JP5251310B2 - 2波長熱型赤外線アレイセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、熱型赤外線アレイセンサに関し、特に、1つのデバイスで2つの赤外波長帯を検出することのできる2波長熱型赤外線アレイセンサの構成に関する。
従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサについては、特許第3597069号「複数の赤外波長帯を検出する熱型赤外線アレイセンサ」に記載されている。その従来例を図2(a)〜2(e)に示す。図2(a)は2つの赤外波長帯を検出するボロメータ型赤外線アレイセンサの模式的斜視図であり、アレイを構成する2種類の画素を模式的に表示している。
2つの赤外波長帯を検出する熱型赤外線アレイセンサの従来例では、図2(a)に示すように、Si読出回路基板4から伸びている梁3によって支えられて宙に浮いているダイアフラム2から成る熱分離構造を有する上層部と、読出回路や完全反射膜を有するSi読出回路基板4とで構成されている。このような熱型赤外線アレイセンサにおいて、隣り合う画素のダイアフラム2の多層構造や使用する薄膜材料を変えたり、上層部とSi読出回路基板4上の完全反射膜との間隔を画素毎に変えることにより、異なる波長帯の赤外線を検出することができる。
1番目の従来例を図2(b)に示す。画素のダイアフラム102は、赤外線を透過する酸化バナジウムから成るボロメータ材料薄膜105と、保護膜106または保護膜107とから成る。
断面A−A’の画素では、保護膜106はSiN膜であり波長8〜14μm帯の赤外線を吸収する。高い赤外吸収率は、Si読出回路基板109上の完全反射膜108で入射赤外線1をダイアフラム102の方向に反射させることによって達成される。この場合、キャビティ110の間隔はダイアフラム2が宙に浮いていれば良い。一方、断面B−B’に示す他の画素の保護膜107は、赤外線にほぼ透明なSiOである。赤外線を吸収させるため、ダイアフラム上面には真空インピーダンス整合させた赤外吸収薄膜111が形成されており、同赤外吸収薄膜と完全反射膜108との間で起こる光学的な干渉により波長3〜5μm帯の赤外線を主に吸収するように、赤外吸収薄膜111と完全反射膜108との間隔を光学的に1μmに調整している。
このようにして吸収された赤外線は熱となってダイアフラムの温度を変化させ、ダイアフラム内のボロメータの抵抗が変わり、電気信号に変換され信号処理された後に画像化される。赤外線アレイセンサに所望の配置でA−A’断面やB−B’断面の画素を配置し、あるいはB−B’断面の画素のキャビティ長を変えることによって、2つの波長帯の赤外線を検出することができる。
2番目の従来例を図2(c)に示す。画素のダイアフラム112は、赤外線を透過する酸化バナジウムから成るボロメータ材料薄膜113と、保護膜114または保護膜115とから成る。保護膜114と保護膜115は赤外線にほぼ透明なSiOである。
ダイアフラム上面には真空インピーダンス整合させた赤外吸収薄膜117が形成されており、同赤外吸収薄膜と完全反射膜116との間での光学的干渉により、断面A−A’の画素では、波長8〜14μm帯の赤外線を吸収するように、赤外吸収薄膜117と完全反射膜116との間隔を光学的に約2.5μmに調整している。実際には厚さ500nmのSiO保護膜でキャビティ長(キャビティ119の間隔)は1.8μmである。一方、断面B−B’の画素では、波長3〜5μm帯の赤外線を主に吸収するように、赤外吸収薄膜117と完全反射膜116との間隔を光学的に約1μmに調整している。実際には厚さ500nmのSiO保護膜でキャビティ長(キャビティ120の間隔)は0.3μmである。
このように赤外線アレイセンサに所望の配置でキャビティ長の異なるセンサを配置することによって2つの波長帯の赤外線を検出することができる。
3番目の従来例を図2(d)に示す。画素のダイアフラム121は、赤外線を反射する厚さ100nmのTiのような金属薄膜から成る金属ボロメータ材料薄膜122と、保護膜123または保護膜124および保護膜125とから成る。保護膜123、保護膜124は、赤外線にほぼ透明なSiOで形成されている。
