JP2006341526A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電界によるエアロゾルの収集において、電極に引き寄せられる過程でインク滴が記録用紙150に付着することを防止する。
【解決手段】導電性のノズルプレート220からインクを吐出する記録ヘッド210と、記録用紙150よりも遠方にノズルプレート220に対向して配置された導電性吸収部材326、328と、導電性吸収部材326、328に隣接して配置された電極336、338と、電極336、338に電圧を印加してノズルプレート220および電極336、338の間に電位差を発生させる電位差発生手段600とを備えた記録装置であり、電位差が発生したときに、ノズルプレート220および電極336、338の間に記録用紙150が存在せず、且つ、ノズルプレート220と平行な方向について記録用紙150の縁部外側に隣接した領域に電界が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】導電性のノズルプレート220からインクを吐出する記録ヘッド210と、記録用紙150よりも遠方にノズルプレート220に対向して配置された導電性吸収部材326、328と、導電性吸収部材326、328に隣接して配置された電極336、338と、電極336、338に電圧を印加してノズルプレート220および電極336、338の間に電位差を発生させる電位差発生手段600とを備えた記録装置であり、電位差が発生したときに、ノズルプレート220および電極336、338の間に記録用紙150が存在せず、且つ、ノズルプレート220と平行な方向について記録用紙150の縁部外側に隣接した領域に電界が形成される。
【選択図】図4
Description
本発明は液体噴射装置に関する。より詳細には、液体噴射ヘッドに装着されたノズルプレートの開口から吐出させた液体を被記録物に付着させる液体噴射装置に関する。
液体噴射装置において被記録物の周縁部に余白を残すことなく液体を付着させる場合、被記録物および液体噴射ヘッドの不可避な位置ずれを見込んで、被記録物の寸法よりもやや広い領域に対して液体が噴射される。このため、被記録物の両側縁部および前後縁部の近傍では、被記録物の存在しない領域に対しても液体が噴射されることになる。そこで、被記録物よりも遠方で液体噴射ヘッドに対向する位置に吸収部材を配置して、被記録物に付着し得ない余剰の液体をこの吸収部材に吸収させている。これにより、余剰の液体が飛散して周囲を汚染することが防止される。
なお、被記録物に液体が付着すると伸びて皺を生じる場合がある。この皺が吸収部材に接触すると、吸収部材にすでに吸収されていた液体が被記録物を汚染する。そこで、液体噴射装置では、上記の皺の高さを見込んで被記録物および上記吸収部材の間に2〜4mm程度の間隙を設けている。また、同様に接触による汚染を防止する目的で、ノズルプレートおよび被記録物の間にも1mm程度の間隔がとられている。
一方、記録解像度を向上させる目的で、ノズルプレートの開口から吐出される液滴は微細化される傾向にあり、今日では数pl程度にまでなっている。ここまで微細な液滴は自身の質量が非常に小さいので、いったん吐出されると雰囲気の粘性抵抗等により運動エネルギーを急速に失う。例えば、8pl未満の液滴は、大気中で3mm程度の行程を飛翔すると速度が略ゼロになることが判っている。このように運動エネルギーを失った微細な液滴では重力加速度による落下運動と雰囲気の粘性抵抗力とが殆どつり合い、落下し切るまでに長い時間を要する。その間の液滴は落下するまで空中に浮遊することになり、エアロゾルと呼ばれている。
エアロゾルは、一部は液体噴射装置の外部にまで浮遊し、液体噴射装置の周辺に付着する。また、エアロゾルの多くは液体噴射装置内の各部に付着する。ここで、プラテン等の被記録物の搬送経路にエアロゾルが付着した場合、再付着により次に搬送される被記録物が汚染される。液体噴射装置の電気回路、リニアスケールあるいは各種光学センサ等にエアロゾルが付着した場合は、装置自体の誤動作を招く場合もある。また、エアロゾルが付着したものにユーザが触れると、ユーザの手も汚される。
下記特許文献には、上記エアロゾルを能動的に収集する機能を備えた液体噴射装置が開示されている。ここに開示された液体噴射装置では、被記録物に付着しなかった余剰な液体を吸収させる目的で、ノズルプレートに対向する位置に吸収部材が配置される。また、この吸収部材の表面上に一方の電極となる金属部材が配置され、液体を噴射する開口を有する金属製ノズルプレートが他方の電極とされる。
これら電極およびノズルプレートには互いに異なる電圧が印加されると両者の間に電界が形成される。一方、ノズルプレートから吐出される液滴は、ノズルプレートから吐出される瞬間に、いわゆる避雷針効果によりノズルプレートと同極に帯電する。このため、エアロゾルとして浮遊する液滴も帯電するので、自身および電界の間で作用するクーロン力により減速されることなく電極に向かい、自身と逆極性の電位にある電極に吸着される。電極に吸着された液滴は毛細管現象により吸引されて、最終的に電極に隣接して配置された吸収部材に吸収される。
特開2004−202867号公報
