JP2006224972A - 梱包箱及び梱包箱の電波反射方法 - Google Patents

梱包箱及び梱包箱の電波反射方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
電波を用いて動作するICタグを付設してなる梱包箱の管理において、液体、あるいは金属等の電波障害を生じる物品を梱包した梱包箱にICタグを付設しても、電波障害によりICタグの動作が損なわれないように対策する。
【解決手段】
電波により非接触に通信するICタグを箱体の外面に付設してなる梱包箱において、上記箱体に電波を反射させるための反射手段を上記箱体の内面に作製する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、電波読み取り可能なICタグを物流管理用ラベル等として付設された梱包箱の構造に係わり、特にUHF帯域の電波で動作するICタグにおいて、梱包箱内に金属、あるいは液体等の電波障害となる物品を収納させてもICタグの動作が妨害されない梱包箱及び梱包箱の電波反射方法に関する。
一般に、物流の自動化を進めていくには、個々の物品に識別用の伝票を貼付け、この貼付けられた個々の伝票に記録されている情報を機械読み取りすることが重要である。従来、このような機械読み取りを実現するためには、個々の伝票に対応したバーコードラベルを貼付け、これをバーコードリーダで読み取るようにしている。
しかしながら、バーコードリーダを用いてバーコードラベルを読み取るためには、両者間に一定の距離的並びに方向的な関係付けを、かなり高精度に行う必要があり、物流の自動化及び円滑化を図るうえでの障害になっていた。さらに、バーコードには入力できる情報量が少なく、物流の管理範囲も狭い区域に限られていた。
近年、電磁波を用いて非接触に読み取りが可能なIC(Integrated Circuit)タグが使用されてきている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。このようなICタグによれば、読取媒体として電磁波を用いることから読み取りに際して、両者間の距離的並びに方向的な制約をさほど受けることがなくなる。例えば、読み取りの方向性に制約を受けることなく1メートル離れた距離からでも、その内容を確実に読み取らせることができる。
又、このICタグ内のICには、管理対象物品の個体情報を大容量で記憶することができ、用途によっては、この個体情報を、該個体を特定するためのセキュリティ情報に用いることも可能である。
ところが、数メートル離れた位置からの通信を可能にするICタグの通信周波数として、例えば850〜960MHzのUHF帯域の電波を用いると、電波が液体によって吸収されたり、金属によって反射されるなどの電波障害を生じる。このため、図1に示すように、飲料水の入ったボトル12を入れた梱包箱11の外表面にICタグ10を付設した場合は、電波が飲料水に吸収されてICタグ10に電波エネルギが十分に届かないためICタグ10が動作しなくなる問題を生じる。
図2は、この課題を解決するための対策として考えられる一例を示す。つまり、図2(A)に示すように梱包箱11内に、梱包箱11の内壁面より50mm程度離れた空間を形成するため、図2(B)に示すように、4枚のシート片を#形状に交差させてなる仕切り構造物20を挿入し(図2(C)参照)、該仕切り構造物20内に電波障害を生じさせるおそれのある梱包物品、例えばボトル12を入れても、ICタグ10とボトル12との間に空間を形成して、電波障害の影響を小さくできると考えられる。ところが、このような対策では梱包箱11ごとに付加的な仕切り構造物20を要してコスト高になり、又梱包箱11の全体が大きくなってしまう問題がある。
特開2002−154618号公報 特開平9−331279号公報
そこでこの発明は、上記の問題点に着目してなされたもので、電波を用いて動作するICタグ付き梱包箱の管理において、液体、あるいは金属等の電波障害を生じる物品を梱包した梱包箱にICタグを付設しても、電波障害によりICタグの動作が損なわれない梱包箱及び梱包箱の電波反射方法を提供することを目的とする。
