JP2006223486A - Game machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に係り、詳しくは、各々が識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行う第1可変表示手段と、該第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して各々が識別可能な複数種類の装飾識別情報の可変表示を行う第2可変表示手段とを備え、特別識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御し、さらに、前記特別識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果のうちで予め定められた特別表示結果となったときには、前記特定遊技状態が終了した後に前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態時よりも高い高確率状態に制御する遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming machine, and more specifically, first variable display means for variably displaying a plurality of types of special identification information that can be individually identified, and special identification information by the first variable display means. A second variable display means for performing variable display of a plurality of types of decoration identification information each identifiable in correspondence with the variable display, and the display result of the variable identification special display information is a predetermined specific display result. When it becomes, it controls to a specific gaming state advantageous for the player, and when the display result of the variable display of the special identification information becomes a predetermined special display result among the specific display results, The present invention relates to a gaming machine that controls to a higher probability state than the normal gaming state in which the probability of the specific display result after the specific gaming state ends is different from the specific gaming state.
パチンコ遊技機等の遊技機においては、液晶表示装置(以下LCD:Liquid Crystal Display)等の表示装置上に所定の識別情報(以下、表示図柄)を更新表示やスクロール表示させることで可変表示を行い、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めたものが数多く提供されている。 In gaming machines such as pachinko machines, variable display is performed by displaying predetermined identification information (hereinafter referred to as display symbols) on a display device such as a liquid crystal display (LCD: Liquid Crystal Display) or by scrolling and displaying it. There are a number of games that are enhanced by a so-called variable display game that determines whether or not to give a predetermined game value based on the display result.
可変表示ゲームの1つとして行われる特図ゲームは、始動入賞口を通過する遊技球の検出(可変表示の始動条件が成立したこと)に基づいて表示図柄の可変表示を行い、表示図柄の可変表示が完全に停止した際の停止図柄態様が予め定められた特定表示態様となっている場合を「大当り」とするゲームである。この特図ゲームにおいて「大当り」となると、大入賞口又はアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提供する。こうした状態を「特定遊技状態」あるいは「大当り遊技状態」という。 A special figure game that is performed as one of the variable display games is a variable display of a display symbol based on the detection of a game ball that passes through the start winning opening (that the variable display start condition is satisfied). In the game, the “hit” is defined as a case where the stop symbol form when the display is completely stopped is a predetermined specific display form. In this special figure game, when a “hit” is made, a special electric accessory called a big prize opening or an attacker is opened, and a state in which a game ball can be won very easily is provided to a player for a certain period of time. . Such a state is referred to as a “specific game state” or a “hit game state”.
昨今の遊技機は、遊技の進行・制御を司る遊技制御手段(回路)における制御の負担を軽減するために、画像表示装置における表示制御を遊技制御手段から分離してサブ基板化した表示制御手段(回路)などに分担させている。表示制御手段は、遊技制御手段からの表示制御コマンドに従って、画像表示装置に表示される画像情報に関する処理を実行する。遊技制御手段から表示制御手段に対して送信される表示制御コマンドとしては、表示図柄の可変表示の実行期間を指定する可変表示コマンド(変動パターンコマンド)や、表示図柄の可変表示の表示結果を指定する表示結果指定コマンド(図柄指定コマンド)などがある。また、停止図柄の決定などに関する遊技制御手段での制御の負担を軽減するために、表示図柄として、特別図柄とは別に飾り図柄の変動表示がなされるものがある。 In recent game machines, display control means in which the display control in the image display device is separated from the game control means into a sub-board in order to reduce the control burden in the game control means (circuit) that controls the progress and control of the game. (Circuit) etc. The display control means executes processing relating to image information displayed on the image display device in accordance with a display control command from the game control means. Display control commands sent from the game control means to the display control means include variable display commands (variation pattern commands) that specify the execution period of variable display of display symbols and display results of variable display of display symbols Display result designation command (design designation command). Further, in order to reduce the control burden on the game control means relating to the determination of the stop symbol and the like, there is a display symbol that displays a variation of the decorative symbol separately from the special symbol.
このように遊技制御手段と表示制御手段とが分離された遊技機では、表示制御コマンドにエラーが発生するなどして、遊技制御手段での決定内容と表示制御手段での決定内容とに食い違いが生ずる可能性がある。そこで、表示制御手段では、変動パターンコマンドと図柄指定コマンドとを正常に受信したか否かを判定し、正常に受信しなかったときには、変動パターンコマンドが示す表示結果の情報に基づいて飾り図柄の可変表示の表示結果を決定するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1に記載の技術によると、変動パターンコマンドの内容が正確であるか否かにかかわらず、変動パターンコマンドが示す表示結果の情報に基づいて飾り図柄の可変表示の表示結果を決定している。そのため、変動パターンコマンドに基づく表示制御手段での決定内容が遊技制御手段で決定した表示結果と整合しなくなることがある。そして、例えば表示結果が「大当り」となったときに導出表示(確定表示)した飾り図柄を大当り遊技状態(特定遊技状態)においても画像表示装置に表示するような場合には、大当り遊技状態中でも表示制御手段の側で誤って決定された飾り図柄が表示され続けてしまう可能性があった。
According to the technique described in
この発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、誤って決定された情報が長期間にわたり表示されることを防止できる遊技機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a gaming machine that can prevent erroneously determined information from being displayed over a long period of time.
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、各々が識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば特別図柄)の可変表示を行う第1可変表示手段(例えば特別図柄表示装置4)と、該第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して各々が識別可能な複数種類の装飾識別情報(例えば飾り図柄)の可変表示を行う第2可変表示手段(例えば画像表示装置5)とを備え、前記特別識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果(例えば「3」または「7」を示す確定図柄)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に制御し、さらに、前記特別識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果のうちで予め定められた特別表示結果(例えば「7」を示す確定図柄)となったときには、前記特定遊技状態が終了した後に前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態時よりも高い高確率状態(例えば確率向上状態)に制御する遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、遊技の進行を制御するとともに、前記第1可変表示手段の表示制御を行う遊技制御手段(例えば主基板11に搭載されてROM101、RAM102、CPU103などを含んだ遊技制御用マイクロコンピュータ100など)と、前記遊技制御手段からの制御信号(例えば演出制御コマンド)に基づいて前記第2可変表示手段の表示制御を行う表示制御手段(例えば演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130、ROM131、RAM132、表示制御部133など)とを備え、前記遊技制御手段は、遊技機への電力供給が停止しても記憶内容を保持することが可能なデータ記憶手段(例えばRAM102のバックアップ領域など)と、前記データ記憶手段のうち、前記特別識別情報の可変表示の実行条件は成立したが開始条件は成立していない可変表示の実行を、所定の上限数まで保留記憶する保留記憶手段(例えば特図保留記憶部121など)と、電力供給が停止された後に電力供給が再開されたときに、前記データ記憶手段の記憶内容に基づいて制御状態を復旧する復旧制御手段(例えばCPU103がステップS9の遊技状態復旧処理を実行する部分など)と、前記特別識別情報の可変表示の表示結果を、前記特別表示結果と、前記特別表示結果以外の特定表示結果と、前記特定表示結果以外の表示結果と、のうちのいずれの種類の表示結果とするかを決定する表示結果決定手段(例えばCPU103がステップS204の大当り判定処理やステップS223、S225、S229の処理を実行する部分など)と、前記制御信号として、特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間及び表示結果の種類を示す可変表示コマンド(例えば可変表示開始コマンド80XX(h))と、前記特別識別情報の可変表示の表示結果の種類を示す特別識別情報コマンド(例えば特別図柄通知コマンド90XX(h))と、前記可変表示コマンドに示された可変表示時間が経過したことを示す可変表示終了コマンド(例えば可変表示終了コマンド9100(h))と、前記特定遊技状態の開始を示す特定遊技状態開始コマンド(例えば大当り開始コマンドA000(h))と、前記復旧制御手段によって遊技状態が復旧されたことを示す復旧コマンド(例えば電源復旧コマンドFE00(h))と、所定期間にわたって前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立しない時に表示するデモンストレーション画像を前記第2可変表示手段に表示させるためのデモ表示コマンド(例えばデモ表示コマンドB100(h))とを送信する制御信号送信手段(例えばCPU103がステップS28のコマンド制御処理や、ステップS102、S106、S212、S237、S238、S253の処理、及びステップS124の大入賞口開放前処理を実行する部分など)を含み、前記表示制御手段は、前記制御信号送信手段によって送信された可変表示コマンドに基づき前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する装飾識別情報決定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS433の飾り図柄可変表示設定処理を実行する部分など)と、前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドを受信したときに、当該特別識別情報コマンドに示された表示結果の種類を特定可能なデータが格納される確定識別情報格納手段(例えば今回確定特別図柄記憶部151など)と、前記制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、前記確定識別情報格納手段に格納されていたデータが格納される前回確定識別情報格納手段(例えば前回確定特別図柄記憶部152など)と、前記特定遊技状態に制御されているときに前記第2可変表示手段に表示させる装飾識別情報を特定可能なデータが格納される表示用識別情報格納手段(例えば大当り時表示用飾り図柄記憶部153など)と、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が導出表示された後、前記制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して前記第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果または該装飾識別情報の表示結果の種類が、前記前回確定識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定を行う整合判定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS558の処理を実行する部分など)と、前記整合判定手段によって整合する旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示された装飾識別情報を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う整合時格納制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS559の処理を実行する部分など)と、前記整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、当該不整合の判定結果を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う不整合時格納制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS560の処理を実行する部分など)と、前記特定遊技状態に制御されているときに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される装飾識別情報を前記第2可変表示手段に表示させる制御を行うとともに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより前記不整合の判定結果が特定されたときには前記第2可変表示手段に所定の識別情報を表示させる特定遊技状態中表示制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS567〜S570の処理を実行することにより、例えば図35(A)に示すような報知情報51Aあるいは図35(B)に示すような報知情報51Bを、画像表示装置5に表示させる部分など)とを含み、前記復旧制御手段は、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、当該電力供給が再開されたときに前記保留記憶手段に保留記憶があるか否かを判定する復旧時保留記憶判定手段(例えばCPU103がステップS104の処理を実行する部分など)を含み、前記制御信号送信手段は、前記復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたとき(例えばステップS104にてYesの判定がなされたとき)には前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後(例えばステップS261にて特別図柄プロセスフラグの値を“0”に更新した後などにステップS201にてYesの判定がなされるとともに、ステップS211にてNoの判定がなされたとき)にデモ表示コマンドを送信し(例えばCPU103がステップS212の処理を実行する部分など)、前記表示制御手段は、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドを受信したときに前記第2可変表示手段に所定の復旧中画像を表示させる一方、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信したときには前記第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報を表示させる復旧時表示制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS510の処理を実行することにより、例えば図36(A)に示すような電源復旧時画像を画像表示装置5に表示させる部分、及びステップS596の処理を実行することにより、例えば図36(B)に示すような初期設定飾り図柄を画像表示装置5に表示させる部分など)と、前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信してからの時間であるデモ表示開始待ち時間を計測する時間計測手段(例えばデモ表示待ちタイマ、及び演出制御用CPU130がステップS597、S603の処理を実行する部分など)と、前記時間計測手段による計測によって前記デモ表示開始待ち時間が経過したか否かを判定する計測判定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS604の処理を実行する部分など)と、前記計測判定手段により前記デモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段にデモンストレーション画像を表示させるデモ表示制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS605の処理を実行することにより、例えば図37に示すようなデモ画像を画像表示装置5に表示させる部分など)とを含む。なお、前記遊技制御手段は、前記表示結果決定手段によって前記特別識別情報の可変表示の表示結果を決定するときに用いられ、所定の数値範囲で数値データ(例えば大当り判定用の乱数値MR1を示す数値データ)を更新する数値データ更新手段(例えば乱数回路104、あるいはCPU103がステップS15、S24にて乱数更新処理を実行する部分など)と、前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立したときに、前記数値データ更新手段から数値データを抽出する数値データ抽出手段(例えばCPU103がステップS25の始動入賞処理を実行する部分など)とを含み、前記保留記憶手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された数値データのうち未だ前記特別識別情報の可変表示の開始条件が成立していない前記実行条件に対応する数値データを、所定の上限値(例えば「4」)まで記憶する数値データ記憶手段であってもよい。
In order to achieve the above object, the gaming machine according to
上記目的を達成するため、本願の請求項2に記載の遊技機は、各々が識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば特別図柄)の可変表示を行う第1可変表示手段(例えば特別図柄表示装置4)と、該第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して各々が識別可能な複数種類の装飾識別情報(例えば飾り図柄)の可変表示を行う第2可変表示手段(例えば画像表示装置5)とを備え、前記特別識別情報の可変表示の表示結果が予め定められた特定表示結果(例えば「3」または「7」を示す確定図柄)となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に制御し、さらに、前記特別識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果のうちで予め定められた特別表示結果(例えば「7」を示す確定図柄)となったときには、前記特定遊技状態が終了した後に前記特定表示結果となる確率が前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態時よりも高い高確率状態(例えば確率向上状態)に制御する遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、遊技の進行を制御するとともに、前記第1可変表示手段の表示制御を行う遊技制御手段(例えば主基板11に搭載されてROM101、RAM102、CPU103などを含んだ遊技制御用マイクロコンピュータ100など)と、前記遊技制御手段からの制御信号(例えば演出制御コマンド)に基づいて前記第2可変表示手段の表示制御を行う表示制御手段(例えば演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130、ROM131、RAM132、表示制御部133など)とを備え、前記遊技制御手段は、遊技機への電力供給が停止しても記憶内容を保持することが可能なデータ記憶手段(例えばRAM102のバックアップ領域など)と、前記データ記憶手段のうち、前記特別識別情報の可変表示の実行条件は成立したが開始条件は成立していない可変表示の実行を、所定の上限数まで保留記憶する保留記憶手段(例えば特図保留記憶部121など)と、電力供給が停止された後に電力供給が再開されたときに、前記データ記憶手段の記憶内容に基づいて制御状態を復旧する復旧制御手段(例えばCPU103がステップS9の遊技状態復旧処理を実行する部分など)と、前記特別識別情報の可変表示の表示結果を、前記特別表示結果と、前記特別表示結果以外の特定表示結果と、前記特定表示結果以外の表示結果と、のうちのいずれの種類の表示結果とするかを決定する表示結果決定手段(例えばCPU103がステップS204の大当り判定処理やステップS223、S225、S229の処理を実行する部分など)と、前記制御信号として、少なくとも特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を示す可変表示コマンド(例えば可変表示開始コマンド80XX(h))と、前記特別識別情報の可変表示の表示結果の種類を示す特別識別情報コマンド(例えば特別図柄通知コマンド90XX(h))と、前記可変表示コマンドに示された可変表示時間が経過したことを示す可変表示終了コマンド(例えば可変表示終了コマンド9100(h))と、前記特定遊技状態の開始を示す特定遊技状態開始コマンド(例えば大当り開始コマンドA000(h))と、前記復旧制御手段によって遊技状態が復旧されたことを示す復旧コマンド(例えば電源復旧コマンドFE00(h))と、所定期間にわたって前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立しない時に表示するデモンストレーション画像を前記第2可変表示手段に表示させるためのデモ表示コマンド(例えばデモ表示コマンドB100(h))とを送信する制御信号送信手段(例えばCPU103がステップS28のコマンド制御処理や、ステップS102、S106、S212、S237、S238、S253の処理、及びステップS124の大入賞口開放前処理を実行する部分など)を含み、前記表示制御手段は、前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドに基づき前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する装飾識別情報決定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS525にて例えば主基板11から送信された特別図柄通知コマンドのEXTデータを読み取るなどして特別図柄の種類を特定し、ステップS526にて確変大当り図柄であるか否かを判定し、ステップS528にて通常大当り図柄であるか否かを判定する場合において、ステップS525〜S542の処理を実行する部分など)と、前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドを受信したときに、当該特別識別情報コマンドに示された表示結果の種類を特定可能なデータが格納される確定識別情報格納手段と、前記制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、前記確定識別情報格納手段に格納されていたデータが格納される前回確定識別情報格納手段と、前記特定遊技状態に制御されているときに前記第2可変表示手段に表示させる装飾識別情報を特定可能なデータが格納される表示用識別情報格納手段と、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が導出表示された後、前記制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して前記第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果または該装飾識別情報の表示結果の種類が、前記前回確定識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定を行う整合判定手段と、前記整合判定手段によって整合する旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示された装飾識別情報を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う整合時格納制御手段と、前記整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、当該不整合の判定結果を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う不整合時格納制御手段と、前記特定遊技状態に制御されているときに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される装飾識別情報を前記第2可変表示手段に表示させる制御を行うとともに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより前記不整合の判定結果が特定されたときには前記第2可変表示手段に所定の識別情報を表示させる特定遊技状態中表示制御手段とを含み、前記復旧制御手段は、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、当該電力供給が再開されたときに前記保留記憶手段に保留記憶があるか否かを判定する復旧時保留記憶判定手段を含み、前記制御信号送信手段は、前記復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたとき(例えばステップS104にてYesの判定がなされたとき)には前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後(例えばステップS261にて特別図柄プロセスフラグの値を“0”に更新した後などにステップS201にてYesの判定がなされるとともに、ステップS211にてNoの判定がなされたとき)にデモ表示コマンドを送信し、前記表示制御手段は、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドを受信したときに前記第2可変表示手段に所定の復旧中画像を表示させる一方、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信したときには前記第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報を表示させる復旧時表示制御手段と、前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信してからの時間であるデモ表示開始待ち時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段による計測によって前記デモ表示開始待ち時間が経過したか否かを判定する計測判定手段と、前記計測判定手段により前記デモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段にデモンストレーション画像を表示させるデモ表示制御手段とを含む。なお、前記遊技制御手段は、前記表示結果決定手段によって前記特別識別情報の可変表示の表示結果を決定するときに用いられ、所定の数値範囲で数値データ(例えば大当り判定用の乱数値MR1を示す数値データ)を更新する数値データ更新手段(例えば乱数回路104、あるいはCPU103がステップS15、S24にて乱数更新処理を実行する部分など)と、前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立したときに、前記数値データ更新手段から数値データを抽出する数値データ抽出手段(例えばCPU103がステップS25の始動入賞処理を実行する部分など)とを含み、前記保留記憶手段は、前記数値データ抽出手段により抽出された数値データのうち未だ前記特別識別情報の可変表示の開始条件が成立していない前記実行条件に対応する数値データを、所定の上限値(例えば「4」)まで記憶する数値データ記憶手段であってもよい。
In order to achieve the above object, the gaming machine according to
請求項3に記載の遊技機において、前記制御信号送信手段は、前記復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がある旨の判定がなされたとき(例えばステップS104にてYesの判定がなされたとき)には復旧コマンドとともに電力供給が停止する以前において最後に送信した特別識別情報コマンドを再送する機能を有し(例えばCPU103がステップS106の処理を実行する点など)、前記復旧時表示制御手段は、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドとともに特別識別情報コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、前記第2可変表示手段に前記所定の初期表示用装飾識別情報を表示させた後に装飾識別情報の可変表示を開始させる(例えば演出制御用CPU130がステップS524の処理を実行することにより、例えば図36(B)に示すような初期表示用飾り図柄を画像表示装置5に表示させる点など)。
4. The gaming machine according to
請求項4に記載の遊技機において、前記復旧時表示制御手段は、前記所定の初期表示用装飾識別情報として、前記表示制御手段での制御状態がクリアされた状態で電力供給が開始されたときに表示される装飾識別情報(例えば図36(B)に示す初期設定飾り図柄のように、「左」、「中」、「右」の各可変表示部に対応して「3」、「4」、「9」を示す飾り図柄など)を、前記第2可変表示手段に表示させる。
5. The gaming machine according to
請求項5に記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前記整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、異常が発生した旨を報知する制御を行う異常報知制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS561の処理を実行する部分など)を含む。
6. The gaming machine according to
請求項6に記載の遊技機においては、前記遊技制御手段から前記表示制御手段に出力される制御信号を中継する中継手段(例えば信号中継基板13)を備え、前記遊技制御手段には、前記中継手段からの信号の入力を阻止する第1の信号方向規制手段(例えば出力バッファ回路60)が設けられ、前記中継手段には、前記表示制御手段からの信号の入力を阻止する第2の信号方向規制手段(例えば各伝送方向規制回路13−1〜13−nにおけるダイオードD1及び抵抗R1)が設けられている。
The gaming machine according to
請求項7に記載の遊技機においては、遊技者が操作可能な操作手段(例えば操作ボタン20)と、前記操作手段の操作に応じて操作信号を出力する操作信号出力手段(例えば操作検出スイッチ30)とを備え、前記表示制御手段は、前記遊技制御手段からの制御信号とは異なる信号として、前記操作信号出力手段から出力された操作信号を入力する外部入力手段(例えばスイッチ回路136)と、前記操作信号出力手段から前記外部入力手段に操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS153の処理を実行する部分など)と、前記第2可変表示手段における演出表示の表示態様を、前記操作判定手段による操作信号が入力されたか否かの判定結果に基づいて決定する操作判定演出決定手段(例えば演出制御用CPU130がステップS543の処理を実行する部分など)とを含む。
In the gaming machine according to
請求項8に記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前記制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、前記装飾識別情報決定手段によって決定された装飾識別情報を前記第2可変表示手段による装飾識別情報の可変表示の表示結果として導出表示させる導出表示制御手段(例えば演出制御用CPU130がステップS437の処理を実行する部分など)を含む。
9. The gaming machine according to
請求項9に記載の遊技機において、前記不整合時格納制御手段は、前記不整合の判定結果を特定可能な情報を示すデータとして、前記所定の識別情報を示すデータ(例えば「?」の図柄を示す図柄設定データ)を前記表示用識別情報格納手段に格納する。
10. The gaming machine according to
本発明は、以下に示す効果を有する。 The present invention has the following effects.
請求項1に記載の構成によれば、装飾識別情報決定手段が制御信号送信手段によって送信された可変表示コマンドに基づき第2可変表示装置による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する場合において、第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として特定表示結果が導出表示された後、表示制御手段が遊技制御手段の制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された特別識別情報の可変表示に対応して第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果またはこの装飾識別情報の表示結果の種類が、前回確定識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定が行われる。そして、整合しない旨の判定がなされたときには、不整合時格納制御手段により不整合の判定結果を特定可能なデータを表示用識別情報格納手段に格納することで、特定遊技状態に制御されているときには、特定遊技状態中表示制御手段により第2可変表示手段に所定の識別情報が表示される。
これにより、装飾識別情報決定手段が可変表示コマンドに基づいて装飾識別情報を誤って決定したときでも、誤って決定された情報が長期間にわたって表示されることを防止でき、遊技者に誤解を与えない表示を行うことができる。
また、復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたときには第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後に制御信号送信手段によってデモ表示コマンドが送信され、復旧時表示制御手段により第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報が表示される。
これにより、初期表示用装飾識別情報を表示するためのコマンドとデモンストレーション画像を表示するためのコマンドを兼用することができ、遊技制御手段におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
さらに、表示制御手段に含まれる計測判定手段にて、時間計測手段による計測によってデモ表示コマンドを受信してからデモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、デモ表示制御手段により第2可変表示手段にデモンストレーション画像が表示される。
これにより、デモンストレーション画像を表示するための時間管理を遊技制御手段にて行う必要がなくなり、遊技制御手段における制御負担の軽減を図ることができる。
According to the configuration of the first aspect, the decoration identification information determining means derives and displays the decoration identification information derived and displayed as a display result of the variable display by the second variable display device based on the variable display command transmitted by the control signal transmission means. In the case of determination, the specific game state transmitted by the control signal transmission means of the game control means after the specific display result is derived and displayed as the display result of the variable display of the special identification information by the first variable display means When the start command is received, the display result of the decoration identification information derived and displayed by the variable display executed by the second variable display means corresponding to the variable display of the special identification information from which the specific display result is derived and displayed The display result type of the decoration identification information is consistent with the type specified by the data stored in the previously determined identification information storage means. Whether a determination is made. When it is determined that there is no matching, the storage control means at the time of inconsistency stores the data that can specify the determination result of the inconsistency in the display identification information storage means, thereby controlling the specific gaming state. In some cases, predetermined identification information is displayed on the second variable display means by the display control means during the specific gaming state.
As a result, even when the decoration identification information determination means erroneously determines the decoration identification information based on the variable display command, it is possible to prevent the erroneously determined information from being displayed over a long period of time, giving a misunderstanding to the player. No display can be made.
In addition, when it is determined that there is no pending storage by the restoration hold memory judging means, the demo display command is sent by the control signal sending means after the variable display time of the special identification information by the first variable display means has elapsed, and the recovery Among the decoration identification information, predetermined initial display decoration identification information is displayed on the second variable display means by the hour display control means.
Thereby, the command for displaying the decoration identification information for initial display and the command for displaying the demonstration image can be used together, and the control burden can be reduced by reducing the data capacity in the game control means.
Further, when the measurement determination means included in the display control means determines that the demonstration display start waiting time has elapsed since the demonstration display command was received by measurement by the time measurement means, the demonstration display control means A demonstration image is displayed on the second variable display means.
Thereby, it is not necessary to perform time management for displaying the demonstration image by the game control means, and the control burden on the game control means can be reduced.
請求項2に記載の構成によれば、装飾識別情報決定手段が制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドに基づき第2可変表示装置による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する場合において、第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として特定表示結果が導出表示された後、表示制御手段が遊技制御手段の制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された特別識別情報の可変表示に対応して第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果の種類が、前回確定情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定が行われる。そして、整合しない旨の判定がなされたときには、不整合時格納制御手段により不整合の判定結果を特定可能なデータを表示用識別情報格納手段に格納することで、特定遊技状態に制御されているときには、特定遊技状態中表示制御手段により第2可変表示手段に所定の識別情報が表示される。
これにより、例えば特別識別情報コマンドを受信するタイミングが遅れたり受信できなかったりしたときなどに、装飾識別情報決定手段が装飾識別情報を誤って決定したり決定できなかったりした場合であっても、誤った情報が長期間にわたって表示されることを防止でき、遊技者に誤解を与えない表示を行うことができる。
また、復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたときには第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後に制御信号送信手段によってデモ表示コマンドが送信され、復旧時表示制御手段により第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報が表示される。
これにより、初期表示用装飾識別情報を表示するためのコマンドとデモンストレーション画像を表示するためのコマンドを兼用することができ、遊技制御手段におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
さらに、表示制御手段に含まれる計測判定手段にて、時間計測手段による計測によってデモ表示コマンドを受信してからデモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、デモ表示制御手段により第2可変表示手段にデモンストレーション画像が表示される。
これにより、デモンストレーション画像を表示するための時間管理を遊技制御手段にて行う必要がなくなり、遊技制御手段における制御負担の軽減を図ることができる。
According to the configuration of
Thus, for example, when the timing of receiving the special identification information command is delayed or cannot be received, even when the decoration identification information determining means erroneously determines or cannot determine the decoration identification information, It is possible to prevent erroneous information from being displayed over a long period of time, and display that does not mislead the player.
In addition, when it is determined that there is no pending storage by the restoration hold memory judging means, the demo display command is sent by the control signal sending means after the variable display time of the special identification information by the first variable display means has elapsed, and the recovery Among the decoration identification information, predetermined initial display decoration identification information is displayed on the second variable display means by the hour display control means.
Thereby, the command for displaying the decoration identification information for initial display and the command for displaying the demonstration image can be used together, and the control burden can be reduced by reducing the data capacity in the game control means.
Further, when the measurement determination means included in the display control means determines that the demonstration display start waiting time has elapsed since the demonstration display command was received by measurement by the time measurement means, the demonstration display control means A demonstration image is displayed on the second variable display means.
Thereby, it is not necessary to perform time management for displaying the demonstration image by the game control means, and the control burden on the game control means can be reduced.
請求項3に記載の遊技機においては、復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がある旨の判定がなされたときには復旧コマンドとともに電力供給が停止する以前において最後に送信した特別識別情報コマンドが制御信号送信手段によって再送される。そして、復旧時表示制御手段は、電力供給が再開された後に復旧コマンドとともに特別識別情報コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、第2可変表示手段に所定の初期表示用装飾識別情報を表示させた後に装飾識別情報の可変表示を開始させる。
これにより、初期表示用装飾識別情報を表示するためのコマンドと装飾識別情報の可変表示を開始させるためのコマンドを兼用することができ、遊技制御手段におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
In the gaming machine according to
As a result, the command for displaying the decoration identification information for initial display and the command for starting the variable display of the decoration identification information can be used together, and the control burden is reduced by reducing the data capacity in the game control means. be able to.
請求項4に記載の遊技機においては、復旧時表示制御手段が、初期表示用装飾識別情報として、表示制御手段での制御状態がクリアされた状態で電力供給が開始されたときに表示される装飾識別情報を、第2可変表示手段に表示させる。
これにより、表示制御手段での制御状態がクリアされた状態で電力供給が開始されたときに表示する装飾識別情報の設定と、初期表示用装飾識別情報を表示するための設定とを共通化することができ、表示制御手段におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
In the gaming machine according to
Thereby, the setting of the decoration identification information displayed when the power supply is started in the state where the control state in the display control means is cleared and the setting for displaying the initial display decoration identification information are made common. Therefore, it is possible to reduce the control burden by reducing the data capacity in the display control means.
