JP2006224385A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃液吸収材600に保持された液体と、液体噴射装置内の他の部材との短絡を防止する。
【解決手段】液体噴射装置は、導電性のノズルプレート260を有しその開口から被記録物へ液体を吐出する液体噴射ヘッドと、液体が吐出される方向についてノズルプレート260に対向して配され被記録物へ着弾しなかった液体を吸収する空隙性及び導電性を有する吸収部材420と、吸収部材に電気的に接続された電極430と、ノズルプレート260と電極430との間に電位差を発生させて液体を電気的に電極430側へ引き付ける電位差発生手段700と、吸収部材420よりも低い空隙性を有し吸収部材420と少なくとも一部で接触することにより吸収部材420に吸収された液体を保持する廃液吸収材600と、廃液吸収材600を周囲から電気的に絶縁して保持する保持部800とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は液体噴射装置に関する。より詳細には、液体噴射ヘッドに装着されたノズルプレートの開口から吐出させた液体を被記録物に付着させる液体噴射装置に関する。
液体噴射装置では、被記録物の周縁部に余白を残すことなく液体を付着させる場合に、被記録物および液体噴射ヘッドの不可避な位置ずれを見込んで、被記録物の寸法よりもやや広い領域に対して液体が噴射される。このため、被記録物の両側縁部および前後端部の近傍では、被記録物の存在しない領域に対しても液体が吐出されることになる。そこで、液体が吐出される方向について液体噴射ヘッドに対向する位置に吸収部材を配置し、被記録物に付着し得ない余剰な液体をこの吸収部材に吸収させることにより、余剰の液体が飛散して周囲が汚染されることを防止している。
なお、被記録物は液体が付着することによって伸びて皺を生じる場合がある。伸びた被記録物が自身の皺による撓みで上記の吸収部材に接触すると、吸収部材にすでに吸収されていた液体が被記録物に付着して汚染される。そこで、被記録物の伸びを見込んで、液体噴射装置では被記録物と上記吸収部材との間に2〜4mm程度の間隙が設けられる。なお、液体噴射ヘッドと被記録物との間にも1mm程度のギャップが設けられている。
一方、記録画像の解像度向上への要求により、昨今の液体噴射装置では、ノズルプレートの開口から吐出される液滴が数pl程度にまで微細化されている。このような微細な液滴は、自身の質量が非常に小さいので、いったん吐出されると雰囲気の粘性抵抗等により運動エネルギーを急速に失う。具体的には、例えば8pl未満の液滴は、大気中で3mm程度の行程を飛翔すると速度が略ゼロになる。運動エネルギーを失った微細な液滴は、重力加速度による落下運動と雰囲気の粘性抵抗力とが殆どつり合い、落下し切るまでに長い時間を要する。
なお、例えば、上記被記録物と吸収部材との間隔に、ノズルプレートと被記録物とのギャップを加えた3〜5mm程度の距離について、ノズルプレートから吸収部材表面まで液滴を届かせることを意図して3pl程度の液滴に対する液体噴射装置の吐出速度を高くしても、液滴に作用する雰囲気の粘性抵抗がさらに上昇して到達距離はかえって短くなる。また、吐出速度を高くすると、液滴がノズルプレートから離脱するときに生じるサテライト・インクと呼ばれる非常に微細な液滴が生じやすくなる。
更に、液体噴射装置では、フラッシングと呼ばれる動作が周期的に繰り返される。フラッシングは、被記録物の存在しない状態で液体噴射ヘッドに駆動信号を送り、液体をいわば空撃ちする動作である。このような動作により、吐出量の少ないノズルにおいて増粘した液体が除去される。ただし、このフラッシングに際して吐出される液体はフラッシングのためだけに消費され、記録動作には寄与しないので、液体の消費を節約すべく小さな液滴が吐出される。また、フラッシングに要する時間は本来の記録動作のスループットを低下させることになるので、フラッシングでは短時間の内にすべてのノズルから液体を吐出させる。このようなフラッシング動作においても、大量のサテライト・インクが生じる。
上記のようなさまざまな現象の結果として生じたサテライト・インクの多くは、液体噴射ヘッド移動領域の周辺に浮遊するエアロゾルとなる。エアロゾルは、一部は液体噴射装置の外部にまで浮遊し、液体噴射装置の周辺に付着する。また、エアロゾルの多くは、やがて液体噴射装置内の各部に付着する。殊に、プラテン等の被記録物の搬送経路にエアロゾルが付着した場合は、次に搬送される被記録物が汚染される。更に、液体噴射装置の電気回路、リニアスケールあるいは各種光学センサ等にエアロゾルが付着した場合は、装置自体の誤動作を招くこともある。また更に、エアロゾルが付着したものにユーザが触れるとユーザの手も汚される。
下記特許文献には、上記エアロゾルを能動的に収集する機能を備えた液体噴射装置が開示されている。
特開2004−202867号公報
