JP2006219042A - フルリヒート式車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 暖房時にでも素早い冷風が得られるフルリヒート式車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 エンジン31に設けた冷却用のエンジン水路32に冷却水を流す冷却水回路33と、この冷却水回路33に接続されるとともにエンジン31を冷却した冷却水が流れるヒータコア4と、冷房システム20に接続されたエバポレータ3と、ヒータコア4に流れる冷却水の流れを制御する開閉弁36とを備え、エバポレータ3を通過させた空気をヒータコア4に流すフルリヒート式車両用空調装置において、開閉弁36に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路40を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】 エンジン31に設けた冷却用のエンジン水路32に冷却水を流す冷却水回路33と、この冷却水回路33に接続されるとともにエンジン31を冷却した冷却水が流れるヒータコア4と、冷房システム20に接続されたエバポレータ3と、ヒータコア4に流れる冷却水の流れを制御する開閉弁36とを備え、エバポレータ3を通過させた空気をヒータコア4に流すフルリヒート式車両用空調装置において、開閉弁36に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路40を設けた。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エンジン冷却水回路と、ヒータコアと、このヒータコアに流れる冷却水の流量を制御する流量制御弁等とを備えたフルリヒート式車両用空調装置に関する。
従来から、エバポレータと、ヒータコアと、このエバポレータとヒータコアとの間に設けたエアミックスドアとを備えたリヒートエアーミックス方式の車両用空調装置が知られている。
かかる車両用空調装置は、エバポレータにより冷却された空気をエアミックスドアの開度により適宜配分し、この配分した一方の空気をヒータコアに導き、ここで熱交換した空気と、配分した他方の空気とをミックスして所望の温度に調整し、この調整した空気を各吹出口から吹き出させるものである。
このような車両用空調装置では、エバポレータとヒータコアとの間にエアミックスドアを設けなければならないので、空調装置の小型化を図る上で問題があった。
そこで、この問題の解消を図ったフルリヒート方式の車両用空調装置が提案されている(特許文献1参照)。
かかるフルリヒート方式の車両用空調装置では、エバポレータで冷却された空気の全部をヒータコアに通過させて所望の吹出温度にするものである。
特開平9−207553号公報
しかしながら、フルリヒート方式の車両用空調装置にあっては、ヒータコア内の冷却水の熱容量が大きいため、エバポレータを通過した空気でヒータコアを冷却した後でないと、吹出口から冷風が吹き出てこない。このため、暖房使用時において、居室空間の上部つまり乗員頭部の不快感を取り除くときや、フロントガラスの曇りを取り除くときに、素早い冷風が得られなかった。
この発明の目的は、暖房時にでも素早い冷風が得られるフルリヒート式車両用空調装置を提供することにある。
請求項1の発明は、エンジンに設けた冷却用のエンジン水路に冷却水を流す冷却水回路と、この冷却水回路に接続されるとともに前記エンジンを冷却した冷却水が流れるヒータコアと、冷房システムに接続されたエバポレータと、前記ヒータコアに流れる冷却水の流量を制御する流量制御弁とを備え、前記エバポレータを通過させた空気を前記ヒータコアに流すフルリヒート式車両用空調装置において、
前記流量制御弁に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路を設けたことを特徴とする。
前記流量制御弁に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記分岐冷却水路に蓄冷タンクを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記エンジン水路に並列に設けたショートカット冷却水路を有し、
前記分岐冷却水路を三方弁を介して冷却水回路に接続し、
前記三方弁を前記ショートカット冷却水路と流量制御弁との間に設けたことを特徴とする。
前記分岐冷却水路を三方弁を介して冷却水回路に接続し、
