JP2006229569A - 遠方監視システムおよび遠方監視方法 - Google Patents

遠方監視システムおよび遠方監視方法 Download PDF

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【課題】必要かつ詳細な現地情報を効率的に取得できる遠方監視システムおよび遠方監視方法を提供すること。
【解決手段】この遠方監視システム1は、監視対象がある現地に配置されると共に現地情報を取得する現地監視ユニット10と、現地の遠方に配置されると共に現地監視ユニット10に対してネットワーク30を介して接続される遠方監視ユニット20とを含む。そして、現地監視ユニット10が、高密度現地情報および低密度現地情報を生成し、高密度情報を低密度情報に関連付けて記録すると共に低密度情報をネットワーク30を介して遠方監視ユニット20に略リアルタイムで送信している。そして、低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されるとこのフレーム画像に関連付けられた高密度情報が現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20に送信される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、遠方監視システムおよび遠方監視方法に関し、さらに詳しくは、必要かつ詳細な現地情報を効率的に取得できる遠方監視システムおよび遠方監視方法に関する。
近年では、遠方の監視センターにて現地の監視対象をネットワークを介して監視できる遠方監視システムが実用化されている。かかる遠方監視システムでは、インフラや運輸コストの制限から、ネットワークとして一般回線等のナローバンドが使用されている。このため、現地にて取得された情報(現地情報)をそのままの情報量にてリアルタイムで監視センターに伝送することが困難である(必ずしもネットワークがブロードバンドではない)。しかし、遠方監視システムでは、リアルタイムにて監視対象を監視できること、ならびに、異常発生時や事後的な検証時などの所定時にて現地の詳細な状況を確認できることの双方が求められる。
この点において、従来の遠方監視システムには、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の遠方監視システムでは、現地情報がネットワークの通信容量に応じてリアルタイムで伝送可能な情報量に減縮処理されている。そして、平常時には、この減縮された現地情報(低密度情報)がネットワークを介して遠方の監視センター(遠方監視ユニット)にリアルタイムで伝送されている。一方、現地情報が、その情報量を維持しつつ現地にて記録されている。そして、所定時にて、この詳細な現地情報(高密度情報)が遠方の監視センターに伝送される。
従来の遠方監視システムでは、かかる構成により、情報量が異なる二種類の現地情報が使い分けられ、目的に応じた的確な監視(平常時におけるリアルタイムでの現地情報の取得ならびに所定時における詳細な現地情報の取得)が実現されている。
特開2003−018552号公報
この発明は、必要かつ詳細な現地情報を効率的に取得できる遠方監視システムおよび遠方監視方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる遠方監視システムは、監視対象がある現地に配置されると共に監視対象にかかる情報(以下、現地情報という。)を取得する現地監視ユニットと、現地の遠方に配置されると共に前記現地監視ユニットに対してネットワークを介して接続される遠方監視ユニットとを含む遠方監視システムであって、前記現地監視ユニットが、高密度な現地情報(以下、高密度情報という。)および低密度な現地情報(以下、低密度情報という。)を生成し、高密度情報を低密度情報に関連付けて記録すると共に低密度情報をネットワークを介して遠方監視ユニットに略リアルタイムで送信しており、且つ、前記低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されると当該フレーム画像に関連付けられた高密度情報が前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに送信されることを特徴とする。
この遠方監視システムでは、低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されるとこのフレーム画像に関連付けられた高密度情報が現地監視ユニットから遠方監視ユニットに送信される。これにより、必要かつ詳細な現地情報が迅速かつ的確に取得される利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、低密度情報の前記フレーム画像に対して、より高解像度のフレーム画像が高密度情報として関連付けられている。
