JP2006224024A - 光輝性塗膜の形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い光輝性塗膜を形成するに際して、比較的高湿度でも良好な光輝感が得られるようにする。
【解決手段】 中塗り塗装工程後に、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い、その後に、中塗りコート塗膜と水性ベースコート塗膜とを同時に乾燥硬化させて塗膜形成を行うに際して、中塗り塗装工程で、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂が基材樹脂中に配合された中塗りコート塗料を用い、ウエット・オン・ウエット塗装では、水性ベースコート塗料の塗着に伴って、該水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を中塗りコート塗膜中の前記吸水性樹脂に吸水させる、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、光輝性塗膜の形成方法、特に、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い光輝性塗膜を形成する方法に関する。
従来、例えば自動車等の車両の車体などに塗装を施す場合、いわゆる溶剤型塗料が多用されている。図4は、従来一般的な溶剤型塗料を用いた車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。この図に示すように、従来では、まず電着塗装を施して焼付乾燥を行い(ステップS51及びS52)、次に、電着塗膜の上に中塗り塗装を施して焼付乾燥を行い(ステップS53及びS54)、更に、中塗り塗膜の上にベース塗装およびクリア塗装を順次施して焼付乾燥を行うようにしている(ステップS55,S56及びS57)。特に、ベース塗装後のクリア塗装は、所謂ウエット・オン・ウエット塗装で行われるのが普通である。
このように、自動車の車体塗装では、通常、電着塗装と中塗り塗装とベース塗装(及びクリア塗装)が施され多層の塗膜が形成されるが、このうち中塗り塗装およびベース塗装については、塗装品質および塗装作業性を確保する観点から、所謂、溶剤型塗料を用いるのが従来一般的である。特に、ベース塗装では、その後にウエット・オン・ウエット塗装でクリア塗装を行うことが好ましいので、かかるウエット・オン・ウエット塗装が可能な溶剤型塗料がより好適に用いられる。
かかる溶剤型塗料は、塗装品質が優れ、また塗装工程での作業性も良好であるが、多量の有機溶剤を含有しており、この有機溶剤が塗装工程等を通じて周囲へ排出されることになる。このため、近年では、中塗りコート塗料およびベースコート塗料について、溶剤型塗料から水性塗料への転換が積極的に図られている。特に、ベースコート塗料は、有機溶剤の含有率が高いので、優先的に水性塗料への切り換えが進められている(例えば、特許文献1参照)。
ところが、この水性塗料を用いて塗装を行う場合には、塗布された塗料内部の水分の蒸発を促進するために、塗装後に所謂プレヒートを行うことが必須である。
図5は、中塗りコート塗料は溶剤型塗料でベースコート塗料のみに水性塗料を適用した車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。また、図6は、中塗りコート塗料およびベースコート塗料の両方に水性塗料を適用した車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。
これらのフローチャートから良く分かるように、水性塗料を用いた中塗り塗装工程(ステップS63)並びにベース塗装工程(ステップS65及びステップS76)の後には、塗膜内部の水分の蒸発を促進するために、例えば所定温度の温風を吹き付けるプレヒート工程(ステップS66,ステップS74及びステップS77)が新たに設けられる。従って、このプレヒート工程で温風を供給するために、追加的なエネルギ消費が必要となる。
尚、図5及び図6の例では、ベース塗装の場合、ウエット・オン・ウエット塗装でクリア塗装を行うためには、プレヒート工程の後にクーリング工程(ステップS67及びステップS78)が更に必要とされるので、追加的な消費エネルギもより一層増大することになる。
水性塗料を用いて良好な外観品質の塗装を行うには、前述のようにプレヒート工程およびクーリング工程が必要であるが、これらに加えて、塗装ブース内の温度および湿度を良好に維持管理するための空調が必要である。例えば、温度が同じでも湿度が高い場合には、塗膜中の水分は蒸発し難くなり、水性塗料による塗装外観に悪影響を及ぼすことになる。従来では、この空調に特に多大なエネルギ消費を要していた。
特開平5−68930号公報
ところで、車体に所謂メタリック塗装を行う場合には、例えばアルミフレーク等の鱗片状(フレーク状)光輝材を含有するベースコート塗料を用いて塗装が行われるが、このメタリック塗装の光輝感は、塗装ブース内の温度および湿度、特に湿度の影響を大きく受けることが知られている。
