JP2006224511A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの設定に応じて、指定された時刻にカラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行することができる画像形成装置およびその方法を提供する。
【解決手段】カラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する必要がある画像形成装置において、時刻を計時し、指定された時刻にキャリブレーションを実行する機能の可否選択をユーザに行わせ、前記機能の前記時刻をユーザに設定させ、前記可否選択と前記時刻設定との内容を不揮発性メモリに記憶し、前記記憶された前記可否選択の結果が可であるとき、前記記憶された前記時刻設定と、前記時計の計時から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較して、定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定し、前記定判定の結果に応じてキャリブレーションを実行するように制御する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、プリンタやデジタル複合機などの画像形成装置に係り、電子写真系画像形成装置において、カラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する画像形成装置およびその制御方法に関するものである。
電子写真系のカラー画像形成装置において、濃度変動による色味の変化を抑えるため、所定枚数印刷する毎にカラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−54143号公報
しかしながら、上記のような装置において、例えば数十名の従業員で1台の装置を共有していて、業務の都合で毎朝決まった時間に多数の従業員が書類を大量に印刷するような場合、毎回似たようなタイミングで上記の所定枚数に達してしまうことが予想され、その結果、途中でキャリブレーションが実行され、印刷時間が延びてしまう可能性が考えられる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザの設定に応じて、指定された時刻にカラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行することができる画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は以下の構成からなる。すなわち、
カラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する必要がある画像形成装置において、
不揮発性メモリと、
時計手段と、
指定された時刻にキャリブレーションを実行する機能の可否選択をユーザに行わせる可否選択手段と、
前記機能の前記時刻をユーザに設定させる時刻設定手段と、
前記可否選択手段と前記時刻設定手段との結果を前記不揮発性メモリに記憶する定刻キャリブレーション設定保持手段と、
前記定刻キャリブレーション設定保持手段に記憶された前記可否選択手段の結果が可であるとき、前記定刻キャリブレーション設定保持手段に記憶された前記時刻設定手段で設定された時刻と、前記時計手段から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較して、定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定する定刻キャリブレーション判定手段と、
前記定刻キャリブレーション判定手段の結果に応じてキャリブレーションを実行するように制御する定刻キャリブレーション実行制御手段と、
を有する。
あるいは、本発明の画像形成装置の制御方法は以下のステップから構成される。すなわち、
時刻を計時し、
指定された時刻にキャリブレーションを実行する機能の可否選択をユーザに行わせ、
前記機能の前記時刻をユーザに設定させ、
前記可否選択と前記時刻設定との内容を不揮発性メモリに記憶し、
前記記憶された前記可否選択の結果が可であるとき、前記記憶された前記時刻設定と、前記時計の計時から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較して、定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定し、
前記定判定の結果に応じてキャリブレーションを実行するように制御する、
というステップからなる。
本発明によれば、ユーザの設定に応じて、指定された時刻にカラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行することができる画像形成装置およびその方法を提供すること可能になる。
これにより、例えば数十名の従業員で1台の装置を共有していて、業務の都合で毎朝決まった時間に多数の従業員が書類を大量に印刷するような場合、毎回似たようなタイミングで上記の所定枚数に達してしまい、途中でキャリブレーションが実行されて印刷時間が延びてしまうような状況が回避できるようになる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1は、本発明の実施例における画像形成装置(以下プリンタ)の利用環境を示す概略図である。