この発明は、電波により非接触に通信するICタグを絶縁性の箱体に付設してなる梱包箱において、上記箱体に電波を反射させるための反射手段を上記箱体の壁面に作製したことを特徴とする。
この発明によると、梱包箱の壁面には電波(例えば300KHz〜1GHz程度の通信周波数)を反射させるための反射手段を作製してあるため、絶縁性の梱包箱に向けて発せられた外部からの電波は、このうち、ICタグと対応する一部の電波がICタグに受信され、その他の受信されなかった電波は梱包箱内に吸収あるいは他方へ通過されることになる。このとき、梱包箱の反射手段に到った電波は、ここで反射され、この反射した電波の一部がICタグに到達する。この結果、ICタグに通信される電波エネルギが大きくなり、梱包箱内に例えば飲料水を入れたボトル等の電波障害物を梱包していても、ICタグに電波エネルギが十分に届いてICタグの通信性能を高めることができる。このため、ICタグは信頼性の高い安定した動作を確保できる。さらに、反射手段の作製には梱包箱に対してのみ施し、ICタグには何ら加工を要しないため、汎用されている安価なICタグを用いることができ、ICタグ付き梱包箱の低コスト化及び大量生産に適した製作と運用が図れる。
この発明の別の構成では、上記電波としてUHF帯域の電波を用いることができる。
このUHF帯域の電波を用いれば、ICタグと通信可能な距離を数メートル離れた場所からでも通信することができ、ICタグに対する通信領域を広域にとることができる。このため、ICタグの用途が広がる。又、UHF帯域としては例えばICタグとの長距離通信を可能にする850〜960MHz程度の通信周波数が最も適している。
この発明の別の構成では、上記ICタグを箱体の外面に付設し、上記反射手段を箱体の内面に作製して梱包箱を構成することができる。
上記反射手段を箱体の内面に作製することによって、この反射手段に到達した電波を反射させて箱体外面に位置するICタグに向けての反射性を高めることができる。これにより、ICタグに受信されなかった電波の向きを変えさせて再びICタグに電波を届けさせるという電波の集中供給を可能にして、ICタグに導かれる電波の供給量を増大する。このため、ICタグに到達する電波エネルギを大きくして電波の受信性能を高めることができる。さらに、箱体の内面において、反射手段の数を増やす程、又反射手段の反射領域を増やす程、電波の反射量が増えるためICタグの通信性能は向上する。従って、用途に応じて反射手段の数や大きさを選定すれば、所望の通信性能を有する梱包箱を作製できる。
この発明の別の構成では、上記反射手段を導電性層にて作製することができる。上記UHF帯域の電波を最も効率よく反射させることができる構造を追及した結果、導電性層がUHF帯域の電波を反射させる性質があることを見出し、この導電性層が持つ反射特性を利用して、ICタグの通信性能を高めたものである。この導電性層の作製としては、絶縁性の箱体の壁面に例えば厚さ10ミクロン程度の僅かの導電性層を一定の大きさに印刷等によって作製するだけでよい。
この発明の別の構成では、上記導電性層を、線状の導電性ラインを用いて格子状パターンに作製することができる。
上記導電性層は箱体内面に印刷すれば、簡単に作製することができる。この場合、導電性層は平面的な板状に作製してもよいが、線状の導電性ラインを縦横に交差させてなる格子状パターンに作製しても電波の反射性能を十分に確保できる。このため、格子状パターンの導電性層を用いれば、少ない導電性材料で導電性層を広域の面積に効率よく分布させて形成することができる。
この発明の別の構成では、上記箱体の一壁面を挟む該箱体の外面側にはICタグを付設し、該ICタグと対向する箱体の内面側には上記反射手段を作製した梱包箱を構成することができる。
この場合は、ICタグと反射手段とが壁面を挟んで対向する位置関係にあるため、反射手段から反射した電波の反射方向にICタグが対向するため、反射した電波がICタグに届く量は最大になり、ICタグへの電波エネルギを高めて受信性能は高感度になる。
さらにこの発明は、電波により非接触に通信するICタグを絶縁性の箱体に付設して構成される梱包箱に、電波を反射させる反射手段を上記箱体の壁面に作製するための導電性層を、導電インクの印刷、あるいは導電性金属を熱転写して反射手段を作製することを特徴とする梱包箱の電波反射方法である。
