JP2006223477A - 内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置の接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 内視鏡と撮像装置との間を接続する部材を容易に洗滌、消毒、滅菌可能な内視鏡システムを提供する。
【解決手段】 内視鏡システムは、内視鏡と、撮像装置42とを備えている。この内視鏡システムは、撮像装置42に配設され、内視鏡の接眼部を収容する凹部62aを有する支持部材62と、この支持部材62に配設された第1の磁石68aと、支持部材62に支持され、内視鏡の接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な固定部材66と、この固定部材66に配置されて第1の磁石68aに対して斥力を生じさせ、固定部材66を支持部材62に対して一方向に付勢させて固定部材66を固定可能な第2の磁石68bとを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】 内視鏡システムは、内視鏡と、撮像装置42とを備えている。この内視鏡システムは、撮像装置42に配設され、内視鏡の接眼部を収容する凹部62aを有する支持部材62と、この支持部材62に配設された第1の磁石68aと、支持部材62に支持され、内視鏡の接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な固定部材66と、この固定部材66に配置されて第1の磁石68aに対して斥力を生じさせ、固定部材66を支持部材62に対して一方向に付勢させて固定部材66を固定可能な第2の磁石68bとを備えている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、内視鏡と撮像装置とを着脱可能な内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置との接続装置に関する。
特許文献1に開示された内視鏡の接続部は、内視鏡接眼部を収納する凹部を有する接眼部支持部材と、その支持部材に対して、上下方向にスライド可能な固定部材と、支持部材に対して固定部材を上下いずれかの方向に付勢するコイルバネとが撮像装置に配設されている。固定部材は内視鏡の接眼部をコイルバネの弾性力で支持部材に対して押圧することで、内視鏡を撮像装置に接続している。
特許文献2に開示された内視鏡では、固定部材が接眼部を押圧する複数の爪で構成され、その爪はカム機構と連動して開閉するように動く。そのカム機構は操作リングと一体的に動き、操作リングはコイルバネで一方向に付勢されている。また、特許文献2には、不意な操作により内視鏡が落下することを防ぐ機構が開示されている。
特許文献3には、コイルバネといった形状が複雑な弾性部材を使わず、摺動操作を使用して内視鏡と撮像装置とを固定する接続部が開示されている。
特許第3526627号公報
特開平11−9549号公報
特開平10−234660号公報
内視鏡や内視鏡用撮像装置といった医療機器は、使用毎に洗滌、消毒、滅菌をする必要がある。特許文献1や特許文献2では、固定部材を付勢する力として、コイルバネを使用しているので、コイルバネ内に異物が混入し易く、かつ、奥まった個所があるため、洗滌を行ない難いことがあり、そこの洗滌のために作業時間が長くなることがある。また、コイルバネ内に消毒剤、滅菌剤の残留物があるか否か確認する作業を行なうことも大変である。
一方、特許文献3に開示された内視鏡では、コイルバネを使用していないので、内視鏡の接眼部を撮像装置に対して前後いずれかへ押し付ける力が小さくなるおそれがある。その場合、内視鏡と撮像装置との接続部がガタついて使い難くなるおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、内視鏡と撮像装置との間を接続する部材を容易に洗滌、消毒、滅菌可能な内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置との間に配設される、洗滌、消毒、滅菌を行ない易い接続装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡システムは、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置とを備えている。そして、内視鏡システムは、前記撮像装置に配設され、前記接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持機構と、前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な接眼部固定機構と、前記固定機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記固定機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第2の磁界発生手段とを備えていることを特徴とする。
支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、固定機構に配設された第2の磁界発生手段との間に引力または斥力、または両者を発生させることによって、接眼部を接眼部支持機構の凹部に収容した状態で、一方向に付勢した状態で固定することができる。また、第1および第2の磁界発生手段を用いているので、内視鏡と撮像装置との間を接続する部材を容易に洗滌、消毒、滅菌可能な内視鏡システムを提供することができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る内視鏡システムは、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置とを備えている。そして、この内視鏡システムは、前記撮像装置に配設され、前記接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持機構と、前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸方向にスライド可能、もしくは、前記光軸周りに回動可能に支持された操作入力機構と、前記支持機構に移動可能に支持され、前記操作入力機構の動きに連動して前記接眼部を把持/非把持する方向に移動させる固定部材と、前記操作入力機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記操作入力機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第3の磁界発生手段とを備えていることを特徴とする。
支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、操作入力機構に配設された第3の磁界発生手段との間に引力または斥力、または両者を発生させることによって、接眼部を接眼部支持機構の凹部に収容した状態で、操作入力機構を支持機構に対して一方向に付勢して、接眼部を接眼部支持機構に固定することができる。また、第1および第3の磁界発生手段を用いているので、内視鏡と撮像装置との間を接続する部材を容易に洗滌、消毒、滅菌可能な内視鏡システムを提供することができる。
また、好ましくは、前記接眼部は、第4の磁界発生手段を備えていることを特徴とする。
このため、第1の磁界発生手段と第4の磁界発生手段との間にさらに付勢力を発生させて内視鏡接眼部への押し付け力を生じさせることができる。
また、好ましくは、前記第4の磁界発生手段は、前記第1の磁界発生手段に対して、互いに引力および斥力の少なくとも一方が作用する位置に配置されていることを特徴とする
また、好ましくは、前記固定部材は第5の磁界発生手段を備え、前記第4の磁界発生手段と前記第5の磁界発生手段は、引力および斥力の少なくとも一方が作用する位置に配置されていることを特徴とする。
また、好ましくは、前記固定部材は第5の磁界発生手段を備え、前記第4の磁界発生手段と前記第5の磁界発生手段は、引力および斥力の少なくとも一方が作用する位置に配置されていることを特徴とする。
