JP2006226327A - Frp製コイルばね及びその生産方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、芯材にFRP製のばね素材を複数層巻きつけて、コイルばねに成型したFRP製のコイルばねの強度及びばね定数を大きくしたものである。
【解決手段】 ばね素材は、直線状の芯材に、炭素繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけることにより、ばね素材を構成する全ての層が引張り方向の応力となるので,FRPの強度を充分に利用することができ、かつばね定数を大きくすることができる。また、その生産方法として、ばね素材製作工程、成型工程及び熱硬化工程により製作する。ばね素材製作工程の次にねじり変形工程を付加することによりさらに強度及びばね定数を大きくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ばね定数及び強度を高めたFRP製コイルばね及びその生産方法に関するものである。
従来FRP製コイルばね及びその生産方法は、図9及び図10に示すものがある(例えば、特許文献1参照)。
図9において、21は芯材、22はプリプレグシート、23はFRP素線、24は熱収縮チューブであり、その製作工程は、第一工程で芯材21を作製し、第二工程で芯材21を図10に示す両駆動自動巻線機30のチャック31,31に取付け、第三工程で芯材21にプリプレグシート22を芯材21の軸心方向に対して±45度で交互に捲回積層してFRP素線23を形成し、第四工程でFRP素線23に熱収縮チューブ24を被覆するとともに予備加熱して熱収縮チューブ24を収縮させFRP素線23を加圧し、第五工程で被覆付FRPを分割金型の螺旋溝に巻き付けるとともに両端を固定し、第六工程でFRP素線23を捲回した分割金型を加熱硬化させ、第七工程でFRP製コイルばねを分割金型から離型し、第八工程で熱収縮チューブを除去し、第九工程でFRP製コイルばねの両端を軽研磨して、FRP製コイルばねを製作している。
また、従来複数の細長繊維から構成される強化材と、この強化材の繊維を相互に接合するマトリックス材からなる複合材料のコイルばねにおいて、強化材に施す「より」に対して、コイルばねの巻き方向を圧縮ばねと引張ばねとで逆に設定して引張方向に強化される異方性FRP製コイルばねがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−323492号 公報 特開2003−28220号 公報
特許文献1に記載された従来のFRP製コイルばねは、芯材21にプリプレグシート22を芯材21の軸心方向に対して±45度で交互に捲回積層してFRP素線23を形成しているため、コイルばねが変形するときの使用応力の方向は、それぞれの層を構成する繊維に着目すると、使用応力の繊維方向分力が繊維を圧縮する層と引張る層ができる。そこで、FRP素線に反時計回り方向のねじり応力が作用したときの各層の状態を図11〜図14に模式的に示す図面で説明する。
Z方向巻きの層41Zではねじり42の作用する様子は図11のようになり、この層41Zの表面をさらに詳しく見ると、層41Zの表面に作用する応力43,44は図12に示すように斜め方向に繊維(プリプレグシート22)が配向されたFRP材料に対するせん断応力となる。このとき、せん断応力の繊維方向分力は繊維に引張り応力として作用する。FRP材料は繊維の配向方向への引張強度が大きいことから、この層41Zは十分に強度を発揮できている。
ところが、逆方向のS方向巻きの層41Sでねじり42が作用する様子は図13に示される。この層41Sの表面は図14のようになり、応力43,44の方向は同じであるが繊維(プリプレグシート22)の配向が異なるため、層41Sの表面に作用するせん断応力の繊維方向分力は、繊維に圧縮として作用することになる。FRP材料は繊維方向の圧縮強度が小さいから、この層41Sは十分な強度を発揮できないという問題がある。
さらに、このS方向巻きの層41Sが受ける力は繊維の巻きつけを緩める方向でもあるため,Z方向巻きの層41Zとの間で層間はく離などの損傷が生ずる問題もある。
また、熱収縮チューブ24が熱によって均一に収縮することを利用し、FRP素線23の繊維密度を高め、ばね定数の高いばねを製作できるが、熱収縮チューブ24を被覆し、加熱収縮する工程が必要となる問題がある。
なお、特許文献2に記載された従来のFRP製コイルばねは、強化材に「より」をかけるものであるため、特許文献1に記載されているようなフィラメントワインディング法に特許文献2に記載された技術を適用することはできない。すなわち、特許文献1では、芯材21にプリプレグシート22を芯材21の軸心方向に対して±45度で交互に捲回積層してFRP素線23を形成し、このFRP素線23に、特許文献2に記載の「より」をかけてコイルばねに成型したとしても、このようにして製作したコイルばねにねじり応力が作用した場合、せん断応力の繊維方向分力として圧縮の層と引張りの層とが交互にできる問題点が依然残り、特許文献1に記載されたFRP製コイルばねに、特許文献2に記載された「より」をかける技術を組み合わせる技術的な利点はない。