この発明によると、導電性層の作製には、印刷や熱転写の手法によって梱包箱の壁面に薄く導電性層を形成すれば、この導電性層を簡単に作製できる。又、箱体に対しては該箱体の壁面に直接印刷すればよく、既存のままの梱包箱を用いることができる。このため、梱包箱の形状を変えたり、新たなスペースや挿入部材は一切要せず、全体の大きさを変化させることもない。又、導電性層だけで反射手段を構築できるため経済的であり、しかも組立前の梱包箱の折り畳んだ部材に対して、導電性層としての印刷や熱転写加工ができるため、導電回路の作製が一層容易になる。
この発明によれば、電波を使用してICタグ付きの梱包箱と通信対応をとるとき、反射手段によってICタグに届く電波エネルギを増大させて高受信性能にできるため、信頼性の高い安定した通信を確保できる。例えば、梱包箱内に電波障害物を梱包していても、その電波障害物の影響を受けずにICタグに電波エネルギが十分に届いて安定した通信ができる。ことに、梱包箱に作製される反射手段は梱包箱に対してのみ施し、ICタグには何ら加工を要しないため、汎用されている安価なICタグを用いることができ、ICタグ付き梱包箱の低コスト化及び大量生産に適した製作と運用を図ることができる。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図3はこの発明に係わる長方体の梱包箱30の構造例を示し、この梱包箱30は1枚の絶縁性のダンボール紙を折曲げて縦長の梱包箱30に組立てられる。この梱包箱30の外側面にはICタグ10が貼着され、このICタグ10に対し、外部から非接触に通信対応をとって、該梱包箱30ごとに物流管理される。
図4(A)は4連に連なって長方形に展開された組立前の1枚のダンボール紙40の展開状態を示し、このダンボール紙40から箱体へと立体的に組立てられる上面片と側面片と下面片とに4面ずつ折り曲げ可能に区画して設けている。
このうち、長方体の4側面を構成する第1〜第4側面片41〜44のうち、第3側面片43に対しては、その外面(表面)の一部をICタグ貼付部45に設定している。このICタグ貼付部45と対向する第3側面片43の内面(裏面)の位置には、図4(B)に示すように、電波反射部46を形成して、ICタグ10と電波反射部46とを第3側面片43の表裏に対向させている。
上記電波反射部46は電波反射部材として、梱包箱30の内面に厚さ10ミクロン程度の導電性層を印刷等によって形成するものであって、この電波反射部46は一例として線状の導電性ラインLを縦横に交差させてなる1格子が正方形を含む全体が横長の長方形を有する格子状パターンに作製したものである。
この場合、電波反射部46の導電性層は、平面的な板状に作製してもよいが、格子状パターンに形成してもUHF帯域の電波の反射性能が十分に得られる。よって、少ない導電性材料で広い導電性層が得られる格子状パターンを用いるのが適している。
この格子状パターンは格子間隔を大きくすると導電性層としての効果が弱まり、格子間隔を小さくすると導電性材料を多く要してしまう。又、導電性ラインLの線の太さ(線幅)も細くすると導電性層としての効果が弱まり、太くすると導電性材料を多く要してしまうことになる。このため、導電性層によるUHF帯域の電波を反射させるのに有効となる反射特性を構成するためには、例えば導電性ラインLの厚さ10ミクロン、線幅2mmとした場合、正方形の格子一辺の長さは5mm程度が適している。さらに、電波反射部46の全体の大きさとしては、ICタグ10の大きさよりも大きい寸法のものが、電波の反射量が多くなるので適している。
図5は梱包箱30の第3側面片43を挟んで取付けられたICタグ10と電波反射部46との対向位置での断面図を示し、ICタグ10は、後述する(図6参照)基板61上にアンテナ回路62と異方導電性接着剤64を介して搭載されたICチップ63を有して構成され、このICタグ10を絶縁性のダンボール紙材を挟んだ外面に1個貼着して取付け、このICタグ10と対向する内面の位置に電波反射部(図5においては3本の導電性ラインLを示す)46を作製している。