請求項5に記載の遊技機においては、整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、異常報知制御手段の制御によって異常が発生したことを報知する。この報知により、遊技者は、何らかの異常が発生したことを認識することができる。
In the gaming machine according to
請求項6に記載の遊技機においては、遊技制御手段に第1の信号方向規制手段が設けられるとともに、中継基板に第2の信号方向規制手段が設けられている。これにより、遊技の進行を制御する遊技制御手段に外部から不正信号が入力されることを確実に防止することができる。 In the gaming machine according to the sixth aspect, the game control means is provided with the first signal direction restricting means, and the relay board is provided with the second signal direction restricting means. Thereby, it is possible to reliably prevent an illegal signal from being input from the outside to the game control means for controlling the progress of the game.
請求項7に記載の遊技機においては、遊技者が操作可能な操作手段の操作に応じて操作信号を出力する操作信号出力手段から外部入力手段に操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定手段による判定結果に基づいて、遊技制御手段とは異なる表示制御手段に含まれる操作判定演出決定手段が、第2可変表示手段における演出表示の表示態様を決定することができる。
これにより、遊技の進行を制御する遊技制御手段における制御負荷を増大させることなく、第2可変表示手段による演出表示のバリエーションを増加させて、多様な演出により遊技の興趣を向上させることができる。
In the gaming machine according to
Thereby, without increasing the control load in the game control means for controlling the progress of the game, it is possible to increase the variation of the effect display by the second variable display means and improve the interest of the game by various effects.
請求項8に記載の遊技機においては、表示制御手段が遊技制御手段の制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、装飾識別情報決定手段によって決定された装飾識別情報が第2可変表示手段による装飾識別情報の可変表示の表示結果として確定表示される。
これにより、第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示において表示結果となる特別識別情報を確定表示するタイミングと、第2可変表示手段による装飾識別情報の可変表示において表示結果となる装飾識別情報を確定表示するタイミングとを合致させることができる。
In the gaming machine according to
Thus, the timing for finalizing and displaying the special identification information that is the display result in the variable display of the special identification information by the first variable display means, and the decoration identification information that is the display result in the variable display of the decoration identification information by the second variable display means Can be made to coincide with the timing for definite display.
請求項9に記載の遊技機においては、不整合の判定結果を特定可能なデータとして、表示用識別情報格納手段に所定の識別情報を示すデータを格納する。これにより、表示用識別情報格納手段に不整合の判定結果を特定可能なデータが格納されていることにより特定遊技状態中表示制御手段が第2可変表示手段に所定の識別情報を表示させるときに、誤った識別情報が表示されないようにすることができる。 In the gaming machine according to the ninth aspect, the data indicating the predetermined identification information is stored in the display identification information storage means as data capable of specifying the inconsistency determination result. Thereby, when the display control information during the specific gaming state displays the predetermined identification information on the second variable display means because the display identification information storage means stores data capable of specifying the inconsistency determination result. It is possible to prevent incorrect identification information from being displayed.
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。本実施例における遊技機としては、7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等からなる表示装置により特図ゲームを行う遊技機等であればよい。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The gaming machine in the present embodiment may be a gaming machine or the like that plays a special game using a display device composed of 7 segment or dot matrix LEDs (light emitting diodes).
図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機1の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域の中央位置上方には、識別可能な識別情報としての特別図柄を可変表示する特別図柄表示装置4が設けられている。特別図柄表示装置4の下方には、特別図柄とは異なる飾り図柄の可変表示や所定の演出表示となる画像表示などを行うことができる画像表示装置5が設けられている。画像表示装置5の下方には、普通可変入賞球装置(始動入賞口)6が配置されている。普通可変入賞球装置6の下方には、特別可変入賞球装置7や普通図柄表示装置40が設けられている。
FIG. 1 is a front view of a
特別図柄表示装置4は、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED等から構成されている。特別図柄表示装置4は、普通可変入賞球装置6への遊技球の入賞により始動条件が成立したことに基づいて行われる可変表示ゲームとしての特図ゲームにおいて、例えば「0」〜「9」を示す数字等から構成され、各々が識別可能な複数種類の識別情報として機能する特別図柄を可変表示する。各特別図柄には、例えば各図柄が示す数字と同一の番号といった、各々の特別図柄に対応した図柄番号が付されている。
The special
特別図柄表示装置4により行われる特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始させた後、所定時間が経過すると、特別図柄の変動表示結果となる確定図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、特別図柄表示装置4にて特図ゲームでの確定図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば特定表示結果としての「大当り」となり、大当り図柄以外の特別図柄が停止表示されれば「ハズレ」となる。特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」になると、特別可変入賞球装置7が備える開閉板を開閉させることによる特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。この実施の形態におけるパチンコ遊技機1では、具体的な一例として、「3」あるいは「7」を示す特別図柄を大当り図柄とし、それ以外の数値を示す特別図柄をハズレ図柄としている。
In the special symbol game performed by the special
特別図柄表示装置4による特図ゲームで大当り図柄が停止表示されたことに基づく大当り遊技状態においては、特別可変入賞球装置7の開閉板が、所定期間(例えば29秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球が発生するまでの期間において開成され、開成されている間は遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に閉成することで1回のラウンドが終了する。そして、この開閉サイクルとしてのラウンドを所定の上限回数(例えば16ラウンド)まで繰り返すことができる。
In the big hit gaming state based on the fact that the big hit symbol is stopped and displayed in the special symbol game by the special
また、この実施の形態では、「3」を示す特別図柄を通常大当り図柄とし、「7」を示す特別図柄を確変大当り図柄とする。特図ゲームにおける変動表示結果として確変大当り図柄が停止表示されたときは、所定の特別表示結果としての確変大当りとなる。確変大当りとなったときには、その確変大当りに基づく大当り遊技状態が終了した後、所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されるまで、あるいは、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなるまで、特別遊技状態の1つとして、継続して確率変動制御(確変制御)が行われる高確率状態(確率向上状態)となる。この高確率状態では、特図ゲームにおいて変動表示結果として大当り図柄が停止表示されて大当り遊技状態に制御される確率が、通常遊技状態時よりも向上する。なお、通常遊技状態とは、大当り遊技状態や特別遊技状態以外の遊技状態のことであり、特図ゲームにおける確定図柄として大当り図柄が停止表示されて大当りとなる確率が、電源投入直後などの初期設定状態と同一に制御されている。 In this embodiment, the special symbol indicating “3” is the normal jackpot symbol, and the special symbol indicating “7” is the probability variation jackpot symbol. When the probability variation jackpot symbol is stopped and displayed as a variation display result in the special figure game, the probability variation jackpot is determined as a predetermined special display result. When the probable big hit is reached, after the big hit gaming state based on the probable big hit is over, until a special game is executed a predetermined number of times (for example, 100 times), or the fluctuation display result in the special game is a big win. Until then, it becomes a high probability state (probability improvement state) in which probability variation control (probability variation control) is continuously performed as one of the special game states. In this high-probability state, the probability that the jackpot symbol is stopped and displayed as a variation display result in the special game and is controlled to the jackpot gaming state is improved as compared to the normal gaming state. Note that the normal gaming state is a gaming state other than the big hit gaming state or the special gaming state, and the probability that the big hit symbol is stopped and displayed as a confirmed symbol in the special figure game is the initial value immediately after the power is turned on. It is controlled in the same way as the setting state.
他方、特図ゲームにおける変動表示結果として通常大当り図柄が停止表示されたときには通常大当りとなる。この通常大当りとなったときには、大当り遊技状態が終了した後に確変制御が行われないため、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなって大当り遊技状態に制御される確率は向上しない。なお、通常大当りとなって大当り遊技状態が終了した後には、その通常大当りに基づく大当り遊技状態が終了した後、所定回数(例えば100回)の特図ゲームが実行されるまで、または、特図ゲームにおける変動表示結果が大当りとなるまで、高確率状態とは異なる特別遊技状態の1つとして、継続して時間短縮制御(時短制御)が行われる時間短縮状態となるようにしてもよい。時短制御が行われる時間短縮状態では、各特図ゲームにて大当りとなって大当り遊技状態に制御される確率は通常遊技状態と同一であるが、特図ゲームにおいて特別図柄の変動表示が開始されてから表示結果となる確定図柄が停止表示されるまでの時間である可変表示時間は、通常遊技状態よりも短くなるように制御される。 On the other hand, when the normal big hit symbol is stopped and displayed as a variation display result in the special figure game, the normal big hit is obtained. When the normal big hit is made, the probability variation control is not performed after the big hit gaming state is ended, so the probability that the variation display result in the special game becomes a big hit and is controlled to the big hit gaming state is not improved. In addition, after the big hit game state is ended with the normal big hit, after the big hit gaming state based on the normal big hit is finished, a special number of games (for example, 100 times) is executed or until the special figure is executed. Until the variation display result in the game becomes a big hit, as a special gaming state different from the high probability state, a time reduction state in which time reduction control (time reduction control) is continuously performed may be set. In the time reduction state in which the time reduction control is performed, the probability of being a big hit in each special figure game and being controlled to the big hit gaming state is the same as the normal gaming state, but the special symbol variation display is started in the special figure game. The variable display time, which is the time from when the final symbol as the display result is displayed to stop, is controlled to be shorter than the normal gaming state.
画像表示装置5は、例えばLCD等から構成され、多数の画素(ピクセル)を用いたドットマトリクス方式による画面表示を行うものであればよい。画像表示装置5の表示画面では、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の変動表示に対応して、例えば3つに分割された表示領域としての可変表示部にて、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄を可変表示する。具体的な一例として、画像表示装置5には、「左」、「中」、「右」の可変表示部が配置され、各可変表示部にて飾り図柄が可変表示される。そして、特別図柄表示装置4における特別図柄の変動表示が開始されるときには、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて飾り図柄の変動表示(例えば切替表示やスクロール表示)を開始させ、その後、特別図柄表示装置4における特別図柄の変動表示結果として確定図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて確定図柄となる飾り図柄が停止表示されることで、可変表示結果となる飾り図柄の組合せが停止表示(導出表示)される。
The
例えば、「左」、「中」、「右」の各可変表示部では、10種類の数字「0」〜「9」を示す図柄が飾り図柄として変動可能に表示される。各飾り図柄には、例えば各図柄が示す数字と同一の番号といった、各々の飾り図柄に対応した図柄番号が付されている。そして、「左」、「中」、「右」の各可変表示部では、飾り図柄の変動表示が開始されると、図柄が示す番号の小さいものから大きいものへと切替表示やスクロール表示が行われ、飾り図柄「9」が表示されると、次に飾り図柄「0」が表示される。そして、特別図柄表示装置4における特別図柄の確定図柄が大当り図柄である場合すなわち大当り発生時には、「左」、「中」、「右」の可変表示部にて同一の飾り図柄が停止表示される。この実施の形態では、具体的な一例として、特別図柄の確定図柄が「7」を示す確変大当り図柄となる確変大当りの発生時には、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における停止図柄を「1」、「3」、「5」、「7」または「9」を示す飾り図柄のうちから選択した同一図柄の組合せとする。すなわち、「1」、「3」、「5」、「7」または「9」を示す飾り図柄は、確変大当り用の飾り図柄として用いられる。また、特別図柄の確定図柄が「3」を示す通常大当り図柄となる通常大当り発生時には、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における停止図柄を「0」、「2」、「4」、「6」または「8」を示す飾り図柄のうちから選択した同一図柄の組合せとする。すなわち、「0」、「2」、「4」、「6」または「8」を示す飾り図柄は、通常大当り用の飾り図柄として用いられる。
For example, in each of the “left”, “middle”, and “right” variable display portions, symbols representing ten types of numbers “0” to “9” are displayed as decorative symbols in a variable manner. Each decorative symbol is assigned a symbol number corresponding to each decorative symbol, for example, the same number as the number indicated by each symbol. In the “left”, “middle”, and “right” variable display sections, when the decorative symbol variation display is started, the display is switched or scrolled from the smallest number shown in the symbol to the larger one. If the decorative design “9” is displayed, then the decorative design “0” is displayed. When the determined symbol of the special symbol in the special
「左」、「中」、「右」の各可変表示部では、アルファベットを示す複数種類の図柄が飾り図柄として変動可能に表示されてもよいし、所定のモチーフに関連する複数種類のキャラクタ図柄を飾り図柄として可変表示してもよい。また、画像表示装置5では、特別図柄表示装置4による特図ゲームの実行中において、様々な演出態様のいずれかによる演出表示を行うことができる。なお、可変表示部は固定的な領域であってもよいが、遊技進行中に、画像表示装置5の表示領域において移動したり大きさが変化してもよい。さらに、画像表示装置5にて表示される飾り図柄としては、大当り遊技状態において表示可能となる「?」を示す図柄も含まれている。
In each of the “left”, “middle”, and “right” variable display portions, a plurality of types of symbols representing alphabets may be displayed as decorative designs, and a plurality of types of character designs related to a predetermined motif may be displayed. May be variably displayed as a decorative pattern. Further, in the
加えて、画像表示装置5には、普通可変入賞球装置6に入った有効入賞球数すなわち保留記憶数(始動入賞記憶数)を表示する特別図柄始動記憶表示エリアが設けられていてもよい。特別図柄始動記憶表示エリアでは、保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)未満のときの有効始動入賞に対応して、入賞表示が行われる。具体的な一例として、通常青色であった表示を赤色表示に変化させる。この場合、飾り図柄の表示エリア(可変表示部)と特別図柄始動記憶表示エリアとを区分けして設けることで、飾り図柄の可変表示中も保留記憶数が表示された状態とすることができる。なお、特別図柄始動記憶表示エリアを飾り図柄の表示エリアの一部に設けるようにしてもよい。この場合には、飾り図柄の可変表示中には保留記憶数の表示を中断するようにすればよい。また、保留記憶数を表示する表示器(特別図柄始動記憶表示器)が、画像表示装置5とは別個に設けられてもよい。
In addition, the
普通可変入賞球装置6は、図示せぬソレノイドによって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片を有するチューリップ型役物(普通電動役物)を備えて構成されている。普通可変入賞球装置6は、普通図柄表示装置40による普通図柄の可変表示(普通図ゲーム)で表示結果が「当り」となったときに、電動チューリップの可動翼片を所定時間が経過するまで傾動位置に制御することで、可動翼片を垂直位置としたときに比べて遊技球が入賞しやすくなる。普通可変入賞球装置6に入賞した遊技球は、各入賞口スイッチ70(図2)に含まれる始動入賞口スイッチによって検出される。
The normal variable winning
特別可変入賞球装置7は、図示せぬソレノイドによって入賞領域を開成及び閉成制御する開閉板を備えて構成されている。この開閉板は、例えばパチンコ遊技機1の電源投入後に大当り遊技状態が発生する以前までのような通常時には、閉成した状態にある。他方、特別図柄表示装置4による特図ゲームでの変動表示結果などに基づいて大当り遊技状態となった場合に、ソレノイドによって入賞領域を所定期間あるいは所定個数の入賞球が発生するまでの期間において開成した後、閉成する。特別可変入賞球装置7にて開閉板が開成しているときに入賞領域に遊技球が入賞した場合には、各入賞口スイッチ70(図2)に含まれる大入賞口スイッチによって当該遊技球が検出されたことに基づいて、所定数の賞球の払い出しが行われる。
The special variable winning
普通図柄表示装置40は、例えばLED等から構成され、遊技領域に設けられた所定の通過ゲートを遊技球が通過することを始動条件とする普通図ゲームにおいて、点灯、点滅、発色などが制御される。この普通図ゲームにおいて所定の当りパターンで表示が行われると、普通図ゲームにおける表示結果が「当り」となる。ここで、前述の高確率状態と時間短縮状態では、普通図柄表示装置40による普通図ゲームにおける可変表示時間が通常遊技状態のときよりも短くなるとともに、各回の普通図ゲームで表示結果が当り図柄となる確率が向上するようにしてもよい。このときにはさらに、普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動時間が通常遊技状態のときよりも長くなるとともに、その傾動回数が通常遊技状態のときよりも増加するようにしてもよい。このように、高確率状態や時間短縮状態では、大当り遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な遊技状態となる。ここで、時間短縮状態では、確変制御が行われず、大当り遊技状態となる確率は通常遊技状態のときと同じであるので、高確率状態の方が時間短縮状態よりも遊技者にとって有利である。
The normal
また、遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、ランプを内蔵した風車、アウト口等が設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域における各構造物(例えば普通可変入賞球装置6や特別可変入賞球装置7等)の周囲には装飾用LEDが設置されていてもよい。遊技機用枠3の左下部位置には、遊技者が操作可能な操作ボタン20が設けられている。
In addition to the above configuration, the surface of the
パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような電源基板10、主基板11、演出制御基板12といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継するための信号中継基板13や、電源基板10から主基板11を介して供給される電力をパチンコ遊技機1の各部位へと中継するための電源中継基板14なども搭載されている。主基板11と演出制御基板12は、パチンコ遊技機1の背面にて適所に配置され、両基板の間に、例えば演出制御信号の信号線やストローブ信号を送受信するための演出制御INT信号の信号線などが配線されている。なお、演出制御基板12は、表示制御基板や音声制御基板、ランプ制御基板といった複数の独立した基板によって構成されてもよいし、これらをまとめた1つの基板として構成されてもよい。その他、パチンコ遊技機1の背面には、払出制御基板、情報端子基板などといった、各種の制御基板が配置されている。
Various control boards such as a
電源基板10は、主基板11、演出制御基板12及び払出制御基板等の各制御基板と独立して設置され、パチンコ遊技機1内の各制御基板及び機構部品が使用する電圧を生成する。例えば、電源基板10では、AC24V、VSL(DC+30V)、DC+21V、DC+12V及びDC+5Vを生成する。また、電源基板10には、バックアップ電源となるコンデンサが設けられていてもよい。このコンデンサは、例えばDC+5Vの電源ラインから充電されるものであればよい。
The
例えば、電源基板10は、交流電源からの交流電圧をAC24Vに変換するトランスや、AC24VからVSL(+30V)の直流電圧を生成する整流回路、VSLに基づいてDC+21V、DC+12V及びDC+5Vを生成するDC−DCコンバータなどを備えている。そして、DC−DCコンバータの入力側に比較的大容量のコンデンサを接続しておくことで、外部からパチンコ遊技機1に対する電力供給が停止したときに、DC+30V、DC+21V、DC+5V等の直流電圧が、比較的緩やかに低下する。電源基板10から出力された電源電圧は、主基板11を経由して電源中継基板14に入力され、電源中継基板14から演出制御基板12や払出制御基板などの各制御基板に供給される。
For example, the
また、電源基板10は、電源監視回路としての電源監視用ICを備えていてもよい。例えば、電源監視用ICは、VSL電圧を導入し、VSL電圧を監視することによって、パチンコ遊技機1への電力供給停止の発生を検出するものであればよい。具体的な一例として、電源監視用ICは、VSL電圧が所定値(例えば+22V)以下になると、電力供給の停止が生じるとして電源断信号を出力する。電源監視用ICからの電源断信号は、主基板11などに供給される。
Further, the
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、演出制御基板12などからなるサブ側の制御基板に宛てて、それぞれに指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。また、主基板11は、特別図柄表示装置4を構成する各セグメントの点灯/消灯制御を行うことにより特別図柄表示装置4における特別図柄の変動表示を制御する一方で、普通図柄表示装置40の点灯/点滅/発色制御を行うことにより普通図柄表示装置40における普通図柄の変動表示を制御する。
The
主基板11から演出制御基板12に向けて出力される制御信号は、信号中継基板13によって中継される。図3(A)は、信号中継基板13の構成例を、主基板11及び演出制御基板12とともに示すブロック図である。主基板11には、信号中継基板13対応のコネクタ61Aが設けられ、コネクタ61Aと遊技制御用マイクロコンピュータ100との間には、出力バッファ回路60が接続されている。出力バッファ回路60は、主基板11から信号中継基板13を介して演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができ、信号中継基板13から主基板11への信号の入力を阻止する。従って、演出制御基板12や信号中継基板13の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。
A control signal output from the
信号中継基板13には、主基板11から演出制御基板12に出力される制御信号を伝送するための配線毎に、図3(B)に示すような回路構成を有する伝送方向規制回路13−1〜13−nが設けられている。各伝送方向規制回路13−1〜13−nは、主基板11対応のコネクタ61Bにアノードが接続されるとともに演出制御基板12対応のコネクタ62Aにカソードが接続されたダイオードD1と、一端がダイオードD1のカソードに接続されるとともに他端がグランド(GND)接続された抵抗R1とから構成されている。この構成により、各伝送方向規制回路13−1〜13−nは、演出制御基板12から信号中継基板13への信号の入力を阻止して、主基板11から演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。従って、演出制御基板12の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。なお、主基板への不正な信号の入力を防ぐために、主基板とサブ基板との間に主基板からサブ基板への信号の出力のみを規制する一方向データ転送手段を設けたものは既に提案されている(例えば、特開平8−224339号公報などを参照)。しかしながら、主基板と一方向データ転送手段との間には主基板への信号入力を規制するものがないため、一方向データ転送手段に改変を加えることで主基板に不正な信号を入力させることが可能であった。この実施の形態では、信号中継基板13において制御信号を伝送するための配線毎に伝送方向規制回路13−1〜13−nを設けるとともに、主基板11にて遊技制御用マイクロコンピュータ100とコネクタ61Aの間に出力バッファ回路60を設けることで、外部から主基板11への不正な信号の入力を、より確実に防止することができる。
In the
このような信号中継基板13を介して主基板11から演出制御基板12に対して送信される制御コマンドは、例えば電気信号として伝送される演出制御コマンドである。図4は、この実施の形態で用いられる演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。演出制御コマンドは、例えば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビットは「0」とされる。なお、図4に示されたコマンド形態は一例であって、他のコマンド形態を用いてもよい。また、この例では、制御コマンドが2つの制御信号で構成されることになるが、制御コマンドを構成する制御信号数は、1であってもよいし、3以上の複数であってもよい。
The control command transmitted from the
図4に示す例において、コマンド8000(h)〜80XX(h)は、特別図柄表示装置4による特図ゲームで特別図柄の変動表示を開始するときに送信される可変表示開始コマンドである。なお、XX(h)は不特定の16進数であることを示し、演出制御コマンドによる指示内容に応じて任意に設定される値であればよい。可変表示開始コマンドは、例えば特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示が開始されてから確定図柄が停止表示されるまでの時間である特別図柄の可変表示時間や、特図ゲームにおける変動表示結果が確変大当りとなるか通常大当りとなるかハズレとなるかといった変動表示結果の種類、さらには、飾り図柄の可変表示態様をリーチとしてからハズレとなるリーチハズレとするか、リーチとすることなくハズレとなる通常ハズレとするか、などを示すEXTデータを含んでいる。すなわち、可変表示開始コマンドは、少なくとも特別図柄の可変表示時間(総可変表示時間)を示す演出制御コマンドであり、表示に使用する可変表示パターン(変動パターン)を指定する可変表示パターンコマンドである。
In the example shown in FIG. 4, commands 8000 (h) to 80 XX (h) are variable display start commands that are transmitted when the special
ここで、リーチとは、画像表示装置5にて導出表示した飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ導出表示していない飾り図柄(リーチ変動図柄という)については変動表示が行われている表示態様、あるいは、全て又は一部の飾り図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様のことである。具体的には、予め定められた組合せ有効ライン上の一部の可変表示部に予め定められた大当り組合せを構成する図柄を停止表示しているときに未だ停止表示していない組合せ有効ライン上の可変表示部において変動表示が行われている表示態様(例えば、表示領域に設けられた「左」、「中」、「右」の可変表示部のうち「左」、「右」の可変表示部には大当り図柄の一部となる(例えば「7」)が停止表示されている状態で「中」の可変表示部は未だ変動表示が行われている表示態様)、あるいは、有効ライン上の可変表示部の全て又は一部の飾り図柄が大当り図柄の全て又は一部を構成しながら同期して変動表示している表示態様(例えば、表示領域に設けられた「左」、「中」、「右」の可変表示部の全てで変動表示が行われてどの状態が表示されても同一の飾り図柄が揃っている態様で変動表示が行われている表示態様)である。また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音などで行われることがある。この演出をリーチ演出という。また、リーチの際に、画像表示装置5にてキャラクタ(人物等を模した演出表示であり、飾り図柄とは異なるもの)を表示させたり、背景の表示態様を変化させたり、飾り図柄の変動表示態様を変化させたりすることがある。このキャラクタの表示や背景の表示態様、飾り図柄の変動態様の変化を、リーチ演出表示という。
Here, the reach means that a decorative display (referred to as a reach variation pattern) that has not yet been derived and displayed when the decorative pattern derived and displayed by the
コマンド90XX(h)は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて確定図柄として最終的に停止表示(導出表示)される特別図柄の種類を示す特別図柄通知コマンドである。前述のように、特別図柄には通常大当り図柄と、確変大当り図柄と、ハズレ図柄とが含まれており、例えばコマンド9000(h)が確変大当り図柄であることを示し、コマンド9001(h)が通常大当り図柄であることを示し、コマンド9002(h)がハズレ図柄を示すといったように、演出制御基板12の側において、特別図柄通知コマンドによって特図ゲームにおける変動表示結果の種類が確変大当りであるか通常大当りであるかハズレであるかを識別することが可能となっている。すなわち、特別図柄通知コマンドは、特図ゲームでの変動表示結果の種類を示す演出制御コマンドとなっている。コマンド9100(h)は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の変動表示を終了するときに送信される可変表示終了コマンドである。すなわち、可変表示終了コマンドは、可変表示開始コマンドにより指定された特別図柄の可変表示時間が経過したことを示す演出制御コマンドである。
The command 90XX (h) is a special symbol notification command indicating the type of special symbol that is finally stopped and displayed (derived display) as a confirmed symbol in the special symbol game by the special
コマンドA000(h)は、特別図柄表示装置4による特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」となったことにより、大当り遊技状態が開始されることを示す大当り開始コマンドである。例えば、大当り開始コマンドは、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に移行する前に、特図ゲームでの変動表示結果が「大当り」となったことを報知するためのファンファーレコマンドである。コマンドA1XX(h)は、大当り遊技状態において開始されるラウンドの回数を示す大当りラウンド数指示コマンドである。コマンドA200(h)は、大当り遊技状態が終了することを示す大当り終了コマンドである。B100(h)は、画像表示装置5における画像表示等によるデモンストレーション表示(デモ表示)をさせるためのデモ表示コマンドである。コマンドFE00(h)は、パチンコ遊技機1への電力供給停止が発生した後、電源電圧が復旧したときに主基板11から演出制御基板12に宛てて送信され、電力供給が再開されたことを示す電源復旧コマンドである。
The command A000 (h) is a jackpot start command indicating that the jackpot gaming state is started when the variation display result of the special symbol game by the special
主基板11は、例えば遊技制御用マイクロコンピュータ100、スイッチ回路107などを備えて構成される。遊技制御用マイクロコンピュータ100は、例えば1チップマイクロコンピュータであり、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)101、ワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)102、プログラムに従って制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)103、CPU103とは独立して乱数の生成を行う乱数回路104及びI/O(Input/Output)ポート105を含んでいる。スイッチ回路107は、各入賞口スイッチ70からの検出信号を取り込んで、遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。
The
乱数回路104では、遊技の進行を制御するために用いられる各種の乱数となる数値データがカウントされる。具体的な一例として、CPU103は、乱数回路104による乱数生成動作の設定を行い、数値データを所定の手順に従って定期的(あるいは不定期)に更新させる。図5は、主基板11の側にてカウントされる乱数値を例示する説明図である。図5に示すように、この実施の形態では、主基板11の側において、大当り判定用の乱数値MR1、リーチ判定用の乱数値MR2、可変表示パターン決定用の乱数値MR3、確変判定用の乱数値MR4、ハズレ時確定特別図柄決定用の乱数値MR5を示す数値データを、カウント可能に制御する。なお、遊技効果を高めるために、これら以外の乱数が用いられてもよい。乱数回路104は、これらの乱数値MR1〜MR5の全部または一部を示す数値データをカウントするものであればよい。CPU103は、乱数回路104とは異なるランダムカウンタを用いて、ソフトウェアによる更新によって、乱数値MR1〜MR5の全部または一部を示す数値データをカウントするようにしてもよい。
The
大当り判定用の乱数値MR1は、大当りを発生させてパチンコ遊技機1を大当り遊技状態とするか否かの判定を行うために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「65535」の範囲の値をとる。すなわち、大当り判定用の乱数値MR1は、特図ゲームにおける変動表示結果の種類を大当りとするかハズレとするかの判定を行うために用いられる。リーチ判定用の乱数値MR2は、特図ゲームにて確定図柄が大当り図柄とならない場合に、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示態様をリーチとした後にハズレ組合せの確定図柄を導出表示するのか、リーチとすることなくハズレの確定図柄を導出表示するのかを判定するために用いられる表示用の乱数値であり、例えば「0」〜「1530」の範囲の値をとる。
The random number MR1 for jackpot determination is a random value used for determining whether or not the
可変表示パターン決定用の乱数値MR3は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の可変表示時間(総可変表示時間)や画像表示装置5における飾り図柄の可変表示態様などの演出態様を、予め用意された複数の可変表示パターンのいずれかに対応して決定するために用いられる表示用の乱数値であり、例えば「0」〜「108」の範囲の値をとる。確変判定用の乱数値MR4は、特図ゲームにて大当りとする旨の判定がなされたときに、確変大当りとするか通常大当りとするかを判定するために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「9」の範囲の値をとる。すなわち、確変判定用の乱数値MR4は、特図ゲームにおける変動表示結果の種類を確変大当りとするか通常大当りとするかの判定を行うために用いられる。ハズレ時確定特別図柄決定用の乱数値MR5は、特図ゲームにてハズレとする旨の判定がなされたときに、確定図柄として導出表示する特別図柄を決定するために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「399」の範囲の値をとる。
The random value MR3 for determining the variable display pattern has an effect mode such as a variable display time (total variable display time) of a special symbol in the special symbol game by the special
ROM101には、ゲーム制御用のプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種のデータテーブルが格納されている。例えば、ROM101は、CPU103が各種の判定や決定を行うために用意された複数種類の判定テーブルや決定テーブルを記憶する。この判定テーブルには、特図ゲームにて確定図柄を大当り図柄として変動表示結果を大当りとするか否かを判定するために参照される大当り判定テーブルや、確変判定テーブルなどが含まれている。
In addition to the game control program, the
ROM101に記憶される大当り判定テーブルの具体例として、この実施の形態では、図6(A)に示す通常時大当り判定テーブル110と、図6(B)に示す確変時大当り判定テーブル111とが、予め用意されている。通常時大当り判定テーブル110及び確変時大当り判定テーブル111はそれぞれ、特図ゲームの表示結果を大当りとするかハズレとするかを示す判定結果を、大当り判定用の乱数値MR1と対応付ける設定データなどから構成されている。そして、確変時大当り判定テーブル111では、通常時大当り判定テーブル110に比べてより多くの乱数値MR1が、「大当り」の判定結果に割り振られている。すなわち、高確率状態では確変時大当り判定テーブル111を用いて特図ゲームの表示結果を決定することで、通常時大当り判定テーブル110を用いて特図ゲームの表示結果を決定する通常遊技状態のときよりも、大当り遊技状態となる確率が高められる。
As a specific example of the jackpot determination table stored in the
この実施の形態において、図6(A)に示す通常時大当り判定テーブル110では、大当り判定用の乱数値MR1として乱数回路104等にて発生する数値データ「0」〜「65535」のうち、「2001」〜「2184」が「大当り」とする旨の判定結果と対応付けられている。一方、図6(B)に示す確変時大当り判定テーブル111では、大当り判定用の乱数値MR1として乱数回路104等にて発生する数値データ「0」〜「65535」のうち「2001」〜「3104」が「大当り」とする旨の判定結果と対応付けられている。
In this embodiment, in the normal big hit determination table 110 shown in FIG. 6A, among the numerical data “0” to “65535” generated in the
また、ROM101に記憶される決定テーブルには、特図ゲームでの確定図柄として導出表示する特別図柄を決定するための確定図柄決定テーブルや、特別図柄表示装置4による特図ゲームや画像表示装置5による飾り図柄の可変表示にて使用される可変表示パターンを決定するための可変表示パターン決定テーブルなどが含まれている。
The determination table stored in the
ROM101に記憶される確定図柄決定テーブルの一例としては、図7に示すようなハズレ時確定特別図柄決定テーブル112が予め用意されている。ハズレ時確定特別図柄決定テーブル112は、特別図柄の図柄番号と、ハズレ時確定特別図柄決定用の乱数値MR5とを対応付ける設定データなどから構成されている。
As an example of the confirmed symbol determination table stored in the
ROM101には、可変表示パターンの情報を示すテーブルとして、図8に示すような可変表示パターンテーブル113が記憶されている。可変表示パターンテーブル113は、例えば、複数種類の可変表示パターンと、特別図柄の可変表示時間(総可変表示時間)と、可変表示開始コマンドのEXTデータとを対応付ける設定データなどから構成されている。この実施の形態では、確変大当り、通常大当り、リーチハズレ、通常ハズレのそれぞれに対応して異なる可変表示パターンが用意されている。例えば、確変大当りに対応する可変表示パターンとして、リーチA〜リーチJの確変大当りパターンといった、確変大当り時パターンが用意されている。また、通常大当りに対応する可変表示パターンとして、リーチA〜リーチJの通常大当りパターンといった、通常大当り時パターンが用意されている。リーチハズレに対応する可変表示パターンとしては、リーチA〜リーチJのリーチハズレパターンといった、リーチハズレ時パターンが用意されている。通常ハズレに対応するパターンとしては、通常ハズレパターン(図8に示す可変表示パターン#1)が用意されている。可変表示パターンは可変表示開始コマンドによって指定されることから、演出制御基板12の側においては、可変表示開始コマンドにて指定された可変表示パターンにより、画像表示装置5での飾り図柄の可変表示結果を確変大当りとするか、通常大当りとするか、リーチハズレとするか、通常ハズレとするかを特定することができる。
The
ROM101に記憶される可変表示パターン決定テーブルの具体例としては、図9(A)に示すようなリーチハズレ時パターン決定テーブル114と、図9(B)に示すような通常大当り時パターン決定テーブル115と、図9(C)に示すような確変大当り時パターン決定テーブル116とが、予め用意されている。各パターン決定テーブル114〜116は、表示結果を大当りあるいはリーチハズレとするときに、可変表示パターン決定用の乱数値MR3として乱数回路104等にて発生する数値データに基づいて、複数種類ある可変表示パターンのうちから特図ゲームや飾り図柄の可変表示に使用するものを選択決定できるように構成されている。
Specific examples of the variable display pattern determination table stored in the
ここで、リーチハズレ時パターン決定テーブル114と、通常大当り時パターン決定テーブル115と、確変大当り時パターン決定テーブル116とを比べると、各可変表示パターン(リーチの種類)に対する可変表示パターン決定用の乱数値MR3の割当てが異なっている。すなわち、特図ゲームあるいは飾り図柄の可変表示における表示結果がリーチハズレとなるか、通常大当りとなるか、確変大当りとなるかに応じて、選択されるリーチ種類の割合が異なるものとなっている。これにより、表示結果が大当りとなる確率や、大当りのうちでも確変大当りとなる確率は、特図ゲーム中に出現するリーチの種類に応じて異なるものとなる。このように、リーチの種類毎に決められる表示結果が大当りとなる確率は、リーチの大当り信頼度、あるいは単に、リーチの信頼度とも称される。 Here, when the reach determination pattern determination table 114, the normal big hit pattern determination table 115, and the probability variation big hit pattern determination table 116 are compared, a random display pattern determination random number value for each variable display pattern (reach type). The assignment of MR3 is different. In other words, the ratio of the reach types to be selected differs depending on whether the display result in the special display game or the variable display of the decorative symbols is a reach loss, a normal big hit, or a probable big hit. As a result, the probability that the display result is a big hit, and the probability that it will be a promising big hit among the big wins will differ depending on the type of reach that appears in the special figure game. As described above, the probability that the display result determined for each reach type is a big hit is also referred to as a reach big hit reliability or simply a reach reliability.