このため、第1の磁界発生手段と第5の磁界発生手段との間にさらに付勢力を発生させて内視鏡接眼部への押し付け力を生じさせることができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る接続装置は、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置とを接続するものである。そして、この接続装置は、前記接眼部に配設された内視鏡側接続部と、前記撮像装置に配設された撮像装置側接続部とを具備し、前記撮像装置側接続部は、前記内視鏡側接続部を収容する凹部を有する支持機構と、前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な固定機構と、前記固定機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記固定機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第2の磁界発生手段とを備えていることを特徴とする。
支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、固定機構に配設された第2の磁界発生手段との間に引力または斥力、または両者を発生させることによって、内視鏡側接続部を支持機構の凹部に収容した状態で、一方向に付勢した状態で固定することができる。また、第1および第2の磁界発生手段を用いているので、内視鏡と撮像装置との間に配設される、洗滌、消毒、滅菌を行ない易い接続装置を提供することができる。
また、上記課題を解決するために、この発明に係る接続装置は、挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置とを接続するものである。そして、この接続装置は、前記接眼部に配設された内視鏡側接続部と、前記撮像装置に配設された撮像装置側接続部とを具備し、前記撮像装置側接続部は、前記内視鏡側接続部を収容する凹部を有する支持機構と、前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸方向にスライド可能、もしくは、前記光軸周りに回動可能に支持された操作入力機構と、前記支持機構に移動可能に支持され、前記操作入力機構の動きに連動して前記内視鏡側接続部を把持/非把持する方向に移動させる固定部材と、前記操作入力機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記操作入力機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第3の磁界発生手段とを備えていることを特徴とする。
支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、操作入力機構に配設された第3の磁界発生手段との間に引力または斥力、または両者を発生させることによって、内視鏡側接続部を支持機構の凹部に収容した状態で、操作入力機構を支持機構に対して一方向に付勢して、内視鏡側接続部を支持機構に固定することができる。また、第1および第3の磁界発生手段を用いているので、内視鏡と撮像装置との間に配設される、洗滌、消毒、滅菌を行ない易い接続装置を提供することができる。
この発明によれば、内視鏡と撮像装置との間を接続する部材を容易に洗滌、消毒、滅菌可能な内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置との間に配設される、洗滌、消毒、滅菌を行ない易い接続装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1ないし図4を用いて説明する。
図1に示すように、この実施の形態に係る内視鏡システム10は、内視鏡(硬性鏡)12と、光源装置14と、撮像装置16と、内視鏡12および撮像装置16の間に配設された接続装置18とを備えている。この接続装置18は、内視鏡12に対して撮像装置16を着脱自在に装着するために配設されている。
内視鏡12は、細長い硬質の挿入部22と、この挿入部22の基端部に配設された操作部24と、この操作部24の基端部に配設された接眼部26と、操作部24から延出されたコネクタ28とを備えている。
図2に示すように、接眼部26には、対物レンズ(図示せず)や、リレーレンズ26aや、結像レンズ26b、接眼レンズ26cなどのレンズが同一光軸上に配設されている。
この接眼部26の基端部の外周面には、後述する内視鏡側接続部52が配設されている。このため、この内視鏡側接続部52は、筒状に形成されている。この内視鏡側接続部52は、接眼部26の基端部の外周面で外側に拡径されている。このため、内視鏡側接続部52の基端部の外周面には、斜面部52aが形成されている。
図1に示すように、光源装置14は、光源32と、この光源32に対して着脱可能なライトガイドケーブル34とを備えている。すなわち、ライトガイドケーブル34の一端は、光源32に接続されている。ライトガイドケーブル34の他端は、内視鏡12の上述したコネクタ28に接続されている。このため、光源32からライトガイドケーブル34を通して、さらに、コネクタ28、操作部24および挿入部22を通して挿入部22の先端から照明光を出射可能である。
撮像装置16は、外付けテレビジョンカメラ(以下、TVカメラと略記する)42と、カメラコントロールユニット(以下、CCUと略記する)44と、表示手段としてのモニタ46とを備えている。
TVカメラ42は、接続装置18によって内視鏡12に対して着脱自在に装着されている。このTVカメラ42には、CCU44が電気的に接続されている。このため、CCU44は、TVカメラ42を制御する。モニタ46は、CCU44に電気的に接続されている。
TVカメラ42の内部には、接眼部26から受け渡された像を撮像する撮像手段であるCCD素子42aが配設されている。このため、内視鏡12から伝送された観察像を光電変換し、CCU44にその信号を伝送することが可能である。CCU44は、CCD素子42aからの信号を処理して、写真を撮ったり、モニタ46にその画像を出力することが可能である。
図1に示すように、接続装置18は、内視鏡12の接眼部26に配設された内視鏡側接続部52と、撮像装置16のTVカメラ42に配設された撮像装置側接続部54とを備えている。
図3(A)に示すように、撮像装置側接続部54は、支持部材(接眼部支持機構)62と、第1および第2のスライド軸64a,64bと、固定部材(接眼部固定機構)66と、第1および第2の磁石(磁界発生手段)68a,68bとを備えている。
接眼部26に配設された内視鏡側接続部52を支持する支持部材62には、第1および第2のスライド軸64a,64bが同一軸上に配設されている。固定部材66は、第1および第2のスライド軸64a,64bに対して内視鏡側接続部52を着脱可能に固定するようにスライド可能である。第1および第2の磁石68a,68bは、固定部材66を第1および第2のスライド軸64a,64bの軸方向の上方向および下方向のいずれかに付勢させるように、互いに斥力が作用する位置に配設されている。
支持部材62は、内視鏡側接続部52を収容するために、凹部62aを備えている。凹部62aは、固定部材66の後述するガイド部66cによってガイドされた内視鏡側接続部52を収容する収容部である。内視鏡側接続部52が支持部材62に対して所定の位置に配置された場合、接眼部26の光軸は、図1に示すCCD素子42aの光軸と一致する。
支持部材62の凹部62aの上側には、第1の磁石68aが装着されている。この第1の磁石68aは、図3(A)中の右側が例えばS極であり、左側がN極である。この第1の磁石68aには、第1のスライド軸64aが貫通された状態で例えば鉛直上方に向かって延びている。一方、支持部材62の凹部62aの下側には、第2のスライド軸64bが第1のスライド軸64aと同一軸上に、下方に向かって延びている。
固定部材66には、第1および第2のスライド軸64a,64bが配設される第1および第2の軸孔66a,66bと、内視鏡側接続部52を支持部材62の凹部62aに向かってガイドするガイド部66cと、第1の磁石68aに対して斥力を働かせる第2の磁石68bとが配設されている。
第1の軸孔66aには第1のスライド軸64aが配設され、第2の軸孔66bには第2のスライド軸64bが配設されている。このため、固定部材66は、支持部材62に対してスライド可能に支持されている。
