に、ファクシミリ装置で受信した画像データは相手方が作成したものであり、受信側のユーザの手元にはオリジナルデータが残っていないので、誤った自動削除がユーザに重大な損失をもたらす可能性があり、自動削除の機能を適切に働かせることが難しいという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、重要な画像データを誤削除することなく、受信した画像データの中から不要なものを自動的に選別して削除することのできるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
請求項1に係わる発明は、送信元ファクシミリ装置より、画像データとこの画像データの送信元を示す送信元情報とを受信する受信手段と、
前記画像データと前記送信元情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記送信元情報と別途設定した送信元情報とが一致するか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により2つの送信元情報が一致すると判別された場合に、前記送信元情報と関連付けて記憶されている前記画像データを前記記憶手段から削除する削除手段と
を有する
ことを特徴とするファクシミリ装置である。
上記発明によれば、記憶手段に保存されている画像データを削除するとき、予め設定した特定の送信元情報と一致する送信元から受信していたものを選択して削除する。
送信元情報とは、画像データを送信したファクシミリ装置を機器別に識別したり、データの送信者を個人別、あるいは送信者が所属する会社や部署などの組織別に識別したりするための識別情報である。
送信元情報は、たとえば、電話会社のナンバー・ディスプレイ・サービスやTSI(Transmitting Subscribe Identification:発信元情報)信号から取得される送信元ファクシミリ装置の電話番号(以下、FAX番号)、また、Fコードに含まれる情報などから取得することができる。たとえば、Fコードにサブアドレスを設定しておけば、送信元のFAX番号に加えて、相手先の担当部署や担当者なども識別することができる。
画像データと送信元情報とを関連付けて記憶手段に記憶する方式は、これらのデータを1対1に対応付けて記憶する方式のほか、送信元情報別に画像データをグループ化して記憶する方式やそのほかの方式でもかまわない。
「別途設定した送信元情報」は、当該ファクシミリ装置が有する不揮発メモリなどに予め記憶しておくとよいが、たとえば、外部のサーバに記憶させてもよく、どのように記憶するかは限定されない。送信元情報の設定方法は、ユーザが個々の情報を入力するようにしてもよいし、受信履歴から選択設定できるようにしてもよい。また、これら以外の方法によって設定してもよい。設定内容は、送信元情報の全体(たとえば、FAX番号の全桁)でも一部でもよい。
判別手段は、画像データの送信元情報と別途設定された送信元情報とが一致することを、完全一致で判別してもよいし、部分一致で判別するようにしてもよい。
請求項2に係わる発明は、前記判別手段は、部分一致により、2つの前記送信元情報が一致すると判別する
ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、画像データの送信元情報と別途設定されている送信元情報との一致を、部分一致で判別する。たとえば、下4桁を除いた電話番号の上位桁のみで一致を判別することなどが可能になる。
請求項3に係わる発明は、前記送信元情報は、前記送信元ファクシミリ装置のFAX番号またはTSI信号を含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、FAX番号やTSI信号といった規格化された情報から送信元情報を取得して、削除可能な画像データを判別する。
FAX番号は、市外局番など番号の一部が含まれていなくてもよい。また、公衆回線による電話やIP(Internet Protocol)電話など、使用される回線の種類も問わない。
TSI信号は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector:国際電気通信連合電気通信標準化セクタ)の国際標準規格に準拠した、送信元ファクシミリ装置の識別情報である。FAX番号を予め送信元ファクシミリ装置に登録しておくと、登録された情報がDCS(Digital Command Signal)として画像データの送信に併せて送信される。
請求項4に係わる発明は、前記送信元情報は、Fコードに含まれる
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、規格化された通信方式であるFコードを利用して、削除対象となる画像データを判別する。
Fコードは、サブアドレスやパスワードを設定してファクシミリ通信する機能を実現するためにITU−Tで規定された通信情報である。Fコードには20桁以内の数字や所定の記号を使用することができ、利用目的に応じて多様な情報を付与することができる。
請求項5に係わる発明は、前記送信元ファクシミリ装置で設定された記憶期限情報がFコードに付与されており、
前記削除手段は、Fコードに付与されていた前記記憶期限情報が示す期限を経過した画像データを削除する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、送信元ファクシミリ装置で設定された記憶期限情報の示す期限を経過した画像データが削除される。すなわち、送信者が意図した期限までは受信側ファクシミリ装置に画像データが保持され、また、期限の経過後は受信側の都合で削除が可能になる。
記憶期限情報は、少なくともその期限が経過するまでは削除してはいけないことを示す情報である。記憶期限の設定は、期限となる年月日時分(絶対的期限)、受信時からの保存期間(相対的期限)や、月初、月末、特定曜日など(周期的期限)の指定のほか、期限を特定できるものであればどのように設定してもよい。
請求項6に係わる発明は、前記送信元ファクシミリ装置で設定された、画像データの出力完了を条件にその画像データを削除することを示す出力後削除要求がFコードに付与されており、
前記削除手段は、画像データの出力完了時にその画像データに対応するFコードに前記出力後削除要求が付与されていたか否かを判別し、付与されていた場合に前記画像データを削除する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、画像データの出力完了後に削除するか否かを送信元ファクシミリ装置側で設定し、受信側は、出力を完了した画像データにこの設定がなされている場合にこの画像データを削除する。すなわち、送信者が出力完了後の削除を意図した場合には、その意図どおりに受信先のファクシミリ装置で画像データが削除される。出力後削除要求は、たとえば、Fコードの1ビットを利用したフラグで表わすことができる。
画像データの出力には、当該ファクシミリ装置でのプリントアウト、他のファクシミリ装置や外部装置への転送などの形態がある。
請求項7に係わる発明は、前記送信元ファクシミリ装置で設定された削除期限情報がFコードに付与されており、
前記削除手段は、前記削除期限情報が示す期限の経過する前にその削除期限情報に対応する画像データを削除する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、遅くともいつまでに削除すべきかを表わした削除期限情報を送信元ファクシミリ装置側で画像データに設定し、受信側は、送信元で設定された削除期限の経過前にその画像データを削除する。すなわち、遅くとも送信者が意図した削除期限が経過した時には受信先のファクシミリ装置でその画像データが削除された状態になる。