RAM102には、パチンコ遊技機1における遊技状態などを制御するために用いられる各種のデータを保持する領域として、例えば図10に示すような遊技制御用データ保持エリア120が設けられている。また、RAM102の少なくとも一部は、電源基板10において作成されるバックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMである。すなわち、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間は、RAM102の少なくとも一部の内容は保存される。この実施の形態では、RAM102の全てがバックアップ電源によってバックアップされているものとする。図10に示す遊技制御用データ保持エリア120は、特図保留記憶部121と、確定特別図柄記憶部122と、遊技制御フラグ設定部123と、遊技制御タイマ設定部124と、遊技制御カウンタ設定部125とを備えている。
For example, a game control
特図保留記憶部121は、普通可変入賞球装置6に遊技球が入賞して特別図柄表示装置4による特図ゲームを開始するための始動条件(実行条件)が成立したものの、従前の特図ゲームを実行中である等の理由のために変動表示を開始するための開始条件が成立していない特図ゲームに関する保留情報を記憶する。一例として、特図保留記憶部121は、普通可変入賞球装置6への遊技球の入賞による実行条件の成立に基づいてCPU103により乱数回路104等から抽出された大当り判定用の乱数値MR1を、その乱数値が抽出された順番に従って、保留記憶数が所定の上限値(例えば「4」)に達するまで保留番号と対応付けて記憶する。
The special
確定特別図柄記憶部122は、特図ゲームにて確定図柄として導出表示される特別図柄を示すデータを記憶する。遊技制御フラグ設定部123は、パチンコ遊技機1における遊技状態やスイッチ回路107を介して各入賞口スイッチ70から伝送された信号等に応じて、各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するためのデータを記憶する。遊技制御タイマ設定部124は、パチンコ遊技機1での遊技制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを記憶する。遊技制御カウンタ設定部125は、パチンコ遊技機1での遊技制御に用いられる複数種類のカウント値を示すデータを記憶する。なお、フラグ設定やカウンタ/タイマに用いる回路は、RAM102とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
The confirmed special
遊技制御フラグ設定部123には、例えば特別図柄プロセスフラグや大当りフラグ、確変フラグ、デモ表示フラグ、電源復旧フラグ、バックアップフラグ、パリティフラグなどが設けられている。特別図柄プロセスフラグは、特別図柄表示装置4に対応して実行される特別図柄プロセス処理(図19)において、どの処理を選択・実行すべきかを指示する。大当りフラグは、特別図柄表示装置4による特図ゲームを開始するときに、その特図ゲームにおける変動表示結果を大当りにする旨の判定がなされると、オン状態にセットされる。他方、大当り遊技状態が終了するときには、大当りフラグはクリアされてオフ状態となる。確変フラグは、特別図柄表示装置4による特図ゲームを開始するときに、その特図ゲームにおける変動表示結果を確変大当りにする旨の判定がなされると、オン状態にセットされる。他方、確変フラグは、遊技制御カウンタ設定部125が備える確変カウンタにおけるカウント値が所定の確変終了基準値となったときや、特図ゲームにおける変動表示結果を通常大当りにする旨の判定がなされたときなどに、クリアされてオフ状態となる。
The game control
デモ表示フラグは、主基板11から演出制御基板12に対してデモ表示コマンドの送信が行われたときにオン状態にセットされる一方で、特別図柄表示装置4による特図ゲームが開始されるときに、クリアされてオフ状態となる。電源復旧フラグは、パチンコ遊技機1への電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合に、電力供給停止時におけるパチンコ遊技機1の制御状態が復旧されるときにオン状態にセットされる。他方、電源復旧フラグは、特図ゲームが実行されていないときに特図ゲームを開始するための開始条件が成立しない場合や、特図ゲームを開始するための開始条件が成立したときに、クリアされてオフ状態となる。
The demo display flag is set to an on state when a demo display command is transmitted from the
バックアップフラグは、パチンコ遊技機1における前回の電力供給停止時に所定の記憶保護処理が実行されたか否かを指示する。例えば、バックアップフラグの値として「55H」が設定されているときにはバックアップあり(オン状態)を示す一方、「55H」以外の値が設定されているときにはバックアップなし(オフ状態)を示している。パリティフラグは、パチンコ遊技機1における電力供給停止時において、割込処理の実行を禁止する割込禁止状態であるか、割込処理の実行を許可する割込許可状態であるかを示す割込状態情報が記憶される。そして、パチンコ遊技機1における電力供給が再開されたときに、パリティフラグの値として保存されている割込状態情報に基づいて、電力供給が停止したときの割込禁止状態または割込許可状態が復旧される。
The backup flag indicates whether or not a predetermined storage protection process has been executed at the previous stoppage of power supply in the
遊技制御タイマ設定部124には、例えばメイン側可変表示時間タイマなどが設けられている。メイン側可変表示時間タイマは、特別図柄表示装置4による特図ゲームの実行時間である特別図柄の可変表示時間を、メイン側で計測するためのものである。例えば、メイン側可変表示時間タイマは、特図ゲームにおける特別図柄の残り可変表示時間に対応したタイマ値を記憶し、定期的にタイマ値をカウントダウンするダウンカウンタとして用いられる。この場合、メイン側可変表示時間タイマには、特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示が開始されるに際して決定された可変表示パターンに対応したタイマ初期値が設定される。
The game control
遊技制御カウンタ設定部125には、例えば確変カウンタなどが設けられている。確変カウンタは、確変制御が行われる高確率状態にて実行可能な特図ゲームの残り回数をカウントするためのものである。確変カウンタには、特図ゲームにおける変動表示結果を確変大当りとする旨の判定がなされたときに、高確率状態にて実行可能として予め定められた特図ゲームの回数(例えば「100」)を示すデータが、初期値として設定される。そして、高確率状態にて可変表示結果がハズレとなる特図ゲームが実行されるごとに、確変カウンタにおけるカウント値が更新(例えば1減算)される。
The game control
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板である。図2に示すように、演出制御基板12には、演出制御用CPU130と、ROM131と、RAM132と、表示制御部133と、音制御部134と、ランプ制御部135と、スイッチ回路136とが搭載されている。なお、演出制御基板12には、演出制御コマンドの受信に用いられるコマンド受信回路が設けられていてもよい。演出制御基板12には、画像表示装置5やスピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9への配線が接続されているとともに、操作検出スイッチ30からの配線も接続されている。
The
演出制御用CPU130は、RAM132の所定領域をワークエリアとして用いながら、ROM131に格納されたプログラムに従って動作し、主基板11からの演出制御コマンドを受信する。そして、演出制御用CPU130は、受信した演出制御コマンドに従って、画像表示装置5の表示制御や、発光体の点灯/消灯制御、音出力制御、可動演出装置の駆動制御等の各種制御を行う。例えば、画像表示装置5の表示制御を実行する際に、演出制御用CPU130は、演出制御コマンドに応じた指令を表示制御部133に与える。
The
また、演出制御用CPU130は、例えば演出制御基板12に搭載されたランダムカウンタ(図示せず)による乱数生成動作の設定を行い、数値データを所定の手順に従って定期的(あるいは不定期)に更新させるなどして、演出の進行を制御するために用いられる各種の乱数となる数値データをカウントさせる。図11は、演出制御基板12の側にてカウントされる乱数値を例示する説明図である。図11に示すように、この実施の形態では、演出制御基板12の側において、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1、中確定図柄決定用の乱数値SR2、右確定図柄決定用の乱数値SR3を示す数値データを、カウント可能に制御する。なお、遊技効果を高めるために、これら以外の乱数が用いられてもよい。乱数値SR1〜SR3は、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示における表示結果として導出表示される確定図柄の組合せ(確定飾り図柄)を決定するためなどに用いられる。
In addition, the
大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1は、大当り時に「左」、「中」、「右」の可変表示部にて確定図柄として導出表示される同一の飾り図柄の組合せと、ハズレ時に「左」の可変表示部にて確定図柄として導出表示される飾り図柄とを決定するために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「249」の範囲の値をとる。中確定図柄決定用の乱数値SR2は、ハズレ時に「中」の可変表示部にて確定図柄として導出表示される飾り図柄を決定するために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「162」の範囲の値をとる。右確定図柄決定用の乱数値SR3は、通常ハズレ時に「右」の可変表示部にて確定図柄として導出表示される飾り図柄を決定するために用いられる乱数値であり、例えば「0」〜「72」の範囲の値をとる。 The random value SR1 for determining the big hit symbol / left fixed symbol is the combination of the same decorative symbol that is derived and displayed as a fixed symbol on the “left”, “middle”, and “right” variable display sections at the time of the big hit, This is a random value used to determine a decorative symbol derived and displayed as a fixed symbol in the “left” variable display portion, and takes a value in the range of “0” to “249”, for example. The random number SR2 for determining the medium fixed symbol is a random value used for determining a decorative symbol derived and displayed as a fixed symbol in the “medium” variable display section at the time of losing, for example, “0” to “162”. Take a value in the range. The random number value SR3 for determining the right fixed symbol is a random number value used for determining a decorative symbol derived and displayed as a fixed symbol on the “right” variable display unit at the time of normal loss, for example, “0” to “ 72 ".
図2に示すROM131には、プロセスタイマ設定値と演出制御実行テーブルの組合せが複数集まったデータで構成されたプロセスデータが格納されている。各演出制御実行テーブルには、画像表示装置5の表示画面における表示演出の内容を示すデータからなる表示制御実行データと、遊技効果ランプ9等による演出内容を示すデータからなるランプ制御実行データと、スピーカ8L、8R等の音声出力制御の内容を示すデータからなる音制御実行データとが含まれている。プロセスタイマ設定値は、直後に続く表示制御実行データ、ランプ制御実行データおよび音制御実行データと対応付けられ、各データに基づく演出制御がなされる時間を示すデータであればよい。表示制御実行データ、ランプ制御実行データおよび音制御実行データには、例えば、表示制御部133への描画指示、ランプ制御部135への発光パターン(ランプパターン)指示、音制御部134への音声パターン指示を示すデータが設定されている。
The
例えば、画像表示装置5に表示される画像のフレーム周波数が30Hzである場合には、プロセスデータにおけるプロセスタイマ設定値に、33.3msの倍数の値を設定する。すなわち、演出制御用CPU130は、33.3msを単位として、表示制御部133に対する描画指示、ランプ制御部135に対する発光動作の切り替え指示、音制御部134に対する音声出力動作の切り替え指示などを行うことができる。
For example, when the frame frequency of the image displayed on the
その他にも、ROM131には、演出の進行を制御するために用いられる各種のデータテーブルが格納されている。例えば、ROM131は、主基板11からの可変表示開始コマンドで指定された可変表示パターンや特別図柄通知コマンドで通知された特図ゲームにおける確定図柄の種類などに基づいて演出制御用CPU130が演出に関する各種の判定や決定を行うために用意された複数種類の判定テーブルや決定テーブルを記憶する。決定テーブルには、通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140、確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141、左確定飾り図柄決定テーブル142、中確定飾り図柄決定テーブル143、右確定飾り図柄決定テーブル144などが含まれている。
In addition, the
図12(A)は、通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140の構成例を示している。通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140は、通常大当りとなるときに、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として「左」、「中」、「右」の可変表示部にて導出表示される同一の通常大当り用飾り図柄を決定するためのテーブルである。例えば、通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140は、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1と、確定図柄として選択決定される通常大当り用飾り図柄の図柄番号とを対応付ける決定用データなどから構成されている。
FIG. 12A shows an example of the structure of the normal big hit time determined decorative symbol determination table 140. The normal big hit fixed decorative symbol determination table 140 is derived and displayed on the variable display portions of “left”, “middle”, and “right” as variable display results of the decorative symbols on the
図12(B)は、確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141の構成例を示している。確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141は、確変大当りとなるときに、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として「左」、「中」、「右」の可変表示部にて導出表示される同一の確変大当り用飾り図柄を決定するためのテーブルである。例えば、確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141は、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1と、確定図柄として選択決定される確変大当り用飾り図柄の図柄番号とを対応付ける決定用データなどから構成されている。
FIG. 12B shows an example of the configuration of the decorative symbol determination table 141 that is determined at the probability variation big hit. When the probability variation big hit is determined, the decorative symbol determination table 141 is derived and displayed on the variable display portions of “left”, “middle”, and “right” as variable display results of the decorative symbols on the
図13(A)は、左確定飾り図柄決定テーブル142の構成例を示している。左確定飾り図柄決定テーブル142は、リーチハズレまたは通常ハズレとなるときに、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として「左」の可変表示部にて導出表示される飾り図柄を決定するためのテーブルである。例えば、左確定飾り図柄決定テーブル142は、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1と、「左」の可変表示部における確定図柄となる飾り図柄の図柄番号とを対応付ける決定用データなどから構成されている。
FIG. 13A shows a configuration example of the left determined decorative symbol determination table 142. The left determined decorative design determination table 142 is used to determine a decorative design derived and displayed on the “left” variable display unit as a variable display result of the decorative design in the
図13(B)は、中確定飾り図柄決定テーブル143の構成例を示している。中確定飾り図柄決定テーブル143は、リーチハズレまたは通常ハズレとなるときに、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として「中」の可変表示部にて導出表示される飾り図柄を決定するためのテーブルである。例えば、中確定飾り図柄決定テーブル143は、中確定図柄決定用の乱数値SR2と、「左」の可変表示部における確定図柄の図柄番号に対する加算値とを対応付ける決定用データなどから構成されている。すなわち、リーチハズレ時または通常ハズレ時には、中確定図柄決定用の乱数値SR2に基づき中確定飾り図柄決定テーブル143を用いて決定した加算値を、左確定飾り図柄決定テーブル142を用いて決定した確定図柄の図柄番号に加算することで、「中」の可変表示部における確定図柄を決定することができる。なお、リーチハズレ時に中確定飾り図柄決定テーブル143を用いて決定された加算値が「0」である場合には、可変表示結果をハズレとするために、「中」の可変表示部における確定図柄の図柄番号を1加算するなどしてもよい。
FIG. 13B shows a configuration example of the medium-decorated decorative symbol determination table 143. The medium-decorated decorative symbol determination table 143 is for determining a decorative symbol that is derived and displayed in the “medium” variable display unit as a variable display result of the decorative symbol on the
図13(C)は、右確定飾り図柄決定テーブル144の構成例を示している。右確定飾り図柄決定テーブル144は、通常ハズレとなるときに、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として「右」の可変表示部にて導出表示される飾り図柄を決定するためのテーブルである。例えば、右確定飾り図柄決定テーブル144は、右確定図柄決定用の乱数値SR3と、「左」の可変表示部における確定図柄の図柄番号に対する加算値とを対応付ける決定用データなどから構成されている。
FIG. 13C shows a configuration example of the right determined decorative symbol determination table 144. The right determined decorative symbol determination table 144 is a table for determining a decorative symbol derived and displayed on the “right” variable display unit as a variable display result of the decorative symbol in the
図2に示すRAM132には、画像表示装置5における表示状態などを制御するために用いられる各種のデータを保持する領域として、例えば図14に示すような表示制御用データ保持エリア150が設けられている。ここで、演出制御基板12に搭載されたRAM132は、主基板11に搭載されたRAM102とは異なり、バックアップがなされていない。すなわち、RAM132の内容は、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止されると、保存されずに消失する。図14に示す表示制御用データ保持エリア150は、今回確定特別図柄記憶部151と、前回確定特別図柄記憶部152と、大当り時表示用飾り図柄記憶部153と、表示制御フラグ設定部154と、表示制御タイマ設定部155と、表示制御カウンタ設定部156とを備えている。
The
今回確定特別図柄記憶部151は、主基板11から送信された特別図柄通知コマンドに基づき、特別図柄表示装置4による今回の特図ゲームにて確定図柄として導出表示される特別図柄を示すデータを格納する。前回確定特別図柄記憶部152は、特別図柄表示装置4による前回の特図ゲームにて確定図柄として導出表示された特別図柄を示すデータを格納する。前回確定特別図柄記憶部152には、主基板11から送信された可変表示終了コマンドが演出制御基板12にて受信されたときに、今回確定特別図柄記憶部151に記憶されているデータがシフトされることにより、前回の特図ゲームにて確定図柄となった特別図柄を示すデータが格納される。
The present special
大当り時表示用飾り図柄記憶部153は、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態であるときに、画像表示装置5に表示させる飾り図柄を示すデータを格納する。例えば、大当り時表示用飾り図柄記憶部153には、主基板11から送信された大当り開始コマンドが演出制御基板12にて受信されたときに、確定飾り図柄を示すデータが記憶される。このとき、確定飾り図柄が主基板11から送信された特別図柄通知コマンドにて指定された特別図柄の種類と整合しているか否かの判定が行われ、整合していないと判別されたときには、不整合の判定結果を示す不整合情報データとして、例えば「?」を示す図柄といった、所定の飾り図柄を特定可能なデータが格納される。
The big hit display decorative
表示制御フラグ設定部154は、例えば画像表示装置5の表示状態や主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じて、各々セットあるいはクリアされる複数種類のフラグを設定するためのデータを記憶する。表示制御タイマ設定部155は、例えば画像表示装置5での表示制御に用いられる複数種類のタイマ値を示すデータを記憶する。表示制御カウンタ設定部156は、例えば画像表示装置5での表示制御に用いられる複数種類のカウント値を示すデータを記憶する。なお、フラグ設定やカウンタ/タイマに用いる回路は、RAM132とは別に設けたレジスタ回路などによって構成してもよい。
The display control
表示制御フラグ設定部154には、例えば電源投入時フラグ、演出モードフラグ、可変表示開始フラグ、可変表示中フラグ、可変表示終了フラグ、大当り開始フラグ、大当り中表示フラグ、ラウンド数通知済みフラグ、大当り終了フラグ、デモ表示設定フラグ、デモ表示待ちフラグ及びデモ表示中フラグなどが設けられている。電源投入時フラグは、演出制御基板12への電力供給が開始されたことを示すものである。例えば、電源投入時フラグは、演出制御基板12への電力供給が開始されたときにオン状態にセットされる。また、オン状態となっている電源投入時フラグは、主基板11からの可変表示開始コマンドやデモ表示コマンドを受信したときに、クリアされてオフ状態となる。
The display control
演出モードフラグは、画像表示装置5での表示による演出の態様を、操作ボタン20の操作に応じて切替可能に設定するためのものである。例えば、オン状態となっている演出モードフラグは、操作ボタン20を用いた演出態様切替操作が検出されたときにオフ状態となる。その一方で、オフ状態となっている演出モードフラグは、操作ボタン20を用いた演出態様切替操作が検出されたときにオン状態となる。また、演出モードフラグがオン状態とオフ状態よりも多くの状態に対応した値をとる場合には、操作ボタン20を用いた演出態様切替操作が検出されたときに、演出モードフラグの値が変更されるようにすればよい。
The effect mode flag is for setting the aspect of the effect by the display on the
可変表示開始フラグは、主基板11からの可変表示開始コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するための設定が行われるときにクリアされてオフ状態となる。可変表示中フラグは、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するための設定が行われるときにオン状態にセットされる一方で、主基板11から可変表示終了コマンドを受信したときにクリアされてオフ状態となる。可変表示終了フラグは、主基板11からの可変表示終了コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部に確定飾り図柄が導出表示されて飾り図柄の可変表示が終了するときにクリアされてオフ状態となる。
The variable display start flag is set to an on state when a variable display start command is received from the
大当り開始フラグは、主基板11からの大当り開始コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、大当り遊技状態において画像表示装置5に表示させる飾り図柄を決定するための処理などが実行されたときにクリアされてオフ状態となる。大当り中表示フラグは、主基板11からの大当り開始コマンドを受信した後、大当り遊技状態において画像表示装置5に表示させる飾り図柄を決定するための処理などが実行されたときにオン状態にセットされる。その一方で、大当り中表示フラグは、主基板11からの大当り終了コマンドを受信した後、大当り遊技状態が終了する旨を報知するための画像を画像表示装置5に表示させるときにクリアされてオフ状態となる。ラウンド数通知済みフラグは、主基板11からの大当りラウンド数指示コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、大当り遊技状態における各ラウンドにて画像表示装置5に表示させるラウンド中画像の設定が行われるときにクリアされてオフ状態となる。大当り終了フラグは、主基板11からの大当り終了コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、大当り遊技状態が終了する旨を報知するための画像を画像表示装置5に表示させるときにクリアされてオフ状態となる。
The jackpot start flag is set to an on state when a jackpot start command is received from the
デモ表示設定フラグは、主基板11からのデモ表示コマンドを受信したときにオン状態にセットされる一方で、画像表示装置5に所定のデモンストレーション画像(デモ画像)を表示させるまでの待ち時間が設定されたときにクリアされてオフ状態となる。デモ表示待ちフラグは、主基板11からのデモ表示コマンドを受信した後、画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるまでの待ち時間が設定されたときにオン状態にセットされる。そして、オン状態となっているデモ表示待ちフラグは、待ち時間が経過して画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるときにクリアされてオフ状態となる。デモ表示中フラグは、画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるときにオン状態にセットされる一方で、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が開始されることに対応してクリアされてオフ状態となる。
The demonstration display setting flag is set to ON when a demonstration display command from the
表示制御タイマ設定部155には、例えばサブ側可変表示時間タイマやデモ表示待ちタイマなどが設けられている。サブ側可変表示時間タイマは、特別図柄表示装置4による特図ゲームに対応して画像表示装置5にて実行される飾り図柄の可変表示時間を、サブ側で計測するためのものである。例えば、サブ側可変表示時間タイマは、飾り図柄の可変表示が実行される残り時間に対応したタイマ値を記憶し、定期的にタイマ値をカウントダウンするダウンカウンタとして用いられる。この場合、サブ側可変表示時間タイマには、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が開始されるに際して、主基板11から送信された可変表示開始コマンドにて示された可変表示パターンに対応したタイマ初期値が設定される。
The display control
デモ表示待ちタイマは、主基板11からのデモ表示コマンドを受信してからの経過時間を計測するためのものである。例えば、デモ表示待ちタイマには、デモ表示コマンドを受信したときに、所定のタイマ初期値が設定される。このときに設定されるタイマ初期値は、例えばデモ表示コマンドを受信してから画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるまでの待ち時間に対応して予め定められたタイマ値であってもよい。この場合には、デモ表示待ちタイマがタイムアウトしたタイミングで、画像表示装置5にデモンストレーション画像が表示される。あるいは、デモ表示待ちタイマは、デモ表示コマンドを受信したときに初期化された後、定期的にタイマ値がカウントアップされることにより経過時間を計測するものであってもよい。この場合には、デモ表示待ちタイマにおけるタイマ値が画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるまでの待ち時間に対応した所定の基準値に達したか否かを判定することにより、待ち時間が経過したか否かを判定することができる。
The demonstration display waiting timer is for measuring the elapsed time after receiving the demonstration display command from the
図2に示す表示制御部133は、演出制御用CPU130からの指令に基づき、画像表示装置5に画像を表示させるためのデータ処理などを実行する。例えば、表示制御部133は、GCL(Graphic Controller LSI;VDPとも呼ぶ)と、CGROMと、VRAMとを備えて構成される。GCLは、画像表示装置5に画像表示を行わせるための表示制御機能及び高速描画機能を有し、演出制御用CPU130からの描画命令に従った画像処理を実行する。また、演出制御用CPU130とは独立した二次元アドレス空間を持ち、そこにVRAMをマッピングしている。例えば、GCLは、CGROMから読み出したデータに従って画像データを生成し、VRAM上に展開する。そして、画像表示装置5に対してR(赤)、G(緑)、B(青)信号及び同期信号を出力する。具体的な一例として、R、G、B信号はそれぞれ8ビットで表され、画像表示装置5は、GCLからの指示に従ってR、G、Bのそれぞれを256階調、これらを合成して約1670万色の多色表示を行うことができる。なお、R、G、B信号のビット数は8ビット以外のビット数であってもよく、また、R、G、B信号の各ビット数が異なる数であってもよい。
The
表示制御部133が備えるCGROMは、画像表示装置5にて画像表示を行うための各種画像データを記憶しておくためのものである。例えば、CGROMには、画像表示装置5に表示される中でも使用頻度の高いキャラクタ画像データ、具体的には、人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等が予め記憶されている。VRAMは、GCLによって生成された画像データを展開するためのフレームバッファメモリである。
The CGROM provided in the
音制御部134は、演出制御用CPU130からの指令に基づき、スピーカ8L、8Rから音声を出力させるための音声信号処理などを実行する。例えば、音制御部134は、音声ICと、音声ROMと、音声RAMと、DACと、オーディオアンプと、ボリュームとを備えて構成される。音声ICは、演出制御用CPU130からの指令に従って音声や効果音を発生するための音声信号を生成する。音声ROMは、スピーカ8L、8Rによる音声の出力に用いられる複数種類の音声データ等を記憶する。音声RAMは、音声ICが音声ROMから読み出した音声データを展開するためのワークメモリとして用いられる。DACは、音声ICから出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。オーディオアンプは、DACから出力されるアナログ音声信号を増幅してスピーカ8L、8Rに供給する。ボリュームは、オーディオアンプから出力されるアナログ音声信号の出力レベルを設定されている音量に応じたレベルにする。
The
