JP2006227700A - 画像表示装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラム - Google Patents

画像表示装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】外部機器の不要な電力消費を抑制することができる画像表示装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像表示手段31と、装置全体を制御する制御手段32と、これらに電力を供給する電力供給手段35と、接続される外部機器5,6に対して電力供給手段35を介して電力を供給するコンセント36,37と、外部機器5,6と通信可能なインターフェース332,333とを備えた画像表示装置2であって、制御手段32は、インターフェース332,333を介して外部機器5,6の動作制御を行う動作制御部と、外部機器5,6の動作状態を監視する動作状態監視部と、動作状態監視部により、外部機器5,6の動作終了が検出されると、電力供給手段を介して行われる外部機器5,6への電力供給を規制する外部電力供給制御部3224とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、接続される外部機器に対して電力を供給するコンセントと、前記外部機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置、当該画像表示装置に接続された外部機器への電力供給を制御する電力供給制御方法、および、電力供給制御プログラムに関する。
従来、入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに駆動電力を供給する電力供給手段とを備えた画像表示装置が知られている。このような画像表示装置として、例えば、テレビ受像機、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)のディスプレイおよびプロジェクタ等が挙げられる。
また、近年、外部機器が接続可能に構成され、当該外部機器に所定の処理を実行させる画像表示装置が普及しつつある。
ところで、画像表示装置に複数の外部機器を接続する場合、当該外部機器に駆動電力を供給するコンセントが不足する可能性がある。このような可能性を考慮して、画像表示装置に、外部電源から供給された電力の一部を外部機器に供給するサービスコンセントを設ける構成が考えられる。これにより、外部機器接続時のコンセント不足を解消することができる。
一方、画像表示装置に外部機器を接続しているものの、当該外部機器を利用していないような場合には、外部機器の電源がオフされていても常に所定の電力が供給されることとなり、消費電力が大きくなるという問題がある。これに対して、使用時間を制限して、外部機器の消費電力を低減する電源制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の電源制御装置は、サービスコンセント(ACコンセント)とタイマーとを備え、タイマーによって設定された時間だけサービスコンセントに電力が供給される構成とされている。これにより、当該サービスコンセントに接続された機器の使用時間を制限して、無駄な電力の消費を抑えることができる。
特開平8−233963号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電源制御装置では、サービスコンセントに接続された機器の使用時間を制限することは可能であるが、当該機器の動作状態に応じた電力供給制御を行うことができないという問題がある。
すなわち、サービスコンセントに接続された機器が動作中であっても、制限された使用時間を過ぎてしまうと、機器に対する電力供給が停止されてしまうので、機器による動作を完結できずに当該機器が利用できなくなってしまうという問題がある。
一方、従来の電源連動型のサービスコンセントを画像表示装置に設けた場合では、画像表示装置の電源がオフされてしまうと、サービスコンセントに接続された外部機器への電力供給が停止されてしまうので、外部機器での動作が完了しないという問題がある。
他方、従来の電源非連動型のサービスコンセントを画像表示装置に設けた場合では、サービスコンセントに接続された外部機器での動作が完了した後でも、当該外部機器への電力供給が停止されないので、外部機器への電力供給が継続してしまい、当該外部機器により不要な電力消費が行われてしまうという問題がある。
これらの問題から、外部機器の不要な電力消費を抑えることができる電子機器が要望されてきた。
本発明の目的は、接続された外部機器の不要な電力消費を抑制することができる画像表示装置、電力供給制御方法および電力供給制御プログラムを提供することである。
前記した目的を達するために、本発明の画像表示装置は、入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電力供給手段と、接続される外部機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記外部機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置であって、前記制御手段は、前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御部と、前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視部と、前記動作状態監視部により、前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像表示装置を構成する制御手段の動作制御部が、当該画像表示装置に設けられたコンセントおよびインターフェースに接続された外部機器の動作制御を行い、動作状態監視部が、外部機器の動作状態を監視する。また、外部電力供給制御部は、動作状態監視部により外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる外部機器に対する電力供給を規制する。
これによれば、動作状態監視部により、画像表示装置に接続される外部機器の動作終了が検出されると、外部電力供給制御部により、外部機器への電力供給が規制されるので、当該外部機器による不要な電力消費を抑制することができる。
また、このような電力供給規制は、画像表示装置の電源のオン/オフ状態によらずに行われるため、画像表示装置の電源がオフされた場合でも、外部機器の動作が終了するまで、当該外部機器に確実に電力供給を行うことができる。
従って、外部機器による不要な電力消費を抑えることができるとともに、当該外部機器の動作を確実に終了でき、外部機器の動作状態に応じた電力供給制御を実現することができる。
本発明では、前記外部機器は、前記動作制御部から前記インターフェースを介して出力される印刷実行命令に基づいて印刷を行う印刷装置であることが好ましい。
このような場合、前記印刷装置は、前記印刷実行命令による印刷が終了すると、前記動作制御部に対して印刷が終了した旨の終了応答信号を出力し、前記外部電力供給制御部は、前記終了応答信号を検出すると、前記電力供給手段を介して行われる前記印刷装置への電力供給を規制することが好ましい。
本発明によれば、外部機器として採用された印刷装置による印刷動作が終了すると、当該印刷装置から終了応答信号が画像表示装置に出力され、当該終了応答信号を検出した画像表示装置の外部電力供給制御部は、印刷装置に対する電力供給を規制する。これによれば、画像表示装置は、印刷装置からの終了応答信号に応じて、当該印刷装置での印刷動作の終了を正確に検出することができ、印刷装置の印刷動作が確実に終了した後に、電力供給を規制することができる。従って、印刷動作が中断されることなく、確実に印刷が終了した後に、電力供給を規制することができる。
本発明では、前記動作制御部は、前記外部電力供給制御部による電力供給規制に先駆けて、前記印刷装置の電源をオフさせる電源停止信号を出力することが好ましい。
本発明によれば、画像表示装置を構成する制御手段の動作制御部が、外部電力供給制御部による印刷機器に対する電力供給規制が行われる前に、当該印刷装置の電源をオフさせる。これによれば、印刷装置に対する電力供給が停止される前に、印刷装置の電源をオフすることができるので、安全に印刷装置を終了することができる。
ここで、印刷装置の印刷動作を安全に終了する場合には、電力供給を停止する前にプリンタヘッダを安全位置まで移動させる必要がある。これに対し、外部電力供給制御部による電力供給規制が行われる前に、動作制御部が印刷装置の電源をオフするので、その際に、当該印刷装置の終了処理を実行することができる。従って、印刷装置を安全に終了することができる。
