JP2006221545A - データ転送装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 少ないメモリ容量のバッファメモリで、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができるデータ転送装置を提供する。
【解決手段】 バッファユニット10mのライト制御部11mは、RAM12mのメモリアドレス1から上昇順に、1ライン目の画像データを書き込む。リード制御部13mは、1ライン目の画像データの最後のデータが書き込まれたメモリアドレスから下降順に、1ライン目の画像データを読み出す。ライト制御部11mは、2ライン目以降の画像データを、1つ前のラインの画像データを読み出したときのアドレス指定順序と同じ順序のアドレス指定順序で、RAM12mに書き込む。リード制御部13mは、2ライン目以降の画像データを、ライト制御部11mが同じラインの画像データをRAM12mに書き込んだときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序で、RAM12mから読み出す。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数のレーザ光を回転多面鏡で反射して画像を形成する画像形成装置のデータ転送装置に関する。
画像形成装置は、表面を均一に帯電された感光体に、レーザ光を走査しつつ露光して、光導電性作用によって感光体表面に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像剤、たとえば卜ナーによって顕像化し、この顕像化された卜ナー像を記録紙に転写して定着させ、画像を形成するものである。このレーザ光は、半導体レーザおよび回転多面鏡(以下、ポリゴンミラーという)を有する光走査部によって、画像データに応じて明滅される。
フルカラー画像形成装置は、たとえば4色、具体的には、減法混色の三原色であるM(マゼンタ)、C(シアン)、およびY(イエロー)、ならびに黒色部分用のK(ブラック)の4色のトナーを重ねて転写する。フルカラー画像形成装置には、たとえばトナー毎に個別に感光体を備えるタンデム型のフルカラー画像形成装置がある。
図10は、フルカラー画像形成装置の光走査部の概略の構成を示す図である。光走査部は、ポリゴンミラー(以下、ポリゴンともいう)5と、4つの感光体、つまり黒の画像を形成するための感光体K6k、シアンの画像を形成するための感光体C6c、マゼンタの画像を形成するための感光体M6m、およびイエローの画像を形成するための感光体Y6yを含む。図10は、ポリゴンミラー5と4つの感光体6との相対位置を示し、相対位置によって、感光体の走査方向が異なることを説明するための図である。
図10(a)に示した光走査部3は、ポリゴンミラー5を、タンデム型の4つの感光体のうち、感光体C6cと感光体M6mとの間に配置したものである。時計回りに回転するポリゴンミラー5で反射されるレーザ光が、それぞれの感光体を走査する方向は、感光体K6kおよび感光体C6cに対しては、左から右、そして感光体M6mおよび感光体Y6yに対しては、右から左である。つまり、感光体K6kおよび感光体C6cに対する走査方向と、感光体M6mおよび感光体Y6yに対する走査方向とが反対である。
図10(b)示した光走査部3aは、ポリゴンミラー5を、全ての感光体に対して、片側に配置したものであり、感光体Y6yの外側、つまり感光体Y6yに対して感光体M6mの反対側に配置されている。この場合、ポリゴンミラー5から各感光体までの距離、すなわち光路が、感光体K6kと感光体Y6yとでは、大幅に異なる。光路が長いほどレーザ出射時と比較して感光体到着時の画像が長くなるため、光路が短い場合レーザ出射時の画像の幅を長く、光路が長い場合レーザ出射時の画像の幅を短くする必要があり、光路の差が大きいと大幅な調整が必要であるが、図10(a)に示した配置は、図10(b)に示した配置より、必要な調整量は軽減される。
フルカラー画像形成装置は、スキャナなどの画像入力部で取り込んだ画像を、一旦画像入力部に内蔵される画像メモリに記憶する。そして、記録紙の1ライン分の画像データを、画像メモリから読み出して、バッファメモリに記憶し、バッファメモリに記憶した画像データを光走査部に供給する。光走査部は、供給された画像データに基づいて、感光体に照射するレーザ光を明滅する。
図10(a)に示した配置は、感光体M6mおよび感光体Y6yに対する走査方向が、感光体K6kおよび感光体C6cに対する走査方向と反対である。したがって、バッファメモリから画像データを読み出して、読み出した画像データを光走査部に供給する際、走査方向が反対方向である感光体に対する1ライン分の画像データは、反対の順序で供給されなければならない。
画像データを反対の順序で供給する従来技術として、バッファメモリへのデータの書き込み順序と読み出し順序とを反対にするLIFO(Last In First Out)バッファメモリを用いる記録装置がある。この記録装置の1つは、図10(a)に示したように、ポリゴンミラーを複数の感光体の中ほどに配置し、4つの感光体のうち、走査方向が反対である2つの感光体へのバッファメモリに、LIFOバッファを用いるものである(たとえば特許文献1参照)。
特開昭59−123368号公報
しかしながら、LIFOバッファメモリは、読み出し順序が書き込み順序と反対であるために、すべてのデータを読み出さないと新たなデータを書き込むことができないので、書き込みを中断させないためには、別のLIFOバッファメモリを設ける必要がある。したがって、上述した従来技術による記憶装置が用いるバッファメモリは、データを書き込む順序とデータを読み出す順序とが同じ場合に用いられるバッファメモリのメモリ容量に比べて、少なくとも2倍のメモリ容量が必要であるという問題がある。