第2の磁石68bは、第1の軸孔66aによって貫通された状態で配設されている。この第2の磁石68bは、図3(A)中の右側が例えばS極であり、左側がN極である。第1の磁石68aと第2の磁石68bとは、互いに磁力(ここでは斥力)を及ぼすように近接した位置に配設されている。
また、ガイド部66cは、内視鏡側接続部52が常に支持部材62の凹部62aの所定の位置に配置されるように、ガイドする。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
まず、内視鏡12の接眼部26の内視鏡側接続部52と、撮像装置16の撮像装置側接続部54とを取り付ける取り付け方について説明する。
固定部材66を第1および第2の磁石68a,68b間の斥力に抗して押圧し、図4(A)に示すように、固定部材66を押し下げる。すると、支持部材62の凹部62aに対して接眼部26の内視鏡側接続部52が配設可能な大きさに開口される。
この状態で接眼部26の内視鏡側接続部52を固定部材66のガイド部66cに沿って挿入して、支持部材62の凹部62aに収容する。このため、内視鏡側接続部52は、図4(B)中の破線で示すように、凹部62aに収容される。
このように接眼部26の内視鏡側接続部52を支持部材62の凹部62aに挿入した後、固定部材66から手を放して固定部材66を押し下げることを止める。すると、固定部材66は第1および第2の磁石68a,68b間の斥力により、第1および第2のスライド軸64a,64bに沿って図3(A)および図3(B)に示す位置に戻ろうとする。このとき、固定部材66は、接眼部26の内視鏡側接続部52の斜面部52aを例えばガイド部66cで押圧して保持する。したがって、内視鏡12と撮像装置16とは、内視鏡側接続部52および撮像装置側接続部54、すなわち接続装置18によって、互いにしっかりと固定される。
このとき、内視鏡12の接眼部26の光軸は、図1に示すCCD素子42aの光軸と一致する。すなわち、内視鏡12の接眼部26を通した光は、CCD素子42aにより撮像可能となる。
以上説明したように、この実施の形態に係る内視鏡システム10によれば、以下の効果が得られる。
内視鏡側接続部52を固定するのに第1および第2の磁石68a,68b間の斥力を用いているので、例えばコイルバネを使用したときなどに生じる、入り組んだ空間を減少させることができる。そうすると、内視鏡12や撮像装置16の洗滌、消毒、滅菌作業を行ない易くすることができる。また、入り組んだ空間を減少させることができるので、洗滌、消毒、滅菌作業をより確実に行なうことができる。
また、第1および第2の磁石68a,68bの斥力を利用しているので、例えばコイルバネを使用した機構と変わらない操作性を実現させることができる。
なお、ここでは、第1および第2の磁石68a,68b間の斥力を利用することを説明したが、引力を用いる構造であっても好ましい。
この場合、図5に示すように、支持部材62の凹部62aの下側には、第3の磁石(磁界発生手段)72aが装着されている。この第3の磁石72aは、図5中の右側が例えばN極であり、左側がS極である。
固定部材66には、第3の磁石72aに対して引力を働かせる第4の磁石(磁界発生手段)72bが配設されている。この第4の磁石72bは、第2の軸孔66bによって貫通された状態で配設されている。この第4の磁石72bは、図5中の右側が例えばS極であり、左側がN極である。このとき、第3の磁石72aと第4の磁石72bとの間には、互いに磁力(ここでは引力)が及ぼされるように近接した位置に配設されている。
固定部材66を第3および第4の磁石72a,72b間の引力に抗して押圧し、固定部材66を押し下げる。すなわち、第3および第4の磁石72a,72b間を離す。すると、支持部材62の凹部62aに対して接眼部26の内視鏡側接続部52が配設可能な大きさに開口される。
固定部材66から手を放して固定部材66を押し下げることを止める。すると、固定部材66は第3および第4の磁石72a,72b間の引力により、第1および第2のスライド軸64a,64bに沿って図5に示す位置に戻ろうとする。
このため、第1および第2の磁石68a,68b間の斥力だけでなく、第3および第4の磁石72a,72bを用いても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
さらに、図6に示すように、互いに斥力を生じる第1および第2の磁石68a,68bと、引力を生じる第3および第4の磁石72a,72bとをそれぞれ支持部材62および固定部材66に配置したものでも同様の効果を得ることができる。
次に、第2の実施の形態について図7ないし図9を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態では、それぞれ図3(A)および図3(B)に示す、支持部材62に配設された第1および第2のスライド軸64a,64b、および、固定部材66に形成された第1および第2の軸孔66a,66bが除去されていることが第1の実施の形態とは異なる。
図7(A)、図7(B)および図8に示すように、支持部材62には、スライド規制部材82が配設されている。このスライド規制部材82は、内視鏡側接続部52側に配設されている。固定部材66は、スライド規制部材82と支持部材62との間に挟持された状態でスライド可能に配設されている。すなわち、スライド規制部材82は、固定部材66を上下方向の所定の範囲内でのみスライド可能に規制する。
図7(C)に示すように、支持部材62には、第3の磁石72aが配設されている。固定部材66には、第4の磁石72bが配設されている。このとき、第3の磁石72aが第4の磁石72bに対して上側に配置されている。例えば、第3の磁石72aのS極が上側であり、N極が下側である。第4の磁石72bのS極が上側であり、N極が下側である。このとき、第3の磁石72aと第4の磁石72bとの間には、互いに磁力(ここでは引力)が及ぼされるように近接した位置に配設されている。
図7(A)および図7(C)に示す状態から図7(B)に示す状態に、固定部材66を第3および第4の磁石72a,72b間の引力に抗して押圧し、固定部材66を押し下げる。すなわち、第3および第4の磁石72a,72b間を離す。すると、支持部材62の凹部62aは、接眼部26の内視鏡側接続部52を配設可能な大きさに開口される。
固定部材66から手を放して固定部材66を押し下げることを止める。すると、固定部材66は第3および第4の磁石72a,72b間の引力により、スライド規制部材82に沿って図7(A)に示す位置に戻ろうとする。
このため、第3および第4の磁石72a,72bを用いても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、ここでは、第3および第4の磁石72a,72b間の引力を利用することを説明したが、斥力を用いる構造であっても好ましい。
図9(A)に示すように、支持部材62には、第1の磁石68aが配設されている。固定部材66には、第2の磁石68bが配設されている。このとき、第1の磁石68aが第2の磁石68bに対して下側に配置されている。例えば、第1の磁石68aのN極が上側であり、S極が下側である。第2の磁石68bのS極が上側であり、N極が下側である。このとき、第1の磁石68aと第2の磁石68bとの間には、互いに磁力(ここでは斥力)が及ぼされるように近接した位置に配設されている。
このように、第1および第2の磁石68a,68bを用いても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
その他、支持部材62に第1および第3の磁石72a,72bを配設し、第2および第4の磁石72a,72bを固定部材66に配設することも好適である。この場合、第2および第4の磁石72a,72bは、共通の磁石として使用されることが好ましい。第2および第4の磁石72a,72bの上側には、第3の磁石72aが配設され、第2および第4の磁石72a,72bの下側には、第1の磁石68aが配設されている。
第1の磁石68aはN極が上側であり、S極が下側である。第2および第4の磁石72a,72bはS極が上側であり、N極が下側である。第3の磁石72aはS極が上側であり、N極が下側である。