削除期限の設定は、期限となる年月日時分(絶対的削除期限)、受信時からの保存期間(相対的削除期限)や、月初、月末、特定曜日など(周期的削除期限)の指定のほか、期限を特定できるものであればどのように設定してもよい。
請求項8に係わる発明は、前記送信元ファクシミリ装置で設定された、次回の送信予定日時を示す送信予定日時情報がFコードに付与されており、
前記削除手段は、前記送信予定日時情報が示す送信予定日時が経過する前にその送信予定日時情報に対応する画像データを削除する
ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、定期的に送信する画像データなどの場合に、次回の送信予定日時を送信元ファクシミリ装置側で画像データに設定し、受信側は、送信元で設定された送信予定日時が到来する前にその画像データを削除する。すなわち、次回の送信日時を把握している送信者が削除期限を指定することにより、受信側に保存されている画像データをそれが不要になる適切な時期に削除することができる。
対象の画像データには、在庫情報の週報や月報、週刊ニュースなど定期的に送信するものが好適である。なお、次回送信予定日時の経過前に削除することで、次回の画像データを保存するための空き容量が確保される。さらに、前回分の画像データを次回送信予定日時の直前のタイミングとすれば、せっかく確保した空き領域が無関係な画像データの受信に割り込まれて使用されてしまうおそれが少なくなる。
送信予定日時は、年月日時分などの絶対的日時のほか、受信時からの次回送信予定日時までの期間を指定した相対的日時、あるいは、月初、月末、特定曜日など周期的に到来する日時で指定してもよい。
請求項9に係わる発明は、前記ファクシミリ装置は、前記画像データが削除される前に、当該画像データを出力する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、7および8に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、未出力のまま誤って削除されることが防止される。
請求項10に係わる発明は、前記ファクシミリ装置は、通報手段を有し、
前記通報手段は、前記削除手段で画像データを削除する前にその旨を所定の通報先に通報する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、画像データが削除される前に、その旨が所定の通報先に通報される。
通報の方法には、ファクシミリ装置に備え付けられた表示画面への表示や、記録紙へのレポート出力、遠隔への送信などがある。
通報の内容は、削除対象の画像データを特定可能なようにするとよく、たとえば、送信元情報の内容、受信日時のほか削除対象の画像やそのサムネイル画像を添えるとよい。また、削除される画像データの送信元情報の内容に応じて通報先を変更するようにしてもよい。
請求項11に係わる発明は、前記削除手段は、前記通報先から許可された場合にのみ前記画像データを削除する
ことを特徴とする請求項10に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、画像データを削除する旨を通報した通報先の担当者などが許可した場合に限り、その通報に係わる画像データが削除される。
画像データの削除の許可は、削除対象の全画像データに対する一括許可でも個別の許可でもよい。また、画像データの出力後に限るなどの削除条件を設定できるようにしてもよい。
請求項12に係わる発明は、前記ファクシミリ装置は、削除条件を設定する削除条件設定手段を有し、
前記削除手段は、前記削除条件に該当する画像データを前記記憶手段から削除する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、受信側で削除条件の設定が可能になる。すなわち、送信元ファクシミリ装置で設定された削除条件のほかに、受信側ファクシミリ装置でも削除条件を設定できるようになる。
削除条件は、たとえば、送信元情報の設定、複数の削除条件に対する優先順位の付与、削除タイミングの指定、削除により確保すべき空き容量サイズの指定、残しておきたい画像データを削除対象から除外したりするための抽出条件の指定などがある。
請求項13に係わる発明は、前記ファクシミリ装置は、前記判別手段およびまたは前記削除手段の稼働タイミングを制御する制御手段を有する
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、制御手段は、判別手段およびまたは削除手段の稼働タイミングを制御することで、不要な画像データをいつ選別して削除するかを制御する。
制御手段が判別手段などを稼働させるタイミングは、予め設定されていてもよいし、ユーザが設定できるようになっていてもよい。また、定期的に稼働させるように設定してもよいし、記憶手段の空き容量や記憶されている画像データ量が所定の値に達したら稼働させるように設定してもよい。さらに、画像データの受信時に稼働させるようにしてもよい。
請求項14に係わる発明は、前記制御手段は、定期的に前記判別手段およびまたは前記削除手段を稼働させる
ことを特徴とする請求項13に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、削除可能な画像データを定期的に選別して削除する。
「定期的」設定には、特定日時毎や月初、月末、特定曜日毎など、稼働時期を設定する場合や、数日、数週、数月毎など稼働間隔を設定する場合、また、所定回数の画像データ受信毎などファクシミリ装置の稼働内容を基準に設定する場合などがある。
さらに、Fコードに削除期限情報や送信予定日時情報が付与されている画像データを受信したときに、これらの情報を制御手段が取得して記憶しておくことで、上述した定期的な削除動作に加えて、その削除期限や次回送信予定日時に合わせてこれらの期限とは関係のない他の画像データについても削除を実行するようにすることもできる。
請求項15に係わる発明は、前記制御手段は、新たに画像データを受け入れる際に前記記憶手段の空き容量を検査し、不足する場合に前記判別手段およびまたは前記削除手段を稼働させる
ことを特徴とする請求項13または14に記載のファクシミリ装置である。
上記発明によれば、受信時にその画像データを保存するための空き容量が不足していれば、記憶手段から不要な画像データの削除が行なわれる。
削除する画像データの決定にあたっては、削除可能であると判別されたすべての画像データを削除してもよいし、受信した画像データの大きさに応じて削除してもよい。後者の場合は、たとえば、受信した画像データのデータサイズにほぼ等しいデータ量の画像データを削除してもよいし、余裕を持たせてその数倍の空き容量を確保するように削除してもよい。なお、送信元情報は、既に受信した画像データを削除するか否かを判断するための情報なので、新たに受け入れる画像データに送信元情報がなくてもよい。
本発明に係わるファクシミリ装置によれば、記憶手段から画像データを削除するとき、予め設定されている送信元から送られてきた画像データを選別して削除するようにしたので、重要度の低い画像データを送信してくる送信元を予め設定しておけば、重要な画像データを誤削除することなく、受信した画像データの中から不要なものを自動的に選別して削除することができる。
削除してもよい画像データを送信元情報の一部から判別するものでは、設定時に相手方の送信元情報が一部しかわからない場合でも、その部分で送信元を選別して画像データを削除することができる。また、少ない情報で複数の送信元を特定できるので、送信元情報の一部のみが異なる複数の送信元について一括して設定することができる。これにより、複数の送信元情報を個別設定する作業を削減することができる。