本実施例におけるプリンタ1000は、USBケーブル6000を介してローカルPC 2000と接続される。プリンタ1000はまたネットワーク接続機能を有し、ネットワーク7000を介してNTP server 3000や、クライアント1のPC 4000、クライアント2のPC 5000などと通信することも可能である。
図2は、本発明の実施例における図1記載のプリンタ1000の構成を示すブロック図である。
また図3は、本発明の実施例における図1記載ローカルPC 2000またはクライアント1 4000等で動作するソフトウェアの構成を、ローカルPC 2000を代表にして示したブロック図である。
以下、図2および図3を使って、本実施例におけるプリンタ構成とその印刷動作の大まかな流れを説明する。
本実施例におけるプリンタ1000は、主にコントローラ部1100、ネットワークインタフェースカード(以下NIC)1200、および、エンジン部1300からなる。
プリンタ1000は、印刷イメージのレンダリングや印刷制御が、ローカルPC 2000、または、クライアント1 4000やクライアント2 5000などのコンピュータ上で動作する図3記載のドライバ2200やランゲージモニタ2300で実行されることを前提に設計されている。このため、コントローラ部1100は、CPU 1110、ASIC 1120、SDRAM 1130、EEPROM 1140、USBコネクタ1150のみで構成される。
CPU 1110は、レンダリングや印刷制御を自らが行うプリンタに比べて極めて少ない容量のROM 1111やRAM 1112と、エンジン部1300とのシリアル通信を行うためのシリアルコントローラ1112を内蔵している。ROM 1111には、各種制御プログラムや各種初期値が格納されている。また、RAM 1112には、ワークエリアのほか、コントローラ部1100が扱う画像データを除くデータを格納するための領域が用意される。RAM 1112は揮発性RAMであるため、電源がOFFされても保持しなければならない各種カウンタ値などの限られた情報は、EEPROM 1140に格納される。
ASIC 1120は、CPU i/f 1121、画像処理部1122、メモリコントローラ1123、USBコントローラ1124、NICコントローラ1125をひとつにまとめたパッケージである。例えば、ローカルPC 2000上のアプリケーション2100で印刷処理が実行されると、ドライバ2200が起動され、印刷イメージデータを生成する。生成されたイメージデータはランゲージモニタ2300に渡され、ランゲージモニタ2300は印刷を制御するための各種コマンドと生成されたイメージデータを予め定めておいたプロトコルに基づき、USBポートモニタ2500およびUSBケーブル6000を経由してプリンタ1000に転送する。
プリンタ1000では、転送されたコマンドやデータが、USBケーブル6000とUSBコネクタ1150を介してUSBコントローラ1125で受信される。CPU 1110ではCPU i/f 1211を介してUSBコントローラ1125の状態を常に監視している。
もし、コマンドが受信されていたならば、コマンドに応じた処理を実行する。もし応答が必要なコマンドであれば、CPU 1110はCPU i/f 1211を介してUSBコントローラ1125を制御して、その応答ステータスデータをローカルPC 2000に返送する。返送されたステータスは、USBケーブル6000およびUSBポートモニタ2500を介してランゲージモニタ2300に渡され、その内容はさらにステータスウィンドウ2400に通知される。ステータスウィンドウ2400は通知されたステータスに応じて適宜プリンタや印刷の状況をローカルPC 2000の表示部に表示する。
CPU 1110がレンダリングされた印刷イメージを転送するためのコマンドを受信したときは、USBコントローラ1124およびメモリコントローラ1123を制御して、コマンドに続くイメージデータをSDRAM 1130に格納させる。
ある程度のイメージデータがSDRAM 1130に格納されると、ランゲージモニタ2300はエンジン部1300の起動要求コマンドを発行する。同コマンドをCPU 1110が認識したならば、シリアルコントローラ 1113を制御してエンジン部1300に起動の要求を通知する。エンジン部1300が正常に起動され、用紙の搬送が正しく行われたことが、シリアルコントローラ1113を介して通知されたならば、メモリコントローラ1123および画像処理部1122を制御して、SDRAM 1130に格納されたイメージデータをエンジン部1300が実際の印刷動作で必要とするVIDEO信号に変換して、エンジン部1300に送出する。
ここで、エンジン部1300は、エンジン部全体の動作を制御するCPU 1310、コントローラ部1100との通信を行うためのシリアルコントローラ1320、コントローラ部1100から送られてくるVIDEO信号を受けるためのVIDEO制御部1330、ワークエリアや各種状態を示す値を保持するためのSDRAM 1340、CPU 1310で実行されるプログラムや参照される各種テーブル値などを格納するFLASH RAM 1350、紙搬送系やトナー補給系、レーザビーム制御系、中間転写系、定着器系などからなる記録部1360で構成される。CPU 1310は、コントローラ部1100から記録部1360の起動要求や用紙搬送要求を受けたならば、記録部1360を適宜制御し、必要に応じて状態をコントローラ部1100に通知する。