ランプ制御部135は、演出制御用CPU130からの指令に基づき、遊技効果ランプ9や装飾用LEDなどの発光体に点灯/消灯動作を実行させるための信号処理などを実行する。例えば、ランプ制御部135は、遊技効果ランプ9に信号を出力するためのランプ駆動回路や、装飾用LEDに信号を出力するためのLED駆動回路などを備えて構成される。
The
スイッチ回路136は、主基板11からの制御信号として送信される演出制御コマンドとは異なる信号として、操作検出スイッチ30から出力される操作検出スイッチ信号を、演出制御基板12内に入力する。操作検出スイッチ30は、遊技者等により操作ボタン20の操作がなされたことを検出したときに、オン状態の操作検出スイッチ信号を出力する。操作ボタン20の操作がなされたことが検出されないときには、操作検出スイッチ信号はオフ状態となる。
The
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、電源電圧が供給されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって遊技制御メイン処理が実行される。図15は、CPU103によって実行される遊技制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。図15に示す遊技制御メイン処理を開始すると、CPU103は、まず、必要な初期設定を行う。
Next, the operation (action) of the
すなわち、CPU103は、割込禁止に設定した後(ステップS1)、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。ここで、この実施の形態で用いられているCPU103には、マスク可能な割込(INT)のモードとして、以下に示すような割込モード0〜2からなる3種類のモードが用意されている。なお、マスク可能な割込が発生すると、CPU103は、自動的に割込禁止状態に設定するとともに、プログラムカウンタの内容をスタックにセーブする。
That is, after setting the interrupt prohibition (step S1), the
割込モード0では、割込要求を行った内蔵デバイスがRST命令(1バイト)またはCALL命令(3バイト)をCPU103の内部データバス上に送出する。よって、CPU103は、RST命令に対応したアドレスまたはCALL命令で指定されるアドレスの命令を実行する。リセット時に、CPU103は自動的に割込モード0になる。よって、割込モード1または割込モード2に設定したい場合には、初期設定処理において、割込モード1または割込モード2に設定するための処理を行う必要がある。
In interrupt
割込モード1は、割込が受け付けられると、常に0038(h)番地に飛ぶモードである。割込モード2は、CPU103の特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。すなわち、割込番地は、上位アドレスが特定レジスタの値とされ下位アドレスが割込ベクタとされた2バイトで示されるアドレスである。従って、任意の(飛び飛びではあるが)偶数番地に割込処理を設置することができる。各内蔵デバイスは割込要求を行うときに割込ベクタを送出する機能を有している。よって、割込モード2に設定されると、各内蔵デバイスからの割込要求を容易に処理することが可能になり、また、プログラムにおける任意の位置に割込処理を設置することが可能になる。さらに、割込モード1とは異なり、割込発生要因毎のそれぞれの割込処理を用意しておくことも容易である。上述したように、この実施の形態では、遊技制御メイン処理のステップS2において、CPU103は割込モード2に設定される。
Interrupt
ステップS3の処理に続いて、CPU103は、内蔵デバイスレジスタの設定(初期化)を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)などの設定(初期化)を行った後(ステップS5)、RAM102をアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。
Following the processing in step S3, the
そして、バックアップフラグがオンとなっているか否かをチェックすることにより、電力供給停止時にRAM102のデータ保護処理が行われたか否かを確認する(ステップS7)。この実施の形態では、不測の電力供給停止が生じた場合には、RAM102のデータを保護するための処理が行われている。そのような保護処理が行われていた場合をバックアップありとする。バックアップなしを確認したら(ステップS7;No)、CPU103は初期化処理を実行するために、ステップS10の処理に進む。
Then, by checking whether or not the backup flag is on, it is confirmed whether or not the data protection processing of the
バックアップフラグの状態は、電力供給停止時にRAM102の遊技制御フラグ設定部123に設定される。この実施の形態では、RAM102の全てがバックアップ電源によってバックアップされているので、電力供給停止が発生した場合でも、遊技制御フラグ設定部123の内容は保存されることになる。ステップS7では、例えば、バックアップフラグの値として「55H」がバックアップRAM領域に設定されていればバックアップあり(オン状態)であると判断される。これに対して、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)であると判断される。
The state of the backup flag is set in the game control
ステップS7にてバックアップフラグがオンであるときには(ステップS7;Yes)、RAM102のデータチェックを行い、チェック結果が正常であるか否かを判定する(ステップS8)。例えば、CPU103は、RAM102の特定領域における記憶データを用いてチェックサムを算出し、算出されたチェックサムとチェックサムバッファに記憶されているチェックサムとを比較する。ここで、チェックサムバッファには、前回の電力供給停止時に、同様の処理によって算出されたチェックサムが記憶されている。そして、比較結果が不一致であれば、RAM102の特定領域におけるデータが電力供給停止時のデータとは異なっていることから、チェック結果が正常でないと判断される。
If the backup flag is on in step S7 (step S7; Yes), data check of the
不測の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、RAM102のデータは保存されていたはずであるから、チェック結果は正常になる。チェック結果が正常でない場合には(ステップS8;No)、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、停電復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行するために、ステップS10の処理に進む。他方、チェック結果が正常であれば(ステップS8;Yes)、CPU103は、遊技制御用マイクロコンピュータ100の内部状態などを電源断時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS9)。
In the case of recovery after an unexpected power supply stop, since the data in the
ステップS10〜S13の処理は、遊技制御用マイクロコンピュータ100の内部状態などを初期化するための初期化処理である。この初期化処理では、CPU103は、まず、RAM102のクリア処理を実行する(ステップS10)。また、RAM102における所定の作業領域に対して初期値を設定するなどの設定処理も行われる(ステップS11)。さらに、演出制御基板12及び払出制御基板等のサブ側の制御基板を初期化するための初期化コマンドを送信する(ステップS12)。そして、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるようにCPU103に設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS13)。例えば、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。
The processes in steps S10 to S13 are initialization processes for initializing the internal state of the
こうして初期化処理の実行が完了すると、ステップS14〜S16の処理を繰り返し実行するループ処理が実行される。このループ処理では、割込禁止状態とされた後に(ステップS14)、乱数更新処理が実行され(ステップS15)、乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態とされる(ステップS16)。ステップS15の乱数更新処理では、例えば図5に示す乱数値MR1〜MR5などといった、主基板11の側でカウントされる各種の乱数値が更新される。
When the execution of the initialization process is thus completed, a loop process for repeatedly executing the processes of steps S14 to S16 is executed. In this loop processing, after being set to the interrupt disabled state (step S14), the random number update processing is executed (step S15), and when the execution of the random number update processing is completed, the interrupt enabled state is set (step S16). In the random number update process in step S15, various random number values counted on the
図16は、遊技状態復旧処理として、図15に示すステップS9にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図16に示す遊技状態復旧処理において、CPU103は、まず、スタックポインタの復旧処理を行う(ステップS101)。スタックポインタの値は、後述する電力供給停止時処理(図18)において、バックアップがなされるRAM102の所定領域に退避している。よって、ステップS101では、その領域の値をスタックポインタに設定することによって復旧させる。なお、復旧されたスタックポインタが指す領域(スタック領域)には、電力供給が停止したときにおけるCPU103内のレジスタ値やプログラムカウンタ(PC)の値が退避されていればよい。
FIG. 16 is a flowchart showing an example of processing executed in step S9 shown in FIG. 15 as the gaming state restoration processing. In the gaming state recovery process shown in FIG. 16, the
次に、CPU103は、所定のコマンド送信テーブルに制御データをセットするなどして、主基板11から演出制御基板12に対して電源復旧コマンドを送信する(ステップS102)。続いて、CPU103は、例えばRAM102の遊技制御用データ保持エリア120が備える遊技制御フラグ設定部123に設けられた特別図柄プロセスフラグの値をチェックするなどして、特別図柄表示装置4にて特別図柄の可変表示中であるか否かを判定する(ステップS103)。例えば、特別図柄プロセスフラグの値が“2”(後述する可変表示制御処理に対応した値)であるときには、特別図柄の可変表示中であると判定すればよい。
Next, the
ステップS103にて特別図柄の可変表示中であると判定したときには(ステップS103;Yes)、特図保留記憶部121における保留記憶数が「0」となっているか否かを判定する(ステップS104)。このとき、CPU103は、例えば特図保留記憶部121の先頭エントリ(保留番号「1」に対応するエントリ)に乱数値MR1を示すデータがセットされているか否かをチェックして、セットされていれば保留記憶数が「0」以外であると判定する一方、セットされていなければ保留記憶数が「0」であると判定する。
When it is determined in step S103 that the special symbol is being variably displayed (step S103; Yes), it is determined whether or not the number of reserved memories in the special figure
ステップS104にて保留記憶数が「0」以外であると判定したときには(ステップS104;No)、確定特別図柄記憶部122に格納されているデータを読み出すことにより、確定特別図柄記憶部122に記憶されている特別図柄を特定する(ステップS105)。そして、例えばステップS105にて特定した特別図柄に対応する特別図柄の種類を特定可能な制御データをコマンド送信テーブルにセットするなどして、演出制御基板12に宛てて特別図柄通知コマンドを送信する(ステップS106)。これにより、パチンコ遊技機1への電力供給が停止される以前に最後に送信された特別図柄通知コマンドが、電力供給の復旧したときに演出制御基板12に宛てて再送されることになる。
When it is determined in step S104 that the number of reserved memories is other than “0” (step S104; No), the data stored in the confirmed special
ステップS103にて特別図柄の可変表示中ではないと判定したときや(ステップS103;No)、ステップS104にて保留記憶数が「0」であると判定したとき、あるいは、ステップS106の処理を実行した後には、電源復旧フラグをオン状態にセットする(ステップS107)。続いて、CPU103は、バックアップフラグをクリアして(ステップS108)、前回の電力供給停止時に所定の記憶保護処理が実行されたことを示すフラグをオフ状態とする。これにより、制御状態の復旧後に不必要な情報が残存しないようにすることができる。また、スタック領域から各種レジスタの退避値を読み出して、CPU103内の各種レジスタ(例えば、IXレジスタ、HLレジスタ、DEレジスタ、BCレジスタなど)に設定することによりレジスタ値を復元する(ステップS109)。
When it is determined in step S103 that the special symbol is not being variably displayed (step S103; No), when it is determined in step S104 that the number of reserved memories is “0”, or the process of step S106 is executed. Then, the power recovery flag is set to the on state (step S107). Subsequently, the
この後、パリティフラグがオンとなっているか否かを判定し(ステップS110)、オフであるときには(ステップS110;No)、割込許可状態にする(ステップS111)。これに対して、パリティフラグがオンであるときには(ステップS110;Yes)、ステップS111の処理を実行せずに、割込禁止状態とする。続いて、AFレジスタ(CPU103内のアキュムレータとフラグのレジスタ)をスタック領域から復元する(ステップS112)。 Thereafter, it is determined whether or not the parity flag is on (step S110), and when it is off (step S110; No), an interrupt permission state is set (step S111). On the other hand, when the parity flag is on (step S110; Yes), the processing of step S111 is not executed and the interrupt disabled state is set. Subsequently, the AF register (accumulator and flag register in the CPU 103) is restored from the stack area (step S112).
図17は、CPU103にてタイマ割込みが発生する毎に実行される遊技制御割込処理の一例を示すフローチャートである。図17に示す遊技制御割込処理において、CPU103は、まず、電力供給停止時処理を実行する(ステップS21)。電力供給停止時処理では、電源基板10から伝送される電源断信号をチェックするなどして、電力供給停止が生じるか否かの判定が行われ、電力供給停止時にはRAM102の記憶保護処理などが実行される。電力供給停止時処理からリターンした場合には、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路107を介して各入賞口スイッチ70から入力される検出信号の状態を判定する(ステップS22)。続いて、所定のエラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行い、その診断結果に応じて必要であれば警告を発生可能とする(ステップS23)。この後、例えば図5に示す乱数値MR1〜MR5などといった、主基板11の側でカウントされる各種の乱数値を更新する乱数更新処理(ステップS24)が実行される。なお、乱数回路104によって生成されたハードウェア乱数としての乱数のみが使用され、なおかつ、乱数回路104がCPU103からの指令によることなく乱数値となる数値データを更新可能である場合には、ステップS24の処理が実行されなくてもよい。
FIG. 17 is a flowchart illustrating an example of a game control interrupt process that is executed each time a timer interrupt occurs in the
乱数更新処理に続いて、CPU103は、始動入賞処理を実行する(ステップS25)。始動入賞処理では、普通可変入賞球装置6への遊技球の入賞が始動入賞口スイッチによって検出されたときに、大当り判定用の乱数値MR1を示す数値データを乱数回路104等から抽出して、特図保留記憶部121に記憶させる処理などを実行する。この後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する(ステップS26)。特別図柄プロセス処理では、遊技制御フラグ設定部123に設けられた特別図柄プロセスフラグの値を、パチンコ遊技機1における遊技状態に応じて更新するとともに、特別図柄表示装置4における表示動作の制御や特別可変入賞球装置7の開閉動作の設定などを所定の手順で行うために、各種の処理が選択されて実行される。特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理を実行することにより(ステップS27)、普通可変入賞球装置6に対応して設けられた普通図柄表示装置40における表示動作(例えばLEDの点灯、消灯など)を制御して、普通図柄の可変表示(例えば、点灯・点滅表示など)や普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御の設定などを可能とする。
Following the random number update process, the
また、CPU103は、所定のコマンド制御処理を実行することにより、主基板11から演出制御基板12などのサブ側の制御基板に対して制御コマンドを送信し、遊技状態に合わせた動作制御を指示する(ステップS28)。さらに、所定の情報出力処理を実行することにより、各種出力データの格納領域の内容をI/Oポート105に含まれる各出力ポートに出力する(ステップS29)。続いて、CPU103は、所定のソレノイド出力処理を実行することにより、所定の条件が成立したときに普通可変入賞球装置6における可動翼片の傾動制御や特別可変入賞球装置7における開閉板の開閉制御を行う(ステップS30)。この後、所定の賞球処理を実行することにより、各入賞口スイッチ70から入力された検出信号に基づく賞球数の設定などを行い、例えば払出制御基板に対して払出制御コマンドを出力可能とする(ステップS31)。
Further, the
図18は、電力供給停止時処理として、図17に示すステップS21にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図18に示す電力供給停止時処理において、CPU103は、まず、電源基板10から伝送される電源断信号の状態をチェックするなどして、電源電圧の低下が検出されたか否かを判定する(ステップS41)。このとき、電源電圧の低下が検出されなければ(ステップS41;No)、そのまま電力供給停止時処理を終了して、図17に示す遊技制御割込処理にリターンする。
FIG. 18 is a flowchart illustrating an example of a process executed in step S21 illustrated in FIG. 17 as the power supply stop process. In the power supply stop process shown in FIG. 18, the
これに対して、電源電圧の低下が検出されたときには(ステップS41;Yes)、AFレジスタ(CPU103内のアキュムレータとフラグのレジスタ)をRAM102に設けられた所定の退避領域に退避する(ステップS42)。続いて、CPU103が割込禁止状態となっているか割込許可状態となっているかを示す割込フラグを、パリティフラグにコピーする(ステップS43)。パリティフラグは、RAM102の遊技制御フラグ設定部123に設けられているので、電力供給停止が生じても、その内容が保存される。
In contrast, when a drop in the power supply voltage is detected (step S41; Yes), the AF register (accumulator and flag register in the CPU 103) is saved in a predetermined saving area provided in the RAM 102 (step S42). . Subsequently, an interrupt flag indicating whether the
この後、例えばBCレジスタやDEレジスタ、HLレジスタ、IXレジスタなどといった、CPU103の内部レジスタが保持する値を、RAM102に設けられたスタック領域に退避させる(ステップS44)。これに続いて、スタックポインタの値も、RAM102に設けられたスタック領域に退避させる(ステップS45)。次に、例えばバックアップフラグの値を「55H」に設定するなどして、バックアップフラグをオン状態にセットする(ステップS46)。
Thereafter, the values held in the internal registers of the
そして、例えばRAM102の特定領域における記憶データを用いてチェックサムを算出するなど、チェックデータの作成を行う(ステップS47)。こうして作成されたチェックデータは、例えばRAM102のチェックサムバッファなどといった、RAM102の所定領域に格納される(ステップS48)。続いて、CPU103は、所定のRAMアクセスレジスタにアクセス禁止値を設定することにより(ステップS49)、以後、RAM102へのアクセスを休止する。これにより、電力供給の停止に伴ってプログラムの暴走が生じても、RAM102の記憶内容が破損されることを防止できる。さらに、CPU103は、I/Oポート105に含まれる所定の出力ポートにクリアデータである「00」をセットするなどのクリア処理を実行した後(ステップS50)、待機状態(ループ処理)に入る。
Then, check data is created, for example, a checksum is calculated using data stored in a specific area of the RAM 102 (step S47). The check data created in this way is stored in a predetermined area of the
図19は、特別図柄プロセス処理として、図17に示すステップS26にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図19に示す特別図柄プロセス処理では、特別図柄表示装置4に対応して遊技制御フラグ設定部123に設けられた特別図柄プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS120〜S126の各処理を実行する。
FIG. 19 is a flowchart showing an example of processing executed in step S26 shown in FIG. 17 as the special symbol process. In the special symbol process shown in FIG. 19, the following steps S120 to S126 are performed according to the value of the special symbol process flag provided in the game control
ステップS120の特別図柄通常処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“0”のときに実行される。この特別図柄通常処理において、CPU103は、特図保留記憶部121に格納されたデータに基づいて特図ゲームを開始するか否かを判定する処理等を実行する。ステップS121の可変表示開始時処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“1”のときに実行される。この可変表示開始時処理において、CPU103は、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の可変表示結果として停止表示される確定図柄を設定する処理や、可変表示パターンを決定する処理などを実行する。ステップS121にて設定された確定図柄や可変表示パターンに対応して、例えば所定のコマンド送信テーブルに制御データがセットされるなどして、主基板11から演出制御基板12に対して可変表示開始コマンドや特別図柄通知コマンドが送信可能に設定される。その後、図17に示すステップS28のコマンド制御処理が実行されることにより、可変表示開始コマンドや特別図柄通知コマンドが、主基板11から演出制御基板12に対して送信される。
The special symbol normal process in step S120 is executed when the value of the special symbol process flag is “0”. In this special symbol normal processing, the
ステップS122の可変表示制御処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“2”のときに実行される。この可変表示制御処理において、CPU103は、特別図柄表示装置4により特別図柄を変動表示させるための制御を行う。具体的には、CPU103は、特別図柄表示装置4を構成する各セグメントLEDや各ドットLEDの点灯/消灯動作を開始させて特別図柄を変動表示させるとともに、遊技制御タイマ設定部124に設けられたメイン側可変表示時間タイマにより経過時間を計測し、経過時間が可変表示パターンに対応する特別図柄の可変表示時間に達したか否かを判定する。この後、メイン側可変表示時間タイマがタイムアウトすることにより可変表示パターンに対応した特別図柄の総可変表示時間に達した旨の判定がなされると、特別図柄プロセスフラグの値を可変表示停止時処理に対応した値である“3”に更新する。
The variable display control process in step S122 is executed when the value of the special symbol process flag is “2”. In the variable display control process, the
ステップS123の可変表示停止時処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“3”のときに実行される。この可変表示停止時処理において、CPU103は、特別図柄表示装置4における表示動作を制御することにより、確定図柄となる特別図柄を停止表示させる。また、可変表示停止時処理では、演出制御基板12に対して可変表示終了コマンドを送信する設定も行われる。そして、可変表示結果が大当りであるときには、特別図柄プロセスフラグの値を大入賞口開放前処理に対応した値である“4”に更新する一方で、ハズレとなるときには、特別図柄プロセスフラグの値を“0”に更新する。
The variable display stop process in step S123 is executed when the value of the special symbol process flag is “3”. In the variable display stop process, the
ステップS124の大入賞口開放前処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“4”のときに実行される。この大入賞口開放前処理において、CPU103は、大入賞口としての特別可変入賞球装置7が備える開閉板を開放する制御を開始するための設定を行う。また、大入賞口開放前処理では、演出制御基板12に対して大当り開始コマンドを送信する設定も行われる。そして、特別可変入賞球装置7の開閉板を開放する制御を開始するとともに、特別図柄プロセスフラグの値を大入賞口開放中処理に対応した値である“5”に更新する。
The pre-opening process for the special winning opening in step S124 is executed when the value of the special symbol process flag is “4”. In the pre-opening process for the special winning opening, the
ステップS125の大入賞口開放中処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“5”のときに実行される。この大入賞口開放中処理において、CPU103は、開放された特別可変入賞球装置7への遊技球の入賞検出や賞球の払出指令、開放時間の計測、及びラウンド数表示のための演出制御コマンド設定等を行う。例えば、大当り遊技状態において各ラウンドが開始されるときには、当該ラウンドの実行回数に対応した大当りラウンド数指示コマンドを、演出制御基板12に対して送信する設定が行われる。そして、例えば、1回の大当りについて、特別可変入賞球装置7の開放回数をカウントし、開放回数が例えば16回に達していれば、特定遊技状態としての大当り遊技状態を終了する条件が成立したとして特別図柄プロセスフラグの値を大当り終了処理に対応した値である“6”に更新する。これに対して、開放回数が16回に達していなければ、特別可変入賞球装置7を一旦閉成した後、所定時間が経過するのを待って再度開放することにより、次のラウンドを開始させる。
The special winning opening opening process in step S125 is executed when the value of the special symbol process flag is “5”. In this large winning opening opening process, the
ステップS126の大当り終了処理は、特別図柄プロセスフラグの値が“6”のときに実行される。この大当り終了処理において、CPU103は、演出制御基板12に対して所定の大当り終了コマンドを送信するための設定を行うなどして、大当り遊技状態を終了させる。このときには、遊技制御フラグ設定部に設けられた大当りフラグをクリアしてオフ状態とする。そして、特別図柄プロセスフラグの値を“0”に更新する。
The jackpot end process in step S126 is executed when the value of the special symbol process flag is “6”. In the jackpot ending process, the
図20は、図19のステップS120にて実行される特別図柄通常処理の一例を示すフローチャートである。図20に示す特別図柄通常処理を開始すると、CPU103は、まず、例えば特図保留記憶部121の先頭エントリ(保留番号「1」に対応するエントリ)に乱数値MR1を示す数値データがセットされているか否かをチェックするなどして、特図保留記憶部121における保留記憶数が「0」となっているか否かを判定する(ステップS201)。そして、保留記憶数が「0」以外であるときには(ステップS201;No)、特図保留記憶部121から保留番号「1」に対応して記憶されている大当り判定用の乱数値MR1の値を示す数値データを読み出す(ステップS202)。この際には、特図保留記憶部121における保留記憶数を1減算するとともに、保留番号「1」より下位のエントリ(例えば、保留番号「2」〜「4」に対応するエントリ)に記憶された乱数値を示す数値データを、1エントリずつ上位にシフトする(ステップS203)。
FIG. 20 is a flowchart showing an example of the special symbol normal process executed in step S120 of FIG. When the special symbol normal process shown in FIG. 20 is started, the
その後、CPU103は、ステップS202にて読み出された大当り判定用の乱数値MR1を示す数値データに基づき、開始条件が成立した特図ゲームにおける可変表示結果として、確変大当り図柄を停止表示するか通常大当り図柄を停止表示するかハズレ図柄を停止表示するかを判定する大当り判定処理を実行する(ステップS204)。この大当り判定処理を実行した後には、デモ表示フラグをクリアするとともに(ステップS205)、電源復旧フラグをクリアしてオフ状態にする(ステップS206)。そして、特別図柄プロセスフラグの値を可変表示開始時処理に対応した値である“1”に更新する(ステップS207)。
Thereafter, the
また、ステップS201にて保留記憶数が「0」であるときには(ステップS201;Yes)、電源復旧フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS208)。このとき、電源復旧フラグがオンであれば(ステップS208;Yes)、電源復旧フラグをクリアするとともに(ステップS209)、デモ表示フラグをクリアしてオフ状態とする(ステップS210)。 Further, when the number of reserved storage is “0” in step S201 (step S201; Yes), it is determined whether or not the power recovery flag is on (step S208). At this time, if the power recovery flag is on (step S208; Yes), the power recovery flag is cleared (step S209), and the demonstration display flag is cleared and turned off (step S210).