前記三方弁を前記ショートカット冷却水路と流量制御弁との間に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記分岐冷却水路を冷却水回路に合流させるとともに、その合流点を前記流量制御弁とヒータコアとの間に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記蓄冷タンクの上流側に開閉弁を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、流量制御弁に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路を設けたものであるから、エンジン水路から流れ出てくる冷却水を分岐することができ、ヒータコアに流れる冷却水の流れを制御することができる。これにより、暖房時にでも素早い冷風を得ることができる。
請求項2の発明によれば、分岐冷却水路に蓄冷タンクを設けたものであるから、冷却水を蓄冷タンクに溜めることができる。
請求項3の発明によれば、分岐冷却水路を三方弁を介して冷却水回路に接続し、三方弁をショートカット冷却水路と流量制御弁との間に設けたものであるから、エンジン水路から流れ出てくる冷却水を、流量制御弁または分岐冷却水路に送るように選択することができる。
請求項4の発明によれば、分岐冷却水路を冷却水回路に合流させるとともに、その合流点を流量制御弁とヒータコアとの間に設けたものであるから、分岐冷却水路を流れる冷却水を冷却水回路に戻すことができる。
請求項5の発明によれば、蓄冷タンクの上流側に開閉弁を設けたものであるから、エンジン水路から流れ出てくる冷却水を分岐冷却水路に送ったり送らなかったりすることができる。
以下、この発明に係るフルリヒート式車両用空調装置の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1はフルリヒート式車両用空調装置10の構成を概念的に示したものであり、このフルリヒート式車両用空調装置10は、空調ユニット本体1と冷房システム20と暖房システム30等とを備えている。
図1はフルリヒート式車両用空調装置10の構成を概念的に示したものであり、このフルリヒート式車両用空調装置10は、空調ユニット本体1と冷房システム20と暖房システム30等とを備えている。
空調ユニット本体1は、外気または内気を選択的に取り入れるインテークユニット2と、取り入れた空気を冷却するエバポレータ3と、エバポレータ3を通過した空気を加熱して温調するヒータコア4等とから構成されている。
インテークユニット2には、外気を取り入れる外気取入口5と、内気を取り入れる内気取入口6とが設けられており、これら取入口5,6を有する風路7,8の合流部にはインテークユニット2内に取り入れる外気と内気の割合を調節するインテークドア9が回動自在に設けられている。このインテークドア9は、エアミックスアクチュエータ15(図2参照)によって回動される。
また、インテークユニット2は、ブロアファンモータMにより所定の速度で回転するブロアファンFを有している。このブロアファンFの回転によってインテークドア9の位置に応じて外気取入口5または内気取入口6からそれぞれ外気または内気が選択的に吸入される。また、ブロアファンFの回転速度を変えることによって吹出口12から車室内に吹き出される風量が調節される。
冷房システム20は、空調ユニット本体1内に設けたエバポレータ3と、図示しないコンプレッサ等とを備えている。エバポレータ3は、冷房システムにより冷却されることによって、ブロアファンFから送風される空気を冷却する。
暖房システム30は、空調ユニット本体1内に設けたヒータコア4と、エンジン31に設けた冷却用のエンジン水路32に冷却水を流す冷却水回路33と、ヒータコア4にエンジン31からの冷却水を流すためのウオータポンプ34と、エンジン水路32に並列に接続したショートカット冷却水路35と、冷却水回路33に設けた開閉弁(流量制御弁)36等とを備えている。
開閉弁36が閉成され、三方弁41が開閉弁36とエンジン水路32とを連通させているとき、ウオータポンプ34が停止されるとエンジン水路32から出る冷却水はショートカット冷却水路35を通ってエンジン水路32へ戻されるようになっている。
また、冷却水回路33から分岐する分岐冷却水路40が開閉弁36に対して並列に設けられており、この分岐冷却水路40は、冷却水回路33のショートカット冷却水路35と開閉弁36との間に設けた三方弁41に接続されて冷却水回路33から分岐している。分岐冷却水路40の終端は三方弁41とヒータコア4との間の冷却水回路33に合流している。
三方弁41は、内蔵した図示しない弁の向きを切り換えることによってエンジン31から流れてきた冷却水を分岐冷却水路40と開閉弁36のどちらか一方へ流すようになっている。
分岐冷却水路40の途中には図7に示す蓄冷タンク42が設けられており、この蓄冷タンク42は放熱効果の高い例えばアルミ等から構成され、その内容積はヒータコア4の内容積とほぼ同等以上となっている。この蓄冷タンク42は、例えばエンジンルームに設けるが、放熱し易い場所であれば他の場所でもよい。
[制御系]