上記のように、エアロゾルが帯電していることを利用して、電界によりエアロゾルを誘導して能動的に収集することがすでに提案されている。しかしながら、特許文献1に記載されたエアロゾル収集機構では、エアロゾルが電極に向かって飛翔する行程で被記録物に付着してしまう場合があった。また、被記録物は、エアロゾル収集のために形成した電界の中を搬送される。このため、電界によって被記録物自体が帯電してエアロゾルを吸着してしまうという問題もあった。
上記のように、エアロゾルを収集するために電界を印加すると、被記録物に付着しなかったために浮遊していたエアロゾルがかえって運動エネルギーを保持し続け、結局は被記録物の意図しなかった領域を汚染する場合があった。このような汚損は、特に、本来は全く液体が付着しない被記録物の裏面側において非常に目立つ。また、被記録物の裏面にも記録が行われる場合、裏面の汚損は単なる美観の劣化では済まされない。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態として、導電性を有するノズルプレートの開口から被記録物に向かって液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体が噴射される方向について被記録物よりも遠方にノズルプレートに対向して配置され、液体噴射ヘッドから噴射されながら被記録物に付着しなかった液体を吸収する吸収部材と、吸収部材に隣接して配置された電極と、電極に電圧を印加してノズルプレートおよび電極の間に電位差を発生させる電位差発生手段とを備えた液体噴射装置であって、電位差が発生したときに、ノズルプレートおよび電極の間で前記電極の上に被記録物が存在しない領域であって、且つ、ノズルプレートと平行な方向について被記録物の縁部外側に隣接した領域に電界が形成され、付着しなかった液体が電界により電極に向かって電気的に引き付けられる液体噴射装置が提供される。これにより、被記録物が電界に誘導されて分極しないので、浮遊する液滴が被記録物に付着することが防止される。また、電界を形成する範囲が限定されるので、電界形成のために求められる電力も低減される。
また、ひとつの実施形態として、上記液体噴射装置において、電極が複数の領域に分割して配置され、領域に対して個別に電圧が印加されるように電位差発生手段を制御する制御部を備える。これにより、必要な箇所に容易に電極を配置できる。また、必要箇所に選択的に電圧を印加することにより、必要電力を低減できる。更に、変形した被記録物、移動する被記録物等へも対応できる。
また、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、電極が、被記録物の搬送方向に対して被記録物の側方縁部外側に分離して配置された一対の領域を有し、ノズルプレートと平行な方向について被記録物の側方縁部外側に隣接して電界が形成される。これにより、被記録物の側方縁部への液体の付着を防止できると共に、浮遊する液体が被記録物の裏面に回り込むことも防止できる。
また、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、電極が、被記録物の搬送方向と直交する方向に分離して配置された3個以上の領域を有し、被記録物の側縁部外側の直近に電界を形成すべく、領域に対して選択的に電圧が印加されるように制御部が制御する。これにより、幅の異なる複数種類の被記録物を取り扱う液体噴射装置においても、それぞれの被記録物に適切に対応して液滴による汚染を防止できる。
また、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、吸収部材の一部が、領域相互の間に配置され、領域のいずれからも電気的に遮断されている。これにより、高価な電極、導電性吸収部材等の使用量を低減させることができる。また、電極相互の間を確実に絶縁できる。
また、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、電極が被記録物の搬送方向に沿って分割された複数の領域を有し、制御部が被記録物の移動に追従して領域に対して選択的に電圧を印加し、被記録物の搬送中においても搬送方向について被記録物の前縁部および後縁部の外側直近に電界が形成される。これにより、搬送されて移動する被記録物の前縁および後縁においても、常に縁部の直近に電界を形成して浮遊する液滴を除去できる。
また、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、電極が、被記録物の搬送制御単位に対応した間隔で分割されている。これにより、被記録物と電界との位置関係を安定させ、良好な液滴収集動作を継続することができる。
更に、他の実施形態として、上記液体噴射装置において、吸収部材の一部が導電性を有する多孔質材料で形成され、且つ、電極に隣接して配置される。これにより、電界を形成するための電極側電位の劣化が少なく、安定した電界を形成できる。また、多孔質部材が直接に液滴に衝突するので、液体の飛沫が生じにくく、飛沫の飛散による2次汚染が防止される。