あるいは、画像メモリに記憶された画像データを、画像メモリから読み出す際に、書き込んだ順序と反対の順序で読み出すことも可能であるが、画像メモリのメモリアドレスの指定を反対の順序で行なうための専用のDMA(Direct Memory Access)コントローラを用意する必要がある。したがって、そのための開発工数が必要になり、製品のコストアップの要因になるという問題がある。
本発明の目的は、少ないメモリ容量のバッファメモリで、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができるデータ転送装置を提供することである。
本発明は、バッファ手段を含むデータ転送装置において、
前記バッファ手段は、
複数のラインから構成される画像の画像データを記憶する画像記憶装置からライン単位に読み出された画像データを少なくとも1ライン分記憶するバッファ記憶手段と、
前記画像記憶装置からライン単位に読み出された画像データを注目ラインとして予め定める書き込み順序で前記バッファ記憶手段に書き込みを行う書き込み手段と、
前記書き込み手段による書き込みと並行して予め定める読み出し順序で前記バッファ記憶手段に記憶された画像データの読み出しを行い予め定める出力装置に転送する読み出し手段とを有し、
前記読み出し手段は、
画像データを前記バッファ記憶手段から読み出すときはその画像データが前記バッファ記憶手段に書き込まれたときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序で読み出し、
前記書き込み手段は、
画像データ中の最初のラインを注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込むときは予め定めるアドレス指定順序で書き込み、
さらに前記書き込み手段は、
画像データ中の2ライン目以降のラインを注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込むときは前記注目ラインの1つ前のラインの画像データが前記バッファ記憶手段から読み出されるアドレス指定順序と同じ順序のアドレス指定順序で書き込む
ことを特徴とするデータ転送装置である。
本発明に従えば、バッファ手段は、バッファ記憶手段によって、複数のラインから構成される画像の画像データを記憶する画像記憶装置から、ライン単位に読み出された画像データが少なくとも1ライン分記憶され、書き込み手段によって、前記画像記憶装置からライン単位に読み出された画像データを注目ラインとして、予め定める書き込み順序で前記バッファ記憶手段に書き込みが行なわれ、読み出し手段によって、前記書き込み手段による書き込みと並行して、予め定める読み出し順序で前記バッファ記憶手段に記憶された画像データの読み出しが行なわれ、予め定める出力装置に転送される。
さらに、前記読み出し手段によって、画像データが前記バッファ記憶手段から読み出されるときは、その画像データが前記バッファ記憶手段に書き込まれたときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序で読み出される。そして、前記書き込み手段によって、画像データ中の最初のラインが、注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込まれるときは、予め定めるアドレス指定順序で書き込まれ、さらに、画像データ中の2ライン目以降のラインが、注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込まれるときは、前記注目ラインの1つ前のラインの画像データが、前記バッファ記憶手段から読み出されるアドレス指定順序と同じ順序のアドレス指定順序で書き込まれる。
このように、奇数ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序と、偶数ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序とを反対の順序で行なうので、注目ラインの画像データの書き込みと、1つ前のラインの画像データの読み出しとを並行して行なうことができ、さらにバッファ記憶手段のメモリ容量を2ライン分未満にすることができる。
また本発明は、前記画像記憶手段からライン単位に読み出された画像データを記憶する第2のバッファ記憶手段と、
前記画像記憶手段から読み出された画像データを第2のバッファ記憶手段に書き込むときは予め定めるアドレス指定順序で書き込む第2の書き込み手段と、
前記第2のバッファ記憶手段から画像データを読み出すとき前記予め定めるアドレス指定順序で読み出し前記読み出した画像データを前記出力装置に転送する第2の読み出し手段とを含む第2バッファ手段をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、バッファ手段と第2バッファ手段とを含むので、バッファ記憶手段あるいは第2のバッファ記憶手段から画像データを読み出す順序として、書き込み時と同じ順序および書き込み時と反対の順序の2種類提供することができる。
また本発明は、前記バッファ記憶手段のメモリ容量を前記第2のバッファ記憶手段のメモリ容量より多くしたことを特徴とする。
本発明に従えば、バッファ記憶手段のメモリ容量を、第2のバッファ記憶手段のメモリ容量より多くしたので、バッファ記憶手段のメモリ容量を増減することによって、アクセスタイミングの時間調整を行ない、さらに、画像データの読み出しと並行して次のラインの画像データの書き込みを行なうことができる。
また本発明は、フルカラー画像形成装置に備えられた前記データ転送装置において、
特定色のモノカラー画像を形成するために複数のバッファ手段を用い、
さらにフルカラー画像形成時には前記複数のバッファ手段のうちの少なくとも1つを特定色以外の色の画像を形成するために用いることを特徴とする。
