JP2006220464A - アンカー荷重計測装置、及びアンカー荷重計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、大きい試験荷重を必要とするアンカー荷重計測に関し、十分な荷重計測試験を容易に、且つ安全に行うことを課題とする。
【解決手段】
本発明のアンカー荷重計測装置は、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着されたアンカーAの定着荷重を計測するアンカー荷重計測装置であって、支圧板B上にアンカーAを囲うように配設される複数のジャッキ1と、アンカーA頭部に固定されると共に前記複数のジャッキ1を支圧板Bとの間で挟持するジャッキ挟持体2とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】
本発明のアンカー荷重計測装置は、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着されたアンカーAの定着荷重を計測するアンカー荷重計測装置であって、支圧板B上にアンカーAを囲うように配設される複数のジャッキ1と、アンカーA頭部に固定されると共に前記複数のジャッキ1を支圧板Bとの間で挟持するジャッキ挟持体2とを具備することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、斜面災害防止の主要工法であるアンカー(グラウンドアンカー)について、その施工後の地盤への定着荷重を計測するアンカー荷重計測装置、及び、そのアンカー荷重計測方法に関するものである。
地盤に定着させたアンカー(グラウンドアンカー)の定着荷重を計測する方法として、引っ張り試験がある。この引っ張り試験には、数十トン以上という極めて大きい試験荷重が必要なため、例えばばねによる引っ張りに基づく引っ張り試験機では、アンカー軸と同方向への十分な引っ張り荷重を制御することが困難である。
このような引っ張り荷重を制御し、十分な定着荷重の計測を行うためのアンカー荷重計測装置として、従来、センターホール型の油圧式ジャッキが用いられていた。これは、内部挿通孔でアンカー頭部を覆う筒状の油圧シリンダー式のジャッキであり、内部挿通孔内で油圧シリンダーをアンカー頭部に連結し、この油圧シリンダーの引き上げによって計測するものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、センターホール型の油圧式ジャッキはその構造上、重量及び体積が大きい。また、相当量の引き上げ荷重を得るために電動式油圧ポンプが必要であり、この電動式油圧ポンプも重量及び体積が大きいものである。
ここで、アンカーはその性質上、高所や狭所、足場の不安定な場所や、電源設備の不十分な場所に設置されることが多い。このため、前記センターホール型油圧式ジャッキをはじめとする試験機器の取り扱いは極めて煩雑であり、その動力源の施工箇所への手配にも手間を要し、安全な作業が困難であった。
特に、アンカー引き上げ試験は極めて大きい引き上げ荷重が必要なため、作業の安全性の確保は重要である。
また更に、アンカーの定着施工から所定期間を経た再計測時には、施工当時に組まれた作業足場が解体されている。このため、施工後のアンカー定着力を再計測するには手間や時間がかかり、安全な作業は極めて困難であった。
本発明は、大きい試験荷重を必要とするアンカー荷重計測に関し、十分な荷重計測試験を容易に、且つ安全に行うことを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべく下記(1)ないし(4)の手段を採用するものとしている。
(1)すなわち、本発明のアンカー荷重計測装置は、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着され、アンカー頭部が支圧板Bより外方へ突出してなるアンカーAについて、その定着荷重を計測するアンカー荷重計測装置であって、支圧板B上にアンカーAを囲うように配設される複数のジャッキ1と、アンカー頭部に固定されると共に前記複数のジャッキ1を支圧板Bとの間で挟持するジャッキ挟持体2とを具備する。
(2)前記構成に加えて更に、複数のジャッキ1の配設位置が互いに等間隔となるように、複数のジャッキ1を着脱可能に連結保持するジャッキホルダー3を具備するものとしてもよい。
なお、この配設位置は、複数のジャッキ1が互いに等間隔且つアンカーAから等距離となることが好ましい。
(3)前記ジャッキホルダー3は、支圧板Bと複数のジャッキ1との間に介設されて支圧板Bを押圧する押圧プレート31と、複数のジャッキ1それぞれの周囲を保持する保持枠32とを備えてなるものとしてもよい。