ダイアフラム121上面には真空インピーダンス整合させた赤外吸収薄膜126が形成されており、同赤外吸収薄膜と金属ボロメータ薄膜122との間の光学的干渉により、断面A−A’の画素では波長8〜14μm帯の赤外線を吸収するように金属ボロメータ薄膜122上の保護膜123の厚さを光学的に約2.5μmに調整している。実際には、SiOの保護膜の厚さは1.6μmである。一方、断面B−B’の画素では、波長3〜5μm帯の赤外線を主に吸収するように保護膜124の厚さを光学的に1μmに調整しており、SiOの保護膜の厚さは0.6μmである。
このように赤外線アレイセンサに所望の配置で赤外吸収薄膜と金属ボロメータ薄膜との間の保護膜の厚さが異なるセンサを配置することによって、2つの波長帯の赤外線を検出することができる。
4番目の従来例を図2(e)に示す。3番目の従来例と同じように、画素のダイアフラム130には、赤外線を反射するTiのような金属薄膜から成る金属ボロメータ材料薄膜131が形成されているが、ダイアフラム130上部の保護膜の材料と赤外線吸収薄膜との組み合わせが異なっている。すなわち、画素のダイアフラム130は、赤外線を反射する厚さ100nmの金属ボロメータ材料薄膜131と、保護膜132または保護膜133と、保護膜135とから成る。
断面A−A’の画素では、保護膜132は波長8〜14μm帯の赤外線を吸収するSiN膜である。高い赤外吸収率は、入射赤外線1を金属ボロメータ材料薄膜131で保護膜132の方向に反射させることによって達成される。一方、断面B−B’の画素では、保護膜133は赤外線にほぼ透明なSiOで、ダイアフラム130上面には真空インピーダンス整合させた赤外吸収薄膜134が形成されており、同赤外吸収薄膜と金属ボロメータ材料薄膜131との間で起こる光学的干渉により波長3〜5μm帯の赤外線を主に吸収するように、赤外吸収薄膜134と金属ボロメータ薄膜131との間隔を光学的に1μmに調整している。SiOの保護膜の厚さは0.7μmである。尚、この従来例では、金属ボロメータ材料薄膜131の下の保護膜135はSiNでもSiOでも構わない。またキャビティ136の間隔もダイアフラム130が宙に浮いていれば良い。
このように赤外線アレイセンサに所望の配置で赤外吸収薄膜を有せず赤外線を吸収する保護膜を用いた画素と、金属ボロメータ薄膜と赤外吸収薄膜とを組合せた画素とを配置することによって2つの波長帯の赤外線を検出することができる。
特許第3597069号公報
以上の従来例の問題点を次に述べる。
1番目の従来例の問題点は、断面A−A’の画素と断面B−B’の画素が異なる保護膜を有するため、製造工程が複雑であり、応力に違いが生じ易いためにダイアフラムが浮き難く、歩留まりが悪くなることである。
2番目の従来例の問題点は、断面A−A’の画素と断面B−B’の画素が異なるキャビティ長を有するため、Si読出回路基板に段差を形成し且つその上に形成する犠牲層を平坦にしなければならないというように製造工程が複雑であり、歩留まりが悪くなることである。
3番目の従来例の問題点は、断面A−A’の画素と断面B−B’の画素が異なる保護膜厚を有するため、製造工程が複雑であり、応力に違いが生じ易いためにダイアフラムが浮き難く、歩留まりが悪くなることである。
4番目の従来例の問題点は、断面A−A’の画素と断面B−B’の画素が異なる保護膜且つ異なる厚みを有するため、製造工程が複雑であり、応力に違いが生じ易いためにダイアフラムが浮き難く、歩留まりが悪くなることである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、2つの波長帯の赤外線を検出でき、且つ高い歩留まりで製造できる画素構造を有する熱型赤外線アレイセンサを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、入射する赤外線を検出する複数の画素が所定の配列で配置されている、熱分離構造を有する熱型赤外線アレイセンサにおいて、前記複数の画素は、検出する赤外線の波長帯が異なる第1種類の画素及び第2種類の画素を含み、前記第1種類の画素及び前記第2種類の画素は、基板から伸長している梁によって空間に支持されるダイアフラムを備え、前記ダイアフラムは、赤外線を実質的に透過する熱電変換材料薄膜と、当該熱電変換材料薄膜の物性の変化を取り出すための電極と、前記熱電変換材料薄膜及び前記電極を取り囲む保護膜と、前記ダイアフラムの周辺から外側に向かって突き出すように形成された庇とを含み、前記ダイアフラムの直下の前記基板上に、赤外線を実質的に反射する反射膜を備え、前記ダイアフラムの前記保護膜及び前記庇は、第1