JP2006224727A - フューエルリッドロック構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フューエルリッドが凍結により開かない場合においても操作の煩雑化を招かないフューエルリッドロック構造を得る。
【解決手段】ロッド16側にはロッド16に連動して移動するカムプレート32が配設されており、ボディー側にはカムプレート32のカム溝36をなぞるアーム38が配設されている。カム溝36には停止部36Eが設定されており、フューエルリッドオープナ20を開操作するとアーム38が停止部36Eに位置し、ロッド16をアンロック状態で一旦保持する。従って、リッド凍結時に凍結状態を解除すれば、ロッド16の先端部16Aがストライカ26の係合部30に係合され、更に手で開ければフューエルリッド24は開く。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フューエルリッドオープナによって開放されるフューエルリッドロック構造に関する。
一般に、フューエルリッドのロック機構は、ドライバがフューエルリッドオープナを引くと、ロッドを介してフューエルリッド奥側にあるロック部材が移動してロック状態が解除される。これにより、フューエルリッドが付勢力によって開放される。
ところが、特に寒冷地においては、フューエルリッドが凍結により開かない場合がある。このようにフューエルリッドが凍結により開かない場合、以下のような不具合が生じる。すなわち、ドライバはフューエルリッドオープナを引いてロック状態を解除しているので、フューエルリッドが開放されたと思い込み、給油しようとした際に始めてフューエルリッドが凍結により開いていないことを知る。そのため、ドライバはまずフューエルリッドの凍結を手で叩く等して取り除き、再び、運転席に戻ってフューエルリッドオープナを引いてロック状態を解除する必要がある。従って、ドライバは二度に亘ってフューエルリッドオープナを引く操作をしなければならない。なお、凍結の取り方が不充分であると、二度目もフューエルリッドが開かないため、上記作業を三度繰り返すことになる。
上記不具合を解消する手段として、例えば、下記特許文献1に開示された技術がある。この文献に開示された技術によれば、支軸回りに回動可能なフューエルリッドオープナと車体サイドメンバとの間にスライド可能な係止部材が配設されており、フューエルリッドオープナを支軸回りに引き上げてフューエルリッドオープナと車体サイドメンバとの間に係止部材をスライドさせて挟み込むことにより、フューエルリッドオープナが元の位置に戻るのを阻止するようになっている。
トヨタ技術公開集 発行番号7579
しかしながら、上記先行技術による場合、フューエルリッドを引いてロック状態を解除してから、凍結によりフューエルリッドが開いてないことを知って始めて運転席に戻り、フューエルリッドオープナを再び引き上げて係止部材を車体サイドメンバとの間に挟み込むことになる。従って、フューエルリッドオープナの操作が二度必要なことには変わりなく、又凍結を取り除き給油を終えた後に一旦運転席に戻って係止部材を取り除いてから再度給油口まで行ってフューエルリッドを閉める必要があるため、操作が煩雑である。
本発明は上記事実を考慮し、フューエルリッドが凍結により開かない場合においても操作の煩雑化を招かないフューエルリッドロック構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るフューエルリッドロック構造は、給油口を開閉可能に設けられかつ不勢力によって開方向へ付勢されたフューエルリッドに一体的に設けられた被ロック部材と、給油口に接続された燃料注入用パイプのパイプ壁を貫通した状態で進退可能に設けられると共に付勢力によってロック方向へ付勢され、遠隔操作用のフューエルリッドオープナの開操作によってロック位置からアンロック位置方向へ退出移動されるロック部材と、を含んで構成されたフューエルリッドロック構造であって、フューエルリッドオープナの開操作によってロック部材が付勢力に抗してロック位置からアンロック位置方向へ移動した場合に、ロック部材をアンロック位置でかつリッド開放時の被ロック部材の移動軌跡と干渉し更に付勢力を超える強制的な開方向への操作力が作用することにより被ロック部材の開方向への移動を許容する中間位置に一旦保持する保持手段を設けた、ことを特徴としている。