(4)また本発明のアンカー荷重計測方法は、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着され、アンカー頭部が支圧板Bより外方へ突出してなるアンカーAについて、その定着荷重を計測するアンカー荷重計測方法であって、複数のジャッキ1を、アンカーA周りに配設されるようにしてジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持し、ジャッキ挟持体2をアンカー頭部に固定した状態で、各ジャッキ1をジャッキアップすることで、アンカー頭部を支圧板Bから引き上げることを特徴とする。
上記手段によれば、アンカー頭部を引き上げるために必要な試験荷重を、アンカーA周囲に配設した複数のジャッキ1それぞれで分割してまかなうことができる。よって従来の一台のセンターホールジャッキ1と比して、各ジャッキ1のジャッキアップ能力を小さいものとすることができる。またこれによって、ジャッキアップのための動力源を簡易化することができる。
本発明は、上記手段を採用することによって、大きい試験荷重を必要とするアンカー荷重計測に関し、十分な荷重計測試験を容易に、且つ安全に行うことのできるものとなる。
以下、本発明を実施例として示す各図と共に説明する。図1ないし図6は、本発明の実施例1のアンカー荷重計測装置を示し、図7、図8はそれぞれ本発明の実施例2、3のアンカー荷重計測装置を示す。具体的には、図1が本発明の実施例1のアンカー荷重計測装置を設置した状態の斜視図であり、図2がその分解斜視図である。また図3、図4が、そのアンカー軸断面の説明図であり、それぞれジャッキアップ前および後の状態を示す。図5は、8本のジャッキ1を用いた図1の状態を示す平面視説明図であり、図6は、4本のジャッキ1を用いた実施例1の設置状態を示す平面視説明図である。更に図7、図8はそれぞれ、実施例2、実施例3のアンカー荷重計測装置の設置状態を示すアンカー軸断面の説明図である。
本発明のアンカー荷重計測装置は、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着されたアンカーAの定着荷重を、アンカーAの引き上げ試験によって計測するアンカー荷重計測装置であって、その構成としては、少なくとも図2に示すように、支圧板B上にアンカーAを囲うように配設される複数のジャッキ1と、アンカー頭部に固定されると共に前記複数のジャッキ1を支圧板Bとの間で挟持するジャッキ挟持体2と、を具備する。また前記構成に加えて更に、複数のジャッキ1の配設位置が互いに等間隔且つアンカーAから等距離となるように、複数のジャッキ1を着脱可能に連結保持するジャッキホルダー3を具備するものとしてもよい(図2)。また、前記構成を含む全体構成としては更に、ジャッキ1を駆動させる駆動装置として、ジャッキ1に接続するポンプ4やマニホールド5、圧力計を具備する(図5、図6)。
(アンカーAについて)
本願に言うアンカーAとは、地中に定着固定される長尺のグラウンドアンカーAのことであり、アンカーAの引張力を利用して地盤の崩壊を防ぐものである。このようなアンカーAは例えば、斜面安定化、構造物の転倒・浮き上がり防止、仮設ないし本設の山留め、土留めなど、土木建築分野において広く利用される。
本願に言うアンカーAとは、地中に定着固定される長尺のグラウンドアンカーAのことであり、アンカーAの引張力を利用して地盤の崩壊を防ぐものである。このようなアンカーAは例えば、斜面安定化、構造物の転倒・浮き上がり防止、仮設ないし本設の山留め、土留めなど、土木建築分野において広く利用される。
アンカーAの具体的な構成として、地盤内の先端部付近で地盤に定着する定着長部と、自由長部とが地盤内で連続的に連なり、これに、地盤より外方(地表)のアンカー頭部が連なってなる。ここでアンカー頭部とは、アンカーAのうち、支圧板Bより外側(地中ではなく地上部側)へ突出した部分をいう。換言すればアンカー頭部は、アンカー全体のテンドン長のうち、アンカー自由長部及びアンカー体長部を除いた「余長」のことである。そして本発明のアンカー荷重計測は、支圧板Bから突出して支圧固定されたアンカー頭部を引き上げることによって行う。
アンカーAの施工は以下のように行われる。すなわち、地盤内へアンカーAを挿入した後、先端部付近の定着長部に充填されたグラウトによって地盤内に定着させる。そして地表から引っ張りテンションをかけた状態とし、この状態のままアンカー頭部に支圧ナットNを螺合する。地盤内に定着して軸方向に引っ張られたアンカー頭部は、圧縮方向の反力によって地盤内に入ろうとするが、螺合された支圧ナットNによって支圧板Bよりも外方の地表に留まる。このようにしてアンカー頭部は、支圧板Bを介して支圧ナットNで支圧固定されて、地表に突出する(図2)。
なお、下記実施例の各図に示すアンカーAはアンカーボルトを用いた螺合による支圧定着方式であるが、これ以外のアンカー定着方式を除く趣旨ではない。例えば他に、より線等を用いたくさび定着方式にも用いることができる。