また、本発明の電力供給制御方法は、入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電源供給手段と、接続される機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置、並びに、前記コンセント及び前記インターフェースに接続される外部機器を備えた画像表示システムに用いられ、前記外部機器への電力供給を制御する電力供給制御方法であって、前記制御手段に、前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御ステップと、前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視ステップと、前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、前述の画像表示装置と同様の効果を奏することができる。
すなわち、画像表示装置と、当該画像表示装置に設けられたコンセントおよびインターフェースを介して接続される外部機器とを備えて構成される画像表示システムで、動作制御ステップによって制御される外部機器の動作の終了が、動作状態監視ステップにより検出されると、外部電力供給制御ステップにより、外部機器への電力供給が規制される。
これによれば、外部機器での動作終了とともに、当該外部機器に対する電力供給が規制されるので、外部機器の不要な電力消費を抑制することができる。
また、外部機器への電力供給の規制が、画像表示装置の電源のオン/オフ状態によらずに行われるため、当該電力供給は、外部機器の処理が終了した後に規制されるので、画像表示装置の電源がオフされた場合でも、確実に外部機器における動作を終了することができる。
従って、外部機器により消費される電力量を低減できるほか、当該外部機器における動作を確実に終了することができる。
また、本発明の電力供給規制プログラムは、入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電源供給手段と、接続される機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置、並びに、前記コンセント及び前記インターフェースに接続される外部機器を備えた画像表示システムに用いられ、前記外部機器への電力供給を制御するために、前記制御手段上で実行可能な電力供給制御プログラムであって、前記制御手段に、前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御ステップと、前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視ステップと、前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、前述の画像表示装置および電力供給規制方法と同様の効果を奏することができる。
すなわち、画像表示装置の制御手段で実行される電力供給制御プログラムの動作制御ステップで制御される外部機器の動作の終了が、動作状態監視ステップで検出されると、外部電力供給制御ステップで、画像表示装置から外部機器への電力供給が規制される。これによれば、外部機器における動作終了とともに、当該外部機器への電力供給を規制することができる。従って、外部機器の不要な電力消費を抑えることができるとともに、当該外部機器での処理を、確実に終了することができる。
また、前述のような外部機器への電力供給規制が、画像表示装置の電源のオン/オフ状態によらずに行われるため、画像表示装置の電源がオフされた際にも、外部機器の動作終了とともに電力供給を規制することとなるので、外部機器の動作状態に応じた電力供給を可能とすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)システム構成
図1は、本発明の画像表示システムとしてのテレビ受像システム1の構成を示す模式図である。
本実施形態のテレビ受像システム1は、図1に示すように、テレビ受像機2と、当該テレビ受像機2に接続される印刷装置としてのプリンタ5および光学ドライブ6とを備えて構成される。
テレビ受像機2は、放送信号を受信して、当該放送信号に含まれる画像情報に基づく画像を表示するとともに、当該放送信号に含まれる音声信号に基づく音声を出力する受像機本体3と、当該受像機本体3を遠隔操作するリモートコントローラ4とを備えている。
このうち、リモートコントローラ4には、詳しい図示を省略するが、テレビ放送の受信時にチャンネル切替を行うチャンネル切替キー、ビデオ入力等の入力切替を行う入力切替キー、音量の調節を行う音量調節キー、および、電源のオン/オフを切り替える電源キー等が設けられており、当該キーの入力に応じた制御信号を赤外線にて受像機本体3に送信する構成とされている。なお、本実施形態は、リモートコントローラ4から赤外線によって制御信号を送信する構成としたが、他の形式によって行うようにしてもよい。
また、プリンタ5および光学ドライブ6は、詳しくは後述するが、受像機本体3に設けられた外部インターフェース332,333(図2)に接続されるとともに、当該受像機本体3に設けられたサービスコンセント36,37(図2)に接続される。すなわち、プリンタ5および光学ドライブ6は、受像機本体3から電力の供給を受ける構成とされている。
(2)内部構成
図2は、受像機本体3の内部構成を示すブロック図である。
受像機本体3は、前述のように、放送信号に応じた画像および音声を出力するように構成されており、本実施形態では、プロジェクションテレビとして構成されている。すなわち、受像機本体3は、図2に示すように、光学ユニット31と、装置全体を制御する制御基板32と、インターフェース(IF)基板33と、スピーカ34と、電源ブロック35と、第1サービスコンセント(SC)36および第2サービスコンセント(SC)37とを備えて構成され、光学ユニット31で形成された画像は、画像表示手段としてのスクリーン38(図1参照)に投影されて表示される。
このうち、スピーカ34は、後述する制御基板32の信号処理系321に設けられた音声信号処理部3213に電気的に接続され、当該音声信号処理部3213から出力される音声信号に応じた音声を出力する。
また、第1サービスコンセント36および第2サービスコンセント37は、受像機本体3に設けられたコンセントであり、後述する電源ブロック35の第1サービスコンセント(SC)用電源部355および第2サービスコンセント(SC)用電源部356から、電力の供給を受ける。
(2-1)光学ユニット31の構成
図3は、光学ユニット31の光学系を示す模式図である。
光学ユニット31は、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成し、この光学像を拡大投射するユニットである。この光学ユニット31は、図3に示すように、インテグレータ照明光学系311と、色分離光学系312と、リレー光学系313と、電気光学装置314と、投射光学装置としての投射レンズ316と、光学部品用筐体317とを備えて構成されている。
インテグレータ照明光学系311は、電気光学装置314を構成する後述する3つの光変調装置の画像形成領域をほぼ均一に照明するための光学系である。このインテグレータ照明光学系311は、光源装置3111と、第1レンズアレイ3112と、第2レンズアレイ3113と、偏光変換素子3114と、重畳レンズ3115とを備える。
光源装置3111は、放射光源としての光源ランプ3116と、リフレクタ3117とを備え、光源ランプ3116から射出された放射状の光線をリフレクタ3117で反射して平行光線とし、この平行光線を外部へと射出する。
なお、本実施形態では、光源ランプ3116として、高圧水銀ランプを採用しているが、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を採用することも可能である。また、リフレクタ3117としては、放物面鏡を採用しているが、平行化凹レンズおよび楕円面鏡を組み合わせたものを採用してもよい。
第1レンズアレイ3112は、光軸方向から見てほぼ矩形状の輪郭を有する小レンズがマトリクス状に配列された構成を有し、各小レンズは、光源ランプ3116から射出された光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ3113は、第1レンズアレイ3112と略同様な構成を有しており、小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ3113は、重畳レンズ3115とともに、第1レンズアレイ3112の各小レンズの像を後述する光変調装置上に結像させる機能を有する。
