JP2006218787A - 電子装置、発光装置、画像形成装置及び発光素子の駆動方法 - Google Patents

電子装置、発光装置、画像形成装置及び発光素子の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 発光装置のラインヘッドを駆動するための駆動回路の構成を軽減する電子装置を提供する。
【解決手段】 スイッチング素子5a、5bの一対が選択導通部を構成し、この一対のスイッチング素子5a、5bは一端で接続され、1つの入力点として電流源4の基準電流が入力される。また、ダイオード7aとインダクタ8a、ダイオード7bとインダクタ8bが夫々エネルギー蓄積素子を構成している。そして、スイッチング素子5aに接続されたダイオード7aとインダクタ8aとのエネルギー蓄積素子を介して発光素子EL11を駆動し、スイッチング素子5bに接続されたダイオード7bとインダクタ8bとのエネルギー蓄積素子を介してEL21の駆動に夫々関与するようになっている。スイッチング素子5a、5bは、夫々の位相が異なるクロック信号である切替信号CONTa、CONTbにより交互に導通するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の発光素子を駆動する電子装置、発光装置、画像形成装置及び発光素子の駆動方法に関する。
ライン方向に多数の発光素子を設けたラインヘッドを露光手段として用い、印刷を行う電子写真方式の画像形成装置が開発されている。ラインヘッドは、発光ダイオード(LED)などの多数の単体素子や複数のアレイで構成され、それらを駆動する複数の電子装置などを含めてモジュール化され、発光装置として画像形成装置に組み込まれる構成になっている。こうした発光装置を画像形成装置などの印刷目的に使用するためには、ラインヘッドの発光素子間で発生する発光パワーの光量差(以後、光量差と記す)を無視できるレベルに減少することが要求されている。
そのために、画像形成装置に必要な数千個の発光点を一体化構成で形成でき、その発光光量を精度良く作りこめる有機エレクトロルミネセンス(有機EL)素子を上記のラインヘッドの発光素子として用いることが提案されている。しかし、このような有機EL素子を用いたラインヘッドは、当然ながら夫々の発光素子の数である数千個もの駆動端子を必要とし、各駆動端子の駆動出力を生成する駆動用電子装置の集積回路(IC)規模が増大している。そのためには、上述した、駆動用電子装置の回路構成を軽減する技術が必要となっている。
上記の解決策として、例えば、駆動回路を時分割で共通に使用することが考えられる。
従来のLEDアレイを用いたラインヘッドにおいて、非特許文献1の図5に、LEDを時分割(マルチプレックス)駆動を行う例が記載されている。この例においては、64ドットのLEDアレイに対し、8×8のマトリクス駆動を行い、アノード側での駆動回路数で計算すると64個が8個に低減されている。また、特許文献1には、複数のアノード駆動ICと複数のカソード駆動ICによりLEDアレイのマルチプレックス駆動を行う光プリンタヘッドの構成が記載されている。
特開平10−157194号公報 沖テクニカルレビュー2003年4月号
しかしながら、非特許文献1に記載の技術も、特許文献1に記載の技術も、並列に並べられた複数のLEDアレイによってラインヘッドが構成されており、各LEDアレイ毎に独立しているアノードとカソードを制御し、マルチプレックス駆動を行って駆動回路の数を低減している。有機EL素子ではラインヘッドのカソードを分離する構造は困難であるので、電子装置の内部構成を工夫することよってその回路規模を低減することが必要になる。
また、LEDのマルチプレックス駆動の場合は、非選択期間の非発光時間を補填するため、選択期間の発光パワーを増大している。LEDではこうした方法が容易であるが、有機EL素子では寿命に大きく影響してしまうので上記の駆動方法は現実的ではない。従って、単位時間当たりの発光量を確保するために非選択期間中も発光できる駆動方法が必要である。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み為されたものであって、回路規模を低減して複数の発光素子を駆動する電子装置を提供するとともに、これを用いた発光装置、画像形成装置及び発光素子の駆動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、複数の発光素子を配列したラインヘッドを駆動する電子装置であって、複数のスイッチング素子を一対とし、一対のスイッチング素子の一方の端子を共通に接続して入力点とし、他方の各端子を出力点とする選択導通部と、前記選択導通部の出力点に接続したエネルギー蓄積素子と、前記発光素子の駆動電流を生成する複数の電流源と、前記一対のスイッチング素子を構成する夫々のスイッチング素子を時分割で切り替えて選択導通させる選択制御部と、を備え、前記選択導通部の入力点に一つの前記電流源を接続し、前記エネルギー蓄積素子を介して前記発光素子を接続し、前記選択制御部により前記選択導通部を切り替え、一つの電流源により複数の前記発光素子を駆動することを特徴とする。
この発明によれば、一対のスイッチング素子を介して一つの電流源で複数の発光素子が制御できる。従って、電流源の数を、一対のスイッチング素子の数で除した値に低減でき、例えば、2個のスイッチング素子で選択導通部を構成した場合、電流源の数を半分にすることができる。
また、前記スイッチング素子の導通時は、そのスイッチング素子に接続されている前記エネルギー蓄積素子に前記発光素子を駆動するためのエネルギーを蓄積し、前記スイッチング素子の非導通時は、そのスイッチング素子に接続されている前記エネルギー蓄積素子に蓄積されたエネルギーにより前記発光素子を駆動することを特徴とする。