このように、第1ないし第4の磁石68a,68b,72a,72bを用いても、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
次に、第3の実施の形態について図10および図11を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
この実施の形態では、それぞれ図3(A)および図3(B)に示す、支持部材62に配設された第1および第2のスライド軸64a,64b、および、固定部材66に形成された第1および第2の軸孔66a,66bが除去されていることが第1の実施の形態とは異なる。
図10(A)および図10(B)に示すように、支持部材62の外周には、固定部材として操作リング92が配設されている。この操作リング92には、内周面側に突出した凸部92aが支持部材62の中心に対して、120度の位置に形成されている。
支持部材62と操作リング92との間には、3つの固定ボール94が配設されている。これら固定ボール94は、支持部材62の中心に対して、それぞれ120度の位置に径方向に所定の範囲内で進退可能に支持されている。このため、操作リング92は、支持部材62の中心に対して回転可能である。
この操作リング92には、支持ツマミ96が配設される孔92bが形成されている。この支持ツマミ96は、操作リング92の孔92bに貫通され、支持部材62に固定されている。一方、この操作リング92には、操作ツマミ92cが装着されている。
このため、支持ツマミ96を固定した状態で、操作ツマミ92cを支持ツマミ96に対して接離可能である。
図11(A)および図11(B)は、図10(A)および図10(B)のそれぞれ裏面を示す。
図11(A)および図11(B)に示すように、支持部材62には、第1および第3の磁石98a,98cが配設されている。一方、操作リング92には、第2の磁石98bが配設されている。この第2の磁石98bは、操作リング92と一体的に支持部材62の中心に対して回動可能である。第2の磁石98bは、第1および第3の磁石98a,98cに挟まれた位置に配置されている。
図11(A)および図11(B)中、第1の磁石98aは第2の磁石98bに対して離隔する側がS極であり、近接する側がN極である。第2の磁石98bは第1の磁石98aに近接する側がS極であり、離隔する側、すなわち第3の磁石98cに近接する側がN極である。第3の磁石98cは第2の磁石98bに近接する側がN極であり、離隔する側がS極である。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
図10(A)に示す位置に操作リング92が配置されている場合、固定ボール94は操作リング92の凸部92aにそれぞれ当接されている。このため、固定ボール94は、支持部材62の径方向に進退することができない。
この状態から操作リング92に配設された操作ツマミ92cを支持ツマミ96に近接させると、図10(B)に示す位置まで操作リング92が回動する。このとき、操作リング92の凸部92aに対する固定ボール94の当接が解除される、すなわち、操作リング92の内周面が凸部92aに対して径方向外側に後退しているため、固定ボール94は支持部材62の径方向に進退可能となる。
一方、図11(A)および図11(B)に示すように、第1の磁石98aと第2の磁石98bとの間には引力が、第2の磁石98bと第3の磁石98cとの間には斥力が作用する。これらの引力、斥力が作用することにより、支持ツマミ96に対して操作ツマミ92cを近接させる方向への力が作用していないときは、図11(A)に示す位置に操作リング92が配置されている。
図10(A)および図11(A)に示す状態から図10(B)および図11(B)に示す状態に操作ツマミ92cを支持ツマミ96に対して近接させると、第1の磁石98aと第2の磁石98bとは離隔され、第2の磁石98bと第3の磁石98cとは接近する。
第1の磁石98aと第2の磁石98bとの間には引力が作用し、第2の磁石98bと第3の磁石98cとの間には斥力が作用しているので、操作リング92に配設された第2の磁石98bは第1の磁石98aに磁着する引力により、操作リング92の操作ツマミ92cが支持部材62の支持ツマミ96に対して離隔する方向に力が働く。すなわち、これらの磁石の間には、図11(A)に示す状態へ戻そうとする力が作用している。このため、操作ツマミ92cを支持ツマミ96側に引き寄せる力を作用させることを止めたとき、第1ないし第3の磁石98a,98b,98cの作用により、図11(A)に示す状態に戻る。
図10(B)および図11(B)に示すように、固定ボール94と操作リング92の凸部92aとの係合が解除された状態で、内視鏡側接続部52が支持部材62の凹部62aに配設される。内視鏡側接続部52が配設されるとき、固定ボール94は径方向外方に移動させられる。固定ボール94の支持部材62の中心に向かった側は、内視鏡側接続部52の斜面部52aに当接される。
この状態で操作ツマミ92cを支持ツマミ96に対して離隔させると、固定ボール94は操作リング92の凸部92aにそれぞれ当接されて固定ボール94が径方向に移動することが規制される。すなわち、固定ボール94は、操作リング92の凸部92aに係合される。そうすると、内視鏡側接続部52が撮像装置側接続部54に装着される。
このため、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
なお、この実施の形態では、第3の磁石98cは必ずしも必要なものではなく、第1および第2の磁石98a,98bのみ配置され、引力のみを作用させることも好適である。反対に、第2の磁石98bと第3の磁石98cのみ配置され、斥力のみを作用させることも好適である。
次に、第4の実施の形態について図12ないし図15を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1ないし第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図12に示すように、内視鏡接眼部26に配設された内視鏡側接続部52は、図2に示す斜面部52aが除去され、代わりに、接続面112と、緩傾斜部112aと、急傾斜部112bと、凹部114と、接眼部外周部116と、当接部120とを備えている。
接続面112の、内視鏡12の挿入部22の先端に対して遠位側の基端部は、緩傾斜部112aである。一方、接続面112の、内視鏡12の挿入部22の先端に対して近位側の先端部は、急傾斜部112bである。この急傾斜部112bの先端には、接続面112に対して小径の凹部118が配設されている。凹部118の先端には、撮像装置側接続部54の後述するストッパ132aに当接される当接部120が配設されている。
一方、撮像装置側接続部54は、支持部材122と、固定突起(固定部材)124と、操作部(操作入力機構)126と、固定突起付勢部材128と、第1および第2の磁石130a,130bとを備えている。
固定突起124は支持部材122に配設され、かつ、径方向に進退可能に支持されている。操作部126は、支持部材122の先端部の外周に配設され、支持部材122の軸方向、すなわち、内視鏡12の光軸方向に進退可能である。
固定突起付勢部材128は、操作部126に対して一体的に接合されている。この固定突起付勢部材128は、当接されたときに固定突起124を径方向内方に付勢する内側斜面128aを備えている。このため、内側斜面128aと固定突起124とが離れているときには、固定突起124は径方向外方に突出した状態にある。この固定突起付勢部材128の内側斜面128aの基端側には、第1の磁石130aが埋設されている。
一方、支持部材122には、第2の磁石130bが配設されている。この第2の磁石130bは、支持部材122の軸方向に沿って、第1の磁石130aの基端部側に離隔した状態に配設されている。第1の磁石130aの先端側はN極であり、基端側はS極である。第2の磁石130bの先端側はS極であり、基端側はN極である。このため、第1および第2の磁石130a,130b間には斥力が働く。
操作部126の内周面には、筒状体132が配設されている。この筒状体132は、支持部材122に対して内視鏡12の光軸を中心として回動可能に支持されている。この筒状体132は、内視鏡12を接続した後、TVカメラ42に対して内視鏡12を光軸を中心として回動させるときに、その動きを滑らかにするものである。