偏光変換素子3114は、第2レンズアレイ3113と重畳レンズ3115との間に配置される。このような偏光変換素子3114は、第2レンズアレイ3113からの光を略1種類の直線偏光に変換するものであり、これにより、電気光学装置314での光の利用効率が高められている。
具体的に、偏光変換素子3114によって略1種類の直線偏光に変換された各部分光束は、重畳レンズ3115によって最終的に電気光学装置314の後述する光変調装置上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの光変調装置では、1種類の直線偏光しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光を発する光源ランプ3116からの光のほぼ半分が利用されない。このため、偏光変換素子3114を用いることにより、光源ランプ3116から射出された光束を略1種類の直線偏光に変換し、電気光学装置314での光の利用効率を高めている。なお、このような偏光変換素子3114は、例えば特開平8−304739号公報に紹介されている。
色分離光学系312は、2枚のダイクロイックミラー3121,3122と、反射ミラー3123とを備え、ダイクロイックミラー3121,3122によりインテグレータ照明光学系311から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学系313は、入射側レンズ3131と、リレーレンズ3133と、反射ミラー3132,3134とを備え、色分離光学系312で分離された色光である赤色光を電気光学装置314の後述する赤色光用の光変調装置まで導く機能を有している。
この際、色分離光学系312のダイクロイックミラー3121では、インテグレータ照明光学系311から射出された光束の赤色光成分と緑色光成分とが透過するとともに、青色光成分が反射する。ダイクロイックミラー3121によって反射した青色光は、反射ミラー3123で反射し、フィールドレンズ3118を通って、電気光学装置314の後述する青色光用の光変調装置に到達する。このフィールドレンズ3118は、第2レンズアレイ3113から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の光変調装置の光束入射側に設けられたフィールドレンズ3118も同様である。
また、ダイクロイックミラー3121を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー3122によって反射し、フィールドレンズ3118を通って、緑色光用の光変調装置に到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー3122を透過してリレー光学系313を通り、さらにフィールドレンズ3118を通って、赤色光用の光変調装置に到達する。
なお、赤色光にリレー光学系313が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ3131に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ3118に伝えるためである。なお、リレー光学系313には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光または緑色光を通す構成としてもよい。
電気光学装置314は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系312で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板3142と、各入射側偏光板3142の光路後段に配置される光変調素子としての3つの液晶パネル3141(赤色光用の液晶パネルを3141R、緑色光用の液晶パネルを3141G、青色光用の液晶パネルを3141Bとする)と、各液晶パネル3141の光路後段に配置される3つの射出側偏光板3143と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム3144とを備えて構成されている。そして、これら入射側偏光板3142、液晶パネル3141、射出側偏光板3143、およびクロスダイクロイックプリズム3144は、一体的にユニット化されている。
入射側偏光板3142は、偏光変換素子3114で偏光方向が略一方向に揃えられた各色光が入射され、入射された光束のうち、偏光変換素子3114で揃えられた光束の偏光軸と略同一方向の偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。この入射側偏光板3142は、例えば、サファイアガラスまたは水晶等の透光性基板上に偏光膜が貼付された構成を有している。
液晶パネル3141は、本発明の光変調装置に相当し、一対の透明ガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、後述する制御基板32の映像出力部3216から出力される駆動信号に応じて、画像形成領域内にある液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板3142から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板3143は、入射側偏光板3142と略同様の構成であり、液晶パネル3141の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板3142における光束の透過軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。
クロスダイクロイックプリズム3144は、射出側偏光板3143から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム3144は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル3141R,3141Bから射出され射出側偏光板3143を介した各色光を反射し、液晶パネル3141Gから射出され射出側偏光板3143を介した色光を透過する。このようにして、各液晶パネル3141R,3141G,3141Bにて変調された各色光が合成され、カラー画像が形成される。
投射レンズ316は、鏡筒内に複数のレンズ、および、入射光束を偏向するミラーが収納された構成を有し、電気光学装置314から射出されたカラー画像を拡大して、反射ミラー(図示省略)に向けて、すなわち、正面に向かって射出されたカラー画像を上方向へと折り曲げて投射するものである。この投射レンズ316によって投射された画像としての光束は、反射ミラーを介して、スクリーンに投影される。なお、この投射レンズ316は、電気光学装置314の光束射出側に配置、固定されている。
光学部品用筐体317は、合成樹脂から構成され、上述した各光学系311〜313を収納保持するものである。この光学部品用筐体317は、具体的な図示は省略するが、各光学部品3112〜3115,3118,3121〜3123,3131〜3134を上方からスライド式に嵌め込む溝部が形成された断面視略U字状の部品収納部材と、当該部品収納部材の上部の開口を閉塞する蓋状部材とを備えて構成されている。
(2-2)制御基板32の構成
制御基板32は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等を備えた回路基板として構成され、前述のように、受像機本体3の装置全体を制御する。この制御基板32は、図2に示すように、入力する放送信号に含まれる映像信号および音声信号を処理する信号処理系321と、制御基板32の信号入出力制御および受像機本体3のシステム制御を行うシステム制御系322とを備えて構成されている。
信号処理系321は、チューナ3211、デマルチプレクサ3212、音声信号処理部3213、映像信号処理部3214、フレームメモリ3215、映像出力部3216および信号処理制御部3217とを備えている。
このうち、チューナ3211は、アンテナから入力する放送信号から、使用者が選択したチャンネルに応じた周波数の放送信号を選択して受信し、一定周波数の信号に変換して出力する。
デマルチプレクサ3212は、チューナ3211により変換された信号から、音声信号および映像信号を分離、抽出する。