また、本発明の第2の形態として、導電性を有するノズルプレートの開口から被記録物に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、インクが吐出される方向について被記録物よりも遠方にノズルプレートに対向して配置され、記録ヘッドから吐出されながら被記録物に付着しなかったインクを吸収する吸収部材と、吸収部材に隣接して配置された電極と、電極に電圧を印加してノズルプレートおよび電極の間に電位差を発生させる電位差発生手段とを備えた記録装置であって、電位差が発生したときに、電位差が発生したときに、ノズルプレートおよび電極の間に被記録物が存在しない領域であって、且つ、ノズルプレートと平行な方向について被記録物の縁部外側に隣接した領域に電界が形成され、付着しなかったインクが電界により電極に向かって電気的に引き付けられる記録装置が提供される。これにより、記録装置においても、電界に誘導されて電極に向かう液滴の飛翔経路上に被記録物が存在しないので、浮遊する液滴が被記録物に付着することが防止される。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。従って、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態のひとつであるインクジェット式記録装置10を概観する斜視図であり、カバーとしての上ケース110を開いた状態で描かれている。同図に示すように、このインクジェット式記録装置10は、装置の基部となる下ケース120と、下ケース120と共に筐体を形成する上ケース110と、下ケース120の後部に装着されたペーパサポート130と、下ケース120の前面に形成された排出トレー140とを備えている。また、このインクジェット式記録装置10は、下ケース120の内側に水平に配置されたプラテン300と、プラテン300の上方に配置されたキャリッジ200とを備えている。
上記のようなインクジェット式記録装置10では、ペーパサポート130に収容された記録用紙150が、図示されていない給送部および搬送部により1枚ずつプラテン300上に送り込まれ、更に、図示されていない排出部により排出トレー140上に送り出される。また、プラテン300の上方で、キャリッジ200が記録用紙150の搬送方向と直交する方向に往復移動する。従って、記録用紙150の搬送とキャリッジ200の往復移動を交互に行うことにより、記録用紙150の上面全体をキャリッジ200で走査でき、記録用紙150表面の任意の領域に対して記録動作ができる。
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置10の内部機構20を、フレーム160および側壁部170、180ごと抜き出して示す斜視図である。同図に示すように、この内部機構20は、後方に略鉛直に配置されたフレーム160と、フレーム160の両側端部から互いに平行に前方に向かって延在する1対の側壁部170、180とによって画成される領域の内側に主に形成されている。
また、図2に示す通り、この内部機構20において、キャリッジ200は、自身を貫通するガイド軸230に支持されている。ガイド軸230は、その両端を側壁部170、180に支持され、フレーム160に平行に配置されている。従って、キャリッジ200はガイド軸230に沿って水平に移動できる。
キャリッジ200の後方には、1対のプーリ242、244と、プーリ242、244に掛けわたされたタイミングベルト240がフレーム160の前面に配置されている。一方のプーリ244はキャリッジモータ250により回転駆動される。また、タイミングベルト240はキャリッジ200の後部に結合されている。従って、キャリッジモータ250の動作に応じてキャリッジ200を往復移動させることができる。
また、キャリッジ200は、その下面に記録ヘッド210を備えている。記録ヘッド210は、インクを吐出するための開口を有する金属製のノズルプレート220を備えている。従って、インクは、キャリッジ200から下方に向かって吐出される。
更に、キャリッジ200は、テープ状の多芯ケーブル260を介して、フレーム160後方に設けられた制御部190に結合されている。多芯ケーブル260は、キャリッジ200の移動に従って柔軟に撓むので、キャリッジ200の往復移動を妨げることはない。
キャリッジ200が往復移動する領域の下方には、プラテン300が配置されている。プラテン300は、キャリッジ200の下を通過する記録用紙150を下方から支持して、ノズルプレート220および記録用紙150の間隔を一定に維持する。また、プラテン300の上面には陥没部310が形成されており、陥没部310の中に吸収部材320が収容されている。
吸収部材320は、記録用紙150の存在していない領域に対して記録ヘッド210から吐出されたインクを収受する。なお、記録用紙150と吸収部材320とが接触して汚染されないように、プラテン300は、記録用紙150および吸収部材320の間に2〜4mm程度の間隙が形成されるように、記録用紙150を持ち上げている。また、ノズルプレート220の表面および記録用紙150の表面の間にも1mm程度の間隔がある。従って、ノズルプレート220と吸収部材320の表面との間隔は3〜4mm程度になる。
また、プラテン300に内蔵されている吸収部材320は、表面における液体の吸収速度を重視して材料を選択されているので吸収容量に限りがある。そこで、吸収容量のより大きな廃液吸収部材321をプラテン300の下方に配置し、これを吸収部材320と接触させている。廃液吸収部材321は、その吸収容量が重視されると共に、毛細管現象による吸収力の大きな材料が選択されており、吸収部材320から大量のインクを吸収できる。