(ジャッキ1)
そして、ジャッキ1は、本発明のアンカー荷重試験装置において複数本用意され、後述するジャッキ挟持体2によって複数本の全てが同方向に配設されて、支圧板Bとジャッキ挟持体2とに挟持される。実施例のジャッキ1は、押し出し部11を押し出し面の鉛直方向へ押し広げる鉛直ジャッキ1であり、具体的には分離式ジャッキ本体軸方向単動型の油圧ジャッキ1(センターホール型ではないもの)である。駆動方式として、シリンダーは単動型、両動(複動)型を問わず、動力も電動、手動等を問わず、さらに油圧、水圧を問わない。油圧ジャッキであれば、高ジャッキ力を得られると共に、複数のジャッキ1同士での均等なジャッキアップ量(ストローク量)等について、ジャッキアップの制御を容易に行うことができる。
そして、ジャッキ1は、本発明のアンカー荷重試験装置において複数本用意され、後述するジャッキ挟持体2によって複数本の全てが同方向に配設されて、支圧板Bとジャッキ挟持体2とに挟持される。実施例のジャッキ1は、押し出し部11を押し出し面の鉛直方向へ押し広げる鉛直ジャッキ1であり、具体的には分離式ジャッキ本体軸方向単動型の油圧ジャッキ1(センターホール型ではないもの)である。駆動方式として、シリンダーは単動型、両動(複動)型を問わず、動力も電動、手動等を問わず、さらに油圧、水圧を問わない。油圧ジャッキであれば、高ジャッキ力を得られると共に、複数のジャッキ1同士での均等なジャッキアップ量(ストローク量)等について、ジャッキアップの制御を容易に行うことができる。
また、小さなジャッキ1間隔に対応すべく爪付きタイプのものでもよい。爪付きタイプの場合、各ジャッキ1の爪がアンカーA中心(アンカー軸)を向くように配設する。爪付きタイプは例えば、アンカー頭部が短いときに有効に使用できる。
ポンプ一体型でも良いが、ポンプ4と分離した分離式の油圧ジャッキ1であれば、複数のジャッキ1を同時制御することが容易となる。すなわち図5、図6に示すように、各ジャッキ1を油圧パイプでマニホールド5に連結することで、全てのジャッキ1の油圧を一括制御することができ、例えばストロークやジャッキアップ力の平衡を測ることで、複数のジャッキ1を使用しながらもアンカーAの周囲方向へ偏りのない周囲略均一な引っ張り応力を加えることができる。
また、センターホール型を使用することもできるが、実施例のようにセンターホール型以外のジャッキ1のほうが軽量、小型であるため好ましい。
(ジャッキ挟持体2)
しかして、ジャッキ挟持体2は、複数のジャッキ1を所定の配設位置へ配設すると共に、支圧板Bとの間で複数のジャッキ1を同時に挟持するものであり、少なくとも、アンカー頭部を着脱可能に固定するアンカー固定手段2gと、複数のジャッキ1の各押し出し部11を所定の配設位置へ配設させるジャッキ配設手段2hとを具備する。なお、複数のジャッキ1を同時に挟持する態様として、前記複数のジャッキ1同士を連結すると共に複数のジャッキ1を支圧板Bとジャッキ挟持体2とで挟持するものでもよい。
しかして、ジャッキ挟持体2は、複数のジャッキ1を所定の配設位置へ配設すると共に、支圧板Bとの間で複数のジャッキ1を同時に挟持するものであり、少なくとも、アンカー頭部を着脱可能に固定するアンカー固定手段2gと、複数のジャッキ1の各押し出し部11を所定の配設位置へ配設させるジャッキ配設手段2hとを具備する。なお、複数のジャッキ1を同時に挟持する態様として、前記複数のジャッキ1同士を連結すると共に複数のジャッキ1を支圧板Bとジャッキ挟持体2とで挟持するものでもよい。
各実施例ではそれぞれ異なる3態様のジャッキ挟持体2を示す。実施例1(図1ないし図6)では、中央付近が肉厚となった円盤プレートであって、その中央にアンカー頭部との螺合構造を設けた一体型のトッププレート21からなる。この螺合構造はアンカー固定手段2gの一態様であり、円盤プレートの中央に設けたアンカー挿通孔及びその内面に設けた内螺子からなる。実施例1のトッププレート21の具体的な構造は、略円形の下面中央付近が下方(アンカーAへの捩じ込み方向)に膨出して肉厚となると共に、その周囲外方へ向って下面が上方(アンカーAへの捩じ込みと反対方向)に窪んで薄肉となっている。これは、中央付近にて後述するアンカー固定手段2gの固定力を確保するとともに、その周囲にて各ジャッキ1の他端の押し出し部を全て覆ってジャッキ1を確実に固定するものである。このような構造によって、全体がコンパクトでありながら、引き上げ荷重に耐えうる強度を確保している。
実施例2(図7)では、中央にアンカー挿通孔が設けられた円盤プレート22と、その上面に積み重なってアンカー頭部に螺合されるトップナット23とから成る。前記実施例1では一体型のトッププレート21からなるのに対し、実施例2ではこの構造のうちジャッキ配設手段2hとアンカー固定手段2gとを別体とし、運搬時に必要に応じて分離可能としている。また円盤プレートのアンカー挿通孔は種々太さのアンカー頭部が挿通しうるべく比較的大きめとなっており、施工箇所等で異なるアンカー頭部に対応するものとなっている。