の波長帯の赤外線の吸収係数が相対的に大きく、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の赤外線の吸収係数が相対的に小さい材料で構成され、前記第1種類の画素には、更に、前記ダイアフラム上面及び前記庇上面に金属薄膜が形成され、前記庇上面に形成された金属薄膜の一部は、前記ダイアフラム上面に形成された金属薄膜の一部から真上の所定の距離上方に位置し、前記第1種類の画素は、前記保護膜及び前記庇により吸収される前記第1の波長帯の赤外線と、前記金属薄膜と前記反射膜との間で起こる光学的な干渉で定められる前記第2の波長帯の赤外線と、に感度を有し、前記第2種類の画素は、前記保護膜及び前記庇により吸収される前記第1の波長帯の赤外線に感度を有するものである。
本発明の2波長熱型赤外線アレイセンサによれば、歩留まりの悪化を防止しつつ、簡単な構成で2つの波長帯の赤外線を検出できる。
その理由は、2種類の画素を、同じ種類かつ同じ膜厚の保護膜を用い、かつ、同じキャビティ長で形成し、一方の種類の画素のダイアフラム及び庇に金属薄膜を形成して、検出する赤外線の波長帯を変化させているからである。
背景技術で示したように、2つの赤外波長帯を検出する熱型赤外線アレイセンサは提案されているが、従来の2波長熱型赤外線アレイセンサは、2種類の画素を種類の異なる保護膜で形成したり、2種類の画素を保護膜の膜厚を変えて形成したり、2種類の画素をキャビティ長を変えて形成する必要があったため、製造工程が複雑になると共に、応力に違いが生じ易いためにダイアフラムが浮き難くなり、その結果、歩留まりが悪くなるという問題があった。
そこで、本発明の2波長熱型赤外線アレイセンサでは、2種類の画素を同じ種類及び同じ膜厚の保護膜を用い、かつ、キャビティ長を変えることなく、2つの波長帯の赤外線を検出できるようにする。それを実現するには次に示す画素構造を用いる。
第1の種類の画素は、Si読出回路基板の各画素の上に複数の梁で宙に浮くように支持されたダイアフラムを有し、同ダイアフラムは赤外線を殆ど(実質的に)透過するボロメータ材料薄膜などの熱電変換材料薄膜と同薄膜の物性の変化(例えば抵抗変化)を取り出すための電極と同熱電変換材料薄膜と同電極を取り囲む保護膜から構成され、同ダイアフラム直下のSi読出回路基板上には赤外線を殆ど(実質的に)反射する完全反射膜が形成されている。また、同ダイアフラムの周辺から外方向に庇を突き出すように形成して開口率を大きくし、感度を上げている。庇と保護膜の材料は同じである。保護膜の材料は例えばSiNであり、波長8〜14μm帯に吸収特性を有し、波長8μm以下の赤外線を殆ど吸収しない(US Patent, Re.36706)。また、ダイアフラムと完全反射膜、及び、庇と完全反射膜とは、その上面の間隔が所定の波長帯(例えば、波長3〜5μm帯)で光学的干渉が生じるように設定されている。
一方、第2の種類の画素は、第1の種類の画素と同構造のダイアフラムと庇に金属薄膜が形成されている。
上記構造では、前者の画素は、主に波長8〜14μm帯に感度を有する。一方、後者の画素では、波長8〜14μm帯に感度があることに加え、SiN薄膜が波長8μm以下の赤外線を殆ど吸収しないことを利用して、ダイアフラムや庇に形成した金属薄膜と完全反射膜の間で起こる光学的干渉により、他の波長帯(例えば、波長3〜5μm帯)にも感度を有する。そして、これら2種類の画素をアレイセンサ内で行毎または列毎あるいは千鳥配列に配置し、2種類の画素からの信号を演算することにより、波長3〜5μm帯と波長8〜14μm帯の画像を別々に取得できるようにしている。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る2波長熱型赤外線アレイセンサについて、図1(a)〜図1(f)を参照して説明する。図1(a)は、本発明の2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素の模式的斜視図かつ分解図である。