プラテン300の後方には搬送駆動ローラ410が配置されている。搬送駆動ローラ410は、フレーム160の後方に配置された搬送モータ420により駆動され、図示されていない従動ローラと共働して記録用紙150をプラテン300上に送り出す。前述の通り、キャリッジ200は記録用紙150の搬送方向と直交する方向に往復移動できる。従って、記録用紙150の搬送とキャリッジ200の往復移動を交互に行う一方で、キャリッジ200下面の記録ヘッド210を断続的に作動させて、記録用紙150上の任意の領域に対してインクを吐出させ、付着させることができる。
更に、この内部機構20では、プラテン300および側壁部180の間に、キャッピング部材510が配置されている。キャッピング部材510は昇降でき、キャリッジ200が側壁部180に近いホームポジションで停止したときに上昇してノズルプレート220の表面を封止する。キャッピング部材510は、その内部を吸引ポンプ520に結合されているので、ノズルプレート220に付着したインクを吸引できる。吸引されたインクは、図示されていないパイプを介して、廃液吸収部材321に吸収される。
更に、プラテン300およびキャッピング部材510の間には、ワイピング部材530が配置されている。ワイピング部材530も昇降させることができ、キャッピング部材510から開放されたノズルプレート220がプラテン300に向かってワイピング部材530の上方を通過するときに、ノズルプレート220の下面を払拭して清浄にする。
図3は、上記内部機構20に形成されたエアロゾル収集機構30の構造を模式的に示す図である。同図に示すように、記録用紙150に対して、上方に位置する記録ヘッド210は、その下面に導電性を有するノズルプレート220を備えている。ノズルプレート220は、電位差発生手段600の一端に接続されている。
一方、記録用紙150の下方に配置されたプラテン300は、その陥没部内を仕切る複数の隔壁301を備えている。これにより、陥没部内には、記録用紙150の直下に対応した区画302と、記録用紙150縁部の外側に位置する一対の区画306、308とが互いに独立して形成されている。
区画302には、非導電性の多孔質材料により形成された非導電性吸収部材322が収容されている。一方、区画306、308には、その底部に載置された電極336、338と、その上に隣接して載置された導電性吸収部材326、328とがそれぞれ収容されている。導電性吸収部材326、328は電極336、338にそれぞれ広い面積で接触しているので、電極336、338に電圧が印加されたときは導電性吸収部材326、328の表面も実質的に同電位となる。
ここで、電極336、338は、それぞれ、電位差発生手段600の他端に接続されている。従って、電位差発生手段600により、ノズルプレート220および電極336の間、ノズルプレート220および電極338の間にそれぞれ電界を形成させることができる。
ただし、電位差発生手段600の発生する電位差は略一定であるのに対して、ノズルプレート220はキャリッジ200と共に図中に矢印Cで示す方向に往復移動する。電界強度は電極間(この場合は、ノズルプレート220および各電極336、338の間)の距離の自乗に反比例するので、後述するようなエアロゾルの収集に有効な強度を有する電界は、ノズルプレート220が各電極336、338の直上に位置するときにノズルプレート220と各電極336、338との間に形成される。従って、電界によるエアロゾルの収集が行われるのは各電極336、338から略垂直に上方に延在する領域においてである。
なお、図3に示したエアロゾル収集機構30では、プラテン300は更にもう一対の区画303、304と、区画303に収容された非導電性吸収部材322と、区画304に収容された電極334および導電性吸収部材324を備えている。一方、このインクジェット式記録装置10の制御部190は、被記録物である記録用紙150(152)の幅に応じて、電極334、336のいずれかに選択的に電圧を印加するように電位差発生手段600を制御する。これにより、図中に点線で示すような幅の異なる記録用紙152に対しても、その側縁部の外側に電界を形成させることができる。
ここで、上記した区画308は、このインクジェット式記録装置10におけるホームポジション側に配置されている。従って、いかなる種類の記録用紙が装入された場合でも、その一方の側縁部は、区画308に隣接した領域を通過する。一方、他の区画304、306は、特定の記録用紙150(152)の幅に対応しており、例えば、区画306ははがきサイズの記録用紙150の側縁部の外側に位置し、区画304は日本工業規格のA4サイズの記録用紙152の側縁部の外側に位置している。