音声信号処理部3213は、デマルチプレクサ3212で分離された音声信号を処理し、スピーカ34を介して、当該音声信号に応じた音声を出力する。
映像信号処理部3214は、デマルチプレクサ3212で分離された映像信号を処理して、再生可能な1フレームごとの映像信号にデコードする。この映像信号は、フレームメモリ3215に書き込まれる。
フレームメモリ3215は、前述の光学ユニット31を構成する各液晶パネル3141で形成される画像の1フレームに相当する情報を記憶する。
映像出力部3216は、フレームメモリ3215に書き込まれた表示画像の情報を、表示画像信号として液晶パネル3141に出力する。
信号処理制御部3217は、信号処理系321を構成する各処理部3211〜3216と電気的に接続され、これらに実行信号を出力して動作を制御する。この信号処理制御部3217は、システム制御系322の主制御部3221と接続されている。また、この信号処理制御部3217は、前述の光学ユニット31の光源ランプ3116と電気的に接続されており、当該光源ランプ3116の発光輝度等の調整等を行う。
システム制御系322は、主制御部3221、プリンタ制御部3222、ドライブ制御部3223および電力供給制御部3224を備えて構成されている。
このうち、主制御部3221は、受像機本体3の内部制御を行うものであり、信号処理系321の信号処理制御部3217に対して制御信号を出力して、当該信号処理系321全体を制御するだけでなく、受像機本体3を構成する各処理部に制御信号を出力して、受像機本体3全体の駆動を制御する。また、この主制御部3221は、後述する外部インターフェース332,333に接続された外部機器の情報を取得して、当該外部機器がプリンタである場合は、プリンタが接続された外部インターフェースのポート番号をプリンタ制御部3222に出力して、プリンタ制御部3222に当該プリンタを制御させる。一方、外部機器が光学ドライブである場合には、当該光学ドライブが接続された外部インターフェースのポート番号をドライブ制御部3223に出力して、当該ドライブ制御部3223に光学ドライブを制御させる。すなわち、主制御部3221は、外部インターフェース332,333に接続された外部機器の種別に応じて、当該外部機器の制御の振り分けを行う。
図4は、プリンタ制御部3222の機能分類を示すブロック図である。
プリンタ制御部3222は、受像機本体3に接続された外部機器としてのプリンタの動作制御を行うものであり、本実施形態では、後述するインターフェース基板33の外部インターフェース332に接続された外部機器としてのプリンタ5の動作制御を行う。
このプリンタ制御部3222は、図4に示すように、動作制御部3222Aと、印刷情報出力部3222Bと、動作状態監視部3222Cとに機能的に分類される。
動作制御部3222Aは、プリンタ5に対して、電源のオン/オフ状態を切り替える制御信号を出力するほか、印刷実行命令としての印刷開始信号を出力する。
印刷情報出力部3222Bは、印刷のための画像情報を出力する。この画像情報の出力形式としては、本実施形態では、1ページに対応する画像情報ごとにプリンタ5に送信する形式を採用しているが、プリンタ5が内部に大容量のバッファを備えている場合には、一度に全ての画像情報を出力する形式としてもよい。
動作状態監視部3222Cは、プリンタ5と通信して、当該プリンタ5の動作状態を監視する。具体的には、動作状態監視部3222Cは、プリンタ5のスタンバイ状態および印刷進捗状態を監視する。このプリンタ5のスタンバイ状態を動作状態監視部3222Cにより検出した後、印刷情報出力部3222Bは、印刷情報としての画像情報の出力を開始し、また、動作状態監視部3222Cが1ページずつの印刷完了を検出した後に、次の1ページ分の画像情報を出力する。
図5は、ドライブ制御部3223の機能分類を示すブロック図である。
ドライブ制御部3223は、後述するインターフェース基板33の外部インターフェース333に接続された外部機器としての光学ドライブ6の動作制御を行うものである。このドライブ制御部3223は、図5に示すように、動作制御部3223Aと、記録情報出力部3223Bと、記録情報検証部3223Cと、動作状態監視部3223Dとに機能的に分類される。
動作制御部3223Aは、光学ドライブ6に対して、電源のオン/オフ状態を切り替える制御信号を出力するほか、光学ディスクへの記録開始信号を出力する。
記録情報出力部3223Bは、使用者が選択した画像ファイル等を含むイメージファイルを作成し、作成したイメージファイルを光学ドライブ6に出力する。この出力形式は、光学ドライブ6の記録速度と略一致する速度で出力される。また、作成したイメージファイルは、一時ファイルとして保持される。
記録情報検証部3223Cは、一時ファイルとして保持したイメージファイルの情報と、当該光学ドライブ6によって光学ディスクに記録された情報とが一致するかを検証する。具体的には、記録情報検証部3223Cは、光学ドライブ6に要求信号を出力して、当該光学ドライブ6により記録された情報を光学ディスクから読み込ませ、外部インターフェース333を介して、記録情報検証部3223Cに出力させる。そして、記録情報検証部3223Cは、入力した光学ディスクの記録情報と、イメージファイルの情報とが一致するかを検証する。これにより、光学ディスクに記録する際のデータの信頼性が向上する。
動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6の動作状態を監視する。具体的に、動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6のスタンバイ状態および記録進捗状態を監視する。この光学ドライブ6のスタンバイ状態を動作状態監視部3223Dが検出することにより、動作制御部3223Aが記録開始信号を出力するとともに、記録情報出力部3223Bが、イメージファイルの出力を開始し、また、動作状態監視部3223Dが光学ディスクへの記録が終了したことを検出することにより、記録情報検証部3223Cによる記録情報の検証開始を行う。
電力供給制御部3224は、後述する電源ブロック35の各電源部352〜356と電気的に接続され、受像機本体3のスタンバイ時の電力供給制御を行う。すなわち、電力供給制御部3224は、プリンタ5の印刷処理および光学ドライブ6の記録処理のうちいずれか一方の実行中に、リモートコントローラ4等の操作により、受像機本体3の電源がオフされた場合に、光学ユニット31および信号処理系321への電力供給を停止した上で、実行中の外部機器(プリンタ5および光学ドライブ6)への電力供給を継続する制御を行う。なお、このような電力供給制御は、後に詳述する。
(2-3)インターフェース基板33の構成
インターフェース基板33は、制御基板32のシステム制御系322と、外部機器とを接続し、当該外部機器から出力される情報および外部機器から入力する情報の信号変換を行うものである。このインターフェース基板33は、図2に示すように、リモコンインターフェース(IF)331と、2つの外部インターフェース(IF)332,333とを備えている。
リモコンインターフェース331は、リモートコントローラ4からの赤外線信号を受信して、当該赤外線信号を制御基板32上で処理できる信号形式に変換した後、システム制御系322の主制御部3221に出力する。当該変換された信号は、主制御部3221によって処理され、受像機本体3の駆動設定が変更される。
外部インターフェース332,333は、USB(Universal Serial Bus)端子を備えて構成されている。このうち、外部インターフェース332には、プリンタ5が接続されており、外部インターフェース333には、光学ドライブ6が接続されている。なお、これら外部インターフェース332,333のうち、外部インターフェース333にプリンタ5が、外部インターフェース332に光学ドライブ6が接続する場合があるが、このような場合でも、システム制御系322の主制御部3221によって、処理の振替が行われ、プリンタ5はプリンタ制御部3222によって、また、光学ドライブ6はドライブ制御部3223によって制御される。
(2-4)電源ブロック35の構成
電源ブロック35は、前述のように、受像機本体3を構成する電子部品に電力の供給を行うものである。この電源ブロック35は、交直変換部351と、光学系用電源部352と、処理系用電源部353と、制御系用電源部354と、第1サービスコンセント(SC)用電源部355と、第2サービスコンセント(SC)用電源部356とを備えて構成されている。
交直変換部351は、外部電源から供給される商用交流電流を直流電流に変換するものであり、詳しい図示を省略するが、フィルタと、整流回路と、PFC回路と、コンバータとを備えて構成されている。