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、ばね定数及び強度を高めたFRP製コイルばね及びその生産方法を実現することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は、ばね素材を螺旋状に巻いて形成した円筒コイルばねであって、ばね素材は、直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけているFRP製コイルばねである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の構成に加え、さらに、FRPは炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグであるFRP製コイルばねである。
請求項3に係る本発明は、直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材を製作するばね素材製作工程と、ばね素材製作工程で製作したばね素材の巻きつけ状態を保持しながら、ばね素材を金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型する成型工程と、成型工程で成型した円筒コイルばねを加熱して熱硬化する熱硬化工程によりFRP製コイルばねを製作するFRP製コイルばねの生産方法である。
請求項4に係る本発明は、直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材を製作するばね素材製作工程と、ばね素材製作工程で製作したばね素材の巻きつけ状態を保持しながら、さらにばね素材に巻きつけ方向のねじり変形を加えるねじり変形工程と、ねじり変形工程によるばね素材のねじり変形状態を保持しながら、ばね素材を金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型する成型工程と、成型工程で成型した円筒コイルばねを加熱して熱硬化する熱硬化工程によりFRP製コイルばねを製作するFRP製コイルばねの生産方法である。
請求項5に係る本発明は、請求項3又は請求項4に係る本発明の構成に加え、さらに、ばね素材製作工程における芯材へのFRPの複数層巻きつけは、芯材の一端から他端へのFRPの巻きつけと芯材の他端から一端へのFRPの巻きつけとを芯材の回転を正逆切替えて交互に行うFRP製コイルばねの生産方法である。
請求項6に係る本発明は、請求項3から請求項5のいずれかに係る本発明の構成に加え、さらに、FRPが炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグであるFRP製コイルばねの生産方法である。
請求項1に係る本発明による作用は、ばね素材が、直線状の芯材に、繊維束に樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけているFRP製コイルばねであるから、圧縮ばねとして使用するときには、上記FRPの巻きつけ方向とばね素材を螺旋状に巻きつける方向を逆に、すなわち一方をS方向で、他方をZ方向とし、引張ばねとして使用するときには、FRPの巻きつけ方向とばね素材を螺旋状に巻きつける方向とを同じ、すなわち両方共S方向又はZ方向とするので、ばね素材を構成する全ての層が引張り方向の応力となるので、FRPの強度を充分に利用でき、かつばね定数を大きくすることができる。
請求項2に係る本発明による作用は、FRPを炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグとしたから、請求項1に係る本発明による作用に加え、好適な材料で構成したから強度及びばね定数をより大きくすることができる。
請求項3に係る本発明による作用は、ばね素材製作工程と、成型工程と、熱硬化工程によりFRPコイルばねを生産できるから、簡単な生産工程で、請求項1に係る本発明のFRP製コイルばねを生産することができる。
請求項4に係る本発明による作用は、ばね素材製作工程と、ねじり変形工程と、成型工程と、熱硬化工程によりFRPコイルばねを生産できるから、請求項3に係る本発明の工程に簡単なねじり変形工程を付加するだけで、層を形成するFRPに最外層から芯材に向かって順次締め付け力がかかり、FRPはより密になり、ばね定数の向上及びFRPの横弾性係数の向上を図ることができる。
また、ねじり変形工程により、残留応力をコイルばね全体に均一に分布でき、使用応力を緩和できる。
請求項5に係る本発明による作用は、請求項3又は請求項4に係る本発明の作用に加え、ばね素材製作工程における芯材へのFRPの複数層巻きつけを、芯材の回転を正逆切替えて交互に行うから、生産設備を単純化することができる。