この発明によれば、スイッチング素子の非導通時に、発光素子の発光をエネルギー蓄積素子によって継続することができる。
また、外部より入力される階調情報に基づいて、パルス幅変調方式で前記発光素子の駆動時間を制御し、前記発光素子の発光量を階調制御することを特徴とする。
この発明によれば、一定の駆動電流を用いて各発光素子を容易に階調制御することができる。
また、外部より入力される階調情報に基づいて、前記電流源の出力電流値を選択して前記選択導通部に出力する一対のセレクタを備え、前記選択制御部による前記選択導通部の切り替えに同期して前記一対のセレクタの切り替えを行い、前記発光素子の発光量を階調制御することを特徴とする。
この発明によれば、一定の単位駆動時間で各発光素子を階調制御することができるので、タイミングを制御する回路構成をより容易に構成することができる。
また、前記エネルギー蓄積素子をインダクタとダイオードにより構成したことを特徴とする。
この場合には、エネルギー蓄積素子を電子装置の内部に回路素子として構成することができる。
また、前記インダクタを電子装置の出力端子と前記ラインヘッドとの間に構成したことを特徴とする。
この場合には、基板の配線パターンを利用してエネルギー蓄積素子を構成するインダクタを形成することができる。
また、前記エネルギー蓄積素子をキャパシタにより構成したことを特徴とする。
この場合には、エネルギー蓄積素子を電子装置の内部に回路素子として構成することが、より容易になる。
また、前記スイッチング素子は、トランジスタ等の3端子のスイッチング素子であることを特徴とする。
この場合には、スイッチング素子を電子装置の内部に回路素子として構成することができる。
次に、本発明に係る発光装置は、同一基板上に形成された有機EL素子によるラインヘッドと、上述した電子装置とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、小型で発光素子間の光量差が小さい発光装置を、より容易に実現できる。
次に、本発明に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体を一様に帯電させる帯電部と、上述した発光装置を備え、前記感光体を露光することにより形成対象画像の静電潜像を前記感光体上に形成する露光部と、前記感光体上の静電潜像をトナー像として現像する現像部と、前記感光体上のトナー像を転写材に転写させる転写部と、前記転写材上のトナー像を定着させる定着部と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、高画質で小型の画像形成装置をより容易に実現することができる。
次に、本発明に係る発光素子の駆動方法は、前記発光素子を駆動する電流源と、前記発光素子及び前記エネルギー蓄積素子とを選択的に導通させ、この発光素子の駆動とエネルギー蓄積素子へのエネルギー蓄積を行う導通ステップと、前記電流源と、前記発光素子及び前記エネルギー蓄積素子とを非導通させ、前記エネルギー蓄積素子が前記発光素子の駆動を行う非導通ステップとを有する。
これにより、本発明の電子装置と同等の作用及び効果が得られる。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜3は、本発明に係る第1の実施態様を示す図である。
まず、本発明の第1の実施形態に係る電子装置を用いた発光装置の構成を図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る発光装置3のブロック図で、発光素子としてEL素子で構成されたラインヘッド2、及びこれを駆動するIC化された電子装置1により構成されている。
ラインヘッド2は、m×n個のEL11〜ELmnのEL素子で構成されたm×n個の発光素子を備えており、その数は、1個の電子装置が扱う駆動端子(各OUT端子)の個数mと電子装置1の個数nの積である(m×n)個と等しい。また、ラインヘッド2は、ガラスやプラスチックなどの同一基板上にm×n個の表示素子が形成されており、光量差が小さな表示素子が実現されている。
電子装置1は、デジタル回路で構成されたシフトレジスタ13、ラッチ回路11、カウンタ12、ラッチ回路11とカウンタ12の値を比較するコンパレータ9a、9b、アンドゲート6a、6b、切替回路10を備えている。また更に、電子装置1は、電流源4、スイッチング素子5a、5b、ダイオード7a、7b、インダクタ8a、8bを備えている。電子装置1は、2個の発光素子を駆動する一対の構成をm/2個備えており、図1は、この一対の構成の2個分と、切替回路10とを示している。従って、2個のシフトレジスタ13と、2個のラッチ回路11と、2個のカウンタ12と、コンパレータ9a、9b、アンドゲート6a、6b、スイッチング素子5a、5b、ダイオード7a、7b、インダクタ8a、8b、及び1個の電流源4が、この一対の構成要素であり、例えば、発光素子のEL11、EL21の組み合わせに関与する。
各電子装置1には外部より、階調情報DATA、制御信号CNT、クロック信号CLKが入力されている。階調情報DATAは、複数のシリアル情報で構成され、夫々の情報が発光素子1個ずつに対応している。モノクロの画像情報の場合では1ビットの場合もあるが、階調情報を持った画像を扱う場合には発光素子1個に複数bit、例えば6ビット等の階調情報DATAを必要とする。制御信号CNTは、各電子装置1を制御する信号で、階調情報DATAを電子装置が順次格納するための制御信号などを含んでいる。クロック信号CLKは、階調情報DATAを電子装置が順次格納するためのクロックや切替回路10のタイミング信号などを含んでいる。