図2はフルリヒート式車両用空調装置10の制御系の構成を示したブロック図である。図2において、50は車室内の温度を設定したり吹出口12からの風量を設定する操作部、T1は外気の温度を検出する外気温センサ、T2は車室内の温度を検出する温度センサ、T3は日射量を検出する日射センサ、51は各センサT1〜T3の検知信号と操作部50によって設定された設定温度や設定風量に基づいてエアミックスドアアクチュエータ15,ブロアファンモータM,ウオータポンプ34,開閉弁36,三方弁41等を制御する空調コントローラである。
[動 作]
次に、上記のように構成されるフルリヒート式車両用空調装置10の動作を図3に示すフロー図に基づいて説明する。なお、開閉弁36は開成され、三方弁41はエンジン水路32からの冷却水を開閉弁36へ流すように弁が切り換えられている。すなわち、図4の矢印で示すように冷却水が流れているものとする。また、図3においてステップをSで表記する。
[制御系]
図2はフルリヒート式車両用空調装置10の制御系の構成を示したブロック図である。図2において、50は車室内の温度を設定したり吹出口12からの風量を設定する操作部、T1は外気の温度を検出する外気温センサ、T2は車室内の温度を検出する温度センサ、T3は日射量を検出する日射センサ、51は各センサT1〜T3の検知信号と操作部50によって設定された設定温度や設定風量に基づいてエアミックスドアアクチュエータ15,ブロアファンモータM,ウオータポンプ34,開閉弁36,三方弁41等を制御する空調コントローラである。
[動 作]
次に、上記のように構成されるフルリヒート式車両用空調装置10の動作を図3に示すフロー図に基づいて説明する。なお、開閉弁36は開成され、三方弁41はエンジン水路32からの冷却水を開閉弁36へ流すように弁が切り換えられている。すなわち、図4の矢印で示すように冷却水が流れているものとする。また、図3においてステップをSで表記する。
ステップ1では、操作部50の操作によって設定された温度を読み込み、ステップ2では、今回の設定温度がF/C(最低温度)であるか否かが判断され、イエスであればステップ3へ進み、ノーであればステップ6へ進む。
ステップ6では、今回の設定温度がF/H(最高温度)であるか否かが判断され、ノーであればステップ8へ進み、イエスであればステップ7へ進む。
ステップ7では、車室内の温度を最高温度にするF/Hモードが設定され、車室内の温度が最高温度となるように空調コントローラ51はエアミックスドアアクチュエータ15,ブロアファンモータM,ウオータポンプ34,開閉弁36等を制御して終了する。
ステップ8では、読み込んだ設定温度がF/HやF/Cでない場合には温調モードが設定される。温調モードは、各センサT1〜T2の検知信号と設定温度や設定風量に基づいて、空調コントローラ51はファンモータMの回転数やコンプレッサの回転数やヒータコア4に流れる冷却水の流量を制御して吹出温度を制御する。そして、このフローは終了する。
ステップ2でイエスと判断されてステップ3へ進むと、ステップ3では前回の設定温度が読み込まれてステップ4へ進む。
ステップ4では、前回の設定温度がF/Cであるか否かが判断され、ノーであればステップ9へ進み、イエスであればステップ5へ進む。
ステップ5では、車室内の温度を最低温度にするF/Cモードが実行される。F/Cモードでは、開閉弁36を閉成するとともにコンプレッサをオンしてエバポレータ3を冷却していく。また、ウオータポンプ34をオフし、ヒータコア4にエンジン31で暖められた冷却水が流れ込まないようにする。そして、設定風量や各センサT1〜T2の検知信号に基づいてファンモータMの回転数のみが制御され、冷風のみが吹出口12から吹き出していくことになる。そして、このフローは終了する。
ステップ4でノーと判断されてステップ9へ進むと、すなわち、今回の設定温度がF/Cであって前回の設定温度がF/Cでない場合、ステップ9では、即冷モードが開始される。
ステップ10では、開閉弁36が閉成され、三方弁41の弁が切り換えられて分岐冷却水路40が三方弁41を介してエンジン水路32に連通される。
ステップ11では、蓄冷水入れ替えモードが開始される。すなわち、ウオータポンプ34の駆動によりエンジン水路32から冷却水回路33,三方弁41および分岐冷却水路40を介して蓄冷タンク42へ送られてくる冷却水により、蓄冷タンク42に溜められた冷えている冷却水が押し出されてヒータコア4に向かって流れていき、ヒータコア4内の冷却水が蓄冷タンク42の冷却水へと入れ替えられていく。このときの冷却水の流れを図5に示す。
ステップ12では、蓄冷水入れ替えモードが開始されてからt秒経過された否かが判断される。ここで、t秒は次式により求められる。
t=W/Q
ただし、W=蓄冷タンク42の出口からヒータコア4の入口までの冷却水水量、Q=ウオータポンプ34の流量である。
ただし、W=蓄冷タンク42の出口からヒータコア4の入口までの冷却水水量、Q=ウオータポンプ34の流量である。
ステップ12でノーと判断されるとステップ16へ進み、ステップ16では設定温度を読み込む。