送信元情報がFAX番号やTSI信号であるものでは、情報内容が規格化されているので、メーカや機種が異なるファクシミリ装置間で送受信された画像データであっても、不要な画像データを支障なく判別することができる。
送信元情報がFコードに含まれるものでは、ITU−Tの規定する標準規格の中で、送信元に係わる多様な情報を受信側に通知することができる。
Fコードに付与された記憶期限情報や削除期限情報に従って画像データを削除するものでは、画像データが削除される時期をその画像データの送信側から指定することができ、送信者の意図に反して早期に画像データが誤削除されたり、送信者の意図した期限を過ぎていつまでも画像データが受信側に保存されたりすることがない。
Fコードに出力後削除要求が付与されている場合にその画像データを出力完了後に受信側で削除するようにしたものでは、出力完了後の不要な画像データを送信者の意図に従って受信側のファクシミリ装置から削除することができる。
Fコードに次回の送信予定日時情報が付与されているものでは、次回の画像データを受信する前に、前回分の画像データを削除するので、次回の画像データを受信するための記憶領域が確保される。
削除する前にその画像データを出力するものでは、保存されている画像データが未出力のまま誤削除されるおそれがなくなる。
画像データが削除される旨を削除の前に通報するものでは、自動削除の前に管理者などが削除に問題がないかを確認することができる。特に、通報先から許可を得た場合にのみ削除を実行するものでは、自動選別した削除対象の画像データが本当に削除してよいものか否かの確認を得てから削除するので、誤削除のおそれを完全になくすことができる。
受信側でも削除条件を設定可能にしたものでは、送信者の意向に加えて、受信側ファクシミリ装置のユーザの意向も反映させた優先順位や選別条件に基づいて不要な画像データを削除することができる。
制御手段によって判別手段などの稼働タイミングを設定できるものでは、不要な画像データを選別して削除する処理の実行時期が自動管理されるので、実行時期をユーザが毎回指定する必要がなく、操作負担が軽減されて利便性が向上する。特に、不要な画像データの選別/削除を定期的に行なうものでは、常にある程度の空き容量を有する状態に装置を維持することができ、画像データの受信処理を円滑に行なうことができる。一方、受信時に空き容量が不足している場合に不要な画像データを選別/削除して必要な空き容量を確保するものでは、空き容量不足で受信が中止されるような事態が防止され、確実な受信が約束される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置10の電気的構成を示している。
ファクシミリ装置10は、書類を読み取って画像データに変換し公衆回線などを介して他のファクシミリ装置に送信する機能と、他のファクシミリ装置から受信した画像データを印刷したり、さらに転送したりする機能とを有している。ファクシミリ装置10は、さらに、原稿を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成する複写機としての機能や、読み取った画像データを外部へ出力するスキャナ機能、受信した印刷データに応じて印刷するプリンタ機能などを備えた複合機として構成されている。
ファクシミリ装置10は、受信した画像データの送信元情報などを利用して、不要な画像データを自動選別して削除する機能を備えている。
ファクシミリ装置10は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央演算処理装置)11と、ROM(リード・オンリ・メモリ)12とRAM(ランダム・アクセス・メモリ)13とを主要部とした回路で構成されている。
ROM12は、CPU11が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。
RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理などを施すために、画像データを、好ましくは数10ページ程度、一時的に記憶可能なページメモリとして機能する。
さらに、CPU11には、表示手段20と、パネル操作手段21と、画像読取手段22と、画像処理手段23と、画像形成手段24と、記憶手段25と、画像出力手段26と、ファクシミリ制御手段27と、ネットワーク接続手段28とが接続されている。
表示手段20は、液晶ディスプレイで構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なう機能を果たす。
パネル操作手段21は、各種の操作スイッチと表示手段20の表面を覆うタッチパネルとで構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける機能を有する。
画像読取手段22は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。画像読取手段22は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D(アナログ/デジタル)変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
画像処理手段23は、画像データを拡大・縮小する機能、画像を回転させる機能などを果たす。
画像形成手段24は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。画像形成手段24は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有するいわゆるレーザープリンタとして構成されている。
記憶手段25は、圧縮された画像データなどを格納するための大容量の記憶装置である。ここでは磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)を使用している。記憶手段25には、受信した画像データと、その送信元を表わす送信元情報と、Fコードに付与された画像データ削除に係わる情報と、受信日時とが関連付けされて記憶される。
画像出力手段26は、記憶手段25に保存されている画像データを画像形成手段24の動作タイミングに合わせて画像形成手段24へ供給する機能を果たす。
ファクシミリ制御手段27は、画像データをファクシミリ送受信に対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ装置の通信手順を制御する送信手段および受信手段30としての機能などを果たす。受信手段30は、送信元ファクシミリ装置から画像データの受信前後に制御信号を送受信して、画像データの受信開始・終了のタイミングや、各ページの切れ目などを判別する。この制御信号は、送信元ファクシミリ装置のFAX番号などを表わすTSI信号や、受信先のサブアドレスなどを表わすFコードを含む。これらTSI信号やFコードから取得されるFAX番号やサブアドレスが画像データの送信元を特定するための送信元情報になっている。
ネットワーク接続手段28は、各種のネットワークを通じて情報を送受信するための制御を行なう。
CPU11は、さらに判別手段31と、削除手段32と、制御手段33と、通報手段34との機能を有している。
判別手段31は、送信元情報に基づき、削除可能な画像データを判別する機能を果たす。具体的には、判別手段31は、画像データと関連付けられて記憶手段25に記憶されている送信元情報と、別途ユーザが設定してファクシミリ装置10内に記憶しておいた送信元情報とを比較する。そして、これらの情報の全体もしくは一部が一致する場合に、この送信元情報に対応する画像データを削除可能と判別するようになっている。