この文献に開示された液体噴射装置では、被記録物に付着しなかった余剰な液体を吸収させる目的で、ノズルプレートに対向する位置に吸収部材が配置される。また、この吸収部材の表面上に一方の電極となる金属部材が配置され、液体を吐出する開口を有する金属製ノズルプレートが他方の電極とされる。これら電極およびノズルプレートに互いに異なる電圧が印加されると、両者の間に電界が形成される。また、このような液体噴射装置でノズルプレートから吐出される液滴は、ノズルプレートから吐出されるときにノズルプレートと同極に帯電する。このため、エアロゾルとして浮遊する液滴も帯電しているので、自身と電界との間で作用するクーロン力により減速されることなく電極に向かい、自身と逆極性の電位にある電極に吸着される。電極に吸着された液滴は、毛細管現象により吸引されて、最終的には吸収部材に吸収される。
上記のような液体噴射装置において、導電性を有する液体は、電圧を印加する電極と同電位となっている。従って、廃液吸収材に蓄積されている液体も、電極と同電位となっている。一方、液体噴射装置の構造材であるフレームには金属部材が用いられており、更に、この金属部材は通常接地されている。このため、廃液吸収材に蓄積された液体がフレームに触れると両者の間に電流が流れる。このようなフレームと液体の短絡が生じると、吸収部材における電圧が降下し、電界による液体回収の性能が低下する。また、電流により液体が電気分解され、可燃性気体の発生や発煙が生じる場合もある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、液体噴射装置であって、導電性のノズルプレートを有し、ノズルプレートの開口から被記録物へ液体を吐出する液体噴射ヘッドと、液体が吐出される方向についてノズルプレートに対向して配され、被記録物へ着弾しなかった液体を吸収する空隙性、及び、導電性を有する吸収部材と、吸収部材に電気的に接続された電極と、ノズルプレートと電極との間に電位差を発生させて液体を電気的に電極側へ引き付ける電位差発生手段と、吸収部材よりも低い空隙性を有し、吸収部材と少なくとも一部で接触することにより吸収部材に吸収された液体を保持する廃液吸収材と、廃液吸収材を周囲から電気的に絶縁して保持する保持部とを備える。これにより、液体により電極と電気的に接続される場合がある廃液吸収材が、液体噴射装置において電気的に接地されている他の部材と短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、液体噴射ヘッドのノズルプレートを覆うキャップと、キャップに吐出された液体を搬送するチューブと、チューブにより搬送された液体を吸収して保持するキャップ側吸収材とを更に備え、保持部は、廃液吸収材をキャップ側吸収材から電気的に絶縁してもよい。これにより、チューブ内の液体を介してノズルプレートと廃液吸収材とが短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、チューブ内の液体を搬送するポンプと、ポンプを駆動するポンプモータとを更に備え、保持部は、廃液吸収材をポンプモータから電気的に絶縁してもよい。これにより、ポンプモータと廃液吸収材とが電気的に短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、液体噴射ヘッドを支持するガイド部と、ガイド部を支持する導電性のフレームとを更に備え、保持部は、廃液吸収材をフレームから電気的に絶縁してもよい。これにより、フレーム及びガイド部を介してノズルプレートと廃液吸収材とが短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、液体噴射ヘッドをガイド部に沿って駆動するヘッドモータを更に備え、保持部は、廃液吸収材をヘッドモータから電気的に絶縁してもよい。これにより、ヘッドモータと廃液部材とが電気的に短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、被記録物を搬送する搬送部と、搬送部を駆動する搬送モータとを更に備え、保持部は、廃液吸収材を搬送モータから電気的に絶縁してもよい。これにより、搬送モータと廃液吸収材とが電気的に短絡することを防ぐことができる。
上記液体噴射装置は、液体噴射ヘッドを制御する電気回路を更に備え、保持部は、廃液吸収材を電気回路から電気的に絶縁してもよい。これにより、電気回路と廃液吸収材とが短絡することを防ぐことができる。
本発明の第2の形態においては、液体噴射装置における、液体が吐出される方向についてノズルプレートに対向して配され、被記録物を支持するプラテンと、液体を吸収する空隙性、及び、導電性を有する吸収部材と、吸収部材に電気的に接続された電極と、吸収部材よりも低い空隙性を有し、吸収部材と少なくとも一部で接触することにより吸収部材に吸収された液体を保持する廃液吸収材と、廃液吸収材を周囲から電気的に絶縁して保持する保持部とを備える。これにより、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の対象となり得る液体噴射装置の一例であるインクジェット式記録装置11を概観する斜視図であり、カバーとしての上ケース22を開いた状態で描かれている。同図に示すように、このインクジェット式記録装置11は、装置の基部となる下ケース20と、下ケース20と共に筐体を形成する上ケース22と、下ケース20の後部に装着されたホッパー10と、下ケース20の前面に形成された排出トレー30とを備えている。また、このインクジェット式記録装置11は、下ケース20内に水平に配置されたプラテン400と、プラテン400の上方に配置されたキャリッジ200とを筐体の内側に備えている。