図1は、塗装ブース内の湿度がメタリック塗装の光輝感に及ぼす影響を模式的に示すグラフである。尚、この例は、塗装ブース内の温度を25℃に保ち、塗装ブース内の湿度を60〜80RH%の範囲で変化させた場合のものである。この図1のグラフから分かるように、塗装ブース内の湿度が高まるに連れて光輝感は低下している。
すなわち、比較的低湿度では、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後の水分の蒸発量は比較的高水準に保たれるので、ベースコート塗料の粘度が高くなり、アルミフレークの配向が安定し、良好な光輝感が得られる。これに対して、湿度が高くなると、水分が蒸発し難くなる関係上、ベースコート塗料の粘度が低くなり、アルミフレークの配向が乱れて光輝感が損なわれるのである。
周知のように、近年では、環境問題への関心の高まりに応じて、塗装工程についてもより一層の省エネルギ化が求められている。この塗装工程での消費エネルギ低減のためには、塗装ブース内の空調に要するエネルギを削減することが最も効果的で、空調自体の廃止、或いはそれが無理であれば、温度および湿度の管理幅を拡大できるようにすることが、非常に有効である。
しかしながら、水性塗料を用いたメタリック塗装においては、前述のように、塗装光輝感が塗装ブース内の湿度によって大きな影響を受けるので、湿度管理を高精度に維持する必要があり、これが、塗装工程での消費エネルギの低減を図る上で一つの大きなネックになっていた。
そこで、この発明は、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い光輝性塗膜を形成するに際して、比較的高湿度でも良好な光輝感が得られるようにすることを、基本的な目的としてなされたものである。
本願発明者等は、上記の目的を達成するために研究開発を重ねる中で、ウエット・オン・ウエット塗装を行う際に、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料が下地層上に塗着する際及び/又は塗着直後に、水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を下地層側に吸収させることを着想し、かかる着想を具体化するために、ウエット・オン・ウエット塗装の下地層を形成する中塗りコート塗料の基材樹脂中に、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂を配合することを考案した。
図2は、ウエット・オン・ウエット塗装の下地層を形成する中塗りコート塗料の基材樹脂中の全樹脂成分に対する吸水性樹脂の添加率(重量%)がメタリック塗装の光輝感に及ぼす影響を模式的に示すグラフである。この例は、塗装ブース内の温度を25℃、湿度を80RH%にそれぞれ保ち、吸水性樹脂の添加率を0〜20重量%の範囲で変化させた場合のものである。尚、吸水性樹脂としてはアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を用いた。
この図2のグラフから分かるように、吸水性樹脂の添加率が高まるに連れて光輝感が向上しており、ウエット・オン・ウエット塗装の下地層を形成する中塗りコート塗料の基材樹脂中に、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂を配合することは、メタリック塗装の光輝感を高める上で有効である。
そこで、本願請求項1の発明(第1の発明)に係る光輝性塗膜の形成方法は、中塗りコート塗料を用いた中塗り塗装工程後に、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い、その後に、前記中塗りコート塗膜と水性ベースコート塗膜とを同時に乾燥硬化させて塗膜形成を行うようにした光輝性塗膜の形成方法であって、前記中塗り塗装工程で、前記水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂が基材樹脂中に配合された中塗りコート塗料を用いて中塗りコート塗膜を形成し、前記ウエット・オン・ウエット塗装では、前記水性ベースコート塗料の塗着に伴って、該水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を前記中塗りコート塗膜中の前記吸水性樹脂に吸水させる、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項2の発明(第2の発明)は、前記第1の発明において、前記吸水性樹脂はアルカリ増粘型樹脂であることを特徴としたものである。
更に、本願請求項3の発明(第3の発明)は、前記第2の発明において、前記吸水性樹脂はアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂であることを特徴としたものである。
また更に、本願請求項4の発明(第4の発明)は、前記第3の発明において、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコアとシェルの重量比は、50:50〜90:10の範囲であることを特徴としたものである。