この遠方監視システムでは、低密度情報のフレーム画像に対して、より高解像度のフレーム画像が高密度情報として関連付けられているので、必要かつ詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、低密度情報に含まれる一つの前記フレーム画像に対して、複数のフレーム画像が高密度情報として関連付けられている。
この遠方監視システムでは、低密度情報に含まれる一つのフレーム画像に対して、一つのフレーム画像が高密度情報として関連付けられているので、必要かつ詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、関連付けられる高密度情報に、音声情報、警報信号、その他付加的な現地情報が含まれる。
この遠方監視システムでは、関連付けられる高密度情報に、音声情報、警報信号、その他付加的な現地情報が含まれるので、より詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、高密度情報が圧縮されて記録され、且つ、その圧縮方式として可逆圧縮方式が採用される。
この遠方監視システムでは、高密度情報が圧縮されて記録され、且つ、その圧縮方式として可逆圧縮方式が採用されるので、より多くの高密度情報を記録できると共に、圧縮処理による画像情報の損失を低減できる利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、高密度情報に電子透かしが挿入される。
この遠方監視システムでは、高密度情報に電子透かしが挿入されるので、高密度情報の改竄が防止されて、事後的な検証にあたり高密度情報の物件証拠としての信頼性が高まる利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視システムは、異常発生時にて所定の高密度情報が保護される。
この遠方監視システムでは、異常発生時にて所定の高密度情報が保護されるので、重要な現地情報の消失が防止される利点がある。
また、この発明にかかる遠方監視方法は、監視対象にかかる情報(以下、現地情報という。)が現地にて現地監視ユニットにより取得されると共に、取得された現地情報がネットワークを介して現地監視ユニットから遠方の遠方監視ユニットに送信される遠方監視方法であって、高密度な現地情報(以下、高密度情報という。)および低密度な現地情報(以下、低密度情報という。)が生成されるステップと、前記高密度情報が前記低密度情報に関連付けて記録されるステップと、前記低密度情報がネットワークを介して前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに略リアルタイムで送信されるステップと、前記低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されると当該フレーム画像に関連付けられた高密度情報が前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに送信されるステップと、を含むことを特徴とする。
この発明にかかる遠方監視システムでは、低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されるとこのフレーム画像に関連付けられた高密度情報が現地監視ユニットから遠方監視ユニットに送信されるので、必要かつ詳細な現地情報が迅速かつ的確に取得される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかる遠方監視システムを示す構成図である。図2〜図5は、図1に記載した遠方監視システムの機能を示すブロック図(図2)、フローチャート(図3)ならびに説明図(図4〜図6)である。図7は、図1に記載した遠方監視システムの変形例を示す説明図である。
[遠方監視システム]
この遠方監視システム1は、現地監視ユニット10および遠方監視ユニット20を含み構成される(図1参照)。現地監視ユニット10は、監視対象(防犯施設や防災施設など)がある現地に設置され、監視対象にかかる情報(以下、現地情報という。)を取得する。遠方監視ユニット20は、現地から離れた場所(例えば、監視センター)に設置され、現地監視ユニット10に対してネットワーク30を介して接続される。この遠方監視システム1は、情報量が異なる二種類の現地情報(低密度情報および高密度情報)を使い分けることにより、目的に応じた的確な監視(平常時におけるリアルタイムでの現地情報の取得ならびに所定時における詳細な現地情報の取得)を実現できる。