上記のようなインクジェット式記録装置11では、ホッパー10に収容された被記録物300が、図示されていない搬送部により1枚ずつプラテン400上に送り出され、更に、図示されていない排出部により排出トレー30に送り出される。また、このインクジェット式記録装置11では、プラテン400の上方で、キャリッジ200が被記録物300の搬送方向と直交する方向に往復移動する。従って、被記録物300の搬送とキャリッジ200の往復移動を交互に行うことにより、被記録物300の上面全体をキャリッジ200で走査でき、これによって被記録物300上の任意の領域に記録動作ができる。
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置11の内部機構12を、フレーム100および側面部110、111ごと抜き出して示す斜視図である。同図に示すように、この内部機構12は、後方に略鉛直に配置されたフレーム100と、フレーム100の両側端部から互いに平行に前方に向かって延在する1対の側面部110、111とによって画成される領域の内側に形成されている。
図2に示す通り、この内部機構12において、キャリッジ200は、自身を貫通するガイド軸220に支持されている。ガイド軸220は、その端部を側面部110と側面部111とに支持され、フレーム100に平行に配置されている。従って、キャリッジ200はガイド軸220に沿って水平に移動できる。
キャリッジ200の後方では、1対のプーリ242、244と、プーリ242、244に掛けわたされたタイミングベルト230がフレーム100の前面に配置されている。一方のプーリ244はヘッドモータ246により回転駆動される。また、タイミングベルト230はキャリッジ200の後部に結合されている。従って、ヘッドモータ246の動作に応じてキャリッジ200を往復移動させることができる。
また、キャリッジ200は、インクカートリッジ250を装荷されると共に、その下面に記録ヘッド210を備えている。記録ヘッド210は、インクを吐出するための開口を含む金属製のノズルプレート260を備えている。従って、インクは、キャリッジ200から下方に向かって吐出される。
更に、キャリッジ200は、テープ状の多芯ケーブル270を介して、フレーム100後方の電気回路120に結合されている。多芯ケーブル270は、キャリッジ200の移動に従って柔軟に撓むので、キャリッジ200の往復移動を妨げることはない。
キャリッジ200が通過する領域の下方には、プラテン400が配置されている。プラテン400は、キャリッジ200の下を通過する被記録物300を下方から支持して、ノズルプレート260と被記録物300との間隔を一定に維持する。また、プラテン400の上面には陥没部410が形成されており、この陥没部410に吸収部材420が収容されている。吸収部材420は、被記録物300の存在していない領域に対して記録ヘッド210から吐出されたインクを収受する。なお、被記録物300と吸収部材420とが接触して汚染されないように、被記録物300と吸収部材420との間には2〜4mm程度の間隙が設けられている。また、ノズルプレート260の表面と被記録物300の表面との間にも1mm程度の間隔がある。
また、プラテン400に内蔵されている吸収部材420は、その表面における吸収速度を重視して空隙率の高い材料で形成されているので吸収容量に限りがある。そこで、より大きな廃液吸収材を収容した保持部800をプラテン400の下方に配置し、廃液吸収材と吸収部材420と連通させている。廃液吸収材は、その吸収容量が重視されると共に、毛細管現象による吸収力の大きな材料が選択されている。従って、廃液吸収材は、吸収部材420から大量のインクを吸収することができる。
プラテン400の後方には搬送ローラ310が配置されている。搬送ローラ310は、フレーム100の後方に配置された搬送モータ320により駆動され、図示されていない従動ローラと共働して被記録物300をプラテン400上に送り出す。前述の通り、キャリッジ200は被記録物300の搬送方向と直交する方向に往復移動できる。従って、被記録物300の搬送とキャリッジ200の往復移動を交互に行う一方で、キャリッジ200下面の記録ヘッド210を断続的に作動させて、被記録物300上の任意の領域に対してインクを吐出させ、付着させることができる。
更に、この内部機構12では、プラテン400側方の側面部110側に、キャップ部材500が配置されている。キャップ部材500は上下に移動可能で、キャリッジ200が側面部110に近いホームポジションで停止したときに上昇してノズルプレート260の表面を封止する。また、プラテン400とキャップ部材500との間には、ワイピング手段520が配置されている。キャップ部材500から開放されたキャリッジ200がその上方を通過するとき、ワイピング手段520はノズルプレート260の下面を払拭して清浄にする。
また、キャップ部材500の内部はポンプユニット510に結合されている。ポンプユニット510は、ポンプモータ511を内蔵しており、ノズルプレート260表面に付着したインクをキャップ部材500を介して吸引できる。
