JP2006220555A - 非冷却赤外線検出素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】応答速度を極力低下させることなく、広い領域で赤外線を吸収することができる高感度の非冷却赤外線検出素子を提供する。
【解決手段】表面に空洞部が設けられた半導体基板と、前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ前記支持部の上方に張り出すように形成された第2反射層と、前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セルおよび前記第2反射層の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層とを具備したことを特徴とする非冷却赤外線検出素子。
【選択図】 図1

Description

本発明は、非冷却赤外線検出素子に関する。
非冷却型(熱型)赤外線検出素子は、赤外線吸収層によって赤外線を吸収して熱に変換し、熱電変換素子によって熱を電気信号に変換する素子である。非冷却型(熱型)赤外線検出素子では、赤外線吸収層および熱電変換素子を外系と熱的に隔離するように、表面微細構造またはバルク微細構造形成技術が活用される。冷却型赤外線センサが高価で大きな冷却器を必要とするのに対し、非冷却型赤外線素子は小型で安価というメリットがある。
従来の非冷却型赤外線検出素子はたとえば特許文献1に開示されている。この非冷却型赤外線検出素子は、基板と、基板上に支持脚で支持され、検知膜が設けられた検出部と、互いに略平行に配置された第1赤外線吸収膜(第1傘構造部)および第2赤外線吸収膜(第2傘構造部)と、第1赤外線吸収膜および第2赤外線吸収膜を透過した赤外線を反射して、第1赤外線吸収膜および第2赤外線吸収膜に入射させる反射膜とを含み、第1赤外線吸収膜と反射膜との間の第1光学距離と、第2赤外線吸収膜と反射膜との間の第2光学距離とが、互いに異なっている。
この非冷却型赤外線検出素子では、入射した赤外線を2段の傘構造部で熱に変換し、検知膜によって温度上昇を電気信号に変換する。このとき、傘構造部で吸収しきれなかった赤外線を反射膜(金属配線層)によって反射して再び傘構造部に入射させるようにし、かつ第1赤外線吸収膜と反射膜との光学距離および第2赤外線吸収膜と反射膜との光学距離を吸収すべき赤外線の波長のm/4倍(mは奇数)に設定することによって吸収効率を上げている。
特開2003−294523号公報
しかし、上記特許文献1では、反射膜が検出面全体に形成されているわけではなく、たとえば支持脚の周囲には反射膜のない領域が存在し、このような領域では2段の傘構造部を透過してきた赤外線をロスすることになる。反射膜のない領域の面積は検出面全体の30〜40%にも及ぶため、赤外線の吸収効率が悪くなり、感度の低下を招く。また、赤外線吸収膜を含む傘吸収部を二重に形成しているため、赤外線検出素子の熱容量が非常に大きくなり応答速度が低下する。
本発明の目的は、応答速度を極力低下させることなく、広い領域で赤外線を吸収することができる高感度の非冷却赤外線検出素子を提供することにある。
本発明の第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、表面に空洞部が設けられた半導体基板と、前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ前記支持部の上方に張り出すように形成された第2反射層と、前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セルおよび前記第2反射層の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層とを具備したことを特徴とする。
本発明の第2の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、表面に空洞部が設けられた半導体基板と、前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆うように形成された第3反射層と、前記配線部上に、前記支持部の上方に張り出すように形成された第4反射層と、前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セル、前記第3反射層および前記第4反射層の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層とを具備したことを特徴とする。
本発明の第3の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、表面に空洞部が設けられた半導体基板と、前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ前記支持部の上方に張り出すように形成された、第5反射層および第3吸収層を含む積層体と、前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セルおよび前記積層体の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層とを具備したことを特徴とする。
本発明の実施形態における非冷却赤外線検出素子は、従来はカバーできていなかった領域に反射層を配置したことにより、広い領域で赤外線を吸収することができ、感度を向上できる。また、本発明の実施形態における非冷却赤外線検出素子は、従来のものよりも構造が単純で熱容量が小さいため、応答速度の低下を招くこともない。