ステップS208にて電源復旧フラグがオフであるときや(ステップS208;No)、ステップS210の処理を実行した後には、デモ表示フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS211)。このとき、デモ表示フラグがオフであれば(ステップS211;No)、例えばコマンド送信テーブルに制御データをセットするなど、主基板11から演出制御基板12に対してデモ表示コマンドを送信する設定を行う(ステップS212)。そして、デモ表示フラグをオン状態にセットする(ステップS213)。ステップS211にてデモ表示フラグがオンであるときには(ステップS211;Yes)、ステップS212及びS213の処理を実行することなく特別図柄通常処理を終了する。
When the power recovery flag is off in step S208 (step S208; No), after executing the process of step S210, it is determined whether the demo display flag is on (step S211). At this time, if the demonstration display flag is off (step S211; No), for example, the control data is set in the command transmission table, and the setting for transmitting the demonstration display command from the
図21は、図20に示すステップS204にて実行される大当り判定処理の一例を示すフローチャートである。図21に示す大当り判定処理を開始すると、CPU103は、まず、遊技制御フラグ設定部123に設けられた確変フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS301)。ここで、確変フラグは、パチンコ遊技機1が確変制御により高確率状態(確変中)とされているときにオン状態となっている。確変フラグがオンとなっているときには(ステップS301;Yes)、特図ゲームの表示結果を大当りとするか否かを判定するためのテーブルとして、図6(B)に示すような確変時大当り判定テーブル111を設定する(ステップS302)。これに対して、確変フラグがオフであり確変中でなければ(ステップS301;No)、通常遊技状態であると判断し、図6(A)に示すような通常時大当り判定テーブル110を設定する(ステップS303)。
FIG. 21 is a flowchart showing an example of the big hit determination process executed in step S204 shown in FIG. When the big hit determination process shown in FIG. 21 is started, the
CPU103は、図20に示すステップS202にて読み出した大当り判定用の乱数値MR1に基づき、ステップS302またはS303にて設定した大当り判定テーブル110または111を用いて特図ゲームの表示結果を大当りとするかハズレとするかを判定する(ステップS304)。そして、この判定結果として大当りとすることに決定されたか否かを特定し(ステップS305)、ハズレとすることに決定された場合には(ステップS305;No)、大当り判定処理を終了する。
Based on the jackpot determination random number MR1 read in step S202 shown in FIG. 20, the
これに対して、大当りとすることに決定された場合には(ステップS305;Yes)、確変大当りとするか通常大当りとするかを決定するための処理を実行する。例えば、CPU103は、確変判定用の乱数値MR4を示す数値データを乱数回路104等から抽出し(ステップS306)、抽出された乱数値MR4が奇数であるか否かを判定する(ステップS307)。この実施の形態では、ステップS306にて抽出された乱数値MR4が奇数である場合に(ステップS307;Yes)、確変大当りとするものと判断し、確変フラグをオン状態にセットする(ステップS308)。
On the other hand, when it is determined to be a big hit (step S305; Yes), a process for determining whether to be a probable big hit or a normal big hit is executed. For example, the
ステップS307にて乱数値MR4が偶数である旨の判定がなされた場合には(ステップS307;No)、通常大当りとするものと判断し、確変フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS309)、遊技制御カウンタ設定部125に設けられた確変カウンタをクリアして、そのカウント値を「0」に更新する(ステップS310)。なお、パチンコ遊技機1は、ステップS306にて抽出された乱数値MR4が奇数である場合に確変大当りとするものに限定されず、例えば乱数値MR4を確変大当りとするか通常大当りとするかの判定結果と対応付ける判定用データから構成される確変判定テーブルを参照することにより、確変大当りとするか通常大当りとするかの判定を行うものであってもよい。
If it is determined in step S307 that the random number MR4 is an even number (step S307; No), it is determined that it is a normal big hit, and the probability variation flag is cleared and turned off (step S309). ), The probability variation counter provided in the game control
図22及び図23は、図19のステップS121にて実行される可変表示開始時処理の一例を示すフローチャートである。図22及び図23に示す可変表示開始時処理を開始すると、CPU103は、まず、大当りフラグがオンとなっているか否かを判定する(図22のステップS221)。そして、大当りフラグがオンであるときには(ステップS221;Yes)、確変フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS222)。
22 and 23 are flowcharts showing an example of the variable display start time process executed in step S121 of FIG. When the variable display start process shown in FIGS. 22 and 23 is started, the
ステップS222にて確変フラグがオンであるときには(ステップS222;Yes)、複数種類の特別図柄のうちで確変大当り図柄である「7」を示す特別図柄を、今回の特図ゲームにおいて変動表示結果として導出表示する確定特別図柄に設定する(ステップS223)。これに続いて、CPU103は、可変表示パターンを選択するためのテーブルとして、図9(C)に示す確変大当り時パターン決定テーブル116を設定する(ステップS224)。
When the probability variation flag is ON in step S222 (step S222; Yes), a special symbol indicating “7”, which is a probability variation big hit symbol among a plurality of types of special symbols, is displayed as a variation display result in the current special symbol game. The fixed special symbol to be derived and displayed is set (step S223). Subsequently, the
ステップS222にて確変フラグがオフであるときには(ステップS222;No)、複数種類の特別図柄のうちで通常大当り図柄である「3」を示す特別図柄を、今回の特図ゲームにおいて変動表示結果として導出表示する確定特別図柄に設定する(ステップS225)。これに続いて、CPU103は、可変表示パターンを選択するためのテーブルとして、図9(B)に示す通常大当り時パターン決定テーブル115を設定する(ステップS226)。
When the probability variation flag is OFF in step S222 (step S222; No), a special symbol indicating “3”, which is a normal jackpot symbol among a plurality of types of special symbols, is displayed as a variation display result in the current special symbol game. The fixed special symbol to be derived and displayed is set (step S225). Subsequently, the
ステップS221にて大当りフラグがオフであるときには(ステップS221;No)、今回の特図ゲームにおいて変動表示結果として導出表示する確定特別図柄を決定するためのテーブルとして、図7に示すハズレ時確定特別図柄決定テーブル112を設定する(ステップS227)。続いて、ハズレ時確定特別図柄決定用の乱数値MR5を示す数値データを乱数回路104等から抽出し(ステップS228)、抽出した乱数値MR5に基づきハズレ時確定特別図柄決定テーブル112を参照することにより、確定特別図柄を決定する(ステップS229)。
When the big hit flag is off in step S221 (step S221; No), the special at the time of losing shown in FIG. 7 is used as a table for determining a fixed special symbol to be derived and displayed as a variation display result in the special figure game of this time. The symbol determination table 112 is set (step S227). Subsequently, the numerical data indicating the random value MR5 for determining the lost special symbol is extracted from the
ステップS229の処理を実行した後には、リーチ判定用の乱数値MR2を示す数値データを乱数回路104等から抽出する(ステップS230)。そして、例えばステップS230にて抽出した乱数値MR2に基づき所定のリーチ判定テーブルを参照するなどして、特図ゲームに対応して実行される飾り図柄の可変表示における表示態様をリーチとするか否かを判定する(ステップS231)。ここで、リーチ判定テーブルは、リーチ判定用の乱数値MR2をリーチとするか否かの判定結果と対応付ける判定用データなどから構成されたものであればよい。
After the process of step S229 is executed, numerical data indicating the reach determination random value MR2 is extracted from the
この後、ステップS231における判定の結果としてリーチとすることに決定されたか否かを特定し(ステップS232)、リーチとすることに決定された場合には(ステップS232;Yes)、可変表示パターンを選択するためのテーブルとして、図9(A)に示すリーチハズレ時パターン決定テーブル114を設定する(ステップS233)。これに対して、リーチとしないことに決定された場合には(ステップS232;No)、図8に示す可変表示パターンテーブル113に格納された通常ハズレの可変表示パターン#1を選択決定する(ステップS234)。
Thereafter, it is specified whether or not it is decided to reach as a result of the determination in step S231 (step S232). If it is decided to reach (step S232; Yes), the variable display pattern is changed. As a table for selection, the reach-losing pattern determination table 114 shown in FIG. 9A is set (step S233). On the other hand, when it is decided not to reach (step S232; No), the variable
ステップS224、S226、S233のいずれかにてパターン決定テーブルの設定を行った後には、可変表示パターン決定用の乱数値MR3を示す数値データを乱数回路104等から抽出する(図23に示すステップS235)。そして、ステップS235にて抽出した乱数値MR3に基づきステップS224またはS226またはS233にて設定したパターン決定テーブルを参照することにより、可変表示パターンを選択決定する(ステップS236)。
After setting the pattern determination table in any of steps S224, S226, and S233, numerical data indicating the random display pattern determination random value MR3 is extracted from the
ステップS234、S236のいずれかにて可変表示パターンを選択決定した後には、例えば決定された可変表示パターンに対応する制御データを所定のコマンド送信テーブルにセットするなどといった、演出制御基板12に対して可変表示開始コマンドを送信する設定を行う(ステップS237)。また、例えばステップS223、S225、S229のいずれかにて設定または決定された確定特別図柄に対応した制御データを所定のコマンド送信テーブルにセットするなどといった、演出制御基板12に対して特別図柄通知コマンドを送信する設定も行われる(ステップS238)。さらに、例えばステップS223、S225、S229のいずれかにて設定または決定された特別図柄を特定可能なデータを確定特別図柄記憶部122に格納することにより、確定特別図柄となる特別図柄を記憶させるようにしてもよい。
After the variable display pattern is selected and determined in either step S234 or S236, for example, the control data corresponding to the determined variable display pattern is set in a predetermined command transmission table. Setting for transmitting a variable display start command is performed (step S237). Also, a special symbol notification command to the
この後、今回の特図ゲームで用いられる可変表示パターンにおける特別図柄の可変表示時間に対応したタイマ初期値が、遊技制御タイマ設定部124に設けられたメイン側可変表示時間タイマに設定される(ステップS239)。そして、例えば特別図柄表示装置4における各セグメントや各ドットの点灯/消灯動作を開始させるなどといった、特別図柄表示装置4において特別図柄の可変表示を開始する設定を行う(ステップS240)。このときには、特別図柄プロセスフラグの値が可変表示制御処理に対応した値である“2”に更新される(ステップS241)。
Thereafter, the timer initial value corresponding to the variable display time of the special symbol in the variable display pattern used in the special figure game of this time is set in the main variable display time timer provided in the game control timer setting unit 124 ( Step S239). Then, for example, the special
図24は、図19のステップS123にて実行される可変表示停止時処理の一例を示すフローチャートである。図24に示す可変表示停止時処理を開始すると、CPU103は、まず、電源復旧フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS251)。そして、電源復旧フラグがオフであるときには(ステップS251;No)、特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示と画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が実行されていると判断して、確定図柄を導出表示させて可変表示を終了するための設定を行う。すなわち、CPU103は、特別図柄表示装置4における表示動作を制御することにより、確定図柄を導出表示させて特別図柄の可変表示を終了させる設定を行う(ステップS252)。また、このときには例えば所定のコマンド送信テーブルに所定の制御データをセットするなどといった、演出制御基板12に対して可変表示終了コマンドを送信する設定も行われる(ステップS253)。
FIG. 24 is a flowchart showing an example of the variable display stop process executed in step S123 of FIG. When the variable display stop process shown in FIG. 24 is started, the
他方、ステップS251にて電源復旧フラグがオンであるときには(ステップS251;Yes)、パチンコ遊技機1への電力供給停止後に電力供給が再開されたために特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示も画像表示装置5における飾り図柄の可変表示も行われていないと判断して、ステップS252、S253の処理をスキップする。なお、特別図柄表示装置4による特図ゲームの実行中に電力供給が停止した後、電力供給が再開されたときに、特別図柄の可変表示時間が経過するまで特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示を行うようになっている場合には、ステップS251にて電源復旧フラグがオンであるときにステップS252の処理を実行することにより、特別図柄の可変表示を終了させるようにすればよい。この後、CPU103は、大当りフラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS254)。そして、大当りフラグがオンであるときには、特別図柄プロセスフラグの値を大入賞口開放前処理に対応した値である“4”に更新する(ステップS255)。
On the other hand, when the power recovery flag is on in step S251 (step S251; Yes), the special symbol display by the special
ステップS254にて大当りフラグがオフであるときには(ステップS254;No)、確変フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS256)。ステップS256にて確変フラグがオンであるときには(ステップS256;Yes)、確変カウンタによりカウントされている値を1減算し(ステップS257)、減算されたカウント値が確変終了基準値として予め定めた値となったか否かを判定する(ステップS258)。そして、確変カウンタのカウント値が確変終了基準値となっているときには(ステップS258;Yes)、高確率状態を終了すると判断して、確変フラグをクリアするとともに(ステップS259)、確変カウンタをクリアする(ステップS260)。ステップS256にて確変フラグがオフであるときや(ステップS256;No)、ステップS258にて確変カウンタのカウント値が確変終了基準値とはなっていないとき(ステップS258;No)、あるいはステップS260の処理を実行した後には、特別図柄プロセスフラグの値を“0”に更新する(ステップS261)。 When the big hit flag is off in step S254 (step S254; No), it is determined whether or not the probability variation flag is on (step S256). When the probability variation flag is ON in step S256 (step S256; Yes), the value counted by the probability variation counter is decremented by 1 (step S257), and the subtracted count value is a predetermined value as the probability variation end reference value. It is determined whether or not (step S258). When the count value of the probability variation counter is the probability variation end reference value (step S258; Yes), it is determined that the high probability state is terminated, and the probability variation flag is cleared (step S259), and the probability variation counter is cleared. (Step S260). When the probability variation flag is off in step S256 (step S256; No), when the count value of the probability variation counter is not the probability variation end reference value in step S258 (step S258; No), or in step S260 After executing the process, the value of the special symbol process flag is updated to “0” (step S261).
次に、演出制御基板12における動作を説明する。演出制御基板12では、電源中継基板14から電源電圧の供給を受けると、演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130によって表示制御メイン処理が実行される。図25は、演出制御用CPU130によって実行される表示制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。図25に示す表示制御メイン処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、所定の初期設定処理を実行することにより、例えば演出制御用CPU130内における各種レジスタやスタックポインタ、プログラムカウンタなどの初期値を設定するといった、初期設定を行う(ステップS61)。この初期設定処理では、表示制御の起動間隔を決めるためのタイマの初期設定等も行われ、これにより、演出制御用CPU130では、所定時間(例えば33ミリ秒)毎にタイマ割込みが発生する。
Next, the operation in the
その後、演出制御用CPU130は、所定の初期化処理を実行することにより、例えばRAM132のクリアなどといった、初期化を行う(ステップS62)。このときには、表示制御フラグ設定部154に設けられた電源投入時フラグがオン状態にセットされる(ステップS63)。そして、演出制御用CPU130は、タイマ割込みの発生を待つループ処理に移行する。このループ処理では、ステップS64〜S66の処理が繰り返し実行される。すなわち、演出制御用CPU130が割込禁止状態とされた後に(ステップS64)、乱数更新処理が実行され(ステップS65)、乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態とされる(ステップS66)。ステップS65の乱数更新処理では、例えば図11に示す乱数値SR1〜SR3などといった、演出制御基板12の側でカウントされる各種の乱数値が更新される。
Thereafter, the
また、演出制御用CPU130では、所定時間が経過する毎に発生するタイマ割込みとは別に、主基板11から演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割込みは、例えば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生する割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、演出制御用CPU130は、自動的に割込禁止状態に設定するが、自動的に割込禁止状態にならないCPUを用いている場合には、割込禁止命令(DI命令)を発行することが好ましい。
In addition, the
主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより演出制御用CPU130にて割込みが発生することで、例えば所定のコマンド受信割込処理が実行され、信号中継基板13を介して主基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートから読み込んだ演出制御コマンドを、受信コマンドバッファに格納する。例えば、演出制御コマンドが2バイト構成である場合には、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)を順次に受信して受信コマンドバッファに格納した後、割込許可に設定する。
When the production control INT signal from the
図26は、演出制御用CPU130がタイマ割込発生を検出するごとに実行される表示制御割込処理の一例を示すフローチャートである。図26に示す表示制御割込処理において、演出制御用CPU130は、まず、レジスタの退避処理を行う(ステップS151)。続いて、演出制御用CPU130は、表示制御フラグ設定部154に設けられたデモ表示中フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS152)。このとき、デモ表示中フラグがオンであれば(ステップS152;Yes)、操作検出スイッチ30からスイッチ回路136に入力される操作検出スイッチ信号がオン状態となっているか否かを判定する(ステップS153)。例えば、遊技者等により操作ボタン20の押下操作がなされたときには、操作検出スイッチ30がこの操作を検出し、操作検出スイッチ信号がオン状態となる。
FIG. 26 is a flowchart illustrating an example of a display control interrupt process executed each time the
ステップS153にて操作検出スイッチ信号がオン状態となっているときには(ステップS153;Yes)、表示制御フラグ設定部154に設けられた演出モードフラグの切替を行う(ステップS154)。これにより、画像表示装置5にデモンストレーション画像が表示されてデモ表示中フラグがオンとなっているときには、遊技者等による操作ボタン20の操作に応答して演出モードフラグの値を切り替えて、画像表示装置5における表示による演出態様の設定を切り替えることができる。
When the operation detection switch signal is in the on state in step S153 (step S153; Yes), the effect mode flag provided in the display control
ステップS152にてデモ表示中フラグがオフであるときや(ステップS152;No)、ステップS153にて操作検出スイッチ信号がオフ状態となっているとき(ステップS153;No)、あるいは、ステップS154の処理を実行した後には、コマンド解析処理を実行する(ステップS155)。コマンド解析処理は、主基板11からの演出制御コマンドを解析する処理である。続いて、演出制御用CPU130は、演出設定処理を実行する(ステップS156)。演出設定処理では、パチンコ遊技機1の制御状態に応じて、画像表示装置5の表示などにより各種の演出を実行するための設定が行われる。こうした演出設定処理の実行結果に基づいて演出制御処理が実行されることにより、パチンコ遊技機1の遊技状態に応じた演出が実行されることになる(ステップS157)。そして、乱数更新処理が実行されることにより、例えば乱数値SR1〜SR3といった、演出制御基板12の側でカウントされる各種の乱数値が更新される(ステップS158)。その後、ステップS151にて退避させたレジスタの復帰処理が行われる(ステップS159)。
When the demonstration display flag is off at step S152 (step S152; No), when the operation detection switch signal is off at step S153 (step S153; No), or the processing at step S154 Is executed, command analysis processing is executed (step S155). The command analysis process is a process for analyzing the effect control command from the
図27及び図28は、図26のステップS155にて実行されるコマンド解析処理の一例を示すフローチャートである。図27及び図28に示すコマンド解析処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、受信コマンドバッファをチェックして、主基板11から信号中継基板13を介して受信した演出制御コマンドがあるか否かを判定する(図27のステップS401)。そして、受信コマンドありと判定したときには(ステップS401;Yes)、そのコマンドを受信コマンドバッファから読み出す(ステップS402)。
27 and 28 are flowcharts showing an example of the command analysis process executed in step S155 of FIG. When the command analysis processing shown in FIGS. 27 and 28 is started, the
ステップS402の処理を実行した後、演出制御用CPU130は、ステップS402にて読み出したコマンドが電源復旧コマンドであるか否かを判定する(ステップS403)。このとき、電源復旧コマンドである旨の判定がなされると(ステップS403;Yes)、電源復旧時設定処理が実行される(ステップS404)。電源復旧時設定処理は、主基板11からの電源復旧コマンドを受信したことに応答して、RAM132の設定などを行う処理である。ステップS403にて電源復旧コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS403;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが特別図柄通知コマンドであるか否かを判定する(ステップS405)。
After executing the process of step S402, the
ステップS405にて特別図柄通知コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS405;Yes)、例えば、そのコマンドのEXTデータをRAM132の表示制御用データ保持エリア150に設けられた今回確定特別図柄記憶部151に格納するなどして、確定特別図柄の種類を今回確定特別図柄記憶部151に記憶させる(ステップS406)。これにより、今回確定特別図柄記憶部151には、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおいて変動表示結果として導出表示される確定特別図柄の種類を特定可能なデータが格納される。ステップS405にて特別図柄通知コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS405;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが可変表示開始コマンドであるか否かを判定する(ステップS407)。
When it is determined in step S405 that the command is a special symbol notification command (step S405; Yes), for example, the EXT data of the command is stored in the presently determined special symbol provided in the display control
ステップS407にて可変表示開始コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS407;Yes)、例えば、そのコマンドのEXTデータをRAM132に設けられた可変表示設定格納エリアに格納するなどして、指定された可変表示パターン等の情報をセーブする(ステップS408)。このときには、表示制御フラグ設定部154に設けられた可変表示開始フラグをオン状態にセットする(ステップS409)。ステップS407にて可変表示開始コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS407;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが可変表示終了コマンドであるか否かを判定する(ステップS410)。
When it is determined in step S407 that the command is a variable display start command (step S407; Yes), for example, the EXT data of the command is stored in a variable display setting storage area provided in the
ステップS410にて可変表示終了コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS410;Yes)、表示制御フラグ設定部154に設けられた可変表示終了フラグをオン状態にセットする(ステップS411)。ステップS410にて可変表示終了コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS410;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが大当り開始コマンドであるか否かを判定する(ステップS412)。
When it is determined in step S410 that the command is a variable display end command (step S410; Yes), the variable display end flag provided in the display control
ステップS412にて大当り開始コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS412;Yes)、表示制御フラグ設定部154に設けられた大当り開始フラグをオン状態にセットする(ステップS413)。ステップS412にて大当り開始コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS412;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが大当りラウンド数指示コマンドであるか否かを判定する(ステップS414)。
When it is determined in step S412 that the command is a big hit start command (step S412; Yes), the big hit start flag provided in the display control
ステップS414にて大当りラウンド数指示コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS414;Yes)、例えば、そのコマンドのEXTデータをRAM132に設けられたラウンド数格納エリアに格納するなどして、大当り遊技状態にて開始されるラウンドの回数等の情報をセーブする(ステップS415)。このときには、表示制御フラグ設定部154に設けられたラウンド数通知済みフラグをオン状態にセットする(ステップS416)。ステップS414にて大当りラウンド数指示コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS414;No)、ステップS402にて読み出したコマンドが大当り終了コマンドであるか否かを判定する(図28のステップS417)。
When it is determined in step S414 that the command is a big hit round number instruction command (step S414; Yes), for example, by storing the EXT data of the command in the round number storage area provided in the
ステップS417にて大当り終了コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS417;Yes)、表示制御フラグ設定部154に設けられた大当り終了フラグをオン状態にセットする(ステップS418)。ステップS417にて大当り終了コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS417;No)、ステップS402にて読み出したコマンドがデモ表示コマンドであるか否かを判定する(ステップS419)。
When it is determined in step S417 that the command is a jackpot end command (step S417; Yes), the jackpot end flag provided in the display control
ステップS419にてデモ表示コマンドである旨の判定がなされたときには(ステップS419;Yes)、表示制御フラグ設定部154に設けられたデモ表示設定フラグをオン状態にセットする(ステップS420)。ステップS419にてデモ表示コマンドではない旨の判定がなされたときには(ステップS419;No)、受信したコマンドがその他のコマンドであると判断して、例えばRAM132に設けられた表示制御フラグ設定部154にて受信した演出制御コマンドに対応するコマンド受信フラグをオン状態にセットするなどした後(ステップS421)、図27のステップS401にリターンする。こうして全ての受信コマンドが受信コマンドバッファから読み出され、各々の受信コマンドに対応した設定が完了すると(ステップS401;No)、コマンド解析処理を終了する。
When it is determined in step S419 that the command is a demo display command (step S419; Yes), the demo display setting flag provided in the display control
図29は、図27のステップS404にて実行される電源復旧時設定処理の一例を示すフローチャートである。図29に示す電源復旧時設定処理において、演出制御用CPU130は、まず、例えば受信コマンドバッファの内容を確認するなどして、主基板11から送信される特別図柄通知コマンドの受信があったか否かを判定する(ステップS501)。
FIG. 29 is a flowchart showing an example of the power recovery setting process executed in step S404 of FIG. In the power recovery restoration setting process shown in FIG. 29, the
ステップS501にて特別図柄通知コマンドの受信ありと判定されたときには(ステップS501;Yes)、例えば受信コマンドバッファに格納されている特別図柄通知コマンドを読み出し(ステップS502)、その特別図柄通知コマンドにより通知された特別図柄の種類を特定する(ステップS503)。そして、ステップS503にて特定した特別図柄の種類を前回確定特別図柄記憶部152に記憶させる(ステップS504)。すなわち、演出制御用CPU130は、特別図柄通知コマンドにより通知された特別図柄の種類を特定可能なデータを、今回確定特別図柄記憶部151に格納する。
When it is determined in step S501 that a special symbol notification command has been received (step S501; Yes), for example, a special symbol notification command stored in the reception command buffer is read (step S502), and notification is made using the special symbol notification command. The type of the special symbol made is specified (step S503). Then, the special symbol type specified in step S503 is stored in the previously determined special symbol storage unit 152 (step S504). In other words, the
ステップS504の処理に続いて、演出制御用CPU130は、ステップS503にて特定した特別図柄の種類が例えば確変大当りであるか否かの判定を行う(ステップS505)。このとき、確変大当りであると判定されると(ステップS505;Yes)、例えば画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一の確変大当り用飾り図柄を、飾り図柄の可変表示における表示結果となる確定飾り図柄に決定する(ステップS506)。ここで、ステップS506の処理では、予め用意された確変大当り用飾り図柄を確定飾り図柄に決定するようにしてもよい。あるいは、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1を抽出し、抽出した乱数値SR1に基づいて図12(B)に示す確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141を参照することなどにより、確変大当り用飾り図柄を確定飾り図柄に決定するようにしてもよい。
Subsequent to the processing in step S504, the
ステップS505にて確変大当りではないと判定されたときには(ステップS505;No)、ステップS503にて特定した特別図柄の種類が例えば通常大当りであるか否かの判定を行う(ステップS507)。このとき、通常大当りであると判定されると(ステップS507;Yes)、例えば画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一の通常大当り用飾り図柄を、飾り図柄の可変表示における表示結果となる確定飾り図柄に決定する(ステップS508)。ここで、ステップS508の処理では、予め用意された通常大当り用飾り図柄を確定飾り図柄に決定するようにしてもよい。あるいは、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1を抽出し、抽出した乱数値SR1に基づいて図12(A)に示す通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140を参照することなどにより、通常大当り用飾り図柄を確定飾り図柄に決定するようにしてもよい。
If it is determined in step S505 that it is not a probable big hit (step S505; No), it is determined whether or not the type of the special symbol specified in step S503 is a normal big hit (step S507). At this time, when it is determined that it is a normal big hit (step S507; Yes), for example, the same normal big hit decoration pattern is displayed on each of the variable display portions of “left”, “middle”, and “right” in the
ステップS501にて特別図柄通知コマンドを受信していないと判定されたときや(ステップS501;No)、ステップS507にて通常大当りではないと判定されたときには(ステップS507;No)、例えば予め初期表示用として定められた飾り図柄の組合せを、飾り図柄の可変表示における表示結果となる確定飾り図柄に決定する(ステップS509)。初期表示用の飾り図柄の組合せは、演出制御基板12の側での制御状態がクリアされた状態で電力供給が開始されたときに表示される飾り図柄の組合せである。具体的な一例として、初期表示用の飾り図柄の組合せは、「左」、「中」、「右」の各可変表示部に対応して「3」、「4」、「9」を示す飾り図柄が定められていればよい。ステップS506、S508、S509のいずれかの処理を実行した後には、例えば電源復旧時画像の表示用に予め用意された指令を表示制御部133が備えるGCLに送信するなど、電源復旧時画像を画像表示装置5に表示させるための設定を行う(ステップS510)。
When it is determined in step S501 that a special symbol notification command has not been received (step S501; No), or when it is determined in step S507 that it is not a normal big hit (step S507; No), for example, initial display is performed in advance. The combination of the decorative symbols determined for use is determined as a finalized decorative symbol that is a display result in the variable display of decorative symbols (step S509). The combination of decorative patterns for initial display is a combination of decorative symbols displayed when power supply is started in a state where the control state on the side of the
図30は、図26のステップS156にて実行される演出設定処理の一例を示すフローチャートである。図30に示す演出設定処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、可変表示中フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS431)。このとき、可変表示中フラグがオフであれば(ステップS431;No)、可変表示開始フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS432)。そして、可変表示開始フラグがオンであるときには(ステップS432;Yes)、飾り図柄可変表示設定処理を実行する(ステップS433)。この飾り図柄可変表示設定処理は、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示中における表示動作を制御する処理を含んでいる。
FIG. 30 is a flowchart showing an example of the effect setting process executed in step S156 of FIG. When the effect setting process shown in FIG. 30 is started, the
ステップS431にて可変表示中フラグがオンであるときや(ステップS431;Yes)、ステップS432にて可変表示開始フラグがオフであるとき(ステップS432;No)、あるいはステップS433の飾り図柄可変表示設定処理を実行した後には、可変表示終了フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS434)。そして、可変表示終了フラグがオンであるときには(ステップS434;Yes)、可変表示中フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS435)、可変表示終了フラグをクリアしてオフ状態にする(ステップS436)。この後、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、確定飾り図柄を導出表示させる(ステップS437)。このときには、画像表示装置5において一定速で切替表示あるいはスクロール表示されている飾り図柄を減速表示させ、完全に停止した態様で確定飾り図柄を表示させることにより、確定飾り図柄を導出表示するようにしてもよい。あるいは、ステップS437の処理が実行されるより以前のタイミングにおいて既に飾り図柄の減速表示が行われ、「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて仮停止表示されている飾り図柄を完全に停止した態様で確定表示させることにより、確定飾り図柄を導出表示するようにしてもよい。ここで、仮停止表示とは、画像表示装置5において減速停止表示された飾り図柄が確定していない状態で、例えば飾り図柄がスクロール表示方向の順方向と逆方向などに、交互に揺動する態様で表示されることである。こうした揺動する態様での仮停止表示は、揺れ変動表示とも称する。
When the variable display flag is on in step S431 (step S431; Yes), when the variable display start flag is off in step S432 (step S432; No), or in the decorative symbol variable display setting in step S433. After executing the process, it is determined whether or not the variable display end flag is turned on (step S434). When the variable display end flag is on (step S434; Yes), the variable display in-progress flag is cleared and turned off (step S435), and the variable display end flag is cleared and turned off (step S435). S436). Thereafter, as a result of variable display of the decorative pattern in the
ステップS437の処理に続いて、演出制御用CPU130は、今回確定特別図柄記憶部151における記憶データを前回確定特別図柄記憶部152にシフトさせることにより、今回確定特別図柄記憶部151に格納されているデータを前回確定特別図柄記憶部152に格納する(ステップS438)。ここで、可変表示終了フラグは、主基板11からの可変表示終了コマンドを受信したときに、図27に示すステップS411の処理でオン状態にセットされる。したがって、前回確定特別図柄記憶部152には、主基板11からの可変表示終了コマンドを受信したときに、今回確定特別図柄記憶部151に格納されているデータが格納されることになる。
Subsequent to the processing of step S437, the
ステップS434にて可変表示終了フラグがオフであるときや(ステップS434;No)、ステップS438の処理を実行した後には、大当り表示設定処理を実行する(ステップS439)。この大当り表示設定処理は、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されるときに画像表示装置5において表示される画像の設定を行う処理等を含んでいる。ステップS439にて大当り表示設定処理を実行した後には、デモ表示設定処理を実行する(ステップS440)。このデモ表示設定処理は、画像表示装置5において飾り図柄の可変表示が行われていないときに、所定のデモンストレーション画像を表示させるための設定を行う処理等を含んでいる。
When the variable display end flag is off in step S434 (step S434; No), after executing the process of step S438, the big hit display setting process is executed (step S439). This jackpot display setting process includes a process of setting an image to be displayed on the
図31は、図30のステップS433にて実行される飾り図柄可変表示設定処理の一例を示すフローチャートである。図31に示す飾り図柄可変表示設定処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、可変表示開始フラグをクリアするとともに(ステップS521)、電源投入時フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS522)。
FIG. 31 is a flowchart showing an example of the decorative symbol variable display setting process executed in step S433 of FIG. When the decorative design variable display setting process shown in FIG. 31 is started, the
ステップS522にて電源投入時フラグがオンであるときには(ステップS522;Yes)、電源投入時フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS523)、例えば表示制御部133が備えるGCLに所定の指令を送るなどして、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部に初期表示用の飾り図柄を表示させる設定を行う(ステップS524)。ステップS522にて電源投入時フラグがオフであるときには(ステップS522;No)、ステップS523、S524の処理をスキップする。
When the power-on flag is on in step S522 (step S522; Yes), the power-on flag is cleared and turned off (step S523). For example, a predetermined command is given to the GCL provided in the
この後、例えば図27に示すステップS408の処理にてRAM132の可変表示設定格納エリアに格納したデータを読み取ることなどにより、可変表示パターンを特定する(ステップS525)。そして、このとき特定した可変表示パターンが確変大当り時パターンであるか否かを判定する(ステップS526)。ステップS526にて確変大当り時パターンである旨の判定がなされたときには(ステップS526;Yes)、飾り図柄の可変表示結果として導出表示する確定飾り図柄を決定するためのテーブルとして、図12(B)に示す確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141を設定する(ステップS527)。
Thereafter, for example, the variable display pattern is specified by reading the data stored in the variable display setting storage area of the
また、ステップS526にて確変大当り時パターンではない旨の判定がなされたときには(ステップS526;No)、ステップS525にて特定した可変表示パターンが通常大当り時パターンであるか否かを判定する(ステップS528)。ステップS528にて通常大当り時パターンである旨の判定がなされたときには(ステップS528;Yes)、飾り図柄の可変表示結果として導出表示する確定飾り図柄を決定するためのテーブルとして、図12(A)に示す通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140を設定する(ステップS529)。 When it is determined in step S526 that the pattern is not a probable big hit pattern (step S526; No), it is determined whether the variable display pattern specified in step S525 is a normal big hit pattern (step S526). S528). When it is determined in step S528 that the pattern is a normal big hit pattern (step S528; Yes), FIG. 12A shows a table for determining a confirmed decorative symbol to be derived and displayed as a variable display result of decorative symbols. The normal big hit time determined decorative symbol determination table 140 is set (step S529).