従って、制御部190は、区画308に収容された電極338には常に電圧を印加するように制御する。一方、区画304、306に収容された電極334、336に対しては、記録用紙150(152)の幅に基づいて選択的に電圧を印加するように制御する。この場合、記録用紙150(152)の幅に関する情報は、このインクジェット式記録装置10に記録すべき画像を提供している情報処理装置等から、記録画像情報と共に提供される。多くの場合、記録用紙150(152)に関する情報は、規格に定められた用紙種類、即ち、L版印画紙サイズ、はがきサイズ、日本工業規格A4版、B5版等として提供され、制御部190は規格に基づいて記録用紙150(152)の幅を決定する。また、装入された記録用紙150(152)の幅を計測する手段が実装された記録装置もある。
また、上記エアロゾル収集機構30において、各区画302〜308を仕切る隔壁301は、これらの区画302〜308を電気的にも遮断している。従って、区画302、303に収容されて電界の形成に関与しない非導電性吸収部材322として、導電性吸収部材324、326、328と同じ材料を用いても差し支えはない。しかしながら、各電極334、336、338に個別に電圧を印加するという構造に鑑みて、その間に配置される非導電性吸収部材322を絶縁性材料で形成することにより、一層確実に絶縁できる。
上記エアロゾル収集機構30において、電極334、336、338は、インクジェット式記録装置10のインクに対して耐食性のある金属、例えば金、ステンレスまたはニッケルの線材、板材または箔材、あるいは、これらの金属でメッキした線材、板材または箔材、若しくは、これらの材料を組み合わせた網状または格子状の部材で形成できる。また、他の態様として、プラテン300の陥没部310に直接形成した導電性の塗膜層、メッキ層、厚膜層、薄膜層等で電極334、336、338を形成することもできる。
更に、上記エアロゾル収集機構30において、非導電性吸収部材322および導電性吸収部材324、326、328は、記録用紙150に付着しなかったインクを直接に受け止める。このとき、各吸収部材の吸収速度が遅いと、表面にインクが衝突する衝撃でいわゆるミルククラウンを生じる。ミルククラウンの周縁からは微細なインク滴が生じ、これもまたエアロゾル発生の原因となるので、各吸収部材の材料は、吸収速度の高さを重視して空隙率の高い発泡材料を選択することが好ましい。
非導電性吸収部材322の材料としては、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂材料を発泡させたものを好適に使用できる。また、導電性吸収部材324、326、328としては、表面抵抗が108Ω以下の抵抗値を有する導電性材料が選ばれる。具体的には、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂に金属、炭素等の導電性材料を混入した上で発泡させたもの、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂発泡材に金属、炭素等の導電性材料を付着させたもの、または、メッキしたもの等を用いることができる。また、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂発泡材に電解質溶液を含浸させたものを用いることもできる。
図4は、図3に示したエアロゾル収集機構30の動作を説明するための模式図であり、一組の電極336、導電性吸収部材326とその略直上に位置するノズルプレート220との間で生じる現象を示している。なお、図2およびと同じ構成要素には応じ参照符号を付して重複する説明を省いている。
同図に示すように、ノズルプレート220にはインクを吐出する複数の開口222が形成されている。また、図中に矢印Xで示すように、ここではノズルプレート220は、キャリッジ200の移動に従って図上の右から左に向かって移動している。
開口222の直下に記録用紙150が存在しているときは、吐出されたインク滴229は記録用紙150に付着する。しかしながら、記録用紙150の縁部に余白無くインクを付着させようとした場合、記録用紙150の側縁部並びに先端および後端において、一部の開口222の直下に記録用紙150が存在しないことがある。
このような場合、開口222から吐出することによってインク滴226に与えられた運動エネルギーは雰囲気の粘性抵抗により急速に失われ、一部のインク滴226では導電性吸収部材326に到達する遥か前に完全に失われる。インク滴226の質量は非常に小さいので、重力加速度による落下運動と雰囲気による粘性抵抗力とが殆どつり合い、落下速度は極めて遅くなる。このようにして、ノズルプレート220の下方に浮遊するエアロゾル228が発生する。また、ノズルプレート220の開口222からインクが吐出されるときには、インク滴226の一部がちぎれて一段と微細なインク滴であるクラスタ・インク227が生じ、これもエアロゾル228となる。
一方、開口222から押し出されるインクは、インク滴226となる直前の瞬間に、ノズルプレート220から下垂するインク柱224となる。このとき、インク柱224の先端Aとインク柱224付近の領域Bのノズルプレート220下面との間に、いわゆる避雷針効果により電荷が蓄積される。即ち、ここでいう避雷針効果とは、インク柱224の先端A(図中では下端)を頂点とする頂角50°から60°の円錐形で包囲されるノズルプレート220表面の領域Bがインク滴226の帯電に寄与する現象をいう。この避雷針効果により、インク滴226は、インク柱224の水平断面積に対応する電荷よりも大きな電荷qで帯電する。
