JP2006222758A - 音声ミュート制御回路を備えた電子装置 - Google Patents

音声ミュート制御回路を備えた電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」時においても、「ボツ音」が発生することを防止した音声ミュート制御回路を備えた電子装置の提供。
【解決手段】
マイコン30からの音声ミュート制御信号と、外部電源からの給電の有無を検出する停電検出回路20からのパワーフェイル信号と、に基づき音声処理回路80へミュート信号を出力する音声ミュート制御回路70を設けることにより、停電検出回路20からのパワーフェイル信号が、「給電なし」を示す信号となった場合には、マイコン30の動作に関わらず、音声処理回路80にミュートをかけることで、電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」時におけるスピーカ90からの「ボツ音」の発生を抑止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声信号の処理を行う音声処理回路を備えた電子装置に関し、特に、音声処理回路からノイズ音(ボツ音)となる信号が出力されることを防止した音声ミュート制御回路を備えた電子装置に関する。
従来、音声(オーディオ)出力機能を備える電子装置においては、電源の立ち上がり時や立ち下り時の過渡期に発生するノイズによる「ボツ音」が出力されることがないように、装置の電源スイッチのオン/オフ時に音声出力にミュートをかけることが行われている。このような「ボツ音」防止に関する従来技術が特許文献1〜特許文献3などによって開示されている。
特開平9−102751号公報 特開2001−267943号公報 特開2003−204591号公報
電子装置の電源がオンである状態から、オフ状態へと移行する「電源立ち下り」は、通常は、装置に備えられる電源スイッチ(装置に備えられる主電源スイッチやリモコンに備えられる電源スイッチ)の入力によって生じるものであるが、例えば、装置の電源コードが抜かれた場合のように、電源スイッチの入力によらずに「電源立ち下り」が生じる場合もある。近年では電子装置の“待機電力”を節約するために、電源供給のオン/オフをすることが可能なスイッチのついた「電源タップ」の普及も進んでおり、電子装置の電源がオンである状態で、当該電源タップのスイッチをオフとされた場合には、電子装置から見ると、装置の電源コードを抜かれたのと同様の状況となるため、このような場合(電源スイッチの入力によらずに「電源立ち下り」が生じる場合)が発生する蓋然性は高くなりつつあるといえる。
これに対し、上記特許文献によって開示された従来技術は、装置の電源スイッチのオン/オフ時に「ボツ音」の出力がなされることがないように考慮したものであり、装置の電源スイッチの状態をマイコンなどによって監視・判断し、電源スイッチの状態に応じて音声出力にミュートをかけるというものであるため、電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」時(外部電源からの給電が停止時)に、音声出力にミュートをかけることができない若しくはミュートが間に合わず(マイコン等の処理を経てミュート信号が出力されるより早く、電源の立ち下り時のノイズが発生してしまう)に「ボツ音」が発生してしまう場合があるという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」時においても、「ボツ音」が発生することを防止した音声ミュート制御回路を備えた電子装置を提供することを目的とする。
請求項1の音声ミュート制御回路を備えた電子装置は、外部電源からの電力供給を受けて装置全体への電源供給を行う電源部と、前記外部電源から前記電源部への電力の供給の有無を検出し当該検出結果をパワーフェイル信号として出力する停電検出回路と、音声信号の処理を行う音声処理回路と、を備えた電子装置であって、前記停電検出回路から出力されるパワーフェイル信号を、前記音声処理回路のミュート制御信号として使用することを特徴とする。
上記構成によれば、外部電源からの給電停止(電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」)を検出することができる停電検出回路からの出力であるパワーフェイル信号が、音声処理回路のミュート制御信号として用いられる。
請求項2の音声ミュート制御回路を備えた電子装置は、請求項1記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置であって、マイコンからのミュート制御信号と、前記停電検出回路から出力されるパワーフェイル信号とによってスイッチ動作を行うスイッチ回路であって、前記パワーフェイル信号が、前記外部電源から前記電源部への電力の供給がない状態であることを示している場合には、前記音声処理回路へミュート命令を出力し、前記パワーフェイル信号が、前記外部電源から前記電源部への電力の供給がある状態であることを示している場合には、前記マイコンからのミュート制御信号の状態に応じてミュート制御信号を、前記音声処理回路へ出力する音声ミュート制御回路を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、停電検出回路が、外部電源からの給電停止を検出した際には、当該停電検出回路からの出力であるパワーフェイル信号によって音声処理回路にミュートがかけられ、電源の供給がある状態においては、マイコンからのミュート制御信号によって音声処理回路のミュート動作が制御される。