このうち、フィルタは、商用交流電流からノイズを除去するものであり、特に高周波ノイズを除去する。
整流回路は、4つのダイオードを組み合わせたダイオードブリッジ等を有するブリッジ型回路として構成され、ノイズが取り除かれた交流電流を整流して直流電流に変換する。
PFC回路は、直流に変換された電流の電圧を昇圧する。
コンバータは、PFC回路を経て昇圧された電流の電圧を所定の電圧に変換する。
光学系用電源部352、処理系用電源部353、制御系用電源部354、第1サービスコンセント用電源部355および第2サービスコンセント用電源部356は、それぞれ、光学ユニット31、制御基板32の信号処理系321、システム制御系322、第1サービスコンセント36および第2サービスコンセント37に電力を供給する電源部である。
これらのうち、光学系用電源部352、処理系用電源部353および制御系用電源部354は、交直変換部351で直流変換された直流電流を、それぞれの供給先に応じた電圧に変換して出力する。
また、第1サービスコンセント用電源部355および第2サービスコンセント用電源部356には、交直変換部351を介さずに、外部電源から供給される商用交流電流が直接供給される。
ここで、システム制御系322および電源ブロック35による電力供給制御を、具体的な事例とともに説明する。
受像機本体3の電源がオンされている状態で、第1および第2サービスコンセント36,37に接続されたプリンタ5および光学ドライブ6の動作が行われていない場合には、システム制御系322の電力供給制御部3224は、光学系用電源部352、処理系用電源部353および制御系用電源部354に制御信号を出力して、それぞれによる電力供給を実行させる。
また、受像機本体3の電源がオンされている状態で、プリンタ5および光学ドライブ6のうち少なくとも一方の動作が行われる場合には、電力供給制御部3224は、当該動作が行われる外部機器が接続されたサービスコンセントに電力を供給する第1サービスコンセント用電源部355および第2サービスコンセント用電源部356のうち少なくともいずれかに制御信号を出力して、当該サービスコンセント用電源部による電力供給を実行させる。
さらに、プリンタ5および光学ドライブ6のうち少なくとも一方の動作中に、受像機本体3の電源がオフされた場合には、電力供給制御部3224は、動作中の外部機器が接続されたサービスコンセントに電力を供給する第1サービスコンセント用電源部355および第2サービスコンセント用電源部356のうち少なくともいずれか一方と、制御系用電源部354とに制御信号を出力して電力供給を継続させ、当該外部機器での動作が終了するまで電力を供給する。
(3)プリンタ5の構成
図6は、プリンタ5の概略構成を示すブロック図である。
プリンタ5は、受像機本体3と通信接続され、当該受像機本体3から入力される制御信号および印刷情報に基づいて、印刷処理を実行するものである。このプリンタ5は、図6に示すように、外部インターフェース(IF)51と、印刷部52と、CPU53と、ROM54と、RAM55とを備えて構成されている。
このうち、外部インターフェース51は、受像機本体3の外部インターフェース332と接続し、制御信号および印刷情報の入出力を行う。なお、この外部インターフェース51は、受像機本体3の外部インターフェース332と同様に、USB端子とされている。
印刷部52は、後述するCPU53の制御下で、当該プリンタ5に入力する印刷情報に応じた画像を印刷する。
ROM54は、当該プリンタ5を制御するための制御プログラムや、各種制御データ等が予め記憶されている。
RAM55は、ROM54に記憶されたプログラムやデータがCPU53で処理される際に、一時的に記憶される。また、RAM55は、外部インターフェース51を介して受像機本体3から入力する印刷情報を、一時的に記憶する。
CPU53は、プリンタ5全体を制御するものであり、ROM54に記憶されたデータやプログラム、および、外部インターフェース51を介して入力する印刷情報に基づいて印刷部52を制御する。
このCPU53は、機能的に、信号判定部531と、電源投入部532と、印刷画像情報生成部533と、信号生成部534とを備えて構成される。
信号判定部531は、外部インターフェース51を介して受像機本体3から入力する制御信号を判定する。すなわち、信号判定部531は、入力した制御信号の内容を判定して、当該制御信号に応じた信号を生成してプリンタ5を構成する各装置に出力する。
電源投入部532は、信号判定部531に入力した制御信号が、電源オン信号であった場合に、プリンタ5の電源をオンさせ、電源オフ信号であった場合に、プリンタ5の電源をオフさせる。
印刷画像情報生成部533は、入力した印刷情報から、印刷部52で印刷する画像情報を生成する。また、印刷画像の色合い等を変更する場合は、印刷画像情報生成部533で、画像情報の修正を行い、印刷部52に出力する。
信号生成部534は、プリンタ5の駆動状態に係る状態信号を生成して、外部インターフェース51を介して、受像機本体3に出力する。この信号生成部534で生成され、受像機本体3に出力された信号は、前述の受像機本体3のシステム制御系322を構成するプリンタ制御部3222で処理される。
(4)光学ドライブ6の構成
図7は、光学ドライブ6の概略構成を示すブロック図である。
光学ドライブ6は、受像機本体3と通信接続され、当該受像機本体3から入力する制御信号および記録情報に基づいて、光学ディスクに当該記録情報を記録するものである。この光学ドライブ6は、図7に示すように、外部インターフェース(IF)61と、記録部62と、CPU63と、ROM64と、RAM65とを備えて構成される。
このうち、外部インターフェース61は、受像機本体3の外部インターフェース333と接続し、制御信号および記録情報の入出力を行う。なお、この外部インターフェース61は、受像機本体3の外部インターフェース333と同様に、USB端子とされている。
記録部62は、後述するCPU63の制御下で、入力する記録情報を光学ディスクに記録するもので、レーザ光を発振する光学ヘッドや、光学ディスクを回転させるモータ等を備えている。
ROM64は、光学ドライブ6を制御するための制御プログラムや、各種制御データ等が予め記憶され、RAM65は、ROM64に記憶されたプログラムやデータがCPU63で処理される際に、一時的に記憶される。また、このRAM65は、入力する記録情報のバッファとしても機能する。
CPU63は、受像機本体3から入力する制御信号に応じて、光学ドライブ6全体を制御する。このCPU63は、機能的に、信号判定部631と、電源投入部632と、記録情報処理部633と、信号生成部634とを備えている。
信号判定部631は、外部インターフェース61を介して入力する制御信号を判定し、当該制御信号に応じた信号を、光学ドライブ6を構成する各装置に出力する。
電源投入部632は、信号判定部631に入力した制御信号が、電源オン/オフ信号であった場合に、光学ドライブ6の電源をオン/オフとする。
記録情報処理部633は、記録部62を駆動制御して、当該記録部62により、入力する記録情報を光学ディスクに記録させる。
信号生成部634は、当該光学ドライブ6の駆動状態に係る状態信号を生成して、外部インターフェース51を介して、受像機本体3に出力する。この信号生成部634で生成され、受像機本体3に出力された信号は、前述の受像機本体3のシステム制御系322を構成するドライブ制御部3223で処理される。
(5)受像機本体3の作用
図8は、テレビ受像機2の受像機本体3で行われる処理のフローを示す図である。
受像機本体3では、当該受像機本体3の電源投入状態に応じた電力供給制御を行っている。この電力供給制御は、受像機本体3の制御基板32を構成するシステム制御系322の電力供給制御部3224および電源ブロック35によって行われる。以下に、この電力供給制御について説明する。
まず、受像機本体3の電源が、リモートコントローラ4等によってオンされる(処理S1)と、制御基板32を構成するシステム制御系322の電力供給制御部3224が、電源ブロック35の光学系用電源部352、処理系用電源部353および制御系用電源部354に制御信号を出力して、これら電源部352〜354による電力供給を開始する(処理S2)。これにより、受像機本体3による画像表示が可能となり、制御基板32の制御下で、光学ユニット31等が駆動して、画像表示が行われる(処理S3)。
処理S3における画像表示においては、受像機本体3に入力する放送信号に含まれる画像情報や、他の接続機器から入力する画像情報に基づく画像表示のほかに、信号処理系321の映像信号処理部3214によって生成されるOSD(On Screen Display)メニュー画像が、使用者の操作によって表示される(処理S4)。このOSDメニュー画像では、現在表示が行われている画面の印刷、記録およびその他の処理が選択可能とされている。