請求項2記載の本発明に係るフューエルリッドロック構造は、請求項1記載の発明において、前記保持手段は、ロック部材に対して一体的に設けられ、基端部にロック位置に対応する第1の位置を有し、第1の位置から一定方向へ所定距離だけ移動した位置に中間位置に対応する第2の位置を有し、第2の位置から更に同一方向へ所定距離だけ移動した位置に強制的な開方向への操作力が作用して最も退出移動した位置に相当する第3の位置を有する閉ループ状の案内部が設けられたカム部材と、ボディー側に設けられ、カム部材の案内部に案内されて相対移動する移動部材と、を含んで構成されている、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明によれば、通常時は、ロック部材が付勢力によってロック位置まで進出され、被ロック部材に係合されてロック状態となっている。このため、フューエルリッドは閉止状態に保持される。
一方、セルフ給油すべくドライバがフューエルリッドオープナを開操作すると、それに伴ってロック部材が付勢力に抗してロック位置からアンロック位置方向へ退出移動される。これにより、被ロック部材とロック部材との係合状態が解除され、付勢力によってフューエルリッドが開放される。
ところで、寒冷地等においては、凍結によりフューエルリッドが給油口周囲に固着された状態となり、フューエルリッドオープナを開操作しても、フューエルリッドが開放されない場合がある。
ここで、本発明では、フューエルリッドオープナによって開操作を行うと、保持手段によって、ロック部材がアンロック位置でかつリッド開放時の被ロック部材の移動軌跡と干渉する中間位置に一旦保持される。つまり、ロック部材が中間位置に一旦保持された状態では、リッド開放時の被ロック部材の移動軌跡とロック部材とが干渉する位置関係にある。
そこで、セルフ給油すべく降車して給油口へ行ったドライバは、手で叩く等してフューエルリッドの凍結状態を解除する。すると、ロック部材は中間位置に一旦保持されているため、フューエルリッドが付勢力によって開方向へ若干開くと、被ロック部材がロック部材に干渉する。つまり、被ロック部材とロック部材とのロック状態は解除されているが、被ロック部材は中間位置にあるロック部材に干渉してそれ以上の開方向への移動が阻害された状態(フューエルリッドの半開状態)になる。
しかし、フューエルリッドは半開しているので、ドライバはもう一度運転席に戻ってフューエルリッドオープナを開操作しなくても、手でフューエルリッドを強制的に開放させることができる。ロック部材に付勢力を超える開方向への強制的な力が作用すると、保持手段によるロック部材の中間位置での保持状態は解除され、被ロック部材の開方向への移動が許容される。これにより、フューエルリッドは開放状態となり、ドライバはセルフ給油することができる。
請求項2記載の本発明によれば、保持手段がロック部材側に設けられた閉ループ状の案内部を有するカム部材とボディー側に設けられてカム部材の案内部に案内されて相対移動する移動部材とによって構成されており、移動部材はカム部材の案内部に案内されて、ロック位置に対応する第1の位置から中間位置に対応する第2の位置へと相対移動し、更に強制的な開方向への操作力が作用することにより最も退出移動した位置に相当する第3の位置へと順次相対移動していく。つまり、本発明の場合、カム部材の閉ループ状の案内部を移動部材が一定方向へ相対移動することで、ロック部材の位置をコントロールすることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るフューエルリッドロック構造は、給油口を開閉可能に設けられかつ第1の付勢手段によって開方向へ付勢されたフューエルリッドに一体的に設けられた被ロック部材と、給油口に接続された燃料注入用パイプのパイプ壁を貫通した状態で進退可能に設けられると共に第2の付勢手段によってロック方向へ付勢され、遠隔操作用のフューエルリッドオープナの開操作によってロック位置からアンロック位置方向へ退出移動されるロック部材と、を含んで構成されたフューエルリッドロック構造において、フューエルリッドオープナの開操作によってロック部材が付勢力に抗してロック位置からアンロック位置方向へ移動した場合に、ロック部材をアンロック位置でかつリッド開放時の被ロック部材の移動軌跡と干渉し更に付勢力を超える強制的な開方向への操作力が作用することにより被ロック部材の開方向への移動を許容する中間位置に一旦保持する保持手段を設けたので、ドライバがフューエルリッドオープナの開操作を二度以上行う必要がなくなりく、その結果、フューエルリッドが凍結により開かない場合においても操作の煩雑化を招かないという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るフューエルリッドロック構造は、請求項1記載の発明において、ロック部材に対して一体的に設けられ、基端部にロック位置に対応する第1の位置を有し、第1の位置から一定方向へ所定距離だけ移動した位置に中間位置に対応する第2の位置を有し、第2の位置から更に同一方向へ所定距離だけ移動した位置に強制的な開方向への操作力が作用して最も退出移動した位置に相当する第3の位置を有する閉ループ状の案内部が設けられたカム部材と、ボディー側に設けられ、カム部材の案内部に案内されて相対移動する移動部材と、を含んで保持手段を構成したので、カム部材の閉ループ状の案内部を移動部材が一定方向へ相対移動することで、ロック部材の位置をコントロールすることができ、その結果、安定した作動を確保することができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るフューエルリッドロック構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