なお、この筒状体132は、内視鏡側接続部52の当接部120に当接される内径を備えている。この筒状体132の先端は、内視鏡側接続部52の当接部120に当接されるストッパ132aである。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。ここでは、内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54に対して着脱する作用について説明する。
図12に示すように、内視鏡側接続部52と、撮像装置側接続部54とが分離した状態では、撮像装置側接続部54の固定突起付勢部材128は、第1および第2の磁石130a,130b間に働く斥力により支持部材122の先端側に付勢されている。このため、固定突起124は、固定突起付勢部材128に設けられた内側斜面128aにより径方向内方側に付勢されている。
図13に示すように、内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54の支持部材122の内腔に挿入する。すると、内視鏡側接続部52の緩傾斜部112aと、撮像装置側接続部54の固定突起36とが当接される。
支持部材122の奥側にさらに内視鏡側接続部52を推し進める。すると、緩傾斜部112aで固定突起124を支持部材122の径方向外方に向かって押し出す。このため、固定突起124によって固定突起付勢部材128の内側斜面128aを押し出す力のうち、支持部材122の軸方向側成分は、支持部材122の基端部側に働く。このとき、内側斜面128aを押し出す力のうち、支持部材122の軸方向側成分が、第1および第2の磁石130a,130b間に働く斥力を上回ると、図14に示すように、固定突起付勢部材128と一体的な操作部126が支持部材122の基端部側に移動する。このとき、固定突起124の内側の面は接続面112に当接している状態になる。
さらに内視鏡側接続部52を推し進めると、内視鏡側接続部52は、図15に示すように操作部126の先端に配設されたストッパ132aに突き当てられてそれ以上奥へは進めなくなる。このとき、固定突起124は、第1および第2の磁石130a,130bの斥力によって、支持部材122の先端側に付勢された固定突起付勢部材128の内側斜面128aにより径方向内方に押されている。このため、固定突起124は、内視鏡側接続部52の急傾斜部112bに当接する。第1および第2の磁石130a,130bの斥力によって、固定突起付勢部材128はさらに支持部材122の先端側に移動しようとする力が作用するが、操作部126のストッパ132aは、その力を受け止める。そうすると、内視鏡側接続部52と撮像装置側接続部54とがガタなくしっかりと固定される。
内視鏡側接続部52と撮像装置側接続部54とを取り外す場合について説明する。
図15に示す状態の内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54に対して図15中の左側方向に単純に引っ張る。第1および第2の磁石130a,130b間に働く斥力に基づいて固定突起付勢部材128の内側斜面128aにより、固定突起124が支持部材122の径方向内方に押圧された状態が続く。また、固定突起124に当接されている急傾斜部112bの傾斜角度が急であるため、固定突起124を支持部材122の径方向外方に移動させる力が、第1および第2の磁石130a,130bの斥力により固定突起124が支持部材122の径方向内方に押圧された力に対して小さい。したがって、内視鏡側接続部52と撮像装置側接続部54とを取り外すことはできない。
内視鏡側接続部52と撮像装置側接続部54とを簡単に取り外す場合、磁石130a,130bの斥力に逆らって操作部126および固定突起付勢部材128を支持部材122の軸方向に沿って図14に示す位置まで移動させる。そうすると、固定突起124が径方向外方に移動するスペースが確保される。このため、この状態で内視鏡側接続部52を図14中の左方向に引っ張ると、内視鏡側接続部52の急傾斜部112bによって固定突起124が支持部材122の径方向外方に容易に移動する。
この状態で、内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54に対して図14中の左側にさらに引っ張ると、撮像装置側接続部54に対して内視鏡側接続部52を取り外すことができる。
この実施の形態に係る内視鏡システム10によれば、第1の実施の形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
次に、第5の実施の形態について図16を用いて説明する。この実施の形態は第1ないし第3の実施の形態の変形例であって、第1ないし第3の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図16に示すように、撮像装置側接続部54は、支持部材142を備えている。この支持部材142は、一端が開口され、他端がTVカメラ42のCCD素子42a(図1参照)によって閉塞された円筒状に形成されている。
この支持部材142の閉塞部には、第3の磁石144aが埋設されている。一方、内視鏡側接続部52の基端部には、第4の磁石144bが埋設されている。
第3の磁石144aのうち、開口部側はS極であり、CCD素子42a側はN極である。第4の磁石144bのうち、内視鏡12の挿入部22の先端側がS極であり、反対側がN極である。このため、第3および第4の磁石144a,144b間には、引力が働く。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
内視鏡側接続部52を、撮像装置側接続部54に嵌め込む。すなわち、内視鏡側接続部52の基端部を、撮像装置側接続部54の支持部材142の開口部から閉塞部に向かって挿入する。
すると、第3および第4の磁石144a,144b間に引力が働く。したがって、内視鏡12と撮像装置16とを装着するときの、内視鏡12や撮像装置16(TVカメラ42)の不意の落下が防止される。
以上説明したように、この実施の形態に係る内視鏡システム10によれば、第1の実施の形態で説明した効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
内視鏡12の着脱時に内視鏡12の不意の落下を防ぐことができ、安全性の向上を図ることができる。
次に、第6の実施の形態について図17を用いて説明する。この実施の形態は第4および第5の実施の形態の変形例であって、第4および第5の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図17に示すように、内視鏡12の接眼部26は、第4の実施の形態で説明した内視鏡側接続部52(図12参照)と同じ形状を備えている。この内視鏡12の接眼部26には、この実施の形態に係る内視鏡側接続部である樹脂材製の第1の接眼キャップ148を着脱可能である。
内視鏡12の接眼部26には、さらに、第1の接眼キャップ148と形状が全く同じである第2の接眼キャップ150を着脱可能である。この第2の接眼キャップ150は、プラスチックマグネットと呼ばれるフェライト粉末あるいは希土類マグネット粉末と、熱可塑性樹脂とを混ぜ合わせた材料により成型されている。すなわち、第2の接眼キャップ150は、プラスチックマグネットにより、所望の部分や所望の形状に着磁させることが可能である。
ここでは、第5の実施の形態で説明したように、第2の接眼キャップ150の基端部には、着磁部150aが形成されている。
したがって、この実施の形態では、第5の実施の形態と同様な効果を得ることができる。また、第2の接眼キャップ150を用意することができれば、第1の接眼キャップ148と交換するだけで、第5の実施の形態と同様な効果を得ることができるので、汎用性を高めることができる。
次に、第7の実施の形態について図18を用いて説明する。この実施の形態は第3、第5および第6の実施の形態の変形例であって、これらの実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図18(A)および図18(B)に示すように、内視鏡側接続部52は、第5および第6の実施の形態で説明した第2の接眼キャップ150と同じ構成を有する。このとき、この実施の形態に係る着磁部150bは、例えば第2の接眼キャップ150の先端側がN極であり、基端側がS極である。