ステップS527、S529のいずれかの処理を実行した後には、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1を抽出し(ステップS530)、抽出した乱数値SR1に基づいてステップS527またはステップS529にて設定した確定飾り図柄決定テーブルを参照することにより、確変大当り時飾り図柄あるいは通常大当り時飾り図柄のうちで確定飾り図柄となる大当り組合せの飾り図柄を決定する(ステップS531)。 After executing the processing of either step S527 or S529, a random number SR1 for determining the big hit symbol / left fixed symbol is extracted (step S530), and in step S527 or step S529, based on the extracted random number SR1. By referring to the set confirmed decorative symbol determination table, the decorative symbol of the jackpot combination that becomes the fixed decorative symbol is determined from the probable large winning decorative symbol or the normal big winning decorative symbol (step S531).
ステップS528にて通常大当り時パターンではない旨の判定がなされたときには(ステップS528;No)、ステップS525にて特定した可変表示パターンがリーチハズレ時パターンであるか否かを判定する(ステップS532)。ステップS532にてリーチハズレ時パターンである旨の判定がなされたときには(ステップS532;Yes)、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1を抽出し(ステップS533)、抽出した乱数値SR1に基づいて図13(A)に示す左確定飾り図柄決定テーブル142を参照することにより、飾り図柄の可変表示結果として画像表示装置5における「左」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄(左確定図柄)を決定する(ステップS534)。続いて、左確定図柄と同一の図柄番号である飾り図柄を、飾り図柄の可変表示結果として画像表示装置5における「右」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄(右確定図柄)とすることに決定する(ステップS535)。さらに、例えば中確定図柄決定用の乱数値SR2に基づき図13(B)に示す中確定飾り図柄決定テーブル143を用いて決定した加算値をステップS435にて決定した左確定図柄の図柄番号に加算することなどにより、左及び右確定図柄とは異なる任意の飾り図柄を、飾り図柄の可変表示結果として画像表示装置5における「中」の可変表示部に導出表示する確定飾り図柄(中確定図柄)とすることに決定する(ステップS536)。
When it is determined in step S528 that the pattern is not a normal big hit pattern (step S528; No), it is determined whether or not the variable display pattern specified in step S525 is a reach loss pattern (step S532). When it is determined in step S532 that the pattern is a reach loss pattern (step S532; Yes), a random value SR1 for determining the big hit symbol / left fixed symbol is extracted (step S533), and based on the extracted random value SR1. By referring to the left determined decorative symbol determination table 142 shown in FIG. 13A, the fixed decorative symbol (left determined symbol) that is derived and displayed on the “left” variable display portion of the
ステップS532にてリーチハズレ時パターンではない旨の判定がなされたときには(ステップS532;No)、飾り図柄の可変表示結果が通常ハズレになると判断して、通常ハズレの組合せとなる確定飾り図柄を決定するための処理を実行する。すなわち、大当り図柄・左確定図柄決定用の乱数値SR1を抽出し(ステップS537)、抽出した乱数値SR1に基づいて図13(A)に示す左確定飾り図柄決定テーブル142を参照することにより、左確定図柄を決定する(ステップS538)。続いて、中確定図柄決定用の乱数値SR2を抽出し(ステップS539)、図13(B)に示す中確定飾り図柄決定テーブル143を参照して決定した加算値を左確定図柄の図柄番号に加算することにより、中確定図柄を決定する(ステップS540)。さらに、右確定図柄決定用の乱数値SR3を抽出し(ステップS541)、図13(C)に示す右確定飾り図柄決定テーブル144を参照して決定した加算値を左確定図柄の図柄番号に加算することにより、右確定図柄を決定する(ステップS542)。ステップS531やステップS533〜S536、あるいはステップS537〜S542の処理にて決定された確定飾り図柄は、例えばRAM132に設けられた所定の記憶エリア(例えば確定飾り図柄記憶エリア)などにその確定飾り図柄を特定可能なデータを格納することにより、記憶しておくとよい。
If it is determined in step S532 that the pattern is not a reach loss pattern (step S532; No), it is determined that the variable display result of the decorative symbol is a normal loss, and a fixed decorative symbol that is a combination of the normal loss is determined. Execute the process for That is, by extracting the random value SR1 for determining the jackpot symbol / left determined symbol (step S537), and referring to the left determined decorative symbol determining table 142 shown in FIG. 13A based on the extracted random value SR1, The left confirmed symbol is determined (step S538). Subsequently, the random value SR2 for determining the medium fixed symbol is extracted (step S539), and the added value determined with reference to the medium fixed decorative symbol determination table 143 shown in FIG. 13B is used as the symbol number of the left fixed symbol. By adding, the medium fixed symbol is determined (step S540). Further, a random number SR3 for determining the right determined symbol is extracted (step S541), and the added value determined with reference to the right determined decorative symbol determining table 144 shown in FIG. 13C is added to the symbol number of the left determined symbol. As a result, the right confirmed symbol is determined (step S542). The determined decorative design determined in the processing of step S531, step S533 to S536, or step S537 to S542 is stored in, for example, a predetermined storage area (for example, fixed decorative design storage area) provided in the
ステップS531、S536及びS542のうちいずれかの処理を実行した後には、ステップS525にて特定した可変表示パターンと演出モードフラグに基づいて、例えばROM131に格納されている複数の演出制御実行テーブルのいずれかを選択決定するなどして、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を制御するために用いる表示制御データを決定する(ステップS543)。また、このときには可変表示パターンにおける飾り図柄の可変表示時間に対応したタイマ初期値を表示制御タイマ設定部155が備えるサブ側可変表示時間タイマに設定するとともに(ステップS544)、可変表示中フラグをオン状態にセットする(ステップS545)。
After executing any one of steps S531, S536, and S542, any one of the plurality of effect control execution tables stored in the
図32及び図33は、図30のステップS439にて実行される大当り表示設定処理の一例を示すフローチャートである。図32及び図33に示す大当り表示設定処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、大当り中表示フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS551)。このとき、大当り中表示フラグがオフであれば(ステップS551;No)、大当り開始フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS552)。
32 and 33 are flowcharts showing an example of the jackpot display setting process executed in step S439 of FIG. When the big hit display setting process shown in FIGS. 32 and 33 is started, the
ステップS552にて大当り開始フラグがオンであるときには(ステップS552;Yes)、電源投入時フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS553)。ステップS553にて電源投入時フラグがオンであるときには(ステップS553;Yes)、電源投入時フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS554)、飾り図柄の可変表示における表示結果となる確定飾り図柄の組合せが初期表示用の飾り図柄の組合せとなっているか否かを判定する(ステップS555)。 When the big hit start flag is on in step S552 (step S552; Yes), it is determined whether the power-on flag is on (step S553). When the power-on flag is on in step S553 (step S553; Yes), the power-on flag is cleared and turned off (step S554), and the final decoration that is the display result in the variable display of the decorative symbol is displayed. It is determined whether or not the combination of symbols is a combination of decorative symbols for initial display (step S555).
ステップS553にて電源投入時フラグがオフであるときや(ステップS553;No)、ステップS555にて確定飾り図柄の組合せが初期表示用の飾り図柄の組合せとは異なるものとなっているときには(ステップS555;No)、前回確定特別図柄記憶部152の記憶データに示される特別図柄の種類を特定する(ステップS556)。そして、飾り図柄の可変表示における表示結果とされた確定飾り図柄の組合せと、ステップS556にて特定した特別図柄の種類とを照合し(ステップS557)、それらが整合しているか否かを判定する(ステップS558)。ここで、確定飾り図柄の組合せは、RAM132に設けられた所定の記憶エリア(例えば確定飾り図柄記憶エリア)などに格納されているデータを読み出すことにより特定するようにすればよい。
When the power-on flag is off in step S553 (step S553; No), or when the combination of the confirmed decorative pattern is different from the combination of the decorative pattern for initial display (step S555) S555; No), the type of the special symbol shown in the stored data of the previously determined special
例えば、ステップS556にて特定した特別図柄の種類が確変大当りであるときには、確定飾り図柄の組合せが「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一の確変大当り用飾り図柄となっているか否かを判定し、同一の確変大当り用飾り図柄となっていれば、特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合しているものと判断する。これに対して、同一の確変大当り用飾り図柄以外の飾り図柄となっている場合には、特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合していないものと判断する。このときには、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における確定飾り図柄を特定し、特定した飾り図柄が特別図柄の種類と整合しているか否かを判定するようにしてもよい。例えば確定飾り図柄の図柄番号が、特別図柄の種類に対応した番号であるか否かを判定してもよい。あるいは、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における確定飾り図柄の組合せから飾り図柄の可変表示結果の種類が確変大当りであるか通常大当りであるかを特定し、特定した飾り図柄の可変表示結果の種類が特別図柄の種類と一致しているか否かを判定するようにしてもよい。 For example, when the type of the special symbol specified in step S556 is the probability variation big hit, the combination of the confirmed decorative symbols is the same probability variation big hit ornament symbol in each of the “left”, “middle”, and “right” variable display portions. If it is the same probability variation big winning decorative symbol, it is determined that the special symbol type and the final decorative symbol are consistent. On the other hand, when the decorative symbols other than the same probability variation big hit decorative symbol are used, it is determined that the type of the special symbol and the confirmed decorative symbol do not match. At this time, it is also possible to identify the fixed decorative pattern in each of the “left”, “middle”, and “right” variable display portions, and determine whether or not the specified decorative pattern matches the type of the special symbol. Good. For example, it may be determined whether or not the symbol number of the confirmed decorative symbol is a number corresponding to the type of the special symbol. Or, specify whether the type of decorative display variable display result is a probable big hit or a normal big hit from the combination of the fixed decorative symbols in the “left”, “middle”, and “right” variable display parts. You may make it determine whether the type of the variable display result of a decoration symbol corresponds with the kind of special symbol.
また、ステップS556にて特定した特別図柄の種類が通常大当りであるときには、確定飾り図柄の組合せが「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一の通常大当り用飾り図柄となっているか否かを判定し、同一の通常大当り用飾り図柄となっていれば、特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合しているものと判断する。これに対して、同一の通常大当り用飾り図柄以外の飾り図柄となっている場合には、特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合していないものと判断する。このときにも、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における確定飾り図柄を特定し、特定した飾り図柄が特別図柄の種類と整合しているか否かを判定するようにしてもよい。例えば、確定飾り図柄の図柄番号が、特別図柄の種類に対応した番号であるか否かを判定してもよい。あるいは、「左」、「中」、「右」の各可変表示部における確定飾り図柄の組合せから飾り図柄の可変表示結果の種類が確変大当りであるか通常大当りであるかを特定し、特定した飾り図柄の可変表示結果の種類が特別図柄の種類と一致しているか否かを判定するようにしてもよい。 Further, when the type of the special symbol identified in step S556 is a normal big hit, the same normal big hit ornament symbol is used for each of the variable display portions of “left”, “middle”, and “right”. It is determined whether or not it is the same normal jackpot decorative design, it is determined that the special design type and the finalized decorative design match. On the other hand, when the decorative symbols other than the same normal jackpot decorative symbol are used, it is determined that the type of the special symbol and the confirmed decorative symbol are not matched. Also at this time, the fixed decorative symbols in the “left”, “middle”, and “right” variable display portions are specified, and it is determined whether or not the specified decorative symbols are consistent with the types of special symbols. May be. For example, it may be determined whether or not the symbol number of the confirmed decorative symbol is a number corresponding to the type of the special symbol. Or, specify whether the type of decorative display variable display result is a probable big hit or a normal big hit from the combination of the fixed decorative symbols in the “left”, “middle”, and “right” variable display parts. You may make it determine whether the type of the variable display result of a decoration symbol corresponds with the kind of special symbol.
ステップS558にて特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合している旨の判定がなされたときには(ステップS558;Yes)、確定飾り図柄を示すデータを大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納することにより、確定飾り図柄を大当り時表示用飾り図柄記憶部153に記憶させる(ステップS559)。その一方で、ステップS555にて確定飾り図柄の組合せが初期表示用の飾り図柄の組合せとなっているときや(ステップS555;Yes)、ステップS558にて特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合していないときには(ステップS558;No)、特別図柄の種類と確定飾り図柄が整合していないことを特定可能な情報を示す不整合情報データを、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納する(ステップS560)。このとき、演出制御用CPU130は、不整合情報データとして、例えば「?」の図柄といった、予め定められた飾り図柄を示すデータを大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納すればよい。
When it is determined in step S558 that the type of the special symbol is consistent with the confirmed decorative symbol (step S558; Yes), data indicating the confirmed decorative symbol is stored in the big-hit display decorative
ステップS560の処理を実行したときには、例えば画像表示装置5に所定の異常報知用画像を表示させたり、スピーカ8L、8Rから所定の異常報知用音声を出力させたりするなど、遊技者等に異常が発生したことを報知する設定を行う(ステップS561)。ステップS559、S561のいずれかの処理を実行した後には、大当り開始フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS562)、大当り中表示フラグをオン状態にセットする(ステップS563)。
When the process of step S560 is executed, for example, a predetermined abnormality notification image is displayed on the
ステップS551にて大当り中表示フラグがオンであるときや(ステップS551;Yes)、ステップS552にて大当り開始フラグがオフであるときには(ステップS552;No)、ラウンド数通知済みフラグがオンとなっているか否かを判定する(図33のステップS564)。そして、ラウンド数通知済みフラグがオンであるときには(ステップS564;Yes)、ラウンド数通知済みフラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS565)、例えば図27に示すステップS415の処理にてRAM132のラウンド数格納エリアに格納したデータを読み取ることなどにより、大当り遊技状態にて今回開始されるラウンドの実行回数であるラウンド数を特定する(ステップS566)。
When the big hit display flag is turned on in step S551 (step S551; Yes) or when the big hit start flag is turned off in step S552 (step S552; No), the round number notified flag is turned on. It is determined whether or not (step S564 in FIG. 33). When the round number notified flag is on (step S564; Yes), the round number notified flag is cleared and turned off (step S565). For example, the
また、演出制御用CPU130は、大当り時表示用飾り図柄記憶部153の記憶データを読み出し(ステップS567)、その記憶データが不整合情報データであるか否かを判定する(ステップS568)。なお、ステップS568では、記憶データが大当り図柄を示すデータ以外のデータであるときに、記憶データが不整合情報データである旨の判定を行うようにしてもよい。このとき、ステップS567にて読み出した記憶データが不整合情報データとは異なるデータであれば(ステップS568;No)、その記憶データに示される飾り図柄を特定する(ステップS569)。続いて、例えばステップS569にて特定した飾り図柄に対応するラウンド中画像表示用の指令を表示制御部133が備えるGCLに送信するなどして、特定した飾り図柄を用いたラウンド中画像を画像表示装置5に表示させるための設定を行う(ステップS570)。
Further, the
ステップS567にて読み出した記憶データが不整合情報データであるときには(ステップS568;Yes)、例えば「?」を示す図柄といった、所定の飾り図柄に対応するラウンド中画像表示用の指令を表示制御部133が備えるGCLに送信するなどして、所定の飾り図柄を用いたラウンド中画像を画像表示装置5に表示させるための設定を行う(ステップS571)。
When the stored data read in step S567 is inconsistent information data (step S568; Yes), for example, a command for displaying a round image corresponding to a predetermined decorative symbol such as a symbol indicating “?” Is displayed on the display control unit. The setting for displaying the in-round image using a predetermined decorative design on the
ステップS564にてラウンド数通知済みフラグがオフであるときには(ステップS564;No)、大当り終了フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS572)。ステップS572にて大当り終了フラグがオフであるときには(ステップS572;No)、大当り表示設定処理を終了する。他方、大当り終了フラグがオンであるときには(ステップS572;Yes)、大当り終了フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS573)、大当り中表示フラグをクリアしてオフ状態にする(ステップS574)。また、このときには、例えば大当り終了画像表示用の指令を表示制御部133が備えるGCLに送信するなどして、大当り終了画像を画像表示装置5に表示させるための設定を行う(ステップS575)。
If the round number notification flag is off in step S564 (step S564; No), it is determined whether or not the big hit end flag is on (step S572). When the big hit end flag is OFF in step S572 (step S572; No), the big hit display setting process is ended. On the other hand, when the big hit end flag is on (step S572; Yes), the big hit end flag is cleared and turned off (step S573), and the big hit display flag is cleared and turned off (step S574). . At this time, for example, a command for displaying the big hit end image is transmitted to the GCL provided in the
図34は、図30のステップS440にて実行されるデモ表示設定処理の一例を示すフローチャートである。図34に示すデモ表示設定処理を開始すると、演出制御用CPU130は、まず、デモ表示中フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS591)。このとき、デモ表示中フラグがオフであれば(ステップS591;No)、デモ表示設定フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS592)。
FIG. 34 is a flowchart showing an example of the demo display setting process executed in step S440 of FIG. When the demonstration display setting process shown in FIG. 34 is started, the
ステップS592にてデモ表示設定フラグがオンであるときには(ステップS592;Yes)、デモ表示設定フラグをクリアしてオフ状態にした後(ステップS593)、電源投入時フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS594)。ステップS594にて電源投入時フラグがオンであるときには(ステップS594;Yes)、電源投入時フラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS595)、例えば表示制御部133が備えるGCLに所定の指令を送るなどして、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部に初期表示用の飾り図柄を表示させる設定を行う(ステップS596)。ステップS594にて電源投入時フラグがオフであるときには(ステップS594;No)、ステップS595、S596の処理をスキップする。
If the demonstration display setting flag is on in step S592 (step S592; Yes), the demonstration display setting flag is cleared and turned off (step S593), and then whether or not the power-on flag is on. Is determined (step S594). When the power-on flag is on in step S594 (step S594; Yes), the power-on flag is cleared and turned off (step S595). For example, a predetermined command is sent to the GCL provided in the
この後、表示制御タイマ設定部155に設けられたデモ表示待ちタイマに、例えば画像表示装置5にデモンストレーション画像を表示させるまでの待ち時間などに対応した、所定のタイマ初期値を設定する(ステップS597)。このときには、デモ表示待ちフラグをオン状態にセットする(ステップS598)。
Thereafter, a predetermined timer initial value corresponding to, for example, the waiting time until the demonstration image is displayed on the
また、ステップS591にてデモ表示中フラグがオンであるときには(ステップS591;Yes)、可変表示中フラグがオンとなったか否かを判定する(ステップS599)。このとき、可変表示中フラグがオンになっていれば(ステップS599;Yes)、デモ表示中フラグをクリアする(ステップS600)。これに対して、可変表示中フラグがオフであれば(ステップS599;No)、ステップS600の処理を実行せずに、デモ表示設定処理を終了する。 If the demonstration display flag is on in step S591 (step S591; Yes), it is determined whether the variable display flag is on (step S599). At this time, if the variable display flag is on (step S599; Yes), the demonstration display flag is cleared (step S600). On the other hand, if the variable display flag is off (step S599; No), the demonstration display setting process is terminated without executing the process of step S600.
ステップS592にてデモ表示設定フラグがオフであるときには(ステップS592;No)、デモ表示待ちフラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS601)。そして、デモ表示待ちフラグがオンであるときには(ステップS601;Yes)、可変表示中フラグがオンとなっているか否かを判定する(ステップS602)。このとき、可変表示中フラグがオフであれば(ステップS602;No)、例えばデモ表示待ちタイマにおけるタイマ値を1減算するなどして、デモ表示待ちタイマの更新を行う(ステップS603)。続いて、例えばデモ表示待ちタイマのタイマ値が所定のデモ表示開始基準値となってタイムアウトしたか否かを判定することなどにより、画像表示装置5に所定のデモンストレーション画像を表示させるためのデモ表示開始タイミングとなったか否かを判定する(ステップS604)。これにより、主基板11からのデモ表示コマンドを受信してからの経過時間の計測によって、デモ表示開始待ち時間が経過したか否かの判定が行われることになる。
When the demonstration display setting flag is off in step S592 (step S592; No), it is determined whether or not the demonstration display waiting flag is on (step S601). When the demonstration display waiting flag is on (step S601; Yes), it is determined whether the variable display flag is on (step S602). At this time, if the variable display flag is off (step S602; No), the demonstration display waiting timer is updated, for example, by subtracting 1 from the timer value in the demonstration display waiting timer (step S603). Subsequently, a demo display for displaying a predetermined demonstration image on the
ステップS601にてデモ表示待ちフラグがオフであるときや(ステップS601;No)、ステップS604にてデモ表示開始タイミングとはなっていない場合には(ステップS604;No)、デモ表示設定処理を終了する。他方、ステップS604にてデモ表示開始タイミングとなった場合には(ステップS604;Yes)、例えば表示制御部133が備えるGCLにデモンストレーション画像の表示開始に対応した所定の指令を送信するなどして、デモンストレーション画像を画像表示装置5に表示させるための設定を行う(ステップS605)。このときには、デモ表示中フラグをオン状態にセットする(ステップS606)。ステップS602にて可変表示中フラグがオンであるときや(ステップS602;Yes)、ステップS606の処理を実行した後には、デモ表示待ちフラグとデモ表示待ちタイマをクリアする(ステップS607、S608)。
When the demonstration display wait flag is off in step S601 (step S601; No), or when the demonstration display start timing is not reached in step S604 (step S604; No), the demonstration display setting process is terminated. To do. On the other hand, when the demonstration display start timing is reached in step S604 (step S604; Yes), for example, a predetermined command corresponding to the start of display of the demonstration image is transmitted to the GCL provided in the
以下、パチンコ遊技機1における具体的な制御の一例について説明する。パチンコ遊技機1では、遊技者等がパチンコ遊技機1の右下位置に設けられた打玉操作ハンドルを操作したことに応答して、図示せぬ発射モータの駆動力により遊技球が遊技領域に打ち込まれる。そして、遊技領域に打ち込まれた遊技球が普通可変入賞球装置6に入賞することにより特図ゲームの開始条件が成立すると、乱数回路104等によって更新されている大当り判定用の乱数値MR1が抽出され、特図保留記憶部121に記憶される。
Hereinafter, an example of specific control in the
CPU103は、特図ゲームが終了するごと、あるいは大当り遊技状態が終了したときに、特図保留記憶部121に記憶されている大当り判定用の乱数値MR1を保留番号「1」のエントリから読み出し(図20のステップS202)、読み出した乱数値MR1に基づいて、開始条件が成立した特図ゲームでの変動表示結果の種類を決定する。すなわち、CPU103は、図20に示すステップS204にて例えば図21に示すような大当り判定処理を実行し、特図ゲームでの変動表示結果の種類を大当りとするかハズレとするかの判定を行う(図21のステップS305)。そして、大当りとする旨の判定がなされたときには、さらに、確変判定用の乱数値MR4が奇数であるか否かを判定することにより(ステップS307)、特図ゲームでの変動表示結果の種類を確変大当りとするか通常大当りとするかの判定を行う。
The
続いて、図19に示すステップS121の可変表示開始時処理として、例えば図22及び図23に示すような処理が実行されることにより、特図ゲームにおける変動表示結果となる確定特別図柄や可変表示パターンが決定される。確定特別図柄や可変表示パターンを決定した後には、演出制御基板12に宛てて可変表示開始コマンドを送信する設定と、特別図柄通知コマンドを送信する設定とが行われる(図23のステップS237、S238)。これに続いて、特別図柄表示装置4にて特別図柄の可変表示を開始する設定が行われる(ステップS240)。
Subsequently, as a variable display start time process in step S121 shown in FIG. 19, for example, a process as shown in FIG. 22 and FIG. A pattern is determined. After determining the confirmed special symbol and the variable display pattern, a setting for transmitting a variable display start command to the
演出制御基板12の側では、主基板11からの可変表示開始コマンドを受信したときに(図27のステップS407;Yes)、可変表示開始フラグがオン状態にセットされる(ステップS409)。また、主基板11からの特別図柄通知コマンドを受信したときには(ステップS405;Yes)、例えば特別図柄通知コマンドのEXTデータといった、特別図柄通知コマンドに示された特図ゲームでの変動表示結果の種類を特定可能なデータが、今回確定特別図柄記憶部151に格納される。
On the side of the
可変表示開始フラグがオンであるときには、図30に示すステップS433にて例えば図31に示すような飾り図柄可変表示設定処理が実行される。この処理では、演出制御用CPU130が可変表示開始コマンドに示された可変表示パターンを特定し(図31のステップS525)、特定した可変表示パターンに基づいて飾り図柄の可変表示における表示結果として導出表示する確定飾り図柄の組合せを決定する。
When the variable display start flag is on, for example, a decorative symbol variable display setting process as shown in FIG. 31 is executed in step S433 shown in FIG. In this process, the
例えば、ステップS525にて特定した可変表示パターンが確変大当り時パターンであるときには(ステップS526;Yes)、図12(B)に示す確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル141を参照して確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS527、S530、S531)。これにより、確変大当り用飾り図柄である「1」、「3」、「5」、「7」または「9」を示す飾り図柄のうちでいずれか1種類の飾り図柄が、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて導出表示する同一の確定飾り図柄に決定される。
For example, when the variable display pattern specified in step S525 is the probability variation big hit pattern (step S526; Yes), the probability variation big hit finalized decorative symbol determination table 141 shown in FIG. A combination is determined (steps S527, S530, S531). As a result, any one of the decorative symbols indicating “1”, “3”, “5”, “7”, or “9”, which are the probable big hit decorative symbols, is displayed in the
また、ステップS525にて特定した可変表示パターンが通常大当り時パターンであるときには(ステップS528;Yes)、図12(A)に示す通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル140を参照して確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS529〜S531)。これにより、通常大当り用飾り図柄である「0」、「2」、「4」、「6」または「8」を示す飾り図柄のうちでいずれか1種類の飾り図柄が、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて導出表示する同一の確定飾り図柄に決定される。
When the variable display pattern identified in step S525 is a normal big hit pattern (step S528; Yes), the normal big hit fixed decorative pattern determination table 140 shown in FIG. A combination is determined (steps S529 to S531). As a result, any one of the decorative symbols indicating “0”, “2”, “4”, “6”, or “8”, which is a normal jackpot decorative symbol, is displayed in the
他方、ステップS525にて特定した可変表示パターンがリーチハズレ時パターンであるときには(ステップS532;Yes)、画像表示装置5における「左」、「右」の可変表示部にて導出表示する確定飾り図柄を同一図柄とし、「中」の可変表示部ではこれと異なる確定飾り図柄とすることで、リーチハズレとなる可変表示結果を導出表示できるように設定する(ステップS533〜S536)。また、ステップS525にて特定した可変表示パターンが通常ハズレパターン(図8に示す可変表示パターン#1)であるときには(ステップS532;No)、図13(A)に示す左確定飾り図柄決定テーブル142と、図13(B)に示す中確定飾り図柄決定テーブル143と、図13(C)に示す右確定飾り図柄決定テーブル144とを参照して確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS537〜S542)。これにより、少なくとも画像表示装置5における「左」、「右」の可変表示部にて導出表示する確定飾り図柄は異なる図柄となり、通常ハズレとなる可変表示結果が導出表示可能に設定される。
On the other hand, when the variable display pattern specified in step S525 is a reach-losing pattern (step S532; Yes), the fixed decorative design to be derived and displayed on the “left” and “right” variable display units in the
こうして確定飾り図柄の組合せが決定されると、ステップS525にて特定した可変表示パターンと、演出モードフラグの値とに基づき表示制御データの決定などが行われた後(ステップS543)、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が開始される。特別図柄表示装置4における特別図柄と画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が開始された後、可変表示パターンに対応した特別図柄の可変表示時間が経過したときには、主基板11から演出制御基板12に宛てて可変表示終了コマンドを送信する設定が行われる(図24のステップS253)。すなわち、可変表示終了コマンドは、可変表示開始コマンドに示された可変表示パターンに対応する特別図柄の可変表示時間が経過したことを示している。
When the combination of the determined decorative symbols is determined in this manner, display control data is determined based on the variable display pattern specified in step S525 and the value of the effect mode flag (step S543), and then the image display device. The variable display of the decorative design at 5 is started. After variable display of the special symbol in the special
演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130は、主基板11からの可変表示終了コマンドを受信したことにより可変表示終了フラグがオンとなったときに(図30のステップS434;Yes)、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、確定飾り図柄を導出表示させる制御を行う(ステップS437)。例えば、演出制御用CPU130は表示制御部133が備えるGCLに確定飾り図柄を停止表示させるための指令を送信するなどして、確定飾り図柄を導出表示させる。このときには、演出制御用CPU130が今回確定特別図柄記憶部151における記憶データを前回確定特別図柄記憶部152にシフトさせる(ステップS438)。これにより、前回確定特別図柄記憶部152には、今回確定特別図柄記憶部151に格納されていたデータが格納される。
When the variable display end flag is turned on by receiving the variable display end command from the main board 11 (step S434 in FIG. 30; Yes), the
特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける変動表示結果として「7」を示す確変大当り図柄あるいは「3」を示す通常大当り図柄が導出表示されることにより、表示結果が大当りとなったときには、パチンコ遊技機1が遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御される。このときには、主基板11に搭載されたCPU103が図19に示すステップS124の大入賞口開放前処理を実行することにより、演出制御基板12に宛てて大当り開始コマンドを送信する設定が行われる。
When the display result is a big hit by deriving and displaying the probability big hit symbol indicating “7” or the normal big hit symbol indicating “3” as the variation display result in the special symbol game by the special
演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130は、主基板11からの大当り開始コマンドを受信したことにより大当り開始フラグがオンになると(図32のステップS552;Yes)、前回確定特別図柄記憶部152の記憶データに示される特別図柄の種類を特定する(ステップS556)。そして、可変表示結果が大当りとなった特図ゲームに対応して画像表示装置5において実行された飾り図柄の可変表示により導出表示された確定飾り図柄の種類が、前回確定特別図柄記憶部152に格納されているデータにより特定される特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合するか否かの判定を行う(ステップS558)。
The
すなわち、前回確定特別図柄記憶部152に格納されているデータにより特定される特別図柄の種類が確変大当りであるときには、飾り図柄の可変表示結果が「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一となる確変大当り用飾り図柄の組合せになっているか否かを判定する。また、前回確定特別図柄記憶部152に格納されているデータにより特定される特別図柄の種類が通常大当りであるときには、飾り図柄の可変表示結果が「左」、「中」、「右」の各可変表示部で同一となる通常大当り用飾り図柄の組合せになっているか否かを判定する。