また、このエアロゾル収集機構30では、電極336に電気的に結合された導電性吸収部材326の表面とノズルプレート220との間には、電位差発生手段600から印加された電圧により電界Eが形成されている。従って、前記のように電荷qを有するインク滴226は、電界Eから受けるクーロン力Fe(qE)により運動エネルギーを得、減速されることなく下方に移動して最終的に導電性吸収部材326に到達する。
このとき、図3を参照して説明したように、電極336は記録用紙150の側縁部の外側に配置されている。従って、エアロゾル228は、記録用紙150の外側に位置する導電性吸収部材326に向かって移動するので、移動の行程で記録用紙150およびその裏面に付着することがない。なお、この実施形態では、図中に示すように、電極336を電位差発生手段600の正極側に、ノズルプレート220を電位差発生手段600の負極側に接続しているが、すべての極性を反転させて接続しても同様の機能が実現できる。
図5は、他の実施形態に係るエアロゾル収集機構50の構造を模式的に示す図である。同図に示すように、この実施形態では、プラテン300の陥没部310が、記録用紙150の搬送方向Fに沿って隔壁301により仕切られ、互いに独立した区画305、307、309が形成されている。
区画305、307の内部には、その底部に載置された電極354、356と、その上に積層された導電性吸収部材344、346がそれぞれ収容されている。一方、中央の区画309には、非導電性吸収部材342が収容されている。また、各電極354、356は、電位差発生手段600に接続されており、制御部190の制御の下に個別に電圧を印加できる。
上記のように形成されたエアロゾル収集機構50において、図中に示す状態では、搬送駆動ローラ410に搬送されてきた記録用紙150の前端が、電極356および導電性吸収部材346の上方に延在する領域の直前にある。このとき、制御部190の制御により、電位差発生手段600は電極356に電圧を印加し、電極356およびノズルプレート220の間に電界が形成されている。
これに対して、記録用紙150の下方に位置する電極354に対しては電圧が印加されておらず、電界も形成されていない。従って、ノズルプレート220から発生したエアロゾルは、電極356の上方において、電界によるクーロン力を得て落下速度を減じることなく導電性吸収部材346に向かって落下する。また、落下するエアロゾルは、記録用紙150の前縁のさらに前方を通って落下するので、その行程で記録用紙150に付着することがない。
なお、図5に示した状態から記録用紙150が更に搬送され、電極356の上方に差しかかったとき、電極356への印加電圧は遮断される。従って、電界により記録用紙150が帯電して、記録用紙150自体がエアロゾルを引き付けることもない。
また、更に搬送されて記録用紙150の後端が電極354の上方を通り過ぎた直後に、電位差発生手段600から電極354に電圧が印加される。従って、電極354の上方の領域で、電極354およびノズルプレート220の間に電界が形成され、エアロゾルが導電性吸収部材344に吸収される。このとき、エアロゾルの行程は、記録用紙150の後端縁部よりも後方に形成されるので、記録用紙150およびその裏面にエアロゾルが付着することがない。
なお、インクジェット式記録装置10は、記録用紙150の前端が通過したときに信号を発生するマイクロスイッチを給送部の直後に備えている。また、記録用紙150の搬送制御のために、搬送駆動ローラ410の回転量を計測する手段も備えている。従って、制御部190は、前端が上記マイクロスイッチを通過したときから記録用紙150の搬送量を計測することにより、搬送中の記録用紙150の前端位置を常に検知できる。また、前述のように、用紙種類の情報も取得しているので記録用紙150の搬送方向の長さに関する情報も取得している。従って、前端の場合と同様に、記録用紙150の後端の位置も検知できる。
図6は、更に他の実施形態に係るエアロゾル収集機構60の構造を模式的に示す図である。同図に示すように、この実施形態では、隔壁301によってプラテン300の陥没部310に形成された区画が、さらに、記録用紙150の進行方向Fに沿ってプラテン300の後部と前部において、それぞれ、記録用紙150の搬送方向に沿ってさらに細かく分離されている。こうして形成された小さな区画の各々には、電極371〜374、376〜379および導電性吸収部材361〜364、366〜369が個別に収容されている。また、各電極371〜374、376〜379は、電位差発生手段600から、個別に電圧を印加または遮断できる。
上記のようなエアロゾル収集機構60では、搬送駆動ローラ410による記録用紙150の移動に従って、記録用紙150の前端縁部または後端縁部の変位に連れて、各電極371〜374、376〜379への印加電圧が順次遮断あるいは投入される。これにより、記録用紙150の前端直前あるいは後端直後に追従して電界が消滅しあるいは形成される。こうして、記録用紙150の前後において、エアロゾルが記録用紙150の前縁部あるいは後縁部に付着することが防止される。
なお、印加電圧を個別に断続させるという機能に鑑み、特に導電性吸収部材361〜364、366〜369を収容した区画を形成する隔壁301は、プラテン300の陥没部を物理的に分離させるだけではなく、電気的にも分離している。