本発明に従えば、特定色のモノカラー画像を形成するために用いるバッファ手段の一部を、フルカラー画像を形成するために用いることができるので、データ転送装置が有するバッファ手段の数を減らすことができる。
また本発明は、フルカラー画像形成装置に備えられた前記データ転送装置において、
特定色のモノカラー画像を形成するために複数のバッファ手段もしくは複数の第2バッファ手段を用い、
さらにフルカラー画像形成時には前記複数のバッファ手段もしくは前記複数の第2バッファ手段のうちの少なくとも1つを特定色以外の色の画像を形成するために用いることを特徴とする。
本発明に従えば、特定色のモノカラー画像を形成するために用いるバッファ手段の一部あるいは第2バッファ手段の一部を、フルカラー画像を形成するために用いることができるので、データ転送装置が有するバッファ手段あるいは第2バッファ手段の数を減らすことができる。
また本発明は、前記バッファ手段は、
前記画像記憶手段から読み出された画像データを前記バッファ記憶手段に書き込むとき予め定めるアドレス指定順序で書き込む第3の書き込み手段と、
前記バッファ記憶手段から画像データを読み出すとき前記予め定めるアドレス指定順序で読み出し前記出力装置に転送する第3の読み出し手段とを含み、
前記書き込み手段および前記読み出し手段の組合せ、あるいは前記第3の書き込み手段および前記第3の読み出し手段の組合せのうちのいずれか1つの組合せを用いることを特徴とする。
本発明に従えば、バッファ手段が、書き込み手段および読み出し手段の組合せと、第3の書き込み手段および第3の読み出し手段の組合せとを有し、いずれか1つの組合せに切り替えて用いることができるので、ポリゴンミラーを複数の感光体の中心に配置したタイプの画像形成装置と、ポリゴンミラーを複数の感光体の一方に配置したタイプの画像形成装置とで、このバッファ手段を有するデータ転送装置を利用することができる。
本発明によれば、注目ラインの画像データの書き込みと、1つ前のラインの画像データの読み出しとを並行して行なうことができ、さらにバッファ記憶手段、つまりバッファメモリのメモリ容量を2ライン分未満にすることができるので、少ないメモリ容量のバッファメモリで、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができる。
また本発明によれば、バッファ記憶手段あるいは第2のバッファ記憶手段から画像データを読み出す順序として、書き込み時と同じ順序および書き込み時と反対の順序の2種類提供することができるので、データ転送装置を、走査方向が異なる感光体を有する画像形成装置に適用することができる。
また本発明によれば、バッファ記憶手段のメモリ容量を、第2のバッファ記憶手段のメモリ容量より多くして、バッファ記憶手段のメモリ容量を増減することによって、アクセスタイミングの時間調整を行ない、さらに、画像データの読み出しと並行して次のラインの画像データの書き込みを行なうことができるので、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができる。
また本発明によれば、特定色のモノカラー画像を形成するために用いるバッファ手段の一部を、フルカラー画像を形成するために用いることによって、データ転送装置が有するバッファ手段の数を減らすことができるので、データ転送装置の回路規模を抑制することができる。
また本発明によれば、特定色のモノカラー画像を形成するために用いるバッファ手段の一部あるいは第2バッファ手段の一部を、フルカラー画像を形成するために用いることによって、データ転送装置が有するバッファ手段あるいは第2バッファ手段の数を減らすことができるので、データ転送装置の回路規模を抑制することができる。
また本発明によれば、ポリゴンミラーを複数の感光体の中心に配置したタイプの画像形成装置と、ポリゴンミラーを複数の感光体の一方に配置したタイプの画像形成装置とで、バッファ手段を有するデータ転送装置を利用することができるので、データ転送装置の種類を減らすことができ、複数種のデータ転送装置を開発する必要がなくなり、開発コストの削減および開発日程の短縮を図ることができる。
図1は、本発明の実施の一形態である画像処理部1および関連する部位の概略の構成を示す図である。画像入力部2は、スキャナなど画像を取り込むための画像入力装置であり、取り込んだ画像データを記憶する図示しない画像メモリを有する。この画像メモリは、半導体メモリ、あるいはハードディスク装置などの記憶装置によって構成される。
フルカラー画像の場合、たとえば4色、具体的には、減法混色の三原色であるM(マゼンタ)、C(シアン)、およびY(イエロー)、ならびに黒色部分用のK(ブラック)の4色が用いられる。画像データは、これら4色、つまり4種類の画像データに分離されている。各画像データは、複数のラインから構成され画像のデータであり、画像メモリからの読み出しは、ライン順にかつライン単位で行なわれる。画像入力部2は、画像メモリから読み出した各画像データを、画像処理部1に提供する。1ラインは、記録紙に記録するときの1ラインのことである。
画像処理部1は、画像入力部2の画像メモリから読み出されたライン単位の各画像データを記憶するバッファメモリを有する。各バッファメモリは、半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、1つの色の画像データについて、少なくとも1ライン分の画像データを記憶するメモリ容量を有する。画像処理部1は、バッファメモリに記憶した画像データを、光走査部3から指示されるタイミング信号に同期して読み出して、光走査部3に供給する。画像処理部1の詳細は、図2で後述する。