請求項3の音声ミュート制御回路を備えた電子装置は、請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置であって、前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第1のトランジスタのベースに接続し、第1のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第1のトランジスタのエミッタに第2のトランジスタのコレクタを接続し、第2のトランジスタのベースに前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子を接続し、第2のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、第2のトランジスタのコレクタと第3のトランジスタのベースを接続し、第3のトランジスタのコレクタを前記定電圧源と接続し、第3のトランジスタのエミッタをグランドに接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第3のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする。
上記構成によれば、停電検出回路が、外部電源からの給電停止を検出した際には、当該停電検出回路からの出力であるパワーフェイル信号によって、第1のトランジスタがオフとされ、これにより第3のトランジスタもオフとされることで、定電圧源の出力が直接音声ミュート制御回路に入力され、ミュート命令となる。従って、“外部電源からの給電停止の検出”から“音声ミュート制御回路へのミュート命令の出力”までの間にマイコン等の制御や、マイコン等の制御を受ける素子が介在しない。
請求項4の音声ミュート制御回路を備えた電子装置は、請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置であって、前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第4のトランジスタのベースに接続し、第4のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第4のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子にベースを接続される第5のトランジスタのコレクタと、第4のトランジスタのベースを接続し、第5のトランジスタのエミッタをグランドと接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第4のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする。
上記構成によれば、2つのトランジスタによって「音声ミュート制御回路」を構成することができる。
本発明の請求項1の、外部電源からの電力供給を受けて装置全体への電源供給を行う電源部と、前記外部電源から前記電源部への電力の供給の有無を検出し当該検出結果をパワーフェイル信号として出力する停電検出回路と、音声信号の処理を行う音声処理回路と、を備えた電子装置であって、前記停電検出回路から出力されるパワーフェイル信号を、前記音声処理回路のミュート制御信号として使用することを特徴とする音声ミュート制御回路を備えた電子装置によれば、外部電源からの給電停止(電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」)を検出することができる停電検出回路からの出力であるパワーフェイル信号が、音声処理回路のミュート制御信号として用いられるため、電源スイッチの入力によらない「電源立ち下り」時(例えば、装置のACコンセントが抜かれた場合や、電源タップのスイッチをオフとされること等により電源供給が停止された場合など)にも有効に「ボツ音」の発生を防止することが可能となる。
本発明の請求項3の、前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第1のトランジスタのベースに接続し、第1のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第1のトランジスタのエミッタに第2のトランジスタのコレクタを接続し、第2のトランジスタのベースに前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子を接続し、第2のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、第2のトランジスタのコレクタと第3のトランジスタのベースを接続し、第3のトランジスタのコレクタを前記定電圧源と接続し、第3のトランジスタのエミッタをグランドに接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第3のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置によれば、“外部電源からの給電停止の検出”から“音声ミュート制御回路へのミュート命令の出力”までの間にマイコン等の制御や、マイコン等の制御を受ける素子が介在しないため、応答が早く(マイコンにおける処理時間などがないため)、「ボツ音」の発生を有効に防止することが可能となる。