図3は、図1に示したインクジェット式記録装置11の内部機構12の他の実施形態を示す斜視図である。なお、図3において、図2と共通の構成要素には同じ参照符号を付して重複説明を省いている。
この実施形態においても、内部機構12は、後方に略鉛直に配置されたフレーム100と、フレーム100の両側端部から互いに平行に前方に向かって延在する1対の側面部110、111とによって画成される領域の内側に形成されている。キャリッジ200は、自身を貫通するガイド軸220に支持されており、ガイド軸220に沿って水平に往復移動できる。キャリッジ200の後方には、1対のプーリ242(一方は不図示)に掛けわたされたタイミングベルト230がキャリッジ200の後部に結合されている。タイミングベルト230の動作に応じてキャリッジ200を往復移動させることができる。
また、キャリッジ200が通過する領域の下方には、プラテン400が配置されている。プラテン400は、キャリッジ200の下を通過する被記録物300を下方から支持して、ノズルプレート260と被記録物300との間隔を一定に維持する。また、プラテン400の上面には陥没部410が形成されており、この陥没部410に吸収部材420が収容されている。吸収部材420は、被記録物300の存在していない領域に対して記録ヘッド210から吐出されたインクを受け止める。
プラテン400の後方には搬送ローラ310が配置され、従動ローラ311と共働して被記録物300をプラテン400上に送り出す。前述の通り、キャリッジ200は被記録物300の搬送方向と直交する方向に往復移動できる。従って、被記録物300の搬送とキャリッジ200の往復移動を交互に行う一方で、キャリッジ200下面の記録ヘッド210を断続的に作動させて、被記録物300上の任意の領域に対してインクを吐出させ、付着させることができる。
また、この内部機構12でも、プラテン400側方の側面部110側に、キャップ部材500が配置されている。キャップ部材500は上下に移動可能で、キャリッジ200が側面部110に近いホームポジションで停止したときに上昇してノズルプレート260の表面を封止する。また、プラテン400とキャップ部材500との間には、ワイピング手段520が配置されている。キャップ部材500から開放されたキャリッジ200がその上方を通過するとき、ワイピング手段520はノズルプレート260の下面を払拭して清浄にする。なお、キャップ部材500の内部はポンプユニット510に結合されている。ポンプユニット510は、ポンプモータ511を内蔵しており、ノズルプレート260表面に付着したインクをキャップ部材500を介して吸引できる。
図3に示す実施形態において、キャップ部材500およびポンプユニット510により吸引されたインクを収容するための独立した吸収部材900が装備されている。即ち、プラテン400側の吸収部材420の下方には、保持部材800に収容された廃液吸収材が装備されている。この廃液吸収材は、絶縁性の保持部材800によって周囲と絶縁されている。更に、保持部材800の下方には、もうひとつの廃液吸収材900が配置されている。廃液吸収材900は、ポンプユニット510がキャップ部材500内から吸引したインクを、パイプ512を介して吸収し、収容できる。
なお、キャップ部材500からキャップ側の廃液吸収材900までのインク(廃液)の経路は、それ自体が導電性を有するインクによって濡れている。従って、キャリッジ200がホームボジションに在り、キャップ部材500がノズルプレート260を封止しているときには、ノズルプレート260、キャップ部材500、ポポンプユニット510、パイプ512および廃液吸収材900を含むインク(廃液)の経路がすべて同電位となる。一方、プラテン400の吸収部材420と保持部800に収容された廃液吸収材も、吸収したインクのために電気的に結合されており、両者は同電位にある。従って、吸収部材側の廃液とキャップ側の廃液とが電気的に結合すると、ノズルプレート260と吸収部材420とが短絡することになる。
これに対して、この実施形態では、吸収部材420側の廃液吸収材は絶縁性の保持部材800に収容されており、キャップ部材500側の廃液吸収材900は、保持部材800の外側に配置されている。従って、両者が電気的に導通することはなく、キャップ部材500側を経由してノズルプレート260と吸収部材420とが短絡することがない。
図4は、図1に示すインクジェット式記録装置11で用い得る、廃液吸収材600を含むプラテン400の構造を示す分解斜視図である。なお、図1及び図2に示した構成要素と同じ部材には同じ参照符号を付して、重複する説明を省いている。
同図に示すように、このプラテン400は、電極430及び吸収部材420を収容したプラテン本体401と、廃液吸収材600を収容した保持部800とを重ねて形成されている。ここで、保持部800は、その上端がプラテン本体401の底面と相補的な形状を有しており、廃液吸収材600を収容した状態で、プラテン本体401と一体化できる。なお、保持部800は、射出成形した樹脂により一体に形成することができる。