本発明の第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子では、検出セル上に第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ支持部の上方に張り出すように第2反射層を形成し、検出セルおよび第2反射層の上方に間隙を隔てて第2吸収層を1層だけ形成している。
本発明の第2の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子では、検出セル上に第1反射層の領域以外の領域を覆うように第3反射層を形成し、配線部上に支持部の上方に張り出すように第4反射層を形成し、検出セル、第3反射層および第4反射層の上方に間隙を隔てて第2吸収層を1層だけ形成している。
本発明の第3の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子では、検出セル上に第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ支持部の上方に張り出すように第5反射層および第3吸収層を含む積層体を形成し、検出セルおよび第3吸収層の上方に間隙を隔てて第2吸収層を1層だけ形成している。
このように本発明の各実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、従来カバーできていなかった支持部の周囲の領域の上方にも反射層または反射層および吸収層を配置したことにより、ほぼ全素子面積にわたる広い領域で赤外線を吸収することができ、感度を向上できる。また、本発明の各実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、傘構造をなす第2吸収層が1層だけなので従来のものよりも構造が単純で熱容量が小さいため、応答速度の低下を招くこともない。
第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子においては、前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、および前記第2吸収層と前記第2反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることが好ましい。
第2の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子においては、前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、前記第2吸収層と前記第3反射層との間の光学距離、および前記第2吸収層と前記第4反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることが好ましい。
第3の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子においては、前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、前記第2吸収層と前記第3吸収層との間の光学距離、および前記第3吸収層と前記第5反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることが好ましい。
これらの条件を満たしている場合には、広い波長範囲の赤外線を吸収することができるので、赤外線の吸収効率をより高めることができる。
本発明の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子を用いて複数列×複数行のマトリクスを構成すれば、非冷却赤外線撮像装置として用いることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1実施形態の非冷却赤外線検出素子の断面図、図2は図1中のB−B線より下を見た平面図である。
図1に示すように、シリコン基板100の表面には空洞部101が設けられている。シリコン基板100の空洞部101を囲む領域には、配線層172とその周囲を被覆する絶縁層171を含む配線部17が形成されている。この配線部17には、配線部17より内側でシリコン基板100の空洞部101上に配置されるように、支持部16が接続されている。支持部16は、配線層162とその周囲を被覆する絶縁層161を含む。この支持部16には、支持部16より内側でシリコン基板100の空洞部101上に支持されるように、検出セル11が接続されている。この検出セル11は、下部から順に配置された熱電変換部111、その周囲を被覆する絶縁層112、第1反射層113、その周囲を被覆する絶縁層191、および第1吸収層131を含む。なお、第1反射層113として検出セル11内の配線層を用いることにより検出セルの構造を簡略化している。第1反射層(配線層)113は熱電変換部111と接続されている(接続部は図示せず)。検出セル11上には、第1反射層(配線層)113の領域以外の領域を覆いかつ支持部16の上方に張り出すように第2反射層151が形成されている。さらに、検出セル11上には支柱14が形成され、支柱14に支持されて検出セル11および第2反射層151の上方に間隙を隔てて傘構造をなすように絶縁層121および第2吸収層122が形成されている。傘構造部に含まれる第2吸収層122は、支柱14を介して検出セル11と熱的に接続されている。