ここに、前記コア・シェル重量比を50:50〜90:10の範囲としたのは、コア・シェル重量比が50:50未満では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の吸水効果が低く、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからであり、一方、コア・シェル重量比が90:10を越えると、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂が不安定となり、凝集物が発生して塗装仕上がり性が悪くなるからである。
また更に、本願請求項5の発明(第5の発明)は、前記第3又は第4の発明において、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価は、5〜20の範囲であることを特徴としたものである。
ここに、前記酸価の下限値を5としたのは、酸価がこの値を下回ると、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の吸水効果が低く、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからである。一方、前記酸価の上限値を20としたのは、酸価がこの値を越えると、中塗りコート塗料の塗装粘度が高くなりすぎ、塗料の微粒化が阻害されて塗装仕上がり性に悪影響を及ぼすからである。
また更に、本願請求項6の発明(第6の発明)は、前記第3〜第5の発明の何れか一において、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率は、前記中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の10〜40%の範囲であることを特徴としたものである。
ここに、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の重量の下限値を10%としたのは、この値を下回ると、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂が不足して吸水効果が低く、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからである。一方、上限値を40%としたのは、この値を越えると中塗りコート塗料の塗装粘度が高くなりすぎ、塗料の微粒化が阻害されて塗装仕上がり性に悪影響を及ぼすからである。
本願の第1の発明によれば、中塗り塗装工程で、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂が基材樹脂中に配合された中塗りコート塗料を用いて中塗りコート塗膜を形成し、ウエット・オン・ウエット塗装では、水性ベースコート塗料の塗着に伴って、該水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を中塗りコート塗膜中の前記吸水性樹脂に吸水させることにより、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を高くでき、鱗片状光輝材の配向を安定させ、良好な光輝感を得ることができる。
すなわち、塗装ブース内の湿度が比較的高湿度でも良好な光輝感を得ることが可能となるので、塗装ブース内の湿度の管理幅を拡大して、ブース内の空調に要するエネルギを低減し、ひいては塗装工程での消費エネルギの低減に寄与することができる。
また、本願の第2の発明によれば、前記吸水性樹脂にアルカリ増粘型樹脂を用いることで、塗膜の物性を維持しつつ、良好な吸水性を得ることができ、より確実に前記第1の発明の作用効果を奏することができる。
更に、本願の第3の発明によれば、前記吸水性樹脂にアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を用いることで、塗膜の物性を維持しつつ、良好な吸水性を得ることができ、より一層確実に前記の作用効果を奏することができる。
また更に、本願の第4の発明によれば、基本的には、前記第3の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコアとシェルの重量比を10:90〜50:50の範囲としたことにより、塗装仕上がり性を阻害することなく、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を高くでき、鱗片状光輝材の配向を安定させ、良好な光輝感を得ることができる。
また更に、本願の第5の発明によれば、基本的には、前記第3又は第4の発明と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価を5〜20の範囲としたことにより、塗装仕上がり性を阻害することなく、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を高くでき、鱗片状光輝材の配向を安定させ、良好な光輝感を得ることができる。