このように、梱包箱30の外面側から内面側にかけて、ICタグ10と、絶縁性のダンボール紙である第3側面片43と、電波反射部46と、梱包された電波障害物である梱包物品51の順に位置する配置関係にある。この結果、梱包箱30の外部から送信されてきた電波52は梱包箱30の内方に梱包されている梱包物品51に吸収される直前で、その一部が電波反射部46に当って反射され、反射された電波の一部は方向変換して梱包箱30の外面に貼着されているICタグ10へと到達し、ICタグ10に届く電波は外面側からだけでなく内面側からも到達し、該ICタグ10に届く電波が増えて電波エネルギが増大する。よって、ICタグ10の受信感度が高くなり、信頼性の高い安定した通信が得られる。
このように電波反射部46を、梱包箱30の内面に作製しておけば、梱包箱30内に電波障害物としての液体を入れたボトル等の梱包物品51が梱包されていても、ICタグ10と対応する梱包物品51の直前で、電波は電波反射部46によって反射されてICタグ10に導かれる。
ICタグ10の付近を通過する電波52もICチップ63からアンテナ回路62へと進む順方向(図中右向き)だけでなく、アンテナ回路62からICチップ63へと逆方向(図中左向き)に進む電波が反射して折り返し、再び順方向に進むなど様々な方向の電波があり、これらの電波に対しても、結果的にICタグ10へと届く電波が増えて電波エネルギを増大させることができる。
図6は交信周波数帯としてUHFを用いる場合のICタグ10の一形態を示し、図6(A)にはICタグ10の平面図を、図6(B)にはICタグ10の側面図を示す。このICタグ10は平面的な基板61上に形成されたアンテナパターン(アンテナ回路)62と、該アンテナ回路62の接続部間に実装されたICチップ63とから構成されている。
前記基板61は、例えば厚さ38μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)製フィルムの樹脂材を用い、この基板61の片面に、35μmの硬質アルミニュウムからなるアンテナ回路62をエッチング等により形成し、該アンテナ回路62の一端にICチップ63を実装した構造である。ここでのICチップ63の実装に際しては、熱可塑性や熱硬化性の樹脂バインダ中に導電性の粒子を分散させた異方導電性接着剤64を、ICチップ63とアンテナ回路62の間に挿入し、熱圧着によって樹脂を流動させてICチップ63の電極と、アンテナ回路62の間に挟まれた導電性粒子によって、厚さ方向に電気的接続を得ればよい。
次に、上記ICタグ10と電波反射部46とをダンボール紙40に作製して梱包箱30を作製する方法を、図7及び図8に従って説明する。
[第1作製工程]
先ず、図7(A)に示すように、上記した1枚のダンボール紙40を用意し、該ダンボール紙40の内面の第3側面片43の下部位置に、横長の長方形状の格子状パターンによる電波反射部46を後述する手法によって形成する。図7(B)は電波反射部46の要部拡大断面図を示し、ダンボール紙40の紙面上には格子状の縦横の導電性ラインLが一定間隔に形成されている。
上述の電波反射部46の形成に際しては、熱可塑性の樹脂バインダに銀粒子等の導電粒子を分散させた導電ペーストを、スクリーン印刷法等によりダンボール紙40の表面に印刷した後、150℃、30分の熱処理を経て焼成する印刷法によって上記電波反射部46を形成することができる。あるいは、銅、アルミニュウム等の導電性金属を蒸着等によりPET製フィルム上に形成したリボン材から、該導電性金属層に200℃程度に加熱したサーマルヘッドを押し付けてダンボール紙40の上面に格子状などの所要のパターンを熱転写する熱転写法等の方法を用いて形成する。
このように形成された電波反射部46の一例を図8に示す。この電波反射部46の実施例では、格子状パターンの導電性ラインLの線幅が2mmで、1区画の格子縦幅を5mm、格子横幅を5mmとした正方形の格子状であり、電波の反射特性が十分に得られるように、全体をICタグ10より十分に大きい寸法(例えば50×100〜150mm)に作製している。ここに用いられる電波反射部46の格子状パターンは、850〜960MHzのUHF帯域の電波を反射する特性を持ったものであればよく、格子状以外に平面板状のパターン、その他の任意模様のパターンであってもよい。