図1(b)は、本発明の2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素のうち、図1(a)のA−A’に沿った模式的部分断面図、図1(c)は、図1(a)のB−B’に沿った模式的部分断面図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、1種類目の画素は、Si読出回路基板4のコンタクト6から伸びている梁3によって支えられて宙に浮いているダイアフラム2、同ダイアフラム上に形成された金属薄膜14、同金属薄膜が形成された同ダイアフラムの周辺から外側に向かって突き出すように形成された庇5および同庇上に形成された金属薄膜15から成る熱分離構造を有する上層部と、読出回路や完全反射膜11を有するSi読出回路基板4とで構成されている。ダイアフラム2は、保護膜7、ボロメータ材料薄膜8、電極13および保護膜9で構成された多層構造である。同ダイアフラムはSi読出回路基板とキャビティ10により空間的に隔てられている。梁3は、保護膜7、電気配線12および保護膜9とで構成されている。
2種類目の画素は、Si読出回路基板4のコンタクト6から伸びている梁3によって支えられて宙に浮いているダイアフラム2、同ダイアフラムの周辺から外側に向かって突き出すように形成された庇5から成る熱分離構造を有する上層部と、読出回路や完全反射膜11を有するSi読出回路基板4とで構成されている。ダイアフラム2は、保護膜7、ボロメータ材料薄膜8、電極13および保護膜9で構成された多層構造である。同ダイアフラムはSi読出回路基板とキャビティ10により空間的に隔てられている。梁3は、保護膜7、電気配線12および保護膜9とで構成されている。
そして、これら2種類の画素が千鳥または行毎や列毎に配列されて、2波長熱型赤外線アレイセンサが構成される。
これら2種類の画素の感度は異なる波長特性を示す。以下、画素数640x480、画素ピッチ23.5μmの2波長熱型赤外線アレイセンサを例にして具体的に説明する。
まず、図1(a)の2種類目の画素、つまり図1(c)の画素から説明する。同画素のダイアフラム2は、赤外線を殆ど透過する酸化バナジウムなどを材料とするボロメータ材料薄膜8(例えば、厚さ約100nm)と、保護膜7と、保護膜9とから成る。同ダイアフラムには、これらの保護膜と同じ材料の庇5(厚さ約300nm)が形成されている。保護膜7と保護膜9の材料はSiN膜(厚さ合計、約500nm)などであり、波長8〜14μm帯の赤外線を吸収する。高い赤外吸収率は、Si読出回路基板4上の完全反射膜11(例えば、200nmのAl、Ti、WSi等の金属膜)で入射赤外線1をダイアフラム2の方向に反射させることによって達成される。この画素の感度の波長特性を図1(e)に示す。SiNは波長8μm以下で吸収係数が非常に小さいため、あまり感度がない。
次に、図1(a)の1種類目の画素、つまり図1(b)の画素について説明する。1種類目の画素が上記2種類目の画素と異なる点は、ダイアフラム2および庇5の上に金属薄膜14と金属薄膜15とが形成されていることである。両金属薄膜の材料はTiAlVなどであり、厚みは約20nm、シート抵抗は100Ω/□である。この画素の感度の波長特性は、図1(d)に示すように、波長3〜5μm帯にも感度を有している。波長8〜14μm帯の赤外線に感度を有する理由は、上記2種類目の画素と同じである。
波長3〜5μm帯で感度を有する理由を説明する。SiNは、前述のように、波長8μm以下の赤外線を殆ど吸収しない。この場合、ダイアフラムや庇に形成した金属薄膜14、金属薄膜15と完全反射膜11の間で光学的干渉が生ずる。従来例から知られているように、完全反射膜11と金属薄膜の間の光学的距離dと干渉により吸収される波長λの間には、d=m×λ/4(次数:m=1,2…)の関係がある。
ダイアフラム2上の金属薄膜14と完全反射膜11の光学的距離は、SiNの屈折率1.9(US Patent, Re.36706のFig.7の反射率のデータより計算)と保護膜の厚さ500nmとキャビティ間隔1.3μmから、2.25μmとなる。一方、庇5上の金属薄膜15と完全反射膜11の光学的距離は、ダイアフラム上面と庇下面の間隔1.7μmと庇のSiNの厚さ300nmを考慮すると、4.5μmとなる。
従って、庇上の金属薄膜15と完全反射膜11の間で生じる光学的干渉によって、図1(f)に示す波長が金属薄膜15により主に吸収される。また、ダイアフラム上の金属薄膜14と完全反射膜11の間で生じる光学的干渉によって、図1(f)に示す波長が金属薄膜14により主に吸収される。両者を比べると分かるように、ダイアフラム2と庇5の上に金属薄膜を形成することにより、波長6μm以下の波長帯がこれらの金属薄膜に吸収される。尚、シート抵抗を真空インピーダンス整合した値377Ω/□に近づけることにより波長6μm以下の感度を更に向上させることが可能である。