実施例3(図8)では、実施例2の構成に加えて更に、アンカー頭部に連結してを延長する延長ボルト24を備えて成る。なお実施例3の延長ボルト24は、アンカー頭部の外螺子構造と同型のボルト棒24b(いわゆるテンションバー)、及び、これら外螺子構造に螺合する内螺子構造を有する継ぎナット24n(いわゆるテンションカプラー)から構成される。
(測定器装備手段2e)
ジャッキ挟持体2には更に、測定器Gを装備しうる測定器装備手段2eを設けており、ここに測定器Gを装備することで、アンカーAの引き上げ量や引き上げ荷重を測るものとしている。各実施例の測定器装備手段2eとして、測定器Gを挿入しうる測定器挿入孔を、ジャッキ挟持体2の厚さ方向を貫通するように設けてなる(図3、4、及び図7、図8)。測定器挿入孔の平面視位置は、ジャッキ1配設位置を除くアンカー挿通孔付近であることが好ましい。実施例ではジャッキ配設手段2hたる嵌合溝より内側寄りに一本の細孔を設けている。
ジャッキ挟持体2には更に、測定器Gを装備しうる測定器装備手段2eを設けており、ここに測定器Gを装備することで、アンカーAの引き上げ量や引き上げ荷重を測るものとしている。各実施例の測定器装備手段2eとして、測定器Gを挿入しうる測定器挿入孔を、ジャッキ挟持体2の厚さ方向を貫通するように設けてなる(図3、4、及び図7、図8)。測定器挿入孔の平面視位置は、ジャッキ1配設位置を除くアンカー挿通孔付近であることが好ましい。実施例ではジャッキ配設手段2hたる嵌合溝より内側寄りに一本の細孔を設けている。
ただし、測定器装備手段2eは複数個設けても良い。特に複数の測定器装備手段2eを、アンカー軸を中心とした平面視等間隔に設けることで、アンカーA周りの複数方向を測定できるため、より正確な計測が可能となる。またジャッキ挟持体2に、支圧板Bに対する傾きが発生したとき、これを検知することができる。これにより、アンカー軸を中心としたアンカーA周囲に均等なジャッキアップが可能となる。
なお、測定器装備手段2eをジャッキ挟持体2に設けず、測定器Gをアングル組み等の外部固定手段によって固定するものであっても良い。
(測定器G)
測定器Gは、計測時にジャッキ挟持体2に固定されたアンカーAの引き上げ量についての変位量測定器と、各ジャッキ1の引き上げ荷重についての荷重測定器との2種類がある。これら測定器Gを用いた計測はジャッキアップ前後及び必要に応じてジャッキアップ中に行う。使用する測定器Gは公知の任意の測定方式によるもので、例えばファイバー測定器などの各種反射波による非接触方式でもよく、或いはダイヤルゲージなど測定先と接触する接触方式でもよい。
測定器Gは、計測時にジャッキ挟持体2に固定されたアンカーAの引き上げ量についての変位量測定器と、各ジャッキ1の引き上げ荷重についての荷重測定器との2種類がある。これら測定器Gを用いた計測はジャッキアップ前後及び必要に応じてジャッキアップ中に行う。使用する測定器Gは公知の任意の測定方式によるもので、例えばファイバー測定器などの各種反射波による非接触方式でもよく、或いはダイヤルゲージなど測定先と接触する接触方式でもよい。
荷重測定器は例えば、ロードセルなど公知の任意の測定器Gを、ジャッキ1のシリンダー外周部等、押し出し部11付近に装備して、各ジャッキ1に発生するジャッキ1の押し出し荷重或いは押し出し部11に発生する反力を測定するものである(図示せず)。
変位量測定器は、ジャッキアップによるジャッキ挟持体2の変位量を測ることで、計測時にジャッキ挟持体2に固定されたアンカーAの引き上げ量を知るためのものである。例えばジャッキ挟持体2に装備される。測定部位として、ジャッキ1のストローク量を測るものでも良いが、実施例では、ジャッキ挟持体2付近から支圧板B上面まで、或いは、押圧プレート31上面までの距離を測定することによって行う。具体的には、ジャッキ挟持体2に設けた測定器挿入孔から測定器Gを、アンカー軸方向と同方向を向けて挿入し、そこから支圧板B上面まで(或いは押圧プレート31上面までの)距離を測定するものである(図3、図4、図7、及び図8)。
(ジャッキ配設手段2h)
ジャッキ配設手段2hは、複数のジャッキ1を所定の配設位置に配設させるものであり、実施例1では、トッププレート21の下面(支圧板Bと対向する面)の各配設位置にそれぞれ円形の嵌合溝を複数個設けている。この嵌合溝は、ジャッキ1の各押し出し部11が嵌合しうるよう、各押し出し部11の形状に合わせたものとなっており、ジャッキ1の押し出し部11を嵌合してトッププレート下面での位置を保持する。