[第2作製工程]
上記第1作製工程により作製された電波反射部46が図9(A)に示すように、梱包箱30の第3内側面43になるような形態で、ダンボール紙40を折り曲げて梱包箱30を組立てる。
[第3作製工程]
次に、図9(B)に示すように、上記第2作製工程により作製された梱包箱30の内側の電波反射部46とは、ダンボール紙40の第3内側面43を挟んだ反対側の位置に相当する梱包箱30の外面側に上記電波反射部46の大きさより小さくしたICタグ10(例えば30×100mm)を貼付ける。
このときの電波反射部46とICタグ10の位置関係は、図5にもに示したような相対向する配置関係の形態になり、梱包箱30内に挿入された金属、あるいは液体の入った容器等の梱包物品51に反射、あるいは吸収されようとする電波52は、その直前で電波反射部46によって反射され、ICタグ10上のアンテナ回路62に供給される。
この電波52が反射して、ICタグ10のアンテナ回路62に電波を供給させて電波エネルギを増加させる効果により、ICタグ10の受信性能が高まり、梱包箱30に金属、液体の容器等、電波障害を発生する物質を挿入しても、ICタグ10を安定して動作させることができる。
上述のように、ICタグ付きの梱包箱に向けて発せられたUHF帯域の電波のうち、ICタグに受信されなかった電波であっても箱体内面の反射手段に到った電波は、ここで反射されて折り返しICタグに到達するため、ICタグに通信される電波エネルギが大きくなり、ICタグの受信性能を高めることができる。このため、梱包箱内に電波障害物を梱包していても、ICタグに電波エネルギが十分に届いて信頼性の高い安定した通信ができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の反射手段及び導電性層は、実施例の電波反射部46に対応するも、
この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の実施例では通信可能な帯域の一例に850〜960MHz程度のUHF帯域を示したが、これに限らず、他のUHF帯域であってもよく、又UHF帯域以外の電波であってもよい。
電波障害が生じる場合のICタグの使用状態を示す斜視図。 電波障害が生じる場合の梱包箱とその使用状態を示す説明図。 梱包箱にICタグを付設して示す斜視図。 梱包箱を展開して示す内面側と外面側の展開図。 ICタグと電波反射部との使用状態を示す要部拡大縦断面図。 UHFを用いる場合のICタグの平面図と側面図。 ダンボール紙に電波反射部を形成した状態を示す説明図。 電波反射部を拡大して示す説明図。 梱包箱の作製工程を示す斜視図。
符号の説明
10…ICタグ
30…梱包箱
46…電波反射部
52…電波
L…導電性ライン

Claims (7)

  1. 電波により非接触に通信するICタグを絶縁性の箱体に付設してなる梱包箱において、
    上記箱体に電波を反射させるための反射手段を上記箱体の壁面に作製した
    梱包箱。
  2. 上記電波としてUHF帯域の電波を用いた
    請求項1に記載の梱包箱。
  3. 上記ICタグを箱体の外面に付設し、上記反射手段を箱体の内面に作製した
    請求項1又2に記載の梱包箱。
  4. 上記反射手段を導電性層にて作製した
    請求項1〜3に記載の何れかの梱包箱。
  5. 上記導電性層を、線状の導電性ラインを用いて格子状パターンに作製した
    請求項4に記載の梱包箱。
  6. 上記箱体の一壁面を挟む該箱体の外面側には上記ICタグを付設し、該ICタグと対向する箱体の内面側には上記反射手段を作製してなる
    請求項1〜5に記載の何れかの梱包箱。
  7. 電波により非接触に通信するICタグを絶縁性の箱体に付設して構成される梱包箱に、電波を反射させる反射手段を上記箱体の壁面に作製するための導電性層を、導電インクの印刷、あるいは導電性金属を熱転写して作製することを特徴とする
    梱包箱の電波反射方法。
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