JP2006226555A - 開放式給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】塵や虫或いは臭いの侵入を防止したオーバーフロー管を備えた大気開放式の給湯装置を提供する。
【解決手段】加熱手段2で加熱された温水を貯湯する貯湯缶体1と、前記貯湯缶体1には給水電磁弁11を備えた給水管7が連通し、この給水電磁弁11を貯湯缶体1内の水位を検知する水位検知手段14の水位に応じて開閉し常に一定水位を保持して、貯湯缶体1上部に大気開放室16を形成し、更にこの大気開放室16の一定水位より上の位置にはオーバーフロー管46が連通すると共に、このオーバーフロー管46内には排水側にのみ開口する遮断弁47を備えたことで、一定水位以上の水位となった時には、オーバーフロー管46を介して排水して安全を確保するものであり、又塵や虫、或いは臭いの貯湯缶体1への侵入は、遮断弁47で阻止されるので、衛生的であり安心して使用出来るものである。
【選択図】図2
【解決手段】加熱手段2で加熱された温水を貯湯する貯湯缶体1と、前記貯湯缶体1には給水電磁弁11を備えた給水管7が連通し、この給水電磁弁11を貯湯缶体1内の水位を検知する水位検知手段14の水位に応じて開閉し常に一定水位を保持して、貯湯缶体1上部に大気開放室16を形成し、更にこの大気開放室16の一定水位より上の位置にはオーバーフロー管46が連通すると共に、このオーバーフロー管46内には排水側にのみ開口する遮断弁47を備えたことで、一定水位以上の水位となった時には、オーバーフロー管46を介して排水して安全を確保するものであり、又塵や虫、或いは臭いの貯湯缶体1への侵入は、遮断弁47で阻止されるので、衛生的であり安心して使用出来るものである。
【選択図】図2
Description
この発明は、貯湯缶体内に給水圧がかからずに、大気開放状態とした貯湯式の給湯装置に関するものである。
従来よりこの種の開放式給湯装置では、機械式のボールタップ弁で保持する一定水位より所定量上の位置にオーバーフロー管を連通し、万一一定水位以上の給水が起きた時、水漏れを起こすことなく、オーバーフロー管から排水するようにしたものである。(例えば、特許文献1参照)
特公平1−45543号公報
ところでこの従来のものでは、ほとんどの場合、オーバーフロー管は万一の時に使用されるもので、ほとんどの場合使用されないのが現状であり、逆にこのオーバーフロー管から塵や虫、或いは排水路の臭いが貯湯缶体内に入り、不衛生になると言う課題を有するものであった。
この発明はこの点に着目し、上記欠点を解決する為、特にその構成を、加熱手段で加熱された温水を貯湯する貯湯缶体と、前記貯湯缶体には給水電磁弁を備えた給水管が連通し、この給水電磁弁を貯湯缶体内の水位を検知する水位検知手段の水位に応じて開閉し常に一定水位を保持して、貯湯缶体上部に大気開放室を形成し、更にこの大気開放室の一定水位より上の位置にはオーバーフロー管が連通すると共に、このオーバーフロー管内には排水側にのみ開口する遮断弁を備えたものである。
この発明によれば、一定水位以上の水位となった時には、オーバーフロー管を介して排水して安全を確保するものであり、又塵や虫、或いは臭いの貯湯缶体への侵入は、遮断弁で阻止されるので、衛生的であり安心して使用出来るものである。
次にこの発明の開放式給湯装置の一実施形態について説明する。
1は温水を貯湯する貯湯缶体、2は温水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
1は温水を貯湯する貯湯缶体、2は温水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、3は浴槽である。
4は貯湯缶体1とヒートポンプユニット2を循環可能に接続する加熱循環回路で、加熱循環ポンプ5を有し貯湯缶体1の下部に接続されたヒーポン往き管4a及び貯湯缶体1上部に接続されたヒーポン戻り管4bより構成され、貯湯缶体1下部の冷水をヒーポン往き管4aを介してヒートポンプユニット2で加熱し、加熱された高温の温水をヒーポン戻り管4bで貯湯缶体1上部に戻して貯湯缶体1内に温水を加熱貯湯するものである。なお、貯湯缶体1の外周面には縦に複数個の貯湯温度センサ6a、6b、6c、6d、6e、6f、6gを有しており、この貯湯温度センサが所定温度以上を検出することで貯湯量を検知するものである。
