JP2006225078A - ベルトコンベヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 無端状ベルトA3が、両持ち脚を備えた架台A1の前後一対のフレーム1a,1bに対して両持ち支持構造で支持されているドライブプーリ3とテールローラ4とに亘って巻回されているベルトコンベヤにおいて、前記ドライブプーリ、テールローラ、及び無端状ベルトの往路側を下方より支えるトラフ5をフレーム1に対して着脱自在とした。
【選択図】 図4
Description
そこで、両持ちの脚部材を備えたベルトコンベヤでありながら、無端状ベルトを簡単に着脱できるものとして特許文献1が提案されている。
上記ドライブプーリは、駆動方式がヘッドドライブ方式の場合はフレームの機長方向一側に配置し、センタードライブ方式の場合はフレームの機長方向中程位置に配置する。
そのヘッドドライブと駆動部の係脱自在な構成としては、例えば、前記駆動部の回転をドライブプーリに伝達する動力伝達手段を歯車列で構成し、その歯車列の最終歯車と噛合する歯車をドライブプーリの軸方向一側に一体的に形成し、更にドライブプーリの軸方向一側に軸方向に出没自在な可動軸を設け、該可動軸の出没動作によりフレームに対し着脱自在とする(請求項3)。
上記可動軸は、ドライブプーリにおける歯車が形成された側と反対側、或いは歯車が形成された側の何れの側に設けてもよい。
上記係脱自在な構成としては、例えば、フレーム側にボスを突設し、他方横桟側に前記ボスに対して嵌脱する切欠部を形成した構成、或いは、その逆の構成等が挙げられる。
又、棒材の形状は、丸棒、角棒等、何れでもよいが、洗浄性やベルトとの接触抵抗を考慮した場合は、丸棒のほうが好ましい。
上記手段によれば、トラフが機長方向に延びる棒材がベルト幅方向に間隔を置いて平行に並べた簀の子形状であるため、ゴミや埃が堆積することが無く、且つフレームから完全に分離できるため、水洗いも手軽に行なうことができる。
又、請求項2、3記載の構成により、ドライブプーリを駆動部に対して容易に係脱できる。
更に、請求項4記載の構成により、ごみや埃が堆積しにくく、しかも無端状ベルトの走行抵抗を軽減し、円滑に回転するベルトコンベヤを提供できる。
よって、食品加工や食品製造工場においてHACCP対応の生産ラインに適応するベルトコンベヤを提供できる。
図1及び図2は、ベルトコンベヤAの全体を示し、所定の間隔をおいて平行に対向配置した前後一対のフレーム部材1a,1bとから成るフレーム1と、その前後一対のフレーム部材1a,1bを所定高さに支持する前後の脚部材2a,2bとで構成された架台A1と、前記架台A1におけるフレーム1の機長方向一側に横架したドライブプーリ3と、フレーム1の機長方向他側に横架したテールローラ4と、そのドライブプーリ3とテールローラ4との間に位置して前記フレーム1に架設したトラフ5とで構成されたベルト支持手段A2と、前記ベルト支持手段A2のドライブプーリ3とテールローラ4とに亘って巻装した無端状ベルトA3とで構成されている。
又、フレーム1を構成するフレーム部材1a,1bの断面形状は、小判形状以外に、円周の一部に直線面を有する略D形パイプ、或いは丸形パイプや角形パイプなどでもよいものである。
ドライブプーリ3は、円筒形をしたローラ3aの軸方向一側に従動用歯車3bを一体に形成し、且つ軸方向両側に軸部3c、3dを遊転自在に取り付けると共に、従動用歯車3bと反対側に位置する軸部(可動軸)3dは軸方向に出没自在となるように構成されている。又、ドライブプーリ3は、ローラ3aの外周面には幅方向中程に、無端状ベルトA3の裏側で幅方向中央位置に突設された突条が嵌合する周溝10が形成されている。
上記構成のドライブプーリ3は、前後一対のフレーム部材1a,1bの内側に対向して取り付けたブラケット7,7’に着脱可能に横架支持され、ドライブプーリ3の従動用歯車3bと対向するブラケット7(図面では手前側)には前記ドライブプーリ3を駆動回転する駆動部8が装備されている。尚、ドライブプーリ3としては、ドライブプーリ内にモータが収容された、所謂モータプーリを用いてもよい。その場合、図示の従動用歯車3b及び駆動部8は不要となる
尚、上記の軸部(可動軸)3dは、従動用歯車3b側に配置してもよい。
又、前記ブラケット7,7’間にはドライブプーリ3で折り返される無端状ベルトA3の復路側を下から支えて緊張するピンチローラを架設してもよい。