削除手段32は、判別手段31が削除可能と判別した画像データを記憶手段25から削除する機能を果たす。
また、削除手段32は、受信した画像データのFコードに付与された記憶期限情報などに基づいて画像データの削除可否を判断する機能を備えている。
削除手段32は、記憶手段25内のデータ量が予め設定された管理目標値を満足するように、画像データを削除するようになっている。管理目標値としては、記憶手段25の空き容量を設定したり、逆に、記憶されているデータ量の上限を設定したりするとよい。たとえば、記憶手段の空き容量を10MB(メガバイト)以上としたり、記憶している全データ量を記憶手段25の記憶容量全体の80%以下としたりするように、記憶手段内25の画像データを選別して削除することができる。
また、削除手段32は、削除する画像データをプリントアウトしたり、他のファクシミリ装置や端末に画像データを出力したりしてから削除を実行する初期設定ができるようにもなっている。このほか、画像データの削除を全自動では実行せずに、ファクシミリ装置10の機器管理者端末などからの許可を受けてから削除を実行するように予め設定することも可能である。
制御手段33は、判別手段31や削除手段32を稼働させるタイミングを制御する機能を果たす。詳細には、予め設定されたタイミングであって記憶手段25に保存されている画像データ量が管理目標値を満たしていない場合に、判別手段31や削除手段32を稼働させる。また、画像データの受信時に、これを保存するのに必要な記憶手段25の空き容量が不足する場合には判別手段31と削除手段32とを稼働させて不要な画像データを削除するようになっている。
通報手段34は、削除手段32が画像データの削除を実行する前に、その画像データが削除される旨を所定の通報先に通報する機能を果たす。通報の際には、削除対象の画像データのサムネイル画像と、送信元情報とが添付されるようになっている。
CPU11には、さらに不揮発メモリ14が接続されている。不揮発メモリ14は、電源を切っても記憶内容が失われない半導体メモリであり、ユーザ情報などが記憶される。また、不揮発メモリ14には、迷惑ファクスなど、削除したい画像データを送信してくるファクシミリ装置のFAX番号などの送信元情報を記憶しておくことができるようになっている。たとえば、不要な広告ばかりを送信してくる送信元のFAX番号を設定するなどしておくとよい。このほか、ファクシミリ装置10側で設定された削除条件や、記憶手段25の管理目標値も記憶できるようになっている。
パネル操作手段21は、削除条件設定手段35としての機能も有している。削除条件設定手段35は、削除条件や複数の削除条件間の優先順位などの設定をユーザから受け付け、不揮発メモリ14に記憶させる機能を果たす。
図2は、ファクシミリ装置10が画像データなどの送受信を行なう際のイメージ図である。図中、実線の矢印は画像データの送受信を示し、破線の矢印はその他のデータの送受信を示している。
ファクシミリ装置10は、公衆回線51を介して他のファクシミリ装置43と画像データの送受信が可能となっており、さらにネットワーク回線50を介して他の情報端末42、44とも画像データなどの送受信が可能となっている。
送信者41が送信元ファクシミリ装置40から画像データをファクシミリ送信すると、ファクシミリ装置10は、画像データの受信と同時に送信者41が送信元ファクシミリ装置40に予め設定しておいた送信元情報を取得するようになっている。
また、ファクシミリ装置10は、画像データが削除されるにあたって、その画像データを、公衆回線51を介して転送先ファクシミリ装置43にファクシミリ送信で転送したり、ネットワーク回線50を介して転送先ユーザ端末42に転送したりできるようになっている。なお、転送先ユーザ端末42への画像データの転送は、ネットワーク回線50がインターネット回線であれば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いてEメールに画像データを添付して送信したり、FTP(File Transfer Protocol)によって画像データを直接送信したりできるようになっている。また、ネットワーク回線50がLAN(Local Area Network)の場合には、SMB(Server Message Block)により転送先ユーザ端末42に対して画像データを送信することも可能となっている。
このほか、ファクシミリ装置10は、画像データの削除を実行する前に、ネットワーク回線50を介して、当該ファクシミリ装置10の機器管理者端末44に、画像データが削除される旨を通報できるようになっている。また、この機器管理者端末44から画像データの削除許可に関する情報も受信することができるようになっている。
続いて、送受信側それぞれのファクシミリ装置10、40で設定する各種情報の内容とその設定手段とを説明する。
はじめに、送信元ファクシミリ装置40側で設定する情報について説明する。送信元ファクシミリ装置40側で設定する情報には、送信元情報と、Fコードに付与する情報とがある。
これらのうち、送信元情報は、送信元ファクシミリ装置40を識別するために予め送信元ファクシミリ装置40に登録された情報である。登録されたFAX番号が送信元情報としてTSI信号によって画像データと共に送信されるようになっている。また、Fコードにその会社や部署に該当するサブアドレスを設定しておくことで、FAX番号に限定されない多様な情報を送信元情報とすることも可能になっている。
図3は、Fコード61のデータ構成と、これを削除条件の種類別に例示したFコード対応表60とを示している。ここで説明するFコード61に付与される情報は、送信した画像データを受信側のファクシミリ装置から削除する条件を送信側で指定するための情報である。なお、これらの情報は、送信元情報として設定したサブアドレスとは別にFコードに設定されるものであり、受信先のファクシミリ装置10でもそれぞれの情報を区別して認識できるようになっている。
図3の上段には、Fコード61のデータ構成を示してある。Fコード61は、種類コード部63と日時コード部64とから構成されている。Fコード61全体は、12桁の数値データからなり、そのうち上位2桁の種類コード部63が削除条件の種類を、下位10桁の日時コード部64が削除手段32を稼働させるための具体的な時期(日時)を示している。
種類コード部63が「01」〜「03」の場合は、そのFコード61が記憶期限情報(日時指定、時間単位、日単位のいずれか)63a〜63cであることを、「10」の場合は出力後削除要求63dであることを、「20」の場合は次回送信予定日時情報63eであることをそれぞれ示している。
記憶期限情報63a〜63cは、日時コード部64に設定された時期(日時)までは、その画像データの削除を禁止することを示す情報である。記憶期限情報63a〜63cは、記憶期限の設定方式によって、さらに記憶期限情報(日時指定「01」)63aと、記憶期限情報(時間単位「02」)63bと、記憶期限情報(日単位「03」)63cとの3種類に分けられている。
記憶期限情報(日時指定)63aは、記憶期限を日時指定により設定する方式の記憶期限情報である。この場合の日時コード部64のデータ構成としては、上位から2桁区切りで西暦の下2桁、月、日、時、分を表わす数値が設定される。これにより、このFコードを付与した画像データの記憶期限を分単位まで設定することが可能となっている。
記憶期限情報(時間単位)63bと記憶期限情報(日単位)63cとは、受信時から起算して一定時間、あるいは、一定日数経過するまでは画像データを削除しないように、記憶期限を設定する方式の記憶期限情報である。この情報63b、63cの日時コード部64には、日時指定を行なう場合において「日」を表わす数値が設定される桁に記憶期限日数が、あるいは、「時」を表わす数値が設定される桁に記憶期限時間がそれぞれ設定される。