一方、プラテン本体401の上面に陥没部410が形成されており、更に陥没部410の中にいくつかの島部412が形成されている。また、陥没部410の前後に細長く延在する縁部402、404の上面と、島部412の頂面には、それぞれにリブ418が形成されている。リブ418は、被記録物の搬送方向に沿って互いに平行に形成されており、その先端で被記録物を下方から支持する。
また、陥没部410の底面端部には、後述する電極部材430の端子部436を挿通するための端子部挿通穴416が形成されている。同様に、陥没部410の底面の島部412近傍には、後述する吸収部材420の足部424を挿通するための足部挿通穴414も形成されている。これら島部412、リブ418、端子部挿通穴416、足部挿通穴414を含むプラテン本体401は、射出成形した樹脂により一体に形成できる。
電極部材430は、プラテン本体401の陥没部410の底面と略同形状の導電体板であり、プラテン本体401の島部412を挿通するための島部挿通穴432と、後述する吸収部材420の足部424を挿通するための足部挿通用切欠き434とを有する。更に、電極部材430の一端には、後述する電位差発生手段700に結合するための端子部436が形成されている。端子部436は、電極部材430自体から下方に延在している。従って、電極部材430が陥没部410に収容されたとき、端子部436は端子部挿通穴416を通って、プラテン本体401の外部に露出される。
上記のような電極部材430は、インクジェット式記録装置11のインクに対して耐蝕性のある金属、例えば金、ステンレスまたはニッケルの線材、板材または箔材、あるいは、これらの金属でメッキした線材、板材または箔材、若しくは、これらの材料を組み合わせた網状または格子状の部材で形成できる。また、他の態様として、プラテン本体401の陥没部に直接形成した導電性の塗膜層、メッキ層、厚膜層、薄膜層等で電極部材430を形成することもできる。
プラテン本体401は、その陥没部410の内部に、上記電極部材430の上に重ねて吸収部材420を収容している。吸収部材420も、陥没部410と略同じ外形を有している。また、プラテン本体401の島部412を挿通させるための島部挿通穴422を、島部412の配置に対応した位置に有している。
更に、吸収部材420は、各島部挿通穴422の縁から下方に延在する足部424を備えている。足部424は、島部挿通穴422を形成するために不要になる部分の一部を利用して、吸収部材420自体を整形した後下方に折り曲げて形成されている。足部424は、電極部材430の足部挿通用切欠き434及びプラテン本体401の足部挿通穴414を挿通されてプラテン本体401の下方に延在しており、その下端は、図2で示した廃液吸収材600に接する。
なお、この吸収部材420は、ノズルプレート260から吐出されながら被記録物300に付着しなかった液滴を直接に収受する。このとき、吸収部材420の吸収速度が遅いと、吸収部材420の表面に液滴が衝突する衝撃でいわゆるミルククラウンを生じる。ミルククラウンの周縁からは微細な液滴が生じ、これもまたエアロゾル発生の原因となる。そこで、吸収部材420の材料は、吸収速度の高さを重視して空隙率の高い発泡材料が選択される。
また、この吸収部材420は表面抵抗が10Ω以下の抵抗値を有する導電性材料で形成される。具体的には、ポリエチレン、ボリウレタン等の樹脂に金属、炭素等の導電性材料を混入した上で発泡させたもの、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂発泡材に金属、炭素等の導電性材料を付着させたもの、または、メッキしたもの等を用いることができる。また、ポリエチレン、ボリウレタン等の樹脂発泡材に電解質溶液を含浸させたものを吸収部材420として用いることもできる。
図4に示した一連の部材において、電極部材430は、図中に模式的に示すように、電位差発生手段700を介してノズルプレート260に結合されている。従って、ノズルプレート260と電極部材430の間には、例えば25kV/m以上の電界が形成される。図4に示す形態において、電位差発生手段700の負極側がノズルプレート260と電気的に接続され、かつ、電位差発生手段700の正極側が電極部材430に電気的に接続されている。ただし、正負極の接続は逆であってもよい。
また、吸収部材420は多くの足部424で廃液吸収材600に接しているので、吸収部材420に吸収されたインクは各足部424を介して廃液吸収材600に速やかに導かれる。従って、吸収部材420の下層に配置された電極部材430に付着するインクはわずかであり、インクの付着による電極部材430側の電界の劣化も少ない。
更に、電極部材430はプラテン本体401の陥没部410の底部を略全面にわたって覆っており、その上に略同形状の吸収部材420が重ねて収容されている。このように吸収部材420の下面全体が電極430に触れているので、吸収部材420の内部構造に不連続部分があったとしても、吸収部材420全体は電極部材430と略等しい均一な電位となる。
図5は、図4に示すプラテン400の断面図である。即ち、図4においては分解して示したプラテン400を一体に組み立たてた状態で、図4中の矢印Aを含む鉛直面によって切った切断面を示している。