図1には、本実施形態に係るフューエルリッドロック構造の全体構成を示す断面図が示されている。
この図に示されるように、車体側部を構成するボディーパネル10の所定位置には、給油口12が形成されている。この給油口12の車両幅方向内側には、図示しない燃料タンクに接続された燃料注入用パイプ14の端部が配置されている。燃料注入用パイプ14のパイプ壁14Aには、ロック部材としての棒状のロッド16が軸方向移動可能に貫通状態で配置されている。なお、ロッド16の軸方向中間部は、パイプ壁14Aに固定された環状のガイド18に支持されている。
上記ロッド16は、図示しない運転席付近に配設されたレバー状のフューエルリッドオープナ20とケーブル22(広義には「(長尺状の)連結手段」として把握される要素である。)を介して連結されている。なお、フューエルリッドオープナ20には図示しない付勢手段が配設されており、ケーブル22を介してロッド16が燃料注入用パイプ14内へ進出する方向(ロック方向;図1(A)の矢印P方向と反対方向)へ常時付勢している。
一方、ボディーパネル10側には、給油口12を開閉するフューエルリッド24が配設されている。なお、フューエルリッド24にも図示しない付勢手段が配設されており、フューエルリッド24を常時開方向(図2の矢印Q方向)へ付勢している。
ここで、上述したフューエルリッド24の内側の面には、断面視で略フォーク状の被ロック部材としてのストライカ26が取り付けられている。ストライカ26の軸方向中間部には、ロッド16の先端部16Aが挿通可能なロック孔28が形成されている。さらに、ストライカ26の先端部は略山形状に形成されて第1傾斜面30A及び第2傾斜面30Bから成る係合部30を構成している。
また、ロッド16には、カム部材としてのカムプレート32が一体的に設けられている。従って、ロッド16が軸方向移動すると、カムプレート32もロッド16の動きに連動して一体的に移動する。カムプレート32は略矩形平板状に形成されたプレート本体34を備えており、その片面には略「?」形状を閉じた形状の案内部としての閉ループ状カム溝36が形成されている。
カム溝36は、直線状の第1溝部36Aと、この第1溝部36Aの一方の端部から斜めに延びる第2溝部36Bと、この第2溝部36Bと円弧状に繋がる第3溝部36Cと、この第3溝部36Cの端部から斜めに延びて第1溝部36Aの一方の端部に戻る第4溝部36Dと、によって構成されている。さらに、第2溝部36Bと第3溝部36Cとが出会う接続部位には、垂直面と円弧面とから成る停止部36Eが形成されている。
上記カムプレート32のカム溝36には、移動部材としての略L字形状のアーム38の先端部38Aが垂直に嵌合(係合)されている。カム溝36の溝幅はアーム38の先端部38Aの径よりも若干大きめに設定されているため、アーム38は回転中心Oを中心として旋回可能とされている。
上記の第1溝部36Aの基端部の位置(図1図示位置)が本発明の「第1の位置」に相当し、停止部36Eの位置(図2図示位置)が本発明の「第2の位置」に相当し、第3溝部36Cを回って第4溝部36Dに少し入った位置(図3図示位置)が本発明の「第3の位置」に相当する。また、カムプレート32のカム溝36における停止部38Eにアーム38の先端部38Aが位置されたときのロッド16の退出方向の位置(図2図示位置)が、本発明における「中間位置」である。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1に示される状態が、フューエルリッド24が閉止されているときの状態であり、このときには、フューエルリッドオープナ20に作用する付勢手段の付勢力によって、ロッド16の先端部16Aがストライカ26のロック孔28内へ貫通されたロック状態にある。このときのロッド16の進出位置が本発明におけるロック部材のロック位置である。このロック状態のときには、アーム38の先端部38Aはカム溝36の第1溝部36Aの基端部(第1の位置)に位置されている。