また更に、本願の第6の発明によれば、基本的には、前記第3〜第5の発明の何れか一と同様の作用効果を奏することができる。特に、前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率を中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の10〜40%の範囲としたことにより、塗装仕上がり性を阻害することなく、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を高くでき、鱗片状光輝材の配向を安定させ、良好な光輝感を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本実施形態の光輝性塗膜の形成方法に係る所謂メタリック塗装の塗装工程について説明する。
この塗装工程では、図3のフローチャートにその概略を示すように、まず電着塗装を施して焼付乾燥を行い(ステップS1及びS2)、次に、電着塗膜の上に好ましくは水性中塗りコート塗料を用いて中塗り塗装を施し(ステップS3)、その後に、塗膜内部の水分の蒸発を促進するために例えば所定温度の温風を吹き付けるプレヒートを行う(ステップS4)。
そして、このプレヒート工程後に、鱗片状光輝材(本実施形態では、所謂アルミフレーク)を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い(ステップS5)、更に、プレヒートを行う(ステップS6)。
その後、ベースコート塗膜上にクリア塗装を施して焼付乾燥を行う(ステップS7及びS8)。これにより、中塗りコート塗膜とベースコート塗膜について、同時に焼付乾燥が行われる。
本実施形態では、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い光輝性塗膜を形成する場合について、ウエット・オン・ウエット塗装の下地層を形成する中塗りコート塗料の基材樹脂中に、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂を配合して、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料が下地層上に塗着する際及び/又は塗着直後に、水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を下地層側に吸収させることにより、塗装ブース内の湿度が比較的高湿度でも良好な光輝感が得られるようにしている。
そして、本発明の効果を検証するために種々の試験を行った。
以下、この試験について説明する。まず、試験で用いる各種塗料の調製方法について説明する。
本実施形態に係る試験では、電着塗装を施した電着板に中塗り塗装,上塗り塗装(ベース塗装),クリア塗装を順次施す塗装が行われる。このうち、中塗り塗装には、以下のように、吸水性樹脂としてのアルカリ増粘型樹脂、より具体的には、アルカリ増粘型アクリルエマルションを配合した水性中塗りコート塗料を用いた。
まず、このアルカリ増粘型アクリルエマルションの製造方法について説明する。尚、かかるアクリルエマルションの製造方法は、例えば特開2001−240791号公報に開示されるように、公知である。
本試験では、水性中塗りコート塗料に配合されるアルカリ増粘型アクリルエマルションとして、タイプa〜タイプhの8種類のものを用意した。このうち、タイプaのもの(アクリルエマルションa)を例にとって、その製造方法を説明する。
<水性中塗りコート塗料用のアルカリ増粘型アクリルエマルションの製造>
アクリルエマルションaの製造に際しては、まず、反応容器に脱イオン水136重量部を加え、これを窒素気流中で混合攪拌しながら80℃に昇温させた。続いて、以下の組成を有するモノマー乳化物と、過硫酸アンモニウム0.135重量部及び脱イオン水10重量部からなる開始剤溶液と、を2時間にわたり並行して反応容器に滴下した。滴下終了後、1時間にわたって同温度で熟成した。
<アクリルエマルションaに用いるモノマー乳化物の組成>
・メタクリル酸メチル:20.22重量部
・アクリル酸エチル:18.36重量部
・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル:7.42重量部
・アクリルアミド:4.00重量部
・アクアロンHS−10:0.5重量部(第一工業製薬社製)
・アデカリアソープNE−20:0.5重量部(旭電化社製)
・脱イオン水:80重量部
更に、次のような組成を有するモノマー乳化剤と、過硫酸アンモニウム0.15重量部及び脱イオン水10重量部からなる開始剤溶液と、を80℃で0.5時間にわたり並行して反応溶液に滴下した。滴下終了後、2時間にわたって同温度で熟成した。
<モノマー乳化剤(第2段階目)の組成>
・アクリル酸エチル:35.07重量部
・メタクリル酸2−ヒドロキシエチル:14.1625重量部
・メタクリル酸:0.7675重量部
続いて、これを40℃まで冷却し、400メッシュのフィルタで濾過した後、脱イオン水67.1重量部及び適量のジメチルアミノエタノールを加えてpH6.5に調整し、平均粒子径200nm,不揮発分25%のアクリルエマルションaを得た。また、こうして得られたアクリルエマルションaの酸価の値は約5(精確には、4.997674419)であり、アクリルエマルション樹脂中のコア部分とシェル部分との重量比は50:50であった。
本試験では、表1及び表2に示すように、含有される各組成の組み合わせを種々変化させることにより、酸価の値およびコア部分とシェル部分との重量比が様々に異なる8種類(タイプa〜タイプh)のアルカリ増粘型アクリルエマルションを得た。