図18(A)および図18(B)に示すように、撮像装置側接続部54は、支持部材152を備えている。この支持部材152は、一端が開口され、他端がCCD素子42a(図1参照)によって閉塞された円筒状に形成されている。
この支持部材152には、好ましくは複数の固定ボール154が配設されている。これら固定ボール154は、支持部材152の径方向に沿って進退可能である。これら固定ボール154には、径方向内方側がS極であり、径方向外方側がN極である磁性を備えている。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54に取り付ける。このとき、支持部材152に配設された固定ボール154は、第2の接眼キャップ150のS極により斥力が働いて、一旦径方向外方側に移動する。このため、第2の接眼キャップ150が支持部材152の奥まで挿入可能である。
このように、第2の接眼キャップ150を支持部材152の奥まで挿入すると、第2の接眼キャップ150のN極により引力が働いて、固定ボール154が径方向内方側に移動する。
一方、第2の接眼キャップ150を支持部材152から取り外すときには、第2の接眼キャップ150を支持部材152から引き抜く方向に力を加える。
すると、固定ボール154が第2の接眼キャップ150に対する斥力により支持部材152の径方向外方に退避する。そうすると、第2の接眼キャップ150を支持部材152からスムーズに取り外すことができる。すなわち、内視鏡12と撮像装置16とが分離される。
このため、この実施の形態では、第6の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
なお、第3の実施の形態で説明した操作リング92(図10参照)の凸部92aが固定ボール94を固定する位置に配置されていない場合であっても、第2の接眼キャップ150との間の作用によって内視鏡側接続部52が固定される。このため、内視鏡12の着脱時に内視鏡12の不意の落下を防ぐことができ、安全性の向上を図ることができる。
次に、第8の実施の形態について図19および図20を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図19(A)に示すように、この実施の形態に係る接続装置18は、支持部材として、TVカメラ42に装着されたガイド部162を備えている。このガイド部162は、TVカメラ42に対して固定されたガイドフレーム164と、このガイドフレーム164に対してスライドすることにより出し入れ可能な内視鏡保持部166とを備えている。内視鏡保持部166は、ガイドフレーム164に対して係脱可能である。この内視鏡保持部166は、略C字状に形成され、接眼部26を吊るすように配設可能な内視鏡受部(接眼キャップ受部)168を備えている。図19(B)に示すように、この内視鏡受部168は、後述する接眼キャップ170の斜面部170aを受ける。
図19(B)に示すように、接眼部26には、接眼キャップ170が装着されている。図20に示すように、この接眼キャップ170には、第6の実施の形態で説明した第2の接眼キャップ150と同様に、例えばプラスチックマグネットなどにより着磁された磁石172が埋設されている。この磁石172は、内視鏡12の挿入部22の先端側がN極であり、基端側がS極である。
図20に示すように、ガイドフレーム164には、磁石174が配設されている。この磁石174は、例えばTVカメラ42側がN極であり、TVカメラ42に対して反対側がS極である。このため、ガイドフレーム164の磁石174と、接眼キャップ170の磁石172とが近接されたときには、磁石172,174間に斥力を働かせる。
次に、この実施の形態に係る内視鏡システム10の作用について説明する。
図19(B)に示すように、内視鏡保持部166をガイドフレーム164の内部側にスライドさせて、内視鏡保持部166をガイドフレーム164に係合させる。すると、図20に示すように、内視鏡12の接眼部26の光軸と、TVカメラ42の光軸とを一致させることができる。
このとき、ガイドフレーム164の磁石174と、接眼キャップ170の磁石172との間に斥力が働くので、接眼キャップ170が内視鏡受部168に対して押し付けられる。このため、内視鏡12が固定された状態に保持される。
一方、内視鏡12と撮像装置16とを分離させるときには、ガイドフレーム164に対する内視鏡保持部166の係合を解除する。内視鏡保持部166をガイドフレーム164に対して外部にスライドさせると、内視鏡12が容易に取り外される。
したがって、この実施の形態で説明したように、斥力を利用する構造であっても、第1、第5および第6の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
次に、第9の実施の形態について図21を用いて説明する。この実施の形態は第8の実施の形態の変形例であって、第8の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図21(A)および図21(B)に示すように、撮像装置側接続部54は、支持部材として、フランジ部180と、略U字状の内視鏡受部182とを備えている。この内視鏡受部182は、TVカメラ42に対して一体的に例えばモールド成型などにより形成されている。
図21(B)に示すように、この内視鏡受部182は、U字の底部に接眼受部182aを備えている。図21(A)に示すように、内視鏡12の接眼部26は、内視鏡受部182のU字の開口部からTVカメラ42の撮像光学系の光軸方向に対して略垂直方向に沿ってこの内視鏡受部182内に挿入される。ここで、内視鏡受部182の接眼受部182aには、内視鏡12の内視鏡側接続部52の斜面部52a(図2参照)に対応するテーパ面182bが形成されている。
さらに、図21(B)に示すように、撮像装置側接続部54のフランジ部180には、磁石172が配設されている。
図21(B)に示すように、内視鏡受部182のU字の両端部には、図21(B)中で上方側に延出された弾性変形可能な弾性爪部(固定爪)184がそれぞれ形成されている。2つの弾性爪部184間の間隔は、内視鏡12の内視鏡側接続部52の外径寸法よりも若干小さく設定されている。2つの弾性爪部184の稜線で内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54のフランジ部180に押し付けることにより、内視鏡側接続部52を撮像装置側接続部54の内視鏡受部182に係脱可能に係止する。
さらに、内視鏡受部182の弾性爪部184の先端部には、外向きに屈曲された係止解除操作用の操作レバー184aが形成されている。この操作レバー184aを図21(B)中で左方向に押圧することによって2つの弾性爪部184が弾性変形してTVカメラ42の内視鏡受部182と内視鏡側接続部52との係合が解除され、撮像装置側接続部54の内視鏡受部182から内視鏡側接続部52を引き抜くことが可能である。
したがって、この実施の形態では、内視鏡受部182をTVカメラ42に一体にモールド成形することができるので、撮像装置側接続部54の構成を従来に比べて簡略化することができる。このため、コストダウンを図ることができるとともに、洗滌性を向上させることができ、洗滌作業時間を短縮することができる。
次に、第10の実施の形態について図22を用いて説明する。この実施の形態は第8の実施の形態の変形例であって、第8の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図22に示すように、撮像装置側接続部54の支持部材152には、複数の磁石192が配設されている。これら磁石192は、支持部材152に対して径方向にS極およびN極が配置されている。ここでは、例えば径方向内方側がS極であり、径方向外方側がN極である。
一方、内視鏡側接続部52の接眼キャップ196には、複数の磁石194が埋設されている。これら磁石194は、接眼キャップ196の中心に対して径方向にS極およびN極が配置されている。ここでは、例えば径方向内方側がN極であり、径方向外方側がS極である。