もし画像形成が開始されたならば、VIDEO制御部1330を制御して、コントローラ部1100から渡されたVIDEO信号を記録部1360に供給して画像を形成させる。さらに、エンジン部には、両面印刷を可能にするためのメカ的機構が具備されている。例えば2ページの文書を1枚の記録紙に両面で印刷する場合、ランゲージモニタ2300が第1面を印刷する際に通常給紙口からの給紙かつ両面ユニットへの排紙を要求するパラメータを設定した前記印刷制御コマンドを発行し、さらに、第2面を印刷する際に両面ユニットからの給紙かつ通常排紙口への排紙を要求するパラメータを設定した同様なコマンドを発行することで実現される。
本発明に係る濃度補正のためのキャリブレーションも、コントローラ部1100とエンジン部1300との間の制御は基本的に上記と同様で、加えて、コントローラ部1110は印刷する画像を表すVIDEO信号の代わりにキャリブレーション用の複数のパッチを表すVIDEO信号を転送し、エンジン部1300は記録部1360に用意された反射型の読み取りセンサーで、前記VIDEO信号によって中間転写系に描画された複数パッチの濃度を読み取って、その値をコントローラ部1100に返送する。
なお、キャリブレーションの細かな動作は公知の電子写真系エンジンと同様で、動作そのものは本発明の本質と関係が少ないため、より詳細な説明は割愛する。
また、図3記載のステータスウィンドウ2400は、印刷の一時停止やキャンセルといったユーザの操作要求を受けることができるように構成され、その要求は適宜ランゲージモニタ2300に伝えられる。ランゲージモニタ2300は、伝えられた操作要求に応じたコマンドを前記定められたプロトコルに基づいてUSBポートモニタ2500およびUSBケーブル6000を経由してプリンタ1000に転送し、前記のごとくコントローラ部1100によって転送されたコマンドに応じた処理が実行される。
一方、NIC 1200は、NIC全体の動作を制御するCPU 1210、コントローラ部1100との通信を制御するためのコントローラ通信部1220、ワークエリアや各種状態を示す値を保持するためのSDRAM 1230、CPU 1210で実行されるプログラムや参照される各種テーブル値などを格納するFLASH RAM 1240、TCP/IPに基づいたネットワーク通信全体を制御するネットワーク通信部1250から構成される。
NIC 1200の役割のひとつは、クライアント1 4000やクライアント2 5000などと、コントローラ部1100との仲介を行うことである。各クライアントでは、ローカルPC 2000上のドライバ2200やランゲージモニタ2300と全く同一のソフトウェアに加え、USBポートモニタ2500の代わりにネットワークポートモニタ2600が動作している。ランゲージモニタ2300から発行される各種コマンドやイメージデータは、ネットワークポートモニタ2600およびネットワーク7000を介してNIC 1200に伝えられる。NIC 1200がネットワーク通信部1250で受けたコマンドは、コントローラ通信部1220を制御することでコントローラ部1100に渡される。
コントローラ部1100は、USBコントローラ1124と同じようにNICコントローラ1125も常に監視していて、上記USBの場合と同様に受信したコマンドを処理し、必要に応じてNICコントローラ1125を介してステータスデータをNIC 1200に返す。NIC 1200は、コントローラ通信部1220で受け取ったステータスデータを、ネットワーク通信部1250を制御してコマンド発行元のクライアントに返送する。返送されたステータスは、前記USBの場合と同様に、ランゲージモニタ2300からステータスウィンドウ2400に渡され、適宜表示される。イメージデータのやりとりも上記USBの場合と同様である。
NIC 1200のもうひとつの役割は、RFC−1305で公知のNTPに基づいてNTP Server 3000にアクセスして時刻情報を取得し、さらにその内容をコントローラ部1100にコマンドとして伝えることである。NTP Server 2000のアドレスは、NIC 1200が実装しているWeb Server起動の設定することができる。設定されたアドレス情報はFLASH RAM 1240上に格納され、電源がOFFされても保持される。なお、TCP/IP制御やNTP処理は公知のもので本発明と直接関係ないため、より詳細な説明は割愛する。
図4は、定刻キャリブレーションの実行の可否と時刻の設定を行うためのダイアログの示す図である。
同ダイアログは、図3記載のステータスウィンドウ2400でキャリブレーションに関する設定のメニューを選択したとき表示される、
同図において「定刻キャリブレーションタイマを使用する」のチェックボックスを選択すると、「時刻」のエリアが有効になって、ユーザは時刻を設定することができるようになる。