ジャッキ配設手段2hは、複数のジャッキ1を所定の配設位置に配設させるものであり、実施例1では、トッププレート21の下面(支圧板Bと対向する面)の各配設位置にそれぞれ円形の嵌合溝を複数個設けている。この嵌合溝は、ジャッキ1の各押し出し部11が嵌合しうるよう、各押し出し部11の形状に合わせたものとなっており、ジャッキ1の押し出し部11を嵌合してトッププレート下面での位置を保持する。
(配設位置)
複数のジャッキ1の配設位置は、ジャッキ1の各押し出し部11が互いに等間隔且つアンカーAから等距離となるようなものであり、図5、図6に示すように、平面視にてアンカー軸を中心とした任意の円上を等中心角に分けた位置である。支圧板Bの大きさ或いは引き上げ荷重によって、配設するジャッキ1の数を増減させる。例えば実施例1では、8本のジャッキ1を配設できるように、平面視にてアンカーA螺子孔を中心とした正八角形の配設位置としている。
複数のジャッキ1の配設位置は、ジャッキ1の各押し出し部11が互いに等間隔且つアンカーAから等距離となるようなものであり、図5、図6に示すように、平面視にてアンカー軸を中心とした任意の円上を等中心角に分けた位置である。支圧板Bの大きさ或いは引き上げ荷重によって、配設するジャッキ1の数を増減させる。例えば実施例1では、8本のジャッキ1を配設できるように、平面視にてアンカーA螺子孔を中心とした正八角形の配設位置としている。
そして、引き上げ荷重或いは支圧板Bが比較的大きいときは図5に示すように8本のジャッキ1を配設する。また次述するように、引き上げ荷重或いは支圧板Bが比較的小さいときは、同一のジャッキ挟持体を用いて一部の、図6に示すように嵌合溝を用いて配設可能なジャッキ1のうち一部のジャッキ1を配設することができる(図6)。
(配設数)
ジャッキ挟持体2は、その下面中央にアンカー固定手段を設けると共に、これを中心とした円上に、複数のジャッキ1を等間隔に配設可能なものとしている。これによって配設するジャッキ1の数は、必要なジャッキ荷重や支圧板Bの大きさ・形状等、必要に応じて増減することができる。また、必要なジャッキ荷重が異なる場合でも、共通のジャッキ挟持体2を使用することができる。すなわち引き上げ荷重が比較的大きく、全てのジャッキ1の押圧部(押し出し部)が支圧板B内に納まる場合には、図5に示すように例えば8台のジャッキ1を使用する。一方、引き上げ荷重が比較的小さく一部のジャッキ1の押圧部(押し出し部)が平面視にて支圧板Bからはみ出す場合には、図6に示すように複数の嵌合溝のうち一部のみにジャッキ1を配設して、例えば配設可能な8台のうち4台のジャッキ1を使用する。図6では、ジャッキ挟持体2に設けた8つのジャッキ配設手段2hたる嵌合溝のうち一つ置きに間を空けた4つを使用している。
ジャッキ挟持体2は、その下面中央にアンカー固定手段を設けると共に、これを中心とした円上に、複数のジャッキ1を等間隔に配設可能なものとしている。これによって配設するジャッキ1の数は、必要なジャッキ荷重や支圧板Bの大きさ・形状等、必要に応じて増減することができる。また、必要なジャッキ荷重が異なる場合でも、共通のジャッキ挟持体2を使用することができる。すなわち引き上げ荷重が比較的大きく、全てのジャッキ1の押圧部(押し出し部)が支圧板B内に納まる場合には、図5に示すように例えば8台のジャッキ1を使用する。一方、引き上げ荷重が比較的小さく一部のジャッキ1の押圧部(押し出し部)が平面視にて支圧板Bからはみ出す場合には、図6に示すように複数の嵌合溝のうち一部のみにジャッキ1を配設して、例えば配設可能な8台のうち4台のジャッキ1を使用する。図6では、ジャッキ挟持体2に設けた8つのジャッキ配設手段2hたる嵌合溝のうち一つ置きに間を空けた4つを使用している。
(アンカー固定手段2g)
アンカー固定手段2gは、荷重計測時にアンカー頭部を(ジャッキ挟持体2に)固定するものであり、各実施例に示すような螺合固定によるもののほか、締め付けや磁力による把持固定等、任意の固定方式によるものとすることができる。但し、このアンカー固定手段2gによって固定しながらアンカーAを支圧板Bから引き上げるため、引き上げ荷重に耐えうる固定力が必要である。
アンカー固定手段2gは、荷重計測時にアンカー頭部を(ジャッキ挟持体2に)固定するものであり、各実施例に示すような螺合固定によるもののほか、締め付けや磁力による把持固定等、任意の固定方式によるものとすることができる。但し、このアンカー固定手段2gによって固定しながらアンカーAを支圧板Bから引き上げるため、引き上げ荷重に耐えうる固定力が必要である。
実施例1では、アンカー頭部の外螺子構造を利用した螺子接合とすべく、アンカーAに合う所定螺子数以上の円形内螺子構造を、平面視略中央へ設けている。所定螺子数以上とすることにより十分な固定力を確保している。実施例1の円盤プレートは、この所定螺子数以上を確保するために、中央付近が下方(アンカーAへの螺合方向)へ膨出することで肉厚となっている。一方、この中央付近より平面視外側に行くに従って下面が窪み、薄肉となっており、これによってジャッキ高たる挟持幅を確保し、複数のジャッキ1の押し出し部11を全て覆うようにして、コンパクトに挟持するものとしている(図3、4)。