出力後削除要求63dは、この情報63dが付与された画像データの出力完了を条件にその画像データを削除するように要求する情報である。出力後削除要求63dについては、送信元から日時などの情報を設定する必要がないので、日時コード部64にはすべて「0」が設定される。
次回送信予定日時情報63eは、定期的に繰り返し送信する画像データの次回の送信タイミングを示す情報であり、この日時が経過する前に今回分の画像データを削除することを要求するための情報である。この情報63eの日時コード部64に設定される数値は、記憶期限情報(日時指定)63aの場合と同じなので説明を省略する。
図3下段の表は、Fコード対応表60を示している。Fコード対応表60には、画像データと共に送信されるFコード61a〜61eと、これらのFコード61a〜61eに対応する削除条件62とを一覧表示している。さらに、削除条件62としては、その種類とこれらに応じて規定される具体的な時期(日時)とを列挙している。
Fコード対応表60に列挙した削除条件62の種類と時期(日時)とは、上述したデータ構成の規則に従って、各Fコード61a〜61eに変換されて画像データと共に送信されるようになっている。
図4は、送信元ファクシミリ装置40において、Fコード61に乗せる情報を設定するための送信画像削除条件設定画面70を示している。
送信画像削除条件設定画面70は、送信者41が画像データの送信に関する設定をする際に、送信元ファクシミリ装置40の操作部(図示省略)を操作することにより表示される画面の一例である。
送信画像削除条件設定画面70には、記憶期限情報63a〜63cを設定するための入力欄として入力選択ボックス71と、記憶期限日時入力欄72と、記憶期限(時間単位)入力欄73と、記憶期限(日単位)入力欄74とが表示されている。さらに、出力後削除要求63dを設定するための出力後削除要求設定欄75と、次回送信予定日時情報63eを入力する次回送信予定日時入力欄76とが表示されている。
入力選択ボックス71は、3種類ある記憶期限情報の入力欄72〜74のいずれを使用するかを選択するための選択欄である。入力選択ボックス71は、入力欄72〜74の左側にそれぞれに対応させて表示されている。各入力選択ボックス71は、ユーザが送信元ファクシミリ装置40のタッチパネルに触れて、いずれかの入力選択ボックス71を選択することにより、その選択ボックス71に対応する入力欄72〜74に入力することができるようになっている。
記憶期限日時入力欄72は削除条件62として記憶期限を日時で指定する入力欄である。記憶期限(時間単位)入力欄73、および記憶期限(日単位)入力欄74は、画像データ受信時を基準とした相対的な記憶期限を時間単位、日単位で指定するための入力欄である。これらの入力欄は、初期状態ではグレイアウト表示となっており、選択された入力選択ボックス71に対応する入力欄72〜74のみが入力可能となり、重複設定ができないようになっている。
出力後削除要求設定欄75は、削除条件62として出力後削除要求63dを選択するための設定欄である。同欄75は、既定値として「0」が入力されており、ここに「1」を入力すると出力後削除要求63dが選択される。
次回送信予定日時入力欄76は、削除条件62として次回分の画像データの送信予定日時を指定するための入力欄である。
送信画像削除条件設定画面70に表示されている各入力欄など71〜76は、1つの入力欄に削除条件62を入力すると、他の入力欄がグレイアウト表示となる。これにより、Fコード61の設定が排他的にしか行なえないようになっている。
送信画像削除条件設定画面70の最下段には、設定完了釦77が表示されている。いずれかの入力欄72〜76への削除条件62の入力が完了してからこの設定完了釦77を押すと、送信画像削除条件設定画面70は図5に示す送信画像削除条件確認画面78に切り替わる。
図5は、送信画像削除条件確認画面78の一例を示している。本画面78は、送信画像削除条件設定画面70で削除条件62を設定した後に、その設定完了釦77を押すと表示される画面である。この画面78には、メッセージ欄79と、OK釦80と、キャンセル釦81とが表示されている。
メッセージ欄79には、送信画像削除条件設定画面70でFコードに設定した削除条件62の内容が表示される。この内容を確認した送信者41がOK釦80を押すと、前画面70で入力した内容がFコード61の数値に変換されて、画像データと共に受信先のファクシミリ装置10へ送信されるようになっている。なお、設定を変更したい場合は、キャンセル釦81を押すと、本画面78は、送信画像削除条件設定画面70に戻る。
次に、受信側のファクシミリ装置10で設定する情報について説明する。受信側のファクシミリ装置10では、ユーザが画像データの削除条件を操作部から設定できるようになっている。
図6は、削除条件一覧表90の一例を示している。削除条件一覧表90は、不揮発メモリ14に記憶されている削除条件の内容を示している。同表90は、設定分類91と、設定分類優先順位92と、削除条件93と、削除条件優先順位94と、一致判断指定95とを表わしている。
設定分類91は、判別手段31や削除手段32が、記憶手段25に記憶されている画像データの中から削除可能なものを選別するための削除条件93の分類である。設定分類には、FAX番号96と、サブアドレス97と、略語98と、削除時期99と削除対象ページ数100とがある。ここに列挙した各分類のうちFAX番号96から略語98までは、送信元ファクシミリ装置40を特定する送信元情報に関連する削除条件93である。一方、削除時期99と、削除対象ページ数100とは、削除対象画像データの属性に基づく削除条件93である。
設定分類優先順位92は、削除する画像データを選別する際の選別基準としてどの設定分類91から優先的に適用すべきかを表わした順位である。
削除条件93は、削除可能な画像データを特定するためにユーザが入力する具体的データである。削除条件93は、設定分類91毎に複数個ずつ設定できるようになっている。
FAX番号96に設定される削除条件93は、送信元ファクシミリ装置40のFAX番号である。サブアドレス97は、送信元情報としてFコードに付与されるサブアドレスである。サブアドレスには、会社や所属部署など、送信元ファクシミリ装置40や送信者41に関する多様な情報が設定されている。FAX番号96やサブアドレス97は、TSI信号などによって送信元ファクシミリ装置40から送られてくる送信元情報と直接対比するためにユーザが予め設定しておく情報である。
略語98は、送信元ファクシミリ装置40が設置されている会社名や部署、それらの略称などである。FAX番号などは数値データであるため、そのままの表現ではユーザが相手先を直ちに特定できない場合も多い。そこで、会社名やその略称などの「略語」と、FAX番号やサブアドレスとを関連付けて予め登録しておき、略語98を削除条件93として指定できるようになっている。これにより、FAX番号などを間接的に指定して、送信元情報と対比させるようになっている。
削除時期99に設定される削除条件93は、画像データをその受信時期や受信時からの経過期間で選別するための条件である。受信時を設定する場合は、設定された時期よりも過去に受信した画像データを削除対象として選別するようになっている。また、受信時からの経過期間を設定する場合は、受信時から起算して、設定された期間を超えて保存されている画像データを削除対象として選別するようになっている。削除対象ページ数100は、画像データをそのデータサイズで選別するための条件である。ここに設定されたページ数よりも多いページ数の画像データを削除対象として選別するようになっている。