ステップ17では、ステップ16で読み込んだ設定温度がF/Cであるか否かが判断される。すなわち、t秒経過中に設定温度が変更されたか否かが判断され、ノーであればステップ18へ進み、イエスであればステップ12へ戻る。
蓄冷水入れ替えモードの開始時からt秒経過するまで、設定温度の変更がなければステップ12,16,17の処理動作が繰り返し行われる。
そして、蓄冷水入れ替えモードの開始時からt秒経過すると、すなわちヒータコ4内の冷却水の全てが蓄冷タンク42の冷却水に入れ替えられると、ステップ12からステップ13へ進む。
ステップ13では、ウオータポンプ34が停止されるとももに、三方弁41の弁が切り換えられて分岐冷却水路40とエンジン水路32とが非連通状態となる。そして、図6に示すように、エンジン水路32から出た冷却水はショートカット冷却水路35を通って再びエンジン水路32へ戻されるので、ヒータコア4内には冷えた冷却水が保持されることになる。
ステップ14で蓄冷水入れ替えモードが終了し、ステップ15で即冷モードが終了してステップ5へ進む。
ステップ5では、上述のようにコンプレッサがオンしてエバポレータ3が冷却されていくことにより、ブロアファンFから送風される空気が冷却され、この冷却された空気がヒータコア4を通過していくが、ヒータコア4内の冷却水が蓄冷タンク42の冷却水に入れ替えられているので、その冷却された空気がヒータコア4で暖められてしまうことなく、そのまま吹出口12から車室へ吹き出していくことになり、暖房時にあっても素早い冷風を得ることができる。このため、暖房時であってもフロントガラスの曇りを素早くとり除くことができる。
ところで、蓄冷水入れ替えモードの開始時からt秒経過するまでの間に、設定温度が変更されると、ステップ17でノーと判断されてステップ18へ進む。
ステップ18で蓄冷水入れ替えモードが強制終了され、ステップ19で即冷モードが強制終了されてステップ20へ進む。
ステップ20では、三方弁41の弁が切り換えられて分岐冷却水路40とエンジン水路32とが非連通状態となるとともに、開閉弁36とエンジン水路32とが三方弁41を介して連通される。また、開閉弁36は開成される。
ステップ21では、車室内を操作部50の操作により設定した設定温度にする温調モードになって、このフローは終了する。
[第2実施例]
図8は第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置100の構成を示したものであり、この第2実施例では、三方弁41の替わりに蓄冷タンク用開閉弁101を蓄冷タンク42の上流側の分岐水40に設けたものである。他は第1実施例と同様な構成なのでその説明は省略する。
[動 作]
次に、第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置100の動作を図9に示すフロー図に基づいて説明する。なお、図3に示す処理動作と異なるステップの処理動作のみを説明する。また、通常の温調モードのときには、開閉弁36が開成され、蓄冷タンク用開閉弁101が閉成されていることにより、図10の矢印で示すように冷却水が流れている。
[第2実施例]
図8は第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置100の構成を示したものであり、この第2実施例では、三方弁41の替わりに蓄冷タンク用開閉弁101を蓄冷タンク42の上流側の分岐水40に設けたものである。他は第1実施例と同様な構成なのでその説明は省略する。
[動 作]
次に、第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置100の動作を図9に示すフロー図に基づいて説明する。なお、図3に示す処理動作と異なるステップの処理動作のみを説明する。また、通常の温調モードのときには、開閉弁36が開成され、蓄冷タンク用開閉弁101が閉成されていることにより、図10の矢印で示すように冷却水が流れている。
今回の設定温度がF/Cであって前回の設定温度がF/Cでない場合、ステップ1〜ステップ4,ステップ9の処理動作を経てステップ10Aへ進む。
ステップ10Aでは、開閉弁36が閉成され、蓄冷タンク用開閉弁101が開成される。これにより、図11の矢印で示すように冷却水が流れ、蓄冷タンク42に溜められた冷えている冷却水が押し出されてヒータコア4に向かって流れていき、ヒータコア4内の冷却水が蓄冷タンク42の冷却水へと入れ替えられていく。
そして、ヒータコ4内の冷却水の全てが蓄冷タンク42の冷却水に入れ替えられると、ステップ12からステップ13Aへ進む。
ステップ13Aでは、ウオータポンプ34が停止されるとももに、蓄冷タンク用開閉弁101が閉成される。ステップ10Aで開閉弁36が閉成されていることにより、図12に示すようにエンジン水路32から出る冷却水はヒータコア4へ流れていかず、ショートカット冷却水路35を通って再びエンジン水路32へ戻される。このため、ヒータコア4内には冷えた冷却水が保持されることになる。