なお、アンカー頭部の外螺子構造とは、いわゆるテンドングリップの外螺子構造のことであり、各実施例に示す各図においては、地盤内に定着させたアンカーAに高テンションをかけ、この状態で支圧ナットNを支圧板Bに当たるまで螺合させる機能を果たす構造である。
(ジャッキホルダー3)
ジャッキホルダー3は、所定の配設位置となるようにして、複数のジャッキ1を着脱可能に連結保持するものであり、ジャッキアップしたときの配設位置のズレや歪みを抑制して均等なジャッキアップを可能とする。具体的には、支圧板Bと複数のジャッキ1との間に介設されて支圧板Bを押圧する押圧プレート31と、複数のジャッキ1それぞれの周囲を保持する保持枠32とを備えてなる。本実施例では、中央にアンカー挿通孔の設けられた円盤状の押圧プレート31の上面に、ジャッキ1外形を覆う略部分筒形の保持枠32が複数個、同一円周上に等間隔に立設固定されてなる。
ジャッキホルダー3は、所定の配設位置となるようにして、複数のジャッキ1を着脱可能に連結保持するものであり、ジャッキアップしたときの配設位置のズレや歪みを抑制して均等なジャッキアップを可能とする。具体的には、支圧板Bと複数のジャッキ1との間に介設されて支圧板Bを押圧する押圧プレート31と、複数のジャッキ1それぞれの周囲を保持する保持枠32とを備えてなる。本実施例では、中央にアンカー挿通孔の設けられた円盤状の押圧プレート31の上面に、ジャッキ1外形を覆う略部分筒形の保持枠32が複数個、同一円周上に等間隔に立設固定されてなる。
押圧プレート31は、厚さ方向へ所定の弾性を有し、支圧板Bと複数のジャッキ1との間に介設されることで、或る程度の緩衝機能を果たす。これにより、アンカーA引き上げ方向(すなわち、支圧板Bと垂直なジャッキアップ方向)以外への力の分散を抑えることができる。押圧プレート31の下面は支圧板Bよりも小さく、下面全体が支圧板Bに当接する。
各保持枠32は、押圧プレート31上に複数個設けられた筒形枠であり、その筒形の枠内にジャッキ1を嵌入し、配設位置を保持するものである。保持枠32の筒形は、立設した垂直ジャッキ1の周囲の少なくとも一部分を覆うものであれば良い。実施例では、略円筒形油圧ジャッキ1の全周囲を、ジャッキ1高さの半分以上まで覆う略円筒形であり、ジャッキ1を所定の配設位置に確実に保持するものとしている。また、前記筒形のうち、ジャッキ1の油圧ホース6接続口部分に相当する位置へ略U字状の切欠き32cを設け、ジャッキ1保持後の油圧ホース6接続作業を可能としている(図1、図2)。ここで各保持枠32には、各ジャッキ1をジャッキホルダー3に着脱自在に固定するジャッキ固定手段を設けており、各ジャッキ1の配設位置及び配設方向を保持している(図示せず)。
ジャッキホルダー3は他に、ジャッキ挟持体2に備えられたものでもよい(図示せず)。またこの他、アンカーA周りに立設するようにした複数の保持枠32同士を、アンカーAを中心として平面視放射状或いは平面視多角形状の連結バーで連結保持するものであっても良い(図示せず)。
(ポンプ4)
ポンプ4はジャッキ1のジャッキアップ動力を発生させる器具である。手動、電動のいずれでもよく、ひとつ又は複数個のいずれでもよい。各実施例では、次述のマニホールド5と油圧パイプで接続される、一つの手動ポンプ4としている。
ポンプ4はジャッキ1のジャッキアップ動力を発生させる器具である。手動、電動のいずれでもよく、ひとつ又は複数個のいずれでもよい。各実施例では、次述のマニホールド5と油圧パイプで接続される、一つの手動ポンプ4としている。
(マニホールド5)
マニホールド5は、複数のジャッキ1のジャッキ荷重やストローク量を油圧制御によって一括制御するいわゆる分流器であり、ジャッキ1の数が多いときに、ポンプ4とジャッキ1との接続に介在させる。各ジャッキ1に接続される押側にはそれぞれ、ストップバルブが設けられる。更に圧力計が設けられることが好ましい。またマニホールド5はポンプ4に内臓されたものとしても良い。
マニホールド5は、複数のジャッキ1のジャッキ荷重やストローク量を油圧制御によって一括制御するいわゆる分流器であり、ジャッキ1の数が多いときに、ポンプ4とジャッキ1との接続に介在させる。各ジャッキ1に接続される押側にはそれぞれ、ストップバルブが設けられる。更に圧力計が設けられることが好ましい。またマニホールド5はポンプ4に内臓されたものとしても良い。
(荷重計測方法)