この処理S4によるOSDメニュー画像の表示が行われた後、システム制御系322の主制御部3221は、使用者の操作によるコマンド(信号)入力の待機状態となり(処理S5)、入力があった場合にコマンドの内容を判定する(処理S6)。
ここで、印刷でも記録でもない他のコマンドが入力された場合には、当該コマンドに応じた処理を実行し(処理SC)、本処理を終了する。
一方、印刷が選択された場合には、主制御部3221は、外部インターフェース332,333の少なくともいずれかにプリンタ5が接続されているか否かを判定する(処理S7)。
ここで、プリンタ5が接続されていないと判定された場合には、受像機本体3にプリンタ5が接続されていない旨を示すメッセージを表示(処理S8)して、本処理を終了する。この場合、再度、OSDメニューの表示が行われた場合には、処理S5から本処理が実行されることとなる。
一方、プリンタ5が接続されていると判定された場合には、当該プリンタ5が接続された外部インターフェースおよびサービスコンセントが検出され、現在表示されている画像の印刷処理(SA)が実行される。
図9および図10は、印刷処理SAの処理フローを示す図である。
印刷処理SAは、受像機本体3とプリンタ5とが通信することによって、互いに同期を取りながら実行される。
この印刷処理SAでは、図9に示すように、まず、受像機本体3のシステム制御系322を構成する主制御部3221が、電力供給制御部3224に、プリンタ5が接続された外部インターフェースとサービスコンセントの情報とともに制御信号を出力し、当該電力供給制御部3224が、プリンタ5が接続されたサービスコンセントへの電力供給を行うサービスコンセント用電源部に、電力供給を開始する制御信号を出力する。すなわち、本実施形態では、電力供給制御部3224は、第1サービスコンセント36に電力を供給する第1サービスコンセント用電源部355に対して制御信号を出力し、当該制御信号が入力した第1サービスコンセント355は、第1サービスコンセント36への電力供給を開始する(処理SA11)。これにより、第1サービスコンセント36への電力供給が開始され、当該第1サービスコンセント36に接続されたプリンタ5への電力供給が開始される(処理SA12)。
処理SA12の後、受像機本体3のプリンタ制御部3222の動作制御部3222Aは、通電状態となったプリンタ5に対して、電源オン信号を出力する(処理SA13)。これに対し、プリンタ5のCPU53では、入力した信号が電源オン信号であることが信号判定部531により判定されると、電源投入部532により、当該プリンタ5の電源をオンする(処理SA31)。
この後、プリンタ制御部3222の動作状態監視部3222Cは、プリンタ5の状態監視を開始しつつ(処理SA14)、使用者により選択された画像の印刷を開始する印刷開始信号を、動作制御部3222Aがプリンタ5に出力する(処理SA15)。この印刷開始信号が入力したプリンタ5は、当該印刷開始信号に続いて入力する印刷情報の入力を待機する(処理SA32)。
プリンタ制御部3222の動作制御部3222Aの処理SA15による印刷開始信号の出力の後、当該プリンタ制御部3222の印刷情報出力部3222Bは、使用者により選択された画像の画像情報を印刷情報としてプリンタ5に出力する(処理SA16)。
なお、この処理SA16の後、印刷情報出力部3222Bは、現在出力中の印刷情報が、使用者により選択された画像のうち、最後の画像に係る情報であるか否かを判定する(処理SA17)。
ここで、最後の画像に係る情報でないと判定した場合には、印刷情報出力部3222Bは、再び処理SA16に戻り、次の画像に係る情報の出力を行う。すなわち、この印刷情報の出力は、使用者により複数の画像の印刷処理が選択された場合に、当該画像の分だけ実行される。
一方、最後の画像に係る情報であると判定した場合には、プリンタ制御部3222の動作制御部3222Aは、プリンタ5からの印刷終了信号が入力するのを待機する(処理SA18)。
なお、本実施形態では、プリンタ5に対して、印刷する画像の情報ごと、すなわち、1枚に印刷される画像情報ごとに、当該画像情報に係る印刷情報を出力する形式としているが、連続して印刷情報を出力できる場合には、処理SA16にて全ての印刷情報を一括で出力した後、処理SA18に移行するようにしてもよい。
処理SA16により印刷情報が入力したプリンタ5では、CPU53の印刷画像情報生成部533が、入力する印刷情報に応じた印刷画像を生成して、印刷部52に出力する。そして、この印刷画像が入力した印刷部52は、当該印刷画像に応じた画像を紙等に印刷する(処理SA33)。この処理SA33の後、CPU53は、当該印刷した印刷情報が、最後の印刷情報であるか否か、また、最後の印刷情報である場合には、印刷部52による印刷が終了したか否かを判定する(処理SA34)。
ここで、最後の印刷情報ではないと判定した場合には、処理SA33に戻り、再び入力する印刷情報に応じた印刷を実行する。
一方、最後の印刷情報であり、また、当該最後の印刷情報に係る印刷が終了したと判定した場合には、CPU53の信号生成部534は、受像機本体3に対して、印刷終了信号を出力する(処理SA35)。
ここで、前述の処理SA16から処理SA17が実行されている場合に、受像機本体3の電源が使用者によりオフされた場合について説明する。
処理SA16の後、使用者により受像機本体3の電源がオフされる(処理SX1)と、当該受像機本体3のシステム制御系322の電力供給制御部3224は、画像表示系の電源をオフしてスタンバイ状態とする。この画像表示系とは、光学ユニット31、制御基板32の信号処理系321を指しており、このスタンバイ状態では、光学ユニット31に電力を供給する光学系用電源部352、および、信号処理系321に電力を供給する処理系用電源部353に対する電力供給が、電力供給制御部3224により規制される(処理SX2)。この際、制御系用電源部354からのシステム制御系322への電力供給、および、第1サービスコンセント用電源部355からの第1サービスコンセント36に対する電力供給は継続される。これにより、システム制御系322による印刷制御、および、第1サービスコンセント36に接続されたプリンタ5による印刷処理を継続して行うことができる。
前述のように、使用者により選択された最後の画像に係る印刷情報が出力された後、受像機本体3のプリンタ制御部3222の動作状態監視部3222Cは、プリンタ5からの印刷終了信号の入力待機状態となり(処理SA18)、当該信号が入力されたか否かの判定を行う(処理SA19)。
ここで、印刷終了信号が入力していないと判定した場合には、プリンタ制御部3222の動作状態監視部3222Cは、再び処理SA18に戻り、当該信号の入力待機を継続する。
一方、印刷終了信号が入力したと判定した場合には、プリンタ制御部3222の動作制御部3222Aは、図10に示すように、プリンタ5に対して、当該プリンタ5の電源をオフする電源オフ信号を出力する(処理SA20)。この後、プリンタ制御部3222は、電源オフ信号に対するオフ状態信号がプリンタ5から入力するのを待機する(処理SA21)。
電源オフ信号が入力したプリンタ5は、CPU53の信号判定部531で当該信号が判定された後、電源投入部532により、当該プリンタ5の電源をオフする(処理SA36)。これにより、後の処理でプリンタ5の電力供給が停止される場合でも、安全にプリンタ5の電力供給を停止することが可能となる。
すなわち、プリンタ5の電力供給が停止される際には、印刷部52を構成するプリンタヘッドを安全位置に退避させる必要がある。このため、このような電源オフ処理を処理SA36で行うことにより、プリンタヘッドを安全位置に退避させることができ、安全にプリンタ5への電力供給を停止することができる。
この処理SA36による電源オフ処理の後、CPU53の信号生成部534は、受像機本体3に対し、プリンタ5の電源がオフ状態となった旨を示すオフ状態信号を出力する(処理SA37)。
処理SA21にて、オフ状態信号の入力待機状態とされているプリンタ制御部3222の動作状態監視部3222Cでは、当該信号が入力したか否かの判定を行う(処理SA22)。
ここで、オフ状態信号入力がなかったと判定した場合には、動作状態監視部3222Cは、処理SA21に戻り、オフ状態信号の入力待機を継続する。
一方、オフ状態信号入力があったと判定した場合には、プリンタ制御部3222は、電力供給制御部3224を介して、プリンタ5が接続された第1サービスコンセント36への電力供給を停止して(処理SA23)、プリンタ5への電力供給を停止する(処理SA24)。