本発明の請求項4の、前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第4のトランジスタのベースに接続し、第4のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第4のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子にベースを接続される第5のトランジスタのコレクタと、第4のトランジスタのベースを接続し、第5のトランジスタのエミッタをグランドと接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第4のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置によれば、2つのトランジスタのみによって「音声ミュート制御回路」を構成することが可能となる。従って、回路の省スペース化及び装置の低コスト化が図られると共に、回路素子の数が少ないため応答もより早くなり、「ボツ音」の発生を有効に防止することが可能となる。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例の液晶表示装置の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図であり、図2は同液晶表示装置の斜視図である。
図1に示されるように、本実施例の液晶表示装置(以下単にLCD)1は、商用電源(外部電源)から電源コード11aを介して電力供給を受けて、装置全体への電源供給を行う電源部10と、商用電源から電源部10への電力の供給の有無を検出し当該検出結果をパワーフェイル信号として出力する停電検出回路20と、装置全体の制御等を行うマイコン30と、操作部61又は受光部62からの信号を判別して出力するキー判別部60と、マイコン30からのミュート制御信号と停電検出回路20から出力されるパワーフェイル信号とによってスイッチ動作を行う音声ミュート制御回路70と、音声(オーディオ)信号の処理を行う音声処理回路80と、音声処理回路80からの信号をうけて音声(オーディオ)を出力するスピーカ90などを備える。
電源部10に備えられる各電圧出力ブロック12は、装置内に備えられる各部へ、各部に応じた各電圧を供給するものであり(いわゆる2次側電源。なお、図では簡単化のため、1本の電源供給ライン13によって各部に給電されているような記載となっているが、実際には各電圧ごとに電源ラインが設けられる)、当該給電のオン/オフをマイコン30によって制御される(例えば、装置がスタンバイ状態である場合には、不要な部分への電力供給をカットするなど)。停電検出回路20は、商用電源から電源部10への電力の供給の有無を検出するものであり、本実施例では、商用電源からの電力供給がある場合はハイレベル信号(DC電圧)を、商用電源からの電力供給が停止した場合(例えば、停電時や、電源コード11aが抜かれた場合や、電源コード11aが接続された電源タップ3(図2)のスイッチ3aがオフにされた場合など)にはローレベル信号を、パワーフェイル信号として出力する。音声ミュート制御回路70は、音声処理回路80のミュート動作を制御するミュート制御信号を、マイコン30からのミュート制御信号と停電検出回路20から出力されるパワーフェイル信号とに基づいて出力するものである。
図3に音声ミュート制御回路70の回路構成の一例を示した。図に示されるように、音声ミュート制御回路70は、トランジスタ71(第1のトランジスタ)のベースを、抵抗74を介して停電検出回路20に備えられるパワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子21に接続し、トランジスタ71のコレクタに定電圧源77(整流・平滑回路77a介して5Vの電源ラインに接続されるものである。なお、名称を「定電圧源」としているが、本発明中の動作においては、主に外部電源からの給電が無くなった際のバックアップ用電源として動作するものであり、整流・平滑回路77aに備えられるコンデンサに蓄えられた電荷の放電によって給電停止後も“ミュート制御信号”をミュート制御信号入力端子81へと入力させるためのものである。)を接続し、トランジスタ71のエミッタに抵抗75を介してトランジスタ72(第2のトランジスタ)のコレクタを接続し、トランジスタ72のベースにマイコン30に備えられるミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子31を接続し、トランジスタ72のエミッタをグランドと接続し、トランジスタ72のコレクタとトランジスタ73(第3のトランジスタ)のベースを接続し、トランジスタ73のコレクタに抵抗76を介して定電圧源77を接続し、トランジスタ73のエミッタをグランドに接続し、トランジスタ73のコレクタを、音声処理回路80に備えられるミュート制御信号の入力を受けるミュート制御信号入力端子81と接続することによって構成される。
次に、上記構成の音声ミュート制御回路70の動作の概略を説明する。パワーフェイル出力端子21からのパワーフェイル信号がハイレベルである場合(すなわち商用電源からの電力供給がある場合)には、トランジスタ71がオンとなる。これにより、トランジスタ73のオン/オフは、マイコン30からのミュート制御信号によって制御されることとなる。すなわち、マイコン30(ミュート制御信号出力端子31)からのミュート制御信号がハイレベル信号である場合には、トランジスタ72がオンとなるため、トランジスタ73のベースがグランド電位(正確にはトランジスタ72による電圧降下分だけグランド電位より高い)となり、トランジスタ73はオフとなる。一方、マイコン30からのミュート制御信号がローレベル信号である場合には、トランジスタ72がオフとなり、トランジスタ73のベースに抵抗75によって調整された定電圧源77の電圧が印加されるためトランジスタ73がオンとなるのである。トランジスタ73のオン/オフによって、ミュート制御信号入力端子81に、グランド電位(ローレベル信号)/抵抗76によって調整された定電圧源77の電圧(ハイレベル信号)、が入力されるため、パワーフェイル信号がハイレベルである場合には、マイコン30からのミュート制御信号によって、音声処理回路80のミュート動作が制御されることとなるのである。