一方、セルフ給油すべくドライバがフューエルリッドオープナ20を開操作すると、それに伴ってロッド16が付勢手段の付勢力に抗してアンロック位置方向(図1(A)の矢印P方向)へ軸方向移動される。そして、ロッド16のアンロック位置方向への軸方向移動量が所定量に達すると、ロッド16の先端部16Aがストライカ26のロック孔28から抜け出し、ロック状態が解除される。このときのロッド16の退出位置が本発明におけるロック部材のアンロック位置である。
また、通常時であれば、上記開操作により、付勢手段の付勢力によってフューエルリッド24が図1(A)に二点鎖線で図示される如く所定開度だけ開放される(フューエルリッド24の半開状態)。なお、ストライカ26の係合部30の第2傾斜面30Bがロッド16の先端部16Aに干渉した時点で、フューエルリッド24の開放動作は一旦停止されるが、そのままドライバが手でフューエルリッド24を開ければ簡単に開放させることができる。
ところで、寒冷地等においては、凍結によりフューエルリッド24が給油口12の周囲に固着された状態となり、フューエルリッドオープナ20を開操作しても、フューエルリッド24が開放されない場合がある。この場合、図2に示されるように、ストライカ26は二点鎖線図示位置に存在する。
ここで、本実施形態では、上記の如くフューエルリッドオープナ20によって開操作を行った時点で、ロッド16がロック位置からアンロック位置まで退出移動し、ロック状態が解除されると共に、図2に示されるように、ロッド16と連動するカムプレート32が同一方向へ移動することにより、アーム38の先端部38Aが回転中心O回りに第1溝部36Aの基端部(第1の位置)から第2溝部36Bを通って停止部36Eに至る(第2の位置)。この停止部36Eは垂直面と円弧面とから成るため、この時点でドライバがフューエルリッドオープナ20を離しても、ロッド16の軸方向に作用する付勢力によってはアーム38の先端部38Aとカム溝36との相対位置関係は変化しない。すなわち、アーム38は停止部36Eで保持されるため、ロッド16は付勢手段の付勢力に抗してアンロック位置である中間位置に一旦保持される。ロッド16が中間位置に一旦保持された状態では、ロッド16の先端部16Aはストライカ26のロック孔28と係合していないが、ストライカ26の係合部30の開方向(図2の矢印R方向)の移動軌跡へとは干渉する位置関係にある。
上記の状態となってから、セルフ給油すべく降車して給油口12へ行ったドライバがフューエルリッド24が凍結により開いていない事態を知り(従って、この時点ではストライカ26は図2の二点鎖線図示位置にある)、手で叩く等してフューエルリッド24の凍結状態を解除する。すると、ロッド16は中間位置に一旦保持されているため、フューエルリッド24が付勢手段の付勢力によって開方向(図2の矢印Q方向)へ若干開くと、ストライカ26の係合部30の第2傾斜面30Bがロッド16の先端部16Aに干渉する。つまり、ストライカ26とロッド16とのロック状態は解除されているが、ストライカ26の係合部30が中間位置にあるロッド16に干渉することにより、それ以上の開方向へのストライカ26の移動が阻害された状態(フューエルリッド24の半開状態)になる。
しかし、フューエルリッド24は半開しているので、ドライバはもう一度運転席に戻ってフューエルリッドオープナ20を開操作しなくても、手でフューエルリッド24を強制的に開放させることができる。
すなわち、図3に示されるように、ストライカ26に付勢手段の付勢力を超える開方向への強制的な力が作用すると、係合部30の第2傾斜面30Bによってロッド16がアンロック方向へ押されて付勢力に抗して軸方向移動し、カムプレート32のカム溝36によるアーム38の停止部36E(第2の位置)での保持状態は解除され、アーム38の先端部38Aは停止部36Eから第3溝部36Cを通って図3図示位置(この位置がロッド16の退出方向へのフルストローク位置であり、第3の位置である)へ至る。これにより、フューエルリッド24は開放状態となり、ドライバはセルフ給油することができる。
なお、フューエルリッド24を全開させると、アーム38の先端部38Aは第4溝部36Dを通って第1溝部36Aの元の位置(第1の位置)に復帰する。すなわち、図1の状態となる。
その後、給油作業が終わったら、ドライバによってフューエルリッド24が手動にて特別の操作をすることなく閉止される。すなわち、フューエルリッド24を閉止させていくと、ストライカ26の係合部30の第1傾斜面30Aがロッド16の先端部16Aに当接し、第1傾斜面30Aからの分力によってロッド16をロック方向への付勢力に抗して退出方向へ移動させる。その過程で、図2図示位置のところまでロッド16が退出移動した時点で(第1傾斜面30Aの途中ぐらいまでロッド16の先端部16Aが相対移動した時点で)、アーム38の先端部38Aが第1溝部36Aの基端部から第2溝部36Bを通って停止部36Eに至る。つまり、アーム38は図2図示状態(第2の位置)となる。その後もフューエルリッド24を閉止させていくと、係合部30の頂点にロッド16の先端部16Aが到達した時点で、ロッド16はフルストロークして図3図示状態になり、アーム38の先端部38Aも図3図示状態(第3の位置)となる。さらにフューエルリッド24を閉止させていくと、ロッド16の先端部16Aは係合部30の第2傾斜面30Bを下りながら進出し、ストライカ26のロック孔28に対応した時点で、ロッド16の先端部16Aが付勢力でロック孔28内へ入り込み、ロック状態となり、図1図示状態に戻る。また、アーム38の先端部16Aも図1図示状態(第1の位置)に戻る。