各設定分類91には、複数の削除条件93が設定できるようになっている。このとき、複数設定された削除条件93のうち、どれを使って画像データを選別するのかを決める必要がある。そのための削除条件93の採用順位が削除条件優先順位94である。
また、FAX番号96と、サブアドレス97と、略語98との設定分類91には、一致判断指定95の設定ができるようになっている。一致判断指定95は、削除条件93として設定された送信元情報と、受信した画像データの送信元情報とが一致するか否かの判断を、完全一致と部分一致のいずれで行なうかの指定である。ここでは、「0」が完全一致を、「1」が部分一致を表わしている。
部分一致指定に該当する例として、たとえば、下4桁を除いた電話番号をFAX番号96の削除条件93として設定する場合がある。これによって、この番号を含む任意のFAX番号からなる送信元情報に対応する画像データが削除対象として判別される。また、略語98の削除条件93に、「AAA株式会社」のうち「AAA」部分のみを設定する場合がある。これによって、「AAA」を含む関連会社や部署名が略語として登録された送信元情報に対応する画像データが削除対象と判別される。
図7および図8は、ユーザが削除条件一覧表90を設定するための画像データ削除条件設定画面101、110の例を示している。これらの画面101、110は削除条件設定手段35として機能する。これらの画面101、110を通じて設定された削除条件93は、不揮発メモリ14に記憶されて、判別手段31などが受信した画像データの送信元情報と対比するための参照データとなる。画像データ削除条件設定画面101、110は、ファクシミリ装置10の表示手段20に連続して表示される2つの画面である。図7の画像データ削除条件設定画面101では、送信元情報に関する削除条件93などの設定を受け付け、図8の画像データ削除条件設定画面110ではその他の項目の設定を受け付けるようになっている。
図7の画像データ削除条件設定画面101には、設定分類表示欄102と、設定分類優先順位入力欄103と、削除条件優先順位入力欄104と、削除条件入力欄105と、一致判断指定欄106と、ページ切替釦107とが表示されている。
設定分類表示欄102には、本画面101で設定可能な設定分類91が既定表示されている。設定分類優先順位入力欄103と削除条件優先順位入力欄104とは、図6に示した設定分類優先順位92と削除条件優先順位94とに相当する値をそれぞれに入力するための入力欄である。
設定分類表示欄102に表示されている各設定分類96〜98の右側には、削除条件優先順位入力欄104と、削除条件入力欄105と、一致判断指定欄106とを横一列に並べたものがそれぞれ必要数だけ配置されている。削除条件入力欄105は、さらにFAX番号入力欄105aと、サブアドレス入力欄105bと、略語入力欄105cとに分けられている。FAX番号入力欄105aは、削除条件としてFAX番号を入力するための入力欄である。サブアドレス入力欄105bは削除条件としてサブアドレスを、略語入力欄105cは削除条件として略語をそれぞれ入力するための入力欄である。
一致判断指定欄106は、図6に示した一致判断指定95を設定するための入力欄である。「0」は完全一致により、「1」は部分一致により削除対象となる送信元情報を判別することを示している。なお、部分一致を指定する場合には、各削除条件入力欄105a〜105cに入力するFAX番号96などの削除条件93としてワイルドカードを使用できるようになっている。「*」は、任意長の文字列を、「?」は任意の1文字を表わすワイルドカードである。
画像データ削除条件設定画面101の最下段には、ページ切替釦107が表示されている。ページ切替釦107を押すと、図8に示す画像データ削除条件設定画面110が表示される。
図8の画像データ削除条件設定画面110には、図7と同様の設定分類表示欄102と、設定分類優先順位入力欄103と、削除条件優先順位入力欄104と、削除条件入力欄105とが表示されている。
図7と同様に設定分類表示欄102には、本画面101で設定可能な設定分類91が既定表示されている。設定分類優先順位入力欄103と削除条件優先順位入力欄104とは、図6に示した設定分類優先順位92と削除条件優先順位94とに相当する値をそれぞれに入力するための入力欄である。
設定分類表示欄102に表示されている各設定分類99、100の右側には、削除条件優先順位入力欄104と、削除条件入力欄105とを横一列に並べたものがそれぞれ必要数だけ配置されている。削除条件入力欄105には、削除時期を年月日で指定するための削除時期(日付指定)入力欄105dと、削除時期を受信時からの経過時間で指定するための削除時期(時間単位)入力欄105eと、削除時期を受信時からの経過日数で指定するための削除時期(日単位)入力欄105fと、削除時期を受信時からの経過月数で指定するための削除時期(月単位)入力欄105gと、削除条件をページ数を基準にして指定するための削除対象ページ数入力欄105hとがある。
なお、以上説明した削除条件入力欄105のすべてに削除条件が入力されていなくてもかまわない。
画像データ削除条件設定画面110の最下段には、ページ切替釦111と設定完了釦112とが表示されている。画像データ削除条件設定画面101、110で必要な削除条件93を入力後、設定完了釦112を押すと、入力したデータが不揮発メモリ14に格納されるようになっている。これにより削除条件93の設定が完了する。なお、前画面101を再度表示させたい場合はページ切替釦111を押せばよい。
図9は、Fコードに出力後削除要求が付与された画像データを記憶手段25から削除する場合の動作の流れを示している。
ボックス機能のように、特定の受信者による出力指示を待って画像データを出力する場合は、画像データは受信後即時出力されずに記憶手段25に一時保存される。このような記憶手段25内の未出力画像データについてユーザから出力要求を受け付けると(ステップS201)、ファクシミリ装置10は当該画像データの出力処理を実行する(ステップS202)。このとき、削除手段32は当該画像データについて出力後削除要求の有無を確認し、出力後削除要求がある場合には(ステップS203;Y)、記憶手段25から当該画像データを削除して(ステップS204)、動作を終了する。出力後削除要求がない場合は(ステップS203;N)そのまま動作を終了する。以上のように、Fコードに出力後削除要求が付与されていた画像データは、送信者の意図に従って出力完了を条件に記憶手段25から削除され、このデータ量分の空き容量を増やすことができる。
図10は、定期的に記憶手段25内の画像データを削除する動作の流れを示している。
制御手段33は、記憶手段25に保存されている全データ量を予め設定されたタイミングでチェックする(ステップS301)。そして、不揮発メモリ14に記憶されている管理目標値と比較して、記憶手段25の空き容量が不足するか否かを確認する。空き容量が不足していなければ(ステップS302;N)、制御手段33は動作を終了する。
記憶手段25の空き容量が不足している場合には(ステップS302;Y)制御手段33は判別手段31と削除手段32とを稼働させる。判別手段31と削除手段32とは、ユーザが予め設定した削除条件62とそれらの削除優先順位92、94とに従って、削除する画像データを選別する(ステップS303)。ここでは、管理目標値の空き容量が確保されるまで画像データが選別される。したがって、選別される画像データの数量は一定ではない。
次に、削除手段32は、設定の内容に応じて、画像データが削除される前にその画像データをプリントアウトするなどの削除前処理が必要であるか否かの判断をする(ステップS304)。削除前処理が不要な場合は(ステップS304;N)、選別された画像データの削除を直ちに実行する(ステップS310)。一方、削除前処理が必要な場合には(ステッップS304;Y)、設定されている削除前処理の内容に応じて以下の動作を経てから画像データを削除する。