光走査部3は、たとえば、図10(a)に示した構成であり、ポリゴンミラー5は、レーザ光によって感光する4つの感光体6の真中に配置されている。光走査部3は、4色の各色に対応するレーザ光を出射する4つの図示しないレーザ素子、回転多面鏡、つまりポリゴンミラー、およびBD(Beam Detect)センサを含む。光走査部3は、画像処理部1から供給される各画像データに基づいて、対応するレーザ素子から出射されるレーザ光を明滅させる。各レーザ光は、対応する感光体に照射される。BDセンサは、感光体毎に設けられ、感光体を走査する各レーザ光を検出して、バッファメモリから画像データを読み出すタイミング信号を、画像処理部1に提供する。データ転送装置は、たとえば画像処理部1であり、画像記憶装置は、たとえば画像メモリであり、出力装置は、たとえば光走査部3である。
図2は、図1に示した画像処理部1の詳細なブロック図である。画像処理部1は、たとえば4つのバッファユニット10、つまり黒の画像を形成するためのバッファユニット10k、シアンの画像を形成するためのバッファユニット10c、マゼンタの画像を形成するためのバッファユニット10m、およびイエローの画像を形成するためのバッファユニット10yを含む。
各バッファユニット10は、ライト制御部11、RAM(Random Access Memory)12、およびリード制御部13を含み、CPU(Central Processing Unit)4から、プリントスタート信号、つまり記録紙へのプリントの開始を指示するタイミング信号が画像処理部1に指示されると処理を開始する。バッファメモリであるRAM12は、半導体メモリなどの記憶装置によって構成され、少なくとも1ライン分のメモリ容量を有する。
図10(a)も参照して、感光体K6kおよび感光体C6cは、同じ方向に走査され、RAM12kおよびRAM12cに画像データを書き込むアドレス指定順序と、RAM12kおよびRAM12cから画像データを読み出すアドレス指定順序とが同じ順序である。感光体M6mおよび感光体Y6yは、感光体K6kおよび感光体C6cの走査方向と反対の方向に走査され、RAM12mおよびRAM12yに画像データを書き込むアドレス指定順序と、RAM12mおよびRAM12yから画像データを読み出すアドレス指定順序とが反対の順序で、かつ注目ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序と注目ラインの1つ前のラインの画像データを読み出すアドレス指定順序とが同じ順序である。
たとえば、バッファユニット10kのライト制御部11kは、CPU4からプリントスタート信号が指示されると、光走査部3に含まれるBDセンサ31から提供されるタイミング信号のうち、黒色用のタイミング信号に同期して、画像入力部2の画像メモリから1ライン分の画像データを受領して、受領した画像データを、予め定めるアドレス指定順序、たとえばRAM12kのメモリアドレス1から上昇順に、RAM12kに書き込む。リード制御部13kは、BDセンサ31から提供される黒色用のタイミング信号に同期して、RAM12kに書き込まれた画像データを、書き込み時と同じ順序のアドレス指定順序、つまりメモリアドレス1から上昇順に、ライン単位で読み出して、光走査部3に供給する。バッファユニット10cは、バッファユニット10kと同じ処理を行ない、以下、これらのバッファユニットをFIFO(First In First Out)タイプのバッファユニットという。
バッファユニット10mのライト制御部11mは、CPU4からプリントスタート信号が指示されると、BDセンサ31から提供されるタイミング信号のうち、マゼンタ用のタイミング信号に同期して、予め定めるアドレス指定順序、たとえばRAM12mのメモリアドレス1から上昇順に、1ライン目の画像データをRAM12mに書き込む。リード制御部13mは、BDセンサ31から提供されるマゼンタ用のタイミング信号に同期して、ライト制御部11mが1ライン目の画像データをRAM12mに書き込んだときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序、つまり1ライン目の画像データの最後のデータが書き込まれたメモリアドレスから下降順に、1ライン目の画像データをRAM12mから読み出して、光走査部3に供給する。
ライト制御部11mは、BDセンサ31から提供されるマゼンタ用のタイミング信号に同期して、2ライン目以降の画像データを、1つ前のラインの画像データを読み出したときのアドレス指定順序と同じ順序のアドレス指定順序で、RAM12mに書き込む。リード制御部13mは、BDセンサ31から提供されるマゼンタ用のタイミング信号に同期して、2ライン目以降の画像データを、ライト制御部11mが同じラインの画像データをRAM12mに書き込んだときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序で、RAM12mから読み出して、光走査部3に供給する。
バッファユニット10yは、バッファユニット10mと同じ処理を行ない、以下、これらのバッファユニットを改良LIFO(Last In First Out)タイプのバッファユニットという。改良LIFOタイプのバッファユニットのライト制御部およびリード制御部の詳細については、図5で後述する。
書き込み手段は、たとえばライト制御部11mおよびライト制御部11yであり、バッファ記憶手段は、たとえばバッファメモリであるRAM12mおよびRAM12yであり、読み出し手段は、たとえばリード制御部13mおよびリード制御部13yであり、バッファ手段は、たとえバッファユニット10mおよびバッファユニット10yであり、第2の書き込み手段は、たとえばライト制御部11kおよびライト制御部11cであり、第2のバッファ記憶手段は、たとえばバッファメモリであるRAM12kおよびRAM12cであり、第2の読み出し手段は、たとえばリード制御部13kおよびリード制御部13cであり、第2バッファ手段は、たとえばバッファユニット10kおよびバッファユニット10cである。