なお、第2反射層151を段差構造としているのは以下のような理由による。すなわち、通常のデバイスでは配線部17と検出セル11の絶縁層191の上端を同じ高さにすることが多いため、第2反射層151に段差をつけずに平坦に作ると配線部17の上端に第2反射層151が接触し、断熱性が劣化しやすくなる。ただし、配線部17を絶縁層191よりも低く形成すれば、図1のように第2反射層151に段差を設ける必要はない。
図2に示すように、熱電変換部111および第1反射層113は、たとえば4個の矩形を含むパターンに加工される。また、支持部16はそれぞれほぼカギ型の一対のパターンをなすようにパターン形成されており、支持部16の周囲はエッチングホール163となっている。支持部16の配線層162は、一端が配線部17の配線層171と接続され、他端が検出セル11の第1反射層(配線層)113と接続されている。
素子全体は真空パッケージされ、傘構造部(絶縁層121および第2吸収層122)と検出セル11との間、および空洞部101は真空層となっている。このように、基板100から分離された検出セル11を真空中に置くことにより検出セル11の断熱性を向上させ、感度を高めるようにしている。
赤外線が吸収されると、検出セル11の温度が上昇し、熱電変換部111の電気特性が変化する。熱電変換部111の電気特性の変化は、第1反射層(配線層)113、支持部16の配線層162、および配線部17の配線層172を介して読み出される。
ここで、図1に示すように、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の素子面を第1吸収領域A1と第2吸収領域A2とに分けて考える。第1吸収領域A1は、赤外線入射側(上側)から見て、第2吸収層122、第1吸収層131、第1反射層113、熱電変換部111がこの順に配置されている領域である。第2吸収領域A2は、赤外線入射側から見て、第2吸収層122、第2反射層151がこの順に配置されている領域である。
第1吸収領域A1では、入射した赤外線の一部が第2吸収層122で吸収される。第2吸収層122で吸収されずに透過した赤外線は第1吸収層131に達し、その一部が吸収される。第1吸収層131で吸収されずに透過した赤外線は第1反射層(配線層)113に達して反射され、再び第1吸収層131に達し、その一部が吸収される。さらに、反射された赤外線のうち第1吸収層131で吸収されずに上側に透過した赤外線は第2吸収層122まで戻って吸収される。この第1吸収領域A1は、従来の素子において2段の傘構造部と検出セルによって実現されていた領域に対応する。
第2吸収領域A2では、入射した赤外線の一部が第2吸収層122で吸収される。第2吸収層122で吸収されずに透過した赤外線は第2反射層151に達して反射され、再び第2吸収層122まで戻って吸収される。従来の素子には、第2反射層151(第1反射層113の領域以外の領域を覆いかつ支持部16の上方に張り出すように形成されている)を含む第2吸収領域A2は存在しなかった。
上記のように本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子では、第1吸収領域A1だけでなく第2吸収領域A2も含むほぼ全面で赤外線が吸収されるので赤外線の吸収効率を向上させて感度を向上でき、しかも傘構造部が1段だけ設けられた単純な構造なので熱容量が小さく応答速度の低下を招くこともない。
次に、図3を参照して、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の好適な設計について説明する。図3に示したように、第1吸収領域A1における第2吸収層122と第1吸収層131との間の物理距離をd1(光学距離をL1)、第1吸収層131と第1反射層113との間の物理距離をd2(光学距離をL2)、第2吸収領域A2における第2吸収層122と第2反射層151との間の物理距離をd3(光学距離をL3)とする。ここで、光学距離(キャビティ厚ともいう)は、各部材間の物理距離と、各部材の間に存在する絶縁層の屈折率によって決定される。たとえば第1吸収層131と第1反射層113との間に存在する絶縁層191の屈折率をnとすると、光学距離L2=nd2と表される。絶縁層としては、二酸化シリコンや、二酸化シリコンと窒化シリコンとの積層体が用いられる。したがって、積層体に含まれる二酸化シリコンおよび窒化シリコンの膜厚比を調整することによって光学距離を設定することもできる。
本実施形態においては、吸収しようとする赤外線の波長をλ(具体的には、8〜12μmの範囲)として、上記の光学距離をλ/4(すなわち2〜3μm)の整数倍に設定することが好ましい。吸収しようとする赤外線の波長をλ1、λ2、λ3として、たとえばL1=λ1/4、L2=λ2/4、L3=λ3/4となるように設計する。また、L1=λ1/2、L2=λ2/4、L3=λ3/4となるように設計してもよい。
第2反射層151に段差を設けた場合でも設けない場合でも、上記のような設計により光学距離の異なる複数の吸収キャビティを平面的に分布させることにより、赤外線の吸収スペクトルをブロードにすることができる。ただし、図1に示したように、第2反射層151に段差を設けたほうが、赤外線の吸収スペクトルをブロードにするには有利になる。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法の一例を、図4〜図8に示す(a)〜(k)の工程を参照して説明する。