画像データ削除前に画像をプリントアウトするように設定されている場合は(ステップS305;A)、削除する画像データに対応する画像をプリントアウトする(ステップS306)。他の機器へ画像データを転送するように設定されている場合は(ステップS305;B)、公衆回線51やネットワーク回線50を介して、所定の送信手段により転送先ファクシミリ装置43や転送先ユーザ端末42に画像データを転送する(ステップS307)。
また、削除実行前にその旨を機器管理者端末44に通報するように設定されている場合は(ステップS305;C)、通報手段34がネットワーク回線50を介して機器管理者端末44に画像データが削除される旨の通報をする(ステップS308)。このとき、削除対象となっている画像データについてのサムネイル画像と送信元情報とを共に送信する。これらの情報を確認した機器管理者が削除を実行する画像データを選定すると、削除手段32は削除の承認を受けた画像データのみを削除対象として選別する(ステップS309)。
以上の所定の前処理が完了すると、削除手段32は選別された画像データの削除を実行する(ステップS310)。このように、制御手段33は、所定の期間毎に必要に応じて判別手段31と削除手段32とを稼働させるので、記憶手段25が常にある程度の空き容量を有するように維持することができる。
図11は、画像データを受信する際に、その画像データを保存するのに記憶手段25の空き容量が不足する場合において、不要な画像データを削除する動作の流れを示している。
ファクシミリ装置10が画像データを受信すると、この画像データは、まずRAM13に格納される(ステップS401)。そして、当該画像データを記憶手段25に保存する前に、制御手段33は記憶手段25の空き容量をチェックし(ステップS402)、画像データのデータサイズと比較して、記憶手段25に保存されている不要な画像データを削除しなければRAM13内の画像データを保存できないかどうかを判断する(ステップS403)。充分な空き容量がある場合は(ステップS403;N)、RAM13内の画像データを記憶手段25へ格納して(ステップS412)動作を終了する。
空き容量が不足する場合(ステップS403;Y)には、制御手段33は、判別手段31と削除手段32とを稼働させる。判別手段31と削除手段32とは、ユーザが予め設定した削除条件62とそれらの削除優先順位とに従って、必要な空き容量を確保できるように、削除する画像データを選別する(ステップS404)。
上記ステップ以下、ファクシミリ装置10の設定の内容に応じた削除前処理を実行し(ステップS405〜S410)、削除対象となった画像データを記憶手段25から削除する(ステップS411)動作については、図10で説明したステップS304〜S310の動作と同じであるので説明を省略する。
記憶手段25内の画像データを削除して空き容量が確保された後は、ファクシミリ装置10は、RAM13内の画像データを記憶手段25に保存して(ステップS412)すべての動作を完了する。以上のように、制御手段33は、画像データの受信時に必要に応じて判別手段31と削除手段32とを稼働させるので、空き容量不足で受信が中止されるような事態が防止され、確実に画像データを受信することができる。
図12は、画像データ削除確認画面500の一例を示している。この画面500は、Fコードに記憶期限情報63a〜63cや次回送信予定日時情報63eが付されている場合に、受信した画像データを出力した後に表示される確認画面である。画面中央には確認メッセージ501が表示され、送信元で設定された時期に当該画像データが削除される旨が表示されている。OK釦502を押すと、そのまま画像データと記憶期限情報63a〜63cなどとが記憶手段25に保存される。キャンセル釦503を押すと、画像データのみが記憶手段25に保存され、画像データが自動削除されないようにすることができる。なお、Fコードに出力後削除要求63dが付されている場合や、送信元情報が不揮発メモリ14に設定されているものと一致するために画像データが削除される場合にも、同様の確認画面によって、自動削除するか否かをユーザが判断できるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、送信元情報が送信元から送られてこないことを削除条件の1つとして不揮発メモリ14に登録可能に構成しておけば、そのような送信元(イタズラや広告などの場合が想定される)から受信した画像データを選択して削除することができる。このような削除条件の登録方法としては、FAX番号96の削除条件93をブランク設定とするなどにより、FAX番号を通知しない送信元から受信した画像データを削除可能と判別するようにしてもよい。
また、実施の形態では管理目標値に達するまで画像を削除するようにしたが、判別手段31や削除手段32の稼働タイミング毎に削除条件93に合致するすべての画像データを削除するようにしてもよい。
また、実施の形態では、受信側のファクシミリ装置10でユーザが設定し得る削除条件93として、削除対象の画像データを抽出する条件を設定するようにしたが、削除対象から除外する条件を設定し得るように構成してもよい。たとえば、送信元情報に「AAA株式会社」の語が含まれる画像データを削除対象と判別するように設定されている場合において、さらに「BB部」の語が含まれる場合にはその画像データを削除対象から除外する(削除しない)ようにしてもよい。
また、Fコードに次回送信予定日時情報63eが付与されている場合において、設定されている送信予定日時の直前に今回分の画像データを削除するようにすれば、せっかく確保した空き領域が無関係な画像データの受信に割り込まれてしまうおそれも少なくなる。さらに、Fコードに次回送信予定日時情報63eが付された画像データを削除した場合は、そのデータを削除した記憶手段25内の領域を次回分の画像データ専用受信領域として確保しておくようにしてもよい。
さらに、実施の形態では削除前にその画像データのプリントアウトを実行するなどの削除前処理の選択は初期設定されているものとしたが、画像データ別に削除前処理が選択できるようにしてもよい。受信した画像データの記憶手段25への保存時に、図示省略の画像データ削除前処理選択画面により削除前処理の内容を選択できるようにするとよい。
本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置が他の情報機器と画像データの送受信などを行なう際のイメージを示す説明図である。 画像データの送信側で画像データのFコードに付与する情報の説明図である。 送信元ファクシミリ装置の表示手段に表示される送信画像削除条件設定画面の一例を示す説明図である。 送信元ファクシミリ装置の表示手段に表示される送信画像削除条件確認画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置の不揮発メモリに設定されている削除条件を示す説明図である。 受信側ファクシミリ装置の表示手段に表示される第1の画像データ削除条件設定画面の一例を示す説明図である。 受信側ファクシミリ装置の表示手段に表示される第2の画像データ削除条件設定画面の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置が出力後削除要求の付与された画像データを出力する際の動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置が記憶手段から不要な画像データを定期的に削除する際の動作を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わるファクシミリ装置が画像データを受信する際の動作を示す流れ図である。 送信側ファクシミリ装置の表示手段に表示される画像データ削除確認画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…ファクシミリ装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