このように、データ転送装置である画像処理部1は、バッファ手段つまり改良LIFOタイプのバッファユニットと、第2バッファ手段つまりFIFOタイプのバッファユニットとを含むので、バッファ記憶手段あるいは第2のバッファ記憶手段から画像データを読み出す順序として、書き込み時と同じ順序および書き込み時と反対の順序の2種類提供することができる。したがって、データ転送装置である画像処理部1を、走査方向が異なる感光体を有する画像形成装置に適用することができる。
図3は、図2に示したRAM12への画像データの書き込みおよび読み出しタイミングを示す図である。CPU4からのプリントスタート信号が画像処理部1に指示されると、各バッファユニット10は、光走査部3のBDセンサ31から提供されるタイミング信号に同期して、RAM12への画像データの書き込みおよび読み出しを開始する。
BDセンサ31のタイミングt1から、時間Δtw経過したときから、RAMライト信号がライト制御部11からRAM12に供給され、「1 line_data WR」と記された期間に、1ライン目の画像データが、RAM12に書き込まれる。BDセンサ31のタイミングt2から、時間Δtr経過したときから、RAMリード信号がリード制御部13からRAM12に供給され、「1 line_data RD」と記された期間に、1ライン目の画像データがRAM12から読み出され、さらにBDセンサ31のタイミングt2から、時間Δtw経過したときから、「2 line_data WR」と記された期間に、2ライン目の画像データが、RAM12に書き込まれる。
同様に、BDセンサ31のタイミングt3から、時間Δtr経過したときから、「2 line_data RD」と記された期間に、2ライン目の画像データがRAM12から読み出され、さらにBDセンサ31のタイミングt3から、時間Δtw経過したときから、「3 line_data WR」と記された期間に、3ライン目の画像データが、RAM12に書き込まれる。
図3に示したタイミングは、RAM12への画像データの書き込み順序および読み出し順序に関係なく適用され、時間Δtwおよび時間Δtrを除いて、すべてのバッファユニットに共通である。時間Δtwおよび時間Δtrは、FIFOタイプのバッファユニットと、改良LIFOタイプのバッファユニットで異なる時間が設定されることもある。いずれの場合も、注目ラインの1つ前の画像データの読み出しと、注目ラインの画像データの書き込みとを、並行して行なうことができる。
図4は、図2に示したRAM12への画像データの書き込みおよび読み出し順序を説明するための図である。図4(a)は、FIFOタイプ、つまりすべてのラインの画像データの書き込みおよび読み出し順序が同じ場合を示しており、たとえばRAM12kへの画像データの書き込みおよび読み出しの場合を示す。RAM12kは、たとえば1ラインより多く、2ライン未満のメモリ容量である。RAM12kの左端のメモリアドレスが、1番地であり、右側に進むにつれて、メモリアドレスが上昇する。
1ライン目の画像データの書き込みは、メモリアドレス1番地から上昇順に書き込まれる。2ライン目の画像データは、1ライン目の画像データの最後の画像データが書き込まれたメモリアドレスの次のメモリアドレスから書き込まれる。図3に示したように、1ライン目の画像データの読み出しは、2ライン目の画像データを書き込む前から開始される。したがって、RAM12kの最後のメモリアドレスまで2ライン目の画像データを書き込んだときには、1番地に書き込まれていた1ライン目の画像データは、すでに読み出されており、2ライン目の画像データを1番地に書き込むことができる。RAM12cへの画像データの書き込みおよび読み出し順序は、RAM12kと同じである。
図4(b)は、改良LIFOタイプ、つまり注目ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序と、読み出すアドレス指定順序とが反対で、かつ注目ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序が注目ラインの1つ前の画像データを読み出すアドレス指定順序と同じ順序である場合を示しており、たとえばRAM12mへの画像データの書き込みおよび読み出しを示す。RAM12mは、たとえば1ラインより多く、2ライン未満である。RAM12mの左端のメモリアドレスが、1番地であり、右側に進むにつれて、メモリアドレスが上昇する。
1ライン目の画像データの書き込みは、1番地から上昇順に書き込まれる。1ライン目の画像データの読み出しは、1ライン目の画像データが書き込まれた最高位のメモリアドレスから下降順に読み出される。2ライン目の画像データは、RAM12mの最上位のメモリアドレスから、つまりRAM12mの右端のメモリアドレスから、下降順に書き込まれる。2ライン目の画像データは、2ライン目の画像データが書き込まれた最低位のメモリアドレスから上昇順に読み出される。RAM12yへの画像データの書き込みおよび読み出し順序は、RAM12mと同じである。
このように、1ライン目の画像データがすべて読み出されていなくても、2ライン目の画像データを書き込むことができるので、RAM12mのメモリ容量は、2ライン分確保する必要がない。言い換えると、奇数ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序と、偶数ラインの画像データを書き込むアドレス指定順序とを反対の順序で行なうので、注目ラインの画像データの書き込みと、1つ前のラインの画像データの読み出しとを並行して行なうことができ、さらにバッファ記憶手段つまりバッファメモリのメモリ容量を2ライン分未満にすることができる。したがって、少ないメモリ容量のバッファメモリで、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができる。