現地監視ユニット10は、監視カメラ11と、集音マイク12と、警報センサー13と、現地制御装置14と、現地記録装置15とを含み構成される。なお、これらの要素11〜15は、複数設置されても良い(図1参照)。監視カメラ11は、例えば、プログレッシブカメラから成り、その撮像方向を現地の監視対象に向けて設置される。また、この監視カメラ11は、監視状態にて監視対象を常時撮像すると共に、その画像情報を現地制御装置14に送信する。集音マイク12は、監視対象の近傍に設置され、監視状態にて付近の音声を常時集音すると共に、その音声情報を現地制御装置14に送信している。警報センサー13は、監視対象の近傍に設置され、監視対象に所定の異常が発生した(所定の異常を検知した)ときに、警報信号を現地制御装置14に送信する。現地制御装置14は、取得した監視対象にかかる情報(監視カメラ11からの画像情報、集音マイク12からの音声情報、警報センサー13からの警報信号など。以下、現地情報という。)に基づいて所定の処理を行う。この現地制御装置14の機能については、後述する。現地記録装置15は、現地制御装置14により処理された現地情報(高密度情報)を記録する。このとき、現地記録装置15は、現地情報を圧縮データとして記録しても良いし、非圧縮データとして記録しても良い。
遠方監視ユニット20は、遠方制御装置21と、遠方記録装置22と、表示モニター23と、操作パネル24とを含み構成される。遠方制御装置21は、現地監視ユニット10からの現地情報に基づいて所定の処理を行う。遠方記録装置22は、現地監視ユニット10からの現地情報を記録する。表示モニター23は、現地情報に含まれる画像情報を表示する。操作パネル24は、監視員による指令の入力に用いられる。
ネットワーク30は、インターネット、LAN(Local Area Network)などを含む情報通信網である。このネットワーク30は、必ずしもブロードバンドではなく、一般回線等のナローバンドを含み構成される。
[現地制御装置の機能]
現地監視ユニット10に含まれる現地制御装置14は、高密度情報生成部141と、低密度情報生成部142と有する(図2参照)。
高密度情報生成部141は、現地情報に基づき高密度情報を生成する機能を有する。この高密度情報は、高密度な(詳細な)現地情報であり、事後的な検証等にあたり必要な情報を確認できる(物件証拠となり得る)程度の豊富な情報量を有する。例えば、この高密度情報は、解像度が高く詳細な複数のフレーム画像H1〜H4を含み構成される(図4参照)。なお、これらのフレーム画像H1〜H4は、圧縮画像であっても良いし、非圧縮画像であっても良い。
低密度情報生成部142は、現地情報に基づき低密度情報を生成する機能を有する。この低密度情報は、高密度情報よりも低密度な(減縮された)現地情報であり、現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20に略リアルタイムで伝送可能な容量を有する。例えば、この低密度情報は、高密度情報のフレーム画像H1〜H4よりも解像度が低い(粗い)複数のフレーム画像L1〜L4を含み構成される。ただし、これらのフレーム画像L1〜L4は、表示モニター23に表示されたときに、監視員が取得したい現地情報を特定できる程度の解像度を有する必要がある。
同期データ作成部143は、作成された高密度情報と低密度情報とを相互に関連付ける(同期する)同期データを作成する。例えば、高密度情報に含まれる複数のフレーム画像H1〜H4と低密度情報に含まれる複数のフレーム画像L1〜L4とがフレーム毎に関連付けられて、同期データが作成される(図4参照)。また、これらの関連付けは、例えば、ソースとなる画像情報(監視カメラ11により取得された画像情報)のフレーム番号、撮像時刻などに基づき行われる。これにより、低密度情報のフレーム画像L1〜L4から任意のフレーム画像L3が指定(選択)されると、これに関連する高密度情報(フレーム画像H3およびその音声情報など)が速やかに特定される。なお、作成された同期データは、データベースとして現地記録装置15(あるいは現地制御装置14のメモリ)に記憶される。
[作用]
この遠方監視システム1では、平常時にて、監視対象に関する現地情報が現地監視ユニット10により常時取得され、この現地情報のうちの一部(低密度情報)が現地から離れた遠方監視ユニット20にネットワーク30を介してリアルタイムで伝送される(図1参照)。すなわち、平常時にて伝送される現地情報は、リアルタイムで伝送可能な一部の情報(低密度情報)に限定される。そして、異常発生時や事後的な検証時などの所定時にて、遠方監視ユニット20側からの指定により、詳細な現地情報(高密度情報)が現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20にネットワーク30を介して伝送される。