請求項6に係る本発明による作用は、請求項3から請求項5のいずれかに係る本発明の作用に加え、FRPを炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグとしたから、請求項2に係る本発明のFRP製コイルばねを生産することができる。
請求項1に係る本発明は、FRPを芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけているFRP製コイルばねであって、ばね素材を構成する全ての層を引張り方向の応力とすることができるから、強度及びばね定数の大きなFRP製コイルばねとすることができる。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明の効果に加え、好適な材料で構成したから強度及びばね定数の一層大きなFRP製コイルばねとすることができる。
請求項3に係る本発明は、芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材を製作するばね素材製作工程と、ばね素材を金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型する成型工程と、円筒コイルばねを加熱して熱硬化する熱硬化工程によりFRPコイルばねを生産できるから、簡単な生産工程で、強度及びばね定数の大きな請求項1に係る本発明のFRP製コイルばねを生産することができる。
請求項4に係る本発明は、請求項3に係る本発明の工程に簡単なねじり変形工程を付加するだけで、FRPの密度を大きくすることができ、ばね定数の向上及びFRPの横弾性係数の向上を図ることができる。また、残留応力をコイルばね全体に均一に分布させることができるので、使用応力を緩和することができる。
請求項5に係る本発明は、請求項3又は請求項4に係る本発明の効果に加え、ばね素材製作工程における芯材へのFRPの複数層巻きつけを、芯材の回転を正逆切替えて交互に行うことでできるから、生産設備を単純化することができる。
請求項6に係る本発明は、請求項3から請求項5のいずれかに係る本発明の効果に加え、FRPを炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグとしたから、強度及びばね定数の一層大きな請求項2に係る本発明のFRP製コイルばねを生産することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付した図面により詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1の実施の形態を示す図面である。
図1は、ばね素材2を螺旋状に巻いて形成した円筒FRP製コイルばね1を示す斜視図である。このコイルばね1は圧縮力Pを受ける圧縮型としており、図1から明らかなように、ばね素材2を螺旋状に巻きつける方向をS方向とするのである。
図2は、図1に示すばね素材2を螺旋状に巻きつける前のFRPの複数層を説明するために模式的に示した図面である。
ばね素材2は、炭素繊維からなる繊維束にエポキシ樹脂を含浸させたFRPを、直線状の芯材3に、上記芯材3の軸心方向に対して、4層4a,4b,4c,4dとも同じZ方向の所定角度約45度で巻きつけている。
芯材3は、巻きつけ素材であるFRPと同じで、炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸させたFRPをよりをかけて用いている。そして、巻きつけ素材及び芯材ともプリプレグである。これら材料は、FRP製コイルばねに好適な材料であり、強度及びばね定数を他の材料に比し大きくすることができる。
巻きつけ素材であるFRPは、炭素繊維に替えて、アラミド繊維、ガラス繊維、炭化珪素繊維等の繊維束に、エポキシ樹脂に替えて、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化樹脂を含浸させたものとすることができる。また、芯材も巻きつけ素材と同様に変更できる。そして、巻きつけ素材と芯材とは同じFRPを用いても、異なるFRPを用いてもよく、芯材はFRP以外の材料としてもよい。
この実施の形態に示したFRP製コイルばね1は、圧縮ばねとして使用するもので、FRPの巻きつけ方向をZ方向とし、ばね素材2を螺旋状に巻きつける方向をS方向としたが、圧縮ばねとして使用するものであれば、FRPの巻きつけ方向をS方向とし、ばね素材2を螺旋状に巻きつける方向をZ方向としてもよく、要は、圧縮ばねとして使用するときには、上記FRPの巻きつけ方向とばね素材を螺旋状に巻きつける方向を逆に、すなわち一方をS方向で、他方をZ方向とするのである。
また、引張ばねとして使用するときには、FRPの巻きつけ方向とばね素材2を螺旋状に巻きつける方向とを同じ、すなわち両方ともS方向又はZ方向とするのである。
このようにすれば、ばね素材2を構成する全ての層4a〜4dが引張り方向の応力となるので、FRPの強度を充分に利用でき、かつばね定数を大きくすることができる。