吸水性樹脂として、アルカリ増粘型樹脂、特にアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を用いることで、塗膜の物性を維持しつつ、良好な吸水性を得ることができる。
Figure 2006224024
Figure 2006224024
そして、以上の8種類のアルカリ増粘型アクリルエマルションa〜hを用いて、タイプA〜タイプNの14種類の水性中塗りコート塗料を用意した。このうち、タイプAのもの(水性中塗りコート塗料A)を例にとって、その調製方法を説明する。尚、かかる水性塗料の調製方法は、例えば特開2002−146282号公報に開示されるように、公知である。
<水性中塗りコート塗料の調整>
この中塗りコート塗料Aは、以下の各成分をそれぞれ所定の重量部ずつ添加し、均一分散することによって調製した。
・アクリルエマルション:50重量部(酸価50,水酸基価150,数平均分子量5000のもので、アミド基含有エチレン性モノマー20質量%,酸性基含有エチレン性モノマー10質量%,水酸基含有エチレン性モノマー50質量%及び他のエチレン性モノマー50質量%の共重合体)
・ウレタンエマルション:20重量部(pHが約7.5であるコロイダル分散ウレタン変性ポリエステル樹脂)
・メラミン樹脂:20重量部(サイメル327:三井サイアナミッド社製)
・アルカリ増粘型アクリルエマルション(タイプa):10重量部
・二酸化チタン:99重量部
・カーボンブラック:1重量部
・アクリル系表面調整剤:0.5重量部
・イオン交換水:200.5重量部
本試験では、表3に示すように、含有される各組成の組み合わせを種々変化させることにより、15種類(タイプA〜タイプN)の水性中塗りコート塗料を用意した。
Figure 2006224024
また、このような水性中塗りコート塗料を用いた中塗り塗装後に、ウエット・オン・ウエット塗装にて塗装される水性ベースコート塗料としては、以下のもの(1種類のみ)を用いた。尚、この水性ベースコート塗料は、鱗片状光輝材として所謂アルミフレークを含有したものである。
・水性ベースコート塗料:AR2000シルバー(日本ペイント社製)
更に、この水性ベースコート塗料を用いたベース塗装後に、ウエット・オン・ウエット塗装にて塗装されるクリアコート塗料としては、以下のもの(1種類のみ)を用いた。
・クリアコート塗料:マックフローO−600クリア(日本ペイント社製)
本実施形態に係る各試験おいて上述の各種塗料を試験塗装する塗装板は、以下のようにして作製した。
<電着板の作製>
まず、電着塗装を施す電着板を作製した。
:リン酸亜鉛処理した厚みが0.7mmで、縦100mm,横300mmのダル鋼板を用意し、これにPN120M(日本ペイント社製)を乾燥膜厚が20μmになるように電着塗装を施し、160℃で30分間にわたって焼付乾燥した。
<中上塗り板の作製>
上記のようにして得られた電着板に、試験条件に応じて、中塗り塗装,ベース塗装,クリア塗装を行うことで中上塗り板を得た。各塗装工程での塗装条件は、次の通りとした。
・中塗り塗装:電着塗膜上に水性中塗りコート塗料を乾燥膜厚が20μmになるように塗装し、60℃で2分間プレヒートした。尚、後述する「比較例7」のみについては、140℃で20分間にわたって焼付乾燥した。
・ベース塗装:中塗りコート塗膜上に、ウエット・オン・ウエット塗装にて、水性ベースコート塗料を乾燥膜厚が15μmになるように塗装し、60℃で2分間プレヒートした。
・クリア塗装:ベースコート塗膜上に、ウエット・オン・ウエット塗装にて、クリアコート塗料を乾燥膜厚が35μmになるように塗装し、10分間室温にて放置した後、140℃で20分間にわたって焼付乾燥した。
このようにして得られた中上塗り板について、その塗装面の光輝感および仕上がり性の評価を行った。各評価の仕方は、具体的には以下による。
<光輝感の評価>
光輝感の評価には、変角光度計MA68(X−Rite社製)を用いて、中上塗り板塗装面のフロップインデックス(FI)を光輝感として測定した。
そして、フロップインデックスが12以上(12〜15)であった場合を良好(○)とし、フロップインデックスが12未満(8〜12)であった場合を良好でない(×)としてランク付けを行い評価した。
<仕上がり性の評価>
仕上がり性の評価には、ウェーブスキャン(Wavescan)DOI(BYK社製)を用いて、中上塗り板塗装面のWa/Wd値を仕上がり性として測定した。
そして、Wa/Wd値が15未満(10〜15)であった場合を良好(○)とし、Wa/Wd値が15以上(15〜30)であった場合を良好でない(×)としてランク付けを行い評価した。
本実施形態に係る試験では、前述のようにして調製した水性中塗り塗料A〜Hを用いた本発明実施例1〜8と、水性中塗り塗料I〜Nを用いた比較例1〜6と、更に、水性中塗り塗料Aを用いた場合において中塗り塗装後に焼付乾燥を行った比較例7の計15通りの例について、評価試験を行った。試験結果を表4に示す。
Figure 2006224024