本発明のアンカー荷重計測装置を用いた本アンカー荷重計測方法は、基本的に、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着されたアンカーAについて、支圧板Bから外方に突出して支圧固定されたアンカー頭部を支圧板Bから引き上げることで、アンカーAの地盤への定着荷重を計測するものである。そして、複数のジャッキ1を、アンカーA周りに配設されるようにしてジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持し、ジャッキ挟持体2をアンカー頭部に固定した状態で、各ジャッキ1をジャッキアップすることを特徴とする。
本発明のアンカー荷重計測装置を用いた本アンカー荷重計測方法は、基本的に、地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着されたアンカーAについて、支圧板Bから外方に突出して支圧固定されたアンカー頭部を支圧板Bから引き上げることで、アンカーAの地盤への定着荷重を計測するものである。そして、複数のジャッキ1を、アンカーA周りに配設されるようにしてジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持し、ジャッキ挟持体2をアンカー頭部に固定した状態で、各ジャッキ1をジャッキアップすることを特徴とする。
具体的には例えば、以下のように使用する。すなわち、複数のジャッキ1を、それぞれの一端が支圧板Bを向くようにしてアンカー頭部周りに配設するジャッキ1配設工程と、各ジャッキ1の他端を全て覆うジャッキ挟持体2をアンカー頭部に固定するアンカー頭部固定工程とを含むことによって、前記複数のジャッキ1を支圧板Bとジャッキ挟持体2との間で挟持し、そして更に、複数のジャッキ1を全てジャッキアップしてアンカー頭部を支圧板Bから引き上げるジャッキアップ工程とを含む荷重計測方法である。そして、ジャッキアップ工程の前後及び必要に応じてジャッキアップ工程中に、測定器Gを用いた定着荷重の計測を行う。
複数のジャッキ1は、それぞれの一端の押し出し部11が支圧板Bを向き、それぞれの他端の押し出し部11がジャッキ挟持体2を向くようにアンカーA周りに配設することで、前記複数のジャッキ1をジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持したジャッキ挟持状態となる。
ジャッキ1配設工程は、アンカー頭部周りに複数のジャッキ1を配設することによって行ってもよく、ジャッキ挟持体2に複数のジャッキ1を配設し、これをアンカー頭部に固定することによって行っても良い。配設位置は前記と同様、等間隔であることが好ましい。
更に、ジャッキ1配設工程よりも事前に、複数のジャッキ1を全てジャッキホルダー3に固定しておくジャッキホルダー3固定工程を行うこともできる。この場合、計測現場への運搬が容易になる。
なお、ジャッキ1配設工程とアンカー頭部固定工程は、必ずしもこの順番に行うことを要せず、これら両工程を経て複数のジャッキ1をジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持した状態(ジャッキ挟持状態)とするものであればよい。具体的には例えば、アンカー頭部固定工程を行った後に各ジャッキ1をジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間に配設してジャッキ1配設工程を行い、その後にジャッキ挟持体2を支圧板Bに近づけることでジャッキ挟持状態としても良い。つまりジャッキアップ工程は、前記ジャッキ挟持状態において複数のジャッキ1をジャッキアップする工程である。各ジャッキ1のジャッキアップは、複数のジャッキ1全てについて、均等な押し出し荷重ないしストロークで行うことが好ましく、少なくともジャッキアップ完了後には均等なジャッキアップとなることが好ましい。
(軽量化等について)
本実施例の荷重計測装置は、従来のセンターホール型油圧ジャッキを含む計測装置と比して大幅に小型化、軽量化している。さらに各部品は運搬時に着脱可能であるから、取り扱いが容易となる。またばね式のジャッキを含む計測装置と異なり、大きい試験荷重の場合であっても十分な試験を行うことができる。よって、高所や狭所、足場の不安定な場所に設置されたアンカー(グラウンドアンカー)の定着荷重試験を容易且つ安全に行うことができ、ひいては、施工後のアンカーの維持管理を省力化するものとなる。
本実施例の荷重計測装置は、従来のセンターホール型油圧ジャッキを含む計測装置と比して大幅に小型化、軽量化している。さらに各部品は運搬時に着脱可能であるから、取り扱いが容易となる。またばね式のジャッキを含む計測装置と異なり、大きい試験荷重の場合であっても十分な試験を行うことができる。よって、高所や狭所、足場の不安定な場所に設置されたアンカー(グラウンドアンカー)の定着荷重試験を容易且つ安全に行うことができ、ひいては、施工後のアンカーの維持管理を省力化するものとなる。
軽量化等について、引き上げ荷重70t程度として以下に具体的に比較する。先ず、従来のセンターホール型では、アンカーAに固定する装置たる油圧ジャッキ本体が70kg程度である。また、この油圧ジャッキを引き上げるポンプが6kg(手動の場合)〜25kg(電動の場合)程度として、装置全体の総重量は少なくとも75kg〜100kg程度を下らない。