以上述べたように、1種類目の画素において、保護膜としてSiNを用い、且つダイアフラムと庇の上に金属薄膜を形成することにより、SiNが有する波長8〜14μm帯の吸収帯を利用して同波長帯で感度を持たせ、且つ波長8μm以下ではSiNがほぼ透明であるため金属薄膜と完全反射膜との間で生じる光学的干渉を利用して波長6μm以下の赤外線にも感度を持たせることができる。
このような構成の1種類目の画素と2種類目の画素を千鳥または行毎や列毎に640x480の画素数で配列して、1種類目の画素の出力信号から2種類目の画素の出力信号にある係数kをかけた値を差し引くことにより、波長6μm以下の波長帯の画像が得られ、一方、2種類目の画素の出力信号をそのまま用いることにより波長8〜14μm帯の画像が得られる。従って、2波長熱型赤外線アレイセンサとしては、320x240の画素数となる。
最後に係数kの較正方法について述べる。640x480の画素数、23.5μmの画素ピッチの熱型赤外線アレイセンサにおいて、1種類目の画素と2種類目の画素を千鳥または行毎や列毎に配列した場合、波長6μm以下の画像を得るには、波長8μm以上を透過するフィルターをアレイセンサの前に置いて1種類目の画素から得られる画像と2種類目の画素から得られる画像が同じになるように、2種類目の画素の出力信号に掛ける係数kを決める。次に1種類目の画素から得られる画像から2種類目の画素の出力信号に係数kを掛けた画像を差し引くことにより、波長6μm以下の画像を抽出することができる。このようにして、640x480画素の熱型赤外線アレイセンサの画像デ−タから320x240画素相当の2波長の画像を得ることができる。
なお、上記実施例では、保護膜7と保護膜9の材料としてSiNを用いる場合を示したが、これらの膜は、特定の波長帯(例えば、波長8〜14μm帯)の吸収係数が相対的に大きく、他の波長帯(例えば、波長3〜5μm帯)の吸収係数が相対的に小さい材料であればよく、他の材料を用いることができる。その場合、ダイアフラム2上の金属薄膜14と完全反射膜11の光学的距離、及び、庇5上の金属薄膜15と完全反射膜11の光学的距離が所望の値となるように、材料の種類や膜厚、キャビティ間隔を設定すればよい。
また、上記実施例では、熱型赤外線アレイセンサを1種類目の画素と2種類目の画素とで構成したが、本発明の熱型赤外線アレイセンサは、検出する赤外線の波長帯が異なる複数種類の画素で構成されていればよく、例えば、ダイアフラム上の金属薄膜14と完全反射膜11の間で生じる光学的干渉によって規定される波長帯と、庇上の金属薄膜15と完全反射膜11の間で生じる光学的干渉によって規定される波長帯とを変えて、3種類の波長帯を検出できるようにすることもできる。
また、上記実施例では、熱電変換材料としてボロメータ材料薄膜を用いたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、熱電変換材料として強誘電体材料薄膜を用いる場合に対しても同様に適用することができる。
本発明は、熱型赤外線アレイセンサに利用可能である。
本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素の模式的斜視図かつ分解図である。 本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素のうち、図1(a)のA−A’に沿った模式的部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素のうち、図1(a)のB−B’に沿った模式的部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素のうち、図1(b)の画素の感度の波長特性である。 本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサで用いられる2種類の画素のうち、図1(c)の画素の感度の波長特性である。 本発明の一実施形態に係る2波長熱型赤外線アレイセンサおいて、庇上の金属薄膜と完全反射膜の間で生じる光学的干渉、及び、ダイアフラム上の金属薄膜と完全反射膜の間で生じる光学的干渉によって吸収される波長を示す表である。 従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサの模式的斜視図である。 