表4の結果から良く分かるように、水性中塗りコート塗料に配合したアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の特性や添加率が、メタリック塗装の外観品質に大きな影響を及ぼしており、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率が中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の10〜40%の範囲にあり、且つ、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価が5〜20の範囲にあり、しかも、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコアとシェルの重量比が50:50〜90:10の範囲にある場合(本発明実施例1〜8)については、何れも、塗装仕上がり性および光輝感の両方共に良好な結果(○)が得られている。
一方、比較例1では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率が中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の5%と低く、光輝感が不十分な結果(×)となっている。
これは、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂が不足して十分な吸水効果が得られず、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからであると考えられる。
また、比較例2では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率が中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の50%と高く、仕上がり性が不十分な結果(×)となっている。
これは、中塗りコート塗料の塗装粘度が高くなりすぎ、塗料の微粒化が阻害されて塗装仕上がり性に悪影響を及ぼすからであるであると考えられる。
更に、比較例3では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価が0(ゼロ)であり、光輝感が不十分な結果(×)となっている。
これは、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価が低すぎて、十分な吸水効果が得られず、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからであると考えられる。
また更に、比較例4では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価が25と高く、仕上がり性が不十分な結果(×)となっている。
これは、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価が高すぎて、中塗りコート塗料の塗装粘度が高くなりすぎ、塗料の微粒化が阻害されて塗装仕上がり性に悪影響を及ぼすからであると考えられる。
また更に、比較例5では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコア・シェル重量比が40:60と低く、光輝感が不十分な結果(×)となっている。
これは、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコア・シェル重量比が低すぎて吸水効果が低く、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を十分に高くできないため、鱗片状光輝材の配向を安定させて良好な光輝感を得ることができないからであると考えられる。
また更に、比較例6では、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコア・シェル重量比が95:5と高く、仕上がり性が不十分な結果(×)となっている。
これは、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコア・シェル重量比が高すぎて、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂が不安定となり、凝集物が発生して塗装仕上がり性が悪くなるからであると考えられる。
また更に、比較例7は、前述のように、水性中塗りコート塗料を用いて中塗り塗装した後、ベース塗装工程前に、140℃で20分間にわたって焼付乾燥したものであり、ベースコート塗料をウエット・オン・ウエット塗装するものではない。
従って、水性中塗りコート塗料にアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を配合しても、ベースコート塗料を用いた塗装時に吸水効果を得ることができず、光輝感が不十分な結果(×)となっている。
以上、説明したように、本実施形態によれば、中塗り塗装工程で、水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂が基材樹脂中に配合された中塗りコート塗料を用いて中塗りコート塗膜を形成し、ウエット・オン・ウエット塗装では、水性ベースコート塗料の塗着に伴って、該水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を中塗りコート塗膜中の前記吸水性樹脂に吸水させることにより、ベースコート塗料を塗装し塗着させた際あるいは塗着直後におけるベースコート塗料の粘度を高くでき、鱗片状光輝材の配向を安定させ、良好な光輝感を得ることができるのである。