上記テールブラケット12,12’は、フレーム部材1a,1bの端部に取り付けた支持板13,13’に取り付けた締付ネジ14,14’に対して嵌合する円弧溝15,15’によって上下回動、且つ着脱可能に支持されている。そして、そのテールブラケット12,12’の先端開放端側には、テールローラ4を機長方向に抜き差し自在に支持した補助ブラケット16,16’が機長方向に沿って所定範囲、弾発スライド可能に支持され、更に前後の補助ブラケット16,16’の移動が同期して行なわれるように構成されている。その同期を取る手段17としては、例えば図示するラックとピニオンが挙げられる。この構成、即ち、オートテンション機能により、無端状ベルトA3に常に適正な張力が付与される。
前記横桟5aは、金属製帯板を板厚方向が上下に向くように立て、長さ方向の両側を直角に折り曲げて前記フレーム1の内幅よりやや狭い幅に形成されている。そして、前記折曲片に下端面側から上方に向かって係合溝18が所定深さ切欠き形成されている。
上記の如く構成したトラフ5は、前記した架台A1の前後のフレーム部材1a,1bの内側面に固着した掛止め軸19に対して、該トラフ5の横桟5aに形成した係合溝18を上方から嵌着することでフレーム1に載架することができ、逆に上方に持ち上げることでフレーム1から簡単に取り外すことができる。尚、棒材5bの両側は走行する無端状ベルトA3が引っ掛からないように先細り状に形成されている。
そして、無端状ベルトA3をフレーム1から取り外す時は、以下の手順に従って取り外し作業を行なう。
(1)テールローラ4を支持したテールブラケット12,12’を、締付ネジ14,14’を緩めて上方に跳ね上げ回動し、テールローラ4をテールブラケット12,12’から外し、次にテールブラケット12,12’をフレーム1から分離する(図4、図6参照)。
(2)ドライブプーリ3を支持するブラケット7,7’の一方のブラケット7に取り付けられているカバー9を上方に回動し、且つ蝶番の軸方向にスライドして取り外す(図4、図7参照)。
(3)ドライブプーリ3における従動用歯車3bと反対側の軸部3dを軸方向に押し込みながら、従動用歯車3b側の軸部3cをブラケット7の孔20から拡大孔20’側へスライドさせ、ドライブプーリ3をブラケット7,7’から手前に取り出し外す(図4、図7、図9参照)。
(4)トラフ5をフレーム1に対し上方へ持ち上げて外し、無端状ベルトA3の間から引き抜く(図5参照)。
(5)無端状ベルトA3をフレーム1のフレーム部材1a,1bの間から上方へ持ち上げることで取り外しが完了する。
(6)無端状ベルトA3の間にトラフ5を差し込み、そのトラフ5をフレーム1に取り付ける。
(7)ドライブプーリ3を無端状ベルトA3に間に挿入し、ドライブプーリ3の軸部3dを軸方向に押し込みながら、反対側の軸部3cの擦り割り面が上を向いた状態でブラケット7の拡大孔20’に差し込み、孔20側にスライドして固定する。
(8)ドライブプーリ3の反対側の軸部3dをブラケット7’の孔21に嵌合固定する。
(9)ドライブプーリ3をブラケット7,7’に亘って取り付けた後は、上記した無端状ベルトA3を外した時と逆の手順で組み立てる。
A2…ベルト支持手段 A3…無端状ベルト
1…フレーム 1a,1b…フレーム部材
3…ドライブプーリ 4…テールローラ
5…トラフ 5a…横桟
5b…棒材 8…駆動部
Claims (4)
- 無端状ベルトが、両持ち脚を備えた架台の前後一対のフレームに対して両持ち支持構造で支持されているドライブプーリとテールローラとに亘って巻回されているベルトコンベヤにおいて、
前記ドライブプーリ、テールローラ、及び無端状ベルトの往路側を下方より支えるトラフをフレームに対して着脱自在としたことを特徴とするベルトコンベヤ。 - 前記ドライブプーリは、フレームの長手方向一側に配置した駆動部に対して係脱自在に横架されていることを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤ。
- 前記駆動部の回転をドライブプーリに伝達する動力伝達手段が歯車列で構成され、その歯車列の最終歯車と噛合する歯車をドライブプーリの軸方向一側に一体的に形成し、ドライブプーリの軸方向他側には軸方向に出没自在な可動軸を設け、該可動軸の出没動作によりフレームに対し着脱自在としたことを特徴とする請求項2記載のベルトコンベヤ。
- 前記トラフは、平板の横桟に棒材をベルト幅方向に所定間隔をおいて平行に並べた簀の子形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のベルトコンベヤ。
Priority Applications (1)
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JP2005039155A JP2006225078A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | ベルトコンベヤ |
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