これに対し、パワーフェイル出力端子21からのパワーフェイル信号がローレベルとなった場合(すなわち商用電源からの電力供給が無くなった場合)には、トランジスタ71がオフとなり、これによってトランジスタ73もオフとなるため、抵抗76によって調整された定電圧源77の電圧(ハイレベル信号)がミュート制御信号入力端子81に入力されることとなる。従って、パワーフェイル信号がローレベルとなった場合には、マイコン30からのミュート制御信号に関わらず、停電検出回路20からのパワーフェイル信号によって、即座に音声処理回路80にミュートがかけられる。
図5は、従来の装置の一例の概略を示したブロック図である(なお、本実施例と同様の構成要素については同一の符号を使用している)。本装置において、例えば、リモコン装置2に備えられる電源スイッチ2aの入力により、装置の電源がオフとされた際には、マイコン30はキー判別部60を介して「電源オフ命令」を取得し、音声処理回路80へミュート命令を出した後に、各電圧出力ブロック12に「電源供給ストップ」させることができるため、音声処理回路80において「電源立ち下り」が生じる前にミュートをかけておくことができ、「ボツ音」の発生を防止することができる。しかし、電源コード11aが引き抜かれる等により、外部電源からの電力供給が停止した場合、これを検出した停電検出回路21からの信号を受けてマイコン30で判断・処理を行い、音声処理回路80へとミュート信号を出力する処理となるが、音声処理回路80では、「外部電源からの電力供給が停止した」直後に「電源の立下り」が生じる可能性がある(電源部の設計により「電源の立下り」のタイミングは異なることとなるが、「電源の立下り」のタイミングを遅らせるために、電源供給ラインに容量の大きなコンデンサを設ける等すると、コスト高となると共に回路スペースも大きくなってしまう)ため、マイコン30内の処理時間などによる遅延により、ミュートが間に合わずにスピーカ90から「ボツ音」が発生してしまうおそれがあるものであった。また、停電検出回路21が設けられておらず、各電圧出力ブロック12からの電源出力ライン(2次側電源ライン)の電圧を、マイコン30によって監視しているような場合には、さらに応答が遅れてしまい(電源ラインにはコンデンサが設けられるのが通常であり、当該コンデンサに蓄えられた電荷が放電されている間の分だけ「電力供給停止」の検出が遅れるため)、ミュートが間に合わずにスピーカ90から「ボツ音」が発生してしまうおそれのあるものであった。
これに対し、本実施例によれば、上述したごとく、外部電源からの電力供給が停止した場合には、これが停電検出回路によって即座に検出され、マイコン30の処理若しくはマイコン30の制御を受ける素子を介することなく音声処理回路80へとミュート命令が出力されるため、応答が早く、「ボツ音」の発生を有効に防止することが可能となる。
図4は本実施例の音声ミュート制御回路の概略を示した回路図である。なお、本音声ミュート制御回路が設けられる装置を、実施例1と同様のLCDとし、実施例1と同一の構成要素については実施例1と同一の符号を使用し、ここでの説明を省略する。
図4に示されるように、音声ミュート制御回路50は、トランジスタ51(第4のトランジスタ)のベースを、抵抗53を介して停電検出回路20に備えられるパワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子21に接続し、トランジスタ51のコレクタに定電圧源77を接続し、トランジスタ51のエミッタをグランドと接続し、ミュート制御信号出力端子31にベースを接続されるトランジスタ52(第5のトランジスタ)のコレクタと、トランジスタ51のベースを接続し、トランジスタ52のエミッタをグランドと接続し、トランジスタ51のコレクタを、ミュート制御信号入力端子81と接続することによって構成される。
次に、上記構成の音声ミュート制御回路50の動作の概略を説明する。パワーフェイル出力端子21からのパワーフェイル信号がハイレベルである場合には、トランジスタ51のオン/オフは、マイコン30(ミュート制御信号出力端子31)からのミュート制御信号によって制御されることとなる。すなわち、マイコン30からのミュート制御信号がハイレベル信号である場合には、トランジスタ52がオンとなるため、トランジスタ51のベースがグランド電位となりトランジスタ51はオフとなる。一方、マイコン30からのミュート制御信号がローレベル信号である場合には、トランジスタ52がオフとなり、トランジスタ51のベースにパワーフェイル信号(ハイレベル)が入力されるためトランジスタ51がオンとなるのである。トランジスタ51のオン/オフによって、ミュート制御信号入力端子81に、グランド電位(ローレベル信号)/定電圧源77の電圧(ハイレベル信号)、が入力されるため、パワーフェイル信号がハイレベルである場合には、マイコン30からのミュート制御信号によって、音声処理回路80のミュート動作が制御されることとなる。