また、これら小区画の間隔は、搬送駆動ローラ410による記録用紙150の紙送りの制御単位に対応している。即ち、ノズルプレート220には複数のノズルが形成されており、1回の走査により一定の幅の領域にインクを吐出できる。その一方で、主に記録解像度を向上させる目的で、搬送方向について記録ヘッド210の位置をずらしながら、記録用紙150上のひとつの領域に繰り返しインクを吹きつける動作も行う。この動作における記録用紙150の搬送量は、そのときに指定された記録解像度等によっても異なるが、制御部190は、例えば0.1mmを1ピッチとしたピッチ単位でこれを管理している。
そこで、図6に示したエアロゾル収集機構60において、電極371〜374、376〜379の間隔をこの制御単位とそろえるか、あるいは制御単位の整数倍の間隔に設定しておくことにより、制御部190に課せられる情報処理量を低減させることができる。また、電界が形成される領域を、記録用紙150の搬送量に正確に合わせて移動させることができ、記録用紙150の前端または後端へのエアロゾルの付着を一層効果的に防止できる。
図7は、図3に示した実施形態と図6に示した実施形態とを複合させたエアロゾル収集機構における、プラテン300上の電極レイアウト70を示す平面図である。なお、既に説明した図3に示したプラテン300の構造は、この図のX断面に相当する。また、図6に示したプラテン300は、はこの図に示すY断面に相当する。
同図に示すように、この電極レイアウト70においては、記録用紙150の側方縁部の外側に電界を形成するための電極336、336とその上に積層された導電性吸収部材328、338と、記録用紙150の前端直前または後端直後に電界を形成するための電極群370およびその上に積層された導電性吸収部材群360が両方装備されている。これら電極336、338および電極群370への印加電圧を個別に断続させることにより、記録用紙150の前縁部、後縁部、側縁部のいずれに対するエアロゾルの付着をも効果的に防止できる。
図8は、プラテン300側の電極構造80に関する他の実施形態を示す図であり、機能的には図6に示したエアロゾル収集機構60と略等しい。この実施形態においては、プラテン300の陥没部310が区画に分割されておらず、単一の非導電性吸収部材365が収容されている。また、電極371〜374、376〜379は、非導電性吸収部材365の上面に分離して配置されている。
上記のような構造では、隔壁が不要になるのでプラテン300を形成する部材の形状が単純になる。また、吸収部材としては単一の非導電性吸収部材で足りるので、部品点数および組み立て工数も減少する。従って、設計、製造共に簡便になり、製造コストを大幅に低減できる。
以上、詳細に説明したように、このインクジェット式記録装置10では、記録用紙150の前方、後方および側方の外側に電界を形成してエアロゾルを収集する。このため、収集されるエアロゾルが記録用紙150の存在する領域を通過せずに吸収部材に到達でき、記録用紙150の縁部およびその裏面のエアロゾルによる汚染が防止される。
なお、ここではインクジェット式記録装置を例に挙げて説明したが、液体噴射装置としては、液体噴射ヘッドとして材噴射ヘッドを備えた液晶ディスプレイのカラーフィルタ製造装置、液体噴射ヘッドとして電極材(電導ペースト)噴射ヘッドを備えた有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成装置、液体噴射ヘッドとして生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットを備えたバイオチップ製造装置等を例示できる。また、被記録物とは、液体噴射ヘッドから噴射された液体を付着され得るものを一般に指し、記録用紙の他に、回路基板、円板形光記録媒体、プレパラート等も含まれる。
更に、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 インクジェット式記録装置、20 内部機構、30、50、60 エアロゾル収集機構、70 電極レイアウト、80 電極構造、110 上ケース、120 下ケース、130 ペーパサポート、140 排出トレー、150、152 記録用紙、160 フレーム、170、180 側壁部、190 制御部、200 キャリッジ、210 記録ヘッド、220 ノズルプレート、222 開口、224 インク柱、226、229 インク滴、227 クラスタ・インク、228 エアロゾル、230 ガイド軸、240 タイミングベルト、242、244 プーリ、250 キャリッジモータ、260 多芯ケーブル、300 プラテン、301 隔壁、302、303、304、305、306、307、308、309 区画、310 陥没部、320 吸収部材、324、326、328、344、346、361、362、363、364、366、367、368、369 導電性吸収部材、321 廃液吸収部材、322、342、365 非導電性吸収部材、334、336、338、354、356、371、372、373、374、376、377、378、379 電極、360 導電性吸収部材群、370 電極群、410 搬送駆動ローラ、420 搬送モータ、510 キャッピング部材、520 吸引ポンプ、530 ワイピング部材、600 電位差発生手段