図5は、図2に示したバッファユニット10mの詳細なブロック図である。バッファユニット10mは、改良LIFOタイプのバッファユニットであり、改良LIFOタイプのバッファユニット10yも同じ構成である。ライト制御部11mは、WRUPカウンタ111およびWRDOWNカウンタ112を含み、リード制御部13mは、RDUPカウンタ131およびRDDOWNカウンタ132を含む。図5には、説明のために、これらのカウンタをライト制御部11mおよびリード制御部13mから取り出して記述している。
WRUPカウンタ111およびWRDOWNカウンタ112は、画像データをRAM12mに書き込むメモリアドレスを指定するカウンタである。WRUPカウンタ111は、メモリアドレスを上昇順に更新し、WRDOWNカウンタ112は、メモリアドレスを下降順に更新する。WRUPカウンタ111とWRDOWNカウンタ112は、交互に用いられ、たとえば画像メモリからライン順に読み出される画像データについて、奇数番目のラインの画像データは、WRUPカウンタ111が示すメモリアドレスに書き込み、偶数番目のラインの画像データは、WRDOWNカウンタ112が示すメモリアドレスに書き込まれる。
RDUPカウンタ131およびRDDOWNカウンタ132は、画像データをRAM12mから読み出すメモリアドレスを指定するカウンタである。RDUPカウンタ131は、メモリアドレスを上昇順に更新し、RDDOWNカウンタ132は、メモリアドレスを下降順に更新する。RDUPカウンタ131とRDDOWNカウンタ132は、交互に用いられ、たとえば画像メモリに記憶されていたときの奇数番目のラインの画像データは、RDDOWNカウンタ132が示すメモリアドレスから読み出され、偶数番目のラインの画像データは、RDUPカウンタ131が示すメモリアドレスから読み出される。
図6は、図5に示したバッファユニット10mへの画像データの書き込みおよび読み出しタイミングを示すタイムチャートである。図6(a)は、改良LIFOタイプの書き込みおよび読み出しのタイミングを示す。タイムチャートに記述されている数字は、ラインを示す番号である。1ライン目の画像データは、WRUPカウンタ111が示す書き込みアドレスに、WRUPカウンタ111のタイムチャートに「1」と示されたタイミングで書き込まれる。RAM12mに書き込まれた1ライン目の画像データは、RDDOWNカウンタ132が示す読み出しアドレスから、RDDOWNカウンタ132のタイムチャートに「1」と示されたタイミングで読み出される。
2ライン目の画像データは、WRDOWNカウンタ112が示す書き込みアドレスに、WRDOWNカウンタ112のタイムチャートに「2」と示されたタイミングで書き込まれる。この2ライン目の画像データの書き込みは、1ライン目の画像データの読み出しと並行して行なわれる。RAM12mに書き込まれた2ライン目の画像データは、RDUPカウンタ131が示す読み出しアドレスから、RDUPカウンタ131のタイムチャートに「2」と示されたタイミングで読み出される。
以後、奇数ラインの画像データは、1ライン目の画像データと同様に、そして偶数ラインの画像データは、2ライン目の画像データと同様に処理される。
図6(b)は、バッファユニット10mを、FIFOタイプのバッファユニットとして、動作させたときの読み出しおよび書き込みのタイミングを示す。この場合、WRDOWNカウンタ112およびRDDOWNカウンタ132は用いない。WRUPカウンタ111が示す書き込みアドレスに、WRUPカウンタ111のタイムチャートに示される数字のラインの画像データを、そのタイムチャートのタイミングで書き込み、RDUPカウンタ131が示す読み出しアドレスから、RDUPカウンタ131のタイムチャートに示された数字のラインの画像データが、そのタイムチャートのタイミングで読み出される。
図6に示したバッファユニットは、改良LIFOタイプのバッファユニットと、FIFOタイプのバッファユニットを切り替えて用いることができるが、FIFOタイプのバッファユニットとして、WRDOWNカウンタ112およびRDDOWNカウンタ132がない、すなわちWRUPカウンタ111およびRDUPカウンタ131のみのバッファユニットを用いてもよい。
第3の書き込み手段は、たとえば図6(b)に示した動作をするライト制御部であり、第3の読み出し手段は、たとえば図6(b)に示した動作をするリード制御部である。
このように、バッファ手段であるバッファユニット10mを、改良LIFOタイプとFIFOタイプとに切り替えて用いることができるので、ポリゴンミラーを複数の感光体の中心に配置したタイプの画像形成装置と、ポリゴンミラーを複数の感光体の一方に配置したタイプの画像形成装置とで、このバッファ手段であるバッファユニット10mを有するデータ転送装置である画像処理部1を利用することができる。したがって、データ転送装置である画像処理部1の種類を減らすことができ、製造ラインを簡略化することができる。
図7は、FIFOタイプのバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。説明を分かりやすくするために、1ラインのバイト数を10バイト、RAM12のメモリ容量を12バイトとしている。横方向にRAM12のメモリアドレス1〜メモリアドレス12を示し、縦方向が時間tの経過を示す。
タイミングt11で、1ライン目の画像データの第1バイトを、メモリアドレス1に書き込む。次に第2バイトをメモリアドレス2に、第3バイトをメモリアドレス3に順次書き込み、第10バイトをメモリアドレス10に書き込む。タイミングt12で、1ライン目の第1バイトをメモリアドレス1から読み出し、上昇順に継続する画像データを読み出す。