これに対し、パワーフェイル出力端子21からのパワーフェイル信号がローレベルとなった場合には、トランジスタ51がオフとなるため、定電圧源77の電圧(ハイレベル信号)がミュート制御信号入力端子81に入力されることとなる。従って、パワーフェイル信号がローレベルとなった場合には、マイコン30からのミュート制御信号に関わらず、停電検出回路20からのパワーフェイル信号によって、音声処理回路80にミュートがかけられる。
以上のごとく、本実施例の音声ミュート制御回路50によれば、実施例1の音声ミュート制御回路70と同様の動作となるため、「ボツ音」の発生を有効に防止することができる。加えて、2つのトランジスタによって音声ミュート制御回路を構成することができるため、省スペース且つ安価な回路構成となる。さらに、パワーフェイル信号がローレベル時の動作における、停電検出回路20から音声処理回路80への制御信号の入力において、1つのトランジスタを介しているのみであるため、より応答性に優れ、「ボツ音」の発生を有効に防止することができる。
なお、実施例中の音声ミュート制御回路に設けられている各抵抗は、主に電圧微調整用のものであり、各信号線に印加される電圧の品質(音声ミュート制御回路に接続される各回路の設計)によっては、必ずしも必要の無いものである。また、実施例では、電子装置の具体例としてLCDを用いて説明したが、本発明をこれに限るものではなく、停電検出回路と音声(オーディオ)処理回路を備えた電子装置に適用することができる。なお、音声(オーディオ)処理回路を備えた電子装置であれば、スピーカを備えていない電子装置(例えばDVDプレーヤなどの記録再生装置)にも有効に適用することができる。
液晶表示装置の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図 液晶表示装置の斜視図 音声ミュート制御回路の一例を示す回路図 実施例2の音声ミュート制御回路の概略を示した回路図 従来の装置の一例を示すブロック図
符号の説明
1 液晶表示装置(電子装置)
10 電源部
20 停電検出回路
21 パワーフェイル出力端子
30 マイコン
31 ミュート制御信号出力端子
51 トランジスタ(第4のトランジスタ)
52 トランジスタ(第5のトランジスタ)
70 音声ミュート制御回路
71 トランジスタ(第1のトランジスタ)
72 トランジスタ(第2のトランジスタ)
73 トランジスタ(第3のトランジスタ)
77 定電圧源
80 音声処理回路
81 ミュート制御信号入力端子
90 スピーカ

Claims (4)

  1. 外部電源からの電力供給を受けて装置全体への電源供給を行う電源部と、前記外部電源から前記電源部への電力の供給の有無を検出し当該検出結果をパワーフェイル信号として出力する停電検出回路と、音声信号の処理を行う音声処理回路と、を備えた電子装置であって、前記停電検出回路から出力されるパワーフェイル信号を、前記音声処理回路のミュート制御信号として使用することを特徴とする音声ミュート制御回路を備えた電子装置。
  2. マイコンからのミュート制御信号と、前記停電検出回路から出力されるパワーフェイル信号とによってスイッチ動作を行うスイッチ回路であって、前記パワーフェイル信号が、前記外部電源から前記電源部への電力の供給がない状態であることを示している場合には、前記音声処理回路へミュート命令を出力し、前記パワーフェイル信号が、前記外部電源から前記電源部への電力の供給がある状態であることを示している場合には、前記マイコンからのミュート制御信号の状態に応じてミュート制御信号を、前記音声処理回路へ出力する音声ミュート制御回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置。
  3. 前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第1のトランジスタのベースに接続し、第1のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第1のトランジスタのエミッタに第2のトランジスタのコレクタを接続し、第2のトランジスタのベースに前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子を接続し、第2のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、第2のトランジスタのコレクタと第3のトランジスタのベースを接続し、第3のトランジスタのコレクタを前記定電圧源と接続し、第3のトランジスタのエミッタをグランドに接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第3のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置。
  4. 前記停電検出回路に備えられる前記パワーフェイル信号を出力するパワーフェイル出力端子を、第4のトランジスタのベースに接続し、第4のトランジスタのコレクタに定電圧源を接続し、第4のトランジスタのエミッタをグランドと接続し、前記マイコンに備えられる前記ミュート制御信号を出力するミュート制御信号出力端子にベースを接続される第5のトランジスタのコレクタと、第4のトランジスタのベースを接続し、第5のトランジスタのエミッタをグランドと接続することによって、前記音声ミュート制御回路を構成し、前記第4のトランジスタのコレクタから前記音声処理回路へミュート制御信号を出力することを特徴とする請求項2記載の音声ミュート制御回路を備えた電子装置。
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