(a工程)シリコン基板100を準備し、シリコン基板100上に検出セル11と、支持部16と、配線部17を形成する。検出セル11は、熱電変換部111、その周囲を被覆する絶縁層112、熱電変換部111上に絶縁層112を介して形成された第1反射層113、およびその周囲を被覆する絶縁層191を含む。熱電変換部111は、シリコンのpn接合ダイオードや、酸化バナジウム(VOx)のようなボロメータ材料などからなる。支持部16は配線層162とその周囲を被覆する絶縁層161を含む。配線部17は配線層172とその周囲を被覆する絶縁層171を含む。この際、図2に示すようなカギ型のパターンをなす一対の支持部16を形成するようにエッチングホール163を形成し、さらに支持部16の上部をエッチングする。
(b工程)全面にたとえばアモルファスSiからなる第1犠牲層201を堆積する。
(c工程)検出セル11上面が露出するように第1犠牲層201の一部をエッチングする。
(d工程)全面に、下部の保護層211、第1吸収層131、および第2反射層151を堆積する。第1吸収層131の材料としては、たとえばTiNが用いられる。第2反射層151をエッチングして、絶縁層191上で第1反射層(配線層)113以外の領域に重なる領域および第1犠牲層201上で支持部16に重なる領域に第2反射層151を残す。配線層17の中央上部の第1吸収層131および保護層211をエッチングして、第1犠牲層201の表面の一部を露出させるとともに、検出セル11上では第1吸収層131のパターンをほぼ第1反射層113のパターンと重なるように形成する。その後、残存する第2反射層151および第1吸収層131の上に上部の保護層211を形成する。
(e工程)全面にたとえばアモルファスSiからなる第2犠牲層202を堆積する。
(f工程)検出セル11上の第2犠牲層202の一部を貫通するまでエッチングし、エッチングホールを形成する。このとき、エッチングホールは、検出セル11上で第1反射層(配線層)113のない領域(第2吸収領域A2)に形成する。これは、本実施形態では、第1吸収領域A1の方が第2吸収領域A2よりも吸収効率が高く、支柱14を第2吸収領域A2に形成する方が吸収効率の点で有利になるためである。
(g工程)たとえば二酸化シリコンを堆積して、支柱14および傘構造の下層となる絶縁層121を形成する。
(h工程)必要に応じて、絶縁層121をエッチバックして薄膜化する。次に、たとえばTiNからなる第2吸収層122、およびこれを保護する絶縁層121を堆積する。
(i工程)配線部17の中央上部の絶縁層121および第2吸収層122をエッチングして第2犠牲層202の表面を露出させる。
(j工程)第2犠牲層202および第1犠牲層201をエッチングして除去するとともに、シリコン基板100の一部をエッチングして空洞部101を形成する。このとき、単結晶シリコンの面方向選択比の大きいエッチャント(TMAHやKOHなど)を用いることが望ましい。
以上の工程により第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子を製造することができる。また、必要に応じて下記の工程を追加する。
(k工程)例えば弗酸を用いて、絶縁層121、支柱14、および保護層211をエッチングする。この工程により、絶縁層122の厚みや支柱14の太さを調整し、第2反射層151の反射率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図9は本発明の第2の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の断面図、図10は図9中のB−B線より下を見た平面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、第1の実施形態における第2反射層151の代わりに、検出セル11上に第1反射層111の領域以外の領域を覆うように形成された第3反射層153および配線部17上に支持部16の上方に張り出すように形成された第4反射層154を設けた構造を有する。このような構造を実現するために、配線部17の高さを検出セル11の高さよりも高くしている。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の素子面を第1吸収領域A1と第3吸収領域A3と第4吸収領域A4とに分けて考える。第1吸収領域A1は、赤外線入射側(上側)から見て、第2吸収層122、第1吸収層131、第1反射層113、熱電変換部111がこの順に配置されている領域である。第3吸収領域A3は、赤外線入射側から見て、第2吸収層122、第3反射層153がこの順に配置されている領域である。第4吸収領域A4は、赤外線入射側から見て、第2吸収層122、第4反射層154がこの順に配置されている領域である。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子でも、第1吸収領域A1だけでなく第3吸収領域A3および第4吸収領域A4も含むほぼ全面で赤外線が吸収されるので赤外線の吸収効率を向上させて感度を向上できる。また、本実施形態においては、第1の実施形態と異なり、第4反射層154が検出セル11上に形成されていないので、第1の実施形態よりもさらに熱容量の低下が期待できる。