タイミングt13で、2ライン目の画像データの第1バイトをメモリアドレス11に書き込み、第2バイトをメモリアドレス12に書き込む。タイミングt14で、第3バイトをメモリアドレス1に書き込み、上昇順に継続する画像データを書き込む。タイミングt14は、タイミングt13よりも後であるので、メモリアドレス1の1ライン目の画像データはすでに読み出されており、新たな画像データの書き込みを行うことができる。
2ライン目の画像データの書き込みは、第10バイトがメモリアドレス8に書き込まれるまで続く。その間、1ライン目の画像データの読み出しが継続しており、1ライン目の画像データの読み出しが終了すると、タイミングt15で、2ライン目の画像データの読み出しを、メモリアドレス11から開始する。タイミングt16で、2ライン目の第3バイトをメモリアドレス1から読み出す。3ライン目の画像データは、タイミングt16で、メモリアドレス9から書き込みが開始され、タイミングt17で、第5バイトの画像データが、メモリアドレス1に書き込まれる。
このように、2ライン目の第3バイト以降の画像データは、それ以前の画像データが書き込まれていたメモリアドレスに書き込まれるが、それ以前の画像データが読み出された後に、新たな画像データを書き込むので、画像データが消失することはない。
図8は、改良LIFOタイプのバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。説明を分かりやすくするために、1ラインのバイト数を10バイト、RAM12のメモリ容量を12バイトとしている。図7と同様に、横方向にRAM12のメモリアドレス1〜メモリアドレス12を示し、縦方向が時間tの経過を示す。
タイミングt21で、1ライン目の画像データの第1バイトを、メモリアドレス1に書き込む。次に第2バイトをメモリアドレス2に、第3バイトをメモリアドレス3に順次書き込み、第10バイトをメモリアドレス10に書き込む。タイミングt22で、1ライン目の第10バイトをメモリアドレス10から読み出し、下降順に継続する画像データを読み出す。
タイミングt23で、2ライン目の画像データの第1バイトをメモリアドレス12に書き込み、下降順に継続する画像データを書き込む。その間、1ライン目の画像データの読み出しが継続しており、1ライン目の画像データの読み出しが終了すると、タイミングt24で、2ライン目の画像データの読み出しを、メモリアドレス3から開始する。3ライン目の画像データは、タイミングt25で、メモリアドレス1から書き込みが開始される。
たとえば、2ライン目の画像データの書き込みが、1ライン目の画像データの読み出しを追い越さないように、1つのラインの画像データをRAM12に書き込んだ後、次のラインの画像データをRAM12に書き込むまで、時間間隔をあける必要がある。
図9は、改良LIFOタイプの他のバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。RAM12のメモリ容量を、図8に示した場合のメモリ容量より、2バイト増やして14バイトとし、横方向のRAM12のメモリアドレスを、メモリアドレス1〜メモリアドレス14としている。
タイミングt31で、1ライン目の画像データの第1バイトを、メモリアドレス1に書き込む。次に第2バイトをメモリアドレス2に、第3バイトをメモリアドレス3に順次書き込み、第10バイトをメモリアドレス10に書き込む。タイミングt32で、1ライン目の第10バイトをメモリアドレス10から読み出し、下降順に継続する画像データを読み出す。同じタイミングt32で、2ライン目の画像データの第1バイトをメモリアドレス14に書き込み、下降順に継続する画像データを書き込む。
タイミング33で、2ライン目の第10バイトをメモリアドレス5から読み出し、上昇順に継続する画像データを読み出す。同じタイミングt33で、3ライン目の画像データの第1バイトをメモリアドレス1に書き込み、上昇順に継続する画像データを書き込む。
図9に示した場合のRAMは、図8に示した場合のRAMのメモリ容量より、2バイト分メモリ容量を増やすことによって、2バイト分早く、次のラインの画像データを書き込むことができる。すなわち、メモリ容量を増やすことによって、1つのラインの画像データをバッファメモリに書き込んだ後、次のラインの画像データをバッファメモリに書き込むまでの時間間隔を、短縮することができる。
このように、バッファ記憶手段のメモリ容量、つまり改良LIFOタイプのバッファユニットに含まれるバッファメモリのメモリ容量を、第2のバッファ記憶手段のメモリ容量、つまりFIFOタイプのバッファユニットに含まれるバッファメモリのメモリ容量より多くして、そのメモリ容量を増減することによって、アクセスタイミングの時間調整を行ない、さらに、画像データの読み出しと並行して次のラインの画像データの書き込みを行なうことができるので、画像データを書き込み時とは逆の順序で高速に読み出すことができる。
上述した実施の形態では、M、C、Y、およびKの4色を用いてフルカラー画像を形成する場合について説明したが、フルカラー画像形成装置は、特定色のモノカラー画像、たとえば黒色の画像を形成する際、画像書き込み速度を向上するために複数のレーザ素子による書き込みを行うものがある。この場合複数のレーザ素子に対応して複数のバッファユニットを用いる。たとえば、フルカラー画像を形成するために用いるバッファユニット10kのほかに、黒色で画像を形成する第2のバッファユニット10jを用いることがある。
黒色の画像を形成する際、M、C、およびY用のバッファユニットは、使用されないので、このうちの1つを、バッファユニット10j用のバッファユニットと共用してもよい。具体的には、バッファユニット10jが、FIFOタイプのバッファユニットであれば、バッファユニット10cと共用し、バッファユニット10jが、改良LIFOタイプのバッファユニットであれば、バッファユニット10mまたはバッファユニット10yと共用すればよい。