このため、支持部材152に接眼キャップ196が挿入されると、磁石192,194間に斥力が働く。しかし、接眼キャップ196の磁石194が支持部材152の磁石192の位置を通り過ぎて、支持部材152に対してさらに奥側まで挿入すると、磁石192,194間の斥力により接眼キャップ196が支持部材152の奥に押し付けられる。
支持部材152に対して接眼キャップ196を取り外すときには、接眼キャップ196の磁石194と支持部材152の磁石192との間に働く斥力に抗して引き抜き、かつ、接眼キャップ196の磁石194が支持部材152の磁石192の位置を通り過ぎるまで引き抜く。そうすると、磁石192,194間の斥力により、接眼キャップ196と支持部材152とが分離される。
したがって、この実施の形態によれば、内視鏡側接続部52と撮像装置側接続部54とを容易に着脱可能である。
この構成でも、第8の実施の形態で説明した効果と同様の効果が得られる。また、可動部がないため、より洗滌しやすい構成にできる。
なお、上述した実施の形態において、S極およびN極の配置は一例であって、各実施の形態においてS極およびN極が反対に配置されていることも好適である。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1) 内視鏡接眼部に対して所定の撮像装置を着脱可能に連結させる内視鏡接続装置において、
前記内視鏡接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持手段と、
その接眼部支持手段に対して光軸垂直方向に所定の範囲スライド可能に支持されている接眼部固定手段と、
接眼部支持手段に配設される少なくとも1つの第1の磁界発生手段と、
接眼部固定手段に配設される少なくとも1つの第2の磁界発生手段と
を備え、第1の磁界発生手段と第2の磁界発生手段は、接眼部固定手段が一方向に付勢されるべく、引力か斥力、またはその両方が生じるように互いに配置されていることを特徴とする内視鏡接続装置。
(付記項1) 内視鏡接眼部に対して所定の撮像装置を着脱可能に連結させる内視鏡接続装置において、
前記内視鏡接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持手段と、
その接眼部支持手段に対して光軸垂直方向に所定の範囲スライド可能に支持されている接眼部固定手段と、
接眼部支持手段に配設される少なくとも1つの第1の磁界発生手段と、
接眼部固定手段に配設される少なくとも1つの第2の磁界発生手段と
を備え、第1の磁界発生手段と第2の磁界発生手段は、接眼部固定手段が一方向に付勢されるべく、引力か斥力、またはその両方が生じるように互いに配置されていることを特徴とする内視鏡接続装置。
(付記項2) 内視鏡接眼部に対して所定の撮像装置を着脱可能に連結させる内視鏡接続装置において、
前記内視鏡接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持手段と、
その接眼部支持手段に対して光軸方向にスライド可能、または光軸に対して回動可能に支持されている操作入力手段と、
前記接眼部支持手段に移動可能に支持され、操作入力手段の動きに連動して内視鏡接眼部を把持/非把持する方向に移動する固定部材と、
前記接眼部支持手段に配設される少なくとも1つの第1の磁界発生手段と、
操作入力手段に配設される少なくとも1つの第3の磁界発生手段と
を備え、第1の磁界発生手段と第3の磁界発生手段は、操作入力手段がいずれか一方向に付勢されるべく、引力か斥力、またはその両方が生じるように互いに配置されていることを特徴とする内視鏡接続装置。
前記内視鏡接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持手段と、
その接眼部支持手段に対して光軸方向にスライド可能、または光軸に対して回動可能に支持されている操作入力手段と、
前記接眼部支持手段に移動可能に支持され、操作入力手段の動きに連動して内視鏡接眼部を把持/非把持する方向に移動する固定部材と、
前記接眼部支持手段に配設される少なくとも1つの第1の磁界発生手段と、
操作入力手段に配設される少なくとも1つの第3の磁界発生手段と
を備え、第1の磁界発生手段と第3の磁界発生手段は、操作入力手段がいずれか一方向に付勢されるべく、引力か斥力、またはその両方が生じるように互いに配置されていることを特徴とする内視鏡接続装置。
(付記項1および付記項2の作用)
本発明の内視鏡接続装置は、内視鏡着脱時に操作する接眼部固定手段、あるいは操作入力手段を、コイルスプリングといった複雑な形状を有する弾性部材でなく磁力により付勢できるため、形状、構成をシンプルにすることができ、内視鏡接続装置の洗滌、消毒、滅菌がやりやすくなる。また、コイルスプリングといった弾性部材を用いた機構と同等の効果を得ることができる。
本発明の内視鏡接続装置は、内視鏡着脱時に操作する接眼部固定手段、あるいは操作入力手段を、コイルスプリングといった複雑な形状を有する弾性部材でなく磁力により付勢できるため、形状、構成をシンプルにすることができ、内視鏡接続装置の洗滌、消毒、滅菌がやりやすくなる。また、コイルスプリングといった弾性部材を用いた機構と同等の効果を得ることができる。
(付記項3) 前記内視鏡接眼部に第4の磁界発生手段を備えたことを特徴とする付記項1もしくは付記項2に記載の内視鏡。
(特開平10−234660の問題点)
内視鏡の接眼部を前後いずれかへ押し付ける力が作用しない、あるいは小さくなるおそれがあり、使い難くなる。
内視鏡の接眼部を前後いずれかへ押し付ける力が作用しない、あるいは小さくなるおそれがあり、使い難くなる。
(特開平11−9549の問題点)
不意に操作リングを操作してしまったときの内視鏡の落下を防止する機構に、更にコイルスプリングを使用しているため、洗滌しにくいという問題がある。コイルスプリングの個数が増えれば増えるほど洗いにくくなる。
不意に操作リングを操作してしまったときの内視鏡の落下を防止する機構に、更にコイルスプリングを使用しているため、洗滌しにくいという問題がある。コイルスプリングの個数が増えれば増えるほど洗いにくくなる。
(付記項3から付記項5の課題)
磁力により内視鏡接眼部を押し付けることで、内視鏡接続部と内視鏡接眼部のガタをなくした内視鏡接続装置および内視鏡の提供をする。
磁力により内視鏡接眼部を押し付けることで、内視鏡接続部と内視鏡接眼部のガタをなくした内視鏡接続装置および内視鏡の提供をする。
また、内視鏡接眼部と内視鏡接続部を磁力により固定することで、着脱時、あるいは使用中の不意の操作等で内視鏡が落下することを防ぐことのできる内視鏡接続装置および内視鏡を提供する。
(付記項4) 前記第1の磁界発生手段と前記第4の磁界発生手段は、互いに引力か斥力、またはその両方が作用するように配置されていることを特徴とする付記項1もしくは付記項2に記載の内視鏡接続装置、および請求項3に記載の内視鏡。
(付記項5) 前記固定部材は第5の磁界発生手段を備え、
第4の磁界発生手段と第5の磁界発生手段は、互いに引力、斥力、またはその両方が作用するように配置されていることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡接続装置、および付記項3に記載の内視鏡。
第4の磁界発生手段と第5の磁界発生手段は、互いに引力、斥力、またはその両方が作用するように配置されていることを特徴とする付記項2に記載の内視鏡接続装置、および付記項3に記載の内視鏡。
(付記項3から付記項5の作用)
内視鏡接眼部への押し付け力を、内視鏡接眼部に設けられた第4磁界発生手段と、接眼部支持手段に設けられた第1磁界発生手段との間に生じる磁力により生じさせる。
内視鏡接眼部への押し付け力を、内視鏡接眼部に設けられた第4磁界発生手段と、接眼部支持手段に設けられた第1磁界発生手段との間に生じる磁力により生じさせる。
(付記項6) 前記第4の磁界発生手段は、前記内視鏡接眼部の樹脂の中に一体的に成形された磁石である付記項3に記載の内視鏡。
(付記項7) 前記第4の磁界発生手段は、前記内視鏡接眼部をプラスチックマグネットという磁性材料の粉末と樹脂の粉末を混ぜて一体成形し、後から任意の位置、形状に着磁することが可能な材質で作ったことを特徴とする付記項3に記載の内視鏡。
(付記項3から付記項7の効果)
付記項3から付記項7の内視鏡接続装置および内視鏡は、磁力により内視鏡接眼部を内視鏡接続装置に押し付ける力を生じさせることができるため、取り付けガタをなくすことができる。