7は貯湯缶体1に水を供給する給水管で、途中には貯湯缶体1側から2個の逆止弁8、9と給水圧で閉じられ断水による負圧で大気開放する逆流水開放弁10と、給水の開始、停止を制御する給水電磁弁11とが一つのセットとして備えられており、又給水電磁弁11より給水側には異常遮断用の電磁弁12と減圧逆止弁13が備えられている。
14は貯湯缶体1の上端から内方に垂下された2本の電極から成る水位検知手段で、370Lを貯湯する為に、貯湯量が下がればこれを検知して給水電磁弁11を開成し水を補給し、そして所定量になればこれを検知して給水電磁弁11を閉成し水の補給を停止するものであり、湯水の最上面と貯湯缶体1上端面との間には、エアー抜き管15を介して大気開放された大気開放室16が形成されている。
17は貯湯缶体1上部に連通した給湯管で、蛇口18を開くことによる水の流れをフロースイッチ19が検知して駆動開始する給湯加圧ポンプ20を備え、貯湯缶体1内の湯水を逆止弁21、給湯混合弁22、給湯サーミスタ23、流量カウンター24を介して蛇口18から設定温度の給湯を行うものであり、これは給湯混合弁22で給水管7から分岐した給水パイパス管25の給水と湯水を設定温度となるように混合して供給しているからであり、給湯停止時には給水側を開口して蛇口18開口時の水流を作るものである。
26は貯湯缶体1内上部の湯水中に位置された風呂熱交換器で、風呂往き管27と風呂戻り管28を介して浴槽3と連通して、風呂の保温及び追い焚きを行う風呂循環回路29を構成するもので、この風呂循環回路29には水位センサー30、風呂電動弁31、風呂循環ポンプ32、循環温サーミスタ33、風呂フロースイッチ34、風呂熱交換器26のバイパス路を形成する風呂保温三方弁35、追い焚き検知サーミスタ36とが備えられている。
37は給湯管17の逆止弁21と給湯混合弁22の間と風呂循環回路29を結ぶ湯張り回路で、給湯水に給水を混ぜて風呂設定温度に設定する風呂混合弁38と、湯張り電磁弁39、風呂流量カウンタ40、風呂逆流開放弁41、2個の逆止弁42、43がそれぞれ備えられている。
44は給湯加圧ポンプ20後方の給湯管17に設けた中温水三方弁で、貯湯缶体1で風呂熱交換器26の直ぐ下の位置に連通した中温水取り出し管45が接続し、風呂熱交換器26で保温や追い焚きした後の中温水を取り出して給湯に利用するものである。
46は貯湯缶体1の水位検知手段14で保持される一定水位より上の位置で大気開放室16に連通したオーバーフロー管で、一定水位を越える給水がある異常時にこのオーバー分の給水を排水して水漏れを防止するものであり、このオーバーフロー管46と貯湯缶体1との接続部分には、自重でオーバーフロー管46を閉口し、水流によって排水側へのみ開口する遮断弁47が備えられている。
次に、この開放式給湯装置の特徴的作動を以下に説明する。
前記貯湯缶体1内の湯水は、時間帯別電灯契約や深夜電力等の安価な電力を利用し、ヒートポンプユニット2に加熱循環回路4を介して順次循環させることで、翌朝には90℃の湯水を370L貯湯するものである。
前記貯湯缶体1内の湯水は、時間帯別電灯契約や深夜電力等の安価な電力を利用し、ヒートポンプユニット2に加熱循環回路4を介して順次循環させることで、翌朝には90℃の湯水を370L貯湯するものである。
そして、蛇口18を開くと給水バイパス管25を介しての給水の流れが出来、これをフロースイッチ19が検知することで、給湯加圧ポンプ20が駆動開始して貯湯缶体1内の高温水を、給湯混合弁22で給水と混合して設定温度の温水として蛇口18から供給するものであり、又蛇口18を閉じることによる流水の停止をフロースイッチ19が検知して給湯加圧ポンプ20の駆動を停止して給湯が終了するものである。
一方給湯中に貯湯缶体1では、貯湯温水が減少することにより、水位検知手段14がこれを検知して給水電磁弁11を開成することで、給水管7から貯湯缶体1底部へ給水圧で補水がなされ貯湯水位が上昇し所定水位に達すると、水位検知手段14がこれを検知して給水電磁弁11を閉成して給水が停止されるものである。