このように、黒色の画像を形成するために用いるバッファ手段つまり改良LIFOタイプのバッファユニットの一部、あるいは第2バッファ手段つまりFIFOタイプのバッファユニットの一部を、フルカラー画像を形成するために用いることができるので、データ転送装置が有するバッファ手段あるいは第2バッファ手段の数、つまりバッファユニットの数を減らすことができる。したがって、データ転送装置の回路規模を抑制することができる。
本発明の実施の一形態である画像処理部1および関連する部位の概略の構成を示す図である。 図1に示した画像処理部1の詳細なブロック図である。 図2に示したRAM12への画像データの書き込みおよび読み出しタイミングを示す図である。 図2に示したRAM12への画像データの書き込みおよび読み出し順序を説明するための図である。 図2に示したバッファユニット10mの詳細なブロック図である。 図5に示したバッファユニット10mへの画像データの書き込みおよび読み出しタイミングを示すタイムチャートである。 FIFOタイプのバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。 改良LIFOタイプのバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。 改良LIFOタイプの他のバッファユニットが書き込みおよび読み出しを行なうシーケンスを示す図である。 フルカラー画像形成装置の光走査部の概略の構成を示す図である。
符号の説明
1 画像処理部
2 画像入力部
3 光走査部
4 CPU
5 ポリゴンミラー
6 感光体
10 バッファユニット
11 ライト制御部
12 RAM
13 リード制御部
31 BDセンサ
111 WRUPカウンタ
131 WRDOWNカウンタ
112 RDUPカウンタ
132 RDDOWNカウンタ

Claims (6)

  1. バッファ手段を含むデータ転送装置において、
    前記バッファ手段は、
    複数のラインから構成される画像の画像データを記憶する画像記憶装置からライン単位に読み出された画像データを少なくとも1ライン分記憶するバッファ記憶手段と、
    前記画像記憶装置からライン単位に読み出された画像データを注目ラインとして予め定める書き込み順序で前記バッファ記憶手段に書き込みを行う書き込み手段と、
    前記書き込み手段による書き込みと並行して予め定める読み出し順序で前記バッファ記憶手段に記憶された画像データの読み出しを行い予め定める出力装置に転送する読み出し手段とを有し、
    前記読み出し手段は、
    画像データを前記バッファ記憶手段から読み出すときはその画像データが前記バッファ記憶手段に書き込まれたときのアドレス指定順序と反対の順序のアドレス指定順序で読み出し、
    前記書き込み手段は、
    画像データ中の最初のラインを注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込むときは予め定めるアドレス指定順序で書き込み、
    さらに前記書き込み手段は、
    画像データ中の2ライン目以降のラインを注目ラインとして前記バッファ記憶手段に書き込むときは前記注目ラインの1つ前のラインの画像データが前記バッファ記憶手段から読み出されるアドレス指定順序と同じ順序のアドレス指定順序で書き込む
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記画像記憶手段からライン単位に読み出された画像データを記憶する第2のバッファ記憶手段と、
    前記画像記憶手段から読み出された画像データを第2のバッファ記憶手段に書き込むときは予め定めるアドレス指定順序で書き込む第2の書き込み手段と、
    前記第2のバッファ記憶手段から画像データを読み出すとき前記予め定めるアドレス指定順序で読み出し前記読み出した画像データを前記出力装置に転送する第2の読み出し手段とを含む第2バッファ手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
  3. 前記バッファ記憶手段のメモリ容量を前記第2のバッファ記憶手段のメモリ容量より多くしたことを特徴とする請求項2に記載のデータ転送装置。
  4. フルカラー画像形成装置に備えられた請求項1〜3のいずれか1つに記載のデータ転送装置において、
    特定色のモノカラー画像を形成するために複数のバッファ手段を用い、
    さらにフルカラー画像形成時には前記複数のバッファ手段のうちの少なくとも1つを特定色以外の色の画像を形成するために用いることを特徴とするデータ転送装置。
  5. フルカラー画像形成装置に備えられた請求項2または3に記載のデータ転送装置において、
    特定色のモノカラー画像を形成するために複数のバッファ手段もしくは複数の第2バッファ手段を用い、
    さらにフルカラー画像形成時には前記複数のバッファ手段もしくは前記複数の第2バッファ手段のうちの少なくとも1つを特定色以外の色の画像を形成するために用いることを特徴とするデータ転送装置。
  6. 前記バッファ手段は、
    前記画像記憶手段から読み出された画像データを前記バッファ記憶手段に書き込むとき予め定めるアドレス指定順序で書き込む第3の書き込み手段と、
    前記バッファ記憶手段から画像データを読み出すとき前記予め定めるアドレス指定順序で読み出し前記出力装置に転送する第3の読み出し手段とを含み、
    前記書き込み手段および前記読み出し手段の組合せ、あるいは前記第3の書き込み手段および前記第3の読み出し手段の組合せのうちのいずれか1つの組合せを用いることを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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