各電子装置1は、クロック信号CLKによって、階調情報DATAを複数のシフトレジスタ13に順次直列に格納する。シフトレジスタ13に格納された1つの発光素子当たりgビットの階調情報DATAは、ラッチ回路11にラッチされる。ラッチ回路11にラッチされたgビットの階調情報DATAは、一方の入力端子にカウンタ12の複数ビットの出力が入力されているコンパレータ9aまたは9bの他方の入力端子に入力される。カウンタ12では、所定の開始タイミングと、所定のクロック周期によって値ゼロよりアップカウントを開始する。その結果、カウンタ12の出力が、ラッチ回路11にラッチされたgビットの階調情報DATAに等しくなったところで、コンパレータ9a、9bがアンドゲート6a、6bに比較検出結果としてのHレベルの出力を発生する。
従って、アンドゲート6a、6bは、gビットの階調情報DATAに基づく時間幅の信号を、スイッチング素子5a、5bの制御端子に夫々出力する。
切替回路10は、切替信号CONTa及びCONTbを発生して、アンドゲート6aと6bとの切り替えを行う回路である。切替信号CONTaとCONTbは、クロック信号CLKを基にして生成され、所定の周期を持ったパルス信号で、切替信号CONTaがHレベルの時には切替信号CONTbがLレベル、切替信号CONTbがHレベルの時には切替信号CONTaがLレベルと相補的な関係になっている。切替信号CONTaはアンドゲート6aに入力されているので、切替信号CONTaがHレベルの時にアンドゲート6aが選択されてコンパレータ9aの出力がスイッチング素子5aを制御するようになっている。また、切替信号CONTbがアンドゲート6bに入力されているので、切替信号CONTbがHレベルの時にアンドゲート6bが選択されてコンパレータ9bの出力がスイッチング素子5bを制御するようになっている。
電流源4は、発光素子の駆動電流を設定し、設定した電流を供給するための駆動源である。電流源4は、高精度の電流精度を必要とし、電源電圧や環境温度変化、及び他の回路の動作変動影響に対して安定であることが要求されるので複雑な回路構成となる。従って、高精度であることでの製造上の歩留りと、アナログ素子による複雑な回路構成であることでのチップ面積の大きさから電子装置上のコストウエイトが高い。従来の電子装置では、発光素子の数に対応したm×n個の多数の電流源が必要であるが、本実施形態の構成では、(m×n/2)個の電流源となる。
なお、電流源4の詳細な構成に関しては、図3を用いて後述する。
また、図1において、スイッチング素子5a、5bの一対が選択導通部を構成し、この一対のスイッチング素子5a、5bは一端で接続され、1つの入力点として電流源4の基準電流が入力される。また、ダイオード7aとインダクタ8a、ダイオード7bとインダクタ8bが夫々エネルギー蓄積素子を構成している。そして、スイッチング素子5aに接続されたダイオード7aとインダクタ8aとのエネルギー蓄積素子を介して発光素子EL11を駆動し、スイッチング素子5bに接続されたダイオード7bとインダクタ8bとのエネルギー蓄積素子を介してEL21の駆動に夫々関与するようになっている。インダクタは、例えば、コイル状の配線パターンや、幅が狭く長い配線のパターンなどで電子装置1の内部に構成することができる。
スイッチング素子5a、5bは、例えば、PチャンネルとNチャンネルのMOSトランジスタを並列に接続したアナログスイッチによって構成され、そのアナログスイッチの導通/非導通を制御するゲート端子がアンドゲート6aまたは6bの出力に接続されている。アンドゲート6aには、切替回路10からの切替信号CONTaが入力され、アンドゲート6bには、切替回路10からの切替信号CONTbが入力されている。切替信号CONTaと切替信号CONTbは、夫々の位相が異なるクロック信号であるので、一対のスイッチング素子5aと5bは交互に導通するようになっている。
従って、スイッチング素子5a、5bの導通時には、そこに接続されたインダクタ8a、8bに電流を流してエネルギーを蓄積し、同時にインダクタ8a、8bに接続された発光素子を駆動するようになっている。
次に、スイッチング素子5a、5bが導通から非導通に変化した場合は、インダクタ8a、8bに蓄積された電気エネルギーが、発光素子とダイオード7a、7bとの間で閉ループを形成して電流を流し続け、発光素子の駆動を継続させることができる。例えば、スイッチング素子5aが非導通になった場合は、インダクタ8aと発光素子EL11とダイオード7aが閉ループを形成し、発光素子EL11の駆動を継続させる。
このように、インダクタに電気エネルギーを蓄積し、スイッチング素子の非導通時においても発光素子の駆動を継続することができるので、2つの発光素子を1つの電流源で制御し、発光を途切れさすことなく駆動を行うことができる。そして、パルス幅変調方式(PWM)を用い、階調情報DATAの値に基づいて、発光開始から終了までのパルス幅を発光素子毎に変化させることにより階調をもった発光を行うことができる。2つの発光素子は、PWMによる発光期間の間、高速スイッチングにより短時間で選択と非選択を交互に切り替えられているが、2つの発光素子ともに非選択期間も発光の駆動が継続される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図2は、発光素子EL11、EL21を例にした本実施形態に係る駆動の波形図である。スイッチング素子5a、5bを制御する二つの切替信号CONTa、CONTbの制御波形と、スイッチング素子5a、5bが交互に導通することによって発光素子EL11、EL21に流れるPWMの駆動パルスと、駆動電流波形とを表している。発光素子EL11、EL21は、共通の電流源4により駆動されている。また、切替信号CONTaがHレベルのときにスイッチング素子5aが導通してインダクタ8aを介して発光素子EL11が駆動され、切替信号CONTbがHレベルのときにスイッチング素子5bが導通してインダクタ8bを介して発光素子EL21が駆動されている。