付記項3から付記項7の内視鏡接続装置および内視鏡は、磁力により内視鏡接眼部を内視鏡接続装置に押し付ける力を生じさせることができるため、取り付けガタをなくすことができる。
また、内視鏡接眼部と接眼部支持手段の間に磁力により固定力を作用させることにより、着脱時、あるいは使用中の不意の操作で内視鏡がガタつく、あるいは落下するということを防ぐことができる。
さらに、内視鏡接眼部と接眼部支持部材の固定を磁力のみで行なうことにより、内視鏡接眼装置の構成を大幅に簡素化でき、洗滌、消毒、滅菌がさらにやり易くなる。
52…内視鏡側接続部、52a…斜面部、54…撮像装置側接続部、62…支持部材、62a…凹部、64a…第1のスライド軸、64b…第2のスライド軸、66…固定部材、66a…第1の軸孔、66b…第2の軸孔、66c…ガイド部、68a…第1の磁石、68b…第2の磁石
Claims (7)
- 挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、
前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置と
を具備する内視鏡システムにおいて、
前記撮像装置に配設され、前記接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持機構と、
前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、
前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な接眼部固定機構と、
前記固定機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記固定機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第2の磁界発生手段と
を具備することを特徴とする内視鏡システム。 - 挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、
前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置と
を具備する内視鏡システムにおいて、
前記撮像装置に配設され、前記接眼部を収容する凹部を有する接眼部支持機構と、
前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、
前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸方向にスライド可能、もしくは、前記光軸周りに回動可能に支持された操作入力機構と、
前記支持機構に移動可能に支持され、前記操作入力機構の動きに連動して前記接眼部を把持/非把持する方向に移動させる固定部材と、
前記操作入力機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記操作入力機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第3の磁界発生手段と
を具備することを特徴とする内視鏡システム。 - 前記接眼部は、第4の磁界発生手段を備えていることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の内視鏡システム。
- 前記第4の磁界発生手段は、前記第1の磁界発生手段に対して、互いに引力および斥力の少なくとも一方が作用する位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡システム。
- 前記固定部材は第5の磁界発生手段を備え、
前記第4の磁界発生手段と前記第5の磁界発生手段は、引力および斥力の少なくとも一方が作用する位置に配置されていることを特徴とする請求項3もしくは請求項4に記載の内視鏡システム。 - 挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、
前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置と
を接続する接続装置において、
前記接眼部に配設された内視鏡側接続部と、前記撮像装置に配設された撮像装置側接続部とを具備し、
前記撮像装置側接続部は、
前記内視鏡側接続部を収容する凹部を有する支持機構と、
前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、
前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸に対して直交する方向にスライド可能な固定機構と、
前記固定機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記固定機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第2の磁界発生手段と
を具備することを特徴とする接続装置。 - 挿入部と、この挿入部の基端部に配設された接眼部とを有する内視鏡と、
前記接眼部に装着され、前記接眼部を通す光軸上の像を撮像する所定の撮像装置と
を接続する接続装置において、
前記接眼部に配設された内視鏡側接続部と、前記撮像装置に配設された撮像装置側接続部とを具備し、
前記撮像装置側接続部は、
前記内視鏡側接続部を収容する凹部を有する支持機構と、
前記支持機構に配設された第1の磁界発生手段と、
前記支持機構に支持され、前記接眼部を通る光軸方向にスライド可能、もしくは、前記光軸周りに回動可能に支持された操作入力機構と、
前記支持機構に移動可能に支持され、前記操作入力機構の動きに連動して前記内視鏡側接続部を把持/非把持する方向に移動させる固定部材と、
前記操作入力機構に配置されて前記第1の磁界発生手段に対して引力および斥力の少なくとも一方を生じさせ、前記操作入力機構を前記支持機構に対して一方向に付勢させて前記接眼部を固定可能な第3の磁界発生手段と
を具備することを特徴とする接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005039564A JP2006223477A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005039564A JP2006223477A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置の接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006223477A true JP2006223477A (ja) | 2006-08-31 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005039564A Pending JP2006223477A (ja) | 2005-02-16 | 2005-02-16 | 内視鏡システム、および、内視鏡と撮像装置の接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006223477A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016103817A1 (ja) * | 2014-12-26 | 2016-06-30 | オリンパス株式会社 | 接眼部連結装置 |
WO2020195256A1 (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 | マウント部材および内視鏡装置 |
-
2005
- 2005-02-16 JP JP2005039564A patent/JP2006223477A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7459056B2 (ja) | 2019-03-25 | 2024-04-01 | ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 | マウント部材および内視鏡装置 |
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