That is, when the type of the special symbol specified by the data stored in the previously determined special
こうした判定により確定飾り図柄の種類が特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合していれば(ステップS558;Yes)、例えば確定飾り図柄の図柄番号を示すデータなどといった、確定飾り図柄を特定可能なデータが、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納される。これにより、確定飾り図柄が大当り表示用飾り図柄記憶部153に記憶される(ステップS559)。
If the type of the confirmed decorative pattern is consistent with the type of the variation display result in the special graphic game by such determination (step S558; Yes), for example, the confirmed decorative graphic such as data indicating the symbol number of the confirmed decorative graphic is specified. Possible data is stored in the big hit display decorative
これに対して、確定飾り図柄の種類が特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合していないときには(ステップS558;No)、例えば「?」を示す飾り図柄の図柄番号に対応したデータなどといった、不整合の判定結果を特定可能な不整合情報データが、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納される(ステップS560)。また、このときには遊技者等に異常が発生したことを報知するための設定が行われる(ステップS561)。例えば、演出制御用CPU130は、表示制御部133、音制御部134、ランプ制御部135のうちの全部または一部に所定の指令を送信するなどして、画像表示装置5に所定の異常報知用画像を表示させたり、スピーカ8L、8Rから所定の異常報知用音声を出力させたり、遊技効果ランプ9に含まれる異常報知用ランプを点灯させたりすればよい。
On the other hand, when the type of the confirmed decorative pattern is not consistent with the type of the variation display result in the special graphic game (step S558; No), for example, data corresponding to the symbol number of the decorative pattern indicating "?" Such inconsistency information data that can specify the inconsistency determination result is stored in the big hit display decorative symbol storage unit 153 (step S560). At this time, a setting is made to notify the player or the like that an abnormality has occurred (step S561). For example, the
この後、大当り遊技状態では、特別可変入賞球装置7における開閉板が開成されるサイクルであるラウンドが開始されるごとに、主基板11から演出制御基板12に宛ててラウンド数を指示するための大当りラウンド数指示コマンドが送信される。演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU130は、主基板11からの大当りラウンド数指示コマンドを受信したことによりラウンド数通知済みフラグがオンとなったときに(図33のステップS564;Yes)、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されているデータを読み出して(ステップS567)、そのデータが不整合情報データであるか否かを判定する(ステップS568)。
Thereafter, in the big hit gaming state, every time a round which is a cycle in which the opening / closing plate in the special variable winning
ステップS567にて読み出されたデータが不整合情報データではないときには(ステップS568;No)、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されているデータにより特定される確定飾り図柄を用いたラウンド中画像の表示設定が行われる(ステップS570)。これにより、図32に示すステップS558の処理にて整合している旨の判定がなされたとき(整合性OKのとき)には、大当り遊技状態中において、例えば図35(A)に示すようなラウンド中画像が画像表示装置5に表示される。図35(A)に示すラウンド中画像には、大当り遊技状態にて開始されたラウンド数を報知するための報知情報50を示す画像とともに、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されているデータにより特定される確定飾り図柄に対応した報知情報51Aを示す画像が含まれている。
When the data read in step S567 is not inconsistent information data (step S568; No), a round using a confirmed decorative pattern specified by data stored in the big-hit display decorative
他方、ステップS567にて読み出されたデータが不整合情報データであるときには(ステップS568;Yes)、不整合情報データに対応して「?」を示す飾り図柄を用いたラウンド中画像の表示設定が行われる(ステップS571)。これにより、図32に示すステップS558の処理にて整合していない旨の判定がなされたとき(整合性NGのとき)には、大当り遊技状態中において、例えば図35(B)に示すようなラウンド中画像が画像表示装置5に表示される。図35(B)に示すラウンド中画像には、大当り遊技状態にて開始されたラウンド数を報知するための報知情報50を示す画像とともに、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されている不整合情報データにより不整合の判定結果が特定されたことに対応して、「?」を示す図柄からなる報知情報51Bの画像が含まれている。
On the other hand, when the data read in step S567 is inconsistent information data (step S568; Yes), the display setting of the in-round image using the decorative pattern indicating “?” Corresponding to the inconsistent information data Is performed (step S571). Thus, when it is determined that there is no matching in the process of step S558 shown in FIG. 32 (when consistency is NG), during the big hit gaming state, for example, as shown in FIG. A round image is displayed on the
また、パチンコ遊技機1にて電力供給停止が発生するときには、図17に示すステップS21にて実行される図18に示すような電力供給停止時処理において、例えば電源基板10からの電源断信号のチェック結果として、電源電圧の低下が検出される(ステップS41;Yes)。このときには、CPU103内のレジスタ等における値が、バックアップRAMとしてのRAM102に退避される(ステップS42〜S45)。そのため、電力供給が再開されたときには、図15に示すステップS9にて実行される図16に示すような遊技状態復旧処理において、RAM102の記憶内容に基づきCPU103内のレジスタ等における値を復帰あるいは復元することで(ステップS101、S109、S112)、パチンコ遊技機1における遊技状態を復旧することができる。
Further, when the power supply stop occurs in the
そして、パチンコ遊技機1にて電力供給停止が発生した後に電力供給が再開されたときには、主基板11から演出制御基板12に宛てて電力供給が再開されたことを示す電源復旧コマンドが送信される(図16のステップS102)。例えば、特別図柄表示装置4による特別図柄の変動表示と画像表示装置5における飾り図柄の可変表示が開始された後、可変表示結果となる確定特別図柄や確定飾り図柄が導出表示されるより以前に、パチンコ遊技機1にて電力供給停止が発生したものとする。この後に電力供給が再開された場合には、演出制御基板12の側で電源投入時フラグがオン状態にセットされる(図25のステップS63)。ここで、演出制御基板12に搭載されたRAM132はバックアップされていないことから、主基板11からの電源復旧コマンドを受信したことに応答して例えば図36(A)に示すような電源復旧時画像を画像表示装置5に表示させた後(図29のステップS510)、飾り図柄の可変表示は行われないままとなる。
When the power supply is resumed after the
このようにパチンコ遊技機1への電力供給が再開されたときには、主基板11の側において特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」となっているか否かの判定が行われる(図16のステップS104)。そして、保留記憶数が「0」であるときには(ステップS104;No)、電源復旧フラグがオン状態にセットされる一方で(ステップS107)、ステップS106の処理が実行されないことから、電力供給停止が発生する以前に最後に送信された特別図柄通知コマンドの再送は行われない。また、主基板11の側では、バックアップRAMであるRAM102の記憶内容に基づいて電力供給停止時における制御状態が復元され、特図ゲームにおける特別図柄の残りの可変表示時間が計測される。
When the power supply to the
この後、例えばメイン側可変表示時間タイマがタイムアウトすることなどにより特別図柄の可変表示時間が経過したと判定されたときには、電源復旧フラグがオンとなっていることから(図24のステップS251;Yes)、可変表示終了コマンドの送信が行われない。このとき、大当りフラグがオフであれば(ステップS254;No)、特別図柄プロセスフラグの値が“0”に更新される(ステップS261)。続いて、特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」であることにより次の特図ゲームの開始条件が成立しないときには(図20のステップS201;No)、電源復旧フラグがクリアされた後(ステップS208)、デモ表示フラグがオフであることから(ステップS210;No)、主基板11から演出制御基板12に宛ててデモ表示コマンドが送信される(ステップS211)。
Thereafter, when it is determined that the variable symbol display time of the special symbol has elapsed, for example, because the main variable display timer timer times out, the power recovery flag is on (step S251 in FIG. 24; Yes). ), Variable display end command is not sent. At this time, if the big hit flag is off (step S254; No), the value of the special symbol process flag is updated to “0” (step S261). Subsequently, when the start condition of the next special figure game is not satisfied because the number of reserved memories in the special figure
演出制御基板12の側では、デモ表示コマンドを受信したことによりデモ表示設定フラグがオン状態にセットされているときに(図34のステップS592;Yes)、電源投入時フラグがオンとなっていれば(ステップS594;Yes)、例えば図36(B)に示すような初期表示用の飾り図柄の組合せが画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の可変表示部に表示される(ステップS596)。これにより、次の特図ゲームの開始条件が成立したことに対応して画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するときには、図36(B)に示すような初期表示用の飾り図柄が停止表示された状態から、スクロール表示あるいは切替表示といった可変表示を開始することができる。ステップS596にて図36(B)に示すような初期表示用の飾り図柄を表示させた後には、デモ表示待ちタイマの初期値設定が行われるとともに(ステップS597)、デモ表示待ちフラグがオン状態にセットされる(ステップS598)。
On the side of the
デモ表示待ちフラグがオンとなっているときには(ステップS601;Yes)、可変表示中フラグがオフであれば(ステップS602;No)、デモ表示待ちタイマのタイマ値を更新することにより(ステップS603)、主基板11からのデモ表示コマンドを受信してからの経過時間が計測される。こうした計測の結果に基づいてデモ表示開始タイミングとなったか否かの判定が行われ(ステップS604)、デモ表示開始タイミングとなったときには、例えば図37に示すようなデモンストレーション画像(デモ画像)を画像表示装置5に表示させるための設定を行うとともに、デモ表示中フラグをオン状態にセットする(ステップS605、S606)。図37に示すデモ画像には、遊技者等に操作ボタン20の操作を促すための報知情報52を示す画像や、演出モードフラグの値に対応した画像表示装置5における演出表示の表示態様を特定可能に報知するための報知情報53A、53Bを示す画像などが含まれている。
When the demonstration display waiting flag is on (step S601; Yes), if the variable display flag is off (step S602; No), the timer value of the demonstration display waiting timer is updated (step S603). The elapsed time after receiving the demonstration display command from the
こうしてデモ表示中フラグがオンとなった後には、図26のステップS152にてデモ表示中フラグがオンである旨の判定がなされることにより(ステップS152;Yes)、操作検出スイッチ30からスイッチ回路136に入力される操作検出スイッチ信号がオン状態となっているか否かの判定が可能になり、操作ボタン20の操作がなされたか否かの判定が行われることになる(ステップS153)。このときには、遊技者等が操作ボタン20の押下操作などをすることで、演出モードフラグの値を切り替えて、画像表示装置5における表示による演出態様の設定を切り替えることができる(ステップS154)。
After the demonstration display flag is turned on in this way, it is determined in step S152 in FIG. 26 that the demonstration display flag is turned on (step S152; Yes), and the
また、パチンコ遊技機1への電力供給が再開されたときに、特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」以外の数値となっているときには(ステップS104;Yes)、電源復旧コマンドとともに、電力供給停止が発生する以前に最後に送信された特別図柄通知コマンドの再送が行われる(ステップS106)。また、主基板11の側では、バックアップRAMであるRAM102の記憶内容に基づいて電力供給停止時における制御状態が復元され、特図ゲームにおける特別図柄の残りの可変表示時間が計測される。
In addition, when the power supply to the
この後、例えばメイン側可変表示時間タイマがタイムアウトすることなどにより特別図柄の可変表示時間が経過したと判定されたときには、電源復旧フラグがオンとなっていることから(図24のステップS251;Yes)、可変表示終了コマンドの送信が行われない。このとき、大当りフラグがオフであれば(ステップS254;No)、特別図柄プロセスフラグの値が“0”に更新される(ステップS261)。続いて、特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」以外の数値であることにより次の特図ゲームの開始条件が成立するときには(図20のステップS201;Yes)、電源復旧フラグがクリアされてオフ状態となった後(ステップS206)、可変表示開始コマンドや特別図柄通知コマンドの送信が行われる(図23のステップS237、S238)。
Thereafter, when it is determined that the variable symbol display time of the special symbol has elapsed, for example, because the main variable display timer timer times out, the power recovery flag is on (step S251 in FIG. 24; Yes). ), Variable display end command is not sent. At this time, if the big hit flag is off (step S254; No), the value of the special symbol process flag is updated to “0” (step S261). Subsequently, when the start condition of the next special figure game is satisfied because the number of reserved memories in the special figure
演出制御基板12の側では、可変表示開始コマンドを受信したことにより可変表示開始フラグがオン状態にセットされているときに(図30のステップS432;Yes)、電源投入時フラグがオンとなっていれば(図31のステップS522;Yes)、例えば図36(B)に示すような初期表示用の飾り図柄の組合せが画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の可変表示部に表示される(ステップS524)。これにより、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて特別図柄の変動表示が実行されることに対応して画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するときには、図36(B)に示すような初期表示用の飾り図柄が停止表示された状態から、スクロール表示あるいは切替表示といった可変表示を開始することができる。こうして、電力供給が再開された後に演出制御基板12が主基板11からの電源復旧コマンドとともに特別図柄通知コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、画像表示装置5に所定の初期表示用の飾り図柄を表示させた後に飾り図柄の可変表示を開始することができる。
On the side of the
なお、電力供給が再開された後に演出制御基板12が主基板11からの電源復旧コマンドと特別図柄通知コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、特別図柄通知コマンドに基づいて決定した確定飾り図柄の組合せを画像表示装置5に表示させた後に飾り図柄の可変表示を開始するようにしてもよい。すなわち、電力供給が再開されたときに演出制御基板12の側にて主基板11からの電源復旧コマンドを受信すると、図29に示すような電源復旧時設定処理が実行される。この処理では、特別図柄通知コマンドの受信ありと判定されたときに(ステップS501;Yes)、その特別図柄通知コマンドにより特定された確定特別図柄の種類に整合するように、飾り図柄の可変表示における表示結果となる確定飾り図柄の組合せが決定される(ステップS505〜S509)。そこで、図31に示すステップS524では、図29のステップS505〜S509の処理にて決定された確定飾り図柄の組合せを、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の可変表示部に表示させるようにすればよい。
When the
また、特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」以外の数値となっているときに特別図柄表示装置4により大当りとなる変動表示結果が導出表示される特図ゲームの実行中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、その電力供給の復旧後に開始される大当り遊技状態では、確変大当りの表示結果に整合する種類の飾り図柄と、通常大当りの表示結果に整合する種類の飾り図柄と、のうちのいずれかを、画像表示装置5に表示させることができる。すなわち、図29に示す電源復旧時設定処理では、特別図柄通知コマンドの受信ありと判定されたときに(ステップS501;Yes)、その特別図柄通知コマンドにより特定された確定特別図柄が前回確定特別図柄記憶部152に記憶されるとともに(ステップS504)、確定特別図柄の種類に整合する確定飾り図柄が決定される(ステップS505〜S509)。この場合、主基板11では、電源復旧フラグがオンとなっていることから(図24のステップS251;Yes)、可変表示終了コマンドの送信が行われない。その一方で、大当りフラグがオンとなっていることから(ステップS254)、特別図柄プロセスフラグの値が“4”に更新されて(ステップS255)、図19に示すステップS124の大入賞口開放前処理が実行されることにより、演出制御基板12に宛てて大当り開始コマンドの送信が行われる。
In addition, during the execution of the special figure game in which the special
演出制御基板12の側では、主基板11からの大当り開始コマンドを受信したことにより大当り開始フラグがオンとなっているときに(図32のステップS552;Yes)、確定飾り図柄が初期表示用の飾り図柄でなければ(ステップS555;No)、確定飾り図柄の種類と、前回確定特別図柄記憶部152に格納されているデータにより特定される確定特別図柄の種類と整合するか否かが判定される(ステップS558)。図29のステップS505〜S509では、特別図柄通知コマンドにより特定される確定特別図柄に基づいて確定飾り図柄を決定していることから、ステップS558の判定において整合していると判定される可能性が高い。そして、ステップS558にて整合している旨の判定がなされたときには(ステップS558;Yes)、確定飾り図柄を特定可能なデータが大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されて、確定飾り図柄が記憶される(ステップS559)。こうして、大当り遊技状態では、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納されているデータが不整合情報データではないことから(図33のステップS568;No)、確定飾り図柄を用いたラウンド中画像の表示設定が行われることになる(ステップS570)。
On the side of the
以上説明したように、この発明によれば、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける変動表示結果として確変大当り図柄や通常大当り図柄が導出表示されて大当りとなった後、演出制御基板12が主基板11から送信された大当り開始コマンドを受信したときには、図32に示すステップS558にて、その確変大当り図柄や通常大当り図柄が導出表示された特図ゲームに対応して画像表示装置5において実行された飾り図柄の可変表示により導出表示された確定飾り図柄の種類が、前回確定特別図柄記憶部152に格納されているデータにより特定される特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合するか否かの判定が行われる。そして、整合しない旨の判定がなされたときには、図32に示すステップS560にて不整合の判定結果を特定可能な不整合情報データを大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納する。この後、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されているときには、図33に示すステップS568にて大当り時表示用飾り図柄記憶部153から読み出したデータが不整合情報データであるか否かの判定が行われ、不整合情報データである旨の判定がなされると、図33に示すステップS571の処理が実行されることにより、画像表示装置5には、図35(B)に示す報知情報51Bのように「?」を示す図柄といった、所定の識別情報が表示される。
As described above, according to the present invention, after the probabilistic big hit symbol or the normal big hit symbol is derived and displayed as the fluctuation display result in the special symbol game by the special
これにより、例えば演出制御用CPU130が図31に示すステップS525にて可変表示開始コマンドから特定した可変表示パターンに応じて確定飾り図柄を誤って決定したときであっても、その誤って決定された確定飾り図柄は大当り遊技状態中において画像表示装置5に表示されることがないので、誤った情報が長期間にわたって表示されることを防止でき、遊技者に誤解を与えない表示を行うことができる。
Thereby, for example, even when the
また、図16に示すステップS103にて電力供給停止時において特別図柄や飾り図柄の可変表示中であったと判定されたときにステップS104にて特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」であると判定されたときには、特別図柄表示装置4による特図ゲームにおける特別図柄の可変表示時間が経過した後に、図20に示すステップS212の処理が実行されることによりデモ表示コマンドが演出制御基板12に宛てて送信される。このとき、演出制御基板12の側では、演出制御用CPU130が図34に示すステップS596の処理を実行することにより、例えば図36(B)に示すような初期表示用飾り図柄といった、飾り図柄のうちで演出制御基板12の側での制御状態がクリアされた状態で電力供給が開始されたときに表示される飾り図柄の組合せが、画像表示装置5に表示される。これにより、初期表示用の飾り図柄を表示するためのコマンドとデモンストレーション画像を表示するためのコマンドを兼用することができ、主基板11の側におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
Further, when it is determined in step S103 shown in FIG. 16 that the special symbol or decorative symbol is being variably displayed when the power supply is stopped, the number of reserved memory in the special
さらに、演出制御基板12が備えるRAM132の表示制御タイマ設定部155に設けられたデモ表示待ちタイマによる経過時間の計測によって図34に示すステップS604にてデモ表示コマンドを受信してからデモ表示開始待ち時間が経過したとしてデモ表示開始タイミングとなった旨の判定がなされたときに、演出制御用CPU130がステップS605の処理を実行することによって、例えば図37に示すようなデモ画像を画像表示装置5に表示させる。これにより、デモンストレーション画像を表示するための時間管理を主基板11の側にて行う必要がなくなり、主基板11における制御負担の軽減を図ることができる。
Furthermore, after the demonstration display command is received in step S604 shown in FIG. 34 by measuring the elapsed time by the demonstration display waiting timer provided in the display control
図16に示すステップS103にて電力供給停止時において特別図柄や飾り図柄の可変表示中であったと判定されたときにステップS104にて特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」以外の数値であると判定されたときには、CPU103がステップS106の処理を実行することにより、電源復旧コマンドとともに電力供給が停止する以前において最後に送信した特別図柄通知コマンドが再送される。このとき、演出制御基板12の側では、電力供給が再開されたことにより図25に示すステップS63の処理にて電源投入時フラグをオン状態にセットした後に、電源復旧コマンドと特別図柄通知コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、演出制御用CPU130が図31に示すステップS524の処理を実行することにより、例えば図36(B)に示すような初期表示用飾り図柄を画像表示装置5に表示させてから、飾り図柄の可変表示を開始させる。これにより、初期表示用の飾り図柄を表示するためのコマンドと飾り図柄の可変表示を開始させるためのコマンドを兼用することができ、主基板11の側におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
When it is determined in step S103 shown in FIG. 16 that the special symbol or the decorative symbol is being variably displayed when the power supply is stopped, the number of reserved memories in the special
図32のステップS558にて確定飾り図柄の種類が特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合しない旨の判定がなされたときには、演出制御用CPU130が図32に示すステップS561の処理を実行することにより、異常が発生したことを報知する。この報知により、遊技者は、何らかの異常が発生したことを認識することができる。
When it is determined in step S558 in FIG. 32 that the type of the confirmed decorative pattern does not match the type of the variation display result in the special figure game, the
主基板11と演出制御基板12の間には、主基板11から演出制御基板12に出力される制御信号を中継する信号中継基板13が設けられており、信号中継基板13では、各配線毎にダイオードD1及び抵抗R1からなる伝送方向規制回路13−1〜13−nが設けられている。加えて、主基板11には、信号中継基板13から主基板11への信号の入力を阻止する出力バッファ回路60が設けられている。これにより、外部から主基板11への不正な信号の入力を、従来に比べてより確実に防止することができる。
Between the
演出制御用CPU130は、図26のステップS153にて操作検出スイッチ30からスイッチ回路136に入力される操作検出スイッチ信号がオン状態となっている旨の判定がなされたときに、ステップS154にて演出モードフラグの値を切り替える。そして、図31に示すステップS543の処理では、可変表示パターンと演出モードフラグの値に基づいて表示制御データの決定を行うことで、画像表示装置5における表示による演出態様を決定する。これにより、画像表示装置5における演出表示の表示態様は、操作ボタン20の操作がなされたか否かに応じて異なる表示態様に決定することができるので、主基板11における制御負荷を増大させることなく、画像表示装置5による演出表示のバリエーションを増加させて、多様な演出により遊技の興趣を向上させることができる。
When it is determined in step S153 in FIG. 26 that the operation detection switch signal input from the
演出制御基板12が主基板11から送信された可変表示終了コマンドを受信したときには、図30に示すステップS437の処理が実行されることにより、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示結果として、確定飾り図柄が導出表示される。これにより、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて確定特別図柄が導出表示されるタイミングと、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示にて確定飾り図柄が導出表示されるタイミングとを合致させることができる。
When the
図32に示すステップS560の処理では、不整合の判定結果を特定可能な不整合情報データとして、例えば「?」を示す飾り図柄の図柄番号に対応したデータなどといった、所定の識別情報を示すデータが、大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納される。これにより、図33に示すステップS568にて大当り時表示用飾り図柄記憶部153から読み出されたデータが不整合情報データである旨の判定がなされたことにより、ステップS571にてラウンド中画像を表示する設定を行うときに、誤った飾り図柄を表示する設定が行われることを防止できる。
In the process of step S560 shown in FIG. 32, data indicating predetermined identification information such as data corresponding to a symbol number of a decorative symbol indicating “?” Is used as inconsistency information data that can specify a determination result of inconsistency. Is stored in the big symbol display decorative
この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、図31に示すステップS525にて特定した可変表示パターンに基づいて飾り図柄の可変表示における表示結果として導出表示する確定飾り図柄の組合せを決定するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、確定飾り図柄の組合せを、主基板11からの特別図柄通知コマンドに基づいて決定するようにしてもよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications and applications are possible. For example, the above embodiment has been described on the assumption that the combination of the determined decorative symbols to be derived and displayed as the display result in the variable display of decorative symbols is determined based on the variable display pattern specified in step S525 shown in FIG. However, the present invention is not limited to this, and the combination of the confirmed decorative symbols may be determined based on a special symbol notification command from the
この場合には、図31に示すステップS525の処理において、例えば図27に示すステップS406の処理にて今回確定特別図柄記憶部151に格納したデータを読み取ることなどにより、特別図柄表示装置4による特図ゲームにて変動表示結果として導出表示される確定特別図柄の種類を特定する。そして、ステップS526の処理では、ステップS525にて特定した確定特別図柄の種類が、例えば確変大当りであるか否かを判定し、確変大当りであると判定したときにはステップS527の処理に進む。他方、ステップS526にて確変大当りではないと判定したときには、ステップS528の処理において、ステップS525にて特定した確定特別図柄の種類が、例えば通常大当りであるか否かを判定し、通常大当りであると判定したときにはステップS529の処理に進む。ステップS528にて通常大当りではないと判定したときには、ステップS532と同様に、可変表示開始コマンドから特定した可変表示パターンがリーチハズレ時パターンであるか否かを判定するようにすればよい。
In this case, in the process of step S525 shown in FIG. 31, for example, the special
このように確定飾り図柄の組合せを特別図柄通知コマンドに基づいて決定する場合には、主基板11からの特別図柄通知コマンドを演出制御基板12の側で受信するタイミングが遅れたり受信できなかったりしたときなどに、確定飾り図柄が誤って決定されたり決定できなかったりすることがある。そのような場合に、本願発明では、図32に示すステップS558にて確定飾り図柄の種類が特図ゲームでの変動表示結果の種類と整合しない旨の判定がなされることにより、不整合の判定結果を特定可能な不整合情報データが大当り時表示用飾り図柄記憶部153に格納され、大当り遊技状態では、図35(B)に示す報知情報51Bのように「?」を示す図柄といった、所定の識別情報が画像表示装置5に表示される。したがって、誤って決定された確定飾り図柄などが大当り遊技状態中において画像表示装置5に表示されることがないので、誤った情報が長期間にわたって表示されることを防止でき、遊技者に誤解を与えない表示を行うことができる。
In this way, when the combination of the determined decorative symbols is determined based on the special symbol notification command, the timing for receiving the special symbol notification command from the
以上のように確定飾り図柄の組合せを特別図柄通知コマンドに基づいて決定する場合には、可変表示開始コマンドが特別図柄の可変表示時間のみを示し、特図ゲームにおける変動表示結果の種類は示さないものであってもよい。このように、可変表示開始コマンドが特別図柄の可変表示時間のみを示すものとした場合には、特図ゲームにおける変動表示結果の種類が大当りとなるかハズレとなるかにかかわらず、同一の演出であれば同一の可変表示開始コマンドを使用することができる。これにより、可変表示開始コマンドの種類を低減することができ、主基板11の側におけるデータ容量の低減による制御負担の軽減を図ることができる。
As described above, when the combination of the fixed decorative symbols is determined based on the special symbol notification command, the variable display start command indicates only the variable symbol display time of the special symbol, and does not indicate the type of the variable display result in the special symbol game. It may be a thing. In this way, when the variable display start command indicates only the variable symbol display time of the special symbol, the same effect is produced regardless of whether the type of the variable display result in the special symbol game is a big hit or a loss. If so, the same variable display start command can be used. As a result, the types of variable display start commands can be reduced, and the control burden can be reduced by reducing the data capacity on the
飾り図柄の可変表示における表示結果として導出表示される確定飾り図柄は、可変表示開始コマンドと特別図柄通知コマンドの両方のコマンドに基づいて決定するようにしてもよい。例えば、確変大当りと通常大当りに共通の可変表示パターンを示す可変表示開始コマンドが主基板11から演出制御基板12に宛てて送られたときには、可変表示開始コマンドに基づいて「左」、「中」、「右」の各可変表示部にて同一の確定飾り図柄とすることに決定し、特別図柄通知コマンドにより通知された特別図柄の種類に対応して、確変大当り用飾り図柄と通常大当り用飾り図柄のいずれかを確定飾り図柄に決定するようにしてもよい。
The fixed decorative symbol derived and displayed as a display result in the variable decorative symbol display may be determined based on both the variable display start command and the special symbol notification command. For example, when a variable display start command indicating a variable display pattern common to the probability big hit and the normal big hit is sent from the
上記実施の形態において、特別図柄通知コマンドは、特図ゲームにて確定図柄として導出表示される特別図柄の種類が確変大当りであるか通常大当りであるかハズレであるかを示すものとして説明した。これに対して、特別図柄通知コマンドは、例えば確定特別図柄の図柄番号といった、特図ゲームにて導出表示される特別図柄そのものを特定可能に示すものであってもよい。この場合には、演出制御基板12の側において、特別図柄通知コマンドにて指定された特別図柄を特定し、特定した特別図柄が確変大当り図柄であるか通常大当り図柄であるかハズレ図柄であるかを判別することで、特図ゲームにおける変動表示結果の種類を特定するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, the special symbol notification command has been described as indicating whether the type of the special symbol derived and displayed as a confirmed symbol in the special symbol game is a probable big hit, a normal big hit, or a loss. On the other hand, the special symbol notification command may indicate the special symbol itself derived and displayed in the special symbol game such as the symbol number of the confirmed special symbol. In this case, the special symbol designated by the special symbol notification command is specified on the side of the
上記実施の形態では、特別図柄や飾り図柄の可変表示中に電力供給停止が発生したときに、特図保留記憶部121での保留記憶数が「0」であれば、その後に電力供給が再開された場合には、電力供給停止が発生する以前に最後に送信された特別図柄通知コマンドの再送は行われないものとして説明した。これに対して、電力供給が再開されたときに保留記憶数が「0」である場合でも、電力供給停止が発生する以前に最後に送信された特別図柄通知コマンドの再送を行うようにしてもよい。すなわち、図16に示すステップS103にて特別図柄や飾り図柄の可変表示中である旨の判定がなされたときには、ステップS104の処理を実行せずに、ステップS105の処理に進んで特別図柄通知コマンドを送信するための処理を実行するようにしてもよい。
In the above-described embodiment, when the power supply stop occurs during the variable display of the special symbol or the decorative symbol, if the reserved memory number in the special
また、上記実施の形態では、図26のステップS152にてデモ表示中フラグがオンである旨の判定がなされたときに、ステップS153にて操作検出スイッチ信号がオン状態となっているか否かを判定する。そして、操作検出スイッチ信号がオン状態であるときには、ステップS154にて演出モードフラグの値を切り替えることにより、画像表示装置5における演出表示の表示態様を、操作ボタン20の操作がなされたか否かに応じて異なる表示態様に決定できるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、デモ表示中フラグがオンであるとき以外であっても、操作検出スイッチ30からスイッチ回路136に入力される操作検出スイッチ信号がオン状態となっているか否かを判定することなどにより、画像表示装置5における演出表示の表示態様を、操作ボタン20の操作がなされたか否かに応じて異なる表示態様に決定できるようにしてもよい。
In the above embodiment, when it is determined in step S152 in FIG. 26 that the demonstration display flag is on, it is determined in step S153 whether the operation detection switch signal is on. judge. When the operation detection switch signal is in the ON state, the display mode of the effect display on the
例えば、演出制御用CPU130は、図26に示す表示制御割込処理が実行されるごとに、操作検出スイッチ30からスイッチ回路136に入力される操作検出スイッチ信号がオン状態となっているか否かを判定する。このときに操作検出スイッチ信号がオン状態となっていれば、演出モードフラグの値を切り替えるようにすればよい。この場合には、任意のタイミングで遊技者等により操作ボタン20の操作がなされたか否かが判定されることになる。そして、図31に示すステップS543の処理が実行される時点における演出モードフラグの値に応じて表示制御データの決定が行われることにより、画像表示装置5における演出表示の表示態様を、操作ボタン20の操作がなされたか否かに応じて異なる表示態様に決定することができる。
For example, every time the display control interrupt process shown in FIG. 26 is executed, the
上記実施の形態では、図29に示す電源復旧時設定処理において、ステップS505〜S509の処理を実行するなどして、確定飾り図柄を決定するものとして説明した。しかしながら、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、電力供給が再開されたときには確定飾り図柄の決定は行わなくてもよい。この場合には、電源復旧時設定処理において、前回確定特別図柄記憶部152と大当り時表示用飾り図柄記憶部153をクリアする処理とともに、今回確定特別図柄記憶部151に大当り図柄とは異なるハズレ図柄を特定可能なデータを格納する処理を実行すればよい。ここで、大当り時表示用飾り図柄記憶部153がクリアされたときには、未設定状態における初期データが格納される。この初期データとしては、例えば「?」を示す図柄といった、所定の飾り図柄を示すデータであって、不整合の判定結果を特定可能な不整合情報データが用いられてもよい。こうした設定により、特別図柄表示装置4により大当りとなる変動表示結果が導出表示される特図ゲームの実行中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、その電力供給の復旧後に開始される大当り遊技状態において、例えば「?」を示す図柄といった所定の識別情報を、画像表示装置5に表示させることができる。また、大当り遊技状態に制御されているときに電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合に、その電力供給の復旧後における大当り遊技状態においても、例えば「?」を示す図柄といった所定の識別情報を、画像表示装置5に表示させることができる。
In the above-described embodiment, it has been described that, in the setting process at the time of power restoration shown in FIG. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and when the power supply is resumed, it is not necessary to determine the fixed decorative symbol. In this case, in the setting process at the time of power recovery, the previously determined special
図33に示すステップS568にて大当り時表示用飾り図柄記憶部153から読み出したデータが不整合情報データである旨の判定がなされたときに画像表示装置5に表示させるラウンド中画像は、図35(B)に示すような「?」を示す図柄からなる報知情報51Bの画像を含んだものに限定されず、不整合の判定結果が特定されたことに対応した任意の情報を示す画像を含んだものであればよい。
The in-round image displayed on the
図8に示す可変表示パターンテーブル113では、通常ハズレに対応するパターンとして、通常ハズレパターンである可変表示パターン#1のみが用意されているものとして説明したが、これに限定されるものではなく、リーチハズレ時パターンなどと同様に、通常ハズレに対応するパターンを複数用意してもよい。例えば、高確率状態では、通常遊技状態にて用いられる可変表示パターンに比べて特別図柄の可変表示時間が短い可変表示パターンが、通常ハズレに対応するパターンとして用いられるようにしてもよい。あるいは、通常遊技状態で使用される通常ハズレに対応するパターンを複数用意しておき、リーチハズレ時パターンなどと同様に、可変表示パターン決定用の乱数値MR3に基づき、所定のパターン決定テーブルを参照して特図ゲームなどで用いる可変表示パターンを決定するようにしてもよい。
In the variable display pattern table 113 illustrated in FIG. 8, it is described that only the variable
加えて、本発明の遊技機は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機において画像表示装置を有するものであれば、例えば、一般電役機、又はパチコンと呼ばれる確率設定機能付き弾球遊技機等であっても構わない。また、本発明は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。 In addition, as long as the gaming machine of the present invention has an image display device in a ball game machine such as a pachinko game machine, for example, a general electric machine or a ball game machine with a probability setting function called a Pachi-Con It does not matter. In addition, the present invention is not limited to a payout type gaming machine that pays out a predetermined number of prize balls in response to detection of a winning ball. It can also be applied to an enclosed game machine.