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図3から図7に示す図面に基づいて説明する。
図3は、ばね素材2を製作するためのばね素材製作装置5の概略を示す図面であり、図3において、5aは架台、6a,6bは芯材3の両端を固定するクランプである。7aは軸受8a,8aに軸支され、一方のクランプ6aを駆動する駆動軸で、端部にプーリ9aが設けられ、7bは軸受8b,8bに軸支され、他方のクランプ6bを駆動する駆動軸で、端部にプーリ9bが設けられている。
両クランプ6a,6bは正逆回転可能な電動機10によりベルト駆動される回転軸11によりプーリ12a,12b、タイミングベルト13a,13b、プーリ9a,9b及び駆動軸7a,7bを介して同期回転するようになっている。一方のクランプ6aには芯材3と、図4に示すボビン15から引き出される巻きつけ素材4の端部を同時に掴ませている。
また、14は、芯材3の軸心方向に移動する素材制御機であり、素材制御機14は、芯材3が正回転するときには芯材3の一端から他端まで連続して所定の速度で移動し、また、芯材3が逆回転するときには芯材3の他端から一端まで連続して所定の速度で移動する。
芯材3に巻きつけ素材4が巻きつけられ、クランプ6a,6bにおいて、巻きつけ素材4の巻きつけ状態を保持する機構がクランプ6a,6bにフック6c,6cを取り付けることによりなされている。図4に示すようにクランプ6bは駆動軸7bの端部に2枚の四角板の間にボルトナットで、芯材3の一端を挟み込むことにより掴むようにしており、フック6cは中央部から末広がりでそれぞれの途中及び端部に円環部6e〜6hを形成しており、フック6cの一方の端部の円環部6eにボルトナットで固定し、フック6cの他方の端部の円環部6fを長いボルトとナットで固定したそのボルトに取り外し自由に支持させている。
そして、巻きつけ素材4が芯材3の端部まで巻きつけられると、芯材3の回転を止めて,フック6cの他方の端部の円環部6fをボルトから外して巻きつけ素材4をフック6cにからませて再度ボルトに円環部6fを支持させることにより芯材3を逆に回転して次の層の巻き付けを行うのである。
素材制御機14の駆動は、クランプ6a,6bにより回転駆動される芯材3の回転に同調して駆動される電動機14c、素材制御機14の移動範囲に張られたタイミングベルト14d、プーリ14e,14fによりなされる。
素材制御機14の移動速度は、芯材3に巻きつけ素材4を巻きつけるときの径によって調整するのであり、芯材3に一層目を巻きつけるときは速く、4層目を巻きつけるときは遅くするのである。
この素材制御機14は巻きつけ素材4を芯材3に、4層4a,4b,4c,4dとも同じZ方向の所定角度約45度で巻きつけるのであり、巻きつけ素材4を案内する回転式ガイド14a,14bを備えている。
そして、巻きつけ素材4を各層4a〜4dとも同じZ方向の所定角度に約45度にすると、一層目の巻きつけ時には巻きつけ素材が重なった状態で巻きつけられ、4層目では重なりも隙間もない状態で巻きつけるようにしている。この巻きつけ状態は隙間があるようにしてもよく、その場合、次の上層でその隙間を塞ぐように巻きつけるのであり、積層数が多くなる。
ばね素材製作装置5を駆動することにより、芯材3の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材2を製作するばね素材製作工程としている。
また、一方のクランプ6aは駆動軸7aとの結合を解除して回転を固定できる機構を備え、他方のクランプ6bのみを回転することができるようにしている。
そして、上記ばね素材製作工程が終了すると、一方のクランプ6aを駆動軸7aとの結合を解除して回転できないように固定し、他方のクランプ6bのみを数回転することにより、素材製作工程で製作したばね素材2の巻きつけ状態を保持しながら、さらにばね素材2に巻きつけ方向のねじり変形を加えるねじり変形工程を付加できるようにしている。
上記クランプ6aの駆動軸7aに対する結合と解除の機構を利用して、芯材3を取り付けたのち、芯材3に巻きつけ方向と同じ方向のよりを掛けて、芯材3も引張り方向の応力とするようにできる。
ばね素材製作工程で製作したばね素材2又はさらに変形工程を付加して製作したばね素材2はばね素材2の巻きつけ状態を保持しながら、金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型するのである。この成型工程を次に説明する。
図5〜図7に金型16を示す。図5は金型16の組立図、図6は金型16を部分的に分解した図面、図7は金型16を完全に分解した図面である。