より詳細には、まず、平常時にて、監視対象に関する現地情報が、現地監視ユニット10の監視カメラ11、集音マイク12、警報センサー13等により常時取得される(ST11)(図3参照)。次に、この現地情報をソースとして、高密度情報および低密度情報が現地制御装置14により生成される(ST12)。この低密度情報には、複数かつ低解像度のフレーム画像L1〜L4が含まれ、また、高密度情報には、低密度情報の各フレーム画像L1〜L4に対応する高解像度のフレーム画像H1〜H4が含まれる(図4参照)。また、このとき、低密度情報(フレーム画像L1〜L4)と高密度情報(フレーム画像H1〜H4)とを相互に関連付ける同期データが現地制御装置14により作成される(ST13)。そして、高密度情報が現地記録装置15により記録され(ST14)、低密度情報が現地制御装置14から遠方制御装置21にネットワーク30を介してリアルタイムで送信される(ST15)。
次に、遠方制御装置21が低密度情報を受信すると、この低密度情報が遠方記録装置22に記録されて表示モニター23に表示される(ST21、ST22)。このとき、例えば、警報センサー13によるアラーム発生時刻と、この時刻に前後する時刻(例えば、前後60秒)にかかる映像(画像)とが関連付けられたリストが、表示モニター23に表示される(図5参照)。そして、表示リスト中から任意のフレーム番号が指定されると、該当する低密度情報が表示モニター23上に表示される(図6参照)。これにより、フレーム番号や時間情報(アラーム発生時刻や録画時刻など)に基づいた高密度情報(詳細画像)の検索が可能となる。
また、このとき、低密度情報は、例えば、複数のフレーム画像L1〜L4が取得された時間毎にサムネイル方式により順次配列されて表示される(図6(a)参照)。次に、所定時にて、表示されたフレーム画像L1〜L4から任意のフレーム画像L3が指定されると、指定命令が遠方制御装置21から現地制御装置14に送信される(ST23)。具体的には、監視員が表示されたフレーム画像L1〜L4の中から必要なもの(詳細な現地情報を要するもの)を選択して指定する。また、この指定の入力は、操作パネル24を介して表示モニター23の画面上で行われる。
次に、現地制御装置14が指定命令(任意のフレーム画像L3の指定)を受信すると、指定されたフレーム画像L3に関連する高密度情報(フレーム画像H3およびその音声情報など)が同期データに基づいて現地記録装置15から現地制御装置14に読み込まれる(ST16)。そして、読み込まれた高密度情報が現地制御装置14から遠方制御装置21に送信される(ST17)。
次に、遠方制御装置21が高密度情報を受信すると、この高密度情報が遠方記録装置22に記録されて表示モニター23に表示される(ST24、ST25)。例えば、指定された低密度情報のフレーム画像L3に対応する高密度情報のフレーム画像H3が、表示モニター23上に拡大表示される(図6(b)参照)。また、このフレーム画像H3は、さらに部分的な拡大も可能である(図6(c)参照)。これにより、詳細な現地情報が必要十分な範囲にて迅速に取得される。
[効果]
ここで、従来の遠方監視ユニットでは、異常発生時や事後的な検証時にて、監視員の手動あるいは警報センサーとの連動により必要な現地情報にかかる時間帯が指定され、この指定命令に基づいて、所定時間分の現地情報(高解像度の映像など)が遠方監視ユニットに伝送される。かかる構成では、伝送された現地情報の中から監視員が必要な情報(例えば、犯人の顔や服装が写っている詳細画像)を探し出す必要があるため、真に必要な情報の取得に時間がかかるという課題がある。
この点において、この遠方監視システム1では、低密度情報が複数のフレーム画像L1〜L4を含むと共にこれらのフレーム画像L1〜L4のうち任意のフレーム画像L3が指定されるとこのフレーム画像L3に関連付けられた高密度情報(フレーム画像H3や音声情報など)が現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20に送信される。したがって、送信される高密度情報が時間帯により指定される構成と比較して、必要かつ詳細な現地情報が迅速かつ的確に取得される利点がある。また、これに伴いネットワーク30の回線使用にかかるコストが低減される利点がある。また、ネットワーク30が一般回線等のナローバンドである場合にも、必要かつ詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