又この給水管7には、2個の逆止弁8、9があり、しかも給水電磁弁11がその上流側に備えられているので、貯湯缶体1内の湯水の逆流は確実に阻止されるものであり、更に断水等による負圧に対しては、給水電磁弁11で遮断するが、給水時については、逆流水開放弁10が給水圧がなくなることで開放して、負圧が解消されることで、逆流が確実に防止されるものであり、水位検知手段14による貯湯缶体1の水位を見ながらの給水電磁弁11の制御で、貯湯缶体1に給水圧がかからない給湯を、機械的な部品の使用をなくして信頼性の高い構成で実現したので、貯湯缶体1の形状や材料を強度をあまり気にすることなく、容易に変更出来、安価に提供出来ると共に、故障等の心配もなく安心して使用出来るものである。
更に給水電磁弁11或いは水位検知手段14等の故障で、貯湯缶体1内の水位が一定水位異常に上昇した場合には、遮断弁47が水流で開口され、上昇分の水はオーバーフロー管46から排水路(図示せず)へ流され、器具内に漏れる心配はなく、安心して使用出来るものであり、又水位の上昇がない通常は、オーバーフロー管46は遮断弁47の自重による閉塞で閉口されており、塵や虫或いは排水路の嫌な臭いが貯湯缶体1内に入り込むことが阻止されるので、極めて衛生的であり、しかも遮断弁47は強制的な閉塞手段も必要なく安価に提供出来、構成部品も少なく故障の心配もないものである。
尚、この一実施形態では、加熱手段をヒートポンプユニット2としたが、これに限定されることなく、例えば電気ヒーターとしても良いものである。
1 貯湯缶体
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
7 給水管
11 給水電磁弁
14 水位検知手段
16 大気開放室
46 オーバーフロー管
47 遮断弁
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
7 給水管
11 給水電磁弁
14 水位検知手段
16 大気開放室
46 オーバーフロー管
47 遮断弁
Claims (1)
- 加熱手段で加熱された温水を貯湯する貯湯缶体と、前記貯湯缶体には給水電磁弁を備えた給水管が連通し、この給水電磁弁を貯湯缶体内の水位を検知する水位検知手段の水位に応じて開閉し常に一定水位を保持して、貯湯缶体上部に大気開放室を形成し、更にこの大気開放室の一定水位より上の位置にはオーバーフロー管が連通すると共に、このオーバーフロー管内には排水側にのみ開口する遮断弁を備えた事を特徴とする開放式給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038050A JP2006226555A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 開放式給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005038050A JP2006226555A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 開放式給湯装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006226555A true JP2006226555A (ja) | 2006-08-31 |
Family
ID=36988082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005038050A Pending JP2006226555A (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 開放式給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006226555A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105546826A (zh) * | 2016-02-18 | 2016-05-04 | 太仓斯普宁精密机械有限公司 | 一种自动悬浮热水排放管 |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005038050A patent/JP2006226555A/ja active Pending
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