図11を参照して、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の好適な設計について説明する。図11に示したように、第1吸収領域A1における第2吸収層122と第1吸収層131との間の物理距離をd1(光学距離をL1)、第1吸収層131と第1反射層113との間の物理距離をd2(光学距離をL2)、第3吸収領域A3における第2吸収層122と第3反射層153との間の物理距離をd4(光学距離をL4)、第4吸収領域A4における第2吸収層122と第4反射層154との間の物理距離をd5(光学距離をL5)とする。
本実施形態においては、吸収しようとする赤外線の波長をλ1、λ2、λ4、λ5として、たとえばL1=λ1/4、L2=λ2/4、L4=λ4/4、L5=λ5/4となるように設計する。また、L1=λ1/4、L2=λ2/2、L4=λ4/4、L5=λ5/4となるように設計してもよい。このように設計することにより、広帯域の赤外線を吸収することができる。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法のうち、第1の実施形態と異なる工程について説明する。本実施形態では、第1の実施形態における(d)工程(図5)を図12に示すように変更する。第1犠牲層201を検出セル11上面および配線部17上面が露出するようにエッチングする。次に、下部の保護膜211および第1吸収層131を堆積する。次に、金属層を堆積した後、パターニングして検出セル11縁部の第3反射層153および配線部17上の第4反射層154を形成する。その後、必要に応じて、第1吸収層131および保護膜211の一部をエッチングして第1犠牲層201の表面を露出させる。次いで、上部の保護層211を堆積する。この工程以降は、第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法と同じ工程を採用することにより、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子を製造することができる。
(第3の実施形態)
図13は本発明の第3の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の断面図、図14は図13中のB−B線より下を見た平面図である。
図9に示すように、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子は、検出セル11上に第1反射層113の領域以外の領域を覆いかつ支持部16の上方に張り出すように形成された第5反射層155(第1の実施形態における第2反射層151に相当する)の上に、絶縁層192および第3吸収層133を設けた構造を有する。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の素子面を第1吸収領域A1と第5吸収領域A5とに分けて考えると、第1の実施形態における第1吸収領域A1と第2吸収領域A2とほぼ同様であり、平面図は図2と同様になる。
したがって、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子でも、ほぼ全面で赤外線が吸収されるので赤外線の吸収効率を向上させて感度を向上でき、しかも傘構造部が1段だけ設けられた単純な構造なので熱容量が小さく応答速度の低下を招くこともない。
図14を参照して、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の好適な設計について説明する。図14に示したように、第1吸収領域A1における第2吸収層122と第1吸収層131との間の物理距離をd1(光学距離をL1)、第1吸収層131と第1反射層113との間の物理距離をd2(光学距離をL2)、第5吸収領域A5における第2吸収層122と第3吸収層133との間の物理距離をd6(光学距離をL6)、第3吸収層133と第5反射層155との間の物理距離をd7(光学距離をL7)とする。
本実施形態においては、吸収しようとする赤外線の波長をλ1、λ2、λ6、λ7として、たとえばL1=λ1/4、L2=λ2/4、L6=λ6/4、L7=λ7/4となるように設計する。また、L1=λ1/4、L2=λ2/2、L6=λ6/4、L7=λ7/2となるように設計してもよい。このように設計することにより、広帯域の赤外線を吸収することができる。
本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法のうち、第1の実施形態と異なる工程について説明する。本実施形態では、第1の実施形態における(d)工程(図5)を図15に示すように変更する。第1犠牲層201を検出セル11上面が露出するようにエッチングする。次に、下部の保護膜211、第1吸収層131、第5反射層155、絶縁層192、第3吸収層132を堆積する。次に、第1反射層113の上部および配線部17中央上部の第3吸収層132、絶縁層192および第5反射層155をエッチングする。次いで、配線部17中央上部の第1吸収層131および下部の絶縁膜211をエッチングして第1犠牲層の表面を露出させる。さらに、上部の保護層211を堆積する。この工程以降は、第1の実施形態に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法と同じ工程を採用することにより、本実施形態に係る非冷却赤外線検出素子を製造することができる。