従って、フューエルリッド24の閉止時もアーム38はカム溝36を同一方向へ一周して元の状態に戻る。
以上より、本実施形態に係るフューエルリッドロック構造によれば、フューエルリッド24が凍結により開かない場合においても操作の煩雑化を招かず、ひいてはセルフ給油作業を円滑に行うことができる。
また、本実施形態に係るフューエルリッドロック構造では、第1溝部36A乃至第4溝部36D並びに停止部36Eから成り閉ループ状のカム溝36を備えたカムプレート32と、カム溝36に沿って相対移動するアーム38とによってロッド16の一旦停止機構(保持手段)を成立させたので、カムプレート32の閉ループ状のカム溝36をアーム38が一定方向へ相対移動することで、ロッド16の位置をコントロールすることができる。その結果、本実施形態によれば、安定した作動を確保することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上述した本実施形態では、ロッド16側にカムプレート32(カム部材)を一体的に設けると共にボディー側にアーム38(移動部材)を旋回可能に設ける構成を採ったが、これに限らず、カム部材と移動部材の配設関係を逆にすることも可能である。この場合、ロッド16の動きに連動して、ボディー側に固定されたカム部材の案内部を移動部材が移動していくことになる。
また、上述した本実施形態では、案内部としてカム溝36を設定したが、これに限らず、カム溝36と同様機能を果たす軌道であればよい。従って、レール状の案内部を用いてもよい。
(A)は本実施形態に係るフューエルリッドロック構造をロック状態で示す全体構成図であり、(B)はカムプレート及びアームの組付状態をX方向から見た側面図である。 図1に示される状態からフューエルリッドオープナを操作してロッドを一旦中間位置に保持した状態を示す図1に対応する全体構成図である。 図2に示される状態からロッドがフルストロークした状態を示す図1に対応する全体構成図である。
符号の説明
10 ボディーパネル
12 給油口
14 燃料注入用パイプ
14A パイプ壁
16 ロッド(ロック部材)
20 フューエルリッドオープナ
24 フューエルリッド
26 ストライカ(被ロック部材)
32 カムプレート(保持手段、カム部材)
34 アーム(保持手段、移動部材)
36 カム溝(案内部)

Claims (2)

  1. 給油口を開閉可能に設けられかつ付勢力によって開方向へ付勢されたフューエルリッドに一体的に設けられた被ロック部材と、
    給油口に接続された燃料注入用パイプのパイプ壁を貫通した状態で進退可能に設けられると共に付勢力によってロック方向へ付勢され、遠隔操作用のフューエルリッドオープナの開操作によってロック位置からアンロック位置方向へ退出移動されるロック部材と、
    を含んで構成されたフューエルリッドロック構造であって、
    フューエルリッドオープナの開操作によってロック部材が付勢力に抗してロック位置からアンロック位置方向へ移動した場合に、ロック部材をアンロック位置でかつリッド開放時の被ロック部材の移動軌跡と干渉し更に付勢力を超える強制的な開方向への操作力が作用することにより被ロック部材の開方向への移動を許容する中間位置に一旦保持する保持手段を設けた、
    ことを特徴とするフューエルリッドロック構造。
  2. 前記保持手段は、
    ロック部材に対して一体的に設けられ、基端部にロック位置に対応する第1の位置を有し、第1の位置から一定方向へ所定距離だけ移動した位置に中間位置に対応する第2の位置を有し、第2の位置から更に同一方向へ所定距離だけ移動した位置に強制的な開方向への操作力が作用して最も退出移動した位置に相当する第3の位置を有する閉ループ状の案内部が設けられたカム部材と、
    ボディー側に設けられ、カム部材の案内部に案内されて相対移動する移動部材と、
    を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のフューエルリッドロック構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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