さらに、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
Furthermore, the present invention can be applied to a game machine that simulates the operation of the
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。 The game execution mode is not only executed by attaching a detachable recording medium, but can also be executed by temporarily storing a program and data downloaded via a communication line or the like in an internal memory or the like. It is also possible to execute directly using hardware resources on the other device side on a network connected via a communication line or the like. Furthermore, the game can be executed by exchanging data with other computer devices or the like via a network.
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
4 … 特別図柄表示装置
5 … 画像表示装置
6 … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
10 … 電源基板
11 … 主基板
12 … 演出制御基板
13 … 信号中継基板
13−1〜13−n … 伝送方向規制回路
14 … 電源中継基板
20 … 操作ボタン
30 … 操作検出スイッチ
40 … 普通図柄表示装置
60 … 出力バッファ回路
61A、61B、62A … コネクタ
70 … 各入賞口スイッチ
100 … 遊技制御用マイクロコンピュータ
101、131 … ROM
102、132 … RAM
103 … CPU
104 … 乱数回路
105 … I/Oポート
107 … スイッチ回路
110 … 通常時大当り判定テーブル
111 … 確変時大当り判定テーブル
112 … ハズレ時確定特別図柄決定テーブル
113 … 可変表示パターンテーブル
114 … リーチハズレ時パターン決定テーブル
115 … 通常大当り時パターン決定テーブル
116 … 確変大当り時パターン決定テーブル
120 … 遊技制御用データ保持エリア
121 … 特図保留記憶部
122 … 確定特別図柄記憶部
123 … 遊技制御フラグ設定部
124 … 遊技制御タイマ設定部
125 … 遊技制御カウンタ設定部
133 … 表示制御部
134 … 音制御部
135 … ランプ制御部
136 … スイッチ回路
140 … 通常大当り時確定飾り図柄決定テーブル
141 … 確変大当り時確定飾り図柄決定テーブル
142 … 左確定飾り図柄決定テーブル
143 … 中確定飾り図柄決定テーブル
144 … 右確定飾り図柄決定テーブル
150 … 表示制御用データ保持エリア
151 … 今回確定特別図柄記憶部
152 … 前回確定特別図柄記憶部
153 … 大当り時表示用飾り図柄記憶部
154 … 表示制御フラグ設定部
155 … 表示制御タイマ設定部
156 … 表示制御カウンタ設定部
DESCRIPTION OF
102, 132 ... RAM
103 ... CPU
104 ...
Claims (9)
遊技の進行を制御するとともに、前記第1可変表示手段の表示制御を行う遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの制御信号に基づいて前記第2可変表示手段の表示制御を行う表示制御手段とを備え、
前記遊技制御手段は、
遊技機への電力供給が停止しても記憶内容を保持することが可能なデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段のうち、前記特別識別情報の可変表示の実行条件は成立したが開始条件は成立していない可変表示の実行を、所定の上限数まで保留記憶する保留記憶手段と、
電力供給が停止された後に電力供給が再開されたときに、前記データ記憶手段の記憶内容に基づいて制御状態を復旧する復旧制御手段と、
前記特別識別情報の可変表示の表示結果を、前記特別表示結果と、前記特別表示結果以外の特定表示結果と、前記特定表示結果以外の表示結果と、のうちのいずれの種類の表示結果とするかを決定する表示結果決定手段と、
前記制御信号として、特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間及び表示結果の種類を示す可変表示コマンドと、前記特別識別情報の可変表示の表示結果の種類を示す特別識別情報コマンドと、前記可変表示コマンドに示された可変表示時間が経過したことを示す可変表示終了コマンドと、前記特定遊技状態の開始を示す特定遊技状態開始コマンドと、前記復旧制御手段によって遊技状態が復旧されたことを示す復旧コマンドと、所定期間にわたって前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立しない時に表示するデモンストレーション画像を前記第2可変表示手段に表示させるためのデモ表示コマンドとを送信する制御信号送信手段を含み、
前記表示制御手段は、
前記制御信号送信手段によって送信された可変表示コマンドに基づき前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する装飾識別情報決定手段と、
前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドを受信したときに、当該特別識別情報コマンドに示された表示結果の種類を特定可能なデータが格納される確定識別情報格納手段と、
前記制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、前記確定識別情報格納手段に格納されていたデータが格納される前回確定識別情報格納手段と、
前記特定遊技状態に制御されているときに前記第2可変表示手段に表示させる装飾識別情報を特定可能なデータが格納される表示用識別情報格納手段と、
前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が導出表示された後、前記制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して前記第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果または該装飾識別情報の表示結果の種類が、前記前回確定識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定を行う整合判定手段と、
前記整合判定手段によって整合する旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示された装飾識別情報を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う整合時格納制御手段と、
前記整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、当該不整合の判定結果を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う不整合時格納制御手段と、
前記特定遊技状態に制御されているときに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される装飾識別情報を前記第2可変表示手段に表示させる制御を行うとともに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより前記不整合の判定結果が特定されたときには前記第2可変表示手段に所定の識別情報を表示させる特定遊技状態中表示制御手段とを含み、
前記復旧制御手段は、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、当該電力供給が再開されたときに前記保留記憶手段に保留記憶があるか否かを判定する復旧時保留記憶判定手段を含み、
前記制御信号送信手段は、前記復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたときには前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後にデモ表示コマンドを送信し、
前記表示制御手段は、
電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドを受信したときに前記第2可変表示手段に所定の復旧中画像を表示させる一方、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信したときには前記第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報を表示させる復旧時表示制御手段と、
前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信してからの時間であるデモ表示開始待ち時間を計測する時間計測手段と、
前記時間計測手段による計測によって前記デモ表示開始待ち時間が経過したか否かを判定する計測判定手段と、
前記計測判定手段により前記デモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段にデモンストレーション画像を表示させるデモ表示制御手段とを含む、
ことを特徴とする遊技機。 First variable display means for variably displaying a plurality of types of special identification information each identifiable, and a plurality of types of decoration identification each identifiable in accordance with variable display of special identification information by the first variable display means Second variable display means for performing variable display of information, and when the display result of the variable display of the special identification information becomes a predetermined specific display result, control to a specific gaming state advantageous to the player Further, when the display result of the variable display of the special identification information is a special display result determined in advance among the specific display results, the probability of the specific display result after the specific gaming state is ended is A gaming machine that controls a higher probability state than a normal gaming state different from the specific gaming state,
A game control means for controlling the progress of the game and for controlling the display of the first variable display means;
Display control means for performing display control of the second variable display means based on a control signal from the game control means,
The game control means includes
Data storage means capable of retaining stored contents even when power supply to the gaming machine is stopped;
Among the data storage means, a holding storage means for holding the variable display execution condition that the variable identification execution condition of the special identification information is satisfied but the start condition is not satisfied to a predetermined upper limit number,
A recovery control means for restoring the control state based on the storage content of the data storage means when the power supply is resumed after the power supply is stopped;
The display result of the variable display of the special identification information is any type of display result among the special display result, a specific display result other than the special display result, and a display result other than the specific display result. Display result determination means for determining whether or not
As the control signal, the variable display command indicating the variable display time and the type of display result from the start of the variable display of the special identification information until the display result is derived and displayed, and the display result of the variable display of the special identification information A special identification information command indicating the type, a variable display end command indicating that the variable display time indicated in the variable display command has elapsed, a specific gaming state start command indicating the start of the specific gaming state, and the recovery control Demo display for causing the second variable display means to display a recovery command indicating that the gaming state has been restored by the means and a demonstration image to be displayed when the execution condition for variable display of the special identification information is not satisfied for a predetermined period of time Control signal transmission means for transmitting a command,
The display control means includes
Decoration identification information determination means for determining decoration identification information derived and displayed as a display result of variable display by the second variable display means based on the variable display command transmitted by the control signal transmission means;
When the special identification information command transmitted by the control signal transmission unit is received, the confirmed identification information storage unit that stores data that can specify the type of display result indicated in the special identification information command;
When the variable display end command transmitted by the control signal transmission unit is received, the data previously stored in the final identification information storage unit is stored;
Display identification information storage means for storing data capable of specifying decoration identification information to be displayed on the second variable display means when controlled in the specific gaming state;
When the specific display result is derived and displayed as the display result of the variable display of the special identification information by the first variable display means, and when the specific gaming state start command transmitted by the control signal transmission means is received, the specific The display result of the decoration identification information derived and displayed by the variable display executed by the second variable display means corresponding to the variable display of the special identification information by the first variable display means from which the display result is derived and displayed, or the decoration A consistency determination means for determining whether or not the type of the display result of the identification information is consistent with the type specified by the data stored in the previously determined identification information storage means;
The display identification information storage means stores the data that can specify the decoration identification information derived and displayed as the display result of the variable display by the second variable display means when the matching determination means determines that the matching is achieved. Storage control means at the time of matching for performing control to store in,
A storage control unit for inconsistency that performs control to store data that can specify the determination result of inconsistency in the display identification information storage unit when it is determined that the inconsistency is not performed by the consistency determination unit;
Control is performed to display the decoration identification information specified by the data stored in the display identification information storage means on the second variable display means when controlled to the specific gaming state, and the display A display control means during a specific gaming state that causes the second variable display means to display predetermined identification information when the inconsistency determination result is specified by the data stored in the identification information storage means;
When the power supply is resumed after the power supply is stopped during the variable display of the special identification information by the first variable display means, the recovery control means is configured to hold the suspension when the power supply is resumed. Including a recovery hold memory determination means for determining whether the storage means has a hold memory;
The control signal transmission means transmits a demo display command after the variable display time of the special identification information by the first variable display means has elapsed when the determination that there is no reservation storage is made by the recovery storage determination means. ,
The display control means includes
When the restoration command transmitted by the control signal transmission means is received after the power supply is resumed, the second variable display means displays a predetermined image during restoration, while the control signal is resumed after the power supply is resumed. A display control unit at the time of restoration for displaying predetermined initial display decoration identification information among the decoration identification information on the second variable display means when receiving the demonstration display command transmitted by the transmission means;
Time measuring means for measuring a demonstration display start waiting time which is a time after receiving the demonstration display command transmitted by the control signal transmitting means;
Measurement determination means for determining whether or not the demonstration display start waiting time has elapsed by measurement by the time measurement means;
Demo display control means for displaying a demonstration image on the second variable display means when the measurement judgment means determines that the demonstration display start waiting time has elapsed.
A gaming machine characterized by that.
遊技の進行を制御するとともに、前記第1可変表示手段の表示制御を行う遊技制御手段と、
前記遊技制御手段からの制御信号に基づいて前記第2可変表示手段の表示制御を行う表示制御手段とを備え、
前記遊技制御手段は、
遊技機への電力供給が停止しても記憶内容を保持することが可能なデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段のうち、前記特別識別情報の可変表示の実行条件は成立したが開始条件は成立していない可変表示の実行を、所定の上限数まで保留記憶する保留記憶手段と、
電力供給が停止された後に電力供給が再開されたときに、前記データ記憶手段の記憶内容に基づいて制御状態を復旧する復旧制御手段と、
前記特別識別情報の可変表示の表示結果を、前記特別表示結果と、前記特別表示結果以外の特定表示結果と、前記特定表示結果以外の表示結果と、のうちのいずれの種類の表示結果とするかを決定する表示結果決定手段と、
前記制御信号として、少なくとも特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を示す可変表示コマンドと、前記特別識別情報の可変表示の表示結果の種類を示す特別識別情報コマンドと、前記可変表示コマンドに示された可変表示時間が経過したことを示す可変表示終了コマンドと、前記特定遊技状態の開始を示す特定遊技状態開始コマンドと、前記復旧制御手段によって遊技状態が復旧されたことを示す復旧コマンドと、所定期間にわたって前記特別識別情報の可変表示の実行条件が成立しない時に表示するデモンストレーション画像を前記第2可変表示手段に表示させるためのデモ表示コマンドとを送信する制御信号送信手段を含み、
前記表示制御手段は、
前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドに基づき前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示される装飾識別情報を決定する装飾識別情報決定手段と、
前記制御信号送信手段によって送信された特別識別情報コマンドを受信したときに、当該特別識別情報コマンドに示された表示結果の種類を特定可能なデータが格納される確定識別情報格納手段と、
前記制御信号送信手段によって送信された可変表示終了コマンドを受信したときに、前記確定識別情報格納手段に格納されていたデータが格納される前回確定識別情報格納手段と、
前記特定遊技状態に制御されているときに前記第2可変表示手段に表示させる装飾識別情報を特定可能なデータが格納される表示用識別情報格納手段と、
前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示の表示結果として前記特定表示結果が導出表示された後、前記制御信号送信手段によって送信された特定遊技状態開始コマンドを受信したときに、当該特定表示結果が導出表示された前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示に対応して前記第2可変表示手段によって実行された可変表示により導出表示された装飾識別情報の表示結果または該装飾識別情報の表示結果の種類が、前記前回確定識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される種類と整合するか否かの判定を行う整合判定手段と、
前記整合判定手段によって整合する旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段による可変表示の表示結果として導出表示された装飾識別情報を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う整合時格納制御手段と、
前記整合判定手段によって整合しない旨の判定がなされたときに、当該不整合の判定結果を特定可能なデータを、前記表示用識別情報格納手段に格納する制御を行う不整合時格納制御手段と、
前記特定遊技状態に制御されているときに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより特定される装飾識別情報を前記第2可変表示手段に表示させる制御を行うとともに、前記表示用識別情報格納手段に格納されているデータにより前記不整合の判定結果が特定されたときには前記第2可変表示手段に所定の識別情報を表示させる特定遊技状態中表示制御手段とを含み、
前記復旧制御手段は、前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示中に電力供給が停止された後、電力供給が再開された場合には、当該電力供給が再開されたときに前記保留記憶手段に保留記憶があるか否かを判定する復旧時保留記憶判定手段を含み、
前記制御信号送信手段は、前記復旧時保留記憶判定手段によって保留記憶がない旨の判定がなされたときには前記第1可変表示手段による特別識別情報の可変表示時間が経過した後にデモ表示コマンドを送信し、
前記表示制御手段は、
電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドを受信したときに前記第2可変表示手段に所定の復旧中画像を表示させる一方、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信したときには前記第2可変表示手段に装飾識別情報のうちで所定の初期表示用装飾識別情報を表示させる復旧時表示制御手段と、
前記制御信号送信手段によって送信されたデモ表示コマンドを受信してからの時間であるデモ表示開始待ち時間を計測する時間計測手段と、
前記時間計測手段による計測によって前記デモ表示開始待ち時間が経過したか否かを判定する計測判定手段と、
前記計測判定手段により前記デモ表示開始待ち時間が経過した旨の判定がなされたときに、前記第2可変表示手段にデモンストレーション画像を表示させるデモ表示制御手段とを含む、
ことを特徴とする遊技機。 First variable display means for variably displaying a plurality of types of special identification information each identifiable, and a plurality of types of decoration identification each identifiable in accordance with variable display of special identification information by the first variable display means Second variable display means for performing variable display of information, and when the display result of the variable display of the special identification information becomes a predetermined specific display result, control to a specific gaming state advantageous to the player Further, when the display result of the variable display of the special identification information is a special display result determined in advance among the specific display results, the probability of the specific display result after the specific gaming state is ended is A gaming machine that controls a higher probability state than a normal gaming state different from the specific gaming state,
A game control means for controlling the progress of the game and for controlling the display of the first variable display means;
Display control means for performing display control of the second variable display means based on a control signal from the game control means,
The game control means includes
Data storage means capable of retaining stored contents even when power supply to the gaming machine is stopped;
Among the data storage means, a holding storage means for holding the variable display execution condition that the variable identification execution condition of the special identification information is satisfied but the start condition is not satisfied to a predetermined upper limit number,
A recovery control means for restoring the control state based on the storage content of the data storage means when the power supply is resumed after the power supply is stopped;
The display result of the variable display of the special identification information is any type of display result among the special display result, a specific display result other than the special display result, and a display result other than the specific display result. Display result determination means for determining whether or not
As the control signal, at least a variable display command indicating a variable display time from a start of variable display of special identification information to a display result being derived and displayed, and a special indicating a type of display result of variable display of the special identification information An identification information command, a variable display end command indicating that the variable display time indicated in the variable display command has elapsed, a specific gaming state start command indicating the start of the specific gaming state, and a game state by the recovery control means And a demonstration display command for causing the second variable display means to display a demonstration image to be displayed when a condition for executing variable display of the special identification information is not satisfied over a predetermined period. Control signal transmitting means for
The display control means includes
Decoration identification information determination means for determining decoration identification information derived and displayed as a display result of variable display by the second variable display means based on the special identification information command transmitted by the control signal transmission means;
When the special identification information command transmitted by the control signal transmission unit is received, the confirmed identification information storage unit that stores data that can specify the type of display result indicated in the special identification information command;
When the variable display end command transmitted by the control signal transmission unit is received, the data previously stored in the final identification information storage unit is stored;
Display identification information storage means for storing data capable of specifying decoration identification information to be displayed on the second variable display means when controlled in the specific gaming state;
When the specific display result is derived and displayed as the display result of the variable display of the special identification information by the first variable display means, and when the specific gaming state start command transmitted by the control signal transmission means is received, the specific The display result of the decoration identification information derived and displayed by the variable display executed by the second variable display means corresponding to the variable display of the special identification information by the first variable display means from which the display result is derived and displayed, or the decoration A consistency determination means for determining whether or not the type of the display result of the identification information is consistent with the type specified by the data stored in the previously determined identification information storage means;
The display identification information storage means stores the data that can specify the decoration identification information derived and displayed as the display result of the variable display by the second variable display means when the matching determination means determines that the matching is achieved. Storage control means at the time of matching for performing control to store in,
A storage control unit for inconsistency that performs control to store data that can specify the determination result of inconsistency in the display identification information storage unit when it is determined that the inconsistency is not performed by the consistency determination unit;
Control is performed to display the decoration identification information specified by the data stored in the display identification information storage means on the second variable display means when controlled to the specific gaming state, and the display A display control means during a specific gaming state that causes the second variable display means to display predetermined identification information when the inconsistency determination result is specified by the data stored in the identification information storage means;
When the power supply is resumed after the power supply is stopped during the variable display of the special identification information by the first variable display means, the recovery control means is configured to hold the suspension when the power supply is resumed. Including a recovery hold memory determination means for determining whether the storage means has a hold memory;
The control signal transmission means transmits a demo display command after the variable display time of the special identification information by the first variable display means has elapsed when the determination that there is no reservation storage is made by the recovery storage determination means. ,
The display control means includes
When the restoration command transmitted by the control signal transmission means is received after the power supply is resumed, the second variable display means displays a predetermined image during restoration, while the control signal is resumed after the power supply is resumed. A display control unit at the time of restoration for displaying predetermined initial display decoration identification information among the decoration identification information on the second variable display means when receiving the demonstration display command transmitted by the transmission means;
Time measuring means for measuring a demonstration display start waiting time which is a time after receiving the demonstration display command transmitted by the control signal transmitting means;
Measurement determination means for determining whether or not the demonstration display start waiting time has elapsed by measurement by the time measurement means;
Demo display control means for displaying a demonstration image on the second variable display means when the measurement judgment means determines that the demonstration display start waiting time has elapsed.
A gaming machine characterized by that.
前記復旧時表示制御手段は、電力供給が再開された後に前記制御信号送信手段によって送信された復旧コマンドとともに特別識別情報コマンドを受信してから可変表示開始コマンドを受信したときには、前記第2可変表示手段に前記所定の初期表示用装飾識別情報を表示させた後に装飾識別情報の可変表示を開始させる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。 The control signal transmission means has a function of retransmitting the special identification information command transmitted last before the power supply is stopped together with the recovery command when the recovery-holding storage determination means determines that there is a reserved storage. And
When the recovery display control means receives the variable display start command after receiving the special identification information command together with the recovery command transmitted by the control signal transmission means after the power supply is resumed, the second variable display Starting the variable display of the decoration identification information after displaying the predetermined initial display decoration identification information on the means,
The gaming machine according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の遊技機。 The restoration-time display control means, as the predetermined initial display decoration identification information, decoration identification information displayed when power supply is started in a state where the control state in the display control means is cleared, Display on the second variable display means;
The gaming machine according to claim 1, 2, or 3.
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。 The display control means includes an abnormality notification control means for performing control for notifying that an abnormality has occurred when it is determined by the alignment determination means that there is no matching.
The gaming machine according to any one of claims 1 to 4, characterized in that:
前記遊技制御手段には、前記中継手段からの信号の入力を阻止する第1の信号方向規制手段が設けられ、
前記中継手段には、前記表示制御手段からの信号の入力を阻止する第2の信号方向規制手段が設けられている、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機。 Relay means for relaying a control signal output from the game control means to the display control means;
The game control means is provided with first signal direction restricting means for blocking input of a signal from the relay means,
The relay means is provided with second signal direction restricting means for blocking input of signals from the display control means.
The gaming machine according to any one of claims 1 to 5, characterized in that:
前記操作手段の操作に応じて操作信号を出力する操作信号出力手段とを備え、
前記表示制御手段は、
前記遊技制御手段からの制御信号とは異なる信号として、前記操作信号出力手段から出力された操作信号を入力する外部入力手段と、
前記操作信号出力手段から前記外部入力手段に操作信号が入力されたか否かを判定する操作判定手段と、
前記第2可変表示手段における演出表示の表示態様を、前記操作判定手段による操作信号が入力されたか否かの判定結果に基づいて決定する操作判定演出決定手段とを含む、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の遊技機。 Operation means that can be operated by the player;
An operation signal output means for outputting an operation signal in response to an operation of the operation means,
The display control means includes
External input means for inputting the operation signal output from the operation signal output means as a signal different from the control signal from the game control means,
Operation determining means for determining whether or not an operation signal is input from the operation signal output means to the external input means;
An operation determination effect determining unit that determines a display mode of the effect display in the second variable display unit based on a determination result of whether or not an operation signal is input by the operation determination unit.
The gaming machine according to any one of claims 1 to 6, characterized in that:
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の遊技機。 When the display control unit receives the variable display end command transmitted by the control signal transmission unit, the display control unit converts the decoration identification information determined by the decoration identification information determination unit to the decoration identification information by the second variable display unit. Including derivation display control means for derivation display as a display result of variable display,
The gaming machine according to any one of claims 1 to 7, characterized in that:
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の遊技機。
The inconsistency storage control means stores data indicating the predetermined identification information in the display identification information storage means as data capable of specifying the inconsistency determination result.
The gaming machine according to any one of claims 1 to 8, characterized in that:
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