[変形例1]
なお、この遠方監視システム1では、低密度情報のフレーム画像L1〜L4に対して、より高解像度のフレーム画像H1〜H4が高密度情報として関連付けられている(図4参照)。すなわち、解像度の低減により低密度情報(フレーム画像L1〜L4)がリアルタイムで伝送可能な情報量(容量)に低減されている。
かかる構成では、低密度情報に含まれる複数のフレーム画像L1〜L4の中から任意のフレーム画像L3が指定されると、これに関連付けられた高解像度のフレーム画像H3が現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20に送信される。これにより、必要かつ詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
[変形例2]
また、この遠方監視システム1では、低密度情報に含まれる一つのフレーム画像L1〜L4に対して、一つのフレーム画像H1〜H4が高密度情報として(一対一で)関連付けられている(図4参照)。しかし、これに限らず、低密度情報に含まれる一つのフレーム画像L1〜L4に対して、複数のフレーム画像H1〜H4が高密度情報として関連付けられていても良い(図7参照)。すなわち、フレームレートの低減により低密度情報がリアルタイムで伝送可能な情報量に低減されている。
かかる構成では、低密度情報に含まれる複数のフレーム画像L1〜L4の中から任意のフレーム画像L3が指定されると、これに関連付けられた複数のフレーム画像H2、H3(あるいはH2〜H4など)が現地監視ユニット10から遠方監視ユニット20に送信される。これにより、必要かつ詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
なお、かかる構成では、低密度情報のフレーム画像L1〜L4と高密度情報のフレーム画像H1〜H4とが、同一の解像度を有しても良いし(図7参照)、異なる解像度を有しても良い(図示省略)。すなわち、フレームレートおよび解像度の双方により、低密度情報がリアルタイムで伝送可能な情報量に低減されても良い。これにより、低密度情報の情報量の調整が容易となる利点がある。
[変形例3]
また、この遠方監視システム1では、関連付けられる高密度情報に、音声情報、警報信号、その他付加的な現地情報が含まれても良い。すなわち、関連付けられる高密度情報は、フレーム画像H1〜H4に限定されない。これにより、より詳細な現地情報が効率的に取得される利点がある。
なお、音声情報は、一般に、時間的に連続した容量の大きなデータ(音声ファイル)となる。したがって、高密度情報に音声情報が含まれる構成では、指定された任意の低密度情報のフレーム画像L1〜L4の前後にかかる所定時間の音声データが再生可能となるように構成されることが好ましい。これにより、必要十分な音声情報をネットワークに負担をかけることなく取得できる利点がある。
[変形例4]
また、この遠方監視システム1では、現地監視ユニット10(現地記録装置15)にて高密度情報が圧縮されて記録され、且つ、その圧縮方式として可逆圧縮方式(ロスレス圧縮方式)が採用されることが好ましい。これにより、より多くの高密度情報を現地記録装置15に記録できると共に、圧縮処理による画像情報の損失を低減できる利点がある。
かかる圧縮方式には、例えば、JPEG2000(Joint Photographic Experts Group)が含まれる。なお、圧縮方式としてJPEG2000が採用される構成では、JPEGが採用される構成と比較して、圧縮画像の品質が向上する利点やブロックノイズが低減される利点がある。ただし、これに限らず、製品の仕様(要求される高密度情報の解像度など)等に応じて不可逆圧縮による圧縮方式が採用されても良い。
[変形例5]
また、この遠方監視システム1では、高密度情報に電子透かしが挿入されることが好ましい(図示省略)。例えば、現地制御装置14が電子透かし挿入部144を有すると共に、この電子透かし挿入部144が高密度情報のフレーム画像H1〜H4に電子透かしを挿入する。これにより、高密度情報の改竄が防止されるので、事後的な検証にあたり高密度情報の物件証拠としての信頼性が高まる利点がある。なお、かかる電子透かしの挿入は、例えば、JPEG2000の採用により実現される。
[変形例6]