Claims (9)
- 導電性を有するノズルプレートの開口から被記録物に向かって液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
前記液体が噴射される方向について前記被記録物よりも遠方に前記ノズルプレートに対向して配置され、前記液体噴射ヘッドから噴射されながら前記被記録物に付着しなかった液体を吸収する吸収部材と、
前記吸収部材に隣接して配置された電極と、
前記電極に電圧を印加して前記ノズルプレートおよび前記電極の間に電位差を発生させる電位差発生手段と
を備えた液体噴射装置であって、
前記電位差が発生したときに、前記ノズルプレートおよび前記電極の間で前記電極の上に前記被記録物が存在しない領域であって、且つ、前記ノズルプレートと平行な方向について前記被記録物の縁部外側に隣接した領域に電界が形成され、前記付着しなかった液体が前記電界により前記電極に向かって電気的に引き付けられる液体噴射装置。 - 前記電極が複数の領域に分割して配置され、前記領域に対して個別に電圧が印加されるように前記電位差発生手段を制御する制御部を備える請求項1に記載の液体噴射装置。
- 前記電極が、前記被記録物の搬送方向に対して前記被記録物の側方縁部外側に分離して配置された一対の領域を有し、前記ノズルプレートと平行な方向について前記被記録物の側方縁部外側に隣接して前記電界が形成される請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記電極が、前記被記録物の搬送方向と直交する方向に分離して配置された3個以上の領域を有し、前記被記録物の側縁部外側の直近に前記電界を形成すべく、前記領域に対して選択的に電圧が印加されるように前記制御部が制御する請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記吸収部材の一部が、前記領域の相互の間に配置され、前記領域のいずれからも電気的に遮断されている請求項4に記載の液体噴射装置。
- 前記電極が前記被記録物の搬送方向に沿って分割された複数の領域を有し、前記制御部が前記被記録物の移動に追従して前記領域に対して選択的に電圧を印加し、前記被記録物の搬送中においても前記搬送方向について前記被記録物の前縁部および後縁部の外側直近に電界が形成される請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記電極が、前記被記録物の搬送制御単位に対応した間隔で分割されている請求項6に記載の液体噴射装置。
- 前記吸収部材の一部が導電性を有する多孔質材料で形成され、且つ、前記電極に隣接して配置される請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の液体噴射装置。
- 導電性を有するノズルプレートの開口から被記録物に向かってインクを吐出する記録ヘッドと、
前記インクが吐出される方向について前記被記録物よりも遠方に前記ノズルプレートに対向して配置され、前記記録ヘッドから吐出されながら前記被記録物に付着しなかったインクを吸収する吸収部材と、
前記吸収部材に隣接して配置された電極と、
前記電極に電圧を印加して前記ノズルプレートおよび前記電極の間に電位差を発生させる電位差発生手段と
を備えた記録装置であって、
前記電位差が発生したときに、前記ノズルプレートおよび前記電極の間に前記被記録物が存在しない領域であって、且つ、前記ノズルプレートと平行な方向について前記被記録物の縁部外側に隣接した領域に電界が形成され、前記付着しなかったインクが前記電界により前記電極に向かって電気的に引き付けられる記録装置。
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JP2005170261A JP2006341526A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 液体噴射装置 |
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JP2005170261A JP2006341526A (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 液体噴射装置 |
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Cited By (1)
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JP2008307894A (ja) * | 2007-05-11 | 2008-12-25 | Canon Inc | インクジェット記録装置および記録方法 |
-
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- 2005-06-10 JP JP2005170261A patent/JP2006341526A/ja active Pending
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