具体的に、処理SA23では、電力供給制御部3224が電源ブロック35の第1サービスコンセント用電源部355に制御信号を出力し、当該信号が入力した第1サービスコンセント用電源部355は、第1サービスコンセント36への電力供給を停止する。これにより、第1サービスコンセント36への電力供給が停止することにより、プリンタ5への電力供給が停止する。
以上のような処理により、印刷処理SAが終了する。
ところで、図8に示すように、処理S6で、画像の記録が選択された場合には、システム制御系322の主制御部3221は、外部インターフェース332,333の少なくともいずれか、および、サービスコンセント36,37の少なくともいずれかに外部記憶装置(本実施形態では光学ドライブ6)が接続されているか否かを判定する(処理S9)。
ここで、光学ドライブ6が接続されていないと判定した場合には、画像を記録する外部記録装置が接続されていない旨のメッセージを表示して(処理S8)、本処理を終了する。この場合、前述のように、再度、OSDメニューの表示が行われた場合には、処理S5から本処理が実行されることとなる。
一方、光学ドライブ6が接続されていると判定した場合には、ドライブ制御部3223は、選択された画像の記録処理を実行する(処理SB)。
図11および図12は、記録処理SBの処理フローを示す図である。
記録処理SBは、印刷処理SAと同様に、受像機本体3と光学ドライブ6とが通信することによって、互いに同期を取りながら実行される。
この記録処理SBでは、図11に示すように、まず、受像機本体3を構成するシステム制御系322の主制御部3221が、電力供給制御部3224を介して、光学ドライブ6が接続された第2サービスコンセント37への電力供給を開始することによって行われる(処理SB11)。この処理SB11では、電力供給制御部3224が、電源ブロック35の光学系用電源部352、処理系用電源部353および制御系用電源部354のほかに、新たに、第2サービスコンセント用電源部356に対して制御信号を出力し、これらによる電力供給を開始する。これにより、光学ドライブ6への電力供給が開始される(処理SB12)。
この処理SB12の後、主制御部3221は、ドライブ制御部3223に制御信号を出力し、ドライブ制御部3223から光学ドライブ6の制御を実行する。そして、このドライブ制御部3223の動作制御部3223Aは、光学ドライブ6に対して、当該光学ドライブ6の電源をオンさせる旨の電源オン信号を出力する(処理SB13)。
この電源オン信号が入力した光学ドライブ6は、CPU63の信号判定部631にて当該信号の判定を行った後、電源投入部632により、光学ドライブ6の電源をオンさせる(処理SB31)。
この後、ドライブ制御部3223の動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6の状態監視を開始する(処理SB14)とともに、光学ドライブ6に対して、画像の記録を開始する旨の記録開始信号を出力する(処理SB15)。
この記録開始信号が入力した光学ドライブ6は、この記録開始信号の後に入力する記録情報であるイメージファイルの入力待機状態となる(処理SB32)。
記録開始信号を出力したドライブ制御部3223は、記録情報出力部3223Bにより、使用者により選択された画像の記録情報であるイメージファイルを生成して、光学ドライブ6に出力し(処理SB16)、動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6による記録が終了した旨を示す記録終了信号の入力を待機する(処理SB17)。
一方、イメージファイルの入力待機状態にあった光学ドライブ6は、入力するイメージファイルを記録情報処理部633が処理して、記録部62により光学ディスクに記録する(処理SB33)。
この後、光学ドライブ6では、記録の終了判定が行われ(処理SB34)、記録が終了していない場合は、処理SB33による記録処理が続行され、終了している場合には、信号生成部634により、受像機本体3に対して記録終了信号を出力する(処理SB35)。
ここで、光学ドライブ6による記録処理の途中で、受像機本体3の電源がオフされた場合(処理SX1)、受像機本体3の電力供給制御部3224は、前述の処理SX1と同様に、画像表示系である光学系用電源部352、処理系用電源部353に制御信号を出力して、これら電源部352,353による電力供給を停止して、画像形成を停止させる一方で、制御系用電源部354および第2サービスコンセント用電源部356による電力供給を継続させる(処理SX2)。これにより、受像機本体3の電源がオフされても、光学ドライブ6への電力供給が規制されないので、当該光学ドライブ6による記録処理を続行することが可能となる。
処理SB17にて、記録終了信号の入力待機状態にあったドライブ制御部3223の動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6から当該信号が入力したか否かを判定する(処理SB18)。
ここで、記録終了信号が入力していないと判定した場合には、処理SB17に戻って、当該信号入力待機状態を継続する。
一方、記録終了信号が入力したと判定した場合には、図12に示すように、動作制御部3223Aが、光学ドライブ6により光学ディスクに記録された情報の要求信号を出力し(処理SB19)、当該信号が入力した光学ドライブ6は、記録した情報を光学ディスクから読み込んで、受像機本体3に出力する(処理SB36)。
この記録情報が入力したドライブ制御部3223の記録情報検証部3223Cは、入力した記録情報が、処理SB16で生成出力したイメージファイルの情報と一致するか否かを検証する(処理SB20)。
処理SB20の後、ドライブ制御部3223の動作制御部3223Aは、光学ドライブ6に対して、当該光学ドライブ6の電源をオフさせる電源オフ信号を出力し(処理SB21)、動作状態監視部3223Dは、光学ドライブ6の電源がオフされ、電力供給の停止が可能となった旨の信号であるオフ状態信号の入力を待機する(処理SB22)。
これに対し、当該信号が入力した光学ドライブ6の電源投入部632は、光学ドライブ6の電源をオフ(処理SB37)し、光学ドライブ6の記録部を構成する光学ヘッド等の安全を確認した後、信号生成部634から受像機本体3にオフ状態信号を出力する(処理SB38)。
処理SB22で、オフ状態信号の入力待機状態にあるドライブ制御部3223の動作状態監視部3223Dは、当該信号の入力があったか否かを判定し(処理SB23)、信号入力がなかったと判定した場合には、処理SB22に戻って、待機状態を継続する。
一方、オフ状態信号の入力があったと判定した場合には、電力供給制御部3224および第2サービスコンセント用電源部356により、第2サービスコンセント37への電力供給を停止して(処理SB24)、光学ドライブ6への電力供給を停止する(処理SB25)。このような処理により、記録処理SBが終了する。
以上説明した本実施形態のテレビ受像機2によれば、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、受像機本体3を構成する制御基板32のシステム制御系322が、当該受像機本体3に設けられた第1,第2サービスコンセント36,37、および、外部インターフェース332,333に接続されたプリンタ5および光学ドライブ6の動作制御を行い、システム制御系322を構成するプリンタ制御部3222およびドライブ制御部3223の動作状態監視部3222C,3223Cが、プリンタ5および光学ドライブ6の動作状態を監視する。
また、電力供給制御部3224は、プリンタ制御部3222およびドライブ制御部3223の動作状態監視部3222C,3223Dに、プリンタ5および光学ドライブ6の信号生成部534,634からオフ状態信号が入力すると、受像機本体3の電源がオン状態でもオフ状態でも、プリンタ5および光学ドライブ6に対する電力供給を停止する。
これによれば、印刷処理SAおよび記録処理SBが終了した後に、プリンタ5および光学ドライブ6に対する電力供給が規制されるので、これらプリンタ5および光学ドライブ6による不要な電力消費を抑制することができる。また、このような電力供給規制は、受像機本体3の電源がオフ状態であっても行われるので、プリンタ5による印刷処理、および、光学ドライブ6による記録処理が終了するまで、これらプリンタ5および光学ドライブ6に、確実に電力供給を行うことができる。
(6)実施形態の変形