なお、従来のセンターホール型のジャッキの最高使用圧力は69Mpaであり、手動ポンプの場合にこの圧力に至るには多くのポンプストロークが必要である。また、電動ポンプで油圧を確保する場合、電源供給箇所から施工場所まで電線をつなぐか、或いは更に数十kgの発電機が必要となる。
一方、例えば実施例1で1台あたり10tの引き上げ荷重のジャッキ1を8本備えることで、上記従来のセンターホール型を超える引き上げ荷重80tを確保することができる。この実施例1の場合では、油圧ジャッキ1本当り1.2kg程度(を8本)、熱処理加工施した場合のジャッキ挟持体2が15kgないし20kg程度、ジャッキホルダー3が5kg程度であり、アンカーAに固定する装置重量だけで35kg程度である。更に各ジャッキ1は必要油圧の小さい小型タイプであるから、これらを引き上げるポンプが(例えば油量300CC、使用圧力60MPaを超える程度のもの1台として)重くとも5kg程度であり、その他マニホールドや油圧パイプ等の付属品の重量を考慮しても、総重量は50kg〜60kg程度となる。
従って、アンカーAへ固定する装置重量(35kg程度)だけでも従来(70kg程度)の重量よりも軽くなり、総重量(50〜60kg)でも従来(76kg〜100kg)より軽いものとなっている。さらに、重量の小さな各部品に分けて小型化して運搬することができるため、施工箇所への運搬が格段に容易となる。これにより例えば、高所、狭所に施工されたアンカーの定着荷重の再計測を手軽に行える。
なお、上記実施例1の重量例は付属する構成や材質等によっても変動するものであり、これら重量に限る趣旨ではなく、その他各実施例の各構成の有無を含め、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明のアンカー荷重計測装置或いはアンカー荷重計測方法は、仮設アンカーを含めた様々なアンカーについて、引っ張りを行うことによる種々計測に用いることができる。
1 ジャッキ
2 ジャッキ挟持体
2e 測定器装備手段
2g アンカー固定手段
2h ジャッキ配設手段
3 ジャッキホルダー
31 押圧プレート
32 保持枠
4 ポンプ
5 マニホールド
6 油圧ホース
A アンカー
B 支圧板
G 測定器
N 支圧ナット
2 ジャッキ挟持体
2e 測定器装備手段
2g アンカー固定手段
2h ジャッキ配設手段
3 ジャッキホルダー
31 押圧プレート
32 保持枠
4 ポンプ
5 マニホールド
6 油圧ホース
A アンカー
B 支圧板
G 測定器
N 支圧ナット
Claims (4)
- 地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着され、アンカー頭部が支圧板Bより外方へ突出してなるアンカーAについて、その定着荷重を計測するアンカー荷重計測装置であって、支圧板B上にアンカーAを囲うように配設される複数のジャッキ1と、アンカー頭部に固定されると共に前記複数のジャッキ1を支圧板Bとの間で挟持するジャッキ挟持体2とを具備することを特徴とするアンカー荷重計測装置。
- 複数のジャッキ1を、その配設位置が互いに等間隔となるように着脱可能に連結保持するジャッキホルダー3を具備する請求項1記載のアンカー荷重計測装置。
- ジャッキホルダー3は、支圧板Bと複数のジャッキ1との間に介設されて支圧板Bを押圧する押圧プレート31と、複数のジャッキ1それぞれを保持する保持枠32とを備えてなる請求項2記載のアンカー荷重計測装置。
- 地盤上の支圧板Bを介して地盤内に定着され、アンカー頭部が支圧板Bより外方へ突出してなるアンカーAについて、その定着荷重を計測するアンカー荷重計測方法であって、複数のジャッキ1を、アンカーA周りに配設されるようにしてジャッキ挟持体2と支圧板Bとの間で挟持し、ジャッキ挟持体2をアンカー頭部に固定した状態で、各ジャッキ1をジャッキアップすることで、アンカー頭部を支圧板Bから引き上げることを特徴とするアンカー荷重計測方法。
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JP2005032372A JP2006220464A (ja) | 2005-02-08 | 2005-02-08 | アンカー荷重計測装置、及びアンカー荷重計測方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-02-08 JP JP2005032372A patent/JP2006220464A/ja not_active Withdrawn
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