図2の横軸は時間軸であって、所定の時間幅Tsの変化点毎に切替信号CONTa、CONTbが周期的に切替わるようになっている。また、電子装置1に入力される階調情報DATAに基づいて、各発光素子の点灯制御がPWMによりパルス幅で制御されるようになっている。図2においては、EL11がPWM11、EL21がPWM21の異なる各パルス幅の駆動パルスである。これらのPWM11、PWM21がHレベルの間、スイッチング素子5a、5bは、Ts時間ごと交互に切り替えを行っている。
駆動電流の様子を、EL11を例にとって説明する。駆動電流は、図2の波形に示したように、前半のα部と後半のβ部に分かれている。α部は、切替信号CONTaによってスイッチング素子5aが導通し、インダクタ8aを介して発光素子EL11が駆動されている状態を示し、β部は、スイッチング素子5aが非導通となった後にインダクタ8aと発光素子EL11とダイオード7aが閉ループを形成して発光素子EL11の駆動を継続している状態を示している。切り替えタイミングTsは、α部のエネルギー蓄積素子の立ち上がり時間と、β部の保持時間との時定数によって選択する。時定数が小さい場合は、図2よりも小さなTsとし、その場合は単位時間当たりのスイッチング回数が増加する。なお、切替信号CONTaと切替信号CONTbは開始時間がTsだけ異なるので、PWM21は、PWM11よりTd時間遅れたパルス幅となっている。このTdは、Tsと等しい。
図3は、電流源4の詳細回路図である。
電流源4は、PチャンネルのMOSトランジスタQ1、Q3、Q5、Q6と、NチャンネルのMOSトランジスタQ2、Q4と、バイポーラトランジスタQ7、Q8と、抵抗R1、R2A、R2Bと、スイッチSW1、SW2とにより構成され、発光素子の基準電流Irefが電流出力端子より出力される。MOSトランジスタQ1〜Q4と、バイポーラトランジスタQ7、Q8と、抵抗R1、R2A、R2Bとが、Q3とQ4のドレインを流れる高精度のベース基準電流を生成し、スイッチSW1、SW2の選択によって、ベース基準電流から基準電流Irefを生成するようになっている。
次に、ベース基準電流の生成について説明する。MOSトランジスタQ2とQ4、MOSトランジスタQ1とQ3が夫々2系列のカレントミラー回路を形成し、更に、この2系列のカレントミラー回路が閉ループを形成してベース基準電流の安定化が図られている。この場合、ダイオード接続であるQ7とQ8のトランジスタサイズなどを変えてQ7とQ8の電流電圧特性が異なるようにし、Q7とQ8のエミッタ電流は等しいが、エミッタ電流の温度特性の係数が、正と負に異なるよう設定している。そして、R1を流れる電流が正の温度係数、R2Bを流れる電流が負の係数であって、R1を流れる電流とR2Bを流れる電流の和がQ4のドレイン電流であることにより、R1とR2Bの抵抗値の比率を選択することによりベース基準電流の温度特性を打ち消すことができる。
次に、基準電流Irefの生成について説明する。基準電流Irefは、上記のベース基準電流を基にして生成される。ベース基準電流をコピーした電流がQ5、Q6に流れるので、Q5、Q6のチャネル幅とチャネル長の寸法比率であるW/L比を、Q3のW/L比に対して夫々変えることによってQ5、Q6の出力電流とベース基準電流との比を設定することができる。従って、アナログスイッチで構成したスイッチSW1、SW2の選択により、基準電流Irefを4段階に切り替えることができる。この機能を用いて、所定の数の発光素子単位、ラインヘッド単位、或いは電子装置単位でラインヘッドの光量差や、電子装置毎のバラツキを補正することができる。
このようにして、本実施形態では、スイッチング素子とエネルギー蓄積素子を構成する一対の素子と、他方の一対の素子とを時分割で切り替え、1つの電流源で2つの発光素子を制御するようになっている。また、インダクタによるエネルギー蓄積素子に電気エネルギーを蓄積し、2つの発光素子を時分割で切り替えても両方の発光素子を途切れることなく駆動するようになっている。
これにより、電子装置が必要な電流源の数を半分に減らすことができる。また、このような時分割の駆動を行っても発光素子の単位時間当たり発光量の低下はわずかである。
なお、本実施形態では、時分割による駆動の多重化を2として、電流源の数を1/2に半減したが、2より大きな多重化を行うこともできる。これによって、更に、電子装置に内蔵する電流源の数を減少することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明に係る第2の実施形態を示す図であって、上記第1の実施形態と異なるのは、エネルギー蓄積素子の構成にある。以下、上記第1の実施形態と異なる部分について説明し、上記第1の実施形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の実施形態に係る発光装置100のブロック図で、発光素子としてEL素子で構成されたラインヘッド2、及びこれを駆動するIC化された電子装置31により構成されている。図4の発光装置100が図1の発光装置1と異なる点は、エネルギー蓄積素子の構成にあり、図4では、インダクタ20a、20bを電子装置31の内部でなく、電子装置31の出力端子とラインヘッド2との間に構成したことである。インダクタ20a、20bは、電子装置31とラインヘッド2との間の配線パターンを用いて構成できるので、電子装置31は、インダクタが不要になってチップサイズが軽減される。