20…表示手段
21…パネル操作手段
22…画像読取手段
23…画像処理手段
24…画像形成手段
25…記憶手段
26…画像出力手段
27…ファクシミリ制御手段
28…ネットワーク接続手段
30…受信手段
31…判別手段
32…削除手段
33…制御手段
34…通報手段
35…削除条件設定手段
40…送信元ファクシミリ装置
41…送信者
42…転送先ユーザ端末
43…転送先ファクシミリ装置
44…機器管理者端末
50…ネットワーク回線
51…公衆回線
60…Fコード対応表
61…Fコード
61a…Fコード(記憶期限情報(日時指定))
61b…Fコード(記憶期限情報(時間単位))
61c…Fコード(記憶期限情報(日単位))
61d…Fコード(出力後削除要求)
61e…Fコード(次回送信予定日時情報)
62…削除条件
63…種類コード部
63a…記憶期限情報(日時指定)
63b…記憶期限情報(時間単位)
63c…記憶期限情報(日単位)
63d…出力後削除要求
63e…次回送信予定日時情報
64…日時コード部
70…送信画像削除条件設定画面
71…入力選択ボックス
72…記憶期限日時入力欄
73…記憶期限(時間単位)入力欄
74…記憶期限(日単位)入力欄
75…出力後削除要求設定欄
76…次回送信予定日時入力欄
77…設定完了釦
78…送信画像削除条件確認画面
79…メッセージ欄
80…OK釦
81…キャンセル釦
90…削除条件一覧表
91…設定分類
92…設定分類優先順位
93…削除条件
94…削除条件優先順位
95…一致判断指定
96…FAX番号
97…サブアドレス
98…略語
99…削除時期
100…削除対象ページ数
101…画像データ削除条件設定画面
102…設定分類表示欄
103…設定分類優先順位入力欄
104…削除条件優先順位入力欄
105…削除条件入力欄
105a…FAX番号入力欄
105b…サブアドレス入力欄
105c…略語入力欄
105d…削除時期(日付指定)入力欄
105e…削除時期(時間単位)入力欄
105f…削除時期(日単位)入力欄
105g…削除時期(月単位)入力欄
105h…削除対象ページ数入力欄
106…一致判断指定欄
107…ページ切替釦
110…画像データ削除条件設定画面
111…ページ切替釦
112…設定完了釦
500…画像データ削除確認画面
501…確認メッセージ
502…OK釦
503…キャンセル釦

Claims (15)

  1. 送信元ファクシミリ装置より、画像データとこの画像データの送信元を示す送信元情報とを受信する受信手段と、
    前記画像データと前記送信元情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記送信元情報と別途設定した送信元情報とが一致するか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により2つの送信元情報が一致すると判別された場合に、前記送信元情報と関連付けて記憶されている前記画像データを前記記憶手段から削除する削除手段と
    を有する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記判別手段は、部分一致により、2つの前記送信元情報が一致すると判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記送信元情報は、前記送信元ファクシミリ装置のFAX番号またはTSI信号を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記送信元情報は、Fコードに含まれる
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記送信元ファクシミリ装置で設定された記憶期限情報がFコードに付与されており、
    前記削除手段は、Fコードに付与されていた前記記憶期限情報が示す期限を経過した画像データを削除する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記送信元ファクシミリ装置で設定された、画像データの出力完了を条件にその画像データを削除することを示す出力後削除要求がFコードに付与されており、
    前記削除手段は、画像データの出力完了時にその画像データに対応するFコードに前記出力後削除要求が付与されていたか否かを判別し、付与されていた場合に前記画像データを削除する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記送信元ファクシミリ装置で設定された削除期限情報がFコードに付与されており、
    前記削除手段は、前記削除期限情報が示す期限の経過する前にその削除期限情報に対応する画像データを削除する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置。
  8. 前記送信元ファクシミリ装置で設定された、次回の送信予定日時を示す送信予定日時情報がFコードに付与されており、
    前記削除手段は、前記送信予定日時情報が示す送信予定日時が経過する前にその送信予定日時情報に対応する画像データを削除する
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のファクシミリ装置。
  9. 前記ファクシミリ装置は、前記画像データが削除される前に、当該画像データを出力する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、7および8に記載のファクシミリ装置。
  10. 前記ファクシミリ装置は、通報手段を有し、
    前記通報手段は、前記削除手段で画像データを削除する前にその旨を所定の通報先に通報する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載のファクシミリ装置。
  11. 前記削除手段は、前記通報先から許可された場合にのみ前記画像データを削除する
    ことを特徴とする請求項10に記載のファクシミリ装置。
  12. 前記ファクシミリ装置は、削除条件を設定する削除条件設定手段を有し、
    前記削除手段は、前記削除条件に該当する画像データを前記記憶手段から削除する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載のファクシミリ装置。
  13. 前記ファクシミリ装置は、前記判別手段およびまたは前記削除手段の稼働タイミングを制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12に記載のファクシミリ装置。
  14. 前記制御手段は、定期的に前記判別手段およびまたは前記削除手段を稼働させる
    ことを特徴とする請求項13に記載のファクシミリ装置。
  15. 前記制御手段は、新たに画像データを受け入れる際に前記記憶手段の空き容量を検査し、不足する場合に前記判別手段およびまたは前記削除手段を稼働させる
    ことを特徴とする請求項13または14に記載のファクシミリ装置。
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