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、外部機器として、プリンタ5および光学ドライブ6を採用したが、本発明はこれに限らない。すなわち、外部機器は、受像機本体3と通信接続可能であり、受像機本体3から電力供給を受ける構成の機器であれば、種類は問わない。なお、プリンタ5および光学ドライブ6のように、当該機器での処理に時間がかかるような機器を採用すれば、受像機本体3の電源がオフされても処理は続行されるので、顕著な効果を奏することができる。
前記実施形態では、外部インターフェース332および第1サービスコンセント36にプリンタ5を、また、外部インターフェース333および第2サービスコンセント37に光学ドライブ6を接続したが、本発明はこの形態に限定されるものではない。すなわち、プリンタ5および光学ドライブ6等の外部機器を接続する場合、外部インターフェース332,333と、第1,第2サービスコンセント36,37との組み合わせは、適宜変更してよい。
前記実施形態では、受像機本体3のシステム制御系322の主制御部3221が、外部インターフェース332,333および第1,第2サービスコンセント36,37に接続されたプリンタ5および光学ドライブ6を検出して、プリンタ5をプリンタ制御部3222により、また、光学ドライブ6をドライブ制御部3223により制御するように振り分けるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、受像機本体3が、接続される外部機器の種類に応じて、当該外部機器専用の外部インターフェースおよびサービスコンセントをそれぞれ有する構成としてもよい。このような場合、それぞれの外部インターフェースと、接続された機器の動作制御を行う制御部とを直接繋ぐように、インターフェース基板33およびシステム制御系322を構成してもよい。
前記実施形態では、3つの光変調装置を用いたプロジェクションテレビを採用したが、これに限らず、例えば、1つの光変調装置のみを用いたプロジェクションテレビ、2つの光変調装置を用いたプロジェクションテレビ、または4つ以上の光変調装置を用いたプロジェクションテレビとしてもよい。また、光変調装置として液晶パネルを採用したが、これに限らず、マイクロミラーを用いたデバイス等の液晶以外の光変調装置を採用してもよい。さらに、透過型の光変調装置ではなく、反射型の光変調装置を用いてもよい。
加えて、前記実施形態では、光学ユニット31が平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
前記実施形態では、画像表示装置として、プロジェクションテレビであるテレビ受像機2を採用したが、本発明はこれに限らない。また、画像表示装置は、テレビ受像機である必要はない。すなわち、本発明における画像表示装置は、プラズマディスプレイや、液晶ディスプレイであってもよく、また、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやプロジェクタでもよい。
本発明は、テレビ受像機に利用できる他、外部機器と通信接続され、当該外部機器に電力を供給するコンセントを備えた画像表示装置に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係るテレビ受像システムの構成を示す模式図。 前記実施形態における受像機本体の内部構成を示すブロック図。 前記実施形態における光学ユニットの光学系を示す模式図。 前記実施形態におけるプリンタ制御部の機能分類を示すブロック図。 前記実施形態におけるドライブ制御部の機能分類を示すブロック図。 前記実施形態におけるプリンタの概略構成を示すブロック図。 前記実施形態における光学ドライブの概略構成を示すブロック図。 前記実施形態における受像機本体の処理フローを示す図。 前記実施形態における印刷処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における印刷処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における記録処理の処理フローを示す図。 前記実施形態における記録処理の処理フローを示す図。
符号の説明
1…テレビ受像システム(画像表示システム)、2…テレビ受像機(画像表示装置)、5…プリンタ(印刷装置、外部機器)、6…光学ドライブ(外部装置)、36…第1サービスコンセント、37…第2サービスコンセント、332,333…外部インターフェース、3222A,3223A…動作制御部、3222C,3223C…動作状態監視部、3224…電力供給制御部(外部電力供給制御部)、SA14,SB14…処理(動作状態監視ステップ)、SA24,SB25…処理(外部電力供給制御ステップ)。

Claims (6)

  1. 入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電力供給手段と、接続される外部機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記外部機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置であって、
    前記制御手段は、
    前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御部と、
    前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視部と、
    前記動作状態監視部により、前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御部とを備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記外部機器は、前記動作制御部から前記インターフェースを介して出力される印刷実行命令に基づいて印刷を行う印刷装置であることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置において、
    前記印刷装置は、前記印刷実行命令による印刷が終了すると、前記動作制御部に対して印刷が終了した旨の終了応答信号を出力し、
    前記外部電力供給制御部は、前記終了応答信号を検出すると、前記電力供給手段を介して行われる前記印刷装置への電力供給を規制することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記動作制御部は、前記外部電力供給制御部による電力供給規制に先駆けて、前記印刷装置の電源をオフさせる電源停止信号を出力することを特徴とする画像表示装置。
  5. 入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電源供給手段と、接続される機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置、並びに、前記コンセント及び前記インターフェースに接続される外部機器を備えた画像表示システムに用いられ、前記外部機器への電力供給を制御する電力供給制御方法であって、
    前記制御手段に、
    前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御ステップと、
    前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視ステップと、
    前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御ステップとを実行させることを特徴とする電力供給制御方法。
  6. 入力される画像情報に応じた画像を表示する画像表示手段と、装置全体を制御する制御手段と、これらに電力を供給する電源供給手段と、接続される機器に対して前記電力供給手段を介して電力を供給するコンセントと、前記機器と通信可能なインターフェースとを備えた画像表示装置、並びに、前記コンセント及び前記インターフェースに接続される外部機器を備えた画像表示システムに用いられ、前記外部機器への電力供給を制御するために、前記制御手段上で実行可能な電力供給制御プログラムであって、
    前記制御手段に、
    前記インターフェースを介して前記外部機器の動作制御を行う動作制御ステップと、
    前記外部機器の動作状態を監視する動作状態監視ステップと、
    前記外部機器の動作終了が検出されると、前記電力供給手段を介して行われる前記外部機器への電力供給を規制する外部電力供給制御ステップとを実行させることを特徴とする電力供給制御プログラム。
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