同図に示すように、このプラテン400を組み立てた状態では、廃液吸収材600は、プラテン本体401と保持部800とによって画成された空間内に封止されている。この空間は、プラテン本体401の底部に形成された足部挿通穴414を介してのみ外部と連通しており、ここには吸収部材420の足部424が挿通されている。また、プラテン本体401及び保持部800はいずれも絶縁材料により形成されている。従って、廃液吸収材600に吸収されたインクが、プラテン400外部の部材と電気的に結合することはない。
即ち、インクジェット式記録装置11の内部には、電極430並びに吸収部材420及び廃液吸収材600内のインクとは異なる電位を有する部位が、ノズルプレート260の他にもある。代表的なものとしては、電気回路120、ヘッドモータ246、搬送モータ320、ポンプモータ511等の電気・電子回路が挙げられる。また、これらの電気・電子回路の多くはフレーム100の金属部分に接地されていることが多く、記録ヘッド210周りの電気部品も例外ではない。更に、インクジェット式記録装置11では多くの金属製部材が使用されている。代表的なものとしては、フレーム100、ガイド軸220、搬送ローラ310等に金属製パーツが使用される場合がある。一方、既に述べた通り、廃液吸収材600に吸収されているインクは導電性を有する。従って、このインクが上記の種々の部材と廃液吸収材600との間に入り込んだ場合、電位差発生手段700を短絡させたときと同じ状態になってしまう。しかしながら、本実施形態に係るインクジェット式記録装置11では、絶縁体である保持部800によって廃液吸収材600が電気的に封止されている。これにより、廃液吸収材600は、ポンプモータ511、フレーム100、ヘッドモータ246、搬送モータ320、電子回路120等の周囲の部材から電気的に絶縁されている。よって、廃液吸収材600と周囲の部材との電気的な短絡が防止される。
図6は、図1から図5までに示したインクジェット式記録装置における、エアロゾル収集機構13を示す概念図である。図6においても、図1から図5までに示したものと同じ構成要素には同じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、ノズルプレート260にはインクを吐出する複数の開口262が形成されている。通常、ノズルプレート260の直下には、プラテン本体401のリブ418が下方から支持する被記録物300が存在している。従って、ノズルプレート260から吐出された液滴268は被記録物300に付着する。
しかしながら、被記録物300の縁部に余白無くインクを付着させようとした場合、被記録物300の側縁部並びに先端及び後端において、一部の開口262の直下に被記録物300が存在しないことがある。このような場合、開口262から吐出することによって液滴266に与えられた運動エネルギーは雰囲気の粘性抵抗により急速に失われ、一部の液滴では吸収部材420に到達する遥か前に完全に失われる。また、液滴266の質量は非常に小さいので、重力加速度による落下運動と前記粘性抵抗力とが殆どつり合い、液滴266の落下速度は極めて遅くなる。こうして、ノズルプレート260の下方に浮遊するエアロゾルが発生する。
しかしながら、図6に示すエアロゾル収集機構13では、ノズルプレート260と吸収部材420との間に電界Eが形成されている。即ち、図4を参照して既に説明したように、このインクジェット式記録装置では、電位差発生手段700の一端がノズルプレート260に、電位差発生手段700他端が端子部436を介して電極部材430に、それぞれ接続されている。また、電極部材430は、その上面全体で吸収部材420の下面全体に接触している。更に、吸収部材420は導電性を有している。従って、吸収部材420の上面は、電極430と略同電位であり、更に、その電位は全体に均一である。
このインクジェット式記録装置11において開口262から押し出されるインクは、液滴266となる直前の瞬間に、ノズルプレート260から下垂するインク柱264となる。このとき、インク柱264の先端Aでいわゆる避雷針効果が生じる。即ち、ここでいう避雷針効果とは、インク柱264の先端A(図中では下端)を頂点とする頂角50°から60°の円錐形で包囲されるノズルプレート260表面の領域Bが液滴266の帯電に寄与することをいう。この避雷針効果により、液滴266は、インク柱264の水平断面積に対応する電荷よりも大きな電荷で帯電する。
インク柱264は、やがてノズルプレート260から離れて液滴266となるが、この液滴266は上記のような避雷針効果により蓄積された電荷qで帯電している。従って、電荷qを有する液滴266は、電界Eからクーロン力Fe(qE)により運動エネルギーを得て減速されること無く下方に移動し、最終的に吸収部材420に到達できる。
更に、吸収部材420は、その足部424を介して廃液吸収材600に連通している。従って、吸収部材420に吸収されたインクは、廃液吸収材600に順次吸収される。ここで、廃液吸収材600の周囲は、絶縁体である保持部800によって包囲されている。従って、廃液吸収材600に吸収されたインクが、インクジェット式記録装置11の内部の他の部位と電気的に結合することはない。