従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサにおける1番目の例の模式的部分断面図である。 従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサにおける2番目の例の模式的部分断面図である。 従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサにおける3番目の例の模式的部分断面図である。 従来の2波長非冷却熱型赤外線アレイセンサにおける4番目の例の模式的部分断面図である。
符号の説明
1 入射赤外線
2、102、112、121、130 ダイアフラム
3 梁
4、109、118、128、137 Si読出回路基板
5 庇
6 コンタクト
7、106、107、114、115、125、135 保護膜
8、105、113 ボロメータ材料薄膜
122、131 金属ボロメータ材料薄膜
9、106、107、114、115、123、124、132、133 保護膜
10、110、110’、119,120、127、136 キャビティ
11、108、116、 完全反射膜
12 電気配線
13 電極
14、15 金属薄膜
111、117、126、134 赤外吸収薄膜

Claims (5)

  1. 入射する赤外線を検出する複数の画素が所定の配列で配置されている、熱分離構造を有する熱型赤外線アレイセンサにおいて、
    前記複数の画素は、検出する赤外線の波長帯が異なる第1種類の画素及び第2種類の画素を含み、
    前記第1種類の画素及び前記第2種類の画素は、基板から伸長している梁によって空間に支持されるダイアフラムを備え、前記ダイアフラムは、赤外線を実質的に透過する熱電変換材料薄膜と、当該熱電変換材料薄膜の物性の変化を取り出すための電極と、前記熱電変換材料薄膜及び前記電極を取り囲む保護膜と、前記ダイアフラムの周辺から外側に向かって突き出すように形成された庇とを含み、前記ダイアフラムの直下の前記基板上に、赤外線を実質的に反射する反射膜を備え、前記ダイアフラムの前記保護膜及び前記庇は、第1の波長帯の赤外線の吸収係数が相対的に大きく、前記第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の赤外線の吸収係数が相対的に小さい材料で構成され、
    前記第1種類の画素には、更に、前記ダイアフラム上面及び前記庇上面に金属薄膜が形成され、前記庇上面に形成された金属薄膜の一部は、前記ダイアフラム上面に形成された金属薄膜の一部から真上の所定の距離上方に位置し、
    前記第1種類の画素は、前記保護膜及び前記庇により吸収される前記第1の波長帯の赤外線と、前記金属薄膜と前記反射膜との間で起こる光学的な干渉で定められる前記第2の波長帯の赤外線と、に感度を有し、
    前記第2種類の画素は、前記保護膜及び前記庇により吸収される前記第1の波長帯の赤外線に感度を有することを特徴とする2波長熱型赤外線アレイセンサ。
  2. 熱電変換材料薄膜はボロメータ材料薄膜であり、前記物性の変化は抵抗の変化であることを特徴とする請求項1に記載の2波長熱型赤外線アレイセンサ。
  3. 前記第1の波長帯は波長8〜14μm帯であり、前記第2の波長帯は波長8μm以下の赤外線波長帯であることを特徴とする請求項1又は2に記載の2波長熱型赤外線アレイセンサ。
  4. 前記保護膜及び前記庇の材料はシリコン窒化膜であり、前記第1の波長帯は波長8〜14μm帯、前記第2の波長帯は波長3〜5μm帯であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の2波長熱型赤外線アレイセンサ。
  5. 前記第1種類の画素と前記第2種類の画素とは、千鳥、行毎又は列毎に配列され、
    前記第2種類の画素の出力信号により、前記第1の波長帯の赤外線の画像が取得され、
    前記第1種類の画素の出力信号から、前記第2種類の画素の出力信号に所定の係数を掛け合わせた値を差し引くことにより、前記第2の波長帯の赤外線の画像が取得されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の2波長熱型赤外線アレイセンサ。
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