そして、ステップ14,15の処理動作を経てステップ5へ進み、F/Cモードの処理動作が行われ、第1実施例と同様に暖房時にあっても素早い冷風を得ることができ、フロントガラスの曇りを素早くとり除くことができる。
また、蓄冷水入れ替えモードの開始時からt秒経過するまでの間に、設定温度が変更されると、ステップ17からステップ18,19の処理動作を経て、ステップ20Aへ進む。
ステップ20Aでは、蓄冷タンク用開閉弁101が閉成され、開閉弁36が開成される。そして、ウオータポンプ34の駆動により、図10に示す矢印方向に冷却水が流れることになり、ステップ21で温調モードの処理が行われることになる。
上述のように、第1,第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置10,100について説明したが、この発明は第1,第2実施例のフルリヒート式車両用空調装置10,100に限定されるものではない。
3 エバポレータ
4 ヒータコア
31 エンジン
32 エンジン水路
33 冷却水回路
36 開閉弁
40 分岐冷却水路
4 ヒータコア
31 エンジン
32 エンジン水路
33 冷却水回路
36 開閉弁
40 分岐冷却水路
Claims (5)
- エンジンに設けた冷却用のエンジン水路に冷却水を流す冷却水回路と、この冷却水回路に接続されるとともに前記エンジンを冷却した冷却水が流れるヒータコアと、冷房システムに接続されたエバポレータと、前記ヒータコアに流れる冷却水の流量を制御する流量制御弁とを備え、前記エバポレータを通過させた空気を前記ヒータコアに流すフルリヒート式車両用空調装置において、
前記流量制御弁に対して並列し且つエンジン冷却水回路から分岐する分岐冷却水路を設けたことを特徴とするフルリヒート式車両用空調装置。 - 前記分岐冷却水路に蓄冷タンクを設けたことを特徴とする請求項1に記載のフルリヒート式車両用空調装置。
- 前記エンジン水路に並列に設けたショートカット冷却水路を有し、
前記分岐冷却水路を三方弁を介して冷却水回路に接続し、
前記三方弁を前記ショートカット冷却水路と流量制御弁との間に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフルリヒート式車両用空調装置。 - 前記分岐冷却水路を冷却水回路に合流させるとともに、その合流点を前記流量制御弁とヒータコアとの間に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のフルリヒート式車両用空調装置。
- 前記蓄冷タンクの上流側に開閉弁を設けたことを特徴とする請求項2に記載のフルリヒート式車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005035498A JP2006219042A (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | フルリヒート式車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=36981637
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2006219042A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101237274B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2013-02-27 | 한라공조주식회사 | 차량용 공조장치 |
KR101237273B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2013-02-27 | 한라공조주식회사 | 차량용 공조장치 |
WO2013035908A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Volvo Construction Equipment Ab | Temperature control system for vehicles |
WO2013035907A1 (en) * | 2011-09-09 | 2013-03-14 | Volvo Construction Equipment Ab | A vehicle having a temperature control system |
KR101250276B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2013-04-03 | 한라공조주식회사 | 차량용 공조장치 |
-
2005
- 2005-02-14 JP JP2005035498A patent/JP2006219042A/ja active Pending
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