「OK」ボタンを押すと、ローカルPC 2000、または、クライアント1 4000やクライアント2 5000などのコンピュータ上で動作する図3記載のランゲージモニタ2300を経由して、定められた形式に加工されたコマンドによって、「定刻キャリブレーションタイマを使用する」のチェックボックスの内容と「時刻」エリアの内容とがコントローラ部1100に渡される。
コマンドを受け取ったコントローラ部1100では、「定刻キャリブレーションタイマを使用する」のチェックボックスの内容と「時刻」エリアの内容とをEEPROM 1140に格納する。
図5は、NIC 1200におけるNTP Serverから取得した時刻情報をコントローラ部1100に伝えるNICの時刻設定コマンド発行処理を記述したフローチャートである。
また、図6は、本発明の実施例における時刻設定コマンドのフォーマットとその一例を示す図である。
NIC 1200は、予め定められた間隔(ステップS5−001)で登録されたNTP serverのアドレスにアクセスを試みる(ステップS5−002)。もしアクセスが成功して時刻情報が獲得(ステップS5−003)できたならば、その時刻情報を図6記載の時刻設定コマンドに加工(ステップS5−004)してコントローラ部1100に発行する(S5−005)。もし時刻情報を獲得できなければ、時刻設定コマンドを発行しない。
有効な時刻設定コマンドを受けたコントローラ部1100は、CPU 1110の周期タイマ割り込みを使って擬似的な内部時計を駆動する。本実施例の装置では、10msec毎に周期割り込み要求が発生するようにCPU 1110を設定してある。同割り込み処理において内部時計のためのカウンタを用意しておき、10msecを積算することで1sec単位の計時を行い、図6記載のフォーマットで受けた年月日を含む日時を逐次更新する。
図7は、定刻キャリブレーションを実行する必要があるか否かを判定する処理を記述したフローチャートである。
本実施例の装置において、図7記載の判定処理は、100msec間隔で定期的に実行される。
本実施例の装置では、内部時計はコントローラ部1100がNIC 1200から有効な時刻設定コマンドを受けたときにだけ動作する。すなわち、もし有効な時刻設定コマンドを受けていないと、図4記載のダイアログで設定された時刻になったか否かを確認することができない。
そこで、まずステップS7−001において、時計が有効であるか否かを判定する。もし、有効ならばステップS7−002に進み、無効ならばステップS7−006に進んで定刻キャリブレーションは不要という結果を返して、同判定処理を終了する。
ステップS7−002では、図4記載のダイアログで設定されてEEPROM 1140に格納された「定刻キャリブレーションタイマを使用する」のチェックボックスの内容を確認する。さらに、同確認に応じて、EEPROM 1140に格納された「時刻」エリアの内容と、前記周期タイマ割り込み処理で逐次更新される擬似的な内部時計とを比較し、指定された時刻になったか否かを判定する。
もし、上記チェックボックスが選択されていなかったならば、ステップS7−006に進んで同判定処理を終了する。チェックボックスが選択されていたならば、「時刻」エリアで指定された時刻と現在の内部時計の時刻とを比較して、現在時刻が設定時刻になったならば、ステップS7−003に進む。そうでなければ、ステップS7−006に進んで同判定処理を終了する。
ステップS7−003では、最後にキャリブレーションが行われたときから所定時間経過したか否かを判定する。
前記図2および図3の説明で、エンジン部1300は記録部1360に用意された反射型の読み取りセンサーで、前記VIDEO信号によって中間転写系に描画された複数パッチの濃度を読み取って、その値をコントローラ部1100に返送すると述べたが、本実施例の装置におけるコントローラ部1100では、キャリブレーションが正常終了してエンジン部1300から返送された濃度情報を受け取ったとき、その時刻を内部時計から読み取ってEEPROM 1140に保存する構成になっている。
本実施例の装置において、ステップS7−003では、上記EEPROM 1140に保存された最終キャリブレーション時刻と、現在の時刻とを比較し、もし30分以上が経過しているならばステップS7−004に進む。もし最後にキャリブレーションを実行してから30分が経過していないならば、仮にその間に断続して印刷が実行されていたとしても、本実施例の装置におけるエンジン部1300の印刷速度を考えると印刷された枚数も少なく濃度変動が少ないと考えられる。これを鑑みて、30分が経過していないならば、ステップS7−006に進んで定刻キャリブレーションが不要という結果を返して、同判定処理を終了する。
ステップS7−004では、最後にキャリブレーションが行われたときから所定枚数印刷したか否かを判定する。
ステップS7−003の説明で、コントローラ部1100では、キャリブレーションが正常終了してエンジン部1300から返送された濃度情報を受け取ったとき、その時刻を内部時計から読み取ってEEPROM 1140に保存する構成になっていると述べたが、本実施例の装置におけるコントローラ部1100は、時刻に加えて、キャリブレーションを実行した直前までの総印刷枚数をEEPROM 1140に保存する構成になっている。総印刷枚数は、印刷が正常終了するごとに加算されるように構成されている。
本実施例の装置において、ステップS7−004では、上記EEPROM 1140に保存された最終キャリブレーション時の総印刷枚数と、現在の総印刷枚数とを比較し、もし100ページ以上印刷されているならばステップS7−005に進む。もし最後にキャリブレーションを実行してから100ページが印刷されていないならば、例え30分以上が経過していても、本実施例の装置におけるエンジン部1300の構成を考えると濃度変動が少ないと考えられる。これを鑑みて、100ページが印刷されていないならば、ステップS7−006に進んで定刻キャリブレーションが不要という結果を返して、同判定処理を終了する。
以上すべての条件を満たすとき、ステップS7−005において定刻キャリブレーションが必要という結果を返して、同判定処理を終了する。
コントローラ部1100では、100msec間隔で定期的に実行される図7記載の判定処理による定刻キャリブレーションが必要という結果を受けて、キャリブレーションを実行する。
(その他の実施例)
第1の実施例では、印刷イメージのレンダリングや印刷制御が、ローカルPC 2000、または、クライアント1 4000やクライアント2 5000などのコンピュータ上で動作する図3記載のドライバ2200やランゲージモニタ2300で実行される、いわゆるホストベースのプリンタを対象にした。しかしながら、本発明はホストベースのプリンタに限定されるものではない。
また、第1の実施例では、図7で説明した通り、定刻キャリブレーションを実行する必要があるか否かを判定する処理において、最終キャリブレーション時刻と現在の時刻との比較(ステップS7−003)と、最終キャリブレーション時の総印刷枚数と現在の総印刷枚数との比較(ステップS7−004)を具備した。しかしながら、どちらか一方の判定を持たなくても、本発明の効果を得ることが可能である。もちろん、双方の判定を持たなくても、状況によっては無駄なキャリブレーションが実行されてしまう可能性があるものの、本発明の効果を得ることは可能である。
さらに、第1の実施例では、図5および図6で説明した通り、NIC 1200がNTP Serverから取得した時刻をコントローラ部1100に通知し、その時刻をCPU 1110の周期タイマ割り込みを使って擬似的な内部時計を駆動した。しかしながら、コントローラ部1100にRTCのような時計用ハードウェアを実装し、時計管理はすべてRTCに任せても本発明を実現することが可能である。
本発明の実施例における画像形成装置(以下プリンタ)の利用環境を示す概略図である。 本発明の実施例における図1記載のプリンタ1000の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例における図1記載ローカルPC 2000またはクライアント1 4000等で動作するソフトウェアの構成を、ローカルPC 2000を代表にして示したブロック図である。 定刻キャリブレーションの実行の可否と時刻の設定を行うためのダイアログの示す図である。 NIC 1200におけるNTP Serverから取得した時刻情報をコントローラ部1100に伝えるNICの時刻設定コマンド発行処理を記述したフローチャートである。 本発明の実施例における時刻設定コマンドのフォーマットとその一例を示す図である。 定刻キャリブレーションを実行する必要があるか否かを判定する処理を記述したフローチャートである。
符号の説明
1000 プリンタ
1100 コントローラ部
1110 CPU
1111 ROM
1112 RAM
1113 シリアルコントローラ
1120 ASIC
1121 CPU i/f
1122 画像処理部
1123 メモリコントローラ
1124 USBコントローラ
1125 NICコントローラ
1130 SDRAM
1140 EEPROM
1150 USBコネクタ
1200 Network i/f Card
1210 CPU
1220 コントローラ通信部
1230 SDRAM
1240 FLASH RAM
1250 ネットワーク通信部
1300 エンジン部
1310 CPU
1320 シリアルコントローラ
1330 VIDEO制御部
1340 SDRAM
1350 FLASH RAM
2000 ローカルPC
2100 アプリケーション
2200 ドライバ
2300 ランゲージモニタ
2400 ステータスウィンドウ
2500 USBポートモニタ
2600 ネットワークポートモニタ
3000 NTP Server
4000 Client 1
5000 Client 2
6000 USBケーブル
7000 ネットワーク

Claims (6)

  1. カラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する必要がある画像形成装置において、
    不揮発性メモリと、
    時計手段と、
    指定された時刻にキャリブレーションを実行する機能の可否選択をユーザに行わせる可否選択手段と、
    前記機能の前記時刻をユーザに設定させる時刻設定手段と、
    前記可否選択手段と前記時刻設定手段との結果を前記不揮発性メモリに記憶する定刻キャリブレーション設定保持手段と、
    前記定刻キャリブレーション設定保持手段に記憶された前記可否選択手段の結果が可であるとき、前記定刻キャリブレーション設定保持手段に記憶された前記時刻設定手段で設定された時刻と、前記時計手段から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較して、定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定する定刻キャリブレーション判定手段と、
    前記定刻キャリブレーション判定手段の結果に応じてキャリブレーションを実行するように制御する定刻キャリブレーション実行制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、最後にキャリブレーションを実行したときの前記時計手段から得られる時刻を前記不揮発性メモリに記憶する最終キャリブレーション時刻記憶手段を加えて有し、前記定刻キャリブレーション判定手段は前記定刻キャリブレーション設定保持手段に記憶された前記時刻設定手段で設定された時刻と、前記時計手段から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較するのに加え、前記最終キャリブレーション時刻記憶手段に記憶された時刻と、前記時計手段から得られる現在時刻との差が予め定められた時間以上経過しているか否かも比較して定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の画像形成装置において、印刷が正常終了した総印刷枚数を前記不揮発性メモリに記憶する総印刷枚数記憶手段と、最後にキャリブレーションを実行したときの前記総印刷枚数記憶手段から得られる枚数を前記不揮発性メモリに記憶する最終キャリブレーション実行時総印刷枚数記憶手段を加えて有し、前記定刻キャリブレーション判定手段はさらに、前記最終キャリブレーション実行時総印刷枚数記憶手段に記憶された枚数と、前記総印刷枚数記憶手段から得られる現在枚数との差が予め定められた枚数以上経過しているか否かも比較して定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定することを特徴とする画像形成装置。
  4. カラー濃度補正のためのキャリブレーションを実行する必要がある画像形成装置において、
    時刻を計時し、
    指定された時刻にキャリブレーションを実行する機能の可否選択をユーザに行わせ、
    前記機能の前記時刻をユーザに設定させ、
    前記可否選択と前記時刻設定との内容を不揮発性メモリに記憶し、
    前記記憶された前記可否選択の結果が可であるとき、前記記憶された前記時刻設定と、前記時計の計時から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較して、定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定し、
    前記定判定の結果に応じてキャリブレーションを実行するように制御する、
    というステップからなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. 請求項4記載の画像形成装置の制御方法において、最後にキャリブレーションを実行したときの前記時計の計時から得られる最終キャリブレーション時刻を不揮発性メモリに加えて記憶し、前記記憶された前記時刻設定と、前記時計の計時から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較するのに加え、前記最終キャリブレーション時刻と、前記時計の計時から得られる現在時刻との差が予め定められた時間以上経過しているか否かも比較して定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定する、というステップからなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 請求項4または請求項5記載の画像形成装置の制御方法において、印刷が正常終了した総印刷枚数を不揮発性メモリに記憶し、最後にキャリブレーションを実行したときの前記総印刷枚数を最終キャリブレーション実行時総印刷枚数として前記不揮発性メモリにさらに記憶し、前記記憶された前記時刻設定と、前記時計の計時から得られる現在時刻とが一致するか否かを比較するのに加え、前記最終キャリブレーション実行時総印刷枚数と、現在の総印刷枚数との差が予め定められた枚数以上経過しているか否かも比較して定刻キャリブレーションを実行すべきか否かを判定する、というステップからなることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
JP2005042181A 2005-02-18 2005-02-18 画像形成装置およびその制御方法 Withdrawn JP2006224511A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276409A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成装置管理システム

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