図5〜図7において、金型16は、螺旋状のピッチを持つようにU字状の切欠き16aを形成した細長い金属製のピッチ板16b,16cと、上記2枚のピッチ板16b,16cを組み立てる4枚の金属板16dと、その組み立てのための4組の六角孔付ボルト16e及びナット16fと、ピッチ板16b,16cの組立品16gを挟み込む厚さを見込んで外径がコイルばね1の内側巻き径となるように2分割された金属棒16h,16iと、ピッチ板16b,16cの組立品16gを金属棒16h,16iに固定する2本の六角孔付ボルト16jとからなり、U字状の切欠き16aの底部が金属棒16h,16iの外径に合致するように組みつけている。
金型16のボルト16e,16eの頭を図4のフック6cの途中の円環部6g,6hに入れることにより、ばね素材2の巻きつけ状態を保持できるのである。そして、一方のクランプ6aからフック6c及びばね素材2を取り外し、金型16に巻きつけていき、他方のクランプ6bに対してもフック6cで同様にばね素材2の巻きつけ状態を保持した後、フック6c及びばね素材2を取り外すのである。このようにして、成型工程を行うのである。
次に金型16に螺旋状に巻きつけられたばね素材2は、そのまま図示しない加熱炉に入れて加熱して熱硬化する熱硬化工程を施すのである。熱硬化工程は、摂氏150度で1時間で行うのである。温度、時間は樹脂の種類により変更することは勿論である。
そして、金型16の4本のボルト16e及び2本のボルト16jを外して、4枚の金属板16dを取り外し、次に、金属棒16h,16iを軸心方向に取り外し、さらに、ピッチ板16b,16cを中心の方に押し込んで一枚ずつ取り外すのであり、このようにして、FRP製コイルばね1を金型16から取り外して生産完了である。
上記の第2の実施の形態では、巻きつけ素材4及び芯材3は、共に炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸させたFRPのプレプレグを用いており、これら材料は、第1の実施の形態で説明したと同様に、FRP製コイルばねに好適な材料であり、強度及びばね定数を他の材料に比し大きくすることができる。
しかしながら、これも第1の実施の形態で説明したと同様に、巻きつけ素材4は、炭素繊維に替えて、アラミド繊維、ガラス繊維、炭化珪素繊維等の繊維束に、エポキシ樹脂に替えて、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ビニルエステル樹脂等の熱硬化樹脂を含浸させたものとすることができる。また、芯材も巻きつけ素材と同様に変更できる。そして、巻きつけ素材と芯材とは同じFRPを用いても、異なるFRPを用いてもよく、芯材はFRP以外の材料としてもよい。
この第2の実施の形態に示したFRP製コイルばね1は、第1の実施の形態で説明したと同様に、圧縮ばねとして使用するもので、FRPの巻きつけ方向をZ方向とし、ばね素材2を螺旋状に巻きつける方向をS方向としたが、圧縮ばねとして使用するものであれば、FRPの巻きつけ方向をS方向とし、ばね素材2を螺旋状に巻きつける方向をZ方向としてもよく、要は、圧縮ばねとして使用するときには、上記FRPの巻きつけ方向とばね素材を螺旋状に巻きつける方向を逆に、すなわち一方をS方向で、他方をZ方向とするのである。
また、引張ばねとして使用するときには、FRPの巻きつけ方向とばね素材2を螺旋状に巻きつける方向とを同じ、すなわち両方ともS方向又はZ方向とするのである。
このようにすれば、ばね素材2を構成する全ての層4a〜4dが引張り方向の応力となるので、FRPの強度を充分に利用でき、かつばね定数を大きくすることができる。
また、ばね素材製作工程における芯材3へのFRPの複数層巻きつけを、芯材2の回転を正逆切替えて交互に行うようにしたが、芯材2の回転方向を一方向とすることもできる。その場合、図示しないが、ボビンを巻きつけ層の数だけ用意し、順次巻きつけていけばよい。
上記の実施の形態では、プリプレグを用いたが、プリプレグに替えて、強化繊維を熱硬化性樹脂の槽を浸漬して通過させてプリプレグ同様のFRPを製作し、次に第2の実施の形態で説明したばね素材製作工程に入ればよい。
次に、本発明の実施例を説明する。
ばね素材2及び芯材3は、新日本石油株式会社製のTowPREPREG T700−24−RC:38%SX3を使用した。これはフィラメント数24kのトレカ糸T700を使用した樹脂含有量38%twのプリプレグ状の繊維束で、エポキシ樹脂25SX−3が含浸されている。
コイルばねは、圧縮型とし、ばね素材2の外径を4mm、金型16をコイル内径16mm、自然高さ55mm、有効巻き数5となるように設計し、上記第2の実施の形態により製作した。
そして、本発明の実施品は、ばね素材製作工程と、成型工程と、熱硬化工程により実施例1を製作した。
また、ばね素材製作工程と、ねじり変形工程と、成型工程と、熱硬化工程により実施例2を製作した。実施例2のねじり変形工程におけるねじりは2回転である。
さらに、まきつけ素材を芯材の軸心方向に対して±45度で交互に捲回積層した点を除き、実施例1と同じにしたものを比較例とした。
試験機はJTトーシ株式会社製の卓上試験機リトルセンスターLSC−1/30を使用し、試験機の作動条件は、荷重出力500N/5V、変位出力25mm/5V、ヘッドスピード30mm/min、最大変位25mmとし、 ばねの座巻き部分を切削により平らに整え、コイルの軸方向と垂直になるようにした。