すなわち、塗装ブース内の湿度が比較的高湿度でも良好な光輝感を得ることが可能となるので、塗装ブース内の湿度の管理幅を拡大して、ブース内の空調に要するエネルギを低減し、ひいては塗装工程での消費エネルギの低減に寄与することができる。
尚、水性中塗りコート塗料にアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を配合して、中塗りコート塗膜上にベースコート塗料をウエット・オン・ウエット塗装する際に、ベースコート塗料中の水分を吸水させようとする場合、アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂は、中塗りコート塗膜のできるだけ表面層近くに存在することが好ましい。かかる観点から、水性中塗りコート塗料の基材樹脂としてポリエステル樹脂を用いれば、基材樹脂とアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のSP差を大きくでき、当該アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂を中塗りコート塗膜の上面側に偏在させることが可能になる。
尚、以上の実施形態では、中塗りコート塗料に水性塗料を用いたものであったが、この代わりに、中塗りコート塗料として溶剤型のものを用いてもよい。
このように、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明では、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い光輝性塗膜を形成する場合について、比較的高湿度でも良好な光輝感が得ることができ、例えば自動車の車体にメタリック塗装を施す場合などにおいて有効に利用することができる。
塗装ブース内の湿度がメタリック塗装の光輝感に及ぼす影響を模式的に示すグラフである。 ウエット・オン・ウエット塗装の下地層を形成する中塗りコート塗料の基材樹脂中の全樹脂成分に対する吸水性樹脂の添加率(重量%)がメタリック塗装の光輝感に及ぼす影響を模式的に示すグラフである。 本発明の実施形態の光輝性塗膜の形成方法に係る塗装工程の概略を示すフローチャートである。 溶剤型塗料を用いた従来の車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。 中塗りコート塗料は溶剤型塗料でベースコート塗料のみに水性塗料を適用し、プレヒート後にクーリングを行う車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。 中塗りコート塗料およびベースコート塗料の両方に水性塗料を適用し、プレヒート後にクーリングを行う車体塗装工程の概略を示すフローチャートである。

Claims (6)

  1. 中塗りコート塗料を用いた中塗り塗装工程後に、鱗片状光輝材を含有する水性ベースコート塗料を用いて中塗りコート塗膜上にウエット・オン・ウエット塗装を行い、その後に、前記中塗りコート塗膜と水性ベースコート塗膜とを同時に乾燥硬化させて塗膜形成を行うようにした光輝性塗膜の形成方法であって、
    前記中塗り塗装工程で、前記水性ベースコート塗料中の水分を吸収し得る吸水性樹脂が基材樹脂中に配合された中塗りコート塗料を用いて中塗りコート塗膜を形成し、
    前記ウエット・オン・ウエット塗装では、前記水性ベースコート塗料の塗着に伴って、該水性ベースコート塗料中の水分の少なくとも一部を前記中塗りコート塗膜中の前記吸水性樹脂に吸水させる、
    ことを特徴とする光輝性塗膜の形成方法。
  2. 前記吸水性樹脂はアルカリ増粘型樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光輝性塗膜の形成方法。
  3. 前記吸水性樹脂はアルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂であることを特徴とする請求項2記載の光輝性塗膜の形成方法。
  4. 前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂のコアとシェルの重量比は、50:50〜90:10の範囲であることを特徴とする請求項3記載の光輝性塗膜の形成方法。
  5. 前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の酸価は、5〜20の範囲であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光輝性塗膜の形成方法。
  6. 前記アルカリ増粘型アクリルエマルション樹脂の含有率は、前記中塗りコート塗料の全樹脂成分の重量の10〜40%の範囲であることを特徴とする請求項3〜5の何れか一に記載の光輝性塗膜の形成方法。
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