図7は、図1に示すインクジェット式記録装置11で用い得る、廃液吸収材610を含むプラテン400Aの構造を示す分解斜視図である。なお、図6までに示した構成要素と同じ部材には同じ参照符号を付して、重複する説明を省いている。
同図に示すように、この実施形態では、プラテン本体401が省略されて部品点数が削減されている。ただし、プラテン本体401の島部412が担っていた被記録物300の支持を受け持つために、保持部810の底部に島部812が形成されている。また、被記録物300の搬送方向に対して前後にあたる保持部810の縁部802、804に、被記録物300を支持するリブ818が形成されている。更に、この保持部810に収容される廃液吸収材610には、島部挿通穴612が形成されている。また更に、保持部810の側壁内面には、電極部材430を所定の高さで支持するための段差816が形成されている。なお、この保持部810は、その島部812及びリブ818を併せて、射出成形した樹脂により一体に形成できる。
図8は、図7に示すプラテン400Aの断面図である。即ち、図7においては分解して示した部材を組み立たてた状態で、図7中の矢印Aを含む鉛直面によって切った切断面を示している。
同図に示すように、このプラテン400Aを組み立てた状態では、廃液吸収材610は、保持部810と電極部材430とによって画成された空間内に封止されている。この空間は、電極部材430に形成された島部挿通穴432を介してのみ外部と連通しており、しかも島部挿通穴432には吸収部材420の足部424が挿通されている。また、保持部810は絶縁材料により形成されていると同時に、電極部材430の表面は吸収部材420が覆っている。従って、廃液吸収材610に吸収されているインクが、インクジェット式記録装置11内の他の部材と電気的に結合することはない。
図9は、図1に示すインクジェット式記録装置11で用い得る、廃液吸収材610を含むプラテン400Bの構造を示す分解斜視図である。なお、図6までに示した構成要素と同じ部材には同じ参照符号を付して、重複する説明を省いている。
同図に示すように、この実施形態では、図7に示したプラテン400Aと同じ形状の保持部820が、インクジェット式記録装置11の下ケース20と一体に形成されている点に特徴がある。このような構造により、単に部品点数が削減されるだけでなく、組み立て工数も削減される。なお、この保持部820は、その島部822及びリブ828並びに下ケース20を併せて、射出成形した樹脂により一体に形成できる。
図10は、図9に示す部材の断面図である。即ち、図9において分解して示した部材を一体に組み立たてた状態で、図9中の矢印Aを含む鉛直面によって切った切断面を示している。
同図に示すように、このプラテン400Bを組み立てた状態では、廃液吸収材610は、保持部820と電極部材430とによって画成された空間内に封止されている。この空間は、電極部材430に形成された島部挿通穴432を介してのみ外部と連通しており、ここには吸収部材420の足部424が挿通されている。また、保持部820は絶縁材料により形成されていると同時に、電極部材430の表面は吸収部材420が覆っている。従って、廃液吸収材610に吸収されたインクが、インクジェット式記録装置11内の他の部材と電気的に結合することはない。また、この構造では、下ケース20の下面からプラテン400Bの最上部までの高さを抑えることができるので、インクジェット式記録装置11の小型化にも寄与する。
このように、液体噴射装置の吸収部材側には、エアロゾルを収集するための電界を形成する目的で一定の電圧が印加されている場合がある。また、廃液吸収材に吸収された液体は、それ自体が導電性を有すると共に吸収部材と同電位にある。一方、液体噴射装置の内部には、吸収部材側とは異なる電位を有する部材が多くある。このため、廃液吸収材に吸収された液体が噴射装置内部の他の部材に触れると、吸収部材の電位が変化して電界による液体回収機能が劣化する。これに対して、本発明に係る液体噴射装置では、廃液吸収材が絶縁体で形成された保持部内に収容されているので、液体噴射装置内の他の部材に廃液が触れることがない。従って、吸収部材の電位が安定し、エアロゾルを収集する所期の性能が安定に維持される。
以上、本発明の実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
また、本発明が適用できる液体噴射装置の具体例として、液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造における色材噴射装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造における電極形成装置またはバイオチップ製造に使用する試料噴射ヘッド等をあげられるが、本発明の対象がこれらに限定されるわけではない。
本発明に係る液体噴射装置の全体を概観する斜視図。 図1に示す噴射装置の内部機構12近傍を抜き出して示す斜視図。 図1に示す噴射装置の内部機構12の他の実施形態を示す斜視図。 図1に示す噴射装置で用い得るプラテンの構造を示す分解斜視図。 図4に示すプラテンを組み立てた状態で示す縦断面図。 図1に示す噴射装置のノズルプレート付近を拡大して示す側面図。 図1に示す噴射装置で用い得るプラテンの他の形態を示す斜視図。 図7に示すプラテンを組み立てた状態で示す縦断面図。 図1に示す噴射装置で用い得るプラテンの更に他の形態を示す斜視図。 図9に示すプラテンを組み立てた状態で示す縦断面図。