試験結果は、図6に示す。
図6において、実線で示す実施例2は、最大たわみ量22mmで荷重184.3Nであり、30%地点がたわみ量7mmのとき荷重44.3Nであり、70%地点がたわみ量17mmで荷重135.0Nであった。円筒コイルばねの設計基準JISB2704によればばね定数は試験荷重時のたわみの30〜70%の間の2つの荷重点によって定めるとしているから、これによれば、実施例2のばね定数は9.0N/mmである。
一点鎖線で示す実施例1は、最大たわみ量23mmのとき荷重180.2Nであり、30%地点がたわみ量7mmのとき荷重35.3Nであり、70%地点がたわみ量17mmで荷重104.5Nであり、ばね定数は6.9N/mmである。
点線で示す比較例は、最大たわみ量22mmのとき荷重113.0Nであり、30%地点がたわみ量7mmのとき荷重31.3Nであり、70%地点がたわみ量17mmで荷重78.3Nであり、ばね定数は4.7N/mmである。
以上の説明から明らかなように、本発明の実施品は、従来のものに比し、ばねの強度及びばね定数を大きくすることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図。 図1に示すばね素材を螺旋状に巻きつける前のFRPの複数層を説明するために模式的に示した図。 本発明の第2の実施の形態に係るばね素材製作装置の概略図。 図3の部分拡大図。 本発明の第2の実施の形態に係る金型の組立図。 図5の金型16を部分的に分解した図。 図5の金型16を完全に分解した図 本発明の実施例の試験結果を示す図。 従来のFRP素線を示す図。 従来の製造方法に使用する自動巻線機を示す図。 従来のFRP素線にZ方向巻きの層にねじりの作用する様子を示す図。 図11の表面に作用する応力を示す図。 従来のFRP素線にS方向巻きの層にねじりの作用する様子を示す図。 図13の表面に作用する応力を示す図。
符号の説明
1 FRP製コイルばね
2 ばね素材
3 芯材
4 巻きつけ素材
4a〜4d 層
5 ばね素材製作装置
16 金型

Claims (6)

  1. ばね素材を螺旋状に巻いて形成した円筒コイルばねであって、ばね素材は、直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけていることを特徴とするFRP製コイルばね。
  2. FRPは炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグであることを特徴とする請求項1に記載のFRP製コイルばね。
  3. 直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材を製作するばね素材製作工程と、ばね素材製作工程で製作したばね素材の巻きつけ状態を保持しながら、ばね素材を金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型する成型工程と、成型工程で成型した円筒コイルばねを加熱して熱硬化する熱硬化工程によりFRP製コイルばねを製作することを特徴とするFRP製コイルばねの生産方法。
  4. 直線状の芯材に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等からなる繊維束にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂を含浸させたFRPを、上記芯材の軸心方向に対して同じ方向の所定角度で複数層巻きつけてばね素材を製作するばね素材製作工程と、ばね素材製作工程で製作したばね素材の巻きつけ状態を保持しながら、さらにばね素材に巻きつけ方向のねじり変形を加えるねじり変形工程と、ねじり変形工程によるばね素材のねじり変形状態を保持しながら、ばね素材を金型により螺旋状に巻いて円筒コイルばねに成型する成型工程と、成型工程で成型した円筒コイルばねを加熱して熱硬化する熱硬化工程によりFRP製コイルばねを製作することを特徴とするFRP製コイルばねの生産方法。
  5. ばね素材製作工程における芯材へのFRPの複数層巻きつけは、芯材の一端から他端へのFRPの巻きつけと芯材の他端から一端へのFRPの巻きつけとを芯材の回転を正逆切替えて交互に行うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のFRP製コイルばねの生産方法。
  6. FRPは炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸したプリプレグであることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のFRP製コイルばねの生産方法。
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