また、この遠方監視システム1では、監視対象に異常が発生したとき(異常発生時)に所定の高密度情報が保護されることが好ましい。例えば、現地制御装置14が高密度情報保護部145を有すると共に、この高密度情報保護部145が異常発生時にて所定の高密度情報(例えば、異常発生時前後にかかる所定時間の高密度情報)を保護する。具体的には、一定期間の上書き禁止やバックアップ等により、重要な高密度情報が保護される。これにより、重要な現地情報の消失が防止される利点がある。なお、平常時には、現地記録装置15の記憶容量がいっぱいとなると、高密度画像が順次上書きされて記録される。
以上のように、本発明にかかる遠方監視システムおよび遠方監視方法は、必要かつ詳細な現地情報を効率的に取得できる点で有用である。
この発明の実施例にかかる遠方監視システムを示す構成図である。 図1に記載した遠方監視システムの機能を示すブロック図である。 図1に記載した遠方監視システムの機能を示すフローチャートである。 図1に記載した遠方監視システムの機能を示す説明図である。 図1に記載した遠方監視システムの機能を示す説明図である。 図1に記載した遠方監視システムの機能を示す説明図である。 図1に記載した遠方監視システムの変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 遠方監視システム
10 現地監視ユニット
10 現地監視装置
11 監視カメラ
12 集音マイク
13 警報センサー
14 現地制御装置
15 現地記録装置
20 遠方監視ユニット
21 遠方制御装置
22 遠方記録装置
23 表示モニター
24 操作パネル
30 ネットワーク
141 高密度情報生成部
142 低密度情報生成部
143 同期データ作成部
144 電子透かし挿入部
145 高密度情報保護部

Claims (8)

  1. 監視対象がある現地に配置されると共に監視対象にかかる情報(以下、現地情報という。)を取得する現地監視ユニットと、現地の遠方に配置されると共に前記現地監視ユニットに対してネットワークを介して接続される遠方監視ユニットとを含む遠方監視システムであって、
    前記現地監視ユニットが、高密度な現地情報(以下、高密度情報という。)および低密度な現地情報(以下、低密度情報という。)を生成し、高密度情報を低密度情報に関連付けて記録すると共に低密度情報をネットワークを介して遠方監視ユニットに略リアルタイムで送信しており、且つ、
    前記低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されると当該フレーム画像に関連付けられた高密度情報が前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに送信されることを特徴とする遠方監視システム。
  2. 低密度情報の前記フレーム画像に対して、より高解像度のフレーム画像が高密度情報として関連付けられている請求項1に記載の遠方監視システム。
  3. 低密度情報に含まれる一つの前記フレーム画像に対して、複数のフレーム画像が高密度情報として関連付けられている請求項1または2に記載の遠方監視システム。
  4. 関連付けられる高密度情報に、音声情報、警報信号、その他付加的な現地情報が含まれる請求項1〜3のいずれか一つに記載の遠方監視システム。
  5. 高密度情報が圧縮されて記録され、且つ、その圧縮方式として可逆圧縮方式が採用される請求項1〜4のいずれか一つに記載の遠方監視システム。
  6. 高密度情報に電子透かしが挿入される請求項1〜5のいずれか一つに記載の遠方監視システム。
  7. 異常発生時にて所定の高密度情報が保護される請求項1〜6のいずれか一つに記載の遠方監視システム。
  8. 監視対象にかかる情報(以下、現地情報という。)が現地にて現地監視ユニットにより取得されると共に、取得された現地情報がネットワークを介して現地監視ユニットから遠方の遠方監視ユニットに送信される遠方監視方法であって、
    高密度な現地情報(以下、高密度情報という。)および低密度な現地情報(以下、低密度情報という。)が生成されるステップと、
    前記高密度情報が前記低密度情報に関連付けて記録されるステップと、
    前記低密度情報がネットワークを介して前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに略リアルタイムで送信されるステップと、
    前記低密度情報が複数のフレーム画像を含むと共にこれらのフレーム画像のうち任意のフレーム画像が指定されると当該フレーム画像に関連付けられた高密度情報が前記現地監視ユニットから前記遠方監視ユニットに送信されるステップと、
    を含むことを特徴とする遠方監視方法。
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