実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の断面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の平面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子における光学距離を説明する図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態1に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態2に係る非冷却赤外線検出素子の断面図。 実施形態2に係る非冷却赤外線検出素子の平面図。 実施形態2に係る非冷却赤外線検出素子における光学距離を説明する図。 実施形態2に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。 実施形態3に係る非冷却赤外線検出素子の断面図。 実施形態3に係る非冷却赤外線検出素子における光学距離を説明する図。 実施形態3に係る非冷却赤外線検出素子の製造方法を示す断面図。
符号の説明
100…シリコン基板、101…空洞部、11…検出セル、111…熱電変換部、112…絶縁層、113…第1反射層、121…絶縁層、122…第2吸収層、131…第1吸収層、133…第3吸収層、14…支柱、151…第2反射層、153…第3反射層、154…第4反射層、155…第5反射層、16…支持部、161…絶縁層、162…配線層、163…エッチングホール、17…配線部、171…絶縁層、172…配線層、191、192…絶縁層、201…第1犠牲層、202…第2犠牲層、211…絶縁層。

Claims (6)

  1. 表面に空洞部が設けられた半導体基板と、
    前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、
    前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、
    前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、
    前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ前記支持部の上方に張り出すように形成された第2反射層と、
    前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セルおよび前記第2反射層の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層と
    を具備したことを特徴とする非冷却赤外線検出素子。
  2. 表面に空洞部が設けられた半導体基板と、
    前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、
    前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、
    前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、
    前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆うように形成された第3反射層と、
    前記配線部上に、前記支持部の上方に張り出すように形成された第4反射層と、
    前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セル、前記第3反射層および前記第4反射層の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層と
    を具備したことを特徴とする非冷却赤外線検出素子。
  3. 表面に空洞部が設けられた半導体基板と、
    前記半導体基板の前記空洞部を囲む領域に形成された配線部と、
    前記配線部に接続され、前記配線部より内側で前記半導体基板の空洞部上に配置された支持部と、
    前記支持部に接続されて前記支持部より内側で前記半導体基板の空洞部上に支持され、下部から順に配置された熱電変換部、第1反射層および第1吸収層を含む検出セルと、
    前記検出セル上に、前記第1反射層の領域以外の領域を覆いかつ前記支持部の上方に張り出すように形成された、第5反射層および第3吸収層を含む積層体と、
    前記検出セル上に形成された支柱により、前記検出セルおよび前記積層体の上方に間隙を隔てて形成された第2吸収層と
    を具備したことを特徴とする非冷却赤外線検出素子。
  4. 前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、および前記第2吸収層と前記第2反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の非冷却赤外線検出素子。
  5. 前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、前記第2吸収層と前記第3反射層との間の光学距離、および前記第2吸収層と前記第4反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることを特徴とする請求項2に記載の非冷却赤外線検出素子。
  6. 前記第2吸収層と前記第1吸収層との間の光学距離、前記第1吸収層と前記第1反射層との間の光学距離、前記第2吸収層と前記第3吸収層との間の光学距離、および前記第3吸収層と前記第5反射層との間の光学距離が、互いに異なっていることを特徴とする請求項3に記載の非冷却赤外線検出素子。
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