このようにして、本実施形態では、スイッチング素子とエネルギー蓄積素子を構成する一対の素子と、他方の一対の素子とを時分割で切り替え、1つの電流源で2つの発光素子を制御するようになっている。また、インダクタによるエネルギー蓄積素子に電気エネルギーを蓄積し、2つの発光素子を時分割で切り替えても両方の発光素子を途切れることなく駆動するようになっている。
これにより、電子装置が必要な電流源の数を半分に減らすことができる。また、このような時分割の駆動を行っても発光素子の単位時間当たり発光量の低下はわずかである。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図5は、本発明に係る第3の実施形態を示す図であって、上記第1の実施形態と異なるのは、エネルギー蓄積素子の構成にある。以下、上記第1の実施形態と異なる部分について説明し、上記第1の実施形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態に係る発光装置200のブロック図で、発光素子としてEL素子で構成されたラインヘッド2、及びこれを駆動するIC化された電子装置201により構成されている。図5の発光装置200が図1の発光装置1と異なる点は、エネルギー蓄積素子の構成にあり、図5では、エネルギー蓄積素子をインダクタとダイオードでの構成でなく、キャパシタにより構成したことである。キャパシタとして、電子装置201内に誘電体を挟んだ電極構成によって複数のコンデンサ21a、21bが形成されている。
図5において、スイッチング素子5a、5bの一対が選択導通部を構成し、この一対のスイッチング素子5a、5bは一端で接続され、1つの入力点として電流源4からの基準電流が入力される。また、コンデンサ21a、21bが夫々エネルギー蓄積素子を構成している。そして、スイッチング素子5aを介して発光素子EL11の駆動とコンデンサ21aの充電が行われ、スイッチング素子5bを介して発光素子EL21の駆動とコンデンサ21bの充電が行われるようになっている。
次に、スイッチング素子5a、5bが導通から非導通に変化した場合は、コンデンサ21a、21bに蓄積された電気エネルギーが、発光素子に電流を流し続け、発光素子の駆動を継続させることができる。例えば、スイッチング素子5aが非導通になった場合は、コンデンサ21aの放電電流がEL11の駆動を継続させる。
このように、コンデンサに電気エネルギーを蓄積し、スイッチング素子の非導通時においても発光素子の駆動を継続することができるので、2つの発光素子を1つの電流源で制御し、発光を途切れさすことなく駆動を行うことができる。そして、パルス幅変調方式(PWM)を用い、階調情報DATAの値に基づいて、発光開始から終了までのパルス幅を発光素子毎に変化させることにより階調をもった発光を行うことができる。2つの発光素子は、PWMによる発光期間の間、高速スイッチングにより短時間で選択と非選択を交互に切り替えられているが、2つの発光素子共に非選択期間も発光の駆動が継続される。
このようにして、本実施形態では、スイッチング素子とエネルギー蓄積素子を構成する一対の素子と、他方の一対の素子とを時分割で切り替え、1つの電流源で2つの発光素子を制御するようになっている。また、キャパシタによるエネルギー蓄積素子に電気エネルギーを蓄積し、2つの発光素子を時分割で切り替えても両方の発光素子を途切れることなく駆動するようになっている。
これにより、電子装置が必要な電流源の数を半分に減らすことができる。また、このような時分割の駆動を行っても発光素子の単位時間当たり発光量の低下はわずかである。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明に係る第4の実施形態を示す図であって、上記第1の実施形態と異なるのは、階調表示を行う駆動方法の構成にある。以下、上記第1の実施形態と異なる部分について説明し、上記第1の実施形態と重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の実施形態に係る発光装置300のブロック図で、発光素子としてEL素子で構成されたラインヘッド2、及びこれを駆動するIC化された電子装置301により構成されている。図6の発光装置300が図1の発光装置1と異なる点は、階調表示を行うための駆動をPWMの方式でなく、パルス幅一定で駆動電流を切り替える振幅変調(PAM)の方式としたことである。
電子装置301は、シフトレジスタ(図示せず)に格納された階調情報DATAをラッチするラッチ回路11、アンドゲート6a、6b、切替回路110、複数の基準電流を出力する電流源120、アナログスイッチで構成されたセレクタ121a、121b、スイッチング素子5a、5b、ダイオード7a、7b、インダクタ8a、8bを備えている。本実施形態では、図1で多数必要であったカウンタが不要となるので、電子装置301におけるデジタル回路の規模を低減することができる。
ラッチ回路11にラッチされたgビットの階調情報DATAは、一方に電流源の複数の基準電流が並列に入力されているセレクタ121aまたは121bの他方に入力される。セレクタ121a、121bは、階調情報DATAに対応する基準電流を選択し、スイッチング素子5a、5bに出力する。また、セレクタ121a、121bは、切替回路110の切替信号CONTa、CONTbによっても制御され、セレクタ121aの場合、切替信号CONTaがHレベルのときのみ出力が可能で、切替信号CONTaがLレベルのときにはハイ・インピーダンスとなる。
従って、アンドゲート6a、6bは、gビットの階調情報DATAに基づく基準電流値の電流を、夫々のスイッチング素子5a、5bの入力端子に出力する。
切替回路110は、切替信号CONTa及びCONTbを発生して、アンドゲート6aと6bとの切り替えを行う回路である。切替回路110は、更に所定のパルス幅の切替信号CONTcを備え、切替信号CONTcはアンドゲート6aと6bとの両方に入力されている。切替信号CONTaがHレベルの場合には、アンドゲート6aが選択されてスイッチング素子5aを制御するようになっている。また、切替信号CONTbがHレベルの場合には、アンドゲート6bが選択されてスイッチング素子5bを制御するようになっている。
電流源120は、発光素子の階調駆動電流を行う駆動電流を設定し、設定した電流を供給するための複数の基準電流の駆動源である。電流源120は、高精度の電流精度を必要とし、電源電圧や環境温度変化、及び他の回路の動作変動影響に対して安定であることが要求されるので複雑な回路構成となる。従って、高精度であることでの製造上の歩留りと、アナログ素子による複雑な回路構成であることでのチップ面積の大きさから電子装置上のコストウエイトが高い。従来の電子装置では、発光素子の数に対応したm×n個の多数の電流源が必要であるが、本実施形態の構成では、(m×n/2)個の電流源となっている。
スイッチング素子5a、5bは、例えば、PチャンネルとNチャンネルのMOSトランジスタを並列に接続したアナログスイッチによって構成され、導通時にはスイッチング素子5a、5bに接続されたインダクタ8a、8bに夫々階調情報DATAに基づく電流を流してエネルギーを蓄積し、同時にインダクタ8a、8bを介して接続された発光素子を駆動するようになっている。
次に、スイッチング素子5a、5bが導通から非導通に変化した場合は、インダクタ8a、8bに蓄積された電気エネルギーが、発光素子とダイオード7a、7bとの間で閉ループを形成して夫々階調情報DATAに基づく電流を流し続け、発光素子の駆動を継続させることができる。例えば、スイッチング素子5aが非導通になった場合は、インダクタ8aと発光素子EL11とダイオード7aが閉ループを形成し、発光素子EL11の駆動を継続させる。
このように、インダクタに電気エネルギーを蓄積し、スイッチング素子の非導通時においても発光素子の駆動を継続することができるので、2つの発光素子を1つの電流源で制御し、発光を途切れさすことなく駆動を行うことができる。そして、振幅変調方式(PAM)を用い、階調情報DATAの値に基づいて、発光量を発光素子毎に変化させることにより階調をもった発光を行うことができる。2つの発光素子は、切替信号CONTcよる所定時間の間、高速スイッチングにより短時間で選択と非選択を交互に切り替えられているが、2つの発光素子共に上記非選択期間中も発光の駆動が継続される。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図7は、発光素子EL11、EL21を例にした本実施形態に係る駆動の波形図である。スイッチング素子5a、5bを制御する切替信号CONTa、CONTb、CONTcの制御波形と、階調情報DATAに基づくPAMの電流と、スイッチング素子5a、5bが交互に導通することによって発光素子EL11、EL21流れる駆動電流波形とを表わしている。発光素子のEL11、EL21は、共通の電流源120により駆動されている。また、切替信号CONTaがHレベルのときにスイッチング素子5aが導通してインダクタ8aを介して発光素子EL11が駆動され、切替信号CONTbがHレベルのときにスイッチング素子5bが導通して発光素子EL21が駆動されるようになっている。
図7の横軸は時間軸であって、所定の時間幅Tsの変化点毎に切替信号CONTa、CONTbが周期的に切替わるようになっている。また、電子装置301に入力される階調情報DATAに基づいて、切替信号CONTcがHレベルの間、各発光素子の点灯制御がPAMにより振幅で制御されるようになっている。図7においては、EL11とEL21とは異なる電流振幅で点灯している。これらの駆動が行われている切替信号CONTcがHレベルの間は、スイッチング素子5a、5bは、Ts時間ごとの切り替えタイミングで交互に切り替えを行っている。なお、EL11とEL21とは、Tsと等しいTd時間の差をもっており、切替信号CONTcは、EL11とEL21の発生時間の論理和を取るタイミングとなっている。
駆動電流の様子を、EL11を例にとって説明する。駆動電流は、図7の波形に示したように、前半のα部と後半のβ部に分かれている。α部は、切替信号CONTaによってスイッチング素子5aが導通し、インダクタ8aを介して発光素子EL11が駆動されている状態を示し、β部は、スイッチング素子5aが非導通となった後にインダクタ8aと発光素子EL11とダイオード7aが閉ループを形成して発光素子EL11の駆動を継続している状態を示している。切り替えタイミングTsは、α部のエネルギー蓄積素子の立ち上がり時間と、β部の保持時間との時定数によって選択する。時定数が小さい場合は、図7よりも小さなTsとし、その場合は単位時間当たりのスイッチング回数が増加する。
このようにして、本実施形態では、スイッチング素子とエネルギー蓄積素子を構成する一対の素子と、他方の一対の素子とを時分割で切り替え、1つの電流源で2つの発光素子を制御するようになっている。また、インダクタによるエネルギー蓄積素子に電気エネルギーを蓄積し、2つの発光素子を時分割で切り替えても両方の発光素子を途切れることなく駆動するようになっている。
これにより、電子装置が必要な電流源の数を半分に減らすことができる。また、このような時分割の駆動を行っても発光素子の単位時間当たり発光量の低下はわずかである。
なお、本実施形態に対し、エネルギー蓄積素子の構成方法は図6の構成に限定されず、先に説明した実施形態2、または3と同様なエネルギー蓄積素子の構成でもよい。
(応用例)
本発明の発光装置を用いた、タンデム方式の画像形成装置について説明する。
図8は、タンデム方式の画像形成装置の概略構成図である。図8に示す画像形成装置80は、先の実施形態1〜4の発光装置と同じ構成のラインヘッドモジュール101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム(担持体)41K、41C、41M、41Yの露光装置としてそれぞれ配置したもので、タンデム方式として構成されたものである。
この画像形成装置80は、駆動ローラ91と従動ローラ92とテンションローラ93とを備え、これら各ローラに中間転写ベルト90を、図8中矢印方向(反時計方向)に循環駆動するよう張架したものである。この中間転写ベルト90に対して、感光体ドラム41K、41C、41M、41Yが所定間隔で配置されている。これら感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、その外周面が像担持体としての感光層となっている。
ここで、前記感光ドラムの符号中のK、C、M、Yは、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示している。なお、これら符号(K、C、M、Y)の意味は、他の部材についても同様である。感光体ドラム41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト90の駆動と同期して、図8中矢印方向(時計方向)に回転駆動するようになっている。
各感光体ドラム41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体ドラム41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)によって一様に帯電させられた外周面を感光体ドラム41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明のラインヘッドモジュール101(K、C、M、Y)とが設けられている。
また、このラインヘッドモジュール101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)が設けられている。そして、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト90に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体ドラム41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とが設けられている。
ここで、各ラインヘッドモジュール101(K、C、M、Y)は、有機EL素子の配列方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置されている。そして、各ラインヘッドモジュール101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の光量ピーク波長とが略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制する。そして、現像ローラを感光体ドラム41(K、C、M、Y)に接触させあるいは押圧せしめることにより、感光体ドラム41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させ、トナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスによって中間転写ベルト90上に順次一次転写される。そして、中間転写ベルト90上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写手段としての二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、さらに定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、その後、排紙ローラ対62によって装置上部に形成された排紙トレイ68上に排出される。
なお、図8中の符号は、多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット63、給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ64、二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対65である。また、中間転写ベルト90との間で二次転写部を形成する二次転写ローラ66、二次転写後に中間転写ベルト90の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレード67である。
なお、本発明のラインヘッドモジュールを備えた画像形成装置は上記に限定されることなく、種々の変形が可能であり、例えば、4サイクル方式の画像形成装置やモノクロの画像形成装置としてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る発光装置のブロック図。 発光素子の駆動の波形図。 電流源の詳細回路図。 本発明の第2の実施形態に係る発光装置のブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る発光装置のブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る発光装置のブロック図。 発光素子の駆動の波形図。 発光装置を適用した画像形成装置の概略構成図。
符号の説明
1,31,201,301…電子装置、2…ラインヘッド、EL11〜ELmn…発光素子としての有機EL素子、3,100,200、300、101K,101C,101M,101Y…発光装置、4,120…電流源、5a,5b…選択導通部としての一対のスイッチング素子、9a,9b…コンパレータ、10,110…選択制御部を含む切替回路、11…ラッチ回路、12…カウンタ、13…シフトレジスタ、8a,8b,20a,20b…エネルギー蓄積素子としてのインダクタ、21a,21b…エネルギー蓄積素子としてのコンデンサ、121a,121b…セレクタ、80…画像形成装置。

Claims (11)

  1. 複数の発光素子を配列したラインヘッドを駆動する電子装置であって、
    複数のスイッチング素子を一対とし、一対のスイッチング素子の一方の端子を共通に接続して入力点とし、他方の各端子を出力点とする選択導通部と、
    前記選択導通部の出力点に接続したエネルギー蓄積素子と、
    前記発光素子の駆動電流を生成する複数の電流源と、
    前記一対のスイッチング素子を構成する夫々のスイッチング素子を時分割で切り替えて選択導通させる選択制御部と、を備え、
    前記選択導通部の入力点に一つの前記電流源を接続し、前記エネルギー蓄積素子を介して前記発光素子を接続し、前記選択制御部により前記選択導通部を切り替え、一つの電流源により複数の前記発光素子を駆動することを特徴とする電子装置。
  2. 前記スイッチング素子の導通時は、そのスイッチング素子に接続されている前記エネルギー蓄積素子に前記発光素子を駆動するためのエネルギーを蓄積し、
    前記スイッチング素子の非導通時は、そのスイッチング素子に接続されている前記エネルギー蓄積素子に蓄積されたエネルギーにより前記発光素子を駆動することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 外部より入力される階調情報に基づいて、パルス幅変調方式で前記発光素子の駆動時間を制御し、前記発光素子の発光量を階調制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 外部より入力される階調情報に基づいて、前記電流源の出力電流値を選択して前記選択導通部に出力する一対のセレクタを備え、
    前記選択制御部による前記選択導通部の切り替えに同期して前記一対のセレクタの切り替えを行い、前記発光素子の発光量を階調制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
  5. 前記エネルギー蓄積素子をインダクタとダイオードにより構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記インダクタを電子装置の出力端子と前記ラインヘッドとの間に構成したことを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記エネルギー蓄積素子をキャパシタにより構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
  8. 前記スイッチング素子は、トランジスタ等の3端子のスイッチング素子である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子装置。
  9. 同一基板上に形成された有機EL素子によるラインヘッドと、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子装置と、を具備することを特徴とする発
    光装置。
  10. 感光体と、
    前記感光体を一様に帯電させる帯電部と、
    請求項9に記載の発光装置を備え、前記感光体を露光することにより形成対象画像の静電潜像を前記感光体上に形成する露光部と、
    前記感光体上の静電潜像をトナー像として現像する現像部と、
    前記感光体上のトナー像を転写材に転写させる転写部と、
    前記転写材上のトナー像を定着させる定着部と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  11. 複数の発光素子を駆動する駆動方法であって、
    前記発光素子を駆動する電流源と、前記発光素子及び前記エネルギー蓄積素子とを選択的に導通させ、この発光素子の駆動とエネルギー蓄積素子へのエネルギー蓄積を行う導通ステップと、
    前記電流源と、前記発光素子及び前記エネルギー蓄積素子とを非導通させ、前記エネルギー蓄積素子が前記発光素子の駆動を行う非導通ステップと、を有することを特徴とする発光素子の駆動方法。
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JP2016016597A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 コニカミノルタ株式会社 光書込み装置及び画像形成装置

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