符号の説明
10 ホッパー、11 インクジェット式記録装置、12 内部機構、13 エアロゾル収集機構、20 下ケース、22 上ケース、30 排出トレー、100 フレーム、110、111 側面部、120 電気回路、200 キャリッジ、210 記録ヘッド、220 ガイド軸、242、244 プーリ、230 タイミングベルト、246 ヘッドモータ、250 インクカートリッジ、260 ノズルプレート、262 開口、264 インク柱、266、268 液滴、270 多芯ケーブル、300 被記録物、310 搬送ローラ、320 搬送モータ、400、400A、400B プラテン、401 プラテン本体、402、404 縁部、410 陥没部、412、812、822 島部、414 足部挿通穴、416 端子部挿通穴、418 リブ、818 リブ、828 リブ、420 吸収部材、422 島部挿通穴、424 足部、430 電極部材、432 島部挿通穴、434 足部挿通用切欠き、436 端子部、500 キャップ部材、510 ポンプユニット、511 ポンプモータ、512 パイプ、520 ワイピング手段、600 廃液吸収材、700 電位差発生手段、800、810、820 保持部、816 段差、826 段差、900 廃液吸収材

Claims (8)

  1. 導電性のノズルプレートを有し、前記ノズルプレートの開口から被記録物へ液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
    液体が吐出される方向について前記ノズルプレートに対向して配され、前記被記録物へ着弾しなかった液体を吸収する空隙性、及び、導電性を有する吸収部材と、
    前記吸収部材に電気的に接続された電極と、
    前記ノズルプレートと前記電極との間に電位差を発生させて液体を電気的に電極側へ引き付ける電位差発生手段と、
    前記吸収部材よりも低い空隙性を有し、前記吸収部材と少なくとも一部で接触することにより前記吸収部材に吸収された液体を保持する廃液吸収材と、
    前記廃液吸収材を周囲から電気的に絶縁して保持する保持部と
    を備える液体噴射装置。
  2. 前記液体噴射ヘッドのノズルプレートを覆うキャップと、
    前記キャップに吐出された液体を搬送するチューブと、
    前記チューブにより搬送された液体を吸収して保持するキャップ側吸収材と
    を更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記キャップ側吸収材から電気的に絶縁する請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記チューブ内の液体を搬送するポンプと、
    前記ポンプを駆動するポンプモータと
    を更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記ポンプモータから電気的に絶縁する請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体噴射ヘッドを支持するガイド部と、
    前記ガイド部を支持する導電性のフレームと
    を更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記フレームから電気的に絶縁する請求項1に記載の液体噴射装置。
  5. 前記液体噴射ヘッドを前記ガイド部に沿って駆動するヘッドモータを更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記ヘッドモータから電気的に絶縁する請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記被記録物を搬送する搬送部と、
    前記搬送部を駆動する搬送モータと
    を更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記搬送モータから電気的に絶縁する請求項1に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体噴射ヘッドを制御する電気回路を更に備え、
    前記保持部は、前記廃液吸収材を前記電気回路から電気的に絶縁する請求項1に記載の液体噴射装置。
  8. 液体噴射装置における、液体が吐出される方向についてノズルプレートに対向して配され、被記録物を支持するプラテンと、
    液体を吸収する空隙性、及び、導電性を有する吸収部材と、
    前記吸収部材に電気的に接続された電極と、
    前記吸収部材よりも低い空隙性を有し、前記吸収部材と少なくとも一部で接触することにより前記吸収部材に吸収された液体を保持する廃液吸収材と、
    前記廃液吸収材を周囲から電気的に絶縁して保持